伊藤誠「ここが総武高等学校か・・・」 (206)

誠(世界や言葉から逃げるために転校してきたけど・・・)

誠(友達ができるか不安だ・・・)

誠(あー緊張する・・・)

誠(どんな子がいるんだろ?かわいい子いたらいいなあ)

担任「こほん、突然だが転校生を紹介する」

由比ヶ浜(おお、どんな人だろ)ワクワク

葉山(この時期に転校生か、珍しいな)

担任「よし入っていいぞ」

誠「・・・」ガラガラ

誠「えーと、榊野学園から来ました伊藤誠です」

一同「ざわざわ・・・ざわざわ・・・」

由比ヶ浜(あれ、どこかで見覚えあるかも・・・?)

誠「来たばかりで分からないことだらけですが、よろしくお願いします」ペコリ

誠「あ、よかったらここの街案内してください」ニコッ

女子「ねえねえ、結構イケメンじゃない?」ザワザワ

担任「おーい、お前ら静かにしろー」

担任「伊藤の席は後ろから二番目の窓側だ」

担任「あ、そうだ後で職員室に来るように」

誠「はい!」ニコッ

誠(へえ、ぱっと見かわいい子結構いるなあ! レベル高いかも)

誠「ふう・・・」イスニスワリ

担任「みんな伊藤と仲良くしてやってくれ」

担任「よしこれでHRは終わりだ」

担任「じゃあ授業の準備しておくように」ガラガラ




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すまん俺ガイルのキャラあんま分からん

どういう経緯で奉仕部にはいるんだっけ?

誠(ちょ、人集まりすぎでしょ・・・)

ガヤガヤ・・・ガヤガヤ・・・

葉山「俺は葉山隼人だ。 よろしく」ニコッ

誠「おーイケメンさんよろしく! なんて呼んだらいいかな?」

誠(すごい爽やかだ)

葉山「隼人って呼んでくれ!」

誠「わかった、隼人ね。 俺のことは誠でいいから!」

葉山「誠だね、了解」ニコッ

三浦「ってかあんた何でこの時期に転校?」

誠(お、かわいいな。 けど気が強そうだ)

誠「えっと、親の仕事の都合でね」アハハ

三浦「ふーん。 あーし三浦由美子っていうからよろしく」

誠「由美子ちゃんね、よろしく」ニコッ

誠「金髪似あっててかわいいね!」

三浦「あ、ありがと・・・」

女子A「ねえねえ、伊藤君って彼女いるの!?」

女子B「好きな食べ物は!?」

女子C「趣味は!?」

誠「ちょ、いっぺんに聞かれても・・・」

葉山「まあまあ。 みんな落ち着いて」

女子「そ、そうだよね! ちょっとはしゃぎすぎちゃったかも」アハハ

誠「ごめん、ありがとね」

葉山「いやいや、どういたしまして」ニコッ




原作読み返すわ

八幡の周りじゃなくて葉山の周りを滅茶苦茶にするなら支援

>>10
そうするか
けど女キャラ少ないな

建て直せ
書き終わったらにしたら

由比ヶ浜「ねえ、伊藤君! あたし達ってどこかで会ったことない?」

誠「なになにナンパ?」クスッ

由比ヶ浜「違うしっ!」

誠「あはは、ごめんごめん。 えっと、会った事だっけ?」

由比ヶ浜「そうそう! なんか見覚えあるからどこかで会ったかなって!」

誠「んー、こんなかわいい子と会ってたらそのこと覚えてるはずだしなあ」

由比ヶ浜「か、かわいいってそんな・・・」

誠(ん? なんだこの反応初々しいな)

誠(見た目に反して純情とか・・・?そんなわけないか)

誠「まあ、会った事はないかも。 ごめんね!」

由比ヶ浜「そっか、ごめんね変なこと聞いて! あ、あたし由比ヶ浜結衣っていうんだ、よろしくね!」

誠「結衣ちゃんね、よろしく!」

由比ヶ浜「なにか分からないことあったら遠慮なく聞いて!」

誠「ありがと、優しいね」ニコッ

>>13
いやぼちぼち書いてくわ

葉山の取り巻きって、三浦、海老名はいいとしていろはとか由比ヶ浜って入るの?

由比ヶ浜「そんなことないのにー! あ、ごめんちょっと席外すね!」テフリフリ

誠「あ、わかった!いってらっしゃい」フリフリ

戸部「やあやあ転校生君、俺は戸部翔だ!とべっちって呼んでくれー!よろしくぅー!」

誠「俺は伊藤誠、よろしく! 誠でいいよ!」

戸部「おう!そーいえば部活入る予定とかはあるのー?」

誠「いや、まだ未定かな。 とべっちは何部に入ってるの?」

戸部「俺はサッカー部だぜ! 隼人君と一緒だ!」

誠「へえ、隼人もサッカー部なのか。 なんとなくそんな気はしたけど」

戸部「それに部長候補なんだぜ!隼人君まじぱねーわ!!」

誠「隼人ってすごいんだな」

葉山「いや俺なんてまだまださ」

戸部「またまた謙遜しちゃってーっ!!」コノコノ

三浦「隼人運動マジうまいからね」

葉山「いやいやそんなことないよ」アハハ

三浦「テニスも上手じゃん」

誠「イケメンな上に運動神経もいいのかあ」

戸部「それに頭もいいんだぜ!まじぱねー!」

誠「完璧じゃん!」

三浦「そーそーほんと完璧だから」

誠「というか由美子ちゃんて隼人のこと好きなの? さっきから褒めまくり」クスッ

戸部「あ、思ったそれ! どーなのさ!」

三浦「そ、そんなわけないじゃん! は、話に乗ってただけだしっ」アタフタ

誠「ふーん?」ニヤニヤ

戸部「あ、その反応はもしや!」

三浦「ほ、ほんとに何もないしっ!」

葉山「まあまあ」

誠「隼人プレイボーイだなー」

戸部「まじそのモテ力わけてほしいくらいだわー」

誠(隼人から由美子ちゃん奪ったらどうなるんだろ? ってそんなゲスいこと考えちゃだめだよな)

戸部「ってか隼人君は由美子のことどう思ってるのさ!!」

葉山「あはは、友達として好きだよ」

誠「返しまでかっこいいな」

三浦「ちょっ、い、今好きって・・・」

戸部「あ、照れてるー」アハハ

誠「由美子ちゃんかわいいー」

由美子「か、かわいいっていうなし!」


キンコーンカンコーン

誠(初授業か・・・教科書まだもらってないし寝るかな)

女子A「あ、あの・・・」

誠「ん? どうしたの?」

誠(隣の席の・・・女子Aさんだっけ? どうしたんだろ)

女子A「良かったら教科書いっしょに見る?」

誠「うん! ありがとね、教科書なくて困ってたんだ」アハハ

女子A「そっか、よかった」ニコッ

誠「優しいねー!ほんと助かるよ」ニコッ

女子A「そ、そんな優しいなんて・・・」

誠「あはは、かわいいー」

女子A「も、もう!」

ワイワイワイワイ

静「転校生君、初日から授業聞かないで雑談とはいい度胸してますね」ニコッ

誠「ひっ! ご、ごめんなさい・・・」

戸部「誠まじぱねー」アハハ

葉山「やれやれ何やってるんだか・・・」

静「後で生徒指導室に来るように」

誠「は、はい・・・」

誠(くそーなんで俺だけこんな目に・・・ってかこれだけで生徒指導って・・・)

女子A「ご、ごめんね私のせいで・・・」

誠「いやそんなことないよ。 女子Aさんと話せてうれしいし」ニコッ

女子A「え、そ、そう?」

誠「うんうん、楽しくてつい話し込んじゃった」アハハ

女子A「あ、ありがとね!!」

女子A(伊藤君って私に気があるのかな? ってそんなわけないかアハハ-)

誠(そういえばあの先生キレイだよなー)

誠(生徒と先生の禁断の恋に!なんてならないか)

静「――――――であるからして・・・」

女子A(伊藤君かっこいいなあ)ジー

誠「ん? 俺の顔に何かついてる?」

女子A「ひゃっ! ご、ごめんね! 何もついてないから大丈夫だよ!」アタフタ

誠「そう? それならいいけど」

誠「そんなにあわててどうしたの?」クスッ

女子A「な、なんでもないです・・・うぅ」

誠「そう?」

女子A「う、うん・・・ごめんね!!」

誠「いや大丈夫だけどさ」ニコッ

女子A「うぅ・・・ありがと・・・」

女子A(恥ずかしすぎて今なら[ピーーー]る・・・)


キンコーンカンコーン

誠(ふう、やっと授業終わったあー!)

戸部「おーい誠、飲み物買いにいこーぜ!」

誠「おー行く行くー」

誠「そういえばあそこで絵書いてる子は?」

戸部「あーあれは海老名さん! なんでも腐女子?とやらみたいだぜ」

葉山「彼女結構オープンだからね。 特にそういうのも隠してないし」

誠「普通は隠すのにすごいな」

戸部「そこが海老名さんのいいとこよ! まじぱねーわ!」

誠「だなー後であいさつしに行くか」

葉山「そうだね、他にも色んな人と親睦を深めるといいと思うよ」

戸部「それは隼人君だからできることっしょ!」

誠「あはは、確かに。 でもとべっちもできると思うけどね」

戸部「嬉しいこと言ってくれるじゃん」ウリウリ

葉山「まあ色んな人と話して損はないからね」

葉山「っと、自販機ついたみたいだね」

誠「何にしようかなーっと!マッカンでいっか」ピッ

誠「そーいや由美子ちゃんが好きな飲み物って何ー?」

葉山「レモンティじゃなかったかな」

誠「おっけーありがと!」ピッ

戸部「なになに買ってくのー?」

誠「好感度アップを狙ってね」アハハ

葉山「誠もやるね」クスッ

戸部「誠マジぱねー!!」










――教室――


誠「ふう到着~」

誠「っと、そうだ」

誠「優美子ちゃんー」

三浦「なにー?」

誠「はい、レモンティー」

三浦「え、これあーしに?」

誠「そうそう、ついでに買ってきたんだー」

三浦「ありがとー!誠気が利くじゃん」

誠「優美子ちゃんのためだからね」ニコッ

三浦「そういうことさらっと言うなし」

誠「あはは、まあ由美子ちゃんに喜んでもらいたいからさ」

三浦「そっか、ちょっと照れる・・・」

誠「かわいいー」

三浦「か、かわいいっていうなー!」

誠「そういえばそのネイル綺麗だよね」

三浦「これ? 手入れとかしっかりしてるからね」

誠「そっか、こまめなんだね」

三浦「まあネイル好きだからさ」

誠「似あってていいね」ニコッ

三浦「そ、そう? ありがと・・・」

誠「そうだ、今週の日曜って空いてる?」

三浦「うん、特に予定ないけど」

誠「お、それじゃあよかったら街案内してくれない?」

三浦「別にいいけど。 隼人らも呼ぶ?」

誠「んー、優美子ちゃんと二人っきりがいいかも」アハハ

三浦「え、あーしと?」

誠「うん、もっと仲良くなりたいからさ」ニコッ

三浦「ふーん? まあそれでもいいけど」

誠「よっしゃ! やば、今から緊張してきた」

三浦「なんだしー」クスッ

三浦(誠と話してるとなんか落ち着くかも)

誠「それじゃあ10時に○○前でいい?」

三浦「おーけー」

誠「んじゃよろしくー」

誠(優美子ちゃんって押したらヤれるかな? ってそんな甘くないか)

誠(まあものは試し、っていうしね)

誠「・・・」イスニスワリ

女子A「あ、伊藤君」

誠「ん?」

女子A「いや、その・・・さっき三浦さんと楽しそうに話してたよね」

誠(ん? これってもしや)

誠「あーまあね」

女子A「何の話してたのかなーって・・・」

女子A「あ、やっぱなんでもない! ごめんね!」

女子A(なんでこんなこと聞いたのー!バカバカ)

誠「あはは、ちょっとした雑談だよ。 ネイルの話とかね」

女子A「そ、そっか、よかった・・・」ホッ

女子A(伊藤君ってネイル好きなのかな)

誠「よかったって何が?」

誠(確信した。 この子ヤれるわ)

女子A「べ、別になにも・・・」

誠「そっか」ニコッ

女子A(三浦さんも伊藤君もお互いに恋愛感情ないみたいで安心・・・)

女子A(でも仲いい姿見るだけでも少しいやかも・・・なんでだろ?)

誠「ねえ女子Aちゃん、今週の土曜って何か予定ある?」

女子A「ううん、何も予定ないよ」

誠「ならどっか遊び行かない?」

女子A「ええ!? わたしなんかでいいの・・・?」

誠「そんなこと言わないで。 女子Aちゃんがいいの!」

女子A「嬉しい・・・」

女子A「そういうことなら喜んで」ニコッ

誠「よし、じゃあ○○前に10時集合でいい?」

女子A「もちろん! 楽しみだなあ」

誠「あはは、俺もだよ」


キンコーンカンコーン


誠「っと授業か・・・寝よ」zzZ

・・・・・・

女子A「誠君おきて」ユサユサ

誠「んん・・・もう授業終わった?」

女子A「もうすぐ終わるよ」

誠「そっか、起こしてくれてありがとね」

女子A「いえいえ」ニコッ


・・・・・・・・

――――放課後――――

誠(そうだ、呼び出しされてたんだよな・・・)

誠(生徒指導室ってどこだ)

誠(そういえば学校案内してもらうのわすれてた・・・まあ適当にぶらついてれば見つかるでしょ)

誠(っと、あったあった)コンコン

誠「失礼しまーす」ガチャッ

静「やあ、よく来たな」

誠「呼び出しですしね」

静「ああ、こなかったら命はなかったかもな」ハハハ

誠「洒落にならないですよ・・・」

誠「それで用件は・・・?」

静「うむ、授業のことで説教しようと思ったがやめだ」

静「お前、奉仕部に入ってみないか? 部活もちょうどなにも入ってないってことで」

誠「奉仕部・・・」ゴクリ

静「たぶんお前が思ってるような部活じゃないぞー」

誠「なーんだ・・・それじゃどんな部活なんですか?」

静「簡単に言えば困ってる人を助ける部活だな」

誠「なるほど。 えーっと入部しないんでかえっていいですか?」

静「まあ待て。 その部活にはなんと学年一といっても過言ではないほどの美女がいる」

静「どうだ、入る気になったか?」

誠「ちなみに部員は?」

静「彼女ひとりだが」

誠(絶対わけありだろ・・・でも美女ってのが気になるな)

誠「仮入部って形からなら大丈夫ですよ」

静「よし、ならさっそく部室に行かないとな」

・・・・・・・・

静「ここだ」

誠「あんま綺麗なとこじゃないですね・・・」

静「まあ文句いうな」

静「入るぞー」ガラガラ

雪ノ下「先生、はいるときはノックをとお願いしたはずですが」

静「すまんすまん」コンコン

雪ノ下「はあ・・・」

誠(へえ、たしかにかわいいな。 どことなく言葉に雰囲気が似ているような・・・)

静「それで、今日は新入部員を連れてきたぞ」

雪ノ下「そこに突っ立てる男ですか?」

誠「あはは、伊藤誠っていいます。 どうぞよろしく」

静「こっちは雪ノ下雪乃だ。 仲良くしてくれ」

雪ノ下「お断りします。 なんで下心丸出しの男なんかと・・・」

誠「あ、あはは・・・」

静「彼は性根は腐ってるがまあ大丈夫だろう」

誠「ちょ、性根が腐ってるってどういう・・・」

静「だってお前、女からにg「すみませんでした、どうかそれだけは・・・」」

静「まあ基本はいいやつだしな。 ということで彼を頼んだぞ」

雪ノ下「はあ・・・まあ先生からのお願いを無碍にはできないので、わかりました」

静「それじゃあ頼んだぞ」ガラガラ

誠「・・・」イススワリ

雪ノ下「・・・」ペラッ

誠(本読み始めちゃったよ・・・)

誠「あのーここ何する部活なの?」

雪ノ下「そうね・・・ゲームをしましょ」

誠「ゲーム?」

雪ノ下「そう、ここが何部か当てるゲーム。 さて何部でしょう?」

誠「うーん、難しいな」

誠(まあ答えわかってるけどね)

誠「少人数で本を読んでたよな・・・部費も必要なさそうなのをみると答えはひとつかな」

雪ノ下「・・・」

誠「奉仕部、でしょ?」

雪ノ下「はz・・・え?」

誠「いやだから奉仕部でしょ?」

雪ノ下「え、ええ正解よ」

誠「もしかして文芸部っていうと思ったの?」クスッ

雪ノ下「い、いえそんなわけないわ」

雪ノ下(くっ・・・馬鹿にするつもりだったのに)

誠「なーんだ、もっと難しいゲームかと思ったのに残念」

雪ノ下(この男・・・!)イラッ

誠「次は期待してるよ」クスッ

誠「でもこういうこと言えるの雪ノ下さんだけだし何かいいね」アハハ

雪ノ下「あらそう。 あなたみたいに脳が機能してない人にとってはいいことなのかもしれないわね」

誠「うわ、ひっどー」

雪ノ下「あら人間の言葉しゃべれたのね。 びっくりだわ」

誠「かわいいなー」

雪ノ下「ついに頭がおかしくなったのかしら。 あ、ごめんなさい元からだったわね」

誠「あー癒される―」

雪ノ下「罵倒で癒されるなんてよっぽど頭がおかしいのね。 病院行くことをおすすめするわ」

誠「あ、罵倒だったの?」

雪ノ下「さすが脳が機能しないだけあって言葉が通じないみたいね、かわいそうに」

誠「いやかわいいこと言ってるのが聞こえるよ?」

雪ノ下「幻聴まで聞こえるなんて頭大丈夫かしら? あ、大丈夫だったら幻聴なんて聞こえないわよねごめんなさい」

誠(どういう対応したらいいか困るな・・・)

誠(今までにないタイプだからなあ・・・)

誠「あ、またかわいいこと言ってる」

雪ノ下「いよいよ本気で心配になってきたわ・・・1度病院に行ってちょうだい」

誠「心配してくれるなんて俺は幸せ者だなあ」

雪ノ下「あなたのそのポジティブ思考はどこからきてるのかしら」ハァ

誠「あはは」

雪ノ下「・・・」ペラッ

誠(また本読み始めちゃった)

誠(ちょっと見つめてみようかな)

誠「・・・」ジー

雪ノ下「・・・」ペラッ

誠「・・・」ジー

雪ノ下「・・・何かしら?」

誠「いやかわいいなって思ってつい見惚れちゃった」アハハ

雪ノ下「その下衆た目で見ないでくれるかしら。 非常に不愉快だわ」

誠「いやごめんごめん」アハハ

誠「髪キレイだよね。 すごいツヤがある!」

雪ノ下「あら、あなたに褒められても何も嬉しくないのだけれど」

誠「あはは、かわいいー」

雪ノ下「はあ・・・あなたには学習能力というとものがないのかしら」

この雪ノ下も誠と同じ血が流れてんのか?

誠「頭の中雪ノ下さんでいっぱいだからなあ」

雪ノ下「そう、一刻も早く忘れてくれるかしら」

誠「おっけーはい忘れたー」

雪ノ下「あなたって子供っぽいのね。 公園のブランコから落ちることをおすすめするわ」

誠「何それ下手したら死ぬよね!?」

雪ノ下「あらあなたに生きてる価値があるとでも?」

誠「雪ノ下さんがいる限りは[ピーーー]ないかなあ」

誠「もっとたくさん話したいし」アハハ

雪ノ下「私は話したくもないのだけれど」

誠(とかいいつつ会話してくれるあたり優しいよなあ)

誠「はいはい」クスッ

雪ノ下「あなたに流されるのすごい不愉快だわ」

誠「あはは、雪ノ下さんって優しいよね」

雪ノ下「あら、あなたに優しくした覚えはないのだけれど。 勘違いも甚だしいわね」

>>32
そうそう
他にも何人かは止の子って設定ね

誠「自分じゃ気づいてないだけだよ」

雪ノ下「そう、頭がおかしいのね。 可哀想に・・・」

誠「頭の中雪ノ下さんでいっぱいでおかしいかも」アハハ

雪ノ下「本当に気持ち悪いわね・・・」

誠「ありがと」ニコッ

雪ノ下「褒めたつもりはないのだけれど・・・頭の中お花畑なのかしら?」

誠「そうかも」アハハ

雪ノ下「私にはどうでもいいことだけれど」

誠「そっかー」

誠「ってもうこんな時間か」ウデドケイミル

誠「ごめん先に帰る! 雪ノ下さん気をつけて帰ってね! それじゃばいばいー」

雪ノ下「あなたに言われなくてもそうするつもりだわ」

雪ノ下(何か不思議な感じだわ)

雪ノ下(つい罵倒してしまったけれど受け入れてくれるなんて・・・)

がんばれば葉山もいけそう

雪ノ下(いえ、受け入れてくれるはずないわ。 きっと強がってるのよ)


雪ノ下(みんなそうだもの・・・)


・・・・・・・・・・・・・・・

翌日

誠「ふあ~よく寝た」

誠「準備して学校に行くかな」

・・・・・・・・・・・・・・・

通学路

三浦「お、誠じゃん。 おはよー」

誠「あ、優美子ちゃんおはよー」

誠「いつもこの時間なの?」

三浦「まあ大体はね」

誠「そっか、なら毎日この時間に家出ようかな」アハハ

三浦「どーして?」

誠「だって優美子ちゃんと一緒に行きたいし」

三浦「そ、そっか」テレッ

誠「あ、照れてる? かわいいー」クスッ

三浦「か、かわいい言うなし!」

誠「やだねー」

三浦「なんでさ」

誠「優美子ちゃんがかわいいから言いたいのー」

三浦「もうかわいい禁止ね! わかった?」

誠「はいはいーわかりました」クスッ

三浦「絶対わかってないっしょ・・・」

ワイワイ

・・・・・・・・・・・・・

教室

戸部「お、誠と優美子おはー!一緒に登校とか?」

誠「おはよ! そうそうたまたま行く途中で優美子ちゃんに会ってね」

三浦「おはよー。 そーいうこと」

誠「ラブラブ登校してきたとこだよ」クスッ

戸部「まじ!? うらやまだわー」

三浦「ちょ、戸部信じるなし! 誠もでまかせ言うなー!」

誠「ごめんごめん」アハハ

戸部「なんだーマジかとおもったじゃん!」

誠「いやラブラブする相手間違ってるし」クスッ

戸部「あ、それもそうだな」ニヤニヤ

三浦「な、なに言ってるのさ!」アタフタ

誠「顔赤くなってるー」クスッ

戸部「恋する乙女ですなー」ニヤニヤ

由比ヶ浜「やっはろー! 優美子顔赤いけどどうしたの?」

誠「結衣ちゃんやっはろー!それはね・・・」

三浦「おはよー! ちょ、誠言わなくていいから!」

戸部「やっはろー!! それはだな・・・」

三浦「戸部も言うなし!」

結衣「? よくわからないけど楽しそうだねー」アハハ

誠「うんうん、優美子ちゃんいじるのたのしー」クスッ

戸部「それわかるわー」

三浦「あんたらいい加減にしろ!!!」プンスカ

誠「おー怖い怖い」

戸部「まじ迫力あるよなあ」

結衣「あんま優美子いじっちゃだめだよ?」クスッ

誠「善処します」

戸部「それ絶対わかってないやつなー」

誠「あ、ばれた?」クスッ

三浦「誠、後で覚えておけよ!」

戸部「女王様のお怒りだー」

結衣「誠君ごしゅうしょうさまー」

誠「ええ、俺どうなるの!?」

誠「っと、隼人おはよ」

葉山「誠おはよ! みんなもおはよう!」

みんな「おはよ!」

葉山「みんな盛り上がってるみたいだね」クスッ

戸部「まあな! 誠が後で優美子にしめられるんだぜー」

誠「ちょ、それは勘弁」アハハ

三浦「誠覚悟しておけよ!」

結衣「誠君かわいそうー」アハハ

葉山「まあほどほどにね」クスッ


キンコーンカンコーン

誠「・・・」イスニスワリ

女子A「あ、誠君おはよ!」

誠「おはよー」

女子A「明日楽しみー!」

誠「俺も! 楽しみすぎて寝れないかも」クスッ

女子A「もーちゃんと寝てよ?」クスッ

誠「はい、ちゃんと寝ます!」

女子A「よろしい」クスッ

誠(うーん、女子Aちゃんの友達も狙ってみようかな)

誠(いやその前に雪ノ下さん落としたいな・・・)

誠(後で先生に雪ノ下さんのこと聞いてみよ)

>>36
クロスデイズかな?

