モバP「たまにはガツンと言うべきですよね」 (90)


ちひろ「……って、プロデューサーさんが言ってたんですけど」

泉「ふーん……?」

ちひろ「泉ちゃんとしては、どう思います?」

泉「まあ、アリだと思う。Pは優しすぎるところがあるから」

ちひろ「あ、やっぱりそう思いますか?」

泉「うん。特にさくらや亜子には甘々だよ」

ちひろ「へー……ちなみに泉ちゃんにはどうなんですか?」

泉「二人に比べると厳しいかも。多分、私に合わせてくれてるんじゃないかな」

ちひろ「大人びた関係、って事ですね!」

泉「そんな、大それたものじゃないけど」


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ちひろ「いやー、プロデューサーさんは女の子の扱いが上手いですね、ホント!」

泉「そんな人じゃないよ、あの人は」

ちひろ「プロデューサーさんのコト全部知ってるって感じですね、これは……?」

泉「うっ……ち、違うってば」

ちひろ「隠さなくてもいいですよ!」

泉「いや、隠してるわけじゃ……」

ちひろ「でもですね。お互いを理解してる関係ほど、危ういんじゃないかと思うんですよ」

泉「どういうこと?」

ちひろ「いざという時、自分の手の内が全部バレちゃってるってことですよ……?」

泉(全部……?)ポワポワ



『おっと、残念だったな泉。お前の考えは、全てお見通しだよ』

『どうせ、俺は優しいからお説教なんて無いだろうと、思ってたんだろ?』

『でも俺と泉は大人の関係だからな……他の子と一緒じゃ嫌だろう』

『……ああ、言わなくても全てお見通しだって言ったろ? 泉のことなら隅々まで知ってるからな』

『俺の大事な泉のことで、わからない事なんてないんだぞ?』

『いつも手玉に取られてる仕返し……どんな風にしてあげようか……?』


泉(バレてるぅ……!!)ポワワ


泉「ど、どうすればいいの……!?」

ちひろ「そりゃあ、奥の手がいるんじゃないですか?」

泉「奥の手……そうだね。二重三重に用意しておけば、Pも流石に手出しできないよ」

ちひろ「保証はできませんけど……」

泉「う……それは……」

ちひろ「きっとPさんは、泉ちゃんのこと諦めませんよー?」

泉「そ、そんな……困る……!」

ちひろ「ここは得意のITで対抗ですね!」

泉(Pの愛Tには敵わないよ……っ!)


ちひろ「加奈ちゃんのメモも増えてきましたね」

加奈「はいっ! いつも頑張ってメモしてます!」

ちひろ「これだけあれば、プロデューサーさんも舌を巻きますよ!」

加奈「そうですか? えへへ、いっぱい褒めてもらおーっと!」

ちひろ「あっ、でも……」

加奈「でも……何ですか?」

ちひろ「これだけメモしてるのに、それでも何か失敗したりしたら……」

加奈「え?」

ちひろ「プロデューサーさん、ただじゃおかないかも……」

加奈(ふええっ……!?)ポワポワ



『おいおい加奈、また同じ間違いしてるじゃないか!』

『ふたりきりの時、俺のことはご主人様と呼べと言っただろう?』

『あれだけ復習しておくように、しつこく言っておいたのに……』

『これは加奈のふぁんしー不足だな。俺の特別レッスンが、物足りなかったせいなんだろ?』

『アイドルの責任は俺の責任だし……加奈のダメな所は、俺が責任持って面倒見なくちゃな』

『メモの用意はできてるよな。じゃあ、どこまでメモできるか……ふたりきりの特別レッスン、してみようか?』


加奈(メモしきれないよぉ……っ!)ポワワ


加奈「ご、ごごごめんなさいぃ! 加奈の勉強不足ですぅ!」

ちひろ「って、加奈ちゃん?」

加奈「お願いですからそこだけは! そこだけはぁ!」

ちひろ「そこってどこですか!?」

加奈「うぅ……ふぁんしーなコトされちゃう……」

ちひろ「ファンシーなコトって!?」

加奈(わ、私もまだまだ子供だったんですね……メモしておきます!)


