ちひろ「事務所内アンケート」 (51)

ちひろ「みなさん、集まりましたね?」

凛「それでちひろさん、何の話ですか?」

ちひろ「実はみなさんにやっていただきたいことがあるんです」

まゆ「やっていただきたいこと、ですかぁ? ……あら?」

卯月「まゆちゃん? どうかしたんですか?」

まゆ「いえ、そういえばまゆのプロデューサーさんが居ないなぁ、と」

凛「まゆの? みんなのプロデューサーでしょ」ギリィ

未央「まぁまぁしぶりん。とりあえず落ち着こう?」

凛「私は落ち着いているよ。変なこと言うね、未央は」キッ

未央「そ、そっかぁ……私の気のせい、かな? あははは……はぁ」

みく「未央チャンが自分を曲げたにゃ……」

美嘉「凛、そういう割には顔が凄いことになってるよ」

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ちひろ「集まってもらったことはプロデューサーさんには内緒なので居ませんよ」

美波「そうなんですか? それでちひろさん、やってほしいことってなんですか?」

ちひろ「ちょっとこの事務所についてアンケートをやってみたいのですが」

文香「事務所について……ですか? 特に不満は無いのですが……」

ちひろ「そう言ってもらえて良かったです。大丈夫ですよ、アンケートは簡単なものですから」

智絵里「プロデューサーさんに内緒って言うから……私……てっきり……」

美優「大丈夫よ、智絵里ちゃん。いくらちひろさんでもそんな酷いことはしないわ」

ちひろ「んん?」

未央「それでちひろさん! どんな内容? どんな内容?」

ちひろ「……ま、まぁ良いです。みなさんはまだ学生だったり、他の業界からの人が居ますよね」

泰葉「私みたいに学生でも芸暦は長いけど、アイドルのお仕事は長くない……私みたいな人も居ますしね」

ちひろ「はい。そこでみなさんが不安に思ってることや事務所のことをどう思ってるか聞いちゃおうと思いまして」

凛「ふーん。でもわざわざ聞かなくても不満があったら言っていると思うけど」

加蓮「りーん? 別に良いじゃん。なんだか面白そうだし」

奈緒「そうだな。こういう機会がないとなかなか言えない子も居るし」

加蓮「奈緒みたいな?」

奈緒「そうそう、アタシみたいな……ってバッ、あ、アタシはそんなことないよ!?」

未央「そんな……奈緒ちゃん、この事務所に不満があったなんてっ」

卯月「ええっ!? そうなんですか!? 奈緒ちゃん、それならなんで相談してくれなかったんですか!?」

奈緒「だから違うって!? 不満なんてあるわけないって!」

卯月「あっ、そうなんですね。良かったです!」

奈緒「えっ……うん………………そう……なんだろう……このやるせない気持ち」

未央「さすがだよ、しまむー」グッ

卯月「? 何のことですか、未央ちゃん?」

美嘉「それでちひろさん、アンケートって紙に答えるんですか?」

ちひろ「いえいえ、遊びみたいなものですから該当する人は挙手してください」

まゆ「ということは……他の人にも知られちゃうってことですよね?」

智絵里「そ、そんな……私恥ずかしいです……」

泰葉「ちひろさん、プライベートなことはちょっと……」

ちひろ「まぁまぁ、アンケートの内容も休憩中にお遊び程度に作ったものですから」

凛「つまりプライベートなこともある、ってことだよね」

美優「あの……答えたくない人は無理に答えなくても良いですよね?」

ちひろ「はい、それでも構いませんよ? はぁ……せっかく作ったんですけどね……」

卯月「あっ……ちひろさん…………わ、私はちゃんと答えます!」

ちひろ「う、卯月ちゃんっ……」ウルウル

ありす「騙されてはいけませんよ、卯月さん。ちひろさんのいつもの手です」

ちひろ「とりあえずひとつやってみませんか?」

文香「そう……ですね…………何事も……やってみないと……わかりませんよね」

みく「よく言ったにゃ、文香チャン! それでこそアイドルにゃ!」

卯月「わ、私も頑張ります!」

