ちひろ「モバPさんを自由に操れるノートを開発した」 (253)

ちひろ「って退屈だからこんなものを作ったけど」

ちひろ「ただ、私が使うんじゃ面白くないよねー……」

ちひろ「そうだ! 事務所に置いておいてアイドルに拾わせてみよう!」

ちひろ「どんな反応をしてどんな使い方をするのかなー…」

ちひろ「うふふ、いい退屈しのぎになりそうだわ!」


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ちひろ(よしよし。事務所の机の上にあのノートを置いてっと)

ちひろ(私は別室からモニターでアイドルたちを観察しよう!)タッタッタ

ちひろ(席について準備はOK)

ガチャ

>>5「……」

ちひろ「あ、早速誰かきたみたい」

sageに気付かなかった

千秋

千秋「おはようございます」

千秋「……」

千秋「誰もいないのかしら」

ちひろ「千秋ちゃんねー。あんないかにもなノートに反応してくれるかどうか…」

千秋「ん……なにかしら?」

ちひろ「あ……気づいた」

千秋「MOBANOTE?」ペラ



千秋「……」

千秋(一応冒頭にはこのノートの説明が書いてあるわね)

千秋(なるほどね。このノートに時刻やモバPさんにしてほしいことを書けばそれが現実になるといわけね)

千秋「馬鹿馬鹿しいわ。そんなの無理に決まってるじゃない」ポイ

ちひろ「ああ。捨てちゃった」

千秋「大体、そんな魔法のようなノートがこんなところに落ちているわけないもの」

千秋「……」チラ

千秋「まぁ、でも」

千秋「もしこのことが本当だとしたら問題よね」

千秋「私が念のため確認しておかないと……」

ちひろ「あ、でもやっぱり気になるみたい」

千秋「じゃ、じゃあ今から5分後に設定して……」カキカキ

千秋「行動は……」

『モバPさんに愛を囁いてもらいながらお姫様抱っこ』

ちひろ「千秋ちゃんって案外こういうのがすきなんだ…」

千秋「……」

千秋「やっぱりなしよ! な、何書いてるのよ私わ!」ケシケシ

ちひろ「恥ずかしくなったのか自分の文字を消しちゃった……」

ちひろ「うふふ、でもね。そのノートに一度書き込んだら例え消したとしてもその行動は行われるのよ…」

千秋「ここは単純にただ来てもらうだけにするわ」

千秋「全く、こんなノートに何書いてるのよ」ボソ

千秋(でも、モバPさんって紳士的だしプロデューサーとしてしっかりしてるからアイドルにお姫様抱っこなんて絶対してくれないわよね)

千秋(一度だけでいいから……されてみたいわ)

千秋「はぁ……」



五分後

千秋(やっぱりなにも起こらないわ)

千秋(くだらないことに時間を割いてしまったわ)

千秋(大人しく明日の日程でも確認して――)

ガチャ

モバP「千秋!」

千秋「!」ビク

モバP「ごめんな。待たせちゃって」

お姫様だっこ

千秋「あ……」カァ

モバP「愛しているよ千秋」

千秋「わ、わたし……その……」

千秋(ど、どういうことなの。もしかしてあのノートの効果は本当で!?)

千秋(というよりか、この状況。は、恥ずかしすぎるわ!)

