男「生まれつき変な力があってな」ロリ「そうですか」 (367)

男「いやぁ良い夜だな」
少年「ッ……」ガクガクブルブル
男「こんな塀に囲まれた細い道でも月が輝いてるんだ」
少年「なんっ…でっ」おもらし
男「そんな怖がる事無いじゃ無いか少年?もう9歳だろ?リトルジョーなんか漏らしてみっともないZO」
少年「う、うわぁぁぁ!!」ダッシュ
男「おおっと危ない!」腕ガシッ
男「こんな夜中は怪しい奴がうろついてて危ないよ!俺みたいなのがね」
少年「もう、もう許してくださいぃ…」

ロリはどこに行ったの?

男「許すってなんだい?君は何も悪い事はしてないのに」
少年「じゃあ”…なん”、で」
男「俺は生まれた時から変な力があってな、試してみたかったのさ」
少年「なn」
俺「この力で人を殺せるかをさァ!」
少年「!?」フワァァァ
男「どうだい気分は?お前はいま宙に浮いてるんだぜ?」
少年「!?!!??!!!?!」

>>4
少し待ちなさい

男「俺は物体を宙に浮かせることが出来るんだよ!このまま高いところまで持ってって落としたらどうなるかな」
少年「し、死にたく、な、い」
男「ハッハッハ!浮くのが嫌か?元々クラスでも浮いてたじゃ無いか!」
男「ずっとずっとずっとずっとずっと人を殺してみたかった…そぉれもう3mだ!!」
?「やめなさい!」
男、少年「あ?」

ロリ「この人をすぐに降ろしてください」
男「誰だお前、どっから湧いてきた」
ロリ「……」
男「まあ良い、降ろすってのは殺すってことで良いんだよなぁ!」
少年「うわぁぁぁ!」落下
ロリ「…ッ」ダッ!
男「何?テメェみたいな小学生みたいな中学生みたいな女が少年をお姫様だっこで救出した?思い上がったなクソが」
ロリ「何言ってるんですか……」
男「そしてきつね色の長い癖っ毛が月明かりを浴びて妖艶に靡く」
ロリ「本当、何言ってるんですか……」
ロリ「もう大丈夫です、もう夜中に一人で出歩くのはやめて下さい」
少年「う、うわぁぁぁ!」ダッシュ逃げ
男「おい!何勝手に逃がしてる?」

男「お前、アレを逃すって事はお前が変わりになるってことで良いんだな」
ロリ「やれるものならどうぞ」
男「へっ、可愛い顔してんなお前、ブッ殺してやるッ!!!」
ロリ「……なんですか?」
男「…あれ?」
ロリ「来ないんですか?」
男「…いや、能力が…」
ロリ「……はぁ」やれやれ
男「僕の能力がぁぁ!!」
ロリ「発動出来ませんか」

男「なんで?」
ロリ「………」
男「なあ!なんで!?」
ロリ「なんで私に聞くんですか…まあ理由は知ってるので教えてあげますが」
男「おう」
ロリ「私は、あなたの能力の具現です」
男「え?」
ロリ「ですから…私はあなたの能力そのものです」
男「な?」
ロリ「簡単に言えばスタンドの様なものです」
男「り?」
ロリ「ですが、私が出ている間は男さんは能力が使えません」
男「か?」
ロリ「ず」
男「き」

男「でも何でお前が出た直後にまだ少年は浮いてたんだ」
ロリ「私がその浮かせる能力を所有している間は男さんは能力を使えません」
ロリ「空中でキャッチする準備が出来てないまま落とさせたら死なせてしまうので」
男「なる、つまりだ」
ロリ「はい?」
男「お前が人間じゃ無いなら犯しても犯罪にならねぇな!」
ロリ「えっ…」

男「ひゃっはー女だぜぇ!」ダイブ
ロリ「あなたどこまで……」消滅
男「がっ!」地面ダイブ
ロリ「よく今まで警察に捕まりませんでしたね」
男(一瞬でバックを取られただと…?)
ロリ「一瞬だけあなたに能力の所有権を戻しました」
男「お前もなんなの本当」

ロリ「それはそうと自己紹介がまだでしたね」
男「クソが」
ロリ「私の名前、つまり能力名はアリア・フロウ・ザ・ラプソディアと言います。これからよろしくお願いします」
男「俺の名前は」
ロリ「知ってますよ、男さん。さっきから名前で呼んでるじゃないですか」

30分後

ロリ「お邪魔します」
男「お前の部屋は俺の隣だ、多少散らかってるが片付けて使えよ」部屋電気カチ
ロリ「はい」ドアガチャ
ロリ「…………」
部屋「ゴミ山だよ、埃だよ、異臭だよ、カビだよ、ムカデだよ、」
ロリ「………」
男「…どうした?」
ロリ「あの、最近冷えてきてますし、夜は湯たんぽになってあげても良いです」
男「なら夜の間は俺の中に戻れば良いだろ」
ロリ「ダメですっ!また殺人未遂を犯し兼ねません」

男(何なんだアイツ、なんでいきなり出てきた)
ロリ「あの、お風呂場借りても宜しいでしょうか」
男「勝手にしたまえ」
ロリ「ありがとうございます」
男(クソわかんねぇ、テレビでもつけるか)

テレビ「夏のオカルト特集!今回はあのインチキ霊能者に来て頂きました」
男「

霊能者「人が死んだら霊になるんじゃなくてね、アレは精霊みたいな存在なのだよ」
男「つまんね、寝るか」

一方、風呂場

ロリ「ふぅ……」湯船
ロリ(男さんが置かれている状況は早く話した方が良いのかな)
ロリ(そしたらきっと悲しむ、でも情報が遅れると脱落は確定だし)
ロリ(明日話そう)

バスタオルロリ「おや」
男「うぅぅ…」ベッドの上
ロリ「どんな狂犬でも寝顔は可愛いですね」クス
ロリ「布団もかけ無いでで寝てると風邪引いちゃいますよ」
ロリ「もう、テレビも付けっ放しだし」毛布掛け
男「zzz」
ロリ「おやすみなさい(小声)」消灯


ロリ「…ん…男さん起きて下さい」ユサユサ
男「んんんぁ?」
ロリ「おはようございます朝ご飯出来てますよ」
男「ああ、おはよう」

食卓
ロリ「今日は仕事はありますか?」
男「青年じゃないんでね」食パンガブ
ロリ「なら、学校は」
男「生憎ヒッキーでね」
ロリ「引きこもりサイコとか最低じゃないですか…」
男「で?そんな事聞くって事は、なんか用事でもあんのか?」
ロリ「はい、お話があります」
男「いいぞ、許す」

ロリ「私が、アリア・フロウが具現化した訳、予想つきますか?」
男「ぶーッ!?」コーヒー吹き
ロリ「熱っ、気をつけてください」
男「ゴホっ!ガハっ!」
ロリ「その様子だと昨夜考えてる最中に寝落ちした感じですね」
男「図星ですね」故意にコーヒー吹き
ロリ「熱っ、怒りますよ?」
ロリ「まあ話しましょう」

ロリ「完結に申しますとあなたは、いえあなた達は悪魔の生贄に選ばれました」
男「え?」
ロリ「あなたの様な能力者は世界のあちこちに潜んでいますが、そのうち10人が選ばれました、男さんもその一人です」
男「な?」
ロリ「生贄となったら最後の一人になるまで殺しあわなければなりません」
男「r」
ロリ「もう乗りませんからね」
男「りかずき」
ロリ「選ばれてから能力を手にする人も居るそうですが、皆私の様なサーヴァント型やグラディエイト型、ジェスター型と3つの種類の能力で戦う訳です」
男「お、おう」
ロリ「男さんはサーヴァント型の能力者です」
男「お、おう」

男「つまり、この俺も人を殺せるということか?」
ロリ「いえ、男さんの手は汚したくありません」
男「は?」
ロリ「ですから」
男「お前独り占めにするつもりか?」
ロリ「違いますよ、人聞きの悪い…」
男「別にお前からやっても構わんのだぞ?」
ロリ「残念ですがそれは無理です」
男「なんでさ」
ロリ「サーヴァントとマスターは感覚がリンクします。ですから私を殺せはあなたも痛みでショック死します」
男「」ペシン
ロリ「ひゃっ!?」
ロリ「い、いきなり叩くなんて」
男「痛み、感じないぞ?」
ロリ「えっ?」
男「俺は全然痛くないぞ?」
ロリ「!?」

ロリ「失礼します、えいっ」ポカ
男「グゥ」
ロリ「え、何で…?」
男「お前の情報がおかしいんじゃないか?」
ロリ「そんな筈は…」
男「そげな事より今日はスーパーに向かう」
ロリ「…また子供を誘拐する気ですか」ジトー
男「食材が切れかけてんだよ」
ロリ「そういえばそうですね」

スーパーに向かう道
男「サーヴァントて召使いだよな」
ロリ「まあ日本語訳するとそういう意味ですね」
男「何で俺が歩いてるの?」
ロリ「パシリでしたら駄目ですよ、男さんは危なっかすぎて目を離せません」プイ
男「いやそうじゃなくてだな」
男「おんぶして」
ロリ「….…大の大人が恥かしくないんですか?」
すれ違い青年「はっはっは朝から盛んな事で」
ロリ「…////(聞かれてた)」カァァァァ
男「あっ、テレビの」
霊能者「そうです俺が霊能者です。知られてて嬉しいよ」
ロリ「…////」
霊能者「あんた、何かに憑かれてるね」ジロ
男「でたな十八番」
霊能者「いや、そういうのじゃなくてね。まあ良い、黒い蛇に気をつけなさい」
男「行ってしまった……」
ロリ「も、もう外で変なこと言うのはやめて下さい。こっちまで恥ずかしいです////」

男「インチキ霊能者は見てて恥ずかしくないのな」
黒い蛇「スーっ」
ロリ「!?」
男「どうした?」
ロリ「いえ、今日はもう帰りませんか?」
男「は?なんでさ」
ロリ「いえ、もう暗く…ッ!?」
ロリ(空が黒い!?まだ朝なのに)

男「はは、早速始まりか……」
ロリ「私から離れないで下さい」
男「おうよ、……ッ!?」
ロリ「?」
男「危ない!!」ドン
ロリ「きゃっ」ピューン
黒い蛇「グォォォ!!」
男「間一髪。はっ!なんで俺が人なんか」
ロリ「うぅ…」ヨロッ
男「お前もなにダメージ受けてんだよ」

?「サーヴァントが一匹」
男「右腕が蛇になってるとは、何者だお前」
蛇男「一応言っておくがこれは蛇ではない、黒い煙だよ」ボワッ
男「な!?」
蛇男「蛇や龍の形に固める事もできるがね」ブォン
龍「ギャォォウッ!!」
ロリ「そういうあなたはグラディエイト型ですね」
龍「ヴゥ?」フワ
蛇男「龍の進む軌道をズラした?それがお前の能力か」

ロリ「マスター、見て覚えて下さい。これが能力の使い方です」
男「なに!?蛇男がみるみる高く浮いてい…って俺と同じじゃねぇか」
蛇男「ほう、私を持ち上げたか。でもそれが何の役に立つかな」
龍「グァァォォゥっ!!」
男「襲ってきてる!さっきのよりデカイぞ」
ロリ「大丈夫です」
蛇男「何?攻撃が、いや磁石みたいに跳ね返って私の龍が届かない」
ロリ(能力上、私の弱点は下からの攻撃。相手が高い場所に居れば。いや、相手が能力を武器として具現化するグラディエイト型なら尚更)
ロリ「あなたは、上から攻撃せざるを得ない」
蛇男「ほう」

蛇男「持ち上げる能力か、中々に面白い」
男「よく見たらこの男、金髪だ。高そうなスーツも着てるしやはり外国人か?」
蛇男「そうとも、私はフランスから来た魔術師だ」
男「宙に浮いてんのによく喋るな、滑稽だぞ」
ロリ「お、男さん」
男「あん?」
ロリ「すいません、やっぱり、逃げてください」
男「は?アイツはもう15mも上にいるんだ。落とせば勝ちだろ」
ロリ「いいから」
蛇男「どうしたロリ?支えが不安定になって来たぞ?」ニヤニヤ

ロリ「う、す、いません」
男「無理すんなよ早く落とせ」
ロリ「ぅぁあっ」ガクッ
蛇男「もう終わりか」落下
龍「グァァォォゥ」
男「ッ!?そんな」
男「龍で近くの電柱に掴まって無事着地した?」
蛇男「良いフライトだったぞ」ストン
ロリ「ハァ…ハァ…」

蛇男「散々カッコつけておいてお前が先に倒れるとはな」顎くい
ロリ「ン…ハァ…ハァ…」
男「おい……」
蛇男「さてさて、そろそろ飽きたし殺そうか」
龍「グルル…」
男「おい!!」
蛇使い「ん?」
男「人の獲物に手を出してんじゃねぇ!!」
蛇使い「サーヴァントとは感覚が繋がっているはずだろう、何故この疲労で声を荒げられる?」
男「知るかゴミクズ!」ブォン
蛇使い「ほう能力者に素手で来るか、やってしまえ」
龍「グォォォ」ブォン

蛇使い「グッ!?ガハァッ」
男「オラァ」
蛇使い「何故だ、何をやっている」
男「おい、足元見てみろよ」
蛇使い「っ?僅かに浮いている!?」
男「俺は最初顔を殴りかかってきたようにみえたろ」
男「本命は腹だ」
蛇使い「……なるほど、龍ではなく私を浮かせることによって回避と攻撃を同時に済ませた」
男「まだやるか?俺は強いぞ」

蛇使い「フッフッフ、面白い、実に」
男「あ?戦闘狂キャラか?」
蛇使い「いいや、私はただ美しいものが見たいだけだよ」
蛇使い「人が危機に陥った際、頭をフル回転させて出した無駄な策が見たいだけだ」
男「変態め」
電話着信音「私たちはここにいます?ここには夢がちゃんとある」
蛇使い「もしもし、私だ」
男「オラァ」スカッ
蛇使い「ああ、分かった、すぐ向かう」
男「な、電話しながら攻撃をかわすとは、何者だ」

蛇使い「用事が出来た、命拾いしたな。男くん」
男「あ!まてコラァ」
龍「ギャォォウ」
蛇使い「次は仕留める」
男「龍に乗って行ってしまった…」
男「あれはアイツの右腕だよな?どういう原理だ」
ロリ「うぅ…」ぐタァ

男「あ、コイツ忘れてた。起きてるか?」
ロリ「はい、なんとか…」
男「起きられるか?」
ロリ「いえ、まだ」
男「空が青くなってる、さっきの黒い空は奴の煙によるものか」
ロリ「う……」
男「くそ、早く帰りてぇな」
ロリ「ごめん、なさい」
男「あぁぁあもうオブっていく」グイ
ロリ「えっ、え?////」

男「しょうがぬぇだろ、このままお前が倒れてる姿を一般人の目に晒されたいか?」
ロリ「うぅ…男さんは卑怯です」
男「あ?うるせえ役立たず」カッ
ロリ「ひぇっ」
男「とりあえず家着いたら昼飯作れよ、うどんを所望する」
ロリ「いや寝させてください…」

某廃墟

?「今回君を呼び出した理由は他でもない」
蛇使い「なんでしょうか」
?「僕はアレを見てピンときちゃったんだ」
蛇使い「いえ、貴方が出るほどの相手では御座いません」
?「今はね、でももしかしたら彼が”鍵”じゃないか」
蛇使い「鍵、でございますか」
?「ああ、宝物庫の宝は鍵無くしては手に入らない」
?「その鍵を壊されては困るからね、君を呼び出して戦闘を中断させたんだ」
蛇使い「アレには手を出さぬよう他の2人にも伝えておきます」
?「いやそうじゃない」

蛇使い「…何でございましょうか」
?「あれは鍵穴に入れるにはちと大き過ぎるのよな、故に手を出さぬのでは無く」
?「程よく研磨せよ」
蛇使い「はっ」
霊能者「やあ蛇使い、もう来てたのかい?」
蛇使い「そういうお前は遅刻か」
霊能者「道行くガキにサインを求められてね、許してチョンマゲ」
?「…僕と君の仲だ許そう」
霊能者「さっちゃん太っ腹ぁ!」
蛇使い「……」

男宅
男「案の定、家に着くなりベッドで寝てしまった」
ロリ「すぅ…すぅ…」
男「寝顔も可愛いなコイツ…ぶっ殺してやるッ!!」グワっ
ロリ「んんぅ……」
男「……////」
男「(眠たくなってきたし、俺も寝ようかな)」ゴロン
男「……////」
ロリ「すぅ…すぅ…」

男「しまった寝過ごした」
男「時計は……18時だ」
ロリ「ぅ…」
男「まだ寝てるよコイツ」
男(ワンピースが今にも脱げそうじゃないか、可愛いラズベリーが服の隙間からこんにちはしそうだぞ)
ロリ「……」
男「ちょっとだけなら、いいよね」ゴクリンコ

男「……ゴクリンコ」ソォォォ
ロリ「……ん」
男「」むにゅ
ロリ「っ!?」
ロリ「何やってるんですか」ジトォ
男「あはははは、おはよう」
ロリ「………」
男「は、は……」
男「いい夢見ろよ!」ゴンッ!
ロリ「痛っ」バタンキュー

男「か?」
ロリ「ず」
男「き」

まで読んだ
よむ

男「さて、ロリが死んじまった訳だが」チロ
ロリ「うぅ…」
男「やっぱり疲れてる奴に飯作らせるのは鬼畜か」
男「よぉし!俺が晩飯作っちゃうぞ」

2時間後
男「おい!ロリ起きろ!夜だぞ」
ロリ「はい……」むにゃむにゃ
男「晩飯出来てるぞ」ニヤニヤ
ロリ「はっ!私何時間寝てました?」
男「8時間だ」
ロリ「うぅ、ごめんなさい」
男「別に悪いことはしてないだろ、そんな事より飯だ飯」
ロリ「はい……うッ」ズキっ!
男「立てないか?」
ロリ「はい……」
男「よっと」お姫様だっこ
ロリ「ひ、ひぇぇ」

食卓
男、ロリ「イタダキマース」
ロリ「肉じゃがですか」
男「なんだ、嫌いか?」
ロリ「いえ家庭的で良いですよ、ホッコリします。では」
男「そしてロリはジャガイモを箸で掴み口へ運び、その刹那」
ロリ「ガハァッ!!!?」
男「むせた」

ロリ「ゴホッ!な、なんですかこれはぁ…」涙目
男「いや疲れた時は味の濃いものだろ」ニヤニヤ
ロリ「だからって、こんな…戦時中の醤油飲みじゃないんだから」
男「スレスレかつ斬新な例えご苦労」
ロリ「なんでこんな事するんですか…」
男「お前の涙目を見たかっただけだ特に変な理由は無い」ジャリジャリ
ロリ「えっ…」
男「ああ生憎俺は味音痴でな、この程度どうって事は無い」
ロリ「味以前に健康上良くないです」

ロリ「だいぶ動けるようになりました」
ロリ「ちょっと台所借りますね」
男「おう、残りの肉じゃがは俺が頂く」
ロリ「勝手にして下さい……」ガチャ
ロリ「うわぁ冷蔵庫何にも無いなぁ~」
男「結局買い物行って無いからな」
ロリ「卵丼なら作れそうですね」
男「TKGか」
ロリ「違います、親子丼の鳥無しのやつです」
男「まあ良い早くしろ」
ロリ「まだたべるんですか」

男「10分後」
ロリ「完成」
男、ロリ「イタダキマース」
男「おっ、美味いなこれは」
ロリ「でしょう、これに懲りたらもう私を理不尽に殴るのはやめる事ですね」ドヤァ
男「それは断る」ぺし
ロリ「痛っ」

男「どうだ痛いか?ロリ、これが痛みだ」
ロリ「本当に何なんですか誰なんですかあなたは」
男「通りすがりの…旅人さ…」
ロリ「意味わからないですよ」ため息
男「それはそうとご馳走様」
ロリ「早いですね」
男「美味いからな、毎日作って欲しいくらいだ」
ロリ「…褒めすぎです////」カァァァ

男「さぁてテレビでもつけるか」
テレビ「真夏の心霊特集、今回もインチキ霊能者に来て頂きました」
男「何度目だ…」
ロリ(この顔、今日以外にも何か見たことあるなぁ)
ロリ「…あッ!」ガタ
男「っ!?」ビクゥ
ロリ「いえ、すみません」
ロリ(流石に気のせいか)

男「さて食後は風呂だ、それからアイス、その次ベッドでゴロゴロしてから寝ると相場が決まってんだよクソが!!」
ロリ「あまり大きな声だすと近所迷惑です」もぐもぐ
男「そこでだ!一緒に湯船に浸からないか?」
ロリ「ぶふぉぉっ!?」卵丼吹き
男「そんな驚く事なかろう、あと汚い」
ロリ「すみません拭いておきます…じゃなくて、何ですかいきなり///」
男「まあ回りくどい言い訳とか無しで率直に言えば」
男「お前の裸が見たい」
ロリ「本当率直ですねっ!///」

男「それでアンサーは?」
ロリ「いやっ///あの、…」
男「緊張して声が出ないなら深呼吸すると良いZO!スーで吸ってハーで吸うんだ」
ロリ「自爆する気ですか!?」
ロリ「ノーです!圧倒的ノーですっ」

男「ちぇっ…」
ロリ「……」
ロリ(男さんは私のことをどう思ってるんだろう)
ロリ(遊び道具でしか無いのかな…)
ロリ(なんか寂しい)

夜の某公園

少年「はあ……」ブランコブラー
?「どうした、少年」
少年「うわっ!?なんだ死神か」
死神「またあの女の事か?」
少年「………っ~///」
死神「一回命を救ってもらったからってあの3歳上の女に一目惚れか?」
少年「ち、ちがうよ。それよりあの姉さんが13歳って本当?」
死神「ああ、死神は人の年齢が分かるのだ」
少年「僕って悪い子なのかな」
死神「何故だ?」
少年「夜に一人で歩くのはダメって言われたのに…」
死神「やっぱりほれてるのでは無いか」
少年「ちがっ、命の恩人にお礼を言いたいだけだぁ!」

死神「そもそも、あの時は何故この俺を拘束した?」
少年「だって、そうしなかったらお前はアイツを殺すだろ」
死神「………当然だな」
少年「それはだめ」
死神「だが、あの時女が助けなかったらお前死んでたぞ」
少年「うん、だから強くならなきゃ」
死神「俺がか?」
少年「死神は十分強いよ、僕が強くならなきゃ」
死神「そうさな」

?「ガサゴソ」
少年「後ろのベンチに何かいるな、猫かな」
死神「さあな」
?「ヴぁう」ガバッ!
少年「っ!?」ビクゥ
青年「ヴぁぅぁぁぁ……」
少年「うわ何だ!?」
死神「少年、下がってろ」大鎌シャキーン
少年「駄目だよ、ヤメテ人を殺しちゃ」
死神「こいつはもう人間じゃない」
少年「!?」
青年「ぅヴヴヴヴ……うわぁぉぉぉあ!」

死神「みろよこの牙を、赤い瞳を、ゾンビみたいな動きを」
少年「だからって…」
死神「また同じ事を繰り返すつもりか?」
少年「うう」
死神「お前は目を瞑っていろ、それだけでいいんだ」
青年「うわぁぉぉぉあ!」
鎌「シャキーン!!」ザシュ!
青年「グフっ!」
死神「まったく嫌な能力だな」

つ 初々しい妹

>>61
出す予定だよ、主人公の妹ではないけどな

死神「まだ居るんだろう?ワーウルフ」
少年「人狼!?」
死神「出てこいよ」ニヤリ
青年b「ぐぅおぁ…」青年c「がルル…」
死神「さぁて年貢の納め時であるぞ!」

そして朝

ロリ(私は今過去最高に動揺しています)
男「ぐぅおぁ…」抱きしめ
ロリ「朝起きたら抱き枕にされてる始末です」
ロリ「はぁ……」ファサ
男「…zzz」
男「そしてロリは男を振りほどき洗面所へと向かう」
ロリ「!?」
男「…zzz」
ロリ「寝言…ですか…」やれやれ

男「いや最初から起きてたぞ」ガバ
ロリ「」
男「今夜は抱きつきオールナイトだからな、ロリが尿意で夜中3時から目を覚ましてモジモジ我慢してたことや2分前の独り言も全部聞いてたぞ」ニヤニヤ
ロリ「」
男「漏らしてはいないようだしトイレは今からだな」
ロリ「」

まさか見てる奴おらんよな?

トイレにて
ロリ(何でこんな変態さんなんかのサーヴァントに……)
ロリ「あぁぁぁぁっ///」髪ワサワサ

ドア「こんこん!ノックだよ!ノックだよ!」
ロリ「っ!!!」ビクゥッ!!!
男「そう言えば今日はお前に会わせたい人が居る」
ロリ「そういうのは終わってからにして下さいよ…で?誰ですか?」
男「俺のボーイフレンド、言わば幼馴染みだな」
ロリ「!?????????????????wwwww」
男「何だその驚きよう、軽くゲシュタルト崩壊起こしたわ」
ロリ「いえ、男さんに友達が?」クスクス
男「そりゃあ居るわ、とにかく俺はお前を自慢する」
ロリ「は、はい…」

便器「ジャァァァァwwwww」
ドア「ガチャ」
ロリ「それで、いつ出発するんですか」
男「ん?今だけど?」
ロリ「朝ご飯は?」
男「冷蔵庫見てみろ」
ロリ「」ガチャ
ロリ「あちゃぁー…」
男「という訳だ、朝マックだ」
ロリ「朝からハンバーガーですか」
男「ハンバーガーとマフィンの区別も付かん阿部は死ねッ!!」涙目
ロリ「!?」

マック
友「へぇ、この子がロリちゃん?育ったら美人になりそうだね」
ロリ(良かったまともな人だ)
男「今でも充分上玉だろ、マフィアに売ったらいくらになるかな」
友「はっはっはっ相変わらずジョークが黒いな、ねぇロリちゃん」
ロリ「そ、そうですね…はは」オロオロ
男「何をキョドってんだ」
ロリ(友さんは常識ありそうだけど、私を見た直後、一瞬男さんに向けた哀れむような視線は何だったんだろう)
友「いやぁ良いものが見れたね、良い朝だ」
男「そうだな、ところで今からジャスコ行かないか?」
友「俺の車?」
男「それ以外なんかあるか?」
友「…………いや、無いね」ニコッ
ロリ(いや、よく見るとこの人目が笑ってない!?)ゾッ

友車
友「そろそろ着くぞ~」
男「嘘つけ、早いな」
ロリ「話しながらですからね」
友「そう言えば男はジャスコにはどんな用で?」
男「ああ、食料品が欲しくてね」
ロリ(それなら近所のスーパーでも)
友「なるほど」ニヤリ
友「ところで、男が買うものを買う間ロリちゃんを借りても良いかい?」
ロリ「えっ」
男「ああ構わんが、なんでだ?」
友「いやいや可愛い娘にはソフトクリームでも奢ってやりたくなってね」
ロリ「い、いえお構いなく」
男「勝手にしろ」
友「決定だね」
ロリ「」

友「さあ着いたぞ降りろ」ガチャ
ロリ「あ、ありがとうございました」
男「おう」
男「じゃあな、また後で」
友「……」
ロリ「……」
友「さて、俺たちも行こうか」にこにこ
ロリ「はい」

フードコート
友「ロリちゃん、ちょっと良いかな?」ラーメン食べ
ロリ「はい、なんでしょうか」アイス食べ

友「俺がただアイスを奢る為だけに君を連れてきた訳では無いこと、もう気づいているだろう?」

ロリ「早速ですね」
友「率直に聞こう、君は男をどう思っている?」

ロリ(なんて答えれば…)
友「俺は男の本性を知っている、だから直感で感じた事を言ってくれれば良いんだよ」
ロリ「なら、変態…ですかね…」遠い目
友「そうだね、君は彼が何故変態行為を重ねると思う?」
ロリ「っ…….」
友「質問を変えよう、彼は寂しいと思うかな?」
ロリ「とてもそういう風には見えません」
友「そうか」ため息

友「彼は孤独だよ、ぶっちゃけあれより寂しそうにしている奴は見た事が無いね」
ロリ「……」
友「そして彼は自分が孤独でいることをかなり気にしている」
ロリ「昔からそうだったんですか…?」
友「いや、ちょうど君くらいの歳の頃からかな?彼は寂しさを誤魔化すように変人を演じた」
ロリ「そうしないと、本当に狂ってしまいます」
友「そうだよ、彼は自ら人から嫌われるような存在を目指したんだ。自分の心が壊れないようにね」
ロリ「………」
友「今君は彼をどう思っている?」
ロリ「かわいそ….…いえ、護らなきゃいけないと思います」
友「そうだ、それで良い」ニヤリ
友「そしたら君が今することは決まっただろう」
ロリ「えっ…」

ドドドドドドッ!!!

