景明「アイドルに興味はありませんか?」卯月「え?」 (285)

武内Pを装甲悪鬼村正の景明さんにしてみました。

世界観はアニメのデレマス。

死人が出るかは未定。

人がいれば安価やるかも。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1440849951

景明「アイドルに興味はありませんか?」

卯月「え?」

景明「スカウトして差し上げる……そう言われたら、貴方はどうしますか?」ニコォ

卯月「ひっ!」

トレーナー「あ、ああの、ご用でしたら受付のほうに……」

景明「申し遅れました。自分は346プロダクション属員、湊景明と申します。本日は島村卯さんをスカウトに参りました」

むしろ村正がアイドルになるべき

景明「先日オーディションを受けて下さったシンデレラ・プロジェクトに欠員が三名出まして、再選考の内の貴方が一人目です」

卯月「それは、デビューできるってことですか?」

景明「はい。受けて頂けますか?」

卯月「よろしくお願いします! 島村卯月、頑張ります♪」

景明「何か質問はございますか?」

卯月「あの、どうして私が選ばれたんでしょうか?」

景明「笑顔です」

卯月「笑顔! 私、笑顔には自信あります♪」

景明(本当に良い笑顔だ)



卯月に対する好感度:1(+1)

――――――



子供「うわぁぁぁん!」

凛「別に、何もしてないよ」

警察官「何もしてないってことは無いだろう。ちょっと署まで来てもらうよ」

景明「失礼。もう少し彼女の話を聞いてあげてはいかがでしょうか」ヌッ

警察官「な、何だね君は」

景明「内務省警――……一般市民です」

凛「……」

――――――



凛「ありがとう、助かったよ」

景明「いえ。ところでアイドルに興味はありませんか?」

凛「……何だ。勧誘の人だったんだ。私を助けたのもそれが理由?」

景明「いいえ。助けた事と勧誘は別です」

凛「ふぅん……何で私を勧誘したいの?」

景明「一身上の都合により」

凛「え、何それは」

景明「いえ……助けた貴方がたまたま魅力的だったので、何かの縁と思い勧誘したのです。助けた行為自体に下心はありません」

凛「ふぅん。あんた、正義の味方か何か?」

景明「正義の味方など、いない……どこにもいないのです。少なくとも自分はそうではありません」

凛「何その答え……真面目だね」

景明「よく言われます」

凛「それで、私の何を見てアイドルになれって言ってるわけ?」

景明「笑顔です」

凛「私、あんたの前で笑ったっけ?」

景明「先ほどの児童が貴方に対して笑っていました。今時中々見ない、他人を笑顔にする存在……それが貴方です。渋谷凛さん」

凛「……」///

景明(良い子だ)



凛への好感度:1(+1)

――――――



景明「それでは、続いて――四番のかた」

未央「はい! 四番、本田未央です! よろしくお願いします!」

景明(明るくて元気が良い……良いムードメーカーになりそうだ)



未央に対する好感度:1(+0)

>>9
訂正

未央に対する好感度:1(+1)

好感度は全員0スタート。
左の数は現在値、右のかっこはプラマイされた数を表します。

>>3
やっぱクールですかね

1です

訂正

>>2
湊景明→湊斗景明でした

思ったより見てくださってる人が多いようなので、安価入れて行きたいと思います。
安価スレ初めてなので何かあれば言って下さい。


――――――


楓「おはようございます」

景明(本田さん達を待っていたら高垣さんに遭遇した)

景明「おは――……」

楓「――? どうかしましたか?」

景明「失礼。時間的に挨拶は『こんにちは』ではないかと思いまして」

楓「正しくはそうですね。最近は、その日初めて会ったら夜でも『おはようございます』と言う人が多いので、伝染ってしまいました」

景明「なるほど。確かに聞きます」

楓「……」

景明「……」

景明(しまった。余計な事を気にして空気を悪くしてしまったかもしれない。場を和ませねば)


>>28
1. <小粋なジョーク>
2. <笑顔で誤魔化す>

1

1. <小粋なジョーク>


景明(確か彼女はジョークが好きだったな)

景明「突然ですが、大阪城を建てたのは誰だか知っていますか?」

楓「大工」

景明「……」

楓「……」

景明「……」

楓「ぷっ、ふふ♪ 湊斗さん面白いですね」

楓「それでは、また」ニコ

景明「はい。お疲れ様です」

景明(私の失態を気にしないでいてくれた。何と心の広い人だ)


楓に対する好感度:1(+1)

――――――


未央「プロデューサーって高垣楓と知り合いなの!?」

景明「はい。同じ事務所ですから」

景明「それより遅刻です。時間は厳守。以後気をつけて下さい」

卯月・凛・未央「すみません」

景明(一番反省していそうなのは……)


>>31
1. <卯月>
2. <凛>
3. <未央>
4. <全員>

好感度が上がるたびに念仏を唱えたくなる

2

>>32でいきます


2. <凛>

凛に対する好感度:3(+2)


景明「では行きましょう。他のメンバーを紹介します」


――――――


みりあ「赤城みりあです! これで全員集合だね!」

莉嘉「城ヶ崎莉嘉だよ! 仲良くしようね!」

みく「前川みくにゃ。よろしくにゃん♪」

きらり「きらりだよぉー♪ 皆、よろしくにー♪」

景明「は?」

美波「新田美波です。よろしくお願いします」

景明「……」

アナスタシア「アーニャと読んで下さイ」

かな子「三村かな子です。このお菓子良かったらどうぞ」

景明「どうも」

凛(え、プロデューサーが食べるの?)

李衣菜「多田李衣菜。ロックなアイドル目指してます」

智絵里「お、緒方智絵里……です」

蘭子「我が名は神崎蘭子。血の盟約に従い、我と共に魂の共鳴を奏でん」

景明「君は何を言っているんだ」

蘭子「……宴の始まりぞ」

ガタッ

景明「いいんだ。君はもう、何も考えなくていい」

景明「きっとこれまで辛いことも多かったろう。だが君は、何も恥じなくて良いのだ」

景明「病気は君の罪ではないのだから」

蘭子「病気?」

凛(いや確かに病気っぽいけどさ。中二的な)

凛「ちょっとプロデューサー、落ち着いて」

景明「はっ……俺は何をやっていたんだ」

凛「まったく……これで全員?」

景明「いえ、そこに隠れて仮眠している双葉さんで最後です」

杏(ちっ、バレてたか)

杏「双葉杏。よろしく」

卯月「あっ……島村卯月です。頑張ります!」

凛「渋谷凛です。よろしく」

未央「本田未央。未央って呼んでね!」

景明「以上十四名がメンバーです」

景明(>>38さんの自己紹介が一番良かった)

景明「多田さん。素晴らしい自己紹介でした。簡潔に貴方がどんな人なのか伝わってきました」

李衣菜「そ、そう? ありがとう」///


李衣菜に対する好感度:1(+1)


――――――


美嘉「ねえ! 今度のライブ、この子達にバックダンサーやって欲しいんだけど」

未央「私達がライブに!?」

景明「自分としては――」

部長「景明、遅かれ早かれこの子達もステージに立つんだ。こういう始まりもまた、有りなのではないか?」

美嘉「ねえ、部長さんもああ言ってることだし」

卯月・未央「部長!?」

部長「よろしく頼むぞ、景明」

景明「はっ」

――――――


景明(ライブが決まった三人は、直接美嘉さんに指導してもらう事になった)

美嘉「1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8! この時きちっと止まってると格好良いよ」

未央「はぁ……はぁ……き、きつい」

凛「あの、少し解らない所があるんだけど」

美嘉「どこ?」

凛「えっと……見えぬ叫びと共に――」

景明(――!)

凛「この刃全て込めて――ってとこ」

景明(渋谷さんの歌声は……)


>>41
1. <凄く良い>
2. <良い>
3. <普通>

2

2. <良い>

凛に対する好感度:4(+1)


――――――


景明「今日はライブ当日です。出演者の方々にご挨拶を」

卯月「島村卯月です」

未央「本田未央です」

凛「渋谷凛です」

美穂「き、緊張しますよね! 私も今朝からずっと緊張してて……」

茜「はじめまして! 今日のライブ、全力で熱く燃えましょう!」

まゆ「解らないことがあったら、何でも聞いて下さいね」

瑞樹「あら、貴方この前会った子ね。今日はよろしくね」

景明(部長が偉い人を連れて入ってきた)

瑞樹「あ――おはようございます。本日はよろしくお願いします」

全員「よろしくお願いします!」

偉い人「はい、よろしゅう頼んます。――おっ、君らが景明くんが言うてた新人アイドルの子達か?」

凛(関西弁……)

未央「は、はい! よろしくお願いします!」

偉い人「はっはっは! そんな硬くならんでええよ。せやないと景明くんみたいになってまうで」

卯月「え、えっと……」

景明「申し訳ございません。笑顔など気をつけているつもりなのですが」

偉い人「冗談やって! そこが硬い言うねん景明くんは」

部長「すみません。私からも言っておきます」

偉い人「お前もや! まったくこの二人は……まあ皆いつも通りで安心したわ。ほなよろしゅうな~」



凛「なんか軽い感じの人だね」

景明「下々の我々とも距離を近くしようと心がけていらっしゃる。懐の広い方です」

――――――


景明(色々不安要素は有ったが、何とかライブは終了した)

景明(その結果は――)


直下のコンマ
01-50:<悪くはなかった>
51-98:<良かった>
ぞろ目:<最っ高ー!>

ぞろ目:<最っ高ー!>

■好感度
卯月:11(+10)
凛:14(+10)
未央:11(+10)
美嘉:10(+10)

今日は多分ここまでです

あまり人いないのかな
一先ずこのまま安価有りで様子見ようと思います

あと好感度がMAXになったらイベント起こそうと思うんですが、MAX値30だとしたら低いですかね?
50ぐらいあったほうがいいかな

未央「昨日のライブ、最高だったね!」

凛「未央ったらそればっかり」

卯月「でも楽しかったです!」

凛「……うん。そうだね」

アナスタシア「トテモ良かったデス」

みく「みくも早くステージに立ちたいにゃぁぁ!」

ガチャ

景明「おはようございます」

アイドル全員「おはようございます」

景明「……皆さんいらっしゃるようですね」

みりあ「なに? 何か発表?」

未央「ひょっとして、またライブとか!」

卯月「わぁ~」

景明「当たらずとも遠からずです。――本田さん、渋谷さん、島村さん」

卯月「は、はいっ」

景明「三名でユニットを組んでデビューして頂きます」

卯月「デビュー……デビュー!」

未央「やったね、しまむー! しぶりん!」

凛「うん」

景明「それから……新田美波さん、アナスタシアさん」

美波「は、はい」

アナスタシア「はい」

景明「お二人でユニットを組み、デビューして頂きます」

美波「……!」

アナスタシア「美波……!」

美波「よろしくね、アーニャちゃん!」

みく「ぐぬぬ~! みく達はいつデビュー出来るにゃ!?」

景明「他の皆さんのデビューについても企画中です。近日発表いたします」

みく「よ、よかったにゃぁ……」

景明「これがデビュー曲です。各自、覚えて来て下さい」つCD

卯月「はい! 頑張ります!」

凛「このCD何も印字されてないけど、曲名は何?」

景明「疼(UZUKI)です」

凛「え、卯月?」

景明「はい。疼(UZUKI)です」

未央「おお! 何か格好良いね!」

卯月「はい! 格好良いです!」

凛「え? え?」

――――――


景明(何とか「new generations」と「LOVE LAIKA」をデビューさせる事が出来た)

景明(各デビューライブの結果は……)


■コンマ判定
01-25:普通(好感度±0)
26-50:良い(好感度+1)
51-75:かなり良い(好感度+2)
76-98:凄く良い(好感度+3)
ぞろ目:最っ高ー!(好感度+10)

new generations
>>65

LOVE LAIKA
>>66

ksk

ksk

景明(どちらも無難に終わったな)


new generations
21:普通(好感度±0)

LOVE LAIKA
12:普通(好感度±0)


――――――


景明「次は神崎さんにソロデビューして頂きます」

蘭子「ククク……魂が猛るわ」

李衣菜(何言ってるか解らない)

景明「はい。頑張って下さい」

李衣菜(え、解るの!?)

