新ジャンル「Help!」(81)

学校にて

女「おはよー」

女友「ん、おはようさん。今日だるかったわー」

女「また寝てない自慢?」

女友「つれーわーマジつれーわー」

女「はいはいミサワミサワ」

女友「数学の宿題つれーわー」

女「…えっ」

女友「えっ あんたもしかして」

女「…やば、やってない…」


男「1、2、1234」
女「? どうしたの男?」

男『help!』
先生「アイニー サムバーディ!」(そうなのか! 女)
女「え、あの、ちょ」

男『help!』
校長「ノッジャスッ エニッ バーディ!」(何故早く我々に相談しなかった!)
女「あ、あの、みなさーん?」

男『help!』
数学者「ユーノー アイニー サムアーン!」(よし、解いてみせようじゃないか!)
女「あ、あのー! そこまで求めてませんけどー!?」

男『heeeelp!』
女「えっ、何これ、え!?」

男「1、2、3、4」

男「ラー」
女母「ウェン ナイ ワズ ヤンガ ソゥ マッチ ヤンガー ダン トゥッデー!」(大丈夫、私も昔よくやらかしたわ!)
女「何でお母さんいるん!? ちょ、まって!」
男「エエエーエ」

女父「アイブ ネーバ ニーディッド エニバィッズ 『ヘゥプ イン エニッ ウェーイ!』」(はは、パパも昔よくママに数学を教えていたものさ!)
女「ちょ!アンタ仕事どうしたし!」

男「ラー」
黒板「バッナウ ディーズ ディズ アゴン アイノソッ セゥフ アッショーゥ!」(いやー、長いこと君みたいな生徒を見守ってきたけど、君はラッキーだね)
女「キャアアアアアア シャベッタアアアアアア」
男「オオオーオ」

学校「ナアイ ファイン アイブ チェンジ マイマイン アイブ 『オープン ナッパ ドーア!』」(周りに助けてくれる人がいるとはな。大切にしたまえよ)
女「もうやだこの学校」

男・ジョン「ヘゥミ イッフュ キャーナイ フィーリン ダーアアン!」 リンゴ「ダーアアン」 ←みんなの持ってきたファンレターを女に渡す
女「いらねーよ! 何でこんなことになってんだよ!」

男・ポール「アンダイ ドゥー アップリッシエー ユー ビーイン ラーアアン!」 ジョージ「ラーアアン」 ←フェイスブックで全世界に発信している
女「やめろー! てめえらマジでやめろください!」

男『ヘゥミ ゲッ マイフィート バック オンディ グラーアアン!』 ←みんな寄り添って女を囲む
女「うわああああ! 何何何? 何なのもう!」

男「ラー」
女母「ウェン ナイ ワズ ヤンガ ソゥ マッチ ヤンガー ダン トゥッデー!」(大丈夫、私も昔よくやらかしたわ!)
女「何でお母さんいるん!? ちょ、まって!」
男「エエエーエ」

女父「アイブ ネーバ ニーディッド エニバィッズ 『ヘゥプ イン エニッ ウェーイ!』」(はは、パパも昔よくママに数学を教えていたものさ!)
女「ちょ!アンタ仕事どうしたし!」

男「ラー」
黒板「バッナウ ディーズ ディズ アゴン アイノソッ セゥフ アッショーゥ!」(いやー、長いこと君みたいな生徒を見守ってきたけど、君はラッキーだね)
女「キャアアアアアア シャベッタアアアアアア」
男「オオオーオ」

学校「ナアイ ファイン アイブ チェンジ マイマイン アイブ 『オープン ナッパ ドーア!』」(周りに助けてくれる人がいるとはな。大切にしたまえよ)
女「もうやだこの学校」

男・ジョン「ヘゥミ イッフュ キャーナイ フィーリン ダーアアン!」 リンゴ「ダーアアン」 ←みんなの持ってきたファンレターを女に渡す
女「いらねーよ! 何でこんなことになってんだよ!」

男・ポール「アンダイ ドゥー アップリッシエー ユー ビーイン ラーアアン!」 ジョージ「ラーアアン」 ←フェイスブックで全世界に発信している
女「やめろー! てめえらマジでやめろください!」

男『ヘゥミ ゲッ マイフィート バック オンディ グラーアアン!』 ←みんな寄り添って女を囲む
女「うわああああ! 何何何? 何なのもう!」

男『won't you please, please help me』 ←みんなで出した数学の答えを渡す

パチパチパチ

女「…」 ポカーン

女友「よかったね!」

校長「これで一件落着だな」

数学者「ふ、これで問題ない」

男『won't you please, please help me』 ←みんなで出した数学の答えを渡す

パチパチパチ

女「…」 ポカーン

女友「よかったね!」

校長「これで一件落着だな」

数学者「ふ、これで問題ない」

休み時間にて

女「なんかえらい目にあった気がする」
女友「まあ、いいじゃん。儲け物じゃん」
女「だけどさあ…」
グー…
女「あ…///」
女友「ちょwwwアンタ朝飯食ってないの?」
女「い、いいじゃん!」

1、2、1234
女「!」
男『help!』
ジョン「アイニー サムバーディ!」 ←リンゴをパシらせる
女「ちょ、待って! お前ら待て!」

男『help!』
ポール「ノッジャスッ エニッバーディ!」 ←リンゴから焼きそばパンを受け取る
女「早! リンゴむっちゃ早!」

男『help!』
ジョージ「ユーノー アイニー サムアーン!」 ←女の財布から代金を抜き取る
女「ジョージてめえちゃっかりしてるなチクショウ!」

男『heeeelp!』 ←女に焼きそばパンを渡す

女「…」
女友「よかったじゃん」
女「何なのあいつら…」 ポカーン

トイレにて

女「あ、紙がない」

男『help!』
女「来るなーっ!」

http://www.youtube.com/watch?v=5gkerj4z648
▼ページタイトル
youtube - the beatles - help! (和訳)

 

女「ほーら、タイトルだけで来てくれる人なんていないでしょ」
女友「あーあ、誰かthe beatlesの紹介してくれないかなー」
女「…ちょ、ちょっと待っ」

1、2、1234
男『help!』
ボブ・ディラン「アイニー サムバーディ!」(イギリスの生んだロックシンガー、the beatles)
女「アンタ誰だーっ!?」

男『help!』
ローリングストーン「ノッジャスッ エニッバーディ!」(ブリティッシュ・インベージョンを共に駆け抜けた好敵手さ)
女「何かこの人達ライバルとか言っちゃってるよー!?」 ガビーン

