海未「SSって…なんですかこれは」 (61)
ある日の部室
ガチャッ
海未「うわっ…暑いですね…早くクーラーをつけてと」
海未「ふぅ…」
海未「毎日こうも暑いと、さすがに練習するのも堪えてきますが…」
海未「皆の前で「心頭滅却すれば~」といつも言っている手前、簡単に暑いとは言えないのが辛いですね…」
海未「…あぁ、それにしても涼しい」
海未「練習メニューは早々に見つかりましたが、まだ屋上に戻りたくないですね…」
海未「もう少し…あと3分だけ…」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1439710352
…ガガ….ガガガガガ….
海未「ん?この音…」
海未「あ、パソコンが起動したままになってますね」
海未「まったく誰ですか、夏場につけたままでいると、えっと、壊れやすい…?とこの間にこが注意したばかりだというのに」
海未「えぇと、確か消し方は…」
カチッ カチッ
海未「えっと、この画面の下にある…これでしたっけ?」
海未「あっ、画面が消えて…」
海未「むぅ…授業でもやっていますが、どうにもこの手のものは苦手です…」
海未「えぇと、これをこうして…」
カチッ
フォン
海未「えっ」
海未「もう、ページが出てきて…ああもう!」
海未「まったくどうしてこうややこしい…ん?」
海未「これは…」
海未「…すれっど…SS…?」
海未「掲示板か何か…でしょうか?」
海未「まったく…部活動に関係ないものは勝手に調べないようにといつも言って…」
海未「…ん?」
カチッ…カチッ…
海未「…………………………」
カチッ…カチッ…
海未「…………なんですかこれは…………」
真姫「穂乃果が愛しすぎてつらい」
1 :以下、名無しにかわりまして○○速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/X/X(日) 01:45:44.41 ID:7wPAk1FaQ
穂乃果「ん……ここは……?」
気が付くと、穂乃果は薄暗い部屋の中にいた。
穂乃果「…………ど、どこなのここ…………」
部屋の中は明かりがなく薄暗いものの、暗い環境に目が慣れているらしく、見回してその全体像を把握するのにそう時間はかからなかった。
部屋の大きさは、穂乃果たちが普段部室として使っている部屋とそう変わらないらしい。
意識が覚醒したばかりの穂乃果は、この状況を夢だと思った。
しかし、後ろ手に縛られた鎖が肉に食い込み、その痛みが夢ではないという現実感と恐怖を穂乃果に与える。
穂乃果「ひっ……」
自分の置かれている状況を頭でうまく理解できないものの、何か異常な事態に巻き込まれているということを、穂乃果は本能で感じ取った。
季節は夏。部屋の中にはクーラーもなく、暑さで汗が噴き出してくるにも関わらず、穂乃果の身体は寒さに震えるように小刻みに震えていた。
穂乃果「どうして……怖いよ……だれか……」
瞳に涙を浮かべ、穂乃果が恐怖に感情を支配されつつあったその時。
ガチャリと音をたて、スチール製のドアノブがゆっくりと下がり、ドアが内側へと開け放たれる。
ドアの開閉とともに、部屋の中へと入ってきた「なにか」は、ドアが閉まったあとその場から一歩も動くことなく、ただその場に立ち尽くしていた。
しかし、暗闇の中であっても、その眼がただ一点、床に座る自分をジッととらえていることを穂乃果は嫌でも感じ取っていた。
暗闇の中にいる「なにか」が壁に手を伸ばすと、部屋が一気に白の世界に塗り替えられる。
突然の出来事に、部屋の電気がつけられたのだということを穂乃果は一瞬理解できなかった。
暗闇に慣れた目が、明るくなった部屋の中で徐々に「なにか」、否「だれか」の姿を捉えていく。
体型は細身、切れ長の眼が特徴的で、髪は肩まで届くほどの長さ。どうやら女性らしい。
涼しげな青色のスカートと真っ白なシャツを身に着けており、よく見ればそれは学生服であることが分かった。
そしてなにより目を引いたのが、その鮮烈なまでに赤い髪の色だった。
「穂乃果」
聞き覚えのある声に、穂乃果は安堵と疑問を同時に覚える。
穂乃果「どうして……」
それは普段から聞いている声。穂乃果が心から信頼をよせ、その歌声をきれいと褒めたこともある、あの声。
穂乃果「どうして……真姫ちゃんがここに」
穂乃果の問いに対し、真姫の返答はない。
