梓「美しき人間の日々」 律「そんなに美しいかなぁ…」 (164)

梓「あなたよ!すばらしいあなたよ!他に何を望むの!」ジャカジャカ!

律「…ああ、サンボマスターね」

梓「なんだと思ってたんですか」

律「これまでの人類の過ちを皮肉っているのかと」

梓「そいつは高尚ですね。そういうことにしてもいいです」

律「…」

梓「私、近代文学の評定A+でしたし」

律「憂ちゃんのおかげだろ…」

梓「ははっ」

律「なんでも乾いた笑いで済ませようとするのやめような」

梓「あはははははははあはははははははっははあははははは!!!」

律「狂ったように笑えってんじゃないんだよ!」


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梓「じゃあどうしろって」

律「私は中日ファンだ」

梓「…?」

梓「…」

梓「…」

梓「?」

律「だから中日ファンなんだよ私は」

梓「…」

梓「…!」

梓「ああ!『同志ロッテ』と『どうしろって』!」

梓「わかるか!!!!」スパーン!!

律「いってぇ!!!!」

とりとめのない会話集です。

ストーリーは特に考えてないです。
思いついたままに書きます。

とりとめはありませんが差し障りはあるかもしれません。

※2人とも大学生です。

『田井中と中野と秘密の部屋』

梓「ふー」ガチャ

律「よう穢れた血」

梓「だれがポッターか」

律「ナメクジ食らえ!」ピロロン

梓「…なんですかノリノリで」

律「オエエッ」ボタボタ

梓「ぎゃあああああああ!!!ナメクジ吐きやがった!大丈夫ですか!というかここ私の部屋!!!!」

律「なーんちゃってグミでしたー♪」

梓「前半の『ナメクジ吐きやがった!』は解決しましたけど部屋にゲロったことは何にも解決してませんからね」

律「まぁまぁ」

梓「片付けろよ」

律「まぁまぁ」

梓「おい」

律「ちぇっ、せっかく梓を驚かせようとしたのになー」フキフキ

梓「十分驚きましたよ。というかなんで私の部屋にいるんですか」

律「あ、そうそうナメクジは前座でさぁ」

梓「前座で汚される方の気持ちも考えてください…」

律「まぁまぁ」

梓「そのまぁまぁってやつ殺意しか出てこないのでやめてください」

律「はぁ」

梓「気のない返事もイラッとします」

律「まぁまぁ」

梓「ッああああああああああああああああああああああああああ!!!!」ガシガシ

~結局今日の晩飯一緒に食べようなんてクソどーでもいいことでした。一緒に食べました。~

『文学的茶番』

梓「カムパネルラ!」

律「ジョバンニ!」

梓「…なんかやる気でないです」

律「えー?じゃあ逆にする?」

梓「そですね」

律「カムパネルラ!」

梓「ジョバンニ、お父さんかららっこの上着がくるよ!」

律「バカにする奴の役かよ!カムパネルラやれよ!ばーかばーか!」

梓「だって死ぬじゃないですかカムパネルラ」

律「最後な!?なにそこまでやるつもりだったの!?」

梓「石炭袋に吸い込まれるように消えていくアドリブとか」

律「死にたいのか死にたくないのかどっちだよ…」

梓「そもそも銀河鉄道の夜なんて題材がやってられないんですよ」

律「ガキのころ擦り切れるくらい読んだだろ?」

梓「律先輩の実は文学少女だったんですアピールはもういいです」

律「梓は大学生になってからというものの口がますます悪くなる一方だなぁ」

梓「律先輩だけですよ」ポッ

律「嬉しくねぇ」

梓「だから誇りに思ってくださいよ」チッ

律「んな無茶苦茶な。さらっと舌打ちすんなよ」

梓「律先輩だけですよ」ポッ

律「もう黙れよ…」

『どうしようと勝手でしょうよ』

律「梓、いくら払ったらこのホコリ舐める?」

梓「5万で」

律「リアルすぎる…」

梓「アホなこと言う暇があったら掃除機かけてくださいよ」

律「いやここお前の部屋…」

梓「家政婦面して家事できますアピールしてもなんにも言わないであげますから」

律「もうすでに失礼だよ!」

梓「ぺちゃくちゃうるさいですね。やるんですかやらないんですか?」

律「やらないけど」

梓「でしょうね」

律「そんなことよりだいぶ前に貸したドラゴンボール返してよ」

梓「そこにありますけど、律先輩ほとんど私の部屋にいますしぶっちゃけ持ってく意味ないですよね」

律「たしかになぁ」

梓「でしょう」

律「でも部屋の端っこでホコリまみれだと気になるじゃん?」

梓「大丈夫ですよ」

律「なにが」

梓「孫悟空と愉快な仲間たちの大冒険は今や完璧にドアストッパーにジョブチェンジしましたから」

律「梓の変な図太さは相変わらずだな…」ハァ

梓「褒めてるんですか?」

律「呆れてるんだよ」

梓「でしょうね」

律「そこがいいところでもあり悪いところでもある」

梓「今度こそ褒めてますよね」

律「呆れてるんだ」

梓「でしょうね」

『安西先生「バスケしたいんでしょ?」』

律「…」ダムダムダム

律「…」シュシュシュッ

律「…」サッ

律「スリーポイントシュー!」ヒョイ

梓「ウラァ!なにやってんだオラァ!!」バーン!

律「あ、梓。スラダン読んだらバスケしたくなるじゃん」

梓「てめーはマヌケか!ここ私の部屋!2階!角部屋!」

律「角部屋は関係ないだろ」

梓「他2つは大いに関係してるんですよ!バスケしたいなら体育館でやれや!」

律「ケチくせーこと言うなよー」

梓「私フツーのことしか言ってなくないですか?律先輩がイカれてるんですよね?」

律「どうだろうな」

梓「クソ、手遅れか」

律「お詫びと言っちゃなんだが晩飯は作っといてやったぜ」

梓「ほう。モノを見てから今後の処遇を考えましょうか」

律「じゃーん!ロールキャベツです!」

梓「…すげぇ」

律「田井中家一子相伝のレシピだぞー」

梓「案外めんどうなのによく作りましたね」

律「だってバスケしたかったから…」

梓「動機さえなけりゃなぁ…」

『怪我の功名』

梓「…」スッ

梓「…」カチャ

律「…」スッ

律「…」カチャ

梓「…」スッ

梓「…!」グラッ

梓「!」ガシッ

ガシャーン!

律「はい梓の負けー!」

梓「くぅぅ…ジェンガめ…」

律「というかなんで最後押さえつけてなんとかしようとしたんだよ。無理だよそれは」

梓「負けたくなかったんでつい…」

律「まぁいいけどさ…ほい、罰ゲームボックス」トサッ

梓「なんだろうなー…」ガサゴソ

梓「これです!」ヒョイ

律「どれどれ…」

梓「『1人ラブライブ』…は?」

律「ラブライブのモノマネだなー」

梓「きっつ…」

律「はやくやれよー」

梓「…」ヴヴン

梓「あっずあっずにゃーん♪あなたのハートにあずあずにゃーん♪笑顔届ける中野あずにゃん!あずにゃんって覚えてラブあずっ♪」

律「…」

梓「…」

律「はいオッケーでーす」カチャ

梓「ちょっとなに撮ってるんですか!!!話が違う!!!」

律「あ、大丈夫大丈夫。放ティーとわかばのメンバーとさわちゃんに送っただけだから」ピロリン

梓「大惨事だ!!!!」

~誰もがいじりまくったせいで吹っ切れた中野がライブパフォーマンスでやるようになりました~

『受信料はしっかり払います』

梓「ハッチポッチステーション♪」

律「ハッチポッチステーション♪」

梓「ドラム担当♪田井中さん♪」

律「よっしゃあ!」

梓「せっかちトンカチ♪」

梓「結構遅刻もするけど♪」

梓「ホントはマジメな♪」

律「ちょっと待て」

梓「お人好し♪」

律「違ぇよ合いの手じゃねぇよ止まれよ!」

梓「なんですか。いいところだったのに」

律「私のパートほぼジャーニーくんだったんだけど!」

梓「似たようなモンじゃないですか」

律「誰がこぶ平か!」

梓「違いますよ今は正蔵です」

律「どうでもいいわ!」

梓「文句が多いですねジャーニー先輩」

律「律だ!田井中律!」

梓「おっとうっかり」

律「ったく…」

梓「…あ」

律「ん?」

梓「そういえばムギ先輩にケーキ貰ったんでした」

律「おっマジで?」

梓「はい。冷蔵庫に2人分あるんで持って来て下さい」

律「ケーキ♪ケーキ♪」カチャカチャ

梓(チョロすぎやしませんか律先輩…)

