姉「弟よ」男「何ぞ?」(115)

姉「今日はお前の誕生日だったな」

男「……ああ、そうじゃったな。忘れとったわい」

姉「お前もこれで十八歳。一皮剥けたわけだ」

男「まぁ、そうなるわな」

姉「そこでだ。お前の誕生記念という事で、こんな物を用意しておいた」

男「……そのご丁寧にラッピングされたコンドームの箱がプレゼント……だなんて言うまいな?」

姉「まさか。プレゼントは私自身だ」

男「何じゃと?」

姉「今日でお前は十八歳。セックスする事が認められる歳になったわけだ」

男「確かにその通りではあるが、それと姉者に何の関係があるんじゃい」

姉「私はかねてから、お前と肉親の壁を越えた関係になりたいと思っていた」

男「ナチュラルに常軌を逸しておるな」

姉「しかし、そう思い始めた時、まだまだお前は十四歳。体の関係を持つには些か早すぎた」

男「そんな前から脳味噌に梅毒が回っておったか」

姉「それを自覚した時からが私の地獄の始まりだった。手を伸ばせば届く距離なのに、触れられない。近くて遠いこの距離感は、何ともやきもきさせられた」

男「人はこうして性犯罪者になっていくんじゃろうな」

姉「しかし、お前も晴れて十八歳。責任能力を持つ一人の男として社会に認められる歳になった」

男「法律上、その様に定められておるからな」

姉「故に、苦節四年、長い冬の時代が今ここに終焉を迎えた訳だ」

男「姉者の中だけでの自己完結じゃがな」

姉「もう我慢の限界だ。付き合え」

男「お断りします」

姉「何故だっ!? 私の他に女でもいるのか!?」

男「そんなモンおりゃせんわい。第一、肉親の壁を超える云々という時点で全ての軸が狂っておる事が分からんか」

姉「愛という概念はインセスト・タブーすらも超えるものだ」

男「一方通行の愛じゃがな」

姉「お前は私を愛していないのかっ!?」

男「無論、愛しておるとも。じゃがそれは、家族としてのそれであって――」

姉「愛さえあれば問題はない。後は一歩踏み出す勇気だけだ。安心しろ、私が優しく導いてやる」

男「貴様は私に一歩踏み出させて、そのまま崖へと落っことしたいんか?」

姉「逆だ。そのまま理想郷へと登り行くのだ」

男「シャングリラという名の掃き溜めか」

姉「どうやらお前は、どうしてもこの姉の愛に応えようとしないらしいな」

男「当たり前じゃわい」

姉「数多くの男共の視線を集めた体躯をモノにできるんだぞ?」

男「乳はでかくて長身、黒いロングヘアに切れ長細目。エロビデオに出れば一級品になれる程度の容姿じゃな」

男の喋り方はどうした

姉「この体の隅々でお前に奉仕してやれるんだ。まだ誰にも触らせていない、純潔なこの体で。悪い話ではないだろう?」

男「その結果、ご近所親戚からは村八分にされるという最悪の付録付きじゃがな」

姉「私はお前さえいれば他にいらない」

男「私は御免被りたいところなんじゃが」

>>10
あれ? どこか口調がブレてたかな……?