ちひろ「恵磨ちゃんにもガツンと言うべきだと、プロデューサーさんが言うんですよー」

恵磨「いやー、アタシいっつもドカドカ行ってるからね! それもアリなんじゃない!?」

ちひろ「むしろウェルカムな感じなんですか?」

恵磨「まあね! お互い、隠し事ナシでぶつかり合うのが大事っしょ!!」

ちひろ「さすが、恵磨ちゃんは大胆ですね! プロデューサーさんもきっと喜びます!」

恵磨「へへ、そうだといいけどね!」

ちひろ「ただ、あんまり曝け出しすぎるのは良くないかも……」

恵磨(あれ、良くない……!?)ポワポワ



『恵磨はいつでも元気フルチャージで、見てるこっちも元気が沸いてくるよ』

『ただ……あんまり元気が良すぎても、困る時があるんだよな』

『恵磨が可愛すぎて、我慢できそうにない時とか……この気持ち、どうすればいいと思う?』

『いつもの恵磨なら、わかるよな? お互い、隠し事も遠慮もしなくていいもんな』

『じゃあ俺のフルチャージの気持ち、恵磨に思う存分、受け取ってもらおうか……?』


恵磨(ぜんぶはダメぇ……!?)ポワワ


恵磨「た……確かにそう言ったけど! 言ったけど、物には限度があるのー!!」

ちひろ「プロデューサーさん、お仕事に関しては遠慮がないですもんねー」

恵磨「し、仕事なら仕方ないかも……や、やっぱダメ!!」

ちひろ「ふーん……恵磨ちゃんだからこそ、プロデューサーさんも選んでくれるのに……?」

恵磨「だ、だだだからって!! プロデューサーは全力投球しすぎだってば!!」

ちひろ「もしそう見えるなら、それはきっと恵磨ちゃんの影響ですよ!」

恵磨(ならアタシが責任取らなきゃっ……!?)


ちひろ「……ということを、プロデューサーさんと話してたのよ、美由紀ちゃん」

美由紀「ふえぇ!? みゆきもがつーんって言われちゃうのっ!?」

ちひろ「かもしれませんねー」

美由紀「うう、どうしよう……ちゃんと言うこと聞けたら大丈夫かなあ……?」

ちひろ「もちろんです。プロデューサーさんは優しいですからね!」

美由紀「ほっ……よかったぁ。でもちょっとだけ、がつーんと言われてみたかったかもっ」

ちひろ「ふふ、プロデューサーさんなら聞いてくれるかもしれませんよ?」

美由紀(がつーんと……?)ポワポワ



『ほら美由紀、美由紀からお願いしてきたんだから、逃げちゃダメだぞ!』

『たくさん美由紀のお願い、聞いてあげてきたし。ちゃんと今回も叶えてあげないと、な』

『可愛い美由紀にがつーんと言ってやるって、決めたんだ。もう取り消せないぞ?』

『これまで俺の言うこと何でも聞いてくれた分、美由紀には特別に、きつーく言ってやるからな……』


美由紀(がつーんってされちゃう……!)ポワワ


美由紀「み、みゆきは優しいのがいいよぉー!」

ちひろ「プロデューサーさんは優しいですよ?」

美由紀「優しすぎるのはダメー! ちょっとくらいなら怒ってもいいからぁー!」

ちひろ「へぇー。怒られて伸びるタイプなんですね、美由紀ちゃん」

美由紀「そうじゃないけど……でも、そうじゃないとダメなの!」

ちひろ「じゃあ、プロデューサーさんにそう伝えておきますね!」

美由紀「ふえっ!? あ、あんまり厳しくしないでね……っ!?」

ちひろ「大丈夫です! プロデューサーさんは優しいので!」

美由紀(すごいこと言われちゃうのかなっ……?)


