男「売られてた奴隷にガチ惚れして衝動買いしてしまった」3 (1000)
男「売られてた奴隷にガチ惚れして衝動買いしてしまった」
男「売られてた奴隷にガチ惚れして衝動買いしてしまった」 - SSまとめ速報
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男「売られてた奴隷にガチ惚れして衝動買いしてしまった」2
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まさかの3スレ目(´・ω・`)変態が嵐を呼ぶ青年商人と合法ロリとツンデレメイドのお話。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1436366542
とりあえず今日はたてただけ(´・ω・`)また明日ね
『にゃっほー』
暗く冷たい……否、何も感じる事の出来ない、自我すら霧散し己が消えてしまったかのような何も無い場所に声が響く。
「………………………」
その声に手繰り寄せられるように、ほんの僅かに己という、霧散した筈の自我が集まり、意思が芽生える。
『おーい』
「………………?…………」
その声は聞いたことがない声だった、だが……何処か懐かしく、とても親いと思える女性の声。
「………か……あさん……?」
『いやちげーよ、血縁的にはもっと遠いから』
「…………?………」
その声に引き寄せられながら、徐々に自我が集まり自分という存在が形を為していく。
「……………誰だ?……他人とは思えないんだけどな……」
母だと思ったが違うらしい。
「………つーか、俺死んだよな?天国かここ?あんたお迎えかなにか?」
そう、俺は死んだ筈だ、大切な女性を助ける為に無茶をして、胸を剣で貫かれ絶命したはずなのだ。
『あー、大丈夫大丈夫、あの程度じゃ死なないよ』
「…………はい?」
『だって、あんたは私だもん、力は受け継がれてるからねー』
「力?」
『というかそろそろ眼を明けて、目覚めた方が良いよ、ほら』
そして、自分という存在が明確になり、光が溢れた。
…………
「………ぅ……ひっぐ……どうして、どうしてこんな事になるの?やだ、やだよ……!!」
…………………。
「……私がもっと上手くやれていれば……ごめんなさい……」
…………?……。
なんか騒がしいな…?
「旦那ぁ!!おれ、おれむしられたの恨んでたけどしんじまうことねーだろ!?うぅ……」
「女の子のコマシ方教えてくれるって言ったじゃないっすか!!なに勝手にくたばってんすかあんた!!」
あー、そうか……死んだよな俺、だから悲しんで貰えてるのか、ちょっと嬉しいかも、ははは。
さて、もう意識ははっきりしてるし起き上がらなきゃな、みんなを泣かせたままじゃ悪いし。
「やはり納得いかん!!我が友は死んだりせぬ、そ…そうだこういう場合は大抵王子の口づけで目覚めるものだろう!?物語ではよくある展開だ、ならば!!」
えっ?
「ちょっ!?殿下それはあくまで物語というかキスで目覚めるのはお姫様と相場が!?」
「やってみなければ分からぬだろうが!!待っていろ我が友よ、今とこしえの眠りを妨げる為に私がファーストキッスを犠牲に……!!」
「に、にいさま?」
「お、おいやめろ何をアホな事を!?」
「えっ、な、なに…」
えっ?えっ?
ぶちゅうぅぅぅぅ………
ギャァァァァァァァ………
………………
※ちなみに王子は雄姉様とファーストキッスは済ませていますが無かった事にしています。
男「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!?!?」ボロボロ
青年「な、なんと!?我が友よぉーー!!?」ガビーン
ハゲメイド「ぎゃあぁぁほんとに生き返ったあーーー!!?!」
モヒカン姫「王子スゲーーーー!!!!」ガビーン
男「うわぁぁぁぁぁぁん!!!!」シクシク
眼鏡っ娘「」
ハンサム「」
女兵士「」
男「なにしやがんですかこんのあほ王子ィィィィ!!!!何が悲しくて男とキスせにゃならんのだぁぁぁぁーーー!!!!うがぁぁぁぁぁ!!!!」ブンブン!!
青年「仕方なかろう!?死んでいたのだぞそなたは!?試しに王子の口づけぐらい試すだろうが!!」キッ
男「試さねぇよバカァァァァ!!!!」ウルウル
メイド「っ!!」ダキッ
男「お、おおう!?」ギクッ
メイド「……ひっく……うぇぇぇ……よ、よかった……!!」ポロポロ
男「…………あー……ごめん、心配かけたみたいだな」ポン
メイド「………」ギュー
メイド「………」ギュ
男「…………やれやれ」ポンポン
ハンサム「………ちょっと良いか?君は一体……」
女兵士「心臓を貫かれて絶命していたのだぞ貴様、どういう事なのだ」
男「………いや、俺にもさっぱり……」
男(………マジでどうなってんだ?俺死んだよな?なんで生きてるんだ……どういうことか分かるか諸君?)
『精霊様の加護だよー、オートヒーリングもってるの知らなかった?』
男「!?」ギョ
青年「どうした我が友よ?」
男「……い、いや…」
『なにびっくりしてんの、今まで散々諸君諸君って語りかけてきてたクセに、まあ絶命状態からの再生初めて経験して私の声がはっきり聞こえるようになったから戸惑ってんだろうけどさ』
男(…………あの、ど、どちらさま?)ダラダラ
『あんたの魂の元の人格、正確には御先祖様になるかなぁ』
男「なんだそれ」
青年「どうしたのだ?先程から」
女兵士「質問に答えて貰いたいのだがな……」
『さて、このままじゃあんた化け物認定されるし説明しなきゃ、ほら』
男「あ、ああ……はい」
眼鏡っ娘「どうなの?」
男「………なんて説明すればいいのやら……」
『精霊様の加護って事で説明しなさい、ほらこの子とか王子さまなんかとおんなじ原理だから』
男「えーと?オートヒーリングってんですか?王子やこいつみたく精霊様の加護が云々らしいですが……」
メイド「………?…せいれい?」
青年「む?なんだそれは?」
ハンサム「………精霊か、話は聞いたことがあるが…」
眼鏡っ娘「この世界の住む大いなる力がだとはほんで読んだ、私やにいさまの怪力もそれ由来だとも」コクリ
青年「我が妹よ、何処でそんな?」
眼鏡っ娘「精霊のことはおとぎ話の勇者の伝説で、私達の事は叔父様の話を聞いての推測だけど」
ハンサム「戦士の部族か……確か勇者の末裔だとは聞いていたが、本当だったのか?」
『正確には勇者と魔王だけどねぇ、まあ私の書いた伝記では魔王は勇者の剣で滅されたって事にしたから真相は闇の中だけども、うふふ……』
男「…………なんか妙な事聞いたような」
女兵士「精霊様の加護だなんだというのはまあ…理解は及んでいないがそう言うのならこっちはそれで納得するしかないが……しかし死んだ人間が生き返るホドノものなのか……」
メイド「………?……ええっと……あたしもせいれい?そのなんとかってものの加護を受けてるの?」キョトン
男「……え?ああそうだ、どうなんだ?」
『他に何があるの、あの戦闘力見て只の女の子だと想うわけ?ガッツリ勇者の直系の血筋だよこの娘は、王子さまとおんなじだね』
男「は!?王子と?どゆこと!?」ギョ
『そこのスケコマシの話は聞いてたでしょ、その時の生き残りじゃないの?』
男「………てっきり前世がゴリラだからかと」
『基本的に過去生で人格成型はされないけどねー?ああ、あんたは例外ね、ガッツリ私の影響受けさせたから』
メイド「なんでゴリラがでてくんのよ」ムカッ
青年「先程から独り言を堂々と行っておるな我が友は」
女兵士「死んで何処かおかしくなったんでしょうねきっと…」
眼鏡っ娘「可哀想な人に見える」
青年「まあとにかくだ、我が友は死んでいなかったのだ、それだけで十分だろう?」
ハンサム「………そうだな、人為らざる者だとしても彼は善性だろう、忌むべきものではなかろう」
女兵士「……む、そうですね…」
眼鏡っ娘「異論はない」コクリ
男「…………」チラッ
メイド「…………」ギュ
『いい人達で良かったね、私の時とはえらい違いだよ』
男「………そうですね、みんないい人だ」ナデ
メイド「……っ…あ!!そ、そうだあの子!!あの子にも早く教えなきゃ!!」
男「……あの子?……そうだ少女ちゃんは?まさか……」
青年「あの娘ならば別室にいる、相当塞ぎ込んでいるから早く顔を見せてやらんとな」
男「そ、そうか……連れてかれてはなかったんだな……よし!!」ガタッ
……………
男「ここか」コンコン
男「………返事がないな、鍵まで掛かってるし」ガチャガチャ
『無理矢理開けた方が良いよ、状況から察するに相当自分を責めてる筈だから』
男「……え?どういう…」
『考えてもみなさい、自分を守るために愛する人が身を挺して助けてくれたのよ?それでその人が死んじゃったらどうする?』
男「…………!!少女ちゃん!!おい!!」ドンドン!!
男「自殺とか考えてるだろ!?こ、この……!!」ガンッ!!ガンッ!!バキィ!!
少女「へっ!?きゃ……!?」
男「………あ、あれ?」
『なんだ、違うか』
男「…………こ、こいつ…」イラッ
少女「………ご、ご主人様……?あれ……?なんで………」ジワッ
少女「……あれ?だ、だって、だってご主人様死んじゃったのに………夢なのかな、あれ……いつのまにか寝ちゃって……」ポロポロ
男「いや、夢じゃないよ、ちゃんと生きてるというか死ねない体だったというか……ね?」
少女「う、うそ………だって……」ジワッ
男「嘘じゃないって、ほら」グニー
少女「あう」ムニー
男「………や、やわらかい、そしてむっちゃ伸びる」ゴクリ
少女「い、いたいれふ」グニー
男「なんてすてきなほっぺたなんだ、食べてしまいたい」ハァハァ
少女「……………良かった……わ、わたし……」グシグシ
男「………少女ちゃん」
少女「………ご主人様…」ジッ
男「………………」
『いけー、押し倒せー!!いてこましてはめたおせー!!』キャイキャイ
男「だまっとれやぁ!?するかそんなことぉ!!」イラァ
少女「っ?」ビクッ
『なにー!?ここでやらんでいつやるの!?今でしょ!!』
男「うがぁぁぁぁぁ!!!!」イライライライラ
少女「あ、あの……ご主人様?」オロオロ
ねる(´・ω・`)おやすみ
そういう制限つけんの好きじゃないんだが仕方ないか(´・ω・`)横レス乙レス合わせて一度の投下で10レスまでにしてくれ、一人1レスだとID変更でレスされたら分からんし、自分はID変更乙連投を誰かがしてると決めつけてる訳じゃないが確認は出来ないし。しゃーなし
本来投下中の横レスとかはボケへのツッコミ的な反応だし乙も素直に嬉しいもんだから見て貰えてる身分としちゃ制限や注意喚起は下策なんだ(´・ω・`)
SS書き手はレスへの反応は最低限に抑えて黙って本文だけ投下しとけばええねん。くっさい言われてしまう(´・ω・`)これ以降は各自の良心に任せる。
『なんだよぅ!!愛する人を自分の汁まみれのぐっちょんぐっちょんにしたいって想いは人として当たり前かつ至極全うで当然でしょうが!!素直になれや、んんー?』
男「ええいお下劣な!!なんなんだあんたは!?」ムカムカ
少女「」
『私はお前でお前は私だ!!別々っぽいが魂は同一規格だ!!つまりお前は変態だー!!』
男「うがぁぁぁぁぁ!!!!そんなことあるもんか!!俺はもっとジェントルマンだ!!」プンスカ
少女「」
『どうでもいいけど声に出して喋るなってば、独りでぶつくさ言ってる変な人だよ今?私の声はあくまであんたにしか聞こえないの分かってる?』
男「えっ、あっ」ギクッ
少女「」
『あーあ、それ見たことか、ドン引きされてやんの』
男(て、てめぇコンチクショウ!?わざとか!!わざとだなてめぇ!?)ムカムカ
少女「……ご主人様……やっぱり何処かおかしく……」ジワッ
男「あ、いやね!?違うよ!?あれだよなんとか笑って貰おうとさ!?だってだいぶ元気なかったし!?」オロオロ
少女「……笑えないです」
『そーだそーだ、見苦しい言い訳すんなばーか!!』
男(………こ、この野郎!!)