・・・・・・・・・・・


先生と話し中


・・・・・・・・・・・

誠(なるほど、小学校の頃雪ノ下さんはいじめにあっていたのか)

誠(その理由が言葉と似ているかも)

誠(かわいすぎるっていうのも嫉妬の対象になっちゃっていいことばかりじゃないんだな)

誠(・・・とりあえず部室に向かおう)

――部室――
誠「・・・」コンコン

誠「失礼しまーす」ガラガラ

雪ノ下「あら、今日もめげずに来たのね」

誠「雪ノ下さんに会いたいからさ」アハハ

雪ノ下「私はあなたと会いたくないのだけれど」

誠「会いたいって? 嬉しいなあ」

雪ノ下「また幻聴が聞こえているのね・・・。 早く病院へ行きなさい」

誠「相変わらず毒舌だなあ」

誠「そういえば、雪ノ下さんはなんでこの部活に入ったの?」

雪ノ下「なんであなたに言う必要があるのかしら?」

誠「いや気になったからさ。 ごめん言いたくないなら無理に言わなくてもいいよ」

雪ノ下「・・・世界を変えたいからよ」

誠「え?」

雪ノ下「聞こえなかったのかしら? あなた脳だけでなく耳まで機能してないのね」

雪ノ下「世界を変えたいから、と言ったの」

誠「またスケールが大きいね」





誠「でもその心意気は素晴らしいと思う」

雪ノ下「あら、ありがとう。 あなたに言われてもうれしくともなんともないのだけれど」

誠「手厳しいなー」

誠「でもなんで世界を変えたいの?」

雪ノ下「理由はいろいろだけれど・・・。 人の醜い部分をなくしたいのよ」

誠(醜い部分・・・嫉妬かな?)

誠「嫉妬とかそういうたぐいのもの?」

雪ノ下「ええ、それもあるわね」

誠「そっか、雪ノ下さんは立派だな」

雪ノ下「そんなことはないわ。 もっとも、あなたみたいに何も考えてないよりはましだけれども」

誠「ひどいなあ、俺だってちゃんとかんがえてるよ?」

雪ノ下「あら、機能してない脳でどうやって考えるのかしら」クスッ

誠「へえ、そういう顔もするんだね。 かわいいなあ」

雪ノ下「はあ、あなたはそういう人だったわね・・・」

誠「・・・よし!」

雪ノ下「どうしたのかしら? 馬鹿みたいに声をあげちゃって」

誠「俺、雪ノ下さんに協力するよ」

雪ノ下「え・・・?」

誠「先生に、雪ノ下さんの過去のこと聞いたんだ」

雪ノ下「そう。 それで馬鹿にしたいのかしら?」

誠「そんなわけないじゃん。 それを聞いて、そういうのがない世界だったらなって思ったんだ」

誠「雪ノ下さんにつらい思いはもうしてほしくないしさ」

雪ノ下「・・・っ」

雪ノ下「同情ならしなくていいわ」

誠「同情なんかじゃない。 本気で悲しい気持ちになってさ・・・」

誠「雪ノ下さんは外見だけじゃなくて、中身もたくさんいいとこあるのにって思ったりして・・・」

誠「まだ出会って間もない俺が言うのも何だけどさ・・・」

誠「それで俺は雪ノ下さんを中身で好きになっていきたいって思ったから」

雪ノ下「・・・そう」

誠「最初は一目ぼれみたいな感じだったんだ。 でも話しているうちに、俺に少しは気を許してくれてるのかなとか思ったりしてさ」

誠「それがすごい嬉しくて、もっと雪ノ下さんのこと知りたいなって思ったんだ」

雪ノ下「・・・っ」ドキッ

誠「だから、こんなこと言うのはずかしいけど・・・」

誠「俺と友達になってくれませんか?」

雪ノ下「え、あ、あのその・・・」ドキドキ

誠「雪ノ下さんの言葉ってさ、自然と受け入れることができるんだよね」

誠「毒の中にも優しさがあるっていうかさ」

誠「それだけじゃなくて、雪ノ下さんのすべてを受け入れたいんだ」

雪ノ下(私を受け入れてくれる・・・?)

誠「だから今までどおりでも構わないけど、もっといろんな雪ノ下さんがみたいな」ニコッ

誠「ダメ・・・かな?」

雪ノ下「べ、別に構わないけれど・・・」ドキドキ

誠「やった! それじゃあこれからもよろしくね雪乃」ニコッ

雪ノ下「な、名前で呼ばないでくれるかしら///」

誠「いいじゃん、友達同士だよ?」

誠「俺のことも誠ってよんでいいからさ」ニコッ

雪ノ下「え、えっと、ま、誠君?///」

誠「そうそう、かわいいなあ」

誠「えいっ」ギュッ

雪ノ下「ひゃっ!」

雪ノ下「い、いきなり抱きついて来ないでくれるかしら!」

誠「ごめんごめん、かわいすぎてつい」テヘ

誠「離れるよ」スッ

雪ノ下「あ・・・」

雪ノ下(もう少しこのままでいたかったわ・・・ってなに考えてるのかしら///)

誠「ごめん、はなしがちょっと逸れちゃったね」

誠「それで雪乃のためになにかしたいからさ、良かったら協力させてよ」

雪ノ下「え、ええ。 そういうことなら歓迎するわ」

誠「ありがとね」ニコッ

雪ノ下「いえ、どうってことはないわ///」

誠「あはは、それじゃごめん先に帰るね」

誠「ちょっと用事があるからさ」

誠(まあ用事なんてないけどね。 家帰ったらゆっくりしよ)

雪ノ下「そ、そう・・・」シュン

誠「雪乃、ちょっとこっちおいで」

雪ノ下「え?」

誠「いいから」ニコッ

雪ノ下「え、ええ」

誠「それっ!」ギュッ

雪ノ下「ひゃっ! ま、誠君?///」

誠「これで元気でた?」クスッ

雪ノ下「ええ、元気でたわ///」

誠「よかった、それじゃあまた来週ね!」スッ

雪ノ下「あ・・・。 そうね、さようなら」

雪ノ下(行ってしまったわ・・・)

雪ノ下(もっと話たかった、なんてわがままかしら)

雪ノ下(私の内面を見てくれて、受け入れるって言ってくれた彼・・・)

雪ノ下(なぜかしら、とても嬉しいわ)ニコッ



誠(雪乃はいい感じかな)

誠(次は優美子ちゃんをおとすか)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

女子Aちゃんとは滅茶苦茶セクロスした

何人かの女の子の連絡先ゲット!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

日曜日、○○前

三浦「やべー早く来すぎたかも」

三浦「ん? あれ誠かな」

誠「優美子ちゃん」テフリフリ

三浦「やほー」テフリフリ

誠「ごめんね、待たせちゃったかな?」

三浦「いやいまきたとこだから大丈夫」

誠「そっかよかった。 ってこのやりとり普通逆だよね」クスッ

三浦「それ思ったー」クスッ

三浦「つーか誠どこ行きたい?」

誠「んー洋服でもみよっか」

三浦「おーけーならそこのデパート入ろ」

誠「うん! そういえばその服似合ってるね」

三浦「ほんと? 嬉しいかも」

誠「上品でキレイだと思うよ」ニコッ

三浦「あ、ありがと・・・」テレ

三浦「誠こそ服似合っててかっこいいじゃん」

誠「あはは、優美子ちゃんに言われると嬉しいなあ」ニコッ

三浦「それはよかった」ニコッ

誠「うん、今日も今日もかわいい」

三浦「あ、今かわいいって言ったっしょ!」

誠「言ったけど?」

三浦「禁止って前に言ったじゃん! 罰としてクレープ奢れし!」

誠「えーそんなあ」

誠「まあちょうどそこにクレープ屋あるしいっか」

誠「何クレープがいい?」

三浦「んー、あーしはチョコバナナで」

誠「じゃあ俺はストロベリーにしようかな」

・・・・・・・・・・・

誠「おいしいねー」パクパク

三浦「まじさいこー!」パクパク

誠「優美子ちゃんのちょっともらうね」パクッ

三浦「あ・・・」

三浦(関節キス・・・///)

三浦(って何想像してるし! 相手は誠じゃん)

誠「チョコバナナもおいひい」モグモグ

誠「あ、そうだ俺のもあげるね」

誠「はいあーん」

三浦「え? あ、あーん」パクッ

三浦(は、はずかしい・・・///)

誠「どう?」

三浦「あ、おいしいねこれ!」モグモグ

誠「でしょでしょー」

誠「ってか関節キスだね」クスッ

三浦「・・・っ」ゴホゴホ

三浦「いきなり何言うし!」

誠「あはは、ごめんね」

三浦「全く・・・」

誠「反応かわいいなー」クスッ

三浦「だーかーらー! かわいい言うなし!」

誠「ごめん無意識で言っちゃうから許して」アハハ

三浦「ま、まあ悪い気はしないけどさ・・・」

誠「へえ、そうなんだ」ニヤニヤ

三浦「あ! やっぱなんでもない//」

三浦(あーしのばか・・・何言ってるし)

誠「ま、とりあえず食べ終わったみたいだし服でもみよっか」

三浦「そうだね」

・・・・・・・・・・・・・・・・・

疲れたからちょっと休憩

三浦「この服かわいくない!?」

誠「おーいいじゃん! かわいいね」

三浦「でしょでしょ! ちょっと試着してくるわ」

誠「すみませーん、試着いいですか?」

店員「はい、よろしいですよ」ニコッ

・・・・・・・・・・・・

三浦「どうよ?」ジャーン

誠「おお、すごい似合ってるよ」

三浦「まじ? よかったー」

誠「うんうん、元々スタイルいいからさらに細く見えるね」

三浦「そ、そうかな//」

誠「あはは、かわいいなあ」

三浦「こ、こら!」

誠「ごめん、かわいすぎてつい」アハハ

三浦「そ、そのありがと・・・//」

誠「いえいえ」ニコッ

誠「それで、その服買うの?」

三浦「うん、買おうかな!」

誠「なら俺が買ってくるよ」

三浦「いやいや! 買ってもらうのは悪いって」

誠「いいのいいの」

誠「今日付き合ってくれたお礼ってことでさ」

三浦「そういうことなら・・・ほんとありがとね」

誠「これくらいお安い御用だよ!」


――なんやかんやで夕方――

誠「今日はありがとね、楽しかったよ」ニコッ

三浦「こちらこそ! またいこーね」

誠「やった、また暇なとき遊ぼうよ」

三浦「もちろん」ニコッ

三浦「それじゃあーしこっちだから」

誠「あ・・・まって!」ギュッ

三浦「うぇ!? ど、どーしたの誠?」

誠「ごめん、もうちょっと優美子ちゃんといたくて・・・」

三浦「そ、そーいうことね」ドキドキ

三浦(やばい、めっちゃはずかしい///)

誠「うん・・・そのさ、優美子ちゃん?」

三浦「な、なに?」ドキドキ

誠「俺じゃだめかな・・・?」





三浦「え、え・・・」

誠「優美子ちゃんが隼人のこと好きなのはわかるけど・・・」

誠「でもそれに負けないくらい俺も優美子ちゃんのこと好きだからさ!」

誠「だから・・・俺のこと異性として見てくれないかな?」

三浦「す、好きって///」

誠「優しくて面倒見のいい優美子ちゃんが好きなんだ!」ギュー

誠(あすなろ抱き最高だぜ)

三浦「んっ・・・」

三浦(やばいやばい、ドキドキが止まんない!!!)

三浦(あーしのこと異性として好きって言ってくれた人、誠がはじめてだな・・・)

三浦(誠なら、優しいしかっこいいからいいかな・・・?)

三浦(で、でも隼人が・・・)

三浦「そ、そのいきなりすぎて頭が回らないというかなんというか・・・」

誠「そうだよね、ごめん・・・」スッ

三浦「あ・・・」

誠「優美子ちゃん、こっち向いて?」

三浦「う、うん」フリカエリ

誠「・・・」ホホニテヲソエル

三浦(え、これってもしかしてキスされる・・・?///)

誠「やっぱかわいい」

三浦「うぅ///」

誠「優美子ちゃん、目つむってくれない?」

三浦「え、えっと・・・///」

誠「・・・」ジー

三浦「そ、その・・・///」

誠「・・・」ジー

三浦「んっ」メツムリ

誠「ありがと」ニコッ

誠「優美子ちゃん、好きだよ」チュッ

三浦「・・・っ」チュッ

三浦(き、キスしちゃった・・・///)

三浦(ドキドキがとまんないよぉ・・・///)

三浦(誠とのキス、嫌じゃなかったな・・・むしろ嬉しいというか///)

三浦(何考えてるんだろ//)

誠「・・・」スッ

誠「これが、俺の気持ちね」

三浦「う、うん///」

三浦「その、さ・・・誠の気持ち嬉しいよ///」

誠「そっか、俺は本気だからさ」

誠「あ、今すぐ付き合ってってわけじゃないよ」

誠「ただ、異性として見てくれたらうれしいなって・・・」

三浦(や、やばい、今誠のことしか考えられなくなってる・・・)

三浦(そんなこと言われたら意識しちゃうに決まってんじゃん・・・///)

三浦「い、いいよ///」

誠「よかった、ありがとね」ニコッ

三浦「う、うん///」

誠「あ、ごめんね引き止めちゃって」

三浦「いや、特に用とかないし大丈夫だけどさ・・・」

三浦「その、ひとつ聞いていい・・・?」

誠「ん?」

三浦「あ、あーしのどこを好きになったの?//」

誠「最初は見た目がかわいくて一目ぼれって感じだったけど」

誠「話していくうちに、優美子ちゃんの優しいところとか面倒見がいいところとかが見れてさ」

誠「ますます好きになっちゃった」クスッ

三浦「は、はずかしい・・・///」

三浦「その・・・ありがと///」

三浦「じゃ、じゃああーし帰るね///」

誠「うん、ばいばい! 気を付けてね」ニコッ

三浦「ばいばい//」

誠(好感触だったな)

誠(次は・・・結衣ちゃんねらってみるか)

・・・・・・・・・・・・・・・

いったん休憩

――教室――

誠「結衣ちゃんー」

由比ヶ浜「どうしたのー?」

誠「いや話したくなってさ」

由比ヶ浜「あー! そういうことなら大歓迎だよ!」

誠「よかった」ニコッ

誠「それで、前に合った事ない?って聞いてきたじゃん?」

由比ヶ浜「うん、いったいった―! もしかして、やっぱり会ってたとか!?」

誠「そのまさかだよ! 結衣ちゃん見た目変わってて気づかなかった」アハハ

誠(まあ嘘だけどね。 見た目変わってるっていえば外れないだろ)

由比ヶ浜「あはは、あの時は地味だったからなあ・・・」

誠「そう? 前の結衣ちゃんもかわいくて好きだけど」クスッ

由比ヶ浜「え、か、かわいい言うなし!」

誠「その反応がかわいいんだよー」アハハ

由比ヶ浜「もー!」

由比ヶ浜「あ、そうだ! あの時は犬助けてくれてありがとね!」

誠(犬・・・? よくわからないけど、とりあえず話合わせよう)

誠「いえいえ、どういたしまして」ニコッ

誠「助けるのは当たり前だよ」

由比ヶ浜「それは嬉しいけどさ・・・入院させることになっちゃってごめんね?」

誠「いやいいって」アハハ

誠「犬が助かったって思えば、俺のケガなんて安いものさ」

由比ヶ浜「誠君優しいね・・・」

誠「そんなことないよ」クスッ

誠「わざわざありがとね」ニコッ

由比ヶ浜「・・・っ」ドキッ

由比ヶ浜(やば、ドキッってしちゃった//)

由比ヶ浜「ずっとお礼言いたくてさ! お見舞いにも行ったんだけど覚えてる?」

誠「そうだっけ?」

由比ヶ浜「うん、お菓子持って行ったんだけどさ! 覚えてないか」アハハ

誠「あーあの子だったのか! お菓子おいしかったよ! ありがとね」ニコッ

由比ヶ浜「覚えてくれてたんだ! 嬉しいな」パアア

誠「こんなかわいいこ忘れるわけないじゃん」アハハ

由比ヶ浜「あ、またかわいいって言ったー! もう!」

ワイワイワイワイ

三浦「・・・」イライラ

三浦(誠のやつ、結衣と仲良くしちゃってなにさ)

三浦(楽しそうにしちゃって・・・ってなんで誠のこと考えてるの!?)

三浦(うぅ、誠のことが頭から離れない・・・)

三浦「はあ・・・」

三浦(なんでイライラしてんだろあーし)

八幡いないの・・

葉山の周りが滅茶苦茶になって、それを八幡、雪ノ下、由比ヶ浜が傍観していてほしかった。
最後は八幡が誠を潰して葉山以外救って、葉山不登校、八幡ハーレムエンド期待したのに

誠「・・・」チラッ

誠(ちょっと優美子ちゃんのとこ行ってみるか)

誠「ごめん、ちょっと優美子ちゃんのとこ行ってくるね」

由比ヶ浜「あ、うん! いってらっしゃい」

・・・・・・・・・・・・・・・

誠「ゆーみこちゃん!」

三浦「ま、誠!」

誠「どーしたの? 様子が少しおかしかったけど」

三浦「な、なんでもないから!」

誠「ほんと? 無理しちゃだめだよ」ナデナデ

三浦「ぁ・・・///」

三浦「あ、頭撫でるなし///」

誠「とかいいつつ無抵抗なんだ?」クスッ

三浦「そ、それは・・・っ///」

誠「かわいい」ナデナデ

三浦「かわいいいうな・・・///」

三浦「あ、あーしに構ってないで結衣のとこ行けばいいじゃん!」

誠(ははーん、さっきのでやきもち焼いてたのかな?)

誠「そっか、俺は優美子ちゃんと話したかったんだけど・・・」

誠「優美子ちゃんが言うならそうするよ。 ごめんね、じゃあ」トボトボ

誠(悲しいフリしたらどんな反応するんだろ)

三浦「あ・・・まって!!」スソツカミ

誠「ん?」

誠(おお、引きと止めるとは。 意外に好感度高いのかな)

三浦「や、やっぱもうちょっと話そ・・・?」

三浦「さっきはああいっちゃったけどさ、結衣のとこ行ってほしくないな・・・」

三浦(あ、あーし何言ってんだろ・・・)

誠「あはは、そういうことなら話そ」ニコッ

誠「やっぱ好きな人と話すのが一番楽しいからね」

三浦「・・・っ///」

三浦「ま、また好きって・・・///」

誠「あはは、顔真っ赤だよ?」クスッ

三浦「こ、これはその・・・///」

誠「かわいいなあ」

誠「心配しなくても、俺は優美子ちゃんから離れたりしないから」ニコッ

三浦「え・・・///」ドキッ

三浦「そ、そっか、そういうことならしょうがいないな///」

誠「そうそう」クスッ

三浦「ま、誠!」

誠「ん?」

三浦「あーしも、その・・・///」

三浦「離れてほしくないっていうか、なんというかさ・・・///」

誠「あはは、もちろんそのつもりだよ」ニコッ

三浦「ふ、ふーん///」

三浦「あーしにはどうでもいいことだし///」

誠「素直じゃないなあ」クスッ

三浦「う、うるさい///」

誠「はいはーい、ごめんなさい」アハハ

三浦「全く・・・//」

誠「っと、そろそろチャイムなるし席戻るね」

三浦「う、うん! またね」

・・・・・・・・・・・・・・・

>>57
八幡入れようと思ったけど大変なんだよね

そのエンド面白そうだな
ぜひ書いてくれ

なんやかんやで放課後

――部室――

雪ノ下「・・・」ソワソワ

雪ノ下(誠君まだかしら・・・)

雪ノ下「・・・」ソワソワ

誠「入るねー」ガラガラ

雪ノ下「・・・!」

雪ノ下「ま、誠君! 今日は遅かったのね」

誠「あはは、ごめん。 友達と話してたら遅くなっちゃった」

雪ノ下「そう、あなた友達いたのね。 てっきりボッチかと思っていたわ」

誠「何言ってるのさ、雪乃がいるじゃん」クスッ

雪ノ下「わ、私は別に友達と思ってないのだけれど///」

誠「俺にとっては大事な友達だよ」ニコッ

雪ノ下「う・・・///」

雪ノ下「そ、そう・・・一応喜んでおいてあげるわ///」

誠「素直じゃないね」クスッ

雪ノ下「そ、それで、私には興味のないことだけれど一応聞いておくわ。 その友達の中に女性は含まれてるのかしら?」

誠「さてどうでしょう」

雪ノ下「あら、答えられないのね。 まああなたに女性の友達はおろか、知り合いすらいるとは思えないからいいのだけれど」

誠「それは雪乃だけでいいかな」ニコッ

雪ノ下「・・・っ」ドキッ

雪ノ下「そ、そう・・・///」

雪ノ下「なら大変不本意だけれども、そう思ってもらっても構わないわ///」

誠「雪乃はそう思ってくれないの?」クスッ

雪ノ下「な、な・・・///」

雪ノ下「わ、私がそんなこと思うはずないじゃない・・・全くあなたは本当に脳が働いてないのね」

誠「そっかあ、残念」

誠「でも、雪乃とこうして話せてるだけでも十分幸せだからいいかな」ニコッ

雪ノ下「あなた、罵倒されて幸せってマゾなのかしら・・・本当救いようがないのね//」

雪ノ下「し、仕方ないからこれからも話してあげるわ、感謝しなさい//」

誠「あはは、ありがとね」ニコッ

雪ノ下「お礼を言われるほどのことでもないわ//」

誠「じゃあこれは俺からの感謝の気持ちね」ホッペニチュッ

雪ノ下「な、なにをするのかしら///」

雪ノ下「いきなり、き、キスだなんて・・・///」

誠「嬉しかったからさ、ついやっちゃった」テヘ

雪ノ下「わ、私じゃなかったら通報ものよ。 それをしなかっただけ私に感謝することね」

誠「じゃあ、他の子にも試してみようかな」クスッ

誠「もしかしたら喜んでくれるかもしれないし」アハハ

雪ノ下「・・・っ」ズキッ

雪ノ下(な、なぜかしら、こう胸がきゅっと締まるようで痛い・・・)

雪ノ下(他の人とそういうことをしてほしくないって思ってるのかしら・・・そんなはずないわよね)

雪ノ下「やめておきなさい。 どうせ通報されて刑務所行きになるわ。 もっとも牢屋に入っていたほうがあなたらしいかもしれないのだけれど」

雪ノ下「協力をしてもらってる以上、そうさせるわけにはいかないものね」

誠「なら、雪乃にだったらしてもいいのかな?」クスッ

雪ノ下「な、なぜそうなるのかしら・・・私がいいというとでも?///」

雪ノ下「それくらい、あなたの足りない脳でもわかるわよね///」

誠「そうだね、それくらいわかるよ」ギュッ

雪ノ下「・・・っ」ビクッ

雪ノ下「きゅ、急に抱きつかないでくれるかしら///」

誠「雪乃」

誠「俺は好きな人にしかこういうことしないから・・・」ミミモトデボソッ

雪ノ下「な、な・・・///」

誠「俺には雪乃のことしか考えられない」

誠「好きだ!」ギュー

雪ノ下「ん・・・っ///」

雪ノ下(急にそんなこと言われたらびっくりするじゃないの///)

雪ノ下(でも、心がぽかぽかするようでなんだか心地いい・・・///)

雪ノ下(誠君は本気で私のことを想ってくれている、そんな感じがして嬉しいわ///)

雪ノ下「そ、その・・・私もあなたのことが・・・///」

三浦「・・・」コンコン

雪ノ下「・・・!」ビクッ

誠「・・・!」イソイデハナス

三浦「誠いるー? はいるねー」ガラガラ

誠「優美子ちゃんどうしたの? もう帰っていたのかと思ったよ」

三浦「いや、あーしも最初はそう思ってたんだけどさ」

三浦「誠といっしょに帰りたいなって・・・///」

雪ノ下「・・・っ」ズキッ

誠「そっか、嬉しいよ」ニコッ

誠「でも結構待たせちゃったでしょ、ごめんね?」

三浦「ううん、いいの! 適当に時間潰してたからさ」

誠「そっか、ならよかったよ! ってもこんな時間か」

三浦「そーそー、部活もそろそろ終わる時間だし帰ろ?」

誠「うん!」

誠「ごめん、ということで先に帰るね! また明日」

三浦「・・・」ペコリ

雪ノ下「え、ええ・・・さようなら」ズキズキ

雪ノ下「・・・行ってしまったわ」ズキズキ

雪ノ下(胸が痛い・・・)

雪ノ下(私よりも彼女のほうがいいの・・・?)

雪ノ下(私のことしか考えられないっていうのは嘘だったのかしら・・・?)

