異能力者が当たり前になった世界
異能力者による抗争やら喧嘩やら戦争やら暴動やら犯罪やら
そんなものは一切増えて無い
結局漫画のように異能力者関係の世界規模の危険や騒動は無く喧嘩も犯罪も殺人も戦争も
全く絶対数は変わっていなかった
現実はそんなものだ
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女「おっとこー!おっはよー!」
女「[ピーーー]ー!!」
チュドーン
男「ひぃっ!」
朝っぱらから家が吹っ飛ぶ、二階が跡形もなく消え去り命の日が朝から消えた
女「おっとこー!おっはよー!」
女「死ねー!!」
チュドーン
男「ひぃっ!」
朝っぱらから家が吹っ飛ぶ、二階が跡形もなく消え去り命の灯が朝から消えた
男「殺す気か!」
女「うん、事実殺したし」
男「このキチガイが…」
人間も部屋も一瞬で再生する
女「いやあ、溜め込んでいると暴発しちゃいそうだからさあ。朝から一発抜いておきたいじゃない?」
女、幼馴染の隣住まいながら「破壊という目的のためならどんな現象をも起こす」という能力をもっている
しかし時々誰か殺したり壊したりしないとフラストレーションが溜まるとか言って俺をよく殺す
男「俺とこの部屋何度吹っ飛べばいいんだ…」
一方俺は一瞬で制限無く再生する能力、細胞ごと一方も無く消え去ろうが再生することまではできたがどこまで可能かはよくわからない
女「まあまあ、代わりにボクが朝ごはん作ってあげるからさ」
男「それでチャラになるとでも思っているのかお前」
弟「えっ、何今の音」
弟「えっ、何今の音」
弟が部屋に入ってきた
何故生きているかは不明だが毎度何故か崩れた家の中で傷ひとつ無く生きている
男「いつものだ」
女「いつものだね」
弟「なんだいつものか」
それだけ聞くと出て行く弟
ああ、これも日常になっちまっているんだなあ…ちくしょうが
女「~♪」
鼻歌を口ずさみながら料理する女、俺を殺した後のあいつは機嫌がいい
男「なあ弟、お前何の能力なの?」
弟「僕無能力だし」
男「嘘つけ毎日この異常状況にて常時平常負傷無しでいられるやつが無能力なわけ無いだろ」
弟「いつものことだし」
男「だから不思議なんだが」
弟「昨日は偶然外の空気が吸いたくて外に出ていただけ」
弟「一昨日は倒れた棚が偶然頭の上で瓦礫をガードしてくれた」
弟「その前は偶然僕の真上は崩れてこなかった」
弟「目立った能力なんて無いよ?あっても兄ちゃんには秘密」
男「何だよそれ」
弟「ん…」ムズムズ
女「あっ、やば、二人とも気をつけて!」
男「え?」
弟「へっくちっ」クシュ
男「うあっ、ぎゃっ!」
女の手から吹っ飛んだ包丁が男の顔面に突き刺さる
くしゃみした時に体制を崩してなかったら弟に突き刺さっただろう
男「避けんなよ!怪我は治せても痛いことには痛いんだぞ」
弟「知らないよ、わざと避けたんじゃないもん」
女「ごめんごめん、すっぱ抜けちゃった」
男「朝っぱらから一時間と経たずに二回死んだ…」
女「新記録だね」
男「まだまだ更新されそうだな…」
今日はここまで
基本的に土日更新です
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