銀時「ギアスだぁ?」(150)
銀時「うわっ! …ってーな、たく」
ゼロ「!?」
扇「な、なんだ!?」
新八「ここ、どこですか?」
神楽「知るかヨ」
カレン「ブリタニアのスパイか!?」
藤堂「いや、そんな感じはしない。むしろ、侍というような感じがする…」
朝比奈「侍? あのアホっぽい感じの奴らがですか?」
銀時「おい、なんで俺が侍だってこと知ってんだよ」
ゼロ「本物の侍だと…」
新八「あの、すみません。ここどこですか?」
千葉「ここは黒の騎士団の本部だが…」
神楽「黒の騎士団?」
ゼロ「そうだ。我々は日本をブリタニアから解放するため日夜戦っている」
銀時「ちょっと待て。まったく話が見えてこない」
カレン「え?」
銀時「ブリタニアってなんだ?」
藤堂「何?」
ゼロ「どういうことだ。何故、あの大国を知らない者がいる?」
千葉「貴様も日本人なのだろう? 本当にブリタニアを知らないのか?」
銀時「知らね」
朝比奈「おかしいな。まさか、別の世界から来たとでもいうのか?」
銀時「その通りだ」
ゼロ(並行世界の旅人…もしかしたら戦力アップのチャンスかもしれない!)
藤堂「では、この世界のことは私が話そう」
そして藤堂は世界のことを説明した。
新八「エリア11…」
銀時「それにブリタニア…なぁ…」
ゼロ「3人に問う。黒の騎士団に入るか?」
神楽「どうするアルか、銀ちゃん?」
銀時「俺の答えは決まっている」
ゼロ「では、その答えを聞こう」
銀時「今は入らねえ」
カレン「!」
新八「なんでですか、銀さん?」
銀時「理由はいろいろあるが…強いて言うなら俺達はこの世界をわかりきってないからだ」
藤堂「わかりきってない…?」
銀時「確かに俺達はこの世界のことを教えてもらった。だが、言葉だけで、現状を理解してるわけじゃねえ」
朝比奈「まあ、確かに…」
銀時「だから、現状を理解してから入るか入らねえかを決めたいと思う」
ゼロ「そうか…ではカレン、外まで送って差し上げろ」
カレン「了解」
新八「では皆さん。僕達はこれで」
銀時「よろしく頼むぜ、お嬢さん?」
カレン「お嬢さんって呼ぶな! 私は紅月カレンだ!!」
銀時「すまねえな。改めてよろしくな、カレン」
カレン「あんたらが黒の騎士団に入ってくれるのならね」
銀時「手厳しい事で…」
神楽「早くしてほしいアル」
カレン「ごめん、今すぐ出口教えるから」
新八「はい」
藤堂「…ゼロ、奴らを誘って、どうする気だった?」
ゼロ「奴らは戦力となるような気がした。それだけだ」
藤堂「そうか…」
ゼロ(チッ…このチャンスは逃したくなかったが…)
新八「これからどうするんですか、銀さん?」
銀時「考えてなかったぜ…」
新八「おい!」
神楽「銀ちゃん、向こうに大きな建物があるアルよ」
銀時「よし、そこへ行くとするか」
~アッシュフォード学園~
ミレイ「さて、明日は何しよっかな…」
銀時「お邪魔しま~す」
ミレイ「誰!?」
銀時「ただの仕事がないホームレスの一般人ですけど…」
ミレイ「そうなの…」
銀時「なんか、仕事ないかな~なんて…」
ミレイ「あら、んじゃ先生やってみる?」
銀時「マジで!?」
新八「やったじゃないですか銀さん!」
神楽「そうアル! よくやったアル!」
ミレイ「決まりね。んじゃ、家も用意させていただいていい?」
銀時「そこまでやってくれんの!?」
ミレイ「え、あ、うん。んじゃ、明日からよろしくね」
銀時「ありがとうございまーす!」
次の日…
~アッシュフォード学園・生徒会室~
ニーナ「全員呼び出しってどういうことなの、ミレイちゃん?」
ルルーシュ「また新しいイベントでも考え付いたんですか?」
ミレイ「外れ~!」
シャーリー「そういや今日、変な先生見ましたけど…」
リヴァル「あ、それ俺も見た! 銀髪の人だろ?」
シャーリー「そうそう!」
ミレイ「そう、今日はその人の紹介よ。入ってきて」
1人の男が部屋に入ってきた。
銀八「はーい、注目~」
ニーナ「…あの、この人は…」
ミレイ「この人は新しい先生よ」
銀八「新しく先生になった坂田銀八で~す、よろしくお願いしま~す」
ルルーシュ(! こいつら、あの時の…!)
ミレイ「この人、家が無いらしいからルルーシュの家で預かってもらうわ」
ルルーシュ「え!?」
銀八「よろしく頼むぜ、ルルーシュ君?」
ルルーシュ「え、あ…はい」(これでは、黒の騎士団のところへ行くことができない…!)
銀八(…何だコイツ、前にどこかで会ったことあるような…)
ルルーシュ(偶然とはいえ、やってくれたな…! こうなったらギアスを使うしか…!)
~夜・ルルーシュの家~
ルルーシュ「ただいま」
c.c.「おかえり」
銀八「これからお世話になりま~す」
新八&神楽「よろしくお願いします」
c.c.「…おい、なんだこいつらは?」
ルルーシュ「いろいろあって俺の家に住むことになった」
c.c.「おい、それではこれから黒の騎士団のところへは…」
ルルーシュ「ああ、行けなくなる」
銀八「何こそこそ二人で話し合ってんだ~?」
ルルーシュ「!」
新八「ちょ、銀さん…」
神楽「あれ、あの緑の髪の毛の女見たことあるネ」
銀八「ああ、俺もだ。確か、名前はシーツーっつったっけ…」
ルルーシュ「違いますよ、銀八先生。彼女はセラ…私の友達です」
c.c.(おい、いつから私達はそのような関係に…)
ルルーシュ(ここは俺にあわせろ!)
銀八「へー、そうなんだ~…友達って言ってるけど実は恋人同士なんだろ?」
ルルーシュ&c.c.「違う」
銀八「二人で同時に否定しなくても…」
銀八「そういやルルーシュ、お前に妹がいるって聞いたけど…」
ルルーシュ「ナナリーのことですね。ナナリー」
ナナリー「あ、こんばんは銀八先生。話は聞いてます、よろしくお願いします」
銀八「ああ、よろしく頼むぜ」
新八「僕達の出番が少なすぎる…」
c.c.(おい、このままではまずいぞ。何か策はあるのか?)
ルルーシュ(愚問だな。ギアスを使う)
c.c.(そうか…)
ルルーシュ「銀八先生、ちょっと来てくれませんか?」
銀八「別にいいけど…」
新八「んじゃ、僕達も行きます」
ルルーシュ「いや、二人だけのほうがいい。内密にしたいからな」
神楽「えー、でも…」
c.c.「向こうにピザの用意がしてある。食うか?」
神楽「食べるアル! んじゃ銀ちゃん、後でな!」
新八「待ってよ神楽ちゃん!」
~ルルーシュの部屋~
銀八「何の用だ、ルルーシュ?」
ルルーシュ「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる…」
銀八「!」
ルルーシュ「貴様は、黒の騎士団に入れ!」
ギアスを銀八にかけたが…
銀八「…ルルーシュ!」
ルルーシュ「はい!」
銀八「ブリタニア人が黒の騎士団に入れなどと言うんじゃない!」
ルルーシュ(!? ギアスが効いてない!? 何故だ!)
銀八「つーかてめぇ今のルルーシュ・ヴィ・ブリタニアってなんだ!? お前の本名か!?」
ルルーシュ「まさか。王族のものまねをしたかっただけですよ」
銀八「…そうか」(んなこたねぇ。絶対こいつには裏がある…こいつ、まさか…)
ルルーシュ「では、帰りましょう、先生」
銀八(こいつはかなり賢いと聞いた。ならば…)「…なぁ、一つ聞きたいんだが」
ルルーシュ「なんですか?」
銀八「お前って…なんか頭を使うゲームってやるか?」
ルルーシュ「チェス…ですかね」
銀八「チェス…いつするんだ?」
ルルーシュ「明日ですね」
銀八「ついていっていいか?」
ルルーシュ「リヴァルに聞いてください」
ルルーシュ「あ、そうだ。これから買い物にいかなきゃ」
銀八「買い物だぁ?」
ルルーシュ「はい。まさか、先生が来るなんて聞いてもなかったし」
銀八「そうか。んじゃ、行ってこい」
ルルーシュ「はい」
銀八「早く帰ってくるんだぞー」
ルルーシュは立ち去った。
銀八(…嘘だな。ピザだけで夜食は事足りる…んじゃ、どこへ行ったんだ?
…いや、これは逆にチャンスだ。ちょっと黒の騎士団のところへ行くか)
~黒の騎士団 アジト~
ゼロ「待たせたな、諸君! …って、あれ? だれもいないだと?」
藤堂「私以外はもう寝てしまった…」
ゼロ(計算外だ、こんなに早く寝るなどと…!)「藤堂、何故お前は起きている?」
藤堂「…寝付けなかっただけだ」
ゼロ「!?」
藤堂「私は3時間ぐらい横になってないと寝なれなくてな、ちょうど今2時間58分だったんだが…」
ゼロ「私が来たので目が覚めてしまったと?」
藤堂「ああ」
ゼロ(ふざけてるのか…!)
??「あの~、すんませ~ん」
藤堂「誰だ!?」
銀時「いや、俺ですよ」
藤堂「なんだ、侍か」
ゼロ(なんだ…で済む問題か?)
藤堂「何の用だ?」
銀時「ゼロに聞きたいことがあって」
ゼロ「なんだ?」
銀時「…お前さあ、チェスって知ってるか?」
ゼロ「私は得意だが」
銀時「…そうか。今、チェスのルールを覚えてるんだ。また今度、相手してくれねえか?」
ゼロ「いいだろう。聞き入れよう、その願い」
銀時(…よし)「それだけだ。んじゃな」
藤堂「…? 何が言いたかったんだ?」
ゼロ「さあな。私に勝ち、黒の騎士団を手に入れようとでもしているのだろう」
藤堂「そうか…それでは、私は寝ることにする。また会おう、ゼロよ」
ゼロ「ああ」
藤堂「zzz…」
ゼロ(こいつ…3時間とか言っといて、結局1秒くらいしかかかってないぞ!)
ゼロ(さて…これで家に…ハッ!? 奴より先に帰らねば…! 俺は買い物に行くと言った! なのに袋を持っていない…このままじゃばれる!)
銀時「やべっ…結構遅くなっちまったなぁ。あいつら、待ってんだろうな」
ゼロ&銀時「急いで帰らないと…!」
~ルルーシュの家~
c.c.「どうだ? うまかったか?」
神楽「うまかったアル!」
新八「ありがとうございます、セラさん。しかし僕ら、ほとんど出番ありませんね…」
c.c.「そうだな」
新八「ちなみに前のssの出番なんて…」
c.c.「今見た、だいたい8行ぐらいだな」
新八「ひどくありませんか!?」
c.c.「私にはわからん」
銀八「ただいま~」
新八「あ、お帰りなさい銀さん!」
神楽「お帰りアル~」
新八「あれ、ルルーシュさんは?」
銀八「なんか、買い物に行ったんだが」
ルルーシュ「ただいま~」
銀八「お、お帰り。あれ、買い物袋は?」
ルルーシュ(チィッ!! 先に着いていたか!!)
ルルーシュ「いや、それがイレヴンに財布を取られちゃって…」
銀八「おー、怖いね。最近の世の中は」
ルルーシュ「でしょう?」
銀八「でもお前にとって一番怖いのは、ブリタニアじゃねーのか?」
ルルーシュ「ッ!」
銀八「冗談だよ。んじゃ、俺ら寝るわ」
新八「おやすみなさい、ルルーシュさん」
神楽「お前も早く寝ろよ、ルル!」
ルルーシュ「あ、ああ…おやすみ」
三人は立ち去った。
c.c.「…とりあえずなんとかなったな」
ルルーシュ「c.c.…奴にはギアスが効かなかった。何故だ?」
c.c.「…魂、といったところだろうか」
ルルーシュ「魂だと?」
c.c.「正しくは、強い意志だ。それはまれに、ギアスの呪縛を解くことがある」
ルルーシュ「なんだと…」
c.c.「わかったら私達も寝るぞ」
ルルーシュ「ああ」
銀時が転移してきたころ、アヴァロンでは…
ロイド「セシル君、ランスロットの修理はできたの?」
セシル「修理はしてませんよ。1つも傷がついてませんでしたから」
ロイド「へぇ~、スザク君やるねぇ~」
スザク「ありがとうございます」
ロイド「ん~? なんかセンサーに反応があるみたいだけど、何? 報告は?」
セシル「ただいま連絡が入りました。ガウェインのセンサーが異常な反応を…」
ロイド「異常な反応?」
スザク「ロイドさん! あの球体、なんですか!?」
ロイド「おやおや、なんだい? この黒い球体は?」
セシル「何か出てきますよ?」
スザク「…人の足?」
金時「…よっと…ここはどこだ?」
ロイド「ここはアヴァロンの中だけど…」
金時「…そうか。失礼した」
セシル「あ、戻って行った…」
ロイド「残念でしたぁ~☆ もうちょっと聞きたいことがあったんだけどなぁ~」
セシル「あの人はあの人の事情があるんですから、仕方ありませんよ」
ロイド「セシル君、君、小言が多いね。一体何歳なの?」
セシル「17歳です♪」
スザク「おいおい」
ロイド「んじゃ、今日は黒の騎士団の襲撃もなさそうだし…今日はもう帰っていいよ」
スザク「わかりました」
ロイド「あと、帰るんだったらちょっと僕のプリン持ってきてほしいな」
セシルの鉄拳がロイドの頬に直撃する。
セシル「…職権乱用ですよ?」
ロイド「なんか違うと思うけどなぁ…」
ロイド「それはそうとして…いよいよ明後日かぁ…」
セシル「行政特区日本ですね」
スザク「うまくいくといいんですがね…」
ロイド「やっぱりゼロのことが気になる?」
スザク「はい…」
~朝・ルルーシュの家~
銀八「ふああああああ…」
外に出る銀八。
銀八「…ああ、そうだった。よし、今日も一日がんばるか」
???「待て!!」
銀八「誰だ!?」
スザク「お前こそ誰だ! ここはルルーシュの家なのに、どうして不審者が出てくる!?」
銀八「まあ、待てよ。そこらはミレイ生徒会長に聞けって」
スザク「会長に…?」
銀八「んじゃ、俺は仕事があるんだ。また会おうぜ!!」
~アッシュフォード学園・生徒会室~
リヴァル「あ、銀八先生。おはようございます」
銀八「おう、リヴァルか。早いな」
リヴァル「偶然ですって」
銀八「あ、そうそう。ルルーシュからチェスのことを聞いたんだが…」
リヴァル「え? あいつ、言いやがったのか!?」
銀八「待てって。俺も連れて行ってほしいって言おうとしただけだ」
リヴァル「え?」
銀八「ダメか?」
リヴァル「な~んだ! そういうことなら大歓迎!」
銀八「いいんだな?」
リヴァル「もっちろん! …でもなんで?」
銀八「実は今、チェスのやり方を覚えていてな。ちょうどいいし、ルルーシュの手の打ち方を参考にしようと思って」
リヴァル「そうなんですか!」
ミレイ「あら、おはよう。何の話?」
銀八「ただ、世間話してただけだ」
ミレイ「あら、怪しいわね?」
銀八「ほ、本当だっての! なぁ、リヴァル?」
リヴァル「そうです! ただの世間話です!」
ミレイ「んじゃいいけど…」
スザク「会長…話って何ですかって…」
銀八「お前は…」
スザク「不審者かと思ったら先生だったんですね。すみませんでした」