男『help!』
サージェント・ペパーズ・ロンリーハーツ・クラブバンド「ユーノー アイニー サムアーン!」(ああ、とにかく天才とイケメンと優等生って感じだね!)
女「てめえらthe beatles本人だろうがバカヤロウ!」 ガビーン

男『heeeelp!』

 

女友「むっちゃ豪華なゲストやん…」
女「?」

short version

>女がピンチに陥る

1、2、1234
男『help!』
ジョン「アイニー サムバーディ!」 ←何かをする
女「〇〇〇」

男『help!』
ポール「ノッジャスッ エニッバーディ!」 ←何かをする
女「〇〇〇」

男『help!』
ジョージ「ユーノー アイニー サムアーン!」 ←何かをする
女「〇〇〇」

男『heeeelp!』 ←何かをする

・駅にて

女「うーん、どこ行きの切符買えばいいのかなあ…」
女「…」
女「あ、いや! 困ってないよ困ってな」

1、2、1234
男『help!』
ジョン「アイニー サムバーディ!」 ←駅員さんを連れてくる
女「だから困ってねえええええっ!!」

男『help!』
リンゴ「ノッジャスッ エニッバーディ!」 ←スマートフォンで情報を調べている
女「リンゴさらっとスマホ使うのかよ! すげーな!」 ガビーン

男『help!』
ジョージ「ユーノー アイニー サムアーン!」 ←駅員がいない間に改札を不正に開ける
女「ジョージ! それアウトだから!」 ガビーン

男『heeeelp!』 ←ジョージと共に全員連行される
女「ちょ」

 

女「…いっちゃったし…何だよあいつら…」 ポカーン

・続きにて

女「はあ、…電車疲れた…」
駅員「ちょっとすみません、お連れ様に呼ばれてます」
女「はい?」
駅員「切符代がないみたいです」
女「えっ」
 

1、2、1234
男『help!』
ジョン「アイニー サムバーディ!」(『誰か』が必要なんだ!)
女「お前らが助けを求めてどうするんだよぉぉぉぉぉ!」 ガビーン

男『help!』
ポール「ノッジャスッ エニッバーディ!」(どんな奴でもいいって訳じゃない!『誰か』なんだ!)
女「めちゃくちゃ暗に私にたかろうとしてるーっ!?」 ガビーン

男『help!』
ジョージ「ユーノー アイニー サムアーン!」(君なら知ってるだろ! 僕が『誰か』を必要としてることを!)
女「お前が元凶の癖に図々しいなー!?」 ガビーン

男『heeeelp!』 ←足元で土下座する
女「こんなthe beatlesいやだー!」 ガビーン

男「1234!ラー ウェンナイワズヤンガ」
女「お前ら実は私がお金を払うまで歌うつもりだろ」
the beatles『マイ インディペンデンス スィームトゥー ヴァニッシュ イン ディ ヘイズ!』
女「自立しろー!」 ガビーン

>>19和訳
some:とある、の意味 anybody:もし存在するならどんな誰でも

http://www.youtube.com/watch?v=hk3max5xdxo
▼ページタイトル
youtube - bob dylan - like a rolling stone (original)

 
・駅にて

男・ポール「アーイビリー ヴィン イェースターデーイ…」(昨日はよかった…)
ボブディラン「ハウwwwダズィッwwwフィーォwwwwww」(ねぇねぇ 今どんな気持ち?wwww)
女「ボブ煽るんじゃねえええええ!」

ボブディラン「ハウwwwダズィッwwwフィーォwwwwww」(ねぇねぇ 今どんな気持ち?wwww)
女「それにしてもボブ楽しそうだなオイ!」
男「ぐっ…」

ボブディラン「トゥビーwwwwオンニョアwwwwオウンwwww」(自業自得だよなwwwww)
男「普通に和訳してるだけなのに…悔しい…ビクンビクン」
女「悪意しか感じないけどな」

ボブディラン「ウィズノーwwwwディレクションwwwwホームwwwww」(家に帰る方法もないとかwwwww)
女「歌詞通りだけど! 歌詞通りだけど!!」
男「…ボブ…てめえ…スポンジボブの癖に…」
女「スポンジボブて何だよ」

ボブディラン「like a complete unknown...like a rolling stone?」


 電車内

 ガタンゴトン
女「なんか混んできたな……」
  モソモソ
女「あ!……え、なに?なに?」
  モソモソ
女「やだ触られてるよ…これって痴漢?…どうしよう」

女「そうだ、こんな時こそ」
 

1、2、1234
男『help!』
ジョン「アイニー サムバーディ!」(ニヤニヤ)
女「おいぃぃぃ! 助けろよぉぉぉぉぉ!」 ガビーン

男『help!』
ポール「ノッジャスッ エニッバーディ!」(ニヤニヤ)
女「ニヤニヤじゃねえ! この役立たずどもがーっ!?」 ガビーン

男『help!』
ジョージ「ユーノー アイニー サムアーン!」(ニヤニヤ)
女「くそーこうなったら自分で捕まえてー!」 クルッ
女「やめろこの痴漢!……え?」


男『heeeelp!』 (実は俺でした)
女「お前かぁぁぁl! 死ねぇぇぇぇー!」

・英語の授業にて

先生「それじゃあ…次の和訳を…女!」
女「え、あの、わかりませ…」
先生「そうか、じゃあ…」
女「困ってませんっ! べ、別に問題わからなくても困ってないんだからねっ!」
先生「お、おう、そうか……先生は困るんだけどな……
  しかたない、次は男だな」
男「!」
先生「男……?」

1、2、1234
男『help!』
ジョン「アイニー サムバーディ!」(『誰か』が必要なんだ!)
女「お前ら英語出来ないのかよぉぉぉぉぉぉぉ!」 ガビーン

男『help!』
ポール「ノッジャスッ エニッバーディ!」(どんな奴でもいいって訳じゃない!『誰か』なんだ!)
女「めちゃくちゃ暗に私にたかろうとしてるーっ!?」 ガビーン

男『help!』
ジョージ「ユーノー アイニー サムアーン!」(君なら知ってるだろ! 僕が『誰か』を必要としてることを!)
女「というかこのパターン的に、こいつら前回から学習してねえよなぁオイ!?」 ガビーン

