カレーパンマン「昔の話をするぜ。」 (95)

アンパンマンssです

カレーパンマンはどうやって生まれたか本気で考えてみた

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~パン工場~



しょく「困ったことがありまして…」




ジャム「どうしたんだい?」




しょく「はい、最近カレーパンマンって乱暴者な子が街を荒らしてるんです。」




ジャム「カレーパンマン?」

バタコ「聞いたことあるわ。子供たちに乱暴をしたり、物を盗んだりするらしいわね」



しょく「私が止めようとしても歯が立たなくて…」



ジャム「うーん、それはこまったねぇ…」



しょく「私に力さえあれば…」

ジャム「しょくぱんまん、私はその子にあってみようとおもうんだが」




しょく「朝の12時ぐらいによく姿を見せます、私もついていきましょうか?」



ジャム「分かった。12時だね」

ジャムおじさんたちは12時ぐらいに街でパンを配ることにした



すると


少年「…そのパンをよこせ」




ジャム「…君がカレーパンマンだね。パンはあげるよ。ほら、」




その少年はひったくるようにパンを取るとガツガツと食べ始めた

ジャム「おなかがすいてたんだねぇ。まだ食べたいならあげるよ」





カレー「…ふん、このパンおいしくねーや。ぜんぜん辛さがたりねぇ」


ポイッ



しょく「! なんてことするんだ!」



ジャム「まぁまぁ、ところできみはどうしてそんなに苛立っているんだい?」




カレー「ふん、おまえには関係ないだろ」


ジャム「…」



カレー「お前なんかにオイラの気持ちがわかってたまるか。じゃあな」






タ タ タ

しょく「…いってしまいましたよ」




ジャム「…」




ジャム「…しょくぱんまん。明日も彼にあってみようとおもうんだが、君も来るかい?」



しょく「…」

次の日




ジャムおじさんはパンを用意して待っていた












ジャム(お、きたようだ)





カレー「…」

なんか自信なくなってきた…ss続けていくが つまんなかったら つまんねって言っていいですよ

ジャム「やあ、こんにちは。君のために少し辛めのパンを用意しておいたよ。」







カレー「…よこせ」





ジャム「はい、どうぞ」



カレー「…」バッ


ガツガツ

カレー「…まあまあだな」




ジャム「そうかい。」




カレー「…なにニコニコしてんだ。」

ジャム「きみが喜んでくれてうれしいんだよ」




カレー「…!…べ、べつに喜んでないぜ…」




ジャム「…ふふ、」

ジャムおじさんは次の日も、また次の日も毎日毎日12時ぐらいに決まってパンを用意して待っていた。



すると、カレーパンマンがやってきてはパンを食べる。そんな日がずっと続いていった



ある日









ジャムおじさんはまたいつものようにパンを用意して待っていた

少年「うわっ」



カレー「どけ、じゃまなんだよ」



ジャム「おやおや、追い越しはいけないよ」




カレー「うるせー」




少年「そうだよ、ぼくが先だよ!」



カレー「殴られてえのか?」




少年「ひぃっ」




ジャム「よしなさいカレーパンマン、いつもより怒ってるみたいだねぇ」




カレー「…こういう弱そうなやつ見てると腹がたつんだよ」

ブルン キキー




バタム



しょく「やめるんです!カレーパンマンくん!」



カレー「よう、お前が先に殴られてぇみたいだな。」



しょく「…」

カレー「オラァッ」

シュッ



ジャム「二人ともやめなさい!」




カレー「けっ、」




しょく「く…っ」

ジャム「…」



カレー「…ふん、おまえらみたいな甘ちゃんには腹がたってしょうがねぇぜ」



しょく「…」


すると、さっきの少年の母親が慌てて駆けつけてきた





母親「坊や-!」




少年「あ、ママ!」

母親「ケガしてないかい…?」




少年「うん、だいじょうぶ」




カレー「…」



母親「…」キッ




カレー「…」

母親「坊や、早く帰りましょ」




少年「え、でもパンをもらってない…」




母親「こんなところにいたら坊やがけがしちゃうわ。さ、帰りましょ」



少年「うん…」




トコ トコ トコ





カレー「…」




カレーパンマンは寂しそうな目で、帰っていく親子を見送っていた。


ジャム「どうしたんだい?」





カレー「………」






ジャム「…もしかして、お父さんやお母さんはいないのかい…?」






カレー「…ああ、」




ジャム「…」

カレー「…オイラ、前はただのカレーパンだったんだ

…よく覚えてないけどある日、目覚めたときには道端に捨てられててよ…」





ジャム「…そうかい」





しょく「…」





カレー「…そこの白いやつ、」




しょく「…!」




カレー「お前なんかには親のいないオイラの気持ちなんかわかんねぇだろうよ」

しょく「…私も親はいません…きみの気持ちわかりますよ、」




カレー「…けっ」




しょく「…!」

カレー「おまえなんかにわかってたまるか!

