苗木「森の洋館?」 (602)
※ホラー、グロ要素あり
おいで おいで たのしくあそぼう
ずっと ずっと あそんでいよう
よるはこないよ ゆうやけないよ
たくさんあそぼう いっぱいあそぼう
なんでにげるよ あそぼうよ
いやだ いやだ いっちゃやだよ
にげちゃうなら おこっちゃうよ
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苗木「う~ん、ここさっきも来たなあ」
葉隠「な、苗木っち、ちょっと休憩するべ。もう俺は限界だべ~」ヘナヘナ
山田「ぶひいいいい! 拙者もですぞ~[ピザ]に登山はマジ勘弁」ドタ
不二咲「だ、大丈夫? 山田君?」
大和田「っちだらしねえぜ」
石丸「兄弟! 休憩を取るのは大事だぞ! 疲れは判断力や思考力を狂わせるのだ!」
僕の名前は苗木誠。
ひょんなことから卒業後は成功が約束されると言われている超高校級の才能を集めた学園『希望ヶ峰学園』に入学したんだ。
『超高校級の幸運』っていう抽選枠がひっかかるけど、ともかく僕は無事に入学して個性的なクラスメイトの皆と毎日を賑やかに過ごしてた。
今日はレクリエ―ションの一環で登山に来てたんだけど……。
大神「戦刃よ、どうだ?」
戦刃「ごめん、わかんなかった。まるで迷路みたい」
江ノ島「はあ~こういう時こそ残姉の唯一の見せ場なのにつっかえねえ~まじ絶望ですわ~」ゴロゴロ
戦刃「ご、ごめん盾子ちゃん」アセアセ
朝日奈「ちょっとやめなよ江ノ島ちゃん‼ でもさくらちゃんも戦刃ちゃんでもわからないなんて……」
セレス「うふふ、狐か狸にでも化かされているのではなくって?」
十神「ふん愚民どもが、だから俺はこんな茶番はごめんだと言ったんだ」
腐川「そ、そうよ。高貴な白夜様にこ、こんなご無礼をはたらいてただで「黙れ」はい!」
桑田「けど引率のセンコーも見つかんねーしやばいんじゃね?」
舞薗「苗木君! わたし怖いです! 手を繋いでください!」
霧切「それには及ばないわ(キリッ)私が片手で両方掴んであげるから(ガシ)もう片方はフリー。さあ苗木君、ここまで言えばわかるわね?」クイクイ
舞薗「くっまた邪魔して!」
霧切「抜け駆けはさせないわ」
ギャーギャー
苗木「はは……」
引率の先生とはぐれてしまって、道にも迷ってるんだ。
一時間くらい歩いたんだけど、一向に人や人工物には出会えなかった。
不二咲「うう……暗くなって怖いよお」
山田「ぶひひ、不二咲千尋殿お、拙者がついてますぞお」ハアハア
桑田「逆効果だろブーデー」
江ノ島「けど実際やばいんじゃね? 熊とかでたりしてー」ケラケラ
葉隠「ひい⁉ オーガっち! 俺を守ってくれたら永久占い3割引きにしてやるべ!」
朝日奈「ちょっと、さくらちゃんは女の子なんだからね! 全く頼りないんだから」
さくら「ふっ、だが全力は尽そう。守る為にこそ、我の力はある」
十神「とはいえ、最悪野宿を考えねばな」
セレス「あらいやだ、わたくし専用のベットでないと寝れませんの」
腐川「そ、そこ?」
皆にも不安が広がってる。
どうにかしないと。
ポツ……ポツ……
大和田「うお⁉ 雨か!」
石丸「よし皆! 雨具を身に着けるんだ!」
石丸君の一言でみんな急いで持ってきた合羽を羽織った。
幸いほぼ濡れないで済んだけど雨は強くなるばかりで止む気配がない。
霧切「まずいわね。本降りになってきたわ」
ピカッ!
舞薗「きゃっ!」ビク
不二咲「うう……」シクシク
大和田「ああもう泣くんじゃねえよ」ヨシヨシ
桑田「ん? 葉隠お前首のそれなんだ?」
葉隠「んあ? (サッ)(ウネウネ)どしぇえええええ⁉ なんだべこりゃー」スパン
戦刃「ヒル……。大丈夫、牙ごと切り離したから」
葉隠「たたた助かったべべべ」
江ノ島「ああお姉ちゃんが役に立つなんて絶望的……でもしれっとサバイバルナイフでやるとことかマジ残姉」プゲラ
十神「っち、このままだと埒が明かないぞ」
苗木「どうしよう……」
困ったなあ。
ん? あれは……光?
あ、まただ。確かになにかある!
苗木「大神さん! 向こうに光が見えない?」
大神「む? ……! 見えるぞ苗木よ!」
腐川「ど、どこよ? なにも見えな「貴様は黙っていろ」はいいい!」
苗木「何が光ってるかわかる?」
大神「すまぬ、もう少し近づかねば……だが、人工の光と思う」
山田「キタコレ! 苗木誠殿の幸運発動!」
苗木「みんな、とりあえずあそこまで行ってみない? もしかしたら建物かも」
セレス「ここでずぶ濡れよりは素敵な提案ですわ」
石丸「僕も賛成だ! この雨足では地滑りを起こす危険がある! 生身ではひとたまりもないぞ!」
桑田「なら急ごうぜ! どんどん強くなってやがる!」
こうして僕たちはその光を目指して歩き出した。
ぬかるんだ道に悪戦苦闘しながら近づいていった先に、『それ』はそびえたってたんだ。
小さな城くらいもありそうなー
苗木「森の……洋館?」
6人しかいないはずの勇者が7人いたので今日はここまで
バタン
葉隠「(カチャカチャ)よっし開いたべ!」
桑田「やったことはともかく助かったぜ」
大和田「お、おい! なんだこりゃ⁉」
驚くのも無理はない。
ものすごい豪邸だ。
洋風でコンサートホールみたいだった。
この玄関だけで僕の家位ある。
飾ってある絵や壺もすごく高そうだ。
セレス「まあ、とっても趣味のよろしい御家ですこと」ウフフ
朝日奈「はわわ、すっごい」
江ノ島「こんな山奥にこんなの造るなんて施工費用絶望的イ!」
苗木「た、確かにすごいね」
不二咲「十神くんの別荘とかじゃないの?」
十神「馬鹿言え、なら先にここを訪れている」
葉隠「な、なあ、この壺ちょっくら借りてもー」
大神「葉隠」ゴゴゴ
葉隠「ひいい! じょ、冗談だべえ!」
腐川「あ、あんたはぶれないわね」
舞薗「う~ん、携帯は相変わらず通じませんね」ピコピコ
霧切「けど、ここなら何かしら通信手段はあるはずよ」
戦刃「うん、私もそう思う」
石丸「よし! おーいここの居住者の人! 電話をかしてくださーい!」
葉隠「徹底してるべ」
こころなしか皆に安堵が広がってる。
雨もしのげるし、助けもよべる。
山田「ふひひ、苗木誠殿」
苗木「わ、や、山田君どうしたの?」
山田「この光景、どっかでみたことありませんかなあ~?」
苗木「え? ……あ、まさかー」
山田「そう! バイレントハザールですぞ!」
山田君の大声にみんなの視線が集まる。
う、恥ずかしいな。
舞薗「う~ん、携帯は相変わらずですね」ピコピコ
霧切「でも、ここならなにかしらの通信設備はありそうね」
戦刃「私も、そう思う」
石丸「よし! すいませーん! 居住者の方! 電話を貸してくださーい! 僕は希望ヶ峰学園と言う学校の生徒で風紀委員のー」
皆安心してるみたいだ。
正直僕も助かった。
あの雨の中は大変だからね。
山田「ふひひ、苗木誠殿オ」ズイ
苗木「わ、どうしたの山田君?」
山田「このシュチュエーション、見覚えございませんかなあ?」
苗木「え……あ」
山田「そう! バイレントハザールでござるよ!」ドン
皆の視線が僕たちに集まる。
うう、恥ずかしいなあ。
2回投稿すいません15はなしで
腐川「な、なによそのバイトヘルなんとかってのは」
朝日奈「腐川ちゃん微妙に知ってるんじゃない?」
桑田「あ、俺知ってるぜ! すっげえ有名なゲームだろ?」
不二咲「こんな洋館でモンスターと戦うホラーゲームだよお」
大和田「あれ? 不二咲お前怖いのダメって」
不二咲「う、うん。だから名前だけ知ってるんだ」
十神「ふん、愚民どものやることはわからんな」
山田「むむ! 十神白夜殿! その言葉聞き捨てなりませんぞ! そもそもー」ペチャクチャ
江ノ島「おいかませ眼鏡! 余計なスイッチ入れてるんじゃねーぜ!」
舞薗「なら私と苗木君は安全ですね! 主人公とヒロインは生き残るんです!」
霧切「あら、ビッチ枠はすぐ死ぬのよ?」
舞薗「だ、誰がビッチですか! コミュ障の方が孤立してあぼーんですよ!」
霧切「! 言ってはいけないことを言ったわね!」
苗木「ああもう」
大神「しかしこれだけ騒いで誰も来ないのは変だな」
戦刃「うん、それに……」
セレス「?」
ドンッ!
※すいません安価いれます
全員「⁉」ビクッ
奥から大きな音がした。
人がいるの?
石丸「おお! 返事が! やはり礼節が大事だぞみんな!」ハッハッハ
大和田「兄弟……俺は兄弟の将来が心配だぜ」
葉隠「相当だべ!」
セレス「しかし何でしょうか?」
十神「ふん、案外山田の言う様な化け物かもな?」ククク
朝日奈「ちょっと、やめてよ!」
霧切「でも大神さんの言うように誰も出てこないのは変ね」
桑田「ずっとここにいるのもなあ」
舞薗「どうしましょう、苗木くん?」
う~ん、そうだなあ。
1 様子を見に行こうか
2 誰か来るまで待ってよう
苗木はどうする?↓
2は多分死亡フラグだよな。1で
>>21さんどうも
苗木「見に行ってみよう、ここでじっとしててもしかたないからね」
十神「ほお、お前にしては中々いい判断じゃないか」
腐川「け、けどあんた一人で行く気? ふ、ふふ……そ、そんなわけないわよね?」
戦刃「確かに、一人は危ないと思うよ苗木君?」
う、そういわれると怖くなってきたな。
誰かについて来てもらおうか?
参考スペック
超高校級のアイドル 舞薗 さやか
戦闘:×
頭脳:○
精神:×
友好度:◎
備考:自称エスパー、他者の精神状態に機敏。
超高校級の御曹司 十神 白夜
戦闘:○
頭脳:◎
精神:◎
友好度:○
備考:全般に優れるがここ一歩で劣る。他者と軋轢を生みやすい。
超高校級の探偵 霧切 響子
戦闘:○
頭脳:◎
精神:◎
友好度:◎
備考:最高峰の推理力を持ち腕も立つが大神、戦刃には大きく劣る。対人関係に難あり。
超高校級の野球選手 桑田 怜恩
戦闘:○
頭脳:○
精神:○
友好度:○
備考:武器さえあれば遠距離攻撃の鬼、女難。舞薗に友好的。
超高校級のスイマー 朝日奈 葵
戦闘:×
頭脳:×
精神:○
友好度:◎
備考:身体能力は高いが戦闘向きではない。感情の起伏が大きい。大神と親友。
超高校級の風紀委員 石丸 清多夏
戦闘:○
頭脳:◎
精神:○
友好度:◎
備考:頭脳は高いが不測の事態に弱い。大和田と兄弟分。
超高校級の暴走族 大和田 紋土
戦闘:◎
頭脳:×
精神:×
友好度:○
備考:高い戦闘力を持つが、精神に危うさがある。石丸と兄弟分。
超高校級の格闘家 大神 さくら
戦闘:◎
頭脳:○
精神:◎
友好度:◎
備考:戦闘力は随一。頭脳も平均的。朝日奈と親友。
超高校級の同人作家 山田 一二三
戦闘:×
頭脳:○
精神:〇
友好度:◎
備考:戦闘頭脳ともいまいちだが絵が上手い。セレスに従順。
超高校級のギャンブラー セレスティア ルーデンベルク
戦闘:×
頭脳:◎
精神:◎
友好度:○
備考:高い頭脳を持つが本心を見せない。ギャンブルの鬼。
超高校級の占い師 葉隠 康比呂
戦闘:×
頭脳:×
精神:◎
友好度:◎
備考:危機的状況だと保身を優先し自己中。3割絶対当たる(自称)占いを出来る。金銭欲が強い。
超高校級のギャル 江ノ島 盾子
戦闘:○
頭脳:◎
精神:◎
友好度:?
備考:平均的に高い能力を持つ。制御不能で気まぐれ。
超高校級のプログラマー 不二咲 千尋
戦闘:×
頭脳:◎
精神:◎
友好度:◎
備考:戦闘力は全くないが電子機器に強い。大和田に友好的。
超高校級の軍人 戦刃 むくろ
戦闘:◎
頭脳:×
精神:◎
友好度:◎
備考:大神につぐ戦闘力を持つ。武器が揃えばそれ以上。基本指示待ち。江ノ島に従順。
長くなってすいません。
誰について来てもらう?or一人で行く?↓
26≫舞薗→舞園
29≫超高校級の文学少女 腐川 冬子
戦闘:×
頭脳:○
精神:×
友好度:○
備考:戦闘力精神力共に弱く頭脳も平均。十神に妄信。血を見ると気絶してしまうが目覚めると……?
でオナシャス! センセンシャル!
24≫さくらちゃんで
ここは大神さんについてきてもらおう。
苗木「大神さん、一緒に来てもらえる?」
大神「む、我か。いいだろう」
舞園「気を付けてくださいね苗木君」
皆に見送られて僕と大神さんは音のした方へ足を運んだ。
○1F 食堂
進んでいくと、食堂があった。
ざっと30人は入りそうな広くて豪華な食堂だ。
というか僕の家より大きい。
大神「相当な資産家のようだな」
苗木「うん。でも……」
大神「?」
苗木「どうしてこんなところに作ったんだろう? 周りに道路もなかったし、この山ってそんな有名なところでもないよね?」
大神「たしかに……だが、避暑地で人の多いところを避けたという事も考えられぬか?」
苗木「そう……かなあ?」
だけどなにかひっかかるんだよなあ。
それに……。
ガタ!
苗木・大神「!」
また音だ!
隅にある「貯蔵室」から聞こえて来る。
苗木「あ、あの? 誰かいますか?」
呼びかけても返事が無い。
ヤバいすごく怖くなってきた。
大神「どうする苗木よ?」
僕はー
1 とりあえず入ってみよう
2 格好悪いけど大神さんに先に入ってもらおう
苗木はどうする? ↓+3
35≫
よ、よーし、僕も男だ、とりあえず入ってみよう。
苗木「じゃ、じゃあ行くよ?」
大神「苗木、我が先に入るぞ? もし悪漢であったらば危険だ」
苗木「だ、大丈夫だよ。大神さんに教えてもらった護身術もあるし」
大神「そうか、だが無理はするな。護身の基本は逃走だ」
苗木「うん」ガチャ
中は木のツンとした匂いと、肉の匂いが鼻をついた。
乾燥したものを入れておくとこなのかな?
棚には玉ねぎとか干し肉、缶詰が並んでた。
そういえばお腹空いたなあ。
ガタン
音で気づいた、一番奥に、子供の後ろ姿が見えた。
木の箱に乗って、その上のぶら下がってるソーセージを取ろうとしてるみたいだ。
けどぎりぎりで背伸びしてるから、バランスが悪くて倒れちゃってる。
僕もよくするなあ、あれ。
子供「取れない取れない」
苗木「大丈夫? あれが欲しいの?」スタスタ
喋りながら近づく。
ここの子かな?
苗木「僕がー」ザク
初めに熱さ。
次に痛みだった。
子供「あったあった。お腹お腹」ズルズル
苗木「が……! ごぼ……!」
振り返ったその子には、腹が無かった。
ぱっくり開いた傷口は、中身が無くて空っぽだった。
体が崩れる。立ってられない。いつの間に?
痛い、熱い、痛い。
目がすぐに霞む。
僕のお腹の中が、この子に引きづり出されて、詰め込まれている。
ソーセージが、腸に見える。いや、きっと腸なんだ。
それを取り戻そうとしてずっとー。
大神「苗木いいいいいいいいいいいいい!」
最後に見えたのが、大神さんの叫びと、その子に飛びかかる姿だった。
嬉しかった、僕のために大神さんはー。
ああ、なんで僕はこんなに不用心にー。
痛いよお……。
DEAD END1『とって』
モノクマ「うぷぷぷ」ヒョコ
モノクマ「もう、しょうがないなあ苗木君は」ヤレヤレ
モノクマ「君は人よりちょっと前向きなだけが取り柄系主人公じゃない。スタンドとか出せないんだからねギャハハハ!」
モノクマ「ふう、ひとつアドバイスだよ。僕はいいクマだからね」
モノクマ「苗木君は基本ただの男の子だからね! 基本は、だけどね」ウプププ
モノクマ「んじゃ、僕はエアロビがあるからサイナラサイナラサイナラ」トコトコ
こんばんは
ロードしますか? どこからかもお願いします ↓
≫32
改めて見るとやっぱり怖いな、ど、どうしよう……。
僕の怖気づいたのを感じ取ったのか、大神さんがドアノブに手をかけた。
大神「我が先に行こう」
苗木「あ」
大神「苗木よ、臆病さが悪なのは、守るべきものを前にして抱くときなのだ。ここではない」
苗木「う、うう///」
大神「心配するな、おぬしは強い」ガチャ
は、恥ずかしいなあ。
けどやっぱり大神さんはすごいや。
大神「いくぞ」
苗木「うん」
中は木のツンとした匂いと、肉の匂いが鼻をついた。 乾燥したものを入れておくとこなのかな?
棚には玉ねぎとか干し肉、缶詰が並んでた。
そういえばお腹空いたなあ。
ガタン
音で気づいた、一番奥に、子供の後ろ姿が見えた。
木の箱に乗って、その上のぶら下がってるソーセージを取ろうとしてるみたいだ。
けどぎりぎりで背伸びしてるから、バランスが悪くて倒れちゃってる。
僕もよくするなあ、あれ。
子供「取れない取れない」
苗木「大丈夫? あれが欲しいの?」ス
大神「待て苗木!」バッ
ど、どうしたんだろう?
大神さんが凄い険しい顔で僕の行く手を腕で遮った。
改めてみると僕の胴体くらいあるなこの腕。
大神「何者だ⁉ その禍々しい殺気は……」
疑問に思う間もなく、振り返った子供を見てその意味は分かった。
お腹に穴が空いて、空っぽだったんだ。
取ろうとしていたソーセージは……内臓だ。
苗木「う、うわああああ⁉」
大神「我の後ろから出るでないぞ!」
子供「みつけたみつけたおなかおなか」シュシュシュ
大神「! はっ‼」ドグオ!
大神さんの強烈な掌底が子供の顔面を捉えて、奥に叩きつけた。
倒れてそのまま動かない。
まさかー
大神「⁉ わ、我はー」
動揺する大神さん。
無理もない、子供を自分の手でー。
けど、そんな杞憂は一瞬で消えた。
倒れたはずの子供は、黒い染みみたいなのを残して溶けていったんだ。
苗木「ど、どうなってるんだろう?」
大神「苗木よ、あれが……みえていたか?」
苗木「う、うん」
大神「そうか……我がおかしくなったのかと思ったぞ」
無理もない、僕だって今の出来事が信じられないんだもん。
苗木「幻覚……かな?」
大神「むう……⁉」
苗木「ど、どうしたの?」
大神「苗木よ……そうでもないようだぞ」
苗木「!」
大神さんの腹筋に、小さな傷があった。
ほんの少し、ほんの少しだけど、血が流れている。
大神「あの子供に触られた感覚があったが……」
大神さんの肉体は比喩でなく本当に鋼鉄だ。
それを、子供が……しかも素手で?
もし僕がいってたら……。
大神「どうする苗木よ? 一旦戻って皆に報告するか? それとも、もう少し調べてみるか? 我は平気だ」
大神さんはこう言ってるけど……
1 うん、一旦戻って皆に報告しよう
2 実態が分からないまま言っても皆戸惑うかもしれない。もう少し調べよう
苗木はどうする? ↓
44≫
けど、このまま戻って説明しても皆混乱するかもしれない。
もう少し調べてみよう。
苗木「もう少し調べてから戻ろう」
大神「わかった」
貯蔵室を出て、もう一つのドアに向かった僕らはそこで足止めされた。
鍵がかかっていたんだ。
大神のさんの力でも、鍵もドアも壊せなかった。
大神「すまぬ」
苗木「ううん。ごめんね。でも、大神さんでも壊せないなんて……」
大神「触感は金属に木でしかないのだが……」
しかたなく、食堂と貯蔵庫をもう一回調べた。
探索中
苗木「これって……」
大神「手枷と足枷のようだな」
椅子に何故か手枷と足枷がついてた。
何に使うんだこんなの?
大神「ここにあるのだけでもかなりの量だ」
苗木「大所帯なのかな」
貯蔵庫の食料を調べた。
幸い内臓とか変なのはなかったけど、改めてその量に驚いた。
苗木「あれ……?」
心なしか、子供の消えたあとの黒い染みが濃くなってるような?
苗木「よく見ると入ってきたドアにも鍵がかけられるようになってる……」
大神「むう、一体何なのだこの館は?」
ますます気味が悪いな。
ある程度探索して、僕たちは玄関ホールに戻った。
苗木メモ
・椅子に拘束具があるって、精神病院? バイレントハザールにもあったなあ。
・鍵もドアも大神さんでも壊せないなら僕たちじゃ無理だ。けどちゃんとした方法なら通れそうな気がする。
・食べ物がこれだけあるなら、それだけたくさんの人がいるはずなんだけど……。大食いチャンピオンの別荘とか⁉
・あの染み、気のせいじゃない! 絶対濃くなってる。
・大体なんで食堂に入るのに鍵をかける必要があるんだ?
・結局あの子はなんだったんだろう? 幻覚? でも大神さんの傷は……?
・何かを欲しがってるみたいだったけど……。
・ああもうわからないことだらけだよ。
玄関ホールに出ると安心感が蘇る。
広いと開放感があるね。
苗木「みんなごめん。待たせちゃって」
不二咲「あ、苗木君、大神さん、おかえりなさあい」
セレス「随分早いご帰還ですこと。折角ポーカーを楽しもうとしたところですのに」
葉隠「助かったべ! たえこっち、賭けは中止で決済は無効だべ!」
セレス「ああん⁉ 喧嘩売ってんのかドレッドアホが!」
え?
30分は出てたはずだけど。
あれ?
大神「何人か姿が見えないようだが……」
朝日奈「もーさくらちゃんなにいってるの?」
朝日奈「見つからないからもう何人か来て一緒に探してって、連れて行ったばかりじゃん」
時間旅行の電車に乗るので今日はここまで
え?
大神「我らは今初めて戻ってきたが?」
セレス「あらあら、からかってらっしゃるの?」クスクス
腐川「あ、あんたも冗談とか言えるのね……ふふ……」
苗木「ほ、本当に戻ってないんだよ」
僕たちの真剣な表情に皆もようやく気付いたみたいだ。
残ってるのは……不二咲さん、セレスさん、腐川さん、朝日奈さん、葉隠君、山田君か。
大神「我らが、ここにない皆を連れて行ったと?」
葉隠「そうだべ! 俺っちがこの目でしかとみたべ!」
山田「まず霧切響子殿と舞園さやか殿が苗木誠殿がいくならと言って、桑田怜恩殿も舞薗さやか殿を追って」
不二咲「石丸君が困ってるのなら助けるって、大和田君も、僕も行こうとしたんだけど、大和田君が心配するな休んでろって……」
腐川「びゃ、白夜様もよ、あ、あたしを心配して残れって……」フヒヒ
セレス「腐川さんを心配してはないでしょうが、ここに残るのも退屈だったんでしょうね。私は少々足が疲れていまして」
朝日奈「江ノ島ちゃんも行くって言って、戦刃ちゃんがついていって。残りはここで待機することになったの。あんまり多くても、って」
大神さんと顔を見合わせる。
否が応でもさっきの子供のことが思い出される。
もし、他にもいたら……。
苗木「みんな、聞いて欲しいんだ」
僕は皆にさっきの出来事を全て話した。
52≫バイオ1の洋館をイメージしてもらえると助かります。
流石にみんな驚いていた。
けど同時に半信半疑なのも伝わった。
不二咲「そ、それって……」ガタガタ
葉隠「う、宇宙人だべ! キャトルミューティレーションされちまうべ!」
朝日奈「ばか! どうきいたってお化けじゃん!」
腐川「ゆ、幽霊なんていないわよ……それに、苗木も大神も生きてるじゃない……」
セレス「確かに、変装か幻覚と考えるのが普通ですわね」
僕だってそう思う。
けど、大神さんの傷も、あの光景もとてもそんなのとは思えなかった。
山田君はひとりうんうん唸ってる。
大神「ところで皆はどこに連れていかれたのだ?」
葉隠「い、今苗木っっち達が出てきた食堂からだべ!」
勿論僕たちは誰も見てない。
不二咲「ど、どうしよう苗木君?」
苗木「僕はー」
1 皆が入っていった食堂をもう一回調べてみよう
2 ここで待機してみよう、誰か戻ってくるかも
3 誰かと話してみよう
苗木はどうする? ↓
≫56
山田君考え込んでるみたいだけどどうしたのかな?