雪ノ下(教えて、誠君・・・)

雪ノ下(私から離れないで・・・彼を奪わないで・・・)

雪ノ下「うぅ・・・」ポロポロ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

次の日

――教室――

誠「結衣ちゃんーおはよ!」

由比ヶ浜「あ、誠君やっはろー!」

誠「今日は早いんだね」

由比ヶ浜「うん、早起きしちゃって」アハハ

誠「そっか、おかげで結衣ちゃんと話せてよかったよ」ニコッ

由比ヶ浜「も、もう・・・//」

誠「あはは、相変わらずかわいいねー」

由比ヶ浜「そんなことないし!//」

由比ヶ浜「もう、誠君みんなにそういうこと言ってるんじゃないの?」

誠「まさか、結衣ちゃんにだけだよ」ニコッ

由比ヶ浜「ほんとかなあ・・・」

由比ヶ浜「まあ嬉しいけどさ//」

誠「良かった」ニコッ

由比ヶ浜「そうだ、誠君って今週の日曜あいてる?」

誠「空いてるけど、どうして?」

由比ヶ浜「前のお礼に何か奢ろうとおもって! ハニトーとかどう?」

誠「ハニトー好きだけどさ、奢らせるわけにはいかないよ」

由比ヶ浜「いいのいいの! お礼だからさ!」

誠「うーん、そういうことなら」

由比ヶ浜「よし決まりだね! じゃあ時間どうしよっか」

誠「一時とかは?」

誠「結衣ちゃん朝起きるの苦手そうだし」クスッ

由比ヶ浜「バカにするなし! 朝起きるの余裕だから!」

誠「あはは、無理しなくていいよ」

誠「一時集合でお昼ごはん一緒にどう? 俺のおごりでさ」ニコッ

由比ヶ浜「いいけど、おごりはなしね! あたしのお礼で誘ったんだしさ!」

誠「俺がおごりたいからいいのー」

誠「好きな人にはいいとこ見せたいじゃん?」クスッ

由比ヶ浜「え、い、今好きって・・・//」

誠「やっぱなんでもなーい」クスッ

誠「じゃあ一時集合で場所は○○らへんでいい?」

由比ヶ浜「う、うん! 大丈夫だよ」

由比ヶ浜(好きって言ってた気がするけど気のせいなのかな?)

由比ヶ浜(考えてたら恥ずかしくなってきた//)

誠「よし決まりだね! って顔赤いけどどうしたの?」

由比ヶ浜「な、なんでもないし//」

三浦「おはよー。 あんたら何の話してるのー?」

三浦「って結衣顔真っ赤じゃん!」

由比ヶ浜「あ、優美子やっはろー! 前のお礼にハニトー奢るっていうのを話してたんだー」

由比ヶ浜「顔赤いのはなんもないからね!//」

三浦「そ、そっか、二人っきりで行くの?」

由比ヶ浜「そのつもりだけど! ね、誠君?」

誠「うん! 楽しみだなあ」

三浦「へ、へえよかったじゃん誠」

三浦「あんた、結衣に変なことしたら許さないからね?」

誠「あはは、するわけないじゃん」

由比ヶ浜「そ、そうだよ! 誠君優しいし!」

三浦「ふーん、ずいぶん仲がいいみたいだね?」

誠「あはは」

由比ヶ浜「な、仲がいいっていうかなんというか・・・//」

三浦「・・・」

誠「あーまた顔赤くなってるー」アハハ

由比ヶ浜「そんなことないし!//」

三浦「・・・誠」

誠「なに?」

三浦「今度あーしにもハニトーおごれし」

誠「んーいいよ? 優美子ちゃんとまた遊びたいしさ」ニコッ

三浦「そ、そっか//」

由比ヶ浜「・・・」ムッ

由比ヶ浜「じゃあ日曜は楽しもうね! まだ来たばっかでお店とか分からないと思うしいっぱい回ろ!」

誠「うん、案内よろしく」ニコッ

由比ヶ浜「任せといて!」ニコッ

三浦「・・・」イライラ

三浦(誠のやつなんだし)

三浦(結衣にいい顔しちゃってさ・・・)

三浦(あーなんかイライラする)

誠「うん!」チラッ

誠(またやきもちかな?)

誠「俺が好きなのは優美子ちゃんだけだからね?」ユミコニミミウチ

三浦「・・・!///」

三浦「そ、そっか! 嬉しいな//」ニコッ

由比ヶ浜「内緒話ー?」ムー

誠「いや、結衣ちゃんかわいいよねって話してたの」クスッ

由比ヶ浜「そ、そんなかわいいなんて・・・///」

三浦「・・・」バシッ

誠「いたっ! なにするのさー」

三浦「べつにー?」

誠「なんだよー」

由比ヶ浜「あはは、仲いいね~」

三浦「まあね」

由比ヶ浜「うらやましい・・・」ボソッ

三浦「え?」

由比ヶ浜「あ、ううん! なんでもないよ!」

誠(今うらやましいって言ってた気がするな)

誠「っと、そろそろ席戻るね~」

三浦「あーしもー」

由比ヶ浜「うん!」

・・・・・・・・・・・・・・
昼休み

戸部「おーい、誠飯食おーぜ!」

誠「いまいくー」テクテク

誠「よっこらせ」イスニスワル

戸部「それにしてもさ、誠ってもてるよなあ」

誠「はあ? 誰と勘違いしてるんだか」

葉山「確かに、誠のこと気になるって子結構いる気がするな」

戸部「だろだろー? まじうらやましいわー」

誠「隼人ああるまいし、それはないって」アハハ

葉山「そんなことないさ」

戸部「そーいやさ、隼人君って好きな人とかいんのー?」

誠「あ、それ気になる!」

葉山「今はいないかな」

戸部「ちぇーなんだつまんないのー」

誠「とべっちは好きな人いる?」

戸部「俺? それは・・・海老名さんだぜ!」

誠「へえ、意外だな。 でも海老名さんってかわいいよなあ」

誠(海老名さんか、狙ってみよう)

戸部「お、誠にもわかるか!」

葉山「たしかに彼女綺麗だよね」

誠「うんうん、それに不思議な雰囲気」

葉山「はは、趣味は変わってるかもしれないけどいい子だよ」

戸部「そう、めっちゃいい子なんだぜ! あ、隼人君ねらわないでよ?」

誠「なに弱気になってんのさ」クスッ

戸部「だって隼人君には勝てないっしょー!」

誠「まあね、完璧だからなあ」

葉山「いやいや」

葉山「人それぞれ魅力はあるから、それに気づいてくれる人もいるよ」

葉山「だからもてるとかそういうのは関係ないさ」

誠「言うことまでかっこいいなー」

戸部「隼人君まじぱねー!」

ワイワイワイワイ

・・・・・・・・・・・・・・・
放課後

――部室――

雪ノ下「・・・」

雪ノ下(誠君まだかしら)

雪ノ下(もしかしてこないだの人と話してたり・・・)

雪ノ下(いえ、きっとそれはないわ)

雪ノ下「・・・」

誠「・・・」コンコン

雪ノ下「・・・!」

誠「雪乃やっほー」ガラガラ

雪ノ下「ええ、誠君こんにちは」

誠「今日も綺麗だね」ニコッ

雪ノ下「あ、ありがとう・・・//」

雪ノ下「それで、その・・・この間の彼女のことなのだけれど」

誠「あー優美子ちゃんね! それがどうかした?」

雪ノ下「彼女と交際しているのかしら?」

誠「え? 付き合ってるわけないじゃん」

誠「いったでしょ、雪乃だけだって」

雪ノ下「え、ええ・・・それならいいのだけれど・・・//」

雪ノ下「それじゃあどういう関係なのかしら?」

誠「えっと、実は幼馴染なんだ」

誠(嘘だけど。 まあ友達って言うよりはましだよね)

雪ノ下「なるほど・・・それならお互いを名前で呼び合ってるのも頷けるわね」

雪ノ下「でもあなた、転校してきたって言ってなかったかしら?」

誠「ああ、それは前にここに住んでたんだけど、俺の親の都合で引っ越しすることになったんだ」

誠「それでまた戻ってきて感動の再会ってワケ」

誠(われながら完璧な嘘だ)

雪ノ下「そうだったの。 まさか彼女に恋愛感情をもってるわけじゃないわよね?」

誠「あはは、持ってるわけないじゃない」

誠「俺が好きなのは、今もこれからもずっと雪乃だけだからね」ニコッ

雪ノ下「・・・っ」ドキッ

雪ノ下「そ、それは嬉しいわ//」

誠「あれ今日はデレてる」クスッ

雪ノ下「で、デレてるわけじゃないわ!//」

雪ノ下「ただ、本気で私のことを想ってくれているのか不安だったの・・・」

雪ノ下「それでそんなこと言われたら嬉しいにきまってるじゃない//」

誠「そっか、不安にさせてごめん! 優美子ちゃんとはなにもないからね」

誠「それに雪乃のことは本気で好きだし、幸せにもしてあげたいって思ってる」

誠「あと、絶対目移りとかはしないから安心して」ニコッ

誠「それくらい雪乃のこと好きだからさ」テレッ

雪ノ下「ま、誠君・・・///」

雪ノ下「ありがとう、それを聞けて安心したわ///」

誠「良かった」ニコッ

雪ノ下「それで誠君、その・・・」

誠「ん?」

雪ノ下「わ、私も・・・誠君のこと好きよ///」

誠「ほんと!?」

誠「雪乃から好きって言われるとは思ってもみなかったからびっくりだよ」アハハ

誠「すごい嬉しいな」ニコッ

雪ノ下「や、やっぱり自分の気持ちも伝えたほうがいいと思って・・//」

誠「ありがとね」

誠「それで、もし俺のこと異性として好きなら付き合ってくれないかな?」

雪ノ下「・・・!///」

雪ノ下「え、えっと・・・///」

誠「俺、必ず雪乃のこと幸せにするからさ!」

雪ノ下「い、いいわよ// これからもよろしくお願いするわ//」

雪ノ下(誠君なら・・・きっと私を幸せにしてくれる・・・そんな気がするわ)

誠「よっしゃあ!!」

雪ノ下「誠君、喜びすぎよ」フフ

誠「だって雪乃と付き合えるんだぜ!? こんな嬉しいこと他にないって!」

雪ノ下「わ、私も誠君と付き合えてうれしいわ///」

誠「あはは、なんか恥ずかしいな」

雪ノ下「そうね//」フフ

誠「それじゃさっそく、記念にデート行かない?」

雪ノ下「え、ええ行きたいわ・・・///」

誠「よし、じゃあどうしよっか。 雪乃は本が好きそうだから本屋巡りでもする?」

雪ノ下「いいわねそれ。 とても楽しそう//」

誠「よし、じゃあ決まりだね」ニコッ

誠「時間は何時がいいとかある?」

雪ノ下「そ、その・・・早めの時間がいいわ//」

誠「そうだね、俺も雪乃に早く会いたいし10時にしよっか」

雪ノ下「そうね// 場所は○○でいいかしら?」

誠「もちろん! それじゃあその日よろしくね」ニコッ

雪ノ下「ええ、その・・・楽しみにしてるわ//」ニコッ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今更だけど川崎とのいい出会い方って何かないかな

クラスメイトっていうのは知ってるんだけど出すのが難しいわ

誠「結構順調な気がするな」

誠「うーん、海老名さんとどう親しくなろうかな」

誠「まあとりあえず今日は寝よう。 おやすみ」

・・・・・・・・・・・・

――教室――

誠(最近は優美子ちゃんと一緒に学校行くことが多いなあ)

誠(まあ優美子ちゃんと会う時間に家出てるからかもしれないけど)

誠(おかげ様で順調にいってるからいいけどね)

三浦「――というワケなのよ」

三浦「って誠ちゃんと聞いてる?」

誠「え? ああごめん。 えっとなんだっけ?」

三浦「もう、しっかりしてよね」

三浦「てかあんたさ、最近ぼーっとしてること多くない?」

誠「そうかな?」

誠「ちゃっと疲れ気味なのかも」クスッ

三浦「ちょっと、ゆっくり休みなさいよ? 倒れたりしたら大変だしさ」

誠「あはは、心配してくれてるの?」

三浦「そ、そういうわけじゃないし!//」

誠「ありがとね」ニコッ

誠「それと、ぼーっとしてるのは優美子ちゃんのこと考えてるのもあるかも」

三浦「あーしのこと?」

誠「そうそう、好きだなーとか、かわいいなーとか考えてる」クスッ

三浦「え、な、何考えてるのさ///」

誠「ごめんね、好きすぎてさ」アハハ

三浦「う、嬉しいけど・・・///」

誠「よかった」ニコッ

三浦「うぅ///」

三浦「ま、誠!」

誠「ん?」

三浦「その・・・なにかあったら必ずあーしに言うこと! いいね?」

三浦「ち、力になりたいからさ///」

誠「あはは、ありがとう。 頼りにしてるよ!」

誠「優美子ちゃんこそ何かあったら言ってね? 大事な人だからさ」ニコッ

三浦「だ、大事って// あ、ありがと//」

誠「かわいいなー」

三浦「そんなことないし///」

由比ヶ浜「やっはろー! 何の話してるの?」

誠「いや、優美子ちゃんがかわいいって話」クスッ

三浦「ちょ・・・違うし!」

由比ヶ浜「たしかに優美子かわいいよねー! 大人っぽいっていうかさ」

誠「あ、それわかる! 結衣ちゃんも明るくてかわいいけどね」ニコッ

由比ヶ浜「か、かわいくないから!///」

誠「えーかわいいじゃん! 雰囲気とかも好きだけどなあ」

三浦「・・・」ムッ

由比ヶ浜「ま、またすぐそういうこと言う・・・///」

由比ヶ浜「恥ずかしいよ//」

三浦「・・・誠」

誠「ん?」

三浦「結衣のこと口説くなし!」

誠「いや、口説いてないよ」

三浦「じゃあなんだってそんなほめてるのさ」

誠「それはごめん、思った事すぐ口に出しちゃうからさ」

由比ヶ浜「その、優美子? あたしは大丈夫だよ! それにそう言われるのうれしいからさ///」

三浦「・・・結衣がそういうならいいけどさ」

三浦「あんた結衣に手出したら許さないからね」

誠「こわいなあ、怒ってるの?」

三浦「怒ってない! 結衣のことほめててムッしたとかそんなんじゃないから!」

三浦「勘違いしないで」フン

誠(ムッっとしたのか。 かわいいなあ)

誠「優美子」ボソッ

三浦「え?」

三浦(い、今呼び捨てで・・・//)

誠「俺が一番かわいいと思ってるのは優美子だし、好きなのも優美子だけだからさ」ボソッ

誠「大丈夫だよ」ボソッ

三浦「そ、そんなの分からないじゃん!」

誠「本当だし、なんなら結衣ちゃんの前でもキスできるよ?」クスッ

三浦「は、恥ずかしいって// あんたの気持ちは分かったからさ///」

誠「分かってくれてよかったよ」ニコッ

由比ヶ浜「また内緒ばなしー?」ムー

誠「ごめんごめん、えっと何の話だったっけ」

由比ヶ浜「今はそれよりも! 何話してたの??」

誠「いやなんでもないよ」

由比ヶ浜「言ってくれないならいいし!」フン

誠「結衣ちゃん」ボソッ

由比ヶ浜「ひゃ! い、いきなりなにさ!//」

誠「いや、結衣ちゃんとも内緒話しようと思ってさ」ボソッ

由比ヶ浜「べ、別にしなくてもいいし!」

誠「そう? ならやめとくね」スッ

由比ヶ浜「あ・・・」

三浦「何のはなし?」

誠「いや、今日も優美子ちゃんかわいいなって話してたの! ね?」

由比ヶ浜「え? あ、う、うん!」

三浦「ふーん? そういうことならいいけど//」

由比ヶ浜(なにさ、優美子優美子って・・・もっとあたしのこともみてよ・・・)

由比ヶ浜(・・・誠君、優美子のこと好きなのかな?)

由比ヶ浜(もしそうだったら・・・悲しいな)

由比ヶ浜「・・・」

誠「結衣ちゃんどうしたのー? 暗い顔してるけど」

由比ヶ浜「へ? な、なんでもないよ、うん! 大丈夫だから!」アハハ

誠「そう?」

由比ヶ浜「う、うん!」

誠(・・・後で結衣ちゃんと二人っきりになるか)

三浦「そうだ! ま、誠!」

誠「ん?」

三浦「よかったらさ、今日一緒に帰らない?」

誠「あーそうしたいのはやまやまなんだけどね・・・部活で遅くなると思うし」

三浦「ま、待ってるからさ! ・・・ダメかな?」

誠「うーん、待たせたくはないけど、俺も一緒に帰りたいって思ってたしそうしてくれると嬉しいな」ニコッ

三浦「よ、よかった・・・じゃあ適当に時間つぶして待ってるね!」

誠「よろしく頼むよ! ってあれ、結衣ちゃんは?」

三浦「そーいえば、どこにもいないね」キョロキョロ

三浦「トイレにでも行ったんじゃない?」

誠「そうかも」

誠「まあそのうち戻ってくるか」

三浦「そうそう」

三浦「そ、それに今二人っきりだね//」

誠(教室に人たくさんいるけどね)

誠「あはは、そうだね」

三浦「あの・・・ちょっといい?」

誠「うん、どうしたの?」

三浦「えっと、その・・・」

三浦「ま、誠はさ、結衣のことどう思ってるの・・・?」

誠「え? 普通に友達だと思ってるよ」

三浦「ほんとに? 嘘ついてない?」

誠「嘘つくわけないじゃん!」

誠「優美子ちゃんは特別な存在だけどね」ニコッ

三浦「そ、そっか・・・///」

三浦「あ、あーしもその・・・誠のこと特別って思ってるから///」

誠「嬉しいなあ」

誠「俺が好きなのは優美子ちゃんだけ。 これは変わらないからさ」ニコッ

三浦「そういうことサラッというなし///」

誠「かわいいなー」

・・・・・・・・・・・・

――廊下――

由比ヶ浜(誠君やっぱ優美子のこと好きなのかな?)

由比ヶ浜(なんか二人だけの世界って感じだったし・・・)

由比ヶ浜(でも、あたしだって誠君ともっと仲良くなりたいよ・・・)

由比ヶ浜(日曜のデート、頑張らないとな)

由比ヶ浜「はあ・・・」トボトボ

・・・・・・・・・・・・・・・・

――昼休み――

三浦「ま、誠!」

誠「あれ優美子ちゃん、どうしたの?」

三浦「いや、その・・・よかったらお昼一緒に食べない・・・?」

三浦「ふ、二人っきりでさ!///」

誠「俺は大歓迎だけど、結衣ちゃん達と食べなくて平気なの?」

三浦「結衣たちには言っといたから大丈夫!」

誠「それならよかった。 じゃあ一緒に食べよっか!」ニコッ

誠「あ、ごめん! 急いで購買でパン買ってくるね!」

三浦「ま、待って! あーし、誠のお弁当作ってきたんだ!」

三浦「うまくできなかったけど、よかったら食べてほしいな//」

誠「ほんと!? すごい嬉しいよ」ニコッ

誠「あ、そうだどうせなら屋上行く? 人いないと思うしさ」

三浦「そーだね! 行こっか!」

――屋上――

誠「おお、誰もいないね」

三浦「う、うん//」

誠「じゃあそこらへんに座って食べよっか」スワリ

三浦「そうだね//」スワリ

三浦「・・・あ、あのさ//」

誠「ん?」

三浦「もうちょっと誠の近く行ってもいいかな?//」

誠「もちろん! おいで」ニコッ

三浦「あ、ありがと・・・//」

三浦(うぅ、すごい近い・・・// 肩触れそう//)

誠「それじゃ優美子ちゃんの手作り弁当食べますか!」

三浦「ど、どうぞ召し上がれ!//」

誠「いただきます!」

誠「・・・」モグモグ

三浦「ど、どうかな・・・?」

誠「すごいおいしいよ」ニコッ

三浦「よ、よかったぁ」ホッ

誠「将来いいお嫁さんになれるね」ニコッ

三浦「へ?//」

三浦「お、お嫁さんってそんな・・・//」

誠「だって、こんなに料理上手なんだし」

誠「優美子ちゃんの旦那さんがうらやましいよ」アハハ

三浦「じゃ、じゃあ! 誠がさ・・・その・・・」

誠「俺が?」

三浦「えっと、だから・・・や、やっぱなんでもない///」

誠「え、なになに? 気になるじゃん」クスッ

誠(俺が旦那さんに、みたいなこと言おうとしたのかな?)

三浦「わ、忘れて! なんでもないから//」

三浦(あ、あーし何言おうとしてるし//)

三浦(誠が旦那さんかあ・・・ふふ)

誠「そう?」

三浦「う、うん//」

誠「そうだ、優美子ちゃん」

三浦「な、なに?//」

誠「良かったらまた優美子ちゃんのお弁当食べたいな」ニコッ

三浦「い、いいよ// ならさ、明日も作ってこようか?//」

誠「ほんとに? でもお弁当作るの大変だろうしなあ」

三浦「ううん、誠のためなら大変じゃないよ!」

三浦(ってあーし何恥ずかしいこと言ってるし///)

誠「そっか、じゃあ明日もお願いしようかな」ニコッ

三浦「ま、任せといて・・・//」

誠「なんか恋人同士みたいだね」クスッ

三浦「こ、恋人・・・//」

三浦「誠とだったらいいかも・・・///」

誠「え?」

三浦「い、いや! なんでもないし//」

誠「まあ聞こえてたけどね」クスッ

誠「俺も優美子ちゃんとだったら嬉しいよ」ニコッ

三浦「そ、そっか・・・//」

三浦「あーしとだったらうれしいのかぁ・・・//」

誠「そりゃそうだよ」

誠「・・・優美子ちゃん」カタダキヨセ

三浦「ま、誠・・・?」





誠「・・・好きだよ」ミミモトデボソッ

三浦「・・・っ」ドキッ

三浦「も、もう! 不意打ちだし・・・///」ドキドキ

誠「あはは、顔赤いー」クスッ

三浦「あんなこと言われたんだし当たり前じゃん//」

誠「かわいいなあ」

誠「これは俺からの気持ちね」ホッペニチュ

三浦「・・・!///」

三浦「な、なにするし!//」

誠「なにって、ほっぺたにキスだけど?」

三浦「そ、それはわかってるよ//」

三浦「・・・ま、誠! ちょっと前向いて!」

誠「? いいけど」マエムキ

三浦「これはお返しね!//」ホッペニチュ

誠「あはは、嬉しいなあ」

三浦「ふ、ふーん//」

三浦(恥ずかしいけど、喜んでくれてよかった//)

誠「もう顔洗えないじゃん]アハハ

三浦「それは汚いし」クスッ

誠「それもそうだね」クスッ

誠「そうだ、今日はありがとね!」

誠「お弁当すごい美味しかったし、二人っきりになれたのも良かったよ」ニコッ

三浦「こ、こちらこそ・・・//」

三浦「・・・よかったら、明日もここで食べよ?//」

誠「もちろん」ニコッ

誠「じゃあそろそろ戻ろうっか」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

二人が屋上で昼飯をたべてる頃・・・

――教室――

戸部「今日は誠いないなー」

葉山「そうだね、他の人と食べるって言ってたけど」

戸部「まさか女だったり!?」

由比ヶ浜「・・・!」

由比ヶ浜(二人の話が聞こえたから、つい盗み聞きしちゃったけど・・・)

由比ヶ浜(誠君、女の人とごはん食べてるの・・・?)

由比ヶ浜(そういえば今日は優美子もいないし・・・)

由比ヶ浜(・・・まさかね)

葉山「はは、誠だったらありえるね」

戸部「だろだろ!? ちくしょーうらやましい!」

葉山「誠って、結構もてるからね」

戸部「あ、やっぱ隼人君もそう思う?」

葉山「うん。 戸部ももてると思うけど」

戸部「あ、ありがとよ・・・」ナミダナガシ

戸部「隼人君まじかっけーわ!!」

葉山「そんなことないさ」

戸部「いや、あるね! くそーこの爽やかイケメンが!」

ワイワイワイワイ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
放課後

――部室――

雪ノ下(誠君、早く来ないかしら・・・)

雪ノ下(彼女待たせるなんて、ひどい男ね全く・・・)

雪ノ下(彼女・・・いい響きだわ)

雪ノ下「ふふ」

誠「・・・」コンコン

雪ノ下「・・・!」

誠「ごめん、遅れちゃった!」ガラガラ

雪ノ下「あらやっと来たのね」

誠「あはは、今日も友達と話こんじゃってさ」

雪ノ下「そう。 今度からはもう少し早く来てくれると嬉しいわ」

誠「うん、そうするよ!」

誠「そうだ、雪乃の隣失礼するね」

雪ノ下「え、ええ・・・構わないけれど//」

誠「よかった」イスニスワリ

誠「隣だとやっぱ近いね」アハハ

雪ノ下「そ、そうね// すごくドキドキする//」

誠「そうだね」

誠「雪乃の綺麗な顔がみれるから嬉しいよ」クスッ

心枠を考えたら言葉役は川崎が適任だろ

>>82
心ちゃんのことすっかり忘れてたわ
それいいと思うけど川崎ってヤンデレか?

