シンジ「僕に抱きしめられる券一年分?」 (31)

マリ「そ、ワンコくんに抱きしめてもらえる券一年分!ゲームに勝ったらそれがもらえるにゃ!」

シンジ「何それ…」

アスカ「何言ってんのよ、コネメガネ!そんな券作って誰が得するって言うのよ?」

マリ「姫とか」

アスカ「あんたバカァ?私が喜ぶわけないじゃない!気持ち悪い。」

シンジ「そ、そうだよ!僕だってイヤだよ!」

アスカ「何よ!こんな美少女を抱きしめられるって言うのにイヤって言うの?!ま、あたしはあんたに抱きしめられるなんて絶対にイヤだけどね。」

マリ「素直じゃにゃいなー、姫は。じゃあレイちゃんは喜ぶんじゃない?」

レイ「喜ぶ?」

アスカ「はん、人形のこいつにそんな感情ある訳ないじゃない!」

レイ「私は人形じゃないわ」

アスカ「人形じゃないって言うならバカシンジに抱きしめられてどう思うのよ!なんとも思わないでしょ!」

レイ「碇くんに…きっと、ポカポカする」

シンジ「綾波…///」

アスカ「……バッカみたい。」

マリ「で、みんな参加する?」

アスカ「あたしはパス。別にそんな券なんて欲しくないもの。」

レイ「私も参加しないわ。」

シンジ「なんで勝手に進めてるんだよ!僕だってイヤだよ!みんな参加しないって言ってるし、なしにしようよ!」

マリ「女の子を抱きしめるのがイヤ?それほんとかにゃ?」

シンジ「イヤだよ!恥ずかしいし!」

マリ「ふーん」ガバッ ギュー

シンジ「ちょっ!!!きゅ、急に抱きついてこないでよ!!!」

マリ「うーん、ワンコくんいい匂い。どう?嬉しい嬉しくないかにゃ?柔らかいのが当たってるでしょ?」ギュー ニヤニヤ

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シンジ「っ/////」

アスカ「何やってんのよ!!!!バカシンジから離れろ!!」

マリ「えーこんなにワンコくん喜んでるのに?」スリスリ

シンジ「や、やめてよ!」

アスカ「やめろって言ってんのよ、コネメガネ!!!!バカシンジもデレデレしちゃってバカじゃないの?!」

マリ「仰せの通りにお・ひ・め・さ・ま!」パッ

シンジ「やっと離れてくれた//」

アスカ「デレデレデレデレ、気持ち悪いわね」

シンジ「びっくりしたんだからしょうがないじゃないか!」

レイ「デレデレ?それは何?」

アスカ「バカみたいに、鼻の下のばして喜んでるってこと!あー、ほんとにイヤなもんみちゃったー」

レイ(喜ぶ…それはポカポカすること?碇くんは抱きしめるとポカポカするの?)