ちひろ「……というプロデューサーさんの意見なんですが」

泰葉「……確かに、もっともです。甘やかすだけでは、成長とはいえませんから」

ちひろ「つまり泰葉ちゃんも、プロデューサーさんにガツンと言われたいということですか?」

泰葉「あの、少し語弊があるような……言われたいという訳ではないんですよ?」

ちひろ「でも上昇志向な泰葉ちゃんは、甘やかされるだけは嫌ですよね?」

泰葉「それは、そうなんですけど……決して、望んでPさんにガツンと言われたいわけでは……」

ちひろ「プロデューサーさんの方は、泰葉ちゃんに何か言いたそうなんですけどねー……」

泰葉(私に……?)ポワポワ



『なあ泰葉。もしかして、俺より先輩だからって、こっそり気を抜いたりしてるんじゃないのか?』

『泰葉に限ってそんな事ないと思うんだが……最近、俺を見て心ここにあらずって感じだと聞いたぞ』

『俺が原因なら、責任持って泰葉を教育しないといけないだろう?』

『安心していいぞ。泰葉のためなら、たとえどんなに厳しい特訓でも用意してやる』

『俺を見るだけでしっかり反応できるように、身体に教え込んであげるさ』

『特訓が終わるまで、俺も付き合うからな。さて、どこから鍛えて欲しいんだ……?』


泰葉(こんなのたえられないですっ……!!)ポワワ


泰葉「わ、私の方は特にありませんからっ!」

ちひろ「えー、少しくらい聞いてあげたらどうですか?」

泰葉「け、結構です! Pさんは大人ですから! 自分で何とかできます!」

ちひろ「でも泰葉ちゃんの場合は、そうもいきませんよ?」

泰葉「それは……うぅ。ちょっとだけなら……」

ちひろ「きっとちょっとどころか、たくさんかも……」

泰葉「これ以上は……!」

ちひろ「泰葉ちゃんもまだまだ、プロデューサーさんから学ぶことがいっぱいですね!」

泰葉(先輩なのにくやしい……なのに、この気持ち……?)

区切り


ちひろ「プロデューサーさん、幸子ちゃんにガツンと言いたいことがあるそうですよ?」

幸子「ああわかってます、わかってますよちひろさん!」

ちひろ「あれ、わかるんですか?」

幸子「まあ、ボクにかけるべき言葉は一つしかないですし!」

ちひろ「あ、なるほど……」

幸子「全く。シャイな人ですねPさんも。そんなに言いたいなら早く言いに来ればいいのに……」

ちひろ「プロデューサーさん、照れてるんですよ」

幸子「ああもう、世話が焼けます! 仕方ないのでボクから聞きに行ってあげますよ!」

ちひろ「嬉しそうなところ申し訳ないんですが、ほんとにガツンと言われたらどうします?」

幸子(ガツンと……?)ポワポワ



『幸子はカワイイ! 世界で一番カワイイぞ! 俺が保証する!』

『なんたって俺のアイドルだからな、可愛くないわけがないさ』

『でも、今の可愛さで満足する幸子じゃないよな……まだまだ可愛くなれるだろ?』

『他の誰も知らない、俺だけのカワイイ幸子、見せてもらえるかな……?』


幸子(な、な、なっ……!?)ポワワ


幸子「ど、どれだけワガママなんですかPさんは!?」

ちひろ「あー、プロデューサーさんは我がままなところ、ありますよねー」

幸子「本当なら許されませんけど……特別にみ、認めてあげますよ! ボクは寛容なので!」

ちひろ「幸子ちゃんは心が広いんですね!」

幸子「と、当然です! なんたってボクはカワイイですからっ!」

ちひろ「プロデューサーさんも、幸子ちゃんが可愛すぎて困っちゃうかもしれませんよ」

幸子(あれっ……これでむしろ困るのはボクの方なんじゃ……!?)


ちひろ「真尋ちゃんがガツンと言われること、あるんでしょうかね?」

真尋「ん? どうしたの、何の話ー?」

ちひろ「プロデューサーさんからガツンと言われたりー、って話ですよ!」

真尋「ああ、なるほどねー。Pさんならいっつもお小言ばっかでさー!」

ちひろ「あれ。普段からなんですか?」

真尋「そーそー。真尋は落ち着きがないぞとか、おしとやかになってみなさいとかっ!」

ちひろ「うーん。それはそれでいいですけど、真尋ちゃんっぽくないですよね?」

真尋「やっぱり? ちひろさんもそう思うよねーっ!」

ちひろ「でもプロデューサーさんなりの考えがあってのことかも……」

真尋(Pさんの考え……!?)ポワポワ



『俺が思うに、真尋は威勢がよすぎるんだよな。流石に俺も追いつけないぞ』

『まあ、大人しくしてくれないなら、ムリヤリ従えさせるまで、だけどな?』

『あれ……余計そわそわしてないか? これはやっぱり、ムリヤリじゃないと駄目かな……』

『本当は優しくするつもりだったけど、それならしょうがないよな?』

『多少強引にでも、規則正しい走る・食べる・寝る・イチャイチャするを習慣付けようか……?』


真尋(生活リズムおかしくなるぅ……!!)ポワワ


真尋「健康第一なのー! Pさんは大人しくしててー!」

ちひろ「私が思うに、真尋ちゃんはまだまだ可愛くなれますよー?」

真尋「だからって、Pさんの好きにするのはちょっとアレだし……!」

ちひろ「でもでも、他ならぬプロデューサーさんを信じてあげるのもいいのでは?」

真尋「う、それは確かに……」

ちひろ「プロデューサーさんの言う通りにすれば、意外な一面が見つかるかも……!」

真尋(一面どころかイチャ面まで見つかっちゃう……!!)