アナウンス「一階で小規模の爆発、火災が発生しました。速やかに店員の指示に従い避難してください」

ロリ「なっ……」オロオロ
友「早く行きなよ」ラーメン食べ
ロリ「収束《カンベルゼンサ》」キュイィィン
ロリ「えっ、男さんの所に戻れない…?」
友「はっはっは、そいつはナンセンスだろ」
友「護りたいんだろ?なら走れよ」
ロリ「くっ…」ダッシュ

一方フードコート

群衆「キャァァっ!!」逃げ
男「イテテっ…」ヨロ
女「何だ、本当に男かテメェ弱いな」イライラ
男「おう、男だよ」
?「グルルォォ…」
男「何だそいつは」
女「そいつが俺の最強の能力による産物」ニヤニヤ
女「まあ吸血鬼とか人狼とかの類いだな」
人狼「ガルルル…」
男「人狼を作り出す能力か、その能力なんて名前を付ける?」
女「そうだな、ウェルフィンズ・ワンダーランドとかどうかな」
男「お前根は良い子だろ、ネーミングセンスが迷子だぞ」

女「教師は良い子じゃないと務まらんからな」
男「へぇ、先生なのか…保健体育?」
女「記憶を読む能力者か?アンタ」
男「さぁな」ニヤニヤ
男「先生なら俺に保健の授業してくれや…消化器官のなァッ!」銃チャキ
女「なんだねそのオモチャは、ヴィレバンで買ったのかな?」
男「ああそうだよ」ココアシガレット咥え
女「そんな危ないモン持ってる生徒には特別授業が必要だな」

人狼A、人狼B、人狼C「グルルォォッ!!」
男「クソ、蛇使い対策で買ったモデルガンなんだがなぁ」バンッ!
人狼A「ブギャっ!?」ズチャ
女「ほう、蛇使いとは戦ってるのか」
男「あ?知り合いか?」
女「ならばお前が”鍵”、イレギュラーか」ニヤリ
男「あ?」バンッ!バンッ!
人狼B、C「ブギャっ!?」
女「あぁ、ファッキン!攻撃特化なんて作るんじゃなかったぜ」髪ファサ

女「まあ在庫は山ほどあるんだけど」
人狼D~O「ギャォゥゥア…」
女「食い散らかせ」
人狼達「ブギャぁァぁっ!」
男「クソっ」カチャ、バンッ!、カチャ、バンッ!
男「玉が足りん…」
人狼D「ルァァアあっ!」右フック
男「アブねっ!」サッ
人狼J「オォオォッ!」右フック
男「ガハァっ!」
女「当たった当たったぁっ!…まあ守備特別だし一撃必殺にはならないか」
人狼H、M、O、L、J「るぉああぉうっ!」右フック
男「ゴッ!ガハッ!ウグッ!」バキバキッ!!

女「ハッハッハッ!血塗れだな!」
女「片付けろ!」
男「クッ…はぁ…ハァ」ガクっ
人狼達「グルルォォッ!」右フック
女「ハッハッハ囲め囲め!」
人狼達「グルル…?」右手挙げ
女「ん?どうした?弱小サッカー部が試合始まる前にやるエイエイオー見たいになってるぞ?」
人狼達「ガォォォウッ!」右フック
人狼達「ッ!?」右手挙げ
女「万歳はもう良いってんの!ふざけてんのかクソ無能共が」
男「………フー」ニヤッ

男「アリア・フロウ・ザ・ラプソディア……」
女「は?日本語喋れや」
男「」バタッ

女「チッ……バラせ」
人狼達「グォォォお」右フック
人狼達「」右手挙げ
女「クソガァァァぁぁッ!!!」

ロリ「間に合った…ハァ…はぁ」
女「あらあらあらあらあらあらあら、誰か来たかと思えば息が切れてるじゃない」ピキっ
ロリ「貴方はもう、詰ん、でいます、速やかに…ハァ…退散して下さい!」
女「アンタ誰」
ロリ「そこで倒れてる男さんのサーヴァントです」
女「俺が詰むわけ無い俺が詰むわけ無い俺が詰むわけ無い俺が詰むわけ無い俺が詰むわけ無いんだヨォオォォォアツ!!!」
女「食い散らかせ人狼!」
人狼達「グルルォォッ!」右フック

ロリ「ふっ!!」スッ
人狼達右フック不発「グォォォ」
ロリ「ハァァァァッ」右フック×3
人狼D、G、H「グァァオっ!」グシャア
女「なんでこんなガキがこんな力ぁぁ……」
ロリ「Awe Fall. Worship Event. Was ist eine Wahrheit, die wir. Ist eine Luge, was wir sind!」
人狼達「グァアッ!?」天井勢い良くビターン
女「なっ!一掃しただと!?」

女「クソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソがクソが、糞ガァァァッ!!」ナイフシャキン
ロリ「自らの首にナイフを立てるとは、自害ですか?」
女「私の能力は殺した相手にのみ発現するッ!!」グサッ!!

男「黒煙が女を包む、煙が無くなる頃には長かった黒髪は更に長くなり、頭頂部からは2つの狼の黒い耳が生えた」
ロリ、狼娘「!?」
ロリ「寝言ですか…」
狼娘「さあて!狩猟タイムだ!」爪シャキン
ロリ「ふぅぅ~う…」空手の構え
狼娘「行くぞサーヴァントッ!!その小さい口で泣き叫べ!」右フック
ロリ「フンッ!」右フック
拳同士のぶつかる音「ガァァァアンッ!!」パキィ
狼娘「グッ……!」
ロリ「ラァァッッ!!」右フック
拳が鳩尾に入る音「メリメリメリッ!!」
狼娘「がハァァァァッ!!」ぶっ飛びーの後方の壁にビターン

フードコート
友「全く、何が起きてるんだか……」ラーメン食い
友「ああ、分かってるよ。俺は深入りしない。まだ死ねないしね」
友「で、アレはどう処分する気?」タバコスパー
友「…わかったわかった、まあ俺から頼みたい事は、暫くあいつらには休みを入れて欲しい」
友「ったく、人使いが荒いな、魔王?」

ロリ「っ、はぁ…はあ…勝った……」ヨロ
バタン
ロリ「はぁっ……はあ…」

友「」コツン、コツン、コツン
友「あぁあ、やっぱり二人とも倒れてるよ」
男「うぅ…っ……」
ロリ「はぁっ……はあ…」

友「さて、運ぶか」ダキッ

友「狼娘ちゃんは放置しても良いよね」

友「やれやれ、殺し合いの駒に選ばれるよりはマシだけど、なんで俺がこんな目に」

病院にて

男「ん……ん、あ?」むく
ロリ「おや目を覚ましましたか」
男「あれ、ここは?」
ロリ「どうやら私達は入院しているみたいですね」
男「俺はともかくお前は要らんだろ、イテテ」ズキッ
ロリ「あまり動いたらダメです。私は右腕の骨を一本骨折で済みましたが男さんの肋骨は数本折れてるんですから」
男「マジかよ…サーヴァントて骨折れるのかよ」
ロリ「そりゃあ人とかに物理干渉できる訳ですから、当然」
ロリ「それより、男さんは既にサーヴァント型、グラディエイト型、ジェスター型と3つ全ての系統の能力を見た訳です」
男「マジかよ」
ロリ「違い、分かりますか?」
男「分からん」
ロリ「私の様に自我を持った存在が現れるのがサーヴァント、蛇使いさんのように、能力を武器として具現化できるのがグラディエイト、狼娘さんのように能力そのものは具現化せずに精神内に止まっているのがジェスターです」

男「蛇使いはサーヴァント型にも見えるが?」
ロリ「サーヴァント型はマスターと物理的に離れる事ができますがグラディエイトはそれが出来ません」
男「そこが違いか」
男「ところで、二人とも病人な訳だけど今襲われたらどうすんの」
ロリ「私のは3日あれば完治しますので安心して下さい」
男「サーヴァントの回復力やべぇ」

友「やあやあ随分と元気そうだね」
男「友、来るなら言えよ」
友「ごめんごめん」ニコ
ロリ「あの、友さんがジャスコから病院まで運んでくれたんですよね」
友「いやロリちゃんは軽かったから大丈夫だよ」
ロリ「いえ、ありがとうございました」
友「お礼とかは良いって。それより二人とも怪我はいつ治りそうかな?」
男「俺は2カ月はかかる」
ロリ「3日で治ります」

支援

>>95
嬉しい

コンコン…ガラガラドッカーン

医者「いやいや派手にやりましたなぁ。何、今ニュースでやってるジャスコ集団暴行事件?」

ロリ「そんなところです」

医者「面会者が来てますぞ」

男「あ?嘘つけ!」

友「私だ」

男「お前か、来てくれるって信じてたぞ」

医者「なんだ、既に部屋にいたのね」

友「はい」

医者「ところでロリちゃん」

ロリ「はい」

医者「ちょっと腕見せて」グイ

ロリ「んっ…なんでしょうか…」

医者「凄い、回復がもうこんなに進んでる…本当に人間か」

ロリ「ぎくぅ!に、人間ですよ失敬な」

男、友(口で言った)

やっぱ行間あった方が見栄え良いな

ロリ「もう歩けますので自販機でジュース買ってきます」ムク

医者「ワシが許可する」

男「俺も行きたい」ムク

ロリ「ダメです……あれ?」

友「どうした?」

ロリ「そういえば左足も折れてました…」

医者「使いなさい」杖

ロリ「ありがとうございます」カツン、カツン

男「俺コーラな」

友(それくらいパシられてあげろよ医者…)

ロリ「友さんに頼めばよかった……」カツン、カツン

ロリ(自販機の横で誰か腕を組んでたってる、あの制服は高校生のかな)

ロリ(えっと男さんがペプシで私は……)ッ…ガラン

女子高生「そのリンゴジュース不味いわよ」ボソ

ロリ「ひぇぃやぁあ!?」ビクゥ!

