モバP「相原雪乃の日記」 (53)

のんびりと書いていきます

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相原雪乃(22)
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◎月☆日(月) 曇



今日もまた曇りです

最近はどうもお天気がよくありません、雲がすっかりお日様を隠してしまって顔を見せてくれないのです

そのせいか、事務所の皆様の顔も心なしか疲れて暗くなっているように思います

もしかすると今朝の私も皆様からそのように思われていたのかもしれません

ですが、今この日記を書いている私は間違いなく生気に満ち溢れた明るい顔色をしていると断言できます

いえ、もしかしたら若干紅潮しているのかも

なぜなら、今日は暗い気分を吹き飛ばしてくれる素晴らしい出来事があったからです


今日の午後、レッスンの前に事務所に顔を出すとお仕事をしていらっしゃるPさんをお見かけしました

軽く挨拶をした後でまだ時間があることを確認し、私はお茶の用意を始めました

あの人の大好きなダージリンのストレート それにスコーン

私のプレゼントしたPさん専用のカップに淹れて差し出す

そしていつものセリフとやり取り


「すまないな」「いいえ、とんでもありません」


そうして紅茶を一口啜った後でPさんからお褒めの言葉をいただく


「うん、美味しい」


私はとびっきりの笑顔で答えました


「ありがとうございます」


ここまではいつも通り しかし、今日はちょっと違っていました

「ここのところ、どうも天気が悪いなぁ、なんだか元気が出ないよ」

どうやらPさんも天気が悪いのを気にしていらっしゃったご様子

それと同時に元気がないと言うPさんの言葉を聞いて私は言いました


大丈夫ですか?もしも辛いなら言ってください、できる限りのことを致します、と


それを聞いたPさんは笑いながら


「わかってるよ、ちゃんと休む時は休むから」


本当にわかっているのでしょうか、と思っていると


「それに、雪乃の淹れてくれる美味しい紅茶があれば大丈夫さ」


と笑顔で言ってくださいました

あぁ...Pさんの口からその言葉が出た時の喜びをどう表現すればいいのか...

私は今すぐにでも抱きつきたくなるような気持ちを抑え、やっとの思いでお礼の言葉を口から絞り出しました


「ありがとうございます」


あの時のPさんを思い出すだけで、どんなに美味しい紅茶を飲んだ時よりも素晴らしい想いが、どんなに甘いお菓子を食べた時よりも甘い気持ちが

私の身体に、心の中に満ち溢れるのを感じました

しかし、その後のレッスンの際にふとあの時のPさんの顔と言葉を思い出してしまうと

どれほど気を張っていたつもりでも表情が緩んでしまい、しばらく元に戻らなくなってしまったのです

トレーナーさんやいっしょにレッスンしていた千秋さんからも不思議がられてしまいました

しまいにはごかまそうとしてステップの時に大きな尻もちをつく始末

Pさん、貴方は罪な人ですわ

たった一言で私の心をかき乱してしまうのですから

>>5


○ しまいにはごまかそうとしてステップの時に大きな尻もちをつく始末


× しまいにはごかまそうとしてステップの時に大きな尻もちをつく始末

◎月△日(木) 晴れ



今、この日記を書いている私の顔はとても紅潮しています

この顔色は決して今日の暑さなどによるものではないでしょう

どうして私はあんなことを...いえ、今さら悔いてもどうにもなりませんね


今日の夕方、レッスンが終わってから事務所へ向かいました

本当ならそのまま寮へ帰るつもりだったのですが、うっかりトークバトルの台本を事務所に置き忘れていたことに気付いたのです

もうだいぶ遅い時間ですし、明日でもいいかなと思ったのですが部屋で内容の確認をしておきたかったので取りに行くことにしました

千秋さんが夜道は危ないからついて行くと仰ってくださいましたが、私の事情で千秋さんを連れまわすのもなんだか気が引けたので丁重にお断りしたのです

こうして私は事務所への道を一人で歩いていきました

歩きながら私はひょっとしたらPさんがまだお仕事をなさっていて、会えるかもしれないなどと考えを巡らせました

そして、そっとドアを開けて事務所に入ると私の眼には、自分の席でお仕事に打ち込むPさんの姿が...飛び込んできませんでした

キーボードの音もプリンターの音もしない、ちひろさんもPさんも誰もいない、ただ電気が点いているだけの事務所

一瞬、戸締りを忘れているのではという不安に駆られましたが、よく見るとPさんのデスクの周りには鞄がかかったままでした

ではどこに行ったのかと周りを見回すと、ソファーの方に動く物が見えました

それからかすかに聞こえる寝息...

