前作(短いので読んでおいたほうが良い)→jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/internet/14562/1419554637/
きまぐれに更新します
たれぞう「奴は俺が殺したはずだ…ありえん」
部下「しかし…目撃情報が幾つも…」
たれぞう「だいたい警察も言っていたではないか…『ヒカキンが死に際に俺の名前を残していた』…と」
部下「た、たしかにそうですが…」
――そう、あれは3年前
裁判長「被告人たれぞうを懲役3年の刑に罰する!」
傍聴席「ザワザワ…」
PDS「(お、おかしい!奴のやったことは死刑に匹敵するはずだ!ふざけやがって!!)」
俺はヒカキンに連続殺人犯の汚名を着せられたが、死んでいったユーチューバーに濡れ衣を着せ、懲役3年まで刑を縮小した。
もちろん最初はヒカキンが真犯人で俺は共犯だったという真実をはなしたが誰も信じる者はいなかった。
ヒカキン本人が殺されて、しかも俺に殺されたと言い残したのだから仕方ない。
たれぞう「おい、次の計画は進んでいるか?」
部下「へぇ…予定通りに3日後には実行できる予定です」
たれぞう「そうか」
刑務所から解放されて3ヵ月。再びネットに踊りでたたれぞうはニコニコにまで進出した。もちろん最初は殺人犯として叩かれていたがすぐにそれは縮まった。
やはり皆、マックス村井や赤髪のともなどが先にたれぞうに手を出した…ということを知っていたからだ。それは勿論たれぞうの嘘ではあるが、警察も肯定している以上、信じざるを得なかった。
たれぞう「3日後が楽しみだ…コイツ等をまとめて消し去る…フフフ…」
そう呟いたたれぞうが見ていたPCにはMSSP、キヨ、レトルトの文字があった…。
~3日後~
キヨ「みなさんお集まりいただきありがとうございます!!」
キヨ、レトルト、MSSPのとあるソーシャルゲームの公式生放送。会場は既に満員だった。
その頃…たれぞうはとある宅配トラックに乗っていた。
たれぞう「そっちも入れ終わったか?」
部下「へい」
宅配運転手「もう出発してもいいですかい?」
たれぞう「あぁ、頼んだぞ」
たれぞう「ふふふ…奴らの飲料水に毒を混ぜるとは我ながらよく考えたものだぜ」
たれぞう「しかも宅配業者までもが俺の手下とは気付くまい…」
部下「親分、さっさと降りましょう」
たれぞう「そうだな…。おい、お前…宅配は頼んだぞ」
宅配運転手「任せてください、ボス」
たれぞう「よし、出るからコンテナを開けてくれ…」
トラックのコンテナがゆっくりと開く… それが最後の時となると知らずに…
バァァァン!!
一発の銃声が響いた。たれぞうの心臓部は撃ち抜かれた。
たれぞう「お、お、お前…は…」ゴホッゴホッ
たれぞう「お、お…れは…た…し…かに…お前…を…!」
たれぞう「な…ぜ…だ…」ガク
たれぞうは動かなくなった。
「…bye!」
そう、そこにいたのは…たれぞうが殺した本人…
ヒカキン「バカが…俺を裏切った報いだ…」
部下「…うまくいきやしたね」
ヒカキン「おう、お前が正確に情報を教えてくれたおかげだ」
宅配運転手「この飲料水はどうします?」
ヒカキン「どこかに捨てておけ。まだMSSPだのは生かしておく。ちょこまかと動くと逆にサツに勘付かれるからな」
ヒカキン「たれぞうの死体はトラックのコンテナに入れておけ。このまま新しいアジトに行く。場所はメールの通りだ」
宅配運転手「承知してます」
3ヵ月前…
いつものようにメールボックスを開いた部下は驚いた
部下「!」
from HIKAKIN
題名 久しぶり
訳あって復活した
たれぞうを殺せそうなタイミングがあれば教えろ
それと…新しいアジトの場所だ↓
部下「(ボスが…生きている!?)」
ヒカキンの生前…部下がたれぞうを嫌っているのを知っていたヒカキンは部下を信用し、たれぞう殺害を実行できた。
ヒカキンの部下からの信頼度は濃い。彼は謎のカリスマ性を持っている。
~アジトへ移動中~
部下「でも…何故?ボスが生きていたんですか…?」
ヒカキン「生きていたというより復活したんだ」
部下「ど、どういうことです?」
ヒカキン「信じられないかも知れないが、人間の技術は相当進んでるんだ。俺の体は今やサイボーグとでも言おうか」
部下「サイボーグ…ですか。でも、もう動画活動はやめですね…」
ヒカキン「…それも対応済みだ。今や警察は俺の手の内よ」
部下「そ…それは」
ヒカキン「警察の内部に既に何人か入れてある…」
部下「…流石です」
宅配運転手「着きました」
ヒカキン「降りるぞ」
~アジト~
テレビ「あの大物youtuberヒカキンさんが生きていたことが分かりました」
テレビ「警察は3年前にヒカキンさんの死亡を申告しましたが、それは混乱を招かぬための嘘と発表しました」
テレビ「実際は海外で大規模な手術をしており、それに成功して一命を取り留めた模様です」
ヒカキン「フフフ…手術なんて軽いもんじゃないんだよなぁ…生前に莫大な金で保険をかけていたんだよ。おかげで動画で稼いだ四分の三は消え去ったけどね」
~その頃~
PDS「お願いします…ヒカキンが復活したとなれば…もう…真実を知っているものを復活させるしか…!」
研究者「…その話は本当なのだな?」
PDS「はい!お金だってできるだけ払います!俺の金と…彼も払ってくれるでしょう」
研究者「そうか…分かったでは…」
研究者「…youtuberMASUOのサイボーグ手術を始める!」
1週間後…
ヒカキン「ブンブンハローユーチューブwwwどうもヒカキンですwww」
ヒカキン「お久しぶりです!皆さん!」
ヒカキン「色々と大変でしたがこれからはまたユーチューブで活動していきます!よろしく!」
ヒカキン「ではまた次の動画で!bye!」
ヒカキン「(よし…金稼ぎの動画撮影は終わりっと…)」
ヒカキン「ふふふ…よし」
部下「どうなさいました?」
ヒカキン「ニコニコ進出の許可がでたよ…」
部下「ついに…!」
ヒカキン「あぁ…。僕はニコニコをも支配する…」
このSSまとめへのコメント
おっ続編きたー!!
前のおもしろかったぞ
ヒカキンの謎の大物感