女子高生「凄い驚きようね…」

ロリ「すいません、話しかけられるとは思ってなくて」

女子高生「そう、それよりリンゴジュースの隣の炭酸の缶を買いなさい」

ロリ「た、炭酸はちょっと」

女子高生「そう」

ロリ(カルピスの気分だな)ポチ、ッ…ガランッ

女子高生「あぁ~あ、それ買っちゃうんだ」

ロリ(なんだこの人)

女子高生「まあいいわ、茶番はおしまい」

ロリ「ち、ちゃ」

女子高生「実は私、貴女を待ち伏せしてここに立ってたのよ」

ロリ「えっ!?」

ロリ「何の用でしょうか」(能力者か)

女子高生「流石に此処は多いわね…場所を変えたいのだけれど」

ロリ「人が、ですか?」

女子高生「この廊下に私達以外人が見えるのかしら?」ゴホゴホ

ロリ「あの、渡す為のコーラが冷えてしまうので」

女子高生「なら一旦戻っていいわ、その後駐車場に行きましょう」

ロリ「いえ、足が折れてますので…」

女子高生「ひとつ勘違いしているようだけれど、私は貴女たちの敵じゃないからね?」

病室

女子高生「お邪魔するわ」ガラガラ

男、医者、友「!?」ビクゥ

ロリ「」

男「な、なんだこの黒髪ロング美少女はっ」

女子高生「お褒め頂き光栄、ちょっとこの娘借りるわね」

ロリ(この人能力者です!許可出さないで下さい!)アイコンタクト

男「30分10000からな」

女子高生「わかったわ、5分で終わらせるから0円ね」

面白い、支援

>>105
泣いた

ロリ「それはそうと男さん」

男「おん?」

ロリ「コーラです」ペプシ

男「あ”ぁ!?」

ロリ「っ!?」ビク

男「コーラったらコカコーラだろうよ糞虫が!」

ロリ「ひぇっ」

友「おい許してやれよ男、こいつ来たばかりでコッチの事わかんないんだよ」

ロリ「す、すいません!以後気をつけます…」しゅん

医者「コーラは程々にな、骨が溶ける」

女子高生「医者の癖にそんな迷信信じてるのね…」

女子高生「それじゃあ、少しだけロリを借りるわね」

男「ああ、説教頼むぞ」

女子高生「教育なら一時間10000からね」

男「5分無料で仕上げろ」

ロリ「では行ってきます」

駐車場にて

女子高生「あぁ~っ、やっと終わったぁ。いや解放されたって感じかしらね」のびー

ロリ「あの、用とは」

女子高生「じゃあ早速、あなたサーヴァントよね」

ロリ「なっ!」(やっぱりコレか…)

女子高生「確定ね」

女子高生「コレを見てちょうだい」手から蒼白い光

ロリ「わっ」

女子高生「これは周囲の霊魂を固めて見やすくしたもの」

女子高生「私には霊能力があるわ、つまり貴女と同じ…能力者よ」

ロリ「えっ!?」(知ってた)

ロリ「それを何の目的で私に」

女子高生「単刀直入に言うと、私と協力して欲しい」

ロリ「……何故私達を選んだんです?」

女子高生「私は昨日ショッピングモールに居たわ」

ロリ「あぁ」

女子高生「と言っても駆けつけた頃には戦闘は終わってみんな倒れていたのだけれどね」

ロリ「はい…」

女子高生「でも私は狼娘の能力を知っていた」

ロリ「人狼化能力ですね」

女子高生「貴女はそんな能力者に勝ったのでしょう?」

ロリ「はい、一応は」

女子高生「この戦争、みんなが自分の生存率を高めようと協力し始めてるわ」

ロリ「はい」

女子高生「だから数に対抗できる様な味方が欲しい訳」

ロリ「それで狼娘さんを倒した私を…」

女子高生「そゆこと」

ロリ「協力するくらいなら初めから闘わなきゃいいのに…」

女子高生「それが無理って事くらいサーヴァントの貴女なら知ってるでしょ?」

ロリ「はい、まあ……ん?」

女子高生「あっ、言い忘れたわね。私もサーヴァント型の能力者よ」

??「なぁ女子高生よ~、出て良いかぁ?お主の心は狭くて窮屈なのじゃ…」

ロリ(声が)

女子高生「良いわ、ただし後でみっちりお説教タイムね」

姫騎士「トゥトゥルゥー」ボワン

姫騎士「ワシじゃ」

女子高生「紹介するわ、こいつは姫騎士。一言多いやつだけど仲良くしてあげてね」

ロリ「よ、よろしくお願いします」

姫騎士「ああ、よろしくなロリ」握手

姫騎士、女子高生「うわっ、手冷たっ!」ビク

ロリ「ひぇっ、す、すいませんっ」ビク

女子高生「ともあれ握手に応じてくれたって事は契約成立でいいのね?」

ロリ「はい、私も味方が欲しいと思っていたところです」

女子高生「よしっ、じゃあ用も済んだ事だし帰りましょうか」

ロリ「あのっ、私のマスターには挨拶はしないのですか?」

女子高生「ええ、必要無いわ」

ロリ「?」

女子高生「それじゃあお大事にね~」

姫騎士「死ぬなよ」

ロリ「さようなら」

女子高生「ええ」

姫騎士「流石女子高生!去り際振り返らずに手を振るなんて超クールじゃなっ!」ケラケラ

女子高生「オラァ」ゴンッ!

姫騎士「いてっ!」

女子高生「用は済んだし引っ込んでなさい、収束《Concursum》」

姫騎士「そんな殺生なっ!」消滅

ロリ「……やっぱ味方にして大丈夫だったのかな…」

病院廊下

ロリ(この事、ちゃんと話さないとなぁ)

自販機「ゴォォォォォェ」

ロリ(コカコーラ、買っといた方がいいのかな……)財布取り出し

ロリ「……」チャリン、…ガランッ


病室

ロリ「帰りました」

男「おう遅いぞ」

医者「大分歩けてるじゃあないか、もう退院してもいいと思うがね」

ロリ「それは嬉しいです」ニコ

ロリ「そうだ、男さんコカコーラ買ってきました」

友「あ」

ロリ「えっ?……あ」

男「あぁ、さっき友が買ってきたんだ」

ロリ「」

男「この蛇足め」

ロリ「」

友「それじゃあ俺は帰るよ」シャキーン

医者「ワシも野暮用が出来た」シャキーン

男、ロリ「………」白目

ロリ「……コーラって一体何なんですか?」

男「……駆け引きだよ」

ロリ「…なるほど」

男「お前は悪くない、文明が必要以上に栄えすぎただけなんだ」

ロリ「そうでしょうか」

男「それはそうと、あの女子高生は何だったんだ」

ロリ「ああ、味方として一緒に戦う事になりました」

男「あぁあああ?」

ロリ「っ」ビク

男「何勝手に仲間作ってやがる!テメェの脳はメロンパンか?」

ロリ「何をそんなに」

男「これで生き残れる能力者は一人なんだろ?」

ロリ「そうですが」

男「それなら最後は裏切るだろ?」

ロリ「かもしれませんね、でも」

男「その時は勝てばいいと?阿保か?」

ロリ「えっ」

男「もとより裏切る気なら自分より強い奴に協力するか?」

ロリ「はい」

男「つまりアレは少なくとも俺らより強い訳だ」

ロリ「いえ、まだ裏切ると決まった訳では」

男「」

ロリ「戦う理由は人それぞれですし」

ロリ「もしかしたらみんなが生き残れる道もあるかもしれません」

男「…この戦い、儀式と言ったな」

ロリ「は、はい」

男「儀式って事は何か意味があるんだろ?」

ロリ「っ…」

男「なんで俺たちが殺しあってるのか教えてくれないか?」

ロリ「…いえ、わかり…ません」

男「そうかァぁっ……」ため息

男「そもそもお前はこの戦いが儀式だって情報は何処から受け取ったんだか」

ロリ「わかりません、最初から持ってましたので……」

ロリ「でも、主催者の様な気がします」

男「主催者って、この戦いのか?」

ロリ「そう思います…」

男「なるほど……」ニヤリ

男「……ハッハッハ!実に下らん」

ロリ「っ!?分かったんですか?」

男「いいや、分からんよ。夕方だしもう寝るぜ」

ロリ「えっ、あ、はい。おやすみなさい」

ロリ(何だったんだろ今の)

ロリ(やっぱり男さんは分かっちゃったのかな…)

ロリ(私ですら知らないこの儀式の起源が)

男「zzz」

ロリ「…本当に寝ちゃってますね」

ロリ「私も寝よう」

ロリ「おやすみなさい、マスター(小声)」

某家

?「ハァ…ハァ…」

死体「………」

?「バラさなきゃ……」



ロリ「っ!?……」ガバッ

ロリ(夢…?)

ロリ(包丁で誰かが女性の死体を分解していた…)

男「zzz」

ロリ「……」(男さんは寝かしておこう)

朝早くからおつ

最後まで完走してくれよ

>>133
おう2スレ目行くかも知れないぞ

ナース(ブス)「はぁ~い、朝食の時間でぇぇ~」ガラガラ

ロリ「あ、おはようございます」

男「飯か…」パチ

ロリ「うわっ、起きてたんですか?」

男「いや今起きたと思ったらナースがブースでな」

ロリ「こらっ」パチコン

男「いっ…」

ナース「……」朝食のプレートを置く音

ロリ「ごめんなさい、この人冗談が過ぎるんですよ」ぺこり

ナース「……ごゆっくりどうざぉ~」ガラガラ

男「怪我人の頭叩くってどうなの?」

ロリ「頭は怪我してないじゃないですか。いやその頭の怪我は直らないじゃないですか」

男「なんだと?」

ロリ「それより人にそんな失礼な事言っちゃダメですっ」プイ

男「それはそうとアーンして」

ロリ「それはそうと唐突ッ!!」ドンビキ

男「両腕共に使えなくてな」

ロリ「昨日はコップ持ってコーラ飲んでたじゃないですか」

男「昨夜寝返りうったら両腕共に骨折してな」

ロリ「嘘ですよね?」

男「嘘です」

男「だからアーンして」

ロリ「理由になってないです…でもしないと餓死してでも絶対食べないのでしょう?」

男「愚問だ」

ロリ「なら…いいです///…」

男「やったぜ!」

行間開ける前ので読むの面倒になって途中までしか読まない人多い気がする…

男「おらっ、まずはヨーグルトだっ!早くソイヤッ!」

ロリ「普通焼き鮭から攻めません?…まあいいですけど」

ロリ「……///」あーん

男「おう美味い」

ロリ「ど、どう…ですか?」

男「最高だな!特に箸でヨーグルトをアーンして来るセンス」

男「次はフライドポテトだっ!素手で頼むぞ」

ロリ「えぇっ!?///…」

ロリ「なんで病院食でこんな健康に悪いものを……」あーん

男「これもなかなかだな」ムシャムシャ

ロリ「ど、どうでしょうか」ドキドキ

男「ああ当然最高だ!ポテトのカリカリの部分で的確に歯茎を殺りに来るセンス」

まあその分アンチもいないし、のんびりやってていいんでない?

男「次もフライドポテトだ」

ロリ「よく見たらこの朝食フライドポテトが主食なんですね」あーん

友「邪魔するよ」ガラガラ

男、ロリ「!?!?!?」

友「……邪魔したな」ガラガラ

ロリ(見られた……///)

>>142
そうする

男「さあこれでアイツも俺に彼女が居ると本格的に勘違いしただろう」クックック……

ロリ「計画通りですかっ!?」ガーン

男「ああそうだ!両腕の骨折は治ったからもう止めていいぞ」

ロリ「この人でなしっ!///」ポカポカ

男「ウグッ!」

ロリ「っ!?」

男「いや、患部叩くってどうなの?」

ロリ「ひえっ!す、すいません!」ぺこり

某公園のベンチ

死神「今日はいい天気だな」ポカポカ

少年「でも暑いねぇ…」ガリガリ君ぺろぺろ

死神「おい少年」

少年「ん?」

死神「なんだその軟弱な食物は!そんなので強くなれると思ってるのか一口寄越せ」

少年「はい」あーん

死神「ほう、これは絶品」シャリシャリ

少年「それで能力者の情報は掴めたの?」グダー

死神「ああ、この3日間死相の出てる人間を探した」

少年「自分で探す感じかぁ、だから現代風の服装だったんだ」

死神「本来の姿だと能力者に会った瞬間即戦闘だからな」

死神「まず死相が出てる人間は12人に出逢った」

少年「えっ?これって参加者は10人でしょ?」

死神「いやそこから殺害による死相が出ている人間を絞り込んだのだ、結果は4人」

少年「へえ、何の能力なの?」

死神「系統は分かったが詳しくは分からぬ、武器型2名と使い魔型1名だ」

少年「……残りは」

死神「能力者じゃない、ただの一般人だな」

少年「ふーん」

死神「まあ気にする必要は無かろう」

少年「あっ、当たった」

少年「やったぁもう一本だ!」ぴょんぴょん

死神「話を聞け少年、あともう10歳になるんだからぴょんぴょんしない!」

女子高生「おもしろい能力を持ってるみたいね。私の相も見てくれないかしら?」

少年、死神「っ!!」

女子高生「おっと構えないで、私はあなた達の敵では無いわ」

死神「少年、下がっていろ」大鎌シャキーン

女子高生「物騒な物持ってるわね、死神みたいよ」

死神「死神だ……」

女子高生「ところで?人が死相を見るのがあなたの能力?」

死神「いやこれは生前に身についたものでな、能力とは別なのだ」

女子高生「あなた記憶があるのね」

死神「まあな、死相が出てないって事はアンタは本当に俺らの敵では無さそうだな」

死神「『アンタ』はな…」

女子高生「勘の良いサーヴァントだ事」ニヤリ

死神「逃げろ少年」

少年「えっ?なん」

死神「いいから逃げろッ!!」

少年「!!」ビクゥ

少年「」タッタッタッ!

姫騎士「では、小手調べ始めるとするかの」

死神「ああ、来い」構え

女子高生「殺すんじゃないわよ」

姫騎士「百も承知ッ!」剣なぎ払い

死神「ほう、速いな」回避

姫騎士「当然じゃ」

死神「こちらからも行くぞッ!!」

剣と鎌のぶつかる音「ギィィィインッ!!」

姫騎士「ハッハッハ!」連続突き

死神「ふっ、はっ」全て回避

死神「グッ…」一発横腹に食らう

姫騎士「浅い…」

姫騎士「その首貰い受けるッ!」大なぎ払い

死神「Mala quae lux. Intereunt mali. Nolite pollui viam meam!」

姫騎士「なっ!?」吹き飛ばされる

姫騎士が木に衝突する音「ダンッ!!」

姫騎士「グエッ!」

死神「俺に能力を使わせるとはな…小娘」

女子高生「グッ…相手の位置を無理やり変える能力、かしら?」

死神「…言わぬ」

姫騎士「ガハッ…なかなかやるな…死神」

女子高生「もう良いわ姫騎士…コイツは鍵じゃない」

死神「鍵?なんの事だ」

女子高生「さあ、ずっと一人で考えてたら?行くわよ姫騎士」

姫騎士「まだじゃ、ワシはまだ出来る…」

女子高生「私が痛いのよ」

姫騎士「クッ…次は必ず仕留めるぞ、死神」

死神「おい待てッ!……なっ!?」

死神「これは、結界?」ペタ、ペタ

死神「少年に手を出したら容赦しないぞ!」ダンダンッ!

