【速報】ゾンビ発生。90日間生き残れ【安価・コンマ】 (1000)

男「ゾンビウィルスとやら発生したらしい。ウィルスの内容それしか知らない」

男「孤立した俺の住む県には、90日後政府の大規模救助が来るらしい。ラジオで聴いた」

男「電気は……通っている、ところもある。水は……分からない。どうだろ」

男「とにかく生き残りたい。どうしよう……」

※みんなのアイデア(記述安価etc)で男を生き残らせよう

↓1【男の職業】

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1437366417

男「俺、実はロリコン。ロリには目がないんだ」

男「職業? 【ロリハンター(無職)】ってところかな? いや、ハントしたことはないけど」

男「無職だから何の技能も持ってない」

男「話を変えよう。俺の現在地、それは……」

↓1【コンマ下一桁】
0:「外にいた。何も持ってない」(アイテム所持不可。ゾンビだらけ) ※コンマ0は想像しうる限り最悪の事態が起こります
987:「家にいた」(アイテム3つまで所持可能。武器も一つ持っていてもいい)
654:「家にいた。でも……」(アイテム2つまで所持可能。しかし)
321:「家にいた。外にゾンビがいる」(アイテム一つまで所持可能。しかし)

男「家にいた。二階に住んでる。でも……」

男「下の階には母ちゃんがいるんだよな。『あんたは上にいな!』って言ったきりなんだけど……」

男「と、とにかく」

男「家にいた。二階に住んでる。でも……」

男「下の階には母ちゃんがいるんだよな。『あんたは上にいな!』って言ったきりなんだけど……」

男「と、とにかく飯もないし何かしないと」

男「あ、アイテムもあるぞ! 一つだけだけどな!」

男「部屋はきれいにしてる方なんだ」

↓1【アイテム ※武器以外なら】

男「食糧があったぞ! 乾パンだ!」

男「まさかこの乾パンが使える日があるとはな。地震に備えて置いていたんだが」

【乾パン】3日分食べられる乾パン(一日三食分×3) ※3日間連続で絶食・断水すると死亡します

男「まぁ腹減ったし食っておこう」

男「案外うまい」

男「さてと……朝は何をしようか。まず下に降りるか?」

※朝(自由行動)→昼(自由行動)→夜(寝るor襲撃に備える)

↓1

男「ヤフーニュース見よう。電気は付いてるし調べられる」

男「どれどれ……」

男「は? ネットが……繋がらない」

男「どうすんだ、どうすんだこれ!?」

男「FC2は……」

男「繋がらない。youtubeも! saymoveもだ!」

男「DMM……お前だけが頼りだ」

男「あああああッ!?」

……

男「ダメだ。ネットが繋がらない。規制か? もう昼だ、昼は何をしよう」

↓1

男「家族の安否確認をしよう。ちなみに家族構成は俺、母ちゃん、小学生の妹だ」

男「妹は学校だ。俺は無職だから家にいた」

男「あいつは携帯持ってないし学校に電話しよう。先生なら出るだろ」

男「……」プルル…

男「出ない。回線がパンクしてるのか?」

男「じゃ、次は母ちゃんか……」

男「下の階にいるぞ。ちょっと……怖いな。行くべきか?」

↓1

――一階 台所

男「母ちゃーん!」ドタドタ

男「母ちゃん?」

母ちゃん「……」

男「母ちゃん! こんなところにうずくまって……」

母ちゃん「う゛」

男「!」

男「母ちゃん、その首の……傷」

母ちゃん「……ぐ……る」

男「お、おい」

母ちゃん「ぐるな゛ぁあ゛あ゛! ……あ゛」

男(母ちゃんがいた。外を見に行ったのか、土足のまま。首には爪みたいな痕)

男(目は虚ろ。歯は苦しげに食いしばっていた。鼻息は荒く、獲物を見つけた動物のそれだ)

男(母ちゃんはもう……母ちゃんじゃなかった。俺は……俺はどうすりゃあいい?)

↓1

男(に、逃げよう。母ちゃん、ごめん)

母ちゃん「ひ、ひろ……に゛げ゛、あ゛があ゛」

男(母ちゃ……ん)

男(俺は母ちゃんを置いて家から飛び出した。母ちゃんは俺を追いかけもせず、ジッと俺の背中を見つめていた)

男(さよなら、母ちゃん。きっともう……)



男(家の外はもう何人かがゾンビに変わっていて何かを探すようにフラフラとさまよっている)

男(片手には乾パン。家にはもう戻れない。どこへ逃げよう)

↓1

――男の母校(小学校)

男(指定避難場所の小学校、つまりは俺の母校に着いた。妹がここにいるはずだ、無事ならの話だが)

男(人の気配がない。中に誰かはいるだろうけど)

男(校庭には……何体かのゾンビ……みたいなのがいた)

男(みたいなのと言うのはまだ生きてる人がいるかもしれないという可能性があるからだ)

男(助けることはできない。もういっぱいいっぱいだ、ごめん……)

ゾンビ「あ゛あ゛っ」

男「うわっ、もうあいつら俺に気付いて……っ!」

男(ゾンビが俺に気付いている。これを抜けなきゃ学校には入れなさそうだ)

男(死にたくない……!)

【直下コンマ下一桁数が襲いかかるゾンビ人数】

ゾンビ「あ゛あ゛、あ゛ぐ」

男(ゾンビは一人。これなら……倒せるか?)

男(武器はないし、油断すると……死ぬかも)

【直下コンマ下一桁判定】
98:撃退(アイテムget)
765:撃退
43:軽傷
21:重傷
0:死亡

ゾンビ「あ゛、あ゛が……」

男「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」

男(思っていたよか早い動き……でもあまり頭は良くない)

男(首を後ろから締める。腕に噛みつかれそうになったから背中を蹴っ飛ばして距離を取った)

ゾンビ「あ゛あぐ、あ゛があば、ばあ、ばあ、ばあ、ばあ……ばあちゃん……」

ゾンビ「ばあちゃんたすけて」

男「あ、あ……」

男(俺の蹴りで転んだゾンビ。ひっかかれないように片手を足で踏みつけて……)

男(ごめん、ごめんなさい、許して)

男「ふんッ!」

男(胸めがけてもう片足を振り下ろす。心臓を潰すつもりで、何度も)

男「ああッ!」

男(何度も)

ゾンビ「あ゛あ゛……」

ゾンビ「ば……」

ゾンビ「……」

男(何度も……)

男(死んだかは分からない、とりあえず動かなくなった。何か……持ってるかな。ゲームでもやってたけどゾンビの持ち物を調べられそうだ)

男(身体もあまり損傷してないみたいだし……)

↓1【getしたアイテム ※あまりSFチックなものでなければ何でも】

男「あ、鉈……。鉈を背中に背負っていたのかコイツ」

男(武器を持ってたってことはコイツも逃げる途中だったのかな)

ゾンビ「」

男(ごめんな……)

【鉈】戦闘コンマ判定にプラス2。戦闘3回まで使用可能。

男「学校、昇降口は開いてないしどこに行けばいいんだ?」

???「こっち! こっちから入って!」

男(体育館の方か! 体育館の方から声が聞こえる!)

↓1【男を呼んだ人物 ※妹以外】

【名前】(例:幼馴染 魚屋etc…
【年齢】
【こんな奴】箇条書きで3つもあれば

女研究者「こっち入って! ゾンビ達が来るから早く!」

男「あ、はい!」

――体育館

女研究者「体育館は一応、入り口。校舎三階に人が避難してる。二階は体育館通路とバリケード部屋。一階は……もうダメ」

男「そうなんですか……避難してる人は何人くらいいるんです?」

女研究者「今は……」

【直下コンマ下二桁が校内生存者(男と女研究者含まず) 20人以下の場合、男の妹はもう……】

女研究者「あなたを入れて70人。あなた名前は?」

男「俺、『男』です」

女研究者「男……くん。あっ、あなた『男』くんね! 妹が待ってる、早く行ってあげて!」

男「妹、無事なんですか? ありがとうございます! 行ってきます!」



妹「に、兄さん。兄さん!」

男「ミサキ! 良かった、良かったなぁ……!」

妹「うぐ、ひっく、ぐす……うわあああん……兄さん、兄さあん……うぅ……」

男(普段クールな妹も俺が無事で泣いてくれるんだなぁ……かわいい)ホロリ

男(でも母ちゃんのこと……どう説明しようかな)

男(もうすぐ夜か)

男「夜か……何だか妙に静かで寂しいし誰かと話そう」

↓1【喋りたい人 ※一度出会った人間に限る】

※夜は同じ場所にいる者と話すことができる

※その後、襲撃に備えるか寝るか選ぶ

※「襲撃に備える」を選ぶと拠点を守る為に戦います。寝不足に(重複効果)。5日寝ないと死ぬ。

※寝る場合は、拠点を代わりに守ってくれる生存者が死亡したり、拠点の耐久力が減る。(「襲撃に備える」を選んでそうならないとは限らない)耐久力が減った拠点は住めない。

妹「すぅ……すぅ……」

男「妹は寝てるか。疲れたもんな、仕方ない」

ゾンビ『があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ!』

妹「ひぅっ」ビクッ

男「大丈夫、外の奴らだよ」

妹「ぅ……すぅ……」

男「……」

男(『女研究者』さん、あの人と少し話したいな。避難者のリーダーみたいだし)

男(好みではないけど)

……

男「あの、少しお話しませんか?」

女研究者「『男』くん……よね? いいよ、どうしたの?」

男(なんの話をしようか? ↓1)

男「あのゾンビって……何時から出たんですかね。ラジオでは今日未明なんて言ってたけど」

女研究者「さぁ……なぜそんなこと私に聞くの?」

男「いや女研究者さんって何か知ってそうだから……研究者って言うくらいですし」

女研究者「……」

女研究者「ふふ、考え過ぎよ。私は元製薬会社の新薬開発研究員。あなたに教えられることはないわ」

男「そう、ですか。あっ、女研究者さん。首のところ……」

女研究者「あっ……も、もう。女の子の首もとなんジロジロ見るものじゃないわよ?」

男(血が……滲んでた)



男(男の教師達が外に出ようとしている。学校を守るんだ……俺も行った方がいいのかな?)

↓1【拠点防衛or休養】

「ん、君は……」

男「俺も行きます。学校守ります」

「危ないかもしれないが……いや俺らもどうなるか分からないけど」

男「大丈夫です。鉈は持ってますし、妹達(主にロリ)を守りたいから……」

「そうか。じゃあ着いて来なさい」

「僕らも若い人達に負けないくらい頑張りましょう!」

「ケンジくんパパは張り切り過ぎないように! またアキレス腱切っちゃいますよ!」

「それを言われると痛いなぁ」

「皆さん、組になって動きましょう」

男(こんな非常時なのに変に和やかな作戦会議をした俺達は校庭へ出た)

男(校庭には俺が昼に避難してきた時よりゾンビがいた)

男(耳が良いらしい。俺達が体育館の戸を開けた音で一気に一斉にこっちを向いた)

ゾンビ「あ、あわ、あ゛わ゛、あ゛」

ゾンビ「ぎ」

男(来た。昼間よりも早い、というか躊躇がない感じだ)

「あ、来ましたよ!」

「行きましょう」

男(俺達の方に襲いかかって来たゾンビの数は……)

【直下コンマ下一桁プラス1がゾンビの数】

男「四人か……すごい勢いだ」

ゾンビ「ぎゃるぎゃるぎゃるぎゃるぎゃるぎゃるぎゃるぎゃるぎゃる」

男(俺達も負けていられない。やるぞ!)

【直下コンマ下一桁判定】
98:撃退(アイテムget)
765:撃退
43:軽傷
21:重傷
0:死亡

【補正】
【人数差】-3 ※モブの皆さんは人数に入れません
【鉈】+2

男(人数差もあったがみんな武器を持っていたし、案外楽にゾンビを倒した)

男(鉈を使って首を二回ほど叩くと、ゾンビの頭は千切れ跳ぶ)

男(身体は暫く首から血を吹き出したまま走り回った後、パタリと倒れ二度と動かなくなった)

男(気持ちいいわけないよ。人殺してんだ)

男(おじさん達にも吐いてる人がいた。良かった、みんな、人間なんだ)

男(みんなが一斉に殴ったりしたからか損傷が激しく、物を奪うことはできなかった)

男「あ、朝日だ。朝が……来るんだ」

【一日目終了】

【???:直下コンマ下一桁判定】

【名前】男
【所持アイテム】【鉈】戦闘+2 残り二回 【乾パン】残り8食分(2日分+2食)
【???】6

【名前】妹
【???】6

【名前】女研究者
【所持アイテム】【注射器?×1】内容不明
【???】88

【現在地】小学校
【耐久力】5/5
【効果】避難者全員に支給できる丸5日分の水分と食糧(残り丸4日分)

男(夜通し校舎を守り抜いた俺達は教室へ戻り、眠る避難者達が起きるのを待った)

妹「くぅ……くぅ……んぅ」

男(さすが俺の妹、寝顔もかわいいなぁ。さらさらの髪に長い睫毛、すらっとした足。膨らみ始めたばかりの小さな胸も。小学生ではトップクラスだ、と思うぞ!)

男(そこいらで寝てるロリもかわいいけどさ!)

男(母ちゃんから生まれたとは思えない……母ちゃん……母ちゃんか……)

男(母ちゃん……今頃何してんのかな。人とか食って欲しくないな……腐ってたら嫌だな……)

妹「んむぇ……」ムクリ

男「お、起きたな」

妹「……? あ、あぁ、これ……夢じゃないんだ」

男「うん……」



男「飯も食ったし朝は何をしようかな?」

↓1

男「……」

男(さすがにずっと隠してはいられないよな。妹に昨日会ったことを話そう)

男(よし、大丈夫だ。大丈夫)スー、ハー

妹「兄さん?」

男「あの、さ。昨日会ったことを話したいんだけど」

妹「……何おどおどしてるんですか兄さん。気持ち悪い」

男「ダメ?」

妹「いいですよ、私から話します」

妹「私達の小学校はゾンビの発生は聞かされていませんでした。そもそもこの目で見るまではそんなもの実在するなんて知らなかったけど」

妹「……校庭に犬が来たんです」

妹「みんな珍しがって大騒ぎ。用務員さんが出てきて追い払おうとしたんです」

妹「……今思えば、その犬もゾンビだったんですね」

妹「用務員さん……噛み殺されちゃったんです」

男(妹はいつも離すようにクールに淡々と話していた。だが、やはりその人の死とかになると声が震えたり、服の裾をぎゅっと強く握ったりした)

男(止めるより、言わせた方が楽になるかもしれない。俺もやらなきゃな……)

妹「用務員さんの叫び声が耳から離れない……『ばあちゃん』『ばあちゃん助けて』って……言ってたの」

妹「同級生達は泣いてた子もいた。先生は見るなってカーテンを閉めて、職員室に。会議をしてたみたい」

妹「犬はそのまま校舎に入ろうとしたけどドアは全部かけられてて入れない。何度も何度もそこに身体をぶつけてた」

妹「教室でみんなでカーテンを少し開いて外を見てた。どうなるのか分からなかったし、先生の指示が来るまで待っていたの」

妹「それからかな。下校の指示が出た。全員親と一緒に車で下校しろって」

妹「家が学校と近い子はすぐ親が来て帰った。普段は校庭に止めちゃダメなことになってるんだけど、そこに車がいっぱい止まってて変な感じ」

妹「1時間でほとんどの子が帰って行った。残ってた子は私も入れて30人くらい。三階に移動してトランプなんかしながらお母さんを待ったんです。寂しかったし怖かった……」

妹「そのうちね、ハナちゃんが……私の同級生が外を見てると『ナオトくんだ!』って言いました」

妹「確かに外には帰ったはずの同級生、ナオトくんが校門の辺りを歩いてたの。車で迎えに来たはずのナオトくんのお母さんも立ってた」

妹「そしたらね、走り出したんです。ナオトくんとナオトくんのお母さん。早かったな、裸足だったけど早かった」

妹「二年生の木村先生が校舎から出て来て『どうしましたー?』って叫んだんです」

妹「ナオトくん達はそのまま木村先生にぶつかって行ったの。木村先生がどうなったか、ナオトくん達は何なのか、兄さん分かりますよね?」

男「はい」

妹「それが最初でした……ゾンビが学校に押し寄せて来て。その後、何人かの先生がやっと私達のところまで来てぎゅっと抱きしめました。先生も泣いてた」

妹「先生の指示に従って私達は椅子をバリケードにしたんです。私達は作る係、先生は運ぶ係」

妹「校舎内に侵入されていたんでしょう。一階の悲鳴がここまで聞こえてきました。二人の先生はバリケードを立てた後戻って来ませんでした」

妹「先生は見るなって言われたんだけど、私達はずっと外を見ていたんです。商店街の魚屋さんが飛び跳ねながら逃げる車をたたき壊したり、本屋のお姉さんが下半身がない状態で這い回ったりするのも……見ました」

妹「先生達もケガをした人が出て来ました。腕を噛まれた先生とか……はい。ゾンビに噛まれた人はゾンビになるなんて、いつか兄さんと見た映画みたいですね」

妹「おかしくなった先生もいたんです。変な動きをしたり教卓をかじったりしていました」

妹「その後……急に我に帰って『あいつらを追い返してくるから着いてこないで』って言いながら下の階に降りて行きました。バリケードの向こうに行ったのかな」

妹「暫くしてゾンビの波が少しまばらになりました。先生達も落ち着いて、学校を避難所にする準備を始めたの」

妹「すると、ハナちゃ……私の同級生が急に吐いたんです。ケンジくんも」

妹「身体をよく見たら……怪我をしていました。さっき言ったおかしくなった先生に引っかかれたんだそうです」

妹「苦しみ始めて……暴れたり、泣き出したりもした」

妹「その時急に現れたのが『女研究者』さんなの。女研究者さんはね、持っていた注射器で二人に注射したんです」

妹「注射をされた二人は1時間もしたら元気になりましたよ! まだ熱はあるけど……ほら、端で寝てる子達」

妹「後は兄さんの知ってる通りです。その前に何人か避難する人が来たくらいかな」

妹「次、兄さんの番ですよ」

男「あ、あぁ。少し落ち着いて聞いてくれよ。実は昨日――」

……

男(母ちゃんがゾンビになった話。俺は母ちゃんを殺せずに逃げた話)

男(母ちゃんがゾンビになったって言った時、妹は少しだけハッとした顔をしたんだけどその後、またいつもの仏頂面に戻った)

男(謝ったよ。こんなにクソみたいな兄貴で情けない)

男(妹は俺を怒らなかった。「予想はしていましたから。兄さんのせいではありませんよ」とだけ)

男(「ひとりぼっちにはなりたくないですよ」って言われたから俺はもう何も言えなかった。寂しいよな、辛いよな)

男(俺達、二人ぼっちになっちゃったんだ)



男(妹と顔を合わせるのは少しキツいな。昼は何をしよう)

↓1

男(男の先生達にこれからどうするか聞こう。少し話せばできることが分かるかもしれない)



男「すいません……俺、先生方とこれからどうするか話したくて」

「あぁ、昨日の鉈の子か。そうだね、少し話し合おうか」

↓1~3【男の先生】
>>40の例を参考に

男(男の先生達は3人だけだ)

教頭「そうですね、近い所の問題と言えば食糧問題です。今日の昼ご飯の缶詰めを抜かして残りは三日と一食分」

新人教師「ゾンビはあの数であれば僕達で対処できると思います。教頭先生の言うとおり食糧を探すのが最優先だと考えます」

理科教師「私も賛成です。しかし、どうやって行くか。誰が行くか、どうやってこの大量の食糧を得るかが問題かと」

男(すごいな、さすが教師陣。話し合いは慣れている)

教頭「幸い我々3人の車は無事です。それに乗って移動しましょう。食糧品店を回るんです」

新人「ガソリンがある限りですが……頑張りましょう」

理科教師「怪我をするリスクは……いえ、そうも言ってられないか。やりましょう」

教頭「どうです男さん、食糧を探索」

男「は、はい! 俺も手伝います! 車は持ってないから戦闘だけでも!」

教頭「はは、頼もしい限りです」

※朝の自由行動に「食糧確保」と書くと、車に乗って食糧を探しに移動できます。経過時間は朝から昼にかけての2行動分です

男「夜だ……今晩は誰と話そうかな?」

↓1【喋りたい人 ※一度会っている人に限る】

男(教頭先生と話をしようかな)

男「……教頭先生」

教頭「おや、男くんですか。どうかしましたか?」

男「その少しお話をしたいなと思いまして……」

教頭「そうですか。いや、僕もこの避難所は少し静かすぎると思っていて。話し相手が欲しかったところなんです」

男「良かった……(何を話そうかな↓1)」

男「俺の鉈、何ですけど」

教頭先生「武器ですか? 私達は今何も持っていなくて欲しいところではありますが……」

男「あまりうまく使えないんですよね。振り回して無理やり当ててる感じがどうも……慣れなくて」

教頭「ああ……」

教頭「そうです! 私、剣道をやっているのですが、それを少し教えましょう。鉈に応用できるかは分かりませんが……長めのものですから大丈夫かな」

男「何か掴めるかも知れません。教えてください!」

教頭「……剣道には二刀流というのもありましてね。小太刀……短い方の竹刀の間合いであるとこうなります。少し構えてください」

教頭「持ち方はですね――」



男(教頭は俺に丁寧に剣道の竹刀の握り方から教えてくれた)

【技能取得!】

【剣道の心得】ある程度の長さを持った棒や刃物系の武器を装備時、戦闘判定コンマプラス1 対象外:包丁、ナイフ、斧など

↓1【拠点防衛or休養】

男「ふわぁ……」

男(欠伸、か。昨日ずっと起きっぱなしだしな)

男(お、今日の拠点貿易は教頭先生と理科教師さんがいるのか。誰と組もうか迷っていたところだし二人……またはどっちかを誘おうかな?)

