希「ほむまんはどこまでほむまんなのか」 (96)

希「第一回アイドルの使いやあらへんで!チキチキ限界シリーズほむまんはどこまでほむまんなのかほむまんの限界で賞金をもらおう!」

μ's「イエーーーーイ!!!」

絵里「まあ、μ'sって言っても穂乃果はいないけどね」

にこ「ある意味当然よね」

真姫「……で、イエーイってノったのはいいけど、なにをするのよ?」

希「ほなルール説明や」


・「和菓子屋 穂むら」にて一人ずつ挑戦

・「ほむまん」「穂むら饅頭」に近い言葉で注文をする

・ちゃんとほむまんが買えたら賞金ゲット

・指さし、目線など他の手段でほむまんを注文するのは禁止

・相手に指さしなどで確認されても「はい」等と答えるのは禁止

・言葉は全部で10個、難易度により賞金も変わる

・挑戦者はくじ(安価)で決められる

・注文できなければ罰ゲーム

・高坂家はこのことを知らない


希「こんな感じやね」

凛「罰ゲーム怖いにゃー」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1442131303

花陽「あの、賞金ってどこから出るの?」

絵里「勿論、ラブライブ優勝の賞金よ」

花陽「それ使っていいの!?」

にこ「部長であるにこが決めたんだからいいのよ」

ことり「それならいい……のかな?」

海未「まあ、お金欲しさに出場したわけでもありませんし、使い道はまだ考えていませんでしたからね」

希「ルールはみんな分かった?」

真姫「まあ、大体ね」

凛「穂乃果ちゃんに分かってもらえばいいんだよね!」

にこ「簡単に言えばそういうことね」

海未「それで、どんな言葉を言えばよいのですか?」

絵里「今から発表するわ。番号が大きいほど難易度と賞金が高くなるわよ」


1:ホモまん(1000円)
2:ゴモラ饅頭(3000円)
3:ホルマリン(5000円)
4:ボブマーリー(6000円)
5:モモ缶(8000円)
6:シュークリーム(10000円)
7:野茂さん(12000円)
8:ボクLINE中(15000円)
9:ホームランマンタレイ(20000円)
10:トムアンドジェリー(30000円)


