この前別所に書いたやつですが、ちょっとだけ加筆して投下します。
そういうわけで、書き溜めてあるので早く終わると思います。
コナン「んなもん何に使うんだよ」
阿笠「うむ……少子化に歯止めをかける発明を考えていたら、なぜかこうなってしまったわい」
コナン「それにしたって、ちんこの数を増やしてもしょうがねえよ」
阿笠「自分で言うのもなんじゃが、まったく不必要な発明じゃのう」
コナン「ちょうど粗大ゴミの日だし、登校ついでに捨ててきてやるよ」
阿笠「そうしてくれると助かるわい。ちなみに使用法じゃが、対象の人物に向けて、変換したい体毛の部位、本数を念じて押すだけじゃ。くれ悪じゃぞ」
コナン「バーロー」
コナン「……登校前に博士の家に寄っちまったから、時間なくてがむしゃらに学校まで走ってきちまった」
コナン「スイッチもポケットに入れたままだが……まあ捨てるのは来週のゴミの日でもいいだろう」
元太「よおコナン!」
歩美「おはようコナンくん!」
光彦「おはようございますコナンくん!」
コナン「よぉみんな」
灰原「1時間目の開始ギリギリよ。今朝は博士に付きまとわれてたみたいね」
コナン「はは、まーな」
小林先生「じゃあ今日は22日だから、出席番号22番の円谷君から読んでくれる?」
光彦「はい! えーと、8月のある日、男が一人、行方不明になった……」
コナン(小1の授業は逆に疲れるな……なにかおもしれえことは……)
コナン(ん? そういやポケットに捨て損ねたスイッチがあったな……こいつで暇を潰せるか)
コナン(さあ光彦、せいぜい俺を楽しませてくれよ?)ポチ
光彦「……むろん、人間の失踪は……」ニュルン
光彦(なんでしょう、頭のてっぺんが変な感じです)
コナン(しめた! つむじの髪の毛一本をちんこに変換したから、後ろの席の俺からはこのスイッチの効果が丸見えだぜ!)
コナン(しかも光彦の野郎、人知れず短小包茎のちんこを頭に生やしてるってのに、黙々と音読を続けてやがる! どうやらちんこの特徴まで想像したものが反映されるようだな)
コナン(こりゃまだまだ遊べそうだぜ!)
光彦「……しかも、発見される率は……(頭に大きなしこりがありますね……今朝は気付きませんでしたが、休憩時間にもっとよく確認して見ましょう)」
光彦「な、なんですかこれは!?」
思わず声を荒げた。幸いにも辺りに人はいなかったが、冷たいタイル造りの無機質で手狭な空間に、光彦の素っ頓狂な声は大きく反響した。
鏡に映し出された己の頭には、まだ皮をかぶった未成熟なペニスが一本、青膨れな様を投げ出している。
手を触れてみた。冷ややかな触感を覚えたが、興味本位で幼気な皮を恐る恐る剥いてみると、そこには確かに生命の脈動が感じられる。
刺激を与えられたためであろう。ペニスはピクピクと一瞬脈打つと、不細工な蛇が鎌首をもたげるかのように、静かに己の存在を主張し始めた。
光彦「これはどう見ても男性器ですよね……しかも作り物とかじゃなくて、僕の頭にほんとに生えてます……」
光彦「見られたら大変ですね……とりあえず今日は先生に言って早退しましょう……」
コナン(光彦のやつ、さすがにあせってるようだな)
コナン(こっからどうなるか見当もつかねえが、おもしろくなりそうだぜ)
コナン「博士ーいるかー?」
阿笠「おお新一か。どうした、哀君は一緒に帰って来とらんのか?」
コナン「バーロー、この時間に学校が終わるかよ。早退してきたんだよ」
阿笠「おおそうじゃったか。それで、早退してまでここに来たからには、何か話があるんじゃろ?」
コナン「ああ、今から光彦の家ですげーおもしれえことが起きそうなんだけど、その様子をどうにしかして見れねえかなと思って」
阿笠「そういうことなら、この『円谷家24時間モニタリングキット』を使うといいぞ」
コナン「さすが博士だぜ!」
阿笠「ほほっ、テレるわい」
光彦「うーん早退して帰ってきましたが、この時間はいつも誰もいないんですよね」
光彦「病院で診てもらおうにも、保険証とかどこにあるのか知りませんし……」
光彦「とりあえず、お母さんかお姉ちゃんが帰ってくるまでゴロゴロしてましょうかね」
光彦「どうせ買い物でしょうから、すぐに帰ってくるでしょう」
阿笠「いったい何が起こると言うんじゃ? 新一」
コナン「まあ見てなって、タイミングってのがあるんだよ」
光彦「……誰もいないと静かですね。テレビでも付けましょう」ニュルン
光彦「!?」
光彦「右手の甲からちんこが生えて……」ニュルニュルン
光彦「!? 今度は左手親指の第二関節から二本!?」
光彦「ど、どうなってるんですか!? 誰か助けてください!!」ニュルニュルニュルニュルニュルニュルン
光彦「う、うわあああああああああ!!!」
コナン「光彦のやつ、両手の腕毛という腕毛をちんこに変えてやったから、手がちょっとしたモップみたいになってやがるwww」
阿笠「傑作じゃよ新一www 次は髪の毛を全部ちんこにして、ちんこドレッドにしてやるというのはどうじゃ?」
コナン「それいいな! いけええええ!」ポチポチポチポチポチ
阿笠「これ新一www」
光彦「ああああああああああ頭皮が痛いですうううううう!!!」ニュルニュルニュルニュルニュルニュルニュルニュル……
