美琴「佐天さんって可愛いわよね」佐天「御坂さんはブスですけどね」 (101)

美琴「えっ?今なんて言ったの?よく聞こえなかったんだけど…」

佐天「いやだから御坂さんはブスですよねって言ったんですけど」

美琴「…どうしてそんなこと言うのよ…私が何かしたの…?」

佐天「いやぁ、だって本当の事じゃないですか!本当に常盤台中学のお嬢様ですか?」

美琴「なんで…そんな事言うのよぉ…私…何かしたの…ねぇ…教えてよ?」グスッグスッ

佐天(うわっ泣いちゃったよ…少しからかっただけのつもりだったんだけどなぁ)

基本超ほのぼのssです。遅筆でもよければ見ていってください。
『とある登場人物』御坂美琴、佐天涙子、白井黒子、初春飾利
『とある学園都市、とある仲良し4人組の女の子達のお話~』
 友情とは何か、信頼とは何か、私のたった一言で…それは
 古いビルの用に簡単に崩れた……どうして人はこんなにも
 心がもろいのか、どうして弱いのか…いくら超能力者でも
 人より優れていても心はもろい…いとも簡単に傷つくのだ

       『~第一章それぞれの思い~』

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とある夏休み…私は一人の親友を失った…どうしてこうなったの?
なんで?冗談で言っただけなのにどうして?あんな事言わなければ…
もっと一緒に居られたのかな…何も分からない…もうどうでも良い…
考えるだけ無駄だよね…もう考えるのはやめよう…そう…もう…あの頃には戻れない~
~1ヶ月前~
初春「いやぁ、暑いですねぇ…佐天さんはなんでそんなに元気なんですか?」

