比企谷八幡は戸塚彩加を選ぶ。 (165)
俺ガイルssです
※ホモssじゃないですよ
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雪乃「比企谷くん!
私はあなたと付き合うつもりはないけど、
貴方がどうしてもと言うのなら了承してもいいのだけど。」
結衣「ヒッキー!私と付き合おうよ!今ならお得だよ!」
八幡「…」
八幡「どいつもこいつも勝手な事ばかり言いやがって…」
八幡「特に由比ヶ浜のお得って何だよ?スーパーのタイムセールか?」
八幡「だが俺には既に心に決めた人がいる!」
八幡「その人は…」
八幡「俺と付き合ってください!戸塚彩加さん!!」
戸塚「え…僕…?」
雪乃「比企谷くん!あなた何を血迷っているの!?」
結衣「何で女子二人からの告白を蹴って男の子のさいちゃんと付き合うの!?」
雪乃「それに戸塚くんだってあなたと付き合うなんて嫌なはずじゃ…」
戸塚「はい…よろしくお願いします。」
「「えぇ~~~~~~~!?」」
それから数年が過ぎた…
~マンション~
結衣「ゆきの~ん!そろそろ出勤の時間だよ!」
雪乃「私はとっくに用意を終えているわ。あとはあなただけよ。」
結衣「ブ~ッ!一緒に住んでるんだから私の面倒も見てよ!」
比企谷くんの戸塚くんへの衝撃の告白から早数年。
あれから私たちは大学、それに就職と順調に人生を歩んでいるわ。
現在私は大学時代からこの部屋で由比ヶ浜さんとルームシェアをしているの。
その理由は…
戸塚「八幡!早くしなきゃ遅刻しちゃうよ!」
八幡「悪い!もう出るから!」
結衣「あ、ヒッキーたちも今から出勤なんだ。」
戸塚「由比ヶ浜さんたちもなんだ!それじゃあ一緒に行こうよ!」
八幡「まったく…
高校、大学、おまけに就職先の部署まで同じなんて…
お前らとはどこまで腐れ縁が続くんだよ?」
そう、私たちの部屋の隣室に住むこの二人…
比企谷くんと戸塚くんのカップルが全ての原因なのよ。
結局私たちはあの衝撃の告白の後も比企谷くんを諦める事が出来ずにいた。
そこで彼らを見張るためにこうして今でも一緒にいるの。
~会社~
陽乃「ハ~イ!午前中にお仕事はここまで!みんなお疲れさま~♪」
八幡「あ~、ようやく仕事もひと段落か!課長は俺たちをこき使いすぎなんだよ…」
戸塚「雪ノ下課長は若手だけどバリバリ仕事するから部下の僕たちは大変だよね。」
雪乃「姉さんもプレッシャーがあると思うわ。
社長の娘だから親の七光りだと言われたくないから必死なのよ。」
結衣「ここゆきのんのパパの会社だからね。」
ここは私の父が経営する会社。
その新設部署で私と由比ヶ浜さん、それに比企谷くん、戸塚くん、
ついでにこの部署の課長である私の姉さんのたった5人で仕事をしている。
ちなみに比企谷くんと戸塚くんにうちの会社を勧めたのはこの私自身。
何故なら社会人になれば監視の目が行き届かなくなる。
だから私は自らのコネを全て活用して彼らをうちの会社へ就職させた。
結衣「ゆきのんには感謝してるよ!おかげで就活も楽に終えられたもんね!」
雪乃「本当なら戸塚くんは落とそうと思ったけど、
そうなると比企谷くんはうちに就職する気はないだろうし…」
八幡「昼飯に行こうぜ。」
戸塚「八幡、僕美味しいお店知ってるんだよ!」
結衣「あ、ゆきのん!二人がランチに外へ出かけちゃうよ!」
雪乃「目を離したらすぐにこれだわ…急いで追いかけるわよ!」
陽乃「二人ともちょっと待って~!
雪乃ちゃん、それに由比ヶ浜ちゃん、
この部署の女の子同士でたまには一緒に食べましょう~♪」
雪乃「丁重にお断りします、お昼まで課長と顔を合わせる気はありませんので。」
結衣「ゆきのんのデスクは課長と真向かいだからね…」
雪乃「それよりも早く二人を追いかけるわよ!
姉さんに構っていたら見失ってしまったじゃないの!?」
陽乃「も~!お昼なんだから気兼ねなくお姉ちゃんって言ってもいいのに!
ていうかみんな気兼ねなくお姉ちゃん課長って呼んでよ~!
私だけ敬語扱いされてお姉ちゃんは寂しいんだよ~!」
~食堂~
八幡「ここのランチすげー美味いよな。」
戸塚「うん!特にこのパスタなんて絶品だね!」
八幡「あ、口にケチャップが付いてるぞ。よっと!」
結衣「あ、大変だよ!ヒッキーがさいちゃんのお口についたケチャップを舐めてるよ!?」
雪乃「あの二人…周りの目も気にせずイチャイチャと…
いくら食事中だからといって社会人としての規律を守るべきなのだけど!」
陽乃「お姉ちゃんは雪乃ちゃんたちの方が心配だよ。
何であなたたちはあの二人を監視しながらコソコソとランチ取っているの?」
雪乃「当然決まっているでしょ!
私たちはあの二人の愛を未だに認めていないのよ!!」
結衣「そうですよ!同性愛なんて非生産的なんだから!」
陽乃「その同性愛者に負けたんだから二人とも滑稽だよね。」
雪乃「黙りなさい姉さん!大体何であなたまで付いてくるの!さっき断ったはずでしょ!」
陽乃「だってだって!二人があまりにもお馬鹿で滑稽なんだもん~!
未だに未練がましく比企谷くんを追い続けてるなんて面白いじゃない~♪」
結衣「うぅ…でもしょうがないじゃないですか!
女の子ならまだ諦めがつくかもしれないけど…さいちゃんは男の子ですよ!?」
陽乃「戸塚くんは男の子だから諦めがつかないか…
それじゃあ聞くけど、あなたたち二人って戸塚くんより優れた部分があるの~?」
雪乃「勿論よ!私は自慢ではないけど頭脳明晰で容姿端麗、それに実家はお金持ちよ!」
結衣「私だって!可愛いし!」
陽乃「」
陽乃「ハァ…」
陽乃「雪乃ちゃん、恋愛に頭の良さって男の人はぶっちゃけどうでもいいと思ってるよ。」
雪乃「え…?」
陽乃「それに実家はお金持ちだと言うけど、
今の雪乃ちゃんは学生時代とは違って実家からの援助がないヒラ社員だから。
会社でも私生活でも何の権限もない事を忘れないでね。」
雪乃「くっ…そうだったわ…
就職すると同時に親からいい加減自活しなさいと援助を打ち切られたのよ…」
結衣「同棲直後のゆきのんは金銭感覚が狂っていて大変だったよね。」
陽乃「次に由比ヶ浜ちゃん、あなたは可愛さならあると言うけど…
戸塚くんってうちの会社じゃ彼女にしたい社員No.1だからね。あの子の方が可愛いから。」
結衣「えっ!マジで!?