近づいて様子を見ると、そこにはソファーに寝転がっているPさんがいました

おそらく仮眠を取っていらっしゃるのでしょう、私が近づいても起きる様子がありません

それに聞こえないくらいの小さな声で寝言を言っているようでした

私は、きっと夢の中でもお仕事をしているのだろうと苦笑しながらも眠っているPさんを眺めていました

ふと目を別の方に向けると、Pさんのデスクの上には私の目的である台本が置いてあったのです

私はそれを見つけて鞄の中にしまいました

Pさんが見つけて私に返すつもりだったのでしょうか、とにかく当初の目的を達したことになります

でもこのまま帰っていいものか、判断に迷いました

Pさんを起こすのは忍びないですし、かといってこのままではPさんが風邪をひいてしまうかもしれない...

とりあえず、私はPさんが寒くならないようになにかかけてあげることにしました

仮眠室から毛布を取ってきて、起こさないように静かにかけようと、Pさんへ近づいていきました...

すると、今までよく聞き取れない声の大きさだったPさんの寝言がはっきりと聞こえてきました


「雪乃...」


私は思わず飛び上がりそうになるほど驚きました

起きていたのですか?そう声をかけようとしましたが、すんでのところで思いとどまりました

じっとPさんの様子を観察すると、どうやらまだ夢の中にいるようです



「ありがとう...いつも...ありがとう...」



もし、その寝言を聞いた時の私を見ている人がいたら大笑いしたのではないでしょうか

だってその時の私はきっと口を開けてキョトンとしていたはずなのですから

Pさん...本当に罪な人

貴方は起きているときの行動でさえ私を一喜一憂させるのに眠っている時ですらそうなのですか?

そう思いながら、そこで私は初めて気づきました

知らない間に自分とPさんの距離が驚くほど近寄くなっていたことに

手を伸ばせば届く距離どころではありません

Pさんの顔を今までにないくらい近くで見ることができるまで、私たちの距離は縮まっていました

目の前で寝息を立てているPさん...

それをもっともっと近くで聞きたいと思う私...

私は無意識の内にさらにPさんとの距離を詰めていました

そして、気が付くと私は眠っているPさんの唇と自分の唇を重ねていました

私にとっても初めてのキス...

最初は触れ合うだけのはずだったのに...いつしかPさんの唇を愛撫するような動きに変わっていきました

Pさんの上唇を私の唇で包み込む それが終わると今度は下唇...

いったいどれほどの時間そうしていたのでしょう

すごく長い時間だったかもしれませんし、短い時間だったかもしれません

とにかく夢中になって唇での愛撫を繰り返していたので、私は気が付いていませんでした

今まで聞こえていたはずのPさんの寝息が聞こえなくなっている事に

そして、今まで閉じられていたはずのPさんの目が開いている事に


「雪乃...?」


その声を聞いて、私は我に返りました

Pさんはまだ眠りから覚めきってはいないようでしたが、それでも驚いたような表情をしていました

それも当然ですわね、事務所のソファーで眠っていたらいつのまにかキスをされていたのですから


「えっ...えっ?なんでお前が...ここに...」


私はとっさに言い訳をしようとしました

「台本を忘れてしまって、取りに来たのです」

しかし、私の口から出てきたのは声にならない半端な音だけ

何か言わなくてはならないと思っていてもどうしても言葉が出てくれないのです

そして、私は逃げ出しました

これ以上ここにはいられない、おかしくなってしまう

Pさんが何かを言っていたようでしたが、それに一切耳を貸さず

私はドアを開けて駆け出しました

そのまま寮に向かって走り続けました

周りの事など構わずにとにかく早く寮まで行かなければ 一刻も早くたどり着かなくては

そんなことを思いながら

ようやく寮へ着いた私はすっかり息切れを起こしてしまっていました

玄関で千秋さんが私を見つけて、大丈夫?と声をかけてくださいましたが

私はそれを無視して自分の部屋に飛び込み、今こうして日記を書いています

魔が差した...とはあのようなことを言うのでしょうか

貴方はキスをしている私を見てどう思ったのでしょう

そして、明日貴方に会った時どんなことを言われるのか...

考えると怖くてたまりません 眠れそうにありません

あぁ...このまま明日が来なければいいのに...

◎月□日(日) 雨



一昨日、そして昨日と部屋に帰れなかったので日記をつけることができませんでした

だから三日分書こうかと思いましたがやめることにします

理由は金曜日の夜からのことがあまりにも幸せすぎるので、全て私の胸の内に閉まっておきたいからです

なんだか夢を見ているような気分でした

私はこの部屋に帰ってくるまで、自分はまだ眠っているのではないかと本気で思っていました

もしそうであるならば、どうか、どうか夢が覚めないでほしいと心から願っていたところです

ですが、先ほどから何度も自分のほほをつねってみましたが一向に覚める気配がありません

どうやらこれは現実の様です

それを自覚すると胸の奥から嬉しさがどんどんこみ上げてきます

Pさんに会うなり逃げ出してしまったこと...

Pさんが私を追いかけてきてくれたこと...

私が胸の内のPさんへの想いを告げたこと...

Pさんも同じ想いだと教えてくれたこと...

嬉しくて泣き出した私を優しく抱きしめて、キスをしてくれたこと...

どれも夢じゃないということだと思うと、とても嬉しい...

そして、Pさんのお部屋で結ばれたこと...

それから二日間、Pさんのお部屋でずっと...

...これ以上は書けません、恥ずかしすぎます

それでも一つだけ書くとするならば

好きな人に求められるということがあんなに嬉しいものだとは知りませんでした

Pさんがあれほど女の人の胸を好んでいるということも知りませんでしたが...

それと朝を好きな人の腕に包まれて迎えることができるということも...

...書きすぎましたね、この辺にしておきます

とにかく私はPさんの『特別』になれた、ということだけを記しておくとしましょう

本当に...夢のようですわ

とりあえずいったんここまでです 続きは後ほどです
もしかするとこのあとエロが入るかもしれません

寝落ちしてた... 再開します

☆月★日(日) 晴




今日は朝から買い物に出かけました

昨日のライブの後なので、寮の皆さんは遅くまで眠っていらっしゃる方が多かったように思います

正直、私も少し遅くまで寝ていようかとも考えていたのですが

気持ちが昂ぶっていたので眠るどころではありませんでした

ライブの余韻、というより今日はPさんが出張から帰ってくる日だからと思うといてもたってもいられなかったのです

まず始めに、いつもの紅茶のお店で茶葉を買いました

店員の人から滅多に入らないような美味しい茶葉が入ったと聞いたのですぐに買ってしまいました

それから紅茶には欠かせないお菓子、これに関してはいつもスコーンやチョコレートの他にケーキを買う事にしました

Pさんはイチゴが大好きなのでイチゴをふんだんに使った甘いケーキ...

出張のお疲れ様とライブが無事に成功したのを祝って、という二つの意味を兼ねて買いました

その他、Pさんの大好きなチキンなど色々なものを用意してPさんのお部屋に向かいました

着いたらまずはお掃除、Pさんは普段から整理整頓をきちんとなさってますがやはり二週間も留守にするとほこりなどが溜まっていましたね

机や床などをしっかりお掃除して、綺麗にしてからお迎えしなくてはいけませんものね

ただ、お掃除にはあまり集中できていなかったかもしれません

なぜなら、私はずっとPさんにお迎えする時のイメージトレーニングをしていました

帰ってきたらなんと言ってお出迎えしましょう、まずなにをして差し上げたら喜んでいただけるのか...