なにも答えない代わりに、その口元には氷のように冷たい笑みが静かに浮かべられていた。
真姫「穂乃果、私ね」
真姫「あなたのことを前から」
海未「…なんですかこれは!」
海未「な、なんですかこれは!?」
海未「なんで穂乃果が真姫に監禁されて、しかもその後…」
78:以下、名無しにかわりまして○○速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/X/X(日) 03:02:31.67 ID:7wPAk1FaQ
真姫の細く長い指が、穂乃果の中へ侵入してくる。
抗おうにも先ほど打たれた薬が効いてるようで、身体をよじって逃げることが精一杯だった。
逃げようとする穂乃果の身体に、真姫の指は蛇のように追随し穂乃果の秘部を執拗に攻め立てて
海未「うわああああ!」
海未「はっ…破廉恥な!!!!」
にこ「なにが?」
海未「う、うわぁ!?」
海未「な、なぜにこがここに!?」
にこ「なぜって、なかなか戻ってこないから様子見に来たんでしょうが!」
海未「あ、あぁ…なるほど」
にこ「練習メニュー帳とってくるのにどんだけ時間かかって…って、何してんの?」
海未「えっ!?なにって、なにがですか!?」
にこ「あんたもしや…」
海未「あうう、えっとこれは…」
にこ「練習サボって部室で涼んでたわね?」
海未「えっ」
にこ「まったく、しょうがないわね~。サボりたいとはいえこうも堂々と…」
海未「ち、違います!そんな穂乃果や凛じゃあるまいし…」
海未「…いえ、しかしすぐに戻らず皆に迷惑をかけてしまったのは事実」
海未「申し開きもな」
にこ「なになに、「真姫「穂乃果が愛しすぎてつらい」…?」
海未「あぁ!?」
にこ「ふ~ん、まあいわゆる二次創作ってやつね」
海未「虹捜索…?」
海未「えっと、虹を探すんですか?」
にこ「違うわよ」
にこ「まあ簡単に言うと、ファンが作った非公式な創作物のことよ」
海未「非公式…」
にこ「こういう小説形式で作られたやつは、俗にSSなんて言われてるわね」
海未「え、えすえす…?」
にこ「ショートストーリーとか、サイドストーリーとかの略」
海未「はぁ…?」
にこ「あんたがこの手のもの読んでるなんて意外ねぇ」
海未「ち、違いますよ!たまたまついていたから見てしまっただけです!」
にこ「ふ~ん」
海未「そ、そんなことよりも!」
海未「見てください!穂乃果と真姫を主役にその…!こんな破廉恥なものが…!その…」
にこ「ついに穂乃果は耐えきれず失禁してしまった。それを見て真姫は満足気な表情を浮かべ」
海未「読み上げないでください!!!!」
海未「と、とにかく!これは重大な事件です!」
にこ「なにが?」
海未「なにがって!見たままですよ!」
海未「顔も知らない誰かにこんなものを書かれてしまってるんですよ!」
海未「個人情報の流出…いえ、名誉毀損…!?いやいやリベンジポルノ…」
にこ「ちょっと落ち着きなさいよ」
にこ「別にこんなの驚くことでもなくない?」
海未「なっ、何故です!?」
海未「ネットに個人名が出されて、その上なんかその…いろいろ卑猥です!」
海未「そもそもなんでこの人は穂乃果と真姫のことを知っているのです!?」
海未「これはきっと、穂乃果のことを知っている人間の仕業に違いありません!」
にこ「…あのねぇ」
にこ「ちょっとこれを見なさいよ」
海未「な、なんですか、ラブライブのホームページなんか見せて…」
にこ「この音乃木坂学院ってところ見てみなさい」
にこ「メンバーの顔写真と本名とプロフィールが詳細に載ってるわよ」
海未「あっ」
にこ「だからファンが作った二次創作だって言ってるじゃない」
海未「むむむ….」
にこ「まあμ’sもこのにこちゃんのおかげで有名になったしねぇ~」
にこ「こういうのが作られるのも、人気の証拠っていうかぁ~?」
海未「そ、それにしてもですよ!」
海未「こんなものはいけません!破廉恥です!違法です!名誉毀損です!」
にこ「まあ気持ちはわからなくもないけど…」
海未「...っていうか、よく見ると穂乃果と真姫以外のもあるじゃないですか!?」
【μ’s】海未「穂乃果は私を愛しすぎている」【オリジナル】
【安価】絵里「穂乃果を堕とす」【その15】
小鳥「安価で穂乃果ちゃんにイタズラしちゃうぞ☆」
凛「かよちんかよちんかよちんかよちんかよちんかよちん」
にこ「これはひどい…」