希「ちなみに、最後の二つは誰かが二回やることになるからね」

海未「あの、別の食べ物が混じってるのですが……」

絵里「分かる人には分かるわ」

真姫「これ、結構序盤から無理な気がするんだけど」

にこ「そこら辺の限界に挑戦するのが今回の企画なのよっ!」

花陽「下の方とか面影が見えないね……」

ことり「そういえば、罰ゲームって何をするの?」

にこ「それはもちろん……一発芸よ!」

海未「すみません、降ります」

真姫「私無理……」

絵里「まあまあ、ほむまんが買えればやらなくていいんだから。ね?」

海未「ですが……」

希「ここでワシワシされるんとほむまん食べるんとどっちがええ?」

真姫「おかしいでしょその選択肢!」

凛「いいじゃんやろうよ!面白そうにゃ!!」

花陽「真姫ちゃんなら絶対できるよっ!」

ことり「海未ちゃんも頑張ってみよ?」

真姫「……はぁ、分かったわよやればいいんでしょやれば」

海未「ことりに言われては仕方ありませんね」

希「ほな、全員納得したところで―――」

ことり「そういえば、私達は賞金をゲットできるかもしれないけど、穂乃果ちゃんは?」

3年「…………」

希「ほな始めよか」

花陽「考えてなかったのぉ!?」

にこ「心配しなくても、何か考えとくわよ」

絵里「それじゃあ、さっそく1番の言葉で誰が挑戦するか、くじで決めるわよ!」


挑戦者安価 下2

ksk

花陽「私!?」

にこ「良かったじゃない、ほぼ確実に賞金ゲットできるわよ」

花陽「いきなり私で大丈夫かな……」

絵里「大丈夫よ。ホモって言うのを躊躇わなければ」

花陽「ほっ!?」

海未「意識させてどうするんですか!」

希「それじゃあ花陽ちゃんいってみよー!」

花陽「ホモまん……ホモォまん……」ブツブツ

真姫「大丈夫なのあれ」

~待機室~

ことり「そういえば、一人で行ってもらってるけど、どうやって確認するの?」

絵里「カメラを仕掛けてあるわ」

真姫「サラッと盗撮宣言してるわね」

にこ「穂乃果の友達の三人にやってもらったわ」

ヒデコ「絶対バレない場所に仕掛けたよ!」

フミコ「音もバッチリ拾えるから!」

ミカ「みんな頑張ってねー!」

海未「なんで三人が……」

ヒデコ「まあ、ちょっとコレをもらったもので」

凛「お金とか生々しすぎるにゃ」

希「みんな、花陽ちゃんが穂むらに入ったで!」

~穂むら~

穂乃果「いらっしゃいませ!って、花陽ちゃん」

花陽「こんにちは穂乃果ちゃん。お休みなのにお店番してるんだ」

穂乃果「そうなの!雪穂も遊びに行ってるし、お母さんも買い物に行っててさ……帰ってきたら絶対雪穂にやらせるんだ!」

花陽「あはは、大変そうだね」

穂乃果「それで、今日はどうしたの?遊びに来てくれたの!?」

花陽「えっと、ちょっと買い物に」

穂乃果「あぁ、ごめんごめん、お客さんだったんだね」

花陽「うん。それで、えっと……」

穂乃果「何するの?」

花陽「……」

穂乃果「?」

花陽「……ほ」

穂乃果「ほ?」

花陽「ホモまんください!」

穂乃果「あぁ、ほむまんね。一つでいいの?」

花陽「は、はいっ!ありがとう穂乃果ちゃん!」

穂乃果「そんな、別にお礼なんて―――」

花陽「ほんとありがとう!今度GOHAN-YAに御飯食べに行こう!奢ってあげるから!!」

穂乃果「なんでっ!?別にほむまん一つでそこまでしてもらわなくてもいいんだけど」

花陽「私が奢りたいの!」

穂乃果「よく分かんないけど、そういうことならご馳走になろっかな!はい、ほむまんお待たせ」

花陽「ありがとう!じゃあまた学校で!」

穂乃果「ばいばーい!」

穂乃果「それにしても、ほんとにほむまんだけ買いに来たんだ……はぁ、上がって行ってもらえばよかったなぁ」

~待機室~

パチパチパチ

花陽「買えたよ~!」

ことり「花陽ちゃんお疲れさま!」

凛「かよちん良かったねー!」

にこ「ま、最初だしスムーズにいって当然よね」

絵里「確かに、びっくりするくらい順調だったわね」

希「聞き返したりもされんかったしね」

花陽「はぁ、緊張したぁ……あ、これ食べていいんだよね?」

希「どうぞどうぞ」

花陽「はむ……ん~、やっぱりほむまん美味しい~」

絵里「賞金はあとで払うわね。というわけで、花陽がまず1000円ゲットよ!」

希「さて、それでは次の挑戦者を決めよか」

海未「次くらいならまだいけそうですね」

にこ「どうかしらね……ま、頑張り次第ね」


挑戦者安価 下2(花陽以外)

絵里「次は私ね」

希「エリちええなぁ、これも賞金ゲットできそうやん」

凛「ところでゴモラってなに?どこから出てきたにゃ?」

希「旧約聖書に出てくる滅ぼされた街のことよ。それか怪獣の方」

真姫「怪獣!?」

凛「確かに怪獣っぽい響きしてるにゃー」

海未「穂乃果とはいえ、ゴモラを穂むらと認識できるでしょうか?」

にこ「そこは絵里の腕の見せ所よ」

絵里「フッフッフ……任せなさい、完璧に注文して見せるわ!」

ことり「絵里ちゃん、それフラグ……」

~穂むら~

穂乃果「いらっしゃいませー…って、絵里ちゃんだ!」

絵里「こんにちは穂乃果。ちょっと散歩ついでに寄ってみたの」

穂乃果「さっき花陽ちゃんも来てたんだよ!あ、お菓子食べる?」

絵里「いえ、私も今日は和菓子を買いに来たのよ」

穂乃果「なーんだ、そうなんだ……私もって…?」

絵里「あ……えっと、その、花陽にさっき偶然会って和菓子買ったって聞いたから!それでよ!!」

穂乃果「あぁ、花陽ちゃんに会ってたんだ」


~待機室~

希「エリちなにしてるん……」

にこ「いきなりポンコツかましてきたわよ」

真姫「ダメそう……」

穂乃果「それで、何買うの?」

絵里「そうね……とりあえず、みたらし団子二つとおはぎを一つ」

穂乃果「ふむふむ」

絵里「それと……ゴモラ饅頭一つ!」

穂乃果「ふむふむ……ふむ?」

絵里「以上よ」

穂乃果「えっと、みたらし二つとおはぎ一つと……お饅頭?」

絵里「ゴモラ饅頭一つ!」

穂乃果「……あ、もしかして穂むら饅頭?」

絵里「ゴモラ饅頭よ」

穂乃果「……を、一つだね。かしこまりましたー!」

絵里(え、これいけてるわよね?注文できてるわよね?ね?)

穂乃果「もう絵里ちゃんってば、流石にロシアからこっちに来て長いんでしょ?変な言い方しないでよー」

絵里「え?」

穂乃果「ロシアだと穂むらの発音がゴムラかなんかみたいになるの?」

絵里「えぇっと、まあ、そんなところよ」

穂乃果「へぇ、勉強になるね」

絵里「ちょっとロシアの時の癖が抜けなくてね……」

穂乃果「はい、お待たせ!」

絵里「ありがとう穂乃果!今度ジュースを無条件で奢ってあげるわ!」

穂乃果「絵里ちゃんも奢ってくれるの!?別にいいってばぁ」

絵里「とにかくありがとう!じゃ、また学校で!」

穂乃果「あ、待っ―――」

穂乃果「行っちゃった……もう、休んでいけばいいのに。急いでたのかなぁ」

~待機室~

絵里「買えたわよ!」

海未「お疲れ様です絵里」

真姫「いきなり怪しかったけど、流石に買えたわね」

絵里「私も焦ったけど、なんとかね」

ことり「他のお菓子も注文していいんだ?」

にこ「ルール上は決めてないわね。絵里の作戦だったんでしょ」

絵里「そう……他の注文に紛れさせて流れでほむまんを注文する作戦よ!」

希「あんま意味なさそうやったけどね」

凛「聞き返されてたしね」

絵里「うっ……注文できたからいいのよ!」

花陽「絵里ちゃん、そのお団子とかどうするの?」

絵里「そうね、失敗した人にでもあげようかしら」

凛「いらない情けだにゃ」

にこ「さ、どんどん次の人決めちゃうわよ!」


挑戦者安価 下3(えりぱな以外)