律「どうした、梓?食わないのか?」モグモグ

梓「いえ…食べます…」

律「?」

『15のワタシとアニメと現実』

律「はいけ~この手紙~」ガチャ

梓「ちっす」

律「うわぁ!?なんで私の部屋に!」

梓「いつも勝手に上がりこむ人の台詞ですか…」

律「なにしてんの?」

梓「お酒貰いに」

律「あー…」

梓「一緒に飲みません?」カシュ

律「まぁ待て待て、軽くつまみでも作ってやるから」

梓「はーい」グビグビ

律「行動と発言が合ってねぇよ!」

梓「ただでさえ律先輩待ってたんですからちょっとくらいいいじゃないですか」

律「…梓酒代は?」

梓「あ、私も買ってきたんでチャラで」

律「…」ガパッ

律「全部ハイボールじゃねぇか!ビールとチューハイは!?」

梓「ビールはここに」サッ

律「私のビール…」

梓「ほら、飲みましょうよ!1人だと味気ないです」

律「だからなんか作るから待ってろって!」

――――――――――

梓「だからあのバンドのベースは…で…ドラムが…なのでボーカルも…」ペラペラ

律「…」

律(梓は酔うとまともになるというかなんというか…)

梓「だいたい律先輩はいつもだらだらしすぎです!お金払えばうちの食材漁ってもいいと思ってますよね!?」プンプン

律(…)

律(…アニメ版っぽくなる)

梓「聞いてますか!?高校生のころから適当なんですから…」

律「聞いてる聞いてる」グビ

梓「あ、律先輩もうお酒ないですね。取ってきます」スタスタ

律「おう…」

律(いつもこうなら…)

律(…)

律(ちょっと気持ち悪いな…)

梓「? どうかしましたか?」

律「いや、なんでもない」

梓「はぁ」

律「いつもの梓がいいよな」ナデナデ

梓「なんですか気持ち悪い」シッシッ

律「…」

『料理は化学と言いますし』

律「おーっす!」ガチャ

梓「ふんふんふーん」ギュムギュム

律「なにそれ」

梓「うどんです。料理練習しようと思いまして」

律「梓の努力する方向は毎回おかしいよな…」

梓「今ラーメンとから揚げしか出来ないんですよ?これは問題です」

律「だからってなぜうどんに」

梓「うどん美味しいじゃないですか」

律「そんなこと言ったらカレーも親子丼もパスタも美味いだろ」

梓「身も蓋もないこと言わないで下さい」

律「え?私がおかしいの?」

梓「できても分けてあげませんよ」

律「はぁ…」

梓「よーしこれで…」

―――――――――――――――――
―――――――――――――
―――――――――

梓「できましたよー」コト

律「…なに?これ、うどん?」

梓「どう見たらそうなるんですか。ピザです」

律「だよなぁ…?」

梓「冷めないうちに食べましょう」

律「…ああ」

梓「いただきまーす」ハムッ

律「いただきます…」パク

律「!?」

梓「!?」

律「なんでこのピザ、うどんの味が!?」

梓「またわけのわからないものが出来てしまった…」

律「またって…」

梓「前回はカレーを作ろうとして出来た煮物が肉じゃがの味がしたんで、これでも進化してるんですけどね」

律「完全にルーじゃなくて出汁と醤油入れただけじゃん…あと進化の方向もおかしいわい…」

律「しかしこれは慣れると案外イケる」モグモグ

梓「はい」モグモグ

『最近の若いモンはというヤツ』

律「太宰治」

梓「?」

律「芥川賞をくださいと選考委員に手紙を送る」

梓「…」

律「その80年後に太宰のファンのお笑い芸人が芥川賞をとる」

律「すごくね?」

梓「はぁ」

律「そういう小説書いたら売れるかな」

梓「事実は小説よりも奇なりと言いますから」

律「いやーそれにしてもホントにすげーよな○吉」

梓「伏せる意味はわからないですけどすごいですね」

律「なー!私も小説書こうかなぁ」

梓「なんて残念な思考回路…」

律「まぁオリコンを蹂躙した私たちならなんだってできるさ」

梓「そういうこと言うのやめろって言う側じゃありませんでしたっけ律先輩」

律「最近厳しいの流行らないらしいからさー」

梓「私は大丈夫なんで」

律「ならまずそのクソ生意気な減らず口から矯正しないとなぁ」

梓「わーい優しい律先輩大好き!」

律「はぁ…」

律「まぁ今更急に厳しくってのもできないんだけどな」

梓「チッなんだびびらせないでくださいよ」

律「もう長い付き合いだし大体許せるけど舌打ちだけは気になる」

梓「じゃあこれから舌打ちは投げキッスに変換していきます」

律「こえーよバカタレ。というか梓レズ疑惑はまだ晴れてないからな!そういう意味ありげなことするんじゃない!」

梓「何度言わせるんですか。私は普通です」

律「毎回言ってるけどその普通ってのが怖いんだよ」

梓「…」チュッ!

律「投げキッスやめい」

梓「チッ」

律「舌打ちやめい」

梓「…」バチン!

律「まぁウインクなら…」

――――――――――――

律「ムギに関係を疑われてる…」

梓「でしょうね」バチン

律「もう舌打ちでいいよ…」

『カップルって…』

梓「…」シャカシャカ

律「おーっす」ガチャ

梓「…」シャカシャカ

律「梓?」

梓「…」シャカシャカ

律「…音楽聞いてるのか」

律「ふーむ…」

梓「…」シャカシャカ

律「…」スタスタ

律「…」ガパ

律「…」ヒョイヒョイ

梓「…」シャカシャカ

律「…」バタム

律「~♪」ジュウジュウ

梓「…?」クルッ

律「~♪」ジュー

梓「ぎゃー!何やってるんですか!」バッ

律「ああ、梓。食う?納豆キムチチャーハン」

梓「私の明日の朝ごはんが…」

律「いらないのか?」ジュー

梓「…食べますけど」

律「ほい」コトッ

梓「…」

律「これ私の」コトッ

梓「…」

律「…どうした梓」

梓「なんか私が毎回レズなんじゃないかとか言われるのおかしい気がしてきました」

律「は?」

梓「律先輩こそ生活力で私を篭絡する気じゃないですよね…」

律「なにをわけのわからんことを」

梓「…いただきます」モグモグ

律「いただきまーす」モグモグ

梓「美味ぇ…」

律「そりゃよかった」

梓「で、代わりになるものは」

律「ああ、はい」ゴソッ

梓「バナナて」

律「朝ごはんっぽいだろ?梓バナナ好きだし」

梓「朝はお米派なんですが…」

律「文句が多いぞ」

梓「そもそも代替品寄越せば冷蔵庫の中身好きにしていいルールやめましょうよ。私損しかしてないですし」

律「普段食べない野菜の供給は誰がやってると思ってるんだ」

梓「NO THANK YOU。必要ないです」

律「なぜ英語で…」

梓「あとキムチは野菜です」ムグムグ

律「お前の冷蔵庫ごはんのお供多すぎるんだよ」モグモグ

梓「白米は世界を救いますからね」

律「料理できないだけじゃねぇか」

梓「そうとも言う」モグモグ

律「彼氏とかできたとき困るぞぉ」ニヤニヤ

梓「か、彼氏なんて!できませんよ!まだ私には早いです!」ハワワ

律「イマイチ」モグモグ

梓「彼氏なんてぇ~…もう!りっちゃん、そういうデリケートなこと言っちゃダ・メ♪」

律「声色を唯に似せるのやめなさい」

梓「ああ、もう彼氏なんて死ぬほどいますから。むしろ彼氏に料理させますよ」フゥ…

律「いい女風のため息が納豆キムチ臭いぞ」

梓「ガハハ!俺様ほどの美女、引っ張りだこで身体がもたんわ!」ハッハッハ!