景明「コンセプトについて打ち合わせをしましょう」

蘭子「うむ。苦しゅうない」

――――――


景明「ゴシックホラーを取り入れようと思うのですが、いかがでしょうか?」

蘭子「ぐっ……闇に……闇に呑まれる!」

景明「……成る程。では天使或いは堕天使は如何でしょう? ユニット名は――薔薇の城の天使(ローゼンブルク・エンゲル)」

蘭子(格好良い!)

蘭子「魂の輝きを見せるわ!」

景明「ではそれで」



莉嘉「……何であれで話が進むんだろう?」

みりあ「え、解らないの?」

莉嘉「え、解るの?」

景明「デビュー曲のタイトルは漢字にルビを振るのが良いと思うのですが、如何でしょう?」

蘭子(この人……解る人だ!)

蘭子「――♪」

景明「例えば――剣戟舞踏(ブレイド・アーツ)」

蘭子「ん~、格好良いですが……」

景明「神崎さんのイメージとは若干そぐわないかもしれませんね。では――投擲腸管(スローイング・オーガン)」

蘭子「それはどういう意味なのですか?」

景明「腹が割かれ、小腸が飛び出します」

蘭子「ひいっ!」

景明「……申し訳ありません。では――ここが境界線(ディス・イズ・ジ・エンド)」

蘭子「簡潔ながら力強さを感じる」

景明「……天座失墜・小彗星(フォーリンダウン・レイディバグ)」

蘭子「――! それです!」

景明「決定ですね」

――――――


景明「打ち合わせは以上です。お疲れ様でした」

景明(神崎さんの事がより知れた気がする)


■好感度
島村卯月:11
渋谷凛:14
本田未央:11
新田美波:0
アナスタシア:0
神崎蘭子:2(+2)
双葉杏:0
三村かな子:0
緒方智絵里:0
諸星きらり:0
城ヶ崎莉嘉:0
赤城みりあ:0
前川みく:0
多田李衣菜:1
城ヶ崎美嘉:10
高垣楓:1

ヴヴヴ ヴヴヴ

景明(携帯にメールが四通。島村さん、渋谷さん、本田さん、城ヶ崎美嘉さんそれぞれから昼食の誘いか)

蘭子「わ、我が友よ、お昼の支度は済ませているか? とと、共に参ろうぞ。今こそ旅立ちの時よ」

景明(神崎さんからも昼食に誘われてしまった)

景明(誰と食べるか……)


>>76
一緒に昼食を取る人の名前
他の人を誘う、または一人で食べるのも有りです

蘭子

景明「では行きましょうか、神崎さん」

蘭子「プ……プロデューサーは、普段どこに食べに行くのですか?」

景明「社員食堂か、気分転換の為に外に行く事もあります」

蘭子「お、お薦めのお店とか、あるのですか?」

景明「少し歩くのですが、行きつけの蕎麦屋があります」

蘭子「お蕎麦?」

景明「はい。この辺りでは一番美味い蕎麦屋です」

蘭子「で、では、そこに行きましょう」

景明「解りました」

――――――


蕎麦屋の娘「いらっしゃいませ――あら湊斗さん♪」

景明「どうも」

蕎麦屋の娘「こちらの席へどうぞ。ご注文お決まりになりましたらお声かけ下さい」

蘭子「店員さんと顔馴染み……なんですね」

景明「はい。何度も通っていますので」

蘭子「羨ましい……です。私は人と話すの苦手だから」

景明「今、自分と普通に話されている様に感じますが」

蘭子「これでもまだ緊張してます。それに……この店に来るまでに少し慣れました」

景明「自分も、先程の店員と初めから顔馴染みだったわけではありません。何度も通う内に話すようになりました」

蘭子「……」

景明「何事であれ、すぐに修得するのは難しいもの。少しずつ慣らしていけば良いのです」

蘭子「……はい」

景明「――さあ、食べましょう。注文は決まりましたか?」

蘭子(最近暑いからアレにしよう。メニュー見てないけど多分あるよね)

蘭子「決まりました」

景明「では――すみません」

蕎麦屋の娘「はーい、ただいまー」

景明「ざる蕎麦を頂けますか」

蕎麦屋の娘「ざる蕎麦ですねー」

景明「神崎さんは何になさいますか?」

蘭子「冷やしたぬきください」

蕎麦屋の娘「は?」

景明「は?」

蘭子「え?」

蕎麦屋の娘「お客さん! うちの店はそんな反人類的なもの置いていません!」

蘭子「は、反人類的!?」

景明「神崎さん。天かすを冷たい汁につけて食うなどという行為が人類に許されている筈もないでしょう。アウストラロピテクスまで遡っても断じて有り得ません」

景明(俺は忘れない。揚げたての天かすが熱い汁の上でバチバチと踊る、あの至高のたぬきそばを)

蘭子「」ポカーン

景明「すみません。連れの冗談です。美味しそうな蕎麦屋に入ったので気分が向上しているようでして、普段言わない冗談を」

蕎麦屋の娘「なーんだ冗談でしたか。申し訳ありません。私ったら本気にしちゃって」

蘭子「い、いえ……こちらこそすみません。えっと……私もざる蕎麦をください」

――――――


神崎さんとざる蕎麦を食べていると、店員の荒げた声が聞こえてきた。

他の客と揉め事だろうか。

蕎麦屋の娘「あんたみたいな掃き溜めのダンゴムシ男、あたしの好みから一番遠いんだからね!」

景明「……」

きっと関わらない方が良い。そんな気がした。

――――――


景明「ご馳走さまでした」

蘭子「ご馳走さまでした」

景明(やはりここの蕎麦は美味い。神崎さんも喜んでくれたようだ)

景明(自分の好きなものが人に認められると言うのは、やはり嬉しいことだな)


■好感度
島村卯月:11
渋谷凛:14
本田未央:11
新田美波:0
アナスタシア:0
神崎蘭子:5(+3)
双葉杏:0
三村かな子:0
緒方智絵里:0
諸星きらり:0
城ヶ崎莉嘉:0
赤城みりあ:0
前川みく:0
多田李衣菜:1
城ヶ崎美嘉:10
高垣楓:1

――――――


景明(色々あったが『CANDY ISLAND』『凸レーション』『*(Asterisk)』も無事デビュー出来た)

景明(そのデビューライブの結果は……)


■コンマ
01-25:普通(好感度±0)
26-50:良い(好感度+1)
51-75:かなり良い(好感度+2)
76-98:凄く良い(好感度+3)
ぞろ目:最っ高ー!(好感度+10)


CANDY ISLAND
>>85

凸レーション
>>86

*(Asterisk)
>>87

面倒だったのでデビューまでははしょりました

CANDY ISLAND
27:良い(好感度+1)

凸レーション
61:かなり良い(好感度+2)

*(Asterisk)
16:普通(好感度±0)


■好感度
島村卯月:11
渋谷凛:14
本田未央:11
新田美波:0
アナスタシア:0
神崎蘭子:5
双葉杏:1(+1)
三村かな子:1(+1)
緒方智絵里:1(+1)
諸星きらり:2(+2)
城ヶ崎莉嘉:2(+2)
赤城みりあ:2(+2)
前川みく:0(±0)
多田李衣菜:1(±0)
城ヶ崎美嘉:10
高垣楓:1

――――――


景明「さて、今日の予定は――」


1. new generations に付き合う
2. LOVE LAIKA に付き合う
3. 薔薇の城の天使 に付き合う
4. CANDY ISLAND に付き合う
5. 凸レーション に付き合う
6. *(Asterisk)に付き合う
7. 一人で行動する


>>90

――――――


景明「今日は宜しくお願いします」

アナスタシア「宜しくお願いしマス」

美波「宜しくお願いします。ふふ、今日はプロデューサーさんを一人占め……あ、二人占めですね」

アナスタシア「美波……?」

美波「さあ、午前はレッスンよね。行きましょう」

景明「はい」

景明(レッスンの結果は――)


■コンマ
01-25:バッド(好感度±0)
26-50:ノーマル(好感度+1)
51-75:グッド(好感度+2)
76-98:パーフェクト(好感度+3)
ぞろ目:神(好感度+10)


>>92

ほい

50:ノーマル(好感度+1)

■好感度
島村卯月:11
渋谷凛:14
本田未央:11
新田美波:1(+1)
アナスタシア:1(+1)
神崎蘭子:5
双葉杏:1
三村かな子:1
緒方智絵里:1
諸星きらり:2
城ヶ崎莉嘉:2
赤城みりあ:2
前川みく:0
多田李衣菜:1
城ヶ崎美嘉:10
高垣楓:1


――――――


景明「お疲れ様でした」

アナスタシア「ありがとうございまシタ」

美波「アーニャちゃん、お昼行きましょ」

アナスタシア「ハイ」

美波「プロデューサーさんも一緒にどうですか?」

景明「ご一緒させて頂きます」

――――――


今日は外ではなく、346社内の喫茶店に入った。

景明(この店に入るのは初めてだな)

菜々「いらっしゃいませー♪」

景明「――!?」

景明(何て事だ。346の中にこんな素晴らしい店が有ったとは!)