女子高生「興味ないわよガキなんて…」

某駐車場

少年「ウっ、グ……」

少年(お腹が痛い、包丁で刺されたみたいだ)涙目

?「おや、そんなところでうずくまって、迷子かな?」

少年「だ、誰!」

友「なんだお腹が痛いのか」

友「立てるかな?」

少年「う、うん…」スッ

友「トイレ?」

少年「いや」

友「何か病気かもしれない、病院に行こう」

少年(もしかして…誘拐?)

少年「いや、いい」

友「お金は俺が出すけど?」

少年「いや、歩くから…」

友「って言ってもここ、病院の駐車場なんだけどね」

少年「っ!」

少年(もしかして誘拐じゃない?)

病院、診察室

医者「それじゃあ心音見るからね、服まくって」

少年「」ビローン

医者「……」

医者「このアザのところが痛むカンジ?」

少年「…」コクリ

医者(虐待か?)

医者「アザはいつから?」

少年「さっき気が付いたら」

医者「家族構成を教えてくれるかの?」

少年「パパとママは居ない。あっ、でもお兄ちゃんが1人」

医者「お兄ちゃん怖い?」

少年「いや全然」

医者(虐待じゃない…となると新しい奇病か?)

医者「少しだけ入院してもらっていいかの?お金はワシが出すから」

少年「えっ、……良いけど」

医者「おいブスっ!少年を案内しなさい」

ナース「はぁいぃ」

なんかフェイト見たくなってきた

>>162
設定はfateに似てるかも知れない

ナース「この部屋になりくりぅす」

少年「どうも」ぺこり

ナース「ごゆっくりどうぞぉ」

少年(個室かぁ…寝るとき怖いけど死神が……あれ死神は?)

少年「収束…戻って」

少年「えっ、何で?」おろおろ

牧師「何かお困りかな?」

少年「あっ、さっきのナースドア開けっ放しで」

牧師「ずいぶんと慌てているようだ。落ち着きなさい、あなたには神のご加護があります」

少年「」

少年(死神が戻ってこないなんて言えない、この長コートのオジサンに変に思われちゃう)

牧師「……ほう、軽い呪いがかかっているようだ、第六感が遮断される類の」

少年「だ、第六感…?」

牧師「手を出しなさい」

少年「?…」

牧師「光あれ、盲目の子よ、鎖を放て」

少年(身体が暑い……)

牧師「……悪魔はあなたを解放しました」

死神「少年ッ!!大丈夫かっ!」ボワ

少年「死神!?」

死神「痛かったか?」抱き

少年「うん!でも、駐車場で知らないお兄さんが助けてくれた」

死神「知らない奴について行ったらダメだ」

少年「いい人だよ、いまもあそこに……」指差し

少年「あれ?居ない」

その夜の男ロリ部屋

ロリ「んにゃ…うぅ~……」

男「変な夢でも見てるのかコイツ」

ロリ「すう…すぅ…」

男「…部屋暗くしても寝れないな」

男「……やっぱレッドブルなんか飲むんじゃなかった」

カツン…カツン…

男(誰か歩いてくるぞ…こんな夜中に)

ピタ…

男(止まった、俺の部屋の前……能力者か?)

男「おい…おい起きろ…」ゆっさゆっさ

ロリ「……ん…」

男「ダメだ起きない…」

ガラガラガラ…

男(扉が開いたッ、何寝たふりしてんだ俺は)

牧師「おお、神が与えしこの力を彼はこのような事に使おうというのか…」

男(何だこの牧師みたいな奴、電波か?)

牧師「光あれ、愚者に永久の苦痛を…」

男(何だ?周囲が光って、殺られるッ)

男(ん…何もないぞ?いやなんだか眠く)グゥ…

牧師「やっと眠ったか…聞こえているか?私だ、今修復を管理した、帰還する」

ロリ「くしゅん…」くしゃみ

牧師「起きたかッ!?」

ロリ「すぅ…すぅ…」

牧師「……やれやれ」カツン…カツン…

ガラガラガラ



男「何だったんだ昨日の…」

ロリ「どうかしましたか?」

男「昨日の夜中、部屋に牧師みたいな格好をした奴が入ってきた」

ロリ「えっ!」

男「能力者なんだと思う、寝たふりをしてる男の胸に手をかざして何かブツブツ言ってた」

ロリ「その後何か変な事は起きませんでした?」

男「すぐに眠くなってな、気づいたら朝だ。眠らせる能力か?」

ロリ「だとしたらわざわざ部屋まで来る目的が掴めません」

男「だな……あぁわかんねぇ!リトルジョー排出してくらぁ」歩き

ロリ「トイレですか、って……」

男「ん?どうかしたか?」

ロリ「男さんもう歩けてるじゃないですかぁ!」

男「そういえば全治3カ月の骨折してたな」

ロリ「まさか…回復させる能力」

男「なにその戦えない能力」

ロリ「とりあえず医者さんを呼んできます!」ダッ!

男「走るのは良いが転ぶなよ」

5分後

医者「男くん、骨が治ったのはマジかの」

男「早かったな…見ての通り歩ける」

医者「なんとっ!?今すぐレントゲンで調べなくては」

男「骨の写真が映るアレか、良かったらロリも写してやってくれないか?」

ロリ「えっ、何でです?」

男「お前みたいに外見可愛い奴の骨が見たい」グワッ

ロリ「お久しぶりです変態さん」ドン引き

医者「それはワシも興味がある、よろしい」

ロリ「えぇ~…」ドン引き

男「行くぞスキャン室ッ!」ダッシュ

医者「おーッ!」ダッシュ

ロリ「ちょ、待ってください…」はぁはぁ

男「あァ?青春は待ってくれないのだッ!」

医者「男に続けぇ!!」

ロリ「医者が病院で大声上げながら走るだなんて…」

医者「着いたぞスキャン室だ」

男「へぇ、ここがかぁ」

医者「勝手に機械触らないどいてな、高いから」ピコピコ

医者「スキャナー起動ッ!ポチッとな」ブチッ

ロリ「ひっ…」ビク

男「何だ?部屋が暗く…」

医者「さあ早くここに寝て」

男「まずは俺からか」ごろーん

ロリ「私はやりませんからね…」

医者「よし始めるぞぉ」ポチッ

がシャン…ウィィィィン

男「うおっ、動いた」

読んでないけど同一人物が一週間書き続けてるのかな

X線「ピカッ!ピカッ!」

医者「骨折は…本当に治ってるようじゃな」

ロリ「治ってなかったらあんな走れませんて…」

男「何これ部屋暗いから余計眩しい」

>>183
そうだよ
もう1週間か

医者「よし次はロリ君だ」

ロリ「いえ私は」

医者「腕折ってただろう」

ロリ「あれはもう」医者「言い訳無用!寝なさい」

男「俺だってやったんだ…我慢しなさい…」

ロリ「男さんは乗り気だったじゃないですか!」

大丈夫、俺なんか、その昔、レスひとつもないのに1ヶ月間書き続けたことあるから
ついた感想は2つだけだったわ。

ロリ「絶対まけません!スキャナーなんかに」

1時間後

男「ほぉ綺麗なもんだな」

ロリ「……」レイプ目

医者「ロリ君の腕も治ってるようだし、2人ともそろそろリハビリ入って良いじゃろう」

男「リハビリ…とな?」

>>187
レスはあまりつかなくても良い、のんびりやっていくと決めた

病室

男「リハビリて何すんだよな…」スマホピコピコ

ロリ「もう走れてますしね、それより何見てるんですか?」

男「寝取られ系のエロ漫画だ」

ロリ「寝取…何ですか?」

男「好きな女が目の前で他人にチョメられる…みたいな?」

ロリ「そんなので興奮するんですか」

男「いやいやそれがまた絶品故な」

ロリ「それは少し、かわいそうです」

男「あ?」

ロリ「自分の好きな人が目の前で取られちゃうのは辛いことだと思います」

男「何だいきなり…」

ロリ「いえ何でもないです」

男(何なんだ)

ロリ「そんな事よりリハビリがてら一階の購買に行きません?」

男「ああ行こうか」

一方、少年サイド

医者「アザも無くなっている…」

少年「もう痛くないし、治ったのかな」

医者「実は君以外にもやたら早く怪我が治った人が居てね、不思議なものだ」

死神(私腹)「おい少年、能力者の可能性があるぞ」

少年「うん…」

死神(私服)「それで、コイツはいつ退院させてやれる?」

医者「あぁそれなんじゃが……少年のはワシも聞いたことのない症状でな、ちぃと調べたかった」

少年「なら、まだ遅くなるの?」

医者「いやいや、もう完治しているようでな。調べようが無い」

死神「ならばもう帰して問題無いか?」

医者「良いよ、でも暫くは家でゆっくりと休みなさい」

廊下

少年「それにしても何でこんな早く」てくてく

死神「お前のそれは俺とのリンクで出来た偽物の傷だ、俺が治ればお前も治るのは当然だろう」

少年「そっか、サーヴァントは回復が早いんだっけ…」

死神「ああ、それより早く帰ってゲームをするぞ」

少年「うん、ん?」

購買
ロリ「男さん、私はカルピスが飲みたいです」

廊下
少年「死神!隠れて」

死神「なな、何だ?」

少年「あれ、この前助けてくれたお姉さんだ」

死神「お前が惚れてる奴か」

少年「別に惚れてなっ……えっ……」

死神「だがあの小娘、隣に誰か居…どうした?」

購買
男「カルピスならソーダにしなさい、充分に振ってから開けて顔にブチまけなさい」

廊下
少年「あの人……」

死神「知り合いか?」

少年「僕を殺そうとした人、何でお姉さんと仲良くしてるんだ…」

死神(まずい……)

死神「お、おい少年早く帰ってゲ」

少年「なん、で…なんで」ポロポロ

死神(アカン、レイプ目で泣いてる)

少年「騙してたんだ、悪い奴のクセして僕を騙して遊んでたんだ」

死神「少年…」

少年「…してやる」

死神「おい少年」

少年「殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる!あの二人なんかッ!!」

死神「少年ッ!!」ガシッ

少年「ッ!?」

死神「確かに生き残る為に他の能力者を倒すのは大事な事だ!俺も止めない」

少年「死神…」

死神「だが狂ってはいけない、逆上しては逆に狩られるぞッ!」

少年「…クソっ」

死神「今日は帰ったらすぐ寝ろ、彼奴らをどう倒すかは明日考えろ」

購買

男「うるせぇな…病院でガキ叱ってんじゃねぇよks」

ロリ「それにしても、殺すとか物騒な事言ってましたね」

男「盗み聞きとは悪趣味な」

ロリ「男さんに言われたく無いです」

ロリ「さて、買うものも買い終わったし戻りましょうか」

男「そうだな」

ロリ「ん?」

男「どうした、間違って原液でも買ったか?」

ロリ「あの前から走ってくるの医者さんじゃないですか?」

医者「おぉおい!二人とも」はぁはぁ

男「何だ?言ってみよ」

医者「今すぐ退院で良いよ」

男、ロリ「唐突ッッッ!!!!」ビクゥ

ロリ「何でそんないきなりなんですか」

医者「い、いやもう完治してるみたいだし…あとさっき」

男「なんだ」

医者「いや何でも無い、早く帰りなさい」

ロリ「は、はい」

そして街

ロリ「何だったんでしょうね」

男「知るかよ」

ロリ「お医者さん何か裏であったようですね、明日から探りましょう」

男「やめて面倒くさい」

ロリ「…命を賭けてでも動きたくないんですね」呆れ

ロリ「…ん?」

男「どした、なんか変なものでもあったか」

ロリ「遠くにあるあの大きいオブジェ、見えますか?」

男「ああ、132mあるんだってなアレ」

ロリ「変な形ですね、カラフルなヒジキが群れを成しているようの…」

男「ああ…」

男「えっ…」

ロリ「えっ?」

男「それだけ?」

ロリ「あっ、オチが無」

男「岡本太郎みたいなセンス』とかもっと無いの?」

ロリ「そっちですか」

男「それより暑いな、そこのスタバで休むぞ」

ロリ「そうですね」

スタバ

男「あのオブジェはな、5年前に建てられた慰霊碑らしい」冷コ飲み

ロリ「慰霊碑?何のですか」

男「5年前ここで大きな津波があったんだ」

ロリ「その割にはとても建築物が発達してますね」

男「そうだな、まあこの津波で俺の親も死んだらしい」

ロリ「……あまり覚えて無いんですか」

男「ああ、何でか記憶が抜けてるんだ」

ロリ「……」

男「とにかく、確認されてる被害者の数に因んで132m有るらしい」

ロリ「男さん、」

男「ん?なんぞ?」

ロリ「顔が辛そうです」

男「ああ少し具合が悪くなった」

ロリ「無理して全部飲まない方が良いです、身体が冷えちゃいますよ」

男「は?知るか一々口出すなよクソ」

ロリ「」

男「さて全部飲み終えた」

ロリ「早っ」

男「早食いとワニ叩きだけは自信があるんだ」

ロリ「何かすぐ元気になりましたね」

ロリ(やっぱり津波の話題のせいで具合悪くなったのかな)

ロリ(これからこの話を出すのは気をつけよう)

そして帰宅

男「病院から帰るのでこんな疲れるとはな…」

ロリ「6キロくらい歩きましたからね…外ももうこんなに暗い」

男「さあ外なんか見てないで風呂わかせぇ!飯作れぇ!やらせろォ!」

ロリ「そ、そんな二ついっぺんには無理です(棒)」

男「なぁに風呂でヤる、簡単な事だ」

ロリ「ひぇぇ…」

トントントン

男「結局何作ってんだ?」

ロリ「肉じゃがです、お風呂沸いてるので先入っちゃって下さい」

男「えぇ、一緒に入る」

ロリ「ダメです」キッパリ

男「ファッキンめ…」とぼとぼ

ロリ「やっと行きましたか…」トントントン

ロリ(津波、ちょっと明日調べてみよう)