未央「おっ、しまむーの頑張りますもキター!」

美嘉「なんでアンタたちはテンションあがってんの……」

まゆ「うふふ、良いじゃないですか。たまにはこういうのも」

美嘉「うーん…………まぁ……たまには、ね」

ちひろ「それじゃあみなさん良いですね? それでは始めちゃいます☆」

ちひろ「ドキッ! 第一回346プロアイドルアンケート!」



加蓮「ちひろさんもテンション高いなぁ」

奈緒「いつものことだろ。ってか第一回って今後もやるのかな」

ちひろ「では第一問! 『346プロに来て良かった』」

みんな「…………」







ちひろ「あ、あら? どうかしました?」

美波「あっ、いえ……思ったより普通だったので」

ちひろ「ええー……私はみなさんにどう思われているんですか……」

ありす「日ごろの行いだと思います」

ちひろ「それじゃあしょうがないですね」

美優「納得されるんですね……」

文香「きっと……心当たりが……あるんですよ……」

ちひろ「それで誰も手を挙げてませんが……もしかして誰も居ないんですか……」

卯月「あっ、はい! 私は来て良かったと思ってます!」

ちひろ「卯月ちゃん……っ」

卯月「私はこの事務所に来て夢だったアイドルになれましたし、それに……」

ちひろ「それに?」

卯月「凛ちゃんや未央ちゃんたちみんなと出会えました。本当に来て良かったです!」

凛「卯月……ふふっ、そうだね。私もここに来て本当に良かったと思うよ」

未央「しまむー……しぶりん……。えへへ……うんうん、そんなの決まってるよね」

美波「そうね、私ももちろん良かったと思うわ。みんなはどうかしら?」

まゆ「まゆは良かったに決まってます、だってプロデューサーさんに会えたんですから」

美嘉「アタシも読モだけじゃ出来なかったこともやれているし良かった、かな」

文香「私も……本の世界以外を見ることが出来て……良かったと思います」

ありす「私は……まだ名前で呼んでくる人が居ますけど……この事務所のことは気に入ってます」

加蓮「素直じゃないなぁ、ねぇ奈緒? 私ももちろん良かったと思うけど」

奈緒「なんでアタシに振るんだよ……ま、まぁアタシも良かったと思うよ」

泰葉「私は最初不安でしたけど……今はアイドルになって……ここに来て良かったと思っています」

智絵里「わ、私も……まだまだ不安ですけど……みんなと一緒にアイドルが出来て幸せですっ!」

美優「泰葉ちゃん……智絵里ちゃん……私も本当にこの事務所で良かった……」

みく「みくもこの事務所で、Pチャンでよかったと思うにゃ!」



ちひろ「ふふっ、つまりみなさん346プロに来て良かった、ということですね?」

卯月「もちろんです! これからも島村卯月、頑張ります!」

ちひろ「それでは次の問題に行きますね? 次は……あっ、これですか」

美嘉「どんどん来ちゃってよ、どんどん答えちゃうから★」

ちひろ「第二問! ズバリ好きな人が居る!」

美嘉「!?」

美波「あ、あのちひろさん? その質問は……」

ちひろ「えっ? 普通の質問ですよね?」

未央「普通といえば普通だけど……これはさすがに……ねぇ?」

智絵里「はぅ……は、恥ずかしいです……」

文香「あ、あの……無理に答えなくても……良いんです……よね」

ありす「まったくです。プライベートなことに答える必要ありません」

ちひろ「そうですか……アンケートに最後まで協力していただければお礼があったんですが」

まゆ「お礼、ですかぁ? ちひろさんのことだからスタドリですかねぇ?」

加蓮「そんなので喜ぶのはプロデューサーぐらいですよ、ちひろさん」

ちひろ「……プロデューサーさんと食事が出来る権利なんですが――」

凛「それは全部に答えないと貰えないんですか? ちひろさん」キリッ

美優「答えづらい人も居るんですからもう少しなんとかなりませんか?」キリリッ

ちひろ「で、では……みなさん目を瞑って手を挙げるのはどうでしょう?」

みく「みくはそれで構わないにゃ。智絵里チャンはどうかにゃ?」