レイ「ゲームに参加するわ。」

マリ「おっ、よく言ってくれました!」

アスカ「はあ?あんた何言ってんの?」

???「楽しそうなことをしているね。僕も参加させてもらおうかな。」

シンジ「カヲルくん!」
アスカ「ナルシスホモ!」

マリ「んー、いいよいいよ!参加しなよ!」

アスカ「何言ってんのよ、こいつ男じゃない!」

カヲル「性別なんて関係ないよ。僕はシンジくんに会う為に生まれてきたんだから。」

シンジ「カヲルくん…//」

アスカ「うえ…気持ち悪い。」

マリ「じゃあ、これで参加者は私をいれて三人だね!姫はほんとに参加しなくていいの?」

アスカ「あたしはいいわ。参加してなんのメリットがあるって言うのよ」

マリ「ふーん、じゃあ三人の内誰かが勝って、ワンコくんに抱きしめられててもいいんだ?家とかで姫の目の前で抱きしめあってるかもよ?」

カヲル「僕が勝ったとしたら流石に外では…ね。」

アスカ「……チッ。まあ、目の前でそんなもの見せられたら気分が悪くなるわね!そうよ!私が勝ってそんな券一枚も使わなければいいのよ!」

レイ「あなたも参加するの?」

アスカ「してやろうじゃない!勝負というからには勝たせてもらうわよ。」

マリ「流石、姫!じゃあ参加者4人だにゃ!」

シンジ「また勝手に進めないでよ!そんな券あったって僕は何もしないからね!!」

マリ「さっき抱きつかれて喜んでたワンコくんはどこかにゃ?ほんとは嬉しいくせにー」

アスカ「ほんとよ、バカシンジは黙ってなさい!これは女の勝負よ!」

カヲル「僕もいるけどね。」

シンジ「もういいよ…勝手にしてよ…」

マリ「最初からそのつもりだにゃ。」

アスカ「で、ゲームって言ったって何するの?」

マリ「んー、まだちゃんと決めてないんだけど、ワンコくんに審判をしてもらうと思ってるんだよねー」

アスカ「それじゃあバカシンジの匙加減で勝ち負けが決まるってことじゃない!」

カヲル「シンジくんが抱きしめるんだからシンジくんが決めるべきだと思うよ。」

マリ「そうそう、それだにゃー。」

アスカ「あんたは何も考えてないでしょ、コネメガネ!」

マリ「あはーばれちゃったにゃ」

シンジ「それで、僕は何をすればいいわけ?」ハァ

マリ「とりあえず、勝負を決める審判!勝負の内容は…そうだにゃー…ワンコくん何してると楽しい?」

シンジ「えっ?そ、そんなこと言われたってすぐに思いつかないよ!」

アスカ「あんたバカァ?楽しいことすぐに思いつかないとか暗すぎるのよ!なんでもいいからなんかないわけ?!」

シンジ「酷いよ、アスカ!僕にだって好きなものくらい…そうだな…料理かな?やっぱり僕が作ったものをおいしそうに食べてもらえると嬉しいよ。」

カヲル「うん、シンジくんの作るご飯はおいしいからね。君の繊細な心がよく料理に出ているよ。あの味はシンジくんにしか出せないね。」

シンジ「そんなにほめないでよ///」

アスカ「まーた、始まった。」

マリ「じゃあ勝負の内容は料理に決定!!ルールは…んーじゃ、今日から4日間、順番にワンコくんの夜ご飯を作るっていうのはどう?」

アスカ「なんでそんなに時間かけなきゃいけないのよ!パパッと勝ち負け決めちゃえばいいじゃない!」

マリ「お腹すいた状態で食べてほしいからにゃ!それに、1人一品ずつじゃつまんないじゃん?」

アスカ「その間、あたしのご飯はどうすればいいのよ?!」

マリ「お菓子食べるとか。インスタントとか」

アスカ「そんなのご飯の内にはいらないわ!」

カヲル「4日間くらいならどうにかならないかい?」

アスカ「4日間も夜ご飯なしとかあたしに餓死しろってーの?」

レイ「そのくらいじゃ死なないわ。」

アスカ「そういう問題じゃない!」

レイ「でも、あなたが餓死すると言ったわ。」

アスカ「チッ、うるさいわね!!」

シンジ「いいよ、その間もアスカとミサトさんのご飯は僕が作るよ。」

アスカ「最初からそのつもりよ!」

