さきこ「まる子おやすみ…」

まる子「おやすみ…おねいちゃん…」

ｚzzzzzzzzzzzz………………………………………………………………………

まる子「あれ？ここはどこ？ おーい！誰かいないの！？」

まる子「おーい！！」

ﾁｮﾝﾁｮﾝ

まる子「ん？誰？」

しまっちゃうおじさん「………………………」

まる子「ヒィィ！」

しまっちゃうおじさん「
宿題やらない子はしまっちゃおうね…」

まる子「辞めてよ！あんた何なのさ！」

しまっちゃうおじさん「おじさんは悪い子をしまっちゃうんだ」

しまっちゃうおじさん「だから…まる子ちゃんもしまっちゃおうね…」

ｶﾞｺﾝ

まる子「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

まる子「夢か…怖かった…」

はまじ「はっはっはっはっはっはっはっはっはｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ」

ブー太郎「しまっちゃうおじさんｗｗｗ可笑しいブーｗｗｗｗｗｗｗ」

まる子「笑い事じゃないよ！」

たまえ「そうよ、まるちゃんはきっと、凄くこわかったんだから！」

はまじ「まあ、悪い事はすんなよ」

ブー太郎「それが一番ブー」

まる子「ああ…現実になったら…どうしよう…」

たまえ「大丈夫よ、はまじが言った通り、悪い事しなければいいのよ」

まる子「そうだね！」

小杉(おっ！今日の給食のデザートはプリンか！
俺、給食当番だから余分に貰ってもばれねぇよな！
足りなくなったら、給食室に文句言いに行けばいいし…)

小杉「グッヒヒヒヒ」

ｺﾞｿｺﾞｿ

山田「わーいｗｗｗｗ今日はプリンだじょーｗｗｗｗｗｗ」

丸尾「ん？ズバリ、プリンが20個程足りないでしょう！」

まる子「ええ！」

小杉「足りねぇならどうすんだよ！」

丸尾「ん…いっそ無かった事にして私がクラスを代表して全て食べて差し上げましょう！」

はまじ「じゃあ、ジャンケンして負けたやつがプリン取ってこいよ」

丸尾(クラスに無視される…この私、一生の不覚)

キートン「当然である」

さきこ「ん…（ｸﾁｭｸﾁｭ」

まる子「おねーちゃんうるさいよ。おねーちゃ……」

小杉(まてよ…俺が取りに行けばプリンがまた余分に内緒で食えるぞ！)

小杉「俺が取りに行くぞ！」

山田「あはははｗｗｗｗ小杉君は優しいじょーｗｗｗｗ」

まる子「あんた食べ物の事になると張り切るもんだね
勉強なんてまともにしないくせに」

キートン「勉強をまともにやらないのはあんたも一緒だ」

小杉「給食の先生！うちのクラス、プリンがないんだけど！」

給食技師「え？本当？少し待ってて…」

小杉(これで…もともとクラスにあった奴は食えるんだ！)

小杉「みんな！プリン持ってきたぜ！！」

はまじ「サンキュー！小杉！」

戸川先生「小杉君も揃った事ですし、頂きましょう！」

生徒「いただきます！」

小杉(プリンがこんなに手に入るとは…！
夢みたいだぜ！)

キートン「放課後」

小杉「よぉぉぉぉし！帰ってプリン食うぞ！！」

ﾁｮﾝﾁｮﾝ

小杉「ああっ！？」

しまっちゃうおじさん「プリンを欲張る子はしまっちゃおうね…」

小杉「おまえ！まさか！
さくらの言ってた！
そんなまさか！」

しまっちゃうおじさん「小杉君…しまっちゃおうね…」

小杉「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」

キートン「翌日」

先生「小杉君が昨日から家に帰っていないそうです」

藤木「ええっ！」

永沢「まさか、藤木君何か知ってるとか…」

藤木「そんなわけないだろ！カムチャツカ玉葱！」

永沢「ふぅーん」

藤木「だって、友達が行方不明なんだぞ！」

永沢「君にも人を気遣う心があったとはね…」

まる子「うわぁぁぁ…
きっとしまっちゃうおじさんだ…」

はまじ「いねぇよ
そんな奴！」

まる子「ひぇぇぇ」

たまえ「…」

キートン「その夜」

ヒロシ「ふっはっはっはっｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
しまっちゃうおじさんﾀﾞｧ？
んなもんいねぇよ」