智絵里「は、はい……それなら……」

美嘉・ありす「ほっ」

加蓮「良かったね、奈緒?」

奈緒「なっ!? だ、だからなんでアタシに振るんだよ!?」

泰葉「ちひろさん、サボってないで早く進行をしてください」ゴゴゴゴゴ

ちひろ「あっ、は、はい……そ、それではみなさん目を瞑ってください……」





ちひろ「つ、瞑りましたね? では好きな人が居る人は手を挙げてください……」

卯月(なんでちひろさんは声が震えているんだろう……?)

ちひろ「ふむふむ……なるほどなるほど」

ちひろ(わかっていましたが全員ですか……)

智絵里「うぅ……///」

美嘉「……///」

奈緒「ま、まだか、ちひろさん///」

美優「も、もう良いですよね、ちひろさん///」

ちひろ「あっ、すみません。もう良いですよ、目も開けてください」

卯月「ありすちゃんも手を挙げましたか?」

ありす「……プライベートなことは事務所を通してください。……あと橘です///」

卯月「えっ……あの……私、ありすちゃんと同じ事務所なんですが……」

未央「それでどうだったの、ちひろさん」

一部「!?」

ちひろ「それは………………秘密です☆」

一部「……ほっ」

みく「まったく。未央チャン、そういうこと聞いちゃダメにゃ」

美波「そうよ未央ちゃん。それじゃあ目を瞑った意味が無くなっちゃうわ」

未央「そ、そうだね…………二人とも顔赤いけど見なかったことにしとくよ」

みく・美波「!?」

まゆ「まゆは迷わず手を挙げちゃいました、うふふ」

文香「それは……みなさん言われなくても……わかってますが……」

まゆ「!?」

泰葉「牽制のつもりだったんでしょうが……さすがに……」

奈緒「あ、あのちひろさん……この結果って……」

ちひろ「あっ、大丈夫ですよ。プロデューサーさんには言いませんから」

美嘉・ありす「ほっ」

加蓮「良かったね、な――」

奈緒「だーかーらーっ、なんでアタシに振るんだよっ!?」

凛「でもアイドルが好きな人って……良いのかな?」

ちひろ「良いんじゃないですか? みなさん若いんですから」

美嘉「そんな適当な……」

美優「えっ、あの……私はちひろさんとそれほど年は変わらないんですが……」

ちひろ「つまり私も美優さんも若いってことですよ」フンス

未央「お、おう……」

美優・ちひろ「未央ちゃん? 何か言いたいことでもあるんですか?」ニッコリ

未央「ヒィッ!? い、イエ、ナンデモアリマセンっ」

ちひろ「さてと次は……ちょっとしたお茶目な質問ですね」



卯月「し、しっかりしてください! 未央ちゃん!?」

未央「ゴメンナサイ……スミマセン……ガンバリマス……」ガクガクブルブル

ありす「ダメみたいですね」

みく「さぁ、ちひろさん! どんどん来るにゃ!」

加蓮「ちひろさんのお茶目かぁ……どんなのが来るのかな?」

奈緒「どうせ誰も該当しないような質問だろ? 例えばスタドリの成分を知っているとか――」

凛「奈緒……それ以上言ってはダメだよ」(真顔)

奈緒「? う、うん……よくわからないけどわかった……」

泰葉「あと何問ぐらいあるんでしょうか」

智絵里「うぅ……ドキドキします」

文香「未央さんは…………戻ってこれたんでしょうか」



卯月「大丈夫ですか!? 未央ちゃん!?」

未央「だ、ダイジョウブダヨ……マダヤレルヨ……」

卯月「ちひろさん、未央ちゃんも大丈夫みたいです!」

ありす「あ、あの卯月さん……未央さんの目のハイライトが……」

ちひろ「次に行きましょう、みなさん目を瞑ってください」

ちひろ「……ではみなさんの準備が出来たところで第三問!」










ちひろ「プロデューサーさんの住んでいる家を知っている!」

みんな「!?」

みんな「…………」

ちひろ(まぁ、さすがにこれは――)








みんな「……」スッ








ちひろ「!?」

ちひろ(えっ……全員……えっ……全員って……)

ちひろ(い、いやきっと話だけで実際には行ったことは無いとかですよね?)

