八尺様「明日暇ぁ?」 メリーさん「空いてるわよ」 (46)

八尺様「ほんとっ!?じゃあじゃあ明日映画見に行こうよ映画!!」

メリーさん「映画?別にいいけど」

八尺様「やったぁ!昼からでも大丈夫ぅ?」

メリーさん「大丈夫よ、一日暇だし。何見るの?」

八尺様「おっけー!!じゃあ明日の正午に○○駅前のスタバ集合ねっ!!」

メリーさん「はいはい、了解。で、何見るの?」

八尺様「せっかくだしお昼御飯も一緒に食べなぁい?」

メリーさん「いいわよ、映画は何を見るの?」

八尺様「久しぶりにマックとか食べたいなぁ…普段山のほうに住んでるからマックないんだよねぇ」

メリーさん「そうね、ところで何の映画を見るつもりなの?」

八尺様「じゃじゃ、また明日ねっ!!ばいばぁい!!」

メリー「ええ、明日ね。結局何の」


ガチャッ!!


メリーさん「アスペかお前は」

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翌日 鮫島駅前


八尺様「おっまたせーっ!!」ブンブン

メリーさん「遅いわよ、5分遅刻」

八尺様「だってぇ、来る途中にかっわいい男の子みつけちゃったんだもん!!」

メリーさん「『かっわいぃ↑』じゃないわよ、遅れたことを謝んなさいよ」

八尺様「んもぅ、そんな怒んないでよぅ!」ナデナデ

メリーさん「撫でんじゃないわよ、自由かアンタ」

八尺様「とりあえず、先に映画の時間だけ見よっかぁ」ナデナデ

メリーさん「そうね、先に私の頭を撫でるのをやめたらどうかしら」

八尺様「よっし!じゃあ映画館にれっつらごー!!」スタスタ

メリーさん「…やっぱこいつアスペだわ」

あれ、なぜ○○駅になってたんだ?
まあいいや

八尺様「メリーちゃん最近どぉ?」スタスタ

メリーさん「どうって、別に普通ね。最近具現化に手こずるようになってきちゃったけど」スタスタ

八尺様「あー、やっぱり時代なのかなぁ。最近はみんなスマホだもんねぇ」

メリーさん「アンタは?」

八尺様「んー…私もあんまり男の子を見かけなくなっちゃったかなぁ」

メリーさん「まあ最近の子は田舎に遊びに行くってことが少ないわよね…お互い大変ね」

八尺様「そうだねぇ…あ!!でもでも、この前ひっさしぶりに男の子をみかけてねっ!?それがもうすっごく可愛い男の子でっ」

メリーさん「いきなり興奮してんじゃないわよショタコン、ちょっと声落としなさい」

八尺様「あっとと…そういえばここ都会だったねぇ、久しぶりに来たから忘れちゃってたぁ」

メリーさん「はあ…アンタ本当変わんないわね…」

八尺様「てぃへっ☆」

メリーさん「ぶっ飛ばすわよ?」

メリーさん「…それにしても映画館まで遠いわね」スタスタ

八尺様「そーだねぇ、あと10分くらいかなぁ?」

メリーさん「面倒ね…自転車でもあればいいんだけど」

八尺様「わぁ、二人乗りだぁ!私後ろねっ!!」

メリーさん「ふざけんじゃないわよ、逆でしょ普通」

八尺様「えぇー?」ブー

メリーさん「いや普通に考えてそうでしょ…身長190の女を後ろに乗せて自転車で疾走する130センチのゴスロリってもうただのホラーじゃない」

八尺様「でも私自転車乗れないよぉ?」

メリーさん「あやっぱ私が漕ぐわ」

八尺様「だよねぇ」

メリーさん「…まあ自転車ないんだけどね」スタスタ

八尺様「そうだねぇ」スタスタ

映画館前


八尺様「ふぃー、ついたねぇ」

メリーさん「本当に遠かったわね…3kmくらいあったんじゃないの」

八尺様「それぐらいあったかもねぇ、実際」

メリーさん「…で、何見るの?」

八尺様「んー?」

メリーさん「いやだから映画、何見るのよ」

八尺様「あ、そうだったそうだった。えっとねぇ…あれ!!」ビシッ!

