[安価]男「夢の中で特殊能力を授けられたんだけど」エヌ「…ファイナル」 (131)

あらすじ


異能力バトルの戦いに突然参加した男、だがこの戦いは戦いそのものが罠であり、邪神ニャルラトホテプの陰謀だった

今、邪神クトゥルフを倒し、ニャルラトホテプの地球進撃を防ぐため、男は邪神に戦いを挑むのであった。

テンポ保持のためキャラ紹介は省く、まぁ今日は寝ますが…

前スレ>>998
すいません、何故かそのように自動的に脳内変換されてしまいました。>>994,999どっちも書きます


>>1000
い い の な ?

男「知らねえのか?よく練られた策ほど、ネタばらしと説明は負けフラグになるんだぜ?"吸い込み"!!」


クトゥルフに向かって"吸い込み"を使う。しかし


ニャルラトホテプ「無駄だ!邪神を吸い込むには力が足りぬわ!」

男「力ねぇ、ならこれならどうだよ?"かじり玉""かじり玉""かじり玉"」


一直線に"かじり玉"を空中に配置する。幸いなことに奴は動きが鈍い、襲い来る触手を避けながら狙いを定める


男「"暴食悪魔(ベルゼブブ)"!!」


最大に強化した神級のスキルがクトゥルフに食らいつく


クトゥルフ「グォォオオオオオォォオォオオ」


クトゥルフの体が食いちぎられる。ダメージはちゃんと通じるな、だけどもう神級は使えない。このまま、どうやって押しきれるか…

>>6


ニャルラトホテプ「…くくく」

>>1に任せる

連投は一時間置かないと無効
最安価>>9

男、現在の所有スキル


神食(しんしょく)
 相手の神級スキルをたべる事で自分の神級スキルを強化出来る(神級スキルがレベルup)
 ただし一時間しか強化効果は持続しない

吸い込み
 両手の指で輪っかをつくり、そこに物を吸い込む能力
 固定されているものや手にもっているものは吸い込めない
 大きなものでも小さくして吸い込む

吐き出し
 今まで飲み込んだものを吐き出す能力
 ただしスピードを出して飛ばしたりは出来ない。取り出すだけ

丸齧り
 手で触れている場所を抉る能力
 物理的なもの専用、人体以外にも有効

暴食の化け物(グラトニー)
 自分の前方5メートルにある物を全て抉り、飲み込む能力
 ただしこの能力で飲み込んだものは吐き出せない

栄養吸収
 食べた物の特性を自身に追加するスキル
 ただし、一度しか使えない上に、物によってはオリジナルより劣化した能力になる

断食
 どんなスキルでの攻撃、効果も受け付けない状態になるスキル
 ただし息を止めている間だけしか使えない

暴食悪魔(ベルゼブブ)
 神級のスキルで巨大なハエを召喚、素早さはナンバーワン
 敵を食い破るが、活動限界がある

かじり玉
 口がついた黒い玉を操る。
 地面にはっつけると地雷式罠に、相手の体をかじらせると相手はその部位からの能力使用ができなくなる。
 また、自他問わず能力が教化+誘爆連鎖する(ガッシュのザグルゼム的な)。
 最大三発まで出せる

偏食
 発動している間、吸い込み・丸齧りなどの対象が「非物質のみに」なる。

食罪
 対「原罪」用スキル。
 人の罪に関する能力のスキルそのものを喰らい無効化&吸収する

栄養補給
 能力で何かを齧るまたは吸い込むほど素早く動ける。持続は10分

狭間喰い
 空間ごと喰らう力。
 範囲の広さも自由に設定可能だが、範囲の大小問わず使う度に食欲が増していく。
 最終的に理性は食欲に押し潰され、人間も無機物も関係なく喰おうとするようになる

蝿の群
 制御可能な小型暴食悪魔(ベルゼブブ)を大量召喚。
 具体的には数千匹くらい。ただし活動限界時間がもって数十秒。

踊り食い
 触れた物を抉り飲み込むバリアで全身を覆い全身で食らうことが出来るスキル
 ただし、一瞬で消える。回数制限は無し


夢食い
 相手の思想や夢や意思などを食うことができるスキル。
 全て食って廃人にすることも、部分だけ食って都合のいい人格にすることもできる
 ただしスキルを発動させながら十秒以上相手に触れている必要がある


完食
 手をかざすだけで相手のスキル(身体強化などのスキルや防御スキルも)を打ち消し、無効化する。
 打ち消すので飲み込んだことにはならず"吐き出し"で取り出すことはできない
 神級のスキルを吸い込むことは、本当に弱いものだったら可能

狩猟
 近くにいる能力者の位置を割り出す

アザトース降臨
ニャルちゃんをフルボッコに

男「"かじり玉""かじり玉""かじり玉"、"暴食の化け物(グラトニー)"」

クトゥルフ「グオォォ…」


そのまま、再びかじり玉で強化し、"暴食の化け物(グラトニー)"を放つ

クトゥルフはその場に膝をついて倒れた。もろいラスボスだな、おい


ニャルラトホテプ「…くくく、くーはははは」

男「…何笑っていやがる」

ニャルラトホテプ「ダミーだ!」

男「ダミー?こいつは、偽物なのか?」

ニャルラトホテプ「いや、本物だ。しかし我の本当の狙いはそいつを復活させることではない」

男「…お前、何を考えている」

ニャルラトホテプ「」ニヤリ


空に浮かぶニャルラトホテプが口元を歪める。嫌な予感がした


男「…」

ニャルラトホテプ「死せる邪神の遺骸を頼りに奴はこの星へたどり着くだろう」

男「…奴?」

ニャルラトホテプ「いあ いあ あざとほーと」

男「な…」


そ、その名は


ニャルラトホテプ「究極の邪神、全てを生み出した我が愚鈍なる主、魔皇アザトース!」

男「嘘…だろ、てめぇ…」


その名はクトゥルフ神話における最高神にして最凶最悪最強の邪神、銀河一つ吹き飛ばすような災厄そのもの


ニャルラトホテプ「滅ぶがいい、人間共!恐怖と混乱、混沌の渦に巻き込まれ、全てを破壊したあと原初の混沌へと還元されるがいい!!」

男「てめぇぇええええ!!」

ニャルラトホテプ「ふはははははは…は?」


ニャルラトホテプの影が揺らぐ、どうしたってんだ?