光彦「!? 足がああああああ!!!」ニュルニュルニュルニュルニュルニュルニュルニュル……
光彦「……あ……ああ……」ニュルニュルニュルニュルニュルニュルニュルニュル……
コナン「口とか目からも生やしてえな」ポチポチポチ
阿笠「それならば、腸内にある絨毛をとびきりでかいちんこに変えて、口とか眼球から出してやるといいぞい」
阿笠「正確には体毛とは性質を異にするが、まあ大丈夫じゃろ」
コナン「その手があったか! でかマラくわえこんで死ねえええええ!」ポチ
光彦「おぼぉ!?」ジュルンッ
コナン「きめえwww」
阿笠「www」
ピンポーン タダイマー
コナン阿笠光彦「!?」
朝美「ただいまー。学校からお母さんに連絡があったんだけど、お母さん手を離せないみたいだから代わりにって……」
体調の優れぬ弟が休んでいる姿を予期し、やや心配の色を顔に浮かべた朝美が、わざとらしく活発な振る舞いを装いながら目の当たりにしたのは、全身を朱に染め、だらだらと体液をしたたらせた、この世のものとは思えぬ醜悪な肉塊が立ちすくむ姿であった。
肉塊は管のようなものをまといながら、ブツブツと、全身からつぶやくような音を湧き立たせている。
しかもよく見ると、その管らしきものは、どうやら無数の男根のようであった。
顔と思しき部位さえもびっしりと男根が覆いつくし、その表情からは意識があるのかどうかさえ読み取ることができない。
両目からはそれぞれ一本ずつ、象のものほどある男根が生えており、口からも、無数のそれがだらしなく垂れ下がっている。
その刹那、口角が微動した。素人目にもわかる。唖者の唇が紡いだ言葉。「オ、ネ、エ、チャ、ン、タ、ス、ケ、テ」
朝美は確かに、その肉塊に、弟の面影を見た。
朝美「ヒッ……」
思わず後ずさった。底冷えするような冷たさを持つ粘液が、グチャリと淫猥な音を立てる。
朝美「バッ…バケモノ……」
光彦「……オッ……オーーーーッ!」
朝美「バケモノォオオオオオオ!」
光彦「オアアアアアアアッ!」
朝美が叫ぶか早いか、肉塊が呻きその無数の触手を伸長させるが早いか、それはほぼ同時に思われた。
長く、蜘蛛の巣状に血筋を走らせたペニスが、彼女のまだ白くほっそりとした身体に絡みついていく。
朝美「ヒイイイィ! 助けてお母さあああん!!」
もはや性の権化と化した光彦にとって、対象が幼くとも、蠱惑的でなくとも、どうでもよかった。
目の前にあるのは、ただ自己の性欲のはけ口となる、雌という存在だけ。
光彦は、朝美の四肢をしっかりとフローリングに固定すると、一瞬の動作で衣服を剥ぎ取って彼女を全裸にし、中でも特に大きな股間の己の分身を、しっとりとした彼女の秘部にあてがった。
柔らかな下草をまばらに点在させた、雪のように白いクレパス。
充血して赤黒く変色してしまった、醜くギラギラとした肉欲の化身。
それぞれが密着する音が、白昼の住宅街のあの異様な静けさの中で、一際大きく響いたような気がした。
朝美「アイイィィィッ!!」グチュッ
一瞬だった。
まだ十分に濡れていない秘部から、切り傷をつくったように温かな鮮血が零れ落ちて、ピカピカに磨き上げられたフローリングを汚した。
エデンの園を失墜させる、醜悪な蛇。
朝美は、ついにその侵入を妨げることはできなかったのだ。
朝美「や……やめてみっちゃん……」
あれから何時間経ったのだろう。
怪物は、白く濁った体液をそこかしこに垂れ流しながら、彼女の上に覆いかぶさる格好で、いまだに一心不乱に腰を振り続けている。
犯されつくされた口内、腸内、そして膣内は、すでに新たな男根を迎え入れるべく、だらしなくたるみきった様態をさらけ出していた。
しかし、この短期間に恥辱と絶望を味わい尽くした朝美の幼い思考回路は、意外、むしろ平常よりも冷静を保っている。
朝美は恐らく、その物体を弟と認識することはできたが、そこから感じられる恐怖を見過ごして、自己防衛を不正当化させる結論を導き出すことはしなかった。
ふと見れば、手元のソファには、小学生の頭蓋程度ならば十分大きな損傷を与えられそうな獲物が、無機質な光沢を湛えている。
純潔を奪った、もはや人とは思えぬ、異形の存在。
自らの弟によって辱めを受けたという、自己嫌悪。
迷いなどなかった。
彼女の手右手に強く握りしめられたリモコンが、その醜悪な頭部に何度も振り下ろされた。
朝美「死んでえええええええええ!!」
光彦「ブゴッ!?」
ゴッゴッガッゴチッグチュッグチャッヌチュッヌチュッヌチャッメチョッ
殺戮の音はしばらくは鈍く響いていたが、時がたつにつれ、次第に粘液性を帯びていった。
円谷光彦、享年7歳。
未来ある少年を襲った、突然の死。
運命の一言で片づけるには、それはあまりにも無慈悲すぎた。
阿笠「さすがにあのまま現場を残しておくとダメじゃから、ちょいと光彦君の家に掃除に行ってくるぞい」
コナン「とかいって、どーせ目当ては光彦の姉ちゃんだろ?」
阿笠「ぬほほほwww さすがは新一じゃわいww 少子化が叫ばれとる世の中じゃから仕方なくのうww」
コナン「はは、こりねーな……」
fin
このSSまとめへのコメント
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