律「誰だよ…」

梓「突っ込み多いですよ!律先輩お手本見せてください!」

律「…」

律「梓ちゃんには黙ってたけどぉ…律、かれぴっぴもういるんだぁ♪ごめんね♪」キャルン

梓「あ、このチャーハン豚肉入れましたね。そろそろ危なかったんでありがたいです」

律「うん…予想はしてた…」

梓「?」モグモグ

『始めてはみたものの大学生って難しい』

律「ふんふんふーん」ジュウウ

梓「…からあげですか」

律「おう!懐かしの味だろ?」

梓「作ってくださるのはありがたいんですが、私の部屋で作って油放置するのやめてくださいよ」

律「えー?だって処理が面倒だろ」

梓「誰が処理すると思ってるんですかこのマヌケ」

律「梓」

梓「嫌味ですよ」

律「知ってる」

梓「はぁ…」

律「まーまー!普段もも肉なんて食べないだろ?」ジュー

梓「高いですからね」

律「肉代出してるからチャラで」

梓「…いいですけど」

律「そろそろできるぞー」ジュウウウ

梓「はーい」

律「よっと」ドサドサ

梓「ごはんごはん…」パカッ

律「ふぅ」コト

梓「いただきます」パン

律「いただきまーす」パン

梓「…」モグモグ

律「お、いい味にできた」モグモグ

梓(からあげ揚げてただけでネタになってた頃が懐かしい…)モグモグ

律「…どうした?美味しくないか?」

梓「…いえ、美味しいです」

律「ならなんでそんな浮かない表情なんだよ」

梓「もう大人なんだなって」フフッ

律「はぁ…?」

梓「律先輩には難しいかもしれませんね」

律「ぁあ?」

『謎の誕生日プレゼント活用法』

梓「今日は隣も下も下の隣も出かけてていません」

律「なるほど。周りの部屋は誰もいないと」

梓「なんでも弾いて差し上げましょう」ジャラーン

律「今更改めて梓のギター聞いてもなぁ」

梓「あ、タンバリンならあるんで使ってください」スッ

律「なんであるんだよ…」

梓「唯先輩に貰いました」

律「お前それなんでも納得できる魔法の言葉だから乱用するなよ?」

梓「はぁ。で、なにやります?」

律「私マジでタンバリン?ドラムなめてる?」

梓「なめてませんって。どちらかというと律先輩をなめてます」

律「…まぁいいや。久しぶりにふわふわやってみるか」

梓「そういやあれまだ先輩方ライブでやりますよね」

律「ああ。澪と唯の超お気に入りだから」

梓「ああ…」

律「で、ふわふわでいいの?」

梓「…」ジャカジャカッジャンジャンジャカジャンジャカジャン

律「おっ」

梓「…」ジャカジャカジャンジャンジャカジャンジャカジャン

律「…」シャンシャンシャンシャン

律「…!…!」タタンタンタンシャンタンタン

梓「律先輩ふざけるならやめますよ」

律「むしろタンバリンでどうやってマジメにやんだよ…」

『わかばと放課後の事情』

律「澪から梓にって」ホイ

梓「なんで直接来てくれないんでしょう」ヒョイ

律「たまたまだろ」

梓「うーん」

律「唯は結構来るんだろ?」

梓「謎を置いて去りますね」

律「タンバリン以外にもなにか?」

梓「うまい棒が50本と手持ちの小型扇風機が3本と雲形定規と虫取り網が」

律「どうすんだよそれ…」

梓「うまい棒は100本くらい食べましたからね。気合で」

律「あいつ成長してないな…」

梓「あとムギ先輩もたまに来て紅茶淹れてくれます」

律「良いなぁ」

梓「ただし保管してあるペットボトルのお茶系飲料は壊滅します」

律「良くないなぁ」

梓「憂と純も来ますよ」

律「そりゃバンドメンバーだもんな」

梓「憂は掃除と洗濯と洗い物やってくれます」

律「おい」

梓「純はうまい棒食べてくれます」

律「うーん…」

梓「あと菫と直も」

律「ほう」

梓「新曲の打ち合わせとかでしか来ないんで滅多に来ませんけど」

律「ちゃんとバンドやってるんだな」

梓「そりゃそうですよ。で、律先輩は誰か部屋に遊びにきたりします?」

律「私基本的にここにいるからな~…」

律「あ、この前ムギと唯が来てさ」

梓「その組み合わせは嫌な予感しかしないです」

律「深夜2時に」

梓「あっ…」

律「めん棒を床いっぱいにばら撒いて帰った」

梓「もうドラッグとかやってますよね彼女ら」

律「疑いたくもなるよな…」

梓「で、そのめん棒は」

律「帰りたくない」

梓「そのままかよ…」

律「そんなことより、澪からはなんだったんだ?」

梓「ああ、ポエムでした」

律「…」

梓「書いてみたらわかばガールズっぽかったから新曲に使ってみてくれって」

律「なんだかんだアイツが一番困らない?」

梓「マジリスペクトしてるんでノーコメです」

律「甘やかしてもろくな事ないぞ…」

梓「ノーコメです」

律「そうか…」

『嗚呼素晴らしき自由よ』

律「大学生~」

梓「は?」

律「ど暇だな~」

梓「講義は」

律「澪に出席頼んでまーす」

梓「クズですねぇ」

律「おめーこそ講義は」

梓「憂に出席頼んでるんで」

律「…」

梓「はいはい言いたいことあるなら書簡での受付のみですよ」

律「ダメ人間」

梓「あぁー規則を破りましたね」

律「なんのこっちゃ」

律「にしてもせっかく休みの日なんだから何かしようか」

梓「昼寝ですね」

律「活動的じゃねぇなぁ」

梓「あ、あれありますよ」

律「なになに?」

梓「メンコ」

律「女子大生が講義サボってメンコて…」

―――――――

律「うわー!なんでそんなに強いんだよ梓!」

梓「妥協しない性格なんで!」バチン!

律「くそっ!くらえ!」パチン!

梓「やりますねぇ!」

律「はっはっは!」

~3日間ハマりました~

『第二世代』

律「ガッチャ!いいデュエルだったぜ!」

梓「とうとうイカれましたか律先輩」

律「バカ野郎!これはいわば同業他社というかライバルというか、そういう奴の台詞で…」

梓「へぇ?バンドとかシンガーソングライターとかですか?」

律「これを見ればわかる」ポム

梓「…無地のDVD」

律「安心しろ、決して法的に危ないとかではないから」

梓「はぁ…じゃあ見てみましょうか」ウィーン

律「あ!だめだめ!一人で見ろ一人で!」

梓「?」

律「私はもう一度見ると興奮のあまり何をしだすかわからないからな…」

梓「そんなにすごいんですか…」ゴクリ

律「ああ…また明日、感想を聞かせてくれよ」

梓「は、はい」

――――――――――

梓「なんだかああいうのも久しぶりです」

律「ああいうのって?」

梓「散々ドキドキして見てみたらアニメでした」

律「あー…」

梓「しかもそういう系ならまだしもまさかのカードゲーム」

律「いいデュエルだっただろ?」

梓「続き貸してください」

律「ガッチャ!」グッ

『言われなきヨッパライ賛歌』

律「たっだいまぁ~あーずさー!!!」

梓「…」ガバッ

梓「…」グシグシ

梓「…律先輩?今何時だと…」ファアア

律「なーんだよーん愛しのりっちゃん先輩が来てやったぞーっ!」ウリウリ

梓「うぜぇし酒臭いですね…どんだけ飲んだんですか」チッ

律「そんなぁ…素面ですぞっ!」バチン!

梓「ですぞて…とりあえず泊めてあげますから、お風呂入ります?」

律「シャワー浴びりゅー♪のぞいちゃダメよぉ!」ウフン

梓「めんどすぎる…はよいけ!」ゲシッ

律「てっ!はぁ~い!」ケラケラ

梓「さて…こういうときに何故か律先輩が持ち込んだ客用の布団が…」ゴソゴソ

律「つめてー!!!なんだこれ!!!クソッ!なめやがって!クソッ!!」ガンガン

梓「…なにか壊してる…!」ダッ

梓「うおらあああああああ!!なにやっとるんじゃワレ!!!!」バァン!