まる子「本当だもん！
小杉が消されたんだもん！」

さきこ「きっと偶然よ」

すみれ「小杉君が悪い事したわけでも無いんでしょ？」

友蔵「まる子がしまわれたら…わしは…わしは…」

こたけ「おじいさん、大丈夫ですよ。まあ、悪い事はしないようにね」

キートン「翌日」

山根「胃腸がぁぁ」

はまじ「山根ェ！」

ブー太郎「理科室にあった粉薬みたいなものをもってきたブー！」

山根「ああ、ありがとう…」

山根「ウガァァァァァ」

はまじ「！？」

丸尾「なにが起こったんですか！？」 ﾍﾟﾛｯ

丸尾「これは…麻薬！」

まる子「ええっ！」

丸尾「スバリ、覚醒剤でしょう！」

はまじ「おいおい、ブー太郎…うちの理科の教師ラリってるって知らなかったのかよ…」

ブー太郎「まあ…どうでもいいブー、飲んだのは山根の責任ブー」

山根「ﾔｰﾔｰﾔｰ！」

キートン「放課後」

はまじ「山根！帰るぞ！」

山根「ﾔｰﾔｰﾔｰ」

ブー太郎「SAY？」

山根「YeS！」

はまじ「おいおい、遊ぶなよｗｗｗｗｗ」

ﾁｮﾝﾁｮﾝ

ブー太郎「ブゥ？」

しまっちゃうおじさん「理科室から薬品盗んじゃう子はしまっちゃおうね…」

ブー太郎「イヤァァァ」

はまじ「さくらの言ってた…」

山根「ﾔｰﾔｰﾔｰ」

しまっちゃうおじさん「麻薬中毒の子もしまっちゃおうね…」


………………………………………………………………………………………

戸川先生「富田くんと浜崎君と山根君が昨日から家に帰っていないそうです
蛇足ですが、小杉君も」

キートン「小杉はもはやついでである」

まる子「ひぇぇぇ…」

たまえ「何かの偶然よ」

まる子「でもはまじ達悪い事したもん！」

藤木「なんか…怖いな…」

永沢「藤木君…怪しいな」

藤木「黙れ！ムカ着火ファイアー玉葱！」

永沢「ふぅーん」

藤木「ウザイなぁ
こういう奴がしまわれれば
…」

永沢「なんか言ったかい？」

藤木「何も言ってねぇよ
刻んでオニオンリングするぞボケ」

キートン「その夜」

まる子「おねーちゃん
悪い事したはまじにブー太郎に山根がけされちゃったぁぁ」

さきこ「悪い事をした子が…」

さきこ「偶然ね…昨日、
あたしの後ろの席でカンニングしてた とし子さんが
今日、行方不明に…」

キートン「あんたこそ
なんで後ろの席のカンニングが見えるんだ」

キートン「翌日」

戸川先生「大野君、杉山君、山田君がまだ
家に帰っていないそうです」

まる子「何があったの？」

たまえ「実はしまっちゃうおじさんを寄せ付ける為に大野と杉山は山田の顔面でサッカーをしてたのよ」

まる子「ええっ！」

たまえ「それで…」

まる子「なんで…山田まで！！」

たまえ「個人的にムカつくからだって…」

丸尾「スバリ、もう悪い事はやめましょう！」

しまっちゃうおじさん「そうそう、それが一番」

まる子「！？」

丸尾「イヤァァァ」

しまっちゃうおじさん「このクラスの子は悪い子ばかりだから皆しまっちゃおうね…」

まる子「皆ァー逃げてェェェ」

，…………………………………………………………………………………………………………………………………………………

まる子「はっ！！！」

まる子「夢かぁ…怖かったなあ…」

キートン「しまっちゃうおじさんの恐怖は逃れたが
宿題をやっていないのが
ばれてあとでこっ酷くしかられるまる子であった」