千秋「は、離して!」ジタバタ

モバP「あ!」



ドン

千秋「キャ!」

モバP「千秋!……ってあれ?」

モバP「なんで俺事務所にいるんだ?」

千秋「……」

千秋「わ、私、今日のことは忘れるわ。だから、モバPさんも今日のことは忘れて」

モバP「? いや、なんのことだか全然わかんないんだけど……」

千秋「でも……う、嬉しかったわ!」

千秋「そ、それじゃあ――!」タッタッタ

ガチャ

モバP「なんだったんだ一体……って! このあと打ち合わせじゃん!」

モバP「ああ、もう遅れちゃう!」

ちひろ「あはははは! なにあれ!」

ちひろ「モバPさんが愛してるだって! くっさい台詞を恥ずかし気もなく言ってたわ!」

ちひろ「千秋ちゃんも物凄い嬉しそうに恥ずかしがってたし!」

ちひろ「あははは! あーあ……やっぱりアイドルっておもしろいわ!」

ガチャ

>>19「……」

ちひろ「あ、次の獲物が来た!」

>>18

まゆ「おはようございます」

まゆ「モバPさん? あれーさっきまでいたと思ったんですけど……ねぇ?」チラ

ちひろ「!」

ちひろ「い、いまカメラ目線で……い、いやきっと気のせいよ……」

まゆ「あ、こんなところにノートがありますね」

ちひろ「でも、なんでやけに説明口調?」

ちひろ「やっぱり気づいてるんじゃ…」

まゆ「ちょっとノートの中身を覗いてみましょう」

まゆ「……」

まゆ「うふふ。モバPさんを好きにできちゃうノートですかぁ?」

まゆ「一体こんなものだれが作ったんでしょうね」

まゆ「あ、もう早速書き込みが…‥」

まゆ「この字は千秋さんですか?」

ちひろ「な、なぜわかる……」

まゆ「モバPさんにこんなことをされたなんて許せませんね」

まゆ「うふふ。まぁ、でもこんなものがあったら興味本位で書き込みたくなっちゃいますよねぇ」

まゆ「モバPさんにお姫様抱っこをされてしまった千秋さんは許しましょう」

まゆ「それにいけないのはこのノートなんですよぉ」

まゆ「こんなノートがなければ千秋さんもこんなことを書かなかったはずですしね」

まゆ「だから、このノートは処分しちゃいましょう」

まゆ「ビリビリ。ビリビリ」

グシャグシャ

ちひろ「ああ! 私が折角作ったノートが!」

まゆ「こんなところですね」

ちひろ「私の……ノートが……細切りにされてしまったわ…」

まゆ「でも、このノートさんにも罪はないですね」

ちひろ「え」

まゆ「罪があるのは……このノートを作った人物ですね」チラ

ちひろ「!」

ちひろ「やっぱり…」

まゆ「……」ニコ

まゆ「いま会いに行きますから、ね。ちひろさん」スタスタ

ガチャ

ちひろ「逃げなきゃ……」

ちひろ「逃げなきゃ……やられるわ!」タッタッタ

まゆ「どこに行くんですか?」

ちひろ「え!? もう!?」

まゆ「まゆ、ちひろさんとお話がしたいんですけどいいですか?」ニヘ

ちひろ「わ、わかったわ! まゆちゃんにもう一回あのノートを作ってプレゼントするわ!」

ちひろ「それで手を打ってちょうだい!」

まゆ「そんなものいりませんよー」

まゆ「まゆにあんなものは必要ありません」

まゆ「道具でなされたモバPさんの愛や行動なんてまゆは興味ないですよ」

ちひろ「そ、そんな……」

ちひろ「じゃ、じゃあ! モバPさんの幼少期の写真! それで許して!」

まゆ「持ってます」

ちひろ「え、えと。モバPさんが一昨年愛用していた海パン!」

まゆ「昨年のを持ってますから」

ちひろ「じゃ、じゃあ、お金!? お金ならいくらでも出せるわ!」

ちひろ「いくらほしいの!?」

まゆ「ちひろさん」

ちひろ「な、なに?」

まゆ「どんなものを積まれようと、どんなに大金を投じようともまゆの怒りは収まりませんよ?」ニッコリ

ちひろ「へ……?」

まゆ「さぁ、ちひろさん」

まゆ「まゆが地獄の旅にお連れしてあげますね」

ちひろ「い、いやぁぁぁぁ!」

――

翌日

ちひろ「き、昨日は酷い目にあったわ……」

ちひろ「ふふ、でもねまゆちゃん。いつからノートはひとつだけと錯覚していたの……」

ちひろ「こんなこともあろうかと! あと二冊は予備があるわ!」

ちひろ「早速事務所の机の上に置いて別室に移動しようっと!」

……

ちひろ「よし、準備万端!」


>>37「……」

ちひろ「誰かきた!」

遠すぎたね。ごめんごめん

ksk

まゆ

まゆ「おはようございます」

ちひろ「!」

ちひろ「う、嘘でしょ!?」

ちひろ「だって今日はまゆちゃんは仕事で地方のほうにロケに行っているはず!?」

ちひろ「な、なんで!」

まゆ「あらあらあらあら~?」

まゆ「今日はロケが中止になって事務所に来てみれば……」

まゆ「これはどういうことなんですかねぇ?」

ちひろ「や、やばい……このままでは……」

ちひろ「あ、でも」

ちひろ「……」

ちひろ「うん。この策ならもしかしたらワンチャンあるかも……」

ちひろ「所詮、まゆちゃんといえど高校生の青臭いがき」

ちひろ「いけるわ!」

ちひろ「じゃあ、まず念のため私の手元に置いてあったもうひとつのノートに書き込みをっと」

……

別室

ガチャ

まゆ「うふふ。まゆが言いたいこと。わかりますよねぇ?」

ちひろ「ええ、わかるわ」

ちひろ「でも待ってまゆちゃん。あなたは真実を知らないわ」

まゆ「真実?」

まゆ「真実は暇を弄んでいたちひろさんが退屈だからなにか面白いことをしようと」

まゆ「事務所にあんな物騒なものを置いたんじゃないんですか?」

ちひろ(いや、その通りなんだけど……)

ちひろ「違うわ。真実はモバPさんにある!」

まゆ「え?」

ガチャ

モバP「まゆ……」

まゆ「モバPさん?」

ちひろ「モバPさん。まゆちゃんに真実を話してください」

モバP「ごめんな。まゆ。これは俺がちひろさんにお願いしてもらって作ったものなんだ」

モバP「そして、あのノートは俺を無理矢理どうにか出来る魔法のようなノートじゃないんだ」

まゆ「そ、そうだったんですか?」

モバP「ああ。今回のあのノートなんだけどな。あれは期間限定でアイドルたちのお願いを叶えようっていう俺の案から出たものだったんだよ」

モバP「でも、ただお願いをなんでもきいてあげるよって言ってもうちのアイドルたちは遠慮すると思ってな」

モバP「俺はアイドルたちの本当のお願いを聞きたくてあんな胡散臭いノートをちひろさんに作ってもらったんだよ」

モバP「あそこにならみんな気兼ねなく己の願望を書いてくれると踏んだんだ」

モバP「それで、そのノートに書かれた願望を俺が実行する」

モバP「ただ、それだけのものだったんだ」

まゆ「……」

まゆ「そうだったんですか」

まゆ「ごめんなさいちひろさん」シュン

まゆ「まゆはどうやら勘違いをしていたようです」

ちひろ「わかればいいのよ」

ちひろ「そうだ! まゆちゃんもモバPさんになにかお願いすれば?」

まゆ「いえ、まゆはいいです。まゆはモバPさんの隣にいれればそれだけで幸せですから……」

まゆ「……」

まゆ「まゆ、ちょっと体調が悪くなってきました」

まゆ「家に帰ります」スタスタ

ガチャ

まゆ(まゆ、なんて勘違いを……)

まゆ(モバPさんがまゆ以外の願いを叶えるっていうのはモヤモヤするけど)

まゆ(でも、アイドルのお願いを叶えたいっていうモバPさんのやっていることを否定することはできないから……)

まゆ(モバPさんちひろさんに酷いことをしたまゆを嫌いになったりしてないかな?)

