バッ

突然照明が照らされた。

銀時「えぇ〜皆さん。突然ですが、今朝私はある人物にドッキリを仕掛けました。その人物とは…」

バッ

新八「そう…月詠さんです。」

銀時「今回は彼女にドキドキなドッキリを仕掛けます。彼女はどんなリアクションをしたのでしょうか。」

神楽「銀ちゃんとツッキーがあんな事やこんな事をするアル。」

新八「しないよ！？」

銀時「それではどうぞ。」

ーAM 07:21 万屋前ー

ガシャガシャ

月詠「おい銀時。呼び出しておいて留守とはおかしいじゃろ。出てこんか。」ドンドン

銀時「うっせーな…呼び出してなんかねえよ。」ガラ〜

銀時「！」ドキッ

月詠「どうした？」

銀時「い、いや…何でもねえ……その……ひとつ聞いてもいいか？」

月詠「誤魔化そうとしても無駄じゃ！いつも貴様はそうやって………」

銀時「何か綺麗になったか…？」

月詠「………何がじゃ？」

銀時「顔。」

月詠「…………は？」

銀時「というか何か可愛くなっ………」

シュッ

グサッ

月詠「な…何を言うんだ貴様は！そうやってからかっているつもりじゃろ！」

銀時「あ…あの……照れ隠しで人の頭にクナイ投げつけないでもらえますか？」ドボドボォ

月詠「冗談でわっちをからかうな！わかったな？」

銀時「言っとくけど本気だぜ…？」

月詠「え…？」

銀時「真剣に可愛いと思ったから言ったまでだぜ。」

月詠「え？え？え？」

月詠「………………」ポォーーーーー

月詠「冗談はよしなんし！！！このバカ銀時！！」シュッシュッシュッ

銀時「だからクナイは投げないで！！」

…

……

………

晴太・新八・神楽「計画通り…！」

日輪「ふふふ……作戦は成功してるみたいね。」

晴太「月詠ねえ、銀さんとイチャイチャデートドッキリは良いスタートを切ったね。」

新八「銀さんも演技出来るんですね。」

神楽「見るアルネ。あのツッキーの照れ顔。初めて見るアル。」

日輪「でも、本当に協力してもらっていいの？」

新八「依頼であれば何でも受けるのが万屋ですから。」

神楽「ぱっつぁんかっこつけんなよ。」

新八「キビしいな〜神楽ちゃんは。」

神楽「部屋に大量のエロ漫画隠し持っているぱっつぁんかっこつけんなよ。」

新八「僕の好感度さげるのやめてもらってもいいかな！」

晴太「動きがあったみたいだよ。」

………

……

…

月詠「わ、わっちはもう帰るでありんす。それじゃあな銀時。」

銀時「ちょ、待てよ！」

ガシッ

月詠「え！？」

神楽「銀ちゃんがツッキーの手を握ったアル！！」

新八「は、反応は！？」

グイッ

新八「反った！？月詠さん上半身を後ろに反りましたよ！！」

日輪「あれ…？あのポーズどこかで見たような……」

晴太「確かCDショップで見た気がするような……」

新八「は！！」

新八「○田和正だ！！」

新八「しかもラブストーリーは突然にのCDジャケットの○田和正だ！！」

晴太「つまり月詠ねえは…」

晴太「恋をしたという事！？」

神楽「あの借金天パにアルか？」

日輪「クソスイーツチリチリに？」

新八「何気に日輪さんが一番酷いニックネームだなおい！」

月詠「な、な、な、何を言っているんだ貴様！！！」

銀時「暇なら一緒に遊びに行かね？良いとこ知ってんだよねオレ。」

新八「さっきから銀さんの喋り方ウゼーよ！！なにキ○タク意識してんだよ！！」

月詠「ど、どこへ行くんだ？」

銀時「うーん…良い所。」

神楽「何から何までウザいアル。」

晴太「過剰演技だよね…」

日輪「ドラマの見過ぎね…」

神楽「ロンバケのキ○タクになろうとでもしてるアルよ。

銀時「…………」チリッ

新八「キ○タクみたいに髪いじってるけど銀さんの髪天パだから音が聞こえますね。」

神楽「やめるアル。銀ちゃんはすでにキ○タクになりきってるアル。止めても無駄ヨ。」

晴太「月詠ねえもさすがに断るでしょ。」

月詠「………ちょ、ちょっとだけじゃぞ。ついて行ってやる。」

日輪「月詠…あなたの天然は知っていたけどここまでとは知らなかったわ…」

晴太「ガハハハッ！普通気づくだろ！！」

シュッ

グサッ

バタン

銀時「ど、どうしたんだお前…？」

月詠「向こうから誰か見ていると思ったが気のせいじゃった。気にするな。」

晴太「………………」

新八「こ…怖ぇ〜〜………」

新八「とりあえず作戦は今の所順調ですね…次が難関ですけど…」

つづく…

マダオ「へいらっしゃ……あれ？銀さん？どうしたのこんな所に。」

銀時「見りゃわかんだろ。デートだよデート。」

マダオ「はぁ？」

月詠「次言ったらわかってるな銀時…？」

マダオ「なんだ冗談か。からかわないでよ。」

銀時「へいへい。」

マダオ「で、何しに来たのこんな所に。」

銀時「遊びに来た。」

マダオ「風俗に？」

銀時「あぁ。」

マダオ「いや…確かに今なら60分コース半額だけどさ……しかも一番人気の子がまだいるし………」

銀時「いや…その子よりカノンちゃんが………」

月詠「なんで女を連れて風俗行こうとしとるんじゃぁぁぁぁぁ！！！」バコーン

月詠は銀時にドロップキックをぶちかました。

ズズズ…

銀時「いてーな…そんなつもりじゃねえよ。女の子に興味なんてないから。安心しろ。」

月詠「じゃあなんでわっちを連れてここまで来たんだ？」

銀時「そんなもんやるからに………」

グサ

ドロドロ…

月詠「………で？」

銀時「何もありません。」

…

……

………

新八「何してんだあの人ぉォぉぉ！？」

新八「計画が台無しだよ！確かに打ち合わせではテーマパークだったけど大人のテーマパーク行っちゃダメでしょ！？」

神楽「銀ちゃんの思考回路を舐めていたアルな新八。」

晴太「ドンマイ。」ドロドロ

新八「なんで晴太くんは鼻血出てるんですか…」

晴太「さっき本を拾ってさ。ちょうど僕が欲しかったエロほ………マンガだったんだ。嬉しくてつい…」

神楽「私があげたエロ本読んだからアル。」

新八「ただのエロガキじゃねえか！」

晴太「特に10ページ目は袋とじなんだけどなんとあのクリスのセミヌードなんだ！」

新八「気持ち悪っ！クリスのセミヌードなんて誰も見たくねえよ！」

月詠「まったく…ついてきて損した…」

マダオ「ところで銀さん知ってるか？」

マダオ「今日は大きなイベントがあるんだけどさ。それがカップル同士で競い合って優勝すれば夢が何でも叶うってらしいんだ。」

銀時「それは知らなかったな。」

マダオ「あんたらお似合いだから優勝できるとおもうぜ。」

…

……

………

新八「いいですよ長谷川さん！ちゃんと誘導してくれた。」

日輪「そのイベントはもしかして新八さんが用意したの？」

新八「はい。これで二人の仲を深めようって作戦です。」