にこ「っていうか、なんで穂乃果ばっかなのよ」
海未「そ、それだけ穂乃果の人気がある…ということでは…?」
にこ「なんでちょっと嬉しそうなのよ……」
海未「そ、そんなことありません!?」
にこ「どれどれ~、このにこにーにこちゃんのはどれだけあるにこか~?」
カチッ…カチッ…
にこ「や~ん、汚されちゃってたらどうしよ~?」
カチッ…カチッ…
にこ「いくらファンだからって、こんな風に穢されちゃうのはな~」
カチッ…カチッ…
にこ「……………」
海未「……えっと、ないですね……」
にこ「なんでよ!このにこにーを差し置いて他のメンバーばっかり書くとかどういうことぉ!?」
海未「えーっと……あ、ほら、ありましたよ」
海未「なになに…海未「にこちゃんにこの想いよ届け!ラブアローシュート!」」
海未「………」
にこ「………」
海未「こんなこと思ってませんよ」
にこ「知ってるわよ」
海未「とにかく!これを見過ごすことはできません!」
にこ「なにする気?」
海未「もちろん、断固抗議です!」
海未「えっと……ここをこうして……」
海未「よし、できました」
海未「これで書き込めるんですか?」
にこ「やめたほうがいいと思うけど……」
海未「いえ!これはμ’sの、ひいては音乃木坂の名誉を守るための戦いでもあるのです!」
にこ「名誉ねぇ……」
海未「いざ!」
カチッ
105 :以下、名無しにかわりまして○○速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/X/X(日) 00:00:00.00 ID:xxxxxx
ほのまきいいですゾ~
106 :以下、名無しにかわりまして○○速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/X/X(日) 00:00:00.00 ID:xxxxxx
こんなものを書いてはいけません1ほんにんの許可もなく破廉恥なものを書きつづるなどごんご同団ですよ1
107 :以下、名無しにかわりまして○○速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/X/X(日) 00:00:00.00 ID:xxxxxx
保守
海未「ふふ、これで書いた人も考え直してくれるはずです」
にこ「だといいけど……」
海未「えっと、ページの更新は……」
海未「むぅ、このアイコン小さくて押しづらいです…えいっ、えいっ」
にこ「初心者ねぇ……F5押しなさいよ」
海未「こ、こんな機能が……」
海未「あっ、書き込みが更新されてます」
108 :以下、名無しにかわりまして○○速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/X/X(日) 00:00:00.00 ID:xxxxxx
>>106なにいってだこいつ
109 :以下、名無しにかわりまして○○速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/X/X(日) 00:00:00.00 ID:xxxxxx
ごんご同団ってなんぞ
110 :以下、名無しにかわりまして○○速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/X/X(日) 00:00:00.00 ID:xxxxxx
つづきはよ
111 :以下、名無しにかわりまして○○速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/X/X(日) 00:00:00.00 ID:xxxxxx
海未ちゃんとえりちのナメクジみたいなレズセックルSSまだー?
海未「ま、まるで反省していない……」
海未「ああ!それどころか続きが投稿されて……!」
にこ「まあこうなるわよね」
海未「どうしてです!なぜなのです!」
にこ「あのねぇ」
にこ「こういうのはファンが自由に楽しんでやってるものであって、それを不愉快だからって理由で第三者が止める権利はないのよ」
海未「だ、だとしても、ファンであればなにをしてもいいということはありません!」
にこ「そうね」
にこ「でも逆にいえば、アイドルだからって理由で、ファンに何でもかんでもルールを強いるのも間違ってるわ」
海未「それは…そうですが…」
にこ「こういうのはね、いくら言い合ったところで水かけ論なのよ」
にこ「こういうファンもいるって、素直にそれだけ受け止めていればいいの」
海未「むむむ………」
海未「むむ……む?」
海未「あ!」
にこ「な、なによ大きな声出して」
海未「こ、こんなことしてる場合じゃありません!」
海未「この炎天下の中、皆を待たせたままでした!」
にこ「ああ、そういえば……」
海未「あわわ……ノートを取りに来ただけなのに私は一体何を~!?」
にこ「まあ大丈夫よ」
海未「大丈夫じゃありませんよ!?」
にこ「大丈夫だって、ほら……」
海未「え?……あ」
ザァァアアァァァァァ………
にこ「海未が部室にノート取りに行って、そのあとすぐに降ってきたのよ」
海未「き、気がつきませんでした……」
にこ「…それぐらい熱中して読んでたもんねぇ~」
にこ「ぷっ…ほ、穂乃果が愛しすぎてつ……つらっ…」
海未「ね、熱中してませんよっ!?」
海未「あと笑わないでください!」
にこ「ごめんごめん……ふぅ」
海未「あ、それで皆は?」
にこ「いったん更衣室で着替えて、そのまま音楽室の方に行ったわよ」
にこ「この雨じゃ練習にならないから、みんなで新曲の音合わせするって」
海未「あ、新曲できてたんですね?」
にこ「ええ、今頃キーの確認とかしてるんじゃない?」
にこ「まぁそれで、事情を聞いてない海未にそのことを伝えるために私が来たわけ」
海未「な、なるほど」
海未「……あれ、ってことは、尚更ここでネットなんか見てる場合じゃないですよね?」
にこ「ああ、そういえばそうねぇ」
海未「えっ、ちょっ!何を吞気に言ってるんですか!」
海未「わ、私が言うのもなんですが……早くいきましょう!」
にこ「…あぁ、私は海未を呼びに来たついでにちょっと用事あったから」
にこ「先に行ってていいわよ」
海未「えっ、そうなんですか…?」
海未「それじゃあ先に行きますけど、にこも急いでくださいね!」
にこ「は~い」
ガチャッ
バタンッ
にこ「………………」
にこ「……行ったか」
にこ「ふぅ……部室のパソコンでSSサイト開いたまま放置をするとは、我ながら不覚と言わざるを得ないわね」
にこ「いくら創作の神が降りてきたからって、やっぱり部室でスレ立てなんてするもんじゃないわね~」
にこ「次からは気をつけないと……だけど」
にこ「書いたやつの反響見るぐらいいいわよね~」
にこ「どれどれ……」
カチッ……カチッ……
真姫「またにこちゃんでにこニーしてしまった……」
1 :以下、名無しにかわりまして○○速報VIPがお送りします [sage saga]:2015/X/X(日) 00:00:00.00 ID:xxxxxx
真姫「は、ふ………ふぁあぁぁぁぁぁぁあああぁああ!!!!!!」
真姫「……ふぅ」
真姫「もう……サイテー……」
真姫「またにこちゃんでにこニーしちゃったじゃない……」
真姫「もう、ばかばかばか!真姫のばかぁ!」
真姫「でもそれもこれも……」
真姫「にこちゃんが…可愛すぎるのがいけないんだからぁ…!」
真姫「にこちゃん……にこちゃんにこちゃんにこちゃん!」
真姫「ふああああぁあぁぁぁぁぁあぁ!!!!!!」
2 :以下、名無しにかわりまして○○速報VIPがお送りします [sage]:2015/X/X(日) 00:00:00.00 ID:xxxxxx
これはひどい
3 :以下、名無しにかわりまして○○速報VIPがお送りします [sage]:2015/X/X(日) 00:00:00.00 ID:xxxxxx
糞スレ立てんなks
4 :以下、名無しにかわりまして○○速報VIPがお送りします [sage]:2015/X/X(日) 00:00:00.00 ID:xxxxxx
ナニコレイミワカンナイ
5 :以下、名無しにかわりまして○○速報VIPがお送りします [sage]:2015/X/X(日) 00:00:00.00 ID:xxxxxx
真姫ちゃんはそんなこと言わない
6 :以下、名無しにかわりまして○○速報VIPがお送りします [sage]:2015/X/X(日) 00:00:00.00 ID:xxxxxx
削除依頼出しておきますねー
7 :以下、名無しにかわりまして○○速報VIPがお送りします [sage]:2015/X/X(日) 00:00:00.00 ID:xxxxxx
このシリーズ前にも見たぞ……同じ人か?
8 :以下、名無しにかわりまして○○速報VIPがお送りします [sage]:2015/X/X(日) 00:00:00.00 ID:xxxxxx
もう二度と投稿しなくていいですよ。お疲れ様でした
9 :以下、名無しにかわりまして○○速報VIPがお送りします [sage]:2015/X/X(日) 00:00:00.00 ID:xxxxxx
わりとすき
10 :以下、名無しにかわりまして○○速報VIPがお送りします [sage]:2015/X/X(日) 00:00:00.00 ID:xxxxxx
しね(直球)
にこ「おぉう」
つぎの日 校門
海未「ふぁ……」
海未「次のライブに向けてまず小鳥と衣装の打合せ…あとは振付けの確認とそれから…」
「海~未ちゃん!!!」
海未「うわっ!?」
穂乃果「えっへへ~おはよう海未ちゃん!」
海未「もう!後ろから急に大きな声を出さないでくださいよ穂乃果」
海未「あと、抱き着かないでください。暑いです」
穂乃果「あはは、ごめんごめん」
穂乃果「なんかぶつぶつ呟いてたけど、悩み事?」
海未「いえ、次のライブに向けて、やるべきことを確認していたんですよ」
穂乃果「へ~!海未ちゃん真面目~!なんかリーダーっぽいね!」
海未「リーダーはあなたでしょう!」
「朝から元気ね二人とも」
穂乃果「あ、真姫ちゃんおはよう」
真姫「おはよう」
海未「おはようございます、真……」
「ついに穂乃果は耐えきれず失禁してしまった。それを見て真姫は満足気な表情を浮かべ」
海未「…………」
真姫「…海未?」
海未「…へっ!?なんですか!?」
真姫「いや…何ってことはないけど、どうかしたの?顔真っ赤だけど」
海未「えっ!?」
穂乃果「あ、ほんとだ」
真姫「大丈夫?熱でもあるんじゃ…」
海未「あ、あ~!暑いですね!これはおそらく熱中症の初期症状ではないかとっ!?」
穂乃果「えっ、大丈夫?」
穂乃果「穂乃果が保健室まで連れていこうか?」
「ついに穂乃果は耐えきれず失禁して」
海未「大丈夫です!一人で行きます!」
穂乃果「あ、海未ちゃ~ん…」
穂乃果「…行っちゃった」
真姫「大丈夫かしら?」
穂乃果「う~ん、心配だなぁ」
お昼 教室
海未「……はぁ」
「どうしたの?溜息なんかついて」
海未「あ、小鳥…」
小鳥「何か悩み事?」
海未「いえ、悩み事というかなんというか…」
小鳥「…?」
海未「…えっと、小鳥、つかぬ事を伺いますが…」
小鳥「ん?」
海未「その、女性同士がですね、あ、仮定の話ですが、その…女性同士がですね?」
小鳥「え、女性同士?」
海未「えっとその…不純で淫ら…あっ、いえ性の…ああ違う!」
小鳥「う、海未ちゃん…?」
海未「そ、そのですね!?女性同士の交際についてどう思いますか!?
小鳥「え…?」
海未「あ!?いや違うんです!小説…そう!そういう創作物についてどう思いますかという話です!」
小鳥「え、えぇ~……」
海未(あぁ…私は一体何を言って…小鳥が明らかに引いてるじゃないですか…)
小鳥「う、う~んそうだなぁ……」
小鳥「私はそういうの読まないからよく分からないけど…」
小鳥「お互いが幸せなら、それでいいんじゃないかなぁ…って」
小鳥「ごめんね、うまく答えられなくて…」
海未「い、いえ…そんなことは…」
海未(お互いが…幸せ……)
放課後 部室
絵里「明日は講堂を抑えてあるから、そこで立ち位置の確認をしましょう」
絵里「それじゃあ今日はこれで解散にしましょうか」
「は~い」
海未「………」
穂乃果「あれ、海未ちゃん一緒に帰ろうよ」
海未「え、あ…すみません、ちょっと考えたいことがあるのでまだ残ります」
穂乃果「そうなの?うーん、じゃあ先に帰るね」
海未「はい、すみません」
絵里「それじゃあ悪いけど、最後に部室の施錠お願いしてもいいかしら?」
海未「あ、はい分かりました」
絵里「それじゃあよろしく頼むわね。また明日」
海未「はい、また明日…」
バタンッ
海未「………」
カチッ…..ウィーン……..ガガガガガ…….
海未「………」
希「何見てんの?」
海未「うわぁっ!?」
海未「な、なぜ希がここに!?」
希「なぜって、忘れ物とりにきただけやけど…」
海未「あ、あぁ…なるほど」
希「海未ちゃんはなにか調べものでもあったん?」
海未「え、ええ…そんなところです…」
希「……ふ~ん、SS……?」
海未「あっ!いやこれはですね…?」
希「ふむふむ……」
希「なんかよく分からんけど、これが作詞の参考になる…とか?」
海未「え…えぇ…まぁ…?」
希「へ~、海未ちゃんはほんまに真面目やねぇ」
海未「いや、それほどでも…そんな…」
希「でも寝取られ系ばっかお気に入りにいれるのはどうかと思うで」
海未「あぁ!?」
このSSまとめへのコメント
小鳥ってだれやねん