『野郎じゃねぇし!生前は美少女僧侶ちゃんで通ってたんだぞ!!』プンスカ
男(知らねえよ!!!!)ムカムカ
男「……ま、まあとにかくだ、俺は死んでなかったんだから元気だして、な?」ポン
少女「……………………………………」
男「………少女ちゃん?」
少女「………わ、わたし………やっぱりダメです、ご主人様が危ない目にあったのには代わりないんですから…………わたしのせいで……」グスッ
男「………少女ちゃんのせいって、なんで?」
少女「だって!!ご主人様はわたしを助ける為に無茶したんでしょう!?どうしてあんなことしたんですか!!」
男「い、いやどうしてって……当たり前だろ!?ほっとけなかったんだから!!」
少女「放っておけば良かったじゃないですか!!死んじゃったらもう会えないんですよ!?」
男「……んなこと出来るか、あのまま連れてかれてたらどうなるか分かってた?今度は俺みたいに途中で助けてくれる奴なんか居ない、本当の奴隷になってたんだぞ」
少女「………っ…!!ど、どうしてあなたはわたしなんかをそこまで気にかけるんですか!?良いじゃないですか、あなたはメイドさん居るんですからわたしを助ける必要ぜんぜん……!!」
男「チョップ」ズビシ
少女「あうっ!?」
男「ぜんぜんなに?言ってみろ」
少女「………わたしの事、大事に思っているみたいですけど……ご主人様はメイドさんと想いは通じてるんだからわたしに気持ちを向けるのはおかしいし変ですよ……だ、だから……わたしの為に危ない事する必要なんかぜんぜん……!!」ジワッ
男「チョーーーップ!!!!」ビチーン
少女「い、痛っ!?なにするんですか!!」
男「ばーかばーか!!なんでそんなに落ち込んでるのかと思ったらくっだらねぇ!!まだ遠慮してんのかお前さんは!?」ビチンビチン
少女「あうっあう!?」カクンカクン
男「確かに俺はメイドさん超愛してるよ?そりゃそうだ彼女むっちゃくちゃかわいいもの」
少女「………で、ですから……」
男「でも君の事も超大好きだ、どっちがどっちとか俺には選べないね」
少女「…っ…!!だ、だからそれがおかしいって!!」
男「でもさ、それは今置いといてくれよ、好きだから助けたとかじゃないから」
少女「………ど、どういう事ですか?」
男「少女ちゃんはもう家族だし、家族を助けるのに理由必要?」
少女「………え……」
男「………えっ、なに?なにか違う?」タジッ
少女「………………ぅ…………」カァァァ
男「えっ、なにその反応?何処に赤面する要素が……!?」アタフタ
『フツーに落としにかかっててなにいってんの、この天然ジゴロが』ペッペッ
男(あんたはしゃべんな!!)ムカムカ
少女「………いうこと事言うのずるいです……」ジワッ
男「ご、ごめん…?でいいのか?えーと……」オロオロ
『キスしとけキス、一回やってんだだいじょうぶっしょ!!やれ、やっちまえ!!』ワクワク
男(あんたが黙らねえ限りやらねぇよ!!!!)イライライライラ
『ちっ、つまんないやつ……わかったよおねーさん譲歩するよ』ハァ
男(……譲歩?)
『耳触ってみそ、さわさわーって』
男「……ああん?」サワサワ
『お前じゃねーし、この子だよそのくらいも出来ないのか童貞野郎』
少女「……………」モジッ
男(………いちいちムカつくなマジで……耳なんか触ってどうすんだよ?)
『いいからはよ!!はよはよはよはよ!!触んないといつまでも脳内音声として駄弁りつづけるからなー!!ぜんぜん面白くない小噺とか延々とやってやる!!』
男(だぁーー!!わかったよ!!耳な、耳ちょこっと触れば良いんだな!?)
『おうともよ』ニヤリ
男「………まったく……なんでこんな事に……少女ちゃんちょっと」スッ
少女「……はい……?……にゃ!?」ビクッ
男「…………んん?」サワサワ
少女「やっ……な、なに………ひゃ!?」ゾク
男「こ、これは……」サワサワ
少女「やっ…やだやめ……にゃっ……ひぅ…!!」ピクッ
『やっぱりか、耳が性感帯だよね、うふふ…』ニヨニヨ
男「」
少女「…………う、うぅ……くすぐったいじゃないですか……どうしてわたしが耳弱いのを……」ジッ
男(どういう事だなんで分かった?)ゴクリ
『いや、この子私の旦那の生まれ変わりだし、一緒なのかなって』
男「えっ?………はぁ!?」ギョ
少女「っ?」ビクッ
『やっぱりかわいいわー、生前はめっちゃくちゃラブラブだったんだぞー?ふふふー』ニヨニヨ
男(おいどゆこと?マジでつまりどういうことだってばよ)
少女「っ?…?」キョトン
『説明めんどくさいなもう……あれだよあれ、この子賢者の生まれ変わりなんだけどさ、晩年結婚したのよ私ら、ふふん』
男(………賢者ぁ?いやまて、なんで生まれ変わりって分かる)
『精霊の加護を受けた者同士は感知出来るんじゃないの?他は知らないけど私は元の仲間の誰の生まれ変わりなんだかはっきり分かるんだよね、この子は間違いなく私の旦那の生まれ変わりだよー』
男「………………う、うーん…」
少女「あ、あのご主人様?一体どうしたんですか?」
男「………ねぇ少女ちゃん、自分の中に誰かもう一人いるような感覚、もしかしてある?」
少女「へっ?えっと……よくわからないんですけど…わたしの中に誰かもう一人?なんですかそれ?」
男(……おい、違うんじゃないの?少なくとも俺と同じ類いには見えないぞ)
『それは私に聞かれてもなぁ……私の場合だってどうして同じ魂なのにここまではっきり分離した人格形成出来てるのか説明出来ないもん、個人差なんじゃないの?とにかく精霊様の力は感じるから間違いないってば』
男「………う、うぅーん?」
少女「???」
『そういうわけだから遠慮は要らねぇ!!さあ押し倒せ!!はよいてこませ!!これは運命の赤い糸で結ばれた者同士の当然の行為だ!!なーにあのハンサムも言ってただろ言い訳は終わった後で考え……』
男「………少女ちゃん、俺は少しやることあるからここここで休んでて?疲れた顔してるしさ」ポン
『おい』
少女「あ、はい……えと」ジッ
男「心配しなくても大丈夫だよ、王子さまたちと話があるだけだから、まだなんにも状況説明受けてないからさ」
少女「……は、はい……わかりました」シュン
『おーい、なんだよぉ!!』
男「じゃ、ゆっくりしててな?じゃあ」スタスタ
『話聞けよー!!おーい!!』
バタン
少女「……………」フゥ
少女「…………」コテン
少女「………う"ーー……/////////」バタバタバタ……
少女(どうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう……)バタバタバタバタ
『ぶーぶー!!なんだよぉ!!赤飯炊かせろよぉ!!』
男「うるせぇ、それより聞きたい事がある、洗いざらい吐け」スタスタ
『聞きたい事?なに?』
男「………いろいろあるが……まずはあれだ、少女ちゃんが生まれ変わり云々についてだ」ガチャ
『うん、それが?』
男「……………あんたが影響受けさせたからか?あの時少女と出逢って、俺が身元引き受けしたのは」
『そうだって言ったら?』
男「ふざけんな!!なんだよそれは!!」ガンッ
『……………』
男「他人に左右された感情に振り回されてんのか俺は、ふざけんなそんなの本物じゃないだろ!?なんて事するんだよ!!」
『おちつきなさいよ、大丈夫、私は何もしてないよ、まあ……影響がまったくなかったとは言えないだろうけどさ』
男「………………」
『確かに私はあんたに影響与えながら心を成長させたけどさ、それはあくまでもあんたが真っ直ぐに育つ為にだよ、どうにもろくでなしだったからね、父親がさ』
男「………親父が?それは……」
『私が介入しなきゃあんたは今頃奴隷商人だったっていってんのよ、生まれ変わって悪党になりましたーとか、冗談じゃないもん……まったく、家のかけいはとんでもない奴に嫁いだもんさね、おとこを見る眼が無いのは血筋なのかしらね』ハァ
男「……………」
『まーそういう訳なのよ、そんで私は色恋沙汰にまで影響与えるつもりはまるでなかったよ、だって既に嫁候補いたし』
男「………む……むぅ……」
『だいたいさ、あんた自身はどうなのさ?人にって表現もおかしいんだけど、まあ別の何かから影響受けてたから気持ちが変わるっての?それこそおかしいよ、違う?』
男「…………そうか……確かにそうだな、きっかけはどうあれ俺の気持ちは……」
『それに影響受けてたとしてもそれは完全に悪い事じゃなかったしさ、だってあの時あんたがときめかなかったらあの子はどうなってたかわかんないもん、そこは分かってるでしょ』
男「…………その通りだな……すまなかった、ちょっと取り乱した」
『いいよ別に、自分に謝ってどうすんのさ』
男「………しかし、あんたホントに俺なの?どう考えても性格違いすぎると思うんだが……」
『そんなこといわれても』
男「それに女?それすら怪しいんだが」
『な、なんだとう?私ほどかわいい性格してる女なんかそうそういないというのに!!』プンプン
男「それはない」ブンブン
『な、なにさあんただって私の生まれ変わりくせしていまいちぱっとしない顔じゃんか!!あんまりだこんなの私はすっごいかわいいんだぞ!!』
男「ないわ、ぜったいブスだろあんた」
『………………てめぇ、まさか私が只の脳内ナレーションだと思ってるだろ?だからそんな口聞けるんだな?これでもあんたの御先祖さまだぞ!!自分のルーツは敬いへつらえ!!』
男「悔しかったらなんかしてみろや、はんっ」ヘッ
『言ったな?後悔すんなよ?一度死んで覚醒したこの肉体なら私も主人格になり得ると知らんようだな』
男「………えっ?」ギクッ
『私を怒らせたお前が悪いんだからな!!精霊達よ!!我が魂に加護の光を!!』パァ
男「な、なに?!なんだ!!」
『オートヒーリングには、こういう使い方もあるんだ!!秘技、肉体先祖返り!!!!』カッ!!
男「お?いぎっ!?痛でででぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!?!?!?」ゴキゴキメキョメキョメキョメキョ……
…………
「…………ふぅ……」ムクリ
『』
「……………えーと鏡、鏡どこかな……あったー!!」トタトタ
『』
「…………くぅーくく!!どうだめんたまひんむいてしかと視ろぉ!!サラサラストレートの青みがかったプラチナブロンドの髪!!ぱっちり二重瞼のおめめに収まる宝石のようにキラキラしたエメラルドグリーンの瞳!!ちょっと低めだけど小さくて形のいいお鼻!!血色の良いナチュラルピンクの唇!!チャームポイントのちっちゃい八重歯!!お肌はぷりぷり白くてまるでシルク!!大きすぎず小さくもない理想的なお椀形のおっぱい!!触ればプリンの柔らかさのおしり!!」バババッドーン!!
『』
僧侶「プリティゴッデスみんなの天使!!僧侶ちゃんとは私の事だぁーー!!!!」ドーン!!
