勇者「男だよ！……っくそ！なんで……」

魔王「いやこっちの台詞だし」


勇者「ふざけんな！」


魔王「いや、あ、すいません」


勇者「うう……」

勇者「……せきにん」


魔王「はい？」

勇者「責任とれよ！」

魔王「あ、えっ、あっ、うーん」


勇者「どうしてくれんだよぉ！！
」

側近「まあまあ」


魔王「側近ちゃん」


勇者「側近」ｻﾞｯ

側近「まー、勇者さまったら私の影に隠れて可愛いですね」

勇者「うるせ」

魔王「側近ちゃん、我が輩どうしよ？」


側近「難しい問題ですね……」


勇者「せきにんとれ」


魔王「……」


側近「勇者さまの言う責任の取り方とはどういった方法なのでしょうか？」

勇者「あの時倒せなかった魔王にしんでもらう」


魔王「困った困った」

魔王「しかしその話はもう一年前に人間との相互理解ということで話はまとまったではないか」


勇者「事情が変わった」


魔王「しかしだな」


勇者「じじょうがかわった！」ﾋｯｸ

魔王「泣かれると弱い……」

側近「勇者さま？」


勇者「なんだ！」ﾋｯｸ


側近「魔王さまが死んでしまうとですね、人間との、まぁある種の契約が切れてしまいまた戦争始まってしまいますよ」

勇者「そんなの知るか！魔物なんか塵にしてくれる」


側近「そうなると私と勇者さまも戦わなければいけなくなります」


勇者「それじゃあ側近を捕虜にとって貴様ら魔物全員ほふってくれる」


側近「……」

魔王「」

魔王「日本語おかしくね？」


勇者「知るか！黙れケダモノ！」


魔王「ぐぬぬ」

側近「うーん」

勇者「ぼくの意思は変わらないぞ、明日の明朝またくる」


魔王「あぁ……」


勇者「じゃあね！！」