幸子「って・・・こんなのいえるわけないじゃないですかー!」
裕子「ああ!台本を投げないでください!」
幸子「なんですか!?こんなのちっともボクじゃないですよ!」
幸子「っていうかそもそもなんなんですか、これは!?」
裕子「いや~、だって昨日幸子ちゃんが「最近のプロデューサーさんは、他のアイドルばかりに構ってダメダメですね」っていってたから・・・」
幸子「聞いてたんですか!?」
裕子「あと「プロデューサーさん・・・ボクをもっとかわいがってください」っていってたのも・・・」
幸子「ふぎゃああああ!」
幸子「わかりました!わかりましたからもういわなくていいです!」
裕子「じゃあこの台本をプロデューサーの前で読んでくれるんですね!!」
幸子「なんでそうなるんですか!?」
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裕子「でもこの台本をプロデューサーに向かって読んだらきっとサイキックパワーでいちゃいちゃになれます!!」
幸子「だから読みませんって!っていうか全然サイキックパワーじゃないですし!」
裕子「ふっふっふ~~・・・幸子ちゃん」
裕子「ユッコを誰だと思っているんですか?」
裕子「サイキック美少女アイドルですよ!サイキックパワーで幸子ちゃんにこの台本を読ませてみせます!」
幸子「ボクもう帰っていいですか?」
裕子「まぁまぁ、幸子ちゃん催眠術はしってますよね?」
幸子「・・・まさか催眠術をかけてその台本をボクに読ませようとするんですか?」
裕子「ザッツライ!それじゃプロデューサーを呼んでくるんで、その台本を覚えておいてくださいね!!」
幸子「ちょ・・・ちょっと!!??待ってくださいよ!!まだやるなんて一言も・・・」
裕子「プロデューサー!!幸子ちゃんが話があるようですよー!!」ダダダダダッ
幸子「・・・・・・」
幸子「・・・どうしましょう」
幸子「でも確かに最近プロデューサーさんと話す機会があまりなかったので、チャンスではありますが・・・」
幸子「・・・一体どんな内容が書いてあるんでしょう」
幸子「・・・・・・ワオ」
幸子「こ・・・これは意外にありまかもしれませんね」
幸子「それに、どうせ催眠術で自分でもよくわからずに発言することになるでしょうから、思い切ってやってみてもいいかもしれませんね!」
裕子「お待たせしましたー!ちゃんと準備できましたか!?」
モバP「一体なんなんだ」
裕子「今から幸子ちゃんに催眠術をかけるんです!!どうですサイキックでしょ!!」
モバP「意味がわからん」
幸子「ボクもよくかってませんよ・・・」
裕子「では準備はいいですね!!いきますよーー!!」
裕子「目をつむってください!!そしてリラックス!リラックス!リラーーーークス!」
幸子「ちょ・・・!静かにしてください!全然リラックスできませんよ!!」
裕子「今から5秒数えます!!そして5秒後・・・なんと幸子ちゃんの目の前には・・・!」
幸子(・・・ごくり)
裕子「なんと10年間消息不明だったプロデューサーが立っているではないですか!!」
幸子(ええーーー!!そういう設定だってんですかこれ!!)
裕子「ではいきますよ!5・・・!!」
幸子(リラックス!リラックス!!)
裕子「4・・・3・・・2・・・」
裕子「1・・・0!!」
裕子「はい!どうです幸子ちゃん!感動の再会です!!」
幸子「・・・・・」
幸子(全然かかってないじゃないですかーー!)
幸子「・・・・・・」
裕子「・・・・・・」
モバP「・・・・・・」
裕子「幸子ちゃん!!どうしました!ほら!ほら!」
幸子(むしろあなたがどうしたんですか!催眠状態どころか心臓バックバクですよ!!)
モバP「なんなんだまったく・・・忙しいんだからもう仕事に戻るぞ」
幸子「あ・・・」
幸子(~~~~~~~~!!)
幸子「プロデューサーさん!!」
ギュッ!!