景明「安部さん、その服は……」

菜々「あ、似合います~? 店の制服なんですよ、このメイド服♪」

景明「素晴らしい」


■好感度
島村卯月:11
渋谷凛:14
本田未央:11
新田美波:1
アナスタシア:1
神崎蘭子:5
双葉杏:1
三村かな子:1
緒方智絵里:1
諸星きらり:2
城ヶ崎莉嘉:2
赤城みりあ:2
前川みく:0
多田李衣菜:1
城ヶ崎美嘉:10
高垣楓:1
安部菜々:3(+3)

美波「……」ヒキ

菜々「あああちょっと引かないで下さい!」

美波「大丈夫。プロデューサーさんに引いただけだから」

景明「それは自分としては大丈夫ではないのですが……」

美波「まあまあ、注文しましょう」

アナスタシア「……?」

――――――


注文を待っている間たわいの無い話をしていたが、ふと新田さんの言葉が途絶えた事に気付いた。

景明「……新田さん?」

アナスタシア「ミナミ?」

美波「……」

新田さんは何かを眺めていた。その目線の先を追う。

男の子「~♪」

十代後半ごろの子供が四人、楽しそうに話していた。記憶にはないが346プロダクションのアイドル候補生だろうか。

景明「あの子達が何か……?」

美波「……ああっ、いえ、何でもありません。すみません、ぼーっとしちゃって」

景明「もしや体調が優れませんか」

美波「いえ、そうではありません」

アナスタシア「悩み事デスカ? だったら相談に乗りたいデス」

景明「自分も。可能な限り力になります」

美波「ありがとうございます。でもご飯時に話すような事じゃないので、また今度に……」

アナスタシア「……解りまシタ」

景明「承知しました。自分で良ければいつでもご相談下さい」

美波「……はい」

菜々「おっ待たせしましたー! 特性ミートスパゲッティです♪」

場違いな黄色い声だったが、今はその声が有り難かった。

■好感度
島村卯月:11
渋谷凛:14
本田未央:11
新田美波:3(+2)
アナスタシア:2(+1)
神崎蘭子:5
双葉杏:1
三村かな子:1
緒方智絵里:1
諸星きらり:2
城ヶ崎莉嘉:2
赤城みりあ:2
前川みく:0
多田李衣菜:1
城ヶ崎美嘉:10
高垣楓:1
安部菜々:4(+1)

今日はここまでです

――――――


今日の仕事が終わったとほぼ同時、携帯にメールが4通届いた。

景明(島村さん、渋谷さん、本田さん、城ヶ崎美嘉さんから、夕食のお誘いか)

景明(誰と食べよう……)

>>102

ペース遅くて申し訳ない

美嘉

美嘉「おっ! おつかれー!」

景明「お疲れ様です」

美嘉「じゃあ行こっか」

景明「場所は決まっているのですね」

美嘉「あ、行こうって言ったけど、まだ決めてないんだった」

景明「何か食べたいものはありますか?」

美嘉「んー、特に。プロデューサーは?」

景明「自分も特にありません」

美嘉「もーそれじゃ決まんないじゃん」

景明「……」

美嘉「じゃあプロデューサーがよく行く所ってどこ?」

景明「少し歩いた所にある蕎麦屋です」

美嘉「へー、見た目通り渋いね」

景明「蕎麦はお嫌いですか?」

美嘉「ううん。じゃあそこ行こう♪」

景明「承知しました。ご案内します」

トコトコ


美嘉「ねえプロデューサー」

景明「何でしょう城ヶ崎さん」

美嘉「その“城ヶ崎さん”って言うの止めない? 莉嘉と被るし、美嘉でいいよ」

景明「ではそのように」

美嘉「あ、あと敬語も。プロデューサーの方が年上なんだし、そんな気を使う必要無いよ」

景明「気を使っているつもりは無いのですが……敬語で無い方が良いのであれば止めます」

美嘉「じゃあタメ口で♪ その方が親近感沸きやすいでしょ?」

景明「確かにそれは有るかも知れません」

美嘉「タメ口だってば」

景明「……解った。美嘉」

美嘉(うっ……)ドキッ

美嘉「何? プロデューサー」

景明「俺からも一つ提案がある」

美嘉(順応早いなあ)

景明「俺は美嘉のプロデューサーではないのだから、『プロデューサー』と呼ぶべきではないと思うのだが」

美嘉「じゃあ何て呼べば良いのさ? 景明様……なんつって」

景明「その髪色でその呼び方は止めてくれ」

美嘉「おおう、思ったより嫌がられた。じゃあ普通に『湊斗』で♪」

景明「それでいい」

美嘉「ふふっ♪」


美嘉と親睦を深めた。

■好感度
島村卯月:11
渋谷凛:14
本田未央:11
新田美波:3
アナスタシア:2
神崎蘭子:5
双葉杏:1
三村かな子:1
緒方智絵里:1
諸星きらり:2
城ヶ崎莉嘉:2
赤城みりあ:2
前川みく:0
多田李衣菜:1
城ヶ崎美嘉:13(+3)
高垣楓:1
安部菜々:4

一旦ここまでなの

――――――


景明「全員で割りと大規模なライブをすることになりました」

未央「おおっ!」

みく「ライブにゃー♪」

景明「そのライブに向けて合宿に行きます」

みりあ「遠足見たいで楽しそう♪」

美嘉「良いなー。湊斗~アタシも連れてってよ」

景明「駄目だ。美嘉は自分の仕事が有るだろう」

全員「!?」

美嘉「ちぇ~。解ってるよ冗談だよ」

凛「プロデューサー、美嘉にタメ口だったっけ? それに呼び方……」

美嘉「ふひひ☆ この前ちょっとね♪」

李衣菜「なになに? 二人ってそう言う関係だったの?」

美嘉「ええっ!? いやいや、本気にしないでよ」///

あんず「――本当は?」

美嘉「違うんだってば!」///

美嘉(うぅ……自分で言っといてなんだけど、恥ずかしい~!)///

きらり「こう言ってゆけど、どうなのPちゃん?」

景明「違います」

美嘉(即答!?)

凛「……」ホッ

卯月「……」ホッ

未央「……」ホッ

みく「バッサリ切り捨てたにゃ!」

莉嘉「なーんだ冗談かー」

みりあ「私も早くオトナなお話ししたいなあ」

美嘉「みりあちゃんはそのままで良いと思うよ! そのままのちっちゃいちっちゃいみりあちゃんが可愛いよ☆ ふひひ☆」

景明「……」ヒキ

未央「ねえプロデューサー。美嘉ねぇだけじゃなくて、皆に敬語使うのやめてみない?」

凛「そうだね。私たち全員年下だし、良いんじゃない。……なんなら私だけでも」

卯月「凛ちゃん!?」

景明「そうですね……」


>>115
1. アイドルに対して敬語をやめる
2. やめない

好感度が高いアイドルは、アイドルの方からも好かれてます

??「アイドル? 美しい麻呂の出番という訳ね?」

>>116
誰よりも強く誰よりも美しい雷蝶夫人!
いつか出ていただきたいです

景明「皆さんそれで構いませんか?」

全員「……」

景明「解りました。問題が有る方は別途お知らせ下さい」

景明「……」ゴホン

景明「改めて、ライブに向けて合宿に行く事になった。未成年者の親御さんには既に了承を得ているが、個人的に問題が有れば言ってくれ」

未央「お、おお~」

景明「どうした未央」

未央(!)ドキッ

未央「い、いや……喋り方だけでこんなに威厳が出るんだなと思って」

景明(今までは威厳が無かったのか……)

景明(それはともかく、なんとなくアイドルの皆と距離が近くなった気がするな)


■好感度
島村卯月:12(+1)
渋谷凛:15(+1)
本田未央:12(+1)
新田美波:4(+1)
アナスタシア:3(+1)
神崎蘭子:6(+1)
双葉杏:2(+1)
三村かな子:2(+1)
緒方智絵里:2(+1)
諸星きらり:3(+1)
城ヶ崎莉嘉:3(+1)
赤城みりあ:3(+1)
前川みく:1(+1)
多田李衣菜:2(+1)
城ヶ崎美嘉:13
高垣楓:1
安部菜々:4

――――――


みりあ「ねえプロデューサー。合宿って何処に行くの?」

景明「実は俺もまだ知らない」

凛「おいおい」

景明「部長が直々に用意してくださったのだが、具体的な情報はまだ下りてきていないのだ」


ガチャ


ちひろ「お疲れ様です」

景明「お疲れ様です」

アイドル全員「お疲れ様でーす」

ちひろ「部長から合宿の資料を預かって来ました。どうぞ」

景明「これは良いタイミングに。有り難う御座います」


ペラ


景明「――――――は?」

未央「なになに、どうしたの?」

莉嘉「どこどこー?」

みりあ「私も見るー!」

景明(あ……あ……)


資料に記されていた場所は――鎌倉。

二度と近寄る事はないと思っていた場所だった。

続くなの

――――――


村正「お帰りなさい」

景明「ただいま」

村正「……どうしたの?」

景明「解るのか」

村正「いつもより声が暗いから……まあいつも暗いんだけど」

景明「一言余計だ」

村正「それで、何があったの? アイドルの子達とトラブル?」

景明「いや、アイドルの子達とは良好な関係を築けている。――出張になったんだ」

村正「何処に?」

景明「……鎌倉」

村正「駄目よ」

景明「いや駄目と言われてもだな」

村正「折角逃げ出してきたんじゃない。あそこは貴方にとって嫌な思い出が有りすぎるわ」

景明「会社からの命令だ」

村正「……だったら、私が上司の精神を操ってでも――」

景明「よせ。洒落になっていない」

村正「……冗談よ」

景明「冗談に聞こえなかったぞ」

村正「とにかく、駄目ったら駄目! どうしても行くって言うなら、私も付いて行きますからね」

景明「是非そうしてくれ」

村正「え?」

景明「それを頼もうと思っていた。話は纏まったな」

村正「も~! 人の気も知らないで!」

景明「すまない。有り難う」

――――――


景明「おはよう」

アイドル「おはようございます!」

みりあ「あれ、プロデューサーが眼鏡かけて帽子被ってるー」

莉嘉「あはっ、アイドルの変装みたい」

景明(本当に変装の為とは言えないな)


――――――


未央「とうちゃーく! んー、空気が美味しー!」

凛「電車にバスに……長かったね」

卯月「でも楽しかったです♪」

凛「うん」

景明「皆、まずは荷物を置いて昼食にしよう」

アイドル「はーい!」

李衣菜「私、お腹ぺこぺこ」

かな子(デザートに甘い物出ないかなぁ)

――――――


未央「ねぇプロデューサー。鎌倉に居る間はずっとレッスンなの?」

みく「何言ってるにゃ! その為に来たんだから当たり前にゃ!」

莉嘉「アタシ観光したーい」

みりあ「したーい」

景明「基本はレッスンだが、骨休めも必要だと思っている。しかし、若い娘達に知らない地を歩かせるのは……」

凛「プロデューサーは一緒に歩いてくれないの?」

景明「そんなことは無いが、俺一人でこの人数は面倒見切れない」

ちひろ「でしたら、プロデューサー組、ちひろ組、美波ちゃん組の三組に分かれて行動すると言うのはどうでしょう」

景明「うむ……」

村正《ねぇ御堂》

景明(ん?)

村正《これって私の出番なんじゃないかしら》

景明(どういう意味だ?)