遠いかksk

真姫「私ね。賞金は別に興味ないけど、やるからには成功させるわよ!」

にこ「フンッ!」

ことり「次は『ホルマリン』だね」

海未「響きは似てるかもしれませんが、五文字ですからね」

凛「ホルマリンホルマリンホォルゥムァリィン……確かに難しいにゃ」

花陽「ラ行が曲者だね」

真姫「厄介だけど、言い方次第で何とかなりそうな気がするわ」

にこ「言っとくけど、あんまり言葉を崩しすぎると注文できてもアウトだからね」

真姫「分かってるわよ!」

希「自信あるみたいやね……これは期待しとこか」

真姫「任せといて」

希「どんな罰ゲームしてくれるのか」

真姫「しないわよ!」

~穂むら~

ほの母「いらっしゃいませ」

真姫「ヴェェ!?なんで穂乃果じゃないの!?」

ほの母「あら、あなたμ'sの真姫ちゃんよね?穂乃果はさっき交代で部屋に上がっちゃったんだけど」

真姫「そ、そうなんですか」

ほの母「ちょっと穂乃―――」

真姫「呼ばなくていいです!和菓子を買いに来ただけなので!」

ほの母「そう?挨拶くらいは―――」

真姫「いえ、大丈夫です……たぶん」


~待機室~

海未「穂乃果だけではないのですか!?」

希「高坂家の人は誰も何も知らんからね。こういうこともあるんよ」

絵里「一応穂乃果が店番をする時間を聞いてたけど、思ったより早く交代したわね」

海未「誰に聞いたんですか」

にこ「もちろん」

ヒフミ「私達でーす」

海未「でしょうね!」

凛「これは波乱の予感だにゃ!」

~穂むら~

真姫(大丈夫、相手が穂乃果じゃなくてもなんとかなるわ……)

真姫(やっぱり穂乃果を呼んでもらった方が良かったかしら……でもホルマリンくらいなら伝わるはず…!)

ほの母「何にするの?」

真姫「えっと、いちご大福と豆大福を三つ」

真姫(まずは他の注文をしておいて、あとは流れで――!)

真姫「それとホルマリンを一つ!」

ほの母「え?」

真姫「いちご大福と豆大福を三つ……そしてホルマリンを一つ!」

ほの母「えっと、うちは和菓子屋だからホルマリンは置いてないんだけど」

真姫「……いや、えっと……ホrマrインを」←巻き舌

ほの母「はい?」

真姫「だから!ホゥマリンを!!」

ほの母「???」

真姫「ホゥマィンをお願いします!」

ほの母「うーん……ちょっとよく分からないんだけど」

真姫「うぅ……」

ほの母「もしかしてこれ?」

真姫「そ、それ!……あっ」

ほの母「なんだ、ほむまんだったのね。以上でいいの?」

真姫「あ、はい……」

ほの母「お待たせしました」

真姫「……どうも」

ほの母「どこか具合悪いの?」

真姫「いえ……ちょっと一発芸を考えないといけなくなって」

ほの母「何があったの!?」

真姫「ありがとうございました……」

ほの母「なんだったのかしら?ちょっと穂乃果ー!」

穂乃果「なにー?穂乃果今休憩してていいんでしょ?」

ほの母「さっき真姫ちゃんが来てたんだけど、あの子大丈夫?」

穂乃果「真姫ちゃんも来てたの!?言ってよー!」

ほの母「なんか呼ばなくていいって言われたのよ。それよりなんか一発芸考えるとか言ってたけど、あんたなんか知ってるの?」

穂乃果「あの真姫ちゃんが一発芸…?何があったんだろう……」

~待機室~

希「やってしもたなぁ」

凛「おしかったのにねー」

にこ「ルール違反さえしなかったら見逃してあげようと思ったのにね」

真姫「う、うるさいわよっ!いきなりああ言われたら答えちゃうでしょ!」

絵里「まあまあ、落ち着いて真姫。みたらし団子あげるから」

真姫「無駄に大福買ったのにいらないわよっ!!」

海未「やはりラ行がネックでしたか……これは厳しいですね」

希「さて、真姫ちゃん準備はいい?」

真姫「待ってよ、ほんとにやらなきゃダメ…?」

にこ「あったりまえにこっ☆」

真姫「そんなこと言われてもにこちゃんみたいな芸なんて持ってないのに……」

にこ「にこのは芸じゃないわよ!」

絵里「真姫の一発芸まで3、2、1、どうぞ!」

真姫「うぅぅぅぅぅ…………」

真姫「エリーの物真似をする凛の物真似」

真姫「ガッコウノキョカァ?ミトメラレナイワァ!」

7人「…………」

真姫「…………」

にこ「さ、次の挑戦者を決めるわよ」

真姫「何か言いなさいよっ!」

凛「なんか凛まで滑ったみたいになってるにゃ」

絵里「私もよ……」

真姫「ぐっ……」

花陽「まあまあ、ほむまん食べて落ち着いて」

真姫「もういいわよっ!」ダッ

ことり「真姫ちゃん!」

海未「お、追いかけなくて大丈夫でしょうか?」

絵里「仕方ないわね、ちょっと行ってくるわ」

希「こっちは進めとくよー」


挑戦者安価 下2(えりまきぱな以外)

にこ「ふふふ、ついににこの出番が来たようね!」

海未「ボブマーリーとか、もうマしか合ってないですよね」

にこ「にこが可愛く言えばきっと分かってくれるにこ☆」

真姫「絶対無理よ!」

希「あ、おかえり真姫ちゃん」

真姫「もう二度とやらない……」モグモグ

花陽(ほむまんで期限直してくれたのかな…?)

にこ「なんとでも言いなさい。誰が来ようとなんとかしてみせるわ!」

凛「にこちゃん頑張れー!」

~穂むら~

ほの母「いらっしゃいませ!あら、今度はにこちゃんなのね?」

にこ「こんにちは☆今日は和菓子を買いに来たにこっ☆」

ほの母「あらあら、今日は売れ行きが良くて助かっちゃうわ」

にこ「あ、穂乃果いますかぁ?」

ほの母「えぇ。穂乃果ー!にこちゃんが遊びに来てくれたわよー!」

にこ(真姫はあえて呼ばなかったみたいだけど、二人いればどっちかは気付いてくれるはず…!)