モバP「!!!!」
モバP「さ・・・幸子!?ま・・・まさか」
幸子「ど、どこにいっていたんですか・・・こんなにカワイイボクを放っておいて・・・」
裕子「やりました!!成功です!!ユッコにかかれば催眠術なんてちょちょいのちょいです!!」
幸子「いや・・・ほんとはわかってました」
幸子「周りのアイドルがボクよりカワイイ子ばっかりって・・・ほんとはわかってたんです!」
幸子「それなのにプロデューサーさんに、あんなに強い態度をとってしまって・・・生意気でした」
幸子「だからプロデューサーさん・・・今度はプロデューサーさんのためにもっとカワイイボクになります!!」
幸子「だからお願いです・・・トップアイドルになるまで側にいてください・・・」
モバP「さ・・・幸子!!」
ガバッ
幸子「ひゃあ!!」
モバP「悪かった・・・もうどこにも行かない」
幸子(ああ、罪悪感もありますが・・・でもこれはいいですね!!いいものです!!)
幸子「ずっといてくれますか?」
モバP「もちろんだ」
幸子「ふふ・・・ボクはこんな素敵なプロデューサーさんと一緒で幸せですね」
モバP「幸子ーーーーー!!」
裕子「おおーーー!!いいですよー!とてもいい電波を感じます!!」
そのころ事務所の防犯カメラルーム
ちひろ「いいですね~、幸子ちゃんとってもかわいい・・・いやカワイイボクですね~」
ちひろ「先日裕子ちゃんがなにか新しいサイキックツールはないかなんていっていたから・・・試に台本を渡してみましたが・・・」
ちひろ「しかしこんなにうまくいくならもっと台本を作っておくべきでした」
ちひろ「もうセリフがありませんよ!!」
幸子「プロデューサーさん・・・お姫様だっこをしてください」
裕子・ちひろ「!!??」
裕子(あれ?そんなセリフありましたっけ?)
ちひろ「幸子ちゃん!!・・・自分でセリフを作りましたね!!」
モバP「なんでまた・・・お姫さま抱っこなんだ?」
幸子「10年間も待ってたんですよ?結婚もせずにプロデューサーさんを!」
幸子「だったらお姫様だっこくらいいいですよね?まるで結婚式の花嫁を抱えるようにお願いしますね!」
モバP「ふ・・・わかったわかった」
ひょいっ
幸子「フフーン、このくらい当然です!」
ちひろ(幸子ちゃん責めますねーー!!)
裕子「あれー?こんなんだったかなぁ?まあ、でも催眠術はかかってるぽいし大成功ですね!!」
ガチャ
凛「・・・・・・」
モバP・ちひろ・幸子・裕子「・・・あ」
凛「なにやって・・・お姫様だっこ?」
モバP「いや違う!!これは催眠術なんだ!!」
裕子「どうです!すごいでしょう!幸子ちゃんは今催眠状態の中で、10年間消息不明だったプロデューサーと再会しているんです!!」
凛「へぇ・・・そうなんだ」チラッ
幸子「・・・・・・」汗ダラダラダラダラ
凛「ねえ・・・ちょっと私にも催眠術かけてみてよ」
幸子・ちひろ(!!!???)
モバP「いや、さすがにやめておいた方がいいんじゃないのか?」
凛「なんで?別にいいじゃん、楽しそうだし、それともなにかまずいことでもあるの?」
裕子「いえいえ!全然いいですよ~!そうですね~では凛ちゃんにはゴリラにでもなって・・・」
凛「幸子ちゃんと同じやつにして」
裕子「え?」
凛「早くして」
裕子「あ、はい」
裕子「で、ではいきますよ~!!リラークス!リラーーーーークス!」
裕子「5・・・4・・・3・・・!!」
裕子「2・・・1・・・0!!」
裕子「はい!かかりました!!」
凛「プロデューサー!!」
ギュッ!!
モバP「うおっ!!」
凛「ずっと会いたかったよ・・・」
ちひろ(私はなにも知りませんよ、みんなが勝手にやっていることですので)
休憩~~、また夜時間があったら書きます
ところどころキャラがおかしい点はあるとは思いますが、読み流していただけると幸いです。
幸子(ええ~~!!ウソでしょう!!??まさか本当に催眠術に渋谷さんはかかって...)
凛「10年間...長かったよ」ギロォ!
幸子(ないですね~~!どう見ても今のこちらへの威嚇はボクと同じく催眠術にかかったふりをしていますね~!!)
凛「ねえ、約束覚えてる?」
モバP「約束?」
凛「次あったら私と結婚してくれるって」
幸子・ちひろ(えええええええええええええええ!!)
凛「あとキスもしてくれるって」
幸子・ちひろ(ひえええええええええええええええええ!!)
凛「他の女には手をださないっていった」
ちひろ(後付設定でなんでもありになってきていますよ!!)
