灯織「同棲日記」 (11)

灯織ぃいいいいいいいいい誕生日おめでとぉああああああああああああああ!!

風邪引いて若干うろろろろってなってたから誤字あるかも。

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一つ目。
プロデューサーは意外と朝に弱い。起きる時間の30分くらい前からアラームが鳴って、30分かけて布団から出る。
寝癖を付けながら布団の中でもぞもぞと動いたあと、伸びをしてから体を起こして、そのまま少してから布団を剥がす。
この間アラームはずっとスヌーズと定刻通りの振動を繰り返していて、鳴りっぱなしになる。(おすすめしたCDの曲が入っててちょっとうれしかった。)
起きる時間ギリギリか、ちょっと越えたりするけど起こそうとするのは良くない。



灯織「プロデューサー。起きてください。アラームも鳴っていますよ」

P「ん……んん……」ゴロン

灯織「プロデューサー?まだ眠いですか?」

P「ひおり……」ユラァ

灯織「どうかしまし――うわぁっ!?」

P「ひおりー……」ギュム

灯織「……あ、あの、プロデューサー?私、今朝食を……」ダキシメラレ

P「んーんー……」ギュゥゥ

灯織「つ、強いです。抜け出せないです」

P「……すー……すー……」

灯織「ぷ、プロデューサー……?」

P「……すー……」

灯織「……ぷろ、でゅーさー……」



この後何度もアラームが鳴る度にもぞもぞと動かれて、その度に吐息があたるせいでとてもどきどきした。あと、プロデューサーの匂いがとても強くて、どきどきした。
起きたプロデューサーはすごく申し訳無さそうにしていたけど、たまにならプロデューサーを起こすのも悪くない、と思う。

二つ目。
プロデューサーはご飯派。パンとご飯とどっちが良いか聞いてみた事がある。
どっちでも大丈夫って言ってたけど、どちらかというとご飯のほうが好きみたい。多分、好きなものが和食系だから?食べる時にちょっとだけ箸が速く進むし。
煮物は野菜とお肉が好き。魚はちょっとだけ苦手。固めに煮たり炊き込みご飯の具にすると美味しいって言ってくれるから魚が嫌いとかではないと思う。
※普段ボールペンもナイフも右なのにお箸だけは左。ちょっとめずらしい。



灯織「どう、ですか……?」

P「うん。とても美味しいよ」

灯織「良かった……」

P「でも、朝からこんなに作って時間大丈夫だったのか? 早かっただろ」

灯織「慣れてますから。それに……」

P「それに?」

灯織「……ちょっとした、願掛けです」

P「そっか。……ありがとう」

灯織「……どういたしまして」




食べる前にいただきますと、食べ終わるとご馳走様。食器を下げた後は必ず美味しかったって言ってくれる。
今の所新記録更新中。

三つ目。
普段のときと大切なお仕事の時とでつける香水が違う。一度嗅がせてもらったけど、とてもいい匂いだった。
煙草やお酒はほとんどしないし、普段から部屋の匂いも気をつけてるみたい。だから自分の匂いを消す、っていうより本当に身だしなみで香水をつけてる。
数は二つだけ。ちょっとグリーン系のやつ。普段の営業周りのときのために付けてるって言ってた。(普段使いのやつはあんまり拘らないみたい。)
でもいい匂いがするのは多分それだけじゃないと思う。



灯織「プロデューサーって香水つけてるんですね」

P「ん?ああ、ちょっとした身だしなみ程度でな。汗の匂いとかごまかせるし」

灯織「あれ? でも、普段と匂いが違いませんか?」

P「今日はちょっと大きなお仕事だからさ。気合入れてる」

灯織「ああ、変えてるんですね。納得しました」

P「……実はさ」

灯織「?」

P「……灯織とデートした時も付けてたんだ」

灯織「!?」

P「まぁ今はもう廃盤になっちゃって残り少ないんだけどさ」

灯織「あ、えっと……」

P「赤くなったな」

灯織「プロデューサー!!」




こだわってる方は、大学時代から使ってるって言ってた。
デートの時や私と合う時は付けててくれたのは嬉しい。  意識、してくれてたんだ。

四つ目。
普段、電車通勤だけど二人になってからは徒歩も増えてきた。
徒歩30分くらい。片方だけ朝早かったり、夜遅かったりすると電車になって、二人の時は大体徒歩になる。
最近は手帳を見ながら歩いたりしなくなった。




