男「出しな、テメーの守護霊を…」 (41)
男「俺は男。いわゆる不良のレッテルを貼られている」
男「今は刑務所さ…」
犯罪者「よーお前さん一体なにしたんだい?」
男「テメーには関係ないぜ。」
男(爆弾テロの現場に居合わせて、勝手に犯人にされちまったんだがな)
男(悪運が良いのも考えもんだぜ…)
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看守「面会だ」
男「ふん…爺じゃねえか」
爺「やれやれ、このバカ孫が…出るぞ」
男「勝手に入れて出ろとは好き勝手言うじゃねーか」
男「警視総監の謝罪でも欲しい所だが…」
爺「このバカたれが!そもそもお前が現場で『おいおい…まだ始まったばかりだぜ…』とか言ったからじゃろうが!」
男「事実だからな」
爺「なにぃ!」
男「次の事件はまた直ぐに起きるだろうぜ」
警察「もう来るなよ」
男「来たくて来てる訳じゃねえがな」
爺「お前もいい加減、真面目に生きたらどうだ」
男「真面目も何も俺は被害者だぜ。」
男「やたら悪運があるせいで一人生き延びて、いつも犯人扱いだがな…」
占い師「そりゃあ守護霊のせいじゃなあ」
男「なんだと…」
占い師「守護霊じゃよ…本来お主を見守ってくれるものじゃが」
占い師「なんの因果かお主に憑いてるのは、魔界の化け物じゃ」
男「…」
占い師「魑魅魍魎の住み着く魔界、その中でさえ怪物と恐れられた破壊の王よ」
男「ふん…下らねえ占いは他所でやんな」
占い師「ふふ…信じるも信じないもお前の勝手よじゃが…」
男「いい加減にしな…」ヒュッ
占い師「ふふふ」ユラァ
男「!消えただと…」
占い師「信じる気になったらこの場所に来るといい」スゥー
男「何だったんだ…?」
爺「聞いとるのか男!」
男「何…?」
爺「全くボケッとしおって」
男(爺には見えてなかったのか?)
男(少し気になるな…)
翌日
占い師の指定場所
男「なんだここは…『占い○○町の母』?」
占い師「よく来たのお」
男(女…しかもガキじゃねえか)
占い師「守護霊の事じゃな?」
男「その事だが、俺は生まれてこの方心霊現象の類いには遇ったことがねえ」
男「霊がどうのって言うなら、まずは証拠を見せちゃくれねえか…?」
占い師「ふふ、勿論。それも目的じゃてな」ピト
男「っ!?」
破壊王「…」
男「こ、こいつは一体…」
破壊王「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
男「!!」
占い師「2千年前に魔王に封じられた折りに言葉を奪われておる」
占い師「本来なら破壊王の吐く言葉は千の魔術となり、また其を聞いた者の心を壊すと言われておる」
男「こいつが俺に…?」
占い師「うむ。守ってると言うよりは、勝手に住み着いてる感じじゃが」
男「…」
占い師「追い出してやろうか」
男「!」
占い師「簡単では無いがの」
男「やれ。今すぐだ」
占い師「すぐには無理じゃ。準備がいるからのお」
男「準備だと…」
占い師「お主が調達してくれるなら楽じゃがのお」
男「回りくどいのはやめろ。何がいるってんだ」
占い師「特殊な守護霊のエネルギー」
占い師「百体分じゃ」
男「守護霊、百体…?」
占い師「お主と同じくとても守護霊などと呼べない、悪鬼羅刹をその見に宿した百人の魔人」
占い師「奴らはその力を使い、この世に暗躍しておる」
占い師「その言葉の、本来的な正しい意味を歪めて、魔人どもはこう呼ばれる」
占い師「『守護霊』使いとな」
占い師「他の専門的な道具は此方で用意する」
占い師「奴等の守護霊は強力で、私一人ではとても集められんが…」
占い師「その破壊王ならば、奴等の守護霊に対抗できよう」
占い師「さあ、その力で守護霊使いどもを一人残らず打ち倒すのじゃ!」
男「断る」
占い師「なぬっ!?」
序章終わり
・注意
このssはフィクションです。実在する地名・人物・団体とは一切関係ありません
このssの守護霊の定義はこのss独自のものです。実在の守護霊という存在や概念とは多少食い違いがある場合が有りますが広い心で受け入れて頂ければ幸いです
ss初心者です。あまり筆も速くないです。
以上よろしければお付き合い下さい
『破壊王』
力A守A速D支配力C
意志疎通レベルE-
スキル
「破滅の咆哮」
威力D射程C影響力D
効果:範囲20mにテラー効果
総評B-
直接戦闘系・攻撃思考型
特記事項:魔界生物
第一話『殺人紳士』
東京都内某所
女「…帰って良いですか」
DQN「そんなこと言わずにさー、ちょっとだけだからさー」
DQN2「先っちょwwww先っちょだけwwww」
DQN3「ちょっとだけよ~んwwww」
女「それ以上近づかない方が良いですよ」
DQN「はいぃ?」
女「其処から先は」
DQN「お゛!?」ヒュッ