律「ぎゃー!!!なに急に入ってくるんだよ梓!!!」

梓「シャンプーボトル割ってんじゃねぇよ!!何考えてんだクソデコ!かつらむき!!」

律「なんだよかつらむきって!!このシャワー水しか出ないんだけど!!!」

梓「温度調節くらいしろ酔っ払い!!!」

律「っ…あー…これそのタイプね…ハイハイ…」

梓「この…!」

梓「…もういいです…布団敷いといたんで勝手に寝てください…」

律「おぉ~…」ジャー

梓「ちょまっ」ビチャァ

律「~♪」ジャー

梓「…」ビッチョリ

律「…?」

律「あれ、なにしてんの梓。着衣水泳?」

梓「…」ワナワナ

律「梓?」

梓「くぉらぁぁあぁぁぁぁああぁぁぁあぁぁぁあ!!!!」


~翌日大家さんにシバかれました。クソデコはシャンプーを弁償と3食3日分で許しました。~

意外と読んでくださってる方がいらっしゃってありがたいです。

前作から読んでくださってる方もいらっしゃって嬉しいです。

ミチミチネタをひねり出してがんばります。スローペースですけど

『わかばイズム』

律「新曲?」

梓「はい。若者の無謀さや未来を歌ったロックです」

律「…わかばガールズってそんな方向性なの?」

梓「作詞作曲係の直が提案してきました」

律「なんかあったんじゃないの…」

梓「曰く『私は思いっきりロックンロールを楽しみたいんです』だそうで」

律「あー…あるあるそういう時期」

梓「菫と憂がノリノリだったんで止める人もおらず…」

律「なるほどな」

梓「まぁ私としても拒否する理由もないんで」

律「なるほどなぁ」

梓「じゃあ今度のライブ、見に来てくださいね」

律「おう!楽しみにしとくよん」

――――――――

律「…」

梓「どうでしたか?」

律「新曲じゃなかったね」

梓「まぁ」

律「つーかただのブルーハーツのコピーやっただけじゃねーか!」

梓「後で聞いたら直がちょっとサボりたかっただけだそうです」

律「んな無茶苦茶な」

梓「でもパフォーマンスは本物でしたよね」

律「急に作詞作曲しかしないメンバーが出てきてシャウトするのが?」

梓「警備員に連行されそうになるまでがワンセットです。リハもしました」

律「リハでも連れ去られたのか」

梓「モブとそれ以外の差なんてたかが警備員にはわからないんですよ」

律「その発言はかなり鋭い諸刃の刃だからやめとけ」

梓「仲間すら切りつけるのがロックンロールですよ」

律「そんなこと教えてないけどなぁ」

梓「1を聞いて10を知る。私天才なんで」

律「それでいいやもう…」

『実はなんだっていい説』

律「シャルウィーダンス?」クルッ

梓「ノー」

律「なんだよつれないな」

梓「2階ですし、読書中ですし」

律「あー?」ドタドタ

梓「その出来損ないのアヒルみたいなステップを今すぐやめてください」

律「白鳥なのに…」

梓「もし仮に律先輩が完璧に白鳥のような舞を見せたとしても私はキレますけどね」

律「おいおいもしかしてフラミンゴからのクジャクを期待してるのか?いくらなんでも無茶がすぎるぜ」ヤレヤレ

梓「その例えが何を指しているのやらさっぱりなのは私の無知ゆえか律先輩の気狂いゆえか」

律「誰がキチガイか!しかし私のダンス欲は抑えられない」

梓「だからって許可するわけないでしょう。外の公園でやってくださいよ」

律「答えはノーだ!なぜなら人の目にさらされるのが恥ずかしいから」

梓「何を今更」

律「そこで折衷案」

梓「?」

――――――――

律「…」ググッ

律「…」バッ!バッ!

梓「…」ペラ

律「…」ギューッ

律「…!」シュシュシュ!

梓「…」ペラ…

律「…!」グァッ!グァッ!

梓「…」

律「…」グググッ

梓(…視界の端でソーラン節はうざいなぁ)

『両良心の呵責』

律「パソコン買ったんだよ」ドサッ

梓「…むしろ今まで持ってなかったんですか」

律「だって梓の部屋にあるじゃん」

梓「まぁ…」

律「いいかげん自分のないとさー…ほら、卒論とか」

梓「あと1年もあるのにあの律先輩が余裕を持って行動するなんて!」アワワ

律「タテマエでんがな」

梓「でしょうね。で、何のために買ったんです?」

律「心が痛んだから」

梓「は?」

律「…怒らない?」

梓「なにがですか」

律「デスクトップ、大学フォルダ、レポートフォルダ、その他、mp4…」

梓「なっ!あああああああああああああ!!!!」

律「豊胸体操第1~第3…」

梓「なぜ見たんです!あんなの見ようと思わないと見れないでしょ!!!」

律「だって近代文学のレポート写していいって言うから探してたんだもん」

梓「一般教養フォルダにあるでしょうが!!!!クソが!!!!」

律「知らねーよそんなのー」

梓「ぐがあああああああああああ!!!!」

律「まぁまぁ下から手のひらで包み込み優しく回し揉むことよりもキツい現実があるじゃんあのフォルダ」

梓「第2の最後のヤツ!!!!!あああああああ!!!」

律「…澪の大量の隠し撮りはどうなんだ」

梓「ああ。あれは問題ないです」ケロッ

律「いやダメだろ…」

梓「合意の上なんで」

律「合意の上で盗撮?カメラ目線1個もなかったけど?」

梓「澪先輩が『人間、いつどこでどう見られても恥ずかしくないように生きないとな!』って言ってたんでこれは撮っていいんだなって…」

律「いやダメだろ…」

梓「ええ?世間の許されライン厳しいですね…」

律「…」

梓「うーん…テヘペロ!許してにゃん♪」クイッ

律「いやダメだろ…」

梓「生き辛い世の中だなぁ」

律「お前みたいな変質者が生き辛いなら正解なんだろうな」

梓「…許してにゃん♪」クイッ

律「だからダメだって」

『飛びつき腕十字後頭部強打バージョン』

律「手裏剣しゅっしゅっしゅっしゅしゅ!忍者あか~か~げ~」ビシュビシュ

梓「…あれ、鍵開いてる。律先輩来て…ぎゃー!!!なにやってるんです!」

律「手裏剣代わりに唯が置いてった大量の年賀はがき投げてる」シュシュシュ

律「つーかお前なー、ワンパターンすぎるんだよ。私の奇行をみて叫ぶしかないのか?」

梓「奇行って認識があるならこの惨状も回避できたでしょうよ」

律「とりあえずやり直しな。テイク2!」パン!

―――――――
律「手裏剣しゅっしゅっしゅっしゅしゅ!忍者あか~か~げ~」ビシュビシュ

梓「…」ガチャ

律「ふんふーん!」シュシュシュ

梓「ラララララララララララララララィ!」バッ

律「へぶっ!?」ガシ

梓「ボンバー!!!!」グルンズダァン!!!!

