貴音「それで、おセックスとはどういう……」

P「して頂くものだ」

貴音「ふむ…ありがたいものなのですね？」

P「なんてお願いするべきだと思う？」

貴音「おセックスして頂いてもよろしゅうございますか？」

P「さすが貴音、礼儀正しいな」

貴音「ふふ…恐縮です」

P「どんなときにするかだが、基本的に男女ペアだ」

貴音「なるほど、男女」

P「そしてこれは重要事項だけど、コンドームというものが必須だ」

貴音「コンドーム」

P「貴音、はしたない」

貴音「は、はい」

P「殿を付けなさい」

貴音「コンドーム殿」

P「よろしい」

貴音「由緒正しいお方なのですね……」

P「では、組合わせて言ってみなさい」

貴音「おセックスして頂きたいのですが、コンドーム殿はいらっしゃいますでしょうか？」

P「貴音は淑女だなぁ」

貴音「ふふ…なにやら面映ゆいですね……」

P「時間もな、だいたい決まってる。基本的には夜だ」

貴音「それでは、あまり遅くなっては失礼にあたりますね」

P「そうだな。なんてお願いするべきだと思う？」

貴音「夜分遅く失礼なこととは思いますが、おセックスをして頂けますでしょうか？」

P「うん、礼にかなっている」

貴音「安心いたしました」

貴音「それで、おセックスの意味は」

P「貴音」

貴音「は、はい」

P「一度では済まない場合もある」

貴音「な、なるほど」

P「しかしたいていは、男の方が疲れている」

貴音「そういうものなのですね……」

P「なんてお願いするべきだと思う？」

貴音「お疲れのところ恐縮ではございますが、いま一度おセックスをして頂くわけには参りませんか？」

P「うん。気持ちは通じた。でもな、1回目でコンドームが無くなることもある」

貴音「コンドーム殿は当方でご用意してあります」

P「さすが貴音。奥ゆかしいな」

貴音「ふふ…重々恐縮でごさいます……」

P「ところがな、朝一番でのセックスというものも、なかなか趣があるんだ」

貴音「ほう……」

P「だけど相手は眠いよな？夕べは2回セックスしたワケだから」

貴音「お疲れでございますね？」

P「なんてお願いするべきだと思う？」

貴音「朝早く、しかもお疲れのところ恐縮ではございますが、今朝もおセックスして頂くわけには参りませぬでしょうか？」

P「うん、するね、俺なら」

貴音「安心いたしました」

P「成長したな、貴音」

貴音「ふふ…あなた様のご指導の賜でございます」

P「はは、そっか」

貴音「まことに」

P「それじゃ、、俺はこれで」

貴音「あ、あの、まだおセックスの意味を」

P「もうすぐ雪歩が来る！とりあえず雪歩にお願いしてみろ！」ｽﾀｺﾗ

貴音「は、はぁ……」

ﾊﾞﾀﾝ

雪歩「おはようございますぅ」

貴音「雪歩。おはようございます」

雪歩「今日も暑いですね。早くクーラ直らないかなぁ」

貴音「雪歩。ちょっとお願いしたいことがあるのですが？」

雪歩「私にですか？何でしょう？」

貴音「暑い中まことに恐縮ではございますが、おセックスをして頂いてもよろしゅうございますか？コンドーム殿は当方でご用意しました故、夜分と早朝の心配はご無用にございます」

雪歩「…ふぇっ！？」

貴音「おセックス、でございますよ」


お し ま い