DQN2「へんっぶっ」スパッ
DQN3「あっ」ザク
女「彼の間合ですから」
サラサラサラサラ
"怪我はないかい、我が姫よ"
女「…ええ」
サラサラサラサラサラサラ
"君を殺すのは私だからね"
"それまで必ず君を守るよ"
女「…ええ、ありがとう」
占い師「こ、断るじゃと~!」
男「この化け物は自分で何とかする」
占い師「素人にどうこう出来るものじゃないわ!」
男「俺が守護霊使いとやらと戦う理由がねえ」
占い師「直したくないのか!」
男「自分で直す」
占い師「あ~もうっ!」
男「じゃあな」
占い師「お断りをお断りじゃ!食らえい!」
男「!!何をしやがった…」
占い師「特殊な呪法じゃ!これでお主にはほっといても守護霊使いがひっきりなしじゃ!」
男「なっ!てめぇ」バッ
占い師「ふははは、正に守護霊使いは引かれ会うッ!わしがそうしたッ!」ヒラリ
占い師「頑張れよ!倒した守護霊はこいつで回収するんじゃ」ダッ
男「…逃げやがった」
男「ん…?これはお札か…?」
占い師[追伸:しゅごれいじゃなくガーディアンと読むとカッコいいかもしれません]
男「どうでもいいぜ……!!」
男「さて…あのクソガキは何処に行きやがった…?」
女「…あっ」ドンッ
男「っと。悪いな…怪我はなかっt」
破壊王「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
男「っ!!?」
女「あ、え…」
破壊王「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
男「くそっこいつ勝手に…!?」
女「……う」
男「おい、お前無事k…」
ヒュッ
男「な…」ブシュ
殺人紳士「…………」
男「…っこいつまさか!」
女「……どうやら〈同じ〉みたいですね…」
女「そして貴方には敵対の意思がある…」
女「」ダッ
男「待ちやがれ!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
女(彼の初撃が失敗した…)
サラサラサラサラ
”コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス”
女「落ち着いて…!壁に書いた血文字を辿って追ってきちゃう…!」
男「ーーーーー」
女「…仕方ない」
男「追い詰めたぜ…不本意だがお前の守護霊、倒させてもらうぜ」
女「……違うの、助けて…」
男「何…」
女「動けないの…このままじゃ奴に…」
男「………ふう」スタスタ
女「こ、殺される…」
男「……」
女「貴方がね…」
ヒュッ
男「いいや死ぬのはお前だぜ」
破壊王「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ」
殺人紳士「………!」
破壊王「■■■■■■■■■■」
ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ
男「終わりだな」
女「…あ、」
"サヨナラだ"
女「………」
男「これで一人目か」
女「……なぜ?彼の奇襲は…」
男「絶対当たるんだろう」
女「!」
男「傷をつけられたのは生まれてはじめてだ」
女「……」
男「今まではあれで上手く行ってたんだろうが、こっちも守護霊が見えるんだ…」
男「急にいなくなりゃ警戒する」
男「来ると若ってりゃ対応も出来る。こいつの吠えるタイミングが鍵だったが上手くいったな」
男「逆にお前は俺の側にこの化け物がいなかったことを警戒するべきだったな」
女「…〈同じ〉人と初めて会って、いきなり戦いが始まって、頭が追い付きませんよ」
男「ふん…またっくだな」
占い師「チュートリアルは30点てとこかの」
占い師「あんな雑魚は出会い頭にワンパンでいって欲しかったが」
占い師「まあ、次からが本番じゃ」
占い師「精々わしの為にがんばってくれよ?」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
東京都内某所
高校生「ははは、スゴいぞ」
高校生「お前に気付けて良かったよ」
高校生「僕なら出来る…」
高校生「この力で腐った世の中を変えてやるよ」
高校生「僕は新世界の神になるッ」
死神「ククククク、オモシロ」
『殺人紳士』
力D守E速C支配力E
意志疎通レベルC
スキル
「影の中の殺人」
威力D射程E影響力B
効果:初撃の防御判定を無効にする
総評C
直接戦闘系・守護カウンター型
特記事項:なし
第1話終わり
阿部さん「出しな…あんたの逸物を…」
小早川大尉「早打ちで決着をつけたいのかな…いいだろう…」
to
阿部さん「ピストンのラッシュっ!!」パコパコパコパコッ
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