卯月「ちひろさん?」

ちひろ「あっ、ごめんなさい、もう手を下げても良いですよ……」

美波「ちひろさん? 大丈夫ですか、何か元気がないみたいですが……」

ちひろ「大丈夫ですよ、ただ何でこんなこと聞いちゃったのかなぁーって――」

凛「でも……さすがにプロデューサーの家を知っている人は居ないでしょ」

ちひろ「!?」

みく「……そうにゃ。Pチャンに聞いても教えてくれないし」

ちひろ「えっ!? いや!? だって、みなさん……えっ」

智絵里「……そうですよね。だからこそ……頑張って調べないと」

まゆ「まゆも頑張っちゃいました」

ちひろ「えぇー……それってつまりそういうことですよねぇ……えぇー」

卯月「えっ? 私はプロデューサーさんに教えてもらいましたよ?」

みんな「!?」

凛「う、卯月? ど、どういうこと、初耳なんだけど」

卯月「えっと、普通に聞いただけですけど……」

加蓮「それで教えてくれたの!?」

卯月「は、はい……そうですけど」

未央・奈緒「…………」

ありす「ず、ずるいです卯月さん!」

文香「やはり……卯月さんは侮れませんね……」



まゆ・智絵里「………………」ハイライトオフ

美優「お、落ち着いて二人とも。たまたまよ、きっと」

ちひろ(……今日は楓さんとか誘って飲みに行こうかしら)

