モバP「ちひろさんの正体がサタンだった」 (40)


 ☆注意☆

●クソSS注意

●クソ(映画)ss注意

●サタンだからな


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P「う~ん、最近強盗やら殺人やら暴動やらが多発してるみたいだな」

凛「本当、なんだか近頃物騒なニュースが多いよね。まるで世界の終わりがやって来たかのよう……」


凛「本気でそう思ってるわけじゃないけどさ。でも……少し怖いかな……」

P「大丈夫だよ凛。例え世界が滅んでも、お前のことは俺が守るよ」

凛「プロデューサー……///」キュン


ちひろ「やれやれ、何をカッコつけてるのやら」

P「あっ、ちひろさん」

ちひろ「そんな臭っせぇセリフ言ってる暇あったら、早くこの書類を片してくださいよね」

P「ずいぶんと辛辣じゃないですか。いくらなんでも言いすぎじゃありません?」


ちひろ「サタンだからな」

P「サタンじゃあ仕方ないな!」

P「そういうちひろさんこそ、仕事は終わらせたんですか?」

ちひろ「ええ。もう三十分前には終わらせましたよ」

P「ええ!? 山みたいに大量に積まれてた書類をもう処理し終えたんですか!?」



ちひろさんは昔からなんでもできた。

俺はそういうとこにいつも憧れていた。

でもちょっと危ない奴だ。



P「本当、ちひろさんは凄いですよねぇ……」






ちひろ「サタンだからな」

P「サタンじゃあ仕方ないな!」


TV『緊急速報です』


P「ん? なんだ?」

TV『たった今、第三次世界大戦が勃発されました!』

P「はい!?」

TV『あっ、アメリカからミサイルが発射された模様です。あっ、日本も反撃しました』


P「な、なんだこれは!? 一体どうなってるのだ!?」

凛「いきなり戦争なんて……しかもこんな野球実況みたいなノリで……どういうこと!?」


ちひろ「まぁまぁ、少し落ち着きなさいな」

P「落ち着けるわけないでしょうが!! ってかなんで貴方はそんなに冷静なんですか!?」





ちひろ「サタンだからな」

P「サタンじゃあ仕方ないな!」


ワー! ワー! ギャー! ギャー!


凛「なに? 外がなんだか騒がしいけど………」


事務員「大変です! 暴徒が346プロに迫ってきました!!」

P「はぁ!? 暴徒!?」

事務員「さっきの戦争勧告で多くの民衆が暴徒と化したみたいです!」

P「いきなり過ぎません!? どんだけ民度低いんだよ!?」

事務員「急いで逃げてください! このままでは渋谷さんが暴徒達によって、薄い本みたいなことをされてしまいます!!」

P「くっ! 聞いた通りだ。凛、ちひろさん! 急いで避難をしましょう!」

凛「うん!」



ちひろ「私はここに残ります」

P「ちひろさん!?」



P「なに言ってるんですか! このままでは暴徒達に襲われるんですよ!?」


ちひろ「奴らを皆殺しにしてやる。人間を滅ぼしてやる!」

P「な、何言ってるんですかあんたは!?」

ちひろ「お前はこんな人間が許せるのか!?」

P「許すとかそういうのじゃなくて唐突すぎるんですよ! なんかキャラも崩壊してますし!」




ちひろ「サタンだからな」

P「サタンじゃあ仕方ないな!」

P「凛、行くぞ!」

凛「えっ、いいの!?」

P「ほら、早く!!」

凛「う、うん………」


タッタタタタタタタッ


ちひろ「…………」

P「急いで避難しなければ!!」

凛「あれ? 私達に知らせてくれた事務員さんは……?」


バキューン!