まゆ「……」

まゆ「今日は家に帰って寝よ……」

モバP「……あれ?」

モバP「俺、どうしてここに」

ちひろ「モバPさん。お疲れ様でした♪ 今日はもう帰っていいですよ♪」

モバP「??? あ、っはい…」スタスタ

ガチャ

ちひろ「……」

ちひろ「んふ……んふふふふふ、あはは……」

ちひろ「あはははあはははは!」

ちひろ「あんなに簡単に信じるなんてまゆちゃんは案外おバカさんだったようだわ!」

ちひろ「モバPさんがあんなふうに喋ったらコロッと信じちゃって!」

ちひろ「MOBANOTEで操られたモバPさんの発言だったなんて知らずにね!」

ちひろ「あは★ MOBANOTEさまさまだわ!」

ちひろ「私の勝ち! これで自由に遊ぶことができるわ!」

ちひろ「あははははははは!」

>>57「……」

ちひろ「あ……誰か来た!」

美嘉

美嘉「おはようございます★」

ちひろ「美嘉ちゃんかー。どんな面白いことを書いてくれるのか楽しみだわ!」

美嘉「あれ? 誰もいないの?」

美嘉「んー。折角誰かとお喋りしよーと思ったのに……」

美嘉「まぁ、ソファで莉嘉が出てる生番組でもみてよっと★」

ポチ

莉嘉『ガオー☆ リカだよー! みんな見てくれてるかなー?』

美嘉「見てるよ見てるよー」

美嘉「ってあれ? なんだろうあれ……」

ちひろ「お、早速気づいた」

美嘉「MobaNote?」ペラ

美嘉「へぇー……モバP自由に操れるノートね」

美嘉「……」チラ

莉嘉『えへへー、そんなことないよー』

美嘉(この生放送中に突然アタシに愛の告白をしたらどうなるのかな)

美嘉(どうせ誰かが作ったジョークグッズだろうし書いてみよっかな★)

美嘉「……」カキカキ

ちひろ「あれ? いま美嘉ちゃんなんて書いたの?」

美嘉「さぁ、どうなるの……?」

チクタクチクタク

莉嘉『あははー☆』

美嘉「って、やっぱりなにも起こらないよね★」

美嘉「でも、こういう生放送とかで突然愛の告白とかされたらちょっと嬉しいかもね」

美嘉「あはは。でもモバPに限ってそんなこと……」

モバP『ちょっとすいません』

美嘉「え!?」

莉嘉『Pくん!?』

ちひろ「ん?」

モバP『……』

美嘉「……」ドキドキ

モバP『俺は美嘉のことが好きだ!』

美嘉「!」ドキ

莉嘉『え……!?』

ザワザワザワザワ

莉嘉『そ、そんなP君がおねえちゃんに……おねえちゃんに……』

ピンポンパンポーン

しばらくお待ちください

美嘉「え? あれ?」

美嘉「いま、告白された……?」

美嘉「うそ……」

美嘉「……」ニヤニヤ

美嘉「あ! ニヤニヤしてる場合じゃなかった! これってアイドルとしてとってもやばいんじゃ……!」

美嘉「と、とりあえず誤解? を解かないとね!」タッタッタ

ガチャ

ちひろ「あははは! 生放送で突然アイドルに告白って!」

ちひろ「事務所潰れちゃう! あはははは!」

ちひろ「あーあ……やっぱりおもしろいわ!」

ちひろ「あれ? でもこれ事務所に問い合わせが殺到して忙しくなるのは私なんじゃ……」

ちひろ「まぁ、いま楽しいからいっか」

>>83「……」

ちひろ「あ、誰か来た!」

あ、みすった。

>>73

凛「おはよう」

ちひろ「いつもクールな凛ちゃん! さぁ、あのノートの前でどんなことをするのか!」

凛「って、誰もいないんだ」

凛(今日は疲れたしソファで横になろう)

凛「……」バタン

凛(今日のお仕事でまた怒られちゃった)

凛「はぁ……ん?」

凛「なにこれ」

凛「Mobanote?」

ちひろ「気づいた!」

凛「モバPを自由に操れるノートね……」

凛「あ、早速書き込みがある」

凛「ふーん」

凛「まぁ、こんな子供騙しな物にわざわざ書くなんてモノ好きな人もいるんだね」ポイ

ちひろ「あー! どうして捨てちゃうのよ!」

凛(あー、もう今日は精神的にも肉体的の疲れた……)

凛(プロデューサーがいたら、励ましてもらいたいなー。なんてね)

凛「……」チラ

凛「ちょ、ちょっとだけ書いてみようかな」

ちひろ「おぉ! 再度食いついてくれた!」

凛「えっとー…十分後に設定して」

『頭をナデナデしながら励ましてくれる』

凛「これでよしっと」

凛「……」

凛「……」

凛「……」

凛(私のバカ……)カァ

夜神月「あのアイドルプロデューサーが突然告白した事件・・・・・調べてみたが明らかに不自然だ。本人は頑なに記憶がないといっている」

夜神月「デスノ-トでは、あのように他人を何でも間でも操ることはできないがもしかしたら似たようなものが他に?」

夜神月「それがどんなものかしらないが、僕の計画の邪魔になるならそいつの所有者をコロシその力を奪うだけだ。この」

夜神月「-新世界の神が-」

10分後

凛(やっぱり来てくれないよね)

凛(こんなノートにまで頼っちゃうなんて今日は本当にだめみたい)

凛(早く家にでも帰って――)

