佐天「―――――消えてなくなっちゃう能力かぁ」 (8)


見切り発車+いきあたりばったりの内容で、ヘイトグロバイオレンスなんでもありの予定です。

台本+地の文って読みにくいと思うけど我慢してね



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1439780730

---柵川中学---


初春「佐天さーーーんっ!」


今ではもう聞き慣れた妙に甘ったるい声が、大慌てであたしの名前を呼ぶ。
顔を上げて声のした方を見ると、親友の初春飾利が手を振りながら駆けてくるところだった。


佐天「およ?初春?」

初春「聞きましたよ、もう!佐天さん能力者になったそうですね!」ドウシテ オシエテ クレナカッタンデスカー

佐天「えっ、、もうバレてる……?」

佐天「あーあ、耳が早いなぁ初春は。せっかくサプライズで自慢してやろうと思ってたのにー」

初春「まぁまぁいいじゃないですか。それより教えて下さいよ、一体どんな能力なんですか?」

佐天「もう。せっかちだなー初春は」エヘヘ

初春「とかなんとかいって~。教えたくて仕方ないってカオしてますよ」ニヤニヤ


親友に胸中を言い当てられて、しかしまんざらでもないあたし。まったく、しょうがないなぁ~。
あたしはコホンとわざとらしいため息をした後、期待の眼差しを向ける親友に向き直る。


佐天「あたしの能力はね~」

初春「……っ」ドキドキ










あたしの、能力はね―――――――………








今でも、あたしは毎日のように思う。

あんな能力、きっと使うべきじゃなかった。

ずっと無能力者のままだったけど、その頃までのあたしには確かな幸せがあったのに。

あたしは奇心と出来心で、

その幸せを、

隅から隅まで、

自分の手で、

ぶち壊した。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom