穏乃「みんなで北海道旅行にいくよっ!」 (24)

憧「やったー!」

灼「なんでまた急に」

玄「急じゃないよ?全国優勝したんだから旅行しないとっ!」

灼「いやその理念がわからん」

晴絵「旅費とかは気にしなくていいから、4泊して5日に帰るわよ」

宥「北海道……あったかくな~い」

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灼「北海道……か…いったことないなぁ」

玄「私も行ったことないよ!」

憧「ていうかなんで北海道?もっとなんかあるでしょ?沖縄とか」

晴絵「自然が多い方が気晴らしできるとおもってね!」

宥「沖縄かぁ…あったかそう…」

穏乃「と、いうわけで明日の朝、奈良空港(あるのか知らない)に集合ねっ!」

晴絵「一応言っておくけどお小遣いは持参だからな?そこは部費でも足りないから」

玄「了解でありますっ!」

灼「5万で足りるかな…」

宥「北海道のどこに行くんですか?」

晴絵「ふっ…よく聞いたな…宥。実は私は先月から北海道のあるところに目を向けていた」

灼「北海道と言えば知床か札幌とかだよね」

晴絵「ふっふっふ。甘いなあ…灼は!」

穏乃「えっ?じゃあどこに行くんですか?」

玄「他に北海道の名所なんてあるのかな?」

宥「お、帯広にはばんえいけいばっていうお馬さんがあるらしいけど…」

宥「学生だから賭け事はよくないよね…」

晴絵「確かによくない。だから今回は」

晴「釧路市に行きます!!!」

憧「く、釧路市??」

晴絵「そう!釧路市!」

穏乃「き、聞いたことがないよ……」

玄「た、確かに聞いたことがないのです…」

宥「釧路市…なんか寒そうな名前…」ガタガタ

灼「んで、その釧路ってところになにがるの?」

晴絵「んー。なんて言えばいいのかな。
この世の三大美女って誰だかわかる?」

穏乃「えっ…と、クレオパトラ、卑弥呼、あと美空ひばりですか…?」

憧「ぷぷっ…最後が違うよー!」

玄「ぷぷっ…ぷっ…美空ひばりさんは確かに美女ですが違いますよ……」

宥「ぷぷっー!」

穏乃「/////」

灼「いや、卑弥呼もおかしいでしょ…」

晴絵「ま、まぁ…重要なのはそこじゃない。」

穏乃「じ、じゃあなにが言いたいんですか!?」

晴絵「世界三大夕日……それはわかるかな?」

灼「世界三大夕日??インドネシアは入ってるよね」

宥「うん…あとはフィリピンだったかな?」

玄「あと一つが……あれ?……わからないのです」

憧「んー。私も知らないかな」

晴絵「世界三大夕日。それが日本の北海道にあるの。」


灼「ま、まさか」

玄「まさか!」

宥「夕日……あったか〜い」

憧「釧路ってところに……世界三大夕日があるっていうの?」

晴絵「そのとうり!ざっつらいと!」

穏乃「うひゃぁ!そんな夕日がこの日本にあるっていうんですか!?」

晴絵「ええ!見てみたいじゃない?世界三大夕日の夕日を!」

宥「みたい…」

玄「みたいです!」

灼「もちろん…みたい」

晴絵「んじゃ、明日空港でねー!」

一同「お疲れ様でした!」

憧「それにしても夕日かぁー…ここの夕日でも十分綺麗だと思うんだけど…」

穏乃「それよりすごい夕日なんて楽しみだねっ!」

玄「うん!わくわくするよ!」

灼「んでは…私はこっちだから…」

玄「あっ!私もこっち!」

宥「私はコンビニに寄ってくから先に帰っててね?玄ちゃん」

玄「わかったよ!お姉ちゃん!」

憧「んじゃ、私もこっちだから…」

穏乃「ばいばーーい!」

穏乃(んんんァァァァ!テンション上がってきたーー!!これは明日が楽しみ!!)



翌日

晴絵「よーし…みんな集まったね?」

玄「集まったのです!!」

宥「朝は寒いなぁ…」

灼「眠い……」

憧「私もいるよー」

穏乃「」

穏乃(今日この時が楽しみで眠れなかったぁー…すごいねむい…)

晴絵「うんうん!みんな来たみたいで良かったよ!それじゃあ乗ろっか!」

飛行機内

ーーーーーーーー
玄「うわぁっ…たっかーい!」

宥「はしゃぐと落ちちゃうよ玄ちゃん……」

灼「落ちるわけがない…」

憧「シズ…?大丈夫?」

穏乃「んぁ…?大丈夫!だ…よぉ」

憧「ね、眠いんなら膝枕してあげてもいいけどっ」

穏乃「んじゃ遠慮なく」はたん

憧(シズ……かわいい)

寝ます。いずれ書きます

晴絵「みんな飛行機乗るのは初めて?」

宥「初めてです…いっつも行動は歩きか電車だったので…」

玄「私も初めてなのですよ!」

灼「私は…ある…かな」

憧「ないかなー。県外出たの東京が初めてだし…」

穏乃「zzz…」

晴絵「まあ、飛行機乗ったら酔うタイプの人はすごい酔うから、酔い止め飲んどけよー?」

灼「い、今さら…!?」

晴絵「いやぁすまんすまん」

宥「私はそんなに酔わないから大丈夫…」

玄「私も大丈夫!」

灼「飲もう…今からでも遅くない」

憧「灼さんって酔うタイプだったんだ。初耳」

灼「うん…飛行機乗ったことあるけど感覚とか覚えてなくて…3歳の頃だから…初めては…」

憧「最後そんな紛らわしいこと言わないで!!」

晴絵(みんないい感じでテンションが上がってるな…いいことだ!)

憧「いつになったら着くんだろう」

宥「あと30分くらいかなぁ…」

灼「そういう時はアナウンスしてくれると思うよ」

玄「そうなんだ…!灼ちゃん詳しいね!」

灼「感覚以外は鮮明に覚えてるというか」

穏乃「んー。おはよー」

憧「あ、おはよう」

穏乃「釧路まであと何分?」

憧「わかんない。でもあとちょっとでしょ」

アナウンス「あと10分で到着しまーす」

灼「おっ…噂をすれば」

玄「ふぇぇ…座ってばっかで疲れたー」

宥「座ってるとお尻があったかぁ〜い」

晴絵「なかなか早いもんね。北海道」

憧「ていうかさ、釧路について調べてたんだけど…」

穏乃「どうしたの?」

憧「全国大会ではさ……北海道代表とかいなかったじゃん?」

穏乃「うん…確かにいなかったような……」

憧「その北海道代表は大会前に不祥事を起こして出場停止になったんだって。」

玄「そうなんだ…」

憧「それでね…その高校の大将が不可解なの」

晴絵「不可解?」

憧「そう…東場限定なんだけど…その…親になった局で、必ずと言っていい確率で…天和を出すの」

みんな「て、天和!?」

憧「しー!機内では静かに!」

憧「ほら…この牌譜」

宥「あ、ありえな〜い」

玄「な、全部天和じゃないですか!」

灼「ば、化け物」

穏乃「こ、これは」

穏乃「ま、出場したら確実にやばかったかもね」

憧「うん。シズのテリトリーも天和となれば話が別…」

晴絵「すごい人もいるものね」

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