銀八「気にしてねーよ。それよりお前、名前は?」
スザク「枢木スザクです。よろしくお願いします」
銀八「おう! よろしくな!」
~昼・生徒会室~
リヴァル「ルルーシュ! 銀八先生! 行くぞ!」
ルルーシュ「ああ、わかってるさ」
銀八「勉強させてもらうぜ?」
シャーリー「あ、こら、待ちなさい!」
銀八「悪いシャーリー、会長に事情伝えといてくれ!!」
シャーリー「てゆーか銀八先生ー! なんであなたも乗ってるんですかー!?」
ミレイ「逃げられちゃったなぁ」
シャーリー「あ、会長」
ゼロ「…」
シャーリー「え!? ゼ、ゼロ!?」
ゼロ「ふぇ? 誰かそこにいるアルか?」
新八「すいませーん!」
ミレイ「あ、ダメガネ君じゃない。どうしたの?」
新八「誰がダメガネだ!! いや、神楽ちゃんが近くに落ちてた仮面を拾ってどっか行っちゃったから探してて…」
ミレイ「あら、その仮面…落ちてたの?」
神楽「うん! 木の下に落ちてたアル!」
シャーリー「そーなのー…」
c.c.(私がいるのがバレたらいけないとはいえ、草むらの中というのは相変わらず臭いな…)
ミレイ「変ねー…どこに落ちてたのか詳しく教えてくれる?」
神楽「私達が使ってる家の近くの木の下にあったアル」
ミレイ「なんでそんなところにあったのかしら…あ、まさかルルがゼロだったりして!」
シャーリー「なっ! そんなわけないじゃないですか!」
新八「ブリタニア人がゼロをやってるなんて、おかしいですよ…」
c.c.(…ルルーシュ、正体がばれたぞ…)
~チェスやってる場所~
銀八「場所の指定、なんかてきとうすぎねえか?」
ルルーシュ「何を言ってるんですか、先生。行きますよ」
銀八「おう! えっと、メモメモ…」
リヴァル「今日の相手は誰なんだろな~っと」
~チェスの部屋~
カルロス「いや~、今日の相手が学生さんなんてね…驚いたよ」
銀八「…誰だ?」
リヴァル「あの人はカルロス・アクシオン・jrだ。ブリタニアの企業、アクシオン財団のトップらしい」
銀八「へえ…」
ルルーシュ「では、始めましょうか」
カルロス「うん、わかったよ」
ルルーシュとカルロスがチェスを始める。
一手一手を確実にメモしていく銀八。
そして勝負はついた。
カルロス「先攻とってて負けるなんて…」
ルルーシュ「ありがとうございました」
カルロス「うん、またやろーねー」
リヴァル「んじゃ、帰るか!!」
銀八「おう!」
~アーカーシャの剣~
シャルル「つぅいにあやつらが現れおったかぁ…だぁが!! それでいいぃ…」
一人の男がシャルルに近づく。
??「…あんたがシャルル・ジ・ブリタニアか」
シャルル「いかにも…我こそはブリタニア皇帝ぃ、シャルル…ようやく来たかぁ、放浪者よぉ」
金時「はい、ようやくここまで事を進めることができました」
シャルル「全てを1つにする禁忌をルルーシュにさせるぅ…いずれ貴様はぁ、その報いを受けるであろう…」
金時「全て、覚悟しております」
シャルル「我が子ルルーシュと同じ道を歩むかぁ…よかろうぅ。貴様の覚悟ぉ、見せてもらうぞぉぉ…」
金時「イエス・ユア・マジェスティ…」
~アッシュフォード学園~
リヴァル「ふぃ~、着いたぜ」
ルルーシュ「ああ。ありがとう、リヴァル」
銀八「生徒会室に行ったら怒られんだろーなー…」
~夜・ルルーシュの家~
ルルーシュ「ただいま」
銀八「こってりしぼられたぜ、ちくしょう…」
新八「あ、銀さん、ルルーシュさん! お帰りなさい!」
ルルーシュ「…む? シーt…セラがいないようだが」
銀八(え?)
神楽「セラなら、さっき出かけてくるっていってでかけたアル!」
ルルーシュ「何!?」
新八「あ、ちょっとどこ行くんですか!?」
ルルーシュ「探してくる!」
新八「あ!! …行っちゃった」
銀八「わり、新八。俺もちょっと行ってくらあ」
神楽「待つアル、銀ちゃん…」
新八「ってもう行っちゃったよ!!」
咲世子「逃げ足の速い方ですね」
~黒の騎士団 アジト~
藤堂「ゼロ、明日は行政特区日本の日だが…」
ゼロ「それについては今、考えている」
玉城「早く決断してくれよな!」
ゼロ「わかっている」
カレン「ゼロ、お客さんが来たみたいだけど」
ゼロ「誰だ?」
銀時「俺だ」
ゼロ「貴様か。チェスのルールを覚えてきたのかな?」
銀時「ああ、だいたいは覚えたがまだはっきりしてねえ。ちょっと、勝負してくれね?」
ゼロ「いいだろう」
藤堂「チェス? いったいどういうことだ?」
ゼロ「その名のとおり、チェスだ」
銀時「ハンデとして、俺このルールブック読みながらでもいいかな?」
ゼロ「別にいい。そのようなルールブックより、私のほうが強いのだからな」
銀時「んじゃ、始めるか」
先攻は銀時。
そしてゲームを進めていくが、ゼロは銀時の手のうち方に違和感を持つ。
ゼロ(なんだ? この手は、どこかで見たぞ…)
ゲームは進んでく。
ゼロ(なんだ? なんなんだこれは!? どこで見たというのだ!)