ていうか彼女にしたい社員No.1って何!?私たちは何位だったの!?」
陽乃「由比ヶ浜ちゃんは5位、雪乃ちゃんはランク外だったわ。」
結衣「5位とか微妙…」
雪乃「他の男に好かれる気はないけど何故この私がランク外…」
陽乃「というわけなので二人とも何ひとつ戸塚くんに勝てていませんでした~!
これに懲りてさっさとくだらない未練なんかゴミ箱にポイっと捨てちゃいましょう!!」
雪乃「ふざけないで姉さん!」
結衣「そうですよ!そう簡単に諦める事ができたら苦労しませんから!!」
八幡「あん?誰か騒いでるぞ?」
戸塚「本当だね、お食事中なのに誰だろ?」
結衣「大変!見つかっちゃうよ!?」
雪乃「ここは一時撤退よ!これも全部姉さんの所為だわ!」
陽乃「え~それはとんだ濡れ衣だよぉ!」
ここまで
くどいですがホモssではありません
~スーパー~
「イラッシャイマセー!」
八幡「仕事も終わったし夕飯買って帰ろうぜ。今夜は何がいい?」
戸塚「そうだね、八幡が作る物ならなんだっていいよ!」
八幡「コラ、なんでもいいって言うのは奥さんがもっとも嫌う言葉なんだぞ。」
結衣「二人は仕事帰りにスーパーへ立ち寄っているね!
それにしても何なのあの熱々ぶり?見てるこっちが恥ずかしいよ!?
そう思わないゆきのん!あれ…ゆきのん?」
雪乃「ちょっとあなた!もう19時よ!このお惣菜に半額シールを貼る時間帯でしょう!
え…?まだ18時55分だから無理ですって?
サービス業の人間がこの程度の融通が利かなくては務まらないと思うのだけれど!」
結衣「ひぃー!ゆきのんったら惣菜コーナーの半額シールを店員さんに催促してるよ!?
昔はあんなケチ臭い子じゃなかったのにこの数年間の自活がゆきのんをドケチに変えちゃったよ!?」
八幡「おい雪ノ下、お前何やってんだよ?」
戸塚「店員さんが困ってるよ。」
雪乃「あら二人ともいいところへ来たわね。
あなたたちからも言ってちょうだい。この店員融通が利かなくて困っているのよ!」
結衣「しかも監視してるヒッキーたちにまで注意されてるし!
お願いゆきのん!これ以上醜態を晒さないで!昔の誇り高かった自分を取り戻して!?」
京華「あ、はーちゃん!久しぶり!」
八幡「京華じゃねーか!
大きくなったな、そうか。このスーパーでアルバイトしているんだな。」
戸塚「川崎さんの妹さんだね。
昔はまだこんな小さかったのにもうアルバイトできる年齢になったんだ。」
京華「えへへ~♪」
結衣「あ、ゆきのんが注意してた店員さんはサキサキの妹さんだったんだ。
へぇ~、もう高校生に…私たちも歳取ったよね…ってまだ20代!20代だから!?」
京華「ところでこのおばさんが怖くて…」
八幡「おい雪ノ下、
京華はまだ高校生なんだし大人げない行動はやめておけ。」
戸塚「そうだよ、お惣菜の半額シールを強請るなんてみっともないよ。」
雪乃「うぅ…グスッ…」
結衣「大変!ゆきのんが泣き出しちゃったよ!
そりゃヒッキーたちも立場の弱い京華ちゃんの方にフォロー回るのはわかるけど…
ゆきのんは京華ちゃん以上に打たれ弱いんだからね!?
ていうか私らまだおばさんじゃないし!失礼な事言うなし!!」
八幡「ほら雪ノ下、お前も泣きべそかいてないで。
今夜はうちで食べていかないか?どうせお互い給料日前でカツカツだろ。」
戸塚「今夜はお鍋にしようかと思うんだ。だからおいでよ。」
雪乃「グスッ…そ…そうね。
あなたたちがどうしてもと言うのなら誘われてあげなくもないのだけど!」
結衣「何でそこでツンツンしちゃうの!
そこはもう素直に誘われなよ!せっかくヒッキーがフォローしてくれたんだよ!?」
結衣「それと私の事を忘れないで!ちゃんと誘ってよ~!」
ここまで
繰り返して言いますがホモssではありません
ゆきのんがオバサンなら平塚先生は
~マンション~
結衣「お腹いっぱい!もう満腹だよ!」
雪乃「そうね、材料を折半したから家計も助かったわけだし…
それにしてもさすがは比企谷くんね。やはり私の理解者は彼しかいないのよ。
だからなんとしても私は彼と結ばれなければならないわ!」
結衣「ご飯に呼ばれただけでそこまで期待できるゆきのんってある意味凄いね。」
雪乃「さぁ、部屋に戻ってそろそろやるべき事をしましょうか。」
結衣「またあれやるの。正直悪趣味だと思うんだけどなぁ…」
~雪乃の部屋~
『雪ノ下と由比ヶ浜め、後片付けもやらずにさっさと帰りやがって…』
『まあいつもの事だからね…』
雪乃「隣室の監視カメラは今日も順調に作動しているわ。」
結衣「ヒッキーたちのお部屋の全室にこれ取り付けてるもんね。
でも今でも思うけどよくこんなの設置できたね。管理人さんどうやって誤魔化したの?」
雪乃「『妹の小町ですけど兄が心配なので部屋の様子を見たいんです。』と説明したのよ。
そしたら簡単に合鍵を借りる事ができたわ。
ここの管理人は高齢のお爺さんだし若い娘なら警戒心も緩い。
おまけにあの人老眼だから相手の顔もよくわからないのよ。
だから苦労せずに彼らの部屋へ忍び込んで取り付ける事ができたわ。」
結衣「何それ…?このマンションの安全大丈夫なの!?