苗木「山田君? 大丈夫?」
山田「ぬほ⁉」
苗木「わ⁉」
山田「おお、申し訳ござらん! 少し考え事をしていた故! あー、みなさんも聞いていただけますかな?」
山田君に皆が注目する。
山田「あくまでもヲタクの戯言と思って聞いてくだされい」デブデブ
腐川「な、なんなのよ」
山田「いいですか? まずこの館曰くつきと見ました!」デン
朝日奈「それってさっきのゲームのこと?」
山田「ぬほほ、朝日奈葵殿鋭い。あれはウイルスの研究施設の為に、別荘でカモフラージュしていたのですが、それとよっく似ております」
大神「うむ、確かに異常に鍵が多かった。ただの別荘ではあるまいな」
山田「そしてお二人のお話の子供。状況的に地縛霊と思われます。ここで無念になくなったのでしょう」
腐川「ひ、非科学的ね」
葉隠「腐川っち、俺は実際地底人と交信したことがあるべ!」
不二咲「葉隠君、少し黙ってようね」
山田「撃退は出来るようですが、染みの話から時間があれば恐らく復活しますぞ! 不死身とかマジ勘弁」
セレス「それで?」
山田「大神さくら殿に傷をつけるくらいです。ガン逃げ一択ですぞ。ここが安全という事は行動範囲が制限されておりますな」
大神「それは賛成だ、我か戦刃でもなければ太刀打ちできぬだろう」
山田「僕の推理が当たってるなら、ここには怨霊うようよですぞ。おまけに変身能力までありますぞ。うっは詰んでね?」
葉隠「およ? じゃあこの苗木っちとオーガっちもー」
苗木「え?」
腐川「そ、そうよ! さっきのが本物かもしれないじゃない!」
不二咲「じゃ、じゃあ……」
苗木「ま、待ってよみんな!」
山田「ひいいいいいい! 優しく殺してええええええ! ……なんてね、今日の僕は一味違いますぞ」キリッ
セレス「あら、意外ですわね?」
山田「さっきのお二人の行動には少しひっかかるものがありましたぞ。それにお二人が今偽物なら混乱させずにまた人手がいるって言えばいいだけです
ぞ。それで全員連れていけますぞ」
朝日奈「そ、そう。……なのかな?」
腐川「し、信じられないわよ!」
山田「むふふ、僕を見くびってもらっては困りますぞ。数多の経験が告げているのですぞ!」ドン
葉隠「(脳内)だべ!」
山田「そしてここにいる皆で合言葉を作りますぞ!」
不二咲「合言葉?」
山田「何故か偽物は記憶まで完コピするくせにこういうのは引っかかるのが相場ですぞ! どちらかが『たえたえ』といったら返事は『ぎょうざ』ですぞ!」
たえこ「おいコラ」
苗木「うん、みんな、憶えられる?」
葉隠「それくらい楽勝だべ」
腐川「み、みくびるんじゃないわよ」
不二咲「おっけーだよお」
朝日奈「う~ん、大丈夫かなあ」
大神「朝日奈よ、ここは辛抱ぞ」
たえこ「ちょ、ちょっと……」
苗木「山田君、他にはある?」
たえこ「……」グスン
山田「それと恐らく謎を解き皆を見つけられなければ無事にかえれませんぞ! 逃げたり見捨てたり単独行動はBADEND直行なり」
うーん。謎の説得力だ。
でもなんか安心できる。
たえこ「それで、どうしますの?」
山田「はえ?」
たえこ「行動の指針はできましたが、どうすればいいんですの?」
山田「いやそれはここから捜査して、ボス戦があって、やたら重い敵の設定が明らかになったりして、でも最後は全員生還してー」
たえこ「ですからまず何を?」ニッコリ
山田「だから……」
たえこ「細かく指示してくださいます? 経・験・豊・富な山田君?」ニッコリ
山田「せ、拙者あんまりリーダータイプじゃ……」ボソボソ
葉隠「な、なんて黒い笑顔だべ」ゾゾゾ
苗木「せ、セレスさんごめん。もうしないから」アセアセ
セレス「ふん、まあいいですわ。ここは山田君の忠告に従いましょう」
腐川「え、えらく素直ね」
セレス「死の原因の第一位は無知ですのよ」
朝日奈「うーんでもどうしようかさくらちゃん」
大神「うむ、探しに行きたいが、誰かが戻ってこぬとも限らん」
セレス「苗木君はどうお思いですか?」
苗木「うーん」
1 探索に行こう ※人物指定。上限は苗木含め3人まで
2 もう少し待とう
3 こんなとこにいられるか! 僕は帰るぞ!
苗木はどうする? ↓
61≫
行こう。
戻ってこれない状況かもしれないし。
苗木「大神さん、朝日奈さん、一緒に来てもらえる?」
大神「行くのか?」
苗木「……」コク
大神「ふ、良い顔をする」
朝日奈「苗木、あたしも?」
苗木「うん、お願い」
朝日奈「うう、お化けは怖いけどさくらちゃんが一緒なら……」
セレス「あらまたわたくしはお留守番ですの?」
苗木「皆には誰かが戻ってきた時のために残っててほしいんだ」
不二咲「たしかに、もし迷ったら最初のここにくるかも」
葉隠「安心するべ! てこでも動かないべ!」キリッ
腐川「こいつは本当に……」
山田「苗木誠殿! 慎重にですぞ!」
苗木「うん」
さて、どこから始めようか?
1 もう一度食堂へ
2 食堂の反対側の部屋へ
3 階段を上って2階へ
苗木はどうする? ↓+3
魔化魍が出たので今日はここまで。
60≫上の方のレスでsage入れた方がいいってあったんで入れてるんですけど外した方がいいですかね?
作者が入れた方がいいのは「sage」じゃなく「saga」だね
sageはどちらかというと読む側が入れるやつ
2
おつおつ
マップは
http://games.gaym.jp/PS/biohazard/32.html
この洋館と同じってことでok?
>>63.64 ありがとナス‼
>>67 おおまかにはOK、でもあくまで大体同じで省略した部屋や異なる部屋もある感じで
>>65
食堂のあった部屋の反対側のドアへ行こう。
ノブを回すと鍵はかかっていなかった。
山田「言い忘れてましたぞ苗木誠殿! おそらく玄関ホールから直で行ける部屋のドアは鍵がかかってませんぞ!」
腐川「な、なんでよお?」
山田「それが基本だからですぞ!」ドヤ
不二咲「あ、なんかわかる」
大丈夫そうかな?
入ろうとしたら、大神さんが遮った。
大神「先ほどのこともある、はじめに我が入ろう」
苗木「あ、お願い大神さん」
朝日奈「ちょっと苗木! さくらちゃんに危ないことさせないでよ! 男の子でしょ!」
大神「朝日奈、いいのだ。我が望んでやってるのだからな」
朝日奈「むう」プクー
うう、朝日奈さんの視線が痛い。
気付かないふりして部屋に入った。
1F 美術室
中は中心に鎧があって、壁一面に絵が飾ってあった。
食堂よりは小さい。美術室かな?
どれもすごい額縁に入ってて、高そうだ。
十神くんとかセレスさんなら、値打ちがわかるんだろうか?
朝日奈「うわわ、すっごい」
大神「我にはわからぬが、込められた気迫が伝わってくるようだ」
けど、人の気配はなかった。
もしいたとすると、鎧の中とか?
隠し部屋があるかも?
う~考えがまとまらないなあ、霧切さんがいるとよかったんだけどな。
苗木はどうする? ↓
警戒しながら鎧を調べる
葉隠はさくらちゃんには「オーガ」呼びだった気がす
>>71 マジでした勉強不足ですいません
>>70
この鎧がいかにも怪しいんだよなあ。
調べてみるか。
……動きそうだし大神さんにも手伝ってもらおう。
苗木「大神さん、この鎧調べたいんだけど、手伝ってもらえる?」
大神「わかった」
朝日奈「またそうやってさくらちゃんをこき使って! もっと鍛えなよ苗木!」
なんか理不尽な気がするなあ。
苗木「気をつけて大神さん」
大神「先ほどと同じと?」
苗木「このシュチュエーションだと多分……」
ガチャ!
朝日奈「う、動いた⁉」
大神「やはり……な」
鎧が剣を振りかざして、操り人形みたいに動き出した。
けど……。
大神「先ほどならいざしらず、今はー」ドグオ!
冷静な大神さんの敵じゃなかった。
パンチ一発で、動く鎧はあっけなくバラバラになった。
勿論中身何てない。
朝日奈「う、嘘。本当にー幽霊?」
苗木「大丈夫? 大神さん」
大神「ああ、だがもう少し下がっていろ」
苗木「え?」
言うや否や、バラバラの鎧が空中で合体してまた動き出した。
胸の処が大神さんの拳の形に凹んでるけどなんのそのって感じだ。
鎧「」ガチャガチャ
大神「ほう」
朝日奈「きゃあ! 怖いよ苗木!」バッ
苗木「(ボイン)おうふ!///」
朝日奈さんのマスクメロンが!
って違う! そんな時じゃない!
苗木「お、大神さん! 一旦退こう! 山田君の言う通りなら部屋を出ればー」
大神「なら、その鎧が鎧でなくなればいいわけだな?」ボキボキ
鎧「⁉」ガチャガチャ
ばきどがぼごべき モノクマ「以下略だね。うぷぷ」
鎧「」死ーん
大神「うむ」
大神さんの手で鎧は『畳まれ』て野球ボール位の大きさの金属球になっちゃった。
超高校級ってすごいね。
朝日奈「ちょ/// なにひっついてるのよ苗木!」バッ
くそ、気づいちゃったか勿体ないな。
朝日奈「そういうのはダメなんだからね!///」
初心いですねえ、そこもまた……。
おっと、探索探索。
苗木「あ、やっぱり染みがある」
大神「うむ、複数だな」
朝日奈「へえ、これが染み?」
鎧ボールの周りに殺気と同じ染みがあった。
けど今度のは、濃くならず薄いままだ。
貯蔵庫のは見る見る黒くなってたのに。何か関係あるのかな?
大神「この剣は模擬刀か」ヒョイ
苗木「偽物ってこと?」
大神「ああ、だが重さはあるから叩かれればただではすむまい」
そうか、大神さんだから忘れてたけど、相手は人間じゃないんだ。
なんだってあり、気を引き締めよう。
大神「苗木よ、これはもらってもよいか?」
苗木「え?」
大神「我は暗器に精通している方ではないが、ただ振うだけでもかなり心強い」
苗木「あ、うん。それなら」
朝日奈「鬼に金棒だね!」
『模擬刀』を手に入れました。
大神、戦刃、大和田、十神が装備できます。攻撃力及び、リーチの増加により回避力、防御力が上がります。
現在の装備者:大神
朝日奈「苗木、ここには誰もいなさそうだよ。先に進もう?」
苗木はどうする? ↓
1 うん、次の部屋に行こう
2 もう少しここを調べてみよう
1
>>75
苗木「うん、じゃあ行こうか」
朝日奈「おっけー」
大神「では開けよう」
先に進むことにして、大神さんが奥へと続くドアを開けた。
やっぱり鍵はかかってない。
1F 廊下
現れたのは長い廊下だった。
ずっと先にドアが見える。
朝日奈「お、お化けはいなさそうだね」
苗木「うん、でも注意しないと」
朝日奈「もう! どうして苗木はそうやって怖がらせるの⁉」
苗木「え? そんなつもり……」
朝日奈「さ、さっきだってあんな///」モジモジ
おや、あさひなさんのようすがー?
大神「痴話げんかはそこまでにせい」
朝日奈「ち、そ、そんなんじゃないよさくらちゃん!///」プンプン
これは……たまりませんなあ。
朝日奈さんたら、動くたんびにそのわがまま夕張メロンをー。
大神「苗木よ」ギロ
苗木「ひっ、な、なにかな?」ビクビク
大神「いや、禍々しい邪念を感じてな」
苗木「そ、そう。さ、気を付けて行こう」
いろんな意味で大神さんはすごい。
脱出してからきゃっきゃウフフは考えよう。
そして一歩踏み出してー
横から桑田君が走り去っていった。
苗木「くわー」
桑田「おまー! っ走れ! 全速力で!」
理解する間もなく、僕と朝日奈さんは大神さんに抱きかかえられた。
朝日奈「さくらちゃん?」
大神さんはぼくたちを抱えたまま走り出した。
桑田君もすごいスピードで走り続けてる。
……走り続けて?
おかしい、廊下の先のドアまで10メートルもなかったはずなのに。
とっくについてるはずだ。
まるでルームランナーみたいに、その場を延々はしってるみたいだった。
短くてすいません、今日はここまで。
大神「なんなんだこれは⁉」
桑田「あいつらに聞くか⁉」
桑田くんが視線で後ろを指す。
振り返って僕は納得した。
「鬼ごっこ鬼ごっこ」
「うふふふ」
間違いない、あの子供と同じだ。
10歳くらいの男女の双子? よく似てる。
可愛いかもとすら思った。
手に持ったナイフと、すり切れて血と体液の線を描きながら動く足が無ければだけど。
っていうか、足首が地面にくっついてる⁉
一歩一歩が湿った音と骨の音がして……。
朝日奈「な、なにあれ⁉ なに⁉ いやあああああ!」
大神「暴れてくれるな朝日奈!」
苗木「お、大神さん」
大神「済まぬがこのままいかせてもらうぞ、下ろしたらすぐにでも捕まる!」
そう、確かに双子は軽く走ってるみたいなのに、超高校級の全速力で距離がまるで開かない!
どうなってるんだ本当に⁉
桑田「く……」ヨロ
大神「桑田⁉」
桑田「へ、平気だ! おめーらもこけんじゃねーぞ!」
桑田くんはああいってるけど、よく見ると汗が凄い。
人はどれだけ全速力で走り続けられるのか?
超高校級でもそんなに長くはないはずだ。
「待って待って」
「鬼さん鬼さん」
双子はもちろん疲れた感じは全然ない。
このままだとーまずい!
考えろ! 走ってない僕が考えないと!
苗木はどうする? ↓
81>>
苗木「大神さん! あいつらを倒せる⁉」
大神「お前たちを危険にさらしてしまうぞ! 一撃で倒せるかもわからん!」
う、そ、そうだ。
万全ならともかくこの状態で攻撃しても……。
桑田「く、くそ……!」
大神「桑田! 我にしがみつけぬか⁉」
桑田「へ、、こ、こんなのへでもねえぜ! おめーらこそぶっ倒れんなよ⁉」
朝日奈「さくらちゃん離して! わたし自分で走れる! 苗木をお願い!」ジタバタ
大神「今離せば危ない!」
まずい! 桑田君が限界に近い!
大神さんだっていつまでも大丈夫なわけない!
どうする? ↓
1 一か八か双子に突っ込む!
2 逃げ続けるしかない!
83>>
桑田「く……!」ヨロ
もう限界だ!
苗木「大神さん‼ お願い!」
大神「わかった! 少し痛むがゆるせ!」バッ
僕は浮いた。
大神さんが僕と朝日奈さんを離して、双子に突っ込んでいったんだ。
「「タッチ」」
双子の声が聞こえた。
嬉しそうなのが腹立たしかった。
「さくらちゃん⁉」
猫みたいだなあ。
朝日奈さんも運動神経抜群なんだよな、猫みたいに体勢を入れ替えてる。
空中の数コンマ。
辛うじて僕が見たのは、大神さんに襲い掛かる双子。
ナイフを振り上げて、大神さんでも反応できそうもない。
僕のせいで……。
ごめん、大神さん。
ナイフが、振り下ろされた。
ダメだ、大神さんのガードが間に合わない!
桑田「アポオオオオオオオオオオ!」ドゴ
朝日奈「桑田⁉」
大神「!」
桑田くんが、スライディングで女の子を蹴り飛ばした!
そのまま転がっていく。
桑田「くっは! もう無理! 動けねえぞ!」ズザザ
大神「十分!」ドゴオ
大神さんの足が消えた。
男の子が吹っ飛んで、ようやくそれが蹴りだとわかった。
ここまで数秒?
いや、ないだろう。改めてこの人たちはすごいと実感した。
そして見事にバランスよく着地した朝日奈さんの傍で、僕はお尻を強く打って着地した。
今日はここまで
苗木「いてて……」
はっ、大神さんは⁉
大神「来るでないぞ朝日奈!」
朝日奈「で、でも!」
桑田「な、なんだこいつら⁉」
桑田くんと大神さんのキックを受けて、双子は平然と立ち上がっている。
一体何なんだ?
「タッチしたね」
「タッチしたよ」
「じゃあつぎはぼくたちがにげるばんだね」
「うん」
双子は僕たちに微笑んだ。
「またねおにいちゃん」
「またねおねえちゃん」
そして、消えた。
桑田「……」バタ
苗木「桑田くん⁉」
朝日奈「桑田!」
崩れ落ちるように倒れた桑田くんに近づく。
怪我はないみたいだけど、すごく疲れてる。
桑田「死ぬかと思った~」
朝日奈「ふう、大丈夫そう」
大神「お主らも平気か?」
苗木「うん、ありがとう」
桑田「それよりよ……どういうことだよ苗木。いきなりさやかちゃんと二人きりにしてやるなんて言って消えやがって」
苗木「え?」
桑田「皆いなくなっちまうしよ。戻ろうとしても場所わかんねえし……っていうかあれなんだよ?」
大神「実はな……」
ー説明中-
桑田「はあ⁉ 信じろってのかよ?」
朝日奈「あたしだってそうだったけど……今の見たでしょ?」
桑田「う……」
大神「他のものとははぐれたのだな?」
桑田「ああ、大神……の偽物か、がトイレに行くから女子はついてきてくれって……よくよく考えると確かに怪しいな」
苗木「変身できるお化けなのかな? あ、そうだ桑田くん合言葉があって……」
その後、どうにか回復した桑田くんと一緒に周囲を調べると、壁に二つの染みがあった。
双子と同じくらいの大きさで、今はまだ薄い。
奥には扉があるけど、桑田くんは相当消耗してるはずだ、一旦玄関ホールで休んでもらったほうがいいかな?
どうしようか? ↓
91>>
一度みんなで戻ろう。
一人でまたはぐれたら大変だ。
苗木「大神さん、朝日奈さん、一回桑田くんを玄関まで送っていこう」
桑田「は⁉ 俺はヘーキだっつーの! さやかちゃんとか霧切ちゃんとか江ノ島ちゃんとか戦刃ちゃんとか助けねえとまじーだろ!」
……女の子ばっかりなのに他意はないと信じたい。
大神「桑田よ、お主相当疲弊しておる。このままではかえって足手まといにもなろう」
桑田「う……」
大神「鋭気を養うのもまた大事だ」
桑田「……わーったよ」
大神「無理はするな、お主になにかあれば我は悲しい」
桑田「⁉/// へ、へんなこといってんじゃねえよ!///」
朝日奈「あ、桑田ったら照れてるう」ニヤニヤ
大神さん……僕も濡れちゃったよ。
皆で玄関ホールに戻った。
1F 玄関ホール
江ノ島「いや~ん! みなさんおそろいでよかったですう!」キャピキャピ
苗木「江ノ島さん⁉」
桑田「うほ! やったぜ!」
セレス「あらまあ桑田君」
腐川「な、なによ白夜様じゃないじゃない……」
不二咲「その言い方はどうかなって思うよお」
もどった僕たちの前に、江ノ島さんがいた。
朝日奈「江ノ島ちゃんなの?」
江ノ島「ふ、人間! 貴様如きに吾輩の王気(オーラ)が見えぬのも無理はない!」ビシイ
朝日奈「あ、本人だ」
葉隠「そっちは桑田っちか。順調に戻ってきてるべ!」
セレス「そちらはどうでしたの?」
苗木「うん、まずー」
山田「あいや待たれい!」カカッ
腐川「な、なによお」
山田「苗木誠殿? たえたえ~?」
苗木「あ、餃子!」
山田「本物ですぞ!」
セレス「……」
僕たちのいきさつを説明した。
不二咲「あ、危なかったね」
大神「ま、運がよかったのだろうな」
朝日奈「本当だよ! 苗木は野獣だし///!」
苗木「はは……」
山田「むむむ、パズルのピースが埋まっていきますぞ!」デブデブ
葉隠「桑田っち! なんか金目の物なかったべか?」
桑田「知るかよ!」
腐川「あ、ある意味精神力が強いのかしら」
セレス「ねえみなさん、合言葉変えませんか?」
江ノ島「け! いっつも通りの雰囲気で絶望的だぜ! お前らもっと絶望しな!」
苗木「あ、江ノ島さんの話も聞かせてもらえる?」
江ノ島「はあ? なんで僕がま~たはなさなきゃいけないんですかね? うぷぷぷ」
セレス「苗木くん。あんまり参考になりませんでしたわ。トイレに行ったと思ったらはぐれて、戦刃さんを探しながら歩くうちここに来たみたいですし」
それはそれですごいな。
江ノ島さんって本当にギャル?
幽霊に合わなかったのかな?
不二咲「でも、さっき苗木君たちが言ってた食堂の鍵は開いてるみたいだよ」
葉隠「食堂から来たっていってたべ!」
う~ん。食堂から先にいけるのか。
さっきの廊下の先も気になるなあ、けどあの双子が復活してたら……。
2階もあるんだよなあ。
みんなももし桑田くんみたいな目にあってたらすぐにでも助けないと。
苗木はどうする? ↓
1 探索探索ウ ※人物指定
2 誰かと話してみよう
95>>
舞園さんと話してみよう。
苗木(舞園さん。聞こえる?)
……
苗木(エスパーだからテレパシーっぽいので話せるかとおもったけど無理か)
江ノ島(残姉ちゃんにも劣らぬ苗木君の残念っぷりに絶望です……)
苗木(こいつ! 直接脳内に⁉)
改めてどうしよう? ↓
97>>
苗木「山田くん。大神さん。一緒に来てもらえる?」
山田「うっはキタコレ! 不肖山田一二三! お供させていただきますぞ!」デブデブ
大神「承知した」
朝日奈「さくらちゃん気をつけてね」
不二咲「苗木くんもね」
葉隠「金目のものがあれば持ってきてほしいべ!」
桑田「なんでおめーが攫われねんだよ……」
腐川「ふ、ふふ……幽霊にも好き嫌いがあるのかしら」
江ノ島「オッスセレス! ポーカーでもやんね?」
セレス「うふふ、望むところですわ」
マイペースっていうか頼もしいなあ。
さて、どこから探そう? ↓
99>>
江ノ島さんはたしか大神さんの偽物にトイレに連れていかれて分断されたんだっけ。
苗木「江ノ島さんの言ってた、トイレに行ってみない?」
大神「うむ、何か手がかりがあるやもしれん」
山田「……」
1F 女子トイレ前
予想通り、食堂のドアは鍵が開いていた。
先にあった長廊下を左に進むと、小さなトイレがあった。
苗木「ここだね」
大神「ではー」
山田「あいやまたれい!」ビシ
苗木「?」
山田「苗木誠殿、これは罠の匂いがプンプンしますぞ」
苗木「罠って……」
山田「もし分断トラップがまだ生きていたら? 一気にピンチですぞ!」
苗木「う~ん」
山田「それに、江ノ島盾子殿もまだ完全に白と決まったわけではありませんぞ!」
苗木「ええ⁉」
山田「桑田怜恩殿はまだピンチだったのですが、江ノ島殿は自分の口からでしか証拠がないですぞ! 苗木誠殿と大神さやか殿のこともあります!」
大神「では、なぜさきほど言わなかった?」
山田「これも推測に過ぎませんぞ! 偽物と言う証拠もありませんし、どこかへ連れて行ったり危害を加える様子はなかったですから」
苗木「山田君すっごい冴えてるね」
山田「ぶひぶひ。それとセレスティア・ルーデンベルク殿も疑っているのがわかりましたぞ、残っているみんなも安心ですぞ」
いけないなあ、主人公の僕が空気になってる。
さて、どうしようか? ↓
1 山田君のいう通りにしよう
2 いや、主人公補正でどうにかなるはずだ開けよう
101>>
今日の山田君はいつもと違う鋭さがあるんだよなあ。
やめておこう。
大神「さて、振り出しに戻ったな」
苗木「反対側にもドアがあったね」
山田「2階も気になりますなあ。行ったことのある部屋にも見落としがあるやも。1ドットずつは基本」
う~ん。調べるところがいっぱいあるなあ。
どうしようか? ↓
103>>
天啓が来たぞ! 倉庫を探そう。
苗木「よし、倉庫に行こう」
大神「倉庫?」
山田「あの苗木誠殿? どちらにそれは?」
……そういえば今まで見てないなあ。
手当たり次第に探してみようか?
近いところだと、廊下の反対側のドアだけど……
どうする? ↓
105>>
反対側のドアにしよう。
大神「開けるぞ」ギイ
大神さんがドアを開ける。
小さめの廊下。
すぐ横に
ドアがあって、奥には2階への階段だ。
苗木「まずは倉庫を探さないとね、近くからだ」
山田「何かに毒されてませんかな?」
大神「ここでよいのだな?」ギイ
1F バー
中はバーだった。
たぶんそうだよね?
なんか西部劇に出て来るっぽいやつ。
カウンターと机、お酒にビリヤード台もある。
それよりー
苗木「くっ、倉庫じゃなかった!」
山田「本当に大丈夫ですかな」
大神「瘴気にあてられたのだろう」
「いらっしゃい」
全員がハッとし声の方を向く。
カウンターに立つ、喉が真っ赤に爛れた男の子。
そしてー
霧切「ふう、マスター。おかわり」
「どうも」
気だるげに座ってお酒を呑む霧切さんだった。
苗木「霧切さん⁉」
大神「無事か⁉」
霧切「あらいらっしゃい。うらぶれたバーの寂しい女がお迎えするわ?」
苗木「何言ってるの霧切さん! 大丈夫なの⁉」ユサユサ
「おきゃくさん」
心臓が凍ったかと思った。
山田くんも、大神さんすらもだろう。
男の子の声には、それだけの殺気がこもっていた。
「らんぼう、だめ」
慌てて距離を取る。
大神さんが模造刀を構えた。
山田「ちょ、ちょっとお待ちを!」
と、それを山田君が遮った。
山田「おふた方、お待ちを」
苗木「山田くん?」
山田「てんちょう! すいませんした!」
そういって、男の子に頭を下げた。
すると、殺気がパッと消えた。
「わかってくれればいいよ」
山田「うっす! ありしゃっす!」
大神「どうなっておるのだ?」
山田「予測が確信に変わりましたぞ、おそらくー」
霧切「ねえ、そこのアンテナのあなた」
山田「ふ、おいらかいお嬢ちゃん?」ドヤ
霧切「あ、もう一人の方です」
山田「デスヨネー」
霧切「一緒に呑まない? 退屈してたのよ」
山田「苗木誠殿、応じてください」
苗木「わ、わかった。今いくよ」
僕は霧切さんがポンポンと叩く隣の席に腰を下ろした。
「なにに、します?」
山田「お酒ですぞ、お酒ならおっけーですぞ」ヒソヒソ
苗木「お、お酒を」
「かしこまりました」ニコリ
微笑んで男の子はお酒を注ぎ始めた。
なんだろう、武器もないし、危険な感じはしないな。
霧切「待っててもこないのよあの人、おかげで無口なマスターとふたりきり」カラン
苗木「あの人?」
霧切「ええ、会いたくてたまらないのに」
それって ↓
1 苗木誠
2 霧切仁
3 アルターエゴ
109>>
苗木「霧切仁さん……学園長、だよね?」
霧切「あら、あなたも希望ヶ峰の人? 恥ずかしいわ」
霧切さんは赤らんだ顔で色っぽく笑った。
や、やばい。霧切さんも十分美少女なんだよなあ。
大神「? 苗木のアンテナがー」
山田「それいじょういけない」
霧切「父とは……色々あってね」
また一口、お酒をのんだ。
霧切「来ないのはわかってるのよ、けど、どうしても待ってしまうの……」
「バカよね」自嘲気に霧切さんは笑った。
苗木「そんなことー!」
霧切「あるのよ、あなたが知らないだけ。私はー」
苗木「……そうだね」
霧切「?」
苗木「霧切さんは大馬鹿だよ」
霧切「え?」
苗木「霧切さんは確かに僕のパンツ盗んだり、部屋に上げたらトイレとシャワー室に隠しカメラを入れて、見つけたと思ったら盗聴器が本命だったり、僕と
のニャンニャン写真をねつ造して結婚を迫る変態だよ!」
山田「それなんてエロゲ?」
大神「」ドンビキ
霧切「な、なにをー」
苗木「でも、霧切さんはお父さんとちゃんと決着をつけたんだ! 僕の目の前で! 立ち向かった!」
霧切「……!」
苗木「僕が言えることじゃない! けど君は! 霧切響子はそういう人間なんだ! 僕のあこがれたー」
霧切さんは、残ったお酒を一気に呷った。
霧切「超高校級の探偵。でしょ? 苗木くんのくせに生意気よ」
苗木「霧切さん!」
霧切「マスター、ごちそうさま」
「ありがとう、ございました」
山田「霧切響子殿!」
霧切「山田くん、大神さーなんでそんなに離れるの?」
大神「う、うむ……」
苗木「よかった。無事で」
霧切「ええ、でもこの状況は? 私は確かトイレでー」
苗木「実はー」
僕はこれまでのいきさつを説明した。
霧切「にわかには信じられないわねでもー」
「……」ニコニコ
霧切「納得せざるを得ないわ」
大神「まだ囚われている皆がいる」
苗木「桑田くんの時みたいにいったん戻ってー」
山田「お待ちを!」
山田くんが僕を制した。
山田「拙者確かめたいことがあります。よろしいですかな?」
苗木「? いいけど……」
山田「サンキューですぞ」
そういって山田くんは男の子の傍まで歩いていった。
山田「へい、マスター」
「はい、なんでしょう」
山田「どうしてずっとここにいるんですかな?」
男の子の顔が、曇った。
「いったんくんが、そうしろって」
いったんくん?
山田「怖い御人ですかな?」
男の子は、無言で爛れた喉を触った。
山田「そうですか……ありがとうございますぞ」
「また、どうぞ」
大神「どういうことだ?」
山田「ふむ、出来れば皆の前で言いたいですな」
霧切「……」
どうしようか? ↓
1 探索続行
2 一旦玄関ホールに戻ろう
112>>
桑田「おお霧切ちゃん!」
不二咲「よ、よかったよお」
腐川「し、心配してなんかなかったんだからね」
山田「うっは! キタコレ! ツンデレ!」
朝日奈「さくらちゃん大丈夫?」
大神「ああ」
セレス「お帰りなさい苗木君」
苗木「うん」
葉隠「金めのもんあったべか?」
江ノ島「うっせんだよてめーは」
山田「え~みなさん、お知らせしたいことがありますぞ」
山田くんが声を張る。
山田「ここの幽霊は、『いったんくん』というボスに操られている可能性が高いですぞ」
不二咲「ぼ、ボス?」
山田「いかにも、セオリー通りなら、この『いったんくん』を倒せば脱出できるぞなもし」
桑田「けどよ、ボスってことはすげー強いんだろ? 倒せんのかよ?」
山田「ちっちっち、僕たち78期生全員が集まれば、下手な軍隊より強力ですぞ!」
葉隠「確かにそうだべ!」
江ノ島「いったんて言ったん?」
セレス「あら、あなたそんなキャラでしたっけ?」
江ノ島「はあ⁉ ちげーし、どっかでみたんだし!」
不二咲「ええ⁉」
苗木「どこかわかる?」
江ノ島「俺様の記憶だと、階段上がったところだぜ! 憶えてるってことはなんか目立つんだろな!」
『いったんくん』、少しづつだけど見えて来たぞ。
山田「それと……」
? 山田くんが口ごもってる?
山田「その……」
霧切「おそらくこの館では相当な数の子供が殺されている。そういいたいんでしょ?」
ざわ……! ざわ……!
どよめきが走る。
朝日奈「え?」
霧切「苗木くんの話と食堂を見てわかったわ。あれは拘束椅子。そして鍵の異常な数。みんなは気づかないだろうけど、ふき取った血痕もあったわ」
不二咲「ひん!」
苗木「ど、どういうこと?」
霧切「この館は、出入りが異常に制限されている。外に出したくないなにかがあったのよ」
腐川「へ、変態が子供で遊んでたとか?」
霧切「健全な『遊び』じゃないでしょうね」
桑田「ま、マジかよ……」
山田「僕もそう思いますぞ……」
セレス「……根拠は?」
山田「見た方はご存知と思いますが、幽霊はみんな子供、そして、傷ついていました。虐待……かも」
とっさに思い出す。
鎧は……いや、染みが多かった。
数人でなら、あの鎧も動かせる……。
葉隠「おいおい……」
大神「許せぬな……」
江ノ島(うぷぷ……面白くなってきたんじゃない?)
山田「その怨念が……かたちになって」
霧切「……幽霊には否定派だけれど、そう考えると納得がいくわね」
桑田「く、くそ、逃げよーぜさっさと!」
山田「お待ちを! 最初に申しましたがここで逃げると高確率で死にますぞ!」
不二咲「雨もどんどん強くなってるみたい……」
葉隠「嫌だべええええええ! かーちゃーん!」アワワ
子供を弄んで殺した館?
胃が重くなる。
途端に全てが禍々しく見えて来る。
足もとを何かが這ってるような……。
皆すっかり気落ちしてるみたいだ。
江ノ島さん、セレスさん、霧切さんはいつも通りに見えるけど……。
腐川「ど、どうするのよ苗木い……?」
……ここにいてもしょうがない、皆を探さないと。
誰と、どこを探索する? ↓
苗木メモ
・幽霊には何かしらのルールがかせられている。それを守る限り無害な物もいるみたいだ。
・黒幕は『いったんくん』?
・子供が大勢ここで殺されている。しかも娯楽のように。
・2階のどこかで江ノ島さんが『いったんくん』の何かを見たらしい。
115>>
霧切さん、セレスさんは冷静そうだ。
大神さんは連れまわして疲れてるだろうし。
苗木「霧切さん、セレスさん、一緒に来てもらえる?」
霧切「もちろんよ」キリ
セレス「あらあら、荒事は嫌いですわよ?」
試してみたいことがあるんだよなあ。
苗木「山田くん」
山田「はっ」
苗木「幽霊って、望を叶えたら成仏するよね?」
山田「……確かにそうですが、お話を聞いた限り、大神さくら殿を伴った方が安全では?」
苗木「けど大神さんだって疲れてる。それに僕だって男だ」
山田「ふっ、気をつけろブラザー」パシ
苗木「すまんな、ブラザー」パシ
不二咲(恰好いいなあ)ドキドキ
苗木「霧切さん、セレスさん、聞いてくれる?」
○1F 貯蔵室 前
僕たちは食堂の貯蔵室の前にいる。
僕の考えが正しいならたぶんー
霧切「この中ね」
苗木「うん、作戦通りに」
セレス「無謀、ですわよ」
苗木「いや、そうでもないよ」
僕は強がってドアを開けた。
○1F 貯蔵室
「とれない、とれない」
苗木(やっぱり)
中ではあの子供がソーセージに向かって箱に乗っていた。
僕は霧切さんとアイコンタクトして、声を上げた。
苗木「ねえキミ」
子供が振り向いた。お腹は空っぽだ。
僅かにセレスさんから声が漏れる。
確かに2度目でも僕もきつい。
「あった、あった」
霧切「いくわよ」
苗木「うん」
僕たちは同時に飛び出した。
「おなか、おなか」
僕に寄ってくる子供。
その手は鍛え抜かれた大神さんの筋肉も簡単に切り裂く。
でもー
スカッ
「あれ?」
子供の、しかもゾンビみたいに遅い動き、躱せないことはない。
霧切「こっちよ、僕」
「うーうー」
霧切さんに注意を移った。
脇をすり抜ける!
苗木「よし!」
霧切「急いで! 私だってそんなに長くはもたないわ!」
わかってるさ。
僕は急いで箱に乗って、ソーセージに手をかける。
届いた!
ひどい悪臭とぬるぬるが襲うが怯んじゃいられない。
苗木「キミ!」
「?」
苗木「キミのお腹だよ」
「ぼくの?」
苗木「そう、キミに返す」
僕は床にソーセージを置いた。
どうだ?
男の子は、歩いてきた、ソーセージを手に取った。
「ぼくの、もどった」
光が男の子を包む。
お腹が、塞がっていく。
「ありがとう、おにいちゃん」
よし! ここからだ。
苗木「教えてほしいんだ! 僕の友達を知らない?」
「おにいちゃんの?」
苗木「今日、ここに来ていなくなっちゃったんだ」
「……ここにいる、けど、みんながいっしょに遊んでて、わかんない」
ダメか……。
同じ幽霊ならって思ったけど……。
「おにいさん、けどこの下にひとりいる、ちかいからわかる」
下?
「はこのしたからいける、それと、これおいていくね。いったんくんにはきをつけて……」スウ
そういって、男の子は消えた。
後には、小さな鍵が残った。
『かかしの鍵』を手に入れました。
・柄にかかしの意匠が施された鍵です。作りが複雑で何か特別なもののように思われます。
鍵を拾って、箱を動かす、下への入り口があった。
セレス「まるで迷路ですわね」
染みはない。
やっぱり、成仏させると消えるんだ。
あの染みがある限りは無限湧きってことかな。
霧切「さっきの男の子と違って、きついわ」
霧切さんがやや青ざめて呟く。
確かに、でも、解放した。
霧切「ええ、出来ればみんな、そうしたいわね」
セレス「どうします? 今のお話が本当なら、この下にどなたかいらっしゃるようです」
どうしようか? ↓
1 行こう
2 別の処を探そうか ※場所指定お願いします。
120>>
何を迷うんだ?
危険な目にあってるかもしれないのに!
苗木「行こう」
霧切「ええ」
セレス「お洋服が汚れてしまいますわ」
B1F 地下貯蔵庫
初めに感じたのは冷気。
そして冷凍庫特有の匂いだった。
吐く息が白い。
肉屋魚が氷漬けで並んでいる。
霧切「冷凍庫のようね」
苗木「うん」
セレス「もう、寒いですわね」ピト
苗木「せ、セレスさん?」
セレス「暖をとってるだけですわ」シレッ
霧切「……」ゴゴゴ
あ、なんかあったか……いや熱い!
苗木「と、とにかく探索ー」
霧切「私も寒いわ」ピト
苗木「ちょ、霧切さんまで!」
セレス「あら霧切さん? なんのおつもりかしら?」
霧切「暖をとっているだけよ」キリギリッ
ああもう。動けないよ。
戦刃「苗木くん……?」
苗木「わあ⁉」
霧切「ひっ⁉」
セレス「どっひゃー⁉」
戦刃「え? え?」ビクッ
めちゃくちゃびっくりした。
苗木「い、戦刃さん?」
戦刃「あ、やっぱり苗木くんだ」
セレス「ど、どうしてこちらに?」
戦刃「うん、大神さんとトイレにいって出たら、誰もいなかったの」
霧切「それで?」
戦刃「あちこち探してここに来て、前に盾子ちゃんに迷子になったところから動くなって怒られたこと思い出して、ここで待ってたんだ」
苗木「ならトイレで待ってないとダメなんじゃ……」
戦刃「……」
苗木「……」
霧切「……」
セレス「……」
苗木「と、とにかくよかった。江ノ島さんは無事だよ」
戦刃「本当? よかった。も、もちろん苗木くんも///」
苗木「え?」
霧切「はいはいラブコメは響子さんとだけよ」パンパン
霧切「戦刃さん、とりあえず今の状況を教えるわね」
ー説明中だよ!ー
戦刃「お、お化け?」ブルブル
苗木「一度も会わなかったの?」
戦刃「怪我した人だと思って、戦場だとたくさんいるから」
う~ん。残念だ。
セレス「あら、電気式の鍵ですわね」
戦刃「うん、向こうに出られるみたいなんだけど、開かなくて」
苗木「こういうのは不二咲さんじゃないとー」ピー
セレス「うふふ」ドヤ
苗木「え?」
セレス「6桁の数字。それさえわかればあとはギャンブルですわ。この程度、欠伸が出ましてよ」
す、すごい。
さすが超高校級のギャンブラー。
霧切「と、なると向こうも探索できるわね」
戦刃「え? 盾子ちゃんに会いたいなあ」
どうしよっか? ↓
1 進む
2 戻る
124>>
一旦戻ろうか。
寒いし。
○1F 玄関ホール
朝日奈「たえたえ~?」
苗木「餃子」
セレス「く……さっき忘れたと思いましたのに」ギリギリ
桑田「うっひょ~戦刃ちゃん! 順調にオンナノコが増えてくぜ! 苗木! 次は俺以外の野郎連れてけよ?」
苗木「はは……」
戦刃「盾子ちゃん、おねーちゃんちゃんと動かなかったよ」
江ノ島「はあ⁉ ふかしてんじゃねーぞ残姉!」ゲシゲシ
戦刃「はうう……」
腐川「びゃ、白夜様はどこなのよお」
不二咲「あとは、大和田くん、石丸くん、十神くん、舞園さんだね。大丈夫かなあ」
大神「舞園が心配だ」
葉隠「宝石室とか金庫はねんだべか?」
山田「その様子では苗木誠殿?」
苗木「うん」
僕は皆にいきさつを説明した。
朝日奈「地下まであるんだ」
桑田「ますますおっかねえなあ、苗木、本当に連れてくなよ?」
腐川「ゆ、幽霊はごめんだわね」
大神「しかし、行方不明の皆が半数以上見つかった。これなら大丈夫かもしれん」
不二咲「うん、ここも安全だしね」
山田「ちーたん! それはフラグです!」デブデブ
セレス「やはりわたくしはここが一番ですわ」
霧切「苗木君、私はいつでも準備OK。ここまで言えばわかるわね?」キリッ
賑やかになったなあ。
さっきまで重かった空気が嘘みたいだ。
皆心も強いんだな。
僕も負けてられないぞ。
どうする? ↓ ※人物指定お願いします
1 バーの先を調べよう
2 双子の廊下の先を調べよう
3 地下にいってみよう
4 2階にいこう
5 その他
127>>
バーの先を調べてみよう。
あの男の子から話も聞けるかも。
考察力の霧切さんと山田くんだな。
苗木「霧切さん、山田くん、来てもらえる?」
霧切「当然よ」キリ
山田「お供しますぞ!」
桑田「ちくしょー霧切ちゃん持ってくのか」
葉隠「桑田っち最低だべ」
江ノ島「おまえがいうな」ビシ
戦刃(苗木くんと一緒にいたかったなあ)シュン
今日はここまで
1F バー
バーは相変わらず男の子がいた。
「いらっしゃい」
奥には先に続くドアがある。
どうしようか? ↓
1 先に進もう
2 男の子に話を聞いてみよう
131>>
男の子に話を聞いてみよう。
さっきの子みたいに何か教えてくれるかも。
苗木「あ、あの」
「なにに、します」
苗木「僕たちの友達、どこにいるか知りません?」
男の子は悲しそうに首を横に振った。
「なにに、します?」
あ、さっきのパターンだ。
う~ん、どうしたら……。
霧切「マスター」ズイ
「はい」
霧切「そろそろ閉店の時間じゃない?」
? 霧切さん何をー
「でも、いったんくんがー」
霧切「関係ないわ、マスター、良いお店を守るならちゃんと休まないと」
「いいの?」
霧切「ええ」
「ほんとうに」
霧切「もちろんよ」
男の子が光り出した!
喉も治っていく。
山田「ぬほ! これは⁉」
休ませるのが成仏⁉
「ありがとう、おねえちゃん」
霧切「私たちの友達がどこにいるかわかる?」
「うんとね、2かいに3にん、1かいにひとりいるよ」
苗木「本当に⁉」
「2かいのひとはきをつけて、すごくきにいられてるよ」
山田「難敵ですな!」
霧切「『いったんくん』はどこに?」
「2かいのおへや、でもね、4つのかぎがないとはいれないんだ」
男の子が消えていく。
「ありがとう。みんなもたすけてあげて」スウ
そして、静かなバーに僕たちだけが残った。
苗木「霧切さん! すごいよ!」
霧切「ふふ、未来のお嫁さんをもっと褒めてもいいのよ?」ドヤ
苗木「そういう今いいから」
霧切「そう……」シュン
山田(むむむ、霧切響子殿の推理力で僕の出番がないですぞ! 空気化? いやあああああ!)デブデブ
苗木「1階に一人2階に3人か……どうしよう」
霧切「鍵は……苗木くんたしかさっき落としたのあったわね?」
あ。
僕はかかしの鍵を取り出した。
山田「おほ! ということはあと3つ鍵が必要ですな」
苗木「それで、『いったんくん』に……」
よし、大分前進したぞ。
霧切「どこからいく? 苗木くん?」
そうだなあ ↓
1 鬼ごっこ双子の廊下の先から行こう
2 バーの先から出よう
3 2階へあがろう
4 その他
136>>
バーの先を行ってみよう。
○1F バー前廊下
廊下だ。
目の前に扉。
右手の先にドアがある。
どうしよう? ↓
1 目の前のドアに入る
2 右手のドアへ行く
138>>
近場から当たるか
1F 職員の部屋
中は……。
僕の部屋によく似てた。
もちろん広さや置いてあるものは段違いだけど、ようするに誰かの部屋らしかった。
クローゼットやベッド、机もある。
水槽が置いてあるけど、中の小魚は死んでてどろどろに溶けていた。
霧切「ここには生活臭があるわね、まだ服が脱ぎっぱなし」
山田「子供の部屋ではないようですぞ」ガラ
苗木「山田くん?」
山田「苗木誠殿、こういう部屋には何故か死の直前まで書き続けられた日記がーありましたぞ!」ジャジャーン
本当にあった。
ゲームも馬鹿にできないなあ。
職員の日記
●月×日
あのバカの後処理はもううんざりだぜ。
いくら金の為って言っても、ガキどもが死ぬのを見るのは胸糞悪い。
十津川なんてとうとう気が狂っちまったって話だ。
それより俺はここから抜け出せるんだろうか?
ほいほい来ちまったが、ここじゃいくら金があっても使えねえ。
ちくしょう。
●月×日
今日はバーテンごっこだとほざいてやがる。
ガキに無理やり酒なんて呑ませるもんだから急性アル中でおっちんだ。
喉が焼けたみてえになってたのが忘れられなくて飯もくえねえ。
これなら傭兵家業の方がまだましだ。
●月×日
まったくなんでここは鍵が多いんだ。
金があるんだから電気式にしろっての。
ま、おかげで間違ってあいつの部屋にはいるなんてことはねえから安心だがよ。
●月×日
あいつの部屋の鍵が見当たらねえって朝から大騒ぎだ。
あらかたガキどもだろうがね、あいつの部屋に入れるのはガキだけなんだし。
正直いい気味だ。
あいつがくたばれば俺もここから出られるってもんよ。
○月×日
ガキどもが消えたと思ったら、同僚が自棄に騒いでやがる。
「バーテンダーのガキを見た」とか。
馬鹿野郎め、あいつは俺の目の前でおっちんだよ。
それよりあいつはくたばったのか、俺はもう荷造りしたんだけどな。
●月×日
嘘だろ?
けど目の前で……。
もういい、金なんかいらねえ、命あってだ。
●月×日
どうして森から出れねえ⁉
おかしいぞどうやたって30分もくだりゃ道路に出るはずだ!
足がいてえ、きっと疲れてるんだ。
明日になれば降りられる……。
○月×日
また一人……。
もう俺以外何人残ってるんだ。
俺だって手伝った、それはたしかさ、でも、元々はあいつじゃねえか?
なんで俺が……。
電話も通じねえ、森から出られねえ。
化け物共がうようよしてる。
どうすりゃいいんだ……。
●月×日
あたまいたい
はらへた。
ごめんなさいおくすりくださいしんじゃう
ままぱぱ
●月×日
いたいいたいいちあ
くそころ す すすす
意味不明な書きなぐりが残っている……。
苗木「……」
正直かわいそうと思えない。
だって、この人もー。
霧切「大丈夫? 苗木君?」
苗木「うん……大丈夫」
山田「人まで雇って……そういうのは2次元だけにあって欲しかったですぞ」
山田くんの言葉が、重くのしかかる。
霧切「いったんー」
バタン!
振り返って体が固まった。
30くらいの男が、クローゼットから飛び出してきた。
やせ細ってるのに、頭だけが3倍くらい大きく、おもちゃみたいに気持ち悪く揺れていた。
腰に、何か光るものがぶら下がっている。
「すすすすすっすすっす」
迫ってくる。
ようやく体が動いた!
山田「きゃあああああああああ⁉」
霧切「日記のー!」
どうする⁉ ↓
1 戦うぞ!
2 逃げる!
142>>
逃げよう!
苗木「逃げてみんな!」
山田「言われなくても!」
霧切「苗木君も早く!」グイ
「すすすっすす」
○1F バー前・廊下
部屋を飛び出し距離を取る。
出てはこれないみたいだ。
山田「な、何度あっても慣れませんぞ……」ヘナヘナ
霧切「慣れたら終わりよ」
まだ心臓が鼓動を打ってる。
今の部屋には誰もいなさそうだったな。
霧切「どうする? 苗木君?」
どうしようか? ↓
144>>
右手の奥のドアへ行ってみた。
苗木「開かないな」カチャカチャ
霧切「鍵がかかってるわね」
鍵か、そんなのどこにあるんだろう?
う~ん、どうするか?
どうしようか? ↓
146>>
一旦戻ろう。
○1F 玄関ホール
苗木「たえたえ?」
葉隠「くそ先に言われたべ! 餃子!」
江ノ島「あらたえこさん、お怒りになられませんの?」ウププ
セレス「ほほほ、わたくしそんなに短気ではありませんことよ」ギリギリ
腐川「く、唇から血流してるじゃない」
桑田「なんだよさやかちゃんいねーじゃん」
不二咲「どうだったの?」
僕はいきさつを説明した。
大神「ふむ、すると大規模なことになってきたな」
戦刃「何回かみたことあるけど、嫌だね」
朝日奈「うう……」
山田「鍵が必要ですぞ、出来れば職員クラスがもっているやつです」
とすると、さっきのところにまた行かなきゃならないのか……。
大神さんか戦刃さんがいると心強いな。
それとも2階か、鬼ごっこ双子の廊下の先に行くか……。
どうする? ↓
148>>
すいません人物指定もお願いします ↓
150>>
山田くん、大神さん、不二咲さんについてきてもらおうかな。
2階へ行こう、あの子の話が本当なら3人いるはずだ。
大神「了解した」
山田「やーってやるぜ!」ガッツポ
不二咲「うう……怖いよう……けど皆をみつけなきゃ……」
朝日奈「気をつけてね!」
葉隠「俺の占いによるとみんな助かるべ!」
江ノ島「7割ダメじゃないですか……絶望的です……」
葉隠「戦刃っち、ちょちょちょっとそこらの部屋から金目のもんとっけこれねえか? 9-1で手を打つべ」
戦刃「で、でも苗木君はここで待ってろって……」
腐川「あ、あんた主体性無さすぎじゃない?」
桑田「うひひ、女の子がいっぱいだぜー!」
霧切「……(ゴミを見る目)」
はは……みんな頼もしいなあ。
正面の階段を上がって、2階へ向かった。
○2階 ホール
ステンドグラスっていうのかな?
神様っぽい人に、子供が縋っている。
何も知らなかったら、きっと感動もしたんだろうけど……。
不二咲「どんなひとなんだろうね……」
不二咲さんの言葉に返事は無い。
どんな人か、わかりきってる。
大神「どちらへ向かう? 苗木」
ドアは二つ。
一階にあった食堂方面へのドアと、美術室の方面へのドア。
どこからいこうか? ↓
1 食堂方面
2 美術室方面
154>>
美術室の方に行ってみようか。
大神「開けるぞ」ギイ
○2F 植物園
不二咲「わ!」
山田「も、森? フォレスト!」
驚いた、中は植物園だ。
学園のともそん色ない。
鬱蒼と草花が生い茂ってる。
ツンとした、草の匂いが鼻を刺した。
大神「奇怪な……」
確かに、希望ヶ峰はまだ都心だからわかるけど、わざわざ森の中にあるのに……。
おまけにいかにも毒みたいな植物ばっかりだ。
苗木「気持ち悪いなあ」
山田「急ぎましょうぞ」
僕たちは石畳の道を歩き出した。
湿気がべたついて不快だ。
暫くして、草の迷路みたいなのがあった。
昔家族で入って僕だけ迷子になって大変だったなあ。
不二咲「め、迷路?」
山田「ふむむ、交通不便この上なしですぞ」
大神「これは? なんだ?」
迷路には、3つの入り口があって、それぞれに紋章が掲げられていた。
不二咲「どれかがあたりで、他は外れ? かな?」
山田くんじゃないけど本当に不便だなあ。
いや? 幽霊がわざとやってるのか?