扇「ゼロの圧勝だな」
藤堂「そのわりには、あせってるようにみえるが」
玉城「どういうことだ?」
藤堂「あの侍の打ち方には、ゼロに関する何かがあるんだろう」
朝比奈「なんであんな奴がそれを知ってるんだって話になりますけどね」
ゼロ(くっ…思い出せ! この手はなんだ!?)
まだゲームは続いている。
銀時「…」
ゼロ(もういい…これで、チェックメイトだ!!)
銀時「…負けたぜ」
ゼロ「フ、やはりな…」
銀時「だがゼロ。それと同時に1つ、わかったことがある」
ゼロ「なんだ?」
銀時「お前の正体だ」
ゼロ&藤堂&カレン「!」
ゼロ「どういうことだ…!?」
銀時「そういうことだよ、ルルーシュ。ここにいる全員は、ゼロの正体を知りたくはねーのか? てめーらにも立ち会う権利はあるはずだ」
藤堂「いや…まあ…」
ゼロ「ルルーシュとは、誰のことかな?」
銀時「とぼけてんじゃねぇぇぇぇ!!」
銀時の木刀がゼロの仮面をたたき割る。
ルルーシュ「ぐわっ!」
藤堂「が、学生!?」
扇「それに、ブリタニア人…!」
カレン「ルルーシュ…が…」
銀時「まさか、お前がゼロだとはな…」
藤堂「お前は…! 我々を利用したというのか!?」
ルルーシュ「利用などするつもりはない。私はただ、純粋にブリタニアを倒したいだけだ」
玉城「嘘ついてんじゃねぇよ! ブリキ野郎!!」
扇「証拠はあるのか!?」
銀時「まあまあ、落ちつけよみんな」
ルルーシュ「…俺にはつらい過去があった。ブリタニアを、そのトップに立つ皇帝をも恨むような過去が…!」
藤堂「過去…?」
ルルーシュ「お前達だってそうだろう! お前達は日本という過去を求めている!」
カレン「!」
ルルーシュ「過去を求めて、戦い続けている! そうだろう!?」
藤堂「…確かにそうだ。そのためにブリタニアを打倒する…」
朝比奈「藤堂さん…」
藤堂「彼はゼロ。正体など関係ない。我々がブリタニアを打倒するには必要な存在のはずだ」
扇「ギブ&テイクってやつですか?」
藤堂「そうだ」
銀時「だってよ、ルルーシュ。よかったじゃねぇか」
ルルーシュ「ああ…話が速くて助かったよ」
c.c.「うまくいったな」
ルルーシュ「ああ。抜け出すところまではな。侍はお前が誘ったんだろう?」
c.c.「そんなことはしないさ。好みのタイプではないのでな」
カレン「ルルーシュ…いや、ゼロ。これを」
ルルーシュ「新しい仮面か。感謝するぞ、カレン」
ゼロ「それでは、指示を伝える。黒の騎士団は、行政特区日本に参加する!」
藤堂&カレン&玉城&扇&朝比奈「了解!」
銀時「へっ…」
~次の日・ルルーシュの家~
銀八「わり、今日用事あるからルルーシュと出かけてくるわ」
新八「はーい」
神楽「気をつけろよー」
ナナリー「行ってらっしゃいませ、お兄様、銀八先生」
ルルーシュ「ああ、行ってくる」
~黒の騎士団 アジト~
ゼロ「時は来た」
藤堂「ゼロ…」
銀時「行くんだな?」
ゼロ「ああ! 準備をしろ! これより我々は、行政特区日本へと向かう!!」
~行政特区日本付近~
ゼロ「これより、私はユーフェミアとの交渉に行ってくる。藤堂達はここで待っていろ。
銀時は非常事態発生時の為に会場に潜入、ディートハルトはtvによる撹乱…できるな?」
藤堂「それが日本のためならば」
ディートハルト「お任せ下さい」
銀時「んじゃ、始めるか」
ゼロ「作戦開始!!」
~行政特区日本~
ユフィ「ゼロ! 来てくれたのですね!」
ゼロ「ユーフェミア副総督、前もって2人きりで話がしたい。いいかな?」
ユフィ「はい。すぐに部屋を用意しますわ」
スザク「副総督、2人きりでは危険です! せめて自分だけでも…」
ユフィ「大丈夫です、スザク。私とゼロを信じなさい」
スザク「しかし…」
ゼロ「枢木スザク、私のことを信じてもらえないだろうか? この式典が成功すれば、君と私は同志になる。だから…」
スザク「…いいだろう、ゼロ。だがしかし、貴様が副総督に何かをした時は…ゼロ…お前を、殺す…!」
ゼロ「感謝するぞ、スザク」
スザク「…」
銀時「スザク…どうしてお前がここに…」
スザク「銀八先生…!? あなたこそ、どうして…!」
銀時「俺は黒の騎士団の一員だ」
スザク「!?」
銀時「だが、もう戦わなくてもいい。ここで俺達は、平和に向かって走り出すんだからな」
スザク「…そう、ですよね…」
銀時「ん? 副総督が出てきたぜ」
スザク「早ッ! てゆーか…右手のあれは…拳銃?」
銀時「は?」
ユフィ「日本人を名乗る皆さん! お願いがあります! 死んでいただけないでしょうか?」
スザク「!?」
銀時「はぁ!? こりゃいったいどういうことだ、スザク!?」
スザク「わかりません! ユフィ、いったいどうしたんだ…!?」
ユフィ「えーと、自殺してほしかったんですけどダメですか? それじゃあ…兵士の方々、皆殺しにして下さい。虐殺です!」
直後、ユフィは一人の老人を撃つ。
ダールトン「ユーフェミア様! 一体どうなさったのです!? おやめください、こんなことは!」
ユフィは無言でダールトンを撃つ。
ダールトン「がはっ…!」
ユフィ「私、ユーフェミア・リ・ブリタニアの名において命じさせていただきます。
日本人を名乗る人々は全て殺してください。一人たりとも残してはなりません。」
ゼロ「銀時! ユーフェミアを止めろ!!」
銀時「ちくしょう! ユーフェミア、覚悟!」
ユフィ「日本人ですか? 無礼でしょう! 私はユーフェミア・リ・ブリタニアですよ!」
銀時「だからどうしたぁぁぁ!!」
スザク「先生! 副総督を手にかけようというのなら、僕を倒してからにしてください!」
銀時の木刀をスザクがサーベルで止める。
そのすきを狙ってユフィはどこかへと行く。
銀時「チィィィィッ! 邪魔をするな、スザクゥゥゥゥッ!!」
スザク「僕はユフィの騎士だ!! そんなこと、できるはずがありません!!」
ゼロは辺りを見ると、倒れている人間を発見した。
ゼロ「…この男…」
ダールトン「ぐ…」
ゼロ「コーネリアの部下、アンドレアス・ダールトンか」
ダールトン「ゼロ…貴様、ユーフェミア様に何をした…」
ゼロ「………ゼロが命じる―――――――」
銀時「そこをどけ、スザクゥゥゥゥ!!」
スザク「いくら銀八先生といえども…!」
銀時「何故だ!? 奴は、期待を持たせといてその気持ちを裏切った、最低な奴だぞ!?」
スザク「ユフィがあんなことを言うはずがない!」
銀時「だが、これが現実だ!!」
ディートハルト「素晴らしい。ゼロ、あなたがどうやってこのような惨劇を作られたのか…」
~ルルーシュの家~
神楽「ちょっと見るアル!!」
新八「うわ、何だこれ…え、行政特区日本!? でもこれはどう見ても虐殺じゃないか!」
ナナリー「新八さん、何かあったのですか?」
新八「あ、ナナリーちゃん! なんでもない、なんでもないよ!」
ナナリー「そうですか…」
神楽「新八! これ見るアル!!」
新八「え!? 銀さん!? 何やってるんだあの人は!」
~行政特区日本~
ゼロ「…」
ユフィ「ねえ、考えたんだけど一緒に行政特区日本の宣言を・・・、あれ、日本?」
ゼロが手に持った拳銃でユフィを撃つ。
ユフィ「えっ…どうして…ルルーシュ…」
ユフィは倒れる。
ゼロ「さようなら、ユフィ。多分、初恋だった…」
銀時「チッ…行くぞ、ゼロ!!」
ゼロ「ああ…」
スザク「待て、ゼロ!! …え?」
スザクの目に入ったのは、ゼロに撃たれたユフィだった。
スザク「ユフィ! しっかりしてくれ!」
ユフィ「…うう…」
スザク「ユフィ!!」
ユフィ「…スザク…あなたに…会え…て…」
そう言い残すと、ユフィは息を引き取った…
スザク「ユフィ…? ユフィィィィィィ!!」
兵士「もう、日本人はいないか。ならば撤退する」
スザク「…そうだ。ユフィは虐殺なんかする人ではなかった。何故、こんな事を…」
v.v.「…教えてあげようか?」
スザク「君は…?」
v.v.「初めまして、枢木スザク」
スザク「君はユフィに何が起こったのかを知っているのか?」
v.v.「教えてあげるよ。全てを」
スザク「…」
~黒の騎士団 待機場所~
藤堂「ゼロ。行政特区で何が起こった?」
ゼロ「ユーフェミアは敵となった。行政特区日本は我々をおびきだす卑劣な罠だったんだ…」
扇「なぜ、そう言えるんだ?」
銀時「日本人を虐殺しろという命令…むしろ、日本人をおびきだす罠だったというべきか」
朝比奈「ユーフェミアはどうしたんだい?」
ゼロ「ユーフェミアは私が殺した」
玉城「な、なんだってーーー!?」
藤堂「コーネリアが落ち込むのが目に見えるな」
ゼロ「その通り」
銀時「んあ? どういうことだ、ゼロ?」
ゼロ「今ならコーネリアもまともな指揮ができないだろう。だから、そのすきを狙って…」
藤堂「まさか…」
ゼロ「そう! 今のうちに、政庁を制圧する!!」
銀時「なあ、1つ聞いていいか?」
朝比奈「何?」
銀時「政庁って…なんだ?」
玉城「それすら知らねえのかよ!!」
藤堂「つまりカクカクシガジカだ」
銀時「なるほど」
ゼロ(どうして会話が繋がっているんだ…!?)