ニャルラトホテプ「…来たか、愚かしい主よ。我を殺すということはかなりお怒りのようだな…いいだろう、その怒りをこの星にぶつけよ…魔皇、アザトースよ」


ニャルラトホテプの影が完全に消え去った。といっても千の化身を持つあいつのことだから完全に死んだわけじゃなさそうだが


目の前の空間が歪む、来るのか、究極の邪神が

まだ、エルたちは固まったままである

空間が歪み、小さなブヨブヨとした肉のような物が空中に浮かぶように現れる

ヤバイ、逃げないと…でも足がすくんで動けない

見る見る内に"それ"は大きくなり、既にクトゥルフの大きさを超えていた

一説にはアザトースは暴走するエネルギーの塊とも言われている。ならば、いけるかもしれない


男「…す、"吸い込み"!」


しかし吸い込めない


男「くそ!"暴食の化け物(グラトニー)"」

男「…くそ!」


グラトニーはアザトースに触れる前にチリになって消えてしまった

くそ!どうしろってんだよ!!

行動安価
>>13

偏食+吸い込みならどうだ

男「"偏食"」


アザトースはやっぱり何らかのエネルギーなのか、だとしたら俺のスキルで対象を"非物質にして"


男「"吸い込み"!」


やはり吸い込みのエネルギーはアザトースに届く前に消えてしまう。どうしろってんだよ、勝ち目はねえのか!

その時、アザトースが動き出した。触手がどこまでも広がり、いろいろな方向に伸び、島内で固まっている人間たちを捕食しようというのか捕らえようとする


男「やめろぉぉおおお!」


ピカッ

パアアァアァアア


周りを光が照らす。その光は俺の胸から


男「これは…」


それは第二ステージに行く前、夢見から渡されたお守りだった。お守りが強烈な光を発し、俺の仲間たちへ伸びた触手を焼き切った

この世とあの世の狭間


夢見「やっぱりニャルラトホテプは今回で仕掛けてきたね。僕が死んだ事で油断していたね」フ

夢見「でも、甘いよ。僕はただじゃ死なない、いや、死んだ事すらお前を油断させる罠だよ」

夢見「お前は僕さえ消せば完璧だと思って油断した。でも僕はお前に、本人たちにすら気づかれないように後見人を作り上げた」

夢見「あの二人ならちゃんとやってくれるはずだよ。僕の代わりに、僕以上に」

夢見「確実にニャルラトホテプの計画をくじいてくれるはずさ」


夢見「あの二人、男くんと銀髪ちゃんならね」

夢見「二人に渡したあのお守りには呪文が練りこんである。アブドゥルアルハザード、魔導士エイボン、魔術師ランドルフカーター、アレイスタークロウリー、様々な魔術に精通する者の智慧を練って作り上げた呪文が」

夢見「ニャルラトホテプの全ての呪文は通じない、そしてアザトース級の邪神への対策さえもあれで足りるよ」

男「お守り…夢見の」


中身を取り出す、そこに書いてあったものはよくわからない言葉で書かれた謎の言葉だった。しかし、意味は分かる。これは…


男「…究極の…スキル」


神級を超える窮極のスキルが自らに宿るのが分かる。夢見、まさかこれを見越して…


そしてもう一つ、メモがあった


男「このお守りが発動したとき…」


読んでみる


男「…それは邪神がこの星に召喚された時だ。すぐに倒さないと世界が滅ぼされてしまう。僕の魔術を使って君たち二人に究極のスキルを宿らせる魔術を託す」

男「二人揃って戦うんだ。特に上位の、外なる神レベルのやつが来た場合には決して一人で戦ってはいけない。究極級のスキルが二つ必要だ。おねがい、この星を…守って」


…なるほど、今俺がしなきゃいけないことは、固まっているこいつらを守りながらそのもう一人が俺たちを見つけてくれるまで耐えることのようだな





銀髪「このメモが本当なら、早くアザトースとか言う奴のところに行かないと…絶対に、私と君の世界を…壊させたりなんかしない!!」


銀髪が合流するまで、男の行動
>>20


※究極のスキルも一回の戦いに一回しか使用不可



今日はここまでにします。…じつはここから先今のままだと銀髪と合流した後安価を入れるタイミングが思いつかないのでこれが実質ラスボス戦(安価スレ的な意味でも)になります

あとは一本道…安価スレでいいのかな…?

栄養吸収で手に入れられる特性は一つまで、それ以上は上書きされます。持続は次の戦いまで
安価↓

-なべての無限の中核で冒瀆の言辞を吐きちらして沸きかえる、最下の混沌の最後の無定形の暗影にほかならぬ―すなわち時を超越した想像もおよばぬ無明の房室で、
下劣な太鼓のくぐもった狂おしき連打と、呪われたフルートのかぼそき単調な音色の只中、餓えて齧りつづけるは、あえてその名を口にした者とておらぬ、果しなき魔王アザトホース-


HPラヴクラフト「未知なるかダスを夢に求めて」より

男「…来いよ、魔皇アザトース。最強の邪神だの最悪の存在だのそんなことはどうでもいい」

男「てめぇを食らってやる。その邪悪な存在ごと、根こそぎ喰らい尽くしてやるよ!!」


激昂する。自分を奮い立たせるために、絶望を見ぬように


男「七つの大罪が一つを背負いし、この"暴飲暴食(グラトニー)"がな!」

アザトース「~~~!!!!」


アザトースが文字に表せない奇妙な鳴き声をあげる

大量の触手が襲い来る


男「"蝿の群"!」


アザトースの視界を防いでやろうと思ったがまず目がないぞあいつ、ということで触手を一部蝿の群れで"食う"


男「ちっ、"丸齧り"!」


それでもどんどん触手が襲い来る。丸齧りで対処する

…行ける!