『俺のからだーーー!?!?』ガーン
僧侶「なんだ副人格、はよ感想言いなさいよ、ほれ、かわいいだろ?んん?」キャピ
『戻せ!!体返せ!!』
僧侶「だからどうなんだってつってんでしょ!?はよ言えやー!!!!」プンスカ
『………ぶっちゃけふつー?』
僧侶「な、なんだと……」ガビーン
『いや、美人だとは思うけどさ、なに?なんつーか……自分の顔見てるような感じでいまいち客観的に見れない』
僧侶「………くっ!!同一個体である弊害か……こ、ここまでしてふつーとか屈辱過ぎる…!!」ワナワナ
『いいからはよ元に戻せや』
僧侶「えー、つまんない、今から私の手腕でギャグコメからいちゃコメにするんだからちょっと黙っててよ、没年齢130歳の知識フル動員してあの二人をひぃひぃ言わせてやるー」トタトタ
『やめろやめろやめろやめろ!?つーか長生きだな!?』
僧侶「だって寿命以外で[ピーーー]ないし、そら長生きするよー」ガチャ
『だー!?部屋から出んな!?はよ元に戻せ!!』
僧侶「あんたが我慢しまくってるから私も辛抱堪らん感じなんだよねー………ふぅ…ふぅ…」ジュルリ
『やめてーー!!せ、せめて元に戻せ!!俺が処理すりゃいいんだろ!?』
僧侶「却下、あんたじゃいつまで経っても脱童貞出来ないわ、この根性なし」スタスタ
『わーーーー!!!!ぎゃーーーー!?!?』
青年( д)゜゜
僧侶「ん?」クルッ
『げっ!?王子……』
青年「………あ、貴女は?」
僧侶「………あー、えと、迷子ですぅ」キャピ
『おい』
僧侶(ダイジョブダイジョブ、適当にあしらうってば)ニコリ
青年「………可憐だ」ポッ
青年「お嬢さん、迷子というのはよくわからぬがお困りならば私が案内役に名乗りを挙げよう」スッ
僧侶「あらあらまあまあ……どうしよっかなぁ?」
『おい逃げろ、この反応は口説きに入ってる、男に口説かれるとか気持ち悪いぞ!!』
僧侶(…………似てるのよねぇ)ジー
『ああん?』
僧侶(いやさ、私に散々酷いことしといてさっさと他の女にたぶらかされた糞野郎にさー?顔はそんな似てないけどどーも雰囲気が……血縁だからかしら?)ブツブツ
『………えーと、例の勇者さま?』
僧侶(いえーす、なんか見てるとこう、仕返ししたくなるわね……)ニタリ
『おい、なにする気だよ、つーかそれ王子関係ないだろ八つ当たりだ!?』
青年「美しいお嬢さん!!わ、私とどうか愛の語らいでも!!」ガバッ
僧侶「お、おおう……大胆だ…」ギクッ
『』
青年「………と、どどとうかな?」ソワソワ
僧侶「じゃ、あそこの部屋に入りましょ?ほら」ニコリ
青年「!!!!」
『おい……おい!?』
僧侶(まあまあ…)ドウドウ
バタン
青年「………っ……っ……!!」ソワソワモジモジ
僧侶(あらあら、緊張しちゃってかわいいこと、ふふふ……)ニヤリ
『王子に処女捧げるとか勘弁だぞ、おい……』
僧侶「…………」プイッ
『おいいいい!?!?』
青年「………その、さて、どうすればよいのかな?」ソワソワ
僧侶「あなたがしたいように」ニコリ
青年「っ!?!?」ビクッ
『』
青年(わ、我が友よ、私はついに、ついに………すまぬ先にに逝くぞ!!すまぬ……すまぬ…!!)ドキドキ
僧侶「…………」
青年「で、ではまず口づけを……」ドキドキ
『』
僧侶「あっ私いま口内炎だからちょっと」プイッ
青年「うっ!?そ、そうかでは仕方ない……むぅ……」
『口内炎て』
僧侶(もうしたくないでしょ?それともしたかったの?)
『いや……』ゾッ
青年「…………ぬ、む……よ、よし!!ならば」ガシッ
僧侶(あっいきなり下脱がせに来やがったこいつ)ウワー
『王子がイケメンのクセに童貞な理由を垣間見ている気がする……じゃなくて!!止めろよ!?』
青年「………////////」ソワソワ
僧侶「ん…」モゾ
『ひいいいいい!?!?』
青年「………………は?」
男棒「ヤッハーー!!」ブラーン
『おおう?』
青年「なんだこれは」
僧侶「おちん●んだよ?」ジッ
青年「」
『あの、なんでついてんの?』
僧侶(流石に精霊様の力でも性別までは変えらんないもん、見た目は作れるけどね)フフン
青年「」
『悪魔だ、悪魔がおる』
僧侶(さて、どどめの一言)
『えっ』
僧侶「舐めて?」ジッ
青年「」
『』
青年「な、ナゼダぁぁぁぁぁぁ!!!!何故私が口説けた人には棒がついているのだ!!うわぁぁぁぁぁぁ!!!!」ダダダダダッッ
僧侶「逃げた、どうやらトラウマを引き起こしてしまったらしいわね」モソモゾ
『最低』
僧侶「いやー、すっきりすっきり」ニパー
『王子……かわいそうに』
僧侶「良いのよ別に、多少痛い目みないとあのナンパな性格直んないわ、あれ無くなればもうちょい良い男なんだから、彼は」フンッ
『ま、まあそれは一理あるけど………』
僧侶「………それともマジで1発ヤらしとくべきだったかしら……父親のハンサムとの違いは女性経験の有無が大きいし、リーダー格がアホだと苦労するのは周りなのよねぇ」ブツブツ
『なにこわいこといってんの……』ゾッ
僧侶「冗談よ、私は好きな子としかしない主義よ」キリッ
『でも二人になんかしようとしてるじゃん』
僧侶「当たり前じゃないのさ、私はあんたよ?あんたの愛する人が私の愛する人なのよ」
『納得がいかない……』
僧侶「……めんどくさいわね、わかったわよ主導権は返すわ、でしゃばんなきゃいいんでしょまったく……」
僧侶「おい」
『なにさ?』
僧侶「……………体戻せよ!?おい!?」
『ああ、それ?ぶっちゃけ疲れるってか無理にやると寿命縮むし』エヘッ
僧侶「…………そんなわざを使ったのか」
『無理なく戻るならミンチになるくらいの衝撃食らうといいよ、肉体再生のときなら無理なく戻れるから、ようは破壊されてもないのに変形させるのがかなり負担があるわけで』
僧侶「」
『さあ、レッツ投身自殺』グッ
僧侶「ざけんなぁぁぁぁぁ!?!?むちゃくちゃ痛いだろそれ!?」ダンダン
『うん、ダイジョブダイジョブ、死ぬほど痛いけど死にたくても[ピーーー]ないまま数分我慢すれば元通りだから』
僧侶「こわいよ!?なにその新手の拷問!?」
『うっさいなー、元はと言えばあんたが私をブスとか言うのが悪いんだからなー!?あやまれよブスじゃなかったんだから!!』プンスカ
僧侶「性格最悪じゃねえか!!ブス!!この性格ブス!!」ジタバタ
『やろうぶっころしてやる!!』カッ!!
僧侶「痛で!?痛でででで!?やめやめやめろ変形させるな寿命がーー!?!?」メキョメキョゴキゴキバキュバキュ,グチュ…
『訂正しろ、私は超かわいい!!復唱ぉ!!』
僧侶「わ、わたしかわいい!!」クネクネ
『よし、二度と逆らうなよブ男』
僧侶「………ぜぇ……ぜぇ…!!もうやだこいつ……!!」ウルウル
僧侶「………く、くそ……まさかこんな事になるとは、早くもどらにゃ俺はオカマとして生きる羽目に……」ダラダラ
『わざわざ戻んなくてよくない?だってブサイクじゃん、私の顔のほうが人生薔薇色だよ?たぶん』
僧侶「俺は男なの!!女の子大好きだけど自分が女になりたいとは思ったことがないわ!!」
『またまたご冗談を、ほれ、試しに胸触ってごらん、ほれ』
僧侶「ああん!?」
『男ちゃんがだいちゅきなおっぱいでちゅよー?』
僧侶「……………」ムニッ
僧侶「……………………」ムニムニムニ
僧侶「………くそぅ……くそぅ………女の子のおっぱいやんけ……うぅ……」ムニムニムニ
『泣くほど感動したか、そうだろそうだろ、ずっと触りたかったもんね?いいよ自分のだ、ドンドン揉みまくれ』
僧侶「…………ふへへ//////」ムニムニムニ
『メイドちゃんのはもっと柔らかくて気持ち良さそうだよね、おっきくて』ニヤリ
僧侶「!!!!」ガタッ
『触りにいこ?ね?』
僧侶「………くっ!!くそぅ……!!こんなん卑怯だ!!」ムニムニムニ
『大丈夫だって、あの子待ってるよ?おっぱい揉んでって内心考えてるよ?女の私が言うんだから間違いない』
僧侶「っ!!……ほ、ほんと?」
『ごーとぅー』ビシッ
僧侶「よーし!!やったるでー!!」トタトタ
『ちょろっ』
スペック
男(覚醒後)
かつての救世の英雄の一人、僧侶の転生体。肉体再生は生まれてすぐに備えており、子供時代のメイドさんの暴行を堪えきれたのはこの力のおかげであるかもしれない。ちなみに僧侶は母方の先祖に当たる。オカマになる特殊能力を新たに獲得した。
僧侶
享年132歳身長166cm体重51kg
B 80,W 58,H, 83
救世の英雄の一人。精霊の力を損なう事なく転生に成功した男の過去生。
現在は男の別人格。
病名、先天性精神解離症候群(多重人格障害)
今日はおわり(´・ω・`)おやすみ
女兵士「……ん?おい、そこの者」スタスタ
僧侶「へっ?」クルッ
女兵士「ここで何をしている?村の住民ではなかったと思うのだが」
僧侶「あーえぇと、俺です俺」クイクイ
女兵士「誰だ、知らん」
僧侶(……あー、そうか、女の顔だし分からなくて当たり前か……うーん)
『………ん?この子………』
僧侶(どうした?女兵士さんがどうかしたのか?)
『……………………いや、微かに精霊の力を……賢者の生まれ変わりのあの子や私とは比べ物にならないほど微量の力だけど…………………あっ…あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!?!?』
僧侶「なんだ!?どしたの!?」ビクッ
女兵士「ううん?」キョトン
『チクショウ今まで気付かなかった!!こ、この野郎ここであったが五百年目ぇ!!おい替われ!!この恨みはらさでおくべきか!!』
僧侶(なんだどうした!?説明しろ!!)
『コイツ勇者の転生体なんだよう!!おのれ鬼畜な下半身の権化めその魂永遠の闇の彼方へと葬りさってくれる!!』
僧侶「はい!?い、いや落ち着けよなにヒートアップしてんの!?」オロオロ
女兵士「……なんだお前は?なにブツブツ独り言言ってる」
女兵士「……なんか怪しいな?」ジロジロ
『よーし戦争だ、こんど会ったら絶対復讐してやるとずぅぅぅぅっと心に誓ってたんだ覚悟しろい!!』
僧侶「……っあーえっとぉ!!ダーリン何処に居るか分かりませんか?」キャピ
『おい!?なにいっちょまえに主権交代抵抗出来るようになってんだよぅ!!替われ!!替われよぅ!!』
僧侶(だぁってろ!!前世の恨みを今世に持ち込むなや!?)クネクネ
『キィィーーーー!!!!』ムカムカムカムカ
女兵士「…………またハンサム殿か……これで何人目だまったくもう………あの方は広間の方に居るぞ、だが今は大事な話をするところだから後にしなさい、いいね?」ハァ
僧侶「えー、そうなんですかぁ……わかりましたぁ!!そんじゃ!!」トタタタタ!!