姉「脱童貞の機会だというのに、それを棒に振るのか」

男「童貞を捨てるというのは、自分の容姿、実力で雌を手に入れたという事実こそが肝心だと思うんじゃが」

姉「それならば何も問題は無い。お前は生まれ持ったその恵まれた容姿で、既に私を虜にしているのだから」

男「…………」

いや、「じゃが」・・・の部分が・・・

>>13
確かに見直してみると少しクドいですね……。

姉「それに、お前が実はマザコンだというのも調査済みだ。豊満な胸、包容力に母性を見、それを女性に求めている事も」

男「」

姉「私はその条件をクリアしていると自負している。お前の理想の女が、今、目の前にいるのだぞ?」

男「クリアしているとは言っても、肉親相手では論外じゃいっ!」

姉「お前の近親姦に対する嫌悪感は相当のものがあるな」

男「いやいやっ! これが普通じゃろうが!」

姉「お前の言う常識は私の非常識だ」ヌギヌギ

男「その言葉、そっくりそのままお返しするわい――って、何いきなり脱いでおるかっ!」

姉「このままでは埒があかないからな。そろそろ実力行使に移ろうかと」

男「服を着んかいっ! 年頃の娘が何ちゅう恰好を……」

姉「ほう? お前から貞操観念を説教されるとは思わなかったな」ヌギヌギ

男「貴様の脳味噌がマトモならこんな説教する事もなかった――って、脱ぐのをやめい!」

姉「もう遅い。今や私の心臓はオーバードライブだ」

男「そのまま回転振り切って果てれば良いわっ!」

姉「――さて、そうこう言っている間に一糸纏わぬ姿になった訳だが」

男「……せめて乳やら陰部やらは隠さんか? 女として……」

姉「お前になら、全部見せても良い……。言わせるな、恥ずかしい」ポッ

男「うわーっ。最近の若い衆を真似ているみたいで言いたくはなかったんじゃが、滅茶苦茶うぜーわ、この女」

姉「さぁっ、そろそろ決断してもらおうか」ジリッ

男「何をじゃい」

姉「私と添い遂げるか、セックスするか、ニャンニャンするか……さぁっ! 選べっ! さぁっ!」

男「イエスかはいで答えろって言っている様なもんじゃろうがそれっ! 私の拒否権はどこにいった!? って言うか何この状況!? 実の姉が実は痴女でインセスト・タブーを犯そうとしていて三流エロ小説にすら劣る比喩まで持ち出して何が何だか突っ込みが追い付かんっ!?」

姉「ハァハァ……」

男「全裸で大柄な女が豊満な乳を揺らしながら距離を詰めてくるというこの非日常的危機状況。これ程シュールレアリスムな光景を拝める日が来ようとは」

姉「弟……私と一緒に参ろうぞ……理想郷へと続く旅路をォ」

男「下手なゾンビ物より怖いと思わされる私の姉者は一体何なのじゃろうか」

そいや普通に明日仕事だったわ……。

寝ます。お休みなさい。

少し投下します

姉「セックスセックスセックスセックス……」ブツブツ

男「何とふしだらなうわ言を……。とにかくっ、戦略的撤退!」ダッ!

姉「弟ォォォォォッ!」

男「うわっ、追ってきた!」

男「こうなりゃ篭城じゃい!」

バタンッ!

姉「開けろォォ!」バンバン!

男「鍵を詰めたは良いが……このままではドアが蹴破られそうな勢いじゃな……」

男「仮に守りが堅牢だと仮定しても、所詮自室。食料と水の補給の問題がある……」

男「今の時期は悪い事に長期休暇。親も旅行で当分家には帰らんし、外部との接触の一切が断たれた状態でもあるわけじゃな……」

姉「開けろォォォ!」バンバン!

男「……ウチの姉者は何かヤバい薬でも注射してしまったんじゃろうか?」

男「これは参ったのう……」

男「明日辺りにでも落ち着いてくれれば良いんじゃが、この熱っぷりでは到底望めんな……」

男「かといって、このままという訳にはいかんし……。姉者の軍門に下るのは論外じゃし……」

男「咄嗟に自室に逃げ込んだまでは良いが、その後の事をまるで考慮しておらんかったわい……」

男「とりあえず所持品確認じゃな」

・持ち物

布の服
財布
携帯電話

男「……屁の突っ張りにもなりゃせんな」

男「む、じゃが、携帯電話で外部に連絡を取るのは可能ではあるな。どれ、電源を入れて――」

携帯電話「prrrrrr…」

男「おぅわっ、いきなり着信が……」

着信――姉

男「……」

姉「弟ォ」バンバン

男「…………」

男(イカン。何だか知らんが命の危険すらも感じたぞい)

男(一旦脱出を図った方が良さそうじゃな。友の家にでも逃げ込んで、ほとぼりが冷めるのを待つか)

男(じゃが、ここは二階。脱出の手段としては……窓から庭に降りる他は無い)

男(あまり気は進まんが、雨どいを伝って降りるかの。ロープなぞ都合良くありゃせんし)

男(とりあえず、着替えくらいは背嚢に入れておくか)

男「……」

男「静かになったのう……」

男「……」

男「何だか猛烈に嫌な予感がしてならんのじゃが」

男「カーテンの向こう……見てはならん物を目にしてしまいそうな……そんな予感が」

男「……」

シャッ!

姉「<●> <●>」ジーッ

男「ギャアアアアアアアアアッ!!?」

男「ここここ……腰が抜けた……っ!」ガタガタ

姉「<●> <●>」ジーッ

男「何故にんな所に貼りついとるんじゃい姉者! おまけに全裸のままでっ!」

姉「甘いな。お前の行動パターンなどお見通しだ」

男「貴様の行動様式に至っては、全人類学者が首を捻るじゃろうがな」

姉「ここを開けろ、弟よ」

男「全裸で窓にへばりつく変質者を招き入れる奇人がいるというのなら、是非その顔を見てみたいもんじゃがな」

姉「早くしろ。風邪を引いてしまう」

男「服を着ろ」

男「冗談は置いておくにして……いい加減そこから離れてくれんか。今は夜だからまだマシじゃろうが、ご近所さんちの目に入った日には……」

姉「断る。そしたらお前はこの窓から逃亡を図るだろう」

男(バレとる……)

姉「……クシュンッ!」

男「……」

姉「……」ブルブル

男「春休みと言えども、日没後は冷えるからの……」

姉「……」ウルウル

男「捨て犬みたいな瞳でこっちを見んといてくれ。正直コメントに困るわい。っていうか、寒いなら早よ家に入らんかいな」

姉「なら、ここを開けろ」

男「玄関から」

姉「……」チッ

姉「お前は寒さに震える姉を野晒しにするというのか」

男「野晒しに自らなったのは貴様じゃがな」

姉「誰にも見せた事のないこの清らかな裸体が外気に晒されているというのにっ! お前はそんな姉を温かく匿おうという気概すら無いのか!」ウルウル

男「何故私が全ての元凶みたいになっとるんじゃ……」

男「……あーっ、もうええわ。もしこんな所を見られて通報された日にゃ、泣いても泣ききれんし。入れたるわい」カラッ

姉「ふっ……引っかかったな馬鹿めっ!」ガバッ!

男「ほい」つ【スタンガン】

姉「あbbbbbbb」ビリビリ

男「馬鹿は貴様じゃい」

男「さて……」ゴソゴソ

男「おっ、セロテープがあったか……。これで両手両足を巻き付けて……」グルグル

男「廊下に蹴り出す」ゲシッ

男「……まぁ、これで一安心じゃろ」

深夜――

オトウトー

男「……う゛」

オトウトーオトウトー

男「…………」

男(ね、眠れん……っ!)

ドンッ!

男「!?」ビクッ

ドンッ! ドンッ!

男(……いや、まさか……。姉者の両手両足は縛り付けた筈じゃから……そんな筈は……)

ドンッ! ドンッ!

ミシミシ……

男「」

ミシミシッ

メキメキ……

男「……」ガタガタ

バキャッ!

姉「オトウトー」

男「」~○←魂

休憩。

……時に、エロ展開に入ってしまって良いだろうかと確認を取ってみたり。

ありがとうございます。ちょいと再開します。

男「……はっ! 気絶している場合じゃなかったわい!」

姉「オトウトー」

男「おのれ妖怪めっ! もいっぺんスタンガンで――」

バシィッ!

男「――つは……っ!?」

ゴトン……

姉「……」ニヤリ

男(叩き落とされた……!)