どれに入ろう? ↓
1 ライオンの紋章の入り口
2 虎の紋章の入り口
3 象の紋章の入り口
156>>
象の紋章の入り口に入ってみよう。
大神「これでは一列に進むしかないな」ガサガサ
山田「おっふ! まじキッツ!」
不二咲「うう、壁が高くて怖いよお」
苗木(小柄を喜ぶべきか否か……)
暫く進むと、行き止まりだった。
大神「む、外れか」
苗木「戻るしかないか……」
山田「戻るのも一苦労ですぞ……ん? どなたか触りましたかな?」
不二咲「え? 僕は何もー」
苗木「僕は届かないし……」
○→大神
○→山田
○→不二咲
○→苗木
大神「我もー!」
山田「いやしかしなんかくずぐったく……(ひょい)……あら?」
不二咲「ひ!」
苗木「え? なにー!」
草の壁に、すごい数の毛虫が蠢いていた。
何匹かは足や手を伝って体にー。
不二咲「きゃああああああああ⁉」
山田「苗木誠殿いそいでえええええええ!」
苗木「うわあああああああああ!」
走るしかない!
どこもかしこも虫だらけだ!
払っても払ってもきりがない!
不二咲「やだあああああ! 服の中にはいってくるよおおおお!」
山田「異種姦はマジかんべんんんんんん!」
なんとか入口までたどり着いた。
体中の毛虫を振り払う。
潰れたのが気持ち悪い体液をにじませる。
うう……。
苗木「みんな、大丈夫?」
山田「な、なんとか……」
不二咲「ぼ、僕も……あれ?」キョロキョロ
不二咲「大神さんは……?」
今日はここまで
苗木メモ
・おそらく黒幕の『いったんくん』の部屋に入るには鍵があと3つ必要だ。
・職員までいるなんて……けど幽霊の時の雰囲気は何か違ってたな。
・職員部屋の幽霊は何かを持ってた。
・1階に1人、2階に3人囚われてるらしい。
151>>
もう、大神さんは超高校級の格闘家なんだよ? 超強敵幽霊とか鬼ごっこ双子みたいな特殊な状況で連戦でもしたらさすがに大変だけど、並の相手なら
クマの手を捻る如くだって、うぷぷ。
152>>
残姉ちゃんは何気に高性能なので連れていけばそこら辺のものを勝手に武器にして使ってくれるんだなあ。
格闘じゃ大神さんには敵わないけど武器術ならはるか上なんだよ?
ま、残念過ぎるけどねぎゃははは!
乙
安価は>>数字ね。数字の前に>>
残姉は戦場なら頼りになるけど、こういう搦め手には弱そうだし余計なことやって
状況を悪化させそうなイメージあるからなぁ。早く十神を回収したい所
え?
山田「お、大神さくら殿⁉」
苗木「大神さん⁉」
いくら呼んでも返事が無い。
そんな、数分、たった数分なのに?
そんなに離れてる訳じゃない、気絶して?
でも大神さんが?
不二咲「ど、どうしよう苗木くん?」
どうする⁉ ↓+3
>>160
ご指摘ありがとうございます。
大神さんを探す
>>164
大神さんを探さないと!
苗木「僕もう一回見て来る!」
山田「お、お待ちを!」ガシ
苗木「山田君⁉ 離してよ!」
山田「このままでは苗木誠殿まで遭難してしまいますぞ!」
苗木「僕のせいで大神さんがー」
山田「! 喝‼」
苗木「!」ビクッ
山田「苗木誠殿のせいですと! 笑止! 今まで何人助けましたかな⁉ そもそもがこの館のせいですぞ!」デブデブ
苗木「……」
山田「良いですかな⁉ 2度と自分のせいで等とはこの山田一二三絶対に許しませんぞ! 苗木誠殿が焦ってはいけませぬ!」ドドン
ふっと、軽くなった。
そうだよ、闇雲に突っ込んでどうこうなるもんか。
大神さんでも攫われたんだから。
苗木「ありがとう、山田くん」
山田「へ、いいってことよ」ニカ
不二咲(か、かっこういい///)
苗木「山田くん、どうすればいいかな?」
山田「今まで、行方不明になった方は皆幽霊といましたぞ。ここにいないということは、大神さくら殿もすでに別の場所と思われますぞ!」
不二咲「大神さん……」
山田「この迷路、恐らく正解はひとつで間違うとまたなにか起こりますぞ。霧切響子殿ならば見破れるやもしれませぬ!」
苗木「確かに」
山田「そしてこのメンバーでは聊か戦闘力に欠けますぞ、出来れば戦刃むくろ殿にいていただけると心強いですな」
そうだ、バーの子供で慣れてたけど、僕らじゃ手も足も出ないような幽霊がいるかもしれないんだ。
正直、僕らで対抗できるとは思えない。
山田「僕は撤退を提案しますぞ! よしんば進めても、どこかで詰まる可能性が高いですぞ!」
不二咲「ぼ、僕も賛成かな。ごめん、何も案出してないのに」
山田くんがいてくれてよかった。
大分冷静になってきた。
どうする? ↓
山田が活躍してるなぁ
撤退
>>166
戻ろう。
山田「委細承知」
不二咲「わかったよ」
○1F 玄関ホール
戻った僕は皆に事の次第を伝えた。
大神さんの失踪は動揺を与え、朝日奈さんは僕に食って掛かった。当然だ。
けど山田くんと不二咲さんのおかげでなんとかとりなし、今後について話し合いになった。
セレス「大神さんが消えたとなると……今まで行った部屋も候補にあがりますわね」
山田「ノンノン、行方不明と幽霊はワンセット、貯蔵室、バー、美術室の幽霊は成仏したのでそこはいないと断定できますぞ!」
江ノ島「うぷぷ、鬼ごっこの廊下と職員室、後は行ってない幽霊のいる部屋も。たくさんあって絶望的だね」ウププ
朝日奈「さくらちゃん……」
葉隠「オ、オーガでもやられちまうようなとこにいくんはごめんだべ!」ブルブル
桑田「おい! そんな場合じゃねーんだぞ! さやかちゃんも大和田も石丸も十神も大神だって助けを待ってんだぜ!」
霧切「紋章……」
不二咲「霧切さん、何かわかる?」
苗木「戦刃さん、今までの話からみて、幽霊の分析はどうかな?」
戦刃「たぶん、身体能力は子供のままっぽいから倒せると思う。けど大神さんの体でも傷つけられるってことは、何か不思議な力があるんじゃないかな。
武器無しだと、きついかも」
江ノ島「はあ~残姉はいざってときに役に立たねえなあおい!」
戦刃「う、うう……ごめんね……」
どうしようか? やることが多すぎてどれから手をつけたらいいか……
腐川「た、多分迷路は、ライオンが正解よ……」
葉隠「だべ⁉」
腐川「な、なんであんたが反応すんのよ……」
苗木「腐川さん、どうして?」
腐川「に、にぶいわね全く。あんたの拾った鍵、かかしが装飾してあったんでしょ?」
霧切「かかし……ライオン……4つ……! オズの魔法使い!」
腐川「へ、へえ知ってるんだ。ま、し、知らない方が無知よね……。だからあとライオンの鍵と、ブリキの木こりの鍵、ドロシーの鍵があると思うわ。
い、犬のトトはたぶんないと思うけど……」
セレス「……悪趣味ですわね」
桑田「小津?」
朝日奈「映画監督でしょ? サンマが大根の味とかいうの」
山田「はいスルースルー」
不二咲「そっか、それならつじつまが合うかも」
霧切「危険だけど、幽霊との遭遇を目指すべきかしら? 鍵も皆も一緒に手に入る可能性が高いわ」
江ノ島「はうう……希望が溢れてるよお……せっかく絶望的だったのにい……」
戦刃(マレフィセントの奴だっけ? 面白かったなあ)ホンワカ
苗木「ありがとう、腐川さん」
腐川「ふ、ふん///びゃ、白夜様の為なんだからね……! さっさとみつけなさい……!」
2階の植物園は突破できそうだな。
幽霊はわかってるところで、鬼ごっこの廊下と職員の部屋。
鍵がかかってて進めないのが職員の部屋の先。
まだ行ってないのが鬼ごっこ廊下の先と2階の食堂方面のドア、地下の冷凍庫の先か。
大神さんはどうだろう? 2階か、1階か、地下か。
どうしようか? ↓ ※探索の場合は同行者、話す場合は人物指定で
じゃあライオンのところに行こう、同行者は桑田と戦刃と霧切
>>169
腐川さんの情報を信じて行ってみよう。
苗木「迷路の先に行こう。桑田くん、霧切さん、戦刃さん。お願いできる?」
桑田「うっしゃ! さやかちゃんにいいとこみせてやるぜ!」
霧切「うふふ、わかってるわよ? 私はいつでも準備OKよ」
戦刃(ベイマックスも面白かったなあ)ポワポワ
……大丈夫だろうか?
○2F 植物園
再び植物園だ。
大神さんの姿はやっぱりない。
ライオンの紋章だよね。
桑田「おう待ってくれ」ポイポイ
苗木「どうしたの?」
桑田「石だよ。ボールが良いけど贅沢いってらんねーし」ポイポイ
戦刃(この石、ナイフ代わりになるな、研いでおこう)シュリシュリ
霧切「野外もいいわね」メモメモ
準備を待って、『ライオンの紋章』の入り口に入った。
不気味なくらい何もない一本道で、あっさりとドアにたどり着いた。
くそ、僕が間違えてなければ……。
! いけない! しっかりしろ僕!
桑田「すげーんだな腐川ちゃんも」
霧切「超高校級の文学少女だものね」
戦刃「あ、私が開けるね」ギイ
○2階 居間
小さな空間だった。
ソファとテーブルが脇にあって、目の前にはドアが二つ。
休息所みたいな感じかな?
ドアにはそれぞれ『ハート?』と『人間?』のレリーフが飾ってあった。
桑田「また部屋かよ」
霧切「なにかしら? 植物園の後……真逆の機械室? でもこんなところで……?」
戦刃「ハートだから、え、えっちなとこかな?」
どっちにいこうか? ↓
人間の方
>>171
『人間?』のドアに入ってみよう。
戦刃「いくよ///?」ガチャ
? なんで赤くなってるんだろう?
○2F 体鍛の間
中は、トレーニングルームらしかった。
サンドバックやバーベルが並んでー
大和田「オラァ! 立てやボケェ!」ドゴオ!
「……」
赤黒く膨れた子供を殴り続ける、大和田君の姿があった。
今日はここまで
桑田「大……和田……?」
戦刃「さがって桑田くん」スウ
苗木「霧切さん……」
霧切「ええ、あの子ね」
大和田「俺が最強なんだあああああ! お⁉」
大和田くんが僕らに気付いて顔を上げた。
目がぐるぐる巻きになっている。
大和田「ああ? なんだまだいたのかよ」ケタケタ
立ち上がって首を鳴らす。
こうしてみると怖いな、超高校級のヤンキーだし。
桑田「お、おい? お前どうしてー」
大和田「お前?」
桑田「え」
大和田「お前だあ⁉ 喧嘩売ってんのかゴラァ‼」ドグシャア‼
大和田くんのパンチで壁が凹んだ⁉
たしかにすごかったけど、ここまでじゃなかったはず。
大和田「まあいい、立ってるってことはよお……俺とやりてえってことだよなあ⁉」
霧切「気を付けて戦刃さん。幽霊のせいで力が強くなってるわ」
戦刃「うん」ス
大和田「ヒカリもんかよ! 上等だあ!」ダッ
大和田くんが戦刃さんに突っ込む!
霧切「苗木君! 私たちはあの子を!」ダッ
苗木「う、うん!」
大和田くんが戦刃さんに殴りかかる。
どれもこれもすごい速さだ、当たれば致命傷だろう。
けどー
大和田「ちょこまかしやがって!」ブンブン
戦刃「……」ッシュッシュ
僕でもわかる、大降りだ。
大神さんみたいに無駄のない攻撃じゃない、喧嘩殺法で隙が大きい。
大和田「っだらあ!」ゴッ
戦刃「……」スウ
鉄アレイで殴りかかる。
けど戦刃さんにはかすりもしない。
一方で戦刃さんも攻撃してない、傷つけたくないんだろう。
苗木「戦刃さん大丈夫⁉」
戦刃「平気」
大和田「おらおらよそ見してんじゃねえ!」
霧切「苗木君、手伝って」
苗木「あ、うん」
霧切さんが子供を抱きかかえる。
う……間近で見ると……。
体中膨れ上がって、男か女かもわからない。
「……」
霧切「大丈夫、助けるわよ」
「たす……ける……?」
霧切「苗木君、棚から薬品を。入ってるはずよ」
苗木「あ、う、うん」
急いで棚を漁る。
あった、包帯とか色々。
霧切さんは子供を膝に抱いて懸命にさすっている。
霧切「安心して」
「……ほん……とう?」
霧切さんには嫌悪とかそういうのが一切みられない。
看護師さんとか、まるで……
霧切「苗木君! 急いで!」
苗木「あ、はい!」
いけない。
戦刃さんが戦ってるのに!
急いで僕たちはこの子の治療にかかった。
大和田「く、くそ! 俺が最強なんだあ!」ドグシャア
戦刃「……」スス
大和田「こ、この……!」
大和田君は突然僕たちに突っ込んできた。
大和田「ならお前からだゴラァ‼」
苗木「!」
霧切「集中しなさい、苗木君」
苗木「でも!」
霧切「戦刃さんとー」
大和田君の脇腹に石が当たって体勢が崩れた。
大和田「⁉」
桑田「漢らしくねえぞ! 大和田ア!」
霧切「桑田君を」
苗木「……!」
霧切「包帯を」
苗木「うん!」
薬を塗って、包帯を巻いていく。
霧切「ひどいわね……」
苗木「わかるの?」
霧切「多少はね、長い間、無理に運動させられたせいで骨折や炎症がすごいわ」
顔は識別できない、歯は一本もない。
一体どんな……。
……。
やめろ、今は治療に集中するんだ。
大和田「くそだらあああああああああ‼」
桑田「俺の方にくるんじゃねー!」
最後の腕を固定して、霧切さんは包帯を置いた。
霧切「あとは休めば大丈夫」
「やすんで……いいの?」
霧切「ええ、いったんくんもそういってるわ」
光が溢れていく。
包帯だらけの顔が、笑った。
「あり……がとう……」
霧切「私たちの友達がどこにいるか、教えてもらえる?」
「となりにひとり……きょうしつにひとり……すてーじにひとり……ぷーるにひとり……だよ」
霧切「いったんくんの鍵は、わかる?」
その言葉で、目に見えるほどこの子は動揺した。
「だめ……だよ……」
苗木「え?」
「いったんくんは……こわいんだ……ぜったい……あっちゃ……だめ……」
そう言い残して、消えた。
大和田「……あ? んあ? 桑田?」キョロキョロ
桑田「やっとかよ……」ヘナヘナ
戦刃「……」ス
大和田くんが戻ったみたいだ。
大和田「ここは……苗木? って! いてて⁉」
桑田「あ、わ、わりい」
大和田「あ? どうなってんだ?」
僕は大和田くんにこれまでの経緯を話した。
見る見る大和田くんの顔が青ざめていく。
大和田「ま、マジかよ……」
桑田「マジマジ! お前あっぶねーなおい!」
大和田「俺が……子供を……殴って……」
苗木「大和田くんのせいじゃないよ! 操られてたんだ」アセアセ
大和田「け、けどよ……」
戦刃「誰もけがしてないし、大丈夫」
大和田「……」
納得はいってないようだけど、大和田くんは状況を理解してくれたようだ。
霧切「これは、遊びね」
苗木「遊び?」
霧切「おそらく、『いったんくん』にやらされてたのよ、今までの遊びを」
桑田「遊びって……」
霧切「マスターは喉が焼けてた、恐らく無理にアルコールを呑ませられたのね。貯蔵庫の子は、内臓を……」
苗木「……」
霧切「鬼ごっこも、今の子もきっとそう」
戦刃「ひどい……」
霧切「けどそうすると、職員が気になるわね。解放して成仏とはいかないかもしれないわ」
大和田「くそ! 胸糞わりいぜ!」
苗木「『いったんくん』も気になるね」
桑田「き、きっと化けもんみてえな野郎だぜ!」
大和田「苗木! 俺も連れて行ってくれ! 兄弟に他の奴にも顔向けできねえ!」
霧切「どうする苗木君?」
どうする? ↓+3
1 奥のドアへ行く
2 隣の部屋へ行ってみる
3 その他
2
>>184
隣の『ハートの部屋』に行ってみよう。
○2F 心鍛の間
中は……図書室みたいなところだけど……。
石丸「わかったかねきみたち!」
「はい! いしまるせんせー!」
「ぼくたちがまちがってました!」
石丸君と、体中に傷で文字を彫られていた子供が二人いた。
でもー
石丸「そうか! ぼくはうれしいぞ!」ドバー
「せんせー!」ドバー
「せんせー!」ドバー
石丸「勉強だけでなく、体も鍛えねばいけない! それを僕は兄弟からおそわったのだ!」
「きょーだい!」ガシ
「きょーだい!」ガシ
石丸「ああ、もうぼくたちは兄弟だ! さあ、胸に飛び込んできたまえ!」ブワッ
「「きょーだい!」」ガシ
あ、なんか光ってる。
「ありがとうおにいちゃん」
「とってもたのしかったよ」
石丸「はっはっは! 水臭いではないか! それにお兄ちゃんなんて照れくさいぞ!」
「これをあげるね」チャリン
「いったんくんにはきをつけて」
石丸「いったんくん? そうか! その子にも努力の素晴らしさを教えてあげよう!」
「「ありがとう」」フッ
石丸「ん? あれ? おーい君たち? む! おお! 兄弟ではないか! 君たちも! すまないが兄弟を一緒に探してくれないかね? 迷子かな?」
苗木「……すごいね」
霧切「ここまでくると若干狂気を感じるわね」
大和田「流石だぜ兄弟!」
桑田「かんどーしてんじゃねーよ! 怖いわ!」
戦刃(あ、これ盾子ちゃんが面白いって言ってた本だ。あとでみせてもらってもいいかな?)
『きこりの鍵』を手に入れました。
・ブリキのきこりの装飾がされている鍵。腐川の言葉が正しければあとふたつ『ライオンの鍵』と『ドロシーの鍵』で『いったんくん』の部屋へ入れる?
石丸くんに事情を説明した。
石丸「なんと! そんな非道が! ゆるせん!」ブワッ
大和田「おう! 『いったんくん』だか一反木綿だかしらねーがぶっ潰してやるぜ!」ゴオオ
桑田「あつっくるしいんだよおめーら!」
苗木「どうしようか?」
霧切「ここのドアは鍵がかかってるわ。恐らく大和田君の部屋もね、やっぱりマスターキーがいるわね」
苗木「マスターキーかあ。あとは舞薗さん、十神くん、大神さん、教室、ステージ、プール……」
霧切「正直、どこになにがあるかわからないわね。かなり重量をくう植物園が2階にあるもの」
戦刃(こ、これって世界のレーションカタログ⁉ も、もらっていってもいいかな?)
どうしようか? ↓
レーションカタログを貰おう
>>189
ん? 戦刃さん何を見てるんだ?
……『世界のレーションカタログ』? 欲しいのかな?
苗木「戦刃さん?」
戦刃「ひう! な、苗木くん?」アセアセ
苗木「それ、欲しいの?」
戦刃「あ、え、……そ、そんなこと……」
苗木「欲しいんだね?」
戦刃「あ……はい///」
霧切「ダメよ、なにがあるかわからないじゃない」
戦刃「う、うん……」シュン
苗木「いちおうこの館のだしね。そうだ、戦刃さん、ここを出れたら一緒に買いにいこうよ」
戦刃「え///」
霧切「な」
苗木「それならいいでしょ?」
戦刃「う、うん!///」
苗木「じゃ、ここから皆無事で脱出しないとね」
戦刃「うん!///」
霧切(し、しまったわ! あげておけば!)ギリギリ
桑田「ちっくしょお! 苗木の奴ばっかり! さやかちゃーん!」グヌヌ
石丸「燃えるぞおおおおおお!」メラメラ
大和田「っだらああああああ!」ゴオオオ
戦刃(苗木くんとお買い物苗木くんとお買い物苗木くんとお買い物///絶対に脱出するよ!)シュインシュインシュイン
・『戦刃むくろ』が覚醒しました
『苗木くんとの約束』で全能力があがりました。
残念度が大幅に減少しました。
さて、どうしよう ↓+3
一旦皆と合流
>>193
一旦みんなと合流しよう。
○1F 玄関ホール
セレス「あらあら、お二人ともご無事で」
不二咲「よ、よかったよお!」ウルウル
大和田「へ、そう簡単にやられるかってんだ!」
石丸「うむ!」
僕は皆にこれまでのことを説明した。
山田「正確な位置までわかりましたな! しかし未踏の地故どこがどこやらですぞ」
腐川「き、きこりの鍵……や、やっぱりあたしのいったとおりじゃない」フフン
江ノ島「あら残姉様、いつもとちがってみえますわよ」ウププ」
戦刃「うん、必ずみんなで脱出するよ」シュインシュイン
江ノ島「お、おう」
戦刃(そして苗木くんといっしょに……///)
江ノ島「あ、ちゃんと残姉だ」ホッ
朝日奈「さくらちゃん……」
葉隠「オーガがやられるわけないべ! 俺の占いは3割当たる!」
桑田「おめーのそれは不安になんだよ」
霧切「マスターキー……どこかで……?」ブツブツ
さて、どうしようか? ↓
戦刃、霧切、餃子と二階の人間の部屋の奥のドアの先を探索
>>195
大和田くんのいた、体鍛の間の奥のドアを調べてみようか。
霧切さんは鍵がかかってるっていってたけど……。
戦刃さん、霧切さん、セレスさんを誘おう。
戦刃「任務、了解」シュンシュイン
セレス「ま、待っているも退屈ですわね」
霧切「あなたとならどこまでも」
石丸「気を付けるのだぞ!」ビシッ
○2F 体鍛の間
あの子の影はなかった。
少しホッとする。
霧切「あら? このドア……」
セレス「どうされましたの?」
ドアに近づいてみると、普通の鍵穴に咥えて、電子式の鍵みたいなのがついていた。
戦刃「これは、電子錠だとおもう」
苗木「電子錠?」
戦刃「お金持ちの家で見たことある。どこかにこれを制御してるコンピュータがあると思う。それを解除できれば開くかも」
セレス「不二咲さんの領分ですわね。ですがそうまでしてとは何を隠していたのでしょう?」
霧切「パソコンは……確か隣にあったわね。どのみち鍵が無いと開けられないけど。苗木君? 私の記憶が正しければ、職員室のあの幽霊、鍵を腰に
下げてたと思うわ」
職員室の幽霊か。
確かにマスターキーなら今まで行けなかったところもいけるようになるな。
この部屋の先も気にかかるし……。
どうしようか? ↓
職員室
>>197
職員室に行こうか。
正直今の戦刃さんなら楽勝な気もする。
○1F 職員室前廊下
戦刃さんがドアに手をかける。
霧切「もしいなかった場合はプラン2に切り替えるわよ」
戦刃「うん」
セレス「私は見学させていただきますわ」
僕もか……。
我ながら情けない。
戦刃「いくよ」ガチャ
今日はここまで
乙です
館の見取り図的なのがちょっと欲しいな
「すすすっすす」
職員の幽霊が襲い掛かってきた。
戦刃「……」バキボカドカベキ
戦刃さんが瞬殺した。
いや冗談抜きでなにをしたか見えなかった。
「す……」スウ…
見えたのは、首が捩じれた幽霊が恨めしそうにぼくらを見ながら消える姿だけだった。
今迄と違って、光るのではなく、黒い霧みたいになって消えたのが気になるなあ。
戦刃「鍵があったよ苗木くん」
苗木「あ、うん、ありがとう」
少し怖いな。
いやいや、せっかく頑張ってくれたのに失礼だぞ僕。
・『マスターキー』を手に入れました。
特別なカギが必要なドア以外は、これで開けることが出来ます。
これであちこちいけるはずだぞ。
どこからにしようか? ↓+3
>>199
>>67の方があげてくださったのですが、バイオ1の洋館を簡略化した感じで想像していただけると助かります。
戻って合流しよう
>>204
一旦みんなと合流しよう。
セレス「あら、もうおしまいですの?」
○1F 玄関ホール
山田「お帰りなさいあなた! お風呂にするご飯にする? それともわ・た・し?」キュピン
江ノ島「絶望的に醜悪と私は意見いたします」オエッ
桑田「お、鍵ゲットしたのか!」
葉隠「お宝部屋とか絶対あるべ!」
大和田「おう苗木! 俺は準備満タンだぜ!」ウオオオ
石丸「それをいうなら万全だぞ兄弟!」ウリャアア
不二咲「その方式のロックなら、外せると思うよ」
朝日奈「苗木! 私を連れてって! さくらちゃんを助けるよ!」
腐川「びゃ、白夜様を優先しなさいよね」
どうしようか? ↓
ちーたん、戦刃 霧切さん連れて電子鍵の解除
>>207
あの電子錠が気になるな。
詳しそうな不二咲さん。戦刃さん霧切さんに来てもらおうか。
桑田「おうおうハーレムかよ苗木!」
○2F 体鍛の間
奥のドアにマスターキーを差し込むと解除できた。
でもやっぱり電子錠を解除しないと開かないみたいだ。
霧切「隣のパソコンをみてみましょうか?」
不二咲「さすがにそんな不用心じゃないと思うけど……」
○2F 心鍛の間
奥のドアを解除できた。
やっぱり普通の鍵なら開けられるんだ。
パソコンはどうだろう?
不二咲「よいしょ……あ、解除コードがある」カタカタ
霧切「意外ね……ってことは、頻繁に利用してたのかしら?」
苗木「嫌な予感がするね……」
不二咲「……よし、解除できたよ……待って! 地図がある」
戦刃「本当?」
霧切「たしか、あの子が言ってたのは……」
苗木「教室、ステージ、プール!」
不二咲「待ってねえ……教室はこの部屋の先、奥にある。その間が、『いったんくん』の部屋だよすごく大きい」
ついに……!
不二咲「教室……1階の長い廊下の先」
霧切「鬼ごっこの双子……」
不二咲「ステージは、そのもっと先だね。……? 後地下に居住区みたいなのがある、プールもそこだ」
戦刃「子供たちのかな?」
霧切「わざわざあんな場所ってことは、なにかあるわね」
不二咲「ごめん、プリンターが無くて印刷は出来ないよ」
霧切「心配しないで、記憶したわ」
僕も一応メモしとこう。
戦刃「その鍵で大体のところにいけるね」
不二咲「みんなを助けられるよお」
霧切「さて、どこからいこうかしら? 苗木君」
電子錠から思わぬ収穫だ。
どこから攻めるか? ↓
戻って報告
>>209
戻って報告しよう。
皆の意見を聞いてみたい。
僕たちは一旦戻ることにした。
今日はここまで
○1F 玄関ホール
葉隠「んあ? もう帰ってきたべ?」
……葉隠くんに言われるとなんかムカツク。
セレス「進展有りましたの?」
僕はこれまでのことを説明した。
腐川「びゃびゃびゃ白夜様! 今行きます!」ダッ
朝日奈「ちょ、ちょっとちょっと! 落ち着いて腐川ちゃん!」ガシ
桑田「鍵はあんだろ? ラクショーじゃんか」
山田「甘いですぞ桑田怜恩殿! トラップや幽霊がわんさかですぞ! 終盤近いからはっきりわかるんですな!」デブデブ
大和田「ユーレイがホントのこと言ってっかもわかんねえしな」
石丸「兄弟! 僕は彼らと心を通わせた! 僕にはわかる! 彼らはそんなことしない!」
江ノ島「うぷぷ……うまくいきすぎて気味が悪いね!」
不二咲「けどどこに誰がいるかまではわからないんだ」
霧切「ひとつづつ当たっていくしかないわね」
戦刃「戦いは、まかせて」
さて、どうしようか? ↓+3
石丸と会話
>>220
石丸くんと話してみよう。
苗木「石丸くん、何かあの子たちから聞けたことがあった?」
石丸「む! そうだな! あの子たちは遊びと言っていたぞ! しかし遊んでばかりではいかん! 幼いうちから勉学に励むべきなのだ!」
苗木「そ、そうだね」
石丸「そもそも幼少期から勉強の習慣をつけることはー」ペラペラ
長くなりそうだからいいや。
けどやっぱり『いったんくん』に遊びを強要されてたのかな?
到底まともな遊びじゃないんだろうけど……。
そういえば、これだけ大きい屋敷ならお金持ちなのかな、十神くんなら知ってるかもしれないなあ。
さて、どうしようか? ↓
霧切さんと会話
>>222
霧切さんの意見を聞きたいな。
霧切「あら、どうしたのかしら苗木君? 愛しの戦刃さんのところにいかなくていいのかしら?」
な、何か棘があるなあ……。
苗木「あ、霧切さんの考えが聞きたいかなって」
霧切「……そうね、誰がどこにいるか、なんとなくわかるんじゃない?」
苗木「え?」
霧切「桑田君は鬼ごっこ、大和田くんはトレーニング、私はバー、石丸君は先生、こじつけかもしれないけど、なんとなくそれぞれのイメージに沿ってない?」
苗木「あ」
霧切「ステージに舞薗さん、教室に十神くん、プールに大神さんかしらね? 順当に行くと」
そんな気がしてきたぞ。
霧切「それと、教室が2つあるのに気付いた?」
え? メモを見返す。
本当だ、長廊下の先、ステージの前と、2階の奥の2つ。
霧切「おそらくどちらかがフェイクね」
むう、まだまだ一筋縄じゃ行かないようだぞ。
気を引き締めなきゃ。
霧切「そして頭脳明晰な私は探索に不可欠。苗木君、ここまで言えばわかるわね?」キリギリッ
どうしようか? ↓
ものクマと会話
>>224
ものクマと話してみよう。
苗木「ものクマ。どう思う?」
……
……
……
返事が無い、どうやらものクマはいないみたいだ。
不二咲「ど、どうしたのかな?」ヒソヒソ
大和田「疲れてんじゃねーか?」ヒソヒソ
山田「以前もありましたぞ」ヒソヒソ
江ノ島「うぷぷ、絶望的に壊れてきたね」ヒソヒソ
……みんなが少し余所余所しくなった気がする。
ど、どうしようか? ↓
江ノ島と話す
>>226
江ノ島さんと話してみよう。
苗木「「江ノ島さん」
江ノ島「おう! 苗木、ものクマはどうした!」ウププ
苗木「う……わ、忘れてよ」
江ノ島「それについては後日検討する次第です!」キリッ
苗木「あ、はは……江ノ島さんは、どう思うかな?」
江ノ島「うん? ここはすっごくあたし好み」
苗木「え?」
江ノ島「絶望が溢れててとっても絶望的です……ああ……///」プルプル
やっぱりよくわからないなあ。
江ノ島「その絶望の中でなお輝く希望が最高で最低に絶望的イ!」
苗木「え?」
江ノ島「憶えときなよ苗木。絶望はどこにだって潜んでるんだよ、どんなに準備しても避けられないのだってある」
苗木「う、うん……」
江ノ島「せいぜい足掻くがいい! ニンゲン!」ギャハハ
……どういう意味かな?
どうしようか? ↓
かませメガネのことを助けに……行かないでさくらちゃんを救いに行く
残姉と朝日奈と桑田と石丸を連れてかな
>>228
大神さんを助けに行こう。
プール……地下だね。
朝日奈「まっててねさくらちゃん!」
石丸「必ず助けるぞ!」
桑田「さやかちゃんじゃねーのかよ! い、いやなんでもないよ朝日奈ちゃん」
戦刃「苗木くんの為ならどこへでも」
大和田「気い付けろよ兄弟!」
不二咲「がんばって!」
山田「ファイトですぞ!」
葉隠「むむ! 今回は不吉な予感がするべ!」
セレス「むしろそれしかないのですが」
江ノ島「うぷぷ、絶望的だね」
霧切「戦刃さんとよろしくね」スネッ
腐川「ど、どうしたのよあんた」
……とにかくいこう。
○B1F 地下貯蔵室
冷凍庫に入った。
桑田「さ、さみいぜ」ブルブル
石丸「桑田君! 君は鍛錬が足りないぞ!」ハッハ
朝日奈「苗木、早く行こうよ!」
苗木「うん、鍵はセレスさんが開けてくれてから……戦刃さん?」
戦刃「あ、ごめん。ナイフを取ってるんだ。戦闘用じゃないけど、使えると思う」
・『調理用ナイフ』を手に入れました。
調理用のナイフ。戦闘向きではありませんが、戦刃むくろさんが使えば業物に早変わり。
現在の装備者:戦刃むくろ
よし、いこう。
○B1F 通路
戦刃「……よし、来ていいよ」
扉の先には長い洞窟みたいな通路が続いていた。
ライトで僅かに照らされているけど、暗くて滑って危なっかしい。
桑田「なんだよこりゃ?」
戦刃「たぶん地下道をそのまま使ってるんだと思う」
苗木「長そうだね」
朝日奈「こんなところに子供たちを……」
正気の沙汰じゃない。
みんなそう思ってるだろう。
僕たちは言葉少なく進んでいった。
しばらくいくと木製の扉があった。
朝日奈「? 何かあるね」
苗木「仕掛けかな?」
扉には5つの穴があった、何かが入るような窪みがある。
真ん中だけ大きいな。
○
○○○
○
桑田「くぬ! あかねーぞ!」ガチャガチャ
戦刃「特別なカギがいるのかな」
朝日奈「うう、目の前なのに!」
鍵か。
幽霊が落とす奴かな?
けどそんな感じじゃないな、なんか、もっと丸い……オブジェみたいなを入れるみたいな穴だ。
桑田「どうする苗木? あけらんねーぞ?」
う~ん、どうしよう? ↓
いったん諦めて教室行くか
>>232
ここは無理そうだな。
いったん教室に行ってみよう。
どっちの教室に行く? ↓
1 1階
2 2階
1
>>234
1階、双子のいた長廊下の先の教室から行ってみようか。
桑田「うげ、マジかよ」
桑田くんはいやそうだ、そりゃそうだろうな。
朝日奈「今度は自分で走るよ!」
○1F 美術室
このドアの先に廊下があって、あの双子もいる。
桑田「苗木、どうするんだ今度は?」
苗木「霧切さんみたいに、あの子たちを解放してあげればいいんだろうけど……」
朝日奈「鬼ごっこをやめさせればいいんだよね?」
桑田「前は俺たちが鬼だっていってたよな」
戦刃「今度は、私たちがあの子を追わなきゃいけないのかな?」
苗木「でもそうすると捕まえても鬼が交代するだけな気がするから……」
○1F 廊下
戦刃さんが先導しドアを開ける。
中に入ると、あの双子がいた。
「おにだ」
「おにだ」
「にげよう」
「にげよう」
走り出す。
ここまでは予想通り。
苗木「みんな、お願い」
朝日奈「うん」ス
桑田「あ~あ、やってらんねえ」ドサ
戦刃「もう疲れちゃった」ス
一斉に、その場で座り出す。
すいません今日はここまで
双子はキョトンとしてる。
よし、想像通り。
朝日奈「キミらももうやめようよ」
桑田「鬼ごっこ何て流行んねえし」
戦刃「『いったんくん』さんもいってたよ?」
「だってよ?」
「つまんないね」
「うん」
「ねてようか」
そういって、双子は消えた。
桑田「お、やったか?」
戦刃「待って、なんか違う」
確かに、光るのでも黒い影になるのでもなかった。
そして染みはまだある。
成仏してないけど、撃退には成功したのかな?
朝日奈「う~ん、通れるならいいんじゃない?」
戦刃「けど、帰りにどうなるか……」
気にはなるけど進もう。
今はそれしかない。
僕らは奥のドアの鍵をマスターキーで開けて先へ進んだ。
○1F 教室
朝日奈「きゃ! こ、これって!///」
桑田「ふおおおおおおおお⁉」
戦刃「///」カア
な、中は……その……。
エッチな道具がいいぱいあって……///
い、いったことないけど、教室プレイ? みたいなので使うところ?
ああもう、そういうのだよ!
道具とか服とか……いっぱい!
朝日奈「や、やだ! さっさといこう!///」
桑田「お、おう(ちょ、ちょろまかしてもばれねえかな?)」
戦刃(あんなにおっきいの……///苗木くんってどれくらいかな///こ、こういうの好きなのかな?///)キョウミシンシン7
こ、この服なんてほとんど紐……///
はっ!
ぼ、僕は興味なんてないぞ!
本当だい!
さ、さあ ↓+5
1 この先のステージに進むぞ!
2 この部屋を調べるぞ! や、やましくないぞ探索だ!
2
>>245
いや! しっかり調べるべきだ!
何があるかわからないからね!
そう、しかたないんだ!
苗木「みんな、ここを調べよう!」
朝日奈「えええええええ!///」
桑田「しょ、しょうがねえな!(こ、これローター?)///」
戦刃(や、やっぱり好きなんだ///)
こうして僕たちは部屋を探索し始めた。
と言ってもめぼしいものはない。
そう言う道具や服があるばっかりだ。
苗木(こんなサイズの⁉ い、いやきっと外人向けのだ! 僕は平均的なはずだ!)
朝日奈「こ、これ水着?/// み、みえちゃうじゃん///」
うほおおおおおおお!
朝日奈さん! それだよそれ! 恥ずかしがりつつ興味津々! たまんねええ!
桑田「……」
戦刃「苗木くん」ズイ
苗木「わ! な、なにどうしたの戦刃さん」
ば、ばれた⁉
戦刃「ここの……その……いろんなの/// 巧妙にだけど、血が拭き取られてる」
苗木「え?」
戦刃「その……あんまりいことに、使ってないと思う」
急速に頭が冷えていく。
そうだよ、ここは『そういう』ところじゃないか。
何してたんだ僕?
苗木「う、うん。じゃあそろそゴシャ!
戦刃「苗木くん⁉」
あれ?
なんで倒れてるんだ?
暗いよ?
頭がなんか……
桑田くん?
なんで投げー
朝日奈さんにー
いくさー
となりのー
おんなのこー
桑田「はあはあ……へへ……さやかちゃん……たすけたぞ……へへ……」
まいぞのー
かおー
みいら?
どして
ドシャア
・DEAD END2『誘惑』
モノクマ「はい、またお会いしましたね」トコトコ
モノクマ「ま、運が悪かったね」ウププ
モノクマ「桑田くんだったから♪ 桑田くんだったから♪」フリフリ
モノクマ「長いは禁物、けどよく探せば何かがあるかも?」ハアハア
モノクマ「なんて絶望的なんでしょう!」ギャハハ
モノクマ「それではこの辺でサイナラサイナラサイナラ」スタスタ
今日はここまで。
このSSで改善した方がいいところ等あるでしょうか?
リロードしますか? ↓+3 ※どこからかもお願いします
>>254
やっぱり江ノ島さんはよくわからないなあ。
さて、どうしようか? ↓
男連れてくとヤバそうだから戦刃、餃子、霧切、江ノ島でプールに
>>256
大神さんを助けに行こう。
プール……地下だね。
戦刃「了解」
霧切「ご同行するわ。分かってるわよ苗木君」キリッ
セレス「あらやだドレスが汚れてしまいますわ」
江ノ島「地下……わたしには似つかわしいですね……」
山田「くっリア充爆発しろ!」デブデブ
○B1F 地下貯蔵室
冷凍庫に入った。
江ノ島「ちっくしょい寒いぜ!」
セレス「何度来ても嫌な処ですわ」
苗木「鍵はセレスさんが開けてくれてから……戦刃さん?」
戦刃「あ、ごめん。ナイフを取ってるんだ。戦闘用じゃないけど、使えると思う」
・『調理用ナイフ』を手に入れました。
調理用のナイフ。戦闘向きではありませんが、戦刃むくろさんが使えば業物に早変わり。
現在の装備者:戦刃むくろ
霧切「行きましょうか」
○B1F 通路
戦刃「……よし、来ていいよ」
扉の先には長い洞窟みたいな通路が続いていた。
ライトで僅かに照らされているけど、暗くて滑って危なっかしい。
セレス「あら、また歩きますの?」
戦刃「たぶん地下道をそのまま使ってるんだと思う」
苗木「長そうだね」
霧切「こんなところに子供たちを……やはり脱走防止の為ね」
正気の沙汰じゃない。みんなそう思ってるだろう。
江ノ島「うぷぷ、苗木君? これはまだ全然ソフトだって言ったらどうする?」
苗木「え?」
江ノ島「もう、現代っ子の癖にネットみないの? ここが天国だって言う子供が一杯いるんだよ」ウププ
……。
しばらくいくと木製の扉があった。
戦刃「? 何かあるね」
苗木「仕掛けかな?」
扉には5つの穴があった、何かが入るような窪みがある。
真ん中だけ大きいな。
○
○○○
○
苗木「開かない」ガチャガチャ
戦刃「特別なカギがいるのかな」
霧切「それだけじゃなさそうね」
霧切さんが穴を覗き込む。
霧切「複雑な仕掛けがあるわ、鍵だけでもダメみたいね何かある」
セレス「罠ですか?」
江ノ島「一個だけ大きいのも変ですね、私の予想ではこれはエンブレム的なものがいりますね」キリッ
エンブレム。
ゲームっぽいなあ。
セレス「数が多すぎませんこと?」
戦刃「探すの大変そう」
霧切「いえ、もし幽霊で隔離されてなければ、一カ所にあるはずよ、これだけ多いと管理も大変なはず」
江ノ島「それでもこのでっかいのは特別そうだけどね」
霧切「いままでだと……大和田君の部屋の奥が怪しいかしら」
セレス「遠いですわね、どうします苗木君? わたくし遠出はごめんですわよ?」
どうしようか? ↓
一階教室へ
>>259
1階の教室に行こうか。
この先にステージがあるはずだ。
霧切「苗木君。それなら大和田君のいた部屋に先に行きたいのだけれど」
苗木「え?」
霧切「双子の廊下、忘れた?」
あ
霧切「足の治療と遊びの終わりを告げれば、成仏してくれるはずよ」
そっか、忘れてたよ。
もし行っても足止めどころか死んじゃう可能性もあるんだ。
どうしようか? ↓
1 行く
2 行かない
1
>>261
よし、行ってみよう。
セレス「はあ、めんどくさいですわ。おぶってくださらない?」
苗木「ええ……う~ん、セレスさんくらいなら」
セレス「え///」
苗木「え」
霧切「! 苗木君! 今猛烈に足が壊死してきたわ!」
戦刃「だ、大丈夫? 手当てしないと」
江ノ島「お姉ちゃんが変わらなくて俺はうれしーぜ!」
○2F 体鍛の間
この奥だね。
セレス「もうデリカシーの無い方ですわね!」
霧切「たえちゃんは黙っててくれる?」
セレス「ああ⁉」
江ノ島「てめーらシリアスになると死ぬ病気か」
戦刃「入るよ」
○2F 隠し部屋
苗木「こ、これは……」
セレス「武器……ですわね」
戦刃「わあ、すごい///」
一面の武器だった。
ナイフや銃まである。
霧切「制圧用の部屋かしら?」
子供に……。
江ノ島「ますますまともじゃないわねー」
戦刃「うん、傷んでるけど十分使えそう」カチャカチャ
霧切「あったわ」
霧切さんが差しだしたのは、チェスの駒みたいな置物だった。
白と黒の魔女が象ってある。
セレス「これですの?」
霧切「大きさ的には間違いないわ」
江ノ島「やだオズオタク? きんもー☆」キャルン
・『魔女の鍵』を手に入れました。
魔女を象った、白と黒の特殊なカギです。
地下の居住区に入るのに使います。
霧切「治療品も貰っておきましょう」
・『治療具一式』を手に入れました。
治療が出来ます。
5回ほど使えそうです。
戦刃「よし、準備満タン」チャキ
・『戦刃むくろ』さんがフル装備になりました。
戦闘力が最高になりました。
江ノ島「うぷぷ、残姉ちゃんが本気で絶望的ですねえ、苗木君? どこからいくのかな?」
さて、どこから行こうか? ↓+3
人いないな、↑
>>266
ステージから攻めようか。
戦刃「負ける気がしない」ジャキッ
○1F 美術室
この先が鬼ごっこの双子のいた廊下だ。
霧切「作戦はわかるわね」
苗木「OKだよ」
セレス「従いますわ」
江ノ島「絶望的ィ‼」
○1F 廊下
入ってすぐ双子が現れた。
「きたね」
「きたよ」
「おにはそっちだ」
「にげよう」
「にげよう」
走り出す。
くずれた足から血が線になって伸びていく。
霧切「苗木君」
わかってるさ。
僕たちはいっせいに座り込む。
セレス「やりませんわ」
江ノ島「まじつかれたしー」
戦刃「ごめんね」
双子の動きが止まる。
「やらないの?」
「どうして?」
霧切「ねえあなたたち」
霧切さんが優しく問いかける。
霧切「ずっとやっていて、疲れたんじゃないの?」
「……」
「……」
霧切「足も怪我して、ほら、治してあげるわ」
「でも……」
「いったんくんが……」
霧切「いったんくんもいいって言ってるわよ。ほら」
双子は戸惑いながら霧切さんに足を差し出した。
包帯を巻いていく。
霧切「いったんくんはどうしてこんなことをさせるのかしら?」
「いったんくんはむかしあそべなかったんだ」
「だからだってきいたよ」
霧切「なんでかしら?」
「わからないよ」
「きくとおこるんだ」
霧切「そう、はい出来たわよ」
治療された足を見て、双子は顔を見合わせる。
「やすんじゃおうか」
「そうしようか」
光り輝く。
成仏だ。
この優しさが、少しでもここの人たちにあったら……
「ありがとう」
「ありがとう」
霧切「ゆっくり休みなさい」
「これをあげるね」
「おねえちゃんに」
何かを霧切さんに渡しー
「きをつけて」
「このさきのこは」
「こわいこだよ」
消えた。
江ノ島「鍵ゲット」
霧切「いいえ……違うみたいね」
霧切さんの差し出したのは、ライオンの意匠がされた鍵の根元だった。
江ノ島「はあ⁉ なにこれ⁉」
霧切「簡単には、いかないみたいね……」
・『ライオンの鍵』の一部を手に入れました。
取っ手のみでこのままでは使えません。鍵の部分が必要です。
進むしかないよね。
○1F 教室
な、中は……その……。
エッチな道具がいいぱいあって……///
い、いったことないけど、教室プレイ? みたいなので使うところ?
ああもう、そういうのだよ!
道具とか服とか……いっぱい!
セレス「ま、そうでしょうね」
江ノ島「マジで趣味わりー。さっさといこうぜ」
霧切「覚悟はしてたけど、嫌な物ね」
戦刃「///」
あ、そういう空気じゃないな。
どうしようか? ↓
1 でも一応調べよう
2 ステージへいこう
1
>>270
でも一応調べよっと。
セレス「苗木君って……」ヒソヒソ
江ノ島「オトコノコだしねうぷぷ……」ヒソヒソ
戦刃(こ、これ入れるの? い、いたくないのかなあ///)
霧切「苗木君、私は知識豊富よ、ここまで言えばわかるわね?」バッチコーイ
なんか冷たい視線を感じる。
ええい、これは探索だ。
それにしてもすごいなあ、一体……。
江ノ島「やらないってばさー」
「やれよぶす」
江ノ島「松田君のまねでしょ~? ぜーんぜん絶望しなーい」
苗木「え、江ノ島さん⁉」
戦刃「! 盾子ちゃんさがって!」チャキ
セレス・霧切「!」
江ノ島さんの横にあれがいた。
ドレスを着た、顔がミイラの幽霊!
「あいつのせいでおれはー」
江ノ島「あんた演技へったねー」
「な」
江ノ島「それとー」
瞬間、江ノ島さんの手刀が、幽霊の腹を貫いた。
「ぐおおおおおおお⁉」
江ノ島「その人を騙るんなら、覚悟しなよ」
幽霊は黒い影になって消えた。
江ノ島さんには、今までと比べものにならないすごみがあった。
皆が息を呑む。
戦刃「じゅ、盾子ちゃん?」
江ノ島「はにゃにゃ~? あれれ~? 私様ったらどうしたのかしらあ?」
セレス「あ、操られて?」
霧切「……そう、なのかしら?」
やっぱりよくわからない。
超高校級のギャルのハズだよね?
いつも感じてたけど、なにか、こう……
江ノ島「おっし苗木! さっさといこうぜ!」グイ
苗木「ちょ、ちょっと!」
霧切「ま、待ちなさい!」
江ノ島さんに引きづられて先へ進んだ。
○1F ステージ
舞園「いえ~い💛 では次行きますよ~‼」
「きゃー」
「わー」
「さやかー」
……
ステージって言うか、洋画に出て来るダンスホールみたいなところで、舞園さんが踊っている。
ふりふりの衣装、キレキレのダンス、抜群の歌唱力。
やっぱり超高校級のアイドルなんだなあ、可愛いなあ。
痛い痛い霧切さんどすいてつねるのさ。
それも、まわりに群がるミイラの顔した幽霊を見なければだけど。
教室と同じだ、綺麗な服を着せられているが、体はミイラだ。
舞園「~♪ ~♪」
舞園さんはまるで気づかず踊っている。
苗木「まいぞー」
霧切「待って、苗木君。みんな舞園さんに夢中で気づいていないわ」
江ノ島「まずは偵察ですか……? 絶望的です……」
セレス「すごい数ですわ、20はいますね」
戦刃「……」ジャキ
どうしようか? >>275
1 霧切さんの言うとおりに様子を見よう
2 いいや、すぐに助けよう
3 その他
1
>>275
取りあえず様子を見ようか。
舞園「次の曲行きますよ~!」
ワーワー
……幽霊にまで人気ってすごいなあ。
戦刃「今なら、全員一撃で倒せるよ」チャキ
江ノ島「やだ~、お姉ちゃんが頼りになって絶望的ですう」キャピッ
セレス「しかし悪趣味ですわ。何を催していたのやら」
霧切「……」
どうしようか? >>278
1 まだ様子をみよう
2 よし、助けるぞ
3 その他
1
>>278
まだ様子見だ。
舞園「盛り上がってきましたね! まだまだですよ!」
「いえ~い」
「さやかー」
セレス「コール」
江ノ島「コール」
霧切「コール」
戦刃「ど、どろー」
ああもうみんなポーカー始めちゃったよ。
戦刃さん顔に出過ぎ。
どうしようかなあ? >>282
1 まだまだ様子見だ
2 助けるぞ
3 その他
1
>>282
まだまだ様子見だ!
舞園「~♪ ~♪」
「いいぞー」
「やいやい」
江ノ島「しまうま」
セレス「マフラー」
霧切「ラマ」
戦刃「ま、ま……マートン? あ」
江ノ島「だー! なんでいっつもてめえで途切れんだよごらあ!」
……辛くなってきたな。
どうしよう? >>287
1 まだまだまだ様子見だ!
2 いや助けようよいい加減
3 その他
2
>>287
助けるぞいい加減!
これ以上舞園さんを危険な目に合わせられない!
苗木「戦刃さん!」
戦刃「わ、わかった!」ジャキ
霧切「ま、まって苗木くー」
戦刃さんの一斉掃射で、幽霊たちは瞬く間にはじけていく。
「あ」
「や」
「さや」
一発の無駄弾もない。
的確に頭を弾き飛ばしていく。
数十秒もせず、幽霊たちは全て黒い影となって消えた。
苗木「舞園さん!」
未だステージに佇む舞園さんに駆け寄る。
よかった、怪我はないみたいだ。
舞園「……」
苗木「舞園さん! 大丈夫⁉ けがはー」
スカッ
あれ? 何この赤いのは?
舞園さんその手の光ってるのは……。
あれ、力が入らないよ。
痛
首がー
血?
え?
舞園「どうして……」
まいぞのさん……
かおがあかいー
舞園「どうして邪魔するの……」
こわいよ……
いつもみたいにわらってー
舞園「死 ね」
・DEAD END3「ステージ途中につき」
モノクマ「あらら」ヒョコヒョコ
モノクマ「ま、今回も途中まではすごかったね」ウププ
モノクマ「しってたのかなあ♪ しってたのかなあ♪」アーヨイヨイ
モノクマ「ま、ヤンデレっぽいですからねえさやかちゃんは」クスクス
モノクマ「デレた相手が悪かったねえ苗木君!」ギャハハ
モノクマ「アドバイスだよ。霧切さんは基本安牌だねえ。き・ほ・んはだけど」
モノクマ「ほいじゃ、サイナラサイナラサイナラ」フリフリ
リロードしますか? 場所も明記おねがいします >>295
>>284から
>>295
まだまだ様子見だ!
舞園「~♪ ~♪」
「いいぞー」
「やいやい」
江ノ島「しまうま」
セレス「マフラー」
霧切「ラマ」
戦刃「ま、ま……マートン? あ」
江ノ島「だー! なんでいっつもてめえで途切れんだよごらあ!」
……辛くなってきたな。
どうしよう? >>300
1 まだまだまだ様子見だ!
2 いや助けようよいい加減
3 その他
霧切と相談
>>300
霧切さんに相談してみよう。
苗木「ねえ、霧切さん」
霧切「あら、どうしたの?」
苗木「このままでいいの? もうー」
霧切「そうね、そろそろかしら」
苗木「え?」
僕がその意味を知る前に、音楽が止まった。
舞園さんがステージの上で泣いていた。
舞園「これで、最後です……」
「さやかー」
「やめないでー」
舞園「さやかは、さやかは……普通の女の子に戻ります!」
「いやー」
「まってー」
舞園「でも、これだけは忘れないで」
そういって舞園さんは飛び切りの笑顔を見せた。
ほれぼれするような、魅力的な笑顔だった。
だから霧切さんお尻を抓らないでって。
舞園「さやかは、いつまでもあなたと一緒です!」
「ああ~」
「わすれないよ~」
「さやか~」
幽霊たちが発光する。
セレス「あらきれい」
舞園「みんな! ありがとー!」フリフリ
「「「ありがとー」」」
そして、舞園さんが残った。
舞園「……あれ? ここは……苗木君? みなさんも」
苗木「よ、よかった舞園さん。元に戻ったんだね」
舞園「? え? こ、この服は?」
江ノ島「げっちゅ」
・『時計のオブジェ』を手に入れました。
針が二つついた時計を模したオブジェです。
理科の扉の真ん中にハマりそうです。
針は可動式のようです。
今日はここまで
舞園さんに事情を説明した。
舞園「そ、そんなことが! 苗木くん! わたし怖い!」ガシ
苗木「わ///」
霧切「こ、この離れなさい!」グイグイ
セレス「抜け駆けは許しませんわよ」グイグイ
戦刃「……」イイナア
江ノ島「うぷぷ、残姉はそうじゃないとね」
ど、どうしようか? >>305
頭をよしよししてあげる
他の人にも
>>305
う~ん、不安そうだし頭を撫でてあげようか。
我ながらよくわからないなあ。
苗木「怖かったね、舞園さん」ヨシヨシ
舞園「きゃ///もう、大胆なんですから///」
霧切「な、苗木君! 私も不安にさいなまれているわ! ここまで言えばわかるわね?」ビシッ
素直じゃないなあ。
苗木「うんうん、霧切さんも頑張ってるね」ヨシヨシ
霧切「///」ドヤア
舞園「ぐぬぬ」
このさい皆にもー
セレス「きゃ」
戦刃「はうう///」
江ノ島「うむ、我の頭に触れるとはいい度胸なり!」
こころなしか皆がリラックスしたような気がするぞ。
これでよし。
……なにがだろう?
さて、どうしようか? >>310
1 十神くんを助けるぞ
2 大神さんを助けるぞ
3 その他
1
>>310
よし、十神くんを助けに行こう。
2階奥の教室だよね。
苗木「十神くんを助けにいこう」
舞園「助手のわたしの出番ですね!」
霧切(この枕が!)ギリギリ
○2F 廊下
石丸君のいた心鍛の部屋を出ると、広い廊下があった。
奥には教室、左には『いったんくん』の部屋。
階段もある、これはバーから繋がってたのかな。
それにー
江ノ島「あ、これこれ!」
戦刃「わ、おっきい」
セレス「これが……」
『いったんくん』の部屋の前には、大きな肖像画が飾られていた。
壮年の厳めしい男の人だ、昔の政治家みたい。
苗木「いったんくんか……」
舞園「そんな感じに見えないですけどね」
霧切「人の心何てわからないわよ」
この人が、あの子たちを……。
セレス「! 鍵穴がありましてよ」
扉に4つの鍵穴があった。
やっぱり腐川さんの言葉は正しい、鍵穴にかかし、きこり、ライオン、女の子の彫り物がしてある。
江ノ島「ビンゴ!」
戦刃「あとはライオンの鍵の方と女の子の鍵だね」
十神くんのところにあるだろうか?
そう考えつつ、僕らは教室にはいっていった。
○2F 教室
「おいめがね」ビシビシ
「どうしたどうした」ビシビシ
十神「やめてよ~やめてよ~」シクシク
希望ヶ峰と同じような、普通の教室だった。
十神くんもいた。
「ほらほら」ヒョイ
十神「かえしてよ僕の眼鏡~!」ピョンピョン
「もっととべえ」
二人の子供にいじめられていた。
子供って言っても2メートルはあるけど。
全員「「「「「……」」」」」
十神「返してよお~」ズビズビ
苗木「と、十神くん?」
「なんだあ?」
「おまえのしりあいかあ」
十神「かえせよお」ジタバタ
「よっし、あいつをころしたらかえしてやるよ」
「やれよ」
十神「ほ、本当に?」グス
「ああほんとうだ」
「もういじめないぞ」
十神「うう……」シャキ
十神くんがナイフを持ってにじりよってくる。
舞園「どうします苗木くん⁉」
どうする!? >>317
1 戦刃さん、君に決めた!
2 説得しよう
3その他
1
>>317
戦刃さん、君に決めた!
十神「僕の眼鏡~!」ズダダダ
戦刃「てい」ピシ
十神「ら」ドタ
ま、相手が悪いよね。
「ちつかえねえ」
「しんじまえ」
子供が迫る。
「だんごにしてやる」
「たたんでやる」
にやにやしながら丸太みたいな腕を振り回す。
どうにも良い幽霊じゃないみたいだ。
でもー
戦刃「……」パンパン
「しー」
「ねー」
こっちも相手が悪すぎた。
大口径の拳銃で頭を吹き飛ばされて、あっけなく黒い影となって消えた。
ん? 何か落としたな。
・『ライオンの鍵』の一部を手に入れました。
二つの金属片で組み合わせればカギになりそうです。
十神「む、むう……ここは?」
あ、十神くんが起きた。
舞園「大丈夫ですか?」
十神「お前たち? 一体……」
江ノ島「かくかくしかじかってもんよ」
僕は事情を説明した。
十神「ふむ……」
苗木「信じられないとおもうけど……」
十神「いや、そのいったん、俺は知ってるやもしれん」
セレス「まあ」
霧切「十神くんがということは政財界の人かしら?」
十神「そうともいえるが、な。おい、出来るなら他の連中にも言っておきたい、いちいち説明するのも面倒だ……それと俺の服が嫌にカピカピなのはなぜだ」
苗木「さ、さあ?」
どうしようか? >>325
1 一旦戻ろう
2 大神さんを助けに行こう
3 その他
1
>>325
一旦戻ろう
○1F 玄関ホール
腐川「びゃびゃ白夜さま~ん!」バタ
不二咲「だ、大丈夫?」アタフタ
十神「ほっておけ」
石丸「十神君! 無事で何よりだ!」
大和田「け、悪運の強いヤローだぜ」
桑田「さやかちゃーん!」
葉隠「あとはオーガかあ」
朝日奈「さくらちゃん……」
山田「舞園さやか殿! よかったですぞお!」
舞園「えへへ、ありがとうございます」
十神「……ふん」
はは、素直じゃないなあ。
江ノ島「それで? 十神、あんた何をしってんの?」
十神「ああ、お前たちも聞いておけ」
そう前置きして十神くんは語り出した。
十神「まずあの肖像画、あいつの名は一反弥栄、かつては十神財閥傘下の一大企業の社長だった」
苗木「だったってことは……」
十神「ああ、数年前、会社を畳んで姿を消した」
桑田「潰れたのか?」
十神「いいや、むしろ順調に業績を伸ばし、ゆくゆくは重要な位置に着くはずだった」
舞園「何があったんですか?」
十神「子供の人身売買の噂が立った」
朝日奈「!」
不二咲「や、やっぱり!」
山田「そ、それでお縄に?」
十神「いいや、噂だけだった。警察沙汰には……というより十神財閥クラスだとよほどでないかぎり治外法権だからな」
石丸「な、なんてことだ!」ギリギリ
大和田「許せねえ!」ボキボキ
セレス「わかりませんわね、それがどう離脱に?」
十神「実態がどうであれ、傘下の企業には品位が求められる。つまるところ何をしても漏れなければいい。が、漏れる様では三流だ。
根回しが出来ていないと言う事だからな」
霧切「一反は、それを冒した」
十神「事実噂の出処は一反の部下だった。監督不行き届き。一反は退けられ、別の会社が躍り出た」
舞園「酷い話……」
十神「畳んだのはさほど不思議でもない。離脱して生き残った企業などありはしなかったからな。金を纏めて隠居でもしたんだろうと気にもしなかった」
苗木「それが、ここ?」
十神「趣味の館に住み着いていたとしても、おかしくはないな。似たような連中はいくらでもいる」
不二咲「ひ、酷いよ」
大和田「てめえ! なんで通報しなかった!」
十神「何故そんなことをする? もはや俺にはかかわりのないことだ」
大和田「てめえ!」
石丸「よせ! 兄弟!」ガシ
苗木「十神くん。その人は今、いくつくらいかな?」
十神「詳しくは覚えていないが、90近いだろう」
山田「ふむ、幽霊化していると考えた方がよいですかな」
江ノ島「ま、変態エロジジイがやらかしたってことだね」ウププ
戦刃「……」
霧切「相手がだれか、漸くわかったわね」
セレス「趣味の悪い話ですこと」
大和田「野郎! ぶっ潰すぜ!」
石丸「いかん! 司法の手にゆだねるのだ!」
葉隠「絶対どこかに金を貯めてるはずだべえ!」
桑田「苗木、どうする?」
僕はー >>330
1 大神さんを助けよう
2 幽霊を成仏させてあげよう
3 その他
とがみに腹パン
>>330
なんだか無性に腹パンがしたくなったぞ。
誰でもいい、誰かいないか?
ん? 十神くんのあの眼鏡……なんて腹立たしいんだ!
苗木「十神くん」ツカツカ
十神「なんだ、言ってお苗木「ふん!」ボゴオ
十神「うぼあー!」
ふ、まあこんなところかな?
大和田「お、おい、大丈夫か?」サスサス
十神「ど、どうってこと……ない……」プルプル
腐川「はっ! びゃ、白夜さま⁉」
朝日奈「ど、どうしちゃったのよ苗木い……」
山田「また毒電波ですぞ」ヒソヒソ
霧切「大丈夫かしら」ヒソヒソ
ふう、すっきりした。
どうしようか? >>335
大神さんを救出だ!
朝日奈と安定の残姉と勉強はできる石丸と運のいいたえちゃん
>>338
朝日奈さん、戦刃さん、石丸くん、セレスさんに来てもらおう。
大神さん、待っててね。
舞園「気を付けてくださいね苗木くん」
○B1F 通路
よし、あの扉の前に着いたぞ。
石丸「よし! ここに鍵をいれるのだな!」
セレス「だけどただ入れるだけではだめですわ。何か仕掛けがありますもの」
朝日奈「う~ん、どうすればいいんだろう?」
苗木「真ん中が時計だとは思うけど……」
鍵穴
○
○○○
○
手持ちの鍵
白い魔女の鍵×2
黒い魔女の鍵×2
時計を模したオブジェ(針が2つある)
どうしよう? >>345
>>345
針が向いてる方向……今はどちらも下を向いてるな
下に黒の魔女の鍵、左右に白い魔女の鍵でいいかな?
残りは……上に入れるかしかないなあ。
●
○↓○
●
これでいいかな? ↓
時計に文字とか書いてないのかな
>>348
ん? 時計のオブジェに何か書いてあるぞ?
N
W ↓ E
S
東西南北?
どうしようか? ↓
これもオズの魔法使いに倣って
東西に悪の魔女→黒い鍵
南北に善の魔女→白い鍵
かな?
何年も前に読んだから逆かもしれんけどその時はすまぬ
>>350
む、天啓が降りて来たぞ。
東西に黒い魔女の鍵。
南北に白い鍵だ。
時計の針はどうする? ↓
1 黒い鍵に合わせる
2 白い鍵に合わせる
2
>>354
白い鍵に合わせてみよう。
カチッ
! 成功だ!
苗木「よし、開いたぞ!」
石丸「おお、すごいぞ苗木君!」
セレス「幸運は伊達ではありませんわね」
朝日奈「待っててねさくらちゃん」
戦刃「いくよ」ガチャ
○B1F 居住区
苗木「う!」
石丸「な、なんだこれは⁉」
セレス「……!」
朝日奈「う……げほげほ!」
戦刃「大丈夫?」サスサス
何日も出さなかったような生ごみのような……
血まみれの肉の様な……
すさまじい臭気が僕らを襲った。
石丸「め、目が! 目があ!」
辛うじて開いた眼で周囲を確認する。
壁際に向かってひたすらベッドが並んでいる。
けど、そのベット全てが汚濁していた。
血、膿、排泄物、ゴキブリや蛆が蠢いている。
苗木「ど、ドアに向かおう!」
セレス「溜まりませんわ!」
石丸「行くぞ!」
戦刃「歩ける? 朝日奈さん?」
朝日奈「ご、ごめん……」
僕たちは満身創痍で居住区を通り抜けた。
時折踏んだ固い者が何かを想像したくもない。
戦刃「よし、開いたよ」
戦刃さんに先導されて、僕たちは大神さんがいるであろうプールに入り込んだ。
○B1F プール
苗木「っは! っは!」
石丸「す、少しは……息が出来るぞ」
セレス「……」
朝日奈「うう……」
戦刃「……苗木くん」
苗木「え……」
戦刃さんに言われて顔を上げる。
血と錆びまみれの、酷い惨状だった。
けど、違った。
そこにいたのはー
苗木「大神さん……」
大神さんが、模造刀を片手に、僕らを見ていた。
朝日奈「! さくらちゃー」
苗木「まって!」ガシ
朝日奈「何するのよ⁉」
苗木「様子がおかしいよ!」
大神さんの目には、光が無い。
僕たちをみてもなんの反応もせず、じりじりとちかづいてくる。
石丸「お、大神くん⁉」
セレス「やはり……大神さんでも……」
大神?「あさひ……」
朝日奈「さくらちゃん⁉」
大神?「みな……にげ……ろ……」
戦刃「!」
何かが爆発したのかと思った。
轟音と突風が僕たちを襲った。
セレス「きゃあ!」
慌てて立ち上がった僕の目に、大神さんの模造刀を必死に受け止めている戦刃さんの姿があった。
苗木「戦刃さん⁉」
戦刃「だい……じょぶ!」ギリギリ
大神「ぐおおお……」ギリギリ
大丈夫なわけない。
パワーじゃ大神さんには勝てるわけない。
石丸「どどどどどうする苗木君⁉」
僕はー >>360
1 戦刃さんを信じろ! まずは状況確認だ!
2 一旦逃げよう!
3 その他
1
>>360
僕が慌ててもしょうがない!
どこかに大神さんを操ってる幽霊がいるはずだ!
……!
プールに……子供の死体が浮いてる⁉
風船みたいに膨らんでる!
「やっつけて……」
「いたいのはいやだよ……」
声が!
あの子たちが操ってるのか⁉
10人はいるぞ。
大神「ああああああ!」ドゴオオオオ
戦刃「!」
大神さんの攻撃が激しさを増している!
どうする⁉
>>365
1 あの子たちを助けよう!
2 あの子たちを倒そう!
3 その他
今日はここまで
一度撤退
体制を立て直す&考察
>>365
一度撤退だ!
苗木「戦刃さん! 一旦退こう!」
戦刃「了……解」ギリギリ
大神「……」ゴオオ
朝日奈「そんな! さくらちゃんー」
苗木「退くんだ!」
朝日奈「」ビクッ
石丸「あ、朝日奈君! さあ!」
セレス「急ぐのですわ!」
戦刃「!」ボン
大神「ぐお……!」
戦刃「煙幕を貼ったよ! 急いで!」
戦刃さんのおかげでなんとか撤退できた。
○1F 玄関ホール
霧切「苗木くー」ウッ
腐川「く、くさいわよあんたたち!」
葉隠「腐川っちに言われるとは世も末だべ!」
僕たちはこれまでのいきさつを説明した。
十神「ふん、むざむざ逃げて来たか、無様だな」
桑田「オメーなんだよその言い方!」
十神「事実だ」
大和田「おうこら、一発殴られねえとわからねえか?」ボキボキ
朝日奈「やめてよ!」
朝日奈さんの叫びで皆が押し黙る。
朝日奈「今はさくらちゃんをどう助けるかでしょ!」
苗木「うん、皆の考えを聞きたいんだ」
山田「攻撃しないのは正解だと思いますぞ」
舞園「どうしてですか?」
山田「今までの幽霊は2パターン。光って消えるか、影になって消えるか、影になっているのは、直接的に襲い掛かったものですぞ」
霧切「おそらく、その場合は怨霊化してると見ていいわね。攻撃して倒さないとダメでしょう」
不二咲「今回は……」
石丸「操ってはいたが、直接とは言えないな」
江ノ島「でもさー、あのエッチ部屋のやつは直接話してはいたけど襲ってはこなかったじゃん」
苗木「でも程度の差はあるし……」
葉隠「たぶんその死体を助けてやればいいんだべ」
葉隠君がそういった。
葉隠「水死体だべ? 溺れて苦しいんじゃねえか?」
霧切「確かに……」
朝日奈「ならあたしの出番だね!」
セレス「ですが、あのプールに入れますの?」
朝日奈「う……さ、さくらちゃんのためなら!」
十神「ふん、麗しい友情だな」クック
朝日奈「何よ! ぼっち眼鏡!」
霧切「……」グサッ
プールからか……
朝日奈さんでもないと難しそうだし、戦刃さん意外だと大神さんを引きつけておけない。
この2人は必要だ。
他に誰か連れて行こうか? >>400
安価ミスすいません
他に誰か連れて行こうか? >>375
上プラス戦力になりそうな大和田
>>375
朝日奈さん、戦刃さんに加えて、
山田くん、葉隠くん、舞園さん、桑田くん、大和田くんに来てもらおう。
山田「おっほ! フルメンバーですな!」
桑田「さやかちゃん! 俺が守ってやるぜ!」キリッ
舞園「苗木くん! 頑張りましょうね!」ガンムシ
葉隠「ひいいい! チェンジ! チェンジをお願いするべええええ!」
大和田「じたばたすんじゃねえ!」
朝日奈「今度こそ……」
戦刃「無理しないで」
十神「ふんせいぜい足掻くがいい」
○B1F 寄宿舎
葉隠「ううう……頭がわれるべえ」
戦刃「いくよ」ガチャ
○B1F プール
大神「あああああああ!」
朝日奈「さくらちゃん! 待っててね!」
苗木「戦刃さん!」
戦刃「任せて!」
葉隠「ひいいいいいい! 大和田っち! 守ってくれえええええ!」ガシ
大和田「は、離せばか!」
よし、今の内にー
大神「が? がああああああ!」
桑田「な、なんだあ?」
? 大神さんが苦しみだした?
舞園「見てください苗木くん!」
! プールの水死体が光ってる⁉
けどどうして⁉
まだなにもー
山田「は、葉隠康比呂殿⁉ その光は⁉」
大和田「お、おい、なんだ⁉」
葉隠「へ?(ピカー)おお! 大枚はたいて買った、古代超文明の除霊モアイだべ!」
葉隠君が懐から出したミニモアイが光を放つ。
大神さんが一層苦しみだし、水死体も強く光り出した。
舞園「す、すごいです!」
葉隠「な、なーはっはっは! どうだべ! 古代超文明の勝利だべ!」ピカー
大神「ぐおおおおおお!」
朝日奈「さくらちゃん!」
これならこのままでいけるか? >>380
1 いや、戦刃さんに警戒してもらいつつ、水死体を助けるぞ
2 様子見だ
3 その他
1
>>380
だめだ!
戦刃さんに警戒してもらいながら、あの子たちを助けるぞ!
苗木「朝日奈さん‼ 手伝って!」ダッ
朝日奈「うん!」
山田「不肖山田一二三! お手伝いしますぞ!」
石丸「いくぞおおおおおお!」
舞園「私だって!」
大神「うがああ!」ビュン
桑田「おっと、こっちもいるんだぜ!」ポンポン
大和田「大神い……ちっとは俺も強くなったんだぜ?」ボキボキ
戦刃「無理は、しないで」チャキ
葉隠「頑張るべ!」スミッコデオーエン
プールのへりに立つ。
く、酷い匂いに、血の海だ。
でも……
苗木「やるしかない!」ドボン
目に鼻に口に服に、血が入り込む。
脂に浮いてるみたいだ。
苗木「はっ……はっ……」
泳ぎだって人並みなんだ!
できる!
近場の水死体に近づく。
間近で改めて見ると、怖い。
目や舌が飛び出してる。
苗木「く!」
怯むな!
大神さんを助けるんだ!
僕は必死に体を押した。
朝日奈「」ザババババ
山田「ぶひいぶひい!」
石丸「ぬおおおおお!」
舞園「うう!」
皆だって!
もう少しだ!
グイ
苗木「⁉」
な、なに⁉
朝日奈「きゃあ!」
山田「ウホ⁉」
石丸「ぬ!」
舞園「あ、足が!」
足が、引き込まれてる⁉
手の感触だ!
どんどん増えてる!
舞園「が、なえぎ……くん!」バシャバシャ
こ、このままじゃ!
どうする? >>385
上
>>385
まずは皆を助けなくちゃ!
苗木「朝日奈……さん! 石丸くんと山田くん……を!」
朝日奈「わ、わかった!」
僕は舞薗さんを……
舞園「た、たす……」ガボガボ
苗木「まいぞー」ドボン
く、引き込まれー
水面にー
ガシ
手?
口をー
桑田「さやかちゃん!」
大和田「よそ見するな! あぶねーぞ!」
葉隠「ひ、ひいいいいいいいい!」ガタガタ
戦刃「くっ」
大神「ぐああああああ!」ドゴンドゴン
気持ち悪い
体に血が流れ込んで……
息をー
きゅ
・DEAD END4「紅水」
モノクマ「はいまたお会いしましたね」ヒョコ
モノクマ「もう、苗木君ったら」ウププ
モノクマ「超高校級の平凡のくせにそういうことするからダメなんだよ?」
モノクマ「アドバイスは、葉隠君は中々侮れない。かな?」
モノクマ「ま、クズなのも忘れちゃいけないけどね」ギャハハ
モノクマ「それじゃ、サイナラサイナラサイナラ」トテトテ
リロードしますか? >>395 ※どこからかもお願いします
>>377から
>>395
朝日奈さん、戦刃さんに加えて、
山田くん、葉隠くん、舞園さん、桑田くん、大和田くんに来てもらおう。
山田「おっほ! フルメンバーですな!」
桑田「さやかちゃん! 俺が守ってやるぜ!」キリッ
舞園「苗木くん! 頑張りましょうね!」ガンムシ
葉隠「ひいいい! チェンジ! チェンジをお願いするべええええ!」
大和田「じたばたすんじゃねえ!」
朝日奈「今度こそ……」
戦刃「無理しないで」
十神「ふんせいぜい足掻くがいい」
○B1F 寄宿舎
葉隠「ううう……頭がわれるべえ」
戦刃「いくよ」ガチャ
○B1F プール
大神「あああああああ!」
朝日奈「さくらちゃん! 待っててね!」
苗木「戦刃さん!」
戦刃「任せて!」
葉隠「ひいいいいいい! 大和田っち! 守ってくれえええええ!」ガシ
大和田「は、離せばか!」
よし、今の内にー
大神「が? がああああああ!」
桑田「な、なんだあ?」
? 大神さんが苦しみだした?
舞園「見てください苗木くん!」
! プールの水死体が光ってる⁉
けどどうして⁉
まだなにもー
山田「は、葉隠康比呂殿⁉ その光は⁉」
大和田「お、おい、なんだ⁉」
葉隠「へ?(ピカー)おお! 大枚はたいて買った、古代超文明の除霊モアイだべ!」
葉隠君が懐から出したミニモアイが光を放つ。
大神さんが一層苦しみだし、水死体も強く光り出した。
舞園「す、すごいです!」
葉隠「な、なーはっはっは! どうだべ! 古代超文明の勝利だべ!」ピカー
大神「ぐおおおおおお!」
朝日奈「さくらちゃん!」
これならこのままでいけるか? >>400
1 いや、戦刃さんに警戒してもらいつつ、水死体を助けるぞ
2 様子見だ
3 その他
2
>>400
様子見だ。
大神「ああああああ!」
戦刃「く!」
大神さんが苦しみながらも攻撃してきた!
大和田「っち! みてらんねえぜ!」ダッ
桑田「俺も!」ダッ
幽霊たちは……
光ってるけどまだ成仏してない!