律「あばっ!」ガツン

梓「ふぅ…」

律「…」シュゥゥ

梓「静かになったし、憂でも呼んで片付けてもらおう」ピピピ

~梓の部屋でなぜか憂ちゃんの手料理をご馳走になったけど、記憶が飛んでて昼何をしていたのか覚えていません~

『炭酸は最高ですしおすし』

律「のど渇いたー」ガパ

梓「あ、ちょうどいいです。手前に置いてあるやつ飲んじゃってくださいよ」

律「手前?…なんだこれ」ヒョイ

律「…メッコール?」

梓「唯先輩が置いていきまして」

律「美味いのこれ」

梓「私はクソ不味いと思いました」

律「…」スッ

梓「他にもありますよ」

律「…」ヒョイヒョイ

律「ルートビア…ドクターペッパー…エスプレッソーダ…」

梓「好きなのどうぞ」

律「ほとんど知らないんだけど、好きなのとか言われても…」

梓「ペプシのシソときゅうりは頑張って飲みましたよこれでも」

律「なんでそんなもん唯は持ってきたんだ?」

梓「さぁ。唯先輩の行動で理解できたことがありますか?」

律「ない」

梓「そういうことですよ」

律「唯なら仕方ないか…」プシュッ

梓「おっ」

律「…」ゴクゴク

梓「…」

律「…」

律「…」

律「湿布の味がする…」

梓「そんなのばっかです」

律「待てよ、ということは怪我したらこいつをぶっかければ…」

梓「やってもいいですけど私以外の人にお願いしますね」

――――――

律「澪にクッソ怒られた…」

梓「わかりきった結末を…」

律「おかしーし…」

梓「おかしくねーですし」

律「あ、今日回転寿司行かない?」ピーン

梓「いいですけど…」

律「びっくらぽんびっくらぽん」

梓「この辺スシローしかないですよ…」

律「!?」

梓「そんなにですか」

律「いや特には」

梓「ですよね」

『みんな大好きけいおんぶ』

律「おい梓!」

梓「はい?」

律「今、ディ○ニーチャンネルでけいおん!!が再放送だぞ!」

梓「ああ、ラブライブが終わったからそこの枠に」

律「前もやってたしな。さ、早く加入するんだスターキャッツあずにゃん」

梓「加入してもいいですけど金払えよ?」

律「我々の輝かしい高校生活を拝むのにはいくらかかるんだろうな」

梓「というか私たちからしたらホームビデオを有料で見るようなモンですよね」

律「だなー…よし、やっぱやめよ。わかばと放ティーで飲み会でもやろうぜ!」

梓「さわ子先生も呼びましょう」

律「いいなー!和も呼ぶか!」

梓「結構な大所帯になりますねー」

律「まぁ持ち寄りで唯の実家でも行こう」

梓「前それやって憂がぶち切れたじゃないですか…」

律「あれはお前と鈴木さんと奥田ちゃんが『サンバ!サンバ!』とか叫びながら踊って手に持った日本酒ぶちまけたからだろ!」

梓「いやどう考えても律先輩とムギ先輩と唯先輩がトイレでおしくらまんじゅうしてドアぶっ壊したからに決まってます!」

律「なんだとぉ!?」

梓「なら今度憂に聞いてはっきりさせましょうか!」

律「いいぜ受けて立つ!」

梓「負けた方が次の飲み会の幹事にしましょう!」

律「やってやろうじゃん!」

――――――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――――――

―――――――――――――――

―――――――

律「…」プルルルル…

律「…和?久しぶりだなー!突然だけど今度みんなで飲まない?」

梓「…」プルルルル…ガチャ

梓「さわ子先生、ご無沙汰です。飲み会やるんで来ませんか?…はい、平沢家で。はい…」

『ストーリーテラー中野』

律「アスファールトータイヤを切りつけーなーがらー」ガチャ

梓「…」ガツガツ

律「暗闇ー走り抜けるー」パチッ

梓「…」ガツガツ

律「うわっ!?梓!?なんで電気もつけずに…」

梓「あ、おかえりです律先輩」

律「私の部屋にいるなんて珍しいな。なにやってたんだ」

梓「冷凍庫にあったハーゲンダッツ食べてただけですけど?」

律「あっ!やりやがったな中野!」

梓「ストロベリーもいいですけどクッキーアンドクリームも捨て難いですよね」ペロリ

律「二つとも食べ切りやがったのか!なんてことを!」

梓「まぁまぁ代わりと言っては何ですがこれを」スッ

律「…?なんだこれ」

梓「開けてみてください」

律「…」ビリビリ

律「…また箱なんだけど」

梓「…」

律「結局なんだよこれ」

梓「指輪です」

律「ああ…指輪?なんで」

梓「愛の形ですよ」

律「え…」

梓「好きです。律先輩」

律「あ、あはは…私も梓のことは好きだぞー…」

梓「…そういう好きじゃないんです。わかって、ますよね」

律「ッ…」ドクン

梓「もう、押さえられないんです。…今の関係が壊れるかもとか、そんなことを考える余裕もないんです」

律「…」

梓「…好きです。愛してます」

律「梓…」

梓「…気持ち悪いですよね、すみません急に」

律「…」

梓「…っ」

梓「私、帰りますッ…さよなら、律先輩…!」ダッ

律「待て」ガシッ

梓「…離して下さい。じゃないと私…私…」

律「…」

梓「うっ…」ポロポロ

律「…」グイッ

梓「へっ…?」

律「…」ジッ

梓「…ち、近いですよ…やめてください、やめて…」ポロポロ

律「…」ギュ

梓「…!」

律「…」チュ

梓「…!!!」チュ

律「…」チュー…

梓「…!…!」チュゥゥゥゥゥ

律「…」プハッ

梓「!」プハッ

梓「り、律先…輩…?」ハァ…ハァ…

律「い、今のが答えだ!」プイッ

梓「…」

梓「…」

梓「ヒッグ…うぇぇ…」ボロボロ

律「なっ、なんで泣くんだよ!」

梓「だって、うれしくて、なみだ、とまらなくて…」グスッ

律「…」ナデナデ

梓「ふぁ」ビクッ

律「…私もさ」

梓「…?」

律「私も梓のこと、す

――――――――

律「ストップ」

梓「なっ」

律「長ぇよ!恥ずかしいし!」

梓「後ちょっとだったのに…いかがでした?今回のは」

律「と言われても…駄作」

梓「ひどい!前回は淡い恋心だったのに対して今回は告白編ですよ!」

律「前回って、もう何年前だよ…つーかなに?梓はやっぱりレズなの?」

梓「これで律先輩と出会ってから同じ質問をかれこれ200回はされましたけど答えは変わりません。普通です」

律「数えてるのか!?」

梓「いえ。たぶんもっとされてますし」

律「だって答えが曖昧なんだもの…」

梓「私はっきり断言するの嫌いなんですよね。責任が発生しますし」

律「政治家かよ…」

梓「これは大切なことなんですよ」

律「そうかなぁ…」

『時をかける系』

律「お前…タイムリープしてね?」

梓「とべよおおおおおおおおおお!!!!」

律「違ぇよバカなんでクロスオーバーしてんだよ」

梓「何かがおかしい。そう気付き始めたのは、お盆を過ぎた夏の盛りのことだった」

律「だから先輩のネタはダメだってもうかれこれ3年は言ってるだろうが」

梓「僕と契約して魔法少女になってよ!」

律「そいつは黒幕じゃねぇか」

梓「文句ばっかりですね律先輩は」ヤレヤレ

律「私はただ時かけとかサマーウォーズの話がしたいだけだったんだけど…」

梓「それならそうと言ってくださいよ」

律「えっこれ私が悪いのか?」

梓「そらそうでしょう」

律「ひどい」

梓「ちなみに私はウォーゲーム派です」

律「でもあれデジモン見てないと楽しくな」

梓「黙れ非国民」

律「デジモン見てなかっただけで!?」

梓「アグモン進化ァァァアァアアァァァァァ!!」

梓「テントモン!」バーン

律「お前も見てねぇんじゃねぇか!」

梓「だって私ポケモン派ですし」

律「久しぶりに今日は疲れるなお前」

梓「えへへ」テレテレ

律「褒めてない」

梓「げへへ」モヌンモヌン

律「モヌンモヌンって何の音だよ」

梓「グミ食べてます」モヌモヌ

律「なぜこのタイミングで!?」

梓「お、ナイス突っ込み。グミ3つあげます」ポイポイポーイ

律「…」ボトボトボト

梓「あーもう上手く受けてくださいよ~床に落ちちゃって…」

律「何かがおかしい…」

梓「とべよおおおおおおおおおお!!!!」

律「はっ!もしかしてお前、タイムリープしてね?」

梓「してるわけないでしょ。今日晩御飯当番律先輩なので早く作ってください」

律「当番なんて始めて聞いたぞ」

梓「え!?もしかしてこの世界は別の…」

律「わかった。私が悪かった。飯作ってやるからちょっと黙っててくれ」

梓「Yeah」

律「なんなんだ…」

『憂「仕方ないなぁ梓ちゃんは~」』

律「じょうぉねっつぅのぉ~かぬぁ~たからしぃんきぃ~ろぅぉ~」ガチャ

律「梓~焼肉行こうぜ~」スタスタ

梓「トマト祭りだぁぁぁ!!!ひゃひゃひゃひゃひゃははぁぁ!!!」ブン

律「なっ!」ベチャ

梓「あっ」

律「…」ドロリ

梓「い、いらっしゃい律先輩」

律「…なにしてたんだ」

梓「トマト祭りを…」

律「自室でか」

梓「はい…明日憂が来るので…」

律「思いっきり汚しても大丈夫だ、と?」

梓「はい…憂はすごいんですよ!どんな汚れでもすぐに消し飛ばしますし!」

律「…それは例えば私の服に染み付いたトマトの跡とか?」


梓「ひぇぇ~…久しぶりにがちおこデコ律丸じゃないですかぁ…」

律「反省する気はなさそうだな…」ゴゴゴ

梓「すみませんすみませんもうしませんごめんなさい」

律「…」ピポパ

律「…」プルルルルル…

梓「…?律先輩なにを…」

律「唯とムギを呼ぶ」

梓「!?」

梓「それだけは!それだけはぁぁぁ!!!!」

律「あ、もしもし?今から梓の部屋なー」

梓「ちくしょおおおおおおおおおおおお!!!!」

~憂が全部何とかしてくれました~

ものすごく褒めていただいて恐縮の極みです

読んでくださっている方、書き込んでくださっている方、ありがとうございます。

なかなか投下できなくて申し訳ありません。

ちなみに律梓の前作は
律「僕は自由!」 梓「知ってます」
律「僕は自由!」 梓「知ってます」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1434516601/)
です。短いのでお時間ありましたら読んでいただけると嬉しいです。