ゼロ「では、これより作戦会議を行う!」
藤堂「了解!」
ゼロ(ユフィ…この手で俺は君を撃った…俺はもう…本当に前に進むしかないんだな…)
~夜・ルルーシュの家~
ルルーシュ「ただいま」
銀八「今帰ったぜ」
新八「銀さん…」
銀八「どーした? 新八ィ、そんな顔してよ」
新八「話があります。こっちへ来て下さい」
銀八「どうした、新八?」
新八「どうして、行政特区にいたんです?」
銀八「!」
新八「黒の騎士団に入ったんですか?…答えてください、銀さん」
銀八「全部バレてたのか」
新八「じゃあ…!」
銀八「否定はしねーさ。全部、事実だからよ」
新八「銀さん…僕を騙してたんですか?」
銀八「言い忘れてただけだ。なんか成り行きでこーなっちまったし」
神楽「だと思ったアル」
新八「いたんだ神楽ちゃん…」
銀八「話はそれだけか?」
新八「あ、はい」
神楽「なあ、銀ちゃん。あれ何アルか?」
銀八「あれ?」
神楽が指を指したところには、ブラックホールが。
銀八&新八「はああああああああああああああ!?」
ルルーシュ「どうしました!?」
銀八「ちょ、助けてくれ、ブラックホールにのみこまれ…」
三人とも飲み込まれた。
ルルーシュ「えええええええええええええええええ!?」
~神根島~
銀時「…ん? なんだぁここは?」
新八「あ、上見てください!!」
神楽「kmfアル!」
銀時「ガウェインじゃねーか!」
ゼロ「銀時…!」
銀時「ルルーシュ!!」
新八「えっ、それってどういう…」
ゼロ「どこに行っていたんだ、今まで!?」
銀時「は? 俺らブラックホールに吸い込まれて、今ここに出たばっかなんだけど…」
ゼロ「時間移動をしたとでもいうのか…!!」
神楽「どういうことアル?」
新八「タイムスリップしたってことかな…」
ゼロ「まあいい。ついてこい」
銀時「ああ」
~神根島~
ゼロ「これは…」
銀時「ドア…か?」
新八「こんな馬鹿でかいのがドアなわけないだろぉぉぉがぁぁぁぁぁ!!」
神楽「もしそうだとしたら非常識アルな」
???「こちらを向け、ゼロ」
ゼロ「…」
銀時「スザク…!」
新八「…誰?」
スザク「便利な力だな。ギアスというのは」
ゼロ「!!」
神楽「ギアス?」
スザク「…カレン、君もゼロの正体を知りたくないか? 君にも立ち会う権利がある。」
影から出てくるカレン。
銀時「…いたのか、カレン」
カレン「気付いていたのね…」
ゼロ「私はゼロ。ゼロはあくまで記号であり、その正体は無意味…」
スザクが放った銃弾が仮面を吹っ飛ばす。
ルルーシュ「…」
神楽「え…」
新八「ルルーシュ…さん…」
スザク「…信じたくは、なかったよ…」
ルルーシュ「そうだ。俺がゼロだ。黒の騎士団を率い、ブリタニアに挑み、そして世界を手に入れる男だ」
カレン「ルルーシュ、あなたの正体は知っていたけれど…」
スザク「知ってたの!?」
カレン「まさか、あたしたち日本人を利用したというの!?」
銀時「…どうなんだ、ゼロ?」
ルルーシュ「…」
銀時「…無言か」
スザク「みんな馬鹿だ。カレンも銀八先生も日本人も、この男に騙されて…」
カレン「うう…」
銀時「…」
スザク「ルルーシュ、君は嘘をついたね。僕にも、そこの女の子にも、メガネの人にも、ユフィにも。ナナリーにも…」
ルルーシュ「そのナナリーがさらわれた。一時休戦といかないか? 力を貸してほしい。俺とお前、二人ならできないことなんて…」
スザク「甘えるな!!」
ルルーシュ「ッ!」
スザク「君はユフィと手を組むべきだった。君は最後の最後に世界を裏切り、世界に裏切られた!! 君の願いは叶えてはいけない!!」
ルルーシュ「馬鹿め、理想だけで世界が動くものか! さあ、撃てるものなら撃ってみろ!!」
銀時「おい、お前ら! ちょっと待てって! 親友同士でこんなことしていいと…」
ルルーシュ「貴様は黙っていろ!」
銀時「!!」
スザクがルルーシュに銃口を向ける。
それと同時に銀魂メンバーの体が白く光る。
新八「な、なんだこれ!?」
ルルーシュ「スザク、貴様…!!」
スザク「お前の存在が間違っていたんだ! お前は世界からはじき出されたんだ! ナナリーは俺が…!!」
ルルーシュ「スザァァァァァァァク!!!!」
スザク「ルルーシュゥゥゥ!!」
そして銃声が響く。
体が青白く光っていた3人は、どこかに消えていた。
それと同時に銀魂メンバーの体が白く光る。
新八「な、なんだこれ!?」
ルルーシュ「スザク、貴様…!!」
スザク「お前の存在が間違っていたんだ! お前は世界からはじき出されたんだ! ナナリーは俺が…!!」
ルルーシュ「スザァァァァァァァク!!!!」
スザク「ルルーシュゥゥゥ!!」
そして銃声が響く。
体が青白く光っていた3人は、どこかに消えていた。
~アーカーシャの剣~
銀時「うっ…ここは?」
シャルル「放浪者かぁ。そこで見ておけぇぇい。ラグナレクの接続が始まるさまを」
銀時「はぁ!? 意味分かんねーよ! あ、スザク! おい、どういうことだ!!」
スザク「久しぶりです、銀八先生。1年ぶりになりますね」
銀時「1年!? またタイムスリップしたのか!」
マリアンヌ「シャルルとc.c.のコードが1つになれば、ラグナレクの接続が完了する…」
ルルーシュ「嘘のない世界…ありのままでいい世界とは、変化のない世界…思い出に浸るのと同じだ。完結した閉じた世界、俺は嫌だな」
マリアンヌ「死んだ人とも1つになれるのよ? ユーフェミアだって…」
銀時「ふざけんじゃねえぞ!」
新八「ちょ、銀さん!」
銀時「そんな願ってない奴らにも押しつけられる善意、そいつぁ悪意と同じだ!!」
ルルーシュ「そう…俺たちに善意を施したつもりだろうが、結局お前達は俺とナナリーを棄てたんだよ!! お前達が望んだのは自分たちに優しい世界だ!」
シャルル「だから何だぁ…もうラグナレクの接続は始まっているぅ…」
ルルーシュ「どうかな? 俺はゼロ。奇跡を起こす男だ!!」
銀時「何をするつもりだ!?」
シャルル「無ぅ駄だ!! 王の力ではぁ、神には勝てんぞぉ!」
ルルーシュ「勝ち負けではない! これは願い!! 神、集合無意識よ!!時の歩みを止めないでくれ!!