書き忘れ
川崎ってどちらかというと刹那か乙女に近い希ガス

雪ノ下「き、綺麗だなんてそんな///」

誠「雪乃はめちゃくちゃ綺麗だよ」ニコッ

雪ノ下「そ、そんなことはないわ///」

誠「いやほんとに! やっぱ雪乃が一番だなあ」

雪ノ下「い、一番・・・//」

雪ノ下「なんだか、私だけ特別っていう感じがして嬉しいわ//」

誠「あはは、もちろん雪乃は特別な存在だよ」ニコッ

雪ノ下「あ、ありがとう・・・// その、誠君も特別な存在よ///」

誠「嬉しいなあ」

誠「雪乃、大好きだよ」ニコッ

雪ノ下「わ、私も誠君のこと好きだわ・・・//」

誠「やりぃ! そういえば、雪乃の好きなものってなにー?」

雪ノ下「えっと、猫が好きだわ。 あとは・・・東京ディスティニーランドの、パンダのパンさんとかかしら」

誠「へえ、かわいいものが好きなんだね」クスッ

誠「パンダのパンさんってなんか意外かも」アハハ

雪ノ下「そ、そうかしら?」

誠「うん、なんかそういうのには興味がない感じがしたからさ」

雪ノ下「確かに、そう思われても仕方ないわね・・・」

誠「でもいいと思うよ! 俺もパンさん好きだし」ニコッ

雪ノ下「ほ、本当? 好きなものが一緒ってなんだかうれしいわ//」

誠「あはは、俺も」ニコッ

誠「そうだ、よかったら今度ディスティニーランドに行こうよ!」

雪ノ下「いいわねそれ//」

誠「でしょでしょ! おそろいのストラップ買ったりしてさ」

雪ノ下「恋人って感じがしていいわね・・・//」

誠「そうだね、雪乃とおそろいとか嬉しすぎて死ぬレベル」アハハ

雪ノ下「もう、大袈裟よ//」フフ

ワイワイワイワイ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

次の日

教室

誠(いつも通り優美子ちゃんと登校したけど、なんか疲れるだよな・・・)

誠(はあ・・・)

三浦「でさでさぁ―――」

三浦「って誠? 浮かない顔してどうしたのさ」

誠「え? ああ、ごめん大丈夫だよ」アハハ

三浦「そーいう風には見えないけど。 何かあった?」

誠「いや何もないよ。 心配してくれてありがと」ニコッ

三浦「ほんとに? なにかあったらあーしに言ってよね」

誠「ありがと!」

誠「優美子ちゃんって優しいよね。 心配してくれたり、頼りがいがあるとこ好きだよ」ニコッ

三浦「い、いきなりなんだし//」

三浦「心配するのは当たり前っしょ///」

誠「すごい嬉しいよ」ニコッ

誠「てか顔真っ赤にしてどうしたのさ」クスッ

三浦「こ、これは・・・//」

三浦「ま、誠があんなこと言うからじゃん//」

誠「え? 俺なんか言ったっけ」

三浦「もう、とぼけんなし!」

三浦「あーしのこと好きって言ったじゃん//」

誠「あはは、ごめんごめん」

誠「可愛くてつい」アハハ

三浦「ま、またそーいうことを//」

三浦「・・・あのさ//」

誠「ん?」

三浦「あーしも・・・ま、誠のこと・・・//」

三浦「す、好きだから!///」

誠「もう、ドキッってしたじゃん」アハハ

誠「ありがとね。 すごい嬉しい」ニコッ

三浦「うぅ・・・// あ、あーしちょっとトイレ行ってくる!//」

三浦(恥ずかしすぎてやばいっしょ・・・///)

誠「あはは、いってらっしゃい」

誠「・・・ふぅ」

誠(さて、そろそろ優美子ちゃんに告白しようかな)

誠(好感度はだいぶ高いみたいだし)

誠(・・・放課後に屋上にでも呼び出すか)

誠(というか、疲れる理由がわかったぞ。 ちょっと慎重になりすぎてるんだな。 優美子ちゃんだけでなくみんなに・・・)

誠(でも、あんなことはもうこりごりだし・・・)

誠(はあ、俺もたいへんだなあ)

由比ヶ浜「やっはろー! 誠君元気ないけどどしたの?」

誠「ああ、おはよう。 いやちょっと考え事をね・・・」

由比ヶ浜「考え事?」

誠「うん、どうしたら結衣ちゃんに振り向いてもらえるかなって考えてたんだ・・・」

誠「って・・・わぁっ!? 結衣ちゃん!?」

由比ヶ浜「あはは、気づいてなかったのかー。 ってそれよりさっきのって・・・//」

誠「・・・も、もしかして聞いてた?」

由比ヶ浜「うん、ばっちり・・・//」

誠「わああああ! なんてことだ・・・結衣ちゃんに聞かれてるなんて・・・」

誠「ちょ、ちょっとトイレ行ってくるー!//」タッタッタッ

誠(ふぅ、演技も疲れるぜ・・・)

由比ヶ浜「あ、誠君・・・行っちゃった」

由比ヶ浜(ってかさっきのってもしかしなくても・・・///)

由比ヶ浜(・・・そっか、誠君、あたしのこと好きだったんだ//)

由比ヶ浜(えへへ、嬉しいなあ///)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

なんやかんやで昼休み

屋上

三浦「今日も人いないね」

誠「そうだね~」

誠「優美子ちゃんと二人っきりになれるからいいけど」ニコッ

三浦「・・・!///」

三浦「も、もう、照れるじゃん///」

誠「あはは、かわいいー」

三浦「か、かわいい言うなし//」

三浦「・・・でも、誠にそういわれるのすごい嬉しいんだ・・・///」

三浦「なんでだろう//」

誠「それは俺には分からないよ」クスッ

三浦「そ、それもそうだね・・・//」

三浦「変なこと言ってごめん!// ・・・さ、ご飯たべよ!」

誠「うん! いただきまーす」

三浦「どうぞ召し上がれ!」

誠「・・・」モグモグ

誠「相変わらずおいしいなあ」

三浦「そっか、良かった///」

三浦「最近ね、誠のためにいろいろ料理覚えてるんだ//」

誠「あはは、嬉しいよ」ニコッ

誠「今度、料理食べに優美子ちゃんの家に行っちゃおうかな」クスッ

三浦「うぇ!? あーしの家?//」

三浦「・・・誠なら別に来てもいいよ///」

誠「ほんと!? やった!」

誠「女の子の家なんて行ったことないからなあ」

三浦「マジ!? それじゃ、あ、あーしの家が初めてってことじゃん//」

誠「そうなるね」クスッ

誠「緊張しちゃうかも」アハハ

三浦「そ、それはあーしだって・・・///」

三浦「ってか今日、来る?//」

誠「ああ、行こうかな! でも親御さんは平気?」

三浦「今日はどっちもいないんだ・・・だから二人っきり//」

誠「それ、誘ってるの?」クスッ

三浦「へ? そ、そーいうわけじゃ!///」

三浦「もう、誠のエッチ//」

誠「ごめんごめん、冗談だよ」アハハ

誠(意外とこういう耐性ないんだな)

誠「それじゃあ、今日は部活休んでそのまま優美子ちゃんの家いこうかな」

三浦「そ、その方が嬉しいけど・・・// やすんで大丈夫?」

誠「うん、へーきへーき! 先生に言っとくからさ」

三浦「ならいいけど!」

三浦「・・・それじゃ、今日はよろしくね?//」

誠「うん、こちらこそ」ニコッ

誠(予定変更。 優美子ちゃんの家で告白しよう)

誠(ってか家に呼ぶって、これもうヤろうって言ってるようなものだよな)

誠(今夜が楽しみだぜ・・・!)

誠「それじゃそろそろ戻ろっか」

三浦「うん、そうだね」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ってかサブレ救って事故ったの誰よ

>>97
それは後ほどね

職員室

誠「平塚先生」

平塚「なんだ伊藤か。 どうした?」

誠「今日、部活を休もうと思うのでそれを伝えようと」

平塚「そういうことか。 今日は何かあるのか?」

誠「はい、どうしても外せない用事があるんです」

平塚「そうか、わかった。 雪ノ下には私から伝えておこう」

誠「ありがとうございます!」

平塚「ああ、それと伊藤」

誠「なんですか?」

平塚「部活はうまくやってるか?」

誠「はい、おかげさまで」

誠「雪ノ下さんとも仲良くやっていけてます」

平塚「それを聞いて安心した」

平塚「でも、雪ノ下に手は出すなよ?」

誠「ちょ、何言ってるんですか!」

誠「出すわけないです!」

平塚「お前はいまいち信用ならんからな。 まあいい」

平塚「それじゃ帰っていいぞ」

誠「はい、失礼しました」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
放課後

三浦の家

誠「へえ、ここが優美子ちゃんの家か」ドアアケル

誠「おじゃましまーす」

三浦「ど、どうぞ// ごめんね狭くて・・・」

誠「そんなことないよ」

誠「ってか家意外と近くてびっくり」クスッ

三浦「誠もこのへんなの?」

誠「うん、ここから歩いて5、6分じゃないかな」

三浦「そ、そうなんだ! 今度行きたいな、なんて//」

誠「あはは、優美子ちゃんなら大歓迎だよ」

三浦「ほ、ほんと?//」

誠「もちろん」ニコッ

三浦「よかった//」

三浦「あ、そこらへんでくつろいでいいからね」

誠「じゃあ遠慮なく」ソファーニスワリ

誠「よかったら、優美子ちゃんも隣おいでよ」ニコッ

三浦「う、うん// 失礼します//」ソファーニスワリ

三浦「な、なんか緊張するね!//」

誠「そうだね、やっぱ優美子ちゃんといるとドキドキする」クスッ

三浦「あーしもだよ!//」

誠「・・・優美子ちゃん」

三浦「どうしたの?」

誠「大事な話があるんだけど、いいかな?」

三浦「だ、大事な話・・・?」

三浦(そ、それってもしかして・・・//)

誠「うん」

誠「俺さ、最近優美子ちゃんのことばっか考えてて」

誠「優美子ちゃんと話してるときすごい楽しいし、ほんと一緒にいられるだけでも幸せでさ」

三浦「う、うん・・・///」ドキドキ

誠「それで、改めてこんなにも優美子ちゃんのことが好きなんだなってわかったんだ」

誠「だから・・・俺と付き合って下さい」

三浦「・・・っ///」ドキドキ

三浦「え、えっと・・・あーしもさ・・・//」

三浦「誠のことばっか考えてたし、その・・・//」

三浦「誠が他の女子と話してるだけでも、なんか嫌で・・・それが最近やきもちだってわかって・・・//」

誠「うんうん」

三浦「やきもち焼くってことは、それくらい誠のこと好きなんだなって思ってさ・・・//」

三浦「それに、誠の優しいとことか、気が利くとこがすごい好きで・・・//」

三浦「えっと、だから・・・・・・こちらこそよろしくお願いします//」

誠「え、ほんとに!? よかった、OKしてもらえて・・・」

誠「それじゃこれからは恋人としてよろしく」ニコッ

三浦「うん、よろしくね//」

誠「ってか優美子、そんな風に思っててくれたんだ」クスッ

三浦「そ、そうだよ・・・それくらい誠のこと好きってことだしっ//」

三浦(い、いま呼び捨てで呼んでくれたよね・・・?//)

誠「あはは、俺も優美子のこと好きだよ」

誠「えいっ」ギュー

三浦「きゅ、急に抱きつくなぁ・・・//」ドキドキ

三浦(やばい、まじドキドキ止まんないし//)

誠「いいじゃん、恋人同士なんだし」クスッ

三浦「そ、そうだけどさ・・・心の準備ってものが//」

誠「かわいいなー」

誠「そうだ、優美子ちゃん目つむって」

三浦「う、うん! わかった//」メツムリ

誠「・・・」

三浦「・・・」ドキドキ

誠「・・・」

三浦「・・・」ドキドキ

三浦(こ、この沈黙はなんだし・・・ よけい緊張するじゃん//)


三浦「誠まだぁ・・・?//」

三浦(ってこれじゃ、なんかあーしがおねだりしてるみたいじゃん//)

誠「ごめんごめん」

誠「・・・優美子」

誠「好きだよ」チュ

三浦「んっ・・・」チュ

三浦(やばいやばいやばいやばい///)

三浦(キス、しちゃった・・・///)

三浦「あ、あーしも誠のこと好き//」

誠「嬉しい」ニコッ

三浦「ま、誠・・・なんか固いの当たってる//」

誠「あ、ごめん・・・」

三浦「えっと、あーしで・・・興奮してるの?///」

誠「うん、優美子が好きすぎてこうなっちゃった」アハハ

三浦「・・・あのさ//」

三浦「誠なら・・・いいよ//」

誠「そっか、優美子がいいならしたいかな」

誠「でも、無理はしないで」

誠「優美子のこと・・・大事だからさ」

三浦「ま、誠・・・///」

三浦「あーしさ、誠にだったら・・・その・・・//」

三浦「初めて・・・あげてもいいかなって・・・//」

誠「ほんと? 優しくするからね」ニコッ

誠(いただきまーす)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

次の日の朝

土曜日

三浦「・・・」スースー

誠(久しぶりだってから、ついやりすぎちゃったな)

誠(なにはともあれ、無事にヤれてよかったよ)

誠(ごちそうさまでした)

誠(・・・って今何時だ?)

誠(やば、もう7時か! 急いで家帰らないと!)

誠(雪乃待たせるわけにはいかないからな・・・)

誠(書置き書いておこう)

『用があるから先に帰るよ。体調には気を付けてね  誠』

誠(こんなんのでいいか)

誠「それじゃあ、またね」ナデナデ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

待ち合わせ場所

雪ノ下(誠君、まだかしら)

雪ノ下(とはいっても、少し早く来すぎてしまったかもしれないけれど)

雪ノ下「・・・」ソワソワ

雪ノ下(! あれは誠君かしら?)

雪ノ下(全く、彼女を待たすなんて・・・)

雪ノ下(でも、こういうのもなんだか恋人らしいわね)

雪ノ下「・・・」フフ

誠「ふぅ、ごめんね待たせちゃったかな?」

雪ノ下「ええ、とても」

誠「マジ!? いやぁ、ごめん!」

誠「お詫びに何か奢るよ!」

雪ノ下「いえ、それは悪いからいいわ」

雪ノ下「それに、かなり待ったというのは嘘だもの」クスッ

誠「なんだ、びっくりしたじゃん!」

誠「雪乃も冗談言うんだな」アハハ

雪ノ下「あら、私だっていうわよ」

雪ノ下「全く、あなたは私のことをどんな風に見てるのかしら」

誠「え? 堅物女」

雪ノ下「・・・!」ズキッ

雪ノ下「そ、そう・・・」

雪ノ下(誠君にそう思われてたなんて・・・ショックだわ・・・)

誠「え、ちょっと雪乃? 冗談だって!」

誠「さっきのお返しのつもりだったんだけど」アハハ

雪ノ下「そ、そうだったの・・・」

雪ノ下「全く、冗談に聞こえないわよ・・・」

誠「ごめんごめん!」

誠「雪乃のことそんな風に思うわけないじゃないか!」

雪ノ下「本当・・・?」

誠「うん!」

誠「雪乃は優しくてかわいいし、俺の自慢の彼女だよ」ニコッ

雪ノ下「もう、褒めすぎよ・・・//」

雪ノ下「でも、そう言われるのすごく嬉しいわ///」

誠「あはは、それはよかった」ニコッ

誠「じゃあそろそろ行こうか」テツナギ

雪ノ下「ぁ・・・//」

雪ノ下(手、繋いでくれたわ・・・//)

雪ノ下(誠君の手、すごく暖かい///)

誠「顔赤いけどどうしたの?」

雪ノ下「い、いえ、なんでもないわ//」

誠「? ならいいけど」

誠「気分悪かったりしたらい言ってね」

雪ノ下「ええ、ありがとう。 優しいのね//」

誠「彼女に優しくするのは当たり前でしょ?」クスッ

雪ノ下「・・・っ//」ドキッ

雪ノ下「は、恥ずかしいわ//」

誠「あはは、かわいいなあ」

誠「っと、そこの本屋行こっか」

雪ノ下「そ、そうね//」

雪ノ下(顔の火照りが治まらないわ//)

・・・・・・・・・・・・・・・・

本屋

誠「へー、難しそうな本が並んでるなー」

誠(俺は普段小説とか読まないから、どれが面白いかとかさっぱりだな)

雪ノ下「そうかしら? 読んでみると面白かったりするわよ」

誠「ふーん、そういうものなのか」

誠「あ、そうだ! よかったらおすすめの本教えてよ」

雪ノ下「別にいいけれど、ジャンルは?」

誠「そうだなー、ミステリーとか!」

雪ノ下「ミステリーなら・・・これかしら」

雪ノ下「後は、これとか・・・あ、こっちも面白かったわね」

誠「あはは、たくさんあるね」

誠「どれにしようか悩むなあ」

雪ノ下「どれもおすすめよ。 後、読みやすいのならこれがいいかもしれないわ」

誠「へえ、面白そうだね。 それにしようかな」

雪ノ下「ええ、そうするといいわ」

誠「いやぁ、雪乃に選んでもらえるなんて幸せだなー」

雪ノ下「だ、だれが選んだって同じよ//」

誠「いやいや、雪乃に選んでもらったからこそ幸せって感じるんだよ」

雪ノ下「うぅ・・・ありがとう//」

誠「あはは、かわいいなぁ」

誠「そういえば、雪乃は何か買わなくていいの?」

雪ノ下「うーん、どうしようかしら」

雪ノ下「ほしい本が二つあるのだけれど・・・」

誠「ならその二つ、俺が買ってくるよ」

雪ノ下「ええ!? それは悪いからいいわ!」

誠「あはは、いいのいいの」

誠「これくらいしか雪乃にしてあげられることないからさ」

雪ノ下「そんなことないわよ。 ま、誠君にはいつも助けられてるわ//」

誠「そういってくれるのは嬉しいけど、本は俺が買ってくるよ」

誠「今日のデートのお礼とでも思ってて」ニコッ

雪ノ下「あ、ありがとう//」

雪ノ下「大切にするわ//」

誠「どういたしまして」ニコッ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

何やかんやで夕方

誠「結構回ったねー」

雪ノ下「そうね、おかげでほしいものが買えたし良かったわ」

誠「それはよかった」ニコッ

誠「そうだ、お腹空かない?」

雪ノ下「えっと、少しだけ空いてるわ」

誠「なら、俺の家来ない? ご飯ご馳走するよ」

誠「ここらへんにあるんだけどさ」

雪ノ下「ま、誠君の家!?//」

誠「そうそう。 あ、別に無理にとは言わないけど」

雪ノ下「い、いえ・・・よかったら行ってみたいわ///」

誠「あはは、なら決まりだね」

――誠の家――

誠「どうぞ、入ってよ」ドアアケル

雪ノ下「ええ、お邪魔するわ//」

誠「狭くてごめんね」

雪ノ下「そんなことないわよ」

雪ノ下「そういえば、誰もいないのね」キョロキョロ

誠「ああ、言ってなかったけ」

誠「俺一人暮らしなんだよね」

雪ノ下「そ、そうだったの・・・//」

雪ノ下(それじゃあ、誠君と二人っきりってことよね//)

誠「そうそう。 雪乃と二人っきりだね」ニコッ

雪ノ下「え、ええそうね//」

誠「あはは、何顔赤くなってんのさー」クスッ

雪ノ下「ま、誠君がそういうこと言うからでしょう//」

誠「まぁそうだけど」アハハ

誠「あ、変なこと考えないでよ?」クスッ

雪ノ下「なっ・・・///」

雪ノ下「か、考えるわけないじゃない//」

誠「ふーん、ならいいけど」クスッ

雪ノ下「全く・・・誠君こそ考えてたりしないわよね?//」

誠「あはは、考えてないよ」

雪ノ下「ならいいのだけれど//」

誠「あ、適当にくつろいでていいよ」

雪ノ下「ええ、そうさせてもらうわ」スワリ

誠「何か飲む?」

雪ノ下「そうね、何かほしいわ」

誠「おっけーちょっと待っててね」

・・・・・・・・・・・

誠「はい、お茶しかなかったけど」アハハ

雪ノ下「いえ、嬉しいわ。 頂戴するわね」

誠「・・・」ジー

雪ノ下「な、なにかしら//」

誠「ああ、ごめんね。 綺麗だから思わず見つめちゃった」アハハ

雪ノ下「き、綺麗だなんて//」

雪ノ下「・・・ありがとう//」

誠「あはは、どういたしまして」ニコッ

誠「あ、隣失礼するね」スワリ

雪ノ下「ええ、構わないわ//」

誠「ありがと」ニコッ

誠「女の子を家に呼んだことなんてないから緊張するよ」アハハ

雪ノ下「そ、そうだったの//」

雪ノ下「私も男性の家に上がったことなんてないから緊張するわ//」

誠「あはは、ならお互い初めてだね」クスッ

誠(違う初めてももらっちゃうけど)

雪ノ下「初めて・・・なんだかいい響きね//」

誠「そうだね」アハハ

雪ノ下「・・・//」

雪ノ下「ま、誠君!」

誠「ん?」

雪ノ下「よかったら・・・抱きしめてほしいのだけれど//」

誠「あはは、もちろんだよ」

誠「ゆーきのっ」ギュー

雪ノ下「んっ・・・落ち着くわ//」ギュッ

誠「そうだね、それに雪乃いい匂いするし」クンクン

雪ノ下「ちょ、ちょっと!// 匂い嗅がないでくれるかしら//」

誠「えーいいじゃん! 減るもんじゃないしさー」

雪ノ下「わ、私が恥ずかしいもの//」

誠「かわいいなー」

誠「雪乃」ミミモトデボソッ

雪ノ下「・・・っ//」ビクッ

雪ノ下「な、なにかしら?//」

誠「好きだよ」ボソッ

雪ノ下「わ、私も好きよ//」

誠「そんな雪乃にお願いがあるんだけど・・・」

雪ノ下「お願い?」

誠「そう、お願い」

誠「その、さ・・・雪乃抱きしめてたら俺の息子が・・・」

雪ノ下「息子・・・? 何のことかしら?」

誠「いや、だから・・・興奮したってこと!」

誠(キスもしてないのに興奮はさすがに厳しいか・・・?)

誠(いや、雪乃は信じやすいみたいだし大丈夫だろ)

雪ノ下「こ、興奮って・・・!//」

雪ノ下「あ・・・何か固いものが当たってるわ・・・//」

誠(ふぅ、なんとか勃ったぜ)

誠「ごめんね、雪乃がかわいすぎてこうなっちゃった//」

雪ノ下(こ、これが誠君の・・・//)

雪ノ下(なんだか窮屈そうね//)

雪ノ下「そ、そうなの・・・//」

誠「それで・・・よかったら雪乃におさめてほしいんだ」

雪ノ下「わ、私に?//」

誠「そう、雪乃に!」

誠「こんなこと、雪乃にしか頼めないんだ!」

雪ノ下「私にしか・・・//」

雪ノ下「わ、わかったわ// 何をすればいいのかしら?//」

誠「それはね――」

誠(へへ、いただきます)

・・・・・・・・・・・・・・・・・

次の日



雪乃「・・・」スースー

誠(結局結構ヤったなぁ)

誠(中はきつかったけど、なかなか相性は良かった気がするな)

誠(いやぁ、ごちそうさまでした)

誠(・・・そうだ、ご飯作らないと)

誠「昨日はお疲れ様」ナデナデ

雪ノ下「ん・・・」スースー

誠「さて、何作ろうかなー」

・・・・・・・・・・・・・・・
ご飯食べ終えて

雪ノ下「ごちそうさまでした。 とてもおいしかったわ」ニコッ

誠「おそまつさまでした。 そういってもらえると嬉しいよ」ニコッ

誠「そうだ、昨日はごめんね! あんなことになっちゃって//」

雪ノ下「い、いえ気にしてないわよ//」

雪ノ下「それに・・・気持ちよかったのだし//」

誠「そっか、それを聞いて安心したよ」アハハ

雪ノ下「ええ//」

雪ノ下「初めてが誠君でよかったわ///」

誠「雪乃かわいすぎ」クスッ

誠「また襲っちゃうぞー! なんて」アハハ

雪ノ下「ま、誠君なら・・・別にいいわよ//」

雪ノ下(って私は何を言ってるのかしら// きっと寝起きのせいね///)

誠「そっか、それじゃ次も楽しみにしてる」クスッ

誠「っと、そういえば帰らなくても平気?」

雪ノ下「ええ、大丈夫よ」

雪ノ下「私もひとり暮らしをしているの」

誠「そうだったのか」

誠「今度遊び言っちゃおうかな」アハハ

雪ノ下「い、いいわよ?//」

誠「やった!」

雪ノ下「誠君が来る前に部屋をきれいにしておかないといけないわね」クスッ

誠「あはは、散らかってるイメージないけどね」

雪ノ下「まぁ、綺麗にするように心がけてはいるけれど」

誠「やっぱり」アハハ

誠「どんな感じ部屋なんだろうなぁ」

雪ノ下「ふ、普通の部屋よ// 期待はしないで頂戴//」

誠「いや、期待しとく」クスッ

雪ノ下「も、もう・・・//」

雪ノ下「そういえば、誠君の家ってすごく片付いてるわよね」

誠「ああ、片付けとかよくするんだ」

誠(まぁ女子Aちゃんにやってもらってるけどね)

誠(結構セフレも増えたし女子Aちゃんさまさまだな)

雪ノ下「いい心がけだとおもうわ//」

誠「あはは、ありがとう」

雪ノ下「そうだ誠君、ちょっと洗面所をかりたいのだけれど・・・」

誠「ああ、洗面所ならそこをまっすぐ行って左だよ」

誠「歯ブラシなら新しいの洗面所においてあると思うから使ってね」

雪ノ下「ええ、ありがとう」

・・・・・・・・・・・・

雪ノ下「誠君・・・ちょっといいかしら」

誠「あ、おかえりー どうしたの?」

雪ノ下「・・・女性用の歯ブラシを見つけたのだけれど」

誠「え!?」

誠(やばい、誰のだ!? あれほど俺の家には置いていくなって言ったのに!!!)

雪ノ下「もしかして誠君、浮気・・・しているのかしら」

雪ノ下「私を初めて家に入れたというのも嘘だったの・・・?」

誠「あああ! ちょっと待って!」

誠「誤解してるって! 俺が浮気なんてするはずないじゃないか!」

雪ノ下「私だって疑いたくなんてないわ・・・」

雪ノ下「けれど・・・この歯ブラシはどう説明がつくのかしら?」

誠「それは・・・実は妹のなんだ」

雪ノ下「妹?」

誠「そう、俺妹がいるんだけどさ」

誠「たまに遊びに来るもんで、歯ブラシ置いといているんだ」

誠(とっさの嘘にしては上出来じゃないか・・・?)

誠(頼む、信じてくれ・・・!)

雪ノ下「そ、そうだったの・・・」ホッ

雪ノ下「私の勘違いだったわ、疑ってごめんなさい・・・」

誠「あ、ああ別に大丈夫だよ」

誠「こちらこそ、そういうのは先に説明するべきだったね、ごめん」

雪ノ下「い、いえ! 誠君は悪くないわ・・・」

誠「あはは、それじゃお互い様ってことでよくない?」

雪ノ下「あまり気は進まないけれど・・・そうしましょうか」

誠「そうそう、それに雪乃が俺のこと好きって実感できてよかったよ」ニコッ

雪ノ下「も、もう// す、好きに決まってるじゃない!//」

誠「嬉しいな」ニコッ

誠「そうだ、俺これから予定があってさ」

誠「準備したいんだけど・・・」

雪ノ下「あら、そうだったの。 ごめんなさい、帰るわね」

誠「ごめんね、またいつでもおいでよ」ニコッ

雪ノ下「ええ、またお邪魔するわね」

雪ノ下「それじゃあ、また明日会いましょう」

誠「うん、また明日!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

誠(ふぅ、危なかった・・・さすがに焦ったよ・・・)

誠(一応なんとかなったけど、まだ疑われてるかもしれないし気を付けよう)

誠(あの時と同じことはしたくないからな・・・)

誠(はぁ・・・)

誠(・・・そうだ、そろそろ準備しないと待ち合わせに遅れるな・・・)

誠(午後にしといてよかった・・・)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

13:00 待ち合わせ場所

誠(なんとか十分前についたか・・・)

誠(はぁ・・・今日は早く帰りたいな)

誠(朝っぱらから疲れたし・・・)

由比ヶ浜「やっはろー! おまたせー!」

誠「え? ああ、やっはろー」

誠「いまきたとこだし大丈夫だよ」ニコッ

由比ヶ浜「そっか、よかった! それじゃ行こっか!」

誠「そうだね」

誠「結衣ちゃん、その服すごい似合ってるよ」ニコッ

由比ヶ浜「ほ、ほんとに!? 悩んできたかいがあったよ!」

誠「へえ、悩んでたんだ?」クスッ

由比ヶ浜「へ? ・・・あ、今の忘れて///」

誠「えーどうしよっかなー」クスッ

由比ヶ浜「もう、誠君のいじわる!//」

誠「あはは、好きな人にはいじめたくなるって言うじゃん?」

由比ヶ浜「ま、また好きって・・・///」

由比ヶ浜「か、勘違いしちゃうぞーなんて//」

誠「別に勘違いしてくれてもいいよ?」クスッ

由比ヶ浜「そ、そういうのがよけい勘違いさせるんだよ!//」

誠「あはは、俺は本心で結衣ちゃんのこと好きだからさ」ニコッ

由比ヶ浜「うぅぅ・・・///」

由比ヶ浜「ま、誠君のバカ!//」

誠「えーひどいなぁ」

由比ヶ浜「誠君のがひどいし!//」

誠「そんなことないよー」

誠「・・・あ、この店どう? 評判いいみたいだけど」

由比ヶ浜「パスタ屋さんかぁ! よさそうだね!」

誠「よし、じゃあ決まりだね」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

食べ終わって店の外

誠「おいしかったねー」

由比ヶ浜「うん、めっちゃおいしかった! また一緒に来ようよ!」

誠「そうだね、いこいこー」

由比ヶ浜「うーん、この後どうしよっか? ハニトーはまだいいよね」

誠「そうだね、ならそこのデパートにでも入る?」

由比ヶ浜「それいいね! 雑貨屋さんみたいかも」

誠「じゃあ雑貨屋さんに行こう!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
デパートの中

雑貨屋

由比ヶ浜「あ、見て見てこのアクセ可愛くない!?」

誠「へえ、確かにかわいいね」

誠「結衣ちゃんにぴったりかも」

由比ヶ浜「そ、そうかな//」

由比ヶ浜「・・・あ、こっちもかわいい!」

誠「あはは、ゆっくり見ていいよ」

由比ヶ浜「ありがと! ・・・うーん、こっちとこっちだったらどっちがいいかな?」

誠「俺だったらこっちかな。 結衣ちゃんの雰囲気にぴったりだし」ニコッ

由比ヶ浜「そ、そっか! ならこっち買ってくるね//」

誠「あ、それ貸して? 俺が買ってくるよ」

由比ヶ浜「えぇ!? それはさすがに悪いって!」

由比ヶ浜「ご飯もおごってもらったのに・・・」

誠「いいのいいの、好きな人に買ってあげたいって思うのは当たり前でしょ?」

由比ヶ浜「ま、また・・・///」

由比ヶ浜「す、好きって言いすぎだよ//」

由比ヶ浜「でも嬉しい・・・誠君ありがとね//」

誠「あはは、どういたしまして」ニコッ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

色々回って夕方・・・

由比ヶ浜「はい、ハニトー!」

誠「ありがとね」

誠「おいしそうだなぁ」

由比ヶ浜「めっちゃおいしいよ! 食べてみて!」

誠「いただきます」

誠「・・・」モグモグ

由比ヶ浜「どう、おいしいでしょ!?」

誠「うん、すごいおいしいね」ニコッ

由比ヶ浜「だよねだよね! 一度食べたら病みつきだよー!」

誠「あーわかる! また来ようかなぁ」

由比ヶ浜「あ、ならまた一緒に行こうよ!」

誠「いいね! ここなら学校の帰りとかでも寄っていけそうだし」

由比ヶ浜「そうそう、それに・・・誠君ともっと仲良くなりたいもん」

誠「え?」

由比ヶ浜「う、ううん! なんでもないよ!//」

誠「なんて、聞こえてたけどね」クスッ

由比ヶ浜「や、やっぱ誠君いじわるだよ//」

誠「・・・もっと仲良くなろっか」ズイッ

由比ヶ浜「・・・っ//」

由比ヶ浜「か、顔近いよ・・・//」

誠「仲良くなるおまじないしてあげる」クスッ

由比ヶ浜「ぁ・・・//」

由比ヶ浜(く、唇が触れそうだよ・・・//)

誠「なーんて」スッ

由比ヶ浜「・・・え?」

誠「あはは、冗談だよ」クスッ

由比ヶ浜「も、もう! 誠君なんて知らない」プイッ

誠「ごめんってー 機嫌直してよ」

由比ヶ浜「ふん!」

誠「まいったなぁ・・・」

誠「・・・結衣」

由比ヶ浜「へ? い、今呼び捨てで///」

誠「さっきはごめんね」

誠「でもああいうのはちゃんと恋人になってからしたいからさ」

由比ヶ浜「そ、それって・・・//」

誠「ま、まぁそういうことだから!//」

由比ヶ浜「そ、そっかぁ・・・//」

由比ヶ浜(誠君、ちゃんと考えてくれてるんだね//)

誠「・・・そうだ、ちょっと話があるんだけどいい?」

由比ヶ浜「うん、いいよ!」

誠「・・・俺さ、結衣ちゃんのこと本気で好きなんだ!」

由比ヶ浜「え・・・?//」

誠「結衣ちゃん明るくて話してて楽しいし、なにより・・・優しいからさ」

誠「どんどん好きになっていって・・・それで・・・」

誠「結衣ちゃんのことしか考えられなくなってさ・・・それぐらい好きなんだなって思って・・・」

誠「・・・俺、絶対結衣ちゃんを幸せにするから! だから! 俺と付き合ってくれないかな・・・?」

由比ヶ浜「ま、誠君・・・!///」

由比ヶ浜「その気持ちすごい嬉しいし、そう思ってくれてたのも嬉しいよ・・・///」

由比ヶ浜「・・・実はね、あたしも誠君のこと好きなんだ//」

由比ヶ浜「サブレを助けてくれた時から気になり始めてて・・・//」

由比ヶ浜「それで、学校でも話すようになってからますます好きになってさ//」

由比ヶ浜「・・・だから、こちらこそよろしく!///」

誠「え、ほんとに!? 嬉しいなぁ!」

由比ヶ浜「あたしも嬉しいよ//」

誠「えっと、それじゃこれからもよろしく」ニコッ

由比ヶ浜「こ、こちらこそ・・・// なんか恥ずいね///」

誠「うんうん、ドキドキしっぱなしだよ」アハハ

由比ヶ浜「あ、あたしも//」

由比ヶ浜「・・・なんだか実感がわかないや//」アハハ

誠「そうだね」クスッ

誠「・・・っと、そうだ」

由比ヶ浜「ど、どうしたの?//」

誠「・・・付き合ってることさ、誰にも言わないでほしいんだけど・・・」

由比ヶ浜「え、なんで・・・?」

誠「恥ずかしいっていうのもあるんだけど、前の学校で悪い噂流されたりしてさ・・・」

誠「それがトラウマというかなんというか・・・ だからダメかな・・・?」

誠(あながち間違えではないよな)

由比ヶ浜「ま、誠君・・・」

由比ヶ浜「そっか、そんなことがあったんだね・・・」

由比ヶ浜「・・・わかった! 付き合ってることは誰にも言わないよ!」

由比ヶ浜「それに、あたしがもう誠君をつらい目にあわせないから!//」

誠「ゆ、結衣!」

誠「ありがとう・・・」

誠「結衣が彼女でほんとによかったよ」ニコッ

由比ヶ浜「お、大袈裟だなぁ//」

誠「それくらい嬉しかったんだ」ニコッ

誠「俺の方こそ、結衣をつらい目にあわせないから!」

由比ヶ浜「あ、ありがと・・・/// もう、恥ずかしいよ//」

誠「あはは、かわいいー」

ワイワイワイワイ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

朝 誠の家

誠(そういえば、優美子に付き合ってることを口止めしておくの忘れてたな)

誠(誰かに言ってないといいけど・・・)

誠(それに、優美子は結衣と仲がいいから注意が必要だよなぁ・・・)

誠「はぁ・・・めんどくさ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

教室

誠「そういえばさ、優美子」

三浦「なにー?」

誠「俺らが付き合ってること誰かに言った?」

三浦「え、まだ誰にも言ってないけど」

誠「そっか、できれば黙っててほしいんだよね」

三浦「ど、どうして・・・?」

誠「ああ、実はね・・・前の学校で悪い噂流されてそれがトラウマになったんだ・・・」

三浦「そっか、そういうことがあったんだ・・・」

三浦(誠、悲しそうな顔してる・・・)

三浦(よっぽどつらかったんだね・・・)

三浦「・・・わかった! 誰にも言わない!」

三浦「だからさ、そんな悲しそうな顔しないでよ」

三浦「いつもの笑顔の誠に戻って!」

誠「優美子・・・ありがとね!」

誠「ほんと、優美子が彼女でよかったよ」ニコッ

三浦「そ、そんなこと・・・//」

三浦「でも・・・誠にそういわれるの、すごい嬉しい//」ニコッ

誠「よかった」ニコッ

三浦「す、好きな人にそういわれて嬉しくない人なんていないよ///」

誠「あはは、俺もだよ」

誠「いつも、優しい言葉をくれてありがとね」

三浦「お、お礼言われるほどのことじゃないし//」

誠「でも、それのおかげで結構助けられてるし」

誠「優美子にはほんと、感謝してるよ」ニコッ

三浦「・・・っ」ドキッ

三浦「か、感謝なんて・・・こちらこそ、いつもありがとね//」

誠「どういたしまして」ニコッ

由比ヶ浜「ま、誠ー! 優美子ー! やっはろー!」

由比ヶ浜(よ、呼び捨てで呼んじゃった・・・//)

誠「ああ、やっはろー」

三浦「おはよー」

三浦「あんた、いつから誠のこと呼び捨てで呼ぶようになったの?」

由比ヶ浜「へ? あ、いや・・・その・・つ、つい最近だよ!」

誠「そうそう、俺がそうしてって言ったんだ」

由比ヶ浜(ま、誠・・・// やっぱ優しいな//)

三浦「ふーん」

三浦「・・・」

誠「ど、どうしたの? 急に黙ってさ」

三浦「いや、別にー?」

三浦「仲良くやってていいんじゃないの?」

由比ヶ浜「あ、あはは・・・そういえばさ、優美子こそ誠と仲がいいよね!」

三浦「そんなの当たり前じゃん」

由比ヶ浜「そ、そっか、いいと思うよ!」

三浦「それに、毎日学校いっしょに行ってるしね」

由比ヶ浜「え・・・?」

由比ヶ浜(そ、そんなの聞いてないよ・・・)

由比ヶ浜「ま、誠それほんと?」

誠「あ、うん・・・そうだけど」

誠(なんかまずい空気になってきたぞ・・・)

由比ヶ浜「へ、へえ! そうなんだね!」

由比ヶ浜「・・・」

三浦「・・・」

誠「・・・」

誠(に、逃げたい・・・)

誠「あ、喉かわいてきたからちょっと飲み物買ってくるね!」タッタッタッ

三浦「・・・結衣」

由比ヶ浜「え?」

三浦「あんたさ、誠のことどう思ってるわけ?」

由比ヶ浜「え、えっとそれは・・・」

由比ヶ浜(付き合ってることは言わないほうがいいもんね・・・)

由比ヶ浜「仲のいい友達、みたいな?」

三浦「ふーん、それほんと?」

由比ヶ浜「や、やだなー! 嘘つくわけないじゃん!」

三浦「そっか、ならいいけど」

由比ヶ浜「う、うん・・・」

由比ヶ浜「優美子は・・・誠のことどう思ってるの?」

三浦「あーしは誠のこと好きだよ」

由比ヶ浜「え、それって・・・」

戸部「おっはよー! なになに何の話??」

葉山「おはよう。 なんか二人とも難しい顔してるね」

三浦「・・・おはよ」

由比ヶ浜「や、やっはろー! ううん、なんでもないよ!」

戸部「そう? あ、そーいや誠いねぇな」

葉山「ああ、そういえば」

由比ヶ浜「あ、誠なら飲み物買いにいったよ」

戸部「あれ、結衣って誠のこと呼び捨てでよんでたっけ?」

由比ヶ浜「あ、そ、そうそう! 誠が呼び捨てで呼んでってさ!」

戸部「ほーん、仲がよろしいことで」ニヤニヤ

由比ヶ浜「そ、そんなんじゃないし!//」

葉山「ははは、誠も隅に置けないな」

戸部「全くだぜ!」

優美子「・・・」

戸部「やっぱ、あいつモテるよな! いろはすも一回会ってみたいって言ってたし」

由比ヶ浜「・・・!」

葉山「ああ、そんなこと言ってたね」

由比ヶ浜「ま、まぁいろはちゃんならだれにでもそういいそうだよね」アハハ

戸部「結衣ひでー」アハハ

戸部「でもそれ言えてるかも!」

葉山「はは、まぁそのへんにしときな」

葉山「それにしても誠遅いね」

戸部「だなぁ、誰かと話してるんじゃね?」

葉山「そうかもしれないね」

戸部「ってかさ、優美子さっきから黙ってどうした?」

優美子「・・・別に」

戸部(うわぁ、機嫌悪いよ・・・)

葉山「話したくない気分なのかもね、そっとしておこうよ」

戸部「そ、そうだな!」

由比ヶ浜(優美子・・・)

由比ヶ浜(さっきの好きって、どの好きなんだろ・・・?)

由比ヶ浜「・・・」

戸部「あ、誠戻ってきた! 遅いぞー」

誠「あはは、ごめんごめん」

葉山「はは、おかえり」

誠「ああ、ただいま」

戸部「にしてもさ、今日は二人とも変だよなぁ」

誠「結衣と優美子?」

戸部「そうそう、元気ないつーか」

誠「うーん、なんでだろうね・・・」

葉山「まぁじきに元気になるさ」

由比ヶ浜「あ、あたしは大丈夫だし!」

優美子「・・・」

誠(な、なんか優美子やばいぞ・・・)

誠「あはは、そろそろHRだし席戻るね」

戸部「ああ、んじゃ俺も」

葉山「俺もそうしようかな」

由比ヶ浜「あ、あたしもー・・・」

優美子「・・・」

優美子(やっぱ結衣何か隠してる)

優美子(誠もなんか様子おかしかったし)

優美子(後で問い詰めてやるし)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昼休み

由比ヶ浜「ね、ねぇ誠!」

誠「ん?」

由比ヶ浜「よかったらさ・・・一緒にご飯たべない?」

誠「あー、えっと・・・」

誠(優美子には後で言っとけばいっか)

誠「いいよ」ニコッ

由比ヶ浜「や、やったぁ!」

誠「あはは、じゃあ屋上に行こっか!」

由比ヶ浜「うん!」
・・・・・・・・・・・・・・・・

屋上

誠「誰もいないね」

由比ヶ浜「そ、そうだね! あたしら二人っきりだ//」

誠「学校じゃなかなかなれないからね」

由比ヶ浜「そうそう! だから・・・よけいに嬉しいな//」

誠「俺もだよ」ニコッ

由比ヶ浜「えへへ//」

誠「かわいいなぁ」

誠「・・・よし、じゃあ食べよっか」

由比ヶ浜「そ、そうだね//」

由比ヶ浜「・・・って、誠の弁当箱可愛くない!?」

誠(あ、しまった・・・ 優美子のだからな・・・)

誠「あ、ああ間違えて買っちゃったんだよね」アハハ

誠「買いなおすのももったいないからこれ使ってるの」

由比ヶ浜「そ、そういうことかぁ! てっきり誰かに作ってもらったのかと・・・」

誠「あはは、ないない」

誠「それに、作ってもらうなら結衣のがいいな」ニコッ

由比ヶ浜「そ、それじゃ! 今度作ってくるね//」

誠「お、やった! 楽しみにしとくよ」

由比ヶ浜「りょ、料理下手だから期待しないでね//」

誠「結衣の愛情が詰まってればいいよ」ニコッ

由比ヶ浜「も、もう!// 愛情たくさん込めるね///」

ワイワイ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

誠達が屋上にいるころ

教室

三浦「あれ、誠いないし・・・」

三浦「どこに行ったあいつ・・・」

三浦「・・・屋上で待ってるかもしれないし行ってみようかな」

廊下

三浦(そういえば今日は結衣も教室にいなかったような・・・)

三浦(まさか誠と一緒にいるとか・・・?)

三浦(・・・・・・さ、さすがにそれはないでしょ)

ブーブー

三浦(通知・・・誰からだろ?)

三浦(・・・誠だ)

誠『ごめん、今日は他の人とお昼食べるね!』

三浦『了解。 その人って女?』

誠『いや、男だよ』

三浦『ならいいけど。 女だったら承知しないから』

誠『怖いなぁ。 心配しなくても、優美子だけだよ』

三浦『ん・・・。 信じてるから』

三浦(男でよかったぁ・・・)

三浦(まぁ誠に限ってあーしを裏切ったりはしないでしょ)

三浦(・・・教室戻ろ)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
屋上

誠(そういえば優美子に連絡するの忘れてた・・・)

誠(・・・・・・これでよし、っと)

誠(屋上に来られでもしたら危ないからな・・・)

由比ヶ浜「返信終わった?」

誠「うん、ごめんね」

由比ヶ浜「いや別に大丈夫だけどさ」アハハ

誠「ならよかった」ニコッ

由比ヶ浜「・・・・・・ねぇ、誠」

誠「ん?」

由比ヶ浜「誠はさ、優美子のことどう思ってるの?」

誠「どうって・・・大事な友達だよ」

由比ヶ浜「それ、ほんと?」

誠「え、ほんとに決まってるじゃん。 結衣に嘘はつかないって決めてるからさ」

由比ヶ浜「そっか・・・それならいいんだけど」

由比ヶ浜「優美子がさ、誠のこと好きって言うからてっきり付き合ってるのかなって・・・」

誠(はぁ・・・いつそんなこと言ったんだ・・・)

誠「そんなことあるわけないよ! 俺の彼女は結衣でしょ?」

由比ヶ浜「うん・・・でも不安でさ・・・」

誠「・・・不安にさせてたならごめん!」ギュッ

由比ヶ浜「ぁ・・・//」

誠「俺が好きなのは結衣だけだし、優美子とは何もないからさ」

誠「そんな不安にならなくても大丈夫だよ」ナデナデ

由比ヶ浜「ん・・・っ//」

由比ヶ浜「誠・・・ありがとね!//」

由比ヶ浜「おかげで不安も取れたよ!!」

誠「よかった!」

誠「やっぱ結衣は笑った顔が一番だよ」ニコッ

由比ヶ浜「もう、恥ずかしいよ・・・///」

由比ヶ浜「・・・あのさ誠//」

誠「どうしたの?」

由比ヶ浜「あたし、絶対誠から離れないから//」

誠「あはは、それは俺もだよ」ニコッ

由比ヶ浜「嬉しいな//」

ワイワイ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

放課後

奉仕部

誠「あのさ、雪乃」

雪ノ下「・・・なにかしら?」

誠「なんでナチュラルに俺の膝の上に座ってるの?」

雪ノ下「あら、別にいいじゃない」

誠「いや・・・いいんだけどさ、その・・・」

雪ノ下「その?」

誠「雪乃いい匂いとかして、理性が・・・」

雪ノ下「なっ・・・//」

雪ノ下「り、理性って・・・つまりそういうことよね?//」

誠「うん、そういうこと//」

雪ノ下「//」

雪ノ下「ま、誠君がしたいなら、その・・・いいわよ//」

誠「ほ、ほんと!?」

誠「・・・愛してるぜ雪乃!」

雪ノ下「誠君・・・//」

雪ノ下「私もあ、愛してるわ//」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

誠「ふぅ・・・」

雪ノ下「・・・」グッタリ

誠(ちょっとやりすぎちゃたかな?)

誠(・・・まあいっか)

誠「雪乃ー、先に帰るね」

雪ノ下「ええ・・・私は少し休んでからにするわ・・・」

誠「ごめんね、それじゃまた明日」

雪ノ下「さようなら。 気を付けて帰って頂戴」

誠「あはは、ありがと」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

帰り道

誠(あれは・・・川崎さんか)

誠(スーパーか何かに行ってきたのかな?)

誠(にしても袋が重そうだ・・・手伝ってあげるか)

誠「やあ、川崎さん」

川崎「・・・!」

川崎「あんた・・・転校生の、伊藤だっけ?」

誠「そうそう伊藤誠、よろしくね」

川崎「あ、ああよろしく」

川崎「で、何の用?」

誠「いや、スーパーの袋重そうだからさ、持とうかなって」

川崎「わ、悪いしいいよ」

誠「いいからいいから」フクロヲモツ

川崎「・・・変なヤツ」

誠「あはは、重そうにしてたからね」

誠「家の近くまで持ってくよ」

川崎「なんでそんなことしてくれるわけ?」

誠「なんでって・・・体が勝手に動いたから?」

川崎「なにそれ」クスッ

誠「笑った顔もかわいいね」

川崎「は、はぁ? いきなりなにさ」

誠「ああ、ごめんね」

誠「つい口に出しちゃった」

川崎「はぁ・・・つくづく変なヤツ」

誠「そういえば、たくさん買ってあるけど大家族とかなの?」

川崎「いや、そういうわけじゃないよ」

誠「ふーん、なら安売りだったからとかかな」

川崎「そうそう」

誠「兄弟とかいる?」

川崎「弟と妹がいる」

誠「へえ、川崎さんに似てかわいいんだろうなぁ」

川崎「そりゃもう世界一かわいいよ! ・・・あ」

誠「あはは、家族思いなんだね」クスッ

川崎「い、今のは忘れて!」

誠「えーどうしよっかなぁ」クスッ

川崎「わ す れ ろ !」

誠「・・・っ」ビクッ

誠「わ、わかったよ」

川崎「よろしい」

誠「ってか、川崎さんってさ話してみると案外話しやすいんだね」

川崎「そう?」

誠「うん、学校の時は何か威圧感あって話しかけづらかったんだけど」

川崎「まぁ一人のが楽だからね」

誠「えぇ、これからは俺もいるよ」

川崎「はぁ? 何言ってんのさ」

誠「いやさ、川崎さんと仲良くなりたいからね」

川崎「・・・あたしは別にそういうの求めてないから」

誠「そっか」

誠(なかなか難しい子だなぁ)

川崎「そういうこと」

川崎「・・・ここらへんでいいよ」

誠「あ、わかった。 気を付けてね」

川崎「ああ、一応礼を言っとくよ」

誠「あはは、また明日ね」テフリフリ

川崎「ま、また明日」

川崎(伊藤誠か・・・不思議なヤツだな)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

教室

誠「川崎さんおはよう!」

川崎「・・・朝っぱらから何さ」

誠「いや話したくてさ」

川崎「あたしは別に話したくないし」

誠「そんなこと言わずにさぁ」

誠「昨日は無事に帰れた?」

川崎「まぁね・・・」

誠「そっか、安心したよ」

川崎「なんで?」

誠「だって心配じゃん?」

川崎「そんな心配されるほど仲良くないでしょ」

誠「いやいや、やっぱ暗い道だからさ」

誠「何かあったら嫌だし心配だよ」

川崎「ふーん、ありがと」

誠「そっけないなー」

川崎「それが嫌なら別に話しかけなくてもいいから」

誠「いや、川崎さんと話したいしいいけどさ」

川崎「・・・ご自由にどうぞ」

誠「川崎さんってなんだかんだ優しいよね」

川崎「は、はぁ? 頭おかしいんじゃないの?」

誠「いやいや、俺とこうして話してくれてるしさ」

誠「それだけでも十分嬉しいよ」ニコッ

川崎「うっ・・・」

川崎「別にそんなんじゃないからっ!」

誠「あはは、そういうことにしとくよ」

川崎「・・・なんか腹立つなぁ」

誠「そういえばそのシュシュかわいいよね」

川崎「ああ、これ?」

誠「そうそう、色使いとか綺麗」ニコッ

川崎「そ、そう?」

誠「うんうん、川崎さんによく似合ってるよ」

誠「どこで買ったの?」

川崎「あー、これ手作りなんだ」

誠「え、それほんと!? センスいいんだね」ニコッ

川崎「な、ないから//」

誠「いやほんと市販で売れるレベルだよ!」

川崎「ほ、ほめすぎだから//」

誠「ごめん、あまりに出来がいいもんだからつい」アハハ

川崎「悪い気はしないけどさ//」

誠「かわいいー」クスッ

川崎「か、からかうな!」

誠「いや、ほんとかわいいよ」ニコッ

誠「なんか雰囲気も落ち着いてていいよね」

川崎「ま、まぁ一応ありがと・・・」

誠「あはは、どういてしまして」

誠「あ、そろそろ席戻るね!」

川崎「うん」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一か月くらい経って

誠(あれから川崎さんに話しかけ続けた)

誠(優美子とか結衣がいたから大変だったけどね)

誠(それで、急に俺が話かけるのやめたらどうなるか・・・)

誠(・・・楽しみだ)

何か、この雪乃チョロ杉。もうちょっと捻りがあっても良かったのでは?

>>137
確かにな
プロット何にも考えてないもんですまん

もう八幡が誠の悪事暴いて、誠は女どもにフルボッコ。平塚先生は陽乃に止め
刺されて死亡。ついでに由比ヶ浜と雪乃は八幡に軽蔑されて屋上から飛び降りで
良いよ

川崎(今日は伊藤、話かけに来ないんだね)

川崎(まぁ毎日うるさかったし別にいいけどさ)

川崎(・・・・・・・・・)

川崎(けど、何だろこのモヤモヤは)

川崎(少し寂しいのかな・・・ ってそれはないない)

川崎(・・・大体、なんであたし伊藤のこと考えてるんだろ)

川崎「はぁ・・・」

川崎「・・・」

川崎(そもそも、一人のが楽でいいに決まってるじゃん)

川崎(・・・・・・)

誠『これからは俺もいるよ』

川崎(・・・って、なんであいつの言葉思い出してるし!)

川崎(あいつが冗談で言ったこと思い出すなんて・・・)

川崎(あの言葉がなんだってのさ)

川崎(もしかして、あたしも頭やられたのか・・・?)

川崎(はぁ・・・こりゃ重症だな)

川崎(・・・・・・えっと、伊藤は・・・三浦と話し中か)

川崎(ってなんで伊藤の方見てるし!)

川崎(あー、伊藤のことが頭から離れない・・・)

川崎(・・・・・・後でなんで話しかけに来なかったか聞いてみようかな)

川崎(あくまで確認だけどね)

川崎(決して話したいとかそういうのじゃないから!)

川崎(・・・・・・)

誠「・・・」チラッ

誠(うーん、効果はあったのかな)

誠(・・・川崎さんの様子少し変だしあったのかも?)

誠(まぁあっちからのコンタクトを気長に待ちますか)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

休み時間

川崎「・・・」

川崎「い、伊藤!」

誠「ああ、川崎さん。 どうしたの?」

川崎「あ、いや・・・別に用があるわけじゃないんだけどさ」

誠「ふーん? まぁせっかくだし話そうか」

川崎「あ、あたしは別に話したくないし」

誠「はいはい」クスッ

川崎「な、なにさ」

誠「いや、別にー」

誠「ただ、川崎さんから来るの珍しいなって思ったからさ」

川崎「だ、だから! 話したくて来たわけじゃないし・・・」

誠「じゃあ何のために来たの?」

川崎「それは・・・・・・ あんたが今日話しかけに来ないのが気になったというか・・・」

誠「へー」ニヤニヤ

川崎「な、なんだよその顔は!」

誠「いや、かわいいなって」クスッ

川崎「ば、バカにするな!」

誠「いや、してないんだけどなぁ」

誠「まぁ俺も川崎さんのとこ行こうとしてたしちょうどいいや」

川崎「へ、へえ! そうなんだ!」ホッ

川崎(って、なんであたし安心してるの!?)

川崎(やっぱ頭おかしくなったのかな・・・)

川崎(でも、それを聞いてちょっぴり嬉しいというか・・・)

川崎(・・・なんかもうよくわかんないや)

川崎「・・・」

誠「どうしたの? 黙り込んじゃって」

川崎「な、なんでもない!」

誠「大丈夫? 今日、様子が少しおかしいよ」

川崎「あんたに心配されなくても大丈夫だっての!」

誠「そう? 熱があったり・・・」オデコニテヲアテル

川崎「い、いきなりなにすんの!//」

誠「ああ、ごめんね。 体温計っただけだよ」

川崎「ね、熱なんてないから!//」

誠「でも、顔が赤いよ?」

川崎「こ、これはなんでもない!」

誠「まぁそういうなら気にしないようにするけど」

川崎「全く、あんたは心配しすぎなんだよ」

誠「そりゃ心配するよ。 川崎さん大事だからさ」

川崎「だ、大事!?」

誠「もちろん」ニコッ

川崎「・・・やっぱあんた変ヤツだよ」

誠「そうかなぁ」

誠「けど、大事ってことに変わりはないからね」

誠「なにかあったら言ってよ! 力になりたいからさ」

川崎「・・・っ」ドキッ

川崎「だ、だれがあんたに言うもんか・・・」

川崎「・・・・・・でも、本当に困ってたら、その・・・あんたに言うかも」

誠「うん、それで少しでも楽になってくれれば嬉しいからね」ニコッ

川崎「あ、ありがと・・・//」

川崎(ダメだ、さっきから調子が狂いっぱなしだ・・・)

川崎(自分が自分じゃないみたい・・・)

誠「どういたしまして」ニコッ

誠「って、また顔赤くなってるけど大丈夫?」

川崎「ほ、ほんとになんでもないから!」

川崎「そろそろ授業だし行くね!」

誠「うん! 無理はしないでね」

川崎「わ、わかってるよ!」

川崎(・・・話しかけに行って良かった)

川崎「・・・」フフ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昼休み

屋上

三浦「誠、あんたさ最近川崎とよく話してるよね」

誠「ああ、まぁね」

誠「話してみると、意外と話が合ったりしてさ」アハハ

三浦「ふーん・・・」

三浦「・・・」

誠「どうしたの?」

三浦「いや・・・あんま仲良くしてほしくないなって・・・」

誠「へーそんなこと考えてたんだ」ニヤニヤ

三浦「べ、別にそんなわけじゃないけど!//」

三浦「・・・ただ、少し不安でさ・・・」

誠「・・・」

誠「不安にさせてごめんね」ギュッ

三浦「・・・誠//」

誠「俺が好きなのは優美子だけだし大丈夫だよ!」

誠「それに、これからはもっと優美子とも話すようにするね」ニコッ

三浦「・・・ありがと//」

三浦「あーし、やっぱ誠のこと大好きだわ///」

誠「なにさ急に、照れるなぁ」アハハ

三浦「あ、改めてそう思っただけだよ//」

誠「あはは、ありがとね! 俺も同じだよ」ニコッ

誠(・・・優美子は意外と嫉妬深いからめんどくさいな・・・)

誠(はぁ・・・最近はそれで疲れるだけだ・・・)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

教室

誠「はぁ・・・」

川崎「あんた、さっきから溜息多いけどどうしたの?」

誠「いや、少し疲れてるだけだよ・・・」

川崎「そっか、あんま無理しないでよね」

誠「あはは、優しいね」

川崎「べ、別にあんたを心配したわけじゃないから!//」

誠「それでも嬉しいよ」ニコッ

川崎「・・・っ//」

川崎「う、うるさい!//」

誠「あはは」

誠「川崎さんは疲れとか大丈夫?」

川崎「ああ、あたしは大丈夫だよ」

誠「そっか、ならいいけど」ニコッ

誠「無理はしちゃダメだよ」

川崎「あんたに言われなくても分かってる!」

誠「そっかー」

川崎「ったく、自分のこと心配しなよ」

誠「まぁそのうち疲れも取れるだろうし平気だよ」

川崎「どうだか・・・」

川崎「あんた、無茶とかしそうだもん」

誠「あはは、しないしない」

川崎「・・・まぁそれならいいけどさ」

川崎「あんたおせっかい焼きだから・・・」

誠「え、そうかな?」

川崎「そうそう」

川崎「だって、あたしがいつも一人でいるもんだから話しかけてきたんでしょ?」

誠「あー、それは違うよ」

誠「話したかったからそうしただけ!」

川崎「ま、そういうことにしとくよ」

誠「それに川崎さんだから、ね」

川崎「はぁ? 何言ってんのあんた・・・」

川崎(あたしだからってどういうことだろ?)

川崎(特別・・・とか? ・・・いや違うな)

川崎(・・・まぁなんでもいいか)

誠「ごめん、気にしないで」アハハ

誠「っと、そろそろ席もどるね!」

川崎「あ、うんわかった」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

――放課後――

下駄箱

誠(今日は気分じゃないし部活サボろう)

誠(・・・あれは川崎さんかな?)

誠「やあ、川崎さん」

川崎「い、伊藤! なんでここに・・・」

誠「いや、俺も今帰るとこだよ」

川崎「そ、そっか! じゃあね」

誠「ええ、せっかくだし一緒に帰ろうよ」

川崎「・・・なんであんたと帰らないといけないのさ」

誠「いいじゃん、俺ら友達でしょ?」

川崎「・・・っ」ドキッ

川崎(友達って・・・・・・伊藤、そう思ってくれてたんだ)

川崎(なんだろ、ちょっぴり嬉しいような・・・)

川崎(いや、落ち着け! 伊藤にそう思われてるからなんだっていうのさ)

川崎(大体、あたしらはただのクラスメイト、でしょ!)

川崎(・・・・・・でも友達かぁ、それも悪くないかも・・・)

誠「? 急に黙ってどうしたの?」

川崎「へ? い、いやなんでもないよ!」アタフタ

川崎「あ、あたしらはただのクラスメイトでしょ!」

誠「つれないなぁ・・・」

川崎「と、とにかく! そういうことだから!」

誠「ま、今はそれでもいいや」

誠「とりあえず帰らない?」

川崎「なんでそうなるのさ・・・」

川崎「・・・仕方ないなぁ」

誠「さすが川崎さん! 愛してる!!」

川崎「なっ・・・//」

川崎「きゅ、急にへんなこと言うな!」

誠「ごめんごめん、嬉しすぎてつい」アハハ

川崎「ったく、冗談に聞こえないっての・・・」

誠「あはは、そう思ってくれてもいいけどね」クスッ

川崎「え? それってどういう・・・」

誠「やっぱなんでもない」クスッ

川崎「・・・変なヤツ」

誠「ひどいなぁ」

誠「・・・そういえば、川崎さんって好きな人とかいるの?」

川崎「はぁ? いきなりなにさ」

誠「いや、気になったからね」

川崎「ふーん・・・まぁ、いないかな」

誠「そっかぁ、かわいいし彼氏いるもんだと思ってたけど」

川崎「ま、またそういうことを・・・」

川崎「・・・あんたはどうなの?」

誠「俺? いるよ」

誠「川崎さん」クスッ

川崎「・・・っ」ドキッ

川崎「じょ、冗談でしょ?」ドキドキ

川崎(って、なんでドキドキしてんのあたし・・・)

川崎(落ち着け・・・急に言われたからびっくりしただけだよね・・・)

川崎(そうにちがいない!)

誠「それは秘密」クスッ

川崎「は、はぁ? 意味わかんない・・・」

誠「あはは、ごめんね」

川崎「ったく・・・」

誠「・・・あ、俺こっちだから」

誠「また明日、学校でね!」

川崎「・・・また明日」

川崎「・・・」

・・・・・・・・・・・・・・

次の日

教室

川崎(はぁ・・・昨日のことが気になる・・・)

川崎(伊藤は冗談で言ったのかな?)

川崎(でも、そしたら隠す必要ないし・・・)

川崎(・・・あーもう! よくわかんない!)

川崎「はぁ・・・」

川崎「・・・・・・」チラッ

川崎(伊藤は・・・由比ヶ浜と話してるのか)

川崎(・・・って、なんで伊藤のこと見てるの!)

川崎(・・・・・・伊藤楽しそうだなぁ)

川崎(あ、あたしには関係ないからいいけど!)

川崎(・・・)

川崎(はぁ・・・)

川崎(なんからしくないな、あたし・・・)

昼休み

川崎(結局、伊藤と話せないまんま昼休み・・・)

川崎(は、話したいわけじゃないけどね)

川崎(・・・)

川崎「はぁ・・・」

誠「どうしたの?」

川崎「ひゃっ! い、伊藤!?」

誠「なんでびっくりしてるの」クスッ

川崎「あ、あんたがいきなり話しかけてくるからでしょ!」

川崎「・・・それで、何か用?」

誠「ああ、なんか元気なかったから声かけたんだけど」

誠「思ったより元気そうだね」クスッ

川崎「よ、よけいなお世話だよ!」

川崎「あんたに心配されなくても大丈夫だから!」

誠(・・・ちょっと引いてみるか)

誠「そっか、ごめんね・・・」シュン

川崎「あ、いや・・・」

川崎(い、言い過ぎたかな?)

誠「・・・お昼誘おうと思ったけど、やっぱやめとくね」

誠「ごめん、じゃあ・・・」

川崎「あ、伊藤・・・」

川崎(・・・何してんだろ、あたし・・・)

川崎(はぁ・・・)

川崎(後で、謝らないとな・・・)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

教室

川崎「あ、あのさ伊藤!」

誠「んー?」

川崎「その・・・さっきはごめん! 言い過ぎたというか・・・」

川崎「せっかく心配してくれたのにさ」

誠「あはは、気にしてないよ」

誠「わざわざありがとね」ニコッ

川崎「い、いや別に大したことじゃないよ!」

川崎「ただ、悪いなって思ったからさ・・・」

誠「嬉しいよ」ニコッ

誠「川崎さんのそういうとこ好きだなぁ」

川崎「ええ!? す、好きって・・・」

誠「何驚いてるのさ」クスッ

川崎「伊藤が急に変なこと言うからでしょ!?」

誠「あはは、ごめんごめん」

川崎「ったく・・・」

川崎「・・・伊藤ってさ、なんであたしに話しかけてくれるの?」

誠「なんでって・・・好きだから?」

川崎「・・・っ//」ドキッ

川崎「ま、またあんたはそういう冗談を・・・っ」

誠「冗談じゃないんだけどなぁ」

川崎「う、うるさい!//」

誠「あはは、かわいいなー」

川崎「だ、だからそういう冗談やめてって!//」

誠「冗談じゃないよ?」クスッ

川崎「ふ、ふん!」

誠「もう、怒んないでよ」

川崎「怒ってない!」

川崎「はぁ・・・伊藤といると調子狂うよ・・・」

誠「ごめんごめん」アハハ

川崎「笑い事じゃないっての・・・」

誠「・・・ならもう話しかけるのやめるよ」

川崎「え・・・?」

川崎「それはダメ! ・・・あ」

川崎「や、やっぱなんでもない!」

誠「あはは、冗談だよ」クスッ

川崎「~~~~~!」

川崎「い、伊藤ー!」

誠「わっ! ごめんって!」

川崎「もう許さないから!!」

ワイワイワイワイ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

休み時間

教室

女子A「ねね、誠君」

誠「ん? どうしたの?」

女子A「一色いろはちゃんって知ってる?」

誠「知らないなぁ」

誠「その、一色?さんがどうしたの?」

女子A「誠君に会いたいみたいなんだけど・・・」

誠「ふーん、別にいいけどね」

女子A「そ、そっか! なら今から呼ぶね!」

誠「ええ、今から!? まぁいいけどさ」

~~~~~~~~~~~~~~~

一色「やっほー!です!」

一色「あなたが伊藤先輩ですか?」

誠「そうだけど・・・」

誠「一色さん?だっけ」

一色「そうですよ! 一色いろはです!」

誠「俺は伊藤誠、まぁよろしく」

一色「・・・先輩ってなかなかかっこいいですね!」

誠「はぁ? いきなりなにさ」

一色「いやいや、そう思ったので」

一色「・・・ごめんなさい、気に障りましたか?」ウルッ

誠「・・・」

誠(んー、なんか苦手なタイプかも)

誠(めんどくさいし適当に流そ)

誠「はいはい、障りましたよー」

一色「むっ! なんですかその返事は!」

誠「えーなにがー」

一色「それですよそれ! なんか適当じゃありません!?」

誠「だって適当だし」

一色「やっぱり! ひどいじゃないですか!」

一色「可愛い後輩を適当にあしらうなんて・・・」

誠「自分でかわいいって・・・」

一色「だって、ほんとのことじゃないですか!」

一色「先輩だってそう思ってるでしょう?」

誠「あーそうですねー」

一色「もう! なんでしっかり返事じてくれないんですか!」

誠「めんどくさいし・・・」

一色「め、めんどくさいって・・・そんな・・・」ウルウル

誠「はぁ・・・嘘泣きはやめなよ」

一色「あ、ばれてました?」

誠「はぁ・・・」

誠「・・・用ないなら帰ってもいいよ?」

一色「先輩なんか冷たくありません!?」

一色「ふんっ、いいよーだ!」

一色「後悔しても知りませんからね!」ベー

タッタッタッ

誠(なんだったんだ・・・)

誠(まぁいいや、からんでても疲れるだけだし)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一方そのころ・・・

榊野学園

言葉「誠君・・・どこへ行ってしまったんですか?」

言葉「誠君がいなくなってから、毎日が空っぽなんです・・・」

言葉「戻ってきてください・・・お願いします・・・」

言葉「ずっと一緒にいるって約束したじゃないですか・・・」

言葉「誠君・・・」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

世界「誠・・・あんた今どこにいるのよ・・・」

世界「彼女置いて逃げるなんて最低じゃない・・・」

世界「今度会ったら覚えてなさいよ・・・」

世界「・・・・・・お願いだから早く戻ってきて・・・」

世界「誠・・・」

次の日

教室

由比ヶ浜「ねえ、誠・・・」

誠「どうしたの? そんな深刻そうな顔して」

由比ヶ浜「誠は・・・ほんとにあたしのこと好き?」

誠「それはもちろん、好きだよ」

誠(ってか教室で話すことじゃないだろ・・・)

由比ヶ浜「あたしさ、心配なんだ・・・」

誠「心配?」

由比ヶ浜「うん・・・」

由比ヶ浜「誠がどこかへ行っちゃうんじゃないかって・・・」

誠「俺は絶対、結衣から離れないから安心してよ」ニコッ

由比ヶ浜「ほんと?」

由比ヶ浜「誠、女の子の知り合い多いから心配だよ・・・」

誠「大丈夫、俺には結衣だけだからさ!」

由比ヶ浜「・・・それならいいんだけど・・・」

誠「もう、元気出して!」

由比ヶ浜「うん・・・」

誠「・・・よし!」

誠「今日、ハニトー食べに行かない?」

由比ヶ浜「え、いいの!?」

由比ヶ浜「でも誠、部活でしょ・・・?」

誠「あはは、今日は休みだよ」

誠(・・・後で平塚先生に休むって言っておかないと)

由比ヶ浜「そっかぁ! それなら行きたいな!」

誠「よしきた!」

誠「今日は俺のおごりね!」

由比ヶ浜「え・・・それは悪いよ!」

誠「いいからいいから! 不安にさせちゃったお詫びってことでさ」

由比ヶ浜「誠・・・ありがとね!」

由比ヶ浜「大好き!」ギュー

誠「お、おい! ここ教室!」

由比ヶ浜「そんなの関係ないよー!」ギュー

誠「はぁ・・・ま、いっか」

川崎「・・・」チラッ

川崎(由比ヶ浜、伊藤に抱き着いてるし・・・)

川崎(・・・だ、だからなんだって話だけどね!)

川崎(・・・・・・)

川崎「はぁ・・・」

>>140
そのエンドだと誠必要なくね?

>>154
スクイズって、誠が最後報いを受けて、残酷に頃されるのが醍醐味なんでしょ?
後このSSの雪乃は、元々貞操観念高かった筈なのに、誠の本質見破れずに、こんな
クズに身体捧げた訳だから、真実を知ったら、自分を許せなくて、ダイブするでしょ。
八幡をもし出すなら、陽乃さんの恋人兼ブレーンでお願いします。

>>155
雪ノ下がダイブするのはまぁいいとして、八幡出しちゃったらガハマさんが惚れるのは八幡であって
誠じゃなくなっちゃうんだよね
ほら、八幡が犬を助けてそこから気になるって感じじゃん?

陽乃さん出すつもりだけど、キャラが難しい・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・

休み時間

教室

一色「せんぱぁーい! 可愛い後輩が会いに来ましたよ!」

一色(絶対落としてやるんだから!)

誠「・・・」

誠「また来たの?」

一色「またってなんですかまたって!」

一色「そんなこと言って内心嬉しいんじゃないんですか?」

誠「あー、嬉しい嬉しい」

一色「むーっ! 心がこもってませんよ!」

誠「こもってるこもってる」

一色「もう! 返事が適当じゃないですか!」

誠「そんなことないよー」

一色「あ、わかりましたよ! 先輩照れてるんでしょう?」

誠「はぁ?」

一色「だってこんな可愛い後輩が会いに来たんですよ!?」

一色「嬉しすぎて仕方ないですよね!」

誠「バレたかぁ」

一色「! やっぱり図星みたいですね!」

一色「そんなんじゃダメですよ、まったく・・・」

誠「・・・なんて言うと思った?」クスッ

一色「へ?」

誠「いや、だから・・・照れてるわけないじゃん」

一色「・・・もー先輩! 嘘つかなくてもいいんですよ?」

誠「はぁ・・・」

誠「好きに思ってていいよ・・・」

一色「なんですかその態度は!」

一色「・・・あ! 先輩はツンデレというやつなんですね!」

誠「・・・」

一色「だから冷たくしてるんでしょう!」

一色「全く、先輩は愛情表現が下手ですねぇ」

誠「・・・はぁ」

一色「・・・先輩聞いてます?」

誠「え?」

一色「あー聞いてなかったみたいですね・・・」

誠「ごめん一色かわいいなぁって考えててさ」

一色「せ、先輩!? いきなりどうしたんですか!//」

一色(きゅ、急にかわいいっていわれたからびっくりしちゃった・・・)

一色(でもこれって、好意があるってことだよね?)

一色(・・・先輩、簡単に落ちましたね)

誠「ぷっ」

一色「な、なにがおかしいんですかぁ!」

誠「いや、表情がコロコロ変わって面白いなって」

一色「なっ・・・!」

一色「私の顔ジロジロみないでくださいよ!」

誠「ごめんごめん」

一色「全く、いくら私がかわいいからって・・・」

誠「まぁ一色のこと考えてたの嘘だけどね」

一色「そんな嘘つかなくてもいいですよ!」

一色「照れ隠しなの知ってますから!」

誠「照れてもないんだけどなぁ」

一色「いまさらそんなこと言ったって遅いですよ!」

誠「はぁ・・・まぁなんでもいいや」

一色「なんでそう投げやりになるんですか!」

誠「投げやりって言葉知ってたんだね、偉い偉い」

一色「えへへ// ・・・ってちがーう!」

一色「先輩私で遊んでません!?」

誠「あ、ばれた?」

一色「~~~~~!」

一色「先輩のバーカ! もう知りません!」ベー

一色「教室戻ります! 止めても遅いですよ!」

一色「ふん!」

タッタッタッ

誠「やっと行った・・・」

誠「・・・ふぅ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

階段

一色「んっしょ、んっしょ・・・」

一色(重いなこれ・・・)

一色(なにが入ってるんだろ?)

誠「よっと」ヒョイ

一色「・・・あれ? 軽くなった」

一色「って先輩!? 何してるんですか!」

誠「いや、重そうに運んでたもんだからさ」

誠「これどこまで持ってけばいいの?」

一色「せ、先輩に頼らなくても一人で持って行けます!」フンッ

誠「はいはい」

誠「で、どこまで?」

一色「・・・生徒会室です」

誠「はいよ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

誠「ふぅ・・・」

一色「な、なんで先輩が!」

誠「いや別に、たまたま一色見かけたからってだけだよ」

一色「・・・いつもならそのままスルーするはずなのにおかしいです!」

誠「どんだけ鬼畜なんだよ俺・・・」

一色「・・・はっ! もしかして、見返りになにか・・・」

誠「要求しません」

誠「ま、そろそろいくね」

一色「あ、先輩!」

一色「・・・行っちゃった」

一色「意外と優しいとこあるんだ・・・」

一色「って、先輩を認めたわけじゃないけどね!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

教室

三浦「・・・誠」

誠「わっ! びっくりしたー」

誠「どうしたの?」

三浦「話あるからちょっと来て」

誠「別にいいけど・・・」

誠(話ってなんだろ・・・?)