佐天「初春~!女の子元気が無くなったらおばぁちゃんだぞぉ!」

初春「もうッ!失礼ですよ!佐天さん!私怒りました!もう知りません!」

佐天「わわっごめんごめん…パフェ奢るからさ!許して!ね?」

初春「ふふふ…なら許します」

佐天「さっすが初春!話が分かるなぁ!」

初春「そういえば白井さんからメールが来たんですよ」

初春「今日はいつものファミレスでお茶会だそうです!」

佐天「おっ良いねぇ!で時間は?」

初春「え~と…午後2時ですね…」

佐天「え!?時間とっくに過ぎてるじゃない!早くいこ初春!」

初春「えへへ~」

佐天「えへへじゃなくて!白井さん怒ると怖いんだから!」

~とあるファミレス~

初春「すいませ~ん遅れましたw」

黒子「遅いですわよ初春…1時間も遅刻ですの…」

美琴「何かあったのかしら?こんなに遅れるなんて」

佐天「初春がさっきまで忘れてたみたいで…あはは…」

黒子「全く…初春あなたは抜けている所が多すぎますの…毎度毎度…」くどくど

初春「すいません…次から気をつけます」シュン…

美琴「あはは…初春さんらしいわね」

初春「ごめんなさい…」

黒子「ごめんなさいで済めばジャッジメントはいりませんの…大体あなたは…」くどくど

美琴「まぁまぁ良いじゃない、謝ってるんだし許してあげなさいよ」

黒子「お姉様甘いですの…」

初春「ありがとうございまーす!」

美琴「佐天さんも初春さんも座りなさいよ」

佐天「は~い、じゃあ御坂さんの横に座ろうかな」

黒子「駄目ですの!お姉様の隣は私の特等席ですの!」

美琴「別に何処に座ろうがいいじゃない…」

佐天「失礼しま~す、おっ今日は短パン無しなんですか?」チラッ

美琴「ん?ああ…まぁね、たまにはいいかな~ってね」

黒子「あの類人猿の影響ですの…」

佐天「おっまさかあのツンツン頭の人ですか~!」

初春「恋する乙女は変わるんですよね~」

美琴「ちっ違うわよ!///あんな奴なんとも思ってないし!関係ないわよ!」

佐天「本当ですかぁ?」ニヤニヤ

黒子「分かりやすい反応ですの…」

美琴「もうッ!関係ないって言ってるでしょ!」

佐天「これはこれで可愛いのう…」

美琴「そっ…それより早く何か注文しなさいよ」

初春「私はジャンボパフェ3つお願いします!」

黒子「またあなたは…そんなに食べたら太りますわよ…」

美琴「初春さんはほんと甘いもの好きねぇ…」

初春「甘いものならいくらでもお腹に入ります!」フンス

佐天「あれ?そういえば白井さん髪縛ってませんね」

黒子「お姉様にこっちの方が可愛いと言われましたので」

佐天「確かに大人っぽく見えて良いですね」

初春「普段は子供っぽいですからね~」

黒子「初春…あなた後でゆっくりお話をしましょうか…」

初春「冗談ですよ~!可愛らしくていいなぁ!」

佐天「白井さんって顔もスタイルも整ってますしねぇ」

黒子「そんなに言われると照れますの…」

美琴「黒子は毎日努力してるからその結果よ」

黒子「お姉様に誉めて頂けるなんて黒子、幸せですわ!」

美琴「アンタはほんと大げさねぇ…」

黒子「佐天さんも可愛らしいですわよ」

佐天「そんなことないですよ~」

美琴「佐天さんって可愛いわよね」

佐天「御坂さんはブスですけどね」

初春「ブッwwwwww」

美琴「えっ?今なんて言ったの?よく聞こえなかったんだけど」

佐天「いやだから御坂さんはブスですよねって言ったんですけど」

美琴「…どうしてそんなこと言うのよ…私が何かしたの…?」

佐天「いやぁ、だって本当の事じゃないですか!本当に常盤台中学のお嬢様ですか?」

美琴「なんで…そんな事言うのよぉ…私…何かしたの…ねぇ…教えてよ?」グスッグスッ

佐天(うわっ泣いちゃったよ…少しからかっただけのつもりだったんだけどなぁ)

黒子「佐天さん!あなたお姉様になんて事を言いますの!」ワナワナ

佐天「いやぁ…その…冗談というかなんというか…つい出来心で」テヘッ

黒子「冗談でも言って良いことと悪い事がありますのよ!早く謝りなさい!」

美琴「なんなのよ…最低よ佐天さん…」グスッ

佐天「最低なのは御坂さんの顔かと…」

初春「やめwww腹よじれるwww」

黒子「いい加減にしなさいな!佐天さん!何かお姉様に恨みでもありますの!?」

佐天「特になにもありませんよ」

美琴「なによ…無能力者のくせに…」グスッ

佐天「あ~そういうこと言うんですね~顔に性格の悪さが出てるんですね」

美琴「もう黙りなさいよ…」

佐天「レベル5とか言ってもまともに話も出来ないんですね~」

美琴「黙れって言ってんでしょ!」バリバリ

佐天「ぎゃああ!」ビクビク

美琴「さっきから言わせておけば好き放題言って…調子に乗るなぁ!」ビリビリ

佐天「あばば…」ビクンビクン

黒子「お姉様!いくらなんでもやり過ぎですの!佐天さんが死んでしまいますの!」

美琴「何よ!こんな女カエルみたいに痙攣して[ピーーー]ばいいのよ!」

初春「カエルwww」

黒子「お姉様が怒るのも分かりますが殺人だけはいけませんの!」

佐天「あうう…」ピクピク

美琴「はぁ…はぁ…私もう帰るわ…気分悪いし佐天さんの顔も見たくないわ」

黒子「お姉様!お待ちを…行ってしまわれましたわ…」

佐天「あう…はぁはぁ…うあ…」ビクンッ

黒子「佐天さん…私はあなたに失望しましたの…」

佐天「ふぇ…?」

黒子「少し自分のやったことを考えて反省してくださいまし…」

佐天(やば…舌シビれて喋れない…まさか御坂さんがあんなに怒るとは)ピクピク

黒子「初春、佐天さんを頼みましたの…私はお姉様を追いますわ」

初春「了解しました!任せてください!」

~一時間後~

佐天「ふぅ~…酷い目にあったよ…まだ体が痛い」

初春「あんなこと言うからですよw」

佐天「でも普通電撃なんて飛ばしてくる?いたた…」

初春「佐天さんも悪いんですからちゃんと謝らないと…」

佐天「そうだね…あっメール」カチャ

佐天「御坂さんからだ…」

初春「なんてきたんですか?」

佐天「もう会いたくないから顔見せないで…だって…」

初春「あらら…完全に嫌われましたね…」

佐天「どうしよう…初春…」

初春「知りませんよ…そんなこと…」

佐天「だって冗談だったのに絶交されるなんて!」

初春「…御坂さんの寮に謝りにいきましょう」

佐天「うん…」

出かけるのでとりあえずここまでにします

初春「…それでめんどくさいけど御坂さんの寮の前まで来た訳ですがね」

佐天「初春…誰に言ってるの?私はこっちだよ」

初春「あぁ!?うるさいですよ!話かけんな!」

佐天「ご…ごめん…」ビクッ

初春「じゃあ…呼びますよ…?」ドクンドクン

佐天「う…うんいつでもokだよ…」ハラハラ

二人は緊張していた…あのレベル5を怒らせてしまったのだ…
下手をすれば殺されていてもおかしくなかったのだから…
学園都市最強のレベル5の前に彼女達の運命やいかに!?

ピーンポーン

ガチャ…はい?どなたですの?
初春「その声は白井さんですか?」

黒子「初春ですか…どうかしましたの?」

初春「佐天さんが御坂さんに謝りたいらしいので私は付き添いです」

黒子「そうですか…今お姉様はもの凄く怒っていますの…」

初春「あんなこと言われたんだから無理ありませんよ」

黒子「とりあえず鍵は開けておきますのでお入りくださいな」

初春「はい…わかりましたぁ!…ほら!佐天さん行きますよ!」グィッ

佐天「うわっ!分かったから引っ張らないでよ初春~!」

御坂「誰?初春さんでも来たの?」

黒子「ま…まぁ…そうですのよ…」

御坂「…?」

部屋の前では
佐天「うわぁ…緊張するなぁ…前来た時はそうでもなかったのに」

初春「うじうじしていても進みませんよ!ほら行った行った!」ドンッ

佐天「わわッ!押さないでよ…あ…」ガチャッ!

御坂「…」ジロッ

佐天「あ…あの…こんばんは御坂さん(うう…凄い睨まれてる…)」チラッ


美琴「黒子…部屋にゴキブリが沸いてるわよ…掃除しておいて…」

佐天「あう…」

黒子「お…お姉様…佐天さんは謝りたくてここまで来ましたの
     ですから…お話だけでも聞いてあげてくださいですの」

美琴「…でなんの用なのよ…どの面さげてここに来たわけ?」

佐天「あの…本当にごめんなさい…私…御坂さんに酷いことを言ってしまって…」

美琴「で?言いたいことはそれだけなの?」

佐天「はい…本当にごめんなさい!」ドゲザッ

初春「佐天さん!(ダメだわこれwww写メりてぇwww)」プルプル

黒子「佐天さん…お姉様…彼女も反省しているようですし許してさしあげても…」

美琴「…しょうがないわね…顔あげなさい…佐天さん」

佐天「え?…」

美琴「許してあげるって言ってんのよ!」

佐天「み…御坂しゃああん!」ガバッ

美琴「抱きつくなって…よしよし…」ナデナデ

佐天「うわあぁん」ポロポロ

初春(つまらないですね…こうなったらこの佐天ボイスで!)ポチッ

      御坂さんってほんとブッサイクよね~

美琴「…」ピクッ

佐天「ふぇ…?」

美琴「ねぇ…佐天さん…」

佐天「ちっ…違うよ私じゃな…」

美琴「黙れや!不良品野郎!」バリバリ

佐天「ぎぃや!」ビクビク

初春「佐天さん…最低ですよ…」

黒子「見損ないましたの…」

美琴「もういいわアンタ…無能力者はほんとろくな奴居ないわね…」

佐天「あう…ちが…わた…じゃ…」ビクンビクン

美琴「ねぇ~黒子ぉ…ちょろっといいかなぁ?」

黒子「はい…なんですしょうかお姉様」

美琴「このコピー用紙をね佐天さんの右手首にテレポさせてほしいの…」

黒子「い…いくらなんでもそれはやりすぎでは…」

初春「白井さん…」

美琴「私をこんなに馬鹿にしたのよ?早くやってちょうだい」ギリッ

黒子「分かりましたの…(申し訳ありません佐天さん…すぐ病院にいけば大丈夫ですの)」シャ

佐天「あ…いや…」スパッ…あっイヤア!私の右手があ!早く!病院に…

美琴「そうね…」バチバチッボオォ

佐天「あ…いや…私の…手が…」

美琴「黒焦げねwどうする?病院いく?もう無理だと思うけどw」

初春「自業自得ですよ…佐天さん…」

おい!御坂!白井!うるさいぞ!
美琴「げ…」

寮監「少しは迷惑を考えろ!」

佐天「たすけ…」

美琴「えい」バチバチッ

佐天「あが…」ビクン

美琴「黒子…それ見張ってて…」

黒子「はいですの…」

美琴「すいませ~んちょっとはっちゃけすぎちゃって…」

寮監「はっちゃけって…悲鳴のような声が聞こえたぞ!」

美琴「あ~ちょっとした悪ふざけです」

寮監「ちょっと中を見せろ…」

美琴「あ…駄目ですよ~これで…ね?」クシャ

寮監「……ゴホンッ…まぁ、いいだろう…あまりうるさくするなよ御坂」

美琴「は~い分かりました~!」ガチャン

黒子「流石お姉様寮監様を買収するとは…」

美琴「レベル5の財力を舐めないでよね?
     それと…この無能なゴミクズはどうしようかしらねぇ…」

とりあえずここまで!夜にまた書きます。

初春「どうしましょうか…」

黒子「…私…佐天さんを…病院へ運びますの…」

美琴「いいわよそんなことしなくてもここで[ピーーー]から」

初春「!?」

黒子「!?」

黒子「お姉様…今なんと…」

美琴「冗談よ…そこらへん捨ててきなさい…そうね…路地裏にね」

黒子「はい…分かりましたの…」

初春「白井www」

黒子はその後佐天を寮まで送り手当てした。
見捨てられるはずがなかった…ついこのまえまでは
友達だったのに…いや、今もそうであろう…しかし
彼女は自分のお姉様に逆らうことが出来なかった…
自分が嫌われることが怖かったからだ…最愛の人に嫌われるのが…

黒子「ごめんなさいですの…恨むなら私を恨んですださいまし…
     今まで楽しかったですの…さようなら佐天さん…お元気で…」シュンッ


佐天「…私…なんでこんなに駄目なんだろう…」

黒子「ただいま戻りましたお姉様…」

美琴「おっおかえり~黒子ぉ!ちゃんと路地裏に捨ててきた?」

黒子「はいですの」

初春「マジハンパないですね白井さん!」

美琴「初春さんもそろそろ帰らないとやばいんじゃない?」

初春「あっもうこんな時間!帰らないと!お邪魔しました!」

黒子「初春…寮まで送りますわ」

初春「あざーっすw」

第一章『~それぞれの思い~』完

第二章『~無能力者~』

ここ学園都市では無能力者の扱いは酷い
生活も苦しい…それでも能力者に憧れて
諦めない…いつか能力者になるため……
夢を捨てることはできない…その為なら
なんだってする…犯罪でもなんでもだ…。

佐天「あれから1ヶ月か…手は義足だし…不幸だ…」

春上「私は佐天さんの友達なの~」

佐天「ありがとう…春上さん…」

春上「アニメで私の出番取ったからって怒らないよ…」

佐天「ごめんなさい…」

春上「まぁ…あんまり調子にのらないことね…」

佐天「なにしよう…ねぇ春上さん…」チラ

春上「そうですね…あ…そういえば佐天さんにお土産を持ってきました」

佐天「おっありがと~何かなぁ?」

春上「レベルアッパーですの!」

佐天「それって!?あの都市伝説のレベルが上がるっていうあれですか!」

春上「ふふふ…そうですよあのレベルアッパーです!」

佐天「そんなのもらってもいいの?」ゴクリッ

春上「遠慮しないで使ってください!」

佐天「ありがと~春上さーん」ダキ

春上「いいから使ってくださいよ!」

佐天「じゃあ早速…」

春上「…何か変化ありました?」

佐天「いやぁ…分かりませんね…」

春上「え~やっぱり夢の代物だったのかな」

佐天「努力しないでレベル上げなんて無理なのかな…う!?」ズキンズキン

春上「どうした!?佐天!」

佐天「頭が割れる…!あがあぁ!」

春上「どうしよう…大丈夫!?ねぇ!」

佐天「お腹も!痛いよ!!!!!」グルルル

春上「お腹!?そうだ!こんな時は垢玉なの~」グイッ

佐天「いやっ!汚い!それはやめて!」

春上「どうしよう…」

佐天「もう…我慢出来ない…がああぁ!」ギュルルル!

春上「待って!するならおまるの上で!」

佐天「うわあああぁ!」バボッブリリィ

春上「うわぁ…」

佐天「み…見ないで!いやあぁ!」ブリリバボーン!

春上「飛んだ!糞をひりだして飛んだっていうの!?いけない…追いかけなきゃ…」タタッ

佐天「シクシク…あんな姿見られたらもう友達でいられないよ…
     あれ…?私空を飛んでる!?なにこれ…どういうことなの!?」
いつの間にか彼女の背中には赤茶色の大小六枚の翼が展開していた…
それはまるで大空を舞う鳥のように美しくそして鳥の糞よりも不潔であった
彼女は生まれて初めて能力者になったのである!そう…彼女が憧れていた能力者に!!!

佐天「うそ…信じられない…私が能力者…?なんだろう…うれしくて…臭い…」

佐天「でもなんの能力?この翼はう○こだよね…考えたくないけど
     う○こを自在に操る能力!汚いけど…空も飛べるし…便利かも…!
佐天「よーしこの喜びを白井さん達にも伝えにいこう!」ビューン

黒子「お姉様…いつになったら自販機を蹴るのをやめますの?」

美琴「しょうがないじゃない…一万飲み込んだこいつが悪いのよ」

黒子「全く…少しは常盤台のエースとしての自覚を…」

美琴「別に良いじゃない…いちいちうるさ…ん?あれ何?」

黒子「どうかしました?何かあっ…あれは…」

佐天「白井さーん!」ビューン

黒子「あれは!佐天さんですの!?」

佐天「やっほぉ!白井さんに御坂さん!」

美琴「なっなんで…翼!?それになんか臭い!」

黒子「この匂い…耐えられませんの…まるでう○このような」

佐天「そうですよ…これはう○こです!私能力者になったんです!う○こを自在に操る!」

美琴「」

黒子「」

美琴「…え~と…臭いから近寄らないで…」

佐天「なんで…そんなこと言うんですか!」

美琴「いや…汚いから」

佐天「そうだ…御坂さんも糞まみれになれば分かりますよ!」

美琴「ちょ…何を訳の分からないことを…!」

佐天「問答は無用です!いきますよ!」ギュオ

美琴「く…よく分かんないけどやるなら相手になってやるわよ!」バリリリ

佐天「無駄ですよ!」ギュウオ

美琴「なっ!汚物の翼で雷が防がれた!?」

佐天「無駄ですよ…効きません!次はこちらから!」ガチャン

美琴「右手を前に!?いや…なにあれ…足?」

佐天「これで終わりです!!!!!」

彼女が右手の義足を前に出した瞬間それは激しく回転した!
まるで竜巻でも起こすかのように激しく回転する!そして彼女の
糞がそれに巻きつき巨大な糞の竜巻を起こす!それは御坂に放たれようとしている!

佐天「食らえええぇ!」ギュオアアアア!

美琴「舐めんじゃないわよ!」超電磁砲!キイイィン!

刹那!ぶつかり合う二つの強大な力!周りには並の空力使い
より凄い突風がおきている!そして地面には衝撃で地割れが出来る!

美琴「ウオオォ!」ゴゴゴゴッ!

佐天「いっけえぇ!」ビチャチャッ!

美琴「ここは…何処…?」

黒子「おねぇ…さまぁ!」ポロポロ

美琴「黒子?なんで泣いてるの?」

黒子「おねぇ…さま…どうして…」

美琴「ああ…私…勝負に負けたのか…」

黒子「どうして…」

美琴「泣かないでよ…アンタは私が居なくても…」

黒子「どうして糞まみれに!」バアァン

美琴「糞まみれ…クンクン…くっさああぁ!」ガバッ

黒子「こんなに酷い姿になって…黒子は…黒子は…!」

美琴「いいから!お風呂に入らせて!」

佐天「御坂さん…やっぱり御坂さんは強いですね…」ガハッ

美琴「佐天さん…アンタも相当強いわよ…」

佐天「ふふ…ありがとうございます…」ドクドク

美琴「アンタ!右足がもげて!血が!早く病院に!」

佐天「いいんですよ…私の自業自得です…」

美琴「良くないわよ…友達を死なせたら…私はきっと後悔するもの」

佐天「み…御坂さん…う…うえええん!」ポロポロ

美琴「黒子…佐天さんを病院に連れていくわよ」

黒子「はいですの」

彼女はこうして命を取り留めた…とある医者によって…
彼女達はいままで以上に友情を大切にするだろう…
とある学園都市…ここは学生の脳を開発している実験都市…

佐天「ここは…」

美琴「おはよう…佐天さん…」

佐天「私…ごめんなさい…」

美琴「いいのよ…過ぎたことは」ニコッ

冥土帰し「君達は本当に無茶するね…」

美琴「あっ先生」

冥土帰し「命がある限り治してあげるけどね…それと右足は
       義手にしといたから歩きやすいと思うよ…それじゃあね」

佐天「ありがとうございました…」

美琴「ねぇ佐天さん…言いづらいんだけど」

佐天「なんですか?」

美琴「初春さん…通り魔にあって死んじゃったの…」

佐天「そうなんですか…まぁ…仕方ないですよ」

美琴「そうね…仕方ないわよね…泣いてても初春さんは報われないものね」

佐天「そうですよ!それより御坂さん!」

美琴「ふぇ?」

佐天「これからもよろしくお願いしますね!」ダキッ

美琴「うん…よろしくね…」ニコッ

黒子「お姉様…黒子も忘れないでくださいまし…」

美琴「忘れてないわよ…アンタもこっち来なさい」

黒子「おねぇーさまーん」ダキッ

佐天「こうしてるとなんだか落ち着きますね…」

美琴「そうね…(これが友達か…)」

とある仲良し三人組みの女の子達の物語~
友情とは何か信頼とは何か…それは喧嘩
しても許しあえる仲間…彼女はそんな…
かけがえのないものを手に入れたのだ…
この先どんな困難があろうとも乗り越え
られるであろう…そう…ここは学園都市
勇気と希望で満ち溢れた学生達の居場所なのだ~

~彼女達の話はここで終わる~
 ~友情が消えないかぎり~
   ~希望は消えない~

     『終了』

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