ガチャ

モバP「凛!」

凛「プロデューサー!? って……なんでスーツがビリビリに破れているの?」

モバP「凛……今日は、大変だったみたいだな」ナデナデ

凛「あ……」

凛「う、うん。ちょっとミスしちゃって……」

モバP「そうか。俺がついてあげられれば良かったんだけどな」ナデナデ

凛「そ、そんなことないよ!プロデューサー忙しいし……」

凛「それに、失敗したのは私の責任だしね」

モバP「じゃあ、そうだな。次、頑張ろうな」

モバP「一回失敗したくらいで凹むなよ?」

モバP「失敗は成功のマザーなんだから、変に気落ちしすぎるな」

凛「うん。ありがとう」

凛「ちょっとだけ元気出てきた」



モバP「そうか。よかったよ」

凛「わざわざ、ありがとうね」

モバP「いや、またなにかあったら呼んで……凛?」

凛「どうかしたの?」

モバP「あ、いや……あ!」

モバP「やばい! 誤解をまだ解いていないのにこんなところに!」

モバP「凛、悪い! ちょっと野暮用があるから行くな!」タッタッタ

凛「あ……」

ガチャ

凛「……」

凛「えへへ」

凛「いい思い、しちゃった」

凛「私も今日はもう帰って明日に備えよ」

ガチャ

ちひろ「あははは! なにあのモバPさんの格好!」

ちひろ「世紀末の住人かなにかかなー?」

ちひろ「あはは!」

ちひろ「きっとファンの人かなにかにやられたんだわ!」

ちひろ「あー、面白い……」

>>95「……」

ちひろ「次の獲物が来た!」

楓さん

楓「おはようございます」

ちひろ「か、楓さん……」

ちひろ「斜め上のことをしてくれるから面白くなりそうだわ!」

楓「誰もいないのね……」

楓「折角ちひろさんやモバプロデューサーと一緒にお酒飲もうとこうやって持ってきたのに……」シュン

ちひろ「いま、真昼間なんですけど……」

楓「まぁ、後でくるでしょうから一人で飲んでるわ」

訂正

楓「折角ちひろさんやモバプロデューサーと一緒にお酒飲もうと日本酒を持ってきたのに……」シュン

楓「準備Okね」

楓「うふふ、人が働いている間に飲むお酒は格別だわ」

楓「……」ゴクゴク

楓「美味し……」

ちひろ「あれ? もしかしてこのままお酒が入ったら気づいてもらえないんじゃ……」

楓「いい日本酒だわ」

楓「モバプロデューサーも早くくれべいいのに。うふふ」



訂正

楓「モバプロデューサーも早くくればいいのに。うふふ」

30分後

楓「ん? こんなところにノートが落ちてるわ」

ちひろ「あ、やっと気づいてくれた!」

楓「!」

楓「ノートが落ちてる、ohノート」

楓「……」

楓「うふふ」

ちひろ「なにもいうまい……」

楓「えっと」

楓「MobaNote?」

楓「ふふっモバプロデューサーを自由に操れるノートね」

楓「そうね。なにをしてもらおうかしら」

ちひろ「書く気満々みたいね」

楓「そうだわ」

楓「あれにしましょう」

ちひろ「?」

楓「かきかき……」カキカキ

楓「これでいいわ」

『漫才コンビを結成する コンビ名は室町ギャング』

楓「ふふっ」

ちひろ「」

ちひろ「間違いなくお酒のせいで変な思考になってる……」

ちひろ「でもそこが面白い!」

楓「さぁ、どうなるのかしら」

ガチャ

モバP「楓さん!」

楓「! モバプロデューサー」

モバP「楓さん! 俺と漫才コンビを組んでくれませんか!?」

楓「はい。いいですよ」

ちひろ「当たり前のように二つ返事……ノートの効果にびっくりともしない……」

モバP「わかりました! それじゃあ早速ネタの打ち合わせをしましょう!」

――

10分後

モバP「こんなのはどうですか?」

楓「……全然だめです」

モバP「え?」

楓「モバプロデューサーはお笑いのいろはを心得ていません」

楓「悲しいですけど……この話はなかったことにしてください」

楓「私とモバPさんではお笑いの価値観があわないようです……」

モバP「そんな……! 俺は楓さんとコンビが組みたいんです!」

楓「ごめんなさい……さようなら」スタスタ

モバP「待ってくれ! そんな……待ってくれよ!」

モバP「楓さん! いや相方!」

楓「もう相方なんて呼ばないでください。それじゃ……」

ガチャ

モバP「……」

モバP「あれ? 俺はなにをしているんだ?」

モバP「い、急いで戻らないと!」タッタッタ

ガチャ

ちひろ「あはははは! 結成10分で即解散!」

ちひろ「いくらお酒が入っているとはいえ楓さん非道すぎるでしょ!」

ちひろ「あははははは!」

ちひろ「やっぱり面白いわ……アイドルも、モバPさんも」

>>117「……」

ちひろ「あ、誰か来た!」

あずき

あずき「おはようございます!」

あずき「ん? 誰もいないの!?」

あずき「なーんだ。折角プロデューサーさんに新しい和服見てもらおうと思ったのにー」

あずき「残念……」

ちひろ「あずきちゃんかー……」

ちひろ「あんまり面白そうなことにはならなさそうだけど」

あずき「あ、こんなところに黒っぽいノートが!」

あずき「どれどれー!」

あずき「もば……? ノート?」

あずき「えっと……」ペラ

あずき「なるほど! プロデューサーさんを自由に操れるノートってことね!」

あずき「じゃあ、早速書いてみよう!」

あずき「とりあえず12分後くらいにしてっと」

『私の和服姿を見てもらう! ついでに興奮したプロデューサーさんが私の首筋にキスをしちゃう!』

あずき「いやん! 私ったら大胆だね!」

あずき「あー、早く来ないかな!」

あずき「でも、このノートで本当に来てくれるのかな?」

あずき「まぁ、いっか!」

ちひろ「それがそれがまことに来てくれるんだよ……」

あずき「和服にメロメロ大作戦! 開始だね!」

12分後

ガチャ

モバP「あずき」

ちひろ「ジャスト12分後。MobaNoteに狂いなし…」

あずき「プロデューサーさん!」

あずき(本当に来てくれた!)

あずき(これは作戦が成功するかもね!)