『おのれぇぇぇええ!!覚えてやがれ!!』ペッペッ!!
女兵士「………???……まあ、いいか」スタスタ
『なんで邪魔するのさ!!ころさせろ!!ころさせろよぉぉ!!!!』
僧侶「アホか!?あの人仲間だぞ前世の遺恨なんざ忘れちまえ!!」
『うっせ!!うっせ!!私の癖にいい子ぶってんじゃないやい!!わたしゃあの糞野郎の為にこの身を挺して尽くしたのに散々だったんだからな!!』プンスカ
僧侶「たとえば?」
『ドラゴンにもぐもぐされるわオークに犯されそうになるわ呪文で粉々に吹き飛ばされるわ、女の子盾にしてのほほんとしつたんだぞ!!』
僧侶「………う、うわぁ…」
『まだあるぞ、あの野郎が愉快にあへ顔かまして腰振ってる間私はどうなったと思ってんだ!!処女懐妊でっち上げるための人身御供やらされそうになったり異端の魔女扱いされて追われて捕まって心臓に杭打たれて磔にされて何ヵ月も晒し者にされたり不老不死の薬の材料扱いされてどこぞの王様にすりつぶされてカニバられたりいろいろなぁ!!さっさと辺境へ愛の逃避行(笑)かましてヘルプコールスルーですわ勇者のくせにぃぃぃ!!!!』
僧侶「…………な、なにそれ、壮絶な人生ね」
『打倒魔王掲げて旅してた時が可愛く見えるほどだったね、人間って怖いもんさね、まあ見かねた賢者が助けてくれて匿ってくれたんだけどもさ!?酷くない!?勇者酷くない!?わたしゃ許せないね!!』ヘンッ
『つまりそういう訳で私には奴をころす理由がある』クワワッ
僧侶「ダメだってば」
『なんだとう?』
僧侶「前世の事だろ、だいたいあの人もう罰は受けてるじゃん」
『………ん?』
僧侶「びっくりするほどモテないじゃん、女兵士さん、毎日泣いてるみたいだけど」
『………………むう、それはそうかも』
僧侶「それにずっと酷い有り様だった訳じゃないんだろ?さっき晩年はいちゃいちゃしてたって言ってたじゃん」
『ちっ、わかったわよ……くそぅ』
僧侶「ところで」
『ん?』
僧侶「冷静考えてこの姿で彼女にどう何をすりゃいいの……」
『知らない女の子のふりして揉んどけよ』
僧侶「……………いいのかそれは」
『なーにバレなきゃ良いのよバレなきゃ』
僧侶「……えぇ?」
『ほれ、うだうだ悩んでないではよ、居たよメイドちゃん』
僧侶「ん?」
メイド「…………えーと」キョロキョロ
僧侶「………何かさがしてんのかな?」ササッ
『あんたの事探してるんじゃないの?そこそこ長い時間姿見せてないし』
僧侶「……………ああ、なるほど」ジー
メイド「……?」クルッ
僧侶「あっ、気付かれた」ギクッ
『さりげなく行けさりげなく、なーに女同士と思わせときゃ乳のひとつやふたつ揉もうが怒られやしねぇさね……ふへへ』
僧侶「………お前は本当に元は女なのか」
メイド「……?……んん?」ジー
僧侶(なんか凝視されてるんだが)
『怪しまれたら終わりだからな、とりあえず近づいて話し掛けとけ』
僧侶「………わ、わかったよ………あ、あのぉ……すいませぇん」トタトタ
メイド「はい?なんです……………」ジッ
僧侶「え…わ、わたしの顔になにか?」キャピ
メイド「あんた、なにそのかっこ」
僧侶「え?」
『』
メイド「ちょっとよく見せなさい、なにこれ?どういうこと一時間ちょっとの間に何があったらこうなるの!?」ガシッ
僧侶「な、なななななんのことかな?わたしはただの通りすがりのかわいこちゃんで……」クネクネ
メイド「言え、あたしがそんなので誤魔化せると思わないで」
僧侶「…………………………なんでわかったん?」
メイド「雰囲気、それと匂い」
僧侶「………そ、そんなバカな」
『長年連れ添った者だからこそかしら……うーむ』
……………
メイド「……?……?……よくわかんないけど、御先祖さまの姿になれるってこと?そんで頭の中にも御先祖さまが居る?」キョトン
僧侶「………ま、まあそんなところですけど、はい」
メイド「ふーん?まあ良いや、それじゃ早く戻って」
僧侶「………い、いやぁそれがその……」
メイド「はやく」
僧侶「…………戻りたいんだがちょっと体に負担が掛かるから心の準備が」
『なに?一刻も早く戻りたいんじゃなかったの?』
僧侶(…………死ぬほど痛い思いしなきゃならんし覚悟はいるだろ)
『ああそういうことか、痛みだけは軽減されないもんねー、むしろ神経が麻痺してくれないから普通より痛いかも?』
僧侶「…………だ、だからちょっと待って……」テヘッ
メイド「良いからはやく戻んなさいよ!!あたしやだからねそんなカッコのあんた!!」ジワッ
僧侶「お、おう?」タジッ
メイド「お、女の子じゃん!!なにこれ?なんか膨らんでるし!!」ガシッグニグニ
僧侶「はうん!?や、やめ……!?」
僧侶「ちょ、やめ、ほぁ!?//////」ビクッ
メイド「頬を染めるなぁーーー!!!!」バチィン!!
僧侶「えぷぉ!?」ペシャ
『人に責められると気持ち良いよねうん』
僧侶「」クタッ
『おい?あ、主格が気絶したか、仕方ないわね』
メイド「どうやったら戻るのどうやったら戻るのどうやったら戻るの!?は、はやく戻さなきゃはやく戻さなきゃ………うぅ……」ウルウル
僧侶「どっこいしょー、ふいー……」ムクリ
『』
メイド「……?…あれ?」キョトン
僧侶「しょうがないにゃあ、はしゃぐのはそろそろやめて真面目に対応するかね、メイドちゃんちょっと待っててね」スタスタ
メイド「…?…?………あれ?」
僧侶「この部屋入るけど、覗いちゃダメよ?後悔するよー?1分したら入っておいで、じゃ」バタン
メイド「…えっ、はぁ…」
ゴキゴキバキュバキュ,グチュ……メキョメキョ
メイド「!?」ビクッ
「あ"で…!?あ"でででで痛ででででぎゃぁぁぁぁぁぁ!?!?」
メイド「」
シーン
メイド「な、なに!?なにあの音と悲鳴!?ち、ちょっと!?」ガチャ
男「」ピクッピクッ
メイド「あっ、あれ?戻ってる」
男「………いてぇ……痛ぇよう」シクシク
メイド「……???なんだったの?」
…………
男「……ふぅ、えらい目にあった」スタスタ
メイド「死んだと思った生きてて今度は女の子になったり、なんなのあれ?」スタスタ
男「んー、なーんか人としての道を踏み外したような気がするよねぇ……」ガチャ
眼鏡っ娘「来た、これで話が出来る」クルッ
ハンサム「うむ、彼にも状況は説明しておきたいしな」コクリ
老近衛「しかし今度は若が姿を見せんぞい、何をされておるのかの」
眼鏡っ娘「にいさまは部屋にとじ込もってた、大丈夫、後で伝える」コクリ
男「………ああ、わざわざ待っていてくれたんですか?すいません」
ハンサム「君も同士、しかもそれなりに中核に近い立ち位置にいるのだ、当然だろう」
団長「……………」
メイド「………?…」クルッ
団長「…………話するなら早く済ませましょう?わたくしが聞いていて良いのかは疑問だけれどね」フイッ
老近衛「…………」ジー
団長「なにかしら?」
老近衛「………名乗り出んのか?もう落ち着いたようじゃし話は出来るじゃろうに」ボソッ
団長「………………余計なお世話よ叔父様、放っておいて」
ハンサム「さて、今回の襲撃はなんとか退けられた、村人を代表して礼を言わせて貰う、ありがとう」ペコッ
眼鏡っ娘「元は私がここに逃げて来たから、こっちこそ迷惑を掛けた」
老近衛「合流しようとおもい馬を急がせたのが功をそうしたのぅ、正直間一髪といった所じゃ」
男「あなた方は?」
老近衛「女兵士の同僚じゃよ、若が世話になったようじゃ」
眼鏡っ娘「近衛隊長は三人居る、つまり全員が此方側に今居るという事になる」
団長「……………貴方が例のね、ふぅん?」ジッ
男(おおう、とんでもねぇ美人だな……)ゴクリ
メイド「…………」ジトッ
男「えっ、な、なに?」ビクッ
メイド「なんでも」プイッ
男「………???」
『やきもちさね、なーにやかせとけやかせとけその方がかわいいだろうに』
男(…………何処に嫉妬が絡む場面が?)ウウン?
「本編にはあんまり関係ない(たぶん)前世一覧」
男←僧侶(血縁あり)
少女←ショタ賢者(血縁なし)
メイド←マウンテンゴリラ
王子←レテノールモルフォ蝶
王女←セイヨウミツバチ(女王蜂)
女兵士←勇者(血縁なし)
ハンサム←セイウチ
団長←ジャイアントパンダ
老近衛←カバ
盗賊←シマリス
盗賊妹←ゴールデンハムスター
盗賊父←野良犬(雑種)
モヒカン←ニワトリ(雄鶏)
ハゲ←羊(ウール用)
オタ近衛←魔王軍最高幹部「魔界三将」が一角、魔神将〈アークデーモン・グリムドー〉
萌豚近衛←魔王軍最高幹部「魔界三将」が一角、獣魔将〈オークキング・マードラス〉
厨近衛←魔王軍最高幹部「魔界三将」が一角、不死侯爵〈ヴァンパイアロード・ネクローディス〉
火傷女←サキュバス(ザコ)
メイド「……………」プイッ
男「………???」
ハンサム「……ゴホン…さて、本題に入るが我々がこれからどうするべきかなのだが……」
眼鏡っ娘「正式に反乱軍を立ち上げてぶつかるべき」
男「へっ?反乱軍?い、いやちょっと待って下さいよそんな事言っても全然人が……」
ハンサム「外を見てみなさい、そこの窓から見えるだろう?」
男「………外を?」スタスタ
男「なんだこりゃ!?」
ザワザワ
ワイワイ
眼鏡っ娘「私達に賛同してくれた国の兵士達、地位を捨ててまで集結してくれた」コクリ
老近衛「あの三人にも困ったもんじゃい……勝手に集結させて進軍させおってからに」フン
団長「あの副長たちね?顔以外は優秀だものね、わたくしの部下も見習って欲しいものだわ」フゥ
男「……これは…」ゴクリ
ハンサム「五千を越える人数だ、よくここまで集められたものだよ」
眼鏡っ娘「にいさまを慕う人、それに色々ととうさま……王に不安を抱く人は潜在的にたくさん居たという事、ともかく今はありがたい」
男「………すごいな…」ゴクリ
『こんなへんぴな村にこんだけ人がいるとせまっくるしくかんじるわさ』
男「でも、仮に五千の兵が居ても戦力的には……」
眼鏡っ娘「単純な比我戦力差は1対10、正直これでも足りない」コクン
ハンサム「だがやらねばなるまい……集まった以上は動かねば踏み潰される」
老近衛「ふむ、となると……戦力の増強と間近に迫る北への派兵の阻止、両方を同時にやらねばならんな」
団長「北への派兵の規模は二万よ、五千の兵全軍当たらせても磨り潰されるけれど、どうするつもりかしら?」
眼鏡っ娘「………兵法は学んでいるし兵力差四倍程度なら跳ね返せる自信はある、だけど犠牲は必ず出る、それが問題」
ハンサム「………ふむ……」
男(…………犠牲が出る……か……)
メイド「…………」キュ
男「………聞いてて気分が良い話じゃない、外してたほうがいいぞ」
メイド「……大丈夫、あたしも戦えるもん、そりゃ……一回負けちゃったけどさ……」
男「俺はもうお前を戦わせるつもりはないよ、そういうのは専門の人らに任せとけ、あの一回は非常事態の緊急措置だ、お前、自分が戦士か何かだと勘違いしてないか?」
メイド「………………」
『いや、戦士じゃん』
ハンサム(違うのか…?)フイッ
眼鏡っ娘(違うの?)
