俺「菜糞の力見せてやる!俺は菜糞使いのバリ!」 (25)

糞には、四つの種類があった!

自然を愛する野菜の糞、菜糞!

力を蓄え続ける肉の糞、肉糞!

どちらにも所属せぬ無の糞!

そして、四つめは……




デレデデレデデーン

デデデデデデデデデデデデッ!

デレデェーン
(……チャッ!)
デ、デレレデーレデレーデーデー、デー、デーデー

YouはShit! 愛で糞が落ちてくる
YouはShit! 俺の糞が落ちてくる

熱い便意鎖で繋いでも今は無駄だよ
邪魔する奴は糞先ひっとっつでーダウンさー

YouはShit! 糞で鼓動速くなる
YouはShit! 俺の便意速くなる

糞を求め彷徨う心今、熱く燃えてる
すべて溶かし無残にとっびっちるーはずさー

糞への愛を守るため、おーまえは旅立ちー
あしー、たをー、みーうーしなったーあー

尿意を忘れた便などー、みーたくはなーいーさー

べぇぇぇぇぇんを、取り戻ぉ、せぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!

ドゥーン、ドゥーン、ドゥーン、ドゥーン

デレデーン、デレデデーン

゙ンッ!デンデンデデンッ!デンデンデッ

ドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥドゥン

原「お供するぜ……てめぇの才能を開花させるためによぉ……」

テレテーレーテテーレッテッテー

俺「……俺に、どんな才能が隠されているのか、やはりまださっぱりだ……」

テレテーレーテテーレッテッテッテェー

テレテッテッテテーテーテェー、テェー

テンッ

原「任せとけ、ゲロ使いの原様がテメェの才能をバッチリ開花させてやるから」

原「テメェ自身が才能を感じられるほどな!」

デン、ドゥン、ドゥンドゥンドゥドゥン

デン、ドゥン、ドゥンドゥンドゥドゥン

デン、ドゥン、ドゥンドゥンドゥドゥン

デン、ドゥン、ドゥンドゥンドゥドゥン

デンッ!