急にこのマンションに住んでいる事が不安になってきたよ!?」
『なぁ、ところで今夜は…』
『ダメだよ。明日早いんだから今日はこのまま寝よう。』
雪乃「大変よ!二人が行為におよぼうとしているわ!?」
結衣「え~!ヒッキーたら私たちが帰ったすぐ後にエッチする気なの!お盛んだよ!?」
『なら…せめてキスだけでも…』
『本当に八幡は甘えん坊さんなんだから…う…ん…チュッ…』
結衣「あわわ…濃厚なディープキスだよ!」
雪乃「どうやら今夜はキスだけで終わらせる気なのね。
学生時代は毎日のようにお互い身体を求めていたのに、
社会人になってからは明らかに頻度が減ったわね。
どうやら二人はそろそろ倦怠期かもしれないわ。」
結衣「それたぶん仕事疲れとかもあるから。
それより私ら冷静に二人を観察しているけど…
よく考えたら隣のカップルを、
監視カメラでこの数年間毎日チェックしているって十分にやばいよね…」
雪乃「そんな心配は彼と結ばれればどうでもいい事になるわ。それよりも…」
『ねぇ八幡、今日スーパーでずっと京華ちゃんを見てたよね。もしかして…』
『何だよ嫉妬か?心配しなくても俺は彩加一筋だぞ。』
『違うよ…もしかして八幡は子供が…』
『よせ、それ以上の事は言うな。今日はもう寝よう。』
結衣「あ、ヒッキーたちもう寝ちゃうみたいだね。私たちももう寝ようか?」
雪乃「そうね、今日はもうこれ以上何もなさそうだしそれに面白い事を聞けたわ。フフ…」
ここまで
やっぱりホモかもしれない…
>>40
そりゃ勿論婆でしょ
~休日~
戸塚「八幡、早く出掛けよ~!」
八幡「わかってるからもう少し待ってくれよ。」
結衣「あれ?ヒッキーたちこんな朝早くからどうしたの?」
八幡「決まってんだろ。休日なんだからデートすんだよ。」
戸塚「そうだよ、映画館行ったりご飯食べたり色々とね…♪」
八幡「それじゃあ行ってくるわ。留守番よろしくな!」
結衣「うん、行ってらっしゃい。それにしても…
あの万年ボッチで引きこもりだったヒッキーがさいちゃんのおかげで社交的になるなんて。
正直焼いちゃうよね。本当だったら私がヒッキーを変えたかったのに…」
雪乃「比企谷くんたちは出掛けたようね。
さぁ、由比ヶ浜さん。私たちも彼らの後を尾行しましょう!」
結衣「それに引き換え私たちは…
今じゃ立派にヒッキーのストーカーやってるとか正直泣きたくなっちゃうよ。
何この差は…?」
~映画館~
戸塚「八幡、そろそろプリキュアの映画が始まるよ。」
八幡「あぁ、ところで悪いな彩加。
俺が好きとはいえお前までこんな女児映画に付き合わせちまって…」
戸塚「そんな事ないよ。大好きな人と一緒に観るんだから!」
八幡「彩加…♡」
雪乃「くっ…周りの子供たちの目も気にせず抱き合わないでほしいわ。
大人とは常に子供たちの模範的な存在であるべきなのに何を考えているのかしら!」
結衣「せっかくのデートでプリキュアとか…
ヒッキー難易度高すぎだよ!私がさいちゃんの立場なら一発ビンタして出て行くよ!?」
「ねえママ、あのおばちゃんたちプリキュア観てる~!」
「シッ!見ちゃいけません!」
結衣「うぅ…世間の目が痛いよ…それにしても…」
八幡「子供がはしゃいでいるな。」
戸塚「子供は元気なのが一番だよね。」
結衣「ヒッキーとさいちゃんの余裕の態度…それに引き換え…」
雪乃「あの子供…この特典で貰ったプリンセスペンライトを突き刺してやろうかしら!」
結衣「私たちのこの余裕のなさ…本当にどこで差が付いたの…?」
~ラーメン屋~
八幡「映画も終わって腹も減ったしラーメン食おうぜ。」
戸塚「八幡はラーメン好きだよね。じゃあ僕は塩で、八幡はみそだよね。」
雪乃「映画が終わってようやくお食事。
けどラーメン屋なんて、あの男…よくも次々と品のない場所を選ぶわね。」
結衣「うん、せっかくのデートなんだしもっと洒落たレストラン選んでもいいと思うよね。」
静「やぁ、比企谷に戸塚じゃないか。久しぶりだな。」
八幡「あ、平塚先生。ウス。」
戸塚「どうもお久しぶりです。」
雪乃「あら、平塚先生が来店してきたわ。」
結衣「先生も休日だからラーメン食べに来たんだ。
けど…先生は一人で来てる…という事は未だにお付き合いする相手が…」
静「ところで噂で聞いたんだが…その…キミたち二人は…」
八幡「あぁ、報告が遅れましたけど俺たち付き合っているんです。」
戸塚「高校の頃に八幡から告白されてそれから今でもずっと続いてるんです♡」
静「そ…そうか…だが…その周りというか世間の目というのもあるしな…」
結衣「うわっ!先生が動揺してるよ!」
雪乃「あの人未だに独身だから同性愛に走った比企谷くんたちでも嫉妬の対象なのよ。」
八幡「それは勿論覚悟しています。
けど、それでも彩加はこんな俺を受け入れてくれましたから…」
戸塚「僕も、八幡は雪ノ下さんや由比ヶ浜さんでもなく僕を選んでくれたんです。
だから僕たち何を言われようとこれからもずっと一緒にいようって決めているんです。」
結衣「うわぁ…これもう完全にのろけ話だよ…」
雪乃「わ…私だって彼が私を選んでくれたらそのくらいの覚悟はあるのだけど!」
静「チクショー!なんだよお前ら見せつけてくれちゃって!
先生だって同性でもいいから相手が欲しいんだよ!幸せになれようえ~ん!!」
結衣「あ、平塚先生が泣きながら出て行っちゃった!」
雪乃「さすがに先生には同情を禁じえないけど…」
雪乃&結衣「「お互い…ああはならないように頑張ろう…」」
ここまで
ちなみに今更だけどこのssでの各キャラの年齢設定
八幡、戸塚、雪乃、結衣、25歳前後
はるのん、28歳
京華、15歳
平塚先生、40歳…くらい…?
~HOTEL~
八幡「それじゃあ、行こうか。」
戸塚「うん、そうだね…」
結衣「ゆきのん!二人がホテルに!大人のホテルに入っていくよ!?」
雪乃「プリキュアの映画観て、
ラーメン食べてその後はホテルなんて…
いくらなんでもその選択は少しどうかと思わざるをえないわ!?」
八幡「二人です。」
店員「はい、それじゃこの部屋使ってください。」
結衣「二人が窓口で部屋の鍵をもらってるよ!」
雪乃「私たちも行くわよ!今のカップルの隣の部屋をお願いしたのだけど。」
店員「え?女性二人っすか!?
すいません、うちは同性の方同士はお断りしているんですけど…」
結衣「何言ってんだし!さっきの二人だって同性だったじゃん!?」
店員「ご冗談を?さっきのお客さまは普通にカップルでしたよ?」
雪乃「まあ確かに戸塚くんって外見は女子にしか見えないけど…
とにかく部屋の鍵を渡しなさい!そうじゃないと上の人間にこの事を訴えるわよ!?」
店員「あ、もしもし警察ですか?
さっきから変な女たちが来てわけのわからない事を怒鳴ってるんですけど?」
結衣「コラー!警察呼ぶなし!?」
それから暫くして警察がやってきて私たちは署に連行される羽目になったわ。
その日、比企谷くんたちは部屋に帰ってこなかった。
どうやら宿泊していったみたい…
ちなみに私たちはというと…警察署の取調室で一夜を過ごしたわ。
ここまで
新スレもよろしく
比企谷八幡の身体は…
比企谷八幡の身体は… - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1446452056/)
~旅館~
陽乃「ハ~イ!かんぱ~い~♪」
「 「かんぱ~い!!」 」
陽乃「今日はうちの部署の初めての慰安旅行だよ!無礼講だから遠慮せず飲んでね!!」
雪乃「飲んでと言われても…」
結衣「集まったのはいつものメンバーだしねぇ…」
八幡「とくにこれといって羽目を外すほどの事もないと思うんですけど…?」
戸塚「まあまあ、せっかく課長が旅行を提案してくれたんだからね。」
陽乃「もう、どうしてうちの子たちはノリが悪いのかな?
そんな調子じゃ他の部署に転属になったらやっていけないぞぉ~!!」
今日は私たちの部署による慰安旅行。
メンバーはいつものこの5人。
まあ、ノリが悪いのは高校の頃からなのだけど…
八幡「戸塚と離れ離れになったら辞表叩きつけますよ?」
雪乃「私たちも比企谷くんと仕事できないならこの職場すぐに辞めるけど…?」
結衣「うわぁ、せっかくの慰安旅行なのにうちの部署の会社への忠誠心ゼロだし…」
陽乃「お姉ちゃんは最近胃薬が手放せなくなってきたよ…」
戸塚「課長…落ち着いて…」
雪乃「ふぅ、お酒も入った事だし身体が火照ってしまったわ。」チラッ
結衣「ハッ!ゆきのんがここぞとばかりにヒッキーに色気をアピールしてる!
負けないし!あ~、そういえばなんだか私も身体が火照ったような気が…」チラッ
雪乃「ちょっと由比ヶ浜さん!それは少し露骨でやり過ぎだと思うわ!」
結衣「ゆきのんこそ抜け駆け禁止だよ!それよりもヒッキーの反応は!?」
戸塚「う…うぅ…ん…
なんだかお酒が入って変な気分になっちゃったよ…」
八幡「大丈夫か彩加?向こうで少し休もうな?」
雪乃「あの男…私たちには目もくれず酔った戸塚くんを介抱しているわ。」
結衣「まあこれでヒッキーが振り向いてくれたら、
私たちも今までこんな苦労はしなかったんだけどね…」
陽乃「ねぇ、二人ともまだ諦めてないの?
いい加減あの二人の仲を認めて雪乃ちゃんたちも新しい出会いを求めなよ。」
雪乃「姉さん黙りなさい。
大体この前も言ったと思うけど私たちはまだ完全に諦めてはいないのよ!」
陽乃「うん、そうだね。
でもその所為で警察沙汰起こすのはちょっとどうかなとは思わない?
この前の騒ぎで雪乃ちゃんたちの身元引受人になったのは誰か忘れてないよね…?」
結衣「アハハ、あの時はお世話になりました…」
陽乃「まさか夢にも思わなかったよ。
二人がラブホテルの窓口で騒ぎを起こすなんてねぇ…
おかげでせっかくの休日なのにわざわざ警察署に迎えに行かされたんだから。」
雪乃「恩着せがましく愚痴るのはやめなさい!
大体姉さんだって同性愛者が部下にいたら管理職としての評価に影響が出るわよ!」
陽乃「う~ん、恋愛に関しては個人の自由だしねぇ…」
雪乃「社内の風紀というものがあるでしょう!」
陽乃「社内の風紀云々言うなら警察沙汰起こした雪乃ちゃんたちの方が大事だよ。
言っておくけどこれ会社には秘密にしてあるだけだからね。
もしこんな事が社内の他の人間にバレたら最悪懲戒免職だってありえるんだから。
そこら辺もう少し考えて欲しいけどなぁ…」
結衣「いや、だから私たちの事は置いといてですよ…」
陽乃「それに雪乃ちゃんなんてこんな事がもし実家にバレたら、
お母さんが容赦なくどっかの金持ちのおじさまに嫁がせる準備始めちゃうんだから。
隼人もう結婚しちゃったからね。」
雪乃「冗談じゃないわ!
そんな事されてたまるものですか!こうなれば意地でも彼と添い遂げてみせるわ!!」
結衣「課長…見事に火に油注いでるし。でもヒッキーと結ばれるのは私だかんね!」
八幡「なぁ…彩加…みんな騒いでる事だし二人で温泉に入らないか…?」
戸塚「うん…そうだね…邪魔しないようにそっと行こうね。」
結衣「こんな馬鹿な事やってるうちにヒッキーたちが二人きりでお風呂に行ってる!?」
雪乃「急いで追いかけるわよ!」
陽乃「あ~!お姉ちゃんもついてくよ~!」
~露天風呂~
戸塚「うわぁ~!広いお風呂だね八幡!」
八幡「さすがは雪ノ下課長、抜け目ないよな。
個室に温泉が完備されている部屋を予約してくれたんだからさ。」
陽乃「うふふ、褒められちゃった♪ちなみにこの温泉って子作りにも効能があるんだって!」
雪乃「勝手に照れないで姉さん!」
結衣「それにしても男子が入浴しているとこを覗く女子って変な光景だよね。」
戸塚「ふぅ、暖かいね…」
八幡「彩加の入浴姿が色っぽくてたまらん!
なぁ…彩加…その…みんな今頃は部屋の中で騒いでるだろうし…俺たちもその…」
戸塚「うん、僕たちも羽目を外して楽しんじゃおうか!」
陽乃「あら、あの子たち…まさか…?」
結衣「おっ始めちゃう気だね!」
雪乃「温泉ですもの、それ目的なのでしょうね。」
陽乃「部下の情事を覗き見なんて滅多に出来る事じゃないから面白そ~♪」
八幡「う…ん…戸塚の…大きい…顎が疲れちゃう…」
戸塚「いいよ八幡!八幡の穴もほぐれてちゃんと準備できたよ!」
陽乃「あらら?何かおかしいような気が…?」
八幡「彩加…挿れて…早く…!」
戸塚「うん!行くよ八幡!」ズニュッ!
八幡「彩加のおち〇ぽいい!最高!」
陽乃「えぇ~~っ!?挿れられるのは戸塚くんじゃなくて比企谷くんの方なの!?」
雪乃「そうよ姉さん、当然でしょ?」
結衣「いや~、私らも最初見た時は動揺しましたけど…
さいちゃんのち〇ぽの方が、
ヒッキーのより大きいから必然的にメス役がヒッキーになっちゃったんですよ。」
陽乃「これに動じない二人もどうかと思うよ!
この光景が当前のように思えるとか今までどんだけストーカーしてたの!
ていうかこの光景見てもまだ比企谷くん諦めないとかある意味尊敬しちゃうよ!?」
なん……だと……?