シャルル「明日は、過去より悪くなるやも知れんぞぉ?」
ルルーシュ「それでも俺は、明日が欲しい!!」
銀時「な、なんだ!? おっさんとおばさんが…」
神楽「消えていくアル…!」
新八「いくらなんでもおかしすぎるだろ!!」
ルルーシュ「ナナリーの笑顔の意味を知っているか? ナナリーは世の中には自分ひとりでは出来ないこともあるって知っていたんだよ。
ナナリーの笑顔はせめてもの感謝の気持ちなんだよ!! お前達は俺とナナリーを棄てたんだよ!!」
シャルル「ルルーシュゥ!! この賢き愚か者めがぁ!! このアーカーシャの剣を崩壊させた時、世界はぁぁぁ!!」
ルルーシュ「消え失せろ!!」
マリアンヌ「あああああああ…!!」
シャルルとマリアンヌは消えた。
スザク「…」
ルルーシュ「…」
銀時「な、なんだったんだ…」
新八「なんかこれ、手抜きじゃありません…しかも全体的に」
神楽「うわっ!?」
銀時「なんだありゃ!?」
ルルーシュ「出口だ! 急げ!! 崩壊するぞ!!」
スザク「銀八先生、こっちです!!」
新八「急ぎますよ、銀さん!!」
銀時「ああ!!」
~神根島~
ルルーシュ「…戻ってこれたか」
スザク「そうみたいだね。銀八先生、東京まで送っていきます」
銀時「助かるぜ、スザク」
スザク「んじゃ、行きましょう」
ルルーシュ「新八君と神楽さんは私が送ろう」
~上空~
銀時「…ん? あれって…」
スザク「どうしたんですか、先生?」
銀時「あれは…のび太の家!!」
スザク「えっと…どういうことですか?」
銀時「説明は後だ! これから俺の言うところに連れてってくれ!!」
スザク「は、はい!!」
~上空~
銀時「あれは、冬樹ん家…そしてネルフ本部、歌舞伎町…」
スザク「…」
銀時「ちっくしょう! 今までめぐってきた並行世界が全て混じっちまったのかよ!?」
スザク「え!?」
ルルーシュ「その話は本当らしいな。そこで着陸するぞ」
スザク「わかった!!」
~歌舞伎町~
桂「な、なんだこのカラクリは…」
銀時「おい、ヅラ!!」
桂「ヅラじゃない、桂だ! どうした、銀時?」
銀時「どういうことだ、これは?」
桂「何がだ?」
ルルーシュ「まどろっこしい! 私の質問に答えてもらおう!」
桂「…なんの質問だ?」
ルルーシュ「今、世界はどうなっている!?」
桂「今、世界はいろいろまじりあって大変なことになっている」
スザク「やっぱり?」
銀時「それが本当なのかどうか…」
???「そいつは本当だぜェ」
銀時「お前は…!」
クルル「ク~クックックッ」
ルルーシュ「な…なんだこの生命体は…」
銀時「クルル! どうしてここに…!!」
クルル「だから言っただろ。数々の並行世界が混ざったって」
銀時「何…!?」
クルル「今思えば、第1話の26番目の俺の発言が伏線だったってわけだぁ」
ルルーシュ「貴様は何を言っている…!?」
スザク「さて、これからどうするか…」
銀時「決まっている…!」
クルル「ほう?」
銀時「この状態を何とかして、世界を元通りにする!!」
新八「言うと思いましたよ」
ルルーシュ(確かに、このままではゼロレクイエムもやりにくいしな…だが、いざとなったらこの状態で…)
次回予告(仮)
カエル型の天人、青き保護者、螺旋の男、3つの姿を持つ者、考古学教授、補完の要、
王の力を持つ者、調律の証を持つ者、hnシステムetc…
さまざまな世界、人間を巻き込んで最終決戦が始まる。
次回、『銀時「最終決戦だぁ?」』 お楽しみに
提供の時の文字「いよいよ次回最終回 次回予告の伏線わかるかな?
これ正直言って疲れるんだよ…ちなみに今までの中で今回が一番文字が多かった」
教えて! 銀八先生!
銀八「はーい、ペンネーム 苦労さんからの質問。」
『先生こんばんは。このssを見てふと思ったのですが、なぜ>129と>130は同じ内容なんでしょうか?』
銀八「はーい質問にお答えしまーす。作者のミスです。以上!!」
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