忍「はい。日本では七夕とクリスマスは願い事できるんです！」

アリス「1年に2回もお願い事が叶うなんて、なんだかお得だねっ！」

忍「そうですね」


綾「えっと、しの？アリス？」

アリス「なぁに、綾？」

綾「えっとね。その、クリスマスにはツリーに短冊を吊るすものだったかしら？」

忍「えっ？」
アリス「えっ？」

忍「綾ちゃんのおうちでは七夕に願い事しないんですか？」

綾「いや、違うの。七夕には笹に願い事の短冊を吊るすわ！」

アリス「え、じゃあクリスマスは？？」

綾「クリスマスは・・・違うんじゃないかしら？」

忍「ええっ！？」
アリス「えーっ！？」

忍「綾ちゃんのおうちではクリスマスに短冊を飾らないんですか！？」

綾「ええ。クリスマスには普通短冊は吊るさないわ」

アリス「そんなっ！クリスマスツリーに短冊は日本の伝統文化だって教わったのに！？」

綾「たぶん何かの間違いか誤解よ。みんなにも聞いてみるといいわ」


陽子「みんな何の話してんのー？」

アリス「ねぇヨーコ、聞いてっ！」

陽子「なにー？」

忍「陽子ちゃんのおうちではクリスマスにツリーに短冊に願い事しますか？」

陽子「するするー！家族みんなでクリスマスツリーに短冊吊るすよなー！」

綾「ええっ！？」

アリス「だよねっ！クリスマスにもお願い事するのが日本の伝統文化だよね？」

陽子「伝統文化かはわかんないけど、ウチでは毎年そうしてるなぁ」

綾「そんな・・・私がおかしいの・・・？」

忍「わからなくなってきました。アリスはどこでクリスマスツリーに短冊を吊るすのは日本文化だと教わったのですか？」

アリス「カレンが毎年クリスマスには短冊に願い事書いてツリーに吊るすって言ってたから、日本の文化だと思ってたよ」

綾「そんなっ！て言う事はカレンの家でもクリスマスツリーに短冊を！？」

カレン「そうデース！パパがクリスマスツリーにはお願い事をするものだと言ってましたデース！」

綾「カレン！」

忍「やはりクリスマスと言えば短冊に願い事のようですね！」

綾「わ、私がおかしかったなんて・・・！！」

こうしてクリスマスツリーに短冊は日本の伝統文化に決定しましたとさ


終わり