男「"踊り食い"!」


走る。襲い来る触手は当たる瞬間に踊り食いを発動して防御する


男「喰らえ!"暴食の化け物(グラトニー)"!!!」


零距離でグラトニーを放つ!アザトースに穴が空く

このまま、押し切ってやろうか

しかし


アザトース「~~~!!!!!」


ボコ、グチュボコボコグチャァ


アザトースの傷口から気持ちの悪い音がする

やべぇ!


男「"暴食の化け物(グラトニー)"!!!」


再び抉る。しかし、もう一回発動する前に穴がふさがる…回復のスピードが速い!!

回復した箇所が巨大な棍棒となって襲い来る


男「"踊り食い"…な!?」


バリアを張る、だが触手は一瞬空中で止まり、またバリアが剥がれると動いて殴ってきた


男「ぐあっ!」


踊り食いのバリアは一瞬しか貼れない。こいつ…学習している?バカな…

だが幸い殴られたことで吹っ飛んで距離を再び保てた

…大量に襲い来る触手を地道に蝿の群れと"丸齧り"で対処して時間を稼ぐ


男「どうした?てめぇはこんな攻撃しかできねえのか?」


アザトース「~~~!!!!!!」


再び文字にできないような声で激昂するアザトース


男「…あぁ…」


マジか

ボコボコとアザトースの肉が隆起し、アザトースから分離し、人間大の塊が無数に生み出される


男「…異形の落し子か」


アザトースは全ての邪神を作り出した存在と伝えられている。つまり、今生み出されたこの塊たちは…


落し子「ア、アァァア…」


邪神の幼生、アザトースの異形の落し子

そんな人間大の邪神の幼生たちが大量に…

どうする

>>28

今日はもう寝ます、おやすみなさい
安価↓2

狭間喰いでアザトースごと幼生達を喰らう

安価なら↑
それにしても起伏なく淡々と
カリスマもラスボスらしい絶望感も欠片もないぜ

いや、某化身や作品ごとに扱いが変わるアザトースの中でも最悪の設定で出てこられたら戦闘以前の問題になるんだけど

>>29
絶望感か、ジョジョ六部ラス、7部遺体付き大統領戦並みの絶望感あふれるラスボス戦書きたいけどそれやると詰まないかとか勝つ確率なくならないかとか考えると怖くてできない…


ちなみに某化身とは目覚めた時点で全てを破壊し尽くすマナ=ユード=スシャイの爺さんか、それとも二枚貝のザーダホーグラか


なんだか忘れたけどニャル様の化身の中に全ての邪神を強制的に目覚めさせる邪神がいたなぁ

男「"狭間食い"!この空間ごと、こいつらを喰らい尽くす!!」


ちょっと危険だが、このスキルはどんな範囲でもこの時空に存在するものなら、喰らい尽くせる

しかし、狭間食いのエネルギーがとある一体の幼生に触れた時

エネルギーの進行が止まった。いや


男「…取り込んでいる?食うためのエネルギーを…食ってやがる」


その幼生の体がどんどん大きくなる…成長しているのか、エネルギーを食って


男「成長し切る前に倒さねえと、"暴食の化け物(グラトニー)"!!」


ダメだ、グラトニーさえも"食われ"てしまう

それを見たのか、それともただ本能なのか


邪神の幼生たちが…共食いを始めた


アザトースは攻撃も何もしてこない、ただ、無限に産みだし続けている。そして生み出された幼生たちは互いを食って成長してゆく

このままじゃ、島が、世界が…邪神で埋めつくされる


①遠距離のエネルギーが食われるなら近距離で、"断食"で近づいて丸齧り
②物理ならどうだ、"断食"で近づいて物理で殴る(パンチ的な意味で)
③生み出しているアザトース本体の方を叩く
④自由安価(男の行動のみで)

>>66

吸い込む

また間違えた。>>36

男「"吸い込み"!」ギュォォオオオ


このスキルはエネルギーで食っているわけじゃない、単純に吸い込んでいるわけだ。無いものを食らうことはできないだろうさ

…吸引力が足りねぇ


男「"齧り玉"、"吸い込み"」ギュルォォオオオォオオォオオオオ


吸引力の上がるただひとつの掃除機(敵を掃除する的な意味で)ってな


異形の落し子「ミギャアアアアア」


地面にしがみついて耐えているな。更に吸引力をあげてやろう


「スキル…"全消去(オールデリート)"」


男「な…」


俺の吸い込みが消えた。今のは…人間の声、スキルの、発動

まさか、こいつらスキルすらも使うのか?

いや、違う


「スキル…"痛身分け"」

男「があぁあっ!」ブシュー


エムのスキル…そう、こいつらは…操ってやがる


エム「…」


しまった、見てなかった。ニャルラトホテプの魔術か何かで固まっていた人間たちの頭に異形の落し子たちがとり憑くかのように引っ付いていて操っている

早く何とかしないと、神級のスキルを使ったり…エヌがとり憑かれたりしたら本当にやばい

>>40

これ銀髪がくるまで時間を稼げばいいんだよな?