マリ「ワンコくんはやっぱりワンコくんだにゃー。じゃあ、勝負は料理でいいね?」

レイ「料理でいいわ。練習したもの。」

アスカ「なんでもいいわ!このあたしに出来ないことなんてないから!」

マリ「じゃあ決定だね。順番はこのクジ引きで決めます!」

アスカ「わりばし?」

マリ「そう、先っぽに数字が書いてあるからその数字が自分の順番だよ。はい、みんな引いて!」

レイ「1…私が最初ね。」

マリ「残ったのは二番だったにゃ」

カヲル「僕は三番目。シンジくんと一緒の数字だね。」

アスカ「えー!あたしが最後なの?!ま、一番美味しいものを最後に食べられてばかシンジは幸せね!」

ホモホモしいカヲルくんを書きたいんだけど、なかなか難しい…


その日の夜

ピンポーン

シンジ「はーい。あ、いらっしゃい綾波。って真希波とカヲルくんもいるの?」

マリ「もちろん!勝負を見守る義務があるからね!おっじゃましまーす」

カヲル「シンジくんの家に来れるいい理由だからね。お邪魔します。」

レイ「お邪魔します。」

アスカ「ぞろぞろとうざったいわね。」

マリ「じゃあ早速だけど、レイちゃん、よろしくにゃ」

レイ「ええ。キッチン借りるわ。」

がんばってくれ。

>>9ありがと


キッチン<ジャー トントントントン

シンジ「綾波が家のキッチンに立ってる…不思議だなー」

マリ「まさかレイちゃんが料理作れるとは意外。これも愛の力かにゃ?ねえ姫?」

アスカ「あっそ。」

マリ「そうやって素直になれないままだとワンコくん取られちゃうよー?」

アスカ「誰が素直になれないのよ。別にバカシンジなんて誰にでもあげるわよ。」

マリ「あげる?まるで今は姫のもののように言うねー」ニヤニヤ

アスカ「はあ?どうしてそうなるのよ。言葉の綾よ。」

シンジ「僕をもの扱いしないでよ!それに、アスカは僕のことが嫌いなんだよ。そんな風に思ってるわけないじゃないか。」

アスカ「………鈍感」ボソッ

カヲル「素直になれない…か。リリンの心は難しいね。素直になってしまえば楽なのにそれが出来ない。拒絶されるのが怖いんだ。」

アスカ「何よ、あたしが怖がってるって言うの?!ふざけないで。あたしに怖いものなんてないんだから!!」

カヲル「怖いものがない、そんな人は存在しないよ。」

アスカ「そうね!普通の人間にはあるかもしれないわね!!でも、あたしは違うわ!なんて言ったってエヴァのエリートパイロットなんだから!!」


式波を書いてるつもりがどうしても惣流っぽくなる…。



シンジ「ま、まあまあ落ち着いてよ、アスカ。」

アスカ「なんであたしだけに言うのよ!だいたい私は最初から落ち着いてるわ!」

カヲル「シンジくんが僕を庇ってくれるなんて…ああ、やっぱりシンジくん、好意に値するね。」

アスカ「好意?」

カヲル「好きってことさ。」ニコッ

シンジ「カヲルくん///」

アスカ「……うわあ」

マリ「姫がドン引きしてる。そういう私もちょっとだけ引いてるにゃ」

キッチン<コトコト

レイ「もうすぐ、出来るわ。」

マリ「この空気の中ナイス!もうすぐ出来るってさ、ワンコくん!」

シンジ「いつも、自分で作ってばっかだから楽しみだな。運ぶの手伝おうか?」

レイ「大丈夫。碇くんは座ってて。」

シンジ「わかった、ありがとう!」

シンジ「綾波の手作りかあ。楽しみだな。」ワクワク

アスカ「エコヒイキの手作りでしょ?絶対に肉は入ってないわよ。そんなのご飯じゃないわ。」

シンジ「まだ見てもないんだからそんなこと言うなよ…」

アスカ「はいはい、聖人君子のシンジ様は偉いですねー」

シンジ「なんだよ!そんなこと言わなくったっていいじゃないか!」

マリ「ほら、もうすぐできるんだから喧嘩しないのー!ワンコくん、おすわり!」

シンジ「真希波まで…はあ、おとなしく待ってるよ。」

レイ「はい、出来たわ。」コトッ

シンジ「………」