男『heeeelp!』 ←足元で土下座
女「おまえら本当にプライドなさすぎだろーー!?」 ガビーン

http://www.youtube.com/watch?v=k3r-ad4fzvy
▼ページタイトル
youtube - let it be英語日本語歌詞


・掃除の時間にて

女「はー…もう今日つかれた…」
女友「あー、確かにアンタすごかったわねwww」
女「もうゴミ出すのめんどくさい…
  ! そうだ! the beatlesのみなさーん!」

すたっ
男「…はあ」
女「おぉぉぉい! 何で乗り気じゃねーんだよ! 仕事だよ仕事!」

男「でも、ねぇ?」
リンゴ「ホンマヤネー」
女「リンゴ日本語しゃべるなーっ!!」 ガビーン
 

ジョン「…let it be.」(そのままにしておきなさい)
ポール「let it be.」(そのままにしておきなさい)
ジョージ「let it be.」(そのままにしておきなさい)
リンゴ「let it be.」(そのままにしておきなさい)
女「おまえら冷めすぎだろーーっ!?」 ガビーン

男「whisper words of wisdom」(聖母様は賢い言葉を呟きなさる)
the beatles『let it be...』(そのままにしておきなさい)
女「な、なんて使えないthe beatles……」 ガビーン

・木の上に猫にて

猫「にゃー」
女「あ、猫が木の上にいる」
女友「ホントだ、降りれないのかな」
女「そうだ! the beatlesに頼めばいいんだ!」
女友「…言っとくけど、the beatlesって大物なのよ?」
女「いいのいいの!」

1、2、1234
男『help!』
ジョン「アイニー サムバーディ!」 ←既に木の上にいた
女「ほーら来た来た」
女友「あんたねぇ…」

男『help!』
ポール「ノッジャスッ エニッバーディ!」 ←実は降りられない
女「」

男『help!』
ジョージ「ユーノー アイニー サムアーン!」(君なら知ってるだろ! 僕が『誰か』を必要としてることを!)
女「こいつらひたすら使えねえーっ!!」 ガビーン

男『heeeelp!』 ←魂の叫び
女「おまえら後先考えてなさすぎだろーー!?」 ガビーン

猫「にゃー」 ぴょい
男「あ」
女「あ」
猫「にゃー」 すたっ

皆「…」

ボブディラン「ハウwwwダズィッwwwフィーォwwwwww」(ねぇねぇ 今どんな気持ち?wwww)
男「ちくしょぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

女友「ボwwwwブwwwwww」

ボブディラン「ハウwwwダズィッwwwフィーォwwwwww」(ねぇねぇ 今どんな気持ち?wwww)

女「一体ボブに何があったんだ…」 ガビーン

・ラーメン屋にて

女友「あー、ラーメンうまうま」
女「ラーメン食べる女子高生とか…青春をストレートに投げ捨ててるような気が…」
女友「ん、食べないの?」
女「いや、猫舌なの」

1、2、1234
男『help!』
ジョン「アイニー サムバーディ!」 ←物凄い勢いでふーふーしている
女「おおぉぉぉぉぉい! 人のラーメンに何してんのーーっ!?」 ガビーン

男『help!』
ポール「ノッジャスッ エニッバーディ!」 ←女にあーんさせようとしてる
女「ただのセクハラだーーーっ!!」 ガビーン
女友「あーん」
女「お前もあーんしてんじゃねーよ!」

男『help!』
ジョージ「ユーノー アイニー サムアーン!」(ほら、猫舌なんて気合いで消えるさ!)
女「根性論で猫舌直せるわけがねえだろーーっ!?」 ガビーン

男『heeeelp!』 (ほら、あーんしろよ!)
女「ちょ、ひ、人前だし!無理無理」

男「1、2、3、4」

男「ラー」
女母「ウェン ナイ ワズ ヤンガ ソゥ マッチ ヤンガー ダン トゥッデー!」(大丈夫、私も昔よくあーんしてもらったわ!)
女「何でお母さん!? というかお母さん惚気かよ!!」
男「エエエーエ」

女父「アイブ ネーバ ニーディッド エニバィッズ 『ヘゥプ イン エニッ ウェーイ!』」(はは、パパも昔よくママにラーメンをあーんしてたんだ!)
女「だから仕事しろーっ! あとデートでラーメンとかセンスねえなオイ!!」

男「ラー」
店主「バッナウ ディーズ ディズ アゴン アイノソッ セゥフ アッショーゥ!」(ほら、ウチのラーメンの食べ方ってのに「あーんして食え」てのがあるだろうが! 食え!)
女「無いから! そんな独り身に厳しいラーメン屋さんないから!」
男「オオオーオ」

ラーメン「ナアイ ファイン アイブ チェンジ マイマイン アイブ 『オープン ナッパ ドーア!』」(おい、あーんして食わないとかてめぇ、このまま沸騰してやろうか?)
女「このラーメン性格悪すぎだろーーっ!」 ガビーン

男・ジョン「ヘゥミ イッフュ キャーナイ フィーリン ダーアアン!」 リンゴ「ダーアアン」 ←みんなの持ってきたファンレターを女に渡す
女「いらねーよ! なんで猫舌克服にファンレター来てんだよ!」

男・ポール「アンダイ ドゥー アップリッシエー ユー ビーイン ラーアアン!」 ジョージ「ラーアアン」 ←フェイスブックで全世界に発信している
女「やめろー! てめえらマジでやめろください!」

男『ヘゥミ ゲッ マイフィート バック オンディ グラーアアン!』 ←女に麺を近づける
女「ちょ、っ、むむむ無理だから…///」

http://www.youtube.com/watch?v=2xgnh-ybaa0
▼ページタイトル
youtube - she loves you英語日本語歌詞

男『won't you please, please help me』 (ほら、あーんしろよ)
女「うぅ…ぁー、…///」

 
パチパチパチ

女「ぐぬぬ…///」

ジョン&ポール「she loves you, yeah, yeah, yeah!」
ジョージ&リンゴ「she loves you, yeah, yeah, yeah!」

女「てめぇら黙れ!///」

・お化け屋敷にて

女妹「うぅ、怖いよ…」
女「はいはい、お姉ちゃんがいるから大丈夫」
女妹「…もっと怖いよぅ…」
女「どういう意味じゃコラ!」
女妹「うえええええん! 助けてーっ!」
女「あっ! たたた助けを呼ぶな!!」

1、2、1234
男『help!』
ジョン「アイニー サムバーディ!」 ←血濡れで天井から現れる
女&女妹「いやあああああああああっ!」

男『help!』
ポール「ノッジャスッ エニッバーディ!」 ←後ろからぴったりくっついてくる
女妹「ぎゃああああああああああっ!」
女「セクハラだーーーっ!!」 ガビーン