ちひろ「アヤちゃんは……むしろガツンと言ってそうですね……」

アヤ「あん? 何か、失礼なこと考えてねーか……?」

ちひろ「いえいえとんでもない。アヤちゃんにガツンと言うプロデューサーさんは見られるかなー、と」

アヤ「アタシに? へへ、言えるもんなら言ってみろって感じだぜ?」

ちひろ「アヤちゃんの方がしっかり者ですもんねぇ」

アヤ「まーな。伊達にPのアイドルやってねーからさ」

ちひろ「ありゃ、これはもしかして……」

アヤ「お、おい何だよ、言いたいことがあるならハッキリしろよな!」

ちひろ「うふふ。いえいえ何でもー♪」

アヤ(まさか……)ポワポワ



『そういえばアヤは何も言わなくても、俺のために自分から行動してくるよな』

『俺がタラタラしてるから? へー、その割には焦ってないか?』

『別に急がなくても、俺はアヤから逃げたりしないぞ。安心して俺のそばにいていいんだからな?』

『もちろんアヤが心配しなくも済むように、俺もいろいろお世話もしてげるから……な?』


アヤ(お世話って……!)ポワワ


アヤ「だ、誰もPの心配なんてしてねーかんなっ!」

ちひろ「と言いながら、ネクタイ直したり、手を引いたりしてあげちゃうんですね?」

アヤ「ばっ、それぐらい当たり前だろうがよ! アイドルとして!」

ちひろ「それもどうなんでしょう……」

アヤ「だらしないプロデューサーとか、誰もついて来ないからな! 皆のためでもあるんだよ、皆の!」

ちひろ「でも最終的にはプロデューサーさんのため……?」

アヤ「ち、違うって言ってるだろー!!」

ちひろ「うふふふふ。わかってますよー♪」

アヤ「わかってない、わかられても困るけどわかってないー……!」

ちひろ「アヤちゃんとプロデューサーさんで素敵な関係が築けると良いですね!」

アヤ(アヤしい関係になっちまう……!)


ちひろ「どちらかというと忍ちゃんには、ガツンと言われてしまいそうです」

忍「あはは、そうでもないよ。アタシもまだまだ、Pさんに育ててもらってる最中だもん」

ちひろ「成長中ってことですよね」

忍「うん、Pさんには感謝してもしきれないくらい」

ちひろ「そう思ってもらえたら、プロデューサーさんも嬉しいですよきっと!」

忍「せっかくだから、贈り物でもしたいんだけど……何がいいのか、わかんなくて」

ちひろ「プロデューサーさんは意外と好みがわかりづらいですからねー……」

忍「喜んでもらえて、一生ものの贈り物がいいかなぁ」

ちひろ「それなら忍ちゃんが一番、心当たりあるんじゃないですか?」

忍(アタシが……?)ポワポワ



『初めてあった頃から、忍もずいぶん可愛くなったな……』

『もちろん最初からとびきり可愛かったけど、今じゃ見惚れちゃうくらいになってさ』

『俺の精一杯の愛情を、たくさん贈ってあげてきたからかな?』

『それで忍からのお返しは、何が貰えるのか楽しみだな……』

『例えば俺の目の前にいるような、可愛い子だといいんだけど、な……?』


忍(受け取っちゃうの……!?)ポワワ


忍「や、そういうのはまだ田舎者には早いってば!」

ちひろ「忍ちゃんももう都会っ子の仲間入りしてますよー?」

忍「都会は刺激的過ぎるよぉっ……!」

ちひろ「それがまた良いんですよ!」

忍「アタシとPさんじゃまだ、時期尚早というかなんというか!」

ちひろ「ふふ、そろそろ忍ちゃんも本気出しても良いんですよ?」

忍「ほ、本気!?」

ちひろ「可愛い贈り物でプロデューサーさんは嬉しい、おまけに忍ちゃんも可愛くなれる、一石二鳥です!」

忍(おまけどころか本命だよっ……!)