アスカ「………」

マリ「………」

カヲル「…ふふっ」



シンジ「……味噌汁…」

アスカ「だけ…?」


レイ「? ええ。」

シンジ「そ、そっか…いただきます。ズズーうん、美味しいよ。」

レイ「そう。」

マリ「やっぱりレイちゃんは面白いにゃ」アハハハ

アスカ「エコヒイキ、あんた何考えてるの?」

レイ「何?」

アスカ「何?はこっちセリフよ!夜ご飯を作るって言ってんのに味噌汁だけってどういうことって聞いてるの!」

レイ「いけないことなの?」

アスカ「あったり前じゃない!ご飯が味噌汁だけとか二日酔いのミサトの朝ごはんより酷いわよ!!」

レイ「そう。私にはわからないわ。」

アスカ「あんた、ご飯たべないの?!」

レイ「ええ、碇司令に食事するように言われたことはないわ。」

カヲル「ファースト、人は食べることを一つの楽しみにしているんだよ。僕達にはわからないかもしれないけどね。」

レイ「いいえ、わかるわ。水族館でポカポカしたもの。」

アスカ「そのとき他のみんながどれだけ食べてたか覚えてないの?!」

レイ「どのくらい…覚えているわ」

アスカ「普通はあのくらい食べるの!あんたと違って味噌汁だけじゃ足りないの!!」

レイ「そう…。碇くん、ごめんなさい。」

シンジ「いや、気にしないでよ。味噌汁しかないのは少し驚いたけど、すごく美味しかった。綾波、ありがとう。」

レイ「…こんなときどんな顔すればいいかわからないの」

シンジ「笑えば、いいと思うよ」

アスカ「あんたってほんと人形みたいね!嬉しいときには笑えばいいじゃないの!」

レイ「……」ニコッ






アスカ「笑おうと思えば笑えるんじゃない。完全に人形だと思ってたわ。」

レイ「私は人形じゃない。」

アスカ「ええ、だから過去形にしたじゃない。さて、次はあたしのご飯ー!バカシンジ、私のご飯は出来てるのよね?」

シンジ「さっきまで綾波がキッチン使ってたから今からだよ?」

アスカ「えー!今から作るのー?お腹すいて死んじゃう!」

シンジ「急いで作るから待っててよ、アスカ!あ、三人も、ご飯食べていく?今日はミサトさん遅いって言ってたし。」

カヲル「いいのかい?ご馳走になっても。」

シンジ「もちろんだよ!」

マリ「待ってました!!期待して来たんだよねー。ワンコくんのご飯ほんと美味しいからね!」

レイ「……」

シンジ「あ、そうだ。綾波のはちゃんと肉抜きにしておくからね。」

レイ「じゃあ食べるわ。」



ーーーーーーーーーーー


シンジ「出来たよ。」

アスカ「えー、親子丼?こんなのお腹にたまんないじゃない!」

シンジ「早く簡単に出来るものっていったらこれくらいしかないんだから仕方ないだろ!」

カヲル「この短時間で親子丼、サラダ、味噌汁を作ってしまうなんてさすがシンジくんだね。」

マリ「あれ、この味噌汁…レイちゃんの?」

シンジ「うん。いっぱい作ってあったから。ごめんね、綾波。勝手に使っちゃって。」

レイ「いいの。どのくらい作ればいいかわからなかったもの。」

シンジ「そっか。綾波の親子丼だけとりにくじゃなくて豆腐使ってるから。結構美味しいんだよ。」

レイ「……あ、ありがとう。」

シンジ「いえいえ」ニコッ

マリ「いい雰囲気だにゃー。姫ー、どうするの?」

アスカ「別に…どうもしないわよ。」



マリ「まーた素直じゃないなー。ま、食べよ、食べよ!」

シンジ「うん、温かいうちに召し上がれ。」

イタダキマース


マリ「美味しいー!!!」

シンジ「そ、そうかな。良かった…」

カヲル「美味しいよ、シンジくん。」

シンジ「カヲルくん……///」

マリ「レイちゃんの味噌汁も美味しいよ!」

レイ「そう。」

アスカ「……」モグモグ

シンジ「アスカ、どうかな…?」

アスカ「まあまあね。」

シンジ「そっか…」

アスカ「ま、あの短い時間で作ったにしては上出来なんじゃない?この味噌汁も思ってたよりはマシね。」