↓1【誰を誘う?】

※名有りのキャラを防衛時に誘うことができます。ダメージも共有します。最悪死にます。

男(理科教師さんを誘おう)

男「理科教師さん、俺と組みませんか?」

理科教師「あ、あぁ。構わないが」

男(理科教師さんは俺にちょっとビビりながら了承してくれた。無愛想だけど案外優しい人なのかも)

男(もうすぐゾンビの奴らが俺達に気づいて走ってくる。備えるぞ……)

ゾンビ「う゛いぃぃぃ」

【直下コンマ下一桁プラス1がゾンビの人数 ※0は10匹とする】

理科教師「ひ……っ」

男(こっちに来たのは三人か……)

ゾンビ「お、お゛」

男(母ちゃんを探してしまった。いや、忘れよう。母ちゃんが来たとしてそれは母ちゃんじゃない)

男(母ちゃんじゃ……ない)

「男くん危ないぞ!」

男「は、はい!」

理科教師「し、死ねっ! 死ねよっ!」

【直下コンマ下一桁判定】
98:撃退(アイテムget)
765:撃退
43:軽傷
21:重傷
0:死亡

【補正】
【人数差】-1
【鉈】+2
【剣道の心得】+1
【寝不足】-1

男「うらっ!」

ゾンビ「ま……」

男「だぁっ!」ズッ

ゾンビ「ぎぁぃぃぃぃ……」

男(鉈の使い方、少しうまくなったかな。でもやっぱり斬った時の感覚は最悪だな)

理科教師「ひっ、来るなっ、来るなぁ!」

男(理科教師さんは逃げてばっかりだ。まぁ理科教師がゾンビを引きつけてくれたおかげ俺達は楽にゾンビを倒すことができたし……いいか)

男(でも何だか自分が人間じゃなくなってるみたいだ。人を殺して……物を奪うなんて)

男(でも取れるものは取っておこう。そうしなきゃ……妹が生きられない)

教頭「皆さんお疲れ様です。夜間襲撃も収まってきましたのでそろそろ校舎に戻りましょう!」

「はい!」

理科教師「こんな生活がまだ続くのか……」ブツブツ

【二日目終了】

【???:直下コンマ下一桁判定】

↓1~4【忘れていたアイテム ※規模が大きくなく、SFチックで無さ過ぎればなんでも】

【名前】男
【所持アイテム】
【鉈】戦闘+2 残り一回
【乾パン】残り8食分(2日分+2食)
【救急キット】軽傷状態の者を全快させる。(一回使いきり)
【南部式自動拳銃】6発装填。6体まで(任意の数)のゾンビを判定せず「撃退」の状態にする。
【日本刀】戦闘+3 残り二回
【ねずみ花火】襲撃してくるゾンビの数を3体増やす。戦闘+2(一回使いきり)
【???】16

【名前】妹
【???】16

【名前】女研究者
【所持アイテム】
【注射器?×1】内容不明
【???】98

【名前】教頭
【所持アイテム】
【軽自動車】二回探索に行ける。戦闘+1。
【???】79

【名前】新人教師
【所持アイテム】
【軽自動車】(教頭のものと同内容)
【???】52

【名前】理科教師
【所持アイテム】
【軽自動車】
【???】66

【現在地】小学校
【耐久力】5/5
【効果】避難者全員に支給できる丸5日分の水分と食糧(残り丸3日分)

男(突然だが学校で食べる飯がうまい)

妹「……」モグモグ

男(緊急時に備えてある缶詰め。肉とか魚のやつだ。菓子パンなんかもある)

男(それが一階にある職員室に隠されているんだと)

男(ゾンビが校舎に入るその前、新人教師さんが三階まで運んでいたんだって。あの細い体であの量をなぁ)

男(食べ物に感謝して食事するなんて……小学生以来だ)

男(その食糧も今日入れて三日で尽きる。なんとかしないと……)

妹「何考え込んでるんですか兄さん」

男「いや、何でも」

妹「疲れてます?」

――音楽室

男「これが昨日倒した人達から『もらった』ものです」

男(俺は昨日集めたアイテムを広げて先生方に見せた)

新人教師「うわぁー、集めましたねー。色々あるー」

理科教師「南部式自動拳銃……実弾入りの拳銃を持った人間がこの町を歩いていたって言うのか……」

教頭「日本刀、ですか。うーむ……」

男「救急キットも見つけました。軽傷であれば俺だって助けられます!」

教頭「そうですね。ああ……保健室のスガ先生が生きていてくれれば……もう少し負傷者の対応が出来ていたというのに」

新人教師「はは……はぁ。あ、あっ、ねずみ花火もありますよ! 僕やったことないんですよねー」

理科教師「……」

男「……あっ、皆さんこのアイテム好きに持って行ってください! この量はさすがに持って行けないから……」

↓1【持たせる】

※拾ったアイテムを名有りの仲間に持たせると勝手に使ってくれます。

※書き方の例
教頭→日本刀、ねずみ花火

※仲間に移動させたアイテムは死ぬか自由行動、夜会話で言うまで返してくれません。

理科教師「わ、私はこの南部式自動拳銃をもらうぞ! これならゾンビも怖くない!」

男「撃ち方は……」

理科教師「アメリカにいた時に少し、な」

男「すげぇ。他のお二人は?」

教頭「もう少し考えさせてください」

新人教師「僕も……」

男「分かりました。では――」

……

男「そろそろ動こう。朝は何をしようかな?」

↓1

男(昨日言っていた食料品の確保をしよう。軽自動車に乗せてもらって食料品店を回るんだ)

男(ホームセンターにも寄りたいな……新しい鉈が欲しい、かも)

男(先生方に相談してみよう)

……

教頭「分かりました。食料品はあって困ることはありません。電気が通っているのなら店の食べ物も腐ってはいないでしょう」

教頭「私と理科教師くんと新人教師くんの車はに乗せられる人数は最大4人までです。荷物もありますからね」

教頭「ホームセンターですか? 分かりました、ホームセンターが隣にあるスーパーマーケットであればありますし」

新人教師「スケジュール作って来ましたー!」

学校出発
↓移動(食品店にいるであろうゾンビを撃退)
食品店に入り、食品確保(店内にゾンビがいる時は撃退。男さんは予備鉈を確保)
↓帰宅移動(道路にいるであろうゾンビを撃退)
学校到着

男「なるほど……!」

教頭「では誰を連れて行くか考えましょうか」

↓1【男を除く同行者 最大3人まで(必須条件:運転手となる者) ※妹、女研究者も選択可】

男「教頭先生、それと……女研究者さんの3人で行きたいです」

理科教師「女研究者……ウィルスに感染したと思われる子供達を治した人か」

新人教師「あの人がいれば、色々知ってるから安心ですねー」

教師「しかしまず本人に聞かないと……今日は何だかお疲れのようでしたから」

男「そ、そうなんですか? ちょっと会ってきます!」ダッ

――二階 図書室

女研究者「はぁ……はぁ……」

女研究者「……う、うぐっ」

女研究者「……んあっ! ふぅ、ふ……はぁ……」

女研究者「これが……最後の一本……」

女研究者「ごめんなさい……皆……でも私……生きたいの」

女研究者「……」トスッ

女研究者「~~~~~~~~~~~んッ!!」

女研究者「……はぁ、はぁ」

【???】98→68

男「女研究者さん!」ガラッ

女研究者「えっ!?」ビクッ

……

男「何で……脱いでたんですか?」

女研究者「聞かないで」

女研究者「で……何しに来たの?」

男「あ、えと……食料品確保を手伝って欲しいなと思って」

女研究者「そんなこと? いいよ、ついて行く」

――車内

女研究者「ショッピングなんて久しぶり。青い空を見るのもいつぶりかしら……」

教頭「ははは、では出発しましょう。安全運転で行きますが。ゾンビが現れたらそうも行きませんのでシートベルト着用、お願いしますね」

「「はーい」」

教頭「では、出発!」



男(教頭先生の運転は丁寧で、道行くゾンビもうまいこと避けていった)

男(女研究者さんはずっとボーって外を眺めてた。あ、首のところの怪我、治ってる)

男(街は一週間前とは全然違った。人が積み重なって倒れてたり、ゾンビになってフラフラ歩いていたり)

男(何より車が通っていない。路肩に止められた車の中で女の人がフロントガラスに頭を突っ込んだ状態で固まっていたくらいか)

男(一時間と少し、新人教師さんがリストアップしてくれた学校から離れた場所にあるスーパーマーケットに到着した)

教頭「もう少し……で、うわっ」

男(確かに「うわっ」な光景だ。スーパーの駐車場には校庭と同じようにゾンビが集まってうろうろしている)

男(平らで広い場所に集まるようになってるのか?)

教頭「あそこにいるゾンビを何体か蹴散らしてスーパーに入りましょう!」

男「はい!」

女研究者「ここで死んでなんかいられないものね!」

【直下コンマ下一桁が襲いかかって来たゾンビ人数】

教頭「7体、ですか……」

女研究者「ちょっと辛くはある……けど」

男(……今まで会った中で一番辛い状況だ。アイテムも使えるけど。今使ったらもっと苦しいことになるかもな)

男(使うべきか……?)

【ねずみ花火】をしますか? ↓1

男(使わない。今これをやったらさすがに助からないだろう)

教頭「私は車で攻撃します!」

男「俺は鉈で攻撃します! 研究者さん! 俺のそばにいてください! どうにかしますから!」

女研究者「は、はい」

ゾンビ「げ、ごご、げ、ごご」

ゾンビ「アビィィィ……」

教頭「行きますよ!」

【直下コンマ下一桁判定】
98:撃退(アイテムget)
765:撃退
43:軽傷
21:重傷
0:死亡

【補正】
【人数差】-4
【寝不足(男+教頭)】-3
【鉈】+2
【剣道の心得】+1
【車】+1

ゾンビ「が、がぁ……」

男「うわ……」

男(どんどん群がるゾンビに俺達は無力だった)

男(後ろにいる女研究者を気にしている内に、俺はゾンビ二人に腰の辺りを掴まれた)

ゾンビ「うぎぃぃいいん」

男(左肩……噛まれた。すぐに頭を叩き割ったが、それでも噛みついた頭はなかなか俺を離してはくれない)

女研究者「うッ……!?」

男「女研究者さ……!」

男(女研究者さんがゾンビに囲まれている……何もできない)

男(少し離れた所で教頭先生が破壊された車の窓から引きずり出されるのが見えた)

男(あ……)

男(ゾンビは……追い払った)

男(でもスーパーの入り口前、俺達はボロボロだった)

男(俺は首から肩周りを強く噛まれた。出血箇所は多い。腕の骨にひび……か、肉が青紫に腫れる)

男(教頭先生も左腕を痛そうに抑えていた。千切られていないだけましか)

男(目がくらむ……女研究者さんは足首を折ったようだ俺に肩をかけないと歩いていられない)

男「どちらにしろ……この状態じゃ食料品確保は無理なんじゃないかと思います……ぐっ」

教頭「しかし……子供達が待っています」

女研究者「い゛っ痛……これだけやられたら……『重傷』よ。出血が酷ければ酷いだけ……身体が弱っていればいるだけ……ウィルスの進行は進む……の」

教頭「く、くぅ……」

男(諦めて帰るか、この状態で進むか。ただ、この状態で進んでも……どうしよう)

↓1

男「……進みましょう」

女研究者「無茶よ……無駄死にになるだけだわ」

教頭「私は行きます」

男「皆を死なせない為に、行きたいんです」

女研究者「あっ、あなた達っ! ……分かったわ。でもどうなっても私は知らない」

男(無茶。分かってる。でもここまで来て逃げるだなんて出来ない。)

教頭「行きましょう。男くん、君はホームセンター側に回ってください。研究者さんは私に任せて……」

男「ありがとうございます!」

【直下コンマ下一桁判定】
98:ゾンビに会わず9日分の食料品確保・鉈get! 生存者発見(3人)!
76:ゾンビに会わず9日分の食料品確保・鉈get! 生存者発見(1人)!
54:5日分の食料品確保。鉈getならず。ゾンビに遭遇
32:3日分の食料品確保。鉈getならず。ゾンビに遭遇
10:食料品確保・鉈getならず。ゾンビに遭遇

男「……はぁ、はぁ、教頭先生!」

教頭「男くん! 武器は!」

男「すいません……見つかりませんでした。それにホームセンターの方はゾンビがいっぱいで。先生は!」

教頭「70人の三日分の食糧は確保しました。しかし私も研究者さんもこれ以上体力が持ちません……すいませんがこれが精一杯です」

女研究者「はぁ……はぁ……車に……戻りましょう」

男「はい!(熱っぽくなってきた指先がチリチリと痺れてきた、今日はここまでか)」

ゾンビ「あ゛、ぁぁ」

男「っ!」

女研究者「そんなッ! ゾンビなんて……戦えるわけ……」

男(鉈は……さっきの戦いですっかり曲がってしまった。だが……俺には日本刀がある。これで……)

教頭「これを切り抜ければ出口はすぐです! 生きて帰りましょう! 3人で!」

【直下コンマ下一桁が襲いかかって来たゾンビの数】

男(四体か……でも一昨日の夜とは状況が違う。皆……重傷だ)

男(ポケットにあるねずみ花火……これを使うか?)

男(普段ならあの音と光でゾンビをおびき寄せて倒すなんて使い方ができそうだ)

男(今はそんなに相手にしてはいられない)

男(使い方を工夫すれば何かできるか? でもそもそも使わなくても……)

男(どうしよう?)

↓2 アイテムを使用して行動しますか?(使用可能【ねずみ花火】【日本刀】【折れた鉈】【救急キット】)

男「教頭先生! 日本刀、先生に一回預けます!」

教頭「は、はっ?」

男「教頭先生の方がうまいと思うので……!」

教頭「分かりました。任せてください」

男「ねずみ花火を使って音を出します。俺はこの折れた鉈を投げつけたら合図です! 後ろからできるだけ静かに近づいて攻撃しましょう!」

女研究者「……く、できる、ところだけ助ける、わ」

男(やるんだ、やる……やってやる!)

……

男(まず花火に火をつけて……投げつけるっ! できるだけ遠く飛べ!)

ゾンビ「あ、ば、ががががが……」

男(ゾンビが増えた、7人か。じゃあ……投げるぞ)

男「……っ!」

男(すっかり刃が折れた鉈、武器としては使えない。刃がこっちに刺さって怪我しちまう。だが……一回きりなら投擲用の武器として使えば……)

男(幸いここのゾンビは動きが少し鈍い。頭か内臓、足だけでもいい。刃物に当たって大量出血をすれば……動かなくなる)

男(当たれ! 当たれよ!)

【直下コンマ下一桁判定】
987:3体に当たった
654:2体に当たった
321:1体に当たった
0:当たらなかった

※投擲で当てたゾンビからはアイテムが取れます

ゾンビ「ぱき」

男(ゾンビ1人の頭に鉈が突き刺さった。その勢いでそいつの首はへし折れて、動かなくなった)

男(残り6体、ここでやらなきゃ!)

教頭「やぁっ!」

男「っ!」

男(合図は送った。ねずみ花火を追いかけるゾンビの背後、声を殺した俺達は気付かれることなく攻撃を……開始する!)

【直下コンマ下一桁判定】
98:撃退(アイテムget)
765:撃退
43210:死亡

【補正】
【人数差】-3
【重傷(×3人)】-3
【寝不足】-3
【ねずみ花火】+2
【日本刀】+3
【剣道の心得】+1
【アイデア点】+2

男「はぁ……はあ……はあ」

男「もう、ダメ、か」

男(囲まれた。ゾンビも増えた。疲れた……)

男(動けない。身体中痛い)

男(教頭先生は荷物を庇ったまま、倒れていた。女研究者さんは……)

男(!?)

男(研究者さんが……叫んでいる)

男「研究者さん何をやって――」

女研究者「男くん! 黙ってて!! あああああああああああああああ」

ゾンビ「ぁ、ぁ」

男(ゾンビが女研究者さんにだけ向かって歩いている!?)

女研究者「教えるわ、男くん! ゾンビは高い音に反応する! 特に女性の叫び声なんかにはね!」

男(そんな……女研究者さんが……ゾンビ達に囲まれて……)

女研究者「男くん聞いて! 車の中に注射器を一本忘れてきたの! それは……ゾンビに噛まれた重傷の人に使えば少しだけ治るようになっているの! 試作のゾンビウィルス抗生剤!」

男「ま、まさかあなたは……」

女研究者「あなたの無茶は責めないわ! でもそのままだとどうなるか分かるわね? だから――」

男(「だから」その後、女研究者さんはゾンビの山の中に埋もれて消えた)

男(ゾンビは女研究者さんに群がっている。教頭先生は息があるみたいだ)

男「教頭先生、車に……車に戻りましょう」

教頭「は、はい、う……」

男(鉈で倒したゾンビの私物をもらった後、俺は教頭先生を連れて車に戻った)

男(また……俺のせいだ。また俺が見殺しにしたんだ)

※良い仲間を連れてきていて良かったですね!

↓1【getしたアイテム】

男(……銃だ。撃ち方が分からない。感覚で行けるか?)

【三十年式歩兵銃】ゾンビ発生時、五人(一人~五人までの任意の数)を判定無しに倒す。

【アンチゾンビウィルス注射器×1】感染度を30下げる。ゾンビ攻撃後の感染度上昇を止める。

――車内

男「すいません……教頭先生、苦しい時に運転させてしまって」

教頭「大丈夫です……片手でも運転はできます。それに……」

教頭「女研究者さんの分も……早くここを出ましょう」

男「はい……」

教頭「……行きますよ!」

男「……」

男(話す気力も起きなかった。さっきまでいた人間がもういない)

男(俺のせいで。俺のせいで。俺のせいで)

男(……)

男(……?)

男(道路を歩くゾンビの数……増えてる)

教頭「気づきましたか?」

男「はい」

教頭「少し、降りて数を減らしましょう。このままでは……通れない」

男「……はい」

【直下コンマ下一桁がゾンビの数】

ゾンビ「げ、げげ」

男「……五体」

男「銃の銃弾は五発分……」

男(単発式ボルトアクション……ゲームとかで見た)

教頭「……ぐ……う……」

男(直接戦闘は辛い……けど、撃てるか?)

↓2【アイテムを使うか?(銃を使いたいとき使用弾数を書く)】

男「教頭先生、車の中にいてください。俺、やりますから」

教頭「銃、ですか……! 三十年式歩兵銃!」

男「5mもありませんし……当てます!」

男「行けっ!」

【直下コンマ下一桁判定で取得アイテム】
98:5個
76:4個
54:3個
32:2個
10:1個

男(銃。最初の反動は大きく、ヒビが入っていたと思われる俺の腕に強く響いた)

男(少しずつ近づいてくるゾンビの頭を撃つ)

男(撃つ度に母ちゃんの顔、女研究者さんの顔がよぎった)

男「教頭先生! 終わりました! ゾンビの持ってるものをもらったら帰りましょう」

教頭「大丈夫ですか!?」

男「は、はは、は……大丈夫、です」

↓1~4【アイテム ※規模が大きくないもの】

――学校

男(学校。遅い帰りを待っていた避難者の人達は今日あったことを教頭の口から聞いた)

男(誰も俺のことを責める人はいない。何故だ……)

男(身体中が痛い。腕、肩……それは教頭先生も同じだろう。なのに先生は皆にいつも通りに振る舞っている)

男(俺には無理だ)

男(妹も泣いていた。俺にすがってしばらく離れなかった)

男(やめろ。ウィルスが俺を蝕んでいるかもしれないのに。やめてくれ)

男(やめてくれ)

【スリングショット】弾になるものと組み合わせて使おう。自由行動で組み立てることができる。

【ショットガン(USAS12)】装填数5発。これで撃たれたゾンビは身体の損傷が激しく、アイテムを得ることができない。

【三十年式実包】男に知識がないので何と組み合わせるべきか分からない。自由行動で組み合わせよう。

【ワイヤー】頑丈なワイヤー。長すぎて武器としては使えない。自由行動で加工しよう。

男(夜か……誰かと話して気を紛らしたい)

↓1【話したい人】

男(妹と……話したいかな)

男「妹……」

妹「なんですか、兄さん」

男(帰って来てから俺と教頭先生は微熱が出始めていた。眠ることも出来ず、頭の中がぐるぐると回る中、妹は俺と先生を付きっきりで看てくれた)

男「いや、少し話したくて……さ」

妹「そうですか……どうしたの?」

男(何を話そう↓1)

男「今日あったことを……」

妹「兄さん、自分から話さなくたって……いいんですよ?」

男「話したい……話したいんだ。聞いてくれよ。スーパーマーケットで俺達が襲われた時、あの時に退いていれば――」

妹「やめてください」

男「女研究者さんは死なずに――」

妹「やめて……」

男「教頭先生だって――」

妹「やめてよっ!!」

妹「やめてくれなきゃ……イヤです」

男「……」

妹「兄さん、疲れてます。今日の夜、校庭に出るのはやめてください……休んでください」

男「……」

男(これ以上会話は無かった)

↓1【夜間拠点防衛or休養】

新人教師「今日は理科教師先生と教頭先生はお休みです。皆さん、お2人がいない中ですが皆さん頑張りましょう!」

「「「はい!」」」

【直下コンマ下一桁判定】
98765:拠点防衛成功
4321:死亡者発生(コンマ数人数分死亡)
0:拠点防衛失敗。耐久力1消費(10人+新人教師死亡)

新人教師「あ、ぐぅ……」

新人教師(ここまでか……まさか僕がここまでやられるとはね)

「う……」

「痛ぃ……いたい゛よお゛お゛お゛お゛お゛お゛」

「ケン、ジ、明日……キャッチボール…………」

新人教師(いけない。もうウィルスが回っている人達が……ぼくももうやばいね、やばいよお)

新人教師(やばいやばいはやくしないとやばいやばいやばいやばい)

新人教師(はやくはやく、はやくはははやくはやくははははやくははははやくはははははは……)

新人教師「みなさあんこっちですよお、こっちこっち。こっちにいきましょうねえ」

「あ゛あ゛……」

「けん……けん……じ」

「はい」

新人教師(女研究者さん……いや、女研究者先輩……アンプルは……必ず――)

新人教師「こっちこっちでずよ゛ごづぢ」

新人教師「ぞづぢずああり゛ませんよ゛、ぞづぢは校舎でずがら゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

新人教師「ごづぢこっち、こっちいぎましょうねー」

……

【???:直下コンマ下一桁判定】

【名前】男
【所持アイテム】
【乾パン】残り8食分(2日分+2食)
【救急キット】軽傷状態の者を全快させる。(1回使いきり)
【日本刀】戦闘+3 残り1回
【アンチゾンビウィルス注射器×1】感染度を30下げる。ゾンビ攻撃後の感染度上昇を止める。
【スリングショット】使用不可
【ショットガン(USAS12)】5発装填。5体から(任意の数)のゾンビを判定せず「撃退」の状態にする。
【三十年式実包】使用不可
【ワイヤー】使用不可

【感染度】31

【名前】妹
【感染度】21

【名前】教頭
【所持アイテム】
【軽自動車】1回探索に行ける。戦闘+1。
【感染度】94

【名前】理科教師
【所持アイテム】
【軽自動車×2】
【南部式自動拳銃】6発装填。6体まで(任意の数)のゾンビを判定せず「撃退」の状態にする。
【???】71

【現在地】小学校
【耐久力】4/5
【効果】避難者全員に支給できる丸5日分の水分と食糧(残り食糧丸5日分)

【避難者人数】58人(内20人小学生)

男(……焦げ臭っ)



男(焦げ臭い匂いで起こされた)

男(窓にかじりつく人達に混じって俺も外を見る……)

男(おい……何だよこれ)

「パパ……パパぁ……」

「シマダくんちのおじいちゃんも……」



男(昨日、新人教師先生を含む夜間の校舎防衛をした人達が全滅した)

男(ゾンビにやられた人達はゾンビになるんだが……新人教師達はどうやら――)

男(その前に「自決」を選んだみたいだ)

男(ライターか何かで自分に火を付け、校庭の端に行き燃え尽きた)

男(まだ、くすぶっている人だったもの)

男(涙も出ない)

↓3【アイテムを仲間に移動させることができます(複数選択可・複数人選択可)】

――音楽室

男「教頭先生……大丈夫ですか?」

教頭「ええ、少し、熱が……あがってきただけだからだいじょうぶですだいじょぶです」

男「……」

男(女研究者さんが言っていた「アンチゾンビウィルス抗生剤」。これを注射すれば教頭先生も……)

男「ジッとしていてくださいね……ふん」

教頭「がぁっ」

男(俺は座ることも辛そうな教頭先生の腕に注射器を刺した)

男(注射器は全自動。一度挿したら中身の液体がゆっくりと先生の身体の中へ入っていった)

男(急に刺されて驚いた先生も、徐々に落ち着きを取り戻し眠りについた)

【教頭感染度】64

男(良かった。さて、朝は何をしよう)

男(見ての通り教頭先生は寝ているから朝の行動には参加できない)

↓2

※自由行動安価でアリな安価

例)スリングショットの弾を作る。今持ってるものを組み合わせてバリケードを増設する。家を立てる。畑を作る。ソーラーカーを作る。島を買う。重機の免許を取る。ラーメンが作りたいから土壌開拓する。0円の食材を探す。

※困る安価

例)核爆弾を開発する。パワードスーツを作ってチームを組む。超能力開発する。蜘蛛に噛まれる。ゾンビのいない星を探すために宇宙船を作る。国会を占拠する。自殺する。

※極端過ぎますがおわかりください。

男(戦える人……探したいなぁ)

男(新人教師、非戦闘員とはいえ女研究者さん。それに名前も知らない10人もの人達がゾンビにやられてしまった)

男(どこを探せば……はっ!)