また、アマガミ×ラブライブも一本書きました。
橘純一『Snow haration』
橘純一『Snow halation』 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1436421962/)
です。こちらも、興味がおありの方は是非とも読んでみて感想や意見を下さい。

思ったより最近忙しいので、気がついたらちょこちょこ投下していきたいです。

これからもよろしくお願いします。

『人もまた自然の一部也』

律「ちゃかちゃちゃん!どこでもドア~」

梓「わぁ私グランドキャニオンとか行ってみたいです!」

律「エアーズロックとか?」

梓「雄大な自然を感じたいんですよ」

律「そんなタイプだっけ梓って」

梓「年をとることで感覚と言うものは変わるんですよ」

律「そんなに変わっちゃいないだろ…」

梓「とにかく今の私は自然を感じたいんです!三大瀑布とかガラパゴス諸島とか」

律「よーしそこまで言うならしかたない」

梓「え?」

律「行くか!」

梓「どこにです?お金もなければ今は夜の1時ですよ」

律「明日行くぞー」

梓「…」

律「まぁ楽しみにしてな」

梓「…はぁ。嫌な予感しかしないんですけど」

―――――

律「着いたなー」

梓「着きましたねー」

梓「科学館に」

律「入るぞー」

梓「おい待て」ガシッ

律「なんだよ」

梓「自然は?」

律「プラネタリウムでいいだろ」

梓「雑すぎてもうなにも言いたくないです…」

律「あとほらここ人工で竜巻起きる装置とかあるじゃん」

梓「はぁ…」

律「行くぞー」

梓「はぁ…」

―――――

梓「案外楽しかったからなんも言えねぇ…」

律「プラネタリウムなめてたなー」

梓「いつか本当に満点の星空が見たいですね」

律「あかん、きれいな話になってしまう」

梓「いいじゃないですかたまには…」

律「いいや、それは許されない。帰りにコンビニでメントスとコーラ買っていこう」

梓「やめろバカ」

律「大丈夫大丈夫風呂場でやるから」

梓「それなら…うーん…」

~ダメでした~

『誕生日おめでとうございます』

律「…ん?」

梓「今日は誕生日ですよ」

律「…私のは明日だぞ」

梓「え?」

律「うん」

梓「…」

律「え?間違えたの?」

梓「そ、そんなことないですよ」サッ

律「ケーキは隠れないだろ…」

梓「クソッ、たまの思い付きでやってやろうと思ったのになんてこった」

律「ありがたいけど口は悪いな…」

梓「もう今日でいいじゃないですか。おめでとうございまーす」パーン

律「投げやりすぎてもはやクラッカーもうるせぇだけだよ」

梓「ケーキ食べましょうケーキ。コンビニのですけど」

律「…いただきます」

梓「はいどうぞ。あとプレゼントあるんで」

律「ほー?そりゃありがてぇなぁ」モグモグ

梓「これです」サッ

律「…なにこれ」

梓「クロノトリガーですけど?」

律「DS持ってねーよ」

梓「そういうと思ってスーファミ版のカセットも用意しまして」

律「DS用意しろよバカなんでスーファミなら持ってると思ったんだよ」

梓「いけませんか?」

律「プレゼントって善意だから言いづらいけどダメだろ」

梓「じゃあこれはもう用済みですね」

律「…いや、なんか悪いからもらっとくよ」

梓「はぁ…あ、ちゃんとしたプレゼントもありますけどどうします?」

律「くれよ」

梓「よくばりさんめ!受け取れ!」ドサッ

律「床に叩きつけるなよ…どれどれ」ヒョイ

律「…スティック?」

梓「しかも放課後ティータイムのマークをレーザー加工で焼きいれたやつですよ」

律「普通にすげぇ!ありがとう梓!」

梓「後もうひとつ」

律「?」

梓「スティックのお尻のボタンを押して下さい」

律「お?これか」ポチッ

ボシュン!

律「…」ヒラヒラ

梓「なんとボタンを押すと先端が飛び出して私の写真をプリントアウトした紙が出てくるんですよ」

律「…これは戻せないの?」

梓「はい」

律「…」

梓「誕生日おめでとうございます」

律「…明日だけどな」



~スティックとクロノトリガー(2種類)は律先輩の部屋にしっかり飾ってあります。ほっこりしますよね!ね!~

あずにゃんはなんで自分の写真プレゼントしてるの
レズなの

>>103
梓「普通です」

律「ちなみに猫耳に猫手袋で可愛らしいポーズの写真だったぞ」

梓「ぷれぜんてっとばいムギ先輩」

『これが若さか』

律「宝くじが当たった」

梓「私ロールスロイスがいいです」

律「欲望まみれかよ!そんな額当たってねぇよ!免許もねぇよ!置くとこもねぇだろ!」

梓「怒涛の突っ込みあざす」

律「どういたしまして」

梓「で?いくら当たったんです?」

律「5万」

梓「おおう喜べる額としてリアルなところ…おめでとうございます」

律「今日はうなぎでも食いに行くかー」

梓「ごちです」

律「うむうむ。よきにはからえ」

――――翌朝

梓「いたた…」ズキズキ

律「ってー…」ズキズキ

梓「お、おはようございます」

律「ああ…梓。おはよう…」

梓「…ここは、私の部屋?」

律「のようだな…酒の空き瓶空き缶がすげぇ…」

梓「…なにか覚えてます?」

律「いや、ぜんぜん…とりあえず5万は全部消えてる…」

梓「私もさっぱり覚えてないです…5万でここまでなれるって若さはすごいですよ…」

律「あ゛ー…二日酔いひどすぎる…」

梓「うぷッ」

律「あ」

梓「おえ゛

―――――カットされました―――――

『言いたいだけ症候群』

律「このオセロ…負けた方が今日の飯おごりッ!」

梓「まさにデスゲーム!!」

律「はい、角とった」パチリ

梓「まさにデスゲーム!」パチリ

律「…」パチリ

梓「あれ…律先輩強くないですか。修行とかしてました?」パチリ

律「オセロは自信あるって言ったろ」パチリ

梓「…まさにデスゲーム」パチリ

律「はい真っ黒」パチリ

梓「あー!あー!せこい!せこいですねー!やってられませんねー!」

律「今日は梓のおごりなー」

梓「こうなったらリアルファイトで決着をつけましょう!ファイ!」

律「どうなってんだよ…」

梓「らぁァッ!」ブン

律「あぶね!」ヒョイ

梓「おとなしくしたほうが楽かもしれませんよ…」フフフ

律「なんだなんだ酒でも飲んでんのかお前は!落ち着け!」

梓「まさにデスゲーム!!」

律「うるせェ!」

『贖罪ボンバー』

梓「ふぅ」ガチャ

律「おっすー」

梓「いたんですか律先輩。なんですかその手に持ってるのは」

律「ムギがくれた。アップルパイだってさ」

梓「へー。ありがたいです」

律「アップルパイはなー温めてバニラアイス添えると美味さ倍増」

梓「アイスはないですよ」

律「買ってきたよん」ガサッ

梓「おおー!用意いいですね珍しい」

律「たまには先輩らしくおごらせてもらいます!」ビシッ

梓「…」

梓「なにをしたんですか」

律「え?な、なんのことだ?」

梓「だから、私の部屋でなにをやらかしたのかって聞いてるんです」

律「なんのことかさっぱりだぜー…」ダラダラ

梓「…」スクッ

律「あ、梓…?」

梓「…」スタスタ

梓「…」ガチャ

梓「…」ガチャ

律「…」

アァァー!!!!!