モバP「おいおい、待ってくれよ」
モバP「そんな約束した覚えは...」
凛「私は覚えてる、だから早くその女と離れて私のところにきて」
幸子(あわわわわわわ!)
モバP「わかったわかった」スッ
幸子「あ...」
幸子(行ってしまいます...せっかく、せっかく久しぶりにプロデューサーさんと話すことができたのに)
幸子(こんなところで終わるなんて...)
幸子「いやです!!」グイッ!
モバP「うおっ!!」
幸子「プロデューサーさんを...プロデューサーさんを...」
幸子「ボクのプロデューサーさんを渋谷さんには渡しません!!!!」
ちひろ(おお!!よく言ったわ幸子ちゃん!!)
凛「へぇ...いうじゃん」
幸子(ひええ!やっぱり怖いです!!)
凛「じゃあなにかプロデューサーが幸子ちゃんのものだっていう証拠でもあるの?」
幸子「そ...それは!!」
幸子「ボ...」
凛「ボ?」
幸子「ボクのお腹にはプロデューサーさんの子供がいます!!」
モバP・ちひろ「えええええええええええええええええええ!!」
凛「へぇ、そうなんだ、私もだよ」
モバP・幸子・ちひろ「えええええええええええええええええええええ!!」
ちひろ(後付設定合戦になっててもうわけがわかりませんよ)
モバP「お前ら落ち着けって!!」
モバP「裕子!早くもう催眠を解いてやってくれ!」
裕子「わっかりましたー!それではこの5円玉を...ってあれ?」
モバP「どうした?」
裕子「おかしいですね?5円玉がどこにも見当たりません」
裕子「あれは催眠術をかけるときと解くときに必須の道具なんですが...」
モバP「なにいってんだ?お前催眠術かけるとき5円玉なんて使ってなかっただろ」
裕子「え?」
裕子「でもそれだと催眠術はかからないはずですよ?」
モバP「......」
幸子・凛「......」
モバP「おい」
モバP「お前ら催眠術にかかったふりをしてたのか~?」
幸子「いやあのその!!これはですね!!え~と...そうです!!渋谷さんと一緒にドッキリを...っていない!!」
幸子「渋谷さん!どこに行ったんですか!?」
モバP「話をちゃんとしてもらうか」ガシッ
幸子「はわわわわ....!!」
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モバP「なるほどなあ、最近話せてなかったから催眠術で素直な気持ちを伝えたかったわけか」
幸子「うう...!今回の自分の目的を明確に示されると恥ずかしすぎます!!」
裕子「まったく!幸子ちゃんも凛ちゃんも催眠術にかかったふりをするなんていじわるです!!」
裕子「せっかくうまくいったと思ってずっとビデオでとっていたのに...」
モバP「え?ビデオでとってたの?」
幸子「!!??」
裕子「ええ、すべてばっちりとってありますよ!!なんたってサイキック美少女ですから!!」
モバP「おう、サイキック関係ないけどよくやった裕子」
幸子「あ...あああああ」
モバP「どれどれ~」ポチッ
幸子「「「だからプロデューサーさん・・・今度はプロデューサーさんのためにもっとカワイイボクになります!!」」
モバP「Fooooooooooo~~~~!!」
幸子「ふぎゃあああああ!!」
幸子「「ふふ・・・ボクはこんな素敵なプロデューサーさんと一緒で幸せですね」 」
モバP「Fooooooooooooooooooooooooooooooo!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
幸子「うわあああああああああああ!!もうやめてくださいよ~!!」
幸子「こんなのボクじゃありませんよ~!!」
翌日
裕子「あれ~?ありすちゃんだ、一人でなにしてるのかな?」
ありす「仕事で忙しいのは仕方がありません...」
ありす「だけど...やっぱり会えない日が続くと私にとって大切な人だったんだって今になって...」
ありす「いや、ダメですね、こんな子供みたいなこといっちゃ...」
ありす「...だけどやっぱり...あの時のように話したいです」
裕子「キラーン!!」
FIN
終わりです!
以前確か「ボクはカワイイから友達がいないのは仕方ありませんね」となんか凛がクンカーする話とみりあとおままごとする
話を書いた者です。
そうですね、いちゃいちゃする話が書きたかったです!
ありすを求める声が多かったのですが、すいません、ありすはよく知らないのです。
就活も終わってひと段落ついたので、ようやく久々SSが書けました。
ありがとうございました。
さらなるベスト?
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