村正《村正組を作って私も何人かお守りをすれば、少しは負担が減るんじゃない?》

景明(馬鹿を言うな。俺とお前の連絡が取りづらくなる。第一、彼女達にお前の事をどう説明しろと言うんだ)

村正《鎌倉に居る知り合いとか言って、適当に紹介すればいいじゃない。それに二人別れて町を回って、もし知り合いを見つけたら後で共有すれば良い。後日出掛ける時は、会った場所を避ければ会いにくくなる》

景明(二手に別れればそれだけ見つかりやすくなるだろうが)

村正《私は完璧に変装するから大丈夫よ。その辺はむしろ御堂の方が心配》

景明(ふむ……)

村正《御堂が普段、彼女達とどう接してるのか気になるしね》

景明(別に普通だ。……そっちが本音じゃないだろうな?)

村正《そ、そんな事ないわよ》

景明(ふぅ……)


>>132
1. 村正の案に乗る
2. 却下

1

景明「……でしたらもう一人、知り合いに頼みたいのですが」

ちひろ「知り合い?」

景明「実は信頼できる知り合いが鎌倉に来ているらしく、彼女にもう一組お願いしようと思います。この辺りの地理には精通しているので丁度良いでしょう」

凛(彼女……女の人?)

ちひろ「え、でも部外者にお願いするのは……それにこの子達も知らない人じゃあ不安でしょうし」

きらり「私は大丈夫だけど、ちょっと不安な人は居ると思うにー」

景明(普通そうだろうな)

景明「大変愉快なやつなので恐らく大丈夫かと」

村正《愉快ってどういう意味よ》

景明「まずはレッスンの準備等を手伝って頂き、打ち解けられれば……で如何でしょう?」

ちひろ「う~ん……プロデューサーさんがそこまで言うなら」

景明「皆もそれで宜しいか」

智絵里「女の人なんですよね……それならまだ大丈夫かな」

景明「少なくとも俺よりは社交的だ。皆すぐ仲良くなれると思う。――さて、呼ぶか」

携帯電話を取り出し、電話を掛ける振りをする。

ガラッ

村正「こんにちは」

アイドル「早っ!?」

景明(もう少しゆっくり来い)

村正「みど……景明の知り合いの、えー……千子(せんこ)よ。宜しくね♪」

凛「宜しく、千子さん」ゴゴゴゴゴ

村正(……ふーん)

村正「うん。宜しくね」ゴゴゴゴゴ

景明(――?)

アイドル「宜しくお願いします!」

――――――


景明(そんなこんなで今日のレッスンが終わった。村正も皆と打ち解けられた様だ)


■レッスン結果コンマ
01-25:バッド(好感度±0)
26-50:ノーマル(好感度+1)
51-75:グッド(好感度+2)
76-98:パーフェクト(好感度+3)
ぞろ目:神(好感度+10)

new generations
>>137

LOVE LAIKA
>>138

薔薇の城の天使
>>139

CANDY ISLAND
>>140

凸レーション
>>141

*(Asterisk)
>>142


■村正と特に打ち解けた五人
>>143

今日はここまでなの

安価多いので人が全然居なければ連投も有効にするかもしれません

あい

はい

おつかれにゃー

ラブライカ、蘭子、*

アナスタシア「センコは外国のかたデスカ?」

村正「大和人よ。どうして?」

アナスタシア「肌黒いので外国のかたカト。勝手に親近感沸いてまシタ」

村正「ああ、そう言うこと。蝦夷(えみし)なのよ私」

美波「蝦夷と言うことは、劔冑(ツルギ)鍛冶さんなんですか?」

村正「そうよ。じじさまやかかさまに比べれば、まだまだだけどね」

李衣菜「へー、ロックだねー」

みく「李衣菜ちゃん絶対解ってないにゃ」

蘭子(劔冑……格好良い!)

景明「皆打ち解けてくれたようで良かった」

美波「あ、プロデューサーさん」

景明「今のうちに外出時の班分けをしておこうと思う。リーダーは俺、ちひろさん、美波、千子の四人だ」

凛「私、プロデューサー班がいい!」

未央「私もー!」

卯月「わ、私も!」

ちひろ「プロデューサーさん、もてもてですね♪」

村正「……」

ギュ

景明「痛いぞ」

村正「ごめんなさい。足踏んじゃった♪」

景明「何故嬉しそうに言う」

美波「あの、プロデューサーさん。私にリーダーが勤まるでしょうか。不安で……」

景明「大丈夫だ。美波なら出来る。これでも人を見る目は有るつもりだ」

美波「プロデューサーさん……。はい! やってみます!」


■好感度
島村卯月:14
渋谷凛:17
本田未央:14
新田美波:12(+2)
アナスタシア:9
神崎蘭子:9
双葉杏:5
三村かな子:5
緒方智絵里:5
諸星きらり:6
城ヶ崎莉嘉:6
赤城みりあ:6
前川みく:5
多田李衣菜:6
城ヶ崎美嘉:13
高垣楓:1
安部菜々:4

ちひろ「ふふ、ここは公平を期してくじ引きで班を決めましょうか」

村正「さんせーい」

景明「三世だけにか」

アイドル「?」

ちひろ「実はこんなことも有ろうかと、既にくじを作っています♪」

未央「うおっ、ちひろさん準備良い」

ちひろ「さあ皆、ガチャガチャ引いちゃって下さい」


景明班 4人
>>162

村正班 3人
>>163

ちひろ班 3人
>>164

美波班 3人
>>165

短いけどここまでにゃ

杏 かな子 智絵里 みりあ

凛、蘭子、きらり

しまむー、莉嘉、前川

本田、多田、アナスタシア

景明班
杏 かな子 智絵里 みりあ

村正班
凛、蘭子、きらり

ちひろ班 3人
しまむー、莉嘉、前川

美波班 3人
本田、多田、アナスタシア



杏「宜しくね~プロデューサー」


■好感度
島村卯月:14
渋谷凛:17
本田未央:14
新田美波:12
アナスタシア:9
神崎蘭子:9
双葉杏:7(+2)
三村かな子:7(+2)
緒方智絵里:7(+2)
諸星きらり:6
城ヶ崎莉嘉:6
赤城みりあ:8(+2)
前川みく:5
多田李衣菜:6
城ヶ崎美嘉:13
高垣楓:1
安部菜々:4



卯月「」

凛「」

未央「」

美波「なんかごめんね」

アナスタシア「私はミナミと一緒で嬉しいデス」

美波「ふふっ、ありがとう」

きらり「よぉーし! それじゃあ、しゅっぱーつ♪」

莉嘉「おー♪」

景明「今日はもう遅い。明日だ」

莉嘉「はぁーい」

きらり「てへっ」


――――――


翌日、景明班――

景明 杏 かな子 智絵里 みりあ


みりあ「ねぇプロデューサー。どこに連れて行ってくれるの?」

かな子「美味しいスイーツのお店が良いなぁ」

景明「洋菓子か。確かあっちの方に……」テクテク

智絵里「楽しみだなぁ♪」

杏「飴あるかな?」

景明(村正の力も借りて変装したとはいえ、知り合いに見つからない事を祈ろう)

――――――


みりあ「美味しいね、ここのパフェ♪」

杏「これはパフェじゃなくてサンデーって言うんだよ」

みりあ「さんでー?」

かな子「幸せ~♪ プロデューサーさん、ありがとうございます♪」

景明「喜んでもらえた様で良かった」

智絵里「あっ……」

かな子「どうしたの智絵里ちゃん?」

智絵里「あそこのテーブルに居るのって、もしかして……」

景明「ん?」

みりあ「なになにー?」

景明(若い男女の二人組が居るな。何処かで見たような……)

?「うわぁ~このパフェ可愛い♪」

??「そうだね」

?「ねぇ雪歩。パフェが好きって、女の子っぽいかな?」

??「もう真ちゃんったら、そんなの誰も得しないよぉ」

?「ちぇー、雪歩のいじわる」

??「うふふふ♪」

?「あははは♪」

智絵里「あの二人って、菊地真ちゃんと萩原雪歩ちゃんじゃないかな?」

景明(競合他社……765プロダクションのアイドルか)

みりあ「あーほんとだ!」

杏「確かに似てるね」

かな子「す、凄い! アイドルの後輩として、挨拶してこよう!」

智絵里「私も。アドバイスとか貰えるかも」

みりあ「みりあも行くー♪」

杏「みんな仕事熱心だねー。でも二人もプライベートだろうし、迷惑じゃない?」

かな子「あっ、確かにそうかも……」

みりあ「えー! でもお話ししたいよー」

智絵里「うん……」

景明(ふむ……)


>>173
1. 挨拶する
2. 挨拶しない

今日はここまでにゃ
進行遅くてすまないにゃ

2で

景明「止めておこう。プライベートで来ているのだろうし、俺達が声を掛ける事で騒ぎになるかもしれない」

かな子「そうですよね。残念ですけど」

杏「そうそう。頑張ってたら仕事で共演する機会だってあるよきっと」


■好感度
島村卯月:14
渋谷凛:17
本田未央:14
新田美波:12
アナスタシア:9
神崎蘭子:9
双葉杏:8(+1)
三村かな子:8(+1)
緒方智絵里:7
諸星きらり:6
城ヶ崎莉嘉:6
赤城みりあ:8
前川みく:5
多田李衣菜:6
城ヶ崎美嘉:13
高垣楓:1
安部菜々:4

そう言えばこの景明と村正は、本編終了後鎌倉を逃げ出し、その後……という設定でいくことにしました

――――――


村正班――

村正 凛 蘭子 きらり


村正「……」

凛「……」

村正(う~……何でこの子さっきから黙りなのよ。何となく敵意持たれてる気がするし。まさか本気で御堂に気があるんじゃあ……)

きらり「ええっと……千子さんは鎌倉に詳しいんですよねー?」

村正「それなりに。前に住んでた事が有るから」

きらり「じゃあ、はぴはぴ出来るとこに連れてって欲しいにー♪」

蘭子「我等と共に魂の共鳴を奏でん!」

村正「そうねぇ……」

村正(と言っても住んでた頃は戦いばかりで、楽しい事なんて殆どなかったけど)

凛「あっ、ねぇ、あそこで何かやってるよ」

村正「えーっと、ふりーまーけっとって言うんだったかしら」

きらり「面白そうー♪ 皆で行ってみよー♪」


――――――


蘭子「この壺……格好良い!」

店主「お嬢さんお目が高い! その壺は三百年前に――」

村正「嘘おっしゃい。それまだ作られて十年も経ってないじゃない」

蘭子「そうなんですか?」

店主「な、何を根拠にそんな!」

村正「見れば解るわよ。私を誰だと思ってるの?」

店主「かー、これだから目利きの良い蝦夷は! 商売にならんですよ!」

村正「と言うか貴方、まだこの姑息な商売続けてたのね」

店主「へ? あたしゃ貴方に会うの初めてですが」

村正「あ」

村正(しまった。今は変装してるんだった)