2時間後

男「さて寝ましょう」

ロリ「それは妥協してあげますけど、前みたいに抱きつかないで下さいよ…」

ロリ「電気消します」

男「おうどんと来い」ゴローン

ロリ「それでは布団に入らせていただきます」

男「おうどんと来い」チョメチョメ

ロリ「……なんですかその手の動き」もぞもぞ

男「夜でもよく目が効くようで」

ロリ「あっ、いえそんな事…」

男「?」

ロリ「ねぇ男さん…」

男「ん?」

ロリ「まず胸撫でるのやめて下さい」

男「おっとスマンスマン」さわさわ

ロリ「それより友さんの事、少し聞いても良いですか?」

男「友?あいつがどうした?」

ロリ「友さんって昔は男さんのように変な力があったんですかね」

男「……シラネ」

ロリ「えっ、幼馴染みですよね」

男「ああ」

ロリ「友さんは何だか怪しいです、能力者の気がします」

男「根拠を聞こうか」

ロリ「そんなハッキリとしたものは無いんですが」

ロリ「あの人はいつも何かを知っているような口ぶりをしています」

男「そうなのか」

ロリ「はい、初めて私を見た時だって一瞬悲しそうな表情を浮かべていましたし」

男「それは関係なぐね??」

ロリ「…そうですね」

ロリ「まあ少し警戒した方が良い、それだけです」

男「なあ」

ロリ「はい」

男「俺はね、明確な根拠もなく人を疑うの良くないと思うの」

ロリ「ッ!……」

男「どうしたそんな目を見開いて」

ロリ「い、いえ何でも無いんです」

男「なら良いが…」

ロリ「そうですね、一番大事な事を忘れていました」

男「…もう眠いから寝る」

ロリ「はい、おやすみなさい」

一方、少年サイド

少年「寝れない」

死神「あれだけ昼に寝たんだ、充分じゃないのか?」

少年「ねぇ、公園に行きたい」

死神「俺同伴ならまあ良いだろう」

公園

少年「どうしたらあの二人を倒せる」

死神「そうさな、奇襲を掛けるのは前提として…お前はどう闘いたい?」

少年「男の方は僕が倒す」

死神「なら女は?」

少年「死神にまかせる」

死神(だが、この前の女子高生が男とロリの味方である可能性もあるな)

死神(もしそうなら俺ら二人じゃあ対応出来ない)

死神「なあ少年、お前が能力を使う時は俺は引っ込んでなきゃいけない」

少年「忘れてた」

死神「だからロリの足止め役として仲間を探さないか?」

少年「それなら明日」

?「テメェらに明日はねぇよ」

少年「ッ!?近くに誰かいる」

死神「…能力者だな?貴様、何番だ」

?「8番、能力の真名はアドラメレク…戦闘狂と呼べ」

少年「電灯の上に…」

戦闘狂「よっと…それで?そういうお前は誰だ」ストンッ

死神「3番…と言えばわかるか?」ニヤ

少年「…何の話」

死神「今まで黙ってて悪かったな。帰ったら話してやる、俺の知る事全てだ」

戦闘狂「はっ、まだ帰れる気でいるのかよ」

戦闘狂「良いだろう、俺様の能力を見せてやろう」ゴゴゴ

戦闘狂「使役《エストランジメント》」

少年「せ、戦闘狂の両腕に巨大な盾が」

戦闘狂「盾か、まあこの剣は盾としても使えるかもな」

死神「武器型の能力者か」

戦闘狂「ではその首、二本とも頂くぞ」

朝、男宅

男「zzz」ノンレム

ロリ「ん~」レム

電話「チリンチリンチリンッ!!!!」

男「……」レム

ロリ「……」レム

電話「チリンチリンチリンッ!」

男「うるせぇ…」

ロリ「……」レム

男「はいもしもし」ガチャ

女子高生「私よ、まずは退院おめでとう」

男「……今何時だと思ってんだ」

女子高生「朝9時よ」

男「9時に電話かけて迷惑だと思わないの?生きてて悲しくならないの?」

女子高生「アンタ普段何時に起きてるのよ…」

女子高生「とにかく、私たちはこれから協力する身」

男「それで?」

女子高生「お互いを知る事は大事になってくると思うの」

男「そうだな」

女子高生「だから近くのデパート」

男「おやすみ」ブチ

男「よし寝るか」

インターホン「ピンポーン」

男「チッ…誰だよこんな朝っぱらから」

男「はーい」ガチャ

姫騎士「わしじゃ」

男「」

女子高生「それじゃあ、お邪魔するわね」

男「何なんだよ何で俺の家知ってんだよ」

女子高生「…本当に覚えてないのね」ボソ

男「は?」

女子高生「いいえ、何でもないわ」

男「と言いつつ勝手に上がるゴミ野郎めが」

ロリ「あ、女子高生さんおはようございます」

男「何だ起きたのかよ」

姫騎士「オッス」

女子高生「おはよう、可愛いパジャマね」

ロリ「いえいえ、お茶汲んできます」

リビング

男「何で来たのお前」

女子高生「いや味方同士の交流を」

男「本当は?」

姫騎士「お前さんの事でちと気になる事があってな」

男「早く聞いて帰れ」

女子高生「この時間帯何も良い番組やってないわね」

男「おぃ」

ロリ「どうぞ粗茶ですが」ゴト

女子高生「ありがとう」

男「菓子は?」

ロリ「ハリボーしか無かったです」

男「構わん、出せ」

ロリ「は、はい」ボロン

女子高生「ハリボーと緑茶って妙な組み合わせね」

男「良いから早く聞いて帰れよ」

女子高生「それじゃあ本題に入りましょう」

男「おう」

女子高生「サーヴァントとマスターは普通、感覚を共有しているのは知ってるかしら?」

男「ロリから聞いた」

ロリ「……」

女子高生「あなたが全身骨折で動けない時、ロリちゃんにコーラを買いに行かせてたじゃない」

男「ペプシはコーラじゃない」

女子高生「そのこだわりは今どうでも良いわ、とにかく共有しているならロリちゃんが歩けるのもおかしいのよね」

姫騎士「本当は他人のサーヴァントなのでは無いか?ロリ」

ロリ「っ!?」

女子高生「アンタは今黙ってて」

女子高生「それに、サーヴァントの回復力を持ってしても全身骨折を3日で治すなんて不可能よ」

男「そうなのか」

ロリ「ええ、恐らくは」

女子高生「あなた、病院で変わった事は無かった?」

男「は?」

女子高生「いいから、怪しい奴を見たとかそんなので良いのよ」

男「それなら退院する日の夜中、部屋に牧師みたいなのが進入してきたけどな」

女子高生「ッ!もしかして朝に何か変化はあった?」

男「完治した」

女子高生「間違い無い、能力者ね」

ロリ「はい」

女子高生「回復させる能力かしら」

ロリ「…だとしたら男さんを治した目的がわかりません」

男「そうだな、だとすると俺は既に別の目的の能力が掛るのか」

姫騎士「なるほど、回復はその副作用とな」

女子高生「まずいわね」

ロリ「でも男さんが死ぬって事は無いと思います」

男「何でだ」

ロリ「ただ男さんが死ぬだけなら刺殺する方が早くて確実だからです」

女子高生「それもそうね…ならただ単に回復させただけ」

男「それは無い、刺殺なんてすぐ警察に捕まるだろバカか」

姫騎士「うむ、それも無いな」

男「何だと?」

姫騎士「能力者が誰を殺そうと何を壊そうと警察には捕まらん」

姫騎士「能力者はどんな犯罪を犯そうと司祭者側から保護がかかるのじゃ」

男「な、なんだってぇ!?」

姫騎士「一々捕まっとったら殺し合いなんて出来ないじゃろうが」

女子高生「そういう訳だから副作用説は無理があるわ」

ロリ「はい」

女子高生「とにかく内容のわからない能力は危険ね、今後見かけても近寄らない方が良いわ」

ロリ「そっ、そんなこと言ってたら戦えません」

女子高生「いや男の傷を治した牧師は特別に危険なのよ。時間操作系の能力の可能性もあるし」

姫騎士「時間操作か…闇討ちでもしないと倒せんな」

男「良いなそれ」

女子高生「寝ている生物に能力は発動できないって決まり忘れたのかしら?」

ロリ「え?ですが男さんは」

男「あの時のは寝たふりだ…」

ロリ「ああ…」

女子高生「寝ている生物っていうか、意識が無い状態の生物ね。能力による干渉が効かないのは」

姫騎士「……」

女子高生「どうしたの姫騎士?めずらしく難しい顔してるじゃない」

姫騎士「いや…何でもない気にせんでくれ」

女子高生「そう」

姫騎士(話す程の事でも無いじゃろう」

男「そげな事より朝食はよせいや」

ロリ「はい、皆さんラピュタのヤツで宜しいですか?」

男、女子高生「無論、コーヒー込みで」

姫騎士「卵は半熟でたのむぞ」

ロリ「わかりました」

女子高生「朝食が終わったらデパートに行きたいのだけれど」

男「やだよ、話終わったんなら帰れ」

姫騎士「ソフトクリーム奢るぞ」

男「行こうかデパートでは何を買うつもりだ?」

女子高生「ソフトクリームは誰に買わせるつもりなのよ」

姫騎士「お前に決まっておろうが」

女子高生「くっ…」

女子高生「デパート護身用の基本装備は揃えておきたいの」

男「スタンガン?」

女子高生「ええ、俗に言うスタンガンね」

男「ソフトクリームをスタンガンに使う事は可能か?」

女子高生「…あぁ~もう買ってあげるからソフトクリームからは一旦離れなさい」

男「了解した」

ロリ「ラピュタのヤツ4枚焼きあがりました」ゴト

デパートのフードコート

霊能者「いやまだ暑いな」ソフトクリームぺろぺろ

蛇使い「お前、依り代に選ばれたからにはもう少しちゃんとしたらどうなのだ?」

霊能者「ちゃんととは何ぞ?心霊特集の撮影で僕は疲れてんの」

蛇使い「そうか、まずは背筋を伸ばせ」

霊能者「いや待て」

蛇使い「どうした、背骨が変形して手遅れか?」

霊能者「ちがっ…ボケェ!」

霊能者「やっぱり奴ら来るぞ、そんな感じがする」

蛇使い「魔王様の力…」

霊能者「使役《エストランジメント》…具現化せよ」ボワ

蛇使い「……お出でにならないようだ」

魔王「(こんな所で具現化して周囲の注目を受けるのが煩わしくてな、故に拒否する)」

蛇使い「声だけが…2日振りです魔王様」

魔王「(我が依り代よ、如何なる理由でこの俺を呼び出した)」

霊能者「ああ、もしかして奴らって」

魔王「(俺の能力はもう発動済みだ)」

霊能者「やっぱり」ニヤリ

デパート

女子高生「結構買っちゃったわね」

男「5万ェ…」

姫騎士「何故おちんこ出ている?スタンガンにアサシンナイフ、かなり戦闘に使えるではないか」

ロリ「流石ヴィレバン…何でもありますね」

男「5万ェ…」

ロリ「そろそろ帰りましょうか。男さんを早く寝かせてあげたいです」

姫騎士「意味深かの?」ニヤニヤ

ロリ「いっ、いえ違いますよっ!ただ今回の出費でかなりダメージを受けてるようですし早く帰って」あわあわ

女子高生「いえ、あと少しだけ良いかしら」

男「早く帰らせろ…」

ロリ「何ですか?」

女子高生「5000円以上お買い上げのお客様は福引きができるそうよ」

ロリ「…何も当たらないと思いますよ」

女子高生「まあ引いてみましょう」

姫騎士「わしらは3万円分のレシートを持っているから6回じゃな」

ロリ「私達は10回ですね」

女子高生「先に私達から引かせてもらうわ」

店員「レシート拝見いたしやァっス」

女子高生「ええ、どうぞ」

店員「…え~っ、6回っス…ウス」

女子高生「1等は温泉旅館ペア券、2等は米俵か」

姫騎士「テンプレじゃな」

女子高生「よし行くわよ!」

姫騎士「わしにも3回引かせてくれよ」

女子高生「分かってるわよ」ガラガラ

結果

一回目・・白、参加賞ポケットティッシュ
二回目・・白、参加賞ポケットティッシュ
三回目・・白、参加賞ポケットティッシュ
四回目・・紫、8等鼻セレブ

女子高生「オーマイガッ!!」

ロリ「あらららら……」

姫騎士「四回引かれた……」

女子高生「まだ二回もあるじゃ無い!早くティッシュ引きなさいよ」

姫騎士「外れるの前提じゃな」ガラガラ

結果

五回目・・白、参加賞ポケットティッシュ
六回目・・青、7等鼻セレブ(箱)

姫騎士「ファッキンッ!!!」

女子高生「まだよ!まだロリちゃんが1等を二回引けば」

ロリ「当たりませんよ…半分づつで良いですね男さん?」

男「ああ…早く回せ」

姫騎士「うわ喋った」

ロリ「行きますよ~」ガラガラ

結果
一回目・・参加賞ポケットティッシュ
二回目・・参加賞ポケットティッシュ
三回目・・5等箱ティッシュ詰め合わせ
四回目・・参加賞ポケットティッシュ
五回目・・3等水族館一人券