区切り


ちひろ「保奈美ちゃんには、言う機会がないかも知れませんね」

保奈美「ちひろさん? どうかしたの?」

ちひろ「保奈美ちゃんがプロデューサーさんにガツンと言われるとしたら、どんなことでしょう?」

保奈美「私が……Pさんに。そうね、きっと歌のことか、あるいは他の事かもしれないわね」

ちひろ「普段のプロデューサーさんと保奈美ちゃんからは、あんまり想像つきませんねー」

保奈美「そうでもないわよ? あの人、意外と熱いところもあるから」

ちひろ「あら。プロデューサーさんの素顔を知ってる感じですか?」

保奈美「い、いえ、別に深い意味はないのよっ?」

ちひろ「ちょっと良い事聞いちゃったかもしれません。保奈美ちゃんだけの素顔ですかー……」

保奈美(素顔……)ポワポワ



『保奈美のストイックな姿勢は惚れ惚れするよ。俺も見習わなくちゃな』

『だから、今日から個人的に、保奈美を特別レッスンで鍛えたいと思うんだが……どうかな?』

『ああ、心配いらないぞ。ちゃんと保奈美が成長できるように、手取り足取り腰取り、教えてあげるからな』

『今なら俺の、普段とはちょっぴり違う素顔を見せてあげられるんだけど……どうかな?』


保奈美(すごいよぉっ……!)ポワワ


保奈美「って、それは私のキャラじゃないわっ!?」

ちひろ「あれ? お気に召しませんでした?」

保奈美「そういうのは、もっとこう、他の子が向いてるわよ!」

ちひろ「そうですかぁ。保奈美ちゃんならではの可愛さがあると思ったんですが……」

保奈美「わ、私の可愛さなんてどうでもいいの!」

ちひろ「保奈美ちゃんはそうでも、プロデューサーさんは多分そういうの狙ってますよー?」

保奈美(ま、負けたりしないんだからっ……!)


ちひろ「法子ちゃんはガツンっていうか、ガツガツ食べてる方ですよね」

法子「うん? ドーナツ? ひとついる?」

ちひろ「もきゅもきゅ……ほんとにドーナツ好きなんですねー」

法子「まあね! ドーナツは皆が幸せになれるからね!」

ちひろ「じゃあプロデューサーさんと法子ちゃんもそうなんでしょうか?」

法子「えへへ……そうだといいなっ!」

ちひろ「ドーナツ大好きな法子ちゃんなら、きっとできますよ!」

法子「そ、そうかな? ドーナツで喜んでくれるかなぁ……?」

ちひろ「もちろんです! プロデューサーさんも甘いものは大好きですから!」

法子(じゃあ……)ポワポワ



『なんだか法子から甘い匂いがするな……きっとドーナツかな?』

『法子って、もしかしてドーナツの食べすぎなんじゃないか。なんなら俺も手伝ってあげるぞ』

『ほら、これ以上甘いもの食べちゃうと、法子まで甘々になっちゃうだろ?』

『そうなる前に、俺と甘ーいもの食べて、一緒に甘ーい時間過ごさないとな?』

『ドーナツと同じくらい法子も甘々だったら、間違って味わっちゃうかも、な……?』


法子(甘すぎるよぉ……!)ポワワ


法子「どーなってるのこれ……!?」

ちひろ「私は甘さ控えめがいいですねー」

法子「うう、でもプロデューサーと甘い時間は過ごしたいし……!」

ちひろ「まあまあ、法子ちゃんもそういうお年頃かしら?」

法子「ぷ、プロデューサーにドーナツ食べて欲しいだけだもん!」

ちひろ「甘々になれるといいですね!」

法子(プロデューサーとならドーナッても……! )