ギュッ

姉「ふふっ……捕まえたぞ」

男「っ、ぐぅ……!」

姉「遂にこの時が来た。私の長年の悲願が果たされる瞬間が……遂に……長かった……」

男「は、離さんか……っ!」

姉「暴れるな」

ムニュッ

男「むぐっ……!」

姉「スタンガンで麻痺させた挙げ句に拘束、放置プレイだなんてなかなかやってくれる。アソコが切なくなってきてしまったじゃないか……ふふっ」トロ……

男「~~っ!」モガモガ

姉「……んっ、そんなにがっつくな……。おっぱいは逃げないから……」

男「~~ぷはっ!」

姉「お前はおっぱいが大好きだろう。素直になれば、このおっぱいを幾らでもしゃぶれるんだぞ?」

男「……肉親は対象外だと言ってるじゃろうがっ!」

姉「やれやれ……素直じゃない子だ」

ドンッ

男「っと……何すんじゃ――」ギシッ

ガバッ

姉「ん……」チュゥゥ

男「~~~~!?」

姉「あむっ……れろ……んっ」クチュッ

男「~~~~」バタバタ

姉「……ふふっ、初めてのディープ・キスはどうだ?」

男「……っ」プイ

姉「おやおや……黙りか。私はとても気持ち良かったのだが……」

男「……」

寝落ちしてしまった……
orz

何時まで書けるかは分からないけど、少し投下します。

姉「……まぁ良い。体に直接聞けば分かる事だ」ヌガシヌガシ

男「っ!? や、やめんかこのケダモノ!」ジダバタ

姉「私とお前の体格差を忘れたか? 幾らお前が暴れようと、私を払い退ける事などできんよ」フフン

男「おのれこのデカブツ……」

姉「そんなに恥ずかしがるな。かつては風呂も一緒に入ってたではないか」

男「十何年も前の話を今持ってくる奴があるかいっ!」

姉「あの頃に見た弟のおちんちんは可愛いものだったが……今はどうかな」

男「~~~~だからやめいと……っ」ジタバタ

ズルッ

姉「……ほぅ」

男「~~~~!!」

姉「……」ジーッ

男「おっ、おのれ……よくも……よくも……」

姉「やはりお前も男だな。口ではあれだけ抵抗していても、ココはこんなにもそそり立っているぞ」フフッ

姉「……立派になったな」ナデナデ

男「っ!」ビクッ

姉「ビクッとしたぞ? 私はこういった知識はあまり豊富ではないのだが、どうやら男性のココ――亀頭というのか――は相当敏感らしいな」ナデナデ

男「……んっ……くぅ……っ!」

姉「普段から飄々としているお前がそんな顔をするのは、何だか新鮮だな」ナデナデ

男「……」ハァハァ

姉「……ん? 先が濡れてきたな」

男「……っ」

姉「ヌルヌルしてる……。そうか、これが所謂『先走り』というやつなのか」

姉「……気持ち良くなってるのだな……」
男「……」

姉「フフフッ……」

男「……?」

姉「抵抗しなくなったな?」

男「!」ビクッ

姉「……フフフッ、そうかそうか……気持ち良いか……姉の愛撫が、姉の奉仕が……」ナデナデ

男「……///」カァーッ

姉「そうそう……亀頭ばかりではなく、ココ――竿とか俗に言うらしいな――を扱いてあげると良いらしいな」シュッ、シュッ

男「っ! んんっ!」ビクッ

姉「なかなか良い感度だな……良し、もう少し強く扱いて……」シュッ、シュッ

男「っ、はぁっ……はぁ……」ビクッ、ビクッ

姉「先走りの汁がどんどん溢れてくるぞ? 竿にまで垂れてきて……おちんちん全体がヌルヌルしてきたな」クチュクチュ

男「あ、姉者ぁ……」

姉「おちんちんがビクビクしてて、血管も浮かび上がっている……切ないのだな」

男「っ、あァ! ハァ……ハァ……」

姉「目の焦点が合ってないぞ、弟よ」クチュクチュ

また寝てしまってた……休日の六割寝て過ごしてる……

姉「……」ピタッ

男「はぁっ…………?」

姉「フフッ、『何で止めるの?』と言いたげな顔だな?」

男「……っ」

姉「どうして欲しい?」

男「……」キッ

姉「そんな茹だった顔では、膨れっ面も可愛く見えるぞ?」

男「……」

姉「素直になれ弟よ。そうすれば楽になれる」

男「…………誰がっ!」

姉「自分からは求めないか。最後の抵抗のつもりか?」

男「……」

姉「煽ればたちまち崩れそうな抵抗だな。まぁ良い、そんな些細な抵抗をした所で無駄に過ぎない事をたっぷりと自覚させてやろう」ニタリ

姉「……」クチュクチュ

男「んんっ!?」ビクッ

姉「ほらほら、さっきの顔はどこ行った?」ニヤニヤ

男「っ!……んん、っ、はぁっ……」

姉「おちんちんが苦しそうだぞ。でも……」

ピタッ

姉「簡単に楽にはさせんぞ?」ニヤリ

男「はぁっ……はぁっ……」

姉「目が潤んでるぞ、弟よ」

男「っ!」グシッ

姉「素直になれ。私にどうして欲しいのかを言えば、その通りにしてやる」

男「……い」ボソ

姉「?」

男「去ねい」

姉「……」ハァ

姉「呆れた奴だ。こんなになっても未だに認めないのか」

男「……何をじゃい」

姉「体が、この私を求めているという事をだ」

男「っ、こんなモン、唯の生理現象に過ぎん」

姉「そう、生理現象だ。私の愛撫で何一つ問題なく、お前は反応した」

男「……」

姉「姉弟と言えども、男と女という事だ」

姉「……となれば」クパァ

男「っ!」

姉「セックスだって何一つ問題なくできるという事だ」

男「……」

姉「フフフッ、よく見えるだろう? 私のオマンコが、中までくっきりと。そこから愛液がしとどに溢れているのも……」

姉「お前の乱れっぷりを見ていたら、こちらも高ぶってしまってな。……そうだ、別のアプローチというのはどうだろう?」

男「……何じゃと?」

姉「自慰行為だよ」

男「……は?」

クチュッ

姉「……んっ」ビクッ

男「ちょっ、姉者……?」

姉「フフッ……何時も想っていた。お前の事を想いながら……こうして度々自分を慰めていた……」

姉「すると、ただオマンコ弄っているよりも、数倍感度が違うんだ。男の手で、口で、そしておちんちんを荒々しく突っ込まれている所を想像しながらだと……フフッ、こうも違うものかと……っ!」ビクッ