石丸「苗木君! どうする!」
舞園「大神さん相手じゃいつかはー」
朝日奈「あの子たちを助けるんじゃないの⁉」
山田「それがカギだと思いますぞ!」
葉隠「俺は無敵だべー!」カンラカンラ
どうする⁉ >>405
1 よし! 飛び込んで助けるぞ!
2 まだ様子見だ
3 その他
今日はここまで
2
>>405
まだ様子見だ!
大神「ぐうあ……おお……」ヨロ
大神さん⁉
舞園「ぷ、プールの死体が!」
! 光が一層強くなってる!
石丸「ひ、光が!」
山田「成仏間近ですかな⁉」
朝日奈「さくらちゃん!」
葉隠「俺を崇めよ~!」
桑田「どうすんだ苗木!」
大和田「いけるか⁉」
戦刃「わたしは大丈夫だよ!」
どうする⁉ >>410
1 いいや、やっぱり飛び込むぞ!
2 とことん待つぞ!
3 その他
>>410
ええいもどかしい! バッ
葉隠「あ! なにすんだべ!」
いけえ! ブンッ ポチャン
舞園「ああ! プールが!」
石丸「ますます光って……!」
よし! こ
いやあああああ! 苗木くん! 苗木くんんんんんん!
あ、あつめるんだ! そうすれば元に戻る! 頭を集めるんだ!
石丸清多夏殿おおおおおお! 気をしっかり! 頭部を破壊されたら即死ですぞおおおお!
大神いいいいいいいいいいいいい!
やばい! にげろみんなあああああああああ!
うそ……うそだよ……だって……いっしょに、終わったら……
戦刃ちゃん立って! お願い! 立ってえええええ!
オーガ! お、俺は味方だべ! や、やめてくれ! やめろおおおおおおお!
があああああああああああああああああ!
・DEADEND5「雨乞いすらばぬかるみも覚悟せよ」
モノクマ「もうまたなの?」プンスコ
モノクマ「ダメだなあ苗木君、草食系男子ってやつ? 主人公なら危険にダイビングでしょ」ビシ
モノクマ「あれ? そうやって前はピーされちゃったんだっけ?」ギャハハ
モノクマ「あ、アドバイスね。見てるだけじゃダメじゃない? 色々と」ウインク
モノクマ「それと、葉隠君は必要じゃないかなあ? 見学でいいのかなあ?」
モノクマ「ま、頑張ってください。モノクマは若人の味方だよ」ウププ
モノクマ「それじゃ、サイナラサイナラサイナラ」トコトコ
リロードしますか? >>+2 ※番号指定
>>401からで
>>416
様子見だ。
大神「ああああああ!」
戦刃「く!」
大神さんが苦しみながらも攻撃してきた!
大和田「っち! みてらんねえぜ!」ダッ
桑田「俺も!」ダッ
幽霊たちは……
光ってるけどまだ成仏してない!
石丸「苗木君! どうする!」
舞園「大神さん相手じゃいつかはー」
朝日奈「あの子たちを助けるんじゃないの⁉」
山田「それがカギだと思いますぞ!」
葉隠「俺は無敵だべー!」カンラカンラ
どうする⁉ >>420
1 よし! 飛び込んで助けるぞ!
2 まだ様子見だ
3 その他
葉隠占え!
>>420
葉隠くんに占ってもらおう!
苗木「葉隠くん! 占って!」
葉隠「へ?」
苗木「早く!」
山田「な、苗木誠殿⁉ さすがにこの状況でそれはー」
葉隠「なら金だべ!」
舞園「何をいってるんですかこんなときに!」
葉隠「俺の占いは貴重なんだべ! 頼まれたからには金をもらうべ!」
石丸「いかんぞ! そもそも経済活動とは―」
朝日奈「こんな時くらい真面目でいないでよ!」
桑田「おい! 何揉めてーうお!」ブオン
大和田「よそ見すんな!」
戦刃「……」キンキン
大神「ぬおおおおおおお!」
っく、葉隠くんめ、なんてがめついんだ!
よく見るとプールの死体の光りが強くなってる。
このままいけるか? >>423
1 いいや、助けるぞ!
2 様子見だ
3 その他
とりあえず葉隠を殴ってから2
>>423
様子見だ。
でも葉隠くんを殴っておこう。
苗木「葉隠えええええええええええ!」バギッ
葉隠「だべええええええええ⁉」ブゲラ
石丸「おお! 男の友情だな! 兄弟に以前教えてもらったぞ!」ハッハッハ
山田「ああ! 毒電波がこんなときに!」
舞園「///」キュン
朝日奈「え」
桑田「何してんだよ⁉」
大和田「真面目にやれ!」
大神「しいいいいいいいい!」ブオン
戦刃「く」
ふう、すっきり。
プールの幽霊は大分成仏しかけてるぞ。
どうする? >>+2
↑
>>426
時間稼ぎだ。
苗木「みんな! このまま幽霊が成仏するまで時間を稼ごう!」
桑田「無茶言うなアホアホ!」
大和田「正直! きついぜ!」
戦刃「……」パパパッ
大神「ああああああああああ!」
山田「苗木誠殿! 我々も何かすべきでは⁉」
朝日奈「あの子たちを助ければいいって霧切ちゃん言ってたよ⁉ あたしならすぐできる!」
舞園「でも、入って大丈夫でしょうか?
石丸「う、うむ、罠があったら……」
葉隠「いたいべー! 損害賠償を請求するべ! 特別に俺の代わりに内臓提供でもいいべ!」プンスコ
どうする? >>430
1 それでもやる
2 別の手を考える
3 その他
2
プールに入らず助ける方法や道具はないか?
掃除モップとかで引き寄せられない?
>>430
プールに入らずには?
モップとかロープとか……
苗木「何か引っ張れるもの
いやあああああ! 苗木くん! 苗木くんんんんんん!
あ、あつめるんだ! そうすれば元に戻る! 頭を集めるんだ!
石丸清多夏殿おおおおおお! 気をしっかり! 頭部を破壊されたら即死ですぞおおおお!
大神いいいいいいいいいいいいい!
やばい! にげろみんなあああああああああ!
うそ……うそだよ……だって……いっしょに、終わったら……
戦刃ちゃん立って! お願い! 立ってえええええ!
オーガ! お、俺は味方だべ! や、やめてくれ! やめろおおおおおおお!
があああああああああああああああああ!
・DEADEND5「雨乞いすらばぬかるみも覚悟せよ」
モノクマ「アンタもすきねえ、ちょっとだけよお」ウッフ~ン
モノクマ「苗木君も本当にスキ者だね、エッチ」ウププ
モノクマ「アドバイスだねえ、待つのは悪手じゃないかなあ?」クビカシゲ
モノクマ「桃太郎が鬼が退治されるのをまってるだけじゃお話にならないよねえ、やっぱり危ないけど鬼を退治にいかなくちゃね」
モノクマ「それとね、大神さんは今の3人で持ちこたえられてますね」
モノクマ「あと葉隠君はやっぱりクズだね、こういう輩は多少厳しくいかないとねえ」ウププ
モノクマ「それじゃ、サイナラサイナラサイナラ」フリフリ
リロードしますか? >>440 ※番号指定
>>417から
>>417
様子見だ。
大神「ああああああ!」
戦刃「く!」
大神さんが苦しみながらも攻撃してきた!
大和田「っち! みてらんねえぜ!」ダッ
桑田「俺も!」ダッ
幽霊たちは……
光ってるけどまだ成仏してない!
石丸「苗木君! どうする!」
舞園「大神さん相手じゃいつかはー」
朝日奈「あの子たちを助けるんじゃないの⁉」
山田「それがカギだと思いますぞ!」
葉隠「俺は無敵だべー!」カンラカンラ
どうする⁉ >>444
1 よし! 飛び込んで助けるぞ!
2 まだ様子見だ
3 その他
葉隠を無理矢理プールに突き落とす
>>444
葉隠くんをプールに突き落とすぞ!
苗木「ねえねえ葉隠くん」チョンチョン
葉隠「ん? なんだべ苗木っち?」
苗木「もうちょっとこっちに」
葉隠「ん?」ズルズル
苗木「さがって……」トテトテ
葉隠「なんなんだべ? なんかくれるんか?」
苗木「……」ダダダダ
葉隠「お、おい、いったいー」
苗木「とお!」ゲシッ
葉隠「ぐえええええええ⁉」バシャーン
山田「おお、昭和式ドロップキックですな!」キラーン
石丸「うむ! すばらしいフォームだ!」
朝日奈「な、苗木まで変になっちゃった!」
葉隠「助けてくれえええええ!」バシャバシャ
苗木「よし!」
舞園「よくないですよ⁉」
桑田「なにしてんだよ⁉」
大和田「ぐおおおお」ボグッ
大神「あああああああ!」
石丸「ああ! 兄弟!」
さて、どうしようか? >>+2
間違えた
>>447
>>449
苗木「助け欲しければ占え、慈悲はない」
山田「アイエエエ! ナンデ⁉ ニンジャナンデ⁉」アタフタ
葉隠「殺生だべえええ! 助けてくれえええ!」アップアップ
朝日奈「なにこれええええ! おかーさああああああんんん!」ガタガタ
舞園「朝日奈さん!」
石丸「なんだこれはあああああ⁉ そ、そうか! 天狗の仕業だ! 天狗が悪いんだあああ!」
苗木「ハガクレ=サン、早く
いやああああああ! 苗木くん! 苗木くんんんん!
以下略
・DEADEND5「雨乞いすらばぬかるみも覚悟せよ」
モノクマ「もしかして苗木君僕のことが……?///」ポッ
モノクマ「でも……一緒に帰って噂されると恥ずかしいし……///」モジモジ
モノクマ「え? アドバイス? んもう、照れ屋さん!」
モノクマ「葉隠君は溺れてるかな? モアイはすごいねえ」ウププ
モノクマ「じゃ、待ってるよ。サイナラサイナラサイナラ」
リロードしますか? >>455 ※番号指定
上
>>455
○1F 玄関ホール
霧切「苗木くー」ウッ
腐川「く、くさいわよあんたたち!」
葉隠「腐川っちに言われるとは世も末だべ!」
中略
プールからか……
朝日奈さんでもないと難しそうだし、戦刃さん以外だと大神さんを引きつけておけない。
この2人は必要だ。
他に誰か連れて行こうか? >>458
大和田・戦刃(VS大神)
霧切・セレス(ヒント出してくれそうな頭脳班)
葉隠・朝日奈さん(キーマン?)
十神(おとり)
>>458
大和田くん、戦刃さん、霧切さん、セレスさん、葉隠くん、朝日奈さん、十神くん に来てもらおうかな。
大和田「おっしゃ!」
戦刃「任せて」ジャキッ
霧切「出番ね」キリッ
セレス「……いかなくてはいけませんか?」
葉隠「見つけたお宝は俺のもんでいいべな?」
朝日奈「待っててね、さくらちゃん」
十神「ふん」
江ノ島「絶望的に頑張ってねえ」フリフリ
○B1F プール
大神「ああああああああ!」
十神「!」ビクッ
朝日奈「さくらちゃん! 待っててね!」
苗木「戦刃さん!」
戦刃「任せて!」
葉隠「ひいいいいいい! 大和田っち! 守ってくれえええええ!」ガシ
大和田「は、離せばか!」
よし、今の内にー
大神「が? がああああああ!」
セレス「一体?」
? 大神さんが苦しみだした?
! プールの水死体が光ってる⁉
けどどうして⁉
まだなにもー
霧切「葉隠君、それは?」
葉隠「へ?(ピカー)おお! 大枚はたいて買った、古代超文明の除霊モアイだべ!」
葉隠君が懐から出したミニモアイが光を放つ。
大神さんが一層苦しみだし、水死体も強く光り出した。
朝日奈「す、すごい!」
葉隠「な、なーはっはっは! どうだべ! 古代超文明の勝利だべ!」ピカー
大神「ぐおおおおおお!」
霧切「浄化作用! 苗木くん! 恐らく溺れている子たちを助ければ成仏するわ! けど、そのまま入るのは危険よ! 葉隠君も一緒に!」
どうする? >>462
モアイを借りて(渡さない場合は力尽くでぶん取って)朝日奈に持たせプールへ
>>462
これがあれば!
苗木「葉隠くん! それを貸して!」
葉隠「んあ⁉」
苗木「それを持ってれば幽霊を浄化できる、朝日奈さんにプールの人を助けてもらうんだ!」
朝日奈「そ、そっか!」
セレス「それが一番早そうですわ」
葉隠「だ、ダメだべ! これは俺んだ! これがあれば襲われないべ!」ヒシッ
朝日奈「何言ってんのよこんな時に!」
霧切「最低ね」
葉隠「何とでもいうがいいべ! 俺はしにたくないべ!」
苗木「そっか……」
葉隠「だべ?」
苗木「ごめんね葉隠くん、無理言って」
葉隠「わ、わかってくれればいいべ」
苗木「そうだ、さっきお宝拾ったんだけど、あげるよ」ゴソゴソ
葉隠「だべ⁉ 流石苗木っち! 持つべきものは親友ー」
苗木「オラァ!」ボグ
葉隠「ぐえええええ⁉」ポロ
大和田「あれは俺直伝の悶絶リバーブロー!」
戦刃(戦う苗木くんも格好いい///)
大神「うおおおおおおおお!」ブンブン
十神「なぜ俺だけ襲う⁉ そしてなぜおまえたちは助けないいいいいいいいいい⁉」シュタタタ
苗木「朝日奈さん! これを持ってあの子たちを!」
朝日奈「うー、さくらちゃんのためだもんね!」パシ
飛び込んだ朝日奈さんはすごい勢いで死体を助け始めた。
朝日奈「とあああああああああ」シュバババ
苗木「す、すごい! もう半分以上上げたよ!」
セレス「流石ですわね」
霧切「でも、私たちも参加した方がいいと思うわ。ここにいると大神さんの攻撃に巻き込まれかねないし、朝日奈さんひとりに任せるのは良くないわ」
葉隠「ひどいべひどいべ! 苗木っちは悪魔だべ!」シクシク
大神「ぬおおおおおおおお!」メキメキ
十神「な、中身がでるううううううう……」グエエエエエ
大和田「離せ大神! 十神が死んじまう!」グイグイ
戦刃「ぐぬぬぬぬ」グイグイ
十神「貴様ら……今まで放置してたこと忘れてないぞ……覚悟しろお……」タップタップ
どうする? >>467
周囲に使える道具がないか見る
ないなら苗木、霧切、十神が朝日奈を手伝う
>>467
何か使える道具はないかな?
……何もないよ。
苗木「よし! 霧切さん! 十神くん! 朝日奈さんを手伝おう!」
霧切「よし! 脱ぐわね!」キリッ
葉隠「いや必要ねえべ」
セレス「がんばってくださいね」
大和田「おし! 根性見せろ十神!」
戦刃「がんばれ」
大神「ぬうううううううう!」ギリギリ
十神「お前ら……わざとだな……」ギリギリ
苗木「いくよ!」ドボン!
目に鼻に口に服に、血が入り込む。
脂に浮いてるみたいだ。
苗木「はっ……はっ……」
泳ぎだって人並みなんだ!
できる!
近場の水死体に近づく。
間近で改めて見ると、怖い。
目や舌が飛び出してる。
苗木「く!」
怯むな!
大神さんを助けるんだ!
僕は必死に体を押した。
霧切「がんばって苗木君!」バシャバシャ
朝日奈「みんな! ありがとう!」ザバババ
こ、根性~!
苗木「ぐぬぬぬ……」
葉隠「もう少しだべ!」
セレス「苗木君!」
大和田「いけえ!」
戦刃「ファイト―!」
大神「がああああああああ!」ギチギチ
十神「た、助けてくれえええええ……」ギチギチ
苗木「ああ!」バシャッ
な、なんとか引き上げたぞ……!
「おにいちゃん」
! 死体がー
「ありがとうくるしくない」
そうだ、この子たちは……
「ありがとう」
「ありがとう」
朝日奈「みんな……」
霧切「ゆっくり休んで……」
朝日奈さんと霧切さんが助けた子も、光に包まれていく。
「これは、あげるね」
! 鍵だ!
「きをつけて、いったんくんはこわいよ」スウ
まばゆい光。
幽霊たちは消えていった。
プールの血も、なくなった。
大神「……ぬう? 我はいったい……」
朝日奈「さくらちゃん!」
セレス「お気づきになられたのですね」
大和田「よかったぜ」
戦刃「ふう」カチャ
葉隠「オーガ! 俺のおかげだべ!」
霧切「よかったわ」
苗木「大神さん……」
大神「苗木?」
苗木「ごめん、大神さんがこうなったのは、僕のせいなんだ」
僕はいきさつを説明した。
大神「何を言う、お主は悪くない。我が至らぬだけよ」
苗木「そんなこと……!」
大神「それより皆を危険な目に合わせて済まぬ」
朝日奈「やめてよさくらちゃん!」
苗木「そうだよ! 大神さんは何もー」
大神「なら、お主も自分を責めるな」
苗木「……!」
大神「お主のおかげで我が助かったのも事実よ」
葉隠「俺のおか 大和田「てめえ」ボキボキ な、なんでもねえべ!」
苗木「……うん」
大神「ふふ……」
朝日奈「よかったよお」ウルウル
これで、みんな揃った!
十神「大神……目を覚ましたら手を離せえ……」ブクブク
・『ドロシーの鍵』を手に入れました。
絵に少女の意匠が施されています。
『かかしの鍵』『木こりの鍵』『ライオンの鍵』が揃いました。
『いったんくん』の部屋に入れます。
○1F 玄関ホール
舞園「苗木くん! 大神さん!」
石丸「おお! やったのだな兄弟!」
大和田「おうよ兄弟!」
不二咲「よかったよお」ウルウル
山田「ふ、お帰りベイベー」キリッ
大神「心配をかけたな」
朝日奈「みんなそろったね!」
腐川「びゃ、白夜様! どうなさったのですか⁉ そんなにのけぞられて!」
十神「黙れ」
桑田「葉隠、それなんだよ?」
葉隠「ふっふっふ! 俺を崇めるべー!」
セレス「うふふ、すっかりにぎやかですわね」
江ノ島「ちぇ、なんだみんな無事かよ~絶望的だぜ!」
戦刃「盾子ちゃんも嬉しいんだね」
江ノ島「は⁉ ちげーし!」
霧切「苗木君、あなたのおかげよ」
よかった、皆が戻った。
本当に、よかった。
桑田「さて、あとはその『いったんくん』ボコして終わりっしょ?」
大和田「おう! 足腰立たなくしてやるぜ!」
そうか、残ってるのは『いったんくん』だけか、鍵もあるし。
どうするか? >>475
1 突撃だ!
2 誰かと話そう
2 霧切
>>475
霧切さんと話そう。
苗木「霧切さん」
霧切「なにかしら」
苗木「このまま『いったんくん』の部屋に進んでいいのかな?」
霧切「……山田君?」
山田「はは!」
霧切「幽霊を全部成仏させずに出たら、不味いのかしら?」
山田「むむ! この場合は一見ハッピーエンドに見えて落ちで呪いが終わってなかったりしてバッドエンドパターンが多いですぞ!」
霧切「苗木君、職員室の先に言ってない部屋があったのを憶えてるかしら?」
苗木「え? ……あ、そういえば」
霧切「万全を期すなら、調べるべきね。無論危険もあるけれど」
苗木「うーん……」
どうしようか? >>480
1 よし、行こう ※人数指定
2 いいや、『いったんくん』の部屋に行こう
3 その他
葉隠を殴ってから>>478
>>480
よし、行くぞ。
霧切さん、十神くん、セレスさん、不二咲さん、大神さんに来てもらおう。
でもその前にー
苗木「無駄無駄無駄ァ!」ドコバキドガ
葉隠「だべべー⁉」バキューン
腐川「ひ! い、いきなりなにしてんのよ?」ビクビク
山田「むむむ、受信が頻繁になってますなあ」
十神(お、大神の時のようにならないだろうな?)ドキドキ
葉隠「ひどすぎるべー! 俺が何したっていうんだべー!」オイオイ
苗木「ふ、行こうか」
霧切「苗木君……」キュン
江ノ島「いやあんたおかしいからね? それはわかろうね?」
僕たちは職員室の先の部屋に向かった。
今日はここまで
○1F 職員室前廊下
大神「開いたぞ」ガチャガチャ
不二咲「き、緊張するねえ」
○1F 資料室
「あ……あ……」
苗木「う……」
十神「ふん……」
一面の本にDVD。
そして、何も映ってないスクリーンに向かって、男の子がいた。
拘束具で自由を奪われ四肢はなく、白濁した目を器具で固定され、血が絶えず流れている。
口からも涎が流れ、肛門と性器から繋がれた管が、喉に伸びている。
自分のを……。
不二咲「う……うあ……」
大神「見てはいかん」バッ
苗木「ひ、酷い……」
セレス「悪趣味な……」
十神「……」
霧切「……」
あの十神くんも顔をしかめてる。
「あ……あ…」
僕の方を見ている。
『助けて』そういってるんだろう。
霧切「これが……鍵かしら」
セレス「映画の、フィルムですの?」
映写機の傍で、霧切さんが何かを見つけたみたいだ。
苗木「フィルム……かな?」
不二咲「そ、それも殆ど最後だよお」
大神「バラバラだな、これを繋ぎ合わせるのか?」
霧切「おそらくそうね、物語を完成させなさいってことかしら」
セレス「内容は……オズの魔法使いのようですわね」
十神「ふん、筋金入りだな」
このバラバラのフィルムを繋いで、回せばいいのかな?
フィルムはー
1「木こり」
2「少女と犬」
3「小さな家と老夫婦」
4「ライオン」
5「脳を形どったガラクタ」
6「心臓の形の鉄の塊」
7「雄たけびを上げるライオンが描かれた緑の薬品」
8「かかし」
9「小柄な笑う老人」
10「少女とかかしと木こりとライオンの別れ」
11「FIN」
か。
どうやってつなげばいいんだろう? >>500
安価ミスすいません
>>495で
上
>>495
3214895671011かな?
動かしてみよう。
……
……
……
これでいいかな?
ジー
! いきなり動き出した?
並べた順に絵が映されていく……。
そして、終わった。
……
……
……
何も起きないなあ。
この子も、変わらない。
セレス「失敗……ですか?」
霧切「……みたいね」
不二咲「う~ん、わからないなあ」
大神「むう、腐川が詳しそうだが……」
十神「ふん、あんなやつがゆゆゆうよよよよ」
戸上くんん、そそそそそそ
いたたたたああ水納もいたそ
どしただたあたmがー
いてち? ❓ ?
もおおはり はりはり
じょーじょーにこなすたどん
ぺぺえおがぐずぐぢに
なんいごrで
きgりふでぃたえおがっがみとが
ねきみど
がががががががが
の、のう みぞ ぞっが
がかしのの
・DEADEND6「かかしはオズに脳みそをもらった!」
モノクマ「メタリカってえぐいよね」ゴゴゴ
モノクマ「でも人間の血中鉄分を全部鉄にしても針一本分がやっとなんだってね」ウププ
モノクマ「ボスは鉄分豊富だったんだね。苗木君も貧血にはレバーだよ」ドヤ
モノクマ「アドバイスです。やっぱりこういうのは腐川さんかな?」ウププ
モノクマ「それとオズの魔法使いにも教訓みたいなのがあるんだよなあ」トオイメ
モノクマ「あと2回もここにくると素敵なことが起こるかもねえ」キラッ
モノクマ「モノクマはクールに去るよ。サイナラサイナラサイナラ」シュタタタ
リロードしますか? >>505 ※場所指定
今日はここまで
細かい事言うようだけど指定すんの場所じゃなく時点じゃね
上
>>502 ご指摘ありがとうございます
>>505
霧切さんと話そう。
苗木「霧切さん」
霧切「なにかしら」
中略
どうしようか? >>508
1 よし、行こう ※人数指定
2 いいや、『いったんくん』の部屋に行こう
3 その他
1もう全員で行こうず
誰がひでぼくから変えていいつったよオイオラァ!
>>510 すいません! 許してください! 何でもしますから!
>>508
苗木「よし全員で行こう」
○1F 職員室前廊下
戦刃「よし、開いたよ」ガチャガチャ」
大神「先鋒は任せてもらおう」
朝日奈「私も行くよさくらちゃん!」
大和田「おうおう! 女にばっかり危ねえ真似させられねえぞ!」
石丸「その通りだ!」
腐川「ふ、ふん、荒事は本職に任せておけばいいのよ」
不二咲「うう、緊張するなあ」
十神「おい! 俺の足を踏むな葉隠!」
葉隠「待ってくれだべ! あっこの飾りを取るべ! 純金だべ!」
セレス「全くむさ苦しいですわ」
江ノ島「絶望的い!」
山田「おうっふ、こ、この2つのお山は!」
桑田「おい! 汗飛ばすなぶーでー!」
舞園「苗木くん! 私怖いです!」ヒシッ
霧切「霧切さんも漏れそうよ!」ヒシッ
苗木「皆さあ、一応終盤なんだしさあ」
○1F 資料室
不二咲「ひゃあああ!」
腐川「で、出たあああああああ!」
朝日奈「あ、でもなんか光ってるよ?」
「あ……あ……」
大和田「葉隠のあれじゃねえか?」
大神「ふむ、本物らしいな」
桑田「っておい! 何してんだよ!」
葉隠「金になりそうなもん探してるべ!」キリッ
セレス「クズですわね」
江ノ島「で、こいつ倒せばいいの?」
霧切「いえ、見てこの映写機」
戦刃「最後の方にバラバラのフィルム?」
山田「ずばり! これは完成させろという事でしょう!」ビシッ
十神「ふん、ふざけやがって」
石丸「このような非道! 断じて許されるべきではないぞ!」ブワー
舞園「この子を助けないと」
苗木「うん」
さて、フィルムの切れ端は……
1「木こり」
2「少女と犬」
3「小さな家と老夫婦」
4「ライオン」
5「脳を形どったガラクタ」
6「心臓の形の鉄の塊」
7「雄たけびを上げるライオンが描かれた緑の薬品」
8「かかし」
9「小柄な笑う老人」
10「少女とかかしと木こりとライオンの別れ」
11「FIN」
か。
腐川「お、オズの最期の方ね」
舞園「腐川さん?」
腐川「ま、魔女を倒して、オズからそれぞれの願いを叶えてもらったところじゃない?」
山田「むほ、それだとかかし、木こり、ライオン、ドロシーの順番ですな」
腐川「かかしは針とおがくずのつまった脳みそ、木こりは鉄の心臓、ライオンは勇気の出る緑の液体、ドロシーはカンザスの叔父叔母の家に
戻ること……ふ、ふふ……帰るところがあって羨ましいわね」
石丸「それだと、9851647231011ということか?」
山田「あいや待たれい!」
十神「なんだ?」
山田「原作だと、実はここで『今までの冒険でそれぞれの願ったものはすでに得ていた。冒険こそが望のものだった』という感じの文があるんですぞ!