ちひろ「夏樹ちゃんは逆にガツンと言い返し……いや物理的にガツンといってそうですね」

夏樹「Pさんにかい? フフ、だりーはともかくPさんは一味違うよ」

ちひろ「へえ、どこらへんがですか?」

夏樹「そうだな。Pさんの瞳の奥には、燃えるものがあるのさ」

ちひろ「ほうほう」

夏樹「その炎が、アタシの魂に火をつけちまう。アツいやつだよ、Pは」

ちひろ「夏樹ちゃんに負けず劣らずロックなんですねー」

夏樹「ああ、アタシも負けてられないんだ。一緒にてっぺん獲るまで、ね」

ちひろ「でも、Pさんがロックに染まっちゃったら困りません?」

夏樹(ん……?)ポワポワ



『おっと。夏樹、そこはもう少し、甘える感じで頼むぜ』

『はは、焦ることはないさ。夏樹が慣れるまで、何度でも試すだけだ』

『だけど流石の夏樹も、そろそろ限界か? もし諦めるなら今のうちだぞ?』

『……それでこそ夏樹だ。上目遣いで小悪魔系おねだりするのが、上手くなってきたな?』

『夏樹が可愛さのてっぺん獲れるまで、今日は帰さないぞ……?』


夏樹(なるほど……これがロック……)ポワワ


夏樹「……って言うとでも思ったか!?」

ちひろ「あれ、違うんですか?」

夏樹「わ、悪いけど、そういうのはだりーに任せるぜ。アタシにはさっぱりだ」

ちひろ「たまにはいいと思ったんですけど……残念です!」

夏樹「まだまだアタシの知らないロックがあるんだな……勉強になるよ」

ちひろ「いつかPさんとのラブラブロック、聴きたいですね!」

夏樹「か、勘弁してくれよ! ガラじゃねーって!」

ちひろ「でもいつの日か、夏樹ちゃんのお嫁さん姿、見てみたいです……!」

夏樹(Pさんの嫁とか……ロックすぎだろ……!)



ちひろ「瑛梨華ちゃんには……まあ、ガツンと言われる時もあるとは思いますよ!」

瑛梨華「やーん、ちひろちゃん気遣いMI・E・MI・E☆」

ちひろ「YU・RU・SHI・TE☆」

瑛梨華「よし、許す☆」

ちひろ「ありがとうございます! さすが瑛梨華ちゃんですね!」

瑛梨華「瑛梨華ちんはどんなツッコミにも寛容だよ!」

ちひろ「へえ~……普段プロデューサーさんにはどんなツッコミされてるんですか?」

瑛梨華「んー、そりゃもう、四六時中ビシバシって感じ!」

ちひろ「まさに相棒ってやつですね!」

瑛梨華(あ、相棒……?)ポワポワ



『呼んでないのに出てくる瑛梨華にも、もう慣れたな……』

『それならひとつ、相棒らしく振舞ってみようかな?』

『次にスベったら、スベったぶんだけ瑛梨華にお仕置きだぞ』

『俺は瑛梨華の相棒だからな。相棒はツッコむためにいるんだよな?』

『瑛梨華が可愛くなれるなら、瑛梨華が満足するまで、いっぱいツッコんであげるからな……』


瑛梨華(相棒にO・MA・KA・SE……☆)ポワワ


瑛梨華「い……いやいや、瑛梨華ちゃんの漫才は健全だから!」

ちひろ「ある意味大人向けじゃないですか?」

瑛梨華「またまた~。そんなこと言っちゃDA・ME・DA・ZO☆」

ちひろ「でも、プロデューサーさんと毎日ツッコんだりツッコまれたりなんですよね?」

瑛梨華「おっけーちっひー☆ その言い方A・BU・NA・I☆」

ちひろ「相棒っていいですね。私もある意味、プロデューサーさんとは相棒みたいな関係ですけど……」

瑛梨華(愛棒になっちゃう……☆)


ちひろ「ありすちゃんは、毎日のようにプロデューサーをガツンと論破してそうです」

ありす「まあ、そうですね。それと、橘です」

ちひろ「その秘訣を教えてくださいありすちゃん!」

ありす「論理的に攻め立てれば勝てます。本に書いてましたから。それと、橘です」

ちひろ「プロデューサーさんも、ありすちゃんに論理的に攻められてるんですか……」

ありす「ええ。私を論破できるものならしてほしいです。それと、橘です」

ちひろ「でも、プロデューサーさんも負けてばっかじゃないと思うんですけど……」

ありす(えっ……)ポワポワ



『もう我慢の限界だぞ、ありす。俺はそろそろ本気を出すからな』

『いつもいつもありすに論破されてる俺じゃない。論理なんていちごの肥料にしてしまえ!』

『俺がありすを好きなのは、理屈じゃないんだ』

『どうだ? 俺がありすを愛している理由を、論破できるのか?』

『論破できないなら、このままありすを愛しちゃうけど……いいのかな?』


ありす(責めすぎですっ……!?)ポワワ


ありす「こ、こんなのありえませんから! はい論破です!」

ちひろ「ちょっと雑すぎません!?」

ありす「……少々熱くなりました。もう少し論理的にいきたいのですが……」

ちひろ「プロデューサーさんと何やってるんですか」

ありす「プロデューサーの愛に理屈なんか効きません。力で論破するのが一番です!」

ちひろ「それって論破なんですか……」

ありす(ロリ的に責めすぎはよくないです……!)