~~~~~~~~~~~~~~~~

誠「・・・で、話って?」

三浦「単刀直入に聞くけど、あんた結衣と付き合ってんの?」

誠「は、はぁ? そんなわけないじゃん」

三浦「ふーん、教室で抱き合ってたみたいだけど違うんだ」

誠「あ、あれは・・・別に抱き合ってたわけじゃないよ」

三浦「じゃあなんなのさ」

誠「いや、なんというか・・・ノリ?」

三浦「なんで疑問系なの」

三浦「・・・まぁ、それはいいとして」

三浦「結衣と妙に距離が近いことに関しては?」

誠「別に近くないでしょ。 普通だよ」

三浦「あーしと誠と同じくらいの距離が普通なんだ」

誠「うっ・・・それは・・・」

誠(つい、いつもの距離で接してたかも・・・同じクラスだしそういうのはばれて当然だよな・・・)

誠「・・・結衣はただの友達だしそれ以上でもそれ以下でもないよ」

三浦「ふーん・・・」

誠(まずい、疑われてるぞ・・・)

誠「じゃあさ、どうしたら信じてくれる?」

三浦「・・・」

三浦「結衣の前で、あーしとキスできる?」

誠「! そ、それはまずいよ・・・」

三浦「ほら、やっぱできないでしょ?」

誠「・・・キス自体はできるけど、付き合ってることがばれて変な噂が立つのが嫌なんだ・・・」

誠「前に言ったでしょ? ほら・・・」

三浦「ああ、そのことなら大丈夫」

三浦「結衣以外いないとこでするつもりだし」

三浦「付き合ってることは誰にも言うなって念を押しとくからさ」

三浦「結衣なら空気読んでくれるし平気だよ」

誠「でも、万が一が・・・」

三浦「なにうじうじしてんの」

三浦「やっぱ結衣の前じゃできない理由あるんだ?」

誠「いや、そもそも友達の前でキスするのに抵抗が・・・」

三浦「・・・それはあーしだって同じだよ・・・」

三浦「でも、そうでもしないと誠のこと信じれない・・・」

三浦「お願い、誠・・・あーしを裏切らないで・・・?」

誠「わ、わかったから! そんな悲しそうな顔しないで・・・」

三浦「ま、誠! あんたなら、きっとしてくれるって思ってたよ!」

誠「うっ・・・ま、まぁ優美子の彼氏なんだし、そういうのはしっかりしないとね」

誠「・・・それに、優美子につらい思いさせちゃったかもしれないし・・・」

誠「これでチャラになるとは思わないけど、できる限りのことはするよ!」

三浦「誠・・・ やっぱ、あんたが彼氏でよかった」ニコッ

三浦「あーし、すごい不安だったんだ・・・」

誠(また不安って・・・いいかげんめんどくさいな)

誠(はぁ・・・どうしよ、結衣になんて説明すれば・・・)

誠(・・・あーくそ! なんでこう上手くいかないんだよ!)

三浦「誠、色んな女子と仲いいし、最近だって川崎とかと仲いいじゃん?」

誠「あ、ああまぁね」

三浦「それを見るだけでもつらくて・・・」

三浦「ごめん、あーし自分勝手かもしれないけど・・・!」

三浦「・・・でも! それだけ、誠のこと好きなんだ・・・」

誠「優美子・・・」

誠「ごめん」ギュッ

三浦「ま、誠・・・///」

誠「俺、バカだったよ!」

誠「そりゃ女子と仲良くしてるの見てもいい気はしないよね・・・」

誠「ごめん、俺が軽率だった・・・」

誠「でも、俺は優美子しか見てないから! これだけは信じてほしい!」

三浦「うぅ・・・ま、まことぉ・・・」グスッ

誠「・・・」ナデナデ

誠「それで、キスのことなんだけどさ」

誠「それをして優美子を失ったら嫌だから、やめにしない・・・?」

誠「もちろんいままでのことは反省してる!」

誠「だから・・・! 俺のこと信じてほしい・・・」

三浦「ほ、ほんとに信じても大丈夫?」グスッ

誠「もちろん! 俺には優美子だけって言ったでしょ?」

三浦「わ、わかったぁ・・・」グスッ

三浦「うぅ・・・」ポロポロ

誠「と、とりあえず泣き止んで・・・」

誠(ふぅ、なんとかセーフ・・・)

誠(意外に言ってみるものだな)

誠(これでキスとかになったたら、また同じことの繰り返しだ・・・)

誠(案外、俺も成長してるのかもな)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

誠「・・・落ち着いた?」

三浦「うん、なんとか・・・ごめんね」

誠「いや、いいよ。 俺の方こそごめん・・・」

三浦「も、もう気にしてないから大丈夫だよ!」

三浦「誠から優しい言葉たくさんかけてもらったし///」

誠「あはは、これくらい普通だよ」

三浦「誠、ありがとね//」

三浦「あーしにはあんたしかいないからさ・・・これからもよろしくね?//」

誠「うん、こちらこそよろしく」ニコッ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

教室

由比ヶ浜「・・・あっ! やっと帰ってきた!」

由比ヶ浜「もー、どこ行ってたの?」

誠「ごめんね、体調悪くて保健室に・・・」

由比ヶ浜「ええ大丈夫!? 熱は!?」オデコニテヲソエル

誠「だ、大丈夫だから・・・」アトズサリ

誠(まずい、またややこしくなるぞ・・・)

誠(やっぱ、改めて考えると距離近いよな・・・)

誠(学校じゃ気を付けないとやばい・・・)

由比ヶ浜「そう? ならいいけど、無理しちゃダメだよ!? つらかったらまた保健室行きなね!」

誠「ありがと」

誠「そ、それじゃ席戻るね・・・」

由比ヶ浜「・・・」

由比ヶ浜(なんか、距離置かれてるような・・・?)

由比ヶ浜(・・・まっ、気のせいだよね!)

川崎「・・・」

川崎「・・・伊藤」

誠「ああ、川崎さん。 どうしたの?」

川崎「どうしたの?じゃないよ! 授業受けないで何してたのさ!」

誠「ちょっと具合悪くてね・・・ 保健室に行ってたんだ」

川崎「え!? だ、大丈夫なの?」

誠「ま、まぁなんとか・・・」

川崎「・・・やっぱ疲れ溜まってるんじゃない?」

誠「そうかも・・・」

誠「はぁ・・・」

川崎「・・・」

川崎「い、伊藤・・・」

誠「あ、ごめんね・・・ 俺は大丈夫だから・・・」

川崎「とても大丈夫そうにはみえないよ!」

川崎「・・・今日、あんたの家にご飯作りに行こっか?」

誠「え、俺は嬉しいけど平気なの?」

川崎「あたしは大丈夫!」

川崎「あんた、一人暮らしでロクなもの食べてないでしょ?」

誠「あーまぁ・・・」

誠(料理得意だけどね)

川崎「だから、たまにはちゃんとしたもの食べないと!」

誠「川崎さん・・・ ありがとね」ニコッ

川崎「こ、これくらいどうってことないよ!」

川崎「じゃあ、学校終わったら・・・ってそういえばあんた部活やってたよね」

誠「あーやってるけど、今日は休むよ! 体調も優れないしさ」

川崎「そっか、なら学校終わったらそのままあんたの家行くね」

誠「分かった」ニコッ

誠「たぶん、食材は家にあると思うし買わなくても大丈夫だよ!」

川崎「了解。 それじゃまたね!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ねみぃ・・・

今日はここまでにしとくわ

誠の家

誠「どうぞ、入ってよ」ガチャッ

川崎「お、お邪魔します・・・」

川崎(い、いきおいであんなこと言っちゃったけど、緊張するなぁ・・・)

誠「わざわざ来てくれてありがとね」

川崎「いや、大したことないよ」

川崎「・・・部屋結構キレイなんだね」

誠「ああ、たまに掃除してるからかな」

川崎「そっか、もっと汚いかと思ってたけど」

誠「まぁ男の一人暮らしだし、そういうイメージ持っちゃうよね」

川崎「でも誠はキレイにしてるみたいだしいいことだよ」

誠「あはは、ありがとう」

誠「あ、何か飲む?」

川崎「それじゃあ、お茶をいただこうかな」

誠「わかった」

~~~~~~~~~~~~~~~~

誠「はい」

川崎「ありがと」ゴクゴク

川崎「・・・そういえばさ」

誠「ん?」

川崎「あんたって、彼女いるの?」

誠「え、いないよ」

誠「急にどうしたのさ」クスッ

川崎「いや、さっき女性用の下着見つけたからさ・・・」

誠「えっ・・・」

誠「ああ、それ多分妹のだよ」

川崎「あれ、あんたって妹いたんだ?」

誠「うん、いるいる」

川崎「へえ、一人っ子だと思ってた」

川崎「・・・それにしてもなんで下着置いてあるのさ」

誠「あーたぶん忘れていったんだと思う」

誠「妹って結構家に来るからさ」

川崎「なるほどね」

川崎「それなら納得だけど、最初はびっくりしたよ・・・」

誠「ごめんごめん」アハハ

川崎「まぁいいけどさ」

川崎「そういえば料理どうする?」

誠「あー、お腹空いちゃったからお願いするよ」

川崎「わかった。 キッチン借りるね」

誠「うん、冷蔵庫に食材あると思うよ」

川崎「了解」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


誠「おお、おいしそうだなぁ」

川崎「味は期待しないでよ」

誠「いやいや、川崎さんの料理だったらなんでもおいしいよ」ニコッ

川崎「そ、そんなこと・・・っ//」

誠「あはは、それじゃあ頂きます」

誠「・・・」モグモグ

川崎「・・・ど、どうかな?」

誠「すごいおいしいよ」ニコッ

川崎「よ、よかったぁ・・・」ホッ

川崎「たくさんあるからよかったら食べてよ」

誠「もちろん!」

誠「川崎さん料理上手なんだね」ニコッ

川崎「あ、ありがと・・・//」

誠「なんか夫婦みたい」クスッ

川崎「なっ・・・//」

川崎「ふ、夫婦って//」

誠「川崎さん顔赤いよ」クスッ

川崎「あんたのせいでしょ!//」

ワイワイ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~^

誠「ふぅ、ごちそうさま」

川崎「お粗末さまでした」

誠「それじゃあ、洗物してくるから適当にしててよ」

川崎「いや、あたしがやるよ」

誠「いいのいいの、これくらいさせてよ」ニコッ

川崎「うっ・・・//」

川崎「わ、わかった・・・ 適当にくつろいでるね」

誠「うん、そうしてよ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

誠「ふぅ・・・」

誠「川崎さん・・・って寝てるし」

誠「こんなとこで寝てたら風邪ひくよー」

川崎「・・・」スウスウ

誠「はぁ・・・仕方ない」

誠「・・・」モウフカケ

川崎「んん・・・っ」スウスウ

誠「・・・」

誠「こうしてみるとやっぱかわいいなぁ」

誠「・・・今日はありがとね」ナデナデ

川崎「・・・」スウスウ

誠「・・・」ナデナデ

川崎「・・・」ピクッ

川崎(・・・ん? あれ、あたし寝ちゃってたのか)

川崎(って、頭撫でられてる//)

川崎(伊藤の手、暖かいなぁ)

川崎(・・・なんか落ち着く)

誠「はぁ・・・川崎さんが彼女だったらいいのに・・・」ナデナデ

川崎(え!? い、今彼女って///)

川崎(伊藤、あたしのこと好きなのかな///)

川崎(そういえな、この前も好きって言ってたし・・・)

川崎「///」プシュー

川崎(って、何考えてるの! い、伊藤はただのクラスメイトでしょ!)

川崎(・・・でも伊藤の彼女か、案外悪くないかも・・・)

川崎(いやいや! 落ち着け、あたし!)

誠「・・・あれ、顔赤いけど大丈夫かな?」

誠「・・・」オデコニテヲソエル

川崎「・・・っ」ピクッ

誠「・・・熱はないみたい」

誠「でも今日はゆっくり休んで疲れとってね」ナデナデ

川崎(い、伊藤・・・//)

誠「・・・じゃあおやすみ」ナデナデ

誠「・・・」スッ

川崎(あ・・・ 撫でるの止めちゃった・・・)

川崎(もっとしてほしかったな、なんて・・・)

川崎(だ、ダメだ・・・さっきから伊藤のことしか考えてない・・・)

川崎(・・・でも、悪い気はしないな)

川崎「・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

教室

一色「せんぱぁーい!」タッタッタッ

誠「・・・」

誠「また来たの?」

一色「もう素直じゃないですね、先輩は!」

一色「嬉しいって言えばいいのに!」

誠「・・・でも、嬉しいよ」

一色「へ・・・?//」

一色「せ、先輩どうしちゃったんですか?」

誠「こんなかわいい後輩が会いに来てくれるなんて、俺は幸せ者だよ」

誠「いつもありがとね」ニコッ

一色「///」プシュー

一色「す、ストップです!」

一色「あ、頭でも打ったんですか・・・?」

誠「いや、ほんとのことを言ったまでだよ」

一色「そ、そんな素直に言われても・・・///」

誠「かわいいなぁ」

一色「・・・っ//」

一色「も、もう! からかってるでしょう!?」

誠「あ、ばれた?」

一色「~~~~~~!」

一色「今日という今日はもう許しませんからね!!」

一色「・・・失礼します!!」

誠「あ、一色、ちょっとまって!」

一色「・・・なんですか? 今更謝ってももう遅いですからね!」

誠「いや、来てくれて嬉しいのはほんとだし、感謝してるよ」

誠「それだけ!」

一色「ふ、ふん! もう騙されませんよ!」タッタッタッ

誠「・・・ふぅ」

誠(ほんと元気だなぁ)

川崎「ね、ねえ伊藤!」

誠「うわっ! ・・・って川崎さんか」

誠「どうしたの?」

川崎「いや、その・・・よかったらでいいんだけど・・・」

誠「うんうん」

川崎「お、お昼ご飯一緒に食べない?」

誠「あー・・・」

誠(今日は優美子と食べる約束してたんだっけ)

誠(・・・まぁ後で断っとけば大丈夫だよね)

誠「もちろんいいよ」ニコッ

川崎「ほ、ほんと!? ・・・あ」

川崎「こ、こほん、じゃあどこで食べる?」

誠「うーん・・・ せっかくだし外行く?」

川崎「そうだね、そうしよう!」

誠「それにしても、川崎さんからお誘いなんてびっくりだよ」クスッ

川崎「わ、悪かったね・・・」

誠「いやいや、すごい嬉しいよ」ニコッ

川崎「よ、よかった・・・//」

誠「やっぱ川崎さんかわいいね」クスッ

川崎「か、からかうな!」

誠「あはは、ごめんね」

川崎「全く・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昼休み



誠「いやぁ、いい天気だね」

川崎「ほんと、暑いよ」

誠「あはは、そこの木陰に行く?」

川崎「そうだね」

誠「それにしても、川崎さんとお昼一緒にできるなんてなぁ」

川崎「あんまそういうの誘う柄じゃないからね、あたし」

誠「そうそう、だから余計にびっくりだよ」

川崎「・・・でも、こうして一緒にご飯食べるのも悪くないね」

誠「川崎さんとだから尚更ね」クスッ

川崎「・・・っ」ドキッ

川崎「ちょ、ちょっと伊藤! いきなりそういうこと言わないでよ//」

誠「あはは、顔赤くなってる」クスッ

川崎「だ、誰のせいだと思ってるの!」

誠「ごめんごめんー」

川崎「もう・・・」

川崎「・・・ねえ伊藤」

誠「ん?」

川崎「伊藤ってさ、あたしのことどう思ってる?」

川崎(って、なに聞いてるのあたし!?)

川崎(こ、こんなこと聞くつもりじゃなかったのに・・・)

誠「・・・うーん、大事な人かなぁ」

川崎「! へ、へえ! 大事な人かぁ・・・///」

川崎「そっか、そう思ってくれてるんだね//」

誠「当たり前でしょ、好きなんだし」クスッ

川崎「ま、また好きって!//」

川崎「・・・」

川崎「・・・伊藤の好きって、どの好きなの?」

誠「そりゃ、異性としてだよ」

川崎「な、なにサラッと言ってんのさ!!///」

川崎「は、恥ずかしいじゃん//」

誠「いや、ごめんね」

誠「でも好きなのはほんとだし、嘘はつきたくないからさ」

川崎「い、伊藤・・・」

川崎「・・・あ、あたしも! 伊藤のこと・・・」

川崎「す・・・好きだから!!!」

誠「ほんと!? うれしいなぁ」

川崎「い、言っちゃった//」

誠「ありがとね、川崎さん・・・いや、沙希ちゃんの気持ち聞けて良かったよ」ニコッ

川崎「あ、あんた今名前で・・・///」

誠「あ、ごめんまずかったかな?」

川崎「う、ううん! 名前で呼んでくれて嬉しい・・・//」

誠「よかった」ニコッ

誠「俺のことも名前で呼んでいいからね」

川崎「ま、誠!」

川崎「・・・な、なんか恥ずかしいな//」

誠「あはは、そうだね」

誠「・・・そうだ、沙希ちゃん」

川崎「なに?」

誠「いや、これからもよろしくね」ニコッ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

放課後

奉仕部

誠「ごめん、遅くなった!」

雪ノ下「! ま、誠君!」

雪ノ下「なぜ、最近部活に来なかったの・・・?」

雪ノ下「・・・心配したわ」

誠「ごめん、忙しくてさ!」

雪ノ下「そうだったの・・・」

雪ノ下「・・・」

誠「・・・雪乃」ギュッ

雪ノ下「ぁ・・・っ//」

雪ノ下「誠君・・・//」ギュッ

誠「ごめんね、これからはもっと部活に来れるようにするからさ!」

雪ノ下「本当・・・?」

誠「ああ、雪乃に嘘言ったりしないよ!」

雪ノ下「・・・嬉しい//」

雪ノ下「ちゃんと、私のこと考えていてくれてたのね//」

誠「当たり前じゃないか! 雪乃は大事な彼女だからさ!」

雪ノ下「私、あなたとお付き合いできてよかったわ・・・」

雪ノ下「大好きよ、誠君」ニコッ

誠「ああ、俺も」ニコッ

???「・・・」コンコン

誠・雪ノ下「!」ビクッ

???「やっほー! 雪乃ちゃん!」

雪ノ下「ね、姉さん!」

陽乃「えへへ、来ちゃった☆」

雪ノ下「来ちゃった、じゃないでしょう・・・」

雪ノ下「・・・それで何の用かしら?」

陽乃「ああ、そうそう! 今日はそこの彼に話があるの!」

誠「え、俺ですか?」

陽乃「うんうん、君だよ!」

陽乃「それで、話って言うのはさ」

誠「は、はい・・・!」

陽乃「君、雪乃ちゃんの彼氏なんでしょ?」

誠「ま、まぁそうですよ・・・」

陽乃「そんでさ、雪乃ちゃんの過去のことも知ってると思うんだけど・・・」

誠「ええ、一応話は聞きましたけど」

陽乃「それなら話は早い!」

陽乃「雪乃ちゃん傷つけたりしたら、許さないからね」ニコッ

誠「・・・っ」ビクッ

誠「そ、それはもちろん! 大事にします!」

陽乃「よろしい!」

陽乃「話はそれだけ! 絶対雪乃ちゃんを泣かせるようなことのないようにね!」

誠「は、はい!」

陽乃「それじゃ、またね~」

陽乃「雪乃ちゃんをよろしく!」

ガラガラ

誠「・・・」

雪ノ下「・・・」

雪ノ下「ごめんなさい、姉さんが・・・」

誠「いや、大丈夫だよ!」

誠「雪乃想いのいいお姉さんじゃん」ニコッ

雪ノ下「誠君・・・やさしいのね、やっぱり」

誠「そんなことないよ」クスッ

誠「ただ、さっき雪乃のお姉さんに言った事、全部ほんとだからね!」

雪ノ下「ありがとう・・・」

雪ノ下「誠君には感謝してもしきれないわ・・・」

誠「そんなおおげさな」アハハ

誠「俺は雪乃を大事にする、それだけだよ」ニコッ

雪ノ下「私も、あなたが大事よ・・・」

雪ノ下「とても大切な人・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

次の日

廊下

一色「・・・」

一色(あれは・・・先輩?)

一色(ちょっと向こうへ行ってみよう!)

~~~~~~~~~~~~~~~

一色(えっと、先輩は・・・いたいた)

一色(・・・一緒にいる女の人は誰だろ?)

一色(もうちょっと近づいて・・・)

一色「・・・」コソコソ

一色(あ、話声が聞こえる!)

誠「はぁ・・・テスト嫌だなぁ」

由比ヶ浜「わかる! なくなっちゃえばいいのにね!」

誠「ほんとだよ・・・」

由比ヶ浜「あたしが誠に教えられたらいいんだけどさ・・・」

誠「あはは、気持ちだけでも嬉しいよ」ニコッ

由比ヶ浜「・・・誰かと勉強会するの?」

誠「うーん、どうしよう」

一色(何やらテストの話みたい)

一色(・・・だれかと勉強会するのかな?)