男(そもそも俺は学校に避難している人もよく分かってなかった)

男(交流しなければ居ないのと同じだ。色々な人に声をかけていこうかな)

男(外にも人はいるんだよな。俺達みたいに学校やどこかで隠れて住んでる人もいる)

男(その人達を助けたりすれば交流できるかもしれない)

男(なら……どこで人を探そうかな)

↓2

男(800m先にマンションがある。そこに籠城してる人がいれば連れて来られるかな)

男(……一人で勝手に行動すれば迷惑がかかるよな。理科教師先生に話してみよう)



理科教師「何ィ、マンションに行って人を探したい?」

男「はい、戦える人が減ってしまって教頭先生も辛そうだし……何より全ては俺のせいだから何とかしたくて」

理科教師「ふん。確かに痛手はある。徐々に不利になりつつある現状、君がそうしたいと思うことも分かる」

理科教師「それで私に話をしたという訳か……ふむ」

男「もう先生しか話す人がいないし……」

理科教師「それもそうだ……分かった、車を出そう。教頭は連れていけないし、君も妹を連れて行きたくはないだろう?」

男「……はい」

理科教師「いつ死ぬか分からないのだからな。それに君のその腕」

男「っ!」

理科教師「重傷だ。忘れるんじゃないぞ。私はここで死にたくない。君が何と言おうと危険な時は帰るからな」

男「……はい」

理科教師「スケジュールを組む、待ってなさい」

理科教師「できた」

学校出発
↓(道路上ゾンビと戦闘)
マンション探索(マンションに潜むゾンビと戦闘の可能性あり)
↓(道路上ゾンビと戦闘)
帰宅

理科教師「少なくとも計2回は戦わねばならない。戦うのも断念して帰ることもできる」

理科教師「もう一度言う。私は君と心中するつもりはない」

男「はい、分かっています」

理科教師「では出よう。近場だから昼には帰って来れるだろう」

男「……はいっ!」

理科教師「……では出るぞ。シートベルトはしておいてくれ」

男「は、はいっ(案外丁寧な人なんだよな……子どもには好かれてるみたいだし)」

理科教師「……どこに行くにしても車が無ければ話にならない。世も末だ……」

理科教師「右も左も」

男(理科教師先生はずっとブツブツと文句を言いながら運転をした。途中ラジオを付けたが繋がらなくてイライラする先生は怖い)

理科教師「……出たか。集団!」

男(ゾンビの集団、というか列が行く手を阻む。彼らは何故か律義にも一本の列になっていた)

男(何でだ?)

【直下コンマ下一桁が襲ってきたゾンビ人数】

ゾンビ「あ゛あ゛」

ゾンビ「ふぁあああああああ!」

ゾンビ「くすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくすくす」

男(10人も……2対10、無理だ。また……また死なせてしまう!)

男「すいません、先生。戻りまし――」

理科教師「チィッ、やかましいゾンビめ!」

男「理科教師先生!」

男(先生はそういうと車の窓を開け、銃を撃った!)

理科教師「全弾撃った。もう使い物にならん」

男(6体のゾンビが……一気に)

【直下コンマ下一桁判定】
98:6アイテムget
76:5アイテムget
54:4アイテムget
32:3アイテムget
1:2アイテムget
0:1アイテムget

男「すげぇ……6体とも頭を打ち抜いて……」

理科教師「銃を撃ったのは久しぶりだ。ましてや人間に撃ったのは初めて」

理科教師「こんなにも……恐怖で手が震えるものなのだな」

男「俺の為に全弾使わせてしまって……すいません」

理科教師「一応教師だからな……行きたいんだろう、マンションに。人を見つけに」

男「……はい」

理科教師「後4体。やれるな?」

男「……はいっ!」

↓2【アイテムを使用可能(銃を撃つ場合は発射する弾数を)】

※アイテム内容変更

【ショットガン(USAS12)】5発装填。一発に付き、2体倒せる(アイテムは被弾したゾンビの損傷によりget不可)。

再安価↓1

男「ショットガン!」

理科教師「ショットガンか、撃ち方は」

男「ゲームで!」

理科教師「教えてやる、従え」

男「はい!」



ゾンビ「べべべぶぶ」

理科教師「ひっ、きっ、きてるぞ! 早く撃て!」

男「これをこうやって……こう!」

ガンッ!

男「……ゾンビがぐちゃぐちゃに」

男(それは今まで見たゾンビの中でもひどい死に方。引き金を引いてこうした俺は……人を食うゾンビと変わらないんだな)

男(銃の力はすごい。これだけでゾンビを一掃できた)

↓1~6【アイテム】

【取得したアイテム】
【手榴弾】一回使いきり。投げればゾンビ2体を倒せる(損傷具合からアイテム取得は不可)。

【薙刀】戦闘時+2。使用回数2

【ライター】火を付けられる。3回は使えそう。

【栄養ドリンク】一回使いきり。朝に飲めば、1日全て判定に+1

【ワクチン】一回使いきり。抗生剤。ウィルス感染速度上昇を止められる。

【ショットガンの弾】2発分。【ショットガン(USAS12)】に装填したのでなくなった。

理科教師「……」ガチャガチャ

男(弾、入れるの早いな)

理科教師「できたぞ」

男「ありがとうございます……(弾丸を入れるやり方も知らないからなぁ、俺)」

男(みんなに頼ってばっかりだ)

理科教師「ゾンビも倒した。行くぞ、早く乗れ。ゾンビが来る」

男「はいっ」

理科教師「ったく……」

男(……理科教師さんにまた助けてもらっちゃったな)

男(……あ)

男(ゾンビの列。その先に会ったのは……コンビニだった)

男(入り口にあった貼り紙には「非常事態に付き閉店いたします」と書いてある)

男(並んでいたのか。開かないコンビニに)

男(もう何で自分が並んでるかも分からないんだろうな。ゾンビだって四日前まで普通に生きてた人なんだから……習慣が身体に染み付いて動く、なんてあり得るのかな)

男(母ちゃんもまだ家で俺達を待っていたり……しないか)

理科教師「数mだがシートベルトはしろ」

男「あっ、はい」

男(マンションに着いた俺達は車から降りて入り口前に来た)

男「ここがマンションか……人、いればいいな」

理科教師「ここまで来て何もなかったじゃ済まされない。行くぞ、しらみつぶしに当たるんだ」

男(この人……悪い人じゃないんだな)

男「はい!」

理科教師「一緒に行動する。離れるなよ。私はゾンビが大嫌いだ」

男(好きな人なんて聞いたことない……)

理科教師「ロックはされていない。ガラスは割られていて入り放題。ふん、不用心な」

【直下コンマ下一桁判定】
9:生存者3人発見
87:生存者3人発見! しかしゾンビにも遭遇
6:生存者2人発見
54:生存者2人発見! しかしゾンビにも遭遇
3:生存者1人発見
21:生存者1人発見! しかしゾンビにも遭遇
0:生存者なし。ゾンビに遭遇

男「あっ!」

理科教師「しっ! 静かにしろ!」

男(四階。階段を上がってすぐの部屋で人の話声が聞こえる!)

理科教師「行くぞ。君が探していたものがあったみたいだ」

男(俺達はゾンビに気付かれないよう静かに階段を上った)

↓1~2【隠れていた生存者】
>>40に従ってください

男(一室ロックがかけられてる。ノックをしてみよう)コンコン

理科教師「……出て来んな。急に気配が消えた」

男「隠れたんですよ、きっと」

男(覗き穴から見えるよう俺は手を振った)

男(すると少し間を置いて、ドアが開く。チェーンは外さず距離は少し離れていて。顔を出したのは……まだ中学生くらいに見える男子だった)

男子高校生「……なに? 誰?」

男「近くの小学校から来た。君を助けに……」

男(それを聞いた彼は何か驚いた表情になり、部屋の奥へと引っ込んだ)

男(またしばらくして、男子は彼の姉と思われる人物を連れてきた。うわ、綺麗な子。ロリじゃないから論外だけど)

剣道女子「あの……救助に来たというのは本当ですか?」

理科教師「嘘ではない。こちらには58人が住んでいる。君達の方は?」

剣道女子「私達だけ……だと思います。怖くてあまり見に行けてはいませんが。恐らくみんな……ゾンビになったかと……」

男(不安げに視線をキョロキョロと動かした。疲れているのだろう)

男「2人より多くいた方がいい。寂しさも少しは紛れるよ。来ないかい?」

剣道女子「コウ……」

男子高校生「リサ姉に着いていくよ、俺」

剣道女子「でも……」

男子高校生「大丈夫だよ」

剣道女子「……」

男子高校生「あの人達、信用できるよ。きっと」

男子高校生「もう2人だけじゃないんだよ」



理科教師「早く乗れ。帰るぞ」

男子高校生「……はい」

剣道女子「ありがとう……ございます」

男「俺、助手席に乗ります」

男(俺達は何も言ってない。説得も特に)

男(2人は話し合って決めた。自分自身の考えで俺達に着いてきてくれたんだ)

男(それで……いいんだよな)

理科教師「車、出すぞ」

男(2人は後ろで落ち着かなそうに外を見てる)

男(そりゃそうか。知らない男2人、しかも武器持ちの人間が急に家に押しかけて「着いてこい」なんて言うんだものな)

男(怖くないワケがない。俺だって怖い)

男(変なとこに連れてかれるかもしれない、なんて考えてんのかな)

男(エロ同人みたいに……)

男(あ、そう言えばしばらく抜いてないな)

男(それどころじゃなかったから……)

理科教師「またゾンビ共だ! 男君、やれるな?」

男「もちろんです。みんなで生きて帰りましょう」

理科教師「教頭のような事を言う……」

【直下コンマ下一桁が襲ってきたゾンビ人数】

理科教師「7体か」

男「7人、です」

男(銃がある。これさえあれば何とか撃退することもできる)

男(……それを使えばまたゾンビの身体は汚く消し飛ぶ)

男(正直怖い)

男(どうする……?)

↓1【アイテム使用可(銃を撃ちたい場合、発射弾数も書く)】

男「一発だけ撃ちます! そこから……突撃します!」

理科教師「ああ、分かった。そこの2人! 君達も私達の仲間になったのだから手伝ってくれるな?」

男子高校生「分かってます」

剣道女子「できることはやります」



男「当たれ!」

ゾンビ「ぴゅっ!?」

男「後は5人……行きます!」

【直下コンマ下一桁判定】
98:撃退(アイテムget)
765:撃退
43210:死亡

※重傷者の存在は仲間の足を引っ張ることになり、常に死のリスクが付きまといます

【補正】
【人数差】-1
【重傷】-1
【日本刀】+3
【剣道の心得】+1
【車】+1

男「……よし」

男(日本刀でゾンビの背中をなぞる。そこからは血が勢い良く吹き出した)

男(暫くは気づかず暴れるが……途中、ぜんまいが止まったおもちゃみたいにパタリと倒れ動かなくなった)

男(理科教師さんは車でゾンビをはね倒し道を作る)

男(男子高校生くんも頑張っていた。後ろから掴みかかって俺が斬りやすいように手伝ってくれた)

男(剣道女子さんも……すごい。柔道でも習っていたのかゾンビを投げ飛ばしたり、転ばせたりした)

男(でも……それじゃゾンビは倒せない)

男(とにかくゾンビは全て動かなくなった)

男(ゾンビが持っていたアイテムを貰おう。そろそろ色々持つのが辛くなってきたな)

↓1~5【アイテム】

【getしたアイテム】

【爆竹】一回使いきり。ゾンビを2体を引き寄せる。戦闘+1

【救急セット(取り扱い説明書付き)】一回使いきり。軽傷を直すことができる。

【サバイバルセット】3日間×1人分の食料(9食分)と【ナイフ】と【救急セット】が入っている。今は使わなくても良い。

【小型浄水機(使いきり)】多少汚い水でも2日分暮らせるくらいの量浄水できる。しかし入れる物がなければ意味がない。

【大量のガソリンが入ったタンク】車が一回探索に行けるくらいあるガソリンタンク。火気厳禁。

教頭「昨日は皆さんにご迷惑をかけてすいませんでした」

男(俺達が帰ると教頭先生はもう起きていた。少し元気になったみたいだし……良かった)

剣道女子「あの……」

男子高校生「俺達……」

教頭「お二人が男君が連れて来てくれた生存者の方ですね。男君ありがとうございます」

男「はい!」

教頭「お二人、よく来てくれました。よろしく」

「「よろしくお願いします」」

男(2人も早く避難所に馴染んでくれればいいが)

教頭「新人教師君の分も女研究者さんの分も……頑張らなければいけませんね」

男(教頭先生が元気になったことだし、昼は何をしようか)

↓1

男(新入りの2人と話がしたいな)

男(マンションの状況とか、ゾンビについても何か知ってるかもしれない)

男(少しでも話して心が楽になれば……)



男「2人と仲良くなりたくて……さ」

男子高校生「……いいけど」

剣道女子「何の……話ですか?」

男(そうだな……↓2)

男「えと……特技は」

男(面接官か俺は。あぁ、長くて辛い就職活動を思い出す)

剣道女子「剣道を少々」

男子高校生「情報関係。でもそんなこと聞いてどうすんの?」

男「いや、はは……(思いつかなかったし変な感じになった)」

男「あ、2人はマンションでどうやって過ごしていた……というか生きていたの?」

剣道女子「……」

男(剣道女子さんが黙ってしまった。何かマズいこと言ったかな……?)

男子高校生「最初はあそこに俺達以外もいました。でも結局敷地内を守ってる途中にみんなやられて……ま、あんな奴らだから――」

剣道女子「……こら」

男子高校生「……ごめん。で、もうそこからは家から出ないで男さん達みたいな人が来るのを待ってた」

男子高校生「長い3日間だったな……」

剣道女子「……」

男「そっか……教えてくれてありがとう(あまり詳しくは教えてはくれなかったか。やっぱり時間が必要かな)」

男(夜だ……誰と話そうかな?)

↓1

男「教頭先生、具合の方はどうですか?」

教頭「えぇ、すっかり元気です。今晩からでも働けそうですね」

男「無理、しないでくださいね。みんな教頭先生のおかげで何とか元気でいられてますから……」

教頭「いえ、そんなことはありません。昨日の新人教師君と一緒に燃えてしまった人達の家族、あの人達と話すことができていません」

教師「日々、無力を感じますね」

男「……」

男(教頭先生が考え込んでしまった。何を話そう?)

↓1

男「新しく俺が連れてきた2人なんですが……」

教頭「ええ、男君には感謝していますよ。生存している且つ孤立している人達の救助は本来であれば我々がしなければいけないのに」

男「2人はここに馴染めるでしょうか?」

教頭「2人次第でしょう。2人は心を閉ざしています。それもいつか溶けるでしょうが」

教頭「それがいつになるかは私にも……」

男「何かできればいいけど……」

↓1【夜間拠点防衛or休養】

男(今日も休もう……身体中が痛い)

男(腰が……特に)



理科教師「新たに加わった2人です。共に戦う仲間として頑張りましょう」

「「はい!」」

理科教師「女性の参戦は本来であれば避けたいのだが、特例だ。無理はするなよ」

剣道女子「はい! ……私達もやらなきゃ、ね?」

男子高校生「リサ姉、怖くないの?」

剣道女子「……やらなきゃ。やられるの。だから怖くない」

【直下コンマ下一桁判定】
98765:拠点防衛成功
4321:死亡者発生(コンマ数人数分死亡)
0:拠点防衛失敗。耐久力1消費(10人+理科教師・剣道女子・男子高校生死亡)

理科教師「はぁ……終わったか。銃があればこんな思いをせずに済んだのに」

男子高校生「リサ姉、大丈夫?」

剣道女子「大丈夫。男子高校生くんは?」

男子高校生「へーき。手の甲をちょっとだけ引っかかれただけだよ」

剣道女子「そう……良かった」

「疲れたなぁ」

「90日暮らせば助かるって聞いたがどうだか」

剣道女子「……」カタ…

男子高校生「ほんとに大丈夫?」

剣道女子「うん……うん……大丈夫」

【四日目終了】

【感染度:直下コンマ下一桁判定】

【名前】男
【所持アイテム】
【乾パン】残り8食分(2日分+2食)
【救急キット×2】軽傷状態の者を全快させる。(1回使いきり)
【スリングショット】使用不可
【ショットガン(USAS12)】5発装填。5体から(任意の数)のゾンビを判定せず「撃退」の状態にする。
【三十年式実包】使用不可
【ワイヤー】使用不可
【爆竹】一回使いきり。ゾンビを2体を引き寄せる。戦闘+1
【サバイバルセット】3日間×1人分の食料(9食分)と【ナイフ】と【救急セット】が入っている。
【小型浄水機(使いきり)】多少汚い水でも2日分暮らせるくらいの量浄水できる。
【手榴弾】一回使いきり。投げればゾンビ2体を倒せる(損傷具合からアイテム取得は不可)。
【薙刀】戦闘時+2。使用回数2
【ライター】火を付けられる。3回は使えそう。
【栄養ドリンク】一回使いきり。朝に飲めば、1日全て判定に+1
【ワクチン】一回使いきり。抗生剤。ウィルス感染速度上昇を止められる。
【感染度】49

【名前】妹
【感染度】29

【名前】教頭
【所持アイテム】
【軽自動車】1回探索に行ける。戦闘+1。
【感染度】72

【名前】理科教師
【所持アイテム】
【軽自動車×2】
【南部式自動拳銃】6発装填。6体まで(任意の数)のゾンビを判定せず「撃退」の状態にする。
【感染度】79

【名前】男子高校生
【感染度】83

【名前】剣道女子
【感染度】61

【現在地】小学校
【耐久力】4/5
【効果】避難者全員に支給できる丸5日分の水分と食糧(残り食糧丸4日分)
【避難者人数】60人(内20人小学生)

※【重傷】20日間経過後、【軽傷】に移行。【死亡】しやすい。戦闘コンマ-1。

※【軽傷】10日経過後、完治。【重傷】になりやすい。

※経過日数はアイテムその他を使用しなかった場合と考えます。また、簡単に重傷は治りません。重傷なので

※アイテム欄で忘れていた物です

【大量のガソリンが入ったタンク】車が一回探索に行けるくらいあるガソリンタンク。火気厳禁。

妹「腰が痛い?」

男「うん……あだだだ」

男(朝、起きたら腰が痛かった。痛いって言うかもう……痛い)

男(理由は……理科教師先生が教えてくれた)

妹「背中、もみますか? 背中にちょっと乗りますから……よっ」

妹「んっ……んっ……どうですか? ふっ……ん」

男(あっ、これっ、痛い。悪化してる気がする。でも……スッゴい幸せ。立てないけど……勃ってる)



理科教師「馬鹿者! 当たり前だ!」

男「ひぃ!」

理科教師「見ろ、君の隣にある荷物!」

男「えっ」

理科教師「君はこの量の荷物を背負っていたのだぞ!(>>299)」

理科教師「化け物か!」

男「ちょっと車に積ませてもらった分もあるし……」

理科教師「その量を引いても異常だと言っているのだ!」

理科教師「ということで君達に私の考えを聞かせようと思う」

教頭「はい」

理科教師「『1人が持てる量』についてだ。そこの弁慶のように気合いでものが持てる程、人間は強くできてはいない」

理科教師「1人が持つ量を決めておこうではないか。いいか? 1人が行動に不自由なく生活できるアイテム保持数」

理科教師「これだ!」

・武器は2つまで
・それ以外のアイテムは3つまで

・合計5つ(武器を持たずにアイテムも5個、武器1個にアイテム4個も可能)

理科教師「分かったか?」

男「はい……」

妹「兄さんって意外とタフなんですね……」

男子高校生「ふーん」

剣道女子「……」

理科教師「ではこの新しいルールを踏まえて持って行くアイテムを決めるといい。複数人、複数選択は可能だ」

理科教師「選択されなかったアイテムはどうするか? そうだな……音楽準備室に備蓄しよう。自由に工作しても構わん」

理科教師「車は武器かだと? 武器ではない、アイテムだ。大事な移動手段。気になることがあれば私に聞け」

理科教師「ではどうするか考えたまえ」↓3

例)
【男】
・くわ
・はさみ
・麦茶
・クワガタ虫

【妹】
・コミックLO
・クジラックス先生の新刊
・バールのようなもの
・手裏剣

理科教師「男君は……旧式の弾丸にスリングショット」

理科教師「妹君は……ライターに爆竹か」

男「妹、お前がそんなもの持たなくたって……」

妹「私も兄さんみたいに人の役に立ちたいです。それだけ……」

妹「ダメ?」

男「いいです」

理科教師「よし、これで私からの話は終わりだ。一度仲間に渡したものは本人に直談判するまで返してくれないぞ。忘れるなよ」

男「はい」

理科教師「備蓄したアイテムは自由行動時に工作しても使ってもいい」

理科教師「だが、一度に持てる量を考えるのだな」



男「腰も大分楽になったし朝の行動は何をしようかな」

↓2

男(たまには雑談もいいかな)

男(誰と誰を誘ってどんな話をしようかな)

↓1【話し相手(複数人選択可)、話題】

男(俺は剣道女子さんと男子高校生くんと話すことにした)

男「マンションにいた他のメンバーのこと、聞かせてくれるか?」

男子高校生「……いいの、リサ姉?」

剣道女子「大丈夫よ、今は……ここは安全だから」

男子高校生「……じゃ、俺が話す」

男子高校生「はっきり言ってあいつらはくずばっかりだった」

男子高校生「リーダーは塾講師のタカミヤ。ばあちゃん達から食べ物を奪って自分のグループの独り占めになるように仕組んだ」

男子高校生「チンピラのハナダはタカミヤの金魚のフン。自分の子供と奥さんを盾にしてマンションから逃げやがった」

男子高校生「子供と奥さん? 食われたよ」

男子高校生「カネタは無職、混乱したからって自分の親を――」

男子高校生「……後は」

剣道女子「イナモリ――」

男子高校生「おい、リサ姉!」

剣道女子「イナモリはね。普通の学生。私の同級生」

剣道女子「生徒会長をしていたの、彼。それで……」カタ…

剣道女子「それ……で」カタカタ…

男子高校生「いいよ、言わなくて……イナモリはリサ姉に酷いことをしたんだ。クズだよ」

男子高校生「それよりもクズは……」

男子高校生「俺だ」

男「……」

男「そ、それで……そいつらはみんなゾンビに……」

剣道女子「えぇ、みんな戦ってる途中で「嘘だ」

男「えっ」

剣道女子「コウくんだめ」

男子高校生「言わなきゃ。言わなきゃ俺、苦しくてこの輪に入れない……入れないんだよリサ姉ぇ!」

剣道女子「言ったら……コウくんが」

男子高校生「いいんだよ! 幼なじみも守れなくて、逃げてばっかりな俺は……」

男子高校生「俺は……それでも許されちゃダメなんだよ」

剣道女子「……でも」

男「……」

男「聞くよ」

剣道女子「……!」

男「聞くよ。聞く。誰にも言わない。教えたくないなら、2人と俺の秘密にしよう。な?」

男子高校生「……ありがとう、男さん。あんたは……信じたいな」

男「ああ」

男子高校生「……」

男子高校生「俺はイナモリを殺した。タカミヤも……殺した」

男「ゾンビじゃ」

男子高校生「ない。リサ姉を襲っていたところを殺した」

男子高校生「最初は俺の家にあった木刀で殴った。何度もやったからその時点で死んだかも」

男子高校生「木刀が折れた。包丁があったから包丁で刺した」

男子高校生「リサ姉が止めてくれなきゃ何してたか分からない」

男子高校生「とにかく殺した」

男「タカミヤ……さんは?」

男子高校生「イナモリを殺した音に気づいたんだ。タカミヤはイナモリと一緒にリサ姉を……リサ姉に……」

男子高校生「――だから殺した。来たところを殴った」

男子高校生「銃を向けて来たから、リサ姉がゾンビと戦う為に使っていた鉈でその手首叩き斬ってやった」

男子高校生「頭を打ち抜いたんだ。何発も……」

男子高校生「俺の話は終わり」

男子高校生「忘れないで、男さん。みんな学校の人達みたいな人とは限んない」

男「……うん」

男子高校生「ゾンビより厄介な奴だっているんだ。大切な人いるんだろ?」

男「……あぁ、いる」

男子高校生「守れよ。逃げないで、さ。俺みたいに後悔するよ」

剣道女子「……」



男(一通り話し終わった後、剣道女子さんが泣き始めた。釣られて男子高校生くんも)

男(……慰めるなんてマネはできなかった。でも)

男(ただ泣いてる2人と一緒にいてやることぐらい、できるかな……)

男(昼は何をしようかな?)