美波「聞き方に何かコツでもあるのかしら?」

卯月「コツですか? と言われても普通に聞いただけですし……」

泰葉「そう、ですか……」ハイライトオフ

美嘉「あっ、こっちも目が……」



卯月「ですよね、未央ちゃん、奈緒ちゃん?」

未央・奈緒「!?」

未央「ちょっ!? しまむー、何で言っちゃうのさ!?」

奈緒「そ、そうだよ!? 今そんなこと言ったら――」

凛・加蓮「どういうこと……二人とも……」

未央「ヒッ!? い、いやー何と言うか……その場に私たちも居ただけと言うか?」

奈緒「た、たまたまだから! 話の流れでそうなっただけだから!?」

みく「ずるいにゃ、ずるいにゃ! みくが聞いても教えてくれなかったのに!」

ありす「ちなみにみなさんはどんな風に聞いたんですか?」

凛「プロデューサーの家に行きたいんだけど、どこ? って」

加蓮「うん、私もそんな感じかな」

みく「みくも同じにゃ。文香チャンはどうかにゃ?」

文香「私……ですか? 私も同じ……ですね」

ありす「みなさんも同じですか……私たちと卯月さんに一体どんな差が……」

美嘉「プロデューサー……私たちのこと嫌いなのかなぁ……」

奈緒「そんなこと無いだろ。でもなぁ……特別なことは無かったし」

泰葉「何か……何か気づいたことはありませんか?」

未央「うーん……じゃあ逆にみんなはどんな話の流れから聞いたの?」

みんな「え?」

未央・奈緒「え?」

凛「話の……流れ?」

未央「う、うん……話の流れ」

加蓮「え、えっと……プロデューサーの家を聞くだけだよね?」

奈緒「うん? 聞くだけって……それだけ聞いてたらおかしいだろ」

美嘉「えっ……お、おかしい……かな?」

卯月・未央・奈緒「……うん」

文香「そ、そんな……それだけ聞くのは……おかしかったのですか」

泰葉「まさか聞き方に問題があったなんてっ」

ちひろ「なにこのポンコツさんたち……」

卯月「あ、あの……凛ちゃんは実際にはどんな感じに聞いたんですか?」

凛「私? えっと――」

――――

凛「ねぇ、プロデューサー」

P「うん? なんだ凛か。どうした?」

凛「プロデューサーの家に行きたいんだけど、どこに住んでるの?」

P「は?」

凛「? あれ? 聞こえなかったのかな? だからプロデューサーの――」

――

凛「って感じかな。まぁそのあと床に正座させられて説教だったけど」

加蓮「私も」

美嘉「加蓮もそうなんだ★」

みく「やっぱりみんなも正座させらたんだにゃあ」

泰葉「そうですね、それでプロデューサーさんは椅子に座ったままで……」

美波「ええ……そのまま冷たい目で見られて……私……私っ……」








ちひろ「まったくあの人は……怒るにしても自分は座ったままで、アイドルに正座をさせるなんて――」

文香「興奮……しちゃいましたね」

みんな「わかる」

ちひろ「――もっと厳しくやらないと。マストレさんのレッスンとか」

美波「まるでプロデューサーさんに調教されているみたいで、どうにかなりそうだったわ」

まゆ「まゆは怒られている最中、ずっとプロデューサーさんのことをご主人様って呼んでましたぁ」

智絵里「わ、私は怒られていると思うとプロデューサーさんの愛を……感じましたっ」

みんな「わかる、わかるなぁ」

卯月「うぅ……みなさん、羨ましいです」

未央「なるほど、そういうご褒美もあるのか」

奈緒「う、羨ましくなんて無いからなっ、ホントだからなっ!?」

美嘉「説教の後半って何故かプロデューサーが涙目になっててさぁ……襲いたくなっちゃった★」

みんな「それな」

奈緒「な、なんだよそれっ!? うぅ……、羨ましいっ!!」



ちひろ「えっと、この人数を一度にお願いできるのかしら? マストレさんに聞いてみなきゃ」

未央「でもまぁ、私たちもうまく誘導し……ゲフンゲフン……ホントたまたま聞いただけだから」

奈緒「そうそう、それでプロデューサーの住んでいるところを特定……ゲフンゲフン……知っただけだから」

凛「そう……じゃあ、プロデューサーの家に直接は行っていないんだ?」

未央・奈緒「うんうん」

卯月「えっ」

未央・奈緒「えっ?」

卯月「あっ」

未央・奈緒「……まさか」

未央「ねぇ、しまむー? 抜け駆けしない約束だったよね?」

卯月「そ、そうですね」

奈緒「プロデューサーの家に行ったりなんてしてないよな?」

卯月「…………」

未央「しまむー?」

卯月「…………えへっ」ダブルピース









未央・奈緒「裏切り者ーっ!?」

凛「いや、私たちからしたら未央たちも裏切り者なんだけど」

加蓮「そうだそうだー! 解散だー!」

美嘉「処せー処せー!」

まゆ「まゆも、おこです!」プンスカ

美波「そういえば美優さん、さっきから落ち着いてますね?」

美優「えっ? えっと……わ、私は大人ですから」

ありす「さすがですね。これが大人の女性……勉強になります」

智絵里「私も……見習わないと……」

美優「そ、そんなこと無いわ。私なんて参考にならないわよ?」

泰葉「…………」

文香「泰葉さん……どうか……したんですか? 何やら真面目な顔をされているみたいですが」

泰葉「いえ、我ながら疑い深い性格なもので……美優さんを疑うなんていけませんね、嫌われてしまいます」

文香「ふふっ……大丈夫ですよ……美優さんはそれくらいでは……嫌ったりなんて……しませんよ」



ちひろ(はぁ……でも結局この場に居るみんな知っているんですよねぇ)

美優(言えないっ……仁奈ちゃんを利用してプロデューサーさんの家へ遊びに行ったなんてっ)