安価は
足止めのために、さっき偏食で吸い込んだ重力を吐き出し

お守りを近づけて金縛りを解く

>>39
そのとおりです



そうだ、このお守り、こいつを近づけて金縛りを解けないかな…やってみる価値はある。だが、


誰からやるべきか、今取り憑かれているエムか?痛身分けは敵に回したら厄介なスキルだ

それとも多勢相手に有利なエルか最強のエヌか

この状況だ、一番最初に誰をやるかはかなり大切だ


>>43

?「スレタイからしても戦略的にも男×Nたそは公式だから!Nくんで!」安価↓

スキル"全消去(オールデリート)"


今発動している全てのスキルを消去するスキル。
同じ相手には一度しか使えないが消去したスキルは自分と戦うときとその日一日は決して使うことができない

エヌ、普通に考えてエヌだろ。最強が敵に操られたらヤバイ




エム「スキル"痛身分け"」

男「ぐっ…」


また体が切られる…早く決着を付けないと…エムも死んでしまう


男「"偏食"、俺の痛覚を喰らう"吸い込み"!」


これで、痛みを消し去る…後で死ぬほど痛いだろうし、下手したら貧血とかで死にそうだが…そんなこと言ってられない

しかし


「"銃狩鬼"」


ダダダダダダ


男「げっ、偏食解除、"暴食の化け物(グラトニー)"」


落し子に触れないように弾丸だけを喰らう。流石に痛みを消そうが致命傷を受けるのはやばい

いつの間に…エルの体を!


エル「スキル、邪神級(クラスオブダークネスゴッド)」

男「え?」


聞き慣れない、いや、聞いたこともないスキルの種類がエルの口から

いや…俺はエヌの方に行かなきゃ


エル「"心の底に忍ぶ刃(ハートアンダーブレイド)"」

"心の底に忍ぶ刃(ハートアンダーブレイド)"


エルが使うことを無意識に避けていた本当の"神級"

人の心の底に潜む狂気を表に無理やり浮き出させる危険なもの

誰もが心の底に忍ばせて持っている狂気

それは凶器となり、刃となり、人の心も体もズタズタに切り裂くだろう




男「…黒、どこもかしこも黒ばっかりだ。何だここ…」

「どこだと思う?」

男「お前は?俺?」

「そうだよ。お前の中のお前、俺の中の俺だ」

男「心の底の隠された人格とかか?」

「飲み込みが早いな、さすが俺だ」

男「こういうのじゃお決まりの展開だからな。ここだって俺の精神世界か何かか?」

「心の底さ、そのままの意味でね。だけど別人格じゃない。滅多に出ない陰ってとこかな」

男「はいはいそうですかっての、で?何だ?新しい力の発現か?」

「いや、ちょっとな」


「お前、自分が正義か悪かって考えたことあるか?」

男「俺は"正義"だ。"俺が信じるもの、それがそのまま正義だ"」

「流石だ、立派な回答だ」

男「そりゃそうだ、俺が小さい頃から信じている思想だから…」


「やっぱり悪だ。お前は」


男「な…?」

男「そんなことは無い!俺は…」

「じゃあお前が信じる正義、言ってみろよ。何をしてきた?絶対に誰かに迷惑をかけていなかったってはっきり言えるか?」

男「あぁ、言えるさ!俺は正義だ!!」

「…ダメだな、違う。お前は悪だ」

男「何がだよ」

「お前は、何のために戦っている?正義のためか?」

男「あぁそうさ!悪い奴が優勝して世界をいいようにしないために戦っている、ゲスな奴を倒すために戦っている!正義だろ」

「違うな、お前はただ目の前にいる奴を殺しているだけの戦闘狂だ。違うと言えるか?」

「お前は何にも思想が、願いが無い。そんなお前が戦うことそのものが悪なんだ」

男「何?」

「この戦いにどれだけの人間が願いをかけていたと思っている?勝てばどんな願いでも叶えられる戦い」

「それを宛てにしているのはどれだけいると思う?現実世界じゃどうやっても叶えられない願い。それに命をかける奴だって何万もいたはずだ」


「それをお前は潰してきたんだ。何人も、何人も、具体的な願いも無い、神の力なんてはなから必要もしてないお前ごときが、潰してきたんだ。そんな権利もねえのに」


「それでもお前は自分を正義というか?間違いなく、どす黒い、悪だよ。邪悪だ」

おや、テストスレになにやら……

>>50
すまん、それは全く別のものだ。これとは関係ない




男「…」

「罪悪感か?図星か?前者だったら嬉しいがな」

男「俺は…」

「じゃあ話を変えよう、お前の能力、お前はどういう解釈をしている?」

男「…能力?解釈って何だ?」

「能力はそいつの生き様、思想、そういったものを具現化するんだ。お前のは何だと思う?」

男「知らねえよ。別に俺は食いしん坊なわけじゃねえしな」

「違う、思想や生き様が能力になると言っただろう?」

男「思想…」

「さっきも言ったがお前はただ目の前にいる奴を殺しているだけだ。それがお前の能力"暴飲暴食(グラトニー)"だ」

「お前はただ目の前にいる。という理由だけで殺し、食らっているんだ。何か考えているようで何も考えずに貪欲、いや無欲に食らう」

「目の前にいるそれが神だろうが妖怪だろうがな。目に付く全てを喰らうのがお前なんだ。お前の罪であり悪の部分だ」

「今まで何を願った?何を祈った?」


男「…」


「そう、お前は何も願っちゃいないし祈ってもいない。無欲に、だが無のそこで欲している。喰らう獲物だけを求め、ただただ食らうために戦っているんだ」

男「…」

「たまには願ってみろよ、祈ってみろよ」


「貪欲さを」


「狂気染みた、貪欲さを」

"心の底に忍ぶ刃(ハートアンダーブレイド)"