P「銃声!?」


暴徒「へっへっへっwww」

事務員「あっ……がっ……」バタリ


P「事務員さーん!」


事務員「ああ……俺……暴徒に撃たれて死んじゃったよ……」

凛「生きてるじゃん」

暴徒「へっへっへっ、次はお前らの番だぜ~!」

P「お、おのれ……!」


暴徒「どうせ世界はもう終わりなんだ! 俺は好きにやらせてもらうぜ―――ッ!」

P「凛に手出しはさせんぞ!!」

凛「プロデューサー……」


暴徒「カッコつけてんじゃねぇよ! たった一人で何ができるってんだ!」


P(確かに暴徒の数は数十人……この数を相手に凛を守れるのか………?)


ドババババババババッ!!


暴徒「ぐああああああ!!?」

凛「別の所から銃声!?」

P「一体誰が……」チラッ


ちひろ「」ドババババババババッ


P「ちひろさん!?」

P「ちひろさん! 生きていたんですか!」


ちひろ「サタンだからな」

P「サタンじゃあ仕方ないな!」




ちひろ「ここは危険です。安全な場所に心当たりがあるので、そこに行きましょう」

P「わかりました」

☆隠れ家


凛「こんな所に民家があるなんて……」

P「確かにここなら安全そうだな」

ちひろ「ここは悪魔研究家だった親父の研究室です」


ちひろ「そして私は悪魔だ」

P「は?」


ちひろ「そしてプロデューサーさん……貴方も」

P「えっ、ちょ! さっきから唐突過ぎて何が何やら―――」


ふわふわふわふわ


凛「なんか赤いオタマジャクシみたいな物体がプロデューサーの方に!?」


バスアン


P「ぐはぁ!?」


凛「プロデューサー!?」

P「ホワ―! アー! ホワー!?」



ピカァァァァァァァァ

悪魔P「ハァ……ハァ……」

凛「ぷ、プロデューサーが……悪魔みたいな姿に……!」ガタガタガタ


悪魔P「そ、そんな……」


悪魔P「俺……悪魔になっちゃったよ……」


いつの間にかサタンの姿になったちひろ「違うよ。人間の心を持つ、チヒロマンになったんだよ」


凛「チヒロマンって何!?」


ちひろ「ハッピーバースディ! チヒロマン!」

悪魔P「ちひろさん……お前、綺麗だなぁ」


ちひろ「さぁ、プロデューサーさん。共に人間を滅ぼし、新しい世界を創造しましょう」

P「ちひろさん……あんた何を言ってるんですか!?」

ちひろ「まずは手始めに……」ギロッ


凛「えっ!?」ビクッ


ちひろ「滅びよ、人間!! でやぁ!」


ズドンッ!!


凛「あっ……がっ……」


バタリ


P「り―――んッッッ!!!!???」


P「凛、しっかりしろ!! 凛ッ!!」


凛「プロ………デューサー……」


凛「私……ずっと前から……プロデューサーのことが……―――うっ!」


凛「」ガクッ


P「り―――んッッッッ!!!!!」



P「なぜだ………なぜ凛を殺したッッ!!!」







ちひろ「サタンだからな」

P「うわあああああぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!!」

ちひろ「人間に守る価値があったか!! 神はいたか!!」


P「そうか……そういうことだったんだな……」


P「ずっと俺を騙してたんだな!!」


P「お前は……お前の正体は………」




P「お前の正体はサタンだったんだな!!」

ちひろ「さぁ、最終戦争だ!!]