男『help!』
ジョージ「ユーノー アイニー サムアーン!」 ←ヨガファイアを放ってくる
女妹「にゃああああああああああっ!?」
女「ジョージ何物だーーーーっ!?」 ガビーン

男『heeeelp!』(ごめん、バイトなんだ)
女「金が欲しいならバンドしろよーーーーっ!?」 ガビーン
女妹「」 きゅー

ジョン「シニンニムチウチスギヤデ、コノバイト」
ジョージ「ホンマニツカレルワー」
リンゴ「オツカレサーン」
女「だから何で関西弁なんだーーーっ!?」 ガビーン

男「まあまあ、お化け屋敷楽しんでいってよ」
女「なんなんだよこのお化け屋敷…」

女友「やっぱり東京タワーって高いねー」

女「私高いところ本当にだめなんだって・・・うぅ・・・もう無理・・・吐きそう・・・」


1、2、1234
男『help!』
ジョン「アイニー サムバーディ!」 ←ガラス張りの床のところへ女を押す
女「お前ら助ける気さらさら無いだろ!!」 ガビーン

男『help!』
ポール「ノッジャスッ エニッバーディ!」←その下からスカートの中を撮ろうとする
女「そのためだけに私を押したのか!」 ガビーン

男『help!』
ジョージ「ユーノー アイニー サムアーン!」←やっぱり降りられない
女「」

男『heeeelp!』←風にあおられて落ちそうになる
女友「・・・どうする?」
女「もう知らん」


こうですか?わかりません><

http://www.youtube.com/watch?v=jq_exkfcbao
▼ページタイトル
youtube - michael jackson thriller hd

女妹「うぇぇえん…」
女「おーよしよし」

男「hey jude...」(なあ、ジュード…)
the beatles「don't be afraid...」(怖がっちゃだめさ…)
女妹「…う、うん…」 ぐすっ
女「お前らバイトに戻らないのかよ」
男「いやー、次のイベント見てみたくてね」
女「そんなのでいいのかよ…てか次のイベント?」
男「うん」
リンゴ「メッチャタノシミヤワー」
ポール「セヤナ」
女妹「?」

マイケル「that it's a thriller!」 ←股間をさすりながらホゥ!
女妹「うわあああああああああっ!」
女「変態だーーーーっ!」 ガビーン

ゾンビ「thriller night」 ←ホゥ!
マイケル「because i can thrill you more than any ghost would dare to try!」 ←体をくねらせてホゥ!
女妹「きゃあああああああああああっ!」
女「ゾンビの癖にアクティブだーーっ!」 ガビーン

マイケル「girl, this is thriller!」 ←皆と行進してホゥ-ホゥ!
女「うわああああああああっ私の側に近寄るなああああああああっ!」
ゾンビ「thriller night!」 ←マイケル以外皆しゃがんでホゥ!
女妹「あああああああッエーヴ!ッエーヴ!」

マイケル「so let me hold you tight and share a 」 ←ホゥ!
「killer」「diller」←アォ! 「chiller」「thriller」←アォ!
「here tonight-----!!」 ←皆立ち上がる

キャアアアアアアアアア! ←観客の歓声

マイケル「because this is thriller! thriller night....」 ←次の獲物に向かってホゥ!

男「あれが本物のk-pop(king pop)だよ」
女妹「」 きゅー
女「というかもはやここお化け屋敷じゃないよなーーっ!?」 ガビーン

・書店にて

女「…うわー…///」 ドキドキ
女友「や、やばいなコレ…///」 ドキドキ
女「ね、ねえ、これの一巻ってないの?//」 ドキドキ
女友「うーん、棚にないから取り寄せてもらうしかないんじゃないかなあ」
女「そっか…困ったな…。…はっ! しまっ」

1、2、1234
男『help!』
ジョン「アイニー サムバーディ!」 ←店員姿でやってくる
女「くくく来るなああああああああああああああっ!///」
女友「お、男くん!」 ビクッ

男『help!』
ポール「ノッジャスッ エニッバーディ!」 ←avコーナーからやってくる
女「ポール何やってんだーーーーっ!?」 ガビーン
女友「あ、いや、違うの、これはその」 オドオド

男『help!』
ジョージ「ユーノー アイニー サムアーン!」 ←棚の下の引き出しから出て来る
女「ジョージもっと何やってんだーーーーっ!?」 ガビーン
女友「ほ、ほら、女がどうしてもみたいって」 オドオド
女「ちちちちち違うもんっ! 読みたくないですしお寿司ーっ!」 オドオド

男『heeeelp!』 ←すべてを悟ったようなやさしい目
女&女友「ぐぬぬ…」

男「1234!ラー」
女母「ウェン ナイ ワズ ヤンガ ソゥ マッチ ヤンガー ダン トゥッデー!」(ママも昔好奇心でついえっちな本を買ったものだわ!)
女「やめろーーーっ!! オカンまじやめろ下さいっ!!」 ガビーン
女友「…お母さん若いね…」
男「エエエーエ」

女父「アイブ ネーバ ニーディッド エニバィッズ 『ヘゥプ イン エニッ ウェーイ!』」(はは、パパなんか若い頃は他人のヘルプ無しで一人エッチしてたぞ!)
女友「お、女父さん…///」
女「このオヤジ最低だーーーっ!! 実の娘にセクハラすんな!!」 ガビーン

男「ラー」
女父「バッナウ ディーズ ディズ アゴン アイノソッ セゥフ アッショーゥ!」(でも、パピーのそんな時代は終わり。今は自分一人じゃ満足できないよ!)
女「何なの!? この罰ゲーム何!? 私なにか悪いことした!?」
男「オオオーオ」


女母「ナアイ ファイン アイブ チェンジ マイマイン 『アイブ オープン ナッパ ドーア!』」(私も今やすっかり変わっちゃったわ、パパと一緒に新しい扉開いちゃった♪)
女友「うわぁ…///」
女「両親が恥ずかし過ぎて死にたい」

・花粉症にて

キャスター「続いてのニュースです。一段と花粉がきつくなる季節……」

女「っくちゅん!」

女友「どうどう」

女「馬じゃねーっての」 ずずっ

女友「じゃじゃ馬だけども?」

女「うっせーし! …あーあ、こればかりは助けて欲しいなあ…」

女友「あー、わかるわかる」

女「…さすがにthe beatlesも来ないか…」

1、2、1234
女「お?」

男『help!』
ジョン「エックシ! ブェックシ!」 ←花粉症
女「歌えてねえーーーーーーっ!!」 ガビーン

・小指に角にて

女「お母さーん、お風呂お先でしたー」
女母「はいはい、ママも入っちゃうわ」
女父「ねぇママ、久しぶりに一緒に入らないかい?」
女母「あらあらウフフ」

女「全く何て言うバカップルだ…」
女妹「ばかっぷる?」
女「はぁ…、犬も食わないってことよ」 くるっ

バキッ

女「っ!」

その時、女に電撃走るっ…!!