老近衛(戦士の部族が戦士以外になれるかのぅ…)
男「…………あれ?な、なんすかみんな黙りこくって?なに?ちょっとクサイ台詞だったとか!?」オロオロ
メイド「……………えーと…」
団長「……………」
男「………んん?」
眼鏡っ娘「………とにかく、対策と方針は練っておく、今日はこれで解散、ゆっくり休んで欲しい」ガタッ
ハンサム「そうだな………今日は色々とあってみな疲れているだろうし、団長殿達も来て早々戦闘に参加して休む間もなく話し合いだったのだ、疲れただろう」
団長「…………そうね、流石に強行軍だったのだし体は重いわね」フゥ
メイド「あっ、ならあたしが部屋にご案内します、一応ここでご厄介になっている身分ですし、使用人としてこの人に使えてますから」
男「………怪我は良いのか?」
メイド「あ、大丈夫、そこまで酷くないから」
ハンサム「ふむ……君の主人が良いと言うなら任せるが、どうだ?」
男「本人が大丈夫って言うなら、でも夕食やらなにやら色々な準備まではやらなくて良いからな?それは他の人にやってもらえ」
メイド「うん、そうする」
団長「…………そう、なら案内して貰えるかしら?」ガタッ
メイド「はい、それじゃ此方へ」スタスタ
バタン
老近衛「やれやれ、面倒な性格の女になったもんじゃの」フゥ
ハンサム「………やはりそうなのですか?」
老近衛「若の話ではの、それに間近で見て確信したわい、ありゃ間違いないのう」
男「………?……なんの話です?」
『ニブイわね、あの二人親子だっていってんでしょ、ふーん、確かに似てたかもねぇ?』フゥ
男「えっ、親子?」
眼鏡っ娘「おじさま……」
ハンサム「俺も初めあの娘を見たとき引っ掛かったのだが……まさかのどんぴしゃとはな」フム
老近衛「さて、感動の対面となればよいがの」
男「……………………………………親が……」ガタッ
…………
メイド「…………」トタトタ
団長「…………」ツカツカ
メイド(綺麗な人だなぁ……というかあたしより背が高くてスタイルいい人初めて見た)チラッ
団長「………」フイッ
メイド(………目、逸らされちゃった……失礼だったかな……しまったな…)スタスタ
団長「…………」ツカツカ
メイド「えと、此方の部屋をお使い下さい、どうぞ」ペコリ
団長「………そう、ありがとうね」スッ
メイド「何けご用があればお申し付け下さい」
団長「平気よ、貴女は休むように言われていたでしょう?それじゃ」
バタン
メイド「……………?……避けられてる?なんでだろ?」キョトン
バタン
団長「…………………」フゥ
団長「…………ぅ…………」ウルッ
団長「………本当だった……信じてなかったのに本当だった……っ……間違いない、あの子は………」ボロボロ
団長「………良かった……!!……本当に逢えた………!!………うっ………うう……!!」
青年「泣くほど嬉しいならば名乗り出れば良いものを」ジー
団長「っ!?」ビクゥ
青年「んん?どうした生き別れた娘との感動の再開だぞ、何故無下にするのだ、んん?」ジー
団長「な、なななななんで坊やがここに!?」ズササッ
青年「はっはっはっはっ!!なに、ようやくショックから立ち直って話し合いに参加しようとそちらへ行ったのだがな?どうも終わってしまったようでどうしようかと思っていたらそなたとあの娘が二人で出てくるではないか、これは出歯亀…ゴホン、様子を見守る必要ありと判断して先回りして待ち伏せていただけの事よ」フッ
団長「……くっ……!!悪趣味な!!」ゴシゴシ
青年「いやいや叔母上よ、これは善意での行いであろう?遠慮せず任せておいて欲しいな?」ニヤリ
団長「………えっ…」ハッ
青年「おーい!!!!メイド娘よちょっと入ってくるのだ大事な話がーー!!!!」
団長「や、やっ、やめっ!?ちょっとぉ!?!?」ガーン
メイド「はい?なんでしょうか……って、なんで王子さまが?」ガチャ
青年「あががががががががが!?!?はぐぅ!?」ミシミシミシ
団長「ふーッッ!!ふーッッ!!」ギチギチギチ
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira081948.png
※イメージ画像
メイド「………な、なぜ吊り天上?」ギョッ
団長「なんでもないわ!!下がっていなさい!!」キッ
メイド「は、はぁ…」
青年「ぐ、ぐぬぅ!?よく聞け!!この団長殿はそなたのははお……」グギギ
団長「しゃべるなぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」ガッ!!ガシッ、ギリギリギリ……!!
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira081949.png
※イメージ画像
青年「ガァァァァァァ!?!?」ゴキゴキゴキ
メイド「お、おお……きれいに技を切り替えた!!キャメルクラッチ!!」オオ
ねる(´・ω・`)おやすみ
青年「」グッタリ
団長「ぜぇ…!!ぜぇ…!!」
メイド「あ、あのぉ……何かご用があったんじゃ……」
団長「なんでもないわ、良いから下がっていなさい」フイッ
男「す、すいませーん」ヒョコ
メイド「……あれ?どうしたの?」クルッ
団長「……?…なにかしら?」
男「あ、あいひゃふがおくっ……ゴホン、挨拶が遅れてしまいました、先程は何も知らず対応してすいませんっ!!」ペコペコ
団長「……???な、なに?」
メイド「……???どうしたの、ねぇ」クイクイ
男「どうしたもこうしたも親御さんへの挨拶はきっち……」
団長「ッ!!!!」ガッ!!
男「フガッ!?」モゴッ
メイド「えっ、えっ!?」オロオロ
団長「………聞いたのね?だったら余計な事は言わずに黙っていなさい……!!良いわね?」ギチギチギチ…
男「もがっ!?んぐっ!?」ジタバタ
メイド「……!!…ち、ちょっと何してるんですか離して下さい!!」
団長「返事は!?」ギュー
男「んぐっ!?んんん!!(あっ、いいにおい)」コクコク
メイド「………あっ!!このっ!!」グイ
団長「………」パッ
男「」ヨロッ
メイド「……な、何してるんですかいきなり!!」ハシッ
男「むぐっ…」グニー
『よく抱き付かれるねぇ?女難に苛まれる日かなにか?うん?』
男(てめぇを筆頭にな)グダー
団長「………なんでもないわ、少し用があっただけ、ごめんなさいね?」
メイド「む、むう……そうですか?」
青年「……ぐ、ぐぬ……照れずに素直に私があなたのお母さんよって打ち明……」プルプル
団長「ッ!!!!」ガスッ!!
青年「げふぉ!?」ビクン
団長「…………ちっ、しぶとい…」キッ
青年「」ピクッ、ピクッ…
メイド「あ、あの……お母さんって……」ジー
団長「なんでもない!!聞き間違いよ!!」クワッ
メイド「えっ、ああはい……」ビクッ
男「いいや違うね!!ちょっと様子見てたけどやっぱり雰囲気そっくりだし血は争えないってことっすかね義母さ……」
団長「うがぁぁぁぁぁ!!!!」ガシィ!!ブンッ!!
男「あぼぁ!?」ボコォ!!
メイド「ちょっとなんでぶん投げるんですか!?ちょ……大丈夫!?」ユサユサ
男「」グッタリ
団長「……ふぅ…ふぅ…!!ああもうどうしてこう空気読まない奴ばっかり!!」イライラ
メイド「一体なんなんですか!?乱暴しないで下さい!!」
男(どの口が……)ピクッ、ピクッ…
『話が拗れるから今は言うな、うん』
団長「………うぐ……」タジッ
ハンサム「もう良いだろう?胸の内に何があろうとそれは貴女だけの事情だろうにまったく……」スタスタ
団長「………!……」キッ
メイド「王兄さま……?」クルッ
老近衛「結局こうなっとるのか……自分の歳を考えて駄々をこねんかい見苦しい」
団長「………………わ、私は………でも……」
ハンサム「生き別れた母子が巡り会う事に互いの立場や事情など関係ないだろう、そんなものは後回しにしてただ喜べばいい、さぁ」スッ
メイド「え、あの……どういう……」
老近衛「………よく聞くのだ、お前さんには実は母親が生きている、そしてそれが……」ジッ
メイド「………えっ?」
メイド「……お母さん?」
団長「………………」
男「そうらしいよ、うん」ポンッ
メイド「………………で、でも……あたしは生まれもよくわからない物心ついた時から奴隷で………」
男「………どういうわけなのかはさっき聞いてる、辻褄は合うよ、それに……」チラッ
メイド「………」ジッ
団長「………」
男「うん、似てるよ……他人って言われるほうがおかしいぐらいだな」ニッ
メイド「……………………………………………」
ハンサム「何か言ってあげればどうだ?」
団長「……………そんなの……私に資格なんか……」
老近衛「頑固じゃな…ここまで来て何を迷う、資格だなんだなぞ言い訳じゃろうが!!」
団長「……………」ギュ
ハンサム「………ふぅ……どうにも憎しみに囚われていた時期が長すぎたのだろうな……無理もないが、簡単には心は解き放てぬということか」
男「………あの人は生まれてすぐのお前と無理矢理引き剥がされて、今までずっと自分の子供は死んだと思って生きて来たんだそうだ、王子が気付かなきゃお互い逢わないままだっただろうな」
青年「うむ、最初は団長殿に子供が居たなどと知らされてなかったし分からなかったのだがな、事情を聞いたらすぐにピンと来たぞ、うん」ムクリ
男「あっ、起きた」
『この男もタフさは折り紙つきだわさ、バカは傷の治りが早いとかあるのかね?』
男(……さあ?)
青年「さあ、そなたはどうなのだ?せっかく逢えたのだ、どう思う?」
メイド「………よく…分からないです、その……あたしは……」ギュ
メイド「………ごめんなさい、ちょっと失礼します……」トタトタ
青年「むっ?おいどうしたのだ?」
男「……………」
『いきなり親とか言われてもピンとは来ないでしょ、仕方ないわね』
男「………そうだな」コクリ
団長「………………っ……」フイッ
男「………色々と気持ちに整理が付いたら話をしてあげて下さい、それじゃ」タッ
バタン
青年「………………我が叔母上よ、面と向かって機会を与えられてこれはなかろう!?なにやら微妙な空気になってしまったではないか!!」
ハンサム「先程も言ったが貴女の事情などあの娘には関係ないだろう?ただ生きて会えた事を喜べぬのか?何をそこまで意固地になる必要がある!?」
老近衛「生んですぐに手離さねばならなかった事を悔いておるのか!?そんなもの置いておけばいいじゃろう!!辛い過去に縛られてお前はそのままで良いのか!?どうなのじゃ!!」
団長「……………ふぇ……」ジワッ
青年「あっ」
ハンサム「むっ?」
老近衛「なぬ」
団長「うっさいわねぐちぐちとぉ!!な、なに話せば良いのかわかんないのよどんな子なのかもわかんないし!!」ポロポロ
青年「お、おい我が叔母上よ?そんな泣かずとも……」
団長「だいたい坊やが無理矢理話をさせようとするから余計にワケわかんなくなるのよ心の準備ぐらいさせなさいよ会いたかったけど会うの怖かったんだからぁ!!!!」グシグシ
ハンサム「………取り乱してるな、ううむ」
老近衛「子供かいまったく……」ハァ
……………
………………
メイド「……………………」
男「…………ここに居たか」
メイド「………思わず逃げちゃった、どうして良いのか分かんなくて」
男「……………まぁ、そうだろな」
メイド「………お母さん、かぁ………分かんないなやっぱり」シュン
男「……一応育ての親って言うか俺の母さんが育ててくれたんだけどな……まぁ、母さんは早死にだったからな、お前が物心つく前には居なくなっちまってたし」
メイド「………病気だっけ?そういってたよね」
男「ああ、まあ俺も小さかったからそこまで良くは覚えてないんだけどな」
男(…………なあ、お前は分からないのか?)