ちひろ「小春ちゃんは、ガツンと言われることなんてないわよね~?」

小春「はい~? 小春がですか~?」

ちひろ「ええ。プロデューサーさんは優しいものね」

小春「ん~、でも小春のこと、何か言いたそうに見つめてくることが~……」

ちひろ「あら。もしかして不満でもあるのかしら?」

小春「うぅ~。やっぱり小春が悪いんでしょうか~……」

ちひろ「そんなこと……きっとプロデューサーさんは、小春ちゃんに見惚れてるんですよ!」

小春(見惚れて~……?)ポワポワ



『……ああ、すまん。ちょっと小春が可愛すぎて、ぼーっとしてたよ』

『ごめんごめん。これじゃ小春のこと、笑えないな?』

『そうだな、たまにはヒョウ君を見習ってみるか。いつも小春のそばにいるもんな』

『小春のそばで小春と添い遂げなきゃな。あ、それと……ぺろぺろもされないとだめなんだっけ?』


小春(ふわぁ~……Pさんぺろぺろです~……)ポワワ


小春「……って、Pさんはダメです~!」

ちひろ「ありゃ、プロデューサーさんはダメでした?」

小春「小春はしてあげたいですけど、でも、でも~……」

ちひろ「いいんですよ小春ちゃん! 時間はたっぷりあるんですから!」

小春「そうですか~……?」

ちひろ「ええ、プロデューサーさんも待ってくれます!」

小春(えへへ、Pさんにペロペロです~……)


ちひろ「薫ちゃんはしっかり者よね。ガツンと言われることなんてなさそうです」

薫「ううん、せんせぇはかおるにもきびしーよ!」

ちひろ「あら、そうなの? 子供には優しいと思ったんですけど……」

薫「ちがうよー、でもね。絵本をね、ちゃんとお片づけしたら、いい子いい子してくれるんだよ!」

ちひろ「なるほど、薫ちゃんはいいこね」

薫「あとね、お外から帰ってきたら、ちゃんと手を洗うとよしよししてくれるの!」

ちひろ「薫ちゃんは賢いですね~。よしよし♪」

薫「えへへ~」

ちひろ「もっといい子でいたら、プロデューサーさん何してくれるのかしらねー?」

薫(もっといい子……?)ポワポワ


『薫は聞き分けもいいし、なんでもできるし、本当にいい子だな』

『とはいえ流石に、俺のおよめさんになれ、なんて聞けないよな?』

『……あれ、もしかして聞いちゃうのか? 止めるなら今のうちだぞ?』

『よしよし、薫は本当にいい子だな。じゃあ、まずは一緒にこんいんとどけ、出しにいこっか……?』


薫(いい子になっちゃう……!)ポワワ


薫「か……薫、もっといい子になるねっ!」

ちひろ「え、ええ? いきなり張り切ってどうしたの、薫ちゃん?」

薫「だってせんせぇ、いい子が好きなんだよね!?」

ちひろ「ええ。そうだと思いますけど……」

薫「じゃあ薫、もっともっといい子になって、こんいんとどけ出すからね!」

ちひろ「あ、なるほど。頑張っ……えっ!?」

薫(せんせぇと愛のせんせーしなきゃっ……!)