字面だけ見てると確かに嫌な子だけど、わずかに頬を赤く染めて、ちらちらとシンジの方を
横目で見ながら悪態をつく姿が容易に想像できるなww

それでもアスカが1番好きなんだよ!
アスカは落とすとこまで落として持ち上げたときが1番かわいいと思う。
イメージ的には>>20だと思ってくれ。


シンジ「アスカ!そんなこと言うなよ!」

マリ「姫ー?」

アスカ「……美味しいわよ」ボソッ

シンジ「えっ?なんて言ったの?」

アスカ「っっ!!!美味しいって言ってんのよ!!」

シンジ「っ!そっか!良かった!」

アスカ「エコヒ…レイ!!また今度作りに来なさいよ!」

マリ「……」ニヤニヤ

カヲル「…ふふっ」


レイ「ええ、いいわ。」

アスカ「レ、レイも、あたしのこと二号機の人なんて呼ばないで名前で呼びなさいよ。」

レイ「ええ、アスカ」

マリ「姫ー、私はー?」ニヤニヤ

アスカ「あんたはコネメガネで充分!」

マリ「酷いにゃー」

カヲル「人はいいね。お互いを知ろうとすれば近づくことが出来る。リリンが羨ましいよ。」

シンジ「?あ、もうこんな時間!そろそろミサトさんが帰ってくるよ!」

カヲル「また詮索されても困るからね。僕は帰らせてもらうよ。」

マリ「私もそろそろお暇させてもらおっかなー」

シンジ「そう?みんな帰るの?綾波はどうする?」

レイ「私も帰るわ。」

シンジ「そっか、夜遅いけど大丈夫?」

レイ「大丈夫。」







アスカ「……」

マリ「ワンコくん、私には聞いてくれないのかにゃー?」

シンジ「だって真希波は……むしろ、相手を心配するよ…」

マリ「酷いなー、ワンコくん!姫ー、ワンコくんがいじめるよぉ」シクシク

アスカ「気持ち悪い泣き真似するな!だいたい送ってってもらうような柄じゃないでしょ?!」

マリ「あははー嘘泣きばれてたかな?」

シンジ「バレバレだったよ…」

マリ「うーん、ワンコくん鋭い!さてと、ほんとに帰らせてもらうかな!ワンコくんも、レイちゃんもご馳走さま!美味しかったよ!」

カヲル「ご馳走さま。僕は片付けだけ手伝っていこうかな。」

シンジ「ありがとう。いいよ、いいよ、片付けはやっておくから!」

カヲル「そうかい?シンジくんは優しいね。じゃあ、お言葉に甘えて帰ろうかな。」

スタスタ

カヲル「お邪魔しました。」
マリ「おっじゃましました!」
レイ「お邪魔しました。」

マリ「明日は私の番だよ!ワンコくん!」

シンジ「ほんとに明日もやるんだね…」

マリ「当たり前だよ!明日も来るから楽しみにしててね!」

アスカ「明日も来るのね…ヒマなのね。」

マリ「まあまあ、そう言わずに!じゃあね!」

ピープシュッ

アスカ「嵐のようね。」

シンジ「アスカも大概だけどね。」

アスカ「うるっさいわねっ!!」ゲシッ


ーーーーーーーーーーーーーーーーー

アスカの部屋

アスカ(今日はわけわかんないゲームに参加させられて疲れたわ…
だいたい、バカシンジに抱きしめてもらえる券って何よ。バカなんじゃないの…)


アスカ「………」

アスカ(抱きしめて…もらえる…)

アスカ「ぅーー!!!」ジタバタジタバタ

アスカ(そういえばレイは前にバカシンジのこと…好きみたいなこと言ってたわね。バカシンジはどうなのかしら?)


アスカ(ま、まあ、お互いのレベルを考えるとお似合いね!!)

アスカ「………」ボフッボフッ

アスカ「バカシンジ…」ボソッ


ーーーーーーーーーーーーーーーー

シンジの部屋

シンジ(アスカ…なんか暴れてる。アスカは人と触れあうのが嫌いだから今日は疲れたのかもしれないな。)

シンジ(そういえば、ああやってみんなでエヴァ関係なしに集まるの初めてだ。
真希波、カヲルくん、綾波、アスカ。
……アスカと綾波が仲良くなれて良かった。)ギュッパッギュッパッ

シンジ(みんなで遊ぶのも楽しいかもしれない。)