村正「ご、ごめんなさい。人違いだったわ」

店主「まあ良いか。それでお嬢さん、どうします? 正規の値段は三千八百円だけど」

蘭子「んと……すみません。止めておきます」

店主「あーそうですかい」

凛「あ、この花瓶可愛い」

店主「おー! お嬢さんお目が高い! これは――」

凛「でもここで買っても帰り荷物になるね。帰ったら同じようなの探してみよう」

店主「もー! 冷やかしならよそ行けー!」

――――――


村正「そこの椅子で少し休憩しましょうか」

きらり「あっ♪ きらりアイス買ってくるにー♪」

蘭子「わ、私も手伝います」

凛「……」

村正「……」

凛「ねぇ」

村正「何?」

凛「千子さんとプロデューサーって、どういう関係なの?」

村正「そうね……複雑すぎて一言では説明出来ないわ」

凛「プロデューサーの事……好きなの」

村正「好きよ」

凛「――!」

村正「お互いにとって、お互いはなくてはならない存在。――まあ、私が居なくても平気になってくれれば、それはそれで良いことなのかも知れないけど」

凛「――?」

村正「悪いけど、彼は渡さないわよ」

凛「っ!? 私は――そういう意味で言ったんじゃ……」

村正「ふふ、それに貴方にとっても、その方が良いわ。きっと」

村正(御堂の過去は、重すぎるから)

凛「――??」

きらり「にょわー♪ アイス買ってきたにー♪」

蘭子「……おまたせ、しました」

村正「ありがとう」

凛「……ありがとう」

――――――


声1「おらぁ! 誰にぶつかってんだてめぇ!」


蘭子「!?」ビクッ

凛「なに!?」

村正「喧嘩かしら」


声2「いやぁ、すみません。僕、目が見えないもので」

声1「言い訳してんじゃねぇよ! 目見えなかったら人にぶつかっても良いのか!」


村正「車椅子を押してる男性がチンピラに絡まれてるみたいね」


声2「う~ん、確かにお兄さんの言うことにも一理あるなぁ。すみません。言い訳のつもりはなかったんですが……」

声1「ちょっとツラ貸せや」

声2「そうしたいのは山々なんですが、見ての通り連れが居るので今日は勘弁してもらえませんか。必要でしたら後日お詫びの品を持ってお訪ねしますので」

声1「舐めてんのかてめぇ」

声2「いえいえ、決してそういうつもりは」


凛「――!」ザッ

きらり「凛ちゃん!?」


凛「やめなよ!」

チンピラ「ああ? 何だてめぇは」

凛「その人謝ってるじゃん! 許してあげなよ!」

チンピラ「関係ねぇだろ! ガキはすっこんでろ!」

凛「っ……!」

盲目の男「そうですよ。お気持ちは有り難いですが、こんなことに付き合う必要はありません」

凛「嫌。こういうの我慢出来ないの」

車椅子の女「……」

チンピラ「上等だ。てめぇら纏めて……」

村正「そこまでよ。いい加減にしないと痛い目見てもらうから」ザッ

チンピラ「はっ、また部外者かよ。女一人増えた所で何が出来――うおっ!?」

バタンッ!

凛(あれ、何か勝手に転んだ?)

チンピラ「てめぇ、何しやがった!」

村正「別に。貴方が勝手に転んだんでしょ?」

チンピラ「この――」

クルッ ビターン!

村正「まだやる?」

チンピラ「くそっ、覚えてやがれ!」タッタッタッ

凛「千子さん、今の……」

村正「んー? ちょっとした手品よ」

きらり「だ、大丈夫ー!?」タッタッタッ

蘭子「大丈夫ですか!?」

村正「大丈夫よ。それより貴方たち、大丈……夫……?」

村正(そんな、この二人は……)

盲目の男「はい。お陰様で大変助かりました。何とお礼を言ったら良いか、美しいお嬢様方――見えませんけど」

車椅子の女「ありがとう……ございました」

村正(稲城忠保……それに、来栖野小夏……)

忠保「」ニコニコ

小夏「……」

今日はここまでなの
第一章の三人組好きです

武帝にならずに脱鎌倉なのか、グリリバに捕捉されずに逃げ切ったルートなのか

>>189
グリリバに補足されずに逃げ切ったルートです

続き投下していきます

――――――


ちひろ班
卯月 莉嘉 みく


莉嘉「ねぇねぇ! どこ行くー?」

卯月「鎌倉と言えば……何でしょうか?」

みく「大仏にゃ」

ちひろ「じゃあ大仏を見に行きましょうか」


――――――


テクテク…

莉嘉「何か黒い服着た人がいっぱい居るね」

みく「どこかのお偉いさんでも来てるのかにゃ? そのSPさんとか」

卯月「ちょっと怖いです」

ちひろ「――あの、すみません。この警備はいったい……どなたかいらしてるんですか?」

兵士「今川雷蝶閣下が参拝しておられる」

ちひろ「!!? いまっ……! あの、私達が入っても良かったのでしょうか?」

兵士「雷蝶様は懐の広い御方なれば。ご自身の参拝の為に一般客の参拝を止めてはならないと、この様な形に」

みく「それって命狙われたりとかしないにゃ?」

兵士「こんな目立つ所で暗殺を企てるような愚か者はいない。それに雷蝶様は六波羅最強の武人。その強さは比喩ではなく何者をも圧倒的に凌ぐ強さ。心配は不要だ」

卯月「あの、もし何かあって、私達が巻き込まれる事は……」

兵士「その為の我々だ」ニコッ

――――――


先に進むちひろ達――

テクテク…

ちひろ(あ! あのお姿は――!)



雷蝶「……」



卯月「あの人って!」

莉嘉「……」

みく(しっ! 失礼が無いようにするにゃ)

卯月(あっ……すみません)

ちひろ(ほっ――)

みく「でも何かラフレシアみたいにゃ」

卯月「みくちゃんんんんんんんんんん!?」

兵士「きっ、貴様ら! 聞こえていたぞ! どなたの頭がラフレシアの様にけばけばしいだ!?」

ちひろ「も、申し訳ございません! 決して閣下の事を言った訳では……!」

雷蝶「なぁにぃ、騒々しいわねぇ」

アイドル「!!?」

ちひろ(まずい――!)

兵士「雷蝶様! この者達が、雷蝶の事をラフレシアの様にけばけばしく、臭そうだと!」

みく「そ、そんなに言ってないにゃ!」

雷蝶「ふぅん……」

ちひろ「閣下! 失礼ながら、この御方の聞き間違いでございます。今後は紛らわしい発言は慎みますのでどうか……!」バッ

みく「」バッ
卯月「」バッ

 ドキドキ

莉嘉「……」

ちひろ「莉嘉ちゃんも頭下げて!」

莉嘉「き……」

莉嘉「綺麗……」

ちひろ「………………え?」

みく・卯月「………………へ?」

兵士「………………は?」

雷蝶「……」

莉嘉「凄い! テレビでも綺麗だけど、本物はこんなに素敵なんだ!」

雷蝶「あ……あらそう?」

莉嘉「あっ、すみません急に! でも本当に美しいです!」

雷蝶「……貴方、中々見る目あるじゃない」

莉嘉「えへへ♪」

雷蝶「大仏を見にきたのでしょう? 折角だからもっと近くで見ていきなさいな」

ちひろ「――! 有り難う御座います!」

みく「で、では――」

卯月「失礼いたします」


雷蝶「ああ、そうそう」

ちひろ・みく・卯月「」ビクッ

雷蝶「貴方も、中々イカしてるわよ」

莉嘉「――♪」



雷蝶「さて、そこの貴方」

兵士「はっ」

雷蝶「帰ったら話があるわ」

兵士「はっ――……え?」

――――――


ちひろ「みくちゃん。どこで誰が聞いてるか解らないんだから、発言には気を付けて下さいね」

みく「はぁい。ごめんなさいにゃ」

みく「それにしても莉嘉ちゃん。さっきは上手くやったにゃ。雷蝶様をおだてて見逃してもらうなんて」

卯月「本当、凄く自然な演技でした」

莉嘉「え? あれなら単に本心だよ?」

ちひろ・みく・卯月「………………へ?」

今日はここまでです
はぁ、346プロに転職したい

>>193で間違えて雷蝶様の事を呼び捨てにしてしまいました
申し訳ありませんお美しい雷蝶様

デレアニの世界観で書くつもりだったのに気づいたら村正の世界観になってた……

続き投下します

――――――


美波班――
未央 李衣菜 アナスタシア


美波「……」ボー

アナスタシア「ミナミ? どうかしましたカ?」

美波「え、なに?」

アナスタシア「ぼうっとしてまシタ」

美波「ごめんね。ちょっと考え事してて」

未央「悩み事? この未央ちゃんに話してみなさいな」

美波「悩み事って言うか……行きたいところがあるの。あまり楽しい所じゃないけど、後で行っても良いかな?」

未央「うん。別に良いけど……」

李衣菜「うん」

アナスタシア「はい」

李衣菜「ちなみに、行きたい所ってどこなの?」

美波「えっとね……」

――――――


テクテク…


未央「親戚の子のお墓参り、か」

美波「ごめんね。でも次鎌倉に来られるのが、いつになるか解らないから」

未央「ううん、良いよ。折角来たんだしね」

アナスタシア「ワタシも、マカンコウあげたいデス」

李衣菜「お線香ね」

アナスタシア「オセンコウ」

美波「ふふ。ありがとう、アーニャちゃん」

李衣菜「その親戚の子って、なんて名前?」

美波「雄飛……新田雄飛くんよ。生きてたら私の一個下かな。良かったら名前呼んであげて」

――――――


長身の女性「あら?」

老婆「おや、先客の様ですな」

長身の女性「あれは……美波ちゃん?」

老婆「アイドルを目指されている方でしたか」

長身の女性「仕事で来たのかしら。まさかこんな所で会うなんて」

老婆「どうされますかお嬢様?」

長身の女性「折角ですから声をかけましょう。でも、あの子は私の事を知らないはずだから……」

老婆「ご安心下さい。黙っておりますとも。こんな親戚が存在すると知ってしまっては、新田家末代までの恥でしょうからな」

長身の女性「おいおい待てよ侍従」

――――――


長身の女性「あら、先客がいらしたのですね」

美波「え?」

長身の女性「こんにちは。近くに来たものですから、雄飛くんにお線香をあげに来ました」

美波「ああ、雄飛くんのお知り合いの方ですか。私は親戚の美波です。わざわざありがとうございます」

長身の女性「私は大鳥香奈枝。こっちは従者の永倉さよです」

さよ「さよで御座います」

未央(従者だって。どこかのお嬢様なのかな?)コソッ

李衣菜(そんな人と知り合いなんて、雄飛くんって何者だったんだろう)

アナスタシア(トテモ美人さんデス)

香奈枝「そちらの方々はお友達かしら?」

未央「あっ、みなみんの友達の本田未央です」

李衣菜「多田李衣菜です」

アナスタシア「アナスタシアと言いマス」

香奈枝「はい。よろしくお願いします。それではお線香を――」

――――――


美波「あの、大鳥さん達は、雄飛くんとはどういう関係だったんですか?」

香奈枝「そうですね……私達と彼の関係は、それはそれは複雑怪奇ですから……」

美波「?」

香奈枝「占い師とお客様の関係……でしょうか」

さよ「お嬢様。それでは混乱してしまいますし、一番遠い回答になっておりますよ」

さよ「勇敢な好青年と、脳漿に蛆が沸いた雌狐の関係で御座います」

香奈枝「貴方本当に私の従者!?」

アイドル「」ポカーン

さよ「ああ、申し訳ございません。私達はこんなちょっと過激なジョークも言い合える、仲睦まじい関係なのです。どうか気になさらないで下さい」

香奈枝「……私はたまに本気で傷付いています。今とか」

さよ「話を戻すと――」

アイドル(無視した!?)

さよ「雄飛様と私達は特別な間柄では御座いません。ただの知り合い、で御座います」

香奈枝「……」

美波「そ、そうなんですか」ドンビキ

香奈枝「……あんなことがなければ、彼も一緒に笑っていたかも知れませんね」

さよ「――!」

美波「……」

李衣菜(いや皆ドン引きなんですけど)

アナスタシア「アンナコト?」

未央(あ、アーニャ!)コソッ

アナスタシア(あっ)

香奈枝「雄飛くんは殺されたんです。悪鬼に」

美波「……」

未央「悪鬼……」

香奈枝「犯人は、まだ捕まっていません」

アイドル「……」ゴクリ

今日はここまでです

悪鬼、殺した!

――――――


景明班――

景明 杏 かな子 智絵里 みりあ


みりあ「真ちゃんと雪歩ちゃんとお話ししたかったなー」

かな子「みりあちゃんまだ言ってる」

杏「さっきの店出てそこそこ時間経ってるのに」

みりあ「うーん、だってだってー」

智絵里「あ……!」

かな子「どうしたの?」

智絵里「あそこ……」

かな子「あそこ?」



真「うーん、こっちの方だと思うんだけどなー」

雪歩「二人とも携帯の電池切れちゃうなんてね」

真「そうだね。参ったなー」

みりあ「あ! 真ちゃんと雪歩ちゃんだ!」

杏「また見かけるなんてねー。鎌倉って狭いのかな?」

みりあ「ねーねープロデューサー! お話ししたいよー!」

智絵里「……」コクコク

景明「ふむ……」

かな子「困ってるみたいですし、助けてあげた方が良いんじゃないでしょうか」

杏「とか言って話したいだけでしょ」

かな子「えへへ♪」

景明「確かに困っているところを見かけて放置は出来ないな」

智絵里「やった♪」

景明「くれぐれもご迷惑の無いように」

アイドル「はーい♪」

――――――


景明「失礼。何かお困りでしょうか」

真・雪歩「!?」

杏「プロデューサー、笑顔笑顔。普通にしてるとプロデューサーは怖いんだから」

景明(何かとても心外な事を言われた気がするが、確かに笑顔は大事だな)

景明「失礼。怪しいものではありません」ニコォ…

真「ひっ!」

雪歩「いやああああああ!」ザックザック

景明(なんて採掘能力だ。金神が居たところまで掘れるかもしれない)

景明(――などと馬鹿な事を考えている場合ではないな)

かな子「あのっ、私達もアイドルなんです」

真「……え?」

雪歩「ああああああ!」ザックザック

かな子「菊地真ちゃんと萩原雪歩ちゃんだよね?」

杏「まだ駆け出しだけど、私達もアイドルなんだ。この人はプロデューサー。怪しいものじゃないから大丈夫だよ」

真「な、なぁんだ。びっくりした」

雪歩「ああああああ!」ザックザック

景明「大変失礼致しました」

真「いいえ! こちらこそすみません!」

杏「まあお互い様って事で」

景明「――ところで、どこかへ行かれるのですか? この辺りの地理はある程度理解しているので、ご案内出来るかもしれません」

真「本当ですか! 助かったぁー。親戚に会おうとしてたんですけど、携帯の電池切れちゃって地図が見られなかったんですよ。誰かに道聞くと騒ぎになる可能性もあるし」

杏「人気者故の悩みだね」

真「自惚れかもしれないけどね」

智絵里「そ、そんな事ないです」

真「ありがと。へへっ」///

雪歩「ああああああ!」ザックザック

真「雪歩、もういいから」

雪歩「うん」

景明「それで、行き先はどこでしょうか」

真「あっ、住所のメモがあります。これ」ペラ

景明(――はて。この住所、見覚えがあるような……)

景明「この辺りなら解ると思います。では行きましょう」

真「やったぁ!」

雪歩「あの、ありがとうございますぅ」


――――――


テクテク…

テクテク…


景明(見知った道だ。この近くに明堯様の住居がある。仕事で留守にしているとは思うが、見つからないよう用心しなければ)


テクテク…

テクテク…


景明(確か目的地は……)ペラ


テクテク…

テクテク…

テク…


景明「――――――――――――あ」

景明(気がつけば明堯様の住居の前まで来ていた)

雪歩「真ちゃん。表札に『菊地』って書いてあるよ!」

真「本当だ! きっとここです」

景明「なっ!?」

景明(確かに明堯様もこの子も、同じ『菊地』だが……しかし、そんな馬鹿な! 第一聞いたことがないぞ!)

真「いやぁ、明堯おじさん元気かなぁ」

景明「っ……!」

景明(やはりそうなのか。……し、知らなかった。思えば菊地家の親類の話など、聞いたことがなかったな)

真「あの、自分の家じゃないのに、こんな事言うのはあれなんですが……良かったらゆっくりしていきませんか?」

景明「いえ、自分は……」

景明(いくら変装しているとはいえ、流石に長年共にいた明堯様を騙し通せる気はしない。確実にバレる!)

真「まーまーそう言わずに。皆とももっと話したいんです」

みりあ「みりあももっとお話ししたーい!」

杏「ここはお言葉に甘えて良いんじゃない?」


ザッ


牧村「あらあら。声がすると思ったら……いらっしゃい、真ちゃん」

真「あ、牧村さん。お久しぶりです♪」

牧村「はい、お久しぶり。あら、そちらの方は……」


ザッ


明堯「どうした、誰が来たん――おお、真。いらっしゃい」

真「お久しぶりです、明堯おじさん♪」

明堯「ああ、久しぶり……」

景明「……」

明堯「……」

お休みなさいなの

村正班――

村正 凛 蘭子 きらり


アイドル「……」ゴクリ

村正(皆息を呑んだ……流石にね。今の来栖野小夏を――鈴川令法によって四肢を切断されてしまった来栖野小夏を見ては、衝撃を受けてしまうのは仕方がない)

村正「貴方たち二人だけ? 他に連れはいないの?」

忠保「実は僕達だけなんです。大丈夫だと思ったんですけどね。いやー参った。――ごめんね小夏」

小夏「ううん。忠保のせいじゃないよ」

村正「次は誰かと来ることね。――それじゃあ」

村正(早く退散しよう。稲城忠保とは面識がある。目が見えないとはいえ彼は鋭い。下手に話してはボロを出してしまうかもしれない)

忠保「……」

忠保「待ってください」

村正「……なに?」

忠保「折角なんでお礼をさせてください。アイスクリームとか奢りますよ」

村正「さっき食べたわ」

忠保「じゃあかき氷!」

村正「冷たいもの食べ過ぎるとお腹を壊すわ」

忠保「フランクフルト!」

村正「……」

小夏「忠保、お姉さん困ってるよ」

忠保「いやぁすみません。なんだかお姉さんとは初めて会った気がしなくて」

村正「っ!? ――彼女の前でナンパかしら?」

小夏「こ、こいつとはそういう関係じゃありませんからっ!」

忠保「ごめんよ小夏。でも僕はこの人達にどうしてもお礼がしたいんだ」

小夏「謝んな! 誤解を生むから!」

凛「ねぇ千子さん。ちょっとくらい良いんじゃない? 変な人だけど悪意は無さそうだし」

忠保「あははー。変な人って言われちゃったよ小夏」

小夏「言っとくけど、言われたのはあんただけね」

村正「……はぁ、解ったわよ」

凛(何でそんなに拒むんだろう?)

――――――


小夏「みんな可愛いよねー。ひょっとして芸能人か何か?」

きらり「そうだよー」

小夏「うわっ、本当にそうなんだ!」

凛「アイドルやってるんだ。まだこれからだけど」

蘭子「くくく……我が友小夏ならば、下僕にしてやらん事もない」

凛「今のは、ファンになってくれると嬉しいって意味かな?」

小夏「あはは」



村正(もう打ち解けてる……凄いわねこの子達)

忠保「ありがとうございます」

村正(?)

忠保「色々あって、小夏も僕も友達が減っちゃったんです。小夏に少しでも友達を増やしてあげたくて」

村正「っ――!」

村正(友達が減った……ね。でも、私の正体がバレた訳ではなさそうでよかった)

村正「お礼ならあの子達に言うのね」

忠保「それに、お姉さんとも話したかったから」

村正「私と? もしかして本当にナンパかしら?」

忠保「意味を……大事にしてくれてますか?」

村正「意味?」

忠保「雄飛が死んだことの意味です」

村正「………………………………」

忠保「お姉さんの様な人が雄飛を殺したのなら、何か理由があったんでしょう。せめてお姉さんはその意味を大事にして、守って下さい……って、前に言いましたよね。覚えてますか?」

村正「………………………………」

忠保「あれ、ひょっとして人違い? あっれー絶対そうだと思ったんだけどなー」

村正「……いいえ、人違いじゃないわ。少し驚いていただけ。――気付いていたのね」

忠保「親友の仇の声を忘れるわけないじゃないですか」

村正「言っておくけど、あの子達は違うわよ。人殺しは私だけ」

忠保「はい。そんな気がしました」

村正「……」

忠保「今は、前より気持ちの整理がつきました。だから知りたいんです」

村正「……何を?」

忠保「何故、雄飛が殺されたのか」

村正「あ……」

忠保「どんな理由であろうと、お姉さんを憎む気持ちは変わりません。でも、知っておきたいんです」

村正「……」

忠保「きっと雄飛が死んだ事には大切な意味があった……その確信を得たいんです」

村正「あ……あ……」

村正(ぶちまけたい。どうしようもなかったんだと。事情があったんだと)

忠保「……」

村正(でも、御堂なら多分言わない。言い訳せず、全て抱え込んで、憎まれて……)

忠保「教えて下さい」

村正「ッ――!」

村正(でも、話すことで目の前の少年が少しでも救われるなら……新田雄飛は世界の為に死んだんだと、自分の友人に誇りが持てるのなら……)

村正(――関係無い。どんな理由があろうと、人殺しは人殺し。私が――私達が彼の友達の命を奪った事に変わりはない)

村正(でも――!)