メリーさん「えっと…どれ?」

八尺様「あれだよぅ、あれ」ユビサシー

メリーさん「…」ノビー

八尺様「…」サシー

メリーさん「…」ツマサキー

八尺様「…もしかして、身長g」

メリーさん「それはない」

八尺様「あ、うん」

メリーさん「…うん、『あれ』じゃどれかわかんないからタイトルを言いなさいタイトルを」

八尺様「えっとねぇ、『ミッションインポッシブル』の新しいやつだよぉ」ニコニコ

メリーさん「ああ、はいはい。あれね。最初から名前で言いなさいよわかりにくいんだからまったく」ブツブツ

八尺様(壁に貼ってあるポスターあれしかないんだけどなぁ…)ニコニコ

メリーさん「大体なんで高いところにポスターを貼るのよ小さい子供からは見えないじゃないそういうところ配慮が足りないわよね現代社会は」ブツブツ

八尺様「…」ニコニコ

メリーさん「だからと言って特別扱いとかじゃなくてもっとバリアフリーを進めていく必要は正直感じるというか?いや別に背の低さに限らず?そういうのって大事だと思うし?」

八尺様「…メリーちゃんってかわいいよねぇ」ニコニコ

メリーさん「…何よ急に、その胸もぐわよ?」

八尺様「それは困るかなぁ」ニコニコ

受付「次の方どうぞー」

メリーさん「あ、私たちの番ね」

八尺様「平日の昼だからそんなに並ばなくてよかったねぇ」

受付「お二人様ですか?」(なんだこのでかいのとちっこいの…)

八尺様「はぁい♪えっとぉ、『ミッションインポッシブル』の新しいやつ見たいんですけどぉ」

受付「『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』をお二人ですね、ご年齢は?」

八尺様「えっとぉ…」チラッ

メリーさん(…好きにどうぞ)

八尺様(ん)コクリ

八尺様「私が20でぇ…この子が12歳ですっ」

受付「では大人1人、子供1人ですね。お席は隣同士でよかったでしょうか?」

八尺様「だいじょぉぶですよぉ」

受付「ではこちらのほうでお席指定させていただきますね、お二人で2100円になります」

八尺様「じゃあ3000円でぇ」

受付「はい、では900円のお返しですね。こちらチケットです」スッ

受付「お待たせいたしました、ごゆっくりお楽しみください」ペコッ

八尺様「ありがとぉございまぁす♪」スタスタ


受付「…親子、いや姉妹…?」

メリーさん「ふう、とりあえずチケットは買えたわね」

八尺様「でもまだ始まるまでは時間あるねぇ」

メリーさん「じゃあ今のうちにお昼済ませちゃいましょ、マック行く?」

八尺様「いくぅ!」パアッ!

メリーさん「アンタどんだけマック行きたかったのよ…」

八尺様「だってぇ、今持ってるクーポンの期限が切れそうなんだもん」

メリーさん「クーポンの期限気にしてるよこの都市伝説」

八尺様「せっかく可愛い男の子から貰ったのに、もったいなくてぇ」

メリーさん「憑りついて奪ったんだろが嘘つくなショタコン」

八尺様「てぃへっ☆」

メリーさん「胸もみしだくぞ変態」

マク○ナルド


バイト「ッシャーセー」

八尺様「えっとぉ、このダブルクォーターパウンダーチーズのセットを二つお願いしまぁす」

メリーさん「は!?私そんなに食べられないわよ!!?」

八尺様「だいじょぉぶだよぉ、食べきれなかったら私が食べるからぁ」

メリーさん「…そ、そう…(そういえばこいつめっちゃ食べるんだったわ…)」

バイト「エー、ダブルクォーターパウンダーチーズノセットオフタツデヨロシャーッタッスカ?」

八尺様「はいっ!あ、えっとぉ、これ使えますかぁ?」ピラッ

バイト「ハイ?…アー、チョットオマチクダシャス」タタッ

メリーさん「…アンタそれクーポンじゃなくて株主優待券じゃないの」

八尺様「ふぇ?もしかして使えないのぉ?」

メリーさん「いや使えると思うけど…それ滅茶苦茶いいやつよ、くれた男の子に感謝しなさいな」

八尺様「へー、そぉなんだぁ…勝手に貰っちゃってごめんねぇ」

バイト「ア、オマタセシャシタ、コチラノユウタイケンゴリヨウトイウコトデムリョウデノゴテーキョートナリャス」

八尺様「ありがとぉございまぁす♪」

バイト「オマタセシャシター、ゴユックリドーゾー」


バイト(…巨乳×貧乳、ありだと思います)