みく「まぁ卯月ちゃんたちへのお仕置きはあとでやるとして、ちひろさん! さぁ次にゃ!」

卯月・未央・奈緒・美優「ヒィッ!?」

泰葉「……なんで美優さんも怖がってるんですかね」

美嘉「さぁ? なんでだろ」



ちひろ「えぇ……続けるんですか、これ……」

智絵里「じゃ、じゃあプロデューサーさんと食事は……」

ちひろ「えっ……あー……そうですね……」

天使ちひろ『ちひろ……私の声が聞こえていますか……ちひろ……』

ちひろ「!?」

加蓮「ちひろさん?」

天使ちひろ『これ以上踏み込んではいけません……速やかに撤退するのです……』

ちひろ「はぁ……」

悪魔ちひろ『あらあら、本当にここで止めて良いんですかね?』

ちひろ「!?」

悪魔ちひろ『せっかくここまでやったんですよ? 勿体無いですよね?』

ちひろ「た、確かに……」

天使ちひろ『出ましたね……ちひろの心に棲む悪魔がっ! はやく消え去りなさい!』

悪魔ちひろ『酷いですね……そんな酷いあなたに特別なセットガチャがあるんですが』

天使ちひろ『ふんっ、そんなものでこの私が釣られると思っているんですか?』

ちひろ「確かに……天使にしろ悪魔にしろ私は回すほうでは無いですよね」

悪魔ちひろ『今ならなんとプロデューサーさんガチャ1回60モバコインです♪』

天使ちひろ『……』

悪魔ちひろ『さらにアンケートしている間、回すごとに限定SR30%が貰えるとしたら?』



天使ちひろ『ちひろ……私の声が聞こえていますか……諦めず最後まで続けるのです!』

ちひろ「私と思えないくらい意思弱っ!? そもそも続けることで悪魔にメリットあるんですか!?」

奈緒「悪魔? なんのことだろ?」

凛「さぁ?」

ちひろ「…………こ、こうなったら自棄です! 最後まで続けてやりますよ!」

美波「大丈夫かしら、ちひろさん。まるで菜々さんみたいな感じがするんですが」

まゆ「それって大丈夫じゃないんじゃないんですかぁ?」

天使ちひろ『課金には勝てませんでした……』ガチャガチャ

悪魔ちひろ『…………確かにメリット何も無いですね』





未央「うーん。何故かちひろさんからポンコツ臭がするなぁ」

卯月「ポンコツ臭? 何ですか、それ?」

みく「卯月チャン、卯月チャンは知らなくても良いことにゃ。そのままの卯月チャンで居て」

卯月「はぁ……?」

ちひろ「さくさく行きますよ! 第四問! プロデューサーさんの私物を持っている!」




みんな「……」スッ




ちひろ(ですよねー。プロデューサーさんからのプレゼントじゃなくて私物でこれですからねー)

ちひろ(ぜったいこっそり持ち出してますよねーちっひ学習しましたー)

ちひろ「第五問! 一日一回はプロデューサーさんに会わないと寂しい!」



みんな「……」スッ



ちひろ(ですよねー。でも三問目やる前に聞きたかったですねー)

ちひろ(もうこれって寂しいからって何かやってますよねぇ……)

ちひろ「第六問! プロデューサーさんに飼われたい!」

ちひろ(って!? 何でこんな質問書いたの、私!?)



みんな「……」スッ



ちひろ(ですよね!? 想像してたけど! 想像してましたけども!?)

ちひろ(今後どんな顔で付き合って行けば良いのかわかりませんよ!)