ちひろ「サンタさんたちはどうですかね~……」

イヴ「はぁ~。ニッポンのコタツはやっぱりすごいなぁ~。離れられなくなっちゃう」

ブリッツェン「モフモフッ」

ちひろ「のんびりしてますね……聖夜の主役がそれでいいんですか?」

イヴ「クリスマスの主役は子供達ですよぉ~。私達は……おまけ~?」

ちひろ「当日それで大丈夫なんですか?」

イヴ「えへへ~もちろんです~。なんたってアイドルサンタですからねぇ~♪」

ブリッツェン「ブフェッ」

ちひろ「いや、そんなに和んでるとプロデューサーさんから檄が飛んじゃいますよー……?」

ブリッツェン(モフッ……!?)ポワポワ



『こらブリッツェン! ちゃんとお仕事しないとダメだろ!』

『クリスマスはたくさんの子供達が待ってるんだからな、忙しいぞ!』

『……もちろん、俺からブリッツェンにプレゼントもあるけどな?』

『おいおい、喜ぶのはいいけど……ご褒美は、プレゼントを配り終えてからだぞー!』


ブリッツェン(ブフェ~……!)ポワワ


ブリッツェン「モフモフフッ!」

イヴ「あら~? ブリッツェン元気ですね~?」

ちひろ「いえ、やる気だそうとは言いましたけど、今からじゃなくて……」

イヴ「心配しなくても、私とブリッツェンのコンビなら今年も頑張れますよぉ~。ねぇブリッツェン?」

ブリッツェン「ブモッ!」

イヴ「あ、今年はPさんとも一緒に配りたいんですかぁ~?」

ちひろ「いや、さすがにプロデューサーさんはちょっと!」

イヴ「だ、そうです~。うぅ、私も一緒がよかったなぁ~」

ブリッツェン(ブフェェ……)


ちひろ「イヴちゃんは……なんだか、常にプロデューサーからガツンと言われてそうですね!」

イヴ「えぇ~? 私がですかぁ~?」

ブリッツェン「ブフェ!」

ちひろ「むしろブリッチャンからも言われちゃってるんじゃないですかー?」

イヴ「そんなことありませ~ん! ねぇ、ブリッツェン?」

ブリッツェン「ブモモブモッ!」

イヴ「ほら~! イヴはしっかり者だぞ~って~♪」

ちひろ「アイドルとしてはそうでも、サンタさんとしてはどうでしょうかね~?」

イヴ(サンタさんとして~……?)ポワポワ



『おかしいなあ、俺のところにクリスマスプレゼントが来るの、ずっと待ってるんだけどなぁ』

『何が欲しいかって? そりゃ、可愛い可愛い、サンタさんに決まってるだろ?』

『あっ、そうか。自分をプレゼントするから、俺のところにはきっと最後に来るんだな?』

『それならいつまでも待っちゃうぞ。さて、今からサンタさんを迎える準備しちゃおうか……』


イヴ(ニ、ニッポンのクリスマスすごいなぁ~……!)ポワワ


イヴ「そ、それもいいかも~……!?」

ブリッツェン「ブフェェェッ!」

ちひろ「何かを訴えてます!?」

イヴ「うふふ、大丈夫だよブリッツェン~。私と一緒にブリッツェンも可愛がってもらおうよ~♪」

ブリッツェン「ブフェッ!」

ちひろ「……何か納得したみたいです」

イヴ(クリスマス楽しみだなぁ~……♪)

おしまい


ちひろ「雪美ちゃんは……ガツンと言われてるところが想像できませんね……」

雪美「……?」

ちひろ「ああ、プロデューサーさんと雪美ちゃんの話ですよ」

雪美「ふふ……私とP……繋がってる」

ちひろ「以心伝心、みたいな感じですか?」

雪美「そう……言葉、必要ない。わかるから……」

ちひろ「うーん、便利ですね。私も雪美ちゃんの心が読めたらいいんですけど……」

雪美「ちひろは……むり。Pは……できる……私とだけ」

ちひろ「でも、そういうのって、逆に相手のことがわかりすぎたりするんですよね……」

雪美(……?)ポワポワ



『……なるほど。雪美は無口だけど、実は意外と甘えたがりだったのか……』

『ふふっ……それなら甘やかさない手はないな。俺に任せるといい……』

『なでなで……好きか? 俺は好きだぞ……雪美をなでなでするの』

『なでなでの次は……もふもふ。その後は……ペロと一緒にお昼寝だ』

『言わなくてもわかっちゃうくらい、通じちゃってるもんな……?』


雪美(……ペロ……ぺろぺろ?)ポワワ


雪美「……フフ。悪くない」

ちひろ「そうですか?」

雪美「むしろ……いい。Pのこと……わかる」

ちひろ「プロデューサーさんのこと、大好きなんですね♪」

雪美「ふふっ……うらやましい?」

ちひろ「いえいえ、雪美ちゃんの邪魔はできませんからね!」

雪美「そう……でも……安心。P……ひとりじめ……なでなで……」

ちひろ「な、なでなで?」

雪美(もふもふも……いい?)

イベントに熱中しすぎて雪美ちゃんとばしてたねごめんね

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