あずき「どうどうプロデューサーさん!? 新しい和服を買ったんだよ!」

モバP「ああ、とっても似合っているよ……」

あずき「どう……? 色っぽい、かな? 興奮しちゃう?」

モバP「ああ、そうだな」

モバP「ごめんな。俺はどうやら我慢できないみたいだ」グア

あずき「ちょ、ちょっと! 突然すぎだよ!?」

モバP「ん……」チュ

あずき「あ……」

モバP「……」チュチュ

あずき「……」

あずき「プロデューサーさん……うまい……ね」

あずき(鼻息あたって……恥ずかしい……)

ちひろ「あれ? これもしかして一番やばくなってきてない?」

モバP「あずき」

あずき「プロデューサーさん」

ちひろ「突然首筋から離れ見つめ合う二人……」

ちひろ「ああ、これはフレンチキスしそうな流れ……」

ちひろ「いいぞもっとやれ!」

モバP「……」

モバP「……ん? あずき?」

モバP「あ! お前また和服着崩してる!」

あずき「え?」

モバP「何度言ったらわかるんだよ……服装はちゃんとしろって」

あずき「プロデューサーさん……? いきなりどうしたのかな!?」



モバP「いきなりもなにもないだろう」

モバP「ん? というかまたなんで俺は事務所に…」

モバP「今日はおかしいな……」

モバP「あ! そろそろ行かないと!」

モバP「あずき! 今度は気をつけろよ!」タッタッタ

ガチャ

あずき「ああ、行っちゃった……」

あずき「でも、作戦は成功ってことだよね!」

あずき「やったね!」

あずき「……」

あずき「本当に、やったね」

あずき「よし、じゃあ今日はもうお家に帰ろう!」

ちひろ「なかなか面白いものがみれたわ」

ちひろ「もうちょっとでさらに面白くなったのに……」

ジー

ちひろ「ん……?」

ちひろ「誰かいるの!?」

シーン

ちひろ「あれ? おかしいな……さっきだれかの視線を……まぁ、気のせいよね」

>>131「……」

>>133「……」

ちひろ「あ、今度は二人ね!」

智絵里

早苗

智絵里「あの……ありがとうございました」

智絵里「わざわざ……迷子になっているところ助けていただいて……」

早苗「いいよいいよ~。お姉さんも事務所に行く途中だったしね」

智絵里「片桐さんって……優しいですね……」

早苗「ん? お姉さんは優しく見えなかったのかな?」

智絵里「あ! いえ、ち、違います……! その……あの……ですね。ごめんなさい……」ウルウル

早苗「あはは、これじゃあお姉さんが悪役だわ」

早苗「別に気にしてないわよ」

智絵里「本当ですか?」

早苗「ほんと、ほんとー」

智絵里「よ、よかったです……」

早苗「あれ? なんかこんなところにノートがあるね」

智絵里「黒い、ノートですか?」

早苗「えっとー……なんて読むのかしら……」

智絵里「MobaNoteだと……思います」

早苗「ああ、うん。そうそうそれね」

早苗「中身は……と」

早苗「へー、モバPくんのことを自由に操れるノートねー」

智絵里「え!? そ、そうなんですか?」

早苗「一応、このノートに書いてあるとおりだとすればね」



智絵里「も、もうすでに書き込みはされているんですか……?」

早苗「そうね。まだ、数えるくらいだけど……」

早苗「けど……これがほんとうだとすれば」

智絵里「ほんとうだとすれば?」

早苗「シメる♪」

智絵里「そ、そんなのだめですよ……!」

智絵里「可哀想です……」

早苗「でも、これが事実だとすればお姉さん、見過ごせないわ」

智絵里「こ、これが本物だって証拠はないですし……」

智絵里「やっぱりやめましょうよ……」

早苗「じゃあ、本物かどうか書き込んで確かめてみる?」

智絵里「……わかりました」

早苗「そうこなくっちゃね!」

智絵里「えっと……」

智絵里「じゃあ、これで」カキカキ

『十分後にプロデューサーが四葉のクローバーを届けに来てくれます』

ちひろ「ああ、これは早苗さんにモバPさんがシメられる流れ……」

ちひろ「楽しみだわ……」

10分後

モバP「智絵里!」

智絵里「プロデューサー!?」

モバP「智絵里……四葉のクローバーを届けに来たよ」

智絵里「だ、だめですプロデューサー……!」

智絵里「早く逃げてください……!」

智絵里「早く逃げないと……死よりも恐ろしい目にあっちゃいます!」

モバP「……う」

モバP「ち、智絵里か? あれ? どうしてそんな泣きそうな目を……」

早苗「モバP君ちょぉぉぉぉっと。こっちまで来てくれるかな?」

モバP「へ?」


20分後

ちひろ「あははははは!」

ちひろ「あんだけ一生懸命誤解を解こうとしているモバPさん初めて見たわ!」

ちひろ「全然話を聞いてもらえず15分近くも……くふふふ!」

ちひろ「あーあ……ほんとう、退屈しないわー」

ちひろ「さてさて、次はどんな楽しみが待っているのかしら」

ちひろ「楽しみでしょうがないわ」

>>144「……」

>>145「……」

>>146「……」

ちひろ「来た!」

あやめ

前川

メガネ

1回試しに書いて上手くいって喜んでるのに
みんなノートを持ち帰らず放置して帰るのはなんで?

魅上「削除、削除、削除ぉぉ!!765プロを全員皆殺しにしてやる!!」

魅上「765なんて真のアイドルじゃない、私が本物のアイドルを作り出す、このデスノ-トの力で!」

>>155

嬉しすぎてみんなノートの存在を忘れちゃってるんですよ(すっとぼけ)