原「立てるか?」

俺「あ、あぁ……」

原「……そっちは?」

友「俺も……大丈夫だ」

弟子「てめぇ確かガストの……」

原「ん、お前は……」

原「俺と一緒にいたやつか……」

俺「……」

弟子「ここでお前と会うなんてなー!」

原「あの時は本当にすまなかった」

弟子「ん、いいっていいって!……俺の傷は大丈夫なのか?」

原「まぁ命の危険はないだろう……安心しろ」

友「俺はハペンの技を何回も受けたんだよな?それなのに俺ときたら……」

友「一発でダウンか……」

友「情けないもんだ……」

原「俺が二人の手当をしてやるよ」

友「あ、俺は大丈夫だ!やれるやれる!」

………………
…………
……


原「……そうか、ブジュウが……」

俺「知って……いるのか?」

原「……いや、全く……ちょっと頭に響いたんでね」

俺「そうか……」

友「……お前の体ってのは不思議なもんだ……」

友「ブジュウの虎殺陶酔陣といいハペンの狼渦死握といいまともにくらったってのに……」

俺「もしかしたら才能が関係しているのかもしれんな……」

友「打たれ強いのも才能の一つか……」

原「……おい、なにか聞こえないか?」

ガヤガヤ……ガヤガヤ……

チンピラ「おうおうおうおう、みてたぞぉ、お前ぇ」

チンピラ2「ハペン様が一生懸命傷をつけたんだ、今のうちにやっちまえ!」

チンピラ3「うへへへ……これで俺も階級が上がるぜ……」

ガヤガヤ……ガヤガヤ……

原「……こんな時に……」

友「どうした?」

原「その王者の手下だろうな」

友「……くそっ!俺!お前はここでおとなしくしていろ!」

原「はぁぁぁ……」ゴボゴボッゴボッ

原「嘔吐体貫!」ベバァッ

「ぎびぁっ!」「ぐべぇ!」「ぎぇっ!?」

チンピラ4「てめぇら!怯むな!一斉に攻撃しろぉー!」

原「くそっ……」

友「尿放射!」ズビァッ

チンピラ4「ぎべっ!?」

友「ふんっ!」ビュンッ

チンピラ4「あ……あ……あぎゃっ!」スパッ

チンピラ5「か、体がぁ……」ガクッ

ドドドドドドドド

原「全く減らんな……」

「そこをどくんだお前達!」

原「……誰だ?」

ザザザザッ

チンピラ6「ん……なんだあいつらは……」

男「……」

男2「……」

「俺達の力、王者に見せてやれ!行くぞ!」

「菜糞緑入射(さいふんりょくにゅうしゃ)!」

男「……」ブビィッ

ブビビビビビビビビビビビビビビブビビビビビビビビビビビビビビ

男4「……」ビビビビビビビビビビビビビビビビビビビビ

ブバチュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ

チンピラ6「あ、あの糞は……」

チンピラ7「あの緑の糞は……間違いねぇ!さ、菜糞!」

チンピラ8「俺達を嗅ぎつけたということは……お、お前ら……」

チンピラ9「お、王者討伐隊……」

ドバァッ

チンピラ6「ハッ!」

「「「「「ぎべぇぁっ!?」」」」」

ブリブリブリブリブリブリブリブリブリブリ……


「……危なかったな、君たち」

原「お、お前は……」

バリ「俺はバリ、菜糞使いのバリだ」

バリ「俺達は王者討伐隊で、現在は王者の手下達を殲滅している」

バリ「そしてその後に残った王者を倒す……」

俺「……菜……糞……?」

バリ「あぁ、菜糞を知らないのか?ならば教えてやろう……」

バリ「我ら菜糞使いの事を……」

バリ「我ら菜糞使いは自然を愛した……ゆえに我々は緑の糞を出した」

バリ「その時、我々はある事に気付いた……」

バリ「この糞は……臭いがしない、特別な糞だということを……」

バリ「そして我々はこの糞を研究し……菜糞に力があることが分かった」

バリ「更に自然を生む力を持つことが分かったのだ……」

バリ「我々は菜糞を出した……菜糞を出してまた自然を愛した……」

バリ「しかし、そこに邪魔者が入った……」

バリ「それが……肉糞使いだ……」

俺「肉糞……?まさか……」

ブジュウ『食らえ!肉糞奥義・牙獣糞撃!』

バリ「……そうだ、お前が王者と戦っているならば分かるな……」

バリ「奴らは力を蓄え続け、自然を愛する俺らを駆逐しようとした……」

バリ「力のみ、自然などいらぬ、この地には力のみが必要と……」

バリ「そして我々菜糞使いと肉糞使いは争うことになったのだ……」

バリ「肉糞使いは自然を破壊しようとし、菜糞使いはそれを防ぐ……」

バリ「まさに終わりの見えない戦いだ……」

バリ「それが今もまだ続いている……」

バリ「王者は肉糞の力を使い王者までのし上がった……」

バリ「そしてその力に憧れた者達、王者の元で戦いたい肉糞使い達が集まったのだ……」

バリ「スパイとして菜糞使いが入ったこともあったが……すぐにバレて殺された事もある……」

バリ「我々の地にまで肉糞の手がのびてくるのは本当に悲しい……」

俺「王者というのは……いつからこんな活動を……?」

バリ「一年前だ……一年前から奴はここを支配しようとした……」

俺「……一年前……酷い話だな」

バリ「俺達の仲間がすぐに王者の存在を知ることができたから被害は少ないが……」

バリ「やはり犠牲になったものは多い……」

俺「……バリ、といったな……」

バリ「……あぁ」

俺「俺もできる限りは協力する……奴らはまだ侵攻を続けているのだろう?」

俺「急いだほうがいいぞ……」

バリ「……あぁ、ありがとう…………!?」

クルッ

原「……どうした?」

バリ「お前は……お、お前は……?」

原「……どうかしたのか?」

バリ「……すまない、多分人違いだ……」

バリ「……そうだ、君達、俺達のアジトに来ないか?」

俺「……?」

バリ「宿や食料を提供してやるよ……」

俺「……すまない」

バリ「そうだ、俺……お前には糞の極意を教えてやる」

俺「……糞の極意?」

バリ「お前をみた感じ……お前からは物凄い才能を感じる……」

バリ「しかし、お前はまだ活かせていないんだ……少しだけ手助けをしてやる」

バリ「それだけでもお前の力は物凄く上がるはずだ」

俺「……なら、教えてもらおう……」

バリ「あぁ、王者を倒すためにも教えてやる!」

友「なんか悪いな、いろいろしてもらうのは」

バリ「君達は王者を倒そうとしているのだろう?ならばいろいろな支援はしてやるさ」

バリ「その代わり我々に協力しろとも決して言わない」

バリ「それじゃ、案内するぜ!ついてこい!」

ザッザッザッ

俺「……菜糞と肉糞……か……」

友「なんだか複雑なようだな、王者と討伐隊に限らず……」

俺「この争いには全く意味はなさそうだ……」

俺「ただ犠牲者を生む……永遠に終わらぬであろうな」

友「そうだな……運命のようなもんだ……」

バリ「君達、着いたぞ!ここが我々の拠点だ!」

友「でけぇ……」

俺(……………………)

俺(菜糞使いのバリ……きっと長い間世話になるだろう……)

俺(この終わらぬ争いに終止符は打たれるのだろうか……)

俺(その時が来るまで、やはり分からぬな……)


「…………」

「うっ……世界が……悲しんでいる……」

「……なぜ、このような事が……」

「……様!お体の方は!」

「放っておいてください……!お話する気分にはなれません……うっ……」

「…………」

汚物の中で揺れてる お前の糞尿

排泄音を残して ゲロに消えるこの腕

満たされ放出 尿意が背中向けて今

だから愛より金より糞が欲しい

腸から出てくる糞が欲しい

全てを……

次回予告

突如現れた王者討伐隊のバリ!その目は、大きな悲しみを孕んでいた!

次回、「バリの目に涙が光る!今、平和を救い出せ!」

俺「バリ……貴様の目は……」

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