ドラえもんのび太の無人島冒険記 (26)

のび太「ドラえも~~ん。暇&連休だからどこかへ連れて行ってよ~~~」

ドラえもん「えー、そんな事言われても」

のび太「お願いだよドラえもん。インドア派の僕がこんな事おねがいするの珍しいでしょう」

ドラえもん「それもそうか」

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のび太「静香ちゃんも誘って行こう。ジャイアンたちには気付かれないように」

ドラえもん「分かったよ」


のび太「静香ちゃん、無人島に行こうよ。BBQとかやって楽しく一泊二日なんだけど」

静香「まあ、面白そうね」

ジャイアン「おいのび太、面白そうだな」

スネ夫「俺たちも連れて行けよ」

のび太「きたわー、やっぱこうなるか」

ドラえもん「西の島だよ。人もいないし楽しいはずだよ」

出来杉「面白そうだね。僕も入れてよ」

ジャイアン「帰れ」

スネ夫「消えろ」

のび太「タヒね」

静香「もう三人とも!」

ドラえもん「人数が多いと面白いよ。行こう行こう」

のび太「珍しい虫がいっぱいだね」

静香「キャー気持ち悪い」

ジャイアン「おおー、海じゃねえか。泳ごうぜ」

スネ夫「水着なんて持ってきてないよ」

ドラえもん「着せ替えカメラ~」

ドラえもん「これでいいよ」

のび太「それじゃあ泳ごう」

ジャイアン「やったなそれっ」ジャバジャバ

スネ夫「うわー。こっちもいくよ」ばしゃばしゃ

静香「出来杉さん、この魚はなんていうの?」

出来杉「イッテンコユチョウウオだね。潮通しの良いサンゴ礁域に棲むチョウウオの一種だよ」

静香「へー、出来杉さんって頭いいのね」

ドラえもん「凄いよ出木杉君」

出来杉「ははは。いやぁ~そんなことは・・・」


のび太「泳げない僕はどうせこうなることが分かっていた」

それから、数時間は遊んだ

ジャイアン「面白かったぜ」

スネ夫「この間行ったハワイにも負けてないよここは」

出来杉「スケッチブックでも持ってくればよかったかな」

静香「出来杉さんはロマンチックね」

ドラえもん「じゃあ次は虫鑑賞でもしようよ」

のび太「ちっとも面白くない件」

出来杉「へぇ、色々珍しい虫がいるなぁ。実物なんてはじめて見たよ」

ジャイアン「おっもしれえじゃん」

静香「気持ち悪い」

のび太「まあこういうのは別に嫌いじゃないね」

ドラえもん「自然と触れ合うのは日常生活では得られないものがあるよね」

スネ夫「あき・・・、ごめん、飽きた」

ジャイアン「俺も」

静香「ごめんなさいね、私も」

出来杉「興味は尽きない」

のび太「多数決で飽きたで一致」

ドラえもん「ええ、そんな~」

最悪だし。タイトル間違えたし。
読者の皆さん、建て直ししてもOK?

返事が無いって事は立て直すなって事か。

よし、それじゃ再開

ジャイアン「自然がおおいっつても似たような景色ばっかだしな」

スネ夫「そうそう」

静香「それもそうね」

出来杉「ここは十分魅力的だな」

のび太「少しだけでもどこかを変化させる事は出来ないの?」

ドラえもん「あるにはあるけど・・・。うーん」

のび太「あ、何かあるのか。いいじゃん出してよ」

ジャイアン「早く出せよ!」

ドラえもん「それじゃあ・・・」

ドラえもん「進化退化ビーム」

のび太「あ分かった。生き物の進化を操れる道具だったね」

ドラえもん「そうだよ」

出来杉「へえ、それは興味深いね」

ドラえもん「ちょっと試してみるから見ててね」

ドラえもん「ダイヤルをいじって進化か退化かそれとその度合いを選ぶんだ。かなり進化させよう」

ドラえもん「お、こんな所に丁度いい虫がいた」

ドラえもん「ゴキブリをかなり進化させよう!」

ピカーン!

ゴキブリ「・・・」

ジャイアン「何だ一体。いきなりソフトマッチョな人型になったぞ」

静香「虫よりはましかも」

ゴキブリ「じょうじ!」

ジャイアン「うわっ、危ないっ!」

ドラえもん「うわっ!」

ドラえもん「僕がロボットでよかった。それよりもこいつはいきなり僕たちを」

ドラえもん「しまった、進化退化ビームを点けたままだった」

ジャイアン「ゴキブリが数十匹に増えたぞ!」

ドラえもん「戦う道具は・・・。あった」

ドラえもん「ムシムシヒーローベルト~」

ドラえもん「生き物の能力を借りれる道具だよ」

ドラえもん「これでゴキブリに対抗しよう!」

ジャイアン「俺にまかせろ、お、このカブトムシがいいんじゃないか?」

出来杉「それはゾウカブトだね。カブトムシの中で大きい部類に入るんだ」

ジャイアン「じゃあこれでいい」

ジャイアン「うおおおお!力がみなぎってきたぜ!」

ゴキブリ「じょうじじょうじ!」

ジャイアン「うおらあああああ!」ドゴオオオオオオン

スネ夫「おっと、いいの見つけた」

出来杉「それはテッポウエビだね。鋏を打ち合わせる事で衝撃波を生み出すんだ」

スネ夫「かっこいいね」

スネ夫「そらあああああ!」バンッバンッ

ゴキブリ「じょうじじょうじ!」

静香「私は・・・、あの子かわいいわ」

出来杉「白梟だね。木に擬態したり出来るよ」

静香「分かったわ」

ドラえもん「擬態するなら服脱がなきゃ駄目だよ」

静香「じゃあやめるわ」

のび太「これがいいや。カブトムシみたいだね」

出来杉「オオエンマハンミョウだね。硬い甲殻と俊敏があるんだ」

のび太「これにしよう」

ゴキブリ「じょうじ!」

ドラえもん「僕はこれを使わなくてもいけるんだ」

グチャグチャ

ゴキブリ「じょうじ」ボコッ

ドラえもん「科学の結晶だよ。効かない効かない」ドゴオオン

ゴキブリ「じょうじじょうじょうじょじょうじ!」

のび太「おりゃああ!」ズバッ


のび太「ふう、危なかった。これで全員倒したかな」

ドラえもん「ゴキブリがこんなに凶暴になるとは思わなかったよ」

出来杉「その道具、危険だね」

静香「そうね。こんな生物を生み出してしまうなんて怖いわ」

ジャイアン「確かに怖いよな」

スネ夫「それでどうするの?」

ドラえもん「うーん、それじゃあどこかうーんと遠いところに隠そう」

のび太「うん、それがいいよ!」

この後、ドラえもんは進化退化ビームを火星に置いて来た。

進化退化ビームのスイッチがまだつけられているとは気付かずにそのままにしていたことには気付かなかった。

電池が切れるまでビームを発射し続けたのであった。



テラフォーマーズに続く...

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