『私の意識が再び形成されたのはだいたい3年前さね、それ以前は聞かれても困るわね』ハァ
男(………3年前?そうなのか)
『その頃だろうに、お前が独り言ぶつくさ言うようになったのは、あれ偶然じゃないからね?』
男「………マジかよ、ふーん」
メイド「……なに?」
男「いや、なんでもない……それよかさ、折角肉親が見つかったんだ、無下にはすんなよ?」
メイド「………うん、そうだね……そっか、家族か………」
男「…………………良かったな、本物がいてさ」
メイド「本物って?」
男「ん?ああ、血の繋がりってけっこう重要だからさ、なんとなく」
メイド「そうかな?」
男「違うのか?実際一番解りやすい家族の絆だろ?」
メイド「そんなことないよ、だって……」
男「………ん?」
メイド「あたしはずっと家族だって思ってたもん」
男「………………………あー、そっか、そうだった」
メイド「なによ、違うって思ってたの?」ジトッ
男「…………いや、そうじゃないけどさ、なんと言うか……」
メイド「なによ?」ジー
男「………………………そ、それは置いといてだな?ちょっと聞きたいんだけど」
メイド「なんで話をそらすの、言え」ジー
男「まあまあ……と、とにかくちょっと聞けってば」タジッ
メイド「……なに?」ムスッ
男「うーん、その……少女ちゃんの事なんだが」
メイド「あの子?なに?何かあるの?」
男「お前はどう思ってるんだ?」
メイド「どうって?」キョトン
男「いや、家族うんぬん?」
メイド「へ?なにそれ?」
男「……………ち、違うとおもってんのかなぁって」タジッ
メイド「……?……一緒に住んでるし、もう家族じゃないの?あれ、違うのかな、あれぇ…?」ウーン
男「……………」
『つまんない事聞いたねあんたも、なに確かめるような事してんだいまったく』
男「………そだな、まったくその通り…聞くまでもなく家族ってこいつは言うか、やれやれ」ハァ
メイド「……???……ううん?」
メイド「一人で納得してるし、なんなのよもう」ムスッ
男「すまんすまん、はは」
メイド「……で?話を戻すけどなんて思ってたの?」ジー
男「……………」フイッ
メイド「おい」ムカッ
男「……………」
メイド「な、なによ気になるじゃないのよ!?」
男「………………」ジー
メイド「な、なに?」
男「そういやバタバタしてて失念してた、うん、そうだそうだったそういやそうだ」ウンウン
メイド「えっ、な、なに?ちょっと……」タジッ
男「いや、だって、お前俺の事好きって言ってたじゃん森の中で」ズイッ
メイド「………あっ…!!」ハッ
男「うん、言ってたよな?言ってないわけないよな俺聞いたものずっと大好きーってこうな?うん」ジリジリ
メイド「えっ、その……あのっ!?」オロオロ
男「………………キスしてきたよな?」ゴクリ
メイド「…………ぅ………うん……」カァァ
メイド「ち、ちょっと待って?あの、今の話の流れでどうしてこう……ええと……!?」オロオロ
男「この流れだからだけどな、矛盾はしてないぞ?」
メイド「………えっ……」
男「俺は内心お前をずっと嫁呼ばわりしてたからな、まあ嫁も家族だ、違いは無いけどな」ジッ
メイド「」ぼんっ!!
『おお、ゆでダコ、やるときゃやるな』
男(頼むからお前は黙ってろ、気が散る)ドキドキ
『へいへい、まぁ、がんばー』
メイド「あうあうあうあう……!?にゃっ、にゃにを!?」ワタワタ
男「おちつけ、今さら狼狽えんなお互い気持ちは伝えたしき、キスもしてんだろうが!!」オロオロ
ねる(´・ω・`)おやすみ
男「そういうわけでこういうわけだからつまりあれだ、う、うん」
メイド「あ、えと、その、はぅ……」
男「……………」ジッ
メイド「……………ぅ…」
男「……………」ゴクリ
メイド「………ま、待った!!やっぱりちょっと待って!!」ハシッ
男「むぐっ!?」モガッ
メイド「そ、その、つまり………あたしを選ぶって事?あの子は良いの?」
男「……………」
メイド「……………」
男「……………………」
メイド「……………………」
男「今日は風か気持ちいいな、夕焼けが綺麗だ」フゥ
メイド「おい」ムカッ
メイド「ちょっとあんた、あれだけ思わせ振りな雰囲気出しといてそれか、おい」ユサユサ
男「……………」カックンカックン
メイド「……………ねぇってば!!」
男「………………………………………………………………嫁が二人って、ダメっすか?」フイッ
メイド「……は?」
男「俺に片方選べとかそんなもん無理だぁ……もったいねお化けさ出んべな」イジイジ
メイド「あんたねぇ……!!」ムカッ
男「だ、だって!!片方選んだらもう片方はどっか行っちゃいそうだしさぁ!!俺はみんなで暮らしたいの!!」
メイド「…………くっ…!!そりゃあたしもあの子も一緒に住んでくれるほうが良いけど、それじゃなに?今まで通りでどっちとも何もせずに暮らす?」ジー
男「……………いやぁ、その……俺的にはその、生殺しは勘弁かなーって…」エヘッ
メイド「なんなのあんたは!?それつまりどっちとも変な事したいってわけ!?バカじゃないの!?サイッッテー!!!!」ブンブン!!
男「はぐっ!?くぺっ!?だ、だって!!だってさぁ!?」ガックンガックン
メイド「でも残念でした!!あたしも流石に知ってるわよ、この国は一夫一妻って法律決まってるからあんたのその世迷い言は叶わないからね!!」
男「…………籍を入れないと言う選択もありかなーとか」フイッ
メイド「 い や ! ! 」クワッ
男「く、くそう!!おのれ一夫一妻制め、そんな法律があるからいけないんだ!!」クッ
メイド「……なにをバカな」
眼鏡っ娘「そのくらいなら別に、変更してもいい」ヒョコッ
メイド「ひゃ!?」ビクッ
眼鏡っ娘「………痴話喧嘩なら人目の付かない所でやるべき」ジー
メイド「」ギクッ
男「………なんだと?王女さま?」ゴクリ
王女「私が法に携われるようになるのが前提だけれど、その程度なら別に」コクリ
メイド「いやいやいやいや!?」ブンブン
男「………なるほど、つまり王権付かせる為にいろいろ手伝えと、そういう事で?」キリッ
眼鏡っ娘「そういう事、貴方は優秀、そのくらいの褒美は当たり前だと考える」コクリ
メイド「」
男「分かりました、何なりとお使い下さい王女さま、もとい我が陛下」ビシッ
眼鏡っ娘「陛下になるのはにいさま、私はそれを影で操……支える存在になるだけ」コクリ
男「なるほど」
メイド「ち、ちょっと王女さま?!あ、あたしは反た…!!」タジッ
眼鏡っ娘「というより元々婚姻に関する法律は相当に弛くするつもりだっただけ、一夫多妻、多夫一妻や同性婚、異種婚などなど全部オープンにして兄妹婚を合法化する」ブイ
メイド「」
男「そこまで行くとカオスになりそうだなぁ」
眼鏡っ娘「そういう事だから、よろしく」スタスタ
男「あ、はいわかりました」ペコッ
メイド「……………」
男「……………ふぅ……この戦い、負けられない理由が出来ちまったな」キリッ
メイド「………頭痛くなってきた」ガクリ
男「……………そんなに嫌か、まあ、ぶっちゃけ悪い事だけどな?」
メイド「……………むぅ……」
男「………うーん、やっぱりダメか……ノリと勢いで何とか納得してもらえないかと思ったが、まあ一生の事だしな」ポリポリ
メイド「…そんなに悩んでるの?」
男「当たり前だろ、どうやったら二人とも幸せに出来るか考えてるんだよ、自惚れかもしれないけど選ばなかったら捨てたのと同じに思えてさ」
メイド「…………ふつーはそこで割り切るというか、はぁ……」
『呆れさせてどうすんのさバカ、馬鹿正直に女に二股宣言する奴が何処にいるさね、あーあーもう』ジトー
男(うるせぇ、百も承知だっての)ハァ
メイド「………それ、あの子には?」
男「いや?言ってないけど」
メイド「……………あの子がそんなのダメって言ったら?」
男「少女ちゃんがダメと言おうとお前がダメと言おうとそんときゃこんな考え諦めるよ、その時はとことん結論出るまで悩むっての」
メイド「…………それ、いつ?」
男「しらん」
メイド「………………………はぁ……あんたがそんなの決められるわけないじゃん……もういいよ好きにして」ハァ
男「………えーと?」
メイド「…………」プイッ
男「…………おーい?」
メイド「はやく言っといた方がいいんじゃないの?まったく……」ブツブツ
男「お、おう…?」
『けっこう寛容だわね、てっきり怒りに任せてぼっこぼこにしてくるかと思ったわさ』
男(……………ん?あれ?あれで納得したん?)キョトン
………
男「………さて、少女ちゃんに言うっていってもどうしたもんかね」スタスタ
『ふつーに言えば良いわさ、あの子も何だかんだで許してくれるでしょ』
男「そうは言ってもな……っと、んん?」
盗賊「…………」キョロキョロ
男「盗賊ちゃんじゃん、いつの間に戻って来てたんだ?」
盗賊「あっ、やっと来た探してたんだぞ」
男「んん?なんでだ?」
盗賊「伝言、捕虜にした女があんた出せって言って何にも言わないんだと」
男「捕虜?」
盗賊「顔に火傷がある女、知らないのかよ」
男「…………あー、あの子かすっかり忘れてた」
『第四婦人候補のあれか、そう言えばあのあとどうなったのか聞いて居なかったさね』
男「まて、第四婦人候補ってなんだ」
盗賊「あん?」キョトン
『おもっくそ口説いていただろうに、女の私が見る限り満更でも無さそうな顔してたし』
男「はぁ!?」
盗賊「な、なんだよぉ!?」ビクッ
男「あ、いやすまん、そんでその子が俺を呼んでるって事ね?場所は?」
盗賊「あっち」
男「アバウト過ぎやしませんかね……面倒だし連れてってくれよ?」
盗賊「…………あ、あんまり行きたくないんだけどな」
男「なんで、どうしたんだよ?」
盗賊「……………尋問任されてる三人にあんまり近付きたくないというか、ええと」
男「…………?……なんかあるのか?」
盗賊「……王都でちょっと」フイッ
………
男「………さて、少女ちゃんに言うっていってもどうしたもんかね」スタスタ
『ふつーに言えば良いわさ、あの子も何だかんだで許してくれるでしょ』
男「そうは言ってもな……っと、んん?」
盗賊「…………」キョロキョロ
男「盗賊ちゃんじゃん、いつの間に戻って来てたんだ?」
盗賊「あっ、やっと来た探してたんだぞ」
男「んん?なんでだ?」
盗賊「伝言、捕虜にした女があんた出せって言って何にも言わないんだと」
男「捕虜?」
盗賊「顔に火傷がある女、知らないのかよ」
男「…………あー、あの子かすっかり忘れてた」
『第四婦人候補のあれか、そう言えばあのあとどうなったのか聞いて居なかったさね』
男「まて、第四婦人候補ってなんだ」
盗賊「あん?」キョトン
『おもっくそ口説いていただろうに、女の私が見る限り満更でも無さそうな顔してたし』