女「???っ!」

 

 

男「えんだあああああああああああああああ」
the beatles「いやあああああああああああああああ」

女「選曲それかよーーーーーっ!」 ガビーン

・こたつにて

女「あー、こたつから出たくない…」
女友「わかるわー…」
男「だよなー」

女「…誰か窓閉めて、隙間風がするんだけど」
女友、男「…」
女「…男」


男「help! アイニー サムバーディ!」(嫌だ! ここは女友がやればいい)
女友「help! ノッジャスッ エニッバーディ!」(えー! ここは風邪を引かない女ちゃんで)
女「help! ユーノ- アイニー サムアーン!」(馬鹿って言いたいのかオラ! 私が誰かを必要としてることぐらいわかってるでしょ?)

皆『heeeelp!』

男「ぐぬぬ」
女「むむむ」
女友「くっ…」

・トランプにて

ジョン「help! アイニー サムバーディ!」 ←ババを引いた
ポール ←トランプを引く
 

ポール「help! ノッジャスッ エニッバーディ!」 ←ババを引いた
ジョージ ←トランプを引く
 

ジョージ「help! ユーノー アイニー サムアーン!」 ←ババを引いた
男 ←トランプを引く
 

男『heeeelp!』 ←ババを引いた

 

女「おまえら分かりやす過ぎだろーーーーっ!!」 ガビーン

リンゴ「ホンマヤナ-」 ←1抜け

女「いやいやいや、リンゴさんあんたもthe beatlesですやん」

・ハーバード大学にて

サンデル「さあ、これからの正義の話をしよう!」
猫「ニャー」
女「へ、えっ? 私?」
サンデル「さて、君は線路のレバーを握っている。右の線路には猫が、左の線路には5人の従業員がいる!
   そこでブレーキが壊れた電車が突っ込んで来た! 君ならどちらにレバーを倒す?」
女「…えっと…そりゃまあ、猫のほうかな」
シュレーディンガー「間違いなく猫のほうだね、我々が観測しない限りは生死は半々だし」
女「誰だお前」
サンデル「そうかね? じゃあビデオを見てもらおうか」

 
1、2、1234
猫『help!』
ジョン『アイニー サムバーディ!』
女「おおぉぉぉぉぉい! 線路で何してんのーーっ!?」 ガビーン

猫『help!』
ポール『ノッジャスッ エニッバーディ!』
女「というか猫喋っとるやんーーーーっ!!」 ガビーン

猫『help!』
ジョージ『ユーノー アイニー サムアーン!』
女「というか何でthe beatlesなんだ…」 ガビーン

猫『heeeelp!』

女「…そんなにいうなら、まあ五人の従業員の方かな…」

サンデル「そうか。ならばその場合の映像を見よう」 ポチッ

 

男『ぶごおおおおおおおおおおおおおおおお』
the beatles『ぶごおおおおおおおおおおおおおおおお』
トム 『何やってんだマーーーーーーーイク!!!』

 

女「何やってんだthe beatlesーーーーーーーーっ!!!」 ガビーン
女「五人の従業員ってthe beatles + 男かよ!!
  というかマイクって誰だーーーーーーーっ!!」 ガビビーン

サンデル「ああ、michael jacksonのことか」

女「マイケルさーーーーーん!?」 ガビーン

http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/internet/14562/1335269772/
▼ページタイトル
安価で決めたテーマに合わせて短編ss書こうぜ - ss深夜vip

・死にたい、にて


1、2、1234
男『help!』
ジョン「アイニー サムバーディ!」(ああ、死にたいわー) チラッ
女「…えー…」 ガビーン

男『help!』
ポール「ノッジャスッ エニッバーディ!」(なんかすげー死にたいわー) チラッ
女「露骨すぎだろー…」 ガビーン

男『help!』
ジョージ「ユーノー アイニー サムアーン!」(つれーわー、実質4時間しか寝てないからつれーわー) チラッ
女「み、ミサワ…」 ガビーン

男『heeeelp!』 チラッチラッ
女「まずはそのチラ見やめろ!」

・ゴキブリにて

カサカサカサ…
ピトッ

1、2、1234
男『help!』
ジョン「アイニー サムバ-ディ!」
女「えぎゃああああああああああああああああ」

男『help!』
ポール「ノッジャスッ エニッバーディ!」
女「あぎょあああああああああああああああああ」

男『help!』
ジョージ「ユーノー アイニー サムアーン!」
女「いやあああああああああああああああああああ」

男『heeeelp!』
女「歌ってないで助けろやああああああああああああああああ!!!」

・プール後、更衣室、耳の水抜きにて

女「あー、変なところに水はいった…」 トントン
女友「the beatlesの出番ね」
女「まさか、あいつら何も出来ないでしょ」 ヌギッ

1、2、1234
ジョン『help!』
男「アイニー サムバーディ!」 ←ドアを思い切り開ける
女「きゃああああああああああああああ!///」 ガバッ
皆「キャーッ///」

男『help!』
ポール「ノッジャスッ エニッバーディ!」 ←変なところに水、と聞いてwktkしてただけに(´・ω・`)
女「ただのセクハラだーーーっ!!」 ガビーン

ジョージ『help!』
男「ユーノー アイニー サムアーン!」(なあに!君の二つある穴を乾かしたらいいんだろ?)
女「言い方が卑猥だーーーーっ!?」 ガビーン
女友「濡れてるんですね、わかります」
女「濡れてなーーーーい!!」

男『heeeelp!』 ←耳に息を吹き込む
女「ひゃああああっ!///」

http://www.youtube.com/watch?v=91ppfwu-rma
▼ページタイトル
youtube - carpenters - top of the world (live at the white house)

 