忠保「……」

小夏「それにしても凛ちゃんって格好いいよね」

凛「ええっ、何で?」

小夏「さっき私達を助けてくれた時とかさ」

凛「あれは体が勝手に……それに、結局助けたのは千子さんだし」

蘭子「謙遜する事はない。真、見事な勇姿であった!」

きらり「そうそう。素直に喜んでおけばいいにー♪」

凛「うぅ……」///

小夏「まるで一条さんみたいだったよ」

凛「一条さん?」

小夏「寄るなの一条って異名の女の子がいてね。悪の現場に首を突っ込んでは、悪党共をばったばったと凪ぎ払ってるって噂の人がいるんだよ」

凛(それは……多分似てないと思う)

きらり「ひょっとしてー、小夏ちゃんもその人に助けられたりしたの?」

小夏「うん。前に……ヤクザに絡まれた……時に……」

蘭子「――小夏?」

小夏(あの時は……まだ……)

小夏「ぅ……うぅ……うわぁぁぁぁぁぁん!」

アイドル「!?」

きらり「ど、どうしたの!? きらり、何か嫌な事聞いちゃった?」

小夏「うぅうぅぅぅぅぅぅ!」

忠保「小夏!」

小夏「雄飛がっ! 雄飛がぁぁっ!」

村正「っ――!」

忠保「……すみません。今日はもう帰ります」

きらり「あのっ……」

忠保「大丈夫です。貴方達のせいじゃありません。ただ、嫌な事を思い出したみたいで」

きらり「……」

忠保「――!」キッ

村正(……今、私を睨んだ。包帯の裏から、見えない目で)

忠保「ご迷惑をおかけしました……では」

村正(ごめんなさい……そう謝る事すら、きっと私には許されない……)

つづくなの

……なんか殆ど村正キャラの会話になってしまった

グループ別けしたため好感度さん出しづらくなってしまいました
次、景明班のターンでは入れますね

いつも通り短いですが続き投下します

ちひろ班――

卯月 莉嘉 みく


莉嘉「さっきの大仏、実は巨大ロボだったりしないかな?」

卯月「男のロマンですね~♪」

みく「私たち女にゃ」

ちひろ「女の子でもロボットに憧れたりしますよ。私はやっぱり真ゲッターとかガンバスターみたいなのが好きですね」

みく「古っ! ちひろさん年がバレるにゃ」

ちひろ「ええっ!? 古いって言ったらマジンガーとかファーストガンダムとかじゃないんですか!?」

みく「それも確かに古いけど極端すぎにゃ」

卯月「みくちゃんも詳しいんですね」

みく「うぐっ」

莉嘉「みくちゃんは何が好きなの?」

みく「ドラえもんにゃ。間違いないにゃ」

卯月「面白いですよね、ドラえもん!」

莉嘉「でもそれってロボット物かなぁ?」

みく「ザンダクロスがいるにゃ!」

ちひろ「格好良いですよね。あの百式の三原色バージョンみたいな」

卯月「鉄人兵団ですか。それも地味に古いような……」

みく「うっ! ――じゃあ卯月ちゃんは何が好きなの?」

卯月「インベルです♪」

みく「わお」

莉嘉「わかるー! インベル男前だよね!」

卯月「私もいつかあんな恋をしてみたいです♪」

みく「面白かったけど、あんな恋はしたくないにゃ」

ちひろ「莉嘉ちゃんは何が好きですか?」

莉嘉「んーっとね。Gガンとかジャイアントロボとか」

みく「またそんなぶっ飛んだところを」

莉嘉「えへへ☆ あの大仏を管理してる人達も生身で凄く強いと良いなー。ロマンだよね♪」

みく「大仏はロボじゃないにゃ」

莉嘉「うー、解ってるけどー。……じゃあ劔冑! これなら有り得るよね!」

みく「あの巨体を飛ばすには尋常じゃない程の熱量(カロリー)が必要にゃ。中の人間が干からびてしまうにゃ」

莉嘉「みくちゃんロマンがなーい」

みく「みくは常に現実を見据えてるにゃ」


ワイワイ キャッキャッ


ドンッ


みく「きゃっ……ごめんなさいにゃ」

みく(知らない人にぶつかってしまったにゃ)

厳つい男「ああん?」

みく「げ」

みく(ヤバそうな人にゃ)

厳つい男「おいおいお嬢ちゃん。人にぶつかっておいて『にゃ』とか『げ』とか。ちゃんと謝らんといかんやろぉ?」

腰巾着達「ヒッヒッヒ」

色白の男「ケケッ」

みく「うぅ……ごめんなさい……」

厳つい男「人に言われてから謝るようじゃあ誠意が見えんなぁ」

みく「そんなぁ」

ちひろ「あのっ!」

厳つい男「……なんや、ねぇちゃん」

ちひろ「この子達の保護者です。この度は申し訳ありませんでした。どうか許して頂けないでしょうか」

厳つい男「保護者か、そうか。やったら代わりに責任取ってもらわんとなぁ」

ちひろ「せ、責任……ですか?」

厳つい男「脱いでみよっか」

ちひろ「……えっ?」

莉嘉「そんな!」

厳つい男「じゃかぁしぃ! ワシを誰やと思とんじゃ!」

莉嘉「ひっ!」

ちひろ「」ビクッ

厳つい男「ワシは六波羅お雇い、野木山組の武藤じゃ!」

みく「誰?」

卯月「鎌倉では有名人なんでしょうか?」

武藤「……何やあんたら余所もんか。しゃぁない。今日はねぇちゃんが脱いで土下座するだけで勘弁したるわ」

腰巾着A「流石武藤さん。心が広いっす」

武藤「そうやろう? がはははは!」

腰巾着達「」ゲラゲラ

ちひろ(うぅ……プロデューサーさん、助けて……)


声「もうその辺で良いんじゃねぇか」

武藤「あぁん?」

ちひろ(女の子?)

少女「謝ったんだろ、その人達。だったらきっぱり許してやるのが男ってもんだろ」

武藤「お前、どっかで見たこと……」

少女「こいつらをいびったって何の得にもならねぇ。……そうだろ雪車町」

雪車町「お久しぶりです。綾弥の嬢さん」

武藤「確か前にもこんなことが有ったな。あのヘタレ警官の時も、あんたが邪魔してくれたんだよなぁ、糞餓鬼!」

少女「綾弥一条だ。やるって言うなら相手になる。お前らみたいなゴミを始末するのも、あたしの仕事だ」

武藤「舐めてんじゃねぇぞこの餓鬼がぁ!」

雪車町「やめときましょう武藤さん。この嬢さんとは喧嘩しない方がいい」

武藤「なに?」

雪車町「成りは小さいですが、なかなか厄介な相手です。ぶつかった嬢ちゃんの詫びは聞きましたし、行きましょうや」

武藤「……解った。お前がそこまで言うなら……次から気を付けろよ、ねぇちゃん達」


雪車町「ケケッ……懐かしいですねェ。湊斗の旦那は、今頃何処で何やってるんだか」

ちひろ「えっ、湊斗?」

ちひろ(湊斗って確かプロデューサーの苗字……)

雪車町「……」

一条「……」

続く

確か武藤って名前だった気がする(うろ覚え)

――――――


美波班――

未央 李衣菜 アナスタシア


香奈枝「まったくあの人は何処へ姿を眩ましたのか……GHQの情報網を使えばもう少し探すのが楽になるのですけど」

さよ「お嬢様が限度を知らずに濫用し過ぎたせいで、閲覧権限をかけられてしまいました」

香奈枝「え~ん、だって~」

未央「お姉さん、GHQの人だったんだ」

香奈枝「この服を見てお分かりになりませんか?」

未央「言われてみれば確かに。普段見ないから解りませんでした」

李衣菜「そ、それより! お姉さん犯人を知ってるの!?」

香奈枝「はい。知っています。彼の名前、顔、声、雄飛くんを殺した理由まで」

美波「!?」

アナスタシア「ひょっとしテ、お知り合いですカ?」

香奈枝「仲良かったんですのよ。――と言っても表面上だけの話で、殆ど復讐の機会を伺っていたのですけど」

未央「復……讐」

美波「そ、そんなの駄目ですよ!」

香奈枝「あら、どうして?」

美波「雄飛くんは、きっとそんなこと望んでいません。優しい子ですから、自分のために誰かが犯罪に手を染めるなんて事になったら、悲しむと思います」

香奈枝「そうですわね。“生きていたら”、彼はそう言ったかも知れません」

美波「っ――!」

香奈枝「“生きていたら”、悲しんだでしょう。――でも彼はもう、言葉を話す事も悲しむことも出来ません」

香奈枝「美波ちゃんは、目の前に犯人が居ても許せるの?」

美波「許せません……多分、ずっと許しません。でも、復讐なんて……」

さよ「お嬢様。あまり若者をいじめてはなりません」

香奈枝「私だってまだまだ若くってよ!」

香奈枝「――ごめんなさい美波ちゃん」

美波「……いえ」

李衣菜「あの、犯人は恐ろしいやつなんですよね? 警察に任せておかないと、お姉さんが動いたら危ないんじゃないですか?」

香奈枝「警察は当てになりません」

李衣菜「ど、どうして?」

香奈枝「犯人は警官だからです」

アイドル「!!?」

美波「そん……な……」

香奈枝「警察のお偉い方々は、この殺人を黙認しています」

未央「なんで!?」

香奈枝「殺人の理由からです。犯人は――彼は武者でした。特殊な劔冑と共に銀星号討伐の任に就いていたのです」

李衣菜「銀星号って、あの!?」

香奈枝「はい。そして彼が連れている劔冑には、呪いがかけられていました」

アナスタシア「ノロイ?」

香奈枝「善悪相殺……敵を殺したら味方も殺さなければならないという呪いです」

アイドル「……」ゴクリ

香奈枝「彼は銀星号を追う道すがら、銀星号の放った刺客を、どうしても殺さなければなりませんでした」

美波「まさか……」

香奈枝「その犠牲となったのが雄飛くんです」

美波「――!?」

未央「そんな!?」

香奈枝「だから警察は彼の罪を黙認しているのです」

アイドル「……」

香奈枝「それに、この事は警察内部でも、ごく僅かな人しか知らないでしょう。幕府さえも知らない。秘密裏に活動していた様ですから」

李衣菜「あの……お姉さん、何でそんなに詳しいんですか?」

香奈枝「私も、その犯人に協力して銀星号討伐を図っていましたの」

李衣菜「ええっ!?」

香奈枝「あの化け物がいては、復讐どころではありませんからね」

未央「す……凄い話を聞いてしまった気がする……」

さよ「お嬢様喋りすぎ。この方々は民間人なのですよ。それをペラペラと……」

香奈枝「あーん、だってだってー」

美波(そんな……犯人にそんな事情が……)

美波(犯人はある意味巻き込まれた様なもの……誰も悪くない……)

美波(――!)ハッ

美波「香奈枝さんは、犯人の事情を知っても……それでも復讐する気なんですか?」

香奈枝「はい。殺します」

アイドル「!!」

香奈枝「彼の事情なんて関係ありませんわ。私にとっては、彼が雄飛くんを殺した――この事実だけが大事」

香奈枝「同情はしますが、許しはしません」

未央「……」

李衣菜「……」

アナスタシア「……」

美波「……」

美波(……そっか。そうだよね)

