後輩女「せんぱい!ちゅーしましょーちゅー」(16)



俺女「へっ?」

後輩女「だから、ちゅーですよ!ちゅー」


俺女「いややややや」

後輩女「いや?」

俺女「いや!そうじゃなくて!あれ?」


俺女「つーか俺ら女同士じゃん!」

後輩女「そうですよ」

俺女「そうだよね?だったらなんかだめだと思うんだ」

後輩女「男と女だったら平気でちゅーするんですか?」

俺女「いや、そーいうことでもないんだけど……」カァーッ


後輩女「かわいい~。赤くなってるぅ」



俺女「ち、違うゾ!これはその……」


後輩女「っもう!先輩は照れ屋さんですねぇ」

俺女「違う!違うからなぁ!!」

後輩女「ふふふ」



俺女「てかいきなりなんなんだよ!?いきなりちゅーしようだなんて正気じゃないだろ!」


後輩女「せんぱいがそうさせてるんです。せんぱいが私に正気を保てなくさせてるほど可愛いのがいけないんです」

俺女「うぅ……」

後輩女「先輩の人気凄いんですからね!先輩が歩いてたらみんな振り返りますから」

俺女「んなわけないやい」



後輩女「ほんとですよ。だから私先輩とお散歩するの大好きなんです」


俺女「確かになんか知らないけど無駄に歩くな~とは思ってたけどさ」



後輩女「先輩はもっと自覚した方がいいです。自分の美しさと可愛さ両方に」

俺女「お、おだてたってなんもでないゾ!」


後輩女「なにもいりません。先輩の隣にいれるなら」

俺女「」カァーッ//



男「なにもいらねえんだったらキスもいらねえんだろ?」

後輩女「お、男先輩……」

俺女「おう」


男「よっ」

後輩女「それとこれとは別の問題なんですよ!!」

男「別ってなんだ?矛盾してるじゃんか」

後輩女「ぐぬぬ」



後輩女「というか男先輩、キスだなんて」

男「なんだよ?」


後輩女「いやぁ?かっこつけしいだなぁってw」


男「べ、別にいいだろ」

後輩女「それともちゅーって言うのが恥ずかしいんですかぁ?」


男「」カァーッ//


俺女「図星かよっ!!」



俺女「うわっ、えーっ……」


男「んだよ!ちげーかんな!」

俺女「ないわー」

後輩女「ドン引きですよねぇ」

俺女「うん……」

男「うわあああああ!!」タッタッタッ


俺女「」

後輩女「」



後輩女「ドン引きですね……」


俺女「だ、大丈夫かな?少し言い過ぎた?」

後輩女「えっ?うーん……まぁ確かに先輩みたいなラブラブビューティホーな女の子にあそこまで言われたら発狂しちゃいますよぉ」


俺女「えっ」

俺女「」シュン


後輩女(かーわいーいー///)



俺女「ごめん、後輩!俺ちょっと行ってくる」


後輩女「ふぇ?」

俺女「じゃっ」タッタッタ


後輩女「くぅぅ……あたしも言い過ぎたかぁ……」

後輩女「しっぱいしっぱい!あたしも追いかけよーww」



俺女「おとこーっ!」


男「」


俺女「はぁ、はぁ……追い付いた」

男「おう……」


俺女「えっとだな、その」

男「んだよ」

俺女「うん、ごめん!言い過ぎた」



男「いやべつに……」

俺女「良いのか?許してくれる?」


男「許すもなにも怒ってねえよ」

俺女「そっか。そりゃそうだな」ニコッ

男「うッ」

俺女「うっ?」



男「いやバカッ!なんでもねえよ」

俺女「なんでもなくねえだろ。急に前屈みになって」


男「いやほんと、ほんとなんでもないし」

俺女「はぁ?」

男「ほんと!ほんと!なんでもねえからな!!」

俺女「おお……」

後輩女「」ニヤリ



男「ゲッ!!後輩女」

後輩女「すいません先輩、追い掛けてきちゃいました」

俺女「うん」

後輩女「それより男先輩……あれあれー?どうしたんですかぁ、前屈みになっちゃって」

俺女「あーそれな、なんでもないらしいぞ」


後輩女「へぇーそうなんですかあ」ニヤニヤ

男(ヤバい、こいつはヤバい!!)

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