姉「んっ! き、今日は何時にもまして感じる……。お前が、私の恥ずかしい所をぉ……っ、ギラギラした目つきで……見ているから……っ!」ビクッビクッ

男「……」ドクンドクン

姉「ああ……頭が……真っ白になりそ……っ。フフフッ……アハハハハハ……」ビクッビクッ

男「……」

姉「すごい……スゴイよぉ……っ! こんなにぃ、キモチイイの……ハジメテ……っ」プシッ

男(な、何て乱れ様じゃ……)

男(……んっ、顔に……姉者の……愛液が……)

男(……)

クチュクチュッ……

姉「あぁっ! ゆ、指がぁっ、と、止まらないぃっ! 指が、かっ、勝手に動いてぇぇっ!」ビクッビクッ

男(変な事を口走る事は多々あれど、何時も澄ました顔付きをしていた姉者が……こんなにも乱れるとは……)

姉「いいっ! スゴくいいのぉっ!」クチュクチュ

男「……ハァ……ハァ……」

姉「お……弟ぉ……!」

男「……?」

姉「弟のが……欲しいっ……!」


男「!?」ドキッ

姉「弟の……ココが……」キュッ

男「っ!?」ビクンッ

姉「弟のおちんちんで……イキたい……っ」

男「~~~~!?」アタフタ

姉「あっ、あんっ! だ、駄目っ! 弟とぉっ! セックスして、イキたいのにっ、ゆっ、指がぁ!」クチュクチュ

男「……」ドクンドクン

姉「お、弟ぉ……」

男「…………」

男「……どうすれば、良いんじゃ……?」

姉「……弟?」

男「わ、私は……どうすれば良いんじゃ?」ドクンドクン

姉「……」ニッコリ

姉「お前の、好きな様に……」

男「……え?」

姉「お前のやりたい様にしてくれ。お前からの愛撫なら、全て……」ハァハァ

男「……姉者……」

姉「……あ、でも、一つだけ……」

男「?」

姉「その口調だけ、何とかしてくれないか……?」

男「っ!? むぅ……」

姉「お前はお爺ちゃんっ子だったから……その喋り方に拘っているのは分かっているが……」

男「…………」

男「……分かったよ……お姉ちゃん……」

姉「……ありがとう」ニッコリ

男「……何か、むず痒い」

姉「フフッ……だろうな……。さぁ、弟……頼む……」

男「その前に良い? お姉ちゃん」

姉「……ん?」

クイ……

チュッ

姉「……」パチクリ

男「ディープ・キスならさっきやったけど……私からも、何かこういうの、しておきたいと思って……」

姉「……ありがとう」

男「……この辺、かな……?」

姉「ん、その辺……。そのままゆっくり来てくれ……」

ズッ、ズズ……

姉「……んんっ」

ズズ……

姉「……んあぁっ!」ビクンッ

男「……くぅっ!」ブルブル

男「お、お姉ちゃんの中……あたたかい……」ズッ、ズッ

姉「んっ……もっと激しくしても、良いぞ……?」

男「……う、うん」

パンッ、パンッ、パンッ

姉「っ! んんっ! んぁっ!」

男「すっ、すごい……。こんなキモチイイんだ……」パンッ、パンッ

姉「あっ! あぁっ! すっ、すごいっ、お、弟のおちんちん……がぁっ、奥まで、きてるぅ……っ!」

俺「……っ、し、締め付けてくる……っ」パンッ、パンッ

姉「弟のぉっ、あついぃ……」

ちょっw 名前が変わってるwww 俺→男でww

なんで俺なんて出てきてしまったんだろう……

男「お姉ちゃんの、どんどん溢れてきている……」パンッ、パンッ

姉「あぁ、はぁっ……んんっ!」ビクンッ

男「……ビクッてなった……」

姉「……ぁ……あぁ……」ビクンッ、ビクンッ

男「……」

パンッ! パンッ! パンッ!