男「ふー」
女「はぅ…///」 ゾクゾク
男「よし、多分もう乾いたよな」
女「…お、お前…くっ…」


カレン「i'm on the」
女「『結構ドキドキした…』…はっ!」

carpenters『top of the world lookin' down on creation.』
女「『やばい、男を見てたら心臓がドキドキして止まらな』…じゃなくて! えっ? ええっ?」

carpenters『and the only explanation i can find...』
女「『な、なんで心の声が筒抜け…』じゃないじゃない!こんなこと思ってない!」
女友「wwwww」

carpenters『is the love that i've found ever since you've been around』
女「『もう一回されたらどうしよう…キャーッ』っんきゃああああああああ!///」
女友「これはひどいでござるwwwww」

carpenters『your love's put me at the top of the world』
女「『私男のことが』ぅああああああああああああああっ!! 違っ、違うの!!///」
the beatles ニヤニヤ
女「お前らぶっ殺す!!!」

?「おや、やっぱりお兄様に近づく泥棒猫がいたのですね」
男「!?」

妹「お忘れですか、お兄様?」

男「お、お前は…妹!!」

妹「ふふ、お兄様♪」
carpenters「フフフフフ...」

the beatles「オマエタチハ... carpenters ...」

女「え、え?」
男「どうしてだ? 我が家の家督はもう兄に決まったはずだぞ…?」

妹「兄? ああ、大兄様ならば、ついに吃音をひどくなさったそうなの」
男「!?」
妹「そう、今は第一継承権はお兄様、そう男様にあるの」
男「な…」
妹「勿論、私とてお兄様から無理やりに継承権を頂く真似はしたくありません」

女「ちょ、説明! なに、何なの、これ!」

女友「聞いたことがあるわ……その昔、男の一家は音楽一家だったと……
   中でも男は、かの三代目に勝るとも劣らない音楽家……そう、兄の後継ぎの座すら危ぶませるほどの、ね。
   でも彼は辞退した。だからこそ後継ぎ問題は沈静化した……。
   だというのに運命は皮肉ね、兄が吃音を悪化させてしまうとはね。
   吃音さえなければ男と兄とで前代未聞の天才兄弟だったのに……。まあいいわ。
   妹さん、事情がおありのようね。場所を変えましょう?」

女「お前何者だーーーーーっ!?」 ガビーン

男「女友、いいのか?」
女友「いいの、私が決めたことだもの」
the beatles「オンナトモ...」

女「だからお前ら何者だーーーーーっ!?」 ガビーン

妹「いやいやお待ち下さい私別にokだしてないんですけど」
女「ですよねー」
妹「それに女友さん何様ですかマジで」
女「女友マジで何者だーーーーーっ!?」 ガビーン

女「えーーっ!事情に詳しいからてっきり知り合いとかだと思ったのに、えーーっ!!」 ガビーン

妹「あの、さっきから女さんもうるさいんですけど」

女「あ、いや、ごめんなさい…」

妹「…まあ、いいでしょう。女友さんの言うとおり、場所を移しましょうか…」

 

屋上にて

妹「…ご存知のとおり、我が家は音楽一家にございます。
  その中でもずば抜けて優れていたのは大兄様とお兄様、次いで姉様、私、弟となるのでしょうか。
  しかしながら、我ながらで恐縮ながらも、後継者としての資質は存分にあるものと考えて頂きたく思います。
  つまり、大兄様の他にも4人、後継ぎがいるのです。
  我ら4人はことを穏便に済ませたい、ところですが」

男「…いや、資質なら姉さんや、若いお前ら双子の方が…」

妹「恐縮です。……話を戻します、我が家のバックについているスポンサーが不穏な動きを示しているのです」

女友「つまり、4つの派閥に別れて、スポンサー同士がいがみあっている、ということね」

女「…えー…女友めっちゃ詳しいやん…私めっちゃ蚊帳の外やん…」 ガビーン

妹「もしかしたらスポンサー側が暴走して、我ら4人に手をかけるかも知れません。
  事実、私の派閥についたスポンサーが姉様に刺客を向けたことがありました」

男「! 姉さんは無事か!?」

妹「無事でした。しかし、私と姉の仲は、以来よそよそしいものとなりました」

男「…」

妹「それもこれもスポンサーの暴走ゆえです、お兄様。
  私たちはこのスポンサーを押さえるために、ある企画を考えております。
  厳格な勝負の場を設けるのです。
  スポンサーも口出しできないように、公平な勝負の場を設けて、そこで後継者を決めるのです」

男「そうすれば、スポンサーからの干渉を防げると?」

妹「はい。その招待のために、こうして足を運んだ次第です」

男「…なるほど」
the beatles「…」

妹「でも、私もお兄様にただで継承権をゆずるつもりはなくてよ?」 ニヤリ
男「!」
妹「…私と婚約なさるなら、私、お兄様の味方に付くつもりですもの」
男「な、な…」

女「え、え、…」

男「…まさか」

妹「よろしくって? 姉様は弟と手を組みなさったの。
  手を組むこと自体は悪いことではございませんからね。
  私はともかく、戦いなれていないお兄様には辛うございますことよ?
  …それに、私も弟と手を組む相談を持ち掛けられているのです」

男「…。
  おそらくだが、弟の狙いは、継承権の独占だ」

女友「そうね。姉と妹と手を組み、尚且つ男を倒すことで、1番得するのは弟だけね。
   まず第一継承権の持ち主であり、才能では最も並外れる男を蹴落とせる。
   次に、姉と妹はお互いにぎくしゃくしているので、どちらも自然と弟のみにたよらざるを得ない。
   すなわち、弟が駆け引きで1番のアドバンテージを得る」

女「いや、マジで女友何者ディスカ…オンドゥルルラギッタンディスカ…」 ガビーン

リンゴ「スポンサーへの交渉も、彼が1番の力を有することになる。
   実のところ、スポンサーに認められることは継承権の有力候補になるも同じ」
ジョージ「妹が弟と手を組まない場合は、妹の立場や男の立場が危うくなる…。良い策だ」

女「the beatles 頭いいーーーーーーーっ!?」 ガビーン

ポール「それゆえに、妹、君はこのタイミングで手を組む事をもちかけた。弟君と渡り合うために」
ジョン「なるほど、このままの場合で1番困るのは妹君だからな」
カレン「邪推は止めてくださらない?」

女「あれ、私必要無くね?」

カレン「損得で考えましょう? どちらもお得なのは妹と男とが手を組むこと」
リチャード「さらにだよ、妹の条件でなら、継承権は優先的に男に移る。男が僅かに有利だ」

ポール「そうかね。男の方が妹より才能があるのだから、それは寧ろ当然だろう」
ジョージ「それどころか、男には姉達と手を組む選択肢もあるんだよ」

妹「あら、私にもその選択肢はありましてよ。さらに言えば、向こうのほうから持ち掛けられてきた話ですから、私が一つ返事をすればすぐに三対一ですわ」
リチャード「その点では男は本来不利なはずだ。我々は譲歩していると考えて欲しい」
カレン「さらに言うと、弟は男を倒したいから連合を組んでいるの。そんな人がどうして男と手を組むのかしら。
  組むはずがないわ」