あやめ「あやめ、参上いたしました」

春菜「おはようございます」

みく「おはようにゃ」

シーン

あやめ「誰もおりませんね」

みく「にゃー。珍しいこともあるにゃ」

春菜「誰か一人くらいはいるのにねー」

訂正

春菜「いつも、誰か一人くらいはいるのにねー」

春菜「そんなことよりもおふた方メガネを――」

みく「もうしつこいにゃ! みくは眼鏡は要らないにゃ」

あやめ「あやめも視力は足りてます。故に必要ありませぬ」

春菜「二人共……冷たい……」

みく「にゃ? こんなところにノートが落ちているにゃ」

あやめ「黒いノート……えっと……あやめは横文字は苦手です」

春菜「MobaNote?」

みく「ちょっと開いてみるにゃ」ペラ

みく「……」

あやめ「なるほど……モバP殿を好きにできるノートってことですね」

春菜「それは夢のような!」

みく「そうにゃ! これは夢のようなノートにゃ!」

みく「じゃあ、早速使ってみるにゃ」

あやめ「あ、あやめも使用したいです!」

みく「にゃ! みくが先に見つけたからみくが先にゃ!」

春菜「いいえ、ここは年上のアタシが!」

ガヤガヤ ワイワイ

ちひろ「ふふ、取り合ってる取り合ってる」

ちひろ「さーて、どうなるのかしら」

10分後

みく「まぁ、話し合った結果とりあえずみんながいっぺんに書き込んでみたにゃ」

あやめ「ニン……」

春菜「どうなるんだろう」ワクワク

『10分後に猫耳をつけたモバPちゃん登場。忍者装束を纏ったモバP殿参上。メガネを装着したプロデューサーさん』

ちひろ「うふふ、また面白くなりそうな内容ね」

 

誰かまゆ以外に前ページの内容を気にしたりしないかな

さらに10分後

ガチャ

モバP「みんな! 待たせたな!」

一同「……」

みく「猫耳を付けて……」

あやめ「忍者装束を着た……」

春菜「それでメガネをつけたプロデューサーさんが……」

一同「「目の前に」」

みく「こ、これは……にゃ」

あやめ「モバP殿……すみません……」

みく・あやめ「あははははは!」

春菜「い、いいですよプロデューサーさん! それはそれでアリです!」

ちひろ「あははははは! なにあの格好!」ゲラゲラ

>>164

あれ? 早苗さんが書き込みについて触れてなかったっけ?

気づいてなかったらたぶん俺の書き方が悪かったな……すいません。

L「初めまして、私がLです」

ちひろ「はあ、それでその世界的名探偵がなんのようで」

モバP「……」

モバP「ん? おわ! 誰だ俺にこんな格好させたのは!」

みく「それはモバPちゃんに決まっているにゃ」ハハハ

あやめ「そうです!」ハハハ

モバP「お、俺は知らないぞ。って、そういえば晶葉と会話しているところだった!」

モバP「お前ら今日はもう仕事ないんだったら家に帰るよ! 親御さん心配するからな!」タッタッタ

ガチャ


みく「久々にあんなに笑ったにゃ」

あやめ「不覚でした」

春菜「えぇ、あれはあれでメガネがいい感じに似合っていたのに……」

みく「ところでこのノートどうするにゃ?」

あやめ「とりあえず道徳的にもう一度使うのはよくないのでどこかに隠しておくのは?」

みく「それもそうにゃ。これ以上使われるのもモバPちゃんが可哀想にゃ」

みく「じゃあ、てきとうにここらへんに隠してっと」

みく「これでいいにゃ」

みく「さ、二人共もう一緒に帰るにゃ」

ちひろ「くくくく!」

ちひろ「あははは!」

ちひろ「面白かったなー」

ちひろ「あ、おトイレ行たくなっちゃった」

ちひろ「ちょっと席開けておこっと」

五分後

ちひろ「ふー、すっきり」

ちひろ「あれ? さっきとモバノートの位置がずれているような……」

ちひろ「まぁ、いっか!」

>>177「……」

>>179「……」

ちひろ「お、来た!」

訂正

ちひろ「あれ? 事務所に置いてあるほうじゃなくて私の手元にあるモバノートの位置がずれているような……」

ひなこ

聖來

聖來「おはようございます!」

日菜子「おはようございます……むふ」

聖來「あれ? 誰もいないみたいだね」

日菜子「そうみたいですねぇ」

聖來「どうする? 今日はもう帰る?」

聖來「モバPさんに用事があったんだよね?」

聖來「だったら日を改めたほうが……」

日菜子「はい……でも……むふ」

聖來「どうかしたの?」

日菜子「なにか面白そうなものを見つけてしまいましたぁ」

水木聖來(23)
http://i.imgur.com/YaRTxtj.jpg
http://i.imgur.com/oW887lU.jpg

喜多日菜子(15)
http://i.imgur.com/rgPu8UO.jpg
http://i.imgur.com/IwNAhBZ.jpg

訂正

聖來「プロデューサーさんに用事があったんだよね?」

日菜子「これ……事務所の机と机の間に隠すようにしてありましたぁ」

日菜子「一体誰がこんなことをしたんでしょうねぇ……むふふ」

聖來「本当だ……これ、なんだろうね?」

聖來「mobanote?」

日菜子「中には一体どんなものが書いてあるんでしょうねぇ……むふ」ペラ

聖來「へー、なるほど。プロデューサーさんを自由に操れるノートなんだ」

日菜子「むふ、むふふふふふふふふふ」

聖來「ど、どうかしたの?」

日菜子「これは……妄想が現実になる道具ですぅ……」

日菜子「これがもし本当だとすれば夢のようなノートですぅ、むふ」

日菜子「聖來さんはなにかプロデューサーにしてもらいたいことはないんですか?」

聖來「アタシ!? アタシはー……あ! プロデューサーさんのダンスが見てみたい!」

日菜子「じゃあ、それを書き込んでみるですぅ。日菜子は……むふふ」

『10分後 プロデューサーさんがダンスをする 白馬で迎えに来てくれる』

日菜子「むふふ。楽しみぃ」

聖來(プロデューサーさんって運動神経良さそうだしダンスもできそうだよね……)

