八幡「雪ノ下か!?十年ぶりだな…」 (18)
八幡「あー今日もバイト疲れたぁ 戸塚癒してくれぇ…戸塚ももう結婚したんだったな」
八幡「由比ヶ浜は立派に小学校の教師になったんだったなぁ…一方で俺は良い大学出たのに日雇いの力仕事」
八幡「マジで人生どっから狂ったんだ」ドカッ
八幡「イテテ おいアンタちゃんと前向いて歩け!」
???「すいません。電話に集中していたもので」
八幡「あ~こりゃアンタの不注意だなぁ~医療費貰わないとな~」
???「随分とアコギな商売ですね。今時代滅多にありませんよ」
八幡「はっ?ぶつかっといて何だその態度は!」
???「貴方こそ酔っているじゃありませんか、一概に私が悪いとは言い切れませんね」
八幡「いい加減にしろ!比企谷八幡に逆らうってのか?」
???「え?比企谷くん?」
八幡「はっ?誰だお前?何で俺の名前を・・・」
???「私よ 雪ノ下よ」
八幡「はああああ?マジか?何で髪型が茶髪のボブになってるわけ?」
雪乃「貴方こそ随分と落ちぶれた様ね。今は暴力団の下っ端って所かしら?」
八幡「ちげぇよ…そうだ雪ノ下!久しぶりに会ったんだこれから飲みに行かないか?」
雪乃「そうね…今日は用事がないし付き合ってあげるわ。遺憾なのだけれど」
八幡(へへ 財布には2000円しかない。奢って貰うか。)
八幡「じゃあ行くか」
雪乃「えぇ」
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~居酒屋~
八幡「鳥軟骨から揚げと生中!あと枝豆と出し巻き卵も!」
雪乃「随分と食欲があるわね」
八幡「ったりめーだ、日雇いを甘くみるなっての」
雪乃「貴方今、日雇いとして働いているの?」
八幡「あぁそうだ…お前は何してんだ?」
雪乃「高校教師よ」
八幡「は?冗談だろ?お前が教師?ありえねぇだろう ハハハハ」
雪乃「そんなにおかしいかしら?」
八幡「お前の事だから S○NYとかそういった類の一流企業かと思ったよ」
雪乃「貴方こそ何で日雇いなの?あの大学に行って教師になったんじゃなかったの?」
八幡「くだらねぇ昔話はやめようぜ」
雪乃「やはりあの話本当なのね…」
八幡「それ以上言うな」
雪乃「詳しくは知らないけれど貴方が全て悪いわけじゃないわよ」
八幡「うるせぇ!やめろって言ってんだろう」
雪乃「ごめんなさい。」
八幡「お前こそまだ結婚してねぇのかよ?葉山辺りと結婚してもう子供でもいると思ってたよ」
雪乃「結婚をする予定はないわね。それに葉山くんはもう既婚者よ」
八幡「誰か当ててやろうか?陽乃さんだろ?」
雪乃「知ってたの?」
八幡「予想だよ。でも雪乃ちゃんは選ばれなかったんだね」
雪乃「貴方酔いすぎよ?それに葉山くんとの結婚はちょっと無理だわ」
八幡「なぁ雪ノ下、質問していいかぁ~?お前って今まで彼氏いたことあるか?」
雪乃「答えないといけないかしら?」
八幡「いいじゃねぇか~それぐらい」
雪乃「今まで二人とお付き合いしたわ どちらとも一ヶ月も続かなかったけれど」
八幡「ハハハ まぁお前の彼氏は大変だわな。平たく言えばお前ってワガママだもんな」
雪乃「そういう貴方はどうなのかしら?それに言葉が過ぎるわよ 不愉快だわ」
八幡「は?お前なんて昔これ以上の酷い事言ってたじゃねぇか 毎日の様にな」
雪乃「ごめんなさい、言葉より今の貴方が不愉快だわ もう帰るわ」
八幡「勝手に帰れよ 金だけ払っといてくれ~2000円しかねぇから」
~公園~
八幡「家まで帰るの面倒だから~ここのベンチで寝るか~」zzzz
回想
雪乃「貴方と出会えて良かったわ。その…だから」
八幡「待て、それは何時か俺から言わせてくれ」
雪乃「どういうことかしら?」
八幡「今はまだ・・・」
雪乃「仕方がないわね。待っていてあげるわ。」
~翌日~
八幡「あ~思い出したくない黒歴史を思い出しちまった。ってここどこだよ?」
雪乃「やっと目を覚ましたのね」
八幡「は?何でお前いんの?」
雪乃「あんな状態の貴方を放置したら犯罪でもするんじゃないかと思ったのよ だから仕方なく」
八幡「それはすいませんでした。ってかもう10時だぞ?」
雪乃「今日は休んだわ」
八幡「は?お前バカなの?」
雪乃「単刀直入に言うわ。今日ドライブでもどうかしら?」
八幡「あ~わりぃ そういうのいいわ。お前はさっさと仕事に行けよ。まだ間に合うだろう」
雪乃「貴方こそまだ間に合うわよ…遅くなんて無いわ」
八幡「は?何だその意味ありげな発言?どうせ今の俺を哀れんでるんだろう?そういうの昔からいらねぇって言ってんだろ」
雪乃「私の知らない貴方の10年聞かせて」
八幡「堕落した…それだけだ」
雪乃「言葉が足りなかったわね。その堕落するまでの過程を聞かせてちょうだい」
八幡「お前に語った所で何か変わるか?お前は俺を助けられるのか?」
雪乃「力にはなれるかもしれないわね」
八幡「じゃあ100万ぽっちくれ それで全て解決する」
雪乃「はぁ…とにかく車に乗りなさい」
八幡「もう帰るよ」
雪乃「貴方の職場にはもう連絡済だわ」
八幡「勝手なことしてんじゃねぇよ」
雪乃「どっちにしろ10時まで寝るぐらい体は疲れていたのよ?」
八幡「っく!」
雪乃「心配はいらないわ。貴方の今日の稼ぐ予定だった金額私が貴方に支払うから」
八幡「は?だからそういう同情がムカつくって言ってんだよ」
雪乃「同情でも何でもいいわ。とにかく車に乗りなさい」
八幡「遠い場所はやめてくれよ…それと俺は車でも寝るから」
雪乃「デートで寝るなんていい度胸ね」
八幡「っく!誰がデートなんてするか」
雪乃「…可愛い」
八幡「何か言ったか?」
雪乃「いえ何でもないわ」
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こういうの好き!
続きおなしゃす!