ちひろ「チヒロマンと悪魔! どちらがこの地球の支配者になるか! 勝負だ!!」



P「うおおおおおおおおおおおおおおおッッッ!!!!」


――――――――――

――――――


こうして俺とちひろさん―――チヒロマンと悪魔の最終決戦が始まった。


戦いは数百年にわたり、その影響で大地は裂き、天は割れ。


地球は崩壊していった


そして―――


P「」


ちひろ「ははっ……プロデューサーさんが笑った……あはははは……」


P「」



fin

――――――――――――――――――――――

―――――――


美城「―――と。これが新たに346が手掛けた映画、『チヒロマン』のあらすじというわけだ」

美城「この映画を全世界に公開し、346プロの映画界進出の第一歩とする」


P達『やめろぉぉぉぉぉッッッッ!!!!!!!!!』



美城「悪いが異論は認めない。これはすでに決定事項なのだ」

美城「アイドル部門を縮小し、映画界へ進出する。これが私が掲げる新たな方針だ」

美城「各自思う所はあるだろうが、黙って従ってもらう」


ホモP「ちょっと待ってくださいよ!!」

ハゲP「百歩譲ってその方針がよかったとしても!!」

変態P「こんなクソ映画がヒットするわけないだろ!! いい加減にしろ!!」


美城「随分な言いようね。想定以上に反発が多くて正直驚いてるわ」

P「当たり前ですよ常務!! こんなクソ脚本で公開なんかしちゃまずいですよ!!」


P「もっとましな脚本家を用意したほうが!! ってか誰ですかこんなん書いたの!?」

美城「私よ」

P「あんたかよ!?」


美城「脚本だけでなく、監督、制作総指揮全てを私が担当したわ」

P「なんてことを………(絶望)」

美城「ともかく、いくら貴方達が反論しても無意味よ。すでに10億をもの資金を登用して制作してるわ」

P「じゅ!?」

美城「もう引き返すことはできないということよ。でも、安心してくれていいわ」


美城「私は勝ち目のない戦はしない主義よ。この映画はヒットする………間違いない。フフフフッ……」


P(アカン、この人とんでもない無能や!)

P「ど、どうしましょう部長! このままじゃ346プロがマジで潰れてしまいます!!」

部長「いや、もしかしたら奇跡が起きて、あのクソ映画がヒットする可能性も―――」

P「ねーよ!」

部長「だよねぇ~……」


P「部長の方からなんとか常務を説得できないのですか?」

部長「いやぁ~、彼女はかなり独裁的だからねぇ~。基本部下の意見なんて無視するし、説得は無理だろうねぇ」

P「そんな……打つ手がないなんて……」


P「もうダメだ……お終いだぁ……」ガクッ





ちひろ「大丈夫ですよプロデューサーさん。私にいい考えがあります」

P「ちひろさん!」


P「な、なんとかできるのですか……?」

ちひろ「簡単なことですよ。沈むとわかってる船があるなら、乗らなきゃいいという話です」

P「ってことは……つまり………」



ちひろ「そうです。346から独立するんです!」

P「!!」


こうしてちひろさんの提案に乗り、俺たちアイドル部門は346から独立した。


10億もの製作費をかけた、映画『チヒロマン』は、そのあまりの出来具合に各地で炎上。


口コミで広がり、今世紀最大のクソ映画の烙印を押され、製作費の半分も回収することもできなかった。


こうして346プロの株価は暴落、発生した多額の借金と共に美城常務は失踪。


独立したことにより、俺たちはその難を逃れることができたのだった。

P「いやぁ~、ちひろさんの言う通り独立してよかったなぁ」

凛「そうだね。仕事の方も充実してるし、言うことなしだよ」

P「これも全部ちひろさんのおかげですよ……本当にありがとうございます!」

ちひろ「いえいえ」

P「いや~本当にちひろさんは一流だなぁ~。憧れちゃうなぁ~」





ちひろ「サタンだからな」

P「サタンじゃあ仕方ないな!」


アハハハハハハハハッ♪


おわり

これで終わりです。クソSS失礼しました。

元ネタは、伝説の映画とも言われてる実写版デビルマンです。
色々と凄い作品なので、気になったらTUTAYAかゲオで借りて観てみてください(ゲス顔)


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前作 モバP「ゼスティリア炎上ヒロインをプロデュース!?」
モバP「ゼスティリア炎上ヒロインをプロデュース!?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1435573753/)


ちなみに私が人生で初めて見たクソ映画は『キャシャーン』です


駄文失礼しました。

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