スケートリンク
まる子「ほいっと」
大野「さくら、上手じゃねえか」
まる子「あっ、大野君と杉山君」
杉山「ホントホント、こんなに上手いなんて知らなかったぜ」
男「うわああああああああ、止まらねえええええ」
まる子「うわっ、ぎゃああああああ」
大野・杉山「さくら!」
まる子「ああああああああ」
完全にコントロールを失ったまる子は、自分ではどうすることもできずに流されていく。
瞬間、まる子の悲鳴は途切れ、何かが砕けるような音が広がる。
凶器と化した壁の手すり、そこにまる子の顔面はめり込んでいた。
人々の喧騒に包まれていたスケートリンク場は、つかの間の静けさが訪れたのち、阿鼻叫喚の巷と化した。
まる子の頭部は壁から引き剥がれ、音を立ててリンクに崩れた。まる子の血液が、氷上に赤い川として広がっていく。
ん
ムフフ
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