ちひろ「これは! また面白そうな予感!」

10分後

ガチャ

モバP「待たせたな!」

日菜子「!」

日菜子「白馬に乗ったプロデューサーが~!」

日菜子「……?」

聖來「あ、あれ?」

聖來「プロデューサーさんが馬の被り物と白いタイツ。尻にポニーテールを付けて登場した……」

日菜子「ど、どういうことですぅ……だってこのノートにちゃんと!」

日菜子「!」

白馬で迎えに来てくれる

日菜子「白馬に『乗って』なんてどこにも書いてなかったですぅ……そんな……日菜子の妄想がぁ~……」チーン

ちひろ「あははははは! 言語って難しいね!」

日菜子「……」バタン

聖來「ひ、ひなこちゃん!?」

モバP「フ! フ!」タンタンタン

聖來「あ! プロデューサーさん! ダンス上手!」

数分後

聖來「プロデューサーさんダンス上手だね!」パチパチ

モバP「は! 俺は一体何を……」

モバP「日菜子? 聖來さん? う……頭が……」

モバP「どうやら今日はおかしいみたいだ……もう家に帰って寝ることにするか」

モバP「それじゃあな……」

ちひろ「あはははは! あの格好でダンス……!」

ちひろ「お腹痛い……!」

ちひろ「全く私を殺す気ですかモバPさん!」

ちひろ「はぁーあ、面白かったー」

ちひろ「あ……気絶した日菜子ちゃんを抱えて聖來さんが出て行っちゃった」

ちひろ「いやー、いいものみせてもらったわ」

>>195「……」

ちひろ「また来たわ!」

森久保

もう一人つけ忘れてた

>>202「……」

ksk

南条

光「おはよう!」

乃々「……」

光「ん? 誰もいないのか!」

乃々「あたし……もう帰りたいんですけど……」

光「まてまて! 今日は一緒にモバPと遊んでもらう約束をしているだろう!」

乃々「あたしは……別にそんな約束したないんですけど……」

乃々「あの……本当に帰らしてもらいたいんですけど……」

訂正

乃々「あたしは……別にそんな約束してないんですけど……」

森久保乃々(14)
http://i.imgur.com/HCbgnGV.jpg
http://i.imgur.com/hwJCgiH.jpg

南条光(14)
http://i.imgur.com/9IL9lUC.jpg
http://i.imgur.com/ghtHUEb.jpg

乃々「ん……?」

乃々「なんか……あの……あるんですけど……」

光「なんだそれは!?」

乃々「なにかの……その……ノートみたいですけど……」

乃々「なんなんですか……?」

光「mobanote?」

光「なんだか怪しげなノートだな!」

光「どれ、貸みろ!」

乃々「あ……」

ちひろ「な、なんだか光ちゃんに渡すと危なっかしいわね。大丈夫かしら」

光「ふむふむ。なるほど!」

光「どうやらこれはモバPを操ることが出来るノートのようだ!」

乃々「そ……そうなんですか?」

光「しかも、前のページを見る限り悪いやつらに悪用されているようだ!」

乃々「はぁ……なにが書いてあるのかあたしにはわからないんですけど……」

乃々「あ……わかろうともしないんで別にいいんですけど……」

光「く……! これ以上モバPの自由を奪うわけにはいかない!」

乃々「そう……なんですか?」

光「ああそうだとも! こんなものが世の中にあっちゃいけないんだ!」

光「これは正義の味方として処分しなければ!」

ちひろ「あ! ちょ! それはだめだって!」

乃々「でも……もしもの話ですけど……」

乃々「それが誰かの大切な……その……ノートだったらどうするんですか?」

光「……」

光「そうだとしたら……マズイな」

ちひろ「あ、どうやら考えを改めてくれたみたい……」

光「正義の味方が人の大切なものを処分してしまったらだめだ」

光「でも、モバPがこれ以上操られるのも……」

光「よし、仕方がない。ここは間をとってどこかに隠しておくことにしよう」

光「それで万事解決だろう」

光「じゃあ……えと……事務所の机の使われていないところにでも入れておこうかな……」

光「……」

光「よし、これでOKだ!」

光「では乃々君いくぞ! 正義の味方に休息はない!」

乃々「えー……またどっかにいくんですか? あたし、帰りたいんですけど……」

光「弱音を吐くな! 行くぞ」

乃々「あうぅ……」

ちひろ「ふー危なかった……」

ちひろ「ひやひやしたわね……」

ちひろ「あのまま処分されてたら私のノートを使う羽目になっていたし」

ちひろ「あーあ。面白いことは次の子に期待しましょうか」

ラスト>>220「……」

ちひろ「誰か来たわ!」

遠すぎた…

ksk

アーニャ

アーニャ「ド-ブラエウートラ」

アーニャ「誰もいない……」

アーニャ「モバプロデューサー?」

アーニャ「ヤー……しか、いない?」

アーニャ「残念ね……」

アーニャ「ああ、そうだ。事務所の机のなかにヤーのこの前撮った写真集が入っているっていってたっけ」

アーニャ「どこの机の中かな……?」

ガラガラ

アーニャ「ここかな?」

アーニャ「違う……」

ガラガラ

アーニャ「ここかな?」

アーニャ「違う……」

ガラガラ

アーニャ「シトー?」

アーニャ「ノート……かな?」

アーニャ「Mobanote……」

ちひろ「あ、アーニャちゃん見つけてくれたみたい」

ちひろ「よかったわ。ひかるちゃんがあんな場所に隠してくれて」

ちひろ「さてさて、どんなことを書いてくれるのかしら!」

アーニャ「シトシト?」ペラ

アーニャ「ダー。モバプロデューサーを好きに操れるノート……」

アーニャ「あんまりいいものではないような……」

ちひろ「いやいやとんでもない!」

ちひろ「とってもいい代物だわ!」

ちひろ「あ、アーニャちゃん見つけてくれたみたい」

ちひろ「よかったわ。ひかるちゃんがあんな場所に隠してくれて」

ちひろ「さてさて、どんなことを書いてくれるのかしら!」

アーニャ「シトシト?」ペラ

アーニャ「ダー。モバプロデューサーを好きに操れるノート……」

アーニャ「あんまりいいものではないような……」