男「はぁ!?」
盗賊「な、なんだよぉ!?」ビクッ
男「あ、いやすまん、そんでその子が俺を呼んでるって事ね?場所は?」
盗賊「あっち」
男「アバウト過ぎやしませんかね……面倒だし連れてってくれよ?」
盗賊「…………あ、あんまり行きたくないんだけどな」
男「なんで、どうしたんだよ?」
盗賊「……………尋問任されてる三人にあんまり近付きたくないというか、ええと」
男「…………?……なんかあるのか?」
盗賊「……王都でちょっと」フイッ
男「……ふーむ、なんだ、何かされたのか?どんな人ら?」
盗賊「………えーと、とにかくキモい」
男「………曖昧だなおい、具体的に言えよ」
盗賊「やだ、もう関わりたくない、説明すらおぞましい!!」ガタガタ
男「………なんだよおいマジで何かされたのか?王都に送り込んだの俺みたいなもんだし心配なんだけど、お前の親父さんに危ない事はさせんないでって言われてたにも関わらず頼んだ訳だしさ」
盗賊「い、いや、別に命に関わるような事じゃないけど……」モジッ
男「……?……じゃ、なんでそこまで?」
盗賊「……………」ジワッ
男「……ちょ、おい?」タジッ
盗賊「…っ…!!な、なんにもされてねぇよ!!ただちょっと生理的に……うぅ…」ゴシゴシ
男「……………」
『おい、第三候補が泣いてるぞ、なんとかしてやれ』
男(第三候補云々は聞き流すからな、だけど女の子を泣かすとは許せんな)
盗賊「……………」
男「よし、おれが懲らしめてやる、案内して盗賊ちゃん」グイグイ
盗賊「えっ、ちょ、や、やだってば!?」バタバタ
男「大丈夫大丈夫、ちゃんと守って上げるから、な?」ズルズル
盗賊「ひぃ!?せっかく逃げられたのにやだってば!?くさいからやだマジで許して!!」ガタガタ
……………で。
男「…………………」
オタ近衛「……………」
萌豚近衛「キタコレ」
厨近衛「ーーー待ち人来たり」ブワッ
盗賊「」ガタガタ
『キモいな』
男「ああ」
萌豚近衛「盗賊ちゃん呼び出しおつおつ」
厨近衛「ーーー使える、流石は純潔の使途」
オタ近衛「……………おつかれ」フイッ
盗賊「……………っ…!!」ササッ
男「あ、おう?」
盗賊「………………」ギュー
オタ近衛「………」ピクッ
萌豚近衛「なんですと」
厨近衛「ーーー万死に値する……!!」カッ
『………また抱きつかれたな』
男「…………一瞬で敵意を露にされたんだが」
盗賊「む、無理矢理連れて来たんだからせめて魔除けがわりくらいにはさせろ!!こ、コイツら生娘大好きな糞野郎だ!!ここに来るまでの道中気持ち悪いったら…!!」ゾワゾワ
オタ近衛「…………いや、俺は違うんだけど」ブンブン
萌豚近衛「そっちの方が萌えるのは確かだけど別にこだわってはないお」
厨近衛「ーーー清らかなる乙女を求めるのは男として当然の本能、偽れぬ真実の扉ーーーそう、真理がそこにある」
『処女厨……最強の非モテタイプか、厄介だな』
男「ああ」コクリ
オタ近衛「…………」
萌豚近衛「……あんまり嫌わないで欲しいなり、僕らは何にもしてないお」ショボーン
男「…………それにしてはなんと言うか、毛嫌いされ過ぎじゃね?」
厨近衛「ーーー直接手を触れるような勇気はーーーない」
男「…………」チラッ
盗賊「嘘付くな!!食事に変な薬盛ろうとしたりシャワー覗こうとしたり、と、トイレ無いから茂みでしてこいとか騙したり!!ええっとほかにはえーと…!!うぅ…」ジワッ
男「……なんだと」
オタ近衛「……………」←シャワー覗こうとした奴
※数千の軍勢引き連れて来たので野外用の簡易シャワーぐらいあった。
萌豚近衛「…………ぬふぅ」←媚薬盛ろうとした奴
厨近衛「ーーー邪気を祓う為に聖水を振り撒いて貰おうかと」
男「……あんたらウチの仲間になにしてんのさ!?この変態野郎共が!!」クワッ
オタ近衛「…………」
萌豚近衛「ちょっとした出来心なんだお……ちょっと体が火照るぐらいの弱い奴盛って反応見たかっただけだお」クッ
厨近衛「ーーーごっちゃんです」
盗賊「ひっ!?なんなんだよホントになんなんだよホントに!?もうやだしねっ!!しんでしまえへんたい!!きもちわるいきもちわるいきもちわるいきもちわるいくさいくさいくさいくさいくさい!!!!」
男「……お、おい落ち着け…」スッ
盗賊「男なんかみんな変態だ!!みんなまとめてくたばっちまえばーかばーか!!」ガルル
男「いやだから落ち着けと痛ででで!?」
盗賊「う"う"う"う"う"う"う"!!!!」ガブ
男「か、噛むな噛むな!?なんで俺が噛まれるんだよ……」フーフー
『取り乱しとるわさ、よっぽど恐くて嫌だったんだろうねぇ』
萌豚近衛「……我々の業界ではそれはご褒美なのだが?ご褒美なのだが?大事なので二回言いましたお」クワッ
厨近衛「ーーー我が身にも聖痕を刻んで貰いたいものだ」
オタ近衛「……………暴力はNGだろ」ボソッ
男「……………濃すぎてどこからどう何をしたらいいのか……」
女兵士「どうした?なにを騒いでいるのだ」スタスタ
オタ近衛「!!」
萌豚近衛「ふひょ」ビクッ
厨近衛「ーーー」ガタッ
男「あ、女兵士さん……」
『………………ちっ!!』ペッ
女兵士「老近衛殿からここで尋問をしているときいたのだが、むぅ?何故部屋の前でたむろっているだけなのだ」
盗賊「………!!」ヒシッ
女兵士「お、おおう?なんだどうしたのだ?」ヨタッ
男「いや、この三人に色々酷い目に合わされたそうでして」
オタ近衛「」
萌豚近衛「ちょwwあかん……」
厨近衛「ーーー窮地」
女兵士「………誰だ?近衛兵にこんな奴等居ただろうか」ハテ
オタ近衛「」グサッ
萌豚近衛「おうふ」ドスッ
厨近衛「ーーー存在すら……だと?」ガーン
女兵士(イケメン以外の顔覚えてもつまんないからよくわからん……あれぇ、じじいの側近だっけ?いや流石にこんな犯罪者面の奴等側近にしないか)
女兵士「まあ、いいか……おい貴様ら、見逃してやるからさっさと失せろ、しっしっ」パタパタ
オタ近衛「」
萌豚近衛「」
厨近衛「ーーーつらい」
……………
火傷女「…………よぉ、やっと来たかよ」
男「わざわざ俺を呼んでるって聞いたが………なんだよ?」
火傷女「別に、ただ命の保証は欲しかったから一番チョロそうなあんたを指名したってだけさ」ハン
オタ近衛「…………」
萌豚近衛「この子僕らじゃ対処出来なくて困ってたんだお」
厨近衛「ーーービッチめ」
女兵士「まだいたのか、引き継ぐから向こういってろ」シッシッ
三人「「「」」」
男「何にも話してないって事だったけど、命の保証ってなら話した方がいいんじゃないのか?」
火傷女「聞き出すだけ聞き出したら用済みってことで殺されても嫌だしな、こういうのはギリギリまで何にも話さない方が結果的に助かる見込みはあるんだよばーか」
男「……むっ……な、なるほど…」ウウム
女兵士「納得してどうする……とにかくそれがいつまでも続く訳はなかろう?知ってる事は全部話せ」
火傷女「さあ、どうしようねぇ?」クスッ
男「………………もしかして、何にも知らないとか?」
火傷女「………………うっ…」ギクッ
女兵士「なに?だがコイツは一応敵将だろう?他の捕虜から誰が指揮を取っていたのか等は白状させたしな」
男「………まあ、そうなんでしょうけど」
火傷女「……………どうしてそう思う?」ギロッ
男「いろいろな、村に攻めてきた部隊は小規模な上に正規軍とは別系統の連中だろ?そんな奴等に有益な情報握らせとくとは思えなくて」
火傷女「……………ちっ…」フイッ
女兵士「………図星なのか?」
火傷女「なんだよ、だったらどうしたってんだ、あァ?」
女兵士「…………尋問ひとつまともに出来ないのか」チラッ
オタ近衛「」ギクッ
萌豚近衛「人選ミスだお!!僕らが女の子とまともに話せるわけないですし!!」
厨近衛「ーーーやる気が起きない、ビッチの声など我が耳には入ってこない」
男「………こ、コイツら……」
火傷女「コイツらキモいだけで部屋の隅でモジモジしてただけだぞ、
100レス分ぐらいかきためてから一気に投下するわ(´・ω・`)書き貯め苦手でモチベ上がらんがこうも酷いと読みづらかろう、来週ぐらいまで待っててくれ。じゃ
>>449
あ?
なんだてめえ
/ ̄ ̄ ̄\
/ノ / ̄ ̄ ̄\
/ノ / / >>451 ヽ
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, -'ヽ\ ヽニソ /ノ なんだてめえ
./ ヽ、\__ノ( ((
/ i ヽ、 / _ノ´`ー -,,_ _
./ .| .`ー-;f" 、 イ/ `i
ヽ、 .テ \xー.ォ、__ノ
`ヽ、 r' ` 、_冫y"
/`ート、 ヽ,_ノ"ー'
`ー、,_ノ
偉そうなおっさんみたいな口調は不快
/ ̄ ̄ ̄\
/ノ / ̄ ̄ ̄\
/ノ / / >>451 ヽ
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, -'ヽ\ ヽニソ /ノ なんだてめえ
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./ .| .`ー-;f" 、 イ/ `i
ヽ、 .テ \xー.ォ、__ノ
`ヽ、 r' ` 、_冫y"
/`ート、 ヽ,_ノ"ー'
`ー、,_ノ
荒らしによって潰されたか
続き楽しみにしてたのに
お前ら全員[ピーーー]
言い出しっぺの法則って論理的に正統性を説明するとどうなるんだろう
/ ̄ ̄ ̄\
/ノ / ̄ ̄ ̄\
/ノ / / >>451 ヽ
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ヽ、 .テ \xー.ォ、__ノ
`ヽ、 r' ` 、_冫y"
/`ート、 ヽ,_ノ"ー'
`ー、,_ノ
彡 ⌒ミ
彡 ⌒ミ (´・ω・) 彡 ⌒ ミ
彡 ⌒ミ (´・ω・) 彡 ⌒ ミ f´ ,.} (´・ω・`)
(´・ω・) 彡 ⌒ ミ f´ ,.} (´・ω・`) ,ム ィ´_}._.小. / .` `ヽ 彡 ⌒ ミ
f´ ,.} (´・ω・`) ,ム ィ´_}._.小. / .` `ヽ Yゝ彡 ⌒ ミ∨ーfト. __ . 、 廴}| ( ´・ω・` )
,ム ィ´_}._.小. / .` `ヽ Yゝ彡 ⌒ ミ∨ーfト. __ . 、 廴}| ( ´・ω・` ) /:| ト._リ ,。-" ~ヽ
Y.ゝ‐´ |. ∨ーfト. __ . 、 廴}| :| ( ´・ω・` ) /:| ト._リ ,。-" ~ヽ 。 | / }
:| ヽ ゚ .ノ!゙1 /:| ト._リ ,。-" ~ヽ 。 | / }` 、_ .ノ! | {_ .-、 f: メ.