続くなの

次回は景明班のターン
その次は合流の予定なの

――――――


景明班――

景明 杏 かな子 智絵里 みりあ


景明(結局、明堯様の家に上げられてしまった)

明堯「この度は迷子の親類を助けてくださり、ありがとうございます」

景明「お、おう。当然の事をしたまでだぜ!」

杏(え、なのその喋り方)

真(なんか急にジュピターの天ヶ瀬冬馬みたいな声になったなぁ)

明堯「萩原のお嬢さんも、何事もなくてよかった。君に何かあってはお父様に何をされるやら。はっはっは」

雪歩「はうぅ」

真「え、おじさんって雪歩のお父さんと知り合いなの?」

明堯「ああ。菊地家ではなく湊家の方で繋がりがな」

景明(それなら聞いたことがある。湊家と繋がりか……一体どんな家業なのやら)

真「ええっ!? 346プロってあの美城グループのプロダクションだよね! 凄いなー! うちは貧乏でさー」

杏「いやいや、会社が凄くても私たち自信が凄くないとねー」


ワイワイ キャッキャッ


明堯「女の子は女の子通しで盛り上がっているな」

景明「そ、そうだな」

明堯「我々も男通し、楽しもうじゃないか」

景明「……」

明堯「――君を見ていると、息子を思い出してね」

景明「――!」

明堯「突然いなくなって……一体どこで何をしているのやら」

明堯「辛い仕事ばかりさせていたからな……恨まれていても仕方がないが、もう一度会って謝りたいと思っている」

景明「……」

明堯「せめて元気で生きているか知りたいのだがな……」

景明「恨んじゃいねーよ」

明堯「……」

景明「きっと事情があるんだ。それに、便りがないのはなんとやらって言うだろ? きっと元気さ」

明堯「……」

明堯「そうか。それは良かった」

景明(明堯様……)



智絵里「今日は……ありがとうございました!」

雪歩「こちらこそありがとう♪」

真「また話そうね!」

みりあ「ばいばーい!」

明堯(元気でな。景明……)

景明(元気で。明堯様……)

みりあ「真ちゃん雪歩ちゃんと、いーっぱいお話ししたよ! ありがとうプロデューサー!」

景明「俺は何もしていないが……」

かな子「プロデューサーが居てくれたお陰で、真ちゃん雪歩ちゃんと知り合えたんです」

智絵里「楽しかったし、凄く勉強になりました」

景明「礼を言うのは俺の方だ」

アイドル「?」

景明(この子達のお陰で、明堯様の息災なお姿を見ることが出来た)

景明「本当に、ありがとう」

杏「何だか知らないけど、良かったねプロデューサー♪」


■好感度
島村卯月:14
渋谷凛:17
本田未央:14
新田美波:12
アナスタシア:9
神崎蘭子:9
双葉杏:18(+10)
三村かな子:18(+10)
緒方智絵里:17(+10)
諸星きらり:6
城ヶ崎莉嘉:6
赤城みりあ:18(+10)
前川みく:5
多田李衣菜:6
城ヶ崎美嘉:13
高垣楓:1
安部菜々:4

――――――


合流――


景明「皆どうだ。鎌倉は楽しめたか?」

みりあ「はーい!」

かな子「サンデーは美味しかったし、とっても充実した時間でした!」

杏「先輩アイドルの話はためになったよねー」

智絵里「うん」

景明班以外「……」ドヨーン

景明「――?」

景明「むら――……千子、何かあったのか?」

村正「……」

景明「千川さん?」

ちひろ「……」

景明「美波?」

美波「……」

村正(これは、言うべきなのかしら。御堂の古傷を抉る事に……でも、この期に及んで隠すなんて……)

ちひろ(アイドルの子達を預かっておきながら、ヤクザに絡まれたなんて……でも、ちゃんと言っておいた方がいいわよね……)

美波(これは完全に私個人の問題……でも、皆を暗い気持ちにしちゃったし、言っておいた方が良いのかな……)

村正「>>263

ちひろ「>>264

美波「>>265


それぞれ、
1. 全部話す
2. 部分的に話す
3. 話さない

1

1

2

村正(稲城忠保と来栖野小夏に会ったわ)

景明(――!)

村正(チンピラに絡まれてる所を助けてね。来栖野小夏は解らなかった様だけど、稲城忠保は私の正体に気づいたわ)

景明(何を話した?)

村正(新田雄飛を殺した理由を聞かれた)

景明「――ッ!」

村正(来栖野小夏は渋谷凛たちと話していたけど、突然癇癪を起こして、稲城忠保が連れて帰ったわ)

村正(ちょうどその時話してた諸星きらりが、自分のせいじゃないかって落ち込んでたの。貴方も後でフォローしておいて)

村正(諸星きらりは何も悪くない。悪いのは私たちなのにね……)

景明(どういう事だ?)

村正(来栖野小夏は、会話の中で新田雄飛の事を思い出して泣き出したようだったわ)

景明「ぐっ……!」

景明(やはりまだ、心の傷は癒えていないのか。犯人を――俺を恨んでいるのか)

景明(手にかけた人や、その周囲の人の事を忘れようとして、のうのうと生きている……)

景明(こんな俺に生きる資格が――アイドル達をプロデュースする資格があるのか?)

景明(――いや、いつまで同じ問答を繰り返すのだ俺は。資格が無いなら得ようと努力すれば良い)

景明(しかし……それとは別に、彼らが俺に向ける感情は当然のものだ)

景明(彼らが復讐という行為に及ぶとは思えないが、そうなった時は受け入れ――)

ビシッ

景明「……」

景明(痛いぞ)

村正(そうやって一人で抱え込もうとする癖、なかなか治らないわね)

景明(……すまない)

村正(悩むのは後にしましょう。今はとにかく、皆の話を聞いてあげましょう)

景明(ああ、そうだな)

景明(きらりや皆には俺のせいで辛い思いをさせてしまったな)


■好感度
島村卯月:14
渋谷凛:20(+3)
本田未央:14
新田美波:12
アナスタシア:9
神崎蘭子:12(+3)
双葉杏:18
三村かな子:18
緒方智絵里:17
諸星きらり:9(+3)
城ヶ崎莉嘉:6
赤城みりあ:18
前川みく:5
多田李衣菜:6
城ヶ崎美嘉:13
高垣楓:1
安部菜々:4

――――――


景明「千川さん、何かあったのですか?」

ちひろ「ええっと――」

莉嘉「聞いて聞いて! 雷蝶様に会ったんだよ! 綺麗だったなー♪」

景明(小弓公方今川雷蝶閣下――否、今は六波羅大将か)

景明(以前、茶々丸の副官として顔を合わせたことがあったな)

景明「雷蝶閣下の可憐にして優美さは、国民の誰もが認めるところだろう。お会い出来て良かったな」

莉嘉「うんうん! そうだよねー♪」

卯月「え? え?」

景明「失礼はなかったか?」

みく「ももも、もちろんにゃ!」

景明「……ふむ。楽しそうで良かった。ですが先ほど暗い印象を見受けられたのですが……」

ちひろ「雷蝶閣下別れた後、ヤクザに絡まれてしまって……」

景明「――! 大丈夫でしたか!?」

ちひろ「はい、なんとか。野木山組の武藤と名乗っていました。プロデューサーさんも気を付けて」

景明「野木山組の武藤……奴か」

ちひろ「ご存じなんですか?」

景明「自分も以前絡まれた事があります」

景明「それよりも……白髪で病人のように色白の肌をした男は居ましたか? 雪車町という男なのですが」

ちひろ「居ました! 雪車町と呼ばれていた人、確かに」

景明(厄介だな。雪車町一蔵……以前執拗に絡まれた事がある。もし未だに俺に執着しているなら、危険だ)

ちひろ「あの、お知り合いなんですか? 向こうもプロデューサーの事を知っているようでしたが」

景明「自分の話をしたのですか!?」

ちひろ「い、いえっ!」ビクッ

ちひろ「湊の旦那はどこへ行ったのやらと呟いていたので……」

景明「――取り乱してすみません。因縁のある男なので、つい」

ちひろ(プロデューサーの過去って一体……)

景明「それにしても、よく無事でしたね」

ちひろ「ええ。ある女の子に助けてもらって」

景明「女の子?」

みく「まさに英雄(ヒーロー)って感じだったにゃ」

景明(武藤に絡まれて助けられたか――既視感が凄いな)

ちひろ「綾弥一条と名乗っていました」

景明(やはり)

卯月「格好良かったですよね! 怖い人達に颯爽と立ち向かって行く勇気! 見習いたいです♪」

景明「卯月」

卯月「はい♪」

景明「何の策もなく強大な力に立ち向かうのはただの蛮勇だ。無駄に命を落とす事になるぞ」

景明「スポーツならそれでもいい。だが命の危険がある以上は避けるべきだ」

卯月「はい。そうですよね……すみません」

景明「解ってくれたのならいい」

ちひろ(本当にどんな過去を送ってきたのこの人)

■好感度
島村卯月:17(+3)
渋谷凛:20
本田未央:14
新田美波:12
アナスタシア:9
神崎蘭子:12
双葉杏:18
三村かな子:18
緒方智絵里:17
諸星きらり:9
城ヶ崎莉嘉:9(+3)
赤城みりあ:18
前川みく:8(+3)
多田李衣菜:6
城ヶ崎美嘉:13
高垣楓:1
安部菜々:4

続く

凛の好感度常にトップですね
これはもう……

――――――


ザッ


雪車町「……」


――――――


景明「――今日のレッスンはここまでにしよう」

アイドル「は~い」

かな子「うぅ~疲れたよ~」

景明「夕飯の準備が出来ているから、着替えたら食道へ来るように」

かな子「夕飯!」ガタッ

かな子「夕飯の時間だあああ♪」


ワイワイ キャッキャッ

凛「……」

景明「どうした凛。お前も着替えて食道へ――」

凛「あのっ! ご飯の後で、ちょっと付き合って欲しいんだけど……」

景明「――? ああ、了解した」

凛「――♪」

景明(相談事だろうか? ――何にせよ、凛と二人の時間は楽しみだな)



雪車町「……」


――――――


凛(プロデューサー、まだかな)

凛(これって、デート……じゃないよね。流石に)

凛(それは解ってても、楽しみでさっきの夕飯の味、よく解らなかったな)

凛(それほど楽しみにしてるってことなのかな。プロデューサーとの二人きりの時間を)

ザッ


凛(プロデューサー!)

雪車町「こんばんはお嬢さん」

凛(――じゃなかった)

凛「どうも。何か用?」

雪車町「お嬢さんに恨みは無いんですがね。あたしの個人的な都合で――」

雪車町「……死んでくだせぇ」

続く

あ、ミナミィから話聞くの忘れてた!

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