とりあえず今日はここまで
明日の朝から再開しまつ

20と12と言ってるのに一瞬親子と思い浮かべるこの世界に行きたい

おはようございます
9時頃から更新の予定です
今しばらくお待ちください

>>18
そこに気づくとは…やはり天才か
正直すまんかった

投下するでよ

八尺様「いっただっきまぁす!!」

メリーさん「いただきます…いややっぱこれ多いわよ」パクッ

八尺様「あれ?メリーちゃんポテトから食べる派だっけぇ?」

メリーさん「何よ、文句あるの?」

八尺様「違うよぉ、へーって思っただけぇ」モグモグ

メリーさん「…ならいいけど」モグモグ

八尺様「えへぇ、こうやってジャンクフードなんて食べるの何年ぶりかなぁ」ニコニコ

メリーさん「アンタが前に町のほうに降りてきたの、もう5年くらい前だものね」

八尺様「もうそんなにたつんだっけぇ?早いねぇ」

メリーさん「…アンタ、ケチャップ垂れそうになってるわよ」

八尺様「ええぇ!?どこどこどこぉ!!?」アタフタ

メリーさん「そこよ、その袖口の…ああもう世話の焼ける…」ハア

メリーさん(…それにしても、こいつここまで大喰らいだったかしら?)

八尺様「け、ケチャップが、ひぁ」アタフタ

メリーさん(こいつは私みたいな精神干渉型の都市伝説じゃないから、普段からエネルギーを使うのは知ってるけど…)

八尺様「た、玉ネギがぁ!玉ネギが落ちるぅ!!」ワチャワチャ

メリーさん(それにしたってクォーターパウンダーチーズ2つはおかしいわよね…私なんて見ただけで若干吐き気するのに)

八尺様「うぇ…手が油でべとべとだよぉ…」グスッ

メリーさん(まあでも昔からこいつカロリーとか気にしないし…というか都市伝説だし)

メリーさん(ああもうイライラする、何で私がこいつの心配しないといけないのよ!アホか!!)

八尺様「メリーちゃん助けてぇ…」プルプル

メリーさん「その油まみれの手こっちに伸ばすんじゃないわよ!自分で何とかしなさい!!」

八尺様「うえぇ…メリーちゃんが冷たいぃ…」シクシク

数分後


八尺様「ふいぃ、何とか綺麗に洗えたよぉ」

メリーさん「良かったわね、これあげるわ」ポン

八尺様「え?ハンバーガー食べないのぉ?」

メリーさん「ポテトとドリンクだけでお腹いっぱいよ、お腹減ってるみたいだしアンタ食べなさい」

八尺様「そっかぁ、じゃあいただくねぇ」ニコニコ

メリーさん「どうぞ、せっかく奢ってくれたのにごめんなさいね」

八尺様「いいよぉ、こっちこそ無理に大きいやつ頼んじゃってごめんねぇ」モグモグ

メリーさん(問題なく食べまくってるわね…こいつ本当にどんだけお腹空いてたのかしら)

八尺様「~♪」ムシャムシャ

メリーさん(まあ気にするほどでもないか…って)

メリーさん「ちょっと、ケチャップ」

八尺様「えぇ!?どこどこどこぉ!!?」バッ

メリーさん「…またかよ」

アッシャーシターマタオコシャッセー


八尺様「んー食べたねぇ」

メリーさん「アンタはね」

八尺様「あ、そろそろ時間だねぇ」

メリーさん「そうね、そろそろ行きましょうか」

八尺様「んふふぅ、トム・クルーズ楽しみだよぉ」フンス

メリーさん「アンタってトム・クルーズ好きだったのね、初めて知ったわ」

八尺様「メリーちゃんはぁ?」

メリーさん「私はどちらかといえばジェレミー・レナーのほうが好きね、あの渋さたまんないわ」

八尺様「えー、でも二人の子供時代を想像するとトム・クルーズのほうが可愛かった気がしない?」

メリーさん「いやどんな判断基準よそれ」

映画館


メリーさん「あ、ちょうど入場が始まってるみたいね」

八尺様「といっても、平日の昼だからそんなに人はいないけどねぇ」

メリーさん「えーと、10番シアター…ここね」

スタッフ「只今より上映するのは『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』です、お間違いはなかったでしょうか?」

メリーさん「それであってるわ、はいチケット」

スタッフ「恐れ入ります、お席は横並びの二席で宜しかったですか?」

八尺様「あ、できれば後ろに人がいない席がいいなぁって思うんですけどぉ…」

スタッフ「かしこまりました、ではこちら9-Hと9-Iのお席にご案内させていただきます」

メリーさん「ん、ありがと」スタスタ

スタッフ「どうぞごゆっくりお楽しみください」ペコリ


スタッフ(…どんなカプだよ)

メリーさん「えーと、9-H…」

八尺様「メリーちゃんあったよぉ」

メリーさん「あ、そっちか」

八尺様「どっち座るぅ?」

メリーさん「どっちでもいいわよ、アンタは?」

八尺様「んー、できれば真ん中に近いところがいいなぁ」

メリーさん「いいわよ、好きにしなさい」

八尺様「ありがとぉ!じゃあ私が9-Hねぇ」


ブーーーーーーーーーーーー


メリーさん「あら、もう上映開始の時間じゃない。早く座んなさいよアンタ」

八尺様「ちょ、ちょっと待ってぇ!スカートの裾引っかかったぁ!!」ジタバタ

メリーさん「…」ハア

八尺様「メリーちゃん助けてえぇ…」グスグス

メリーさん「…やっぱ巨乳って馬鹿なのかな」









――――――『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』上映中――――――


※ネタバレ防止、及び>>1がまだこの映画を見ていないため映画鑑賞シーンは全カット








上映終了


八尺様「んー!面白かったねぇ!!」

メリーさん「そうね、割と前作の評判がよくなかったから不安だったけどなかなか面白かったわね」

八尺様「はあぁ、やっぱりトム・クルーズはかっこいいよねぇ」

メリーさん「なんだかんだイケメンは正義よね」

八尺様「なんだかんだねぇ」

メリーさん「ま、ジェレミー・レナーもイケメンだけど」フンス

八尺様「メリーちゃんはジェレミー好きだねぇ」アハハ

メリーさん「どうする?このあと」

八尺様「んー、もうちょっと時間つぶしてから電車にのるつもりだよぉ」

メリーさん「そうね…じゃあスタバでも行く?」

八尺様「スタバ!!うわぁ、都会だねぇ」

メリーさん「別にスタバ=都会じゃないでしょ、鳥取にもできたぐらいなんだし」

八尺様「それは流石に鳥取に喧嘩売りすぎだよぉ」アハハ

メリーさん「冗談よ、行きましょ」スタスタ

八尺様「うんっ♪」スタスタ

スタバ


接客「いらっしゃいませ、ご注文は?」

八尺様「ベンティアドショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップキャラメルソースモカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノを一つぅ!メリーちゃんはぁ!?」

メリーさん「あ、アイスコーヒーのトールで」

八尺様「反応がそっけないよぉ!!」

接客「ではベンティアドショットヘーゼルナッツバニラアーモンドキャラメルエキストラホイップキャラメルソースモカソースランバチップチョコレートクリームフラペチーノとアイスコーヒーのトールをお一つずつでよろしかったですか?」

八尺様「…あってるかなぁ?」クルッ

メリーさん「知らんがな」

接客「えー、お会計1260円です」

メリーさん「あ、じゃあここは私が払うわ。今日は奢ってもらってばっかりだったし」

八尺様「ほんとっ!?ありがとぉ!!」ムギュウ

メリーさん「気にしなくていいわよ、ってか胸で息できないからやめろメロン」

接客「こちらおつり240円と商品になります、ごゆっくりどうぞー」

メリーさん「どうも。ほら、アンタのよ」

八尺様「わぁい!これが…えっと…ベンティヘーゼル…」

メリーさん「忘れるの速すぎだろ鳥かアンタは」


接客(…まさかあのメニューを本当に頼む人がいるとは…)

