京子「まじめもまじめ、大真面目だよ」

結衣「でも監禁はダメだろ」

京子「監禁じゃないよ。保護だよ」

結衣「言い訳にしか聞こえないんだが……」

京子「もう、いいじゃん。監禁でも保護でもさー」

結衣「良くない」

あかり「こんにちはー。あ、京子ちゃん、結衣ちゃん。先に来てたんだ」

結衣「あ、あかり……」

京子「よー、あかり。ちょーっとお願いがあるんだけど」

あかり「お願い？」

結衣「お、おい。京子！」

京子「なに？」

結衣「まさか、『保護するからこの檻の中入ってくれ』とか言うんじゃないだろうな」ｺｿｺｿ

京子「そんなこと直接的に言うわけ無いじゃん。まぁ見ててよ」ｺｿｺｿ

あかり「？」

京子「あかり、とりあえずこの目隠しをしてくれ」

あかり「目隠し？　うん、いいよ」

京子「……よし、じゃあ次に両手を後ろに回して少し股を開いて」

あかり「こうかな？」

京子「うん、そんな感じ。で、このロープをこうしてああして……できた」

あかり「きょ、京子ちゃん、動きにくいんだけど」

京子「気のせい気のせい」

あかり「気のせいって、なにが？　あかり、縛られてるよね、今」

京子「あかり、ちょっと首動かさないで」

あかり「わ、分かったよ」

京子「よし、できた。じゃあ最後に。あかりそのままゆっくり前に進んで。あ、頭をもうちょっと下げて」

あかり「これでいいの？」

京子「オッケイ。じゃ、目隠し外すね。ふぅ、終わった」

結衣「……予想以上に簡単だったな」

あかり「ちょっ。な、なんであかり檻の中にいるの！？　っていうか、ロープで身体縛られて動けないし！　なにこれ！」