北条加蓮(※以下加蓮表記)「ね」
奈緒「最近とか、仕事中の必要最低限の確認以外はずっと口きいてないもんな」
加蓮「ね」
凛「別に仕事中にずっとおしゃべりしてろなんて言わないけど、それでもずっと無言なのはちょっとね……」
奈緒「一緒に事務仕事手伝ってる留美さんとか気まずいだろうなぁ……」
加蓮「ね」
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モバP(※以下P表記)「……」カタカタカタ
ちひろ「……」カタカタカキカキ
留美「……」カキカキ
凛「……無言だね」
奈緒「……無言だな」
加蓮「ね」
ちひろ「プロデューサーさん」パサッ
P「はい」
ちひろ「あ、留美さん。この前のフェスに関してのこの書類なんですけど──」
留美「ええ、それは~~で──の……って事なんでだけど」
ちひろ「あぁはい、わかりました! じゃあここ確認して名前書いてサインしてもらって良いですか?」
留美「ええ、わかったわ」
P「ちひろさん」パサッ
ちひろ「はい」
P「あ、留美さん。この~~の書類なんですけど──」
留美「えぇ、わかったわ。後P君、こっちの〇〇の件についての書類なんだけどこれは──」
P「ああ、〇〇ですね」
留美「ここの××の所、確認してもらって良い?」
P「わかりました」
凛「ほら、お互いに留美さんにはどこがこうだとか全部確認してるのに……」
奈緒「ちひろさんとPさんは黙って書類渡すだけだもんな」
凛「言わないとわからないこともあるし、見てもわからないことだってあるのにね」
加蓮「ね」
凛「やっぱり仲悪いね」
奈緒「な」
加蓮「ね」
─────
P「……」カタカタカタ
ちひろ「……」カタカタカキカキ
留美「……」カキカキカタカタ
P「ちひろさん」
ちひろ「いえ」
P「わかりました」
P「留美さん、そろそろ昼食にしませんか?」
留美「……えっと、ちひろさんは?」
P「今、キリが非常に悪いので、今やってる仕事を一段落つけてから後で食べるそうです」
留美「そう。じゃあ私もまだキリが悪いから、後でちひろさんと一緒に食べる事にするわ」
P「わかりました」
奈緒「ちひろさん何も言ってないじゃん」
加蓮「ね」
凛「まぁでも、プロデューサーが何か言う前に遮って何も言わせなかった感じだよね」
奈緒「やっぱり仲悪いな」
加蓮「ね」
凛「ね」
─────
P「……」カタカタカキカキ
ちひろ「……」カタカタカタ
留美「……」カキカキ
ちひろ「プロデューサーさん」
P「いえ」
ちひろ「わかりました」
ちひろ「留美さん、そろそろおやつにしませんか?」
留美「……えっと、P君は?」
ちひろさん「お昼を食べ過ぎちゃったそうなので今日はいらないみたいです」
留美「そう、じゃあ頂こうかしら」
ちひろ「わかりました、一緒にコーヒーも淹れてきますね」
留美「ええ、ありがとう」
凛「プロデューサー何も言ってないじゃん」
加蓮「ね」
奈緒「でも今度はPさんの方が何も言わせなかったよな」
凛「……さっきの仕返しとか?」
奈緒「……かもなぁ……」
加蓮「ね」
凛「ね」
奈緒「な」
─────
P「……」カキカキ
ちひろ「………」カタカタカタ
留美「……」カタカタカキカキ
ちひろ「プロデューサーさん」
P「あっ」
ガタッ
P「おーい凛、奈緒、加蓮。もう夜の7時過ぎてるぞー。いつまでもしゃべってないでそろそろ帰って休めー」
凛「あれ? 本当だ、もうこんな時間なんだ。気付かなかったね」
加蓮「ね」
奈緒「ん? Pさん、パソコンも閉じてずっと書類書いてて顔も上げてないのに、どうやって時間確認したんだ?」
P「ちひろさんに言われて気付いた」
凛「ちひろさん、プロデューサーを呼んだだけだよね」ヒソヒソ
加蓮「ね」ヒソヒソ
奈緒「話すのが嫌で、あたかも今気付いたフリしてあたし達の所に来た感じだったよな」ヒソヒソ
加蓮「ね」ヒソヒソ
凛「やっぱり仲悪いね」
奈緒「な」
加蓮「ね」
P「ほらほら、いつまでしゃべってるんだ?」
凛「そうだね、帰ろうか」
加蓮「ね」
奈緒「そうだな」
凛「それじゃ、お疲れ様です」
奈緒加蓮「「お疲れ様です」」
P「お疲れー、気をつけてな」
ちひろ「凛ちゃん、加蓮ちゃん、奈緒ちゃんお疲れ様」
留美「お疲れ様、また明日ね」
「「「はーい」」」
ガチャ バタン
─────
P「……」カタカタカタ
ちひろ「……」カキカキ
留美「……」カキカキ
P「ちひろさん」
ちひろ「あら」
ちひろ「留美さん、もうすぐ10時になりますしそろそろ帰りましょう」
留美「えっ? あら本当ね。気付かなかったわ」
ちひろ「それじゃ、帰り支度しましょうか」
─────
ガチャ バタン カチャカチャ
ちひろ「留美さん、忘れ物とか大丈夫ですか?」
留美「ええ、大丈夫よ」
ちひろ「それじゃ、私とプロデューサーさんはこっちなので」
留美「ええ、お疲れ様」
P「お疲れ様です。また明日」
ちひろ「お疲れ様です。お気をつけて」
留美「ええ、二人もね」
ちひろ「じゃ、プロデューサーさん」
P「はい」
ギュッ
ちひろ「……ふふふっ♪」
P「ちひろさん」
ちひろ「今日は遅くなっちゃいましたから、さっぱりした物にしましょうか」
P「良いですね」
スタスタ……
留美「………………」
留美「…………」
留美「……はぁ……」
美優「良かったら、今日も一杯付き合いますよ……」ポン
留美「ええ、お願いするわ」
瑞樹「色々溜まってるのよね、わかるわ」
美優「それじゃ、行きましょうか」
留美「……ええ」
おわり
という訳で終わり
現場の職人さん達は、一言えば最低でも五ぐらいは伝わるようで凄いなーと思います
私も早く慣れないといけませんね
でもようやく最近になって、何も言われなくても「あー怒ってるなー。俺また何かやらかしたかなー」ってのはわかるようになってきました
こんな仲の悪そうなコピペを読んでくれた人達、ありがとうございます
やはりPの嫁はちっひー
>>36
凛「そんな訳ないのにね」
加蓮「ね」
このSSまとめへのコメント
加蓮だけマジで ね しか言ってなくて草