穂乃果「あれ~?今度はにこちゃんだ!みんな今日は暇なんだね」

にこ「暇とか言わないで」

穂乃果「もう、みんないっぺんに遊びに来てくれたらいいのに。そしたら穂乃果も遊びに行けるのになあ」

ほの母「それで、何か買いに来たのよね?」

にこ(ここは先手必勝!)

にこ「えぇっとぉ、ボブマーリーをお願いしますにこっ☆」

ほの母「もう一度言ってくれるかな?」

にこ「ボブマーリーをお願いしますにこっ☆」

穂乃果「にこちゃんなに言ってるの?」

にこ「くっ……なにって、注文にこ!」

穂乃果「ボブマーリーってなに?」

ほの母「ミュージシャン?」

にこ「そうだけど、そうじゃなくって……」


~待機室~

希「これあかんやつやん」

凛「っていうかミュージシャンだったんだね」

海未「レゲエの人でしたっけ?」

花陽「にこちゃんはどう切り抜けるかな?」

真姫(注文できませんように注文できませんように注文できませんように……)

ことり(真姫ちゃんがすごい祈ってる……)

ラブライブ板でパンツのスレたててた人かな?

~穂むら~

にこ「あ、お茶もらえるにこ?」

穂乃果「え、いいけど……」

ほの母「あの、何か買うのよね?」

にこ「はぁ、お茶が美味しいにこぉ……」

穂乃果「冷やかし?」

にこ「違うわよ。改めて注文するけど……」

にこ「ボブマーリーを!」

ほのほの「…………」

穂乃果「にこちゃんなに言ってるの?」

にこ「ほのマーリーを!」

穂乃果「ほのまー……ん?」

にこ「ボブマーリーを!」

穂乃果「もしかしてほむまんじゃないかなあ」

ほの母「え、分かったの?」

穂乃果「一個でいいの?」

にこ「あ、妹たちに買って帰るから四個ね」

穂乃果「にこちゃん、今日はどうしたの?真姫ちゃんもなんか変だったみたいだけど」

にこ「なんでもないにこぉ☆」

穂乃果「でも―――」

にこ「なんでもないにこっ☆」

穂乃果「……まあ、いいけど。はい、お待たせ」

にこ「ありがとうにこっ!じゃ、またね!」

ほの母「……あんたほんとに何も知らないの?」

穂乃果「知らないってば!」

~待機室~

希「にこっち、アウトー」

にこ「か、買えたでしょっ!」

絵里「にこ……アウトよ」

海未「ほのマーリーってなんですか」

にこ「えぇ~?にこそんなこと言ってないにこぉ☆」

真姫「人にあんなこと言っておいてよくもそんなこと言えるわね!」

にこ「ぐぬぬ……」

ことり「にこちゃん、諦めた方がいいと思うよ?」

凛「早く一発芸するにゃー!」

にこ「わ、分かったわよ!やればいいんでしょやれば!」

にこ「えぇ……にっこにっこにーが全く気が付かないうちに武藤敬司になる」

にこ「にっこにっこに~~~うぃーーーー」

7人「…………」

真姫「早く次やりましょう!」

にこ「くっ……」

花陽「まず、誰?」

にこ「いや、にこも詳しくは……」

希「真姫ちゃん、急かすんはええけど最後にまたやるかもしれんのやで?」

真姫「絶対やらないから!」

絵里「まあいいわ。次は『モモ缶』ね」

ことり「さっきのよりはいけそうな気がするね」

凛「響きは似てるもんね!」

希「ほなくじ引くで」


挑戦者安価 下1(BiBiと花陽以外)