そんなことを考えながら、私はひとつひとつお掃除を進めていきました

やり始めると夢中になってしまい、結局お昼くらいから始めたお掃除は午後までかかってしまいました

終わってしまうとあとはPさんの帰りを待つだけとなってしまい、やることがないのでこうして日記をつけているところです

Pさん...美味しいお茶もお菓子も全て揃えました

もう足りないのは、貴方だけです

早くお会いしてその疲れを労ってあげられ







先程Pさんから連絡がありました

なんでも急な用事が出来て、帰りが一日遅れるとの事でした

仕方ありません、お仕事ですからこういうこともあります

とにかく無事に帰ってきていただければいいのです

焦ることはありません、たった一日延びるだけなのですから

二週間も待っていたのですから今さら一日くらい







会いたい 会いたい 会いたい 会いた



------



ペラッ...


P「ほぉ~...」

P「なんかすごいなぁ...」

雪乃「Pさん、どうかしまし...っ!!」

P「あっ...」

雪乃「み、見てはいけませんわ!」

P「ゴメンゴメン、床に落ちてたから何かと思ってさ...」

雪乃「さっき玄関に行くときに落としたのですね、慌てていましたから...」

P「確かにすごく慌ててたなぁ...」

雪乃「Pさんったら人が悪いですわ、『一日遅れる』なんて言って、実は玄関の外からの電話だったなんて...」

P「ちょっとビックリさせたくてさ」

雪乃「おやめください、寿命が縮んでしまいます...」

P「だけどすごい反応だったな、ビックリするかなとは思ったけど泣きながら抱き着いてくるとは思わなかったよ」

雪乃「だ、だって...突然のことでしたから本当に驚いて...」

P「悪かった、もうしないよ」

雪乃「はい、もうしないでください...」

P「ああ、わかってるよ」ナデナデ

雪乃「ふふっ、さあお茶にしましょう♪」

雪乃「いかがですか?」

P「うん...やっぱり美味しいな、雪乃の淹れてくれるお茶は」

雪乃「ありがとうございます♪」

P「久々に飲むと更に美味しく感じるよ、ケーキも甘くて美味しいし...」

雪乃「そう言っていただけて、雪乃は幸せですわ」

P「ライブ、上手くいったみたいだな」

雪乃「ええ、おかげさまでなんとか」

P「雪乃のソロも評判良かったみたいだぞ、部長が喜んでたよ」

雪乃「ふふっ、Pさんのおかげです♪本番前のアドバイスありがとうございました」

P「俺は別になにもしてないよ、あんなの誰にだって言えるしな、雪乃が頑張ったからだ」

雪乃「...そう思うのでしたら、お願いがあります」

P「お願い?」

雪乃「二週間会えなかった分...」



雪乃「近くにいさせてください...」

P「ああ、もっと傍まで来ていいぞ」

雪乃「では、遠慮なく...」ギュウウウウウウウ

P「雪乃...」

雪乃「はぁ...Pさんの匂いがします...」

P「あんまりいい匂いじゃないだろ、ていうか汗臭いと思うぞ?まだシャワーも浴びてないのに...」

雪乃「いえ、とてもいい匂いです...それに私だってまだ浴びていませんからお互い様ですわ...」

P「そっか...」

雪乃「Pさんは...抱きしめてくださらないんですか?」

P「うーん、どうしようかなぁ...」

雪乃「いじわる...」

P「ウソだよ、ほら」ギュッ

雪乃「んっ...」

P「雪乃、さっきの日記のことだけど...」

雪乃「ふふっ、もう怒っていませんわ♪」

P「いや、そうじゃなくてさ...」

雪乃「なにか?」

P「なんか...途中から俺のことばっかり書いてないか?」

雪乃「そうですか?」

P「ああ、俺がこうだったとか、俺がこんなこと言ってたとかやたら詳細に書いてあって、この日のやつなんか俺へのラブレターみたいで...」

雪乃「それはきっとPさんと一緒の時の出来事が印象に残っているということですわ♪」

P「...まあ、そういう事にしておくか」

雪乃「Pさんは私との出来事は印象に残りませんの?」

P「いや、もちろん残ってるけど...」

雪乃「私もです」


チュッ


雪乃「Pさんと過ごした時間はどれも私の記憶にしっかりと刻まれてますわ♪」

P「そっか...」

