俺「そうだ出会い厨になろう」

その時俺は出会い厨になった

しかし、俺はブサメンでコミュ力も人並み以下、中学では誰とも話さずに卒業まで行ってしまったほどである

それに加え田舎住みであった

俺「どうしおうか」

何の強みもなく、欠点ばかりの俺である
誰かと出会いたいと言っても正攻法では無理に等しかった

俺「訓練が必要だな」

そう思った俺はどうにかしようと案を捻りだした

1レスの文量増やしたら？

俺の強みはなんだろうと必死こいて考えた末思いついたのが「海外」であった
要は海外女子に向かって出会い厨をするのである
>>8
次からそうします

だが俺は学校の英語で1を取るほどの英語苦手野郎だった
だがアホな俺は何も考えず海外ペンパル募集サイトに登録をした

1時間ほど経って、1件のメールが来る
それはスウェーデン人の女の子からだった
「こんにちは！はじめまして！」

「はじめまして！Sちゃんっていうんだ！よろしく！僕は山田って言うんだ」
※メールって書いてたけど間違いです、Skypeでした

ここでいきなり着信

そう、スウェーデンのSちゃんはあろうことか俺に顔出し通話攻撃を仕掛けてきた
俺「くぇｒちゅいおｐ」
日本語でキョドる俺、やたら嬉しそうになにやら話しかけてくるSちゃん

しかもSちゃんは英語がほとんどできないらしく、どうやらスウェーデン語で話しかけてくる
テンパった俺は日本語で応対する

S「ｄさうｈしｈ」
俺「こ…こんにちは…ははっ…」
S「！！！！！」ﾊﾟｧｧｧ
めちゃくちゃ笑顔になるSちゃん。どうやら通じたようである

Sちゃん可愛い？

ここでSちゃんが何かを取り出す。
S「ｺ…ｺﾝﾆﾁﾊ…」
日本語教材であった。
Sちゃんは日本語教材を読みながら俺に語り掛けてくる！

>>15
めっちゃかわいかったけど口にピアスつけてたからめちゃんこ怖かった

俺「…こんにちは、Sちゃん」
S「！！！！ｺﾝﾆﾁﾊ！」
すっごい嬉しそうに反復するが全然コミュニケーションになっていない。

その後やたら嬉しそうに教材の中身を読み上げ、俺がその発音を訂正しながら反復する謎の通話が続く。
1時間くらい続けたあとなんかよくわかんないこと言って相手が電話を切った。
「ｱﾘｶﾞﾄｳ」とだけはなんとか聞き取れたがそれ以外は意味不明だった。

それ以降Sちゃんとは交流はありません。

スウェーデン人編おわり

俺はこれではだめだと思い英語を勉強し始める。
なんやかんや勉強したら次の定期テストでは4取れました。

次にコンタクトを取ってきたのはロシア人のGちゃん。

Gちゃんは日本の漫画アニメが大好きな腐女子で、なんかいろいろ日本のアニメのことを俺に話した。
だがそもそも俺の住む地域でテレ東系は放送されないので全然話は通じなかった。

G「日本って暑い？」

俺「暑いよ、東京とか夏は30度超すよ」

G「ほんとに！？溶けちゃうわ」

俺がコミュ障だってこともあり、会話の内容は極めて薄かった。

1月ほどしてあまり交流はなくなった。

ロシア人編終わり

次にコンタクトを取ってきたのはイタリア人の女の子で、Mちゃんと名乗った。
俺の妹と同じ年齢でした。

M「きゃりーぱみゅぱみゅって知ってる？」

Mは日本のポップカルチャー？に興味があるらしく、きゃりーを神だと言っていた。

俺「イタリアって何がおいしい？」

だんだんとコミュ力が上がって質問とかが難なくこなせるようになった俺は結構いろいろと話せていた。

M「ピザがおいしいよ！食べたことある？」

俺「もちろん、でもピザって高いよ。日本のピザは3000円くらいする。30$ね。」

M「高っ！自分で作りなよピザくらい」

Mちゃんとは英語で話したん？

俺「？生地から作るの？かなり大変だよ、窯とか無いし」

M「え？ピザ窯無いの！？ありえない！」

俺「ねえよｗｗｗ逆にMの家はあんのかよすげえな」

M「いや、うちにあるのは普通のピザ窯だから全然すごくない」

俺「普通ってなんだよ（哲学）」

ミラノの各家庭にはピザ窯が配置されているようです。

>>27
英語で話したよ
でも相手も中学生だったからお互いにわからんとこもあったね
相手はメインイタリア語のサブで英語だったから

M「私日本のヴィジュアル系バンドってほんと大好き」

Mは中学生にしてきゃりーぱみゅぱみゅどころか日本のヴィジュアル系バンドやハードロックがとても好きらしかった。

俺「すげえ渋いな、日本の中学生はハードロックなんか聴かんぞ」

M「だってすっごいクールなんだもん！何かいいバンド知らない？」

俺「バンドは知らないけど曲なら1曲だけ知ってる」

月光花を教えてあげました。とても喜んでいただけたようです。

イタリア人編終わり

俺のコミュ力もある程度上がり、なんだかんだ学校でも友人ができはじめる。