このスキルは相手の最も恐ろしげなスキルを無理やり開花させ、能力者ごと暴走させるスキル

範囲は広く、ここら辺一帯の能力者に効果がある。全てを暴走させる

ただし、一つだけ短所がある


それは…

銀髪「…ニャルラトホテプめ…なんてことを」


走る、走る。周りの異形の落し子たちは無視だ。直接産みの親を叩いてから対処する

夢見、見てて…私は…絶対に…この世界を、君と私の世界を、救ってみせる


銀髪「あぁもう、どこにいるんだ。アザトース…」


ニャルラトホテプは死んだ。だがもっと恐ろしい物を残していきやがった


「"心の底に忍ぶ刃(ハートアンダーブレイド)"」




銀髪「ここは…?」

「君の心の奥底」

銀髪「…私に何の用?手短にお願い」

「君に君の中の悪を説きに来た」

銀髪「必要は無いわよ」

「へぇ?」

銀髪「私は根っからの悪よ。完全に理解している」

銀髪「目的のためなら手段なんて選ばないもの、誰が傷ついたって知らない、知っても無視する。他人でも肉親でも私の目的の前に邪魔なら潰すだけよ」

銀髪「愛のためなんて綺麗なもんじゃないわ。欲望のためよ。私は裏表もなく欲望のためだけに生きてきた、好きな人を手に入れたいってのも、私の欲望、全て、この世界は全て私の欲望のためだけに回ってる」

「どんなことをしてもそいつは振り向きはしないわ、それはあなたも知っているはず」

銀髪「えぇ知っているわ。だからこそ無理やりでも近くに置きたい、いや、近くで生きていきたいの。永遠に振り向いてくれなくても…それで私の何かが満たされるなら」

「満たされることは永遠に無いのに?」

銀髪「それでも、好きだから…好き、だから」

「…」

絶対の意思を持ち、絶対に迷わない強固な心を持つものには通じない。暴走させることはできない




「たまには願ってみろよ、祈ってみろよ」

「貪欲さを」

「狂気染みた、貪欲さを」

男「貪欲さ?」

「あぁ、祈れ、願え、勝ちを、勝ちを」

男「勝ち…」

「さぁ、貪欲に、優勝だけを目指せ。その時お前は、真に"暴飲暴食(グラトニー)"を使いこなせる」

男「…勝ち」


「さぁ」


俺に顔を近づける俺、しかしその顔は…醜かった

昔、意味も無く近くにいる人間を何も考えずにただ殴っていた時期があった。その荒れていた時の醜い顔を何倍も酷くした顔、凶暴さだけを露わにした顔


これが、俺の本心…影の本心


男「…うわああぁぁぁああああぁぁああああ!!」

頭の中にとある言葉が浮かんだ


男「スキル邪神級…」


無意識に"それ"を口に出す


男「"貪欲に全てを喰らう邪神(ツァトゥグァ)"」


ギュルォォオオオオオォォォオオ



…どこからか、笑い声が聞こえた。とても愉快そうに笑う、しかし意の奥底から吐き気がこみ上げてくるようなおぞましい笑い声が




「…うわああぁぁぁああああぁぁああああ!!」


銀髪「人の声!」


あの精神世界みたいなところから出てきてすぐ、叫ぶような声が聞こえた。このすべての能力者たちが固まっている島であんな声を上げられんのは

夢見の遺しものを受け取ったもう一人に違いない


銀髪「…あっちか」ダッ




男「スキル邪神級…」

男「"貪欲に全てを喰らう邪神(ツァトゥグァ)"」


ギュルォォオオオオオォォォオオ


小さな声と大きな音が聞こえた。胸騒ぎがする。早くその場に向かわないと…何か、何かとんでもないことが起こる気がする…




銀髪「何…これ」


空に人間が浮いている。"暴飲暴食"の少年だ。どこを見ているのかわからない虚ろな目をして空中に項垂れているように浮いている

さっき聞こえたスキルのせいか、その少年を中心に空気が渦を巻いている

その少年に全てが吸い込まれ、飲み込まれていっている

異形の落し子が、固まっている人が、木々が、地面までもが彼に吸い寄せられ、体に触れると同時に飲み込まれてかのように先から消えてゆく


「いい光景だろう?」

銀髪「」バッ


飛び退く、思わずそうしてしまうほどおぞましい声がした


「おいおい、そこまで警戒するな。我は今何もできぬ身だ」

銀髪「…生きていたのね、ニャルラトホテプ」


声だけしかしなかった。体はアザトースに破壊されたから魂みたいなものだけ残っているのか、それとも別に体はあるけど声だけしか送って来れないのか


ニャルラトホテプ「くくく、我が死ぬと思うか?愚鈍な王の攻撃如きで?」

銀髪「無様に逃げ隠れたわけ?」

ニャルラトホテプ「嫌な言い方だ。それより、この光景をどう思う?原初の混沌そのものだ」

ニャルラトホテプ「全てが入り乱れ、秩序などかけらもない。素晴らしく爽快な世界だ」

ニャルラトホテプ「もうすぐ、全世界がこうなる。この星も、この銀河も、宇宙も」

銀髪「何も無くなるわよ。すべて吸い込まれて、それこそあんたの大嫌いな秩序じゃない、何もない、何も起こらない最大の秩序」

ニャルラトホテプ「いや、よく見てみろ。あいつを」

銀髪「………っ!!」


よく見ると彼の体の一部が変貌している。見ているだけで胃がムカムカするような気持ち悪い"何か"へと


銀髪「何…あれ」

ニャルラトホテプ「邪神ツァトゥグァ…その体の一部だ」

銀髪「!?」

ニャルラトホテプ「自分とまったく同じ魔力に惹かれた邪神が奴の体と同調しているのだ。既に奴は依代となっている」

ニャルラトホテプ「さっきのスキルはこの島全体へ放たれた。すぐにでも邪神化する者は出てくるだろう。この島の全ての者が邪神の依代だ、これが我の真の計画だよ」
                                                エルダーゴッド
ニャルラトホテプ「アザトースやクトゥルフだけじゃない。今にも名も知られない旧き神たちやウボ=サスラ、ガタノゾーア、クトゥグァ、ハスター、ヨグ=ソトース、シュブ=ニグラス、サクサクルースなど凶悪な邪神共が軒を連ねてやってくるだろうな」


