妹「そうです」
男「たとえば?」
妹「さいころを一回振ります。その出た目で罰ゲームを決めます」
男「ふむ」
妹「1~3が出たら私、4~6が出たら兄さんの考えた罰ゲームということでいかがでしょう?」
男「ふむ」
妹「あ、それとですね。罰ゲームはそれぞれの数字に割り当てることにしましょう」
兄「・・・・ちなみに同じ罰ゲームの内容は?」
妹「それは禁止です。それから罰ゲームは遵守できる範囲でお願いしますね」
兄「よしわかった。んじゃあ罰ゲームを考えるか」
妹「ハイ♪」
兄「んー・・・まぁアイスおごり、晩飯のおかず・・・・んー、あとはテレビの優先権でいいか」
サラサラサラ
妹「決まりましたか?兄さん?」
兄「うん。まぁこんなもんかな」
妹「それじゃあ振りますよー?」
兄「おう」
妹「そおおおおれぇぇえー♪」
コロコロコロ・・・
兄「・・・・・・・」
ピタ
さいころ(2)
妹「やったー!やりましたー!」
兄「あらら、負けちまったか」
妹「やったー!やったーーー!!」
兄「?そんなに喜ぶほどのことか?」
妹「はい!それはもう!」
兄「お前がそれほど喜ぶ罰ゲームってなんなんだ?」
妹「えへへー、それはですねー・・・」
ピラッ
(1)兄さんが一週間私の恋人になる
(2)兄さんと二人で行く別荘 1ヶ月
(3)兄さんの奴隷になる
兄「・・・・・・・・・・・・・・」
妹「さぁ!早速準備いたしましょう!!」
兄「・・・・・・・・・・・ん?」
妹「どうしました?」
兄「なんだろう・・・俺の考えてた罰ゲームと次元が違う気がする」
妹「?」
兄「なんていうんだろ・・・だめだ、言葉に出来ない」
妹「いいから早く準備しましょう!ほらほらほら!」
兄「ってちょっと待て!家みたいな一般家庭に別荘なんてないだろ!」
妹「ご心配なく!コレこのとおり!友達から鍵をお借りしてきました!」
兄「まじか・・・てかお前、罰ゲームの(1)(2)はまだいいとして(3)はなんなんだよ!」
妹「へ?その言葉のとおりですけど何か?」
兄「なにかって・・・・・」
妹「私は大丈夫ですよ?兄さんの奴隷・・・願ったりかなったりです!」
兄「えぇ~・・・・・・」
妹「それに、兄さんからしてみれば、罰ゲームに当たってしまう確立が1/3に減ったんですよ?」
兄「・・・結局当たってしまったわけだが・・・・」
妹「ほらほらー!そんなことより早く準備をしましょうよー!」
兄「あーー・・・・・・」
妹「うふふふふふふふ」
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