ことり「私だね!」

凛「いいなぁー!凛もこの辺でやっておきたかったにゃ」

絵里「良かったわね。いけそうって言ってたから、もしかしたら賞金ゲットできるかもしれないわよ」

希「どうなるか見物やね」

海未「確かにここで当たっておかないとあとは難しそうなものばかりですし……ことりは運がいいですね」

真姫「どうかしら、油断してると失敗するわよ」

にこ「ま、せいぜい頑張ってね」

花陽「2人ともやさぐれてる……」

ことり「よしっ!頑張ってほむまんを注文して、ことりのおやつにしてくるねっ!」

~穂むら~

穂乃果「いらっしゃいませー!って、今度はことりちゃんだ!」

ことり「穂乃果ちゃんこんにちは!」

穂乃果「なんでみんな来るんだろう?今日はμ'sのみんなが来るんだけど、ことりちゃん何か知ってる?」

ことり「へぇ、みんな来てたんだ?ことりはたまたまだよ」

穂乃果「ふーん……それで、遊びに来てくれたの!?」

ことり「ううん、ちょっとお買い物に」

穂乃果「ことりちゃんもなんだ……一人くらい遊びに来てくれてもいいのに」

ことり「あはは、今度はちゃんと遊びに来るね」


~待機室~

にこ「ちょっと穂乃果のお母さんはどこ行ったのよ!」

希「モニター見てたけど、ちょっとお父さんの手伝いしに行くって言うてたで」

海未「これはいけるかもしれませんね」

~穂むら~

ことり「それでね、その時凛ちゃんが―――」

穂乃果「あはは!なにそれすごーい!―――」


~待機室~

凛「さっきから雑談してばっかりだにゃー」

花陽「これもことりちゃんの作戦なのかな?」

海未「いえ、普通に雑談を楽しんでるだけだと思いますよ」


~穂むら~

穂乃果「そういえば、何か買いに来たんじゃなかったの?」

ことり「あ、そうなの!実はモモ缶が買いたくて」

穂乃果「へ?」

ことり「お母さんがどうしても食べたいって言うから、買い来たんだぁ」

穂乃果「今なんて?」

ことり「それでね、さっきの続きなんだけど今度は花陽ちゃんが―――」

穂乃果「う、うん……」

~待機室~

にこ「また雑談始めたわよ!?」

絵里「もしかして、一回の注文で終わらせて無理矢理わからせようとしてるの?」

真姫「無理に決まってるでしょ」

希「いや、分からへんよ。幼馴染パワーで以心伝心できるかも…!」


~穂むら~

ことり「―――っていうことがあったんだぁ」

穂乃果「へぇ、それは大変だったねえ……それで、何を買いに来たんだっけ?」

ことり「え?さっき言ったよ?」

穂乃果「あはは、ごめんごめん。ちょっと忘れちゃったみたいで」

ことり「そんなぁ!よく思い出して!」

穂乃果「えぇ!?意地悪しないで言ってくれればいいのに!」

ことり「早く思い出して!」

穂乃果「えぇ……なんて言ってたかな……」

ことり「がんばって!」

穂乃果「うーん…………あっ、思い出した!」

穂乃果「はい!」

ことり「ありが……これ?」

穂乃果「確かモモがどうとか言ってたから、モモ大福だよね?」

ことり「え、えぇっと……」

穂乃果「あれ?間違ったかな?」

ことり「あ、あのね穂乃果ちゃん!私、も……モモカンって言ったの」

穂乃果「なんで急に早口に……だから、モモでしょ?」

ことり「うぅ……」

穂乃果「うん?」

ことり「そうです……」

穂乃果(物凄く間違ってるっぽいけど、いいって言ってるし、いいのかな?)

ことり「ありがとう……また学校でね」

穂乃果「ばいばーい!」

~待機室~

にこ「ドンマイことり!残念だったわね!!」

凛「にこちゃん嬉しそうにゃー」

ことり「そういえばモモ大福があったの忘れてた……」

絵里「作戦はよかったと思うけどね」

希「残念やったけど、これは仕方ないね」

真姫「さあ、やってもらうわよ!」

にこ「罰ゲームにこ!」

ことり「ひぇぇん私何にもできないよー!」

真姫「私だってできなかったわよ!」

海未「ことり……ドンマイです」

ことり「どうしよう……」

ことり「物真似やります!」

ことり「はいっ!」ピシッ

7人「…………」

海未「なんですかそれ」

ことり「数字の1」

花陽「ふふっ」

ことり「やったぁー!花陽ちゃんが笑ってくれた!」

にこ「ちょっと花陽!なに笑ってんのよ!」

真姫「ここは笑っちゃだめでしょう!」

花陽「ご、ごめん…ちょっと意外すぎて笑っちゃった」

希「ほな、次行こか。次は『シュークリーム』やね」

凛「だからなんでシュークリームが?」

絵里「分かる人には分かるわ」


挑戦者安価 下2(BiBi、ことぱな以外)

凛「よーし!凛が行っくにゃー!」

希「いよいよ半分やね」

絵里「ここで一回整理しておくわね。花陽と私が成功、にこ、真姫、ことりが失敗」

にこ「あとは凛、それから希と海未ね」

海未「そして最後の二つを残すのみ、というところですか」

花陽「次に凛ちゃんが挑戦するのが『シュークリーム』で」

真姫「残ってる言葉が『野茂さん』と『ボクLINE中』、『ホームランマンタレイ』、『トムアンドジェリー』ね」

ことり「後半無理そう……」

凛「……改めて考えると、無理じゃないかにゃ?」

にこ「待ってるわよ」

真姫「凛も早くこっちに来なさい」

凛「絶対嫌だよっ!なにがなんでも注文してくるにゃ!」

~穂むら~

ほの母「いらっしゃいませー」

穂乃果「凛ちゃんだ!今度は何買いに来たの?」

凛「えっと……ちょっと近くまで来たから寄ってみただけにゃ!」

凛(流石になにかおかしいって勘付いてるみたいだにゃ……)

ほの母「今日はみんな忙しいわねー」

穂乃果「聞いてよ凛ちゃん!なんか今日はみんなが買い物に来てるんだよ!ほむまんとかさ」

凛「――っ!へぇ、そうなんだ!凛も何か買っていこっかにゃー」

凛(穂乃果ちゃんからほむまんの名前を出してくれるなんてチャンス到来にゃ!)

凛「それじゃあ……シュークリーム!」

ほのほの「……は?」

穂乃果「凛ちゃん、うち和菓子屋だよ?」

凛(だよねー)

凛「えっと、みたらし団子と大福が欲しいにゃ」

穂乃果「はいはーい」

凛「それとシュークリーム!」

穂乃果「は?」

凛(だよねー)

ほの母「凛ちゃん、何か悩み事でもあるの?」

穂乃果「穂乃果も相談に乗るよ?」

凛(変な心配されてる……)

雪穂「ただいまー」ガラッ

穂乃果「あ、雪穂おかえりー!」

雪穂「あれ、凛さんだ。こんにちはー」

凛「こ、こんにちはにゃ……」

穂乃果「そうだ、雪穂にも相談に乗ってもらおう!」

雪穂「どうしたの?」

凛「えっと、これは実は―――」

穂乃果「凛ちゃんがシュークリーム食べたいって言うの!うちで!!」

雪穂「話が見えてこないんだけど」

穂乃果「だからね、凛ちゃんがみたらしと大福とシュークリームを注文してるんだけど」

雪穂「凛さん、うち和菓子屋なんですけど」

凛「だよねー」

雪穂「そういえば、亜里沙も最初ほのまんをシュークリームって言ってたっけなあ」

凛「そうなの!?」

雪穂「は、はい……」

凛「亜里沙ちゃんが!そう言ってたんだね!亜里沙ちゃんが!!」

雪穂「そうですってば」

凛「凛も!亜里沙ちゃんと同じかもしれないにゃ!亜里沙ちゃんと!!」

穂乃果「……あぁー、ほむまんでいいのかな?」

凛「シュークリーム!」

穂乃果(なんで頑ななんだろう……)