↓2

男(理科教師先生に薬が作れないか聞こうかな)



理科教師「薬は作れるか、だと? 私は薬学は得意分野ではないが」

理科教師「薬局へ行って薬を取ってきた方がいいんじゃないか?」

男「そうですか……いや、やっぱり」

理科教師「何ィ? 『やっぱり』だと?」

理科教師「良いだろう。結論から言えば『できなくはない』。だが材料が無ければできないぞ」

理科教師「探しに行かねば分からないこともあるからな。また、1日で出来るとは限らない。私も急ぐがそう上手くは行かない」

理科教師「言いたくはないが、こんなことをするのは初めてだ。失敗もする」

理科教師「そのリスクを踏まえて、まだ欲しい薬を作って欲しいのであれば私に言え。考えてやる」

男「はい! ありがとうございます」

男(夜だ……結構今日は人と話したけど、まぁ話して辛くはないし)

男(少し寂しいし……誰かと話そう)

↓1【話したい人】

男「教頭先生……時間いいですか?」

教頭「ええ、いいですよ。夜間防衛までは時間があります」

教頭「今日、あのお2人と話をしたそうですね」

男「……はい。打ち解けるまではまだ時間が掛かりそうです」

教頭「そう、ですか」

男「でも、少し2人何に苦しんでいるのか分かったかも……しれません」

教頭「それは……良かった。男君は人の話を聞く才能がありそうですね!」

男「そんなまさか……はは」

男(他に何を話そうかな?)↓1

男「教頭先生、先生はこれからのことってどうするか考えてますか?」

教頭「そうですねぇ、考えていないと言えば……ウソになりますが。あまり考えたくないものです」

男「!」

教頭「ふふ、意外、でしたか?」

男「……はい」

教頭「実を言うと私も……怖いんです。今は子供達がいるから何とか正気を保っていられます。が」

教頭「昨日、新人教師君が亡くなりました。彼は今年この学校に赴任してきた新人でした。そして……彼は優秀でした」

教頭「ゾンビ騒ぎが起こった時にも彼は一番に行動しました……子供達の為に」

教頭「そんな若く優秀な彼が死に、私が生き残ってしまった。こんなことってあるのでしょうか?」

教頭「親が迎えに来ない子供達も何人かいます。それに新人教師君と一緒に焼けた人の中には子供達の親御さんもいました」

教頭「考えられないんです、明日が――」

教頭「さ、そろそろ夜の防衛を始めましょう。男君は疲れたでしょうから休んでいた方が良いかもしれませんね」

男「そ、そういう訳には」

教頭「男君は昼間十分頑張ってますから!」

……

男(今日はどうしよう)

↓1【防衛or休養】

男(俺が体育館に着くと、もうミーティングが始まっていた。今日の作戦について考えてるんだ)

「焼き場の匂いに誘われているゾンビが多いように感じました」

「じゃあそちらに静かに近づいて……襲撃」

「という形で行きましょう」

男(……今日の防衛に参加する俺の知ってる人は『教頭』先生と『理科教師』先生か)

男(誰かを誘おうかな?)

↓2【誰かを誘うか?(複数選択可)】

男「教頭先生!」

教頭「あぁ、男君! 君も来ていたのですね! 休んでいても良かったのに」

男「休んでなんていられませんよ! 俺もこっちに入ります!」

「はい、よろしく」

「腕の方は大丈夫かい?」

男「おかげさまで!」

理科教師「さぁ、そろそろ行こう。ゾンビ達が来る――」

男(俺達は体育館の正面入り口を開いた。そして……戦いへ向かう)

【直下コンマ下一桁+1が襲いかかってきたゾンビの人数】

ゾンビ「ぎぃ……っ」

ゾンビ「くぁぱ」

男「8人か……」

教頭「武器を男君からもらって置くべきでしたね。これは少し……辛いです」

男(アイテムは……スリングショットに古い銃弾5発分。一つ一つじゃ使えないかもしれないけど……使いようによっちゃ何かできるかも!)

男(足下には石も転がっているし……どうする?)

↓3【アイテム使用可】

男「スリングショットで数を減らしてみます!」

教頭「弾は!?」

男「ここに! 行きますっ!」バシッ

【直下コンマ下一桁判定】
98:アイテム5個get
76:4個get
54:3個get
32:2個get
10:1個get

教頭「お見事っ!」

男「残りは3人です! 何とか倒しましょう!」

教頭「ええ!」

【直下コンマ下一桁判定】
98:撃退(アイテムget)
765:撃退
43210:死亡

【補正】
【人数差】-1
【重傷(男・教頭)】-2

男(ゾンビは……強かった)

男(いや、俺達が重傷だったのがいけなかったのか)

男(いや、俺が弱かったせいか)

男(いや、いや、いや、いや、いや、いや、いや、)

男(暫く抵抗したものの無駄だと分かった教頭先生は「では、お先に」と寂しく笑い、ゾンビの波に消えた)

男(男子高校生くんの昼間に言った「後悔するぞ」という言葉が頭の中に何度も響く)

男「教頭先生……教頭先生ーーッ!!」

「ダメだ! もう無理だ!」

「校舎に戻るぞ!」

理科教師「何をしている! 死んでしまうぞ!」

男「……ぁ……ああああああああああああああああああああ!!」

……

【五日目終了】

↓1~5【アイテム】

【60mm迫撃砲】一回使いきり。10体のゾンビを判定無しで倒す(アイテム取得不可)

【ライター】火を付けられる3回は使えそうじゃない?

【ボウガン】3回まで使える。矢が無ければ意味が無いぞ。

【ワクチン】一回使いきり。抗生剤。ウィルス感染速度上昇を止められる。

【家庭菜園キット種苗付き】設置して30日間育てると野菜ができる(1日分の食料となる)

【栄養ドリンク】一回使いきり。朝に飲めば1日の全ての判定に+1(効果は重複しない)

【感染度:直下コンマ下一桁判定】

おはよう

【名前】男
【所持アイテム】
【スリングショット】残り二回。単独使用不可。【感染度】69


【名前】妹
【所持アイテム】
【爆竹】一回使いきり。ゾンビを2体を引き寄せる。戦闘+1
【ライター】火を付けられる。3回は使えそう。【感染度】39


【名前】理科教師
【所持アイテム】
【軽自動車】1回探索に行ける。戦闘+1。
【軽自動車×2】2回探索に行ける。戦闘+1。
【感染度】89

【名前】男子高校生
【感染度】93

【名前】
【感染度】71

【倉庫】

【乾パン】残り8食分(2日分+2食)
【救急キット×2】軽傷状態の者を全快させる。(1回使いきり)
【ワイヤー】使用不可
【サバイバルセット】3日間×1人分の食料(9食分)と【ナイフ】と【救急セット】が入っている。
【小型浄水機(使いきり)】多少汚い水でも2日分暮らせるくらいの量浄水できる。
【手榴弾】一回使いきり。投げればゾンビ2体を倒せる(損傷具合からアイテム取得は不可)。
【薙刀】戦闘時+2。使用回数2
【ライター】火を付けられる。3回は使えそう。
【栄養ドリンク×2】一回使いきり。朝に飲めば、1日全て判定に+1
【ワクチン×2】一回使いきり。抗生剤。ウィルス感染速度上昇を止められる。
【大量のガソリンが入ったタンク】車が一回探索に行けるくらいあるガソリンタンク。火気厳禁。
【60mm迫撃砲】一回使いきり。10体のゾンビを判定無しで倒す(アイテム取得不可)
【ボウガン】3回まで使える。矢が無ければ意味が無いぞ。
【家庭菜園キット種苗付き】設置して30日間育てると野菜ができる(1日分の食料となる)

【現在地】小学校
【耐久力】3/5
【効果】避難者全員に支給できる丸5日分の水分と食糧(残り食糧丸3日分)
【避難者人数】59人(内20人小学生)

男「……」

男(教頭先生が死んだ。その動揺は学校内にすぐに伝わった)

男(……理科教師先生は忙しそうだ。他の先生達と会議を始めている。たまに理科教師先生の怒鳴り声が聞こえるあたり、あまり良い内容ではないんだろう)

男(妹は……泣いてた。他の子供達も。慕われていた先生だったんだろうな)

男(男子高校生くんと剣道女子さんは……何も言ってない)

男(俺は……動けない。何も考えられない)

男(教頭先生が言った「明日が考えられない」状態ってこんな感じなんだな)

男(俺、生きてていいのかな)

↓2【アイテム使用・渡す・装備・組み合わせなど】(>>308を参照。アイテムは>>385>>386

男(拾ったワクチン……説明文を見る限り予防接種用のそれ、だな)

男子高校生「う、ぅぐ……」

剣道女子「コウくん!」

男(最近、男子高校生の様子がおかしい。ウィルス感染が進んでいるのかも)

男(そもそもウィルスは噛まれるとかゾンビに引っかかれる以外に感染が進むなんて……有り得るのか?)

男(そして……ワクチンはそもそも「予防」するものであって、解毒薬と違って治すものじゃない)

男(でも……気休め程度にはなる、かな?)

男(それにアンチゾンビウィルスもそうだけど、俺、医者でもないのに注射してるけどいいのか?)

男(そういうのに詳しい人がいればな……)

男「男子高校生くん……」

男子高校生「お、男さんか。どうしたの?」

男「なんか辛そうだと思ってさ」

男子高校生「いや……んなことは」

剣道女子「そうなんです!」

男子高校生「リサ姉……」

剣道女子「コウくん、マンションにいた時にゾンビに肩を強く噛まれて……手の甲も、見てください」

男子高校生「……あっ、ちょっと!」

男「!」

男(男子高校生くんの手に巻いてる包帯の下……化膿してる……とは言っても普通のとはちょっと違う)

男(腐ってるみたいだ)

男「こ、これは、ダメだ。あのさ、ここにワクチン注射があるんだ。予防接種のヤツだ」

男「注射をしてみてくれないか?」

男子高校生「で、できるの?」

男「いや、正直。分からない。一回教頭先生にやったことはあるけど……」

男子高校生「だ、だめだよ……そんなん。怖いし……」

男子高校生「それに最悪俺が出て行けばいいだけの話だし……」

剣道女子「!」

剣道女子「じゃ、じゃあ私がやる! 男さんじゃなくて私が注射すれば……怖くないでしょ?」

男子高校生「……」



男(その後、男子高校生くんは剣道女子さんに注射を打ってもらった)

男(剣道女子さんも使えるものなら使いたいと思っているみたいだ。だよな……2人はあんなに仲が良いんだからさ)

男(出てくなんて言ってほしくはないんだよ)

男(何か目に見えて変わったところはない。やっぱり気休めにしかならないようだ)

男(2人に生きていてもらいたい……教頭先生ならどう言うかな……)



男(さて、朝は何をしようかな)

↓1

男(理科教師先生に何の会議をしていたのか聞こうかな)



理科教師「何の話をしていたか、だと?」

男「はい、気になって……」

理科教師「なんてことはない。指導者を失って狼狽えているだけだ」

男「教頭先生……」

理科教師「言っておくが今回の場合は君のせいではない。教頭は無理をするきらいがあった。これは自業自得だ、本人もそう思っただろう」

男「……」

理科教師「そんな顔をするな。子供達は大人の精神状態に影響を受けやすい。伝染したら更に面倒だ」

理科教師「あー、会議だったな。会議は……そうだな。新たなまとめ役を決める会議だった」

理科教師「ちなみに私が今日から校長臨時代理になった。こんな肩書きはいらんのだがな」

男「校長代理……他の先生達は?」

理科教師「腰抜けばかりだ。理由を付けて誰もやりたがらないのだ。まったく男も女も……」

理科教師「……なに、私が失うものはもうないからな」



男(それきり理科教師先生は俯いて話そうとしなくなった)

男(その後、「すまんな」とだけ言って理科室の方へ行ってしまった)

男(追いかけたら……怒られるかな。やめとこ)



男(昼は何をしようかな)↓1

男(あれはおばあさんのゾンビだった)

男(片手にビニール袋。その中には家庭菜園キットが入っていた)

男(いつゾンビになったのかな……あれを持って逃げていたんだろうか)

男(家庭菜園キットを設置しよう)

男(少し大きめな鉢植えにトマトの苗。小さなじょうろ。土は入ってる)

男(3日に1回「朝」、水をあげればいいんだって)

男(屋内で育てるのはどうかと思うけど……やってみよう)

男(水は……っと、水道水でいいかな)



男(蛇口をひさしぶりに捻ったよ。怖くて飲めないけどこれくらいならいいかな)

男(……枯らさないようにしよう)

男(教頭先生に見せたら……や、やめよう)

※次回の水やりは9日目の朝です

男(夜だ……昨日話した先生はもう、いない)

男(誰かと話したいな。誰がいいだろう)↓1

男「男子高校生くん、具合は大丈夫?」

男子高校生「うーん……あんまり実感ないかな。ごめん」

男「即効性はないとは思うけど……こっちこそごめんな」

男子高校生「心配でやってくれたんだよな。感謝してる」

男「ああ……」

男(何を話そうかな)↓1

男「……あの、さ」

男子高校生「うん?」

男「俺の妹のことなんだけど」

男子高校生「男さんの妹さん? 俺、あんまりみたことないけど。その子が?」

男「いや、さ……」

男「もし、もしだよ。俺がいなくなったら――」

男子高校生「……」

男「妹を頼み……たく……て」

男子高校生「……」

男「いや、誰かには、さ。言いたかったんだけど。なかなか言い辛くて」

男子高校生「だめだよ」

男「……やっぱり?」

男子高校生「うん。俺が言えた口じゃないのは分かってる。でも言う……自分の大事なものは自分で守りなよ」

男子高校生「男さんさ、自分の心配をしなよ」

男「……」



男(年下の子に言われて何も言えなかった)

男(恥ずかしい話だけど無職の俺が何かしようと思うなんて出過ぎたマネなのかね)

男(なんだか情けないよな)

↓1【防衛or休養】

男(今日は休もうかな……)



「教頭先生の分まで戦いましょう!」

「「はい!」」

「今日は理科教師先生もお休みですか?」

「……先生も教頭先生が亡くなって動揺していたよ。疲れているんでしょう」

【直下コンマ下一桁判定】
98765:拠点防衛成功
4321:死亡者発生(コンマ数人数分死亡)
0:拠点防衛失敗。耐久力1消費(10人死亡)

「終わった……」

「勝てましたね!」

「あいつら何で夜になると動きが早くなるんだろう」

「生態とかあるんですかね?」

「そんなんないですよ。きっと死体がただ動いてるだけですって」

「そうかなぁ」

【感染度:直下コンマ下一桁判定】

【名前】男
【所持アイテム】
【スリングショット】残り二回。単独使用不可。【感染度】84

【名前】妹
【所持アイテム】
【爆竹】一回使いきり。ゾンビを2体を引き寄せる。火を付けなければ使えないぞ。戦闘+1
【ライター】火を付けられる。3回は使えそう。【感染度】44

【名前】理科教師
【所持アイテム】
【軽自動車】1回探索に行ける。戦闘+1。
【軽自動車×2】2回探索に行ける。戦闘+1。
【感染度】94

【名前】男子高校生
【感染度】93

【名前】剣道女子
【感染度】76

【倉庫】

【乾パン】残り8食分(2日分+2食)
【救急キット×2】軽傷状態の者を全快させる。(1回使いきり)
【ワイヤー】使用不可
【サバイバルセット】3日間×1人分の食料(9食分)と【ナイフ】と【救急セット】が入っている。
【小型浄水機(使いきり)】多少汚い水でも2日分暮らせるくらいの量浄水できる。
【手榴弾】一回使いきり。投げればゾンビ2体を倒せる(損傷具合からアイテム取得は不可)。
【薙刀】戦闘時+2。使用回数2
【ライター】火を付けられる。3回は使えそう。
【栄養ドリンク×2】一回使いきり。朝に飲めば、1日全て判定に+1
【ワクチン】一回使いきり。抗生剤。ウィルス感染速度上昇を止められる。
【大量のガソリンが入ったタンク】車が一回探索に行けるくらいあるガソリンタンク。火気厳禁。
【60mm迫撃砲】一回使いきり。10体のゾンビを判定無しで倒す(アイテム取得不可)
【ボウガン】3回まで使える。矢が無ければ意味が無いぞ。

【現在地】小学校
【耐久力】4/5
【効果】避難者全員に支給できる丸5日分の水分と食糧(残り食糧丸2日分)
【避難者人数】59人(内20人小学生)

男【重傷】:【軽傷】まで17日

【家庭菜園キット種苗付き】1日目

男(よく眠れなかった……隣に妹がいるだけでずいぶん楽になるが)

男(……トイレ行こ)



男(あ、理科室に電気が点いてる。ちょっと見てみよう)

「はぁ……あ゛、あ゛あ゛っ」

男(何の声かな……?)

男(あ、理科教師先……生?)

理科教師「あ゛、あ゛あ゛あ゛」

男「先生!」

理科教師「ぁ、はぁ……はぁ……はぁ……見るな。見るなぁッ!」

男「先生!」

理科教師「……!」

理科教師「……すまん。皆には言うな。私は君らに迷惑をかけるつもりはない」

妹「……兄さん、何考えてるんですか?」

男「……何でもない。アイテム整理してくるよ」

妹「私も行きます!」

↓2【アイテム使用・渡す・装備・組み合わせなど】

男「俺は……ショットガンを。サバイバルセットと救急セット、栄養ドリンクも一本」

妹「私、乾パンもらいます」

理科教師「ボウガンにガソリン……もらうぞ」

剣道女子「私、使ったことはないのですが薙刀を……ワイヤーも何かに使えるかもしれないので」

男子高校生「……迫撃砲、手榴弾……どっから持ってきたんだか。ライターも貰うよ」

男「ああ」

男「……」

――音楽室

男(皆行ったか)

男(ワクチン……使ってみよう)

男(効果があるか分からないけど)

男(俺自身で試してみなきゃな……!)

男「ぐ……っ」

男「ああああッ!」

男「はぁっ、はぁ」

男「……うん、生きてる。今日も行ける」

男「朝は何をしようかな?」↓1



理科教師「ほぉ……私に命令するとは良い度胸だな。食糧調達だと?」

男子高校生「俺も?」

剣道女子「外に出るのは少し怖いな……」

男子高校生「俺が守るよ、大丈夫」

理科教師「保護者がいるのを忘れるな。で、男君。我々が食糧調達するのは構わないが……君達はどうするんだ?」

男「学校にいる人達と学校の探索と学校周りの強化をしようかと」

理科教師「ほぉ……分かった。君の行動力には驚かされる」

男「出来るだけ怪我をしないように……お願いします」

理科教師「誰に言っている。気にするな。危険な時は退くつもりだ」

理科教師「しかし……まったく駄賃も無しに使いとはな。落ちたものだな、私も」

男「駄賃ですか!? そ、そうだなぁ。お駄賃は……あ!」

男「男子高校生くん、はい」

男子高校生「あ、ありがと……」

男「剣道女子さんも」

剣道女子「すいません」

理科教師「何だこれ?」

男「栄養ドリンク剤です。貰い物だけど……あ、これ理科教師さんのぶ……ない」

理科教師「ないだとォ!?」

男(理科教師先生は昼までかかるみたいだ。俺達もそれくらいはかかるだろう。携帯があればなぁ)

男(俺は妹とその他の人と校内を探索を始めた)

男(校内にあった使えそうなものと言えば……)

【直下コンマ下一桁判定】
987:4個get
654:3個
321:2個
0:ゾンビの行動が活発化した為、探索打ち切り

妹「使えそうなものは……3個くらいでした」

「まぁ荒らされたところもあるから仕方ないかなぁ」

「また今度探せば見つかるかもしれないよ!」

男「バリケードを作る材料にもなればいいだけどなぁ……」

↓1~3【アイテム ※銃火器などは不可】

【getしたアイテム】

【殺虫スプレー】嫌な虫を殺す。ゾンビの目潰しにも使える。戦闘+1 3回まで使える。

【水族館のぶ厚いガラス】大きい頑丈なガラス。二、三回バットで叩いても壊れない。

【金属バット】戦闘+2 3回まで使える。アイテムと組み合わせて何かを遠くに投げることができる。

男「拠点を強化……とは言っても校舎を補強するのは難しい」

男「と、すればバリケードを作りたいよな」

男「今見つけたアイテムに倉庫にあるアイテム。後は教室の机と椅子、チョーク……黒板消し……これでバリケード、または設置系武器を作るにはどうすればいいかな」

男「設置する場所も考えなきゃいけない」

男「うーむ」

妹「一人で悩むのが兄さんの悪いところです」

男「妹!」

妹「私も考えますから……うーん」

「俺達にもなんかやらせてくれよ」

「私たちにも」

「ぼくもー!」

男(みんなで考えよう)

↓3【アイテムと机と椅子などを組み合わせたりして、拠点防衛アイテム(バリケード)を作ろう】

※今ないアイテムは使えません。誰が何を持っているか、いないかは随時確認お願いします

↓1

男(簡単ではあるが机と椅子を並べる案を採用することにした)

男(どこに設置すればいいかな? やっぱりゾンビの多い校庭か?)

男(ゾンビが何人か徘徊してる一階は……階段側に頑丈なバリケードがあるし)

男(他に考えるとしたら……そうだな、学校にゾンビが侵入して来るとしたら体育館からだ)

男(そこの通路に並べるのもありかな?)

男(どこが良いだろう)↓1

男「体育館に設置しましょう。校舎も大分やられているし」

妹「異議なし、です」

「さっさと始めようぜー」

「わたし達も手伝いますよ」

男「じゃあ暗くなる前に並べてしまいましょう!」



男(体育館に机や椅子を横一列隙間なく並べた。夜間防衛に行くとき少し手間だが、そこは我慢してもらおう)

男(防衛に効果的か他の人にも手伝ってもらいゾンビを一人おびき寄せて実験することになった)

ゾンビ「ぐ、ぐぎが」

男(館内にゾンビを入れた後、実験は始まった)

男(ゾンビは音に反応するようだ。俺達のひそひそ話にも目ざとく反応しこちらに向かって来る)

男(もしもの時のショットガンもある。大丈夫、大丈夫……)

男(人が多過ぎたので、何人かを部屋へ返し実験続行)

男(ゾンビはゆっくりと俺達へ向かう。その時だ――)

ガタン ガタン!

男(しめた! ゾンビは机があることが分からないのか何度もぶつかってはコケた)

男(そうしていく内、机の一つがゾンビが押したことによって倒れた)

男(その大きな音に惹かれ、今度は机をガジガジとかじりだしたんだ。かじっている内にゾンビの足に違う机が当たって倒れる)

男(今度はその机に襲いかかった。襲いかかった時にまた机が倒れる)

男(以降、ループ)

男(成功だと言ってもいいだろう)

男(俺達はその後、椅子の列を2つ程作り作業を終えた)

男(夜間防衛終了時にゾンビが体育館内に入っても対処がし易くなるんじゃないかな)

※耐久力が1回復しました

男(理科教師先生達はまだかな?)