リンゴ「ダウト。だからこそ僕らは「姉と」手を組む、と言ったんだ」
ポール「弟より才能がある男が、姉と手を組む場合、姉が切り離すのは弟か男かのどちらだと思う?」

妹「後から同盟に入ろうとする人間が信用されるとでも?」

女「無駄にハイレベルな交渉だーーーーー!」 ガビーン

男「…婚約という条件さえなければ飲もう」

妹「つまり、私にただ働きしろと?」
リチャード「せめてだよ、次期継承者になる権利を放棄するだけの魅力のある提案がないのかい?」
カレン「婚約の話は、その点では納得できる話なのよ? 次期継承者の婚約者ならば、それなりに納得のいくポジションだわ」

ジョン「いや、次期継承権は後に二人で争うとしてもいい」
ポール「それまでに、姉と弟を倒すために一時的な共闘を組みたいというだけだ」
男「次期継承権を放棄するだけの、とはいうけど、これならば放棄しなくてもいいだろ?」

妹「お忘れかしら。私は三体一の道を選ぶことが可能だということを」

リンゴ「三体一? その方法なら君も割を食うだろう」
ジョージ「不満ならこちらは姉と手を組む手段もある。僕らが譲歩する理由は無い」

妹「あら、確実性の話をしたほうがよさそうですわね。
  よろしくて? 貴方達の意見は全て可能性でしかございませんの。
  姉に信頼してもらえる可能性、姉と同盟を結託できる可能性、ついでに弟がその同盟から外れる可能性。
  その点、私の意見は確実。
  私が貴方の味方になるというなら、身を捧げる覚悟ですの」

男「…その話のどこが、確実なんだ。君が裏切らない保証でもあるのか?」

妹「…。
  私は、あなたを、お慕いしております」

the beatles「えんだあああああああああああああああああああ」
carpenters「いやああああああああああああああああああああ」
ボブディラン「あいるおーうぇいずらああああああびゅうううううううう」
マイケル「ふーーーうふうううおあああああああああああ」

女「雰囲気ぶち壊しだーーーーーーーーーーっ!!」 ガビーン
女「というかボブとマイケル何でいるんだーーーーっ!」

 

妹「な、なんなら衆人監視でもよろしくてよ…///」 スッ…
女「そしてこっちは何の話だーーーーーーーーーっ!」 ガビーン

女友「よ、喜んで…///」
女「何でお前がお受けしてんだよっ!!」 ガビーン

カレン「オニイサマ…///」
リチャード「カレン…///」
女「お前らも話をほうり出しっぱなしにするなーーー!」

 

男「皆、ふざけるのも、たいがいにしてくれ」 ギロリ
女(男なのに正論だ…)
女友(男なのに正論だ…)
the beatles(男なのに正論だ…)

妹「ちなみに私が処女なのは確実です…///」
the beatles「うひょー!」
ボブディラン「うひょー!」
マイケル「うひょー!」
男「うひょー!」

女「男ーーーーーーっ!?」 ガビビーン

女友「みんな、待って頂戴。
   そろそろ話を戻すわよ」
女「そうね、話が逸れすぎたからね」
女友「私は処女なの」
女「戻す場所そこかーーーーーーーい!!」 ガビビーン
女「というか戻ってねーーーーー!! 戻ったけど戻ってないから!! 堂々巡りなだけだから!」

男「すまん、話を戻すぞ。処女の継承権の話だったな」
女「微妙に戻ってないよ!」 ガビーン
女友「次の当主になる人間について、まあ私は処女だけど、誰が相応しいかの話よ」
女「処女アピール要らないから!」 ガビーン

男「妹の提案は確かに現実的で魅力的だ。だけれども、この案は飲めない」

妹「いまなら処女までお付けします」

男「…。
  この案は保留するにすぎない」

女「微妙に心が揺らいだ!?」 ガビーン

男「だが、しかしだ。
  俺は後継者には兄以外を考えることは出来ない。実力から考えても、兄は順当だ。
  だから、突然に後継者争いの話をされても上手く整理ができない。
  さらに言わせてもらうと、兄の吃音の悪化のタイミングが良すぎることが気になる。
  だから、どうしても他人の陰謀を疑わざるを得ない。
  同盟を組むのは慎重に検討させてもらう。
  妹の話もここでは即答しかねる」

妹「…なるほど。お兄様らしい意見です。
  わかりましたわ。もし何かあればご連絡くださりませ。
  私への連絡先はこちらにお願いします。くれぐれも通話記録にお気をつけくださいますよう」

女友「…」

carpenters「ジャ、マタ アオウ」
the beatles「…」

妹「行くわよ、carpenters」 スタスタ
carpenters「リョウカイ」 スタスタ

女「…」
男「…」

男「…そうか…」

女「…で、どうするの?」

男「…。正直、勝算がない。
  自分にはブランクがある。音楽から離れていた時期が長い。
  だから、毎日のように後継者になるために努力してきただろう妹や弟には、敵うとは思わない」

女「…でも」

男「まぁ、確かに毎日のように音楽に触れているけどさ。でもね、やっぱり足りないんだ。
  真剣味がたりないというか、その、音楽を遊びすぎというか、つまり、聴衆の心に訴えかけるような曲じゃないんだ」

女「…別に直さなくても…」

男「いや、まずはここを矯正しないとまずい。曲というものは、確かに演奏者も楽しむけども、まずやっぱり皆を聞き惚れこませてしまうようなものでなくちゃ」

女「…そっかなぁ…」

男「だからまずは、音楽の実力がある人に調整してもらわなくちゃ…」

女友「…ツテなら、あるわ」

男「本当か!」
女「女友すげえな!」

女友「ただし、気難しい人よ。それでもいいならね」

男「…いや、構わない。すごく助かる、ありがとう」

▼ページurl
http://www.youtube.com/watch?v=3a7chpy04s8
▼ページタイトル
youtube - satisfaction-rolling stones

・明くる日の事、ところ変わって電車にて

ol「はぁー…仕事疲れた…」
痴漢(お、今日はこの娘にするか…) さわっ
ol「!?」(や、何、お尻さわられた!?)
痴漢(うへへ) ニヤニヤ

弟「…」

ol(いや、やだ、誰か! 助けて!)

