俺「横になるか……」

俺「あれ食い過ぎたときってどっちを下にするといいんだっけ」

俺「適当でいいや｣ﾋﾀﾞﾘﾆｺﾞﾛﾝｯ

胃「！？｣ｸﾞﾗｧｯ

胃「フィールドが不安定な状態に！！」

敵「簡単に消化されてたまっかよ」

胃「なんとかせねば……」

肛門「俺の出番はまだか……｣ﾋｸｯ

ちんこ「寝っ転がりながらエロいこと考えてんじゃねーよ……｣ｷﾞﾝｷﾞﾝ

胃「胃酸ビーム！！！｣ﾋﾞｰﾑ

敵「ぐあああああああ｣ｼｭﾜｰ

胃「それにしても数が多いな……クソっ」

敵「そろそろだぜ」

胃「！？」

俺「オエ……吐きそう」

敵「逆流だあああああ！！！」

胃「なんだとおおお！！！」

敵「ヒャッホーイ」ｷﾞｭｰﾝ

胃「いや違う！これはゲップだ！逆流というレベルではない！」

敵「何ィ！」

俺「ゲプッ」

俺「胃酸とちょっとの食べ物が戻ってきた」

敵「胃酸の量が少し減ったぜええええ！！！」

俺「飲みこもっと｣ｺﾞｸﾝ

敵「何だとッ！｣ｷﾞｭｰﾝ

胃「ざまあみろ」

敵「クソォ……」

胃「クソはてめーだ」

胃「ここがてめーの墓場なんだよ」

俺「そういや最近うんこ出てねーなあ」

胃「撃破ァ！｣ﾄﾞｺﾞｰﾝ

敵「ぐあああああああ｣ｼｭﾜｰ

胃「やっつけた！！！」

胃「大きいやつ含めてやっと倒せたぜ！！」

敵「我は……死なん……」

胃「言ってろ」

敵「まだちょっとあそこにでかいやつ……残ってるぜ？」

胃「なんだと」

敵「今だ！！！腸に突入しろ！！！」

でかいやつ「イエッサー！！！」

胃「しまったああああああああ」

でかいやつ「腸の中ｺﾞｳﾝｺﾞｳﾝ」

腸「でけーよクソ」

腸「痛え」

腸「暴れんな」

でかいやつ「ほーらほーらｗｗｗｗ｣ﾊﾞｲﾝﾊﾞｲﾝ

俺「ぐあああああああ」

俺「ちょっとうんこしたくなってきたかも」

俺「つーか腹がいてええええ」

腸「やめろ！落ち着け！！」

でかいやつ「やーだよっ｣ﾎﾞｺﾞﾝﾎﾞｺﾞﾝ

俺「うおおおおおおおお」

腸「止める術は………無いのか……？」

俺「なんとかしてええええ」

俺「痛いよ痛いよママあああああああ」

妹「どうしたの？お腹痛いの？」

俺「いいところに来た妹……ちょっとちんこさすってくれ」

妹「キモいっ｣ｵﾅｶﾎﾞｺﾞｫﾝ

俺「ぐあああああああ」

腸「千切れるうううう」

でかいやつ「はははははは！！！ざまあみろだぜ！！」

俺「誰か助けて………」

俺「………」

でかいやつ「はっはー！終点まで辿り着いたぜー！！でかいままで！」

腸「このままでは人参丸ごと肛門からゴロンと出てきてしまう！！」

俺「人参丸ごとなんて飲み込まなきゃよかった」

肛門「………俺の出番か｣ｷﾞﾗｯ

ちんこ「だからなんでこの状況でエロいこと考えてんだよ！！｣ｷﾞﾝｷﾞﾝ

俺「トイレ……」

妹「入ってまーす」

俺「嘘でしょおおおお！！！」

肛門「指令が出た！『今は出すな』」

でかいやつ「えっマジ？」

でかいやつ「俺もう出たいんだけど」

肛門「意地でも通さん」

でかいやつ「やるってのか」

肛門「試してみるがいい」

俺「早く出てー」

妹「まだでーす」

でかいやつ「うおりゃ！人参アタック！」

肛門「効かん！｣ﾊﾞｼｰｯ

でかいやつ「せいや！人参ドリル！」

肛門「効かん効かん効かん！｣ﾊﾞｼｰｯ

俺「出ちゃうよー出ちゃうよー」

妹「やめてよねそういうの」

俺「トイレ前の床をスカトロトラップに仕立て上げたろか！」

妹「録音した」

俺「ごめんなさい」

俺「ってか何で録音したんだ！ケータイ弄ってんのか！」

でかいやつ「うおりゃうおりゃうおりゃうおりゃ！！！」

肛門(くそっ……このままでは破られてしまう！)

俺「出ちゃううううう！！！！」

妹「はいはい今出るからｰ｣ｶﾞﾁｬ

その時妹は 戦慄した

そこで見たもの それは

トイレの待機で パンツを脱いでる実の兄の姿であった

妹の時間が 止まった

兄の次にする行動 それは一つであった

トイレに入ること

彼にとって今何よりも優先すべき行為であり 目的である

しかし 妹は

妹「いやあああああああ！！！」

扉を 閉ざした

兄の限界が 近づこうとしていた

肛門「あ、無理だわ」

でかいやつ「あ、出れた」

俺「うんこ漏らした」

俺「うわあああああああ………」

俺「あれ……こんなところに人参が………」

俺「俺を慰めてくれるのかい……グスン」

俺「ありがたくいただくよ……パクッ」

俺「美味しいなあ……美味しいなあ……｣ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

妹(泣いてる……)

妹「トイレは？」

俺「もう漏らしちまったよ……｣ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

妹(どこに？)

風が……吹き荒れていた………

俺(人参さん……ありがとう……)

完