戸塚「ハァ…ハァ…八幡よかったよ…
いっぱい動いたからお腹空いたよ…八幡のおっぱいミルクちょうだい…」チュパチュパ
八幡「ちゃ~んと飲むんだぞ。元気になったら第二ラウンド続けような。アァン…♡」
結衣「ハァ…ハァ…ヒッキーの喘ぎ姿最高だよ!ヒッキーのおっぱいもいいよね!」
雪乃「そうね、だから私たちは未だにあの男を追い求めてるのよ!」
陽乃「職場の同性愛カップル…
それにそのカップルを見張る女ストーカーたち。
いやぁ、私の職場ってカオス過ぎて笑っちゃうね…」
ちなみにこの後、比企谷くんたちは3時間くらいこのお風呂場で行為を続けた。
その間、私たちも集中して見続ける事になった。
それから3時間後…
結衣「うぅ…のぼせちゃったよ…」
陽乃「3時間も入っていれば当然よね…」
戸塚「みんなどうしてこんな事になったの?」
八幡「お前らこんなところまで来て世話かけさせるんじゃないぞ。」
雪乃「あなたたちに言われたくはないのだけど…」ガクッ
こうしてこの後の慰安旅行は、
比企谷くんたちが付きっきりで私たちに介護というろくでもない形で幕を閉じたわ。
まあ彼に看病されたわけだしこれはこれで良しという事にしましょう…
ここまで
>>95
すみません
このssはホモssではなくハチマ〇コssなんです
~雪乃の部屋~
『八幡!八幡!』パンパンッ!
『あぁっ!彩加ち〇ぽいい!』
結衣「ヒッキーたち今日もお盛んだね。」
雪乃「温泉の効能でもあったのかしら。あの日以来盛りのついた犬の如く毎晩この調子ね。」
今日も私たちは監視カメラで隣室の映像を見ていた。
あれから毎日盛っている隣の比企谷くんたちなのだけど…
『お願い!彩加のち〇ぽで…赤ちゃん!赤ちゃん孕ませて!』
『うん!出すよ!えぃっ!!』ドピュッ!
結衣「さいちゃんえげつない!ヒッキーの胎内に容赦なく全部中出ししちゃったよ!」
雪乃「フフ、やはり彼は最高だわ。
ところで由比ヶ浜さん。明日この部屋に姉さんを呼んで女子会をやらない?」
結衣「女子会…?」
[翌日]
雪乃「というわけでたまには女子会を開催しようと思うのだけど…
司会進行ってこんな感じでいいのかしら?」
結衣「ゆきのんたら司会なんかやった事ないから思いっきり戸惑ってるよ!」
陽乃「努力は認めてあげるけど慣れない事はするものじゃないわよ?
それで何で突然女子会なんて開いたわけ?
今まで私がどんなに飲みに誘っても二人ともすぐに家に帰っちゃうし…」
結衣「それはまあ…
私たちにはヒッキーたちの日常を監視する日課があるので。」
陽乃「何その日課…?お姉ちゃん初めて聞いたんだけど…!?」
雪乃「とにかく今日女子会を開いたのは他でもないわ!
今回遂に比企谷くん攻略の糸口を見つけたそのお祝いよ!!」
結衣「つ…遂にヒッキー攻略の糸口が!ゆきのん教えてよ!?」
雪乃「それは…子供よ!」
陽乃「子供…?」
結衣「一体どういう事なのゆきのん!?」
雪乃「最近の比企谷くんの発言には子供が関連していたわ。
つまり彼は子供を欲しがっているのよ!
けど彼らにはその子供を作る術がないの!」
陽乃「そこが人類が未だに同性愛を許さない原因だからね。」
雪乃「そこで私は思いついたわ!彼らに代理出産を提供しようと!」
陽乃、結衣「「代理出産!?」」
雪乃「子供が欲しいと、
悩んでいる比企谷くんに代理出産を提供すれば彼は応じるはず。
それで彼の子供を生めばいいのよ!」
結衣「でも子供を生むのはいいけど結局その子はさいちゃんと育てる事になるんじゃ?」
雪乃「そこが狙いなの。
子供を生んだ後にこちらがゴネればいいのよ。
やっぱり私が子供を育てたいとね。
そうなればひと騒動起きて必然的に彼らの仲に亀裂が生じるわ。」
結衣「そっか!それでヒッキーたちが破局した後にヒッキーに結婚を申し込めば!」
雪乃「そう、めでたく比企谷くんと結婚する事ができるのよ。」
陽乃「あの…ちょっとガチで裁判沙汰になりそうな事はやめてくれない?
あなたたち同じ部署の人間でそんなトラブルになったらうちの部署が内部崩壊して、
最悪お姉ちゃんまで会社いられなくなるんだけど?
ていうかそんな事したら私たちどっちとも雪ノ下家の跡継げなくなるからね!?」
何故か姉さんは胃をキリキリさせながら私に訴えてきた。
けどそんなのは知った事ではないわ。
この完璧な計画を阻む者は何人たりとも容赦する気はない。
そんな時、都合よく比企谷くんと戸塚くんがこちらにやってきたのだけど。
八幡「ウス、課長まで一緒とは珍しいですね。」
戸塚「それじゃ八幡、みんなにご報告しようか?」
雪乃「報告って何の事かしら?」
結衣「もしかしてさっきの代理出産の件だったりして!」
陽乃「本当にやめて!お姉ちゃんの胃は限界だよ!?」
戸塚「実はこの度僕たち…」
八幡「その…なんというか…」
戸塚「赤ちゃんを…」
結衣「赤ちゃん!わかってるよ!代理出産だね!」
雪乃「比企谷くん、それではさっそく床に寝なさい!」
八幡「代理出産?お前ら何の話してんの?」
戸塚「僕たちが報告したいのは…」
八幡&戸塚「「私たち、この度赤ちゃんが出来ました。」」
雪乃「え…?」
結衣「え…?」
陽乃「え…?」
「「えぇ―――――――っ!?」」
戸塚「やっぱり驚かせちゃったかな。」
八幡「この前の温泉の効能でようやく俺のお腹に赤ちゃんが宿ったんだ。」
結衣「マジで!温泉スゲー!?」
雪乃「そんな…こんなの想定外よ…認められないわ…」
八幡「だからこれからは、
産休や育児休暇取る事もあると思うんで課長にはご迷惑かかる事になるんですけど…」
陽乃「いいわよ!ドンドン取りなさい!裁判沙汰になるよりよっぽどマシだわ!!」
ここまで
八幡無事懐妊
ちなみにこのssのはるのんはストレス性の胃痛持ちです
原因は主に部下というか妹にあります
中間管理職は辛いですね
~会社~
戸塚「八幡のお腹、大きくなったよね。」
八幡「あぁ、お医者さまが言うにはあと少しで生まれるって話だ。」