律「!」ビクッ

梓「…」スタスタ

律「あ、梓…さん?」

梓「お前の罪を数えろデコハチ」コォォォ

律「ひぃぃ!唯のかつての夢マシュマロ風呂を体言しましたごめんなさい!」

梓「…唯先輩はどこに」

律「お花も浮かべたらかわいいと買いに行っております…」

梓「Death!」

律「ひぃぃ!」

~律先輩は懲らしめられました。唯先輩は逃げました~

レズやんけ

>>115
梓「普通です」

律「ノーマルとは言わないんだな?」

梓「そこがミソですよ」

律「いやわけわからんわ」

『ここは夢の国』

律「ディ○ニーとかユニバとか行きたい?」

梓「なんですか急に」

律「いや、女子大生ってそういうものなんじゃないかなって」

梓「はぁ。私は特に行きたいとは思いませんよ。行けば楽しいでしょうから行きたくないワケではないですけどね」

律「フジキューとかナガシマとかな」

梓「律先輩は行きたいんですか?」

律「絶叫は好きだぞ」

梓「ビミョーに答えになってないですよ」

律「私はそんな金があるならツインペダルを買う」

梓「急にまじめになられても…」

律「耳つけてポップコーン食べながらはしゃぐんだろ?あんなの家でもできる」

梓「短い台詞なのによくもそんなにツッコミどころを散りばめまくれますね」

律「まぁ見てなって」

梓「はぁ…?」

――――――

律<ハイッテイイゾー

梓「…」

梓「…」ガチャ

律「ハハッ!!」ウネウネ

律「僕○ッキー!ハハッ!よろしくね!(裏声)」

梓「…」

律「ハハッ!」

梓「ボキャブラリー少な…で、○ッキーはなにをしてくれるんですか?」

律「僕はただ存在するだけで周囲を威圧し物事を円滑に進めることができるよ!」

梓「…」

律「ハハッ!」

梓「ハァイ!私ミ○―よ♪」

律「!?」

梓「ハァイ♪」

律「ハハッ!」

~ノッてみたら案外楽しかったです~

『脚本:秋山』

律「…」ボーッ

梓「ただいま~」ガチャ

律「…んん」

梓「あ、律先輩。これ、さっきの講義のプリントです」カサッ

律「お、ありがとな。文学なんて学ぶ気起きなくてさ~」

梓「先輩らしいですけど、いくらたまたま同じ講義取ってるからってもう私に頼って休まないで下さいね」

律「えー、いいじゃんちょっとくらい~」

梓「もう3回目ですよ…」

律「まぁまぁ、感謝してますから~」

梓「はぁ…仕方ないですね…」

梓「…せっかく一緒なのに」ボソ

律「んー?なんか言った?」

梓「な、なんでもないですよ!で、律先輩は何してたんです?」

律「なにって…ああ、月がさ」

梓「月?」

律「おう。見てみろよ」

梓「どれどれ…」ヒョコ

梓「…!」

律「な?なかなかなもんだろ?」

梓「…そうですね」

律「? もうちょい感動すると思ったんだけどなぁ」

梓「…」

梓「…」

梓「…律先輩」

律「んー?」

梓「…」

梓「月が、」

梓「月がきれいですね」

律「…」

律「ははっ」

梓「なっ」

律「あー…」

梓「なんですか…」

律「…」クルッ

梓「…?」

律「…」ギュ

梓「!? り、律先輩?なにを…」

律「…月なんかより」

律「お前の方が綺麗だよ、梓」

梓「!!」

律「…」ギュゥ

梓「り、つせんぱい…」

律「梓…」

梓「…」

律「…」

律「あいして

―――――

律「はいストップ」

梓「ああん」

律「なんだこれは」

梓「澪先輩の力作です」

律「駄作」

梓「えぇー」

律「だいたいなぜ私と梓なんだよ!澪はなに考えてるんだよ!」

梓「それはですね」

律「?」

梓「唯先輩&ムギ先輩vs私&純の賭けポーカーに負けて今度の放ティーわかばのライブで曲の間に小芝居を入れることになりまして」

律「は?」

梓「澪先輩とムギ先輩の脚本、好きなほうを選べと…」

律「いやいや待って待って待って」

律「は?」

梓「え?」

律「は?」

梓「あ、もう確定なんで諦めてください」

律「嘘だろ!?やだよ!!!!」

梓「私かてやですよ」

律「いいじゃん梓はレズだから!」

梓「普通です」

律「今回はそれにツッコミ入れる余裕はないぞ。奴らに確認して取り消さないと」

梓「いやもうあきらめてくださいよ」\ \

律「無理無理無理だってそんなの」

梓「\ \」

律「…」

梓「…どうかしました?」\ \

律「…お前いくらもらったんだ」

梓「3万ですけど?」

律「…折半な」

梓「はぁ?良くて1:2ですよこれ以上は退けない」

律「バカ言え!だったらやんねー!」

梓「私の部屋を好き勝手する迷惑料です」

律「なら仕方ないか」ケロッ

梓「律先輩のそういうところベリグーですよ」

律「照れるぜ」

『脚本:琴吹』

律「~♪」ジュゥゥ

梓「…」

律「あ、梓!醤油とってくれ」

梓「いいですけど…」ヒョイ

律「さんきゅ!」

梓「…」ムスー

律「~♪」

梓「…」イジイジ

律「…?」

梓「…」ムスッ

律「…どうかしたか?梓?」

梓「…今日の私、いつもと何か違う気がしません?」

律「はー?」

梓「…」クルッ

律「…」ウーン

梓「…」パチパチ

律「…さぁなぁ」

梓「…そうですか。もういいですよーだ」プイッ

律「はぁ?そろそろチャーハン出来るから食器出しといてくれよー」

梓「はいはい」フンダ

律「…?」

――――

律「いただきまーす!」

梓「…マス」

律「…」ムグムグ

梓「…」ボソボソ

律「なんだよ。私なにかしたか?」

梓「別に、なんでもないです」

律「なんでもないのになんで機嫌悪いんだよ」

梓「うるさいです!あの日ですよあの日!」プイッ

律「梓おととい終わったばっかじゃんか…」

梓「ッ…」

律「だいたいな、私もわからないんだからちゃんと言ってくれないと謝るべきかどうかもわかんないだろ?」

梓「…」ワナワナ

律「そういうところが梓はあるからなぁ」

梓「…ですよ」

律「ああ?」

梓「ちょっとお化粧してみたんですよ!」バン!

律「…」

梓「先輩にかわいいって言ってほしくて、少しだけ早く起きて、髪もいつもよりも入念に梳かして!」

律「…」

梓「気付いてもらえませんよね!律先輩、私のことなんて見てないですもんね!」

律「…」

梓「私は…」ポロッ

梓「私はこんなにも律先輩のことを見てるのに…」ボロボロ

律「梓…」

梓「…」ヒック…

律「…」ギュッ

梓「!」ビクッ

律「お前は馬鹿だなぁ」

梓「な…」

律「…私が」

律「気付いてないわけないだろ」

梓「!!」

律「今日だって、かわいすぎてびっくりしたっての」

梓「だったらなんで…」

律「…」

律「口に出したら、止まりそうになかったんだよ」

梓「…?」

律「なんにもしなくても世界一かわいい梓が」

律「出かける予定もないのに私のためにおめかしするなんてさ」

律「知ったら…」

梓「ぅ…」カァァ

律「こう、なっちゃうだろ」スルッ

梓「ぁ…」ビクッ

律「梓…」

梓「りつ、せんぱい…」

律「服、ぬい



―――――

律「アホか」

梓「いいところだったのに」

律「ムギは私たちをどういう目で見てるんだ…」

梓「そういう目なんじゃないです?」

律「嗚呼…」

梓「珍しくレズだなんだと言いませんね」

律「あきれて何も言えないだけだ」

梓「ちなみに私は普通なんで」

律「とうとう聞いてもいないのに言ったよこの子…」

梓「大切ですからね」

律「そうか…」

梓「お疲れのようなので今日はこのあたりで」

律「んん…」

梓「セッ○ス!!!!!」

律「うおおびっくりした」ビクッ

梓「オチがつかなかったのでこれでどうか」

律「無理につけなくていいんだよ!」

梓「ちゃんちゃん」

レズかな

レズですな。

あずにゃんレズにゃんでしょ

れずにゃんにゃん!