ちひろ「いやいやとんでもない!」

ちひろ「とってもいい代物だわ!」

アーニャ「本物だって確証はないし元の場所へ……」

アーニャ「……」

アーニャ「一回だけ使ってみようかな」

ちひろ「ハラショー! ユー! 使っちゃいなよ!」

アーニャ「じゃあ……十分後に設定してっと」カキカキ

ちひろ「あ……この角度からじゃなにを書いてるのか見えないわ……」

アーニャ「ダー。これで後は待つだけ」

ちひろ「なんて書いたんだろう……」

ちひろ「とっても気になるわ」

10分後

アーニャ「……」

アーニャ「やっぱり嘘ね」

アーニャ「あ、こんなところに写真集が……」

アーニャ「誰もいないし帰ろう」スタスタ

アーニャ「ヌー パカー」

ガチャ

ちひろ「え! なんで! あのノートに書かれたことは絶対にそうならなきゃいけないのに!」

ちひろ「ちょっとなんてかいたのか見てこよう!」タッタッタ

事務所

ガチャ

ちひろ「えっとー……モバノートは……」

ちひろ「あった!」

ちひろ「なになに……?」

『звезда прицельных』(天体観測)

ちひろ「あ……」

ちひろ(ロシア語にはたいようしていないんだったわ……)

ちひろ「とほほ……」

まゆ「ちひろさーん」

ちひろ「げ! この声わ……」

まゆ「今朝方ぶりですねー。うふふ」

ちひろ「ま、まゆちゃん」

まゆ「うふふ。ちょーっとおいたが過ぎちゃったんじゃないですかー?」

ちひろ「ま、まゆちゃんだからこれは――」

スタスタ

モバP「ちひろさん……」

ちひろ「も、モバPさん!?」

ちひろ「ど、どうしてここに……」

アナスタシア(15)
http://i.imgur.com/N3jFaoi.jpg
http://i.imgur.com/dXvN2Az.jpg

まゆ「まゆぜーんぶ聞いちゃいましたー」

まゆ「朝の話ってー……全部ウソだったんですね」

まゆ「まゆ、うそをつかれてショックです」

モバP「ちひろさん……俺、あんなお願いちひろさんにしてないですよね?」

モバP「それに、昨日からおかしかったのは全部ちひろさんのせいですか!」

モバP「一から説明してください!」

ちひろ「……」

ちひろ「……ふふ」

ちひろ「ばれてしまったらしかたないわね」

モバP「ちひろさん――!」スタ

ちひろ「動かないでください!」

ちひろ「二人共ちょっとでも動いたらこのノートに『自害しろモバP』と書きますよ!」

モバP「なに!?」

まゆ「そ、そんな!」

ちひろ「ふふ……」

ちひろ「このまま見逃して忘れてくれたらノートに自害しろなんて書きません」

ちひろ「それから、私は以後このノートを一切使いません」

まゆ「そんなの信じられると思っているんですかぁ?」

ちひろ「私はうそをつかないわ。お願い信じて」

モバP「ちひろさん! どうしてこんなことをしたんですか!?」

モバP「それから、それを作ったのはちひろさんですか?」

ちひろ「そうですよ。これを作ったのは私です」

ちひろ「動機はそうですね……退屈凌ぎですかね」

モバP「退屈凌ぎのために俺を操るノートを……!」

ちひろ「ふふ、雑談はこの辺にして忘れるんですか?」

ちひろ「それとも忘れずに自害しますか?」

まゆ「……」

モバP「……」チラ

ちひろ「モバPさん! 動かないでください!」

モバP「い、いや……時間を気にしただけだろ……」

ちひろ「なんで時間を気にする必要――!」

ドクン

ちひろ(あれ!?)

ちひろ(急に胸が苦しくなって意識が……)

バタン

モバP「ち、ちひろさん!?」

まゆ「ど、どうしたんですか!?」

モバP「わからない……」

モバP「とにかくまゆ!」

モバP「外に行って救急車を呼んできてくれ!」

モバP「いいか、急がず慌てないでやるんだぞ!」

まゆ「は、はい!」タッタッタ

ガチャ

モバP「……」

モバP「二分きっかしか。やっぱりデスノートに狂いわないな」

※デスノート 人を殺せるノート

モバP「死神。ちひろさんには見えなかったとはいえ、監視役ご苦労だったな」

死神「おいおい。いつになったら俺のことは名前で呼んでくれるんだ?」

モバP「どうだ? いい退屈凌ぎになったんじゃないのか?」

死神「まぁ、そうだな。あの女を見ているのは面白かったぞ」

モバP「ふふ、ある意味お前に似ていたな」

死神「ああ。退屈凌ぎで事務所にあんなノートを置くのは確かに似ている」

死神「俺も退屈凌ぎでデスノートを人間界に落としたんだからな」

死神「でも、モバP。自分に害なすものといっても同僚を殺すのは胸が痛かったんじゃないのか?」

モバP「そんなことないよ」

死神「でも、どうしてすぐに殺さなかったんだ?」

モバP「あのノートの出処をはっきりさせたかったのさ」

モバP「あんなものまた作られて僕の損になることが起こったら嫌だからね」

モバP「でも、ちひろさんが作ったものとは意外だったけどね」

モバP「まぁ、あんなものを作れそうな晶葉がちがくてモバノートに触れてみてもなにも感じなかったから」

モバP「大方そんなところだと思ったけど」

モバP「あずさのときにモバノートの存在を知ってからここまでくるのに時間がかかってしまったね」

モバP「さぁ、死神。もうそろそろでまゆが帰ってくる。お喋りはおしまいだ」

死神「ああ……」

死神(自分のために同僚の女をためらいもなく殺せるなんて)

死神(お前はあの、ちひろって女よりも悪魔だな)

死神「……」

死神(こいつもちひろもそうだけど……やっぱ人間っておもしろっ!)

end

ところどころ日本語が怪しいのが気になった
「は」と「わ」とか「ちがくて」とか

>>243

推敲ほとんどせずに投稿してるから勘弁しておくれ

まぁ、書き散らしてるだけって感じだったけど最後まで読んでくれた方はありがとう

また、書き散らす形で投稿するかもしれないですけどそのときはよろしくおねがいしまーす。

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