穂乃果「まあいいけど……はい、お待ちどうさま!」

~待機室~

凛「奇跡が起きたにゃー!」

海未「そういうことだったんですね」

絵里「雪穂ちゃん、ナイスタイミングだったわね」

希「こんなことがあるとわなぁ」

凛「かーよちーん!一緒にほむまん食べるにゃー!」

花陽「うん!いただきまーす!」

にこ「ちっ」

真姫「フンッ」

ことり「あははは……」

絵里「地味に賞金が大きいから、ホント運が良かったわね」

凛「あっ!穂乃果ちゃんに何か奢るって言うの忘れてた!」

花陽「別にノルマじゃないから」

凛「今度一緒にラーメン食べにいこっかにゃー」

にこ「もういいから次行くわよ!」

希「さて、いよいようちか海未ちゃんやね」

海未「どっちがきても怖いですね……」

絵里「さあ、引くわよ!」


挑戦者安価 下2(のぞうみどちらか)

海未「ついに来てしまいましたね……」

凛「野茂さんって誰?」

にこ「野球選手よ」

ことり「聞いたことあるけど、ほんとにその人なんだね」

花陽「これも『ん』しか合ってないけど、大丈夫?」

海未「なんとかやってみせます!穂乃果であろうと雪穂であろうと伝えてみせますよ!」

真姫「いつでもウェルカムよ」

海未「まあ見ていてください……必ずほむまんを買って帰ってきますよ」スタスタ

希「まあ正直、この辺から絶対無理って言葉にしてあるからねえ」

花陽「海未ちゃん……」

絵里「っていうか、余裕ぶってるけど希も無理ゲー状態よね」

希「どうしよう!今のうちに一発芸考えといた方がええんかな!?」

にこまき「考えなさい」

~穂むら~

雪穂「いらっしゃいませー。あ、ホントに海未さん来た」

海未「こんにちは雪穂。ホントに、とは?」

雪穂「いやぁ、お姉ちゃんが、今日はメンバーのみんなが来てるから絶対海未さんと希さんも来るはずだよって」

海未「そうなんですか?まさかみんな来ていたとは思いませんでした」

雪穂「何かゲームでもしてるんですか?」

海未「――っ!?そそそそんなことはありませんよ!」


~待機室~

ことり「海未ちゃん……顔に出てるよぉ!」

絵里「どうしましょう、バレた時のこと考えてなかったわね」

花陽「ま、まだ分からないよ?」

にこ「そうよ!少なくとも希まではやってもらうわよ!」

真姫「罰ゲームしてもらわなきゃダメなのよ!」

希「失敗前提で話すん止めてくれる?」

~穂むら~

雪穂「……まあ、いいですけど」

海未「ほっ……」

海未(バレてないみたいですね)

雪穂(何かやってるんだろうけど、深く聞かないでおこう)

海未「それで、和菓子を買いに来たのですが」

雪穂「なににします?」

海未「そうですね。豆大福を四つお願いします」

雪穂「以上で?」

海未「はい」

雪穂「かしこまり―――」

海未「あ、待ってください!やっぱり野茂さんもお願いします」

雪穂「かしこ……ま?」

雪穂「誰ですか?」

海未「誰とかではなく、注文ですよ」

雪穂「えっと……もう一回いいですか?」

海未「……野ゴホンゴホッ茂ホッホンさんを」

雪穂「はい?」

海未「野茂さんを」

雪穂「野茂さんって言ってますよね?」

海未「……」

雪穂「海未さん?」

海未「……」

雪穂(黙りこくっちゃった……)

雪穂「もう一回聞きますけど、豆大福四つでいいんですか?」

海未「あと野茂さんを」

雪穂「えーっと……わっかりました……」

雪穂「ちょっと待っててください」

海未(伝わった……のでしょうか?しかしなぜ裏に…?)

―5分後―

海未(まだでしょうか……)

雪穂「お待たせしました。豆大福四つと―――」

海未(まさかほむまんが!?)

雪穂「野茂さんのサインのコピーです」

海未「あ、はい……」

雪穂「ごめんなさい、よく分かんなかったんでこんなことに」

海未「いえ……そうですよね、そりゃそうなりますよね……」

雪穂「何やってるか知らないですけど、あの……なんかごめんなさい……」

海未「はぁ……あぁぁぁぁ……」

雪穂(物凄く落ち込んでる……)