ちひろ「第七問! ――第八問――…………」

ちひろ「ぜぇ……ぜぇ……お、終わった……」

智絵里「だ、大丈夫ですかちひろさん?」

まゆ「まゆのハンカチを使ってください」

美優「お、お水持って来ましょうか?」

ちひろ「い、いえ……大丈夫です」

美嘉「それでちひろさん。終わったということは……あの……」

泰葉「約束の件、よろしくお願いしますね」

ちひろ「は、はい」

凛「プロデューサーとの食事……まぁ、悪くないかな」

みく「みくはお魚以外にゃ! みくは自分を曲げないよっ!」

奈緒「何食べようかなぁ。なぁ、加蓮は何にするんだ?」

加蓮「私? そうだなぁ……おいしいスイーツかな」

文香「美波さんは……どうされるんですか?」

美波「私は……夜景が綺麗なところで食事が良いかなぁ」


未央「…………」

卯月「未央ちゃん? 顔が赤いですけど大丈夫ですか?」

未央「な、何を言っているのかな、しまむー!? 夜景が綺麗なって別にホテルとか想像して無いから!」

ありす「? なんで夜景が綺麗なホテルで赤くなるんですか?」

美嘉「だよね、大人っぽくて良いじゃん? ……大人? …………っ!?」

泰葉「美嘉さんも赤くなりましたね。一体何が……」

凛「ほら、二人とも思春期だから」

未央・美嘉「!?」

ちひろ「あの……ちょっと気になったのですが、みなさんバラバラなんですか?」

みんな「えっ?」

ちひろ「あっ、もしかしてプロデューサーさんと二人っきりでとか想像してました?」

みんな「……」

ちひろ「そんなお金がかかる……ゲフンゲフン……プロデューサーさんは忙しい人ですから」

みんな「……」

ちひろ「それで場所は事務所で、プロデューサーさんとみなさんでお昼とかで良いですよね?」


みんな「あ゛!?」










ちひろ「ヒィッ!?」

―解散後―

P「あのちひろさん、ちょっと聞きたいことが…………ちひろさん? 大丈夫ですか?」

ちひろ「だ、大丈夫ですよ……知りたくなかったことを知ってしまっただけですから」

P「はぁ……何を知ってしまったんです?」

ちひろ「私から言えることは一つ……346プロアイドルの闇は深い……」

P「は? 闇?」

ちひろ「いえ、気にしないでください。それで聞きたいことって何です?」

P「あっ、そうですね。何か自分のスケジュールによくわからない予定が組まれてて」

ちひろ「…………」ガクガクブルブル

P「この卯月たちと食事って個別でってことですよね? 何で仕事のスケジュールに?」

ちひろ「プロデューサーさん、最近アイドルの子たちと一対一でお話はされてますか?」

P「うっ、さすがに一対一となると……仕事も忙しいですから」

ちひろ「そこで仕事としてスケジュールとして組んでしまえば……可能ですよね?」

P「まぁ、突発的な仕事が無い限り、事前にわかってるわけですからね」

ちひろ「毎日は無理ですけど、たまには良いんじゃないですか?」

P「そう、ですね。たまには良いかも知れませんね」

ちひろ「ほっ」



P「ちなみにこれって経費で落ちますか?」

ちひろ「…………」

P「な、なんて……じょ、冗談で――」

ちひろ「領収書をちゃんと貰ってくださいね?」

P「そ、そんな……あのちひろさんが……経費を認めてくれた!?」

ちひろ「私を何だと思っているんですか」

P「金の亡……ゲフンゲフン…………女神様だと思ってます」キリッ

ちひろ「……今回は見逃します」

P「珍しいですね……ホント」

ちひろ「プロデューサーさん、命とお金、どちらが大切ですか?」

P「えっ……そりゃあ……まぁ、命ですかね? 死んだらどうしようもないですし」

ちひろ「ふっ……つまりそういうことですよ」

P(ちひろさんの目がまるで地獄を見てきた人みたいに……一体何が……)

ちひろ「そんなことより仕事してください」

P「あっ、そうだ。もうひとつ聞きたいことがあるんですが」

ちひろ「……なんですか?」

P「ロッカーに入れていた予備のシャツが新品になっていたんですが何か知りません?」




ちひろ「ヒィッ!?」

P「!?」

―おわり―

人は何故過ちを繰り返すのか……人数多すぎ……


途中で心が折れた……

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