ニャルラトホテプ「世界の全てを飲み込むのとそれと、どっちが速いかな?」


銀髪「最初から全て、計画通りだったってことか?」

ニャルラトホテプ「いや、貴様らが動けるのは計算外だった。しかしそれも些細なことだ。何せ、もう取り返しはつかないからな」


そうか、夢見のことは計算外だったと?なら取り返しは…つく

スキルは使えるのだから、こいつは使っても意味ないように思っているだろうけど…私の強欲が通用しないことなんてありえないってことを見せてやろう

でも、今一番の問題は

あの"暴飲暴食"の少年だ、どうする

普通だったら迷わず殺すけど…夢見の託したもう一人だった場合は…殺したら詰む

いや、この状況、自分一人でも十分なんとかなる気がする。別にもう一人なんていらない、夢見に良くやったと褒められるのは自分だけでいい

いや…

①"暴飲暴食"は殺す
②"暴飲暴食"は殺さない、なんとかして今発動しているあのスキルだけ消し去る
③自由安価


>>63


今日はここまでです。安価入れる余地があまりなくてすいません



…バッドエンドも考えてますのでご注意を




でも、絶望感が全然出てねぇぇええええ!!

あれか?夢見のお守りはもっと後に出すべきだったか?それともニャル様が小物集プンプンだったか?


…次はこんな壮大なのじゃなくてジョジョ四部みたいな日常の中の異能バトルでも書こう…

2

"暴飲暴食"は殺さない、なんとかして今発動しているあのスキルだけ消し去る


銀髪「見ていろ、ニャルラトホテプ」

ニャルラトホテプ「何?」

銀髪「絶対、この状況を潰してやるわ。夢見の願いは、私が引き継いだ」

ニャルラトホテプ「…ふ、いいだろう。どこまでやれるか見ていてやる。」


直接手を出せないのは癪だけど、こいつを悔しがらせられるだけでも…


銀髪「…見たところあのスキルはどんどん範囲を拡大させるタイプのね…」


今ならあのスキルの範囲外から敵のスキルのみを奪い去ることが出来る神級のスキルがギリギリ届くはず

ここで使うべきか


>>66

いつやるか、今でしょ!

いや、使うべきだ!


銀髪「待ってて夢見…もう、終わらせる」


銀髪「スキル神級"強欲の神(マーモン)"」


山ほどあろうかという巨大な黒い九尾の狐が現れる


ゴアアァァァアアア!!


雄叫びを上げ、男に向かって走っていくが


ギュルルルルルゥ


そのまま吸い込まれてしまった


銀髪「そんな、神級まで…吸い込むなんて」


その時、自分の持っていた夢見の形見が光った。そして男の手にあるお守りのようなものも


銀髪「…共鳴、している?」


まさか、いや…

これとあのお守りは多分夢見の…二つを合わせれば、二つを合わせて"完全"にすれば本当の奇跡が起きる。夢見の術が完全に作動してくれるはず

それ以外に今は思いつかないし、やるしかない!

でも、どうやって近づけばいいんだ。少しでも範囲に入ったらさっきの神級のように吸い込まれてあの体に近づいたとたん吸収されてしまう


>>69


沢山のスキルを奪ってきてて大抵の能力のスキルは持っているはずなので、どんなスキルを使うのもあり
(ただし神級レベルに強いのは無し、今発生している男のスキルを消し去ることは邪神級のスキル以外では不能)

いや沢山持ってるっつわれても具体的にどんなんあるかわからんし…

何でもありってーなら磁力、重力、光、熱量等を操作できる一番強力なスキルを全て併用、調整して男の元へ。

安価↓

①防御スキルを使って近づいてみる
②ワープするスキルを使って一瞬で近くまで行く
③攻撃スキルで気絶なりなんなり出来るかどうか試す

>>76

うわ、またコテミスってたわ。何してんだが…
安価↓

ワープするスキルを使って一瞬で近くまで行く


銀髪「…一かばちかね」

銀髪「スキル"瞬間移動"」


一瞬で男の前に出る。


銀髪「っ!!」


やっぱり、吸い込まれる!!


意識が遠のく、何とかスキルを使おうとしても声が出ない…


意識が…


ゆ、め…み……

始めて自分で認識した。俺自身の最も醜い部分を、歪みきった部分を

その瞬間、全てが、自分の願い全てが表へと流れ出した


「全てが欲しい、全てと一体化したい。全てを喰らいたい」


いつだったろう、そんな人間にしては変すぎる望みを持ったのは

そして何故だったろう。いじめ?孤独?不満?何もなかったはず…何も

あぁ、もう何だっていいか。もう俺は全て取り組んで、一体化するんだ…





光が見えた。欲望の渦に飲み込まれたはずの俺の意識の中に一つ、小さな明かりが


瞬いた


「………ゃん」

「……ちゃん」


「お兄ちゃん!」

「お兄ちゃん!」


声がした。


「ようやく会えた、お兄ちゃん!!」ガシッ


そう言いながら俺の体に何かが抱きついてきた

何か?…何か………誰か?





男「…エ、ヌ?」

エヌ「お兄ちゃん…お兄ちゃあん」

男「エヌ…何で、泣いて、いるんだ…?」

エヌ「心、戻った…良かった」

男「よかったって…何が…」


何だ?この感じ


エヌ「お兄ちゃん、止めて…スキルが…暴走している」

男「…そうか…でも、止まんねえさ。俺の欲望は、どうやら底が無いらしい…」


自嘲気味に笑う


エヌ「お兄ちゃん…」ギュ

男「エヌ?」

エヌ「僕、お兄ちゃんが大好き。お兄ちゃんのためなら何でも、何でもするよ?」

男「おい、お前…何する気だよ…」

エヌ「僕の力、全部お兄ちゃんにあげるよ。お兄ちゃんの、優しい心に…そうすれば、お兄ちゃんは…悪い心に勝てるはず」

男「エヌ…」

エヌ「お兄ちゃんに吸収されたからこそ出来る。僕の生命エネルギーまで捧げること…」

男「待てよ!そんなことしたら…」

エヌ「ダメ、それ以上言わないで…」ギュ

エヌ「お兄ちゃんは優しい、それさえ分かればいいの。安心して…僕を捧げられる」

男「…」

エル「あーあ、立場奪われちゃったわよ」

エム「まったく、普通ヒロインのすることではありませんの?それら」

男「…お前ら」

エル「エヌくんにヒロインの立場全部奪われちゃったのはこの際仕方ないわね。だから他の言葉を言うわ。…信じたから、絶対勝ってきなさいよ」

男「エル…」

エム「私の言うことまで奪わないでくださいですわ!…ごほん、勝ったら…ご褒美上げますわよ。でも、負けたら承知しませんわ」

男「エム…」

エム「ご褒美として、存分に私を踏んでくださいまし!!」

男「結局それか」


「おいおい、君たちだけでヒロイン面しないでほしいね」


男「…お前らまで」


そこには


会長「ボクもいるの忘れてもらいたくないよ。これでも君とはけっこう一緒にいたじゃないか」

妹「あーあ、妹キャラなのに弟キャラに取られちったよ。まぁいいや、にーちゃんを独り占めする気もねえしな」ニヒヒ

不良「けっ、俺はてめーには何の思い入れもねえけどな。あのクソ神の鼻をへし折って欲しいって気持ちはあるぜ、糞が!ぜってーに勝てよ、負けたらぶっ殺してやる!!」

先生「俺は何も言わねえ。ただ一つ、勝ちやがれよ。ゔぉ゙お゙お゙ぉ゙ぉ゙お゙お゙い゙」

黒髪「ショタ君との公式カップリングおめでとう男」

男「みんな…サンキュな。でも一人思いっきり違う」

罠男「俺もいるぜ!」

男「エヌ、エル、エム、会長、妹、不良、先生、黒髪、ありがとう…俺、行ってくるわ。…全て、終わらせてくる」

罠男「俺もいるぜ!」

男「8人とも、ありがとう。絶対に優勝してやるよ」

罠男「あの、俺…」




男「これ、俺が…やったのか?」


現実世界はめちゃくちゃだった。俺を中心に全てのものがえぐれるように無くなっていた

そして、いたるところで邪神が目覚めて…


男「お前も、来たのか」

ニャルラトホテプ「く、くくく…計画は大いに狂ったがそれも良い。再びこの星に舞い降りられたのだからなぁ!!」

男「お前が、来たことなんてもうどうでもいい」

ニャルラトホテプ「何?」

男「何故なら、もう勝負はついているからだ」

ニャルラトホテプ「はっ、それは!」

男「誰だか知らんが、ここまで持ってきてくれたみたいだ。夢見の形見…これの魔力か、俺の中のあいつらが目を覚ましたのは」

ニャルラトホテプ「くそ、夢見ぃ…」


二つの遺品が共鳴して強く光る。俺の得た究極のスキルが更に進化していくのがわかる


男「スキル、超究極体」

ニャルラトホテプ「させるかぁぁぁっぁああああ!!」



男「"ごちそうさま"」



ぶわっ


見えないエネルギーが一瞬で島中を、いや、世界中を駆け巡る


分かる。このスキルは全てを終わらせるスキル。全てを、企みも、戦いも、願いも、神様の命すらも





男「…そう言えば考えて無かったな、これからどうなるんだろう。主催者倒しちゃったし」


-問題は無いです。私がいます-


男「あんたは?声しか聞こえないが…」

-私は、本来の地球の守り神-

男「あぁ、ニャルラトホテプに出し抜かれた糞神か」

-…ごめんなさい-

男「…で、どうしてくれるの?」

-私は、守り神と言っても本来人間の願いを叶えることはとても特別なときにしかできません。それも一つだけ-

男「…あっそ」

-なので、一つだけしか叶えられません。「無事に日常に戻す」以外のことで一つ。今回の戦いで巻き込まれた人たちの命を全て生き返らせることも可能です。願いを増やして以外は-

-あ、あと神様になりたいとか世界の王になりたいとかは無理ですね-

-あと、あと…-

男「いいよ。俺の願いは…」

男「>>82

安価↓

最安価↓

すまん、今別の異能力バトル系考えているから強くてニューゲームは無しがいい

最安価↓

夢オチ

>>91

男「全てを夢オチにして欲しい」

-夢か、それもいい。でも君はみんなと出会ってないことになる。君が好きな人も君を好きな人も、君と出会ったことで救われた人もだ。それでも…いいのですか?-

-じゃあ何を願う?-
>>95

じゃあ、この戦いで死んだ参加者を全員生き返らせろ

男「じゃあ、この戦いで死んだ参加者を全員生き返らせろ 」

-分かりました、その上で日常にお返ししましょう…オプションでこの戦いに巻き込まれて死傷した者や壊れた建物も治しましょう。それでは…おつかれさまでした-





世界の全てを、光が包んだ気がした

俺は、日常に戻った

朝、エル、エム、黒髪の三人が迎えにきてエル、エム、エヌ、黒髪、妹の四人と一緒に学校に行く(何だこの団体)

学校でみんなで楽しくしゃべったり先生に怒鳴られたり、いつの間にか入ったことにされた生徒会で会長の下働いたりちゃんとした"日常"だった


先生にはこっそり「よくやった、それでこそ俺の生徒だ」なんてらしくもない言葉を耳打ちされた(らしくなさすぎて吹き出しそうになったなんて秘密だ)

エヌは俺ん家で暮らしてもらうことになった。その際初めて見る満面の笑みで抱きつかれた

エルとエムはどっちが男の正妻だとかいつも俺を取り合ってる。…嬉しいようなうざったいような。……嬉しい悲鳴と言うところにしといてやるか

夢見は笑顔でよくやってくれたって言って銀髪の美少女とすごく仲良さそうに何かを話しながらこの町を去った。どこで何をしているのかは知らないが


そうそう、忘れてた。姫ちゃんも身内がいないらしくてエヌ同様家で暮らしている。年齢の関係で同じ学校にはいないものの小学校で頑張っているっぽい

黒髪は可愛いエヌと姫にハァハァしながら良く飯作ったり家事やったりしに来てる。エルやエムも俺のために家事をやるっていって三人で掃除用具やらキッチンやらを取り合ってる


不良は「可愛い女っぽくするにはどうすればいい?」とエルに聞いてきたらしいがはっきり言って聞く奴を間違っている気がする

俺が「もしかして先生のためか?」って言ったら真っ赤な顔で釘バットかまされた。二度とあんなことは言いませんごめんなさい…←トラウマ気味


男「という訳でラブコメ的に誰ルートなんて終わりじゃないがバトル物的にハッピーエンドだ!」

黒髪「何言っているんだ。ショタ君ルートじゃないか」

男「俺はBLの気はねえ!!」

黒髪「クスクス、どうだろうね。最近は特にエヌ君にデレデレしているようだよ?」

男「おいこら、誤解招くように捏造すんな。そんなことしてねえし」

エヌ「お兄ちゃん大好き」

男「まためんどくさいタイミングで!」

エル「あたしも大好きなんだからね!」

エム「私のほうが好きが大きいですわ!!」

黒髪「私もだ(ショタ君とのカップリングが)」

会長「ぼ、ボクも…」

妹「にひひ、モテモテでよかったじゃんにーちゃん」

男「この国重婚禁止なんだけど…しかもろくなのがいねえし…」



エヌ「ハッピーエンド」



終わり

これでこのssは終わりになります

最後、gdgdでごめんなさい。もしかしたら前スレで「像を偶然見つけて終わり」で終わらせたほうがよかったんでしょうか?

でも私は楽しめたのでやってよかったと思います。みなさんにも(全体的に)楽しんでいただけていたなら良かったです

次作はジョジョ四部みたいに日常の中の非日常的な感じで異能力バトルを書きたいです

あと自分で書いててすごく可愛かったので不良みたいなキャラをヒロインで出したいですね…

それでは次回作で会いましょう




































と言っても最初の部分は書いてあるんですが、今日中に次回作立てて投下しちゃったほうがいいですかね?

女とのリベンジマッチが見たいな

次回作のスレを早速立ててきました。
>>101
再戦か…面白そうだな。でも女って誰だっけ?

これかな

[安価で異能力バトル] 男「夢の中で得た能力…最弱にして最強の能力だって?」
[安価で異能力バトル] 男「夢の中で得た能力…最弱にして最強の能力だって?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1371394207/)


しかし巫女が完全に空気だったな
>>1も忘れてたんじゃなかろうか

最初から見ていたよ乙でした


次回作にこのスレのキャラ出演アルー?

>>104忘れてない。巫女が「よくも私たちを騙したな」って言いながらニャル様に立ち向かっていくシーンを考えていたぐらい

しかし、想像以上に巫女たちは設定上動かしづらいキャラだった。本当はケモ耳好きとしてサブヒロインぐらいにはしたかったんだよ!!そうさ、おいらの設定ミスさ!!


>>105
似た性格のキャラは出すし。安価でこのスレのキャラ出されても似た正確の別のキャラってなります。

ジョジョ風に言うと6部で宇宙が一巡した7部以降のキャラクター(ジョニィやDioなど)
もっとわかりやすく言うとパラレルワールドでいう平行世界の向こう側の自分

的な感じで性格はそのままだが同一人物ではない

エヌの邪神級スキルってやっぱアザトースなのかな

土曜日辺りにエヌVS男をやろうかと思う

>>108神級スキルがアザトース

では今日の戦いは
①エヌVS男
②誰かVS先生
③男VS女("色欲"の奴でいいんだよね?)


>>114

2

あぁ、そういえば"色欲"は虚乳姉さんか

相手は>>119

不良

安価の操作キャラは>>122

交互に

交互か…交互、試験的にやってみようか


先生の能力

能力総称"人喰い鮫(G・Bスクアーロ)"、

フルネーム「グランド・スクアーロ・ビアンコ」


"鮫の牙(ラ・ザーラ・ディ・アン・スクアーロ)"

"人喰い鮫"の能力の一つ、物を刀、もしくは剣に変える能力。折れてもサメの歯のように再生する


"殺人鮫(アシード・ディ・スクアーロ)"

"人喰い鮫"の能力の一つ、武器に鮫の形をしたオーラをまとわせ、かなり攻撃力を上げた一撃を食らわせる能力


"破壊鮫(ディストゥルツィオーネ・ディ・スクアーロ)"

"人喰い鮫(G・Bスクアーロ)"のスキルの一つ。鮫の形をした破壊の衝撃波を刀の先から飛ばす


"暴虐なる鮫神(スクアーロディーオ)"

"人喰い鮫(G・Bスクアーロ)"のスキルの一つ。神級のスキルでのスキルの一つ。人を丸飲みするほどに大きな鮫を刀身から召還するスキル



不良の能力

火、水、電気、風邪を操る魔法

アニメや漫画、ゲームなんかに出てきた魔法を使える



舞台は何も無いただっ広い場所

まず、どっちが何をするか>>125

先生の速攻

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom