武内P「一緒に飲みますか?」 (48)
赤羽根P「飲むか」の続きですが読まなくても大丈夫です
相変わらずのキャラ崩壊ですがそれでもよければお付き合いください
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武内P「えぇ……はい、大丈夫です。では今晩」ガチャン
ちひろ「なんだか嬉しそうですね」
武内P「そう…見えましたか?」
ちひろ「はい。まるで恋人からの電話みたいに」
武内P「恋人ではありませんが……今日は高校の頃の先輩と飲む約束をしたので」
ちひろ「あー、久しぶりだと会うの楽しみですよね」
武内P「いえ、三日前に飲んだばっかりですが」
ちひろ「え?」
武内P「どうかしましたか?」
ちひろ「あ……いや……」
ちひろ(まさかプロデューサーさんって……ホモ?)
ちひろ「どんな人なんですか?」
武内P「優しい人ですよ」
ちひろ「優しい……」
ちひろ(プロデューサーさんは優しい人が好きなのかな……)
ちひろ「ふ~む……」
武内P「……あの」
ちひろ「あ、なんですか?」
武内P「今日、一緒に飲みますか?」
ちひろ「…………はい?」
<居酒屋>
ちひろ「……つい付いてきちゃいましたけど大丈夫なんですか?」
武内P「ええ、先輩にも話しはしてありますから。それに先輩の方も千川さんに会ってみたいからぜひと言ってました」
ちひろ「え゛……それはどういう……」
赤羽根P「すみません!お待たせしました!」
武内P「お疲れ様です」
ちひろ「お疲れ様です……って765プロのプロデューサーじゃないですか!?」
武内P「はぁ……言ってませんでしたか?」
ちひろ「聞いてませんよ!初耳なんですけど!」ボソボソ
赤羽根P「あの~……」
ちひろ「あ、すみません!私は346プロの千川と申します!」
赤羽根P「私は765プロのプロデューサーをしてます。あなたがちひろさん、ですか?」
ちひろ「え?……そうですけどなんで名前を……」
赤羽根P「よく話に出てきますから。笑顔が素敵な同僚だって自慢されますよ」
武内P「先輩!たしかに笑顔が素敵だとは言いましたが自慢までしてないですよ!」
赤羽根P「でも前に飲んだときはいつも千川さんに助けられてる~、って言ってただろ」
ちひろ「プロデューサーさん、そんなことを……」
武内P「違います!……いえ、違いませんが……」
赤羽根P「なにも頼まないのもあれだからなにか頼むか。千川さんはお酒とか飲めるんですか?」
ちひろ「はい。あまり強くはないですけど嗜む程度には飲めますよ。というより大丈夫でした?私なんかが突然参加して」
赤羽根P「大丈夫ですよ。千川さんに色々聞きたいこともありますし」
武内P「メニューです」
赤羽根P「お、ありがと。千川さんはなに頼みますか?」
ちひろ「あー……では生中と枝豆を」
赤羽根P「わかりました。すみませーん」
「はーい」
赤羽根P「生中三つと枝豆、だし巻き玉子、たこわさください」
赤羽根P「千川さんはプロデューサーではないんですか?」
ちひろ「私は違いますよ。事務とか……プロデューサーさんのお手伝いをしてます」
赤羽根P「あー、なるほど」
「生中三つと枝豆です」
赤羽根P「どうも」
武内P「では乾杯」ゴクッ
赤羽根P「かんぱい!」ゴクッ
ちひろ「乾杯」ゴクッ
赤羽根P「あ~……」
武内P「おっさんみたいですよ」
赤羽根P「まだだ……まだおっさんじゃない……」
武内P「でもちゃくちゃくとおっさんにはなってますよね」
赤羽根P「お前と一つしか年齢からないだろ!」
武内P「確かにそうですが……」
赤羽根P「というかお前のほうが老け顔だろ」
武内P「……否定はしませんが……」
赤羽根P「千川さんはアイドルとかに興味はなかったんですか?」
ちひろ「私なんかがアイドルになんてなれませんよ」
赤羽根P「そんなことないですよ。普通に通用すると思いますよ?」
武内P「先輩、千川さんを引き抜こうとしないでください」
赤羽根P「だってもったいないだろ」
武内P「ならまずは自分の身内からアイドルにしてください」
ちひろ「赤羽根Pさんの身内……秋月さんですか?」ゴクッ
赤羽根P「いえ、律子はもうアイドルを引退してるんですよ」
ちひろ「そうなんですか!アイドルからプロデューサーになるなんて凄いですね」
武内P「音無さんはどうなんですか?」
赤羽根P「小鳥さんは……その……」
武内P「?」ゴクゴク
赤羽根P「年齢が……な?」
武内P「ですが片桐さんや川島さんのような警察やアナウンサーからアイドルになった人もいますし」
赤羽根P「…………………少し考えさせてくれ」
ちひろ「本人のいないところで話が進んでますね……」
武内P「先輩はそういう人ですから」
赤羽根P「…………なら千川さんと小鳥さんをグループでデビューさせるのはどうだ」
ちひろ「!?」
武内P「なるほど」
ちひろ「ちょっ!?」
赤羽根P「これなら千川さんと小鳥さんをデビューさせられるぞ」
武内P「では企画書を作りましょうか」
ちひろ「待ってください!私はアイドルなんてできませんよ!?」
赤羽根P「冗談ですよ」
ちひろ「心臓に悪い冗談はやめてください」
武内P「…………」ジー
ちひろ「やりませんから」
武内P「そうですか……残念です」
今日はここまでにします
ピヨちゃんも元アイドルじゃなかったっけ
>>24
親じゃないの?
ホクロの位置が違うとかなんとか
ちひろ「そういえばなんですけど」
赤羽根P「どうしました?」
ちひろ「小鳥さんってどんな方なんですか?」
武内P「そういえば聞いたことないですね」
赤羽根P「小鳥さんは…………美人で歌が上手くて……」
ちひろ「ほうほう」
赤羽根P「妄想癖がある人です」
ちひろ「一気にどんな人かわからなくなったんですが」
赤羽根P「一言で言うなら残念な美人ですよ」
ちひろ「日菜子ちゃんみたいな感じですか?」
赤羽根P「そんな甘いものじゃないですよ……もっと凄い妄想ですよ……」
ちひろ「ひどい……まさか」
赤羽根P「はい……この間呟いていたのは……」
小鳥『ピヨヨヨヨ…………バネタケ……でもバネ冬も捨てがたい………』
赤羽根P「でしたよ……」
武内P「それって大丈夫なんですか?」
赤羽根P「大丈夫じゃないって……」
ちひろ「御愁傷様です……」
赤羽根P「あの人結婚できるのかな……」
ちひろ「……まぁ趣味は人それぞれですし……」
赤羽根P「せめてそういう趣味を持っていても引かない人がいてくれたら……」
武内P「そんなに心配なら先輩が結婚してみてはどうですか?」
赤羽根P「……はぁ?」
武内P「先輩なら音無さんがそんな趣味を持っていることも知ってますし同じプロダクションで付き合いも長いですし」
ちひろ「たしかに!それなら万事解決じゃないですか!」
赤羽根P「いやいやいやいや!どういうことですか!」
ちひろ「でも嫌いではないんでしょう?」
赤羽根P「嫌いではないですけど……第一俺と小鳥さんじゃ釣り合いませんよ」
武内P「音無さんを見たことがないので判断はつきませんが……」
赤羽根P「この前みんなで撮ったやつだけど……」ピッ
武内P「……この緑髪の人ですか?」
ちひろ「たしかに美人ですね……」
赤羽根P「だから俺には不釣り合いなんですよ」
ちひろ「それを決めるのはプロデューサーさんじゃないですよ。初めから諦める前に挑戦してみましょうよ」
武内P「当たって砕けろの精神です」
赤羽根P「砕けちゃダメだろ」
赤羽根P「というよりなんで俺が小鳥さんを好きっていう前提で話が進んでるんですか!」
武内P「まぁまぁ」
赤羽根P「事の発端が言う言葉じゃないぞ」
ちひろ「おもしろそうですし」
赤羽根P「それが本音ですか!?」
武内P「…………もうこんな時間ですか」
赤羽根P「そろそろ帰りますか」
ちひろ「そうですね。明日も仕事ありますし」
<外>
ちひろ「今日はすみませんでした。突然参加してしまって」
赤羽根P「いえいえ、楽しかったですよ。また仕事のことでも飲みのことでもなにかあれば連絡を」
ちひろ「はい、では失礼しますね」
武内P「先輩、お疲れ様です」
赤羽根P「お疲れ様です!」
ちひろ「プロデューサーさん」
武内P「なんでしょう?」
ちひろ「素敵な先輩ですね」
武内P「…………はい」
武内P「私にとって、自慢の先輩ですよ」ニッ
ちひろ「…………」
武内P「どうしました?」
ちひろ「…………バネタケですねぇ……」
武内P「?」
ちひろ「なんでもないですよー」
おわり
終わりです
ここまで読んでくださりありがとうございました!
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