海未「ではまた……穂乃果によろしく伝えておいてください……」

雪穂「ありがとうございましたー……結局何が買いたかったんだろう?」

~待機室~

にこまき「ばっつゲーム!ばっつゲーム!」

海未「なんですかその団結力!」

凛「まあ、あれは仕方ないにゃ」

希「わざわざコピーしてくれるとは思わんかったねぇ」

花陽「野茂さんとしてしか伝わってなかったね」

海未「やはり無理だったんです!くっ、やる前に降りていれば…!」

にこまき「ばっつゲーム!ばっつゲーム!」

海未「そこうるさいですよ!」

ことり「えっと……笑うよ?」

海未「そんな情けいらないです……やるならガチです!」

絵里「海未の本気の一発芸……これは見物ね」ゴクリ

海未「弓道の掛け声をやります。まずは的に矢が中ったとき」

海未「……ショォォウッッッッ!!!」

7人「!?」

海未「続きまして、先輩や先生に返事をするとき」

海未「……ホォォォウッッッッ!!!」

7人「!?」

海未「続きまして、さようならと言うとき」

海未「……ソォォォウゥッッッ!!!」

7人「!?」

海未「……以上です」

絵里「なにその本気の絶叫」

にこ「引くわ」

海未「そんなっ!全力でやったではないですか!」

真姫「意味わかんない!」

海未「あれは弓道やるときにやる掛け声です。学校によって異なりますが」

ことり「海未ちゃんあんな掛け声してたっけ?」

海未「あぁ、他校の男子がやってるのを聞いたのです」

希「よう覚えてたね……」

希「さて、いよいようちが最後やね……」

絵里「まだ二つ残ってはいるけど、メンバーとしては最後ね」

ことり「『ボクLINE中』だっけ?」

凛「まずボクなんて言わないよね」

希「そこはほら、歌うときはよう言うてるやん?」

真姫「どっちにしろ無理でしょうけど」

希「いやいや、やってみんと分からんで……カードが言うには―――」

にこ「早く行きなさい!」

希「待って!せめて占わせて!」

~穂むら~

穂乃果「やっぱり来た!」

雪穂「一応いらっしゃいませって言わなきゃ」

穂乃果「あ、いらっしゃい希ちゃん!」

希「あはは、なんか待ちに待たれてた感じやん?」

穂乃果「そうなの!もう希ちゃん以外はみんな来たんだよ!希ちゃんが最後だよ」

希「へぇ、珍しいこともあるもんやね」

穂乃果「入れ代わり立ち代わりやって来ていろいろ買って帰っちゃうんだよ。少しくらい遊んで行ってもいいのにさ」

雪穂「何買います?」

希(もう何か買うこと前提なんやね……)

希「うーん、ボクは何にしようかなぁ」

穂乃果「ぼく?」

~待機室~

にこ「躊躇うことなく一人称変えてきたわね!」

凛「それよりこれ、あと2人いけるのかにゃ?」

花陽「もう完全に疑われてるよね」

絵里「それでも……それでもやるのよ!」

ことり「頑な……」


~穂むら~

希「あ、ボクお茶貰いたいんやけどかまん?」

穂乃果「希ちゃん、どうしたの?」

希「ちょっとにこっちに倣ってキャラを確立しようかなって」

穂乃果「このタイミングで!?もうラブライブも終わったのに!?」

希「まあええやん、細かいことは」

雪穂「お茶どうぞ」

希「ありがとう雪穂ちゃん」

ブブブッ

希「あ、携帯鳴ったみたいや」

穂乃果「メール?」

希「いや、エリちからのLINEやな」

~待機室~

絵里「してないわよ!?」

花陽「ということは、希ちゃんの作戦!」

海未「布石が凄いですね!」

真姫「果たして意味あるかしら」


~穂むら~

穂乃果「それで、何買うの?」

希「そうやねえ……ボクLINE中」

穂乃果「……うん」

希「注文かまん?」

穂乃果「え?いいけど」

希「ボクLINE中」

ほのゆき「……うん」

希「注文してるんやけど?」

雪穂「え?今の?」

希「ボクLINE中」

穂乃果「してるんだよね、絵里ちゃんと」

希「まあね……あ、注文なんやけど」

穂乃果「うん」

希「ボクLINE中」

穂乃果「希ちゃんなに言ってるの!?」

希「ボク↑LINE↑中↓」

雪穂「はい?」


~待機室~

ことり「穂むら饅頭のイントネーションでボクLINE中って言ってる!」

にこ「細かいわねホント!」

凛「ガチにゃ……ガチで注文する気にゃ、希ちゃん」

花陽「ここまで来たら頑張ってほしいね」


~穂むら~

希「もう、エリちはおっちょこちょいやなぁ」

穂乃果「希ちゃん大丈夫?今日はなんかみんな変だよ!?」

希「あ、ボクLINE中一つ」

穂乃果「意味わかんないよっ!」

希「……そう、なんや…………」

雪穂「希さん?」

希「ごめんうち帰るわ!ほなっ!!」

穂乃果「えぇ!?帰っちゃっうのぉ!?」

雪穂「何しに来たんだろう……」

~待機室~

絵里「希、みたらし団子食べる?」

希「まだ残ってたんやね……」

にこ「まあ、よく頑張った方だとは思うけど」

真姫「何も買わないなんて思わなかったわ」

希「あの空気で何か買うなんてうちには無理よ……あの冷たい視線に耐えられるわけないやん……」

海未「希……心配しなくてもここでもっと冷たい視線に晒されますよ」

にこまき「ばっつゲーム!ばっつゲーム!」

希「分かってる……うちに任しとき…!」

希「タロットカードを投げてにこっちの散髪するで」

にこ「は?何言って―――」スパッ

パラッ

にこ「―――っ!?」

希「右だけやとバランス悪いし、次は左や」

にこ「待ちなさいっ!危な―――」スパッ

パラッ

7人「……」

希「以上や」

真姫「で、これからどうするの?」

絵里「あと2つ、あと2人選ぶ必要があるわね」

希「安定のスルー……」

にこ「いや、引くわ」

希「しゃあないやん!他になかったんやもん!」

にこ「二度としないで!!」

ことり「それより、もう穂乃果ちゃんにばれそうなんだよね?大丈夫なの?」

希「せっかく用意したんやから最後までやってもらうで!そして罰ゲームも!!」

にこ「そうよ!特に成功した人たちにはねっ!」

絵里「当たりませんように!」

真姫「こっちだってごめんよ!」

海未「どうでしょう?もう2人一辺にやっていいのではないですか?」

花陽「そうだね。時間もなさそうだし」

凛「それじゃあくじ引くよー!」


挑戦者安価 下2、4(誰でも)