【直下コンマ下一桁判定】
987:食糧四日分持って帰って来た+アイテム2つ
654:三日分+アイテム一つ
321:二日分
0:一日分

【補正】
【栄養ドリンク】+2

男(3人は無事帰って来た)

男(得られた食糧は二日分。道中色々あったみたいだけど無事で良かった)

男(理科教師先生に机バリケードを見せたら驚かれたよ)

男(「君なら大丈夫だ」って言ってたけど……)

男(もうすぐ夜だ。少し暇になったし誰かと話してもいいかもな)

↓1

男(男子高校生が昨日、俺の妹にあまり会ったことがないと言うから3人で話すことになった)

妹「こんばんは!」

男子高校生「あ、ども。この子が男さんの妹なの?」

男「そうだけど」

男子高校生「へぇ……似てないから」

男「かわいいだろ?」

男子高校生「うん。最初中学生だと思った。大人びてるし、スラッとしてるから」

妹「えへへ……」

男子高校生「……なんで男さん睨むんだよ」

男「盗るなよ」

男子高校生「何を!?」

男(何の話をしようかな)↓1

男「男子高校生くんって……その、普段……の頃って何してたんだ?」

男子高校生「んー、そうだな。高校生だし高校行ってた」

男「どこの高校?」

男子高校生「山のところの! リサ姉も同じ。勉強結構頑張ったんだぜ?」

男「へぇ、剣道女子さんもそこなんだ。じゃあ二人とも俺の後輩だな」

男子高校生「そうなの!?」

男「ああ、あそこの卒業生」

男子高校生「へー」

男「部活は?」

男子高校生「パソコン部! けっこう得意なんだよな、そういう系」

妹「部活って楽しいですか!?」ズイッ

男子高校生「うおっ」

男「妹は部活に憧れてるんだよ。再来年中学校入学だから色々気になるんだよな」

妹「はい! 楽しみです!」

男子高校生「そっかぁ……俺もそうだったんだなよな、前は。楽しいよ、部活。楽しいよ、学校」

男子高校生「もう来ないのかもなあ……そんな感じの生活、みたいなの」

男「……」

妹「ダメですよ! そんなこと言っちゃ!」

男子高校生「!」

妹「兄さんみたいにジジ臭くなります」

男「参ったな、こりゃ。こういうところは小学生っぽいんだから」

男子高校生「ははは……」

↓1【防衛or休養】

男(今日は俺の知っている人はいないのかぁ)

男(みんな移動したりで疲れたんだろうし、今日は俺だけでも頑張らないと!)

【直下コンマ下一桁+1が襲いかかってきたゾンビの数】

ゾンビ「い、い……」

男(6体か。キツいな)

男(いや、ショットガンもあるし近くの石を拾えばスリングショットも撃てる)

男(武器を使えば楽に……)

「……ン」

男(……あ、あれ?)

教頭「……ン」

男「教頭……先生?」

教頭「……ン」

男「まだここに……居たんですね。みんなが心配でしたか?」

教頭「……ン」

男(腕がない。顔も半分崩れている。それが少し笑った顔のようにも見えて……怖い)

教頭「……ン」

男(やだな……撃ちたくない。いや撃たなきゃみんなが……死ぬ)

教頭「……ン」

男(母ちゃんの時とは違う。逃げない。撃つ、必ず撃つ!)

↓2【アイテムなど使用可能(銃弾使用時には段数を)】

※ショットガンは一発につき2体倒せます

男(まずはショットガンで……!)

教頭「……ン」

男「……ごめんなさい」



男(後2人だ。ショットガンの弾を使うのは止めておこう。なら……)

男(スリングショットで!)

男(弾は足下の大きめな石を使えば――)

【直下コンマ下一桁判定】
98:2体撃破(アイテム2get)
76:2体撃破
54:1体撃破(アイテム1get)
32:1体撃破
10:不発

男(やった……倒した)

「こちらも終わりましたー!」

「早く校舎へ戻りましょう」


男(……早く帰ろう)

男(さよなら教頭先生。俺、もっと先生に色々聞きたいことがまだまだあったんです)

男(今度会う時は、胸張って会えるような俺になります……)

男(だから――)

↓1~2【アイテム】

【getしたアイテム】

【医療キット】【救急キット】と同内容のもの1回分。【ワクチン】が1本分。縫合用の糸、ハサミが入っている。素人が使うものではない。

【丸太】90cmの丸太。武器にするには短く重すぎる。加工して使おう。人生は厳しい、吸血鬼と戦う力はこの丸太にはないのだ。

【感染度:直下コンマ下一桁判定】

【名前】男
【所持アイテム】
【スリングショット】残り二回。単独使用不可。
【ショットガン】残り3発。1発に付き2体のゾンビを撃退する(アイテム取得不可)
【救急キット】軽傷状態の者を全快させる。(1回使いきり)
【サバイバルセット】3日間×1人分の食料(9食分)と【ナイフ】と【救急セット】が入っている。
【感染度】85

【名前】妹
【所持アイテム】
【爆竹】一回使いきり。ゾンビを2体を引き寄せる。火を付けなければ使えないぞ。戦闘+1
【ライター】火を付けられる。3回は使えそう。【乾パン】残り8食分(2日分+2食)
【感染度】45

【名前】理科教師
【所持アイテム】
【ボウガン】3回まで使える。矢が無ければ意味が無いぞ。
【大量のガソリンが入ったタンク】車が一回探索に行けるくらいあるガソリンタンク。火気厳禁。
【軽自動車】1回探索に行ける。戦闘+1。
【軽自動車×2】2回探索に行ける。戦闘+1。
【感染度】95

【名前】男子高校生
【所持アイテム】
【60mm迫撃砲】一回使いきり。10体のゾンビを判定無しで倒す(アイテム取得不可)
【手榴弾】一回使いきり。投げればゾンビ2体を倒せる(損傷具合からアイテム取得は不可)。
【ライター】火を付けられる。3回は使えそう。
【感染度】94

【名前】剣道女子
【所持アイテム】
【薙刀】戦闘時+2。使用回数2
【ワイヤー】単独使用不可
【感染度】77

【倉庫】

【殺虫スプレー】嫌な虫を殺す。ゾンビの目潰しにも使える。戦闘+1 3回まで使える。
【水族館のぶ厚いガラス】大きい頑丈なガラス。
【金属バット】戦闘+2 3回まで使える。アイテムと組み合わせて何かを遠くに投げることができる。
【医療キット】【救急キット】と同内容のもの1回分。【ワクチン】が1本分。縫合用の糸、ハサミが入っている。
【丸太】90cmの丸太。武器にするには短く重すぎる。
【小型浄水機(使いきり)】多少汚い水でも2日分暮らせるくらいの量浄水できる。

【現在地】小学校
【耐久力】4/5
【効果】避難者全員に支給できる丸5日分の水分と食糧(残り食糧丸3日分)
【避難者人数】59人(内20人小学生)

男【重傷】:【軽傷】まで16日

【家庭菜園キット種苗付き】2日目

ッ…

妹「……ん」

……

妹「……ふわぁ」ムク

男「どうした?」

妹「ぁ……兄さん、おはようござぃま……」

男「まだ寝てな。みんなもまだ起きないだろうから」

妹「……遠くで何かの音が聞こえた気がして」

男「ゾンビの夜間襲撃は引いたよ。安心して寝な」

妹「ふぁい…………すぅ……すぅ……」

――上空

「――指定位置に到着。高度維持継続しながら停滞」

「生存者反応あり。感染者多数」

「ウィルス検知無し」

「落下地点良し」

「投下します」

「……」

「パラシュート展開確認。0513帰投します。到着予定……はい?」

「はい……確認できます。銃火器が市民の手に渡っているところから見て……はい」

「小官ですか? ……個人的には上陸は失敗したものと考えます」

「了解。0517、帰投します。到着予定時刻は――」

男(朝、みんなが大騒ぎし始める)

男(俺はその時トイレに行ってたから分からなかったんだが、どうやら空から何かが落ちてきたらしい)

男(女の子じゃないのであまり興味がない)

男(とはいえ皆が見ろというのだからしょうがなく見る)

男(プラスチックっぽいの箱。パラシュートがくっついてる)

男(他の人の予想だと「支援物資」だって。でもそれにしては箱が小さい)

「男さんに取ってきてもらったら?」

男(えっ)

「そう……だな! そうしてもらおう。誰か頼んできてくれよ」

男(聞こえてる)

男(みんな俺のこと何だと思ってるんだ?)

男(でも……やるけどさ! やるけど!)

男「俺ちょっと行ってきます」

「「「おおっ!」」」

男(ホント……なんだろ)

――音楽室

男(箱の中に爆弾が詰まっていたらやだなーと思いつつその場で開けた。そこには――)

理科教師「男君、これは?」

男「はい……これは『アンチゾンビウィルス』だと思います。容器が似てるし……」

理科教師「何故君がそれを知ってる」

男「女研究者さんが一本、持っていました。教頭先生に使ってしまって皆には見せてないけど」

理科教師「ふむ……にわかに信じ難いな。しかし、注射器6本の全ての内容がそれなら……」

理科教師「それを使って生きろと言いたいのかもしれん。誰がここに落としたかは知らんが」

男「……効果はあります。でもどこまで効いているか詳しいところは俺にも分かりません」

理科教師「そうか……」

【アンチゾンビウィルス注射器改×6】感染度を30下げる。ゾンビ攻撃後の感染度上昇を止める。

↓2【アイテム使用・渡す・装備・組み合わせなど】

※前日の状態・倉庫を確認してから投稿お願いします

男(アンチゾンビウィルスを妹、剣道女子さん、男子高校生くんにも説明した)

男(ゾンビウィルスはゾンビに攻撃されなくても日に日に身体が蝕まれるものらしい。確かに俺も……)

男「とにかくそれを打ってもらいたい……」

理科教師「臨床試験だと思えば良い。私であれば注射は打てる、経験があるからな」

男子高校生「それなら……」

妹「兄さんじゃ不安ですし……」

男「(´;ω;`)」



男(理科教師先生が注射してくれた。俺も打ってもらっちゃったよ。手際がいいよね)


【男:感染度】55
【妹:感染度】15
【理科教師:感染度】65
【男子高校生:64】
【剣道女子:47】

理科教師「余った一本は私がもらう」

男子高校生「俺、金属バット使うね!」

男(っと、こんなところかな……)

男(ゾンビウィルスについてもっと知りたいんだけど、どこに行けば、誰に聞けば分かるか全然分からない)

男(90日まであと81日……どうすれば)



男(朝は何をしようかな?)↓1

男(病院か研究施設を探しに行きたいな……)



理科教師「私以外に頼る人間はいないのか?」


男「いません」

理科教師「ふふ、なら仕方がない……病院ならここから車で30分ほどにある」

男「確か指定避難場所にもなっていたような」

理科教師「ああ、ものはあるかも知れんが簡単にはいかない」

理科教師「研究施設と言えば、近くに大学付属の研究室があるが……」

男「どっちに行こうかな?」

↓1

男「病院の方に行きましょう」

理科教師「行きましょう、じゃないだろう」

男「連れて行ってください」

理科教師「よろしい。まったく……車を運転して外に出られる人間が私しかいないというに」

男(渋々ながら理科教師先生が俺を病院に連れてってくれるそうだ)

理科教師「他に連れて行きたい者はいるのか?」

男「えーと、そうだなぁ」

理科教師「考える前に! 少し行っておきたいことがある」

男「は、はい?」

理科教師「車に乗れる人間は最大5人だ。5人乗せて行くこともできよう」

理科教師「しかしだ!」

理科教師「病院にもし生存者がいた時……君は学校に連れて行きたがるだろう」

男「た、多分」

理科教師「その時のことを考えて連れて行く人間を選ぶのだな」

男「はい……」

↓1【一緒に連れて行く人(複数選択可) ※いないならいないで良い】

理科教師「ふむ……知り合いを全員連れてきたわけか」

男「はい」

妹「こうなってから初めて外を出ます。兄さんがいるならまぁ安心ですけど……」

剣道女子「病院ですか。あそこなら色々設備が整っているだろうから人がいっぱいいるかもしれませんね……」

男子高校生「知ってる人もいたらいいんだけどなぁ」

理科教師「さっきも説明した通り、生存者を発見しても連れて帰ることはできないぞ。ま、私は構わないんだがね」

理科教師「帰る頃には夜になるだろう。1日のスケジュールを作ったから見るといい」

【学校出発】
↓(ゾンビ交戦)
【病院到着】
↓(ゾンビ交戦)
【学校到着】

理科教師「最低二回は戦闘が発生する。心して行くように」

「「「「はーい」」」」

理科教師「伸ばすな!」

理科教師「では出るぞ」

男「お願いします」



男(車内、俺は妹の様子を窺った。今の世界は小学生のこいつが見るには……かなり辛い)

妹「あっ、私のウチ……」

男(俺達の家を通り過ぎた時、一瞬見せた切ない表情。俺、正直泣きそうになった)

男(家に帰れば母ちゃんがいて、妹がいて……そんな日はもう来ない。そもそも俺が生き残る未来もあまり見えない)

男(生きなきゃいけないのに――)

男(そんな時……妹に声をかけてくれたのは――)

剣道女子「妹……ちゃん?」

妹「は、はい」

剣道女子「しりとり、しましょう? 車の中は暇だから。私、家族と車で遠くへ出かける時、いつもこうしてお母さんと遊んだの」

剣道女子「しりとり……りす! はい、コウくん」

男子高校生「え、俺!? す、す、す……スイカ!」

剣道女子「……か、だよ」

妹「え、えあ……か、か、か、……カメ!」



男(ちょっと救われた気分になれた)

男(妹は戸惑いながらもしりとりに参加して、途中よく笑顔を見せるようになった。外もほとんど見ずに済んだのも救いだ)

男(剣道女子さんはこんなことが起きなければ面倒見の良いお姉さんなんだろうなぁ)

男(それに――)

男(俺達の予想では病院は比較的安全で人もいるとあったし)

男(病院で何をするかとか考えたり)

男(変な人に会ったらどうするか)

男(病院食を食べれるのではないかというちょっとバカな話が出るほど)

男(俺達は……油断していた)

――病院正面 駐車場

男「なんだよ……これ」

妹「兄さん……」ギュ

理科教師「いや……これは……参ったな。はは」

理科教師「病院が……燃えている」



男(結果から言えば俺達のヌルい予想は外れた。病院は燃えていたんだ)

男(全ては燃えてはいない。正確に言えば火はもう止まっている。病院上部、六、七階にある窓から煙が出ていて外壁がすすけている)

男(割れた窓からは死んだ人間……が飛びだした状態)

男(屋上にはヘリポートがあるらしいけど……これじゃあ無理だ)



理科教師「どうする? 引き返すつもりはないだろうが」

男子高校生「駐車場もゾンビでいっぱいだよ。車から出たくないなあ」

妹「ここを突破しない限りは病院に入れませんよ、兄さん!」

剣道女子「……行きましょう!」

男「ああ、そのつもり!」

【直下コンマが襲ってきたゾンビの数】

男「俺達に気づいたのは3人か……」

理科教師「楽勝だ。早く殺して行くぞ」

妹「……」フルフル

男「妹、俺の後ろにいるんだ。大丈夫、絶対守るからさ」

妹「は、はい」

男(刺激が強過ぎたんだ。俺達4人には多少「免疫」がある)

男(妹は違う。死んだ人間が動くゾンビに怯えている)

男(いいんだ。それで。俺達は言わば「人殺し」。妹はそんなことしなくていい)

男(何かアイテムを使おうかな?)

↓1【アイテム使用可(発砲時は発射弾数指定)】

男「俺がやります。まずはスリングショットで一発……!」

男(手元にあった石を拾い、スリングショットを構える)

男(当たれ……!)

【直下コンマ下一桁判定】
987:命中 アイテムget
6543:命中
210:不発!

ゾンビ「わ!?」

男(目に当たった。眼球に刺さった石はそのまま脳天に進み……)

男(動かなくなった)

男「次!」

男(次はショットガンだ……ごめんなさい)ガシャッ…



男「ふぅ……」

理科教師「じゃ、行こうか」

↓1【アイテム】

【getしたアイテム】

【ワクチン】一回使いきり。抗生剤。ウィルス感染速度上昇を止められる。

――病院 内部(一階)

男子高校生「なんか……くさいな」

剣道女子「燃えたみたいだから……煙がここまで降りてきたのかも」

妹「……し、死体」

男(入り口では既に何人か死んでいる人がいた)

男「見るな。目、瞑って俺の手を握ってな」

妹「はい……う、く」

男(妹の手は冷たい。少し汗ばんでていい匂……いや、かなり怖がっているみたいだ。無理もない)

理科教師「ここまで来たんだ。これから昼にかけて何か行動を起こさねばなるまい」

男「そうですね、何をしようかな」

理科教師「まさかノープランじゃないだろうな」

男「い、いや、その(何をしよう)」↓2

男「一部屋ずつ見に行きましょう。集団で離れないようにいれば安心だと思います」

男「音を意識して回ればゾンビにも会わずに済むでしょうし……」

男「めぼしいアイテムは全部持って行きましょう。とりあえず……」

男「そんな所かな」

男子高校生「悪かないと思うよ、センセーの方はどう?」

理科教師「センセー!? こほん、いや私も意見はない。ただ――」

男子高校生(あるのかよ)

理科教師「生存者を見つけた時、どうするか考えておくべきだ。それだけは言っておく」

理科教師「連れて帰れないのはほぼ確定なのだからな」

男「はい……考えておきます」

――1F

男(俺達は火が及んでいないであろう5階まで探索することにした)

剣道女子「一階は診察室とレントゲン室みたいな特殊な部屋が多いみたいですね」

理科教師「入院する患者の為の部屋はないようだな」

妹「……兄さん……」

男「大丈夫、平気だよ。俺から離れるなよな」

男「まずは一室目だ――」

【直下コンマ下一桁判定】
9:生存者3人+アイテム3個get
8:生存者2人+アイテム3個get
7:生存者1人+アイテム3個get
6:アイテム3個get
5:アイテム2個get
4321:アイテム1個get
0:ゾンビだ!

男「7部屋目……あっ!」

剣道女子「人!」

男子高校生「人だ!」

理科教師「バカな、一週間経過しているのにこんなところに無事な人間が……!」

男(小児科の診察室に人が!)

男(ともあれ生存者だ。何か話しかけようかな?)

↓1【生存者】>>40を参考に

医師研修生(男)「う、うわっ!」

男(診察室のベッド下。あの狭い隙間に隠れていたのは白衣姿の若い男だった)

医師研修生「許してください許してください許してください! し、死にたくないよォ!」

男「あ、あの、大丈夫です。俺達もあなたと同じ……『生き残った人』ですから」

医師研修生「ひぃぃぃぃ……え、そうなんですか?」

男子高校生「俺たち小学校から来たんだ。物を盗り……もらいにさ」

医師研修生「へ、わ、わ、私助かったんですかァ!? やったァー!」

剣道女子「しっ、ゾンビが来ちゃいますよ」シー

理科教師「助かったとも言えないな。我々の乗ってきた車は君を乗せるスペースがない」

医師研修生「そ、そんなぁ……バイクも壊されちゃったし……やっぱり私は……」

男(こんな状態だけど少し話しかけようかな?)↓2

男「今までどうやって過ごしていたんですか?」

医師研修生「私ですか? あの……一階に売店があるでしょう? 朝にそこで何か食べるものを……盗んで、この部屋で食べて暮らしていました」

男「ああ……売店なんてあったのか。それと……物資がある場所を教えて欲しいです。あの、あなたが欲しいものがあるなら――」

医師研修生「【バイクの鍵】!」

男「えっ?」

医師研修生「バイクの鍵、手頃なバイクの鍵があれば駐車場に置きっぱなしの手頃なバイクに乗れるはず!」

男子高校生「いきなり喋り出したなこいつ」

医師研修生「バイクの鍵を見つけてくだされば、私、皆さんの力になります! なりますからどうか!」

医師研修生「そういえばナナマツ先生もバイクに乗ってたはず! この部屋にあるアイテムを探してください! ここから早く出たいんです!」

男子高校生「本音漏れてる」

男「あ、あぁ……【バイクの鍵】ですか。あるかな……」

↓1~3【アイテム】

【getしたアイテム】

【スクーターの鍵】ナナマツ先生が持っているスクーターの鍵。医師研修生がこれでスクーターに乗れる。やったね男、仲間がふえるよ

【石仮面】医師研修生の先輩、ヲタクなナナマツ先生がわざわざ雄勝石で作った某漫画の重要アイテム。一時期ツイッターでも話題になった。もちろんおもちゃ。そのナナマツ先生も今やゾンビに食われてしまったのでただの虚しい置物である。加工して使えるかも。簡単には削れないが。

【ピッキングの金具】これで鍵の開かない部屋を開けることができる。そういう技術に長けた人でなければただの針金。

男「【スクーターの鍵】ならありますけど……」

医師研修生「あ! これならイケます! イケますよ! ありがとうございます!」

医師研修生「私、これに乗っていきますんで帰りに避難所に連れて行ってください!」

男「ま、まぁいいですけど……理科教師先生?」

理科教師「いや、私も構わんが。君、名前は?」

医師研修生「私、医師研修生です! 研修生してます! はい!」

理科教師「いやその、よろしく頼む。私は代理校長の理科教師だ」

医師研修生「あ、はい! よろしくです!」

男(こうして強引に医師研修生さんがついてくるようになった。きっとホッとしたんだろうなぁ)

――2F

剣道女子「次は手術室……っ!?」

男(手術中の患者はゾンビになった医者に喰われ、開かれた腹を空にして眠っていた)

男(医者はいない。そのままどこかへ行ったのか)

医師研修生「う、うぇえ……」

男子高校生「ここで吐くなよ。見慣れたもんだろ?」

医師研修生「こういうのは……ムリです。う、うぷ、うえぇ」

妹「兄さん?」

男「これも見なくていい。次、行くぞ」

【直下コンマ下一桁判定】
9:生存者3人+アイテム3個get
8:生存者2人+アイテム3個get
7:生存者1人+アイテム3個get
6:アイテム3個get
5:アイテム2個get
4321:アイテム1個get
0:ゾンビだ!

男「……人は無し」

理科教師「使えそうなものはないな。先にいた誰かに取られたようだ」

医師研修生「うっぷ」

↓1【アイテム】

【getしたアイテム】

【アンチゾンビウィルス錠剤】1回使い切り。感染度を10下げる。ゾンビ攻撃後の感染度上昇を止める。

男「UZV……アンチゾンビウィルス錠剤?」

男(薬品を取り扱う部屋で俺は謎の錠剤を手に入れた)

理科教師「注射器以外にもあるのか。ふむ……」

医師研修生「あっ、それ」

理科教師「知っているのか」

医師研修生「はい。私が研修に来て数ヶ月、この病院に変な製薬会社の売り込みが来ていたんです」

理科教師「詳しく教えたまえ」

医師研修生「普通製薬会社の売り込みと言えばスーツ姿の人達なんですけど……あの人は牧師さんみたいな格好をしてたな。『来るべき日に備えて』なんて言ってたし」

男「なんだそりゃ……」

医師研修生「他の病院にも似たような人達が来ていたみたいですよ」

理科教師「うむ、まるで彼らはこのような事態が起こることを予見していたようだな」

――3F

男(三階は病室がメイン)

男(入院施設が整っていたようだけど、今はもう荒れ果てて人の気配もない)

男(入院患者の名前がある病室なのに人がいないなんてこともあった。どこに逃げたんだろう……)

【直下コンマ下一桁判定】
9:生存者3人+アイテム3個get
8:生存者2人+アイテム3個get
7:生存者1人+アイテム3個get
6:アイテム3個get
5:アイテム2個get
4321:アイテム1個get
0:ゾンビだ!

剣道女子「皆さん、静かに……人の声が聞こえます」

男(剣道女子さんはよく気がつく人だ。真っ先に気がついてみんなに教えてくれる)

理科教師「ゾンビか……? ゾンビも喋るのを聞いたことがある」

剣道女子「違います。これは、多分……」

男(とある病室の一角。俺達がドアを引くと……いた!)

男子高校生「生きてる人だ……」

男(確かに。生きてる人間も逆に珍しい)

↓1~3【生存者】>>40を参考に

「この野郎! やるなら一思いにやれってんだよ!」

男「あいたっ!」

男(俺に杖をぶつけて来たのは爺さんだった。その後ろには独特の構えで俺を睨む男が……あ、意識が……)



開拓屋「あいや、すまねェ。こちとら気が立ってるもんでよ」

警備員「……」

男「いや、こちらこそすいませんでした……」

男(お爺さんは話せば分かるタイプかな。少し話した後、おじいさん……『開拓屋』さんはベッドの方に手招きをした)

開拓屋「おい、姫様。出てきな」

男「姫様?」

妹「べ、ベッドが動き出した……!?」

男(ベッドがもぞもぞと盛り上がると中から人が――)

男「よ、ょぅι゛ょ」

男(ロリが――)

外国幼女「ぁぅ……」

開拓屋「この娘っこは『外国幼女』って名前らしい。日本語はあまり得意じゃないみたいだがな……」

開拓屋「隠れてもらってたんだよ。アブねー連中だったら色々見せたくないからなぁ」

男(きゃ、きゃわいひ)

男(ふわりとした金髪、優しい碧い眼。唇は小さく柔らかそう。鼻はツンと立っている)

男(小さな手、小さな指、ああああ足首っ!)