ロリ「うわぁ……」

姫騎士「三等出てるでは無いか」

女子高生「でも一人券じゃあね…」

ロリ「質に出しますかね」

男「ティッシュまみれじゃねぇかクソが…」ガラガラ

結果

六回目・・5等箱ティッシュ詰め合わせ
七回目・・5等箱ティッシュ詰め合わせ
八回目・・参加賞ポケットティッシュ
九回目・・3等水族館一人券
ラスト・・8等ポケットティッシュ(鼻セレブ)

ロリ「水族館が二枚になりました」

男「おう今度近所の友達と行ってこい……」

ロリ「友達と言っても…女子高生さんと姫騎士さんくらいしか…」

女子高生「私はその日にボランティアがあるから行け無いわよ」キリ

姫騎士「ならワシがひでぶッ!?」ゴン

姫騎士「何をするんじゃいきなり」うるうる

女子高生「空気読みなさいよゴミ屑」

女子高生「ごめんねコイツもボランティアだから行け無いのよ」

ロリ「は、はい」

ロリ「じゃあ誰も居ませんので今度…男さんと一緒に…///」もじもじ

男「……来週な」ため息

ロリ「はいっ!」ニッコリ

女子高生「じゃ帰りましょうか」

男「イャッホォウッ帰宅だぜェッ!!!」

女子高生、姫騎士、ロリ「!?!??!???」

帰り道

ロリ「もう夜ですね」

女子高生「一日中店に居たなんて何カ月ぶりかしら」のびー

男「半日ゲームコーナーで費やすなんて10日ぶりだな」

ロリ「なんでニートにそんなお金が…」

男「俺は賭博センスが良くてな」

女子高生「賭博センスなんて言葉初めて聞いたわよ」

女子高生「とにかく、買ったナイフは常に袖に仕込んでおいたほうが良いわ」

男「歩いてたら落ちないか?」

女子高生「アサシンナイフはベルト付だから、それを腕に巻いて固定しなさい」

男「職質どうすんだよ」

姫騎士「まあ主催者側が何とかしてくれるじゃろう」あくび

姫騎士「わしはもう眠い、タクシーでも拾って早く帰らんか?」

?「タクシーに乗る必要は無いぞ」

ロリ「誰っ!?」構え

死神「こんばんは、そして久しぶりだな男」

男「何だよその鎌、武器型か?あとお前は初見だ」

死神「初見では無い、つい最近お前に殺されかけてな」

男「だからお前は」

少年「僕だよ」

男「少年…久しぶりだな生きてたのか」ニヤニヤ

姫騎士「やれやれ…こんな歩道橋の上なんて狭い場所で闘いたくはないのじゃが…」

女子高生「死神…」

男「鎌の方を知っているのか」

女子高生「ええ、一回闘った。割と強いサーヴァント型よ」

ロリ「でも4対2、負ける気はしませんが」

少年「4対3だよ」

戦闘狂「よォ…テメェらも能力者か」

男ロリ女子高生姫騎士「なっ!?」

戦闘狂「そんな驚くこたぁねェだろ」

死神「俺と少年の狙いは一人…男、お前だ」

女子高生「なるほど、それじゃあこのニューフェイスは私達の足止め用ってわけね」

戦闘狂「ああ、早く始めようぜ」

姫騎士「こんな狭い歩道橋でか?」

戦闘狂「下を通るトラックに飛び乗って場所を変えるに決まってんだろ」

女子高生「…普通に徒歩で場所変えない?」

戦闘狂「アァ?そいつはセンスがねェぜ!」ジャンプ

姫騎士「あぁ!おい!……行ってしまったのう……」

女子高生「さてこれで4対2になった訳だけど」

ロリ「げ、外道です」ドン引き

少年「死神、能力を」

死神「ああ…Mala quae lux. Intereunt mali. Nolite pollui viam meam!」

女子高生「キャっ!?」ピュン

姫騎士「うおっ!?」ビュン

男「二人が吹き飛ばされた!この高さは死ぬぞ!」

ロリ「いえ、とりあえず無事トラックの荷台に乗れたようですが…」

少年「これで…2対2だよ」

少年「まずはお姉ちゃん」

ロリ「わ、わたしですか?」ビクゥ

少年「うん、あの夜は助けてくれてありがとう」

ロリ「えっ?私はあなたとは……はっ!」

少年「思い出してくれたみたいだね」

少年「病院で男と歩く君を見てからずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと
ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと
ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと
ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと

殺したかった」

男「ショタのヤンデレとか誰得…」

ロリ(この子ガチの方だ…)

少年「男君」

男「なんだよ、また首絞めて欲しいのか?」ニヤニヤ

少年「クラスの奴に虐められてた僕を助けてくれてありがとう、その後1週間は話し相手になってくれてありがとう」

男「!?」

少年「でも死ね」

死神「少年、俺が出ている間お前は能力が使えないがどうする?」

少年「それはコイツらも一緒でしょ、男は僕が殺すよ」

死神「ならば俺たちも場所変えるか」

ロリ「まさかまたトラックにグァっ!?」

死神「いや下の駐車場で充分だ」蹴り

男「ロリも歩道橋から落ちたか」

死神「じゃあな少年、勝てよ」飛び降り

少年「さて、始めよう」

男「それは構わないがお前が主導権握ってる風なのが気にくわない」スタンガンバチバチ

少年「これは僕の勝負だよ」包丁シャキン

駐車場

ロリ「くっ…ここ…は?」ズキズキ

死神「歩道橋のすぐ近くの駐車場だ」鎌シャキン

死神「ほらあの歩道橋を見てみろ」指差し

ロリ「えっ…!?男さん!」

死神「おっと行かせはしない、しかし不思議だなぁ」

ロリ「なっ、何がですか」

死神「普通、不便な事に能力者ってのは武器やらサーヴァントやらと感覚が繋がっているだろう?」

ロリ「そうですが…うっ」ズキ

死神「まだ貴殿は俺に蹴られた腹が痛むだろうに、落下の際にレンガの塀をカチ割った背中が痛むだろうに」

ロリ「ええ、いっそ今すぐにでも気を失いたいくらい痛いですよ」

死神「なら何故貴殿のマスターは痛がる素振りを見せない?」

ロリ「…わかりませんね、その事は前から」

死神「勘付いてはいたのだな」

死神「まあ良い、それが本物なのか単なる痩せ我慢かを確かめてやろう」

ロリ「ええ、いつでもどうぞ」構え

死神「いいや来いよ」

ロリ「ならお言葉に甘えます!」ダッ

死神「ククク…文字通り格の違いを教えてやろう」

死神「3番、真名リュシフュージェが迎え撃つッ!」

トラック上

女子高生「くそッ!何なのよあの能力は!」

姫騎士「押されるとか吹き飛ばされると言うよりは流される感じじゃな」

女子高生「まあトラックに乗っちゃったからには戦闘狂を倒すわよ」

姫騎士「言うまでもない」

女子高生「あーもう何処にいんのよ!」イライラ

姫騎士「本当、ここから見える範囲に居るのかすら怪しいのう」

女子高生「一旦降りるわよ!ここからは念入りに探すわ」

姫騎士「いや念入りに探す必要は無くなったぞ」

女子高生「えっ?」

姫騎士「とりあえず降りるぞ!お姫様だっこでいいな?」ダキ

女子高生「姫騎士にお姫様だっこされるとはね…」

路上

女子高生「何アンタ見つけたの?」

姫騎士「ああ、この廃ビルに登るぞ」ダッ

女子高生「うぇ不気味…」ダッ

姫騎士「3階までしか行かんから我慢せい」ダダダ

3階

女子高生「ん、奥の窓際に誰か…はぁはぁ…」

姫騎士「待たせたのう、戦闘狂」

戦闘狂「おォよく分かったな」

姫騎士「窓から身を乗り出してたらそりゃあ見つかる」

戦闘狂「そうか、それじゃあ始めようぜ」ステップ

姫騎士「ああ」剣構え

女子高生(武器もサーヴァントも出さない、精神型ね)

姫騎士「おい女子高生、ひとまずお主は何も手を出さなくていい」

女子高生「えっ?なんでよ」

姫騎士「コイツ雰囲気からしてかなりの手練れじゃ、お主が近づいては危ない」

女子高生「遠くからのサポートもダメ何でしょう?なら私は帰るわよ」

姫騎士「帰るな、万が一じゃが儂がお主に収束した時に能力を使え」

戦闘狂「おいおいおいおい!何コソコソしてンだ?始めようぜ」

姫騎士「おう、いつでもきていいぞ」

姫騎士「とりあえず儂らからは離れておけ、いいな?」

女子高生「え、ええ」

戦闘狂「ハッハァァァ!!!」殴りかかり

姫騎士「クッ…」回避

戦闘狂「オラオラオラぁ!まずは両肩壊してやんよッ!」連続右フック

姫騎士「は、速い」ギリギリ回避

姫騎士「せやァ!!」剣突き

戦闘狂「ハァッ!!」鷲掴み

姫騎士「なっ!素手で!?」

女子高生(姫騎士のレイピアを素手で掴んでいるのに血が出ていない…奴の能力に関係があるのかしら)

戦闘狂「オラァ!」剣引っ張り

女子高生「ッ!剣を離しなさいっ!!」

姫騎士(ダメだ間に合わん!)

戦闘狂「オラッ!」右アッパー

姫騎士「ガハァッ!!」腹パン

女子高生「ウグッ…!!」

戦闘狂「さァ次は肩だ!!」裏拳

姫騎士「ハッ!」しゃがみ回避&レイピア回収

姫騎士「うらァ!」足掛け

戦闘狂「グッ!?」グラ

姫騎士「散れェッ!!」連続突き

戦闘狂「グァァァッ!」

女子高生「よ、よし…勝てる」

戦闘狂「ハッ!中々やるじゃネェか……嬢ちゃんよォぉッ!!」回し蹴り

姫騎士「ほっ」バク転

姫騎士「らぁぁッ!!」飛び蹴り

戦闘狂「ほぅらよッ!」キャッチ

姫騎士「なっ!?」

姫騎士「足がッ掴まれたか!」

戦闘狂「さて殺してやンよ」回転

姫騎士「いや、お主の詰みじゃ」レイピア腕にグサ

戦闘狂「ガァァッ!?」

戦闘狂「ハハハハハハァ!テメェ能力無しでこの強さかッ!」

姫騎士「いや一応発動しておるねじゃがな」

戦闘狂「そうかそうか貴様には俺の能力を使ってやろう」ニヤリ

姫騎士「それはありがたいのやらどうやら…」

戦闘狂「こっからが戦闘だ」

戦闘狂「Sumus purgatorio. Peccator sanguinariam, lauda…」

姫騎士「この詠唱は…ラテン語かの?」

戦闘狂「ああそうだ、これから死ぬお前には意味を知る権利すら無いがな…使役

戦闘狂「Sumus purgatorio. Peccator sanguinariam, lauda…」

姫騎士「この詠唱は…ラテン語かの?」

戦闘狂「ああそうだ、これから死ぬお前には意味を知る権利すら無いがな…使役《Estrangement》ッ!!」ピカッ

女子高生「なっ!?光って…」

姫騎士「そうか、精神型と思っておったが…その武装」

戦闘狂「あァ、俺ァ武器型の能力者だ」

物語シリーズのキャラで脳内再生中

女子高生「武器?その両腕に付けたどデカい鉄塊は、もはや盾にしか見えないけど?」

戦闘狂「俺の力の前では盾すらが武器だ…なんせコイツぁ片方で80kgはある。武器としては充分じゃァねぇか」

姫騎士「さてさて、武器は判ったが能力の内容はどんなものなのか…」剣構え

戦闘狂「へっ…テメェ本当は察してンだろ?」

姫騎士「さぁどうじゃか」

女子高生「…危なくなったら撤退するわよ」

姫騎士「そうするなら儂は時間稼ぎをする必要があるのう…女子高生よ、一つ良いか?」

女子高生「な、なによ」

姫騎士「時間を稼ぐのは良いが、別にアレを倒してしまっても構わんのじゃろう?」ニヤニヤ

女子高生「……ハァ」ため息

女子高生「さっさと倒しなさい」

>>308
忍ちゃんしかわからないな

歩道橋

少年「男くんやっぱり速いね、ナイフが全く当たらないよ」シュッシュッ

男「それならお前だって速い、まだ俺のスタンガンが一回も当たってないんだからな」回避

少年「そのスタンガンもそろそろ捨てどきだよ」

男「どういう事だよ」

少年「上見て」

男「…雨雲、そういうことか」

男「だが雨が降る前にお前を倒せばいいよな!」バチバチ

少年「ふん!」ナイフ突き

男「うぉッ!?スタンガンが道路に!」カランカラン

自動車「ガシャ!」ぶぉーーん

少年「前の弱い僕はもう居ないんだ…」

男「クッ…」

雨「ぽつん…ぽつん…ザァァァァァ!」

少年「ははははははは包丁だ!さぁ!」斬りつけ

男「あぶねっ!」回避

少年「能力なんてなくても君を殺せる」連続斬りつけ

男「そりゃそんな物騒なの持ってればな」回避

駐車場

死神「うらぁぁぁ!!」鎌振り回し

ロリ「ッしゃぁァ!!」裏拳

死神(速いッ!止むを得ん、能力を…)

死神「はぁぁぁッ…」

ロリ「なっ!?」ビュン

ロリ「ぐぁっ…」ビターン

ロリ(今のは…右の塀まで吹き飛ばされた…?)

死神「さて、俺は今能力を使った。お前も使っていいのだぞ?」

ロリ「…まだっ…使い時ではありませんので…」よろ

死神「そうか、なら一方的に俺が使う」キュィィィン

ロリ「がっ!!」メリメリ

ロリ(塀に押し付けられる!)