陽乃「赤ちゃ~ん、早く生まれてきなさ~い~♪お姉さんも楽しみにしてるのよ~♪」
雪乃「」
結衣「」
雪乃「結局あれから比企谷くんのお腹の子は順調に育っていくわ。」
結衣「あれもう臨月だよね。まさかヒッキーが私たちよりも先に赤ちゃん生むなんて…」
雪乃「この前この事を平塚先生に話してみたら、
あの人血の涙流して悔しがっていたけど。
比企谷に先を越された!チクショ~!と言っていたわ。」
結衣「ゆきのん!何か他に打つ手はないの?このままじゃあの二人結婚しちゃうよ!?」
雪乃「残念だけど万策尽きたわ…
このまま大人しく身を引くのが一番かもしれないわね。」
結衣「そんな…私たち今まで頑張ってきたのにこんな終わり方ってないよ…」
比企谷くんの妊娠後、戸塚くんと比企谷くんの仲はさらに熱々になった。
あの姉さんまで何故か比企谷くんの妊娠を喜ぶ始末。
さすがの私も万策尽きたと思われたのだけど…
戸塚「八幡のわからずや!」
八幡「お前こそ…一体何考えてんだよ!?」
結衣「あれ?あのバカップルが喧嘩してるよ!」
雪乃「どうやらこれは思いもよらない機会が到来したのかもしれないようね!」
何故か急に喧嘩をし出す比企谷くんと戸塚くん。
気になった私たちはその夜、
戸塚くんを私たちの部屋に招き事情を説明してもらう事にした。
~雪乃の部屋~
戸塚「それでさ…八幡たら酷いんだよ!」
戸塚「僕が外で働くから八幡は家庭に入ってねって言ったら…」
戸塚「俺も働くから早く子供のためにマイホーム買おうなって言うんだよ!」
戸塚「僕は八幡には家にいて子育てに専念してほしいの!」
戸塚「だって…八幡は僕の奥さんなんだから…僕が守らないと…」
雪乃「戸塚くんにお酒飲ませて酔わせて事情を聞いてみたけど…」
結衣「さいちゃんって意外と古風な考え方なんだね。」
陽乃「でもいいじゃないの。
戸塚くんがちゃんと男の子でお姉ちゃん安心したよ~♪」
私、由比ヶ浜さん、それに姉さんで女子会をしながら彼の愚痴を聞いてみた。
けれど言っている事は部外者の私たちからしてみれば単なるのろけ話なんて、
正直呆れるのだけど…
結衣「けれどあの働いたら負けを座右の銘にしていたヒッキーがそんな事言うなんて…」
雪乃「これも戸塚くんの愛の力とでもいうのかしら。だとしたら嫉妬するわね。」
戸塚「八幡は…僕の…お嫁さん…うぅ…zzz」
陽乃「あらあら、戸塚くんたら酔って眠っちゃったわよ。」
雪乃「自棄酒ね、当分起きそうにないかも…」
私は仕方なく眠っている戸塚くんに毛布でもかけようかと席を立つのだけど、
そこへ比企谷くんがやってきたわ。
八幡「わりぃ、彩加いるか?」
雪乃「いいタイミングね、今さっき酔って寝てしまったわ。」
八幡「マジか?それじゃ連れて帰るわ。」
陽乃「それにしても戸塚くんも案外男らしいわよね。
比企谷くんもこの子のそういうところくらいちゃんと認めてあげたらいいじゃない~?」
八幡「そんなの…女房の俺が一番よく知っていますよ。
俺には勿体ないくらいの素敵な旦那さまだよ。
でもだからって彩加一人に働くのを押し付けるわけにはいかないだろ。
子供も大事だけどこの小さな旦那さまも大事なんだから…」
陽乃「あらあら、焼けちゃうわね~♪」
雪乃「」
結衣「」
そんなノロケ話を聞かされ茶化す姉さんと対照的にうんざりする私たち…
でも今こそ私たちはこの最後の機会に強硬手段に出た。
雪乃「奥さん、旦那さんも眠ってしまったし私たちも楽しまない?」
結衣「そうだよ!たまには羽目を外さないとね!」
八幡「お前ら…何を…!?」
雪乃「決まっているわ!
あなたたちカップルが不仲になっている今こそあなたを襲って寝取るのよ!!」
陽乃「えぇ―――――ッ!?」
陽乃「雪乃ちゃん!あなたさっきの二人の会話聞いてなかったの!
二人は互いを思いやっている相思相愛の間柄じゃないの!
あなたたちに足りないのは互いを思いやる気持ちなのよ!?」
雪乃「互いを思いやる気持ち…?そんなモノ既成事実を作れば無用の長物だわ!」
結衣「ヘヘッ!ヒッキー覚悟してよね!」
八幡「嫌だ…助けて…」
雪乃「騒いだって無駄よ。どうせ誰も助けないのだから!」
結衣「そうだよ、大人しく襲われちゃいなよ!」
勝った。
私たちは遂に悲願を達成できた。
そう思えたのだ…けれど…
戸塚「ねぇ、みんな何してるの?」
八幡「彩加!」
雪乃「戸塚くん起きてたの!これは…その…」
結衣「ヒッキーからだよ!ヒッキーから誘ってきたの!」
八幡「違う…彩加!助けて!?」
戸塚「まあ、どっちが悪いかなんて関係ないよ。」
雪乃「あら…何か戸塚くんから妙な迫力が…?」
結衣「長年さいちゃんと付き合いあったけどこんな雰囲気は初めてだよ。」
陽乃「もしかして怒ってる…?」
戸塚「八幡!」ガバッ
八幡「彩加…ダメ!みんな…見てる!?」
戸塚「そうだよ!みんなに見てもらうんだよ!
八幡が二度と浮気しないように僕がお仕置きしてやるんだ!!」
雪乃「まさか私の部屋で行為に及ぶ気なの!?」
陽乃「さすがに場所を選んだ方がいいとお姉ちゃんは思うよ…」
結衣「さいちゃんまだ酔っ払っているから聞いてないし…」
戸塚「八幡…今夜は寝かせないよ!」ズニュッ!
八幡「ひゃぅっ!彩加のち〇ぽが!そんな…まだ前戯も無しに挿れるなんて!?」
戸塚「これはお仕置きだもん。
今日はフェラもクンニも無し。
八幡のハチマ〇コに全部僕のち〇ぽミルクを飲み干してもらうからね!!」パンパンッ!
八幡「わかった…頑張る…俺…彩加のち〇ぽミルク全部飲むから…♡」
結衣「あわわ…さいちゃん全部中出しだよ!外には一滴もこぼす気ないよ!?」
雪乃「おまけに比企谷くんも足でホールドして固定してるから奥深くまで到達してるわね。」
陽乃「もうあの二人、私たちの事なんか一切気にしてないんじゃ…?」
八幡「あなたぁ…浮気してゴメンなさい…けど彩加一筋だから…」
戸塚「わかってるよ八幡…僕も八幡の事大好きだもん…!」パンパンッ!