それなんてワンピース? なので、タイミング的に8516472391011が正しいと僕は思いますぞ!」
腐川「ふ、ふんキモヲタ痛い解釈なんてあてになるかしら……?」
山田「むは⁉」
腐川「そ、それはあくまで匂わせてただけじゃない……こ、これはそんな複雑なこと言ってないんじゃないの?」
山田「むむむ! 意見の対立ですなあ」
腐川「な、苗木……あんたはどう思うのよ? あたしとこいつ、どっちが大事なのよ?」
葉隠「なんだか妖しい話になってきたべ!」
山田「苗木誠殿、正直文学では腐川冬子殿に一日の長ありですぞ! ご判断に任せますぞ!」
う~ん、どうだろうか? >>515
1 腐川さんを信じよう
2 山田くんかな
3 その他
↑+霧切にも意見を訊く
>>515
霧切さんに聞いてみよう。
苗木「霧切さん、どう思う?」
霧切「……正直、判別不能ね、『いったんくん』の傾向から見て、恐らく腐川さんが正しいとは思うけれど……
山田君みたいな解釈の仕方をしているかもしれないわ。ごめんなさい、混乱させて」
苗木「ううん、ありがとう。十神くんはどう思う?」
十神「ふん、愚民はいずれ俺にすがるか、無論、山田だ。腐川の推理になど命を預けられん」
苗木「ありがとう。ってことは腐川さんが正しいね」
十神「なに? お腐川「あああああああんた! 白夜様が山田が正しいって言ってんでしょうが!」
十神「だま苗木「腐川さん」キリッ
十神「き腐川「な、なによ、真面目な顔して……」
十神「苗木「皆の命と、この子がかかってるんだ」
十神腐川「う、うう……」
十苗木「わかって……」
腐川「か、勝手にしなさいよ!」
苗木「ごめん……」
霧切「苗木君……」ポン
十神「」
僕はフィルムを腐川さんの言うとおりに繋ぎ合わせた。
フィルムは流れ、終わった。
「あ……あ……」ピカア
苗木「!」
桑田「うお⁉」
光ってる!
成功だ!
大和田「やるじゃねーか腐川!」
腐川「ふ、ふん///べ、別にあんたのためじゃないんだからね!///」
石丸「知っているぞ! ツンデレと言う奴だ!」ビシッ
山田「ぐは! 先越されましたぞ!」
この子が治っていく。
普通の、少年だあ。
不二咲「よかったよお」
「あり……がとう……」
セレス「ごゆっくり」
「いったんくん……は……」
?
「だまされ……ないで……」
少年は安らかに笑い、消えていった。
江ノ島「これで全部でしょうか……」
霧切「おそらく、パソコンにはもう部屋はなかった」
朝日奈「ってことは……」
大神「ついにだな」
戦刃「……」ジャキッ
十神「ふん、くだらんゲームも終わりか」
葉隠「マジか⁉ まだ金目のモンなんにも手に入れてねえべ!」
舞園「葉隠くん最低です」
はは……でも……
戦刃「苗木くん……」
苗木「うん」
ついに、ここまで来た。 >>520
1 よし、全員で突撃だ!
2 いや、人数を絞ろう!
3 その他
全員で行くのは死亡フラグな気がするけど地雷は爆発させて取り除くものだからね
1
>>520
苗木「皆で行こう」
戦刃「私が、守る」
舞園「みんなで脱出しますよ!」
桑田「さやかちゃんは守るぜ!」
不二咲「僕もやるよお!」
大和田「へ、無茶すんなよ!」
石丸「兄弟もだぞ!」
山田「ホラーものではバッドエンドがデフォですが、覆して見せますぞ!」
セレス「この館も飽きましたものね」
大神「全力を尽くそう」
朝日奈「がんばろうね! さくらちゃん!」
葉隠「皆俺といれば安全だべ! いまなら格安でお守りするべ!」
腐川「ふ、ふふ……ここまでくるとアッパレね」
十神「3流企業の落ちこぼれに獲られ俺ではない!」
霧切「いくわよ、苗木君!」
江ノ島「この希望が絶望に変わったらすごそう!」
僕たちは2階へ向かった。
○2F 『いったんくんの部屋』・前
鍵穴に、鍵を差し込む。
大神「開いたぞ」
皆を見る。
恐れ、不安、怒り。
いろんな感情が渦巻いているみたいだ。
苗木「ここで、終わらせるよ」
そうだ、終わらせなきゃいけないんだ。
僕たちのため、あの子たちのため。
戦刃「いくよ!」
戦刃さん、大神さんに続いて、僕たちは『いったんくん』の部屋に突入した。
今日はここまで
○2F 『いったんくん』の部屋
???『ぬおおおおおお! め、メダリオン⁉』
???『灼けるうううううう!』
桑田「な、なんだ! 誰かいんのか⁉」
腐川「ま、真っ暗じゃないの!」
大神「我の後ろに集まれ! 葉隠の光を目印に! 戦刃! 頼む!」
戦刃「うん!」ジャキッ
山田「いったん集まるのですぞ!」
舞園「いやあ! 苗木くん怖い!」ヒシッ
苗木「ま、舞園さん///」
霧切「! 苗木君! 怖い!」ガシッ
葉隠「うお! 霧切っち! まさか俺のことあああああ! 的確にむこうずねを蹴らないでほしいべ!」
朝日奈「だ、誰なの⁉ 出てきなさいよ!」
と、明かりがついた。
???『おのれ……小癪な……』
???『渡さない……渡さないわよ』
不二咲「ひ!」
石丸「ななあなな!」
大和田「お、おい、嘘だろ……?」
セレス「な、なんですのこれ……?
『いったんくん』の肖像画と同じ顔があった。
彼が、『そう』なのだろう。
だが
下半身、腰のあたりで、もう一人の女性と繋がっていた。
なんて表現すればいいんだ?
両端が頭の太い蛇。
それに、ムカデみたいに大量の手足が生えている。
5メートルはある
妙に人間らしい肌の色が、ことさら醜悪だった。
顔が……無論生きているんだろうか?
苦痛と、憎悪に歪んでいた。
何なんだこれは?
幽霊……なのか?
十神「その顔……一反弥栄だな」
???『わしを知っておるのか……猶更帰すわけにはいかん!』
???『どうして私たちの邪魔をするの⁉ ……ただ静かに暮らしたいだけよ!』
ただ、静かに?
苗木「ふざけるな! 罪のない子供を、あんなに……!」
???『あれはわしが買ったのだ!』
???『親に了解もとって! 代金も出したわ! その後の処置は私たちに一任されてるのよ!』
親に……?
代金……?
処置……?
大和田「ふざけんなあああ!」
苗木「人の……人の命を!」
江ノ島「よしな苗木」
江ノ島さんが飛び込もうとした僕を羽交い絞めにする。
江ノ島「あれは『そういう』価値観なのよ。あんたが言っても、しようがない。絶望的にね」
???『貴様らに代わりになってもらうぞ!』
???『覚悟しなさい!』
葉隠くんのメダリオンで火ぶくれを起こしながら、奴らは向かってくる。
霧切「来るわよ!」
桑田「どうする苗木!」
どうする⁉ >>533
反撃体勢を取りながら>>530
>>532
苗木「みんな! とりあえずさがって!」
大神さん、戦刃さんがけん制してくれている間に、僕たちは突進を回避した。
???『ぬおおおお!』
???『ちょこまかあ!』
見た目より素早い。
足の数のせいか?
苗木「霧切さん!」
霧切「なに⁉」
苗木「こいつが! 『いったんくん』で間違いない⁉」
霧切「さっきの子の台詞ね!」
???『がああ!』ベッ!
戦刃「!」パン
吐き出した何かを戦刃さんが撃ち落とす。
赤ん坊⁉
いや! 流れている血が煙を上げている!
葉隠「ひいいいいい! なんだべえええええ⁉」
大和田「気を付けろ! 溶けてるぞ!」
霧切「そうでしろそうじゃないにしろ! 今は倒さないといけないわ!」
大神「ぬん!」ボゴオ
???『ぎゃああ!』
大神さんの一撃で吹き飛ばされても、体勢を立て直して噛みつこうとして来る!
あんなのやられたらアウトだ!
十神「苗木! どうにかしろ!」ガタガタ
苗木「>>535!」
戦闘系生徒に迎撃させ、自分達は部屋の観察
>>535
苗木「戦える人は皆を守って! 僕たちは何かないか探すんだ!」
???『! させんぞ(ドギャ)ぐお!』
桑田「俺もいるんだぜ!」
戦刃「……」ババババ
???『ぎゃあああああああ!』
大和田「おらあああ!」ドゴオ
大神「ぬん!」バギイ
よし! 優勢だ!
舞園「えいえい」ポイポイ
不二咲「ごめんね本さん」
山田「むう……ただの部屋ですなあ」
葉隠「うおおおおお! 金庫だべええええ! あけええええええ!」ガシガシ
十神「しっ!」ナイフビュン
???『目がああ! 目がああああ!』
腐川「さ、流石です白夜様!」
石丸「何もないではないか!」
セレス「いたって普通ですわ……」
霧切「!」
苗木「武器武器……」
戦刃「!」チュドン
???『ぎゃあああああ!』プスプス
大和田「やったか⁉」
???『ぐおおおおおお!』
大和田「うお⁉大神「は!」ギャド
???『がああ!』ドゴオ
大神「油断するな!」
大和田「す、すまねえ!」
???『ごろずううううう!』メキメキ
???『ぬむうううううう!』メキメキ
! 急に止まって……力んでる⁉
桑田「お、やれれたか⁉」
い、いや、いやな予感がするぞ!
どうする? >>540
↑
>>540
苗木「みんな! 何か来る! 逃げて!」
???『があああああ!』
体中から、手が⁉
向かってくる!
戦刃「!」ババババ
戦刃さんがいくらか撃ち落としてくれた!
山田「うひー!」ヒュン
葉隠「だべー!」ヒュン
桑田「アポ―!」ヒュン
か、壁を貫通してる!
あぶなかった!
霧切「大丈夫苗木君⁉」
苗木「う、うん! 霧切さん、さっき何かー」
霧切「あとよ! みて! 戦刃さんのおかげで大分弱ってる!」
???『ぐぎいいいい!』
???『っががが!』
???『ざぜぬうううううう!』
戦刃さんに!
戦刃「みんな! ふせて!」ポイ
???『むぐ⁉』
苗木「え? なにー」
大和田「伏せるんだよ!」ガバ
???『あなだ……?』
???『むぐー』
バグオオオオオオン!
セレス「爆弾かよおおお!」
腐川「キャーキャー!」
朝日奈「あううう! 耳がああ」クラクラ
???『いがあああああ!』
???『あああああああ!』
十神「つなぎ目がはじけた!」
不二咲「い、痛そう」
江ノ島「そろそろきめちゃいな苗木!」
よし! >>545
1 戦刃さん!
2 大神さん!
3 葉隠くん!
3
>>545
苗木「いけ! 葉隠くん!」ガシッ
葉隠「おお⁉ なんで胸ぐらを掴むんだべ⁉」
苗木「どええええええい!」ブン
葉隠「だべえええええええ⁉」ピューン
大神「見事な背負い投げだ!」
葉隠くんが男の方にあたった!
モアイの光が焼き尽くす!
???『ぎゃあああああ!』
???『あなたああああ!』
千切れた女の方がすり寄る。
勿論灼け続ける。
???『おのれえええええ!』
???『まだよおおおお!』
崩れかけた体で襲い掛かる。
けどー
桑田「おら!」リャド
桑田くんのつぶてで目をやられー
戦刃「!」シャキンシャキン
???『かー』
???『あー』
顎を切り落した!
大神「せい!」ドグオ
大神さんの正拳突きだ!
葉隠「な、なにするんだべドサ!
葉隠くんが下敷きになる。
ってことはまたもろに……
???『-』ゴオオ
???『-』ゴオオ
光に包まれ……
消えた。
山田「や、やったの……ですかな?」
不二咲「き、消えたよお……」
石丸「! 見たまえ!」
石丸くんが指さした壁の銃弾の穴から、光が差し込んでいる!
弱弱しいけど、太陽の光だ!
舞園「よ、夜があけたってことは……!」
朝日奈「助かったんだね!」
大和田「いよっしゃああああああああ!」グッ
セレス「ふう、ようやくですわね」
十神「ふん、所詮愚民は愚民だ」
腐川「か、帰れるのね……待ってる奴もいないけど……」
桑田「あー! 風呂に入りてえ!」
大神「……」ッフ
戦刃(な、苗木くんと……///)
江ノ島「うぷぷ……」
霧切「……」
終わった……んだね
葉隠「なんで誰も俺を助けないんだべえ~」
>>550
1 帰ろう、学園へ
2 待てよ、何か引っかかるぞ
3 その他
3.2+子供が遺した言葉
>>550
待てよ。
あの子は確か……
なんか引っかかるなあ。
苗木「霧切さん」
霧切「ええ、さっきはごめんなさいね。ここだけど……」
霧切さんが壁を叩いた。
霧切「わかる? 音が違う。材質もよ」
山田「隠し部屋ですな!」
大和田「ああ? なんでそんなもんがあんだよ」
不二咲「もしかして、証拠とか隠してるのかな?」
セレス「確かに、その可能性はありますわね」
桑田「けどよお、もうこいつらは消えたんだろ? おわりじゃねえか、あとはケーサツにでも任せようぜ」
十神「ふん、それには賛成だな。俺たちがそこまでする義理もない」
朝日奈「けど、そのまんまってのも……」
大神「どうする? 苗木よ」
苗木「>>553」
1 よし、調べよう
2 いいや、もう帰ろう
3 その他
1
>>553
調べよう、なんか、ほっておけない。
苗木「開く?」
霧切「ん……重いわね」
大神「任せてもらおう」ズイ
戦刃「援護するよ」チャキ
大神さんが、壁を崩した。
大神「空間ー!」
咄嗟に大神さんがさがる。
中から何か出てきた⁉
???「あああああ!」
大神「気を付けろ戦刃! 刃物を持っている!」
戦刃「了解!」ガッ
???「ぐああ!」
出てきたのは、小太りの、男だった。
悪臭がする。
ホームレスみたいな、垢じみた臭さだ。
石丸「ま、また幽霊かね!」
腐川「ち、違うみたいよ……」
桑田「こいつは……」
???「なんなんだよー! 勝手に入るなって言ったろ!」
戦刃さんに組み伏せられた男が喚く。
童顔だ。
それも、嫌な感じの……
舞園「あ、あなたは……?」
???「あれ? 新しい子かい?」
その男は、酷く醜く笑った。
???「はじめまして、いったんくんって呼んでね」
大和田「ああ⁉ どういうこった⁉ 今ぶっ飛ばしたのはだれなんだよ⁉」
いったんくん「うるさいなあ、きみはもういいよしんで。ねえ、誰か来てよ!」
朝日奈「な、なによこいつ……」
いったんくん「ん? おお、すごいねえ! すこし大人だけど、いい! おいしそうだ」
朝日奈「ひ……」
大神「貴様!」
いったんくん「新しい人? 早くこの上の子どかしてよ!」
なんだこれ?
まるで……子供みたいに……
霧切「ねえ、いったんくん?」
いったんくん「ん? なにお姉ちゃん?」
霧切「いったんくんが、みんなと『遊んで』たの?」
いったんくん「うん」
! じゃ、じゃあさっきのは⁉
桑田「お、おい! どういうこった! ここにいたのはなんなんだよ⁉」
いったんくん「そういえばパパとママもいないじゃない、もう!」
セレス「あなた……お名前は? 下のですわよ」
いったんくん「えっとね……わかんない」
石丸「なに?」
いったんくん「みんないったんくんって呼ぶから、知らない」
腐川「な、なんなのよお……」
不二咲「ね、ねえ……」
いったんくん「うわあ、今回はレベル高いなあ。アイドルごっこ? プール? どれがいい?」
大和田「このー」
不二咲「遊んでたのは、いったんくんだけ?」
いったんくん「うん」
いったんくんは、嬉しそうに語った。
いったんくん「だってふつう同い年のこどもと遊ぶでしょ? でも、みんなおじさんおばさんなんだもん。
だから、パパとママにいって連れてきてもらったんだあ」
霧切「……十神君」
十神「……知らん、子供がいたなど……」
山田「先ほどのが、十神白夜殿もしっている一反弥栄殿とその奥方……。そしてこのお方の為に、子供を……」
江ノ島「へえ……」
舞園「な、なんなの……」
苗木「舞園さん」スッ
皆が皆、理解した。
ここにいるのが……
全ての……
いったんくん「ねえ離してって、怒るよ」
葉隠「……まともじゃ、ねえべな」
十神「当り前だ……法律を理解しているとも思えん」
桑田「ま、まさか、罪に問えねえのか?」
霧切「死体、誘拐については、恐らく両親が完全に隠ぺいしてるわね。この精神状態では……」
朝日奈「そんなことって……」
野放しになるのか?
こいつが?
あれだけのことをして?
そんなこと……
大和田「なら……俺たちでやろうぜ?」
石丸「兄弟?」
大和田「俺にはわかる……こいつは残しといちゃ……いけねえ」
不二咲「だ、ダメだよお!」
大和田「なら、こいつはどうなる!」
大神「だが……」
子供たちが頭に浮かぶ。
邪悪なのも、こいつのせいで……
戦刃「やるなら、私がやる」
朝日奈「戦刃ちゃん?」
戦刃「私は、もう経験してる。誰にも、やらせない」
江ノ島「おいおい、残姉……何勝手言ってんのよ」
戦刃「盾子ちゃんがいっても、わたしはやる。苗木君、どうする?」
僕は……
戦刃「いっぱいみてきた。こういう人を、見逃したこともあった。後で調べたら、また、やってた」
僕は……
霧切「苗木君……」
皆が僕を見ている。
僕は…… >>570までで多い方
1 断罪する
2 そんな権利はない
今日はここまで
落ちろ!
やるしかない。
こいつは、正常なのか?
それとも、ふりか?
わからない。
けど、このままではいけない気がする。
苗木「戦刃さん……お願い」
戦刃「……」コクリ
いったんくん「ねえ離してよ、そうだ、かくれんぼにしよっか? 楽しいよお」
銃が頭に突きつけられた。
いったんくん「おねえちゃんも結構可愛いね、およめさんにしてあげよっか? ぼくと一緒ならたくさ
……
…………
雨足は強くなる一方だ。
舞園「どうしましょう苗木くん?」
う~ん、このままだと……あれ、今確かにー
苗木「ねえ、向こうに先生「お前たち! 大丈夫か⁉」
石丸「おお! 先生!」ビシッ
葉隠「た、助かったべえ」ヘナヘナ
腐川「あ、あんた、職務怠慢よ」
朝日奈「もう、腐川ちゃんたら!」
先生「すまなかった! すぐそこだ、いこう」
セレス「賛成ですわね」
桑田「やっとかよ」
大神「迷わずに済んで良かった」
霧切「どうしたの? 苗木君?」
苗木「あ、いや……なんでもないよ」
歩き出した皆の後を追う。
そうだよね、こんな山奥に人がいるわけないか。
それにしても疲れた。
頭がぼうっとする早く休みたいなあ。
それにー
???「みんな、どこだ⁉ 大神! 苗木! 霧切! いないのか⁉ おーい! 学園に応援を頼むか……!」
いったんくんを待たせちゃいけないよね。
ぼくはまいにちたのしく遊んでたんだ。
パパもママもみんなも、友達も。
でも、みんないなくなっちゃった。
そしたらおにいちゃんおねえちゃんがきたんだ。
それからぼくはいちどねむっておきた
そらもとべるしとおりぬけれるようになった。
すごいでしょ
でもみんなはいないまま
さびしいよ
けどいいこのぼくにはちゃんといいことがあるんだ
おにいちゃんもおねえちゃんもちかくにいたから
おうちによんだんだ
みんなであそぶ
たのしいなあ
またいっぱいきてる
たのしくあそぼう
でもやっぱりおないどしのことあそびたいなあ
めがねのおにいちゃんがなんとかしてくれるって
うれしいなあ
やさしいなあ
みんなみんなだいすきだよ
ずっとずっとあそんでようね
ずっと
・BADEND
>>585
もう一方のエンディングを見ますか?
見る
>>585
……ダメだ。
苗木「離して、戦刃さん」
戦刃「……いいの?」
苗木「僕たちに、そんな権利はないよ」
戦刃「……」ス
いったんくん「ふう、じゃ、なにしてあそぼうか?」
不二咲「う……」
桑田「おい、本当にいいのかよ?」
十神「心配するな……俺がなんとかしてやる」
腐川「白夜様?」
十神「こういう手合い専用の場所がある。そこに、押し込む」
大和田「出てこねえだろうな?」
十神「無論だ、死ぬまでな」
山田「それが……最善なんですかな?」
朝日奈「けど、子供たちは……」
霧切「了承付きで引きとったと言ってたわ、恐らく、帰りを待っている人も……」
舞園「そんな……」
いったんくん「ねえねえ、あそぼうよお」
セレス「!」バッ
石丸「や、やめたまえ!」
大神「連れていくか? 逃げるやもしれん」
苗木「うん、そうするしか……」
江ノ島「そうでも、ないみたいよ?」
葉隠「だ、だべえ⁉」
腐川「ひ、ひい!」
幽霊が、部屋に集まってる。
あの子たちだ。
大和田「ふ、復活しやがったのか⁉」
大神「いや、待て」
江ノ島「たまにはこういうのもいいかもねん」
幽霊たちは、僕たちにお辞儀をして、いったんくんに集まっていく。
いったんくん「あ、なんだみんないたの。あそぼうよ」
いったんくんが、幽霊に覆われて見えなくなる。
いったんくん「アイドルごっこが……あれ、なにするんだよ? いたいじゃないか、ぱぱにー」
強烈な光が、部屋を覆う。
いったんくん「な、なんだよこれ? ぼ、ぼくにっひどいことするとーや、やめろよ、おこるよ、ほんとうにー」
もう、何も見えない。
山田「やりましたぞ」
『ありがとう、あとは、ぼくたちにまかせて』
雨足は強くなる一方だ。
舞園「どうしましょう苗木くん?」
う~ん、このままだと……あれ、今確かにー
苗木「ねえ、向こうに先生「お前たち! 大丈夫か⁉」
石丸「おお! 先生!」ビシッ
葉隠「た、助かったべえ」ヘナヘナ
腐川「あ、あんた、職務怠慢よ」
朝日奈「もう、腐川ちゃんたら!」
先生「すまなかった! すぐそこに登山道がある、いこう」
セレス「賛成ですわね」
桑田「やっとかよ」
大神「迷わずに済んで良かった」
霧切「どうしたの? 苗木君?」
苗木「あ、いや……向こうになにか……」
戦刃「……家の跡みたいなのがあるよ」
山田「およよ? じゃ、そこでー」
戦刃「でも、壁が少しあるだけ」
大和田「昔のか? こんな辺鄙なとこで物好きだぜ」
江ノ島「ほらいくよ。もうネイルが落ちちゃう」
不二咲「今度からGPS持ってこよう」
その後どうにかこうにか学園にたどり着き、僕たちは眠りについた。
翌朝
僕たちは朝食をとっていた。
桑田「しっかし焦ったよなあ」
山田「遭難一歩手前でしたぞ」
葉隠「そうなんでべ!」
腐川「い、言うと思ったわよ」
不二咲「それにあそこ、結構怖いとこだったんだあ」
大和田「どうしうこった?」
十神「ふん、かつて十神財閥に属していたこともある、子会社の社長の邸宅があってな。火事で焼失したが、
おびただしい数の子供の死体がでたそうだ」
朝日奈「ちょ、ちょっとやめてよ!」
十神「もう10年も前の話だ」
大神「そういわれると、なにやら怪しい雰囲気があったな」
セレス「オカルトは信じませんが、幽霊にもあってみたかったですわね」
石丸「いけないぞ! 悲劇を面白おかしく語っては!」
舞園「結局登山もカリキュラムから消えるみたいですね」
霧切「当然でしょうね」
江ノ島「ま、あたしは万々歳だけど~」
戦刃「結構楽しかったけどなあ」
はは、あいかわらずだな皆。
あれ、そういえば……
苗木「ねえ、戦刃さん」
戦刃「え?」
苗木「欲しい本、ない?」
戦刃「どうして、わかったの?」
苗木「う~ん、どうしてかな?」
なんでだろう?
けどどうしてか、心に浮かんだんだよなあ。
戦刃「じゃあ、駅前の本屋さんから、いこうか」
苗木「うん、あ……」
なんでかな?
今日の僕は変だ。
苗木「手、つなごうか?」
戦刃「え///?」
苗木「はぐれたら、危ないし」
戦刃「あ……え、えっと///?」アセアセ
苗木「嫌?」
戦刃「う……お、おねがいします///」カアア
すこし固い手を握り返す。
落ち着く。
まるでー
苗木「行こう」
戦刃「うん///」
僕らは歩き出した。
子供たちの一団とすれ違ったのが、なんだかとても心地よかった。
・HPPY END
完結です。
駄文に付き合ってくださりありがとうございました。
このSSまとめへのコメント
エレ速へ書き込みができなくなったわ
死ね
最近、RTもいいねもされなくてくっそつまんねえわ
どうせミュートにしてるんだよクソが死ね