初日終了




ギュッパッはシンジが拳を握ったり開いたりする音だと補完して下さい。



二日目

ピンポーン

マリ「今日も来たよー!!」

マリ「ってあれ?もうみなさんお揃い?」

カヲル「こんばんは。」
レイ「……」

アスカ「コネメガネ、遅いわよ!時間くらい守りなさいよ!」

マリ「ごめん、めんご!材料買ってたら遅くなっちゃったにゃー」

シンジ「いいよ、もう早速作る?」

マリ「そうさせてもらうよ!」


キッチン<サァンポアルイテ ニホサガルー♪

シンジ「真希波って…料理なんて出来るのかな?」

アスカ「さあ、あたしが知る訳ないじゃない。」

カヲル「たしかに彼女には料理をしそうなイメージはないね。」


アスカ「まあ、食べるのはバカシンジだからなんでもいいけど。」

シンジ「酷いよ…」

レイ「無理はしないでいい。」

カヲル「いざとなったら僕がどうにかするよ、シンジくん。」

シンジ「綾波…カヲルくん…ありがとう。」

アスカ「はいはい。」


キッチン<チンッ

マリ「出来たよー!」

マリ「はい、お待たせー。」

シンジ「……全部インスタントじゃないか!!」

マリ「うん。料理なんて出来ないもん。」

アスカ「うわ…」

マリ「男の子なんだから量があればいいの!」

シンジ「たしかにすごい量だけどさ…多すぎて食べ切れないよ。」

ズラー

マリ「やっぱちょっと多かった?」

シンジ「これが…ちょっと…?」

マリ「細かいことは気にしない!さあ、食べて!」

シンジ「頂きます…」

モグ…モグ…

マリ「勢いがないよ!もっと美味しそうに食べてにゃ!」

シンジ「あまりこういう食事に慣れてなくて…」

カヲル「シンジくんは料理が出来るから、あまりこういうものは食べないのかもしれないね。」

シンジ「ほんとに多いよ…アスカ、一緒に食べてくれない?」

アスカ「イヤ!こんなの夜ご飯にしたくないわ!だいたい、あんた後でご飯作るんでしょ?」

マリ「姫はワンコくんのご飯が楽しみで仕方ないってさ!」

アスカ「なんでそうなるのよ!そんなこと一言も言ってないじゃない!」



カヲルくんが庵カヲっぽいな…
気にしないでください。



マリ「まあまあ、責任持って食べる、と言いたいところだけど私もワンコくんのご飯食べたいしにゃ」

シンジ「今日も食べて行くんだ…」

マリ「ダメ?」

シンジ「いや、嬉しいけどね。」

カヲル「シンジくんは無理しなくていいよ。代わりに僕が食べる。シンジくんのご飯を食べられないのは残念だけどね。」


シンジ「カヲルくん…///でも…」

アスカ「捨てちゃえばいいじゃん。誰も食べたくないんだから。」

シンジ「それはなあ…」

ピーガチャ

ミサト「たっだいまー!」

ミサト「ってあれ?」

マリ「お邪魔してるにゃー」

シンジ「ミサトさん、お帰りなさい。」

ミサト「いらっしゃーい!お、お酒のツマミになりそうなもんがいっぱいあるじゃない!食べていいの?」

シンジ「ミサトさん食べてくれるんですか?」

ミサト「んー、シンちゃんのご飯食べれないのはちょっち残念だけど、ビールに合いそうなんだもん!」

シンジ「どうぞどうぞ。ビール持ってきましょうか?」

ミサト「おねがーい。いっただきまーす!」パクパク

シンジ「はい、ビールです。」

ゴクゴクゴクゴク

ミサト「くうううううう、はあああああ!!!!!人生、この時の為に生きてるようなものよねえ!!!!」

アスカ「おっさんくさ…」







ミサト「それにしても珍しいメンツが集まってるわねえ。何してるの?」

シンジ「そ、それは…」

アスカ「そ、そんなこと、どうしてミサトに話さなきゃいけないのよ!」

ミサト「あら、何よ。私には話せないようなことしてるの?」

アスカ「そんな訳ないじゃない!」

ミサト「なら、教えてもいいじゃない。私はあなたたちの保護者よ?」

シンジ「あんまりそんな気はしないけどね」ボソッ

アスカ「ほんとよ、生活支えてもらってんのどっちだか。」

ミサト「ちょっちズボラなだけじゃない!」

シンジ「ちょっと…?」

ミサト「……。いいから、教えなさい!!」

マリ「ワンコくんと姫の口からは言いにくいんだよねー。実は…」カクカクシカジカ

ミサト「ふうん。シンちゃん、モテモテじゃない!」ニヤニヤ

シンジ「保護者って言うなら止めてくださいよ!」

ミサト「楽しそうだからイヤよ」ニヤニヤ

アスカ「保護者失格ね…」

ミサト「アスカはともかく、レイも参加するとはね。」

アスカ「あたしはともかくってなによ!」

レイ「碇くんにもポカポカして欲しいから。」

ミサト「あらぁ、シンちゃんてば罪な男!」

シンジ「ミサトさん!からかうのはやめてくださいよ!」

カヲル「実際シンジくんは魅力的だからね。」

アスカ「ナルシスホモは黙ってなさい!三十路は若い子にちょっかいかけたがるのよ。」

ミサト「失礼ねー!まだ29よ!」

アスカ「29も30も変わらないわよ!」

ミサト「あなた達も20代後半になったらよくわかるわよ…」

マリ「……」

ミサト「さてと、食べ終わったことだし、部屋にでも篭るかな。若い子たちの邪魔は出来ないし。」ガラッ

ミサト「あ、シンちゃん!あとでビールもう一つ部屋にもってきて!」

シンジ「まだ飲むんですか…。わかりました。後で持っていきます。」

ミサト「よろしくねん」ガラッ








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