八幡「もう浮気なんかしないよぉ…
だから彩加のち〇ぽミルクをもっと俺とお腹の赤ちゃんに飲ませてぇ♡」
戸塚「うん!いいよ!僕頑張るから!
八幡も!お腹の赤ちゃんも!みんな愛してあげるから!幸せになろうね!!」ドピュピュッ!
八幡「あ゛♡出てる♡お腹の中に彩加のおち〇ぽミルク全部入ってくるのォォォッ♡♡♡」
こうして比企谷くんは戸塚くんの愛のお仕置きを受けた。
それから一年後…
~会社~
赤ちゃん「バブー!」
陽乃「まあ!可愛らしい赤ちゃんねぇ!
でかしたよ比企谷くん!あら今はもう戸塚夫人だったかな~?」
八幡「課長が社内に託児所を新設してくれたおかげで、
産後も無事に出社する事ができました。これで育休使わなくても彩加を支えられます。」
戸塚「でも八幡、無理せずにまだ休んでいればいいのに…?」
八幡「何言ってんだ、お前と離れるより一緒に居たいんだよ。
奥さんのわがままもちゃんと聞いてくれよ。な、旦那さま…♡」
戸塚「うん、これからもよろしくね。愛しの八幡♡」
産後早々、姉さんの計らいで社内に託児所が出来たので赤ちゃんと共に出社する戸塚夫妻。
その光景を私と由比ヶ浜さんは羨ましそうに見つめていた。
雪乃「ハァ…結局比企谷くんは戸塚くんの赤ちゃんを産んでしまったわね…」
結衣「私たちあれだけ頑張って結局ヒッキーのエロい場面しか拝めなかったし…」
雪乃「今更彼を諦めるにしても実家のお母さんが紹介する相手なんてゴメンだわ。」
結衣「お互いヒッキーと結ばれると思ってこの歳まで処女だったしね…」
雪乃「…」
結衣「…」
結衣「ねぇ、ゆきのん…」
雪乃「何かしら?」
結衣「今更だけど私と結婚しない…?」
雪乃「同感ね、私も同じ事を思ってたわ。」
結衣「なんか…ゴメンね…ヒッキーたちみたく愛のある告白じゃなくてタンパクで…」
雪乃「別にいいわよ、こうあっさりした方が夢から覚めたみたいで現実的だわ。」
こうして私は後日、由比ヶ浜さんと結婚する事になった。
長年の同居生活がまた続くので特に感動もロマンスもない。
でもやはり…子供だけは欲しいので…
~八幡の部屋~
結衣「というわけでヒッキー!」
雪乃「これから結婚する私たちのために…」
雪乃&結衣「「赤ちゃんを代理出産してください!!」」
赤ちゃん「だぁっ!」
八幡「…」
その夜、私たちは比企谷くんに土下座して赤ちゃんを身篭ってもらうようにお願いしたの。
ちょうど赤ちゃんに母乳を与えていた比企谷くんはその話を呆れるように聞いていたわ。
八幡「いや、二人が結婚するのはめでたいよ。おめでとう。」
八幡「けど何で俺が産まなきゃいけないわけ?お前らのどちらかが産めよ。」
結衣「だって私らが産んだらその間産休しなきゃダメじゃん!」
雪乃「要は金銭面の問題よ。
あなたは人妻だしもう一度産休申請するのも楽々に可能でしょ!」
八幡「いやいや、お互い同じ額の給料貰ってるから金銭面ならうちの会社結構いいだろ!
大体その前に…俺は戸塚の奥さんなわけだし…
この前だって浮気しそうになって俺たちみんな彩加に怒られたの忘れたのか!?」
雪乃「だから彼が出張中のこの日を狙ったのよ。戸塚くん今夜から出張でしょ?」
結衣「さいちゃんが不在の間にヒッキーを妊娠させちゃえばいいし♪」
八幡「何このケダモノたち…?倫理的思考をどこに置き忘れたの?」
一々言い訳ばかりで面倒な男。
私たちはそんな比企谷くんにこれ以上説明するのも面倒と思い…
雪乃「いいから私たちの門出を祝って、
そのハチマ〇コで私たちの赤ちゃんを身篭りなさい!!」ガバッ!
結衣「そうだよ!
これまでずっと追いかけて一発も出来なかったんだから最後くらいヤラせてよね!!」
八幡「ちょっと待って…赤ちゃんが見てるのに!?」
雪乃「まずは私から行くわよ!」ズニュッ!
八幡「ああぁぁぁぁ!そんな…彩加以外のち〇ぽが入ってる…!?」
雪乃「これが夢にまで見たハチマ〇コ!想像以上のスゴさだわ!」パンパンッ!
八幡「お願い抜いて!ハチマ〇コは彩加専用なのに!?」
雪乃「あら、それは残念ね。これからは私たちの共同ハチマ〇コになるのよ!」パンパンッ!
八幡「ゴメン…彩加…俺…彩加以外の人に犯されてる…」
雪乃「いつまで泣いてないで、中に射精するわよ!」ドピュッ!
八幡「いやぁぁぁ…中に…雪ノ下のが中に出てる…」
結衣「休んでる暇も泣いてる暇もないよ!次は私の番だよヒッキー!」ズボッ!
八幡「はぐっ!今度は由比ヶ浜のち〇ぽが挿いってきた!?」
結衣「いい!いいよ!ゆきのんのザー〇ンがよくぬめって滑りが最高ォォッ!」パンパンッ!
八幡「ゴメン…ゴメンね彩加…俺…感じてる…由比ヶ浜のチ〇ポで感じてるよぉ!?」
雪乃「泣いてる暇はないわよ。
さっきの射精でお腹がペコペコ、あなたのおっぱいミルクを飲ませなさい!」チュパチュパッ!
八幡「ダメ…これは赤ちゃんと彩加のモノなのに…!?」
結衣「あーっ!ゆきのんばっかりズルい!
私もヒッキーのおっぱいミルク飲む!
美味しい!これすっごい美味しくて元気出てくるよ!」パンパンッ!
雪乃「比企谷くん!言いなさい!あなたはもう私たちのモノよ!!」パンパンッ!
