憧「な、なんで…」
玄「こんなことに……」
宥「な、なったのかな……」
灼「うっ…う」
晴絵「まさか船が沈むなんて…………」
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穏乃『事の発端は晴絵さんが全国優勝記念に北海道旅行に行かないかという所から始まる』
以下回想
晴絵「んやー、まさか全国優勝してしまうとはねー!」
憧「ほんとよ……!」
穏乃「和と一緒に遊ぶという目的でやってきたはずが……」
玄「すこい事なのです!」
宥「まさか大将戦で嶺上さんが、チョンボするなんて……」
灼「後味悪いけど優勝した事には変わりない」
晴絵「まあ、なんにせよ、優勝おめでとう!!っという事で……校長から、北海道旅行の券が渡されましたー!!」パチパチ
憧「ほ、本当!?」
穏乃「す、すごい!北海道って山いっぱい…!」
玄「な、なんでそんな豪華なものが学校から支給されたんですか!?」
晴絵「全国優勝することで、阿知賀の知名度もグッときて過疎化の街が再び子供で溢れさせることができるって言ってたよ」
宥「そ、それは規模がでかいですね…」
灼「本当に規模がすごい」
晴絵「ま、聞くまでもないけど…いくよね?」
みんな「いくーー!!」
晴絵「よし!」
灼「晴ちゃん、北海道に飛行機で行くの?」
晴絵「いんや、船で行くよ。フェリーだ!」
穏乃「うぉぉぉぉ!!!ロマンティック!」
憧「いや男の要素皆無だからロマンティックとかない」
玄「フェリーですかぁ。酔い止めも持っていかないと…」
宥「玄ちゃん、飛行機でも酔い止めを持っていったほうが……」
晴絵(うんうん!浮かれてるな…!ま、たまにはこう言うのもいいかもしれない…)
みんな「わいわい!ガヤガヤ」
晴絵(私も全国優勝してたら…こんなことがあったのかなぁ)ジーン
晴絵「 みなさんちゅーもーく!明日の7時に出航予定ですので、30分前には集合する事!」
憧「おっけー!」
穏乃「おやつは何円までですかー!?」
晴絵「酔い止めとかも持って来いよー?」
玄「そこは合点承知!」
穏乃「お、おやつは何円ーー」
晴絵「ま、私は酔い止め無しでも酔わないけどな!」
宥「赤土さんすご〜い…」
灼「晴ちゃんやるっ」
穏乃「お、おや」
晴絵「じゃあ、かいさーん!」
穏乃「」グスッ
穏乃『って事があって、みんなテンションMAXで次の日に臨んだ…』
次の日
晴絵「みんないるなー?」
穏乃「いまーす!」
憧「いるよー」
玄「私たちもいるよっ!」
宥「さむ〜い」
灼「全員いるよ晴ちゃん」
晴絵「おっ!みんな早いねー!」
玄「私なんか眠れなかったよ…」
憧「それにしてはテンション高いね…」
宥「私は爆睡だったなぁ」
灼「あ、もう直ぐ7時だ」
晴絵「んっ?あ、ほんとだ!みんな乗り込めーー!」
みんな「わーい!」ドタドタ
穏乃「うわー、広いなー!」
憧「船だけで興奮するよ…」
晴絵「確かにでかいね…」
灼「そういえばといえばの質問なんだけど、みんなって泳げるの?」
晴絵「私は泳げるよ!個人メドレー県大会優勝レベル!」
憧「いや見え見えのみえをはらないで…」
穏乃「私は泳げないなー。なんせ山育ちだからね!」
玄「その思想がわからないよ…」
灼「玄は?」
玄「泳げないでございます!」
憧「玄もそんな威張らなくていい」
宥「私は……その、胸で浮ける……」
晴絵「……」
憧「……」
灼「……」
穏乃「うっわー!すっげー!おっぱいで浮けるってすごいよ!!」
宥「そ、そうかな…?」
玄「お、おもち……!」
憧「わ、私は泳げないかな……」
穏乃「見た目通りだね!」
憧「私の容姿見て泳げないと確信したシズが怖い」
晴絵「そんなこと聞いてどうしたんだ?灼」
灼「うん?いや、何となく海見て考えついた」
晴絵「ふーん?」
晴絵「んー。眠いなぁ……」
玄「うとうと」
宥「玄ちゃん、眠いなら私が膝枕してあげようか?」
玄「ぜ、ぜひ」バタン
憧「たしかに眠いねー。興奮してたから眠れなかったのが仇となった…」
穏乃「たしかに……」
灼「……ふー……ふー……」
晴絵「灼ってば……もう寝ちゃった……」
宥「みんなで仮眠したらどうです?」
晴絵「そうだね、みんな、かみーん!」
穏乃「おー……すう……すう」
憧「んー…」
玄「おもち……おもち……jカップ…」
宥「私も…寝よう…………」
穏乃「船で全員寝るなどフラグですが……みんな寝てしまいました。その30分後に事態は急変しました』
ブーーーブーーー
船長「皆様!前方に大きな大きな竜巻が……」
ザッパーーン
船員「う、うわぁ!水が入ってきた!!」
ドドドドドドド
船長「皆様!落ち着いてください!お客様は救命胴衣を身につけーー」
ブババババババババババ
船長「な、なんて竜巻だ…これは…」
船員「ふ、船か崩壊するぞ!!」
ザザザザザザバババ
晴絵「……」
憧「……」
穏乃「…すう」
玄「…………」
宥「すやすや」
灼「んー。うるさいなぁ…まあいいや……寝よう」
船員「う、うわぁぁぁぁぁぁ!」
ボフザガガガグバババ
船長「…死んだな……」
穏乃『そして船が崩壊……お客や船員たちはどうなったかわかりません』
穏乃『ですが奇跡的に阿知賀のみんなは同じ島に漂着していました』
穏乃『それでいまに至るわけです』
回想おわり
憧「ど、どうするのよ……これ」
灼「ど、どうもこうも……救助を待つしか……」
晴絵「まさか……寝てる間に船崩壊とか……」
穏乃「け、圏外だし……」
玄「あ、あっづい…!」
宥「わ、私も少し……暑い……」
ちょっと眠くなってきたので昼寝します。
よく似たタイトルのがエタってるからなあ…
完結までいってくれ
>>15ありましたねあれ見たかったです
憧「うぅ……私、これから援交やめるから!!だからお願い、帰してぇ!!」
穏乃「混乱して変なこと口走ってるよ!?」
晴絵「み、みんな、ごめん……私がこんな旅行誘ったから……」
灼「晴ちゃんのせいじゃない。運が悪かっただけ」
玄「そ、それよりこの先どうします…?」
宥「玄ちゃんやけに落ち着いてるね…」
玄「……こういう状況楽しそうって考えるとね…!」
灼「遊び事じゃない!」
玄「ひっ」
憧「こんな死と隣り合わせな状況が楽しい…?狂ってるよ!」
玄「……」ビクビクビク
宥「さ、流石に玄ちゃん……それは……ありえない……かな?」
玄「」ビクビクビクジョボジョボ
穏乃「ちょー!玄さん!漏らしてるから!みんなパニクってて予期もせぬこと言ってるだけ!本心じゃない!」
晴絵「……」
晴絵「はい!注目!」
憧「……!」
晴絵「ちょっと落ち着いて!みんな!」
灼「さ、流石に落ち着けないよ……」
晴絵「ま、まあ!これからは食料班、水班、家班に分かれてもらいたい!」
宥「それって…まさか」
晴絵「食料班はこの森で食べれそうなものを持ってくる!」
憧「ここで暮らすってわけ?」
晴絵「救助が来るまでの辛抱!次に水班は大地の湿りや木々からの水分を摂って濾過して飲み水にする班!」
晴絵「そして最後に家班!家を作ってもらう!そんな職人の家じゃなくて雨風防げればいいよ」
憧「……本気で生きるつもり……?」
晴絵「もちろんだよ。誰一人欠かすことなくこの島をでる!」
憧「……協力するよ」
晴絵「……あ、憧!?」
灼「……絶対生きて帰ろう」
穏乃「みんなで生きて帰るんだ!」
宥「旅館のお手伝いしないと…」
玄「お姉ちゃんに同意なのです!」
晴絵「灼ぁ、みんなぁ……」グスッ
憧「なくなって……さて役割を決めよう」
1穏乃
2憧
3晴絵
4灼
5玄
6宥
7食料班
8水班
9家班
例)1が7、6が8など
全部出揃ったらまた始めます
1と2が7、3と4が8、5と6が9
和と京太郎が合流
56が7
12が8
34が9
こんな感じでいいの?
>>21
>>22
憧「……まあ、妥当に考えたらこうよね」
灼(……!!やった!晴ちゃんと同じだ!憧……ないす!)
玄「やった!お姉ちゃんと同じだよ!」
宥「そうだね…よかったぁ」
穏乃「何が妥当なのかわからない……」
憧(もう……シズのバカ)
晴絵「んまあ、割り振りはきまったし、早速作業に取り掛かるよ!」
京太郎「んー……ぐっ……」
京太郎「ん?……ーー!!んーー!」
京太郎「む、ムグゥ…んん〜〜〜」
京太郎「……ぷは!!」
京太郎「目が覚めたら……和の胸が俺の顔面に……」
京太郎「……?てかここはどこだ!?」
京太郎「確か準優勝記念に北海道→奈良→長野ってルートで旅行してたような……」
京太郎「んー。あっ!そういえば嵐に巻き込まれて…それで……」
京太郎「こ、ここに和しかいないってことはこの島のどこかにまだ咲たちがいるのか!?」
京太郎「生きててくれよ!……て和…もうそろ起きろよ」
和「むにゃあ?」
京太郎「おーい、おきろよー」
和「目の前に京太郎君?」
京太郎「そうですよ」
和「って青空?どうなってるんですか?」
京太郎「こんな冷静に言うのもなんですが、船が沈没しました」
和「船が沈没…!?」
京太郎「はい」
和「さ、咲さんたちは!?」
京太郎「この島に流れ着いてるか生きてるかわかりません…」
和「そ、そんな」
京太郎(精神的にしょっくだろうな…和は咲と親しくしてたし)
京太郎「和…咲を探しに行こうか」
和「……」
京太郎「和!」
和「えっ、は、はい!探しますか」スクッ
和「ってあれ?」フラ
京太郎「和!あぶねえ!」ダキッ
和「……っ」
京太郎「和…大丈夫か?」ギュッ
和「え、ええ。大丈夫です。だからもう離してもいいですよ」
京太郎「っと、これはごめんなさい」
和「もう」
和(京太郎に……抱きつかれた////)
憧「てかさ、この森に食料なんてあるわけ?」
穏乃「あるに決まってるじゃん!ジャングルは人類が生み出した進歩への道標だよ!」
憧「い、意味わかんない…隠喩とかじゃなくて本当に」
穏乃「……あ!このキノコとか食べられるよ!」
憧「……!ほ、本当に!?モロ毒って感じするけど……」
穏乃「私が森に入ってお腹空いた時はキノコとか虫を食べてたからさ、結構そういう知識はあるほうだよ」
憧「あんたキノコとか虫とか食べてんの……?グロい」
穏乃「だから安心して食料調達しよう」
憧「仰せの通りに」
灼「さて晴ちゃん。どうやって水を手に入れるの?」
晴絵「ろ過しか方法ないでしょ。まずは砂、砂利、土、と適当に……」
灼「ほ、本当に大丈夫なのかな」
晴絵「為せば成るのよ、えーと、布…は自分の服でいいか」ビリ
灼(自分の服を犠牲にしてまで私たちのことを考えてくれてるなんて…次レジェンゴとかほざいたやつ見つけて暗殺)
晴絵「よし、これでろ過する装置は完成!後は…あっ!あそこに水たまりある。そこでろ過させよう」
灼「うん!」
晴絵「雨水飲むの抵抗あるけど……この際しょうがないよね」
晴絵「いざとなればおしっこもろ過させられるってサバイバル本に書いてたきがするし」
灼「尿飲!?」
宥「寒くない家を作りたいな〜」
玄「今の時点ですごく暑いんですが」
宥「そう?さっきまで暑かったけど今は寒い方かな」
玄「と、兎に角!どうやって家を作るの?」
宥「うん。まずは瓦礫や船の残骸を集めて組み立てて上と下にビニールシートを引けばいいと思うの」
玄「すごい…大工さんみたいだよ!」
宥「そ、そう…?これくらいなら誰でも思いつくと思うんだけど…」
玄「そうと決まれば実行だー!」
宥「お、おー」
ーーーー1時間後
玄「ふう…だいぶ形になってきたね」
宥「……」ギッコギッコ
玄「ってお姉ちゃん!?そのノコギリどうしたの!?」
宥「船の残骸にあったよ…」
玄「とんでもない幸運だね…」
京太郎か副会長はもともと出そうと思ってました。和はついでです
京太郎「喉乾いたなぁ」
和「確かに…もう2時間くらい歩き続けてますからね…」
京太郎「んー。海水飲むわけにはいかないし…」
和「そうですね…」
京太郎「唾液で我慢しとくか……」
和「唾液でもかなり限界です……」
京太郎「和は女の子だから限界なのかな……」
京太郎「どうしよう……」
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