戦場 (8)
ズゴーン!
ドガーン!
バババババ!
いたる所で銃声及び爆発音が響き渡っている。
少佐の率いる部隊は敵兵の基地の真正面から撃ち合っていた。
圧倒的な戦力差で少佐の部隊は徐々に数を減らしている。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1440287376
兵士「少佐勝てそうもありませんね」ダダダダダ
少佐「追い詰められた所が敵の本陣だからな」ダダダダダ
少佐「さて!戦うとしようか!」
なんだろう。感じた事のない感覚が少佐の身体を通り抜けた。
すると、寡黙気味のあまり目立たなかった軍曹が急に敵陣に突っ込んだ。
軍曹「おおー!弱え弱え!やっぱりEasymodeの敵はクソ弱えな!」
などと意味の分からない言葉を喋りながら銃を撃ちまくっている。
軍曹「お母さーん、ちょっとクッキー持ってきて!はやくしろよ!」
意味が分からない。なんだこの余裕は。
軍曹は敵から撃たれても少し物陰で休めば傷が回復している。何者なんだ奴は。
軍曹の勢いでどんどん敵の数が減った。その後、基地に乗り込んだ。
軍曹「弱いって、本気出せや!」
この軍曹はもう最強の人類なのだろう。
兵士「なんか軍曹が性格変わりましたね」
少佐「たまに人格が厳しい戦場のせいで崩壊することがあるが、それにしてもこれは」
軍曹「おっしゃ!地下で爆弾を設置するのが目的になったな!地下に行くか!」
外にいたときは何故か撃たれてかけた分の兵士は次々に供給されていた。しかし、今は供給されていない。人数は今は六人だ。
少佐「地下へ向かうぞ!進め!」
軍曹「NPCがでしゃばるなよ!」
軍曹は単身突撃し地下へたどり着きさっさと爆弾を設置した。
軍曹「よっしゃあ!ゲームクリア!この後のムービー見終わったらゲーム終わるか」
少佐に再び感じた事のない感覚が突き抜けた。とたんに軍曹は寡黙になった。
軍曹「少佐、爆弾の設置を完了しました。このまま外へ脱出しましょう」
少佐「ああ、そうだな」
外へ出て、敵の攻撃をいなしながら増援を呼び脱出する。
少佐「この基地の破壊に成功した事で我々の勝利に近づいた。これからはこちら側が有利になるだろう」
急に視界が真っ暗になった。なんだこれは!?
GAMECLER
少佐「ええぇぇえ~~~!?」
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