弟「…ふぅ」 スッ

 

弟「i can't get no!」
the rolling stones「satisfaction!」

ol、痴漢「!?」 ムラムラッ
ol(…えっ、私の股間濡れすぎ…///)
痴漢(…えっ、私の股間起ちすぎ…///) ボッキーン


弟「i can't get no!」
the rolling stones「satisfaction!」

ol(やだ、なんで私こんな事になってるの!///) ゾクゾクッ
痴漢(くっ、やばっ、てか勃起してから周囲の視線が…!) ボッキーン
ホモ「ウホッ」///
痴漢「えっ」

弟「'cause i try」 ゲイ「嬉しいこと言ってくれるじゃあないの!」///
弟「and i try」 マッチョ「あらあらウフフ」///
弟「and i try」 イケメン「へぇ、君可愛いね」///
弟「and i try!」 阿部「やらないか?」 ボ ッ キ ー ン
痴漢「」

弟「i can't get no!」
痴漢「いやちょ、皆さん待って! ちょま」

the rolling stone「i can't get no!」
痴漢「ア ッ ー !」

痴漢「」
ゲイ「ああんっ!この人のガズボズボ入ってるよぅ…」
マッチョ「ぬふっ! しゅごい! 妊娠確実!」
イケメン「くっ、中に出すぞっ!」

弟「…」

ol「あ、…あの…」/// モジモジ
弟「…?」
ol「あ、ありがと…ございます…」/// モジモジ
弟「…ども」

痴漢「死にたい…男で射精するとか死にたい…
   しかも脱童貞が男とか、人前で喘いでたとか、死にたい……」

ol「…」/// モジモジ
弟「言っとくけど、電車内でオナニーすんなよ?」
ol「えっ…あ、はい、…」/// プルプル

弟「…まあ、もしもどうしてもっていうなら…」
ol「な、なんです?」/// プルプル
弟「俺の指、使う?」ニヤニヤ
ol「え、あ、その、えーっと…」/// モジモジ

ol「…///」コクン
弟「マジかよ…」

・ホームにて

駅員「なんじゃあこりゃあ!」
痴漢「」

 

姉「…」
弟「よう、姉貴殿」

姉「…ニオイ」
弟「?」
姉「女のニオイ、誰?」

弟「ああ、こりゃあまあ、さっきね」
姉「…悪用はダメ」
弟「まさか。向こうのほうが頼んで来たんだし」
姉「…」
弟「しかもその人を助けるために仕方なかったんだっての」

姉「…」
弟「へぇ、満足いかねえって顔だな?」ニヤリ
姉「…」
弟「…はいはい、わかってますって」

妹「あら、よくまあその顔をさらし遊ばせるのね、愚弟」
弟「…よう、小姉貴殿や。お前の気の強い顔よかマシだろ」
妹「気位の高い顔と言いなさい」
弟「…はいよ」

姉「…どうだった」
弟「ま、…小姉貴のやっこさんがこっち来るってのはつまり」
妹「…」
弟「…そっちの同盟は破局ってやつだな」ニヤニヤ
妹「…」

弟「ま、恐らく小姉貴は何としても小兄貴殿を説得したかっただろうからな。
  どうせ『姉貴や弟とケンカしたから居場所がない』的な話をでっちあげたんだろうよ。
  あるいは『既に姉と弟は手を組んで小兄貴殿を潰そうとしている』とかさ」

妹「何処が違うのかしら」

弟「潰そうとはしてないっての。ただ保護するだけだよ、俺主導のもとにな」ニヤニヤ

妹「人はそれを纂奪というのよ」

弟「かまわねぇさ。纂奪してなにが悪い。
  寧ろ、スポンサーの暴走を押さえるために俺達が手を組むのは普通の話だ。
  それどころか、怪我人すらでかねない今の状況を乗り切るためにも、同盟は不可欠。
  ただし、後継者たる資格のない小兄貴殿には、この同盟を退いていただく」

妹「何故」

弟「ブランクが長すぎる。後継者としての音楽に、いったいどれだけ触れられたんだろうな、こいつはよ。
  多分今は、小兄貴には全盛期ほどの力はない。あったとしても、その時は実力で勝つのみだ」

妹「…」

弟「そしてそうなることで、俺が矢面に立つかわりに実権を得る。
  存外フェアな話さ。
  まず、勝負したとしてもだ、長い間後継者としての素養を培うことをしてこなかった小兄貴なんかに、負けるはずがない。
  そんな奴がすんなり後継者になることこそが、アンフェアだ」

妹「でも、事を荒げる必要はないでしょうに。
  もともと第二の後継者候補だったお兄様を立てたら如何?
  それなら話は早いでしょう。スポンサーもみんな納得されます」

弟「ナンセンス! 小姉貴殿や、機を逃しては生きてる意味はないぜ。
  死んでいるように生きるのは簡単だ。
  だが、まさに今を生きてるっていうような機会に恵まれるのは稀さ」

妹「死ぬように耐え忍ぶことも、もっと遥かに大切なのです。
  寧ろ私たちは人生において、泥を噛み締めるように苦しむほうが多いのですよ」

弟「まさか。泥を噛み締めるために俺は生まれたんじゃないぜ」

妹「今、後継者争いが起きて得するのは貴方だけですわ。
  私利私欲のために他人の不幸を招くのは如何なことかしら」

弟「大袈裟な。どうせ小兄貴も後継者になんぞなりたかないだろうさ。誰が損をするものか」

姉「…」

弟「…さっさと勝負内容を決めるぜ」

妹「…」

所かわって何処かにて

男「ぐっ…」
女友「脇が甘い!」 ビシッ
男「うっ」
女友「もっと踏み込んでこないか!」 バシッ

女「何の修行だーっ!」 ガビーン
女「というか女友が師匠なのかよーーっ! ツテがあるとか言ってたのにーーっ!」

ジョージ「シタール ムズカシイ…」
仮面「…」
ジョン「ア、ソウ ヒケバ イイノネ」

女「そしてその意味ありげな仮面は誰だーーっ!」 ガビーン
女友「私の師匠よ」
女「あ、はい、わかりました」

女「じゃなくて! 確か男は「自分の技術を磨きたい」って言ってたのに、このままじゃ男の技術は…」
女友「大丈夫、否応なしに上がるわ。
  ここ、ウィーアーザワールドにいたらね」
女「は、はあ…」

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