灯織「……」ウズウズ

P「……」ヨテイカクニン

灯織「……」ウカガウ

P「……灯織?」

灯織「は、はい!?」

P「どうかしたのか?」

灯織「あ、いえ。……歩きながらは、危ないですから」

P「あ、ごめんな。後にするよ」シマウ

灯織「すみません、そういうつもりじゃなかったんですが……」

P「いや、いいよ。行儀が悪かったしな」

灯織「……あ、あと、その」

P「ん?」

灯織「……」くいっ

P「……」

灯織「……」じーっ

P「……」ぎゅっ

灯織「!」

P「その、行こう……か?」

灯織「……はい」



決して手を繋げないからやめさせたとか、そういうのじゃない。
               でも手をつなげて嬉しかった。

五つ目。
集中するとすごい。
時間を忘れてしまうし、多分誰かが気づくまでずっと仕事してる。




灯織「プロデューサー……?」

P「……」カタカタ

灯織「……また、ですね」

P「……」カタカタ

灯織「……お昼、食べてないの知ってるんですよー……?」

P「……」カタカタ

灯織「……心配、しますから。無理はしないでください」

P「……」カタカタ

灯織「……普段、恥ずかしくて言えてないですけど」

P「……」カタカタ

灯織「……大好き、ですから」

P「……」カタカタ



でも気づかれてないって思い込むのはダメ。

      恥ずかしかった。

六つ目
ちょっと子供っぽい。いつも目がきらきらしていて、嬉しいと一杯喜んで。屁理屈っぽくて。
こっちが恥ずかしくっても絶対にやめてくれないし、信じるのをやめてくれない。
事あるごとに褒めようとしてくれるし、ああ、いやそうじゃなくて。




灯織「あ、あの……」

P「ん?」ナデナデ

灯織「は、恥ずかしいです……」

P「約束したからなぁ」

灯織「だ、だって約束しないとみんなの前で頭撫でるって……!」

P「そうでもしないと褒めさせてくれないだろ?」

灯織「でも恥ずかしいんですっ!」

P「……褒めさせてくれ。特権だしな」

灯織「ずるい、です。ずるい……ずるい……」



恥ずかしいけど嬉しくて言葉にするのはちょっと照れる。
だからこれは私の秘密。

七つ目



P「……なぁ、灯織」

灯織「……大丈夫です」

P「……まだ何も言ってないぞ?」

灯織「言わなくても分かります。だって、もともとは私の我儘でしたから」

P「……そうか」

灯織「……嫌です」

P「……」

灯織「だって、二人じゃなきゃ私は嫌です」

P「……ああ。何を今更って話だったなぁ」

灯織「プロデューサーだって意識してたじゃないですか」

P「……ああ」

灯織「……だから、明日も二人がいいです」

P「……ああ」

灯織「今日はどうでしたか?」

P「……嬉しかったよ。同棲しようって言われた時はちょっと驚いたし、正直少しだけ思う所があったけど」

灯織「……やっぱり、不安ですか?」

P「いや、そうじゃないよ。……でも、まだ取り返しがつくかもしれない」

灯織「だめです。もうつきません。……もう、プロデューサーが居ないと、私は寂しいです」

P「………」

灯織「プロデューサーは、寂しくないですか……?」

P「俺も、明日から灯織がいなくなったらとても寂しいと思うよ」

灯織「じゃあ、二人がいいです。……二人じゃなきゃ、嫌です」

P「俺もだ。俺も……灯織と二人がいい」

灯織「……」きゅっ

P「……明日からもよろしくな」

灯織「……ええ」

P「愛してる」

灯織「私も、です……」

fin

甘奈書くつってまだあげられてない人わーたし!!
いや、はやく甘奈書きあげなきゃ……果穂えっちもかかなきゃ……いっぱいかかなきゃ……


多分今月中にもう二つくらいなげるよ!たぶんきっとめいびー!

作者ツイッター→2F6WqdOwZ6Cwee6
褒められると喜びます。褒めて、力強く。


HTML依頼だしてきます。

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