男(素晴らしい足首っ!)

男(足首ぃン……落ち着くか。こんなかわいい幼女、あぁムラッと来ますな)

男(パーカーワンピース……かわいい)

妹「……こんな時に何考えてるんですか」

男「い、いやなななんでも」

妹「サイテー」

男「」



妹「……もやっとします」



理科教師「すまないがご老人。こういう訳で我々は全員を避難場所へ連れて行くことはできないのだ」

開拓屋「なんでェ、そうかい……いや、待ってくれ。外国幼女の嬢ちゃんだけは……どうにかならんのかい?」

警備員「……」ウム

理科教師「い、いやぁその、だな」

男「あっ、誰かの膝の上に乗せていけば――」

医師研修生「スクーターでなら2人乗りぐらいはできると思います。子供さんを車に乗せて、大人の誰かが私のスクーターの後ろに乗っていけばいいんじゃないでしょうか」

開拓屋「あぁ! 助かるぜ!」

男「」



男(な、何か3人と話そうかな?)↓1

男「この近くに使えそうな車なんて……」

開拓屋「そうさなァ、知ってるか警備員」

警備員「……」No

金髪幼女「そうだん?」

開拓屋「ああ、この辺りに使える車はないか、だと」

金髪幼女「へー」

開拓屋「何か知ってるのか?」

金髪幼女「んとね……」

【直下コンマ下一桁判定】
987:「しってる!」
6543210:「しらない……」

金髪幼女「しらない……」ショボン

開拓屋「だよなぁ。そうなんだよ、坊主。ここの駐車場にあった車は逃げる奴らが持ってっちまったか、あのゾンビどもにぶっ壊されるかして使えねェ」

男「あぁ……」

開拓屋「ま、諦めるこったな。大丈夫だ、こっちはこっちでせいぜい頑張るからよ。お前らも気張れや」

開拓屋「ウチの姫様は……任せたぜ」

理科教師「うむ、責任を持って預かろう」

外国幼女「……」

妹「……どうかしたんですか?」

外国幼女「やだ……」

男「?」

外国幼女「いきたくない、やだ。おじいちゃんといっしょにいます」

男(外国幼女ちゃんが涙目でイヤイヤしてる。か、かわいい)

男(じゃなくて、そりゃそうか。開拓屋さん達と暮らした時間の方が長いんだろうから……)

開拓屋「いやぁ、その、モテるってのも悩みどころよなァ……」

男(このまま外国幼女ちゃんを2人と引き離して連れて行くか、このまま3人で暮らしてもらうか、それとも……)

男(どうするべきか)↓2

妹「兄さんの膝の上に私を乗せていけばいいんじゃないですか?」

男「!」

妹「開拓屋さんは外国幼女ちゃんを膝に乗せるんです」

理科教師「ああ……盲点だった。いや、出来なくはない」

妹「これで全員で帰れるでしょう?」

開拓屋「全然、んなこと頭に無かったぜ。さすがだな嬢ちゃん、若いもんの頭は違う!」

警備員「……」GJ

妹「……」

男(な、なんだ妹……様子おかしくないか妹。そんな膝に乗るなんて触られることも嫌うのに)

男(いや、こういう事態だし妹も俺のことを嫌がってはいられないか)

理科教師「しかしそれにも問題がある。帰り、道路に溢れたゾンビを倒すとき、男君、君は参加できないぞ。車で待機してもらう」

理科教師「子供2人を守る役目があるのだ、当たり前だろう」

男「ご褒美です」

理科教師「?」

男「いえ」

↓1~3【アイテム】

【getしたアイテム】

【自家用発電器】ガソリンを入れれば普通の家の電気が3日は持つかも。

【ガソリン】ガソリン。車を走らせる量はない。

【手術器具】比較的簡単な外科手術がこれ1つでできる。衛生の都合上、1回使い切り。素人が使ったらいけない

男「自家発電機……こんな所に」

開拓屋「警備員が持ってきたんだぜ。車はぶっ壊れちまったがなぁ。それ用のガソリンもある」

警備員「……」ウン

理科教師「今のところ学校には電気が来ているが……必要ではあるな」

開拓屋「それと、これだ」ガシャ

医師研修生「移動式手術器具。紛争地帯にいる海外派遣医師の人が持つ……これをどこで」

開拓屋「オレの息子がよ、持ってきたんだ。あんたも医者だろ? こん時の為だ。使ってくれよな」

医師研修生「は、はい!」

開拓屋「全員行けると決まったらオレらもおめーらに着いて行こうかね。なら行くだろ? 外国幼女」

外国幼女「うん。おじいちゃんいくなら、わたしもいきます」

警備員「……」ボクモ

男子高校生「じゃあさっさと行こうぜ、な?」

男(同行者が一気に増えた……嬉しいな)

――4F

男(……四階も病室がメインだ)

男(ナースセンターもあって……誰もいないか)

外国幼女「мама……」

剣道女子「この階から電気が消えているんですね」

男(煙くさい。煙がここまで来ていたんだ。あちこち煤けている)

男(人は……)

【直下コンマ下一桁判定】
9:生存者3人+アイテム3個get
8:生存者2人+アイテム3個get
7:生存者1人+アイテム3個get
6:アイテム3個get
5:アイテム2個get
4321:アイテム1個get
0:ゾンビだ!

男「さすがに誰もいないか……」

理科教師「下の階に避難したのだろ。ゾンビの声すら聞こえない」

開拓屋「物をもらいに来たんなら早くとっちまおうぜ。オレも手伝うからよ」

↓1~3【アイテム】

【getしたアイテム】

【スコップ】土などを掻く道具。戦闘に使う場合+2、残り3回。(この世界では大きい方を「スコップ」小さい方を「シャベル」で統一する)

【超低燃費の車】CMでもやっていた新車。キーは刺さりっぱなし。普通の車なら1回探索分のガソリンで、2回探索に行ける位燃費がいい。戦闘+1。何故か屋内にある。

【89式小銃】自衛隊が使う小銃。弾丸はフル装填済み。ゾンビ最大7体を判定無しで撃退できる。

男「く、車が屋内に……どこから」

医師研修生「あそこです、おそらくあそこから来たかと……」

男(医師研修生さんが指差す先……無理やり扉をこじ開けられた焦げ臭いエレベーターがあった)

理科教師「エレベーターで車で運べるのか!?」

医師研修生「運べます。恐らく」

医師研修生「この階は寝たきりの方が多く入院していました。特殊な機械を付けている人も多いんです」

開拓屋「ってーことはどういう意味でい」

医師研修生「その方を手術室に運ぶ際、機材ごと運ぶ必要なんです。大きいエレベーターなので……」

男「そ、そうなんだ。でも何故ここに車を持って……」

男子高校生「中、見てみろよ男さん。人だ……」
男(車の中には死んだ人がいた。白衣姿。さすがの俺だって知ってる、この人はこの病院の院長だ)

医師研修生「これはあくまでも予想ですが……」

医師研修生「院長はゾンビになりかけていたのだと思います」

医師研修生「人がゾンビになる時……奇怪な行動や意味不明な言動をし始めます。心当たりはありますか?」

理科教師「……っ」

男(……なくはない。ゾンビウイルスに感染した教頭先生や理科教師先生がそんな感じだった)

開拓屋「ほんとだな。こいつ首の辺りに噛まれたような痕がある」

医師研修生「あ! 気をつけてください! 動くかもしれませんから……」

男(それにしてもこの車、どうしようかな。乗れそうだけど……屋内だし)↓2

男(エレベーターの扉が空きそうだな……っ、警戒しながら開けてみよう)

男「よっ……」ギギギ…

男子高校生「男さん、何してるんだ?」

男「いや、ちょっと開けてみようと思って……」

ゾンビ「……」

男「うわっ!? エレベーターにゾンビがいたのか!?」

【直下コンマ下一桁が襲ってきたゾンビの数】

理科教師「何をやってるんだ!」

男「いやそのお……このエレベーターでこの車が運べるかなーと思って」

理科教師「バカもの! 電気が通っていないことを忘れたか!」

男子高校生「エレベーターを動かしたいならもっとやり方があったはずだよ!」

男「ごめん……」

剣道女子「9体……とにかく倒さないと!」

警備員「……」ボクモタタカウ

男「開拓屋さんと妹、外国幼女ちゃんは俺達の後ろに!」

男(……ゾンビは多いぞ。使えそうなアイテムはあるかな?)

↓2【アイテム使用可能(発砲する場合弾数も指定)】

男子高校生「迫撃砲があるぜ! みんな下がって耳ふさげよ!」

男「おっ」

男(迫撃砲。迷彩柄の服を来たゾンビが担いでいた武器。男子高校生くんはこれを見た時、すごい興奮していた)

男(早く使いたいとは言ってたけどこ、これはさすがに……)

妹「えっ?」

剣道女子「コウくん!?」

開拓屋「いい趣味してやがる! やっちまえ!」

理科教師「ば、馬鹿者ォ! それは屋内で使うものでは――」

――1F

男子高校生「……」

外国幼女「……こわかった」グスッ

妹「びっくりしました」

剣道女子「コウくん!」

男子高校生「ごめんなさい……」

警備員「……」オチツイテ

男「まぁまぁ」

理科教師「元はと言えば君のせいだぞ! あそこで相談なくエレベーターの扉を開けるなんて……」

男「ごめんなさい……」

医師研修生「軽傷で済んで良かったです。でも気を付けてください。鼓膜に異常があった場合はすぐに私に教えて!」

開拓屋「いいじゃねぇか。命があるんだからよ」



男(ゾンビは全滅した。というか弾け飛んだ)

男(だけどあの爆発力を至近距離且つ、屋内で受ければ俺達もひとたまりもない)

男(四階はほぼ崩壊。倒壊の恐れがあるので俺達は探索を中断。一階に戻った)

男(車のエンジンに引火して爆発。俺達は軽傷を負った。あ、俺は腕の骨にひびが入っているっぽいので重傷か)

男(車の回収は失敗だ……)

男(あそこに隠れていた人がいたとしたら……ごめんなさい)

理科教師「まったく……もうすぐ昼だぞ。後はこれから何をするんだ?」

男「うーん……」↓2

男「帰りましょう」

理科教師「帰るのか!? いや……構わないが」

男「今後の話をしたいんです」

理科教師「ほお」



男(俺達9人はさっき妹が言った通り、俺の膝に妹を)

男(開拓屋さんの膝に外国幼女ちゃんを乗せて、車に乗ることにした)

男(警備員さんは医師研修生のスクーターに乗ったんだ)

【直下コンマ下一桁が襲ってくるゾンビの数】

男(4人か……戦闘はできないから応援だけでも)

理科教師「車で攻撃する子供達を怪我させないよう気をつけろ!」

開拓屋「分かってる!」

外国幼女「はい!」ガシッ

男「妹、俺にしっかり捕まって!」

妹「……」ギュ

男「ふおぉ(妹のタイトパンツ……というか尻が俺の太ももにスリスリとおぉ……)」

妹「……」ギリギリ

男「苦ちい」

ゾンビ「あ、あ、」

理科教師「やるぞ!」

男子高校生「さっきの分を取り戻す!」

剣道女子「この人数でなら負けません!」

医師研修生「私もスクーターで!」

警備員「……」コォォォ…

【直下コンマ下一桁判定】
98:撃退(アイテムget)
765:撃退
4321:重傷
0:死亡

【補正】
【人数差】+1
【薙刀】+2
【金属バット】+2
【空手の心得】+1
【車】+1
【スクーター】+1

男「この人数じゃ楽勝だよなぁ」

男(武器を持った人間は強い。楽々ゾンビを倒してしまった)

男(……ん?)

妹「……」クンクン

男「どした?」

妹「兄さん……くさいです」

妹「……私もですけど」

男「あっ」

男(密着していた俺達は自分自身の「臭い」を再確認した)

男(ああ……そうか)

男(俺達、もう7日間も風呂に入っていない)

男(「衛生状態」、気を付けていった方がいいかな)

男(あ、無精ひげ生えてる。カーブミラーに映る自分の顔にヒいてしまった)

↓1~4【アイテム】

【getしたアイテム】

【h&k mp5】命中率の高い自動小銃。とは言え素人の扱いでは当てるので精一杯。最大5体のゾンビを判定無しで撃退できる。

【日記】ゾンビが残した手記。読む?

【大量の食糧】アタッシュケースに詰められた大量の食糧。この量なら学校二日分はまかなえる。
内容はチンするハンバーグとか、ポテト。少しリッチになった気分。

【ゲーム機】3DSとかPSP。wiiまである。逃げる時にやるつもりだったのか。ソフト何個か。手回し充電器もあるから停電でも遊べる。
理科教師はネオジオポケットがなくて少しがっかりした。

男(学校へ帰った俺達はこれからのことについて話し合った)

男(だが明日どうなるかも分からない俺達の会議は平行線を辿った……)

男(ともあれ新しい仲間が4人も増えたことは喜ぶべきことで生活も少し楽に……ならないか)

男(でも、嬉しい。生きてる人がいるだけで俺も生きる希望が出来てくる)

男(外国幼女ちゃんはかわいいしゲヘへ)

男(……もうすぐ夜か。誰と話そうかな)

↓2【話す相手】

外国幼女「う?」

男「外国幼女ちゃん!」

外国幼女「わたし?」

男「うん! 少し俺とお話しない?」

外国幼女「いーよー」

男「よっしゃ! 何話そうか」↓1

男「出身はどこなの?」

外国幼女「しゅっしん?」

男「あー、えーと、どこから来たの?」

外国幼女「ロシア!」

男「ロシアかぁ……遠いところから来たんだね!」

外国幼女「うん! ママの『しゅじつ』しにきた、です!」

男(……『しゅじつ』、『手術』か。うん? 手術……手術室……)

男「そっか!」

外国幼女「うん、ます!」

男「ますはいらない」

↓1【防衛or休養】

男(今日は休もうかな……)



「南町の開拓屋さんが来たらしいぞ」

「あー、あの頑固者か」

「最近、息子さんが孫さん連れて外国から帰ってきたらしいけど」

「いやぁ、一人で来たことから考えて……」

【直下コンマ下一桁判定】
98765:拠点防衛成功
4321:死亡者発生(コンマ数人数分死亡)
0:拠点防衛失敗。耐久力1消費(10人死亡)

「ヒロシ! おい、しっかりしろよ!」

「あ、あぁ……先輩、俺、俺さあああああああああああああ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」ガバッ

「ひっ――」

「ヒロシとノリオがやられたぞ!」

「粗方片付けたから校舎に戻るんだ!」

「ダメだ助けに行っちゃ! 噛まれたらゾンビになるぞ!」

【八日目終了】

【感染度:直下コンマ下一桁】

【名前】男
【所持アイテム】
【スリングショット】残り1回。単独使用不可。
【ショットガン】残り2発。1発に付き2体のゾンビを撃退する(アイテム取得不可)
【救急キット】軽傷状態の者を全快させる。(1回使いきり)
【サバイバルセット】3日間×1人分の食料(9食分)と【ナイフ】と【救急セット】が入っている。
【感染度】56

【名前】妹
【所持アイテム】
【爆竹】一回使いきり。ゾンビを2体を引き寄せる。火を付けなければ使えないぞ。戦闘+1
【ライター】火を付けられる。3回は使えそう。【乾パン】残り8食分(2日分+2食)
【感染度】16

【名前】理科教師
【所持アイテム】
【ボウガン】3回まで使える。矢が無ければ意味が無いぞ。
【大量のガソリンが入ったタンク】車が一回探索に行けるくらいあるガソリンタンク。火気厳禁。
【軽自動車×2】2回探索に行ける。戦闘+1。
【アンチゾンビウィルス注射器改】感染度を30下げる。ゾンビ攻撃後の感染度上昇を止める。
【感染度】66

【名前】男子高校生
【所持アイテム】
【金属バット】戦闘+2。アイテムと組み合わせて何かを遠くに投げることができる。残り2回。
【手榴弾】一回使いきり。投げればゾンビ2体を倒せる(損傷具合からアイテム取得は不可)。
【ライター】火を付けられる。3回は使えそう。
【感染度】65

【名前】剣道女子
【所持アイテム】
【薙刀】戦闘時+2。残り使用回数1
【ワイヤー】単独使用不可
【感染度】48

【名前】医師研修生
【所持アイテム】
【スクーター】二回探索に行ける。戦闘+1。2人乗りできる
【感染度】77

【名前】外国幼女
【感染度】45

【名前】開拓屋
【感染度】33

【名前】警備員
【感染度】78

【倉庫】
【殺虫スプレー】嫌な虫を殺す。ゾンビの目潰しにも使える。戦闘+1 3回まで使える。
【水族館のぶ厚いガラス】大きい頑丈なガラス。
【医療キット】【救急キット】と同内容のもの1回分。【ワクチン】が1本分。縫合用の糸、ハサミが入っている。
【丸太】90cmの丸太。武器にするには短く重すぎる。
【小型浄水機(使いきり)】多少汚い水でも2日分暮らせるくらいの量浄水できる。
【ワクチン】一回使いきり。抗生剤。ウィルス感染速度上昇を止められる。
【石仮面】固い石でできた置物
【ピッキングの金具】技術を持った人に持たせるとピッキングできる。
【アンチゾンビウィルス錠剤】1回使い切り。感染度を10下げる。ゾンビ攻撃後の感染度上昇を止める。
【自家用発電器】ガソリンを入れれば普通の家の電気が3日は持つかも。
【ガソリン】ガソリン。車を走らせる量はない。
【手術器具】比較的簡単な外科手術がこれ1つでできる。衛生の都合上、1回使い切り。素人が使ったらいけない
【スコップ】土などを掻く道具。戦闘に使う場合+2、残り3回。
【89式小銃】自衛隊が使う小銃。ゾンビ最大7体を判定無しで撃退できる。
【h&k mp5】命中率の高い自動小銃。とは言え素人の扱いでは当てるので精一杯。最大5体のゾンビを判定無しで撃退できる。
【日記】ゾンビが残した手記。読む
内容はチンするハンバーグとか、ポテト。少しリッチになった気分。
【ゲーム機】ここ一年に出たゲーム機とソフト。手回し充電器もある。
【軽自動車】ガソリンがないので探索に行けない。

【現在地】小学校
【耐久力】4/5
【効果】避難者全員に支給できる丸5日分の水分と食糧(残り食糧丸4日分)
【避難者人数】59人(内20人小学生)

男【重傷】:【軽傷】まで15日
妹【軽傷】:完治まで9日
理科教師【軽傷】:完治まで9日
男子高校生【軽傷】:完治まで9日
剣道女子【軽傷】:完治まで9日
医師研修生【軽傷】:完治まで9日
外国幼女【軽傷】:完治まで9日
開拓屋【軽傷】:完治まで9日
警備員【軽傷】:完治まで9日

【家庭菜園キット種苗付き】3日目

男「ふわぁ……」ムクリ

妹「兄さん、おはようございます」

外国幼女「おはよー」

男「ここはロリの楽園かな?(ああ、2人ともおはよう)」

妹「何言ってるんですか。それにしても……体育館のマットの上で寝るのも慣れてきましたね」

男「そうだな。少し身体が痛いが……」

男(慣れちゃいけない避難生活も慣れてきた。電気は通ってるのに夜は電気を付けてはいけないルールとか、ゆっくりと校内にも秩序的なものが出来上がりつつある)

外国幼女「病院のベッドのほうがふかふかだった」

妹「無理言わないの。あ、でも兄さんに言えば何とかしてくれるかも」

外国幼女「かんがえとくーます」

男(妹と外国幼女ちゃんは昨日の内に仲良くなっていた。年が近いのもあるかもな。子供達と朝から遊んでる)

男(……さ、俺は俺の仕事をしなくちゃな)

↓2【アイテム持ち出し・預け・使用など】

男(いつもの音楽室でアイテムを広げた)

理科教師「私はこの小銃をもらう。銃が無いと安心できなくてな」

医師研修生「手術器具はもらって行きます。私も皆さんのお役に立ちたいので」

警備員「……」スコップ

男「こんなところかな。後は……そうだ、日記」

男(昨日、理科教師先生達が倒したゾンビが持っていた日記)

男「ちょっとみんなで……読んでみませんか?」

一日目 ※それ以前のページもあったようだが破られていて読めない。ここからが一日目ということになっている

朝、携帯電話のディスプレイに懐かしい名前が表示されたので出てみる。
『お前か? お前がリークしたのか!?』
一言目がそれか。友人とは言えそれはいかがものか。何のことだ、と私が尋ねると彼は更に怒ったような、と言うよりかは切羽詰まったような口調で返した。
『違うとしたら誰がこの情報を流した! 研究所はメチャクチャだ、どうしてくれる!』
研究所。それも懐かしい名前だ。嘗ての仕事先……良い思い出は無いが、仲間には恵まれていた。
私は何もしていない。教授に付いていけなくなっただけだ、内部の話はしていない。報復するつもりもない。そう彼に伝えたところで、電話口の向こうから悲鳴が聞こえて 通話終了。

嫌な予感がして、テレビを付けた。砂嵐。早い対応だ。

ラジオを付けた。なるほど。

新薬開発をしていた当時の私達は恐ろしいものを見た。心停止したマウスが狂暴化する姿。狂犬病に近いが違う。新種のウィルスだ。
ラジオで言った通りあれはゾンビだ。生きる死体。狂暴な生きる死体を作るウィルスがこの街に広まってしまう。90日後の大規模救助までは助けに来ないと言うのは、政府がこのウィルスの特性を知っているのだろう。

外を見ると、いる。情報は確かだ。私も人間のゾンビを見るのは初めて。いずれは自分もこうなるのかと思うと恐ろしい。
生きねば。

二日目

家の中なら安全だと思いきや、奴らは家にまで押し掛けてきた。無礼な奴め。ハンマーで殴り殺し、家を出た。人を殺すのは初めてだ。気分が悪い。
ロクな準備もできず、車に乗った為腹が減った。ガムを噛んで気を紛らわす。

コンビニでは何人かが並んで店が開くのを待っていた。

道を徘徊するゾンビが一人二人。標的を見つけるまで奴らは愚鈍だ。だが、獲物を見つけた時は速い。大脳のある部分が破壊または機能停止したことによるリミッター解除と私は見る。

ゾンビと人間は見分けやすい。目は虚ろで、能面のように表情がない。口を開けている場合も多い。それが奇声を上げたり、挙動不審でいるのは気味が悪いな。
今夜は車中泊。車の室内灯を付け、これを書く。

三日目

イシダという後輩を思い出した。教授が血迷った(私は少なくともそう呼んでいる)時、ウィルスに対抗しうるワクチンを開発していた。出来たかは分からない。
彼がラボを辞めたのは私より一週間程先か。最後に「子供が好きなんで学校の先生になります」なんて冗談を言ってたが、今は何をしているのやら。

ゾンビの数は日に日に増えている。

そういえば、奴らの新たな習性を知った。
奴らは夜になると建物の中に入りたがる。ゾンビ映画よろしく拠点を襲撃するのだ。理由は分からない。人恋しくなるのだろうか、とも思ったが違う。

ゾンビは動物的感覚を強める、実験済みだ。そこに理性や心情などは絡まない。

今日も車中泊。ゾンビが出ないことを祈る。

四日目

避難所(市民体育館)に到着。頑丈なバリケードと見張りが数人。素晴らしい出来だ。
私が声をかけたら快く中へ入れてくれた。入り口付近「避難者名簿」に名前を入れる。私を探す人などそれほどいないのだがね。
生きている人を見るのは久し振りな気がする。老若男女、集まって暮らす人々にホッとして泣いてしまった。
小さな女の子が心配して私に飴をくれたよ。少し恥ずかしいがもらっておこう。こういう子が将来いい女になる。キープしておこう、もちろん冗談だ。

これは私の近くにいた親父達の話だが、何でも海沿いに多数のゾディアックボートが漂着していたらしい。何でも、隣国の軍のものだとか。
眉唾な話ではあるが、昨日あたりから道行くゾンビが武器(しかもこの国では滅多にお目にかかれない銃)のようなものを振り回す姿を見る。そのゾンビは軍人の成れの果てだとすると……。

五日目

奇妙な共同生活を私は楽しんでいた。非日常的な世界で、非日常的な場所で、非日常的な人達と、非日常的な生活を営む。
終わらない修学旅行のようなものだ。不謹慎極まりないが楽しくない訳がない。

研究研究の毎日。レポート提出期限に追われ、一定の成果を出さねばならない。上司は気が狂い職場は滅茶苦茶。この日々からやっと解放された私には何も残らなかった。
こんな非日常が私に安らぎを与えてくれるとはな。

少し生きる気力が湧いてくる。

朝ご飯:パン(調理パン二つ)
昼ご飯:おにぎり一個(中身は無し。よく噛んで味わう)
晩飯:肉を焼いたもの。ご飯(白いご飯も久し振りだ)

六日目

ウィルスの空気感染で避難者に済む2人(19歳男 47歳女)が高熱を出した。私も一応、手当てはできると手を挙げ看病することに。
こういうのも生活か。少し普通の人間に近づけた気がする。

午後、知り合った人達と探索へ出かけた。スーパーマーケット、懐かしい顔と会えた。

朝ご飯:おにぎり(中身無し 焦げがうまい)
昼飯:無し(仲間と探索に出かけていた為)
夕飯:カップラーメン(スーパーマーケットより調達)

追記

心を落ち着かせる為書く

02:17 感染者2人の呼吸確認できず。眠る避難者を起こすものの間に合わない。ゾンビ化。

02:未明 手持ちのハンマーで一人の頭を叩き潰す。避難所パニック状態、外に飛び出す者も出る。右腕強く噛まれる

02:未明 女性が子供達を食べ始める

02:43 避難者、避難所から一時退避。点呼を取るも数合わず。負傷者多数、高熱を出す者も。

… ※以降、死者と思われる名前が並ぶ

02:50 飴をくれた女の子、「クワナ マホ」 祖母の見守る中、呼吸停止。心臓停止。瞳孔拡大。死亡確認

… ※死者名

03:12 ゾンビ襲撃鎮静化。遺体をゾンビ化する前に処分することに決定。

03:未明 遺体を避難所内まで運び、避難所ごと火を付ける。

03:未明 半狂乱になった親子が避難所へ戻るが止めず

03:32 軽い別れの挨拶の後、解散。避難所解体

なの日目

熱が出る。昨日のことを思い出すだけでも吐き気が止まらないというのに。
死亡確認を出した女の子の側でその事実を受け止められず悲明を上げる老婆の声が、私の頭の中でガンガンと反きょうする。泣きたいのはこっちだ。
こうして日記を書き、あたまをひやしているのだ。

頭が回らない。漢じをとっさに思い出せなくなりつつある。そうか、この高熱が大脳の神経をは壊し ※文字が崩れ読めない

初き感染度というものがある。最初に持っているかんせん度のことだ。日によってあがる感染度は全員同数値だが、初期感染度は人によって違う。
ゾソビになりやすいものとなりにくい者がいるのだ。わたしはその中でもなりやすいイ本質だったのだな。

昨日スーパーマーケットで元同りようのタカシロに会った。
あの女はいい女だった。目尻のあたりがキッと切れてて美しい。のわりにはたまに抜けたことや、天ねんなことを言うんだ。なんでも家の中ではズボラらしい。
ラボのにん間は、一度はあの女を彼女にしたいとおもうんだ。

イシダなんかは特にタカシロにほれてた。かく言うおれも ※字が崩れて読めない

彼女は教授が狂ってから一番に辞めた口だから、もう二年ぶりのさいかいになるか。同期のよしみで飲みに誘いに行きたかったが、生憎この状況だし

なによりタカシロはゾンビになっていたからなあ

ああ 昨日を忘れたくない
忘れたくない
(解読不明文字)たくない
ない

※本来「八日目」と書かれてあるべき場所には意味不明の線が描かれている

ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
うううううううううううううううううううううううう
ええええええええええええええええええええええええ
おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
かかかかかかかかかかかかかか
… ※以下崩れた平仮名のような文字が描かれている



男「最後のページ……平仮名の書き取りのように見えるな」

理科教師「ふむ、忘れたくない彼が思い出せた最後の方法といったところか」

男子高校生「ま、結局忘れて俺達に襲いかかって来たんだけどさ」

男子高校生「こうなるんだな……」

警備員「……」

男「……」

男(妙に生々しい手記だった)

医師研修生「これはゾンビを知る資料になりそうです。筆者は何か訳知りのようですし……」

理科教師「しかし……気分が悪い」

剣道女子「こうなるかもしれないんですよね、私たち……」

「「「……」」」

男(ここで俺達も解散。各々の活動に移る)

男(そうだ、トマト。トマトに水あげなきゃ)

男(俺は音楽室に残り、家庭菜園キットに水をあげることにした)



男(水はこんなもんでいいかな)

男「あ、開拓屋さん」

開拓屋「トマトか?」

男「はい。トマトです」

開拓屋「ふーん……オレもよ、農家やってたからさ。気になって」

男「開拓屋さん農家なんですか?(畑や田んぼなら……南町方面の人かな)」

開拓屋「おうよ、何か野菜やら育てることで質問があったら教えてくれよっ」

男「はい!」

※次回の水やりは十二日目朝です



男(昼は何をしようかな)↓1

――二階 職員室

理科教師「ここに私を呼び出して何をするつもりだ。まさか……私にそのケはないぞ」

男「新人教師先生の机を教えてください」

理科教師「……ああ、それならこっちだ。しかし何故それを知りたい」

男「先生。さっきの日記に出てきたイシダという筆者の後輩、覚えてますか?」

理科教師「ああ。それが――」

男「新人教師先生の名前は?」

理科教師「イシダ……いや、まさかな。しかし私達もあまり新人教師のことを知らない。ということは……」

男「荷物の検査をしましょう」

理科教師「……分かった。やろう」

【getしたアイテム】

【アンチゾンビウィルス注射器改×3】感染度を30下げる。ゾンビ攻撃後の感染度上昇を止める。

理科教師「これは……」

男「こんなものが机の中に……やっぱり新人教師先生は『研究所』の研究者」

理科教師「意味が分からない。アイツは何を……」

男「研究所って一体……」



男(謎は深まるばかり。残りの持ち物は特になかったので次の行動を始めよう)

男子高校生「拠点強化ァ? 何をするんだよ」

妹「机と椅子は前回の簡易バリケードの時にほとんど使ってしまいました」

警備員「……」ヨクデキタシカケダ

理科教師「言うからには何か考えがあるのだろうな?」

男(ないとは言えない。どうやって強化しようかな)↓2

男(王水というものがある。酸化力が強く、金属でも溶かす液体だ)

男(それが入ったビーカーを前回作った机バリケードに乗せて……)

男(机にぶつかって零れた液体がゾンビにかかるようにする)

男(理科教師先生なら配合の仕方を知ってるだろうから話してみよう)



理科教師「また私か?」

男「お願いします!」

理科教師「しかしなぁ……王水、作れなくはないが」

男「何か問題が?」

理科教師「ここは小学校だ。硝酸と塩酸の量も大してないので作れる量は限られる。学校を守れる程の王水は作れない、と思う」

理科教師「それにだ。そのビーカーを倒すのは必ずしもゾンビとは限らない」

理科教師「ゾンビに押し倒された人間が王水を被ることも考えられる」

理科教師「その点を考えたか?」

男「いや……」

理科教師「どうする? 諦めるか、考え直すか……」↓2

男「諦めときます……」

理科教師「賢明な判断だ。もう一度考えるのだな」

男(無茶はできないか。薬品を使うなら尚更だ。考え直そう)



男(もうすぐ夜だ。誰と話そうかな)↓1

開拓屋「おう、坊主。おめーも眠れねえか」

男「開拓屋さん!」

開拓屋「こういう時はよ、一服してから布団に転がると眠れんのよ」

男「タバコ、吸うんですね?」

開拓屋「病院で止められた。そっから止めてんだ。孫に臭がられるのも嫌だしよ」

男「お孫さん……」

開拓屋「ああ、いたんだよ、孫」

男(何の話をしようかなあ)↓1

男「お孫さんの性別は?」

開拓屋「へへ、そんなこと聞いてどうすんでェ。男だよ、男。六才になったんだ」

男(男か……)

開拓屋「かわいいんだぁ、これが……。俺に似てやんちゃでよ。蛇捕まえて『ほらー』ってさ」

男「元気なお子さんなんですね」

開拓屋「ああー、元気元気。元気過ぎて困るくらいよ」



男(この後、開拓屋さんの長い長い孫自慢に付き合った)

↓1【防衛or休養】

「……このバリケードちょっと動きにくくないですか?」

「道を作ってたしこの間よりは楽ですよ」

「もうちょっと楽にならんもんかねぇ」

男(作った本人がここにいるんですけど)

男子高校生「あ、男さん」

医師研修生「こんばんは、今日は私も頑張りますよ!」

男「おう(今晩は男子高校生くんと医師研修生さんが参加してるのか)」

男(誰かを誘って防衛戦に挑もうかな)↓1

男「医師研修生さん、一緒に行きましょう」

医師研修生「は、はい! 頑張ります!」

男(医師研修生さんもあまりゾンビと戦う勝手が分からないだろうからね)

「ゾンビ、来たぞ!」

「そこ! 丸太じゃ勝てないぞ!」

「倉庫に返しなさい」

【直下コンマ下一桁+2が襲ってきたゾンビの数】

男(八人か……多いな)

医師研修生「うわ……わわっ」

「医者の兄ちゃんあぶねーぞ!」

ゾンビ「げげ」

ゾンビ「ほひ」

男(アイテム、使うか……!)

↓3【アイテム使用可能(アイデア次第で色々できます)】

男「ショットガンを使います! 離れて!」

医師研修生「はい!」

ドンッ

ゾンビ「ぎ……」

男(2人倒れた。後は……)

【直下コンマ下一桁判定】
98:撃退(アイテムget)
765:撃退
43210:死亡

【補正】
【人数差】-2
【重傷】-1
【不潔(一週)×2】今回はサービスで免除(次回の戦闘から付きます。本来であれば-2)

※【不潔】とは:衛生面配慮を一週間以上怠ると、現れる。一週に付き-1。免疫低下に繋がる。こんな時だからこそ清潔を心がけよう。

ゾンビ「お、おがあああああ」

男「子供のゾンビ……!?」

ゾンビ「が、があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

男(い、いや倒さなきゃ、やられる。で、でも、子供だ)

男(日記にもあったじゃないか。この人達はもう人間じゃないって)

男(やれ、やれよ男。幾ら馬鹿力のゾンビだって大人の俺が攻撃すりゃあ)

ゾンビ「があああああがあああああぢゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

男「やっぱり……無理――」

グシャアッ

男(死んだ……俺、死んじゃったよ)

男(……ん?)

男(あ、あれ)

医師研修生「はぁ……ぐっ、ぐぶッ」

男「け、医師研修生さん! 何で俺なんかを庇って!」

ゾンビ「ぐるるるるるるるる」

医師研修生「ち、がいますよ……この子を殺されたくなかっただけで……私……ぐッ」

「おい! 噛まれてる奴がいるぞ!」

「ガキのゾンビだ! 殺せ!」

「早く殺さねーと医者の兄ちゃんが――」

医師研修生「やめてください!」

医師研修生「やめて……くださ、ぐッ、ぐぅう……ッ」

男「医師研修生さ……」

医師研修生「近づかないで!」

男「っ」ビクッ

医師研修生「いつ私もゾンビになるか分かりませんから……」

ゾンビ「ぎ、ぎぃぃぃぃぃぃぃぃ」グチャグチャ

男「そんな……これじゃあ」

医師研修生「……私、これでも小児科医を目指してるんですから。見ていてください」

ゾンビ「ぐるぅ……ぐるぅ……」ガジガジ

医師研修生「大丈夫だよ……大丈夫。君はどこから来たのかな?」

ゾンビ「がぅう゛う゛う゛」グシャァ

医師研修生「ぐ……ッ、き、君は……誰を探してるのかな?」

ゾンビ「があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ」

医師研修生「ママを……探してるんだね?」

ゾンビ「……! があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛……」

男(ゾンビの動きが鈍く……)

医師研修生「大丈夫……落ち着いて。落ち着くんだ」

ゾンビ「あ゛、あ゛あ゛あ゛あ゛……あ゛……」

医師研修生「大丈夫……大丈夫……寂しいかい?」

ゾンビ「があ゛あ゛……う、うぐ」

医師研修生「私が付いているよ。だから大丈夫……」

ゾンビ「うぅぅぅ」

医師研修生「ママを一緒に探しにいこう? ね?」

ゾンビ「うぅがあ゛……」

「ゾンビが医者の兄ちゃんから離れたぞ……すぐ助けに――」

医師研修生「ダメです」

「何でだよ!」

「早く戻ってこいよ!」

医師研修生「うっ!? ぁ、ああ、はぁ、はぁ、はあ……」ガクッ

男「医師研修生さん!」

医師研修生「大丈夫です。わ、私はこの子をママの元へ連れて行きます。できるだけ遠くへ行くので、その間に皆さんは校舎のな、か、へ……うううぅ……」

男「そんな……」

医師研修生「皆さん、今までありがとうございました……あ、男さん。校舎内の皆さんにもよろしくと……伝えてください」

男「……」

医師研修生「では、皆さん」

ゾンビ「が、ぁぁ……」

医師研修生「いこうか」

ゾンビ「……ぅ゛ぅ゛」コクリ

医師研修生「……」

男(医師研修生は子供のゾンビの手を引いて暗闇の中へ消えていった……)

男「そん、な……また……俺の……」

【九日目終了】

【感染度:直下コンマ下一桁判定】

【名前】男
【所持アイテム】
【スリングショット】残り1回。単独使用不可。
【ショットガン】残り1発。1発に付き2体のゾンビを撃退する(アイテム取得不可)
【救急キット】軽傷状態の者を全快させる。(1回使いきり)
【サバイバルセット】3日間×1人分の食料(9食分)と【ナイフ】と【救急セット】が入っている。
【感染度】57

【名前】妹
【所持アイテム】
【爆竹】一回使いきり。ゾンビを2体を引き寄せる。火を付けなければ使えないぞ。戦闘+1
【ライター】火を付けられる。3回は使えそう。【乾パン】残り8食分(2日分+2食)
【感染度】17

【名前】理科教師
【所持アイテム】
【89式小銃】ゾンビ最大7体までを判定無しで撃退できる。残り7発
【ボウガン】3回まで使える。矢が無ければ意味が無いぞ。
【大量のガソリンが入ったタンク】車が一回探索に行けるくらいあるガソリンタンク。火気厳禁。
【軽自動車×2】2回探索に行ける。戦闘+1。
【アンチゾンビウィルス注射器改】感染度を30下げる。ゾンビ攻撃後の感染度上昇を止める。
【感染度】67

【名前】男子高校生
【所持アイテム】
【金属バット】戦闘+2。アイテムと組み合わせて何かを遠くに投げることができる。残り2回。
【手榴弾】一回使いきり。投げればゾンビ2体を倒せる(損傷具合からアイテム取得は不可)。
【ライター】火を付けられる。3回は使えそう。
【感染度】66

【名前】剣道女子
【所持アイテム】
【薙刀】戦闘時+2。残り使用回数1
【ワイヤー】単独使用不可
【感染度】49

【名前】外国幼女
【感染度】46

【名前】開拓屋
【感染度】34

【名前】警備員
【所持アイテム】
【スコップ】土などを掻く道具。戦闘に使う場合+2、残り3回。
【感染度】79

【倉庫】
【殺虫スプレー】嫌な虫を殺す。ゾンビの目潰しにも使える。戦闘+1 3回まで使える。
【水族館のぶ厚いガラス】大きい頑丈なガラス。
【医療キット】【救急キット】と同内容のもの1回分。【ワクチン】が1本分。縫合用の糸、ハサミが入っている。
【丸太】90cmの丸太。武器にするには短く重すぎる。
【小型浄水機(使いきり)】多少汚い水でも2日分暮らせるくらいの量浄水できる。
【ワクチン】一回使いきり。抗生剤。ウィルス感染速度上昇を止められる。
【石仮面】固い石でできた置物
【ピッキングの金具】技術を持った人に持たせるとピッキングできる。
【アンチゾンビウィルス錠剤】1回使い切り。感染度を10下げる。ゾンビ攻撃後の感染度上昇を止める。
【自家用発電器】ガソリンを入れれば普通の家の電気が3日は持つかも。
【ガソリン】ガソリン。車を走らせる量はない。
【h&k mp5】命中率の高い自動小銃。とは言え素人の扱いでは当てるので精一杯。最大5体のゾンビを判定無しで撃退できる。
【日記】ゾンビが残した手記。
【ゲーム機】ここ一年に出たゲーム機とソフト。手回し充電器もある。
【軽自動車】ガソリンがないので探索に行けない。
【スクーター】二回探索に行ける。戦闘+1。2人乗りできる。無免許運転は危険。
【アンチゾンビウィルス注射器改×3】感染度を30下げる。ゾンビ攻撃後の感染度上昇を止める。

【現在地】小学校
【耐久力】3/5
【効果】避難者全員に支給できる丸5日分の水分と食糧(残り食糧丸3日分)
【避難者人数】58人(内20人小学生)

男【重傷】:【軽傷】まで14日
妹【軽傷】:完治まで8日
理科教師【軽傷】:完治まで8日
男子高校生【軽傷】:完治まで8日
剣道女子【軽傷】:完治まで8日
外国幼女【軽傷】:完治まで8日
開拓屋【軽傷】:完治まで8日
警備員【軽傷】:完治まで8日

【家庭菜園キット種苗付き】4日目

男「……う、く」

男(避難所の人達の中には人の死に鈍感になる人もいた)

男(新入りが1人死んだだけ。そうかもしれない。実際この避難所の中でも既に二十人近くの人がゾンビにやられている)

男(でも、俺は辛い)

理科教師「君、大丈夫か?」

男「……ええ」

理科教師「無茶はするなよ。君まで死んだらさすがの私も……気分が悪い」

男「……はい」

理科教師「疲れただろう。1日ぐらい休んでいても誰も君を責めたりはしない」

男「そんなことはさすがに……」

男(アイテムの整理をしないと)

↓3【アイテムの渡し・使用・組み合わせなど】

剣道女子「私、殺虫スプレーをもらいます。それと……コウくん」

男子高校生「どした?」

剣道女子「ライターをもらいたいのだけど……」

男子高校生「ああ、いいぜ。使うところもないし……」



外国幼女「ねえねえ」グイグイ

男「どうかしたかな?(かわいい)」

外国幼女「これほしいの、です!」

男「ピッキングの金具……? いいよ」

外国幼女「わーい!」

男「あの……開拓屋さん」

開拓屋「なんでい」

男「これ……スリングショットです。ゾンビから身を守るにはこれを」

開拓屋「おお、パチンコか。ガキの頃、これでスズメを取ったもんだ」

男「そうなんですかぁ……すごいな。ハンターだ」



男(最後に俺がマシンガンをもらって……終わりかな)



妹「兄さん、何やってるんです?」

男「小型浄水機をセットしていたんだ。みんなが敬遠してる水道水もこれにくぐらせればどうにかなるかな、と思ってさ」

妹「ほ~」

男「できるかな……」

【getしたアイテム】

【きれいな水(10リットル)】浄水機で濾過、除菌した水。ペットボトルに入っているぞ。

※小型浄水機はフィルタ限界を超えたので破棄した

男「きれいな水、どこでどう使うかはまだ考えてないけど何かには使えるだろう」

男(さて、朝は何をしようかな……)

↓1

男(簡易のシャワーを作りたい。体を洗えていないからな……ヒゲも伸びてきた)

男(どう作ろう?)

男(全員で使えないよな……10リットルだし)

男(うーん、どうしよ)

↓2【下からも選べます】

1、自分でアイテムを組み合わせて作る

2、誰かに相談する

3、諦める

男(誰かに相談しよう)

男(誰がいいかなぁ?)↓1 ※複数選択可

男「剣道女子さんに聞いてみようかな……」



剣道女子「簡易シャワーですか!? 嬉しいです。でも水は……」

男「ここに……」

剣道女子「えっ、この量で? あ、すいません……」

男「やっぱり少ないかなぁ」

剣道女子「これでは身体を拭くくらいしか……」

男「そうか……難しいなぁ」

剣道女子「あの……きれいな水の作り方、他にもありませんか? 煮沸消毒とか」

男「……ああ!」

剣道女子「それと簡易シャワーはどこに設置するのです?」

男「うーん」

剣道女子「プールなら……でも、あそこにはゾンビが……」

男(あの水の量ではシャワーは難しいか。でも水の消毒の方法はまだありそうだ、どうしようかな?)↓2

男(作っても問題ない場所を探すか……水量の問題は全然解決してないんだけど)

男(学校内、水はけが良い場所は……トイレくらいか?)