.弋._ノ`{: | 弋リ f、 。 | / }` 、_ .ノ! | {_ .-、 f: メ.‘. :|'__ノ l / 三! . ノ|´ l
}、.ノ ! ` 、_ .ノ! | {_ .-、 f: メ.‘. :|'__ノ l / 三! . ノ|´ l リ マ ア~  ̄ !、 ‘.
{. リ ‘. :|'__ノ l / 三! . ノ|´ l リ マ ア~  ̄ !、 ‘ '| 〉r‐' l! マ 〉
弋_) マ リ マ ア~  ̄ !、 ‘ '| 〉r‐' l! マ 〉 i | o ハ `´
{ ー'| 〉r‐' l! マ 〉 i | o ハ `´ヘ | } 、 ノ !
}: { i | o ハ `´ヘ | } 、 ノ !  ̄ l `::ァγ´ :!
{ ヘ
荒らしのIP焼けよ
>>608
つまらんAA貼り付けてるのは同じ奴じゃね?
/ ̄ ̄ ̄\
/ノ / ̄ ̄ ̄\
/ノ / / >>451 ヽ
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, -'ヽ\ ヽニソ /ノ なんだてめえ
./ ヽ、\__ノ( ((
/ i ヽ、 / _ノ´`ー -,,_ _
./ .| .`ー-;f" 、 イ/ `i
ヽ、 .テ \xー.ォ、__ノ
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`ー、,_ノ
まだぐちゃぐちゃ言ってんのか
反応するから面白がってやってくるって分からんのか
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/ノ / ̄ ̄ ̄\
/ノ / / >>451 ヽ
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./ ヽ、\__ノ( ((
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ヽ、 .テ \xー.ォ、__ノ
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`ー、,_ノ
ここまで言って蔑んでるのにそれでもなおaa貼ったりしてる人って一体どういう精神してるの?
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/ノ / ̄ ̄ ̄\
/ノ / / >>451 ヽ
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ヽ、 .テ \xー.ォ、__ノ
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`ー、,_ノ
カラダ探し読んだ?
ここに来て荒らすぐらいに暇あるんだったら、読んでみたら?
小説でネットでも読める。
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/ノ / ̄ ̄ ̄\
/ノ / / >>451 ヽ
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ヽ、 .テ \xー.ォ、__ノ
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`ー、,_ノ
男「てんで使えないなぁ……。」
女兵士「結局収穫はなさそうだね、敵将なのにこの程度なんて残念だよ。」
火傷女「なっ!?言わせておけば・・・!!」 ギロッ
男「ふえぇ、怖いよお姉さん・・・。」ムギュッ
女兵士「ひょわぁ!?い、いきなり抱きついてくるな!!」ゲシゲシ
男「じ、冗談ですって!!」
火傷女「なにやってんだよ・・・。」ハァ
女兵士「だがなにも情報がないからといっておめおめ逃がす訳にもいくまい、どうする男。」
男「あえて逃がして泳がせるというのはどうかな。」
火傷女「それを本人の前で言っちゃうのか・・・。」
男「アッ。」
女兵士「だが、ここで逃がしたところで奴らに合流することは難しいだろう。お前のボスが待っている訳ではないだろう?」
火傷女「そ、それは・・・。」
男「なら話は早い、俺たちと一緒に来ればいいじゃないか。」
火傷女「はっ!?」
男「帰る場所がないなら俺達が君の家になればいい、ダメかな?」
火傷女「だ、だって俺はお前たちを襲って・・・。」
男「もちろん、これからは俺達に危害を加えないってのは最低限の条件だけどね?」
火傷女「お、お前はそれでよくても・・・。」
男「女兵士さん、どうかな?」
女兵士「男がそれでいいなら私はそれに従うさ。邪なことを考えてなければ、だけどね・・・?」ギロッ
男「ソソソソソソッソンナコトハナイデスヨ!?」
女兵士「」
はぁ?頭沸いとんのか?
1が出すに決まっとんだろ
出した糞くらい処理出来んからハエがたかってるんだよ
うんこくせぇー板になっていい迷惑だは
/ ̄ ̄ ̄\
/ノ / ̄ ̄ ̄\
/ノ / / >>451 ヽ
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ヽ、 .テ \xー.ォ、__ノ
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/`ート、 ヽ,_ノ"ー'
`ー、,_ノ
こんな下らない煽りしか書き込まれないのな
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/ノ / ̄ ̄ ̄\
/ノ / / >>451 ヽ
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ヽ、 .テ \xー.ォ、__ノ
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`ー、,_ノ
244:名無しNIPPER[sage]
2015/09/17(木) 15:52:07.19 ID:jCn1chP+o
男「売られてた奴隷にガチ惚れして衝動買いしてしまった」3
ex14.vip2ch.com
2ヶ月
依頼出てるけど2ヶ月ルールより1日早いから無効なんだよなww
ルール知らないなら依頼だすなよ
女兵士「部屋の隅でモジモジ……貴様ら……」ギロッ
オタ近衛「ひッ」ビクッ
萌豚「だだだだってでもあうぅ」ビクビク
厨近衛「ククク…力を蓄え覚醒の時を待つ……」
女兵士「はぁーッ……まあいい、次からはこいつらに任せないでおこう」
男「だな」
女兵士「で、だ」ギロ
火傷女「─── ッ」ピク
女兵士「さて、本当の尋問はこれから、というわけだ。 お嬢さん」ズイッ
火傷女「…ハッ…… 誰がやろうと一緒だよォ 今更てめェが…」
ガシッ
火傷女「ふぎゅ…あ」
女兵士「さっきからペチャクチャとよく喋る口だ。 そんなに喋りたきゃ好きなだけ話すが良い」
女兵士「男」クルッ
男「え」ビクッ
女兵士「ひとつ、頼みがある」
男「頼み?」
女兵士「猫じゃらしを持って来い」
男「ねこじゃらし?」
もしもし
/ ̄ ̄ ̄\
/ノ / ̄ ̄ ̄\
/ノ / / >>451 ヽ
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/(リ ⌒ (●●)⌒ ) >>865
| 0| トェェェイ ノ あ?
, -'ヽ\ ヽニソ /ノ なんだてめえ
./ ヽ、\__ノ( ((
/ i ヽ、 / _ノ´`ー -,,_ _
./ .| .`ー-;f" 、 イ/ `i
ヽ、 .テ \xー.ォ、__ノ
`ヽ、 r' ` 、_冫y"
/`ート、 ヽ,_ノ"ー'
`ー、,_ノ
ドピュルル♪
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/ノ / ̄ ̄ ̄\
/ノ / / >>451 ヽ
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/(リ ⌒ (●●)⌒ ) >>869
| 0| トェェェイ ノ あ?
, -'ヽ\ ヽニソ /ノ なんだてめえ
./ ヽ、\__ノ( ((
/ i ヽ、 / _ノ´`ー -,,_ _
./ .| .`ー-;f" 、 イ/ `i
ヽ、 .テ \xー.ォ、__ノ
`ヽ、 r' ` 、_冫y"
/`ート、 ヽ,_ノ"ー'
`ー、,_ノ
最後の最後まで糞だったな
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/ノ / ̄ ̄ ̄\
/ノ / / >>451 ヽ
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/(リ ⌒ (●●)⌒ ) >>874
| 0| トェェェイ ノ あ?
, -'ヽ\ ヽニソ /ノ なんだてめえ
./ ヽ、\__ノ( ((
/ i ヽ、 / _ノ´`ー -,,_ _
./ .| .`ー-;f" 、 イ/ `i
ヽ、 .テ \xー.ォ、__ノ
`ヽ、 r' ` 、_冫y"
/`ート、 ヽ,_ノ"ー'
`ー、,_ノ
/ノ / ̄ ̄ ̄\
/ノ / / >>451 ヽ
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/(リ ⌒ (●●)⌒ ) >>876
| 0| トェェェイ ノ あ? お前こそ
, -'ヽ\ ヽニソ /ノ なんだてめえ
./ ヽ、\__ノ( ((
/ i ヽ、 / _ノ´`ー -,,_ _
./ .| .`ー-;f" 、 イ/ `i
ヽ、 .テ \xー.ォ、__ノ
`ヽ、 r' ` 、_冫y"
/`ート、 ヽ,_ノ"ー'
`ー、,_ノ
/ ̄ ̄ ̄\
/ノ / ̄ ̄ ̄\
/ノ / / >>451 ヽ
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/(リ ⌒ (●●)⌒ ) >>877
| 0| トェェェイ ノ あ?
, -'ヽ\ ヽニソ /ノ なんだてめえ
./ ヽ、\__ノ( ((
/ i ヽ、 / _ノ´`ー -,,_ _
./ .| .`ー-;f" 、 イ/ `i
ヽ、 .テ \xー.ォ、__ノ
`ヽ、 r' ` 、_冫y"
/`ート、 ヽ,_ノ"ー'
`ー、,_ノ
最終話 希望を胸に すべてを終わらせる時…!
男「チクショオオオオ!くらえ大男!オートヒーリングアターック!」
大男「さあ来い男オオ!実はオレは一回刺されただけで死ぬぞオオ!」
(ザン)
大男「グアアアア!こ このザ・フジミと呼ばれる四天王の大男が…こんな小僧に…バ…バカなアアアアアア」
(┣¨┣¨┣¨┣¨ド)
大男「グアアアア」
少女「大男がやられたようだな…」
メイド「フフフ…奴は四天王の中でも最弱…」
王子「人間ごときに負けるとは魔族の面汚しよ…」
男「くらええええ!」
(ズサ)
3人「グアアアアアアア」
男「やった…ついに四天王を倒したぞ…これで王のいる城の扉が開かれる!!」
王「よく来たな男…待っていたぞ…」
(ギイイイイイイ)
男「こ…ここが城だったのか…!感じる…王の魔翌力を…」
王「男よ…戦う前に一つ言っておくことがある お前は私を倒すのに『魔石』が必要だと思っているようだが…別になくても倒せる」
男「な 何だって!?」
王「そしてお前の木彫りのクマさんは変な所に穴が空いていたので最寄りの町へ捨てておいた あとは私を倒すだけだなクックック…」
(ゴゴゴゴ)
男「フ…上等だ…オレも一つ言っておくことがある このオレに前世があってその姿に変身できるような気がしていたが別にそんなことはなかったぜ!」
王「そうか」
男「ウオオオいくぞオオオ!」
王「さあ来い男!」
男の勇気が世界を救うと信じて…! ご愛読ありがとうございました!
このSSまとめへのコメント
更新はよ
追い付いたと思ったのにあらしかよタヒねあらし
頼む続きを…
あらしきもすぎ
続き見たかったなぁ...
荒らしは社会の最底辺だということが再確認できたわ。
荒らしは4ね
荒らしまでまとめないでくれ
荒らしほんとひで
せっかくいいssで楽しんで読んでたのに…
なんで?なんで、面白い話はこんなんで終わり?
酷い!少女ちゃんの気持ち確認して!
死ね糞荒らし豚
なろうにて再開なり。
売られてた奴隷少女にガチ惚れして衝動買いしてしまった
で検索(´・ω・`)