八尺様「…あ、予想よりおいしいねぇこれ」ズズッ

メリーさん「あら、よかったじゃない」

八尺様「正直ネタで頼んだんだけど、結構好みの味だなぁ。この…ベニラ…ベティ…?」

メリーさん「完全に忘れてるじゃないのよ…」

八尺様「注文したら安心しちゃってぇ…」エヘヘ

メリーさん「うん、やっぱ巨乳は馬鹿だ。そうに違いない」

八尺様「そんなことないよぉ!巨乳でも頭いい人いっぱいいるもん!!」

メリーさん「たとえば?」

八尺様「…えー…さ、貞子ちゃんとか!」

メリーさん「…」

八尺様「…」

メリーさん「…ほらね?」

八尺様「言葉もありませぇん…」シクシク

メリーさん「…ところでさ」

八尺様「なにぃ?」

メリーさん「なんで突然来たわけ?今までだったら予定合わせて休日に来てたじゃない」

八尺様「んー、特になんでってわけじゃないんだけどぉ」

メリーさん「…」

八尺様「さっきも言ったけど…最近はあんまり田舎に子供が来てくれなくてぇ」

メリーさん「…うん」

八尺様「私はやっぱり、こういう都市伝説だしぃ」

八尺様「メリーちゃんみたいに、『知られればおっけー』ってわけにもいかなくてぇ」

八尺様「子供たちに認識されることで初めて生きていけるんだけどぉ」

八尺様「でも、田舎から子供たちが消えてぇ」

八尺様「少しづつ、『私』を認識してくれる子供たちもいなくなってぇ」

八尺様「…なんか、こうやって少しずつ」

八尺様「『私』も、消えていくのかなぁって…」

メリーさん「…」ズズッ

八尺様「そう考え始めたら、なんだか急に怖くなっちゃってぇ」

八尺様「…気づいたら、メリーちゃんに電話しちゃってたぁ」

メリーさん「…そう」

八尺様「うん、そう」

メリーさん「…そう…」

八尺様「だから、今日映画館に行くまでは私何の映画やってるか知らなくってぇ」

八尺様「朝ははぐらかしちゃったんだぁ…ごめんねぇ」

メリーさん「…そっか」

八尺様「あと、具現化に必要なエネルギーも全然足りなくてぇ」

八尺様「ちょっと、マックではいっぱい頼んじゃった…」

メリーさん「…うん」

メリーさん「…私はね」

八尺様「…?」

メリーさん「私は『メリーさん』だから」

メリーさん「もし、アンタがまたいつか不安な気持ちに襲われたら」

メリーさん「また、私に電話しなさい」

メリーさん「今度は、私がアンタのところに行くから」

メリーさん「いつでも、アンタの『後ろ』に行ってあげるから」

メリーさん「だから、安心しなさい」

八尺様「…」

メリーさん「…何か言いなさいよ」

八尺様「…メリーちゃんは、優しいねぇ」ニコッ

メリーさん「…ふん」

八尺様「ふふっ」ニコニコ

駅ホーム


八尺様「今日はありがとぉねぇ、楽しかったよぉ」

メリーさん「私もよ。気を付けて帰んなさいよね、アンタいろいろとドジなんだから」

八尺様「あはは、了解でぇす」


ダァ!!シェリアス!! ジリリリリリリリリリリリリリ


メリーさん「それじゃね、またいつか。巨頭オトコたちにもよろしく」

八尺様「うん、またいつかねぇ。ばいばぁい」フルフル


シュー バタン!! ゴトンゴトン…

メリーさん「…ふう、疲れた」

メリーさん(今日はもうこのまま休んじゃおうかしら…正直今から仕事する気になれないのよね)

メリーさん(…せっかくだし、ミッション・インポッシブルシリーズ見返してみようかしら)

メリーさん「うん、まあたまにはいいわよねたまには」

メリーさん「そうと決まれば早速TUTAYA…」



ピリリリリリリ ピリリリリリリリ



メリーさん「でっ…?」

ピリリリリリリ ピリリリリリリリ


メリーさん「…」


ピリリリリリリ ピリリ


ピッ


メリーさん「…もしもし、メリーですが」

口裂け女『おいすー!口裂け女でっす!!』

メリーさん「何よ口裂け女、またポマード口に突っ込まれたの?」

口裂け女『ちげえよアホ!今から暇か?』

メリーさん「ごめんなさい、今日は疲れてるからこのまま休みたいんだけど」

口裂け女『じゃあ暇なんじゃん!!ちょっと駅前の鳥貴族来いよ!!飲もうぜ!!』

メリーさん「話を聞きなさいよアル中、今日は疲れてるから早く」

口裂け女『じゃあ30分後店に集合な!!遅れたらビール千本飲ーます!!んじゃ!!』

メリーさん「だから話を」


ガチャッ ツーツー


メリーさん「…」








メリーさん「…やっぱ巨乳は全員馬鹿だわ」





はい、これにて完でございます
最後駆け足でしたがすいません

八尺様の胸を揉みたいだけの人生でした

最後までお読みくださりありがとうございました

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