雪乃「ですから、日記でPさんの事を書いてしまうのも仕方がないんです」

P「なるほど...でも刻むのは自分の記憶の中だけにしといた方がいいんじゃないか?」

雪乃「あら、どうして?」

P「だって、万が一この日記を人に見られたらヤバいだろ、ほら...エッチの内容とか具体的に書いてあるし...」

雪乃「み、見せませんわ!というより、Pさんも勝手に見てはダメですからね!」

P「わかった、わかったから怒るなよ」

雪乃「いいえ、許しませんわ」

雪乃「許してほしいんでしたら...」


雪乃「もっと、触ってください...」

ちゅっ...ちゅっ...



雪乃「んっ...♡」

P「雪乃...」

雪乃「あっ...Pさん...♡」

P「すごいな、ちょっと触っただけでこんなに...」

雪乃「やぁ...♡」

P「...ひょっとして、期待してたのか?」

雪乃「そ、それは...」

P「どうなんだ?ほら、ほら...」

雪乃「あっ...♡んんっ...♡し、してました、Pさんにしてもらえるの...期待してましたぁ...♡」

P「雪乃はすっかり変わったなぁ...」

雪乃「ふぇ...?」

P「エロくなった」

雪乃「え、エロく...?」

P「だって、自分から触ってくれなんて初めて会った時なら絶対に言わなかっただろ」

雪乃「そ、それは...うぅぅ...」

P「なんだよ?」

雪乃「Pさんのせいです...Pさんが私を変えてしまったんです...」

雪乃「Pさんが私を...『カイハツ』してしまったから...」

雪乃「私、こんなはしたない女に...」

P「俺のせいか...」

雪乃「そうです...だから」


ギュッ


雪乃「責任...取ってくださいませ...♪」

P「あぁ...取るよ、もちろん...」

雪乃「はい...ライブも頑張りましたから...」




雪乃「今夜は...いっぱいゴホービをください...」




---

------

P「Zzz...」


Prrrrr♪


P「んんっ...」


Prrrrr♪


P「ん~...」


Prrrrr♪


ピッ


P「はい...」


『もしもし?』


P「...千秋?」

千秋『そうよ、おはよう、朝早くからゴメンなさいね』

P「朝...?今何時だ...?」

千秋『ちょうど七時よ』

黒川千秋(20)
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P「こんな時間にどうした...?」

千秋『この前、アナタが借りたいって言ってたクラシックのCD、覚えてる?」

P「ああ、覚えてるけど...」

千秋『アナタのデスクに置いておくわ、飽きたら返してくれればいいから』

P「おう、ありがとう...」

千秋『それと、雪乃さんのことだけど』

P「...雪乃?」

千秋『二週間ぶりに会ったからって、あんまり無茶しちゃダメよ?』

P「...えーっと、それはどういう意味で...」

千秋『誤魔化しても無駄よ、アナタに対する雪乃さんの反応を見て気が付かないとでも思ってるの?』

P「うっ...」

千秋『外泊も多いし...フォローする方の身にもなってちょうだい...』

P「す、すまん...」

千秋『まったく...雪乃さんにもう少し自重するように言っておいてね』

P「は、はい...」

千秋『用件はそれだけよ、今日は二人ともお休みだしゆっくりしてね、それじゃ』ピッ

P「そっか...千秋が色々フォローしてくれてたのか...」

雪乃「むにゃ...」ギュッ

P「のんきなもんだ...」

雪乃「Pさん...」

雪乃「好き...」

P「俺もだ」チュッ

P「まっ、色々言いたいことはあるけど、とりあえず千秋のお言葉に甘えてもうちょい寝るか...」

雪乃「んんっ...」

P「後でシャワー浴びような...」



P「おやすみ雪乃...」


雪乃「はい...」




おわり

駄文失礼しました~
ゆきのん再登場おめでとう!
お嬢様っぽいけど唐突に子供っぽく無邪気になるところが可愛いです
でも正直制服姿はキツ...くないよ!カワイイヤッター!
アニメもしょっぱなから動きのありそうな展開で楽しみです
ではまた~

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