ラブライブ!でがっこうぐらし!です。
ベースはアニメ(映画後)ですが、アニメ外の設定も織り交ぜたオリジナルです
性格や喋り方がおかしいところもありますが、そんなものです
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1440176143
真姫「まぁ・・・アイドル研究部で学園生活するのだからアイドル研究部の活動でも間違いではないんじゃないかしら?」
花陽「穂乃果ちゃん!今は私が部長なんだから仕切りは私に任せてください!」
凛「凛は楽しければそれでいいにゃー!今日は何するー?」
ことり「・・・」
海未「一先ず、部室の掃除と見回りですね。その後朝ご飯です」
穂乃果「海未ちゃんー、それ今から私が言うつもりだったー」
花陽「久しぶりに白米食べたいなぁ・・・」
海未「はいはい穂乃果。では指示をお願いします」
穂乃果「うん!ではいつもの通り、海未ちゃんと凛ちゃんで見回り、残りは朝ごはんの準備で!」
ことり「・・・(頷く)」
海未「朝ごはんの準備もいいですが、まずは穂乃果と凛は散らかした部室を片付けてください!」
穂乃果「は~~い」
真姫「海未、凛。慣れてきた頃が一番危険よ。"ゾンビ"達と出くわしても無理はしないでね」
海未「肝に銘じます」
凛「分かったにゃぁー!」
真姫「それと穂乃果、私は備品のチェックをするから、朝ごはんの準備は免除でも大丈夫かしら」
穂乃果「うん!分かった。医療品の確認は知識のある真姫ちゃんしか出来ないもんね!」
海未「それでは行って参ります。30分で戻りますので」
穂乃果・花陽「「いってらっしゃい!」
真姫「・・・いってらっしゃい」
ーーー部室
絵里ちゃん、希ちゃん、にこちゃんが卒業し、私達μ'sは解散した
新年度を迎え、雪穂達バーーーローー年生の入学式準備のため、休日に学園に来ていた私、海未ちゃんことりちゃん
手伝いに来てくれていた凛ちゃん、花陽ちゃん、真姫ちゃんは、その日"ばいおはざーど"に巻き込まれた
学校の中に閉じ込められた私達は外の様子も分からず、ただ助けを待つしかなかった
穂乃果「お父さん・・・お母さん・・・雪穂・・・無事かなぁ」
ことり「・・・」
ことり(大丈夫だよ。きっとお父さんもお母さんも雪穂ちゃんも無事だよ!)
穂乃果「あっ、ことりちゃん・・・ごめんね。一人になると感傷的になっちゃって。生徒会長なんだから頑張らないといけないよね!」
ことり「・・・」
ことり(いいの、穂乃果ちゃん。そんなに無理しないで。私はこんなんだけど、何か出来ることはなんでもさせて)
穂乃果「ことりちゃん・・・早く元に・・・喋れるように・・・なればいいね」
凄く途中ですが、今日は寝ます
「新一」年生がひっかかってバーローになってるから、sagaを入れたほうが良いかと
>>7
ありがとうございます
付け忘れてました
新一
それでは続きを投稿します
お付き合い頂ければ幸いです
ーーーとある廊下
凛「穂乃果ちゃん、大丈夫かな。強がってはいるけど、相当参ってるみたい・・・」
海未「それは私達も・・・凛も同じでしょう」
凛「うん。食料もあんまりないんでしょ。かよちんもあったかいご飯食べたいって毎日言ってるよ」
海未「・・・・・・・・・学園に籠城して一週間が経ちました。助けの見込みもありません。
海未「料理研究部に残ってた食料は持ってあと数日・・・でしょう」
ーーー保健室
真姫「やっぱりこのままだと私達はおしまいね・・・。食料もだけど、この医療器具じゃもしもの時に対応出来ない」
真姫「・・・あいつらの正体を掴まないと・・・」
ーーー部室
穂乃果「遠足にいこう!!」
一同「!!?」
海未「自分が何を言っているのか分かっているのですか!貴方は!」
穂乃果「分かってるよ。食料も残り僅か。助けが来る見込みもない。なら、私達で食料を確保するしかないよ!」
海未「そうですが・・・」
花陽「私もそうしたがいいと思います。このままじゃ私達・・・」
真姫「私も賛成。このままじゃ私達死ぬだけだわ。それに行きたいところもあるし」
凛「凛は・・・・・・分からないにゃ・・・」
海未「・・・しかし、移動はどうするのですか?」
穂乃果「そりゃ、遠足だから足!だよ!・・・誰も車運転出来ないよね」
真姫「となると、大人数での移動は危険ね。必要最低限で移動しないと」
海未「それなら、私が1人で行きましょう」
真姫「だめよ。いくら海未の薙刀(仮)でも、荷物を持っての移動は危険すぎるわ」
海未「しかし・・・」
凛「でも、海未ちゃんの薙刀(仮)は凄いにゃー!それ、箒の棒に包丁を紐で巻きつけてるだけなんだよね?それで一騎当千並にゃー!」
穂乃果「最初はゾンビを見るだけで震えていた海未ちゃんがこんなに逞しく・・・!」
海未「私だって好きでこんなもの持ち歩いてるわけじゃありません!」
海未「流石に1000人は相手出来ませんが、何故か妙にしっくりくるのですよ。こういう長い得物は・・・」
穂乃果「弓と薙刀って作法が同じだったりするの・・・かな?」
海未「そうとは思えませんが、そうなのかもしれませんね」
真姫「とにかく、海未が行くなら私も行くわ。私が荷物持ちになる」
花陽「なんで真姫ちゃんが?!それなら私がいくよ!」
凛「かよちんは危ない事したらだめ!!!!!!!」
花陽「・・・凛ちゃん・・・」
真姫「・・・実際この中で一番の適任は私だと思っているわ。それに医療系の道具もあったら調達したい」
海未「そういえば、真姫の行きたいところってのは何処ですか?」
真姫「・・・大学の医学部よ。ただ少し遠いから、歩きじゃ危険ね。この騒動について何か分かるかと思ったんだけど」
海未「運転出来るかは置いといても、車を調達する必要はいずれありそうですね。
海未「とりあえず遠足は私と真姫で行きます。それでいいですか?穂乃果」
穂乃果「だったら私も・・・」
海未「穂乃果・・・、貴方は穂むらに行きたいのではないですか?」
穂乃果「・・・!!」
真姫「気持ちはわかるけど、穂乃果が暴走しない保証がないわ。今は食料調達が第一よ」
花陽・凛(穂むらのお饅頭を食料にしようとか言い出しそう(だにゃー))
穂乃果「2人で大丈夫・・・なの?またあんな事・・・やだよ・・・」
海未「大丈夫とは言いません。しかし、必ず帰ってきます。私を・・・信じて貰えますか?」
穂乃果「・・・うん」
ーーー
真姫「それじゃ作戦会議を始めるわよ」
真姫「まず、 私達のいる音ノ木坂学院の近くには食料調達に持ってこいの場所がある」
穂乃果「持ってこいの場所?」
真姫「穂乃果、アキバがどういう街か知っているかしら?」
穂乃果「え?うーーん。おたく?」
海未「深夜のアキバは閑散としていますね。零時回る頃には不気味なぐらいに」
真姫「Xデー以降、夜でも電気が消える事がなくなった街だけど、屋上から深夜は人が消えている事が確認できたわ。
花陽「Xデー?」
凛「真姫ちゃんってXデーみたいな単語使うの好きだよねー」
真姫「と、とにかく!行くなら夜が狙い目よ。ただ、電車なんかは動いてないから駅は悲惨な事になってると思うわ」
海未「それにファミレスなどの24時間営業の物も危険ですね」
穂乃果「ねえねえ、なんで深夜になるとゾンビ達がいなくなるの?」
ことり「・・・(頷く)」
真姫「ゾンビ達は生前の行動を繰り返すからよ。日中に大量にいるゾンビ達は夜になると家に帰っていくの」
真姫「電車が動いていないから、駅に沢山いると思うけどね」
穂乃果「へー。穂乃果全然分からなかったよ」
ことり「・・・」
ことり(私は気づいていたよ、穂乃果ちゃん)
海未「私も気づいてました。穂乃果は注意力が足りないのです。だいたい今の状況をわか
凛「まぁまぁ、凛も分からなかったから仕方ないにゃー!」
花陽「凛ちゃんも十分注意力足りないと思うよ・・・(私も気づかなかったけど)」
真姫「じゃ、深夜に遠足・・・で問題ないわね?」
真姫「取ってくるモノは食料、医療道具、電池、武器を考えているわ」
穂乃果「電池?武器?」
真姫「今は電気が止まらずに動いているからいいけど、いつ止まってもおかしくないわ」
花陽「だから、停電時に対応出来るように電池を集めておくと」
真姫「電池はあまり重くないから持ってこれるだけ持って帰ってくるわ」
海未「武器は私たちが生き残るために調達してきます。私の持つ薙刀(仮)は足止めが出来てもゾンビを殺す事は出来ません」
穂乃果「殺すって海未ちゃん・・・」
真姫「その武器じゃ箒と包丁の接合部分が弱いから強い攻撃は出来ないもの」
凛「精々足を切りつける程度しか出来ないにゃー」
海未「ゾンビは動きが遅いので、リーチを効かせたこの武器なら逃げる事も出来ますが、囲まれたらひとたまりもありません」
花陽「ゾンビ映画だと銃が手に入るけど、日本じゃ難しいよね・・・」
凛「でも、アキバなら本物の銃があってもおかしくないにゃ!」
真姫「本物は流石にないにしてもガスガンなら遠くの敵を怯ませることくらいは出来るわ」
穂乃果「ゾンビ・・・あの人達もまだ元に戻るかもしれない。だから、殺すってのは私・・・賛成出来ないな・・・」
穂乃果「・・・も救えるかもしれないし」
凛「!」
海未「穂乃果!!!」
穂乃果「!!!」
花陽「そんな怒鳴らなくても!穂乃果ちゃんの気持ちも分かります!私も殺すなんて反対です!」
凛「そうだよ!!穂乃果ちゃんとかよちん、凛も反対だよ!」
海未「・・・大声出してすいませんでした。ただ、備えあればと思っただけです」
真姫「・・・」
ことり「・・・」
真姫(やっぱり遠足メンバーは私と海未が正解ね。酷だわ)
真姫(ただ、海未のメンタルが持つとは・・・思えないけどね・・・)
穂乃果「いや・・・いいんだよ!ごめんね海未ちゃん、真姫ちゃん!話の腰折っちゃって・・・」
真姫「穂乃果、凛・・・それに花陽。嘘は嫌だからハッキリ言うわ。私は私や貴方達が生きる為に必要があればゾンビを殺す」
真姫「それが嫌なら私をゾンビにしなさい。貴方達を信じてゾンビとして生きるのも・・・悪くないわ」
凛「・・・」
花陽「凛ちゃん、真姫ちゃんは私達のためを思ってくれている。そこに嘘がないことは・・・分かるよね?」
凛「かよちん・・・」
凛「分かった・・・。でも最小限でお願いね・・・」
真姫「穂乃果もそれで・・・いいわね」
穂乃果「うん・・・」
ことり「・・・」
ことり(私は穂乃果ちゃんのそういうところ大好きだよ。それに海未ちゃんは今すぐに泣き出したいぐらい辛いのに頑張ってる・・・)
ことり(私も・・・お荷物でいいわけない・・・よね)
ーーー深夜(遠足当日)・部室
海未「いいですか?深夜のうちに遠足に行き、日の出前には帰ってきます」
海未「もしも朝になって帰って来なかったとしても、決して助けに来ないと約束してくれますか?」
穂乃果「うん・・・でも必ず戻ってきてくれるんだよね?」
海未「勿論です。約束は必ず守ります」
真姫「少しだけ食料と水は持っていくわね。私達が帰って来なくてもそれで5日は持つと思うわ」
花陽「真姫ちゃんまで戻って来ないだなんて・・・」
凛「ところで真姫ちゃん、その持ってるシャベルは何かにゃ?」
真姫「あぁ、これは武器よ。この学院でゾンビにトドメをさせる武器は・・・と思ったらこれがちょうどあったの」
真姫「勿論護身用よ?むやみやたらに使ったりしないから安心して」
真姫(海未の負担は少しでも私が減らさないと・・・)
海未「では時間が勿体無いので行って参ります。凛、必ず見回りをしてから就寝してください」
凛「任せてにゃ・・・」
ーーー
穂乃果「行っちゃったね・・・」
凛「私は見回りしてくるから、穂乃果ちゃん達は寝る準備してて」
花陽「私も行くよ。凛ちゃん。1人は危ないと思うから・・・」
凛「かよちん・・・」
穂乃果「私は海未ちゃんの帰りを待つから寝ない。屋上に行くよ」
ことり「・・・」
穂乃果「ことりちゃんも付いてきてくれるの?ありがとう」
凛「なら、私達も終わったら屋上に行くにゃ!今晩は寝ずに屋上でキャンプにゃー!」
花陽「遊びじゃないよ!凛ちゃん!」
凛「にゃはは!じゃ行こうよ!かよちん!」
ーーーとある廊下
花陽「・・・」
凛「・・・」
花陽「凛ちゃん・・・。真姫ちゃん達・・・大丈夫かな」
凛「凛も分からないよ・・・。でもきっと戻ってきてくれるよ。だって・・・約束・・・だもん」
花陽「凛ちゃん・・・」
凛「でも、絶対かよちんは・・・凛の前から消えないでね・・・」
花陽「・・・うん、絶対居なくならないよ。ずっと一緒だよ。凛ちゃん」
凛「にゃはは、かよちんの手暖かいにゃ・・・」
花陽「・・・」
・・・でも、本当にこれでいいのかな・・・
ーーー屋上
ことり「・・・」
穂乃果「・・・」
ことり「・・・」
穂乃果「・・・」
ことり「・・・」
穂乃果「・・・見回り・・・大丈夫かな・・・」
ことり「・・・」
穂乃果「・・・」
ことり「・・・」
穂乃果「・・・・・・・・・・・・」
ことり「・・・」ぎゅっ
穂乃果「ことりちゃん・・・そんなに体くっつけなくても、もう春だかそんなに寒くないよ」
ことり「・・・」ぎゅっぎゅっ
穂乃果「・・・ありがとう。ことりちゃん・・・」
ーーー
花陽「見回り終わりました!」
凛「凛・かよちん見回り隊。問題ありません!」
穂乃果「二人とも、お帰りなさい!!」
穂乃果「朝までまだまだあるよ!気合入れて海未ちゃん達の帰りを待とう!」
「「おー!」」
ーーー朝・屋上
花陽「帰ってきませんね・・・」
凛「もう明るくなってきたにゃ・・・。ほら、ゾンビ達もチラホラ目立つように・・・」
穂乃果「・・・」
凛「穂乃果ちゃん・・・」
穂乃果「まだ待つよ・・・帰ってきたら1番にお帰りなさいって言うんだ」
ことり「・・・」
ーーー遠足出発から2回目の夜
穂乃果「・・・」
凛「穂乃果ちゃん、ことりちゃん、ずっと屋上にいたら体調壊すよ・・・」
穂乃果「・・・」
ことり「・・・」
ーーー朝
穂乃果「・・・」
ことり「・・・」
ーーー遠足出発から3日目の夜
穂乃果「・・・」
穂乃果「・・・・・・」
穂乃果「・・・・・・・・・」
ことり「・・・!!」
穂乃果「・・・!!!!」
穂乃果「あ、あれって・・・!!」
ーーー部室
凛「・・・」
凛「こうやって、どんどん減っていくんだね」
花陽「・・・約束してるから・・・」
凛「・・・」
ガチャ!バタン!!!!
花陽「ひえー!!!!・・・って穂乃果ちゃん?!」
凛「急にどうしたにゃ!!まさか、真姫ちゃん達が?!」
穂乃果「はぁはぁはぁ」
穂乃果「いや・・・海未ちゃん達は・・・まだ・・・」
花陽「そっか・・・」
穂乃果「・・・でもね・・・でもね!!!外に・・・にこちゃんがいるの!!!」
「「!!!!」」
花陽「なんで、にこちゃんが?!」
凛「見間違えじゃないの?!もし居たとしても、もうゾンビになってるんじゃ・・・」
穂乃果「そんなの・・・そんなの分からないよ!!でも、助けなきゃ!!!」
花陽「そうだね!もしも生きているなら助けないと!!」
ーーーグラウンド
にこ「・・・・・・」
今日はここまでです
書いてて思いましたが、これがっこうぐらし!というより、ラブライブのゾンビ物ですね
申し訳程度のがっこうぐらし!要素しかなくすいません
また書き溜めたら投稿します
・・・あげておきます
続き投稿します
ただのゾンビ物ではなく、出来るだけがっこうぐらし!の設定に沿えるよう頑張ります
時間は戻り・・・
ーーー遠足当日の夜・グラウンド
真姫「夜は比較的安全ね」
海未「ところでアキバの何処に行くのですか?」
真姫「食料、医療品、電池、武器。この全てが手に入るのはドンキホーテが1番いいと思うわ」
海未「やはりそこになりますよね」
海未「しかし、ショッピングモールなどの多くのものを取り扱っているお店は、物語の中だとむしろ危険が多いと穂乃果が言ってました」
真姫「そうね。だけどアキバは飲食店は多いものの、1週間野ざらしでも大丈夫なような食品を扱ってる店は少ないわ」
海未「麺類やご飯物が多いですね。それでも、白米などは持って帰れそうですが・・・」
真姫「・・・花陽が喜びそうね。だけど、結局医療品とかになると場所も限られる。出来るだけリスクは減らしたいわ」
真姫「・・・賭けである事は間違いないけど」
海未「止まってください。そろそろメイン通りです。ここまで不気味なぐらいゾンビはいませんでしたが、メイン通りにはいますね」
真姫「わざわざメイン通りを歩く事はないわ。遠回りして横道から回るのがベストね」
真姫「ただ、一言海未に言わないといけない事があるわ」
海未「?」
真姫「その・・・ほら、私シャベル持ってる」
海未「そうですね。重たくないのですか?」
真姫「そりゃ重いわよ・・・、ってソウジャナクテ」
真姫「そのさ、私だって・・・戦える・・・だから・・・」
海未「ふふ・・・」ガバッ
真姫「ちょ、ちょ~~!なんで急に抱きついてくるのよ!」
海未「これは抱きついてるのではありません。抱きしめてるのです」
真姫「ハァ?!イミワカンナイ!!」
海未「真姫・・・貴方は私の事を心配してくれているのですね。その気持ち・・・凄く嬉しいです」
真姫「だって・・・だってゾンビとはいえ、傷つけて・・・そんなの普通の高校生が大丈夫なわけないじゃないの・・・」
海未「・・・・・・」
海未「・・・はい、確かに辛いです。もしもこのゾンビが治る病気なら、私がしていることはただの傷害罪、いえ殺人罪すら犯すつもりでいます」
真姫「・・・!!」
海未「しかし、私は後で犯罪者と罵られても、貴方達と今を生きたいのです」
真姫「だったら・・・私もその十字架・・・背負うわ。だから私はこのシャベルを持ってきた・・・」
海未「・・・」ぎゅぅぅぅぅ
海未は強く真姫を抱きしめる
真姫「・・・!!」
海未「・・・」
海未「・・・真姫こそ・・・真姫こそ・・・!!1人で背負いこまないでください!!」
真姫「!!・・・!」
海未「私は知っています。貴方がもうずっと寝ていないことを。保健室で・・・屋上で泣いていることを」
海未「みんなが助かるためにどうしたらいいか、いつも・・・いつも考えていることを・・・私・・・いやみんな知っています!!」
真姫「・・・」
海未「あのことをずっと悔やんでいますね・・・。あれは真姫の責任ではありません。みんなそう思っています」
真姫「だけど・・・」
海未「はい・・・だけど真姫はそんな風には考えられないのでしょう・・・優しいから・・・」
海未「私はそんな優しい貴方が・・・好きです」
真姫「・・・」ぎゅっ
真姫「・・・まだ、まだ泣かないわ・・・」
海未「ここはいつゾンビに襲われるか分からないですからね・・・」
真姫「うん・・・だから安全な所に行ったら・・・この続き・・・させてよね・・・」
海未「真姫が飽きるまで付き合ってあげます」
真姫「ありがとう・・・・・・よし!!行くわ!!」
ーーードンキホーテ近く
海未「やっぱりドンキホーテ付近はゾンビがいますね」
ゾンビ「ぐぉぉ・・・お」
真姫「こんなに真近で見るのも・・・久しぶりね」
海未「数は・・・見えるだけで3」
真姫「中にはどのくらい居るか見当もつかないわ」
海未「食料品のあるフロアは二階でしたよね。どうやって登りますか?」
真姫「奴らは階段が苦手よ。そして、生前の行動を繰り返すならこの1週間で最低でも7回は下に降りようかしているはず」
真姫「階段を降りる(落ちる)事が出来ても、階段を登ることは難しいわ」
海未「ということは・・・上の方が安全って事ですね」
真姫「音ノ木坂学院も同じ理屈で上が安全だったわよね。ただ、ここ・・・エスカレーターだけどね」
海未「それだと登ってこれるじゃありませんか!」
真姫「動いていればだけど、それにゾンビがエスカレーターに乗ってるってシュールじゃない?」
海未「確かにシュールですが・・・」
真姫「結構危険なのよね。エスカレーターって」
真姫「私たちは慣れてるから無意識に安全に使っているけど、簡単に衣服を巻き込んだりするのよ」
海未「確かに危険ですね。その代わり巻き込んでも大丈夫なようにしてあ・・・」
真姫「何か巻き込んだら自動停止するようにしてあるはず。だからほぼほぼ止まっていると思うわ。エスカレーターは」
真姫「あくまで予想だけどね」
海未「なるほど。理屈は分かりました。では、どうやって二階へ?」
真姫「強行突破」
海未「え?」
真姫「強行突破よ、強行。色々考えたけど私この建物の事そんなに知らないし、正面から入るしかないわ」
海未「・・・では、作戦はこうしましょう」
海未「私が奴らを引きつけます。奴らの動きでこのメイン通りの広さなら、ある程度数がいても逃げられると思います」
海未「その間に真姫は二階に登ってください。二階にゾンビがいる可能性もあるので十分と注意を」
真姫「・・・海未には悪いけど、それが最善だと私も思うわ・・・」
ーーー
海未「では参ります」
海未は走り出すと、入り口近くにたむろしているゾンビを薙刀(仮)で切りつける
ゾンビ達「あぁ・・・あ?あぁ・・・」
海未(外の3匹を引きつけることは成功・・・、しかし中には・・・エスカレーター付近に10はいますね・・・)
海未(深夜とはいえ、まだ営業時間ですから、むしろ少ない方・・・ですね)
海未(奴らも引きつけます・・・!!)
真姫(・・・大丈夫そうね。でも中にいる奴はどうやって引き寄せるつもりなのかしら)
海未(ドンキホーテ・・・例の音楽が流れていますね。なら、これしか・・・ありません!!)
海未「皆の者、聞きなさい!!!私の名前は園田海未!!貴方達に恨みはありませんが、友を救うため貴方達に手をかけます!」
海未「私は必ず地獄へ行きます!なので、お許し願います!!!」
海未「たぁぁぁぁぁっ!!!!!」
ゾンビ達「???・・・あぁ・・・」ゾロゾロ
真姫「何ゾンビ相手に口上してるわけ?!イミワカンナイ!!!」
真姫「・・・でも、誘導は出来ているみたいね・・・今のうちに・・・!」
ーーードンキホーテ内
???「外が騒がしいわね・・・」
ーーードンキホーテ入り口
真姫「入り口に着いたはいいけど、何よこれ!!!!バリケードが張ってあるじゃない!」
海未「はぁ・・・はぁ・・・」
海未(何かアクシデントのようですね。そろそろ追いかけっこも辛くなってきました)
海未「!!!」
海未「真姫!!!遠くからゾンビが沢山来ています!!こいつらは仲間を呼ぶのでしょうか??!!」
真姫「ヴェェ!?この騒ぎを聞きつけたの!?でも、バリケードが解けない!!!」
真姫「バリケードがあるって事は生存者がいる・・・のよね?!誰かぁぁ!!開けてよ!!!!」
真姫「誰かって言ってるでしょ!!お願い・・・」
海未「穂乃果・・・ことり・・・」
???「真姫!今開けるわ!!!」
真姫「えっ?」
絵里「まさかこんな所で再会するなんてね!」
真姫「絵里?!と、とりあえず外に海未もいるの!助けて!!」
希「海未ちゃんもおるん?!どこに!?」
真姫「希もいるの?!外よ!20はいるゾンビに追われてるの!!」
絵里「どうしてそんな危険なことに!希!前壊した壁から外の様子確認して!」
希「分かった!必要ならあれ、使うで」
絵里「お願い!!」
ーーードンキホーテ3階
希「ほんまに海未ちゃんがゾンビに襲われとる・・・、ってこれはあかん!!」
ーーードンキホーテ前メイン通り
海未「はぁ、はぁ、はぁ、もう逃げ・・・」
四方から迫り来るゾンビは数えるのも困難なレベルとなっていた
海未「囲ま・・・れ、もう無理・・・」
希「海未ちゃん!!!!!」
海未「え?希の声?!何処から!?」
希「でっかい音なるから気をつけぇー!!」
海未「え?!」
ピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピピ!!!!
希はクッション材で包んだ防犯ブザーをドンキホーテ3階から思いっきり投げた。
海未「ゾンビがブザーの方へ・・・。助かったのでしょうか」ペタン
真姫「ちょっと海未!座り込んでる場合じゃないわ!!!今すぐこっちへ来て!!」
海未「すいません。もう足が動かなくて・・・」
真姫「動けないの?!今からい・・・
絵里「私がいくわ!!真姫は上に上がってなさい!!」
海未「絵里!!ってことはさっきの声もやはり希なんですね?!」
絵里「掴まりなさい!もう・・・ダンスの練習ちゃんとやってるの?!足腰にきちゃうなんて・・・」
海未「あはは・・・申し訳ありません。この1週間サボってました・・・」
絵里「これはまた基礎からやり直しね!とりあえず今は・・・お疲れ様」
今日はここまでです
本当はドンキホーテはメイドさんに占領されてて、そこに絵里と希が・・・って展開考えていましたが、がっこうぐらし!っぽくないので辞めました
また書き溜めたら投稿します
一緒に灰☆
おつつ
>>66-67
ありがとうございます
少し書き溜めましたが、アニサマ1日目に参加して疲れたので明日投稿します
μ'sとアイドルマスターコラボ最高でした
今から投稿を開始します
ーーードンキホーテ3階
絵里「私と希は今ここで生活しているわ」
真姫「まさかXデーに絵里と希もアキバにいたとはね」
絵里・希「Xデー?」
真姫「・・・それはオイトイテ・・・。いるのは2人だけなの?」
絵里「今はそうね・・・、他にも居たのだけど・・・。ちょっとね」
真姫「なんとなく察しはつくわ。ゾンビ物の定番・・・というか」
海未「2人が無事で本当に良かったです」
希「いや、それはこっちのセリフやん?なんであんなとこおったの?」
絵里「それに穂乃果達は無事なの?」
海未「実は・・・」
希「そんな事があったん・・・」
海未「なので、話を合わせて欲しいのです」
真姫「・・・」
絵里「私達にはその判断が正しいのかは分からない。でも、近くで見てきた貴方達がそうしたがいいと思うなら、協力するわ」
海未「・・・感謝します」
真姫「とりあえず早く戻りましょうよ。それともみんなをこっちに呼んだがいいかしら」
希「いやぁ、真姫ちゃん。それどっちも無理なんよ」
絵里「まず、ここにみんなを呼ぶって案だけど、それは不可能なの」
海未「こんなに色々揃っているのにですか?」
絵里「えーっとね・・・ここそのうちゾンビに占領されるの」
海未「は?」真姫「え?」
希「ここのね5階にゾンビが大量におるんよ」
海未「5階って僅か2階上じゃないですか!」
絵里「まぁ、事情を話すと長くなるけど、元々ここに避難してた私達が寝ていたのが5階だったの」
絵里「それが私達を除いて全員・・・ゾンビに・・・」
海未「なんで急に・・・。まさか絵里達が何かしたのでは・・・」
絵里「そんな事するわけ無いでしょ!あれは事故・・・だったのかな」
真姫「・・・」
真姫「その話は長くなりそうだから、今はしなくていいわ」
真姫「私は絵里達を信じてるし、5階にゾンビが沢山いるという事実も分かった。そいつらがここに来るのも時間の問題って事よね」
海未「では、何故今すぐここを出れないのですか?ここが危険なら早めに逃げないと・・・。安全な場所なんてあるのか分かりませんが・・・」
絵里「実は今晩出る予定だったのよ。さっき希がブザー投げた穴からブザー投げて、引きつけてる間に・・・ってね」
真姫「なら今まさにその状況なんじゃ・・・いや、そうか。遅いのね?」
希「うん」
希「ほら、覗いてみな。遠くから沢山集まって来よるやろ?あいつら耳はいいんよ」
絵里「耳が良いというよりは反応したゾンビを他のゾンビが見て反応するってのを繰り返してるんだと思うの」
絵里「秋葉原駅に溜まっている奴らが大量にくるわ」
海未「なるほど・・・数が少ないから大丈夫ってわけじゃないのですね・・・」
希「そういうことや!」
絵里「本当は音ノ木坂に行くつもりだったんだけど、明日に延期ね」
海未「申し訳ありません」
絵里「いいのよ。2人で無事に音ノ木坂までいけたか分からないし。・・・上が持つかは分からないけど」
希「とりあえず4階・3階の必要なものはおろして、バリケード作るの手伝って貰ってええ?少しでも時間稼ぎする必要があるんや」
「分かりました」「分かったわ」
ーーー朝・ドンキホーテ2階
希「すっかり朝やね・・・。外に仰山おるわ」
海未「穂乃果との約束破ってしまいました・・・」
真姫「心配しているでしょうね・・・」
希「焦っても仕方ない。今は大人しく待っとくがええ」
絵里「疲れたでしょ?貴方達は寝てなさい。私達が交代で見張っておくから」
真姫「なら、私達も交代で」
海未「いえ、真姫は寝てください」
絵里「海未、貴方もよ。昨晩あれだけ動いて回ったんだから」
希「きちんと体拭かないと汗臭ーくなっちゃうで~」
海未「・・・そんな・・・!!」
真姫「でも・・・」
海未「真姫はもう何日も寝てないでしょう?私達の医者担当が倒れたらみんな困りますよ」
真姫「っん・・・、ごめん。なら少しだけ・・・」
海未「そういえば昨晩の続きはしなくても大丈夫ですか?とりあえず落ち着きましたし」
真姫「えっ・・・、絵里や希がいるのに恥ずかしくて出来ないわよ」
希「・・・え?」
希「なに?昨晩の続き?見られたら恥ずかしい・・・?」
希「・・・ほーん、寝る前にじっくり聞かせて貰おうかのー」ワシワシ構え
絵里「ハラショー・・・」
真姫「え?・・・・・・ば、ばか!!!違うわよ!!2人とも絶対勘違いしてるから!!!」
海未「え、何がどう勘違いを・・・?」
希「そりゃ・・・海未ちゃん・・・ねー?」
真姫「のーーぞーーみぃー!!」
ーーー
希「寝たね」
絵里「久々に楽しい気分になれたわ。あの日以来泣いてばかりだったのに・・・」
希「えりちは何処に行くにしても私から離れなかったもんなー?」
絵里「・・・希・・・ありがとう」
希「そんな正面から感謝されると・・・照れるやん」
絵里「・・・」
希「にこっち・・・大丈夫かな」
絵里「にこだけ安否が分からないのよね。あの日は確かこころちゃん達とアキバに行くって言ってたけど」
希「後で合流しよなー、って話してたんやけどなぁ」
絵里「・・・」
ーーー遠足2日目の夜・ドンキホーテ
真姫「はぁ・・・はぁ・・・」
絵里「39度・・・、仕方ないわ。こんな事態だもの」
海未「これでは真姫を連れて戻るのは難しいですね」
真姫「私を・・・はぁ・・・置いていけばいいじゃない・・・」
希「真姫ちゃん。私らにそんな事が出来ると思う?」
海未「そうですよ。しかし、穂乃果達も心配していると思います」
希「せやなぁ。・・・誰か1人だけ戻るというのはどうやろ?」
絵里「そんなの危険よ」
希「でも道中に殆どゾンビはおらんかったんやろ?」
海未「そうですが、偶々かも知れませんし、保証がありません」
希「実はな、うち、行きたいところがあんねん。でも諦めてた。えりち1人に出来ひんもん」
絵里「え・・・そんなの初耳よ・・・」
希「これ、覚えてる?えりち」
海未「紙・・・文字が沢山・・・英語で印刷されていますね」
絵里「それって確か最初ここで発狂してた男がみんなに見せていた奴・・・」
希「あの時はみんなそれどころじゃなかったけど、落ち着いたから読んでみたんよ」
希「汚れちゃったから全部は読めないけど、あの日の事がここに書いてあるんよね」
希「おかしいと思わない?これはあれが起きる前に書かれてた。つまり予言してたんよ。この事を」
絵里「今回の件はその男が関係している・・・という事ね。何が書いてあるか見せてくれないかしら」
希「私が読んだから説明するよ」
希「このばいおはざーどが起きた理由は書いてなかったけど・・・薬について書いてあるの」
海未「薬?!」
希「ここに書いてある薬を使うと、ゾンビは早期段階なら症状を遅らせる事が出来るんだって」
海未「早期段階・・・それは、どの程度なのでしょうか!」
希「残念ながら完全に意識を失った人はダメみたい。本当に早期の段階だと思う」
希「それに遅らせるだけだから、完治はしないんよ。今の所は・・・」
海未「しかし。これは可能性に賭けるしかありません。もう1度みんなで集まれるなら・・・!」
希(海未ちゃん・・・気持ちはわかるけど、私はこれは今おるみんなの為に使う方がええと思うの・・・)
希「だからうち、これに書いてある場所にとりに
絵里「希がそれを取りに行く理由は何処にあるの?」
絵里「そういうと思ったわ。でも自分がリスクを負ってまでやる必要ないじゃない」
海未「・・・」
希「・・・ごめんな、えりち。これ誰かが行かないといけんのよ」
絵里「説明になってないわ。私はそれがどうしてかと聞いてるのよ。そのうち救助が来てくれる。それから専門の人に任せればいいのよ」
絵里「・・・希、貴方何か隠してるわね。やっぱりその紙見せない」
希「今話したこと以上は読み取れないよ。はい」
絵里「・・・ほんとね」
海未「助けは来るのでしょうか・・・」
絵里「今は確かに危機的状況よ。だけど、空気感染してる訳でもない。感染源(ゾンビ)の機動力は低い。そして、完治させるものでないとはいえ薬もある」
絵里「これが全世界で発生し、人類は滅亡というシナリオはあり得ないわ」
希「・・・そうやね。うちの考えが甘かったわ。ただの女子高生・・・いや、大学生が頑張る事じゃないよね」
海未「・・・でも、これはいい情報ですね。希望が・・・持てる気がします」
絵里(・・・あれから一週間が経ってるのに救助の気配がない。そもそもこれはどの程度の範囲で起きているものなの?)
希(大丈夫・・・よね)
ー
ーー
ーーー???
真姫「・・・」
真姫「え、ここって音ノ木坂学院・・・?」
花陽「真姫ちゃん、早く行かないと穂乃果ちゃん達待ってるよ?」
凛「早くいくにゃー!」
真姫「わっ、ちょっと待ってよ!もう!」
穂乃果「ことりちゃん以外みんな集まったね!花陽ちゃん達も手伝ってくれてありがとう!」
凛「生徒会のお仕事3人だけじゃ、大変だにゃー!」
花陽「ラブライブ効果で今年の新入生は去年よりも遥かに多いそうです!」
真姫「私達2年生の数よりも新1年生の方が数が段違いで多いわね」
花陽「ひぇー、先輩としてやっていけるかなぁ」
海未「花陽はアイドル研究部の部長ですから、部員全員の手本となるように頑張らないとですね」
凛「大丈夫にゃー!凛もかよちんのお手伝いするから!」
真姫「にこちゃんで何とかなったんだから大丈夫でしょ」
ことり「みんなー!お待たせー!お母さん呼んできたよー!」
「「「「「理事長!」」」」」
理事長「春休みなのに集まってくれてありがとう。去年は絢瀬さん達に手伝って貰ったけど、1年経つのは早いものね」
穂乃果「任せてください!1年生達がもっと、もーーっと素敵な高校生活を楽しんで貰えるように頑張ります!」
真姫「穂乃果はそそっかしいからやり過ぎないように注意しなさいよね」
海未「そうですよ、穂乃果。張り切り過ぎて熱を出さないように」
穂乃果「あははは・・・」
真姫(私達の新しい1年が始まるのね。また沢山思い出・・・作れるといいな・・・)
「でももう作れない」
真姫「?!」
真姫「わたしがもう一人・・・?」
もう一人の真姫「作れなかった。私達はもう2度と心から笑う事は出来ない」
真姫「何言ってるのよ。みんないれば、どんな事があっても乗り越えていける」
もう一人の真姫「みんないない。もう集まる事は出来ない」
真姫「いないってどういう事よ。絵里達は卒業しちゃったけど、ほらみんなが・・・」
真姫「あれ、誰もいない・・・」
もう一人の真姫「私(貴方)のせいで!!!!」
真姫「ばいおはざーどは私のせいで起きたんじゃないわ!!!」
もう一人の真姫「でも死んだ。貴方(私)が死ねば良かった。もう戻らない」
真姫「私だって死にたかった!友達のあんな姿見たくなかった!」
もう一人の真姫「でも生きた。みんなを助けるために頑張れば許されると思った」
真姫「結局みんなは助からない。もう踊る事も笑う事も出来ない」
真姫「あの日は戻らない。巻き戻す事は出来ないの。これからももう日常には戻れない。一生貴方は背負い続けるのよ」
真姫「だったらどうするの?私は私で生きる意味は?もう死んでもいいじゃない。じゃ貴方はどうするの?ぱぱは?ままは?いきているの?わたしはひとりぼっちなのよね。もうむりむりむりしんでどうするのわたしがしねばみんなわらうの?じゃどうすればいいのよ!!!!!」
??「だったら・・・どうすればいいか私が教えてあげるね・・・」
真姫「!!??」
真姫「あなたは・・・ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
??「・・・謝らないで、私はこれから真姫ちゃんにとっても酷いことするの」
??「だから、謝らないで。むしろ・・・ごめんなさい」
真姫「なにされてもいいの・・・わたしはばつをうけて、みんなはしあわせに・・・なれば・・・」
ーーー朝・ドンキホーテ2階
真姫「・・・。夢・・・」
海未「真姫!もう大丈夫なのですか?!」
真姫「え・・・?私どうにかなってたの?」
絵里「高熱を出していたのよ。一晩中」
真姫「うそ!私丸一日寝てたの?!」
希「そうよ。まぁ、元気そうやね。体調みて大丈夫そうなら、今晩でも戻ろうか」
真姫(・・・夢・・・はっきりと覚えてる・・・何だったんだろ・・・罪の意識が・・・?)
ーーー
海未「昨日のあの熱が嘘のようですね!」
希「真姫ちゃん、本当にどうもない?」
真姫「・・・?えぇ、私は普通に寝て起きた記憶しかないし・・・」
真姫(夢は・・・見たけど)
希「・・・。分かった。何かあったら言うんよ?」
真姫「え、えぇ・・・」
絵里(希・・・)
海未「そういえば武器・・・!調達しましたよ!」
真姫「武器?それって高枝切り鋏じゃ・・・」
海未「鋏の片方を外しました。これで先端は刃物です」
真姫「・・・これならゾンビを殺す事も・・・出来そうね」
絵里「あとはこれ、日本刀よ日本刀!」
真姫「うぇぇ?!なんで日本刀があるのよ」
希「ロトの剣もあったよ」
真姫「いやそれ偽物でしょ・・・」
絵里「この日本刀は本物みたい!なんか切れるのよ!」
真姫「・・・なんか日本刀でゾンビ切りまくる漫画読んだことあるわ・・・まさにそれね」
海未「まぁ、使う事があるかは分かりませんが、非常時に!」
真姫「・・・なんで楽しそうなのよ。海未って旅行先で木刀を喜んで買うタイプでしょ」
海未「なななな何故それを!!」
絵里「だけど、使うのは本当に危険な時に・・・ね?」
海未「はい」
真姫「私はシャベルでいいわ。なんか物騒だもの」
ーーー遠足3日目の夜・ドンキホーテ2階
海未「何してるのですか?」
希「3階のこの穴から持っていけない分の食料や生活用品を下に落とすんよ」
絵里「ここはいつか分からないけど次期にゾンビに占拠されるわ」
絵里「そのうちゾンビたちは勝手に下に降りて行くだろうけど、その間食料が勿体無いじゃない?」
海未「他の生き残りや、私たちが食料に困った時に取りに来れるってことですね」
希「日持ちしないのや直射日光ダメなのは無理やけどね」
真姫「準備は出来たわ。行きましょうか」
海未「穂乃果・・・今戻ります」
今回の投稿はここまでです
原作で言うと2巻までが終わりました
(ショッピングモール編ですね)
原作のくるみとは違いゾンビを殺す事に躊躇いを持ってますが、それでも生きていられるのはゾンビが弱すぎるおかげですね
(勿論くるみが躊躇っていない訳ではありませんが)
原作はまだ完結していないので、既にオリジナル全開ですが、これから更にオリジナル展開で完結まで運ぶ予定です
よろしくお願いします
遅くなりましたが今から投稿します
ーーー秋葉原
それから絵里と希が3階にあがり荷物を降ろした後、防犯ブザーを投げ落とした
私と真姫はその間にバリケードを破壊し、道を確保する
1階にゾンビがいるのではという心配はあったが、ソンビは全くいなかったため、私達は手を汚さずに済んだ
絵里「拍子抜けするぐらい誰もいないわ」
真姫「昼と夜の人気(ひとけ)の差は流石秋葉原って感じね」
希「これが新宿や渋谷だったらと思うと・・・」
海未「それに春休みの終わり頃ってタイミングで良かったと思います。学院に人が少なかったというのが救いです」
真姫「私達運が良かったのね・・・」
ーーー音ノ木坂学院正門前
海未「着きました。穂乃果達には謝らないといけません」
真姫「そうね。でも無事に帰って来れて本当に良かったわ・・・」
絵里「その前卒業したばかりなのに、戻って来ちゃうなんてね」
希「何処から入ればええん?」
海未「ほら、あそこの梯子から・・・って、ことりが覗いていますね」
希「あ、ほんまや。んで、どっかに行ってしまったね」
真姫「ことりは今喋れないから。穂乃果達を呼びに行ったんじゃないかしら」
絵里「穂乃果が出てきたわよ。叫ぼうかしてるところをことりが必死で口抑えてるわ」
真姫「ふふふ、穂乃果達には悪いけど、なんか安心しちゃうわ」
ーーー部室
穂乃果「うみちゃんのばぁかぁ!!わたしたちがどれだけしんぱいしたと、おもってるのぉ!!」びーびー
わーわー
わーわー
海未「謝りますので・・・何でも言うこと聞きますから泣かないでください・・・すいません」
ことり「・・・」ポロポロ
真姫「ごめんなさい。私の無計画さ、体調管理のせいよ」
希「真姫ちゃんも頑張ってたやん。今回の件は誰もわるうないよ」
花陽「絵里ちゃんと希ちゃんまで一緒だなんて・・・」
凛「凄いにゃー!まさかのμ's全員集合だにゃー!」
絵里「えっ、全員・・・?」
穂乃果「そうなんだよ!!にこちゃんもここにいるんだ!!!」
真姫「にこちゃん?!」
凛「真姫ちゃん達が戻ってくる少し前にグラウンドに立っていたの・・・でも、体調が良くないみたいで、ずっと寝て苦しそうなんだ」
真姫「それを早く言いなさいよ!何処にいるの?!」
凛「生徒会室で寝てるにゃー・・・」
真姫「行ってくる!」
凛「凛もいくに
花陽「私が行くよ!凛ちゃんはみんなに話したいことがあるよね?」
凛「う、うん!!ありがとうかよちん!真姫ちゃんとにこちゃんをよろしくにゃー!」
希「・・・」
絵里(なるほど・・・ね)
凛「えー、おほん!」
凛「みんな!凛ね!実は前から考えてた事があるの!」
海未「どうしたのですか・・・?」
穂乃果「凛ちゃん・・・?」
凛「かよちんとね、集まったらいいなー、そしたら絶対やりたいよねーって話してた!」
希「やけに勿体振るね」
凛「えへへ、んーとそれはね・・・」
ーーー生徒会室
真姫「にこちゃん、酷い熱・・・。それに汗が酷いわ。脱水症状になる前に水分を補給させないと」
真姫「最低限の応急手当はしてあるわね。ことりがいてくれて助かったわ。だけど・・・」
ーーー
真姫「これでよし」
ドタドタドタ バタン!!!
凛「真姫ちゃんにも聞いて欲しい事あるにゃー!」
真姫「うぇぇ?!・・・って凛!びっくりさせないでよ!」
凛「真姫ちゃんごめんにゃー。って、真姫ちゃん!!にこちゃんに何してるの!!!!」
真姫「何って拘束よ。暴れないようにね」
花陽「そんな事したら可哀想だよ!」
凛「うんうん!放してあげないと・・・」
真姫「辞めて、凛。にこちゃんがあいつらと同じようになってたらどうするつもりなのよ」
凛「だけど・・・」
真姫「大丈夫。安全が確認できたら離すから」
真姫「それより聞いて欲しい事ってなによ?」
凛「・・・!!そうだよ!ライブだよ!ライブ!!」
真姫「はぁ?」
ーー少し前・部室
穂乃果「ライブ!!?」
凛「そうだにゃー!みんな集まったらやりたいなって、ずっと思ってたの!!」
凛「μ'sが再集結したんだよ!解散はしちゃったけど・・・こんな時だからこそ、またみんなで一つになりたいなって・・・!」
海未「凛・・・」
・
・
・
穂乃果「うん!!」
穂乃果「いいじゃん!ライブ!今回だけの特別ライブ!やろうよ!」
希「そやね。いいやん、ライブ」
希「うちね、こんな事もあろうかと。いいもの持ってきたんよ~」
海未「無線機・・・ですか?」
絵里「まさか、それでライブ流すつもりなの・・・?」
希「そうやで。聞いてくれた人が助けに来てくれるかもやん」
穂乃果「おお・・・おお!!」
穂乃果「凄いよ!希ちゃん!使えるの!?」
希「うちに任せときー!」
凛「凛の考えを予知してこんな準備を・・・。希ちゃんはやっぱり凄いにゃー!」
海未「いや、電波法と言うものもありますし・・。それに他の人の救難コールの邪魔をするのではないでしょうか」
穂乃果「?」
凛「?」
海未「私達は大人しく救助を待つべきではありませんか?これを使って救助コールを送ればきっと」
絵里「・・・そうね、確かに良くはないかもしれないわ。でもやったがいいと私は思う」
海未「絵里まで!」
希「海未ちゃん・・・確かに今はそんな事態ではないかもしれない」
希「でもだからこそ、やりたいとうちは思ってる」
海未「・・・」
穂乃果「海未ちゃん海未ちゃん!」
海未「え?」
穂乃果「さっき海未ちゃんなんでも言うこと聞くって言ったよね?!」
凛「言ったにゃー!」
海未「・・・確かに言いましたが・・・!」
海未「・・・ことりは賛成なのですか?」
ことり「・・・」コクリ
海未「・・・はぁ、なら真姫にも了承を貰ってきて貰えますか?やるなら準備が必要だと思いますので」
凛「分かったにゃー!」
絵里「私達もにこの様子を見に行きたいわ」
希「せやね。大丈夫なんやろか」
穂乃果「海未ちゃんは見に行かなくて大丈夫?」
海未「絵里達が行くなら大丈夫でしょう。それよりも私は穂乃果とことりに話があります」
穂乃果「えぇ?!なんで私達?!」
凛「じゃ、行くにゃー!」
絵里「わっ、凛ったら走って行っちゃったわ・・・」
ーーー生徒会室
凛「てな感じにゃー!」
凛「かよちんと前から話してたんだ。ねー、かーよちん!」
花陽「うん!!」
真姫「・・・」
真姫(こんな状況でも・・・)
真姫「分かったわ。にこちゃんが元気になったらね・・・」
凛「モチロンだにゃー!」
ガララ
絵里「にこの様子はどうかしら」
真姫「あら、絵里に希。これからよく見るところだけど、ことりが応急手当してたみたいで大丈夫そうだわ」
希「しっかり拘束されとるね。真姫ちゃんがやったん?」
真姫「えぇ、そうよ。念のため」
凛「可哀想だと思うけど仕方ないにゃ・・・」
ーーー部室
海未「それでは穂乃果、ことり。2人はこの3日間、ちゃんと寝てましたか?」
穂乃果「え、えーと、うん、ね、寝てたかなー?」
ことり「・・・」ブンブン
海未「・・・」
海未「心配かけたことは謝ります。申し訳ありませんでした」
海未「しかし、上級生である貴方達が倒れてしまったらどうするんですか!」
穂乃果「ひぇ・・・ごめん・・・海未ちゃん・・・」
ことり「・・・」
海未「寝てください。ライブの打ち合わせは私達でやりますので」
海未「それとことり、貴方はライブ・・・大丈夫なのですか?」
ことり「・・・」
海未「あの時・・・みんは傷つきました。ことりだって母親を・・・理事長を・・・」
穂乃果「海未ちゃん・・・」
海未「声が出ないなら無理してやらなくても。辛い思いをするだけかもしれませんよ?」
ことり「・・・」
ことり「・・・・・・」
ことり「・・・・・・・・・だ・・・」
穂乃果「えっ、ことりちゃん?!」
ことり「・・・だ・・・だっ・・・・・・だ・・・い・・・・・・ぶ」
海未「ことり・・・」
ことり「・・・」にこり
海未「すいません、ことり。・・・大丈夫なのですね。なら・・・みんなで立派なライブにしましょう!」
穂乃果「うん!!!」
ことり「・・・」
ことり(ありがとう、海未ちゃん。ことり・・・声が出せるように頑張るよ)
ーーー
絵里「あら、穂乃果とことりは?」
海未「寝ていないようだったので寝させました。にこの様子は大丈夫でしたか?」
真姫「今の所は大丈夫だけど、今回の事態の原因がはっきりしない以上、これからも大丈夫とは言えないわ」
希(それは真姫ちゃん・・・貴方もだけどね・・・)
凛「それじゃ、にこちゃんが目を覚ますまでに準備進めるにゃー!」
希「そうやね。とりあえず会場とか・・・色々決めておこうか」
ー
ーー
ーーー
凛「場所は屋上で決定ー!学園祭を思い出すにゃー!」
絵里「今から衣装や曲を作る余裕はないから、これまでの曲をやる感じね」
真姫「ラジオなんだから、衣装とかはどうでもいいんじゃない?」
希「何言ってんの、真姫ちゃん。ちゃんと録画もするでぇ」
海未「肝心の配信なのですが、ラジオでやることを他の人が知らないなら意味がないのでは?」
絵里「モチロン、それは宣伝するのよ!!」
希「こんなのもあるで~」
凛「風船だにゃー!!!!」
海未「いつの間にそんなものを・・・」
真姫「化学室に水素ガスがあったわね。それを使いましょ」
花陽「ビラを結びつけて飛ばすんだね!」
絵里「じゃ、広告・会場準備、選曲をしましょう。あと練習もしなきゃね」
真姫「にこちゃんの看病もしないといけないから、ゆっくり準備しましょ」
海未「とりあえず今からはみんな休息を取りましょう。すっかり朝ですね」
希「夜の方が安全だから、すっかり夜型になってしもうたわ」
絵里「夜にこんなに活動出来るのも、電気の供給が止まっていないからね」
凛「ライブは昼にやるから、生活習慣戻さないとね!」
希「今のうちに電気や水は貯めとかないとやね」
真姫「それじゃ、交代で見回りしながら今から丸一日間は休息をとしましょ」
凛「分かったにゃー!」
ー
ーー
ーーー生徒会室
真姫(まさか、ライブをやる事になるなんてね。凛もあんなだけど、このままじゃ私達が消耗して行くだけって分かってるのかもね)
にこ「う・・・うぅ・・・」
真姫「・・・にこちゃん・・・」
真姫(ライブやるんだからにこちゃんも早く元気になりなさいよね。練習だってしなくちゃいけないんだから)
真姫(いつまでもこの生活出来るわけ・・・ないんだから。本当に早く起きなさいよ・・・)
にこ「こころ・・・ここあ・・・こたろう・・・」
真姫「・・・」
~回想~
希「にこちゃんな、あの日こころちゃん達連れて秋葉原にいたらしいんよ」
希「だから、何処かでまだ生きてたらいいなぁと合流出来たらなぁと思ってたら、本当に生きてたなんてなぁ・・・」
~回想終わり~
真姫(こころちゃん達と一緒にいたなら・・・こころちゃん達は何処に行ったというの・・・?)
真姫(それに、秋葉原にいたなら何故音ノ木坂に来るまでに10日も・・・)
真姫「にこちゃんに何があったって言うの・・・?」
真姫「あっ・・・」くらっ
真姫「っ・・・目眩が・・・。最近目眩が多いわね・・・疲れてるだけかしら・・・」
今回はここまでです
ちょこちょこ書き溜めては投稿していますが、進みが遅くてすいません
そのうちどばっと書き溜めて一気に話を進められたらと思います
あと、乙などのレスもして頂きありがとうございます
あと今回、このスレが初スレなのでアドバイスとか頂けたら嬉しいです
取り込めるよう努力します
すいません
今週は投稿休みます
来週のSW中に完結するよう頑張ります
こんな時間ですが、投稿を開始します
―――2日後・部室
穂乃果「んー、曲目と衣装はだいたい決まったけど、ライブの日が決まってないから宣伝出来ないね」
海未「にこが目覚めない事にはいつライブやるか決められませんからね」
絵里「そうね。真姫がずっと看病しているけど体調は大分良いみたい」
ことり「り・・・んちゃ・・・も」
穂乃果「だね!凛ちゃんもにこちゃんの看病頑張ってる!」
希「ライブもいいけどこれからのことも考えんといかんしなぁ」
海未「最近、外のゾンビの数・・・増えてると思いませんか?」
絵里「・・・とっくに始業式の日は過ぎているわ。ゾンビたちに日にちの感覚があるのかは分からないけど」
絵里「学院の生徒たちが徐々に集まってきている・・・のかも」
希「今までは学院の人数が少なかったからどうにかなっていたけど、人数集まったらどうなるか・・・」
穂乃果「そういえば真姫ちゃんが言ってた。上野のほうにある医大にいけばここよりはマシなんじゃないかって」
海未「医大・・・あぁ、あの有名大学の・・・。確かにあそこなら医療施設も整ってますし、緊急時の災害対策も充実していると聞いたことがあります」
絵里「今回の事も何か知っている可能性があるわ」
希「・・・」
希「・・・実はn
凛「うわあああああああああああああああああああああああ」
「「「「「!?」」」」」
穂乃果「凛ちゃん!?」
海未「まさか、ゾンビが侵入を!?」
海未「行ってきます!!」
絵里「私たちも!」
―――生徒会室
真姫「にこちゃん!!!」
にこ「・・・どうしたってのよ・・・あの子は・・・」
真姫「凛は・・・」
海未「凛!真姫!どうしたのですか?」
にこ「あっ・・・海未・・・」
海未「にこ!目を覚ましたのですね!話はしたいですが、とりあえず凛は!?」
真姫「凛なら外に飛び出していったわ・・・どこにいったかは・・・追いかけないと・・・」
海未「探してきます!」
・
・
・
希「海未ちゃんはやい・・・」
穂乃果「疲れたよ・・・」
絵里「にこは目を覚ましたのね。凛は・・・飛び出していったみたい」
ことり「に・・・こちゃ・・・n」
真姫「みんな・・・ごめん。油断してた」
にこ「・・・どういうことよ・・・?」
絵里「何があったかは察しがつくわ。希!」
希「わかってるで!」
絵里「穂乃果!探してくるわ!穂乃果はにこに説明してもらえる!?」
穂乃果「わ、わかったよ!」
にこ「私は・・・」
―――少し前・生徒会室
凛「にこちゃん目を覚まさないねー」
花陽「でも体調は大分よくなったね」
凛「目を覚ますのも時間の問題だにゃー!たぶん」
真姫「凛・・・穂乃果のところに行ってないで大丈夫?」
凛「え?どうしてにゃー!にこちゃんが目を覚ましたときに一番におはよう!っていうんだー!ねーかよちん!」
真姫「・・・」
にこ「ん・・・んん・・・」
真姫「にこちゃん!」
凛「本当に時間の問題だったにゃー!」
真姫「凛、しずかに」
凛「はーい」
にこ「・・・ん・・・真姫・・・?」
凛「凛もいるにゃー!おはよう!にこちゃん!」
にこ「凛・・・うっさい・・・」
真姫「よかった・・・本当によかった・・・」
にこ「なんだ・・・無事につけたんだ・・・本当に・・・」
凛「本当よかったね・・・よかったね・・・にこちゃん真姫ちゃん・・・」
凛「うん。そうだね。本当に」
にこ「ははは・・・私だけ生き残れたんだ・・・ははは・・・」
真姫「にこちゃん・・・落ち着いて。落ち着いたら何があったか教えて」
にこ「ありがとう・・・真姫・・・」
凛「本当、よかったねぇ。ねぇかよちん」
にこ「え?花陽もいるの?」
真姫「・・・ちょっ!」
にこ「真姫と凛しかいないじゃない。花陽は?」
凛「にこちゃんまだ寝ぼけてるー。かよちんなら凛の横にいるじゃんー」
凛「あはは、かよちん!にこちゃんは寝ぼけてるだけだよー!」
にこ「???」
にこ「はぁ?!!?あんたこんな時に馬鹿にしてるの!?」
真姫「にこちゃん、落ち着いて!ちゃんと説明するから!凛もここからとりあえず出て行って!」
凛「何言ってるの!?にこちゃんが頭おかしくなったんだよ!かよちんが可哀想だよ!」
にこ「頭おかしいのはあんたでしょ!!!どこに花陽がいるっていうのよ!」
凛「いるもん!いるもんいるもんいるもん!!」
真姫「にこちゃん!!!凛!!!」
凛「うわあああああああああああああああああああああああ」
凛「かよちんはいるもん!!いるもん!!死んでなんかないもん!!!にこちゃんも真姫ちゃんも嫌い嫌い嫌い!!!!」
バタバタバタ
真姫「ちょっと・・・・凛!!どこにいくの!?」
にこ「何よあれ・・・ねぇ・・・」
にこ「花陽は・・・いないの?」
真姫「・・・」
真姫「・・・・・・」
真姫「花陽は・・・死んだわ・・・私のせいで・・・」
真姫「でも凛の中では生き続けているのよ・・・」
―――12日前(ばいおはざーど発生当日)・音ノ木坂
穂乃果「ことりちゃん以外みんな集まったね!花陽ちゃん達も手伝ってくれてありがとう!」
凛「生徒会のお仕事3人だけじゃ、大変だにゃー!」
花陽「ラブライブ効果で今年の新入生は去年よりも遥かに多いそうです!」
真姫「私達2年生の数よりも新1年生の方が数が段違いで多いわね」
花陽「ひぇー、先輩としてやっていけるかなぁ」
海未「花陽はアイドル研究部の部長ですから、部員全員の手本となるように頑張らないとですね」
凛「大丈夫にゃー!凛もかよちんのお手伝いするから!」
真姫「にこちゃんで何とかなったんだから大丈夫でしょ」
ことり「みんなー!お待たせー!お母さん呼んできたよー!」
「「「「「理事長!」」」」」
理事長「春休みなのに集まってくれてありがとう。去年は絢瀬さん達に手伝って貰ったけど、1年経つのは早いものね」
穂乃果「任せてください!1年生達がもっと、もーーっと素敵な高校生活を楽しんで貰えるように頑張ります!」
真姫「穂乃果はそそっかしいからやり過ぎないように注意しなさいよね」
海未「そうですよ、穂乃果。張り切り過ぎて熱を出さないように」
穂乃果「あははは・・・」
・
・
・
穂乃果「よーし!準備はばっちりだね!!」
海未「みなさんお疲れさまでした」
ことり「ねー、お母さんいいでしょー?」
理事長「仕方ありませんね。散らかしたらちゃんと片付けるのですよ?」
真姫「何するの?」
穂乃果「打ち上げだよ!おかし沢山準備してるんだ!」
海未「これはさすがに多すぎじゃありませんか?」
穂乃果「余ったら部室の貯蓄に・・・!」
凛「終わらないパーティの始まりだにゃー!」
ことり「とりあえず準備で出たごみの片付けが終わったら楽しもうね」
花陽「よーし任せてください!」
ゴォン・・・
花陽「?」
花陽「何か聞こえませんでした?」
ことり「アキバから聞こえたような・・・?」
穂乃果「あー、なんか煙出てるー」
凛「アキバにある危険物が爆発したんじゃないかにゃー?」
真姫「ちょっと気になるけど、そのうち収まるでしょ。」
理事長「私が確認してきますので、貴方達は片付けをお願いしますね」
「はーい」「承知しました」「分かったわ」
―――体育館
ゴォン・・・
ゴォン・・・
花陽「ねぇ?音が鳴りやまないよ・・・」
真姫「確かにこれは・・・何かおかしい・・・?」
ゴォン・・・
穂乃果「体育館の掃除もかんりょー!これで全部終わりだね!」
ことり「ねぇ、穂乃果ちゃん。ちょっと外の様子見てきたがいいんじゃないかな?」
穂乃果「確かに気になるね」
海未「ちょっと見に行きますか」
ゴォン・・・
―――グラウンド
真姫「ごほっごほっ。何か煙たいわね・・・」
花陽「真姫ちゃん、大丈夫?」
真姫「大丈夫よ。でも様子がおかしいわ。ほらあそこ・・・人の動きか不自然よ」
穂乃果「何か・・・何だろう・・・普通じゃない・・・」
凛「!!」
凛「ことりちゃん!!理事長が倒れてるよ!!」
ことり「えっ・・・お母さん!」
海未「理事長が倒れて・・・?周りの人に襲われている?」
ことり「おかあああさん!!」
理事長「ことり、来てはいけません!!早く校舎に逃げなさい!!」
ことり「お母さんおいていけないよ!誰なの!?お母さんに何してるの!?」
海未「ことり!どう見ても状況がおかしいです!」
ことり「でも!でも!!」
花陽「ひぃ!」
凛「かよちん!?」
花陽「あの人血まみれなのに・・・私たちの方に・・・来てる」
ゾンビ「あぁ・・・・ああああ・・・」
理事長「逃げなさい!!!!貴方達まで殺されるわ!!!」
穂乃果「理事長!今、助けます!!!」
海未「穂乃果!?」
穂乃果「てやああああああああ、やぁ!!!!」
ぼこぉ
真姫「箒で!!」
穂乃果「理事長から離れろぉー」ブンブン
ことり「お母さん!!」
海未「り、理事長・・・手を!」
理事長「うぅ・・・」
真姫「理事長・・・血が出てるわ・・・応急措置をしないと・・・!」
凛「かよちんも早く・・・校舎に逃げるにゃ!」
花陽「・・・う、うん!」
―――校舎
ゾンビ「あぁ・・・あ・・・」
花陽「校舎内にも入り込んでる!」
穂乃果「でていけぇー!」ブンブン
海未「穂乃果!正常を無くしているだけで、相手は人間です!!」
穂乃果「でも、このままじゃ・・・」
理事長「相手は・・・既に死んでいます・・・うぅ・・・」
ことり「死んでいる・・・?」
真姫「それって・・・ゾンビってことじゃない!!」
海未「ゾンビ!?」
凛「かよちん!!逃げなきゃ!!!!」
理事長「私も実物を見るまで信じられませんでした・・・申し訳ありません」
理事長「バイオハザードが起きたから避難せよという連絡がありました。しかし対応が遅れてしまいました」
海未「こんなの・・・信じられるわけありません・・・」
花陽「来てるよ!!!逃げなきゃ!!」
ことり「お母さん、とりあえず逃げよう!」
理事長「いえ・・・ここは貴方達だけで行きなさい・・・私はもう手遅れです」
理事長「これは血液感染したらもうおしまい・・・」
ことり「そんな!!」
理事長「できるだけ上に登ってゾンビが入ってこないようにバリケードを作りなさい!!」ググッ
穂乃果「理事長!立ち上がっても・・・!?」
理事長「ああああ・・・・行きなさい!!!!」
海未「・・・!!!い・・・行きますよ!!」
ことり「そんな・・・お母さん!!!」
理事長「あぁ・・・あああ、ああああああああああ」
真姫「様子がおかしいわ・・・・血液感染・・・はは・・・」
ことり「おかあさあああんんん」
海未「ことり!すいません無理やり連れていきます!穂乃果手伝ってください!」
海未「穂乃果?」
穂乃果「う・・・うん!!」
―――2階
凛「だめにゃ!2階にもゾンビがいる!」
花陽「ふ・・・二人!」
穂乃果「二人ぐらいなら・・・追い出そう!!」
海未「・・・同じクラスの・・・部活で・・・」
ことり「・・・」
真姫「ははっ・・・」
花陽「真姫ちゃん?」
真姫「外・・・見てみなさいよ。真っ赤・・・」
凛「外は・・・炎?燃えてる・・・道路も血だらけ・・・」
穂乃果「たああああ!」ブンブン
ことり「・・・!!」
ことり「お母さん!!!」
海未「えっ!?」
ゾンビ(理事長)「あぁ・・・・・ああ・・・・」
花陽「正気じゃ・・・ない!?」
凛「前も後ろも・・・どうしよう!?」
真姫「無理よ。私たちはここで死ぬのよ」
花陽「真姫ちゃん!?」
穂乃果「きゃぁ!!」
海未「穂乃果!?」
穂乃果(だめだ・・・力も強い・・・どうしようどうしよう)
穂乃果(殺す・・・しかないの・・・?)
ことり「お母さん・・・どうしちゃったの・・・?」
真姫「もう無理よ。血液感染だけで終わり?触ることも出来ないじゃない」
真姫「死にたくない死にたくない死にたくない・・・逃げなきゃ・・・」
花陽「真姫ちゃん!しっかりして!」
凛「真姫ちゃん!!!」
ゾンビ(理事長)「あああああ・・・・あぁ・・・・」
ことり「お母さん・・・辛いの?辛いんだね?はははは」
真姫「ははは・・・」
海未「ことり・・・真姫・・・?どうすれば・・・」
穂乃果「どっかいってよぉおおお」ブンブン
真姫「大丈夫よ、穂乃果。こいつらなんて・・・」
花陽「・・・真姫ちゃん!だめ!」
穂乃果「えっ・・・真姫ちゃん・・・?」
凛「真姫ちゃんそっち行ったらだめにゃー!」
真姫「こいつらなんて・・・こいつらなんて・・・」
真姫は前方のゾンビの方へ駆けていく
ゾンビ「あああ・・・」
凛「真姫ちゃん危ない!!」
ゾンビ「あああ・・・!!」
真姫「あぁ・・・私もそっち側ね・・・」
・
・
・
花陽「大丈夫、真姫ちゃん」
真姫「えっ」
凛「かよちん・・・・!!!!!!!」
穂乃果「花陽ちゃん・・・」
ゾンビ「ああああ」ガツガツ
凜「かよちんを・・・食べるなああああ」
真姫「何してるのよ・・・・なんで・・・なんで!」
花陽「真姫ちゃんの言う通り・・・もう無理だよ・・・」
花陽「でも、ひとつだけどうにか出来る方法だ・・・と・・・」
ゾンビ「あああ」ガツガツ
花陽「あぁ・・・痛いよ・・・」
ゾンビが噛みついてる肩から花陽の血があふれ、それが真姫の顔に飛び散る
真姫「あぁ・・・・ああ」
花陽「ゾンビさんたち・・・私と一緒に・・・きて・・・離さない・・・」
花陽は肩に噛みついてるゾンビと腕に噛みつくゾンビの手を引き階段の方向へ歩いていく
ことり「・・・」
海未「花陽・・・どこへ・・・」
花陽「ゾンビさんたちは私が一階に連れていくよ。上にほかの・・・ゾンビがいるかは分からない」
花陽「でももしかしたら・・・、すぐにここを塞いで・・・」
凛「かよちん!だめだよ!行かないでよ!!!」
花陽「凛ちゃん・・・ごめんね。私ちょっと行ってくるよ」
穂乃果「・・・・!!!花陽ちゃん!」
海未「穂乃果、もう・・・無理です・・・」
ことり「花陽・・・ちゃん・・・ごめんなさい・・・」
ことり「お母さんは私が・・・どうにかするから・・・」
海未「ことり・・・?」
ことり「穂乃果ちゃん、この箒は私が借りるね・・・」
ことり「お母さん・・・今楽にするよ・・・待っててね」
穂乃果「ことりちゃん!!」
ことり「やあああああ」
ことりは待った箒を理事長の口に突っ込み、そのまま押し込んだ。
ことり「おかああさあああああんんんん」
ゾンビ(理事長)「がっ・・・がぁ・・・」
突き刺した箒は喉に食い込み、理事長はそのまま階段を転げ落ちた。
海未「ことりまで落ちたらいけません!!」がしっ
花陽「ありがとう・・・ことりちゃん・・・理事長は任せてね」
凛「かよちん・・・血まみれ・・・」
花陽は理事長を追うように二人のゾンビを連れて階段を転げ落ちた。
凛「かよちんんんんんんんんんんん、どうしてどうしてこんなことに!?」
ことり「・・・」
凛「どうしてえええええ!」
海未「凛!花陽の犠牲が無駄になってしまいます!今すぐバリケードを・・・」
凛「かよちんは犠牲になってない!!なってない!・・・真姫ちゃん!真姫ちゃんが突っ込まなければかよちんは!」
真姫「・・・っ、は・・・花陽?」
凛「真姫ちゃんのばかああああ」
海未「穂乃果、凛を止めてください!」
穂乃果「う・・・うん!!!」
・
・
・
―――現在・生徒会室
穂乃果「・・・ってことなんだ。それからなんとかバリケードを作って安全は確保したんだけど、凛ちゃんは塞ぎこんで・・・ことりちゃんも声が・・・」
穂乃果「でも突然凛ちゃんが元気になって、その日から凛ちゃんの中には花陽ちゃんがいるの」
真姫「・・・私のせいよ」
にこ「・・・事情は分かったわ。でも、それでいいの?」
にこ「ねぇ、穂乃果。あんたこれでいいの?」
穂乃果「わかんないよ・・・。でも花陽ちゃんがいなくなってから凛ちゃんはとても苦しそうだった」
穂乃果「花陽ちゃんを失ったからじゃない・・・何か別の事でとても苦しんでた」
穂乃果「だから、今凛ちゃんが楽しそうなら私たちが合わせる方がいいんじゃないかって」
にこ「・・・そう・・・」
―――放送室
海未「凛・・・ここにいたのですね」
凛「ひっぐ・・・ひっぐ・・・」
絵里「凛・・・」
希「・・・ここはうちに任せてもらえる?」
絵里「希・・・分かったわ・・・」
絵里「海未、ここは任せて生徒会室に戻るわよ」
海未「え?・・・えぇ」
―――生徒会室
絵里「凛はいたわ・・・希が話を聞いてる」
穂乃果「よかった・・・」
海未「事情は・・・話せたのですか?」
にこ「えぇ・・・聞いたわ・・・花陽は・・・」
真姫「理事長も・・・花陽も…たぶん一階にいるはずよ」
絵里「ここにいられる時間も残りわずか・・・。」
絵里「ところでにこ・・・貴方は今までどうやってここに・・・?」
にこ「どうやってって・・・こころ達と逃げてたわ・・・雑居ビルに籠って」
にこ「でも、みんな死なせてしまった・・・」
真姫「にこちゃん・・・」
今回はここまでです
完結させようとしましたが無理でした
まだ続きます
何かあればレスお願いします
このSSまとめへのコメント
巡回が増えてしまった…