姉「ッ! いっ! いぎぃっ!? っ、あぁっ!?」ビクッ、ビクッ

男「ははっ……すごい……っ。お姉ちゃん、目を見開いてる……」パンッ、パンッ

姉「あっ! あひっ! う、うあぁっ!?」プシッ

男「……お姉ちゃん……イッちゃったの?」

姉「……あっ、ああ……っ!」ビクビク

男「……!」ゾクゾク

男「お姉ちゃん……」

姉「っ! ……?」

男「今、お姉ちゃんの事、すごく可愛いって思った」

姉「……!」

ギシギシ……

パンッ、パンッ……

男「……うぅ、お、お姉ちゃん……」

姉「っあ、ああ……っ」

男「私も……イキそうっ」

姉「……っ!」ビクッ

男「……んんっ! もう……いくぅっ!」

ドクン……ドクン……

男「っ! はぁっ! はぁっ……」

姉「はぁっ……あたたかい……」

男「……お姉……ちゃん……」トロン……

姉「……ん?」

男「……」パタン

姉「……」

姉「…………」

姉「……フフッ、フフフフフ……」

――チチュン、チチュン……

男「……」ズーン……

男「……やっ、やってしもうた……」

男「姉者と……ま、まぐわってしもうた……」

男「……夢である様に幾度と願えども……」チラッ

男「隣に全裸で眠る姉者が現実を物語っておる訳で……」

男「……」ズーン……

男「……避妊具の後始末は姉者がやってくれたんじゃな」

男「まさか本当に使う事になろうとは……」

男「……?」

男「はて……何か引っ掛かるのう」

男「……」

姉『はぁっ……あたたかい……』

男「……あたたかい?」

男「…………」ダラダラ

男「ひ、避妊具はどこじゃ!? ゴミ箱かっ!?」ガサガサ

男「あ、あった……」ヒョイッ

ポタ……ポタ……

男「……」サーッ……

男「あ、穴が……空いておる……」

男「…………」ダラダラ

男(ま、まさか……姉者は……避妊具全てにあらかじめ……?)

姉「……フフフッ」

男「!?」ビクッ

姉「昨夜は凄かったな、弟よ……」ポッ

男「……そんな事より、これはどういう事じゃ?」

姉「何だ、もう元の口調に戻ってしまったのか。可愛いかったのに……」

男「えぇいっ! はぐらかすでないわっ! これは姉者の仕業かと訊いておるに!」

姉「その通りだ。お前に渡したゴム全てに穴を空けてある」

男「それでは避妊具の意味が無かろうが! 何故そんな事を……」

姉「知れた事を……。これはお前を逃がさない為の鎖さ」

男「……鎖じゃと?」

姉「そうだ。永遠にお前を、私の手元に残しておく為のな」

男「……っ」

姉「お前は奔放な奴だ。自由を愛し、縛られる事を嫌う。故に、生半可な拘束では死に物狂いでそれを抜け出すだろう事は目に見えている」

男「……」

姉「それならば簡単な事。抜け出そうだなんて思わせない手法を用いれば良いだけの事」

男「……それが、昨夜のハニートラップじゃったという事かい」

姉「加えて、お前の甘い側面に目を付けた点もある。お前はお爺ちゃんっ子だった。お爺ちゃんを真似してぶっきらぼうに振る舞い続け様とした。だが、お前の心魂は甘すぎる程に、優しい」

男「……」

もう少しで終わる予定なのに仕事だああああああ

いってきます

姉「例え理不尽な経緯があっても、身ごもらせた可能性を示唆すれば、お前は非情にはなりきれない」

男「……ほう、断言するかい」

姉「まだ妊娠したか否かは分からない。しかし、避妊具が機能を果たしていないと分かった今、果たして妊娠していない等と何時まで言っていられるかな?」

男「……妊娠していなかったとして……その後は?」

姉「同じ事だよ。お前が私を抱いたという事実は動かないのだから」

姉「そもそもお前は情にほだされやすい人間だ。人が良すぎて、何だかんだで受け入れてしまう。例え、それがどこか欺瞞であろうともな」

男「……」

姉「私はお前とセックスした。お互いに性の絶頂まで見た。その時に感じた一体感、征服欲……満たされゆく心に、お前は嘘をつけるのか?」

男「……」

男「……フン、いらん事をべらべら喋ってくれたおかげで助かったわい」プイッ

姉「フフッ、脈アリなのは確かだな」

男「……」

姉「……」

ギュッ

姉「弟よ」

男「何ぞ?」

姉「愛している」

男「……おう」


――終

やっつけ感半端ないけど、読んでくれたり支援してくれた方々、どうもありがとうございました。

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