一色(先輩に勉強教えられたらいいのに・・・)

一色(・・・いやいや、なに考えてるの私! はぁ・・・)

一色「・・・」コソコソ

由比ヶ浜「・・・よかったら、あたしと勉強会する?」

誠「ああ、いいねそれ!」

由比ヶ浜「ほんと!? やったぁ!」

誠「あはは、それじゃ俺の家来る?」

由比ヶ浜「うん、行きたい!! ・・・なにもしないでよ?//」

誠「さて、それはどうかな」クスッ

由比ヶ浜「ま、誠のエッチ!//」

一色(むぅ・・・ 何やら仲がよさそう・・・)

一色(べ、別にうらやましくなんてないけどね!!)

一色(せ、先輩のことなんてどうも思ってないし!)

一色(大体、先輩も先輩ですよ! 私とはあんな感じで話してくれないのに・・・)

一色(って、これは別にあんな感じで仲良くしたいとかそういうのじゃないから!)

一色(ただ、平等に接するべきだって思ったからで!)

一色(・・・誰に説明してるんだろ、はぁ・・・)

一色(・・・あれ? 先輩たちを見失った・・・)

一色「はぁ・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

教室

誠「あれ、海老名さんどうしたの?」

海老名「いや、ちょっと探し物を・・・」

誠「ああ、よかったら手伝おうか?」

海老名「ありがとう・・・」

誠「で、なに探してるの?」

海老名「BL本なんだけど・・・」

誠「ええ!? なんで学校に持ってきてるの・・・」

海老名「それは妄想を膨らませるために・・・」グヘヘ

誠「あ、あはは」

誠「あれ、そういえば」

海老名「ん? どうかした?」

誠「いやちょうどさっき本拾ってさ」

誠「それが海老名さんのかは分からないんだけど・・・」

海老名「ほんと!? ちょっと持ってきてよ!」

誠「ちょっと待ってね」

~~~~~~~~~~~~~~~

誠「これなんだけど」スッ

海老名「こ、これは! 私の本!!」

誠「おお、よかった」

海老名「伊藤君、ありがと!」

誠「いえいえ、どういたしまして」ニコッ

誠「そういえばさ、なんで海老名さんはその趣味を隠さないの?」

海老名「それは・・・あなたに言うことではないよ」

誠「まぁそれもそうか、ごめんね」

誠「俺はその包み隠さない感じ好きだなぁ」

海老名「そっか! ありがとう!」

誠(・・・なんとなく話しづらいな)

誠(海老名さん狙うのはやめとくか・・・そうした方がいい気がする)

誠「うん、それじゃあ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

当然、誠は報いを受けるんだろうな?
これで食い散らかしていっただけら、目も当てられん

>>176
それは後のお楽しみだな

教室

一色「先輩!!!」

誠「あー、一色か」

一色「先輩に話があるんです!」

一色「ちょ、ちょっと人気(ひとけ)のないとこに来てください!」

誠「? いいけど」

誠(話ってなんだろ?)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

誠「・・・で? こんなとこに呼び出してどうしたの?」

一色「せ、先輩って付き合ってる人いるんですか!?」

誠「はぁ? いきなりどうしたのさ・・・」

一色「いいから答えてください!!」

誠「はぁ・・・いるって言ったら?」

一色「・・・っ」ズキッ

一色(あ、あれ何でだろ? 胸が痛い・・・)

一色(先輩、彼女いるのかな・・・)

一色「そ、そんな見栄はらなくてもいいんですよ?」

誠「あのさ、俺がこんな嘘つくと思う?」

一色「そ、そうですよね・・・わかりました・・・」ズキズキ

一色(なんでこんなにショックなんだろ・・・)

一色「・・・」シュン

誠「・・・」

誠「なーんて、嘘だよ」アハハ

一色「・・・へ?」

誠「彼女いるわけないじゃん」アハハ

一色「せ、先輩はそうやってすぐに!」

一色「・・・・・・胸が・・・痛かったんですからね・・・」

誠「胸が?」

一色「な、なんでもありません!」

一色「可愛い後輩をいじめるなんて最低ですよ!」

誠「いじめた覚えないんだけどなー」

誠「ってか、そういう一色こそ彼氏いるの?」

一色「なっ! ・・・先輩気になるんですか?」

誠「うん、すごく」

一色「そ、そういうことなら特別に教えましょう!」

一色「今はフリーですよ!!」

誠「ふーん、なら一色狙っちゃおうかな」クスッ

一色「ふ、ふん! できるもんならやってみろです!」

誠「・・・・・・いろは」


一色「せ、先輩? いきなり名前でだなんて・・・」

誠「俺、実はいろはのこと好きなんだ!!!」

一色「・・・え? そ、それってホントですか!?」

誠「ああ、本当だよ」

一色「で、でも急ですね! さすがの私でもびっくりです!」

誠「・・・いろは、目瞑ってくれないかな?」

一色「な、なにするつもりですか!?」

誠「変なことはしないよ」

誠「だから頼む! こんなこと頼めるのいろはしかいないんだ!」

一色「せ、先輩・・・わかりました!」

一色「・・・」メツムリ

一色(な、なにされるんだろ・・・ もしかしてキス!?)

一色「・・・」ドキドキ

誠「・・・」ペシッ

一色「いたっ! な、なにするんですか先輩!」

誠「なにって、デコピンだけど」

一色「この流れですることじゃないでしょう!」

誠「あ、もしかしてキスすると思ったの?」クスッ

一色「な、何言ってるんですか!! そんなこと思いませんよ//」

誠「あ、それとさっきのも冗談ね」

一色「・・・え」

一色「う、嘘ってことですか?」

誠「まぁそうなるかな」

一色「~~~~~~~!」

一色「先輩最低です! 人を弄ぶなんて!」

一色「もうほんとに知りませんから! それじゃあ!」

誠「・・・なんてほんとは好きだよ」

一色「・・・へ? い、いまなんて・・・」

誠「さぁ? じゃ、俺も戻るね」

一色「あっ、せ、せんぱーい!」

一色「・・・行っちゃった」

一色「先輩、今確かに好きって言ってたような・・・」

一色「・・・あーもう! よくわかんない!!」

一色「はぁ・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一色(・・・あれから先輩のことが頭から離れない・・・)

一色(先輩が悪いんだよ! あんな思わせぶりな・・・)

一色(・・・はっ! もしかしてまた弄ばれてる!?)

一色(いや、でもあの好きは声のトーン的に本当っぽかったし・・・)

一色(でも先輩のいじわるって可能性も・・・)

一色(もう、どっちなの・・・)

一色(はぁ・・・)

一色(・・・・・・)

一色(・・・よし! 直接聞こう!)

一色(そうと決まれば・・・)

一色「・・・」タッタッタッ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

教室

一色「先輩! かわいい後輩が会いに来ましたよ!」

誠「・・・さっきも会ったじゃん」

一色「そんなのはどうでもいいんです!」

一色「それで先輩、さっきの好きって言葉なんですけど・・・」

誠「ああ、あれね」

一色「はい! あ、あれも冗談ですか?」

誠「・・・冗談で言うと思う?」

一色「先輩ならあり得ます!」

誠「そっか、そう思われてたなんて・・・」

誠「はぁ・・・本気だったのにな・・・」

誠「いろはにはこの思い通じなかったか・・・」

誠「・・・」シュン

一色「せ、先輩! 元気出してください!」

一色「冗談って思ってませんから!」

一色「先輩の思いは通じましたよ、ほら!!」

誠「ぷっ」

一色「な、何がおかしいんですか! ・・・あ」

一色「先輩、また私で遊びましたね!!」

誠「ごめんごめん、面白くてつい」クスッ

一色「もう、ほんとのほんとに知りませんから!」ベー

誠「・・・ほんとに好きじゃなきゃあんなこと言わないよ」

一色「こ、今度こそ騙されませんよ!」

誠「ほんとなのになぁ」

一色「ふん!」

誠「・・・好きだよ、いろは」ミミモトデボソッ

一色「・・・っ//」ドキッ

一色「せ、先輩・・・?//」ドキドキ

一色「い、今のは本当ですか?//」

誠「ああ、そろそろ授業始まるし戻ったら?」

一色「答えてください!」


誠「さぁ?」

一色「~~~~~~!」

一色「また次の休み時間も来ますから!」

一色「そのときにじっくり聞くことにします! じゃあまたあとで!」

タッタッタッ

誠「・・・」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

休み時間

一色「せんぱぁーい! 会いに来ましたよ!」

誠「何の用?」

一色「忘れたとは言わせません! さっきのことですよ!!」

誠「さっきのこと?」

一色「またそうやってとぼけて! 覚えてるの知ってますから!」

一色「さぁ、じっくり聞かせてもらいますよ!!」

誠「まいったなぁ・・・」

誠「・・・じゃあ場所移動しよっか」

誠「ここは一目もあるしさ」

一色「わかりました!!」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

一色「さて、聞かせてもらいますよ!」

誠「・・・好きってのは本当だよ」

誠「だから、いろはが俺のクラスに来てくれるのすごい嬉しいんだ」ニコッ

一色「そ、それってほんとですか!?」

一色「また冗談だったら・・・」

誠「一目のつかないとこに移動してまで冗談はいわないよ」クスッ

一色「じゃ、じゃあ! 先輩は私のこと・・・す、好きってことですか?//」

誠「うん、好きだよ」ニコッ

一色「そ、そうだったんですか! そっか、先輩私のこと・・・//」

誠「だからさ、いろはさえ良ければ付き合ってくれないかな?」

一色「ちょ、ちょっといきなりすぎますよ!」

一色「まだ心の準備が・・・//」

誠「あはは、ごめんね」

誠「今じゃなくてもいいからさ、いろはの気持ちも聞かせてほしいな」

一色「え、えっと・・・その・・・」

一色「私は、先輩のこと・・・」

誠「俺のこと?」

一色「す、好きかもしれないです!//」

誠「かもってなにさ」クスッ

一色「せ、先輩のこと頭から離れなくて・・・その・・・」

一色「もしかしたら好きなのかなって・・・//」

誠「そっか、嬉しいよ」ニコッ

一色「だから、私からも言いますね!」

一色「つ、付き合って下さい!!//」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

次の日の朝

誠の家

一色「・・・」スウスウ

誠(まさかいろはと付き合えるなんてな)

誠(嬉しい限りだよ)

誠(・・・ごちそうさまでした)

誠「ふぅ・・・」

~~~~~~~~~~~~~~~~~
教室

誠「沙希ちゃん、今ちょっといい?」

川崎「・・・」チラッ

川崎「・・・いいけど」

誠(あれ、何か様子がおかしい?)

誠(・・・まぁ気のせいか)

誠「じゃあちょっと着いてきて」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~

川崎「・・・話って?」

誠「ああ、いや実は沙希ちゃんに言いたいことがあって・・・」

川崎「・・・何?」

誠「その・・・俺沙希ちゃんのこと好きなんだ!」

川崎「・・・」

誠「それで、よかったら付き合ってくれないかな・・・?」

川崎「・・・伊藤」

川崎「あんた最低だね」

誠「・・・え?」

川崎「何人とも浮気しといて、さらにあたしにまで言い寄るなんて」

誠「そ、そんなことあるわけないじゃないか!」

川崎「・・・あんた、噂立ってるの知らないの?」

誠「噂・・・?」

誠(噂って・・・まるであの時みたいじゃないか・・・)

誠(どうして・・・これじゃ同じことの繰り返しだ・・・)

川崎「そう、伊藤が由比ヶ浜や三浦、それに他にもたくさんの人と浮気してるって噂がね」

誠「・・・それはただの噂だし信じない方が・・・」

川崎「由比ヶ浜に聞いたんだ、伊藤の浮気について」

川崎「そしたら、浮気してるのは知ってるけど、伊藤のこと好きだから見て見ぬふりしてるんだってさ」

誠「結衣がそんなこと・・・」

川崎「・・・あんたこれだけ想ってもらってるのになんで浮気なんかしてるわけ?」

誠「ち、違う! 俺は浮気なんてしてないよ・・・!」

川崎「・・・あんた、そんなに性根腐ってたなんてね」

川崎「失望したよ」

川崎「もう、あたしには話しかけないで」

川崎「・・・ばいばい」

誠「さ、沙希ちゃん・・・くそっ!」

誠「これじゃ、あの時と同じだ・・・」

誠「あの時と・・・」

~~~~~~~~~~~~~~~
回想

世界「あたしには・・・誠の赤ちゃんがいるんだよ!?」

誠「・・・っ」

誠「お、おい世界・・・声が大きいって・・・」

ザワザワザワザワ

誠「・・・」

誠「俺、そういうのまだ分からないし・・・」

世界「それは、誠がちゃんと考えてないからだよ!」

世界「・・・もっと真剣に考えてよ・・・」

世界「うぅ・・・」

誠「・・・っ」


誠(世界にそういわれて、一応考えてみたはいいものの・・・)

誠(色々調べたけどよくわからないままだった)

誠(それで、もうどうでもよくなって・・・誰かと会おうとした)

誠(・・・けど誰とも連絡が取れなくなってて)

誠(噂も立ってたことから、身の危険を感じた俺は転校を選んだ)

誠(それで、転校先の下見に行こうとしたとき・・・)

誠「・・・くそ!」

誠「全部、世界が悪いんだ・・・」

誠「あんな大きな声で妊娠したことなんていうから・・・」

誠「噂が立って、俺の居場所もなくなって・・・」

誠「はぁ・・・」

誠「・・・」ガサゴソ

誠「・・・ってあれ、財布がないぞ!?」

誠「くそ、どこかで落としたのかな・・・」

誠(よっぽど注意力が散漫してたのか、俺は財布を落としてしまった)

誠(・・・そして、道路の上に落ちてるのを見つけた)

誠(その時俺は気が動転でもしてたのか、車が目に入らなかった)

誠(俺は走って財布を取りに行こうとした)

誠(ちょうどそのとき、犬も道路に向かって走ってきて・・・)

誠(俺の財布をくわえようとしていたもんだから慌てて犬を持ち上げた)

誠(それで財布を拾おうとしたら・・・)

ブッブーッ ブッブーッ ブッブーッ

誠「え?」

キキーッ ドンッ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

誠「・・・嫌なこと思いだしちゃったな・・・」


誠「あの犬、無事だったのかな?」

誠「考えても分からないか」

誠「・・・」

誠「・・・・・・そうだ、事故ったのも全部世界が悪いんだ」

誠「今、こうなってるのも全部! 全部世界が悪い!!」

誠「くそっ! 世界のやつ!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

誠(あれから、みんな俺を避けるようになった・・・)

誠(どうやら噂は思った以上に広がってるみたいで、学校全体にまで達していた)

誠(結衣も優美子も、いろはも雪乃も・・・みんな浮気のことを知ったみたいで・・・)


結衣『ごめん、さすがにもう耐えられないや・・・別れよ?』

優美子『あーし、誠のこと信じてたのに・・・最低だよ・・・』

いろは『先輩・・・先輩にとって私はただの遊びだったんですね』

雪乃『もう関わらないでくれるかしら。 あなたみたいな最低な人と話すなんて御免よ』


誠(・・・なんとか誤魔化そうとおもったけど、さすがに無理だった)

誠(はぁ・・・また転校か・・・)

陽乃「・・・」トントン

陽乃「伊藤く-ん☆」

誠「あ、あなたは・・・」

陽乃「ねえねえ、ちょっくら話あるんだけどいい?」

誠「・・・はい、いいですよ」

陽乃「じゃあ奉仕部の部室に来て! あ、雪乃ちゃんはいないから安心してよ☆」

誠「は、はい・・・」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

部室

陽乃「ささ、はいってよ! 特別ゲストも呼んでるんだ☆」

誠「ゲスト・・・?」

誠「・・・」

ガラガラ

誠「!」

世界「・・・誠」

言葉「・・・誠君」

誠「な、なんで・・・」

陽乃「えへへ、頼んで来てもらったの!」

陽乃「どう? 感動の再会でしょ?」

誠「こ、こんなことって・・・」

陽乃「雪乃ちゃんを悲しませた罰、受けてもらわないとね」ニコッ

陽乃「あ、ちなみに伊藤君の浮気初めから知ってたんだ☆」

陽乃「それで、釘をさしておいたんだけど・・・浮気、やめなかったね」ニコッ

陽乃「だから噂流しちゃった☆」

誠「そんな・・・」

陽乃「それじゃ、邪魔者は退散するね!」

陽乃「後は三人で話合って☆」

ガラガラ

誠「あ・・・」

世界「・・・誠、最低だよ・・・」

世界「あたしをほったらかして、その上こっちで浮気だなんて・・・」

言葉「誠君・・・ひどいです・・・」

誠「こ、これ違うんだ・・・!」

言葉「・・・・・・でも、もういいんです」

誠「え・・・?」

言葉「誠君は私たちのものだから・・・」

言葉「そう決めましたものね、西園寺さん」

世界「その通りよ、誠はあたしと桂さんのもの」

世界「これからずっとね」ニコッ

誠「そ、そんなことって・・・」

世界・言葉「もう離さないからね(離しません)」

グサッ


~END~

これで終わり

変な感じになったわすまん

>>187
酷すぎ!投げっぱなしにも程がある!大体、雪乃は誠の本質見破れる筈。
それなら、相模辺りに手を出させたら、もっと面白くなったのに。
それに、三浦は葉山に、雪乃は陽乃(出来れば八幡)に散々軽蔑されて、ダイブ
し、誠は言葉・世界・陽乃に頃されれば、スッキリしたのに、モヤモヤ感が
半端ない!

残当な終わり方
しかし一気に終わったな
とりあえず乙
後日談はない感じ?

>>188
こればっかりは脳内補完してくれとしか
もう少し詳しく書いてくれればifルート書くけど
軽蔑のくだりとかさ

>>189
グダそうだったからな
まぁ今でも十分酷いんだが
後日談書くわ

後日談


戸部「いやーしかし大変だったな!」

葉山「ほんと、誠がそういうことするやつだったなんて驚きだよ」

由比ヶ浜「ま、まぁ、それは見抜けなかったあたしも悪いというか・・・」アハハ

葉山「いや、結衣は悪くないさ」

戸部「そーそー! 誠が悪いんだって!」

戸部「しっかしまさか刺されるなんてなぁ」

由比ヶ浜「それはあたしもびっくりだよ!」

葉山「まぁそれをされても仕方ないよね」

戸部「浮気は罪だからな!」

由比ヶ浜「そうそう! いけないことだよ!」

由比ヶ浜「って、見逃してたあたしが言えることじゃないけどね・・・」アハハ

葉山「なに、それくらい好きだってことだしいいじゃないか」

戸部「相手が悪かったってことで!」

葉山「うん、そう考えた方が気も楽になるはずだよ」

由比ヶ浜「えへへ、ありがとう!」

三浦「・・・」

三浦「はぁ・・・」

戸部「優美子はまだ元気ないな・・・」

葉山「それほどショックだったんだろう・・・」

由比ヶ浜「・・・」

由比ヶ浜「そ、そうだ! 今日はパーッとカラオケにでも行かない?」

戸部「おーそれナイスアイデア! 嫌なこと全部忘れちまおうぜ!」

葉山「そうだね、ストレス発散にちょうどいいよ」

戸部「優美子はどうする?」

三浦「・・・え?」

戸部「いや、カラオケ行く?」

三浦「あー・・・あーしはパス」

葉山「そっか、まだしばらくは立ち直れなさそうだね」

三浦「うん・・・ごめん」

戸部「なに謝ってるの! ショックじゃないやつなんていないっしょ!」

由比ヶ浜「そうだそうだ!」

戸部「って、結衣はもう元気そうだけどな!」アハハ

由比ヶ浜「まぁね! みんなに心配かけたくないからさ!」

葉山「はは、結衣らしいね」

戸部「見習わないとな!」

三浦「・・・」

三浦「・・・やっぱあーしもカラオケ行く」

戸部「お、じゃあいっぱい歌ってストレス発散だ!」

由比ヶ浜「おー!」

三浦「もう考えるのやめた。 今日はいっぱい歌うよ!」

戸部「よしきた!」

葉山「少し元気になってよかったよ」ニコッ

三浦「みんな、ありがとね!」

由比ヶ浜「そうだ優美子、一緒に歌おうよ!」

三浦「いいね! でも足引っ張ったら許さないよー!」

由比ヶ浜「優美子怖いー」アハハ

戸部「よし、そうと決まればカラオケにレッツゴー!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

雪乃「・・・彼が亡くなったというのは本当かしら?」

陽乃「そうみたいだねぇ」

陽乃「なんでも刺されたみたいだよ~怖い怖い」

雪乃「そう・・・」

陽乃「あれれ、雪乃ちゃんもしかしてショックなの?」

雪乃「そ、そんなわけないじゃない!」

雪乃「ただ、彼は浮気するように見えなかったし・・・その・・・」

雪乃「今でも信じられないというか・・・」

陽乃「雪乃ちゃん、よっぽど彼のこと好きだったんだねぇ」

陽乃「でも、相手の本質はちゃんと見極めないとダメだぞ☆」

雪乃「分かってるわ・・・」

陽乃「なんで彼を疑わなかったの?」

雪乃「それは・・・」

雪乃「彼を・・・信じていたから・・・」

陽乃「もう、疑うこともしないとダメだよ!」

陽乃「彼の甘い言葉に騙されちゃったんだねぇ」

雪乃「ええ、そうみたいね。 自分が情けないわ・・・」

陽乃「雪乃ちゃん、元気出して!」

陽乃「ほら、焼き肉でも行こうよ!」

雪乃「ええ・・・たまにはいいかもしれないわね」

陽乃「よし、今日はたくさん語っちゃお☆」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

誠は刹那と一緒になるのが一番幸せなんじゃなかろうか

一色「・・・あなたが川崎先輩ですか?」

川崎「・・・そうだけど」

一色「おお! 探してたんです! ちょっと話しません?」

川崎「・・・いや、遠慮しとくよ」

一色「伊藤先輩の話なんですけど、それでも?」

川崎「・・・」

一色「・・・」

川崎「・・・はぁ、わかったよ」

一色「さすが、わかってますね!」

一色「それで、先輩のことはもう聞いてますか?」

川崎「ああ、刺されたんだってね」

一色「そうみたいですね」

一色「・・・正直、今でも信じられないんです」

川崎「浮気のこと?」

一色「はい・・・刺されたことももちろんですが・・・」

川崎「まぁ、それはあたしも同じだよ」

一色「やっぱり・・・」

一色「先輩がそんなことするなんて考えられないんです・・・」

川崎「あいつ、普段は優しいからね」

川崎「よけい、そうは考えられないよね」

一色「そうなんです・・・」

川崎「・・・まぁあたしは伊藤に告白される前に噂聞いたもんだからさ」

川崎「最初はほんと、信じられなかったよ」

一色「私も最初、その噂を聞いたとき嘘だって思いました・・・」

一色「でもだんだんと信憑性が増してきて・・・」

一色「どうしたらいいのかわからなくなって・・・それで・・・うぅ・・・」グスッ

川崎「ちょ、ちょっと! ほら、早く忘れよ?」

一色「そんなすぐには無理ですよぉ・・・」グスッ

川崎「まぁそうだけどさ・・・」

一色「先輩・・・」グスッ

川崎「ねえ、ちょっと喫茶店にでもいかない?」

一色「え・・・?」グスッ

川崎「そこでたくさん話聞くからさ!」

川崎「だから泣き止んで?」

一色「川崎先輩・・・ありがとうございます!」

一色「喫茶店行きましょう! たくさん話しちゃいますからね!!」

川崎「お手柔らかに」フフ


~END~

>>194
刹那と聞いて調教エンドを思いだした
まぁ一番幸せになれそうだよな

>>190
例えば、転校した八幡を街中で見かける雪乃。声を掛けようとするものの、
その側には、自分の知らない美少女が居て、総武で起こった殺人事件の顛末を
話している。そして八幡が「そんな男にコロッと騙されるとか、どんだけアホ
なんだ?案外普段人を見下していた奴が騙されたんじゃね?そういう奴が泣きを
見てると思うと、笑えるw」という言葉を聞いた雪乃は、そのまま走ってビルの
屋上に行き、そのまま・・・

>>190
元々この高校に八幡がいないっぽいから無理じゃないか
サブレも誠が成り行きで助けた形だし

>>198
それもいいけどこの学校八幡いないしなぁ
雪乃とも面識ないわけよ

>>199
言いたいこと代弁してくれてthx

ifは気が向いたら別スレ立てて書くわ

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2015年09月17日 (木) 23:27:43   ID: WcOTHs5D

完結されてないのに批判的なことを書いて申し訳ないですがスクールデイズも俺ガイルも好きな作品で期待してたのですが正直あまり楽しくないです。主観でコメントして申し訳ないです。

2 :  SS好きの774さん   2015年09月21日 (月) 16:57:46   ID: aq1S-bCV

もう言う事は決まってるだろ、誠氏ね。

八幡いない事に泣いた。

3 :  SS好きの774さん   2019年01月18日 (金) 00:31:49   ID: Lc1E5Hlg

八幡は!?

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