真姫「はぁ!?」

希「んなアホな!」

真姫「はぁ!?」

凛「真姫ちゃん二回目にゃ」

花陽「えっと、順番的に真姫ちゃんが『ホームランマンタレイ』で」

ことり「希ちゃんが『トムアンドジェリー』だね」

絵里「私心底ホッとしてるわ」

海未「私もです」

希「おかしいやん!なんでまたうちらなん!?うちのくじ運の良さどうなったん!?」

真姫「これは陰謀よ!」

にこ「二人とも頑張ってにこ~☆」

希「はぁ……真姫ちゃん、覚悟決めよか」

真姫「もう……もうっ!!」

~穂むら~

穂乃果「いらっしゃいませー!って、二人ともまた来たの?」

希「えっと、ちょっとそこで出会ってね」

真姫「希も穂むらに寄ってたって聞いたけど、何も買わなかったって言うから」

穂乃果「そうだよ希ちゃん!結局何しに来てたの?」

希「おっかしいなぁ、ちゃんと注文してたんやけどなぁ」

穂乃果「いやいや、LINE中って言ってるだけだったよね?」

真姫「それで、また買い物に来たんだけど」

穂乃果「やっぱり何か買っていくんだね……」

希「えっと、草大福二つ」

真姫「私は豆大福一つ」

穂乃果「うんうん」

真姫「あとホームランマンタレイ」

穂乃果「へ?」

希「うちはトムアンドジェリー」

穂乃果「ほえ?」

穂乃果「えっとごめん……二人とももう一回聞いてもいいかな?」

真姫「ホームランマンタレイ」

希「トムアンドジェリー」

穂乃果「そんなメニューうちにはないよっっ!!!」

真姫「あるでっしょー!ホームァンマァンタレーよ!」

希「トムアンジェーや」

穂乃果「ないって言ってるのにぃ!」


~待機室~

絵里「二人とも手段を択ばなくなってるわね」

にこ「ま、多少は大目に見てあげましょうか」

海未「しかし希は大幅改変してますね」

ことり「今更だけど、穂乃果ちゃんも大変だよね……」

凛「あとで雪穂ちゃんにも何か奢ってあげようかにゃー」

~穂むら~

真姫「ちょっと希、ちゃんと言いなさいよ」ヒソヒソ

希「真姫ちゃんこそずるいんと違う?」ヒソヒソ

穂乃果「二人ともどうするの?大福だけでいいの?」

真姫「だから、私はホームァンマァン…タレーよ」

穂乃果「今の間は何!?」

希「トムアンジェーや」

穂乃果「まじえんじぇーみたいに言われても!」

真姫「もうなんでもいいから早くしてよ!」

希「いい穂乃果ちゃん?言葉はそのまんま受け取るんやないんよ」

希「穂乃果ちゃんは正直やから難しいかもしれんけど、もしかしたら裏があるんやないか?そういうことを考えんとあかんのよ」

希「うちらが言ってる言葉もそのまんまに捉えるんやなくて、ちょっと考えてみてくれんかな?」

穂乃果「希ちゃん……」

真姫「そうよ穂乃果……お願いだから!」

穂乃果「真姫ちゃん……」

希「ほんま頼むから!」

穂乃果「うーん……」

穂乃果「言葉の裏……好きは常にキライの裏……」

真姫「穂乃果!」

希「穂乃果ちゃん!」

穂乃果「うーん……ホームラン……トムジェリ……」

真姫「さかさまのさかさまを見て!」

希「まちがいのまちがいでええから!」

穂乃果「うーん…………あっ、もしかして!」

のぞまき「っ!!」

真姫(この反応、まさか!)

希(いける!これはいける!!)

穂乃果「もしかしてこれ?」

のぞまき「そうそれ!!!」

のぞまき「あ」

穂乃果「なぁんだ、やっぱりほむまんだったんだね!もう、なんでそんな回りくどい言い方してたの?普通に言ってくれればよかったのに」

希「あぁ、あぁぁぁぁ…!」

真姫「私は……私は最低よっ!」

穂乃果「えぇ!?なんで二人とも落ち込んでるの!?穂乃果、間違ってた?」

真姫「合ってる……合ってるのよ!」

希「だからこそ……だからこそあかんかったんや!!」

穂乃果「???」

真姫「どうするの希……」

希「どうもこうもなんかやるしかないやん……」

穂乃果「よく分かんないけど、注文はこれでいいんだよね?」

のぞまき「うん……ありがとう……」

穂乃果(凄まじい落ち込み方してる……)

希「ほな、またね……」

真姫「じゃあね……」

穂乃果「うん、ばいばい……今日は変な一日だったなぁ」

~待機室~

にこ「ないわ」

海未「あれは酷いですね」

絵里「あんなに穂乃果が頑張ってたのに」

凛「こっちも譲歩する気満々だったのにね」

花陽「なんていうか……お疲れさま」

ことり「二人とも大丈夫?」

真姫「……え、やらなきゃだめ?」

にこ「まあ、ルールだから」

希「誰や罰ゲーム取り入れたんは!」

にこえり「希よ」

真姫「のぉぉぞぉぉみぃぃぃ……」

希「……で、なにしよか」

希「のぞみんと!」

真姫「マッキーの!」

のぞまき「ショートコント!」

真姫「漫画」

希「いやぁこの漫画面白いなぁ」

真姫「なに読んでるの?」

希「マッキー!この漫画ほんまに面白いんよ!」

真姫「へぇ、どんな話なの?」

希「廃校を阻止するためにスクールアイドルになってラブライブで優勝するんや」

真姫「って、オチ言っちゃってるじゃない!!」

のぞまき「はいっ!」ビシッ

凛「今日は凛の奢りだよー!」

花陽「私も奢るよー!」

絵里「もちろん私もね!」

にこ「ありがとうにこぉ!」

海未「いろいろありましたが、無事終わりましたね」

ことり「穂乃果ちゃんにもお礼言わないとね」

のぞまき「やっぱり聞いてないしっ!!!」



ほむまん他はμ'sが美味しくいただきました


おしまい

これにて終わりです
今更ですがガキ使のパロでした
お粗末様でした

>>35
別人ですね、私はまだこっちで二スレ目です

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