八幡「うあぁぁぁぁぁぁ!?」
3時間後…
3時間後…
八幡「く…は…あ…が…」
雪乃「比企谷くんのお腹の中は私たちのザー〇ンでいっぱいね。」
結衣「これでヒッキーは私たちの子を確実に孕んだね!」
八幡「う…グスッ…ゴメン彩加…俺…浮気して…孕まされちゃったよ…」
それから3ヶ月後、比企谷くんの妊娠が発覚。
比企谷くんはその事を戸塚くんに報告するのだけど…
それから月日は流れて10数年後…
八幡「お~い、ご飯できたぞ!」
「 「いっただきまーす!」 」
戸塚「これ美味しね、八幡ママ!」
長男「うん、八幡ママの作る朝ごはんは最高だよ!」
次男「ママ!ママ!」
あれから10数年の月日が流れたわ。
比企谷くん…いえ…八幡ママは戸塚くんとの間にもう一人子宝を授かった。
今年18歳になる戸塚くん似の一番上の長男とそれに3歳になる次男。
けどこの家にはさらに家族がいるの。
雪乃「まったく朝は騒がしいわね。」
結衣「そりゃうちは全員で8人家族だからね!」
長女「雪乃パパ、結衣パパ、食事中の私語は行儀が悪いのだけど。」
次女「そんな事より早く食べないとお姉ちゃん遅刻しちゃうよ!」
そう、私たち雪ノ下家族もそこにはあった。
ちなみに17歳の長女は私の子、16歳の次女は結衣パパの子。
何故こんな大家族になったのか、それは…
戸塚「あれからもう10年以上経つんだね。
昔、僕が出張から帰ってきていきなり八幡が妊娠してたから、
変だと思って八幡や二人を問い詰めたら…」
結衣「えへへ、ヒッキーを孕ませたのがバレちゃったもんね。」
八幡「あの時、俺は離婚を覚悟したよ。それほど俺の中では修羅場だった…」
雪乃「けど私と結衣パパの死に物狂いの土下座に、
お腹の子には罪が無いという事を戸塚くんは理解してくれた。
そのおかげでなんとか代理出産のお許しをもらう事ができたわ。」
それから八幡ママは私たちの子を出産。
でも子供と離れるのは可哀想という戸塚くんの厚意に甘えて、
私たちは共同で資金を出して今住んでいるマイホームを購入。
今に至るわけなのだけど…
八幡「しかし息子たちは彩加に似て天使可愛いのに…」
長女「私たちは八幡ママに似て目が腐っているのよね…」
次女「結構コンプレックス抱えているんだよ。」
八幡「二人ともゴメンな、母ちゃんの変なところが似ちまって…」
戸塚「でも僕は二人の目は好きだよ。」
長男「うん、僕も大好きだよ!」
次男「だいしゅき!」
結衣「子供たちも仲がいいし幸せな家庭だよね。」
雪乃「もうダメかと思った幸せを、
こうして掴めるなんて私たち二人が最後まで抗い抜いた証拠ね。」
朝から一家団欒な光景が賑わう我が家。
けれどそんな中で長男が思わずとんでもない事を告げたの。
長男「そうだ、実は僕…今日みんなに恋人を紹介したいんだ。」
結衣「うっそ!恋人ー!?」
雪乃「あら、あなたもそんな歳になったのね。」
戸塚「僕たちも歳を取った証拠だね。」
八幡「ちょっと待て!ママはそんな話聞いてないぞ!」
長男「今日、呼んでいるんだけど…」
八幡「おのれ…うちの可愛い長男に手を出す女狐め!誰がうちの子との仲を認めるか!?」
雪乃「八幡ママったらまるで一人娘を嫁に出したくない父親みたいだわ。」
長男のいきなりの彼女宣言に驚く私たち一家。
そんな時、ある人がこの家にやってきたわ。
その人は…
陽乃「ひゃっはろ~!みんな元気~?」
雪乃「何よ、姉さんじゃない?」
戸塚「雪ノ下社長、お元気そうですね!」
八幡「社長は海外に出張していると聞いてたんですけど…?」
陽乃「フフ、予定変更で急遽こっちへ戻ってきたのよ。」
姉さんはあれから出世して雪ノ下家の跡取りとして社長に就任。
今や敏腕女社長として、
海外でもその多彩な才能を発揮して事業を拡大していったのだけれど…
長男「あ、陽乃さん!待ってたよ!」
陽乃「あら、マイハニー!
待たせてごめんなさい。でももう大丈夫よ、仕事は全部終わらせてきたから!!」
雪乃「マイハニーってまさか姉さん…?」
結衣「長男が言っていた恋人って…」
陽乃「そうよ、私の事~♪」
「 「えぇぇぇぇぇぇぇっ!?」 」
我が家の全員が驚きを隠せずにいたわ。
まさか長男の恋人が姉さんだったなんて…
陽乃「実は私が長男くんと付き合う事は八幡ママが妊娠した時から計画していたのよ。」
結衣「つまり18年も前から!?」
雪乃「随分と気の長い計画だったのね。」
陽乃「本当は八幡ママに惚れてたんだけど戸塚くんとラブラブだから無理じゃない。
でも二人の間に生まれた子なら当然可愛いだろうし愛せる自信もあったわけ!
だから生まれた時から今日までずっとみんなに隠して恋人同士だったのよ~♡」
我が姉ながらなんという執念深さなのかしら。
認めたくないけど私たちってやはり姉妹なのね…
八幡「ダメだ!ダメだ!お母さんは認めないぞ!こんな年上の娘なんて…」
陽乃「八幡お義母さま~!
陽乃はあなたの娘になりますから結婚を許して~!
これからお義母さまたちと一緒に同居もしますから~!!」
戸塚「なんだか複雑な関係になっちゃったね。」
結衣「アハハ、こりゃとんでもない事になったね。」
雪乃「そうね、朝からスゴイモノを見せられたわ…」
でもこれだけではなかったの。
次なる訪問者がやってきたわ…
静「久しぶりだなみんな!」
雪乃「あら、平塚先生。確か校長になられたと聞きましたが?」
結衣「私たちの子供の通う総武高校の校長先生になったんですよね!」
長女「校長先生、おはようございます。」
次女「やっはろ~!静お婆ちゃん!」
静「誰がお婆ちゃんだ!?今日はここに用があって来たんだ!!」
そう告げると平塚先生は3歳の次男に近づき私たちの前でこう宣言した。
静「私と次男くん、結婚します♡」
八幡「待てコラ!」
戸塚「え…どういう事…?」
雪乃「先生…さすがにそれは…」
結衣「この子まだ3歳だよ!?」
陽乃「あらあら、静ちゃんたらもう手段を選ぶ余裕すらないのね。」
静「当然だ!私…あと2年で還暦だぞ!?
このまま独身で死んでたまるか!
こうなったら3歳児でも構わん!死ぬ前に結婚してやる!!」
まだ年端もいかない末っ子に手を出そうとする平塚先生。
こうして私たちの家に新たな家族が増えようとしていた。
陽乃&静「「そんなわけで彩加お義父さま、八幡お義母さま、不束者ですが…」」
陽乃&静「「今後は家族としてよろしくおねがいします!」」
陽乃&静「「息子さんを私にください!!」」
戸塚「アハハ…どうしようか…」
八幡「酷い…世も末だ…」
おしまい!
これでおしまいだよ
みんな結婚できてよかったね!
ちなみに最終年齢設定
八幡、戸塚、雪乃、結衣、43歳
はるのん、46歳
長男、18歳
長女、17歳
次女、16歳
次男、3歳
平塚先生、58歳
このSSまとめへのコメント
どういうことだってばよ
おもんなっ