>>137 >>138 >>141 >>142
梓「私をどうしてもレズにしたいようですね」

律「だってどう見てもお前…」

梓「普通です」

律「…」

梓「なんですかその目は」

律「貞操の危機なのかなぁって」

梓「ははっ(笑)」

律「なにその渇いた笑いどうやってやったの」

梓「こう、鼻に空気を溜めて開放する感じで…」

律「ふむふむ…」

梓「ハハッ(笑)」

律「ハハッ(笑)」

律「できた!」

梓「人を小馬鹿にするとき便利ですよ!」

律「いらんスキル…」

『いつまでも心の中にありまぁす』

律「この事件は妖怪不祥事案件で言うところの『あっれー?タイマーかけといたはずなのに米炊けてないじゃん!なんだよこれ!』ですねぇ」

梓「辞世の句がそんな小ボケでいいなんて律先輩は謙虚ですね」

律「まぁ落ち着けって。米なんかなくても朝飯は作れる」

梓「今日はお米の気分なんですよぉぉぉぉ!!!」ウワァァァ

律「お前そんなに米好きキャラだっけ」

梓「いえ、そうでもないですけど」

律「トースト何つけるー?」ガパ

梓「ムギ先輩からもらったジャムにしましょう」

律「なにそれすごそう」

梓「冷蔵庫の右奥にありまぁす」

律「はいはい」ゴソゴソ

律「…」ヒョイ

律「なんだこれ」

梓「度々私の部屋を無茶苦茶にしたお詫びだそうです」

律「メロンジャム…メロンってジャムになり得るのか…」

梓「ささ、食べてみましょう」

律「おお」

梓「…」ヌリヌリ

律「…」ヌリヌリ

梓「いただきます」パクッ

律「いただきます!」パクッ

梓「!」

律「!」

梓「二度とムギ先輩に文句は言わないことを誓いまぁす!」

律「うまい!甘い!なんだこれは!」

梓「たまりませんねこれたまりませんねこれ」モグモグ

律「高級感が口の中ではじけまくってるぜ!」モグモグ

梓「天国はここにありまぁす!」

律「…気になってたけど梓、お前それ1年以上前だぞ」

梓「まだ私の中では最先端なんで」

律「そうか…」

富良野にはメロンとかスイカとかさくらんぼとか手当たり次第にジャムにして売ってる零細企業?個人商店?があるでよ

>>147
梓「だ、そうですよ」

律「やっぱ北海道ってすげぇな!移り住みたいぜ!」

梓「あーいうところはたまに行くからいいんですよ」

律「現実的だなぁ梓は」

梓「コンビニなかったら生きていけない世代ですからね」

律「あー」

梓「あと寒いのは嫌です」

律「雪はいいじゃんテンションあがるじゃん」

梓「そりゃ律先輩はそうでしょうけど…」

律「なんだよー」

梓「家から出たくなくなりますよ雪なんて」

律「じゃあ雪がなかったら積極的に外出するのか?」

梓「しねーです」

律「同じじゃん」

梓「いや下手したら雪という言い訳を作ってくれる分北海道はいいのかもしれません」

律「後ろ向きすぎるだろ」

梓「北海道最高!」

『部屋質』

律「なぁあずにゃん」

梓「なんですクソデコマヌケカチューシャ」

律「ひでぇ」

梓「そ、その呼び方やめてくださいよっ!」ニャー!

律「…」

梓「せっかくノッてやったのにあんまりじゃないですか」

律「そういうこともあるさ人生いろいろだし」

梓「はぁ…で、何の用ですか」

律「カラオケ行こうぜ」

梓「いやです」

律「おおう強い拒絶…」

梓「ボーカル練習で死ぬほど通ったのでもういいです…」

律「好き勝手歌うの楽しいのに」

梓「とにかくいやです」

律「…」ピポパ

梓「?」

律「…」プルルルル

梓「…まさか」

律「あ、唯?すぐ梓の部屋な。はいはい、澪とムギもな」

梓「ひっ!」

律「観念しろ」

梓「ひぃぃ…」

~カラオケに行きました。激烈に盛り上がりました~

そういえば北海道はゴキブリ殆どいないんだよな

『ラブ&ピースベイベー』

律「…」ピッ

テレビ<コッカイマエデデモガ~…

律「この暑いのにご苦労さんだよなぁ」

梓「え?…あぁ、アンポホーセーがどうたらですか」

律「たまには私たちもこういう真面目なことを話すべきなんじゃないのか」

梓「興味がおありで?」

律「特には…」

梓「国民としてあるまじきことですね」

律「じゃあ梓はどうなんだよ」

梓「私はみなさんが選んだ頭の良い人たちがやることに口出すなんてしたくないんで」

律「ずるい返事だな…」

梓「文句言うなら何をどうすればいいのか具体的に意見を持った上であんたがやれ、って思いますよ」

律「あ、頭良さそう」

梓「恐縮です」

律「でも戦争するらしいよ?」

梓「しませんて」

律「そうなの?」

梓「さぁ」

律「なんだよ。知らんのかい」

梓「偉い人がしないって言ってるんでしないんじゃないですか?」

律「そっか…」

梓「でもよくわかりませんからラブ&ピースって言っておきましょう!」

律「おう!ロックンローラーがラブ&ピースを言わなきゃ誰が言うんだ、ってな!」

梓「私たちと同じことを国会の議員さんが言ってるから問題なんじゃないですか?」

律「一理ある」

梓「ラブ&ピース!!!!!!」

律「イエァ!!!!!」

>>151
律「何かを私たちに伝えたいようだ」

梓「さっぱりわかりませんねなにを言いたいんでしょうねぶちのめすぞ」

律「こわい」

『澪「律は梓に悪影響を与えすぎだ」』

梓「ん…」ガバッ

梓「…」ゴシゴシ

梓「まだ…10時…」ファーァ

梓「…」

梓「10時!?」

律「んが…なんだよ梓…うるさいな…」

梓「今日の必修が!1限が!」

律「…とうの昔に落としただろ」

梓「…それもそうですね」

律「んん…」バタン

梓「…」

梓「ねよ…」ク…ァーァ

『前進あるのみ』

律「んー…」カキカキ

梓「ただいまですー」ガチャ

律「…」カキカキ

梓「明かりがついてるから誰かと思ったらやっぱり律先輩ですか」

律「んー」カキカキ

梓「…なにしてるんです?」

律「んー?」

律「今度のライブのセットリスト考えてる」

梓「あー」

律「新曲あるんだけどさー…」

梓「へぇ?なんて曲です?」

律「『Singing!』」

梓「映画のエンディングじゃねぇか!」

律「ライブでやったことないだろー」

梓「まさかunmei wa endlessも?」

律「やるぞー」

梓「ちなみに対バンは」

律「恩那組とわかばとラブクラ」

梓「すごいメンバー…どうかしたんですか」

律「どうもこうもないけど…たまたまだよたまたま」

梓「ならいいんですけど…」

律「んん」

梓「…」

律「どうすっかなー」カキカキ

梓「…」

――――このとき、何も気がつかなかったのは、決して私が飲み会帰りで酔っ払ってたからではないと信じたい。
じゃないと、私がすごいバカみたいじゃないか。

『私は私の道を行く』

梓「…すごい」

〈放課後ティータイム、鮮烈デビュー!!全国放課後宣言!!〉

梓(あのライブの後、放ティーは全てを差し置いてメジャーデビューした)

梓(どうやら客の中にスカウトがいたとかなんとか)

梓(そんなことが本当にあるのかないのかわからないけど、そういうことらしい)

梓(大学には通ってるから、卒業はするんだろうな)

梓「…はー」

梓「広くなったなぁ、この部屋」

梓(もちろん忙しい律先輩はこの部屋に来ることがなくなった)

梓(それと同時に、この部屋との別れも来た)

梓(菫と直が大学生になるとのことで、ムギ先輩のつてで見つかったシェアハウスにわかばの五人で住むことに)

梓(格安の上に広さも申し分ない。みんなとならきっと楽しいだろうし…)

梓「…」

梓「…絶対、追いついて見せますからね」

梓「私は私の、やり方で…!」グッ


おしまい

ネタが出てきませんのでこれにて。

またラブライブのやつを考えますので興味がおありの方はそちらでお会いしましょう。

律梓も次を考えてますが、ちょっとストーリーついたやつとか書いて見たいです。

読んでくださった方、書き込んでくださった方、ありがとうございました。

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