男(学校外にもある場所と言えば……ゾンビがいるかもしれないけど市民プール、銭湯なんてあったな、他には何かあったかな)

男(うーん、どこが良いだろうか)↓1

男「二階の男女トイレに作れるようにしようかな」

剣道女子「あそこなら水はけもいいですし、試しにやってみましょう」

剣道女子「男さん、それで簡易シャワーはどうやって作るんですか?」

男(考えてなかった……何を使おう)

↓3【簡易シャワーを作ろう】

※必須アイテム【きれいな水】

※倉庫のアイテムを使ってもOK

剣道女子「……うー」

男「うぁー」

男(アイテムを色々見てみたけれど……やっぱり足りない。これじゃあシャワーは無理だ)

男「やっぱり……諦めようか」

剣道女子「……いえ、まだ諦めるのは早いと思います。簡易シャワーならホームセンターにあります!」

男「そうか。完成品を探せば……! 作ることばっかり考えていたよ」

剣道女子「今から出るのはちょっと遅いので、また明日に。それまで準備をすればいいんですし!」

男(そっか……業務用浄水機と簡易シャワーを探して……水源はプールで……その前にプールにいるゾンビを)

男「明日、明日ホームセンターに行こう」

剣道女子「はい! 皆にも話しておきます」

男「ありがとう! 助かるよ」

剣道女子「みんな仲間だから……」

男(仲間、か。そうだね……仲間)

男(昼か。何をしようかな)

男(明日まで準備は……)

↓2



開拓屋「で、話とはなんだい?」

男「それが……ですね」

男(俺は倉庫からいくつかの武器を出して開拓屋さんに見せた)

男「武器をですね……量産したいんです。ゾンビと戦うには武器がいっぱいないと……」

開拓屋「そうだなあ……んー」

男(開拓屋さんは武器を色々見る)

開拓屋「まずなぁ、銃は無理だ。作れねェ。そうそう作れるもんじゃあないよな。もちろん弾丸もだ」

開拓屋「日本刀のような精巧な刃物も無理だ」

開拓屋「と、なると作れそうなのは……これだ」

男「スリング……ショット」

開拓屋「パチンコだ。坊主の持っているの程優秀なのはムリだが……『木』と『頑丈なゴム』があればできなくもねえ」

開拓屋「この丸太を切り出して……あぁ、それにも色々必要だな。『ノコギリ』と『ヤスリ』。開発するには物が必要だ」

男「頑丈なゴムか……探してみます」

開拓屋「物が集まったらまた来な。暇だからよ、教えちゃる」

男「はい!」

男「……それと、開拓屋さん。もう少しお願いが」

開拓屋「うん?」



開拓屋「学校周りで壊れたところを直す、か。いや、出来なくはない。ないんだけどよ……」

開拓屋「オレぁよ、身一つで入院してたんだ。釘とかハンマーとか工具類がねぇ」

男「あっ」

開拓屋「それに何を使って直すんだ? ベニヤ、鉄板、コンクリもろもろそれがなきゃあガッコは直せねー」

男「ごもっともです……」

開拓屋「工具類ならオレんちにある。戻れりゃなぁ……」

男「……」



男(資材不足かぁ、けっこう色々あるようでないものだな……探しに探索するのもいいかも)

男(夜だ……誰と話そうかな)↓1

理科教師「なんだ、君か」

男「理科教師先生、こんばんは」

理科教師「……君、腹は減らないか」

男「はい?」

理科教師「い、いや……毎日同じおにぎりやパンを食べていると飽きが来るものでな」

理科教師「食欲がなくなって……食べないものは子供たちにあげているのだが」

理科教師「今日とうとう子供たちにも心配されてもらってくれなかったのだ。良ければ君にこれを……」

男「あんパン! いただきます!」

理科教師「うむ……」

男(何を話そうかな)モグモグ

↓1

男(その時俺は自分が何を言っているかよく分からなかった)

男「ロリについて……ロリについてどう思いますか!?」

理科教師「!?」

男「ロリ、いいですよね、ロリ。最高ですよ」

理科教師「……」

男「ロリが ロリで ロリを ロリは ロリの ロリに――」



男「はぁ、はぁ……」

理科教師「君……」

男「は、はい」

理科教師「少し休みたまえ。昨日も医師研修生が死んでいるのだったな……疲労が溜まっているのだろう」

男「あ……」

↓1【防衛or休養】

男(今日は休もうかな。明日はホームセンター行くし)



男子高校生「っしゃ、行こうか!」

「男子高校生くんは元気だねー」

「剣道女子ちゃんがいっからだろ~?」

男子高校生「ばっ、やっ、やめりょよオッサン達! リサ姉はただの幼馴染で……」

「謙遜すんなって! お似合いだぞー」

「おじさんも応援しちゃおうかな」

「男臭い学校の清涼剤を独り占めなんてズルいぞ!」

男子高校生「ほらっ、バカ言ってないでい、行くじょ!」

(((噛んでる……)))

【直下コンマ下一桁判定】
98765:拠点防衛成功
4321:死亡者発生(コンマ数人数分死亡)
0:拠点防衛失敗。耐久力1消費(男子高校生+10人死亡)

ゾンビ「きぇえ!」

「や、やだっ――」

「一人やられたぞー!」

男子高校生「戻るぞ、みんな!」

「あ、あいつらこえぇよ……」

【九日目終了】

【感染度:直下コンマ下一桁判定】

【名前】男
【所持アイテム】
【h&k mp5】最大5体のゾンビを判定無しで撃退できる。残り5発
【ショットガン】残り1発。1発に付き2体のゾンビを撃退する(アイテム取得不可)
【救急キット】軽傷状態の者を全快させる。(1回使いきり)
【サバイバルセット】3日間×1人分の食料(9食分)と【ナイフ】と【救急セット】が入っている。
【感染度】60

【名前】妹
【所持アイテム】
【爆竹】一回使いきり。ゾンビを2体を引き寄せる。火を付けなければ使えないぞ。戦闘+1
【ライター】火を付けられる。3回は使えそう。【乾パン】残り8食分(2日分+2食)
【感染度】20

【名前】理科教師
【所持アイテム】
【89式小銃】ゾンビ最大7体までを判定無しで撃退できる。残り7発
【ボウガン】3回まで使える。矢が無ければ意味が無いぞ。
【大量のガソリンが入ったタンク】車が一回探索に行けるくらいあるガソリンタンク。火気厳禁。
【軽自動車×2】2回探索に行ける。戦闘+1。
【アンチゾンビウィルス注射器改】感染度を30下げる。ゾンビ攻撃後の感染度上昇を止める。
【感染度】70

【名前】男子高校生
【所持アイテム】
【金属バット】戦闘+2。アイテムと組み合わせて何かを遠くに投げることができる。残り2回。
【手榴弾】一回使いきり。投げればゾンビ2体を倒せる(損傷具合からアイテム取得は不可)。

【感染度】69

【名前】剣道女子
【所持アイテム】
【殺虫スプレー】嫌な虫を殺す。ゾンビの目潰しにも使える。戦闘+1 残り3回。
【薙刀】戦闘時+2。残り使用回数1
【ワイヤー】単独使用不可
【ライター】火を付けられる。3回は使えそう。
【感染度】52

【名前】外国幼女
【所持アイテム】
【ピッキングの金具】ピッキングできる
【感染度】49

【名前】開拓屋
【所持アイテム】
【スリングショット】残り1回。単独使用不可。
【感染度】37

【名前】警備員
【所持アイテム】
【スコップ】土などを掻く道具。戦闘に使う場合+2、残り3回。
【感染度】82

【倉庫】
【水族館のぶ厚いガラス】大きい頑丈なガラス。
【医療キット】【救急キット】と同内容のもの1回分。【ワクチン】が1本分。縫合用の糸、ハサミが入っている。
【ワクチン】一回使いきり。抗生剤。ウィルス感染速度上昇を止められる。
【石仮面】固い石でできた置物
【ピッキングの金具】技術を持った人に持たせるとピッキングできる。
【アンチゾンビウィルス錠剤】1回使い切り。感染度を10下げる。ゾンビ攻撃後の感染度上昇を止める。
【自家用発電器】ガソリンを入れれば普通の家の電気が3日は持つかも。
【ガソリン】ガソリン。車を走らせる量はない。
【日記】ゾンビが残した手記。
【ゲーム機】ここ一年に出たゲーム機とソフト。手回し充電器もある。
【軽自動車】ガソリンがないので探索に行けない。
【スクーター】二回探索に行ける。戦闘+1。2人乗りできる。無免許運転は危険。
【アンチゾンビウィルス注射器改×3】感染度を30下げる。ゾンビ攻撃後の感染度上昇を止める。
【きれいな水(10リットル)】浄水機で濾過、除菌した水。ペットボトルに入っているぞ。

【現在地】小学校
【耐久力】3/5
【効果】避難者全員に支給できる丸5日分の水分と食糧(残り食糧丸2日分)
【避難者人数】57人(内20人小学生)

男【重傷】:【軽傷】まで13日
妹【軽傷】:完治まで7日
理科教師【軽傷】:完治まで7日
男子高校生【軽傷】:完治まで7日
剣道女子【軽傷】:完治まで7日
外国幼女【軽傷】:完治まで7日
開拓屋【軽傷】:完治まで7日
警備員【軽傷】:完治まで7日

【家庭菜園キット種苗付き】5日目

男(朝……昨日も一人ゾンビにやられたらしい。家族が泣いていた)

男(辛いな……その人達を慰めることはできない、けど)

妹「兄さん、大丈夫ですか?」

男「うん……」

男(今日もアイテム整理しなきゃ。ホームセンターに行く前に)

↓3【アイテム移動・渡し・組み合わせ】

剣道女子「私、このガソリン……もらいます」

男子高校生「何に使うんだよ」

剣道女子「うーん、分からないけどなんとなく」

男子高校生「……」



男「今日はホームセンターに行って、大きな浄水機と簡易シャワーをもらって来るんだ……」

妹「また独り言ですか?」

男「ああ……」

男(誰を連れてホームセンターへ行こうかな)

男(車を運転できて車を持ってるのは理科教師先生だ。それと俺を加えて……)

男(最大でも5人。でもホームセンターに人がいたらと考えると……)

男(誰を連れて行こうかな?)
↓2

理科教師「剣道女子君から話は聞いた。私もちょうど身体の臭いが気になっていたところだったのだ」

男子高校生「リサ姉にだけ任してらんないよ! 俺が行く!」

開拓屋「オレもよ、行くぜ。ひさしぶりに外に出たかったからなァ」

男「よろしくお願いします!」

理科教師「スケジュールはこうなっている」

【学校出発】
↓(戦闘)
【ホームセンター到着】(戦闘の可能性あり)
↓(戦闘)
【学校到着】

理科教師「最低二回は戦闘があるものとして考えてくれ。では行くとしよう」

男「はい!」

――車内

男「あれ、車変わったんですね」

理科教師「うむ、私の車はガソリンが無くなってしまってな。これは新人教師のものだ」

男「ああ……」

男子高校生「新人教師って?」

男「男子高校生くんにはあまり接点がない人だったか……この学校の先生だよ」

開拓屋「どんな……奴だったんだ?」

男「そうだな――」



理科教師「わずか数日の付き合いだったというによくそこまで話が伸びるものだ」

理科教師「……やはり君は変な男だよ」

――ホームセンター前

理科教師「着いたぞ。ご老人、起きて」

開拓屋「ふが」

男(前回来た、スーパーと併設されたのより大きな店舗だ。色々あるんだろうな)

男子高校生「ゾンビ、いるなぁ……よっし、やるか」

男「ここを超えれば色々ありますから!」

理科教師「行くとしよう。念のため、私は入り口ギリギリまで車を寄せる。君達は一旦車を降りて、破壊されないよう守ってくれ」

【直下コンマ下一桁が襲いかかって来たゾンビの数】

ゾンビ「ん、ぐぁあ」

男(8人か……ここは一気に倒したいけど)

開拓屋「ゾンビってのがこんなに集まるのは初めて見たが……やべェな。皆やられる訳だ」

男子高校生「男さん!」

男「あ、あぁ」

男子高校生「帰るんだろ? 皆でさ」

男「うん! もう死ぬのは見たくない……」

男子高校生「じゃ、やろうぜ!」

男(アイテムを使って早く倒してしまおう)

↓3【アイテム使用可能(銃使う場合は発射する弾数も)】

男「男子高校生くん」

男子高校生「うん!」

男(男子高校生くんは手榴弾、俺はショットガンの最後の一発を放ち数を減らす)

ゾンビ「うかかかかかかか」

男「先生、最後はお願いします!」

理科教師「ったく、手の焼けるこども達だ」

男(理科教師先生が後方、車の窓から身を乗り出し小銃で残りを一気に片付けた!)

理科教師「一発……二……三……これで四発だ!」

【直下コンマ下一桁判定】
98:アイテム4個get
76:3個get
54:2個get
32:1個get
10:アイテムなし

男(……相変わらずすごいな)

ゾンビ「ぐ、ぐぐ」

開拓屋「へぇー、たまげたな。マタギみてーだ」

理科教師「スナイパーと言ってくれ」

↓1~3【アイテム】

【getしたアイテム】

【ショットシェル一式】6発入り。ショットガンに装填して使おう。

【防弾チョッキ】装備すると生存確率が上がるぞ。

【工具一式】ハンマー、ペンチ、ニッパー、プライヤー、ドライバー。釘も何本か入っているぞ。日曜大工御用達

――ホームセンター

男(いる。いるいる。ゾンビ、ゾンビ。あちこちゾンビだ)

開拓屋「はぇー」

男(仕切り棚のおかげであの素早さは出ないだろうけど……やらなきゃ)

理科教師「これから行動を開始する。静かに動くぞ」

男子高校生「簡易シャワーはあっちだよ!」

男(俺達はゾンビに見つからないように静かに動き出した)

【直下コンマ下一桁判定】
9:【業務用浄水機】【簡易シャワー】+アイテム3個+生存者3人
8:【業務用浄水機】【簡易シャワー】+アイテム3個+生存者2人
7:【業務用浄水機】【簡易シャワー】+アイテム3個+生存者1人
6:【業務用浄水機】【簡易シャワー】+アイテム3個
5:【業務用浄水機】【簡易シャワー】+アイテム2個
4:【業務用浄水機】【簡易シャワー】+アイテム1個
3:【業務用浄水機】【簡易シャワー】
2:【業務用浄水機】
10:ゾンビだ!

男(う、わ……業務用浄水機って大きいんだな。電気部品ももらって行こう。自家用発電機があれば使えるかな?)

理科教師「お、おい! ゾンビが――」

開拓屋「違わい、こいつら……生存者だ!」

男(理科教師先生の叫び声に駆けつけると3人の生存者が……いた!)

男(俺達のような人間が来るのを待っていたらしい)

↓1~3【生存者】>>40を参考に

軍人「……!」

開拓屋「おっと……異人さんか」

男(軍人っぽい男の人が、俺達に何やら話しかけて来た。何語だ?)

理科教師「私に任せろ……! ……、……!」

男(おお、会話になっている)

理科教師「難民を支援する為に来た軍人だそうだ。ゾンビによる混乱で本隊と離れてしまっていのだ」

男「へ~」

男(あれ、軍人さんの後ろに2人の女の子が……や、違う。1人は男の娘だ!)

ツンデレ少女「……」ヒョコ

男(なんだ高校生か……)

男子小学生「……」ヒョコ

男(なんだロリか……ロリ? ロリか! ロリ! いや違う、あれは男だ。骨格がロリのそれと違う。なんだ男――)

男子小学生「……助けにきてくれたんですか?」オドオド

男(アリだな)

軍人「(なに、どういうことだ)」

理科教師「(すまないがこの車ではアナタ達を連れて行くことはできない)」

軍人「(……本隊に合流できなければ私は……いや、子供達は、子供達だけでも連れては行けないのか? 彼女達にも家族がいるはずだ。合わせてあげたい)」

理科教師「(無理だ。アナタ達は支援に来たというのに、この地域の現状を把握していないのか!)」

軍人「(それは……)」

理科教師「(千単位で人がゾンビになっている。私は教師だ、同僚はほとんど死んだ)」

理科教師「(私達もアナタが憎くて言っている訳ではない。車があればあるいは……)」

↓1~3【アイテム】

※いい感じのぞろ目。ボーナス出します。もう一個アイテムどうぞ

↓1【アイテム】

【getしたアイテム】

【軽装甲機動車】探索に二回行ける程のガソリンが入っている。一回探索に行けるガソリンの量は、軽自動車の二倍。戦闘+2

【木材】1m×1m 厚さ12mmの板が三枚程。単独で武器にするには難しい

【カロリーメイト】二本入り。一本食べれば1日持つ。

【M16A3】最大ゾンビ6体を無判定で撃退する。残り6発

理科教師「はぁ……」

男子高校生「どうしたんだよ、センセ」

理科教師「彼らを避難所へ連れて行くにはどうすればいいか……君に言ったところでどうにもならないが」

男子高校生「あー……、こういうのとか?」

理科教師「あ、あれは!」

男(破壊されたバリケードの跡に……車が刺さっている)

男子高校生「鍵は……これだと思う」チャリ…

ツンデレ少女「あ、これ。最初にいた自衛官さんの乗ってた……」

理科教師「(あそこにある車は運転できるのか)」

軍人「(あれか……できる。エンジンの調子を見てくる。待ってろ)」

開拓屋「何話してんだよ」

男「俺にもさっぱり」



軍人「(動く。これなら帰れそうだ。避難所の場所は)」

理科教師「(15km先の小学校だ。私の車に着いてきてくれ)」

軍人「(分かった)」



理科教師「話は終わった。男君、帰るぞ」

男「は、はい!」

――車内

男子高校生「軍人さんだってさ」

開拓屋「その軍人が何でこんな場所にいるんだァ? 自衛隊の実弾演習する場所は山の中にあるがよ」

理科教師「……聞いて教えるかは分からない」

男「気になるよなぁ……子供達を庇ってたあたり悪い人じゃないとは思うんだけど」

理科教師「そうとも言い切れない。とにかく……一般人とは違うのだ。様子を見よう、感づかれぬようにな」

男子高校生「あ! センセ、前! 前!」

理科教師「む……ぬぅぅぅぅッ!?」ギィィッ

開拓屋「おいおい急ブレーキはやめろよ、装甲車もびっくりしてやがるぜ」

理科教師「ゾンビがこちらに向かって来ているのだ! 分かれ!」

【直下コンマ下一桁が襲いかかって来たゾンビの数】

男(6人か……こっちの方が多いか? 油断はできないな)

軍人「……!」

男(軍人も装甲車から降りて何か言っている)

理科教師「行くぞ。彼は出てくるな、と言っているがな」

男子高校生「武器を持ってる俺達の方が強いんだ。負けねーよ!」

開拓屋「この量の武器はどこから出てくるんだか……」

↓2【アイテム使用可能(発砲する場合、発射弾数も)】

男「あの車……かなり固そうです。あれで轢けば……!」

男「理科教師先生! 軍人さんにそれを伝えてください!」

理科教師「分かった……(軍人! 機動車を使ってゾンビを轢けるだけ轢け! 残りは我々に任せろ!)」

軍人「(市民にそんなことが……銃! 貴様ら何故それを――)」

理科教師「(ゾンビが持っていたり……拾った)」

軍人「(そんなバカな話が……いや、今はいい。車を出す、離れるよう指示しろ!)」

理科教師「皆、離れろ! 車が出るぞ!」

【直下コンマ下一桁判定】
98:6体轢いた
76:5体
54:4体
32:3体
10:2体

男(3人潰れた! 軍人さんや子供達も車から飛び降り、ゾンビの方に向かう)

男(彼らには彼らの戦い方があるんだろう……)

軍人「……!」

男子小学生「はい!」

ツンデレ少女「ん!」

開拓屋「おら、行くぞ!」

男「俺達だって……十日もやってきたんだ! やるぞ!」

【直下コンマ下一桁判定】
98:撃退(アイテムget)
765:撃退
43210:死亡

【補正】
【人数差(人数分)】+3
【不潔】-7
【金属バット】+2
【軽自動車】+1
【軽装甲機動車】+2

男「倒した……ふぅ」

男子高校生「ゾンビ強えなぁ……装甲車がかなりやられた」

開拓屋「いやぁ面白ェもんが見られた」

男(あの固そうな車が破壊されそうになるなんて……ゾンビの馬鹿力は装甲車と押し合いできるくらい)

男(軽自動車で無理にゾンビを轢くのはやめておこうかな……)

理科教師「さぁ、早く帰るぞ」

――教室

男(装甲車に積んでもらった業務用浄水機と簡易シャワー一式を取り出し校舎内に運んだ)

男(組み立て、開発は明日以降だな……)

男(ふぅ……疲れた、一休みしよう)

男子小学生「……ぅ」キョロキョロ

男(男子小学生くんは周りの小学生と馴染めないのかな。ビクビクしてる)

剣道女子「怪我はない? ここに飲み物置いておくね、冷えてるうちに飲んでね」

ツンデレ少女「……ありがとう」

男(ツンデレ少女ちゃんも落ち着かない感じで、座ってる。剣道女子さんが一生懸命話しかけてるけど、会話まで発展しない)

男(それにしても……黒髪ツインテなんて三次元で初めて見た)

男(かわいい子がするとかわいいもんだな……いいね。ロリじゃないけど)

軍人「……!」

理科教師「! ……!」

男(軍人さんは理科教師先生と何かを話してる。でも……軍人さんの方は理科教師先生の思ったような答えをしてくれてないみたいだ)

男(理科教師先生……ピリピリしてる)

男(新しい生存者の人達……色々心配だな)

男(……夜だ)

男(今晩は誰と話そうかな?)↓1

男「剣道女子さん!」

剣道女子「あ、男さん! シャワー確保お疲れ様です」

男「ありがとうございます!」

剣道女子「私も行きたかったんですけどコウくんが心配して止めちゃって……心配性なんです、あの子」

男「ああ~」

男(何を話そうかな?)↓1

男「軍人さんのことだけど……」

剣道女子「ああ……ホームセンターにいた、人。怖い人ですよね。よく分からないし」

男「怖い人……確かに、だよね」

剣道女子「でも、知れば……怖くなくなるのかな」

男「知れば、って?」

剣道女子「知らないから……怖いんだと思うんです。その人がどんな人なのか、とか……その物がどんな物なのか、とか……それが分かれば怖くなくなる」

剣道女子「私はそう思います」

男「なるほど……(知れば怖くなくなる、か)」

男(ゾンビもどんな生き物か知れば……怖くなくなる、そんな日が来るのかな?)

↓1【防衛or休養】

男(今日も休もうかな……今日は疲れたなぁ)



理科教師「(アナタも出るのか?)」

軍人「(勿論だ、子供達があれほどいるとは思わなかった。この地域を守るのは……私の仕事だ)」

警備員「……」ヨロシク

軍人「(彼は?)」

理科教師「(アナタよりも謎が多い人間だ……)」

軍人「(……)」

【直下コンマ下一桁判定】
98765:拠点防衛成功
4321:死亡者発生(コンマ数人数分死亡)
0:拠点防衛失敗。耐久力1消費(理科教師、警備員、軍人+10人死亡)

ゾンビ「らががががががぐぁ」

「ひっ、ひえぁあああ!?」

軍人「(おい! 助けないのか!)」

理科教師「(ダメだ、助からん。あの人は肩の肉を噛みちぎられた。見ろ、痛みや恐ろしさで動けなければまたゾンビが寄ってきて……)」

「あ、あ、あぁ……助け――」ビグン

ゾンビになりたての人「あ゛……あび、あびィ」

理科教師「(こうしてゾンビになる)」

軍人「(……くっ)」

理科教師「(アナタはゾンビのことを何も知らないのだな)」

軍人「(ゾンビは……対処可能な生物だと聞かされていた。それだけだ。まさか……こんな力が強く……恐ろしいものだとは)」

理科教師「(人を撃ったことがないわけではないだろう?)」

軍人「(……子供や女を撃ったことはない)」

理科教師「……」

理科教師「(今日は2人やられた……これが我々の日常だ)」

警備員「……」コウシャニモドロウ…

【十日目終了】

【感染度:直下コンマ下一桁判定】

【名前】男
【所持アイテム】
【h&k mp5】最大5体のゾンビを判定無しで撃退できる。残り5発
【救急キット】軽傷状態の者を全快させる。(1回使いきり)
【サバイバルセット】3日間×1人分の食料(9食分)と【ナイフ】と【救急セット】が入っている。
【感染度】65

【名前】妹
【所持アイテム】
【爆竹】一回使いきり。ゾンビを2体を引き寄せる。火を付けなければ使えないぞ。戦闘+1
【ライター】火を付けられる。3回は使えそう。【乾パン】残り8食分(2日分+2食)
【感染度】25

【名前】理科教師
【所持アイテム】
【89式小銃】ゾンビ最大7体までを判定無しで撃退できる。残り3発
【ボウガン】3回まで使える。矢が無ければ意味が無いぞ。
【大量のガソリンが入ったタンク】車が一回探索に行けるくらいあるガソリンタンク。火気厳禁。
【軽自動車】1回探索に行ける。戦闘+1。
【軽自動車】2回探索に行ける。戦闘+1。
【アンチゾンビウィルス注射器改】感染度を30下げる。ゾンビ攻撃後の感染度上昇を止める。
【感染度】75

【名前】男子高校生
【所持アイテム】
【金属バット】戦闘+2。アイテムと組み合わせて何かを遠くに投げることができる。残り1回。
【感染度】74

【名前】剣道女子
【所持アイテム】
【殺虫スプレー】嫌な虫を殺す。ゾンビの目潰しにも使える。戦闘+1 残り3回。
【薙刀】戦闘時+2。残り使用回数1
【ワイヤー】単独使用不可
【ライター】火を付けられる。3回は使えそう。
【ガソリン】ガソリン。車を走らせる量はない。
【感染度】57

【名前】外国幼女
【所持アイテム】
【ピッキングの金具】ピッキングできる
【感染度】54

【名前】開拓屋
【所持アイテム】
【スリングショット】残り1回。単独使用不可。
【感染度】42

【名前】警備員
【所持アイテム】
【スコップ】土などを掻く道具。戦闘に使う場合+2、残り3回。
【感染度】87

【名前】軍人
【所持アイテム】
【軽装甲機動車】探索に二回行ける程のガソリンが入っている。一回探索に行けるガソリンの量は、軽自動車の二倍。戦闘+2
【感染度】48

【名前】男子小学生
【感染度】37

【名前】ツンデレ少女
【感染度】86

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