おまえ、このおっさんに可愛がられてるんだろ。おまえらが親子ごっこしてるのを考えるとむしゃくしゃするぜ」



しょく「く…っ!!」




ダッ



ジャム「しょくぱんまんっ、なにをするんだ!」



しょく「このっ、わからずやぁーー!」




ジャム「やめるんだ!」





しょく「そりゃあ!!」 バシイッ


カレー「っ!?」

ドサッ



ジャム「しょくぱんまん!」

しょく「はぁ、はぁ、」



カレー「…」




ジャム「きみがそんな暴力に走るなんて…カレーパンマン、しっかりするんだ!」


しょく「!…私としたことが…」





カレー「…う…」












カレーパンマンは殴られたショックで昔の記憶がよみがえってきた…








…ザ








(…ね…ジャム…おじさん…)





サ ゙ザ





(…おいしく…れ……しくなーれ…)

  


 ザ




(…バタコ…カレーパン…だよ…)


ザッ


(…いってきまーす!…)


 





(…きゃあ…)コロンッ





ポ  ン




(…大変…!おとし…た…!…)



(…どこ…!…ったの…)

コロ  



  コロ 

 


コロ












そうか








オイラは…





…カレーパンマン








…カレーパンマン !







ジャム「しっかりするんだ!」





カレー「………」

ジャム「よかった。だいじょうぶかい?」




カレー「…」





しょく「ごめんよ、カレーパンマンくん…」




カレー(…あの声は…たしか…)


カレー「…おっさん…名前なんていったけ…?」





ジャム「え?」





カレー「…名前だよ」

ジャム「私はジャム。ジャムおじさんだよ」



カレー「ジャム…おじさん…」



ジャム「?」


カレー「……オイラ、あのとき…転げ落ちたんだ…それから…」


ポタ 

  
    
    ポタ



ジャム「!」






カレー「…なんで、オイラ…泣いてんだろ…」






しょく「…」



カレー「…ジャムおじさん、オイラ、」



ジャム「…?」



カレー「…なんでもねえ…オイラ、帰る…」



しょく「…」


スタ    スタ







クルッ



カレー「…またな、」







ジャム「ああ、また明日」



次の日








カレー「…」



ジャム「やあ、」



カレー「…」


キョロ  キョロ


カレー「…キザなアイツはきてないようだな。」



ジャム「ああ、配達でいそがしくてね」


カレー「………ジャムおじさん…」





ジャム「ん?」






カレー「話があります」

~パン工場~





ジャム「今日は私ひとりだからね、話したいことは何でも言っていいよ」




カレー「……」

ジャム「…さて」





カレー「…」





ジャム「…話って?」





カレー「…信じてもらえないかもしれませんが…オイラ、」



カレー「…オイラは…ジャムおじさんにつくられたパンなんです…!」






ジャム「!」


カレーパンマンは昨日のことを話した









ジャム「…そうだったのかい」


カレー「…オイラ、ずっとずっと、寂しかったんだ…!

…オイラには待っていてくれる人がいなくて…みんなすぐにどこかにいってしまって…!」



ジャム「…」

カレー「みんなにいてほしくて、オイラがんばってカレーを作ったり、空を飛ぶ練習をしたりしたんだ…

…でも、どれも上手くできなくて、投げやりになって…

オイラを作ったやつをずっと恨んでいた…何のために生まれたのかわからなくって…」


ジャム「…本当に辛かったんだろうね…」





カレー「…」




ジャム「でもね、カレーパンマン。お前は生きてるんだ。生きてるってことはね、辛くて苦しいものなんだ。

時には自分は何をすればいいのか分からなくなることもある。

私だってそんなときがあったんだよ」





カレー「ジャムおじさんも…?」



ジャム「ああ、わたしがまだ少し若い頃、世界一のパンをつくろうとしていたんだ。

でもどんなにいろんな材料を集めても、勉強をしても作ることができなかったんだ。

でも、ある女の子にあって、私は少しづつわかってきたんだ。」





カレー「…なにが分かったんですか…?」


ジャム「人を笑顔にするパンを作ればいいんだってことさ」






カレー「人を笑顔にする…?」


ジャム「そうさ。みんなが喜んでくれる。とても大切なことさ

…それから私は自分が何をやりたいのかが分かったんだ。」





カレー「…」


ジャム「カレーパンマン…こっちにおいで…」



カレー「…」



ジャム「私はいつかおまえの笑顔がみたいんだ…パン工場に住まないか?」




カレー「…」




カレー「…ジャムおじさん、今は無理です」




ジャム「…!」




カレー「オイラ、やりたいことがまだわからない…だから、その答えをみつけるまでもどりません」




ジャム「…」




カレー「…」





ジャム「…そうかい、わかった」





カレー「…そのかわり、ずっと待っていてほしいんです」








ジャム「…」





カレー「…」





カレーパンマンとジャムおじさんは真っ直ぐ見つめ合った








ジャム「…ああ、いつでも待ってるよ」











しょく「最近はカレーパンマンをみませんね」




ジャム「そのようだね」





ジャム「ふふ…」




しょく「…?」




ジャム(いつかきっと、あの子はきっと戻ってくるさ…)






数年後のとある夜



カレーパンマンはカレーヶ丘で家を建てていた






カレー「ジャムおじさん元気にしてるかな…」







…キラッ キラキラ




カレー「!」

ビューーン






カレー「!な、なんだっ!」






夜空にたくさんの流れ星が飛んでいた




キラ


   キララッ

   








星はパン工場の方へと向かって飛んでいった













終わり

皆様見てくださってありがとうございます

今までのssはなんか練りこみが足りないとか、微妙だとかどこかでみかけましたが、今回もきっとそうです。

本当にありがとうございます。




ぎゃああああああああああああああああ

あああああああああああああああああああ

練りこめねええよおおおおおおううううううう

もっお、つたえたいこととか、あのさあああああああ

ボキャブラリィィィィィィィィ

サヨナラアアアアアアア



どうもすみません

過去作知らんけどそんなに悪くなかったぞ

>>88 ありがとうございます なんかネガティブになっちゃてどうも

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