死神「まだ使い時では無いのか、このまま潰してやってもいいんだがな」

ロリ「もう…やめ、グッ…」吐血

死神「スマンな、卑怯かもしれないがこれは勝負だ。どんな手も許される」

ロリ「そんな…」メリメリ

死神「このまま首を落としてやる」鎌構え

ロリ「なら、後ろには気をつけ…た方が」グタ

死神「ほう、なんの能力だか」振り返り

死神「!?」

少年「うわっ!」浮遊

死神「なっ!?浮いてるだと!?もう10mはあるぞ」

ロリ「ここから落としても十分死ぬでしょう」ゲホ

少年「うわぁぁぁ」落下

死神「クッ!間に合うか」ダッシュ

ロリ「男さん!!」

男「お?おう……ッ!」

男(俺何かやることあるか?……あっ)

男「偶然ポケットにトンカチが入ってた、デパートのやつか」

男「少年の真下だよな確か」トンカチ道路に投げ

死神「はっ!攻撃のつもりか!行動が遅すぎるわ」少年キャッチ

死神「こんなもの容易くかわせる」回避

男(かかった)ニヤニヤ

男「今は雨が降っている」

男「そんな時にスタンガンがぶっ壊れて中身ぶちまければ近くにあるものは感電するッ!!」

スタンガン「ガシャンッ!!」破壊

男「終わりだ死神!」

死神「……はぁ」やれやれ

男「なっ!?感電しない」

死神「そりゃそうだろう、お前は電気の仕組みを理解していない」

死神「お前はスタンガンの中身をただの液体か何かだと勘違いしているようだが、電化製品はちゃんと基盤やら導線やら抵抗やら(ry」

男、少年「」

死神「というわけで全ての素粒子には弦の様なものが絡まっているとい」

ロリ「っしャァァァァぁぁあッ!!」助走右ストレート

死神「何ッ!?」

死神「ぐぁぁッ!!」吹っ飛ばされ

少年「あぁぁぁぁっ……」腹押さえ

ロリ「お馬鹿さんでお馬鹿さんが釣れました」

男「」

死神「くッ……なるほど舐めてかかる相手では無かったか」ニヤリ

男「おっとそこまでだ動くな、さもなくば少年が死ぬぞ」首にナイフ突き立て

少年「僕の包丁、いつの間に…」

死神「人質とは卑怯な…恥を知れ」

ロリ「……」

ロリ(なんだろう、圧倒的優位に居るはずなのに不安が…)

死神「なぁんてな…」ニヤリ

男、ロリ「っ!!」

ロリ「男さん!今すぐ少年さんを強く掴んで」

男「えっ!?」

死神「もう遅いッ」キュィィィン

男「なっ!」ビュン

男「グァッ」ベチーン

ロリ「水平に弧を描くように男さんが飛ばされて死神さんの左の壁に…」

ロリ(そういえば今までもコレと同じ飛び方、まさか…!)

少年「ねぇ、おねぇちゃん」袖グイ

ロリ「?」

少年「今度はそっちが人質」ナイフ突き立て

ロリ「ッ!」

廃ビル

姫騎士「クッ……」防御姿勢

戦闘狂「おらおらァ死ぬぜッ!」右フック

姫騎士「ぐぁァ!」吹っ飛ばされ

女子高生「グゥッ…流石に鉄塊がついてるぶん攻撃も重いわね」

戦闘狂「あァ、防御無しで食らわせたら一撃でやれるんだがな」

女子高生(でもまだ、勝てない相手では無いかも)

姫騎士「ラァァッ」レイピア連突

戦闘狂「はっ」カキンカキーン

姫騎士「はぁ、はぁ…鉄塊を盾に…」

戦闘狂「次は俺だァ!」連打

姫騎士「ふっ、ほっッ…」回避

姫騎士「うらぁ!」突き

女子高生(この軌道だと間違い無くレイピアは戦闘狂の心臓を貫く)

姫騎士(さて、刺されたあと何秒生きられるかの)

姫騎士「…ッ!?」

戦闘狂「カはッ!」カキン

姫騎士「なっ!確かに位置は心臓を…」

女子高生「剣が弾かれたっ!?」

戦闘狂「はっ、緩い浅い弱い」

女子高生(こ、攻撃が効かないなんて…)

姫騎士「これはどうする?」

女子高生「決まってるでしょ、10分だけ稼いで頂戴」

姫騎士「了解じゃ」

女子高生「一撃も食らうんじゃ無いわよッ!」ダッ

戦闘狂「お前は逃げ無いのか?」

姫騎士「そうしたいところじゃがな…」剣構え

戦闘狂「あァ、じゃあお前殺すぜ」殴りかかり

姫騎士「はァ!!」ダンッ!

戦闘狂「グッ!?何だァ?この熱いのは」ヨロ

姫騎士「この廃ビル過去に火災か何かあったようじゃのう」

戦闘狂「知るかッ!」殴りかかり

姫騎士「はっ!」ダン

戦闘狂「そんな人魂みてェな弾丸効かねぇンだよ!」振り払い

姫騎士「効かなくて結構じゃ、今ので充分時間は稼げた」

戦闘狂「アァ?」ピタ

戦闘狂「あの女の言った時間は10分」

姫騎士「そうじゃな」

戦闘狂「まだ1分しか経ってねぇじゃねぇか!」

姫騎士「1分あればお前を倒すのに充分じゃと言っている…」

姫騎士「この廃ビルやはり災害があったらしいぞ、霊気が尋常じゃない程多いのでな」

戦闘狂「テメェ、何言ってやがる」

姫騎士「まだわからぬか、ならば教えてやる…儂の持つ最強の切り札を」

戦闘狂「はっ、使うか…来いよ」

姫騎士「Nom du serpent est inconnu, quelqu'un sait pas illusion……」ブツブツ

戦闘狂「何をブツブツ言ってやがる」殴りかかり

戦闘狂「…なっ!?」

戦闘狂(身体がうごかねぇ…)

姫騎士「終わりじゃな」ニヤリ

戦闘狂「これは何だァ!言え!」

姫騎士「これは人の魂で紡いだ結界」

戦闘狂「ァぁあ?」

姫騎士「霊気は充分に集まっておる」

姫騎士「このまま最大級の霊弾で押し殺してやろう」キュィィィン

戦闘狂「はっ、ハハハハハッ!!」

姫騎士「死の恐怖で狂ったか…では死ね」バンッ!

戦闘狂「クックック…」ニヤリ

爆発音「ドカァァーーァンッ!」

姫騎士「…さて、帰るとするかの」クル

姫騎士(男の方は大丈夫じゃろうか)

?「」ダダダダッ!

姫騎士「ッ!?」クル

戦闘狂「オラァあッ!」右フック

姫騎士「なっ!ガァああッ!!」吹っ飛ばされ

姫騎士「グッ…」壁衝突

戦闘狂「お前の発言関係なく煙が立つのは生存フラグだぜ!」

姫騎士「なっ、んで…」ズルズル

戦闘狂「確かにあれはデカイ一撃だ」

姫騎士「……」

戦闘狂「だが俺の力を越えられねェ程度の力だ」

戦闘狂「今のテメェじゃ俺は倒せねぇよ」急接近

姫騎士「…ッ!!」

姫騎士「グハァ…ッ!!」メリメリ

戦闘狂「ハァーッハァッーッ!!」腹パン

姫騎士「グっ…や、やめっ…」涙目

戦闘狂「止めてくれると思ってんのかテメェはぁ!」連続腹パン

戦闘狂「オラァ立て、俺を楽しませてみろよ道化」蹴り

姫騎士「ガはァぁぁッ!!!」吐血

姫騎士「はぁ…はぁ…」ぐだ

戦闘狂「…はっ、やっぱ粋がる事しか出来ねェ屑だったな」

戦闘狂「下らねぇ殺すか…四肢をゆっくりもいでからな」

姫騎士「はぁ…ッはぁ…」ぐだ

ビル1F

女子高生「ッ~~!!……」

女子高生(何この腹パンは…人間に出せる威力じゃない!)

女子高生「意識が……姫騎士を戻さないと」フラフラ

女子高生「収、束…」パタン

歩道橋の下

ロリ「くっ…」

少年「動かないで死ぬよ」ナイフ突き立て

男「人質か、要求は?聞くだけ聞いてやる」

少年「教えてあげる、まずはこのお姉ちゃんを殺すこと!」ナイフ刺し

ロリ「がぁアァッ!?」腕刺さり

男「へっ、いい声だ…」

少年「どう?姉ちゃん今から死ぬんだよ?どんな気持ちかな」

ロリ「ええ最低な気分ですね…」

死神「おいあまり遊ぶな少年…すぐに殺してあげろ」

少年「うるさいなぁ…わかったもう殺すよ」

男(このままだとロリが死ぬ…動かなくて殺されるんなら)

男「動けッ!」ダッシュ

少年「来るの?武器も無いのに」

男「武器はある」

少年「なっ!?袖からナイフを…」

死神「はっ…行かせるか」キュィィィン

男「手遅れだ!」シャキン

少年、ロリ「うわぁぁぁぁぁぁぉぁぁぁぁぁ!」

男「うおっ!?」ビュン

男「ガハっ!」死神の左後ろの壁ビターン

死神「間に合わないのは貴様だったな…少年、早くロリを」

死神「…ッ!?」

男「いいや、間に合った…」ニヤリ

少年「うわぁ…僕の右目がぁ…」ドクドク

ロリ「私の耳が…」ドクドク

男「まあ耳はあの程度ならすぐなおるだろ」

死神「俺の右目、完全に潰されている」

男「目の心配なんかしてて良いのか?俺はお前の能力、見破ったぞ」

死神「ほう」

男「最初にロリにかました蹴りだ、真正面にいたアイツを能力で駐車場まで吹っ飛ばさずに足で蹴ったのは何故だ」

死神「怯ませてスムーズに第二撃を与えたくてな」

男「この高さからの落下だ、蹴らなくても充分ロリみたいな怪物にもダメージを与えられる」

ロリ「男さん今の表現に訂正を」

男「うるせぇお前は足元に倒れてる少年を押さえとけ」

ロリ「は、はい…失礼しますね」ギュ

死神「それで?どうしたというのだ」

男「そうだな、お前は真正面に居る奴に能力を使えないという事だ」

死神「……以上か?」

男「以上だ」

死神「やれやれ、半分正解といったところか」

男「残り半分をこのロリに教えてやってくれるか?」

ロリ「ひぃ…」

男「ほらよ、この縄で少年の手足拘束しとけ」ポン

ロリ「何故そんなものまでポケットに…」

死神「ああ、見せてやるさ…俺の能力の全て」ジャラジャラ

男「何だ、コートから沢山ナイフ出すのは良いが地面に落としてどうする」

死神「すぐ分かる、お前は黙って見てろ」キュィィィン

男「ナイフ達が浮いた、夏祭りのスーパーボール掬いみたいに死神の周りを泳いでる」

ロリ「本当説明乙です」

死神「さて、お前の身体能力でこの刃の鎧を越えられるか?ロリ」

ロリ「その力は…念能力ですかね」

死神「いいや違う、男には気付かれてるようだし教えるとしよう」

死神「俺の能力は視界の右にあるものを左端に移す能力だ、俺を中心にな」

ロリ「だから一定の向きにしか飛ばされなかった訳ですか」

ロリ「ですがそんなナイフ、私の力で全部弾き飛ばせますよ」キュィィィン

死神「さあ、どうだか…」キュィィィン

ロリ「…なっ!?能力が当たらない」

男「繰り返し死神の能力をかけてナイフを加速させてるのか」

死神「ああ、もはや並の動体視力では正確に捉えられない程にな」ニヤリ

ロリ「男さん解説は良いので何かフォローを」

男「でもやる事無いしな、下手に近付いたらミンチだし」

ロリ「私も下手に近付いたらミンチですよ」

死神「なんだ来ないならこちらから行くが」

少年「うぅ……」気絶

死神「…すぐに片をつけてやる」

ロリ「片をつける…鎌も出さずにですか?」

死神「歩いてお前に近づくだけで十分攻撃になるのでな」テクテク

ロリ「歩いてもナイフは回り続けるんですね」

死神「この回転の中心は俺だ、当たり前だろう」

ロリ「そうですか、それがあなたの弱点でした」

死神「ほう…?」

ロリ「アリア・フロウ・ザ・ラプソディア…」

死神「……」フワー

死神「もう8mくらいか。それで?俺を浮かせて何のつもりだと言うのだ」

ロリ「あなたを浮かせた瞬間に能力が解除されてナイフが飛び散る事もない、蛇使いさんのようにこの距離から攻撃を仕掛ける手段もない」

ロリ「あとは落とすだけで私は勝てます」

死神「……はっはっはっ」

ロリ「なっ…」

男「まあ死神が笑うのも一理あるな、やっぱお前はアホだ」

ロリ「なっ、何かミスしました?」オロオロ

死神「したな、お前は私が自ら能力を解除することを考えてなかった」

ロリ「……なんだそんな事ですか」ニヤリ

死神「この速度で飛ぶナイフ、急に能力を解除すればどう飛び散るか」

死神「死ね」ビュンッ!!

ロリ「一直線に飛んでくるナイフなら簡単に弾けます」

ロリ「アリア・フロウ・ザ・ラプソディア…」キュィィィン

ナイフ「ふわ」

ロリ「……さて、これで有意義な攻撃手段は無くなりましたよ」

死神「……フハハハハッ」

ロリ「っ!?」

死神「攻撃は既に済んでいる」

死神「サーヴァント型の能力者というのは具現化を出している間、能力者自体は力を発動できない」

ロリ「知ってますよ」

死神「防御する術がない男は